おっぱいもみもみもみ
【 茶の間 】
―――――――――――
≪ おばあさんは、びんちょうタンが採って来た栗で ”マロングラッセ” ≫
と言う、栗で作った甘納豆の様なお菓子を持って来ました。
びんちょうタンはお茶と一緒に頂きながら、カゴに入った小豆を
出来具合ごとに選り分けるおばあさんの、お手伝いをしました…。
ttp://aryarya.net/up/img/2051.jpg ピンポーン ♪
手を動かしながらも楽しくお話をしていると、チャイムの音が
したので、おばあさんは返事をして玄関に向かいました…。
しばらくすると、おばあさんに促されてやって来た、ちくタンと
ちくリンが顔を覗かせました…。
おばあさんは二人にお菓子とお茶を勧めると、ニコニコしながら
みんなのお話を聞いていました…。
『 ……それなら、アナタも明日のお仕事手伝ってもらえるかしら?
うんうん…、他のお友だちもお手紙で頼んでもらえるの?
…みんなで演奏をしてくれるんだ…。日曜日だものね…。
じゃあ、おはぎの用意も沢山しないといけないわね…。 ウフフ… 』
すると早速びんちょうタンは、クヌギたん、れんタン、あろえに
お手紙を書き始めました。そしてちくタンも、おばあさんの家へ
向かう為の地図を書きました…。
お手紙と地図が出来上がると、ちょうど縁側の先の竹垣に鳥便さんが
≪ 止まっていたので、配達をお願いしました……。 ≫
. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
___. | 良いお天気ですね…
/ /\ \______________
/ /( ・ ) \o〇 ^ヾ!;;;:::iii|//"
/___ / (;´ー`) \ |;;;;::iii|/゙
 ̄|| || || || |っ¢ || ̄~ |;;;;::iii|
|| || || ||/,,, |ゝ iii~ .wwwjrjww!;;;;::iii|jwjjrjww〃
| ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr
>>2 ひぅ! (動きが止まる)
………(懐から、お給金で買った肉まんを取り出しほっぺに当てる)
……………あったかい………
>>3 ひはぁ!
「しもんちゃん」…「まほろちゃん」…はじめまして。
おともだちに、なってくれる? ………ありがとう!
>>4 ありがとうございます。
これからも…よろしく、おねがいします。
>>5 ふわぁ……これ、きのうの、くりなんですか?
あ…はい。いただきます。
んぐ…
………ほゎぁ…あまくて、おいしいです!
あ…ちくタン、ちくリン!
おおどうぐいち…どうだった?
―――――
ふぁ…ちくタンも、てつだってくれるの? …あ、ありがとう!
………うん。
あの、すみません…えんぴつ、かしてもらえませんか?
(前掏れ869でコルクからもらったピンクの折り紙を取り出し、
おばあさんに借りた鉛筆で、1文字1文字に気持ちをこめてお手紙を書いていく)
ふぁ…ゆうびんやさん…
あの…おねがいします!
……ありがとうございまぁす! (手を振って鳥便を見送る)
…みんな、きてくれるかなぁ…?
……う、うん。きっと、きてくれるよね!
>>6 もうすぐ、ふゆがきますね…
さむいから…かぜひかないように、きをつけてくださいね。
いつも、おやつ、わけてくれた、ぼうしのひと…
さいきん、あわないけど…かぜひいてないといいな……
(~)
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
;;( ´・∀・) ヤァ オシゴトノ カエリ?
_旦_(っ(,,※)__ ザラメセンベイガ アルカラ ミンナデ タベナヨ
|l ̄l|| ̄じじ ̄|i |
10 :
翌朝…:2008/11/21(金) 17:52:15 0
>>8 ≪ 今朝はいつもより早起きをして、さじと一緒に栗林へ ≫
向かいました。今日は人が沢山来るみたいなので、
みんなに栗をお裾分けしたいなと、考えたからです。
栗林に着くと、また新しい実が熟して落ちていたので、
びんちょうタンはツヤツヤとした大きな実を拾うと、
さじの背中に乗せた振り分けカゴの中にしまいました。
栗拾いを終えて、栗を背負ったさじとおばあさんの家に
行く道すがらびんちょうタンは、道端に咲いている色々な
お花を見てはお友だちの顔を思い出し、今日はみんなに
≪ 会えると良いなと思うのでした…。 ≫
>>9 こんにちは…おひさしぶりです!
