>>353 (白面の男は着地した。犬に似た顔のゴブリンを踏み潰したが気にも留めない。)
マキューシオ。戦う相手を間違えているな。将軍の言われる様にエスカラス殿は我等の同志。
だが優秀な父親の息子が出来損ないの屑とは、よくある話。嘆かわしい。
(芝居じみた身振りで白面の男は額に手をあてた。ローブから覗いた手には奇怪な細工が施されている。五本の指全てが糸で縫い合わせれていた。)
親不孝者には地獄の業火がふさわしい。
どぅこふ・で・ぃも・うあど・ぅ・でぃ・あー!
迷いのある心では我が魔術に抗せまい。溶岩に骨まで焼かるがいい。
(転移先の光景がマキューシオの目に映った。其れは煮えたぎる火山の火口。