古代神聖チャロッゼン帝国の憂鬱(人∀・)

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754猫の目を持つ白面の男 ◆StNnxi2szM
しぃ・ゅゆぅ・んかん・こぁうてい・くわめ・らあ

>>723
(封印の奈落に堕ちて行くヤコブの体が空中で止まった。見えない大きな手に守られるように、奈落の穴からふわりと
上がっていく。ヤコブは墓所の地面に降ろされた。)

我が君。
(墓所の中央で白面の男が跪いていた。更に五体投地を行いヤコブに拝礼した。)
これより奏聞する。煩き輩め!黙れ!

おぅ・とっう・のぎ・いえる・ま・ぃく!

(その場にいる全員の動きが止められた。沈黙の舞台で白面の男が口を開く。)

陛下。ロネの封印は決して解かれませぬ。巨師どもの長ヴェンツェルは冠絶した大聖。奴の術は完璧の上にも完璧。
それに陛下の集められた霊エネルギー(>>496)は充分な量がありませぬ。
ひとえに其れは、封印解術に回さずに私めが掠めとりました故に御座います。
陛下。驚かれるのも、臣めに怒りを向けられるのも当然。万死に値まする。
なれども、これみな、陛下の御為。

太古の邪神(>>65「アレ」>>569「偉大なる真の神」「御方様」)を蘇らせて本当に益がありましょうや。
この世の者ではない思考と論理を持つ邪神が、陛下の為に真実なりましょうや。
世界に君臨するのに、邪神など不要と愚考いたしまする。