【マリア様が】一年生の由乃・五学期【みてる】

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439藤堂志摩子 ◆/ShimakoKU
>>421 祐巳さん
えっ…どうしたの?祐巳さん、びっくりした。
ここから…?今はお姉さまがいるからそのまま消えたりはしないわ。
私もそうね、どこかへと行かなくならなければいけない
そうならなければいいと思うもの。

ありがとう。
祐巳さんが紅薔薇さまに、由乃さんが黄薔薇さまに、そういう未来を一緒に迎えることが出来たなら。
不安にさせてごめんなさいね。
祐巳さんがこうして手を握ってくれたから、悩みは…今は平気なの。

どうせい?私が聞いたのは祐巳さんと好みが違うみたいっていうお話かしら。
そういえば、ギンナンを集めている話にも
祐巳さんったら驚いていたものね。
食の好みにお子様なんて。それを言うなら私も子供の頃から変わっていないもの。

>>428 お姉さま
…そうですね。私がここに存在しているのは父と母が愛していたから。
そして、ここまで育ったのも、家族や友人たち、たくさんの人たちの愛のおかげ。
きっと、私を産んでくれた父と母の愛情もここに――

恋や愛には罪悪感はありませんが、私はいずれシスターになりたいと思っています。
…だからなのでしょうか。男の方と恋というのは考えられなくて。
愛なら今までに出会ったら沢山の方に…
生きてもいい人間だなんて、そこまでは思っていません。
大切な人たちと別れたくありませんもの…
ただ、死を選ばなくとも、もしも沢山の方に迷惑を掛けてしまうのなら
そう考えてしまうと私はこの環境に甘えていいのか分からなくなってしまって…

お姉さま、私たちがキスをしてしまうのはいけないことですわ。
お互いに無闇に甘えてしまったら、それはただ舐めあうだけになってしまいますから。
ただ…それでも今はこうさせてください。少しだけ…
すみません…何故か不安定になってしまって。