ふわぁ…おさとうのかかった、おせんべいなんですね…
いつも、ありがとうございます!
(もらったおせんべいをちくタン、ちくリンと分けて食べつつ家路につく)
>>10 ん、しょ…
さじ…おもくない? だいじょうぶ?
てつだってくれて、ありがとう。
ふわぁ…いっぱいとれた……
みんな、よろこんでくれるかな…
いつも、ごちそうになってばっかりだから、
>>9さんにも、またあえたら、おすそわけしたいな……
(頬袋を木の実でふくらませたリスが、目の前を忙しく行ったり来たりしている)
ふぁ…おはようございます!
わたしも…ゆきがふるまえに、ふゆのじゅんび、しておかなくちゃ……
♪〜♪
∧ ∧ /⌒ヽ 〜♪
ヽ(・∀ ・)ノ (^( ^ω^ )^) ウデヲ マエカラ ウエニ アゲテ
(( ノ( )ヽ )) (( (_ノ ヽ_) )) オオキク セノビノ ウンドウカラ … ハイ!
< > しーJ
>>11 ≪ おばあさんの家が見える所まで来ると、四つ辻の側に立っている大きな ≫
ナンジャモンジャの木の下で、びんちょうタンに手を振って待っている
みんなの姿が見えました。
みんなとおはようの挨拶をするとれんタンが、クヌギたんからのお手紙を
びんちょうタンに渡しました…。
そこには、あとでアベマキとコルクと一緒に家のパーティを抜け出して
来るから待っててねと、書いてありました。
━━━━ ━━━━ ━━━━ ━━━━
おばあさんの家に着いてみんなと一緒におばあさんにご挨拶を済ませると、
≪ びんちょうタンたちは早速畑に出て、種芋の植え付け仕事にかかりました…。 ≫
15 :
ちゅるや:2008/11/22(土) 19:52:48 0
やぁびんちょうタン、ひさしぶりっ!
こんどはさんすうのドリルをあげるよ。
・・授業を見るのは好きかい?
16 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/11/22(土) 21:27:58 0
>>12 ひはぁ…「らじおたいそう」してる…!
さむくても、からだをうごかすのって、だいじですよね。
わたしも…がんばらなくちゃ!
〜〜♪ (音楽に合わせて見よう見まねで体操)
>>14 ふぁ…
ちくタン、ちくリン、れんタン、あろえちゃん…おはよう!
おてつだいに、きてくれて…ありがとう。
…ふわぁ…
クヌギたん…アベマキちゃんと、コルクくんも…きてくれるんだ!
━━━━ ━━━━ ━━━━ ━━━━
おはようございます。
きょうも…おせわになります。
(手拭いをかぶりみんなと一緒に畑へ)
えっと…おいもと、おいものあいだは…「さんじゅっせんち」……
……ふぁ…ちくタン、ありがとう!
(ちくタンが持ってきてくれた、30cm間隔で印をつけた竹に沿って、芽を上にして種芋を並べていく)
>>15 おひさしぶりです!
えっと…あの…は、はい。
わたしも…みんなといっしょに、おべんきょう、してみたいけど……
がっこうにいくには、おかねがかかるから……
ふぁ…あ、ありがとうございます!
あの…これ、おれいです。 っ【今朝とれた栗】
17 :
玄関前:2008/11/23(日) 20:20:14 0
>>17 ふゎぁ……!
まだ、おひるまえなのに…ぜんぶ、おわっちゃった……
ふぁ…いっぱい、ひとがきてる…
わたしたちの「えんそうかい」、ききにきて、くれたのかな…?
………がんばらなくちゃ…! (緊張に少し膝がふるえる)
あ……は、はいっ!
ザバァッ ザバァッ (みんなのために井戸のポンプを押したあと、ちくタンに替わってもらい最後に手を洗う)
ひはぁぁ……! おいしそう……
おにぎりに、のりで、じがかいてある……
えっと…この、おれんじいろのは…なんだろう…?
(色とりどりのお弁当に見入りつつ、準備を手伝う)
∧ ∧
( ´・ω・) ボクモ ツクッテ キタヨ 〜♪
( ∪ ∪ ,.-、 ,.-、 ,.-、 ,.-、 ,.-、 ,.-、 ,.-、
と__)__) (,,■) (,,■) (,,■) (,,■) (,,■) (,,■) (,,■)
梅干 高菜 おかか こんぶ ごはんですよ わさび漬け 焼たらこ
,.-、 ,.-、 ,.-、 ,.-、 ,.-、 ,.-、 ,.-、
(,,■) (,,■) (,,■) (,,■) (,,■) (,,■) (,,■)
鶏飯 明太子 ちりめんじゃこ 唐揚げ 柴漬 塩辛 牛肉しぐれ
,.-、 ,.-、 ,.-、 ,.-、 ,.-、 ,.-、 ,.-、 ,.-、
(,,■) (,,■) (,,■) (,,■) (,,■) (,,@) (,,■) (,,■)
鮭 椎茸昆布 野沢菜 天むす ツナマヨ 焼き味噌 鮭マヨ 醤油おこげ
20円あげる
>>18 さあ、さあ、みんな座って…。
今日はお手伝いご苦労様でした。お腹すいたでしょう…?
鶏の唐揚げ…、筑前煮…、鮭の手鞠寿司…。
いっぱい有るから、好きなものを取って食べてね…。 ウフフ
≪ びんちょうタンは並べられた沢山の御馳走を頂きながら、 ≫
自分も何かお返しをしたいなと思いました。
そしてふと、お土産に採って来た栗の事を思い出すと、
ご飯を食べる手をいったん止めて、畑の隅の方で焼き栗を
作る準備にかかりました…。
びんちょうタンは、おばあさんに納屋で見つけた古い
お釜を借りると、石積みの急拵えの小さなカマドの上に
置き、ちくタンが小刀で少し切込みを入れてくれた栗と、
小さな丸い砂利石を混ぜて、お釜の中に敷き詰めました。
それから、れんタンとあろえが掃き集めてくれた小枝に
火を点けると、小さくてやわらかな炎が立ち上がり、
≪ カマドの中でゆらゆらと揺らめき始めるのでした……。 ≫
22 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/11/24(月) 18:30:04 0
>>19 ひはぁ!…ありがとうございます!
えっと…どれにしようかな…
「ごはんですよ」って、なんだろう…?
おこめのなかに、ごはんが、はいってるのかな……?
あ、じゃあ…これ、いただきます。
>>20 え? あ…で、でも…
おしごとしないと、おかね、もらっちゃいけないって…おばあちゃんが、いってたので…
……そ、そう、ですか?
……はい…ありがとうございます。
>>21 ………は、はい!
――――いただきます。 (みんなと揃って手を合わせる)
ひはぁ……(ちく姉妹の食べっぷりに驚きつつ、自分もお弁当をいただく)
…………………おいしいです!
ふぁ…そうだ! (さじが番をしてくれていた栗のカゴを取りにいく)
―――――――――――
パチッ パチッ
ポンッ!
ひはっ!? (栗の爆ぜる音にびっくり)
おばあさん、よろこんでくれるといいな……
……うん。
みんな…「えんそうかい」、がんばろうね!
23 :
【いろは】びんちょうタン総合スレ【心にずっと】(前スレ):2008/11/25(火) 07:43:14 0
アベマキ クヌギちゃんが「どうしてもいっしょにいこう」って言うからついてきてあげたわ
コルク おねえちゃんたちのえんそうたのしみ〜
25 :
玄関前:2008/11/25(火) 17:20:57 0
>>22 ≪ ゆっくりと焼けてゆく栗の入った釜から立ち上る煙を横目に、 ≫
びんちょうタンは席に戻ると、また御馳走を頂きました…。
ふと、一人のおばさんが…
『 あなたは歌は好き? …そう、あっ、
>>19さん、あれ持って
来てたわよね? ちょっと弾いてもらえるかしら…? 』
♪ ♪
♪ ∧∧ ♪ ♪
ttp://aryarya.net/up/img/2091.mid ( ´・ω・). コレデイイデスカ 〜 ♪
(つ[|lllll]). 〜♪
U U
19さんの伴奏に合わせて、そのおばさんが歌い始めると、
つられるように周りの人達も、一緒に歌い始めました……。
♪♪ 〜 ♪ ♪〜♪ 〜♪ ……
…歌が終わるとびんちょうタンたちは、いっぱい拍手をしました。
そして、自分達も演奏のお返しをしようと、準備を始めました…。
ちくタンはムックリ。れんタンは木魚。あろえはリコーダー。
ちくリンは拾った大きな葉っぱを両手に、踊る気まんまんです。
びんちょうタンはもちろん炭琴です…。
…カカロッ カカロッ ブルルル…
するとそこへ、馬車に乗ったクヌギ達がやって来ました。
>>24 と、アベマキは小さなハープを。コルクはトライアングル手に
しながら馬車を降りて言いました…。
そしてクヌギたんは、ピカピカに光るハンドベルを抱えて降りて
来ると、二人の手を引いてみんなの所へ向かいました…。
─────────
少し緊張しながらびんちょうタンは、集まった人達に向かって
みんなと一緒にご挨拶をすると、演奏を始めました……。
≪
ttp://aryarya.net/up/img/2092.mid ≫
おしりさわさわ
27 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/11/25(火) 22:06:23 0
>>23 わぁ…ありがとうございます!
これで…ほっかいどうでのことや、おまつりのこと…
いつでも、よんで、おもいだせます。
>>24-
>>25 ♪ ああおもしろい〜 むしのこえ〜 ♪
(仕事帰りに幼稚園の前を通ったとき聞いた歌詞を思い出しつつ、おばさんや周りの人たちと一緒に歌う)
ふわぁぁ……! パチパチパチパチパチパチ
……うん! (ちくタンに促されてバチを準備)
【がんばって、れんしゅうしたんだもん…
きっと…みんな、よろこんでくれるよね…!】
―――――――ふぁ!
クヌギたん! アベマキちゃん…コルクくん!
きてくれたんだ……
あ……いっしょに、えんそうしてくれるの?
……………あ……ありがとう!
(勇気を奮い起こし、みんなとともに即席の舞台に並ぶ)
えっと……わたしたちも、がっきを、えんそうします。
よろしく、おねがいします! (深くお辞儀)
ポッカン♪
ポッカン♪
ポッカンピン♪
>>26 ひぅっ!?
………あ、あの……
ふぁ……どろがついてたの、はらってくれたんですね?
―――ありがとうございます。
28 :
sage アク禁に巻き込まれました… 少しお待ち下さい。:2008/11/26(水) 14:58:43 O
(・ω・;)
>>28 __
/::::::ヽ
{::::::::::::`,
,. -┴─- ::;|
/ ( 丶
,.′ / ヽ
_/ /|⌒{ A‐-、! `,
/ ^} ハ/,r=ヵ \/ ,.レ,,イヽj ! | はい……まってます!
{ !| 〃:::::J !:::::Jハイノ. l
| ト{{ t;;:::j {:::::::;;}.}|:: ,゙
、 ハrっー' ヾニ' /::. /
|∨ \ ー _つ': /
}′ 了こフ兀ノー^′
,’ . j: //|/ 、\⌒\
/ .:::〈‐''─┴‐-:〉 \ {
. ,′ .::::::{ |:: ヽノ
{ ::::::ノ-┬┬─-{::. ヽ
ヽ :::/ l l V ∧
\ :{ l U } ハJ
もっとおしりさわさわ
|←|
|九|∧_∧
|官|・ω・`) そ〜〜
|堂|o【◎】
| |―u′
""""""""""
|←|
|九|∧_∧ /
|官|・ω【◎】パシャッ
|堂| っ 9 \
| |―u′
""""""""""
|←|
|九|
|官| ピャッ!
|堂|ミ
| |
""""""""""
32 :
玄関前:2008/11/27(木) 02:38:39 0
>>29 ≪ びんちょうタンたちの演奏が始まると、また周りの人達が ≫
調子を合わせて歌ってくれました…。
タントン タントン タントントン 〜♪
楽しそうに歌う人達を見てびんちょうタンは、次第に緊張
していた気持ちがほぐれて、楽しく演奏する事が出来ました…。
\ パチパチパチ /
\ ジョウズ ダネ〜!/
演奏が終わると、たくさんの拍手と声がかかりました。
その声にびんちょうタンたちは、ちょっとテレながらも
皆さんの席の輪に戻りました……。
――――――――――――――
ニコニコ ウフフ
『 すごく良かったわよ…。 とっても楽しかったわ……。
はい、昨日準備した小豆で作ったおはぎを召し上がれ…。 』
≪
ttp://aryarya.net/up/img/2060.jpg ≫
>>30 ………ふぇ……? (れんタンの青い火の玉に纏わりつかれた
>>30が逃げていくのを不思議そうに見る)
>>31 ふぁ…しゃしん、とってもらえた…
……がんばらなくちゃ…!
>>32 ありがとうございました。
……ありがとうございました。
(拍手をもらえた嬉しさと達成感に頬を上気させつつ、皆さんに深くお辞儀)
みんな…ほんとに、ありがとう! (お友達一人一人と強く手を握り合う)
ありがとうございます。 わたしも…とっても、たのしかったです。
ひはぁ! おはぎ…おいしそう……
…は、はい!
(みんながおはぎを取ったあとで、最後に自分の分を一つもらう)
――――いただきます!
34 :
玄関前:2008/11/28(金) 00:05:57 0
>>33 ≪ おはぎを頂きながらみんなと楽しくお話をしていると、 ≫
先におはぎを食べ終わったさじが擦り寄って来て、
びんちょうタンに鼻先で、栗を焼いている釜の方へ
合図をしました。どうやら栗が焼き上がった様です…。
――――――――――――――
びんちょうタンとちくタンは香ばしく焼けた栗を、特製の
竹ばさみで慎重に一つ一つ取り出すと、れんタンが持つ
お盆の紙コップに配りました……。
ttp://aryarya.net/up/img/2062.jpg 配られた熱々の焼き栗を、ふうふう言いながら美味しそうに
食べるみんなを見てびんちょうタンは、今朝は早起きして
採って来て本当に良かったなと思いました。
ふと、クヌギたんの方を見ると、アベマキとコルクたち
三人の手が止まっています。どうやら食べ方が解らなくて
困っているみたいです。するとびんちょうタンは、三人の
側に行って栗を剥いてあげました…。
赤とんぼが飛び交う、深まる秋空の下、美味しいものを
≪ 頂きながらの楽しいおしゃべりは続くのでした……。 ≫
『 冬支度の始まりびん 』 の巻き
─ おわり ─
35 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/11/28(金) 18:00:26 0
>>34 あ……うん
さじ…ありがとう。
――――――――――――――
わたしたちのえんそう……きいてくれて、ありがとうございました。
…どうぞ。
……あついので、きをつけてくださいね。
(おばあさん『こちらこそありがとう。
よかったら、またいつでも遊びにいらっしゃいな』)
パァァ
――――は、はい!
(クヌギたん『…あ、ありがとうびんちょうタン!』
アベマキ『ふん! そ、それくらい私だってできるんだから………あつっ!』
ふぁ……だいじょうぶ、アベマキちゃん? (ちくタンに塗り薬を持ってきてもらう)
(コルク『わぁ…くりって、すごくおいしいね、おねえちゃん!』)
もうすぐ、ふゆ……おこめ、かっておかなくちゃ……
(ちくタン『そうだね! さぁ、明日はがんばってお薬売るぞぉ!』
れんタン『………あしたも、いいお天気になる……』)
〜 つづく 〜
>>35 ≪ 今日は朝から、しょうが神社のお掃除にやって来ました。 ≫
季節はもう冬です。雪が時々降る事がありますが、
まだ積もる事はありません。でも手水舎の日陰には、
昼間でも薄い氷が張る事がありました…。
びんちょうタンが竹ほうきで落ち葉そうじをしていると、
≪ 住まいの方かられんタンとおばあさんが出てきました…。 ≫
祖母 : 『 やっぱり心配だわ。一人で遠くへ、お使いに行かせるのは…。 』
れん : 『 …ひとりじゃなきゃ良い…? 』
と言うと、れんタンはびんちょうタンの方を見ました…。
祖母 : 『 …えっ? そ、そうねぇ……
ねえ、びんちょうタン…。 れんと一緒にお使いに行ってもらえるかしら…? 』
≪ びんちょうタンはれんタンと一緒に、さかき神主が家に置き忘れた古い巻物を届ける為に、 ≫
電車とフェリーを乗り継いで、お出かけ先の四国に持って行く事になりました。
ピィー! ガタンゴトン… ガトンゴトン…
徳島に渡るフェリー乗り場のある和歌山へ向かう電車の中で、久しぶりに眺める景色を
びんちょうタンは夢中になって見ていました。するとれんタンは、変わって行く景色の名前を
≪ 温度差で曇る窓ガラスに書きながら、色々と説明をしてくれました…。 ≫
38 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/11/29(土) 19:09:51 O
>>みなさんへ
あの…また、あくせすきせいに、まきこまれちゃいました。
すこし、おへんじが、おそくなっちゃうかもしれません…ごめんなさい。
>>36 ………ひはぁ………(かじかむ掌に白い息を吹きかけ、再びほうきを握る)
ふぁ…れんタン、おはよう!
…えっ? おつかい…ですか?
……は、はい!
>>37 ふわぁぁ……
「ひだかがわ」……「ありたがわ」……「あおいしばな」……「わかこうえん」……
れんタン…ばしょのなまえ、たくさん、しってるんだね……すごいなぁ……
(;^^)人(^^;)
(・ω・)ノ
41 :
和歌山駅:2008/12/01(月) 01:49:43 0
>>38 ≪ 二人を乗せた電車は、にぎやかな和歌山駅に着きました。 ≫
改札を出るとれんタンは、売店でお気に入りのお弁当とお茶と、
新発売だと勧められたジュース、そしてマーベラチョコを買うと、
人ごみの中をびんちょうタンの手を引きながら、タクシー乗り場
へと向かいました…。
駅前のタクシー乗り場にはスダじいに良く似た、白い帽子を
被った人が立っていました。れんタンが『フェリーの乗り場まで
お願いします…。』と言うと、その運転手さんは丁寧にお辞儀を
しながら、白手袋をした手でタクシーのドアを開けてくれました。
れんタンに続いてびんちょうタンが乗り込み、ふかふかの
≪ シートに座ると程無く、タクシーは滑る様に動き出しました…。 ≫
42鯛ですか?
43 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/01(月) 16:51:37 O
>>41 ふぁ…
あの…これ、ください。(畑のおばあさんからもらったお給金で、れんタンと同じお弁当とジュースを買う)
ふぁ…あ、ありがとうございます。(恐縮しつつタクシーに乗り込む)
…ひはっ!?(ひとりでに閉まるドアに驚く)
れんタン…まえにも、「しこく」に、いったこと、あるの?
わたし…かもさんの、すいじょうたくしーには、のったことあるけど、
「おふね」にのるのは、はじめてなんだ。
>>42 えっと…「よんじゅう…に」……
ごめんなさい…かんじが、よめません。
44 :
和歌山港:2008/12/01(月) 21:11:13 0
船旅って良いよねぇ ( ̄▽ ̄*)
46 :
名無しになりきれ:2008/12/02(火) 10:24:16 0
びんちょうタンに負けても負けても人気のある
千葉パイレーツの野球帽をあげるね
48 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/02(火) 20:01:00 O
>>44 ひはぁ〜〜〜………! ここ…おふねの、なか……?
(艪を漕いでいる巨大な船頭さんの姿を思い浮かべ、
窓から巨人が覗きこんでくるのではないかとちょっぴりびびる)
クゥ〜
あ…う、うん。
ふわぁ…きれいなおすし……
…ひぅ! (汽笛に驚いて固まるが、れんタンの落ち着いた表情を見て安心し、食べ始める)
>>45 おふねって…ゆらゆらゆれて、ちょっと、おもしろいですよね。
ぷかしゅーも、いつも、こんなかんじで、たびをしてるのかな……?
>>46 ふわぁ…「ぱいれえつ」…
「いぬい」せんしゅとか、「ふじ」せんしゅがいる、やきゅうちーむですよね。
…ありがとうございます!
(帽子をかぶり、炭をバットに見立てて素振り)
かきぃ〜ん… …ひゅふ♪
>>47 ふぁ…そ、そうだったんですね…
こんど、おしごとで、でんしゃにのるとき、おぼえておかなくちゃ……
どうもありがとね。はい50円玉だよ。
>>49 ふぁ…
ごひゃくえんで、これたんだ…よかったぁ……
「おーく…たくしー」…
もしかして…クヌギたんの、おとうさんの、かいしゃなのかな……?
>>50 ふぇ…い、いいんですか?
あ、ありがとうございます!
ちくタンたちに、おみやげ、かってかえれるように、
おかね、だいじにしなくちゃ……
52 :
徳島港:2008/12/04(木) 00:21:29 0
>>51 ≪ びんちょうタンが甲板で潮風にあたりながら海鳥と遊んでいると、 ≫
突然また汽笛が鳴り、海鳥がパッと飛び去りました。その姿の先には
港が見え、フェリーは船足を緩めてターミナルに近づいて行きました…。
船を降りる人の波に続いて待合室に着くと、さかき神主が二人を待って
いてくれました。隣には神主さんと同じ格好をしたお兄さんがいます。
お兄さんは丁寧に挨拶をすると、みんなを乗って来た車に案内しました。
――――――――――――――
てんとう虫に似た格好の小さな車に乗ってみんなが向かった所は『こんぴら』
と言う、ちょっと食べ物に似た名前の神社が在る町でした。明日からここで
≪ 神主さん達の集まりがあるそうなのです……。 ≫
53 :
琴平:2008/12/04(木) 00:29:09 0
≪ 高速道路を走り抜けて車が琴平の町に着くと、辺りはもう夕焼けに染まって ≫
いました。そして車は、畑に囲まれた一軒のうどん屋の店先に停まりました。
神主さんは二人に、『 ちょっと用事が済むまで此処で待っていなさい。』 と
言い、店の入り口でうどん屋さんにも『よろしくお願いします。』 と頭を下げると、
車に乗って神社に向かいました…。
二人は御醤油と出汁の香りのする店に入ると、お座敷に座りました。
そして目をお店の壁に向けると、ひらがなで書かれたお品書きがありました。
【 ひやひや 】 【 ひやあつ 】 【 あつあつ 】 【 あつひや 】
【 ゆ だ め 】 【 かまたま 】 【 てんぷら 】
てんぷらは解ったびんちょうタンでしたが、他は読めても意味が解りません。
するとれんタンは、何かピン!と来た様で…、
『 かまたまが美味しいと思う……。』 と言ったので、びんちょうタンも
同じものを頼む事にしました…。―――――――
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2124.jpg 】
ニコニコ
おまちどうさま! ちくわ天と山芋とろろをオマケしといたよ。
美味しかったら、お代わりしてね!
≪ ≫
うどんは小麦粉で
出来てるんだよね
∧,,∧ lヽ⌒ヽフ
( ´・ω・) (・ω・ ) うん
(っ=|||o) (っ=||| o)
 ̄ ̄ `――´ ̄ `――´ ̄\
じゃあ米から作った
やつは…?
∧,,∧ lヽ⌒ヽフ
( ´・ω・) (・ω・ ) ベトナムのフォーかな?
(っ=|||o) (っ=||| o)
 ̄ ̄ `――´ ̄ `――´ ̄\
フォッフォッフォーなんちて
∧,,∧ lヽ⌒ヽフ
(V) `・ω・(V) ( ・ω・)
ヽ ノ (っ=||| o) ツルツル
 ̄ ̄ `――´ ̄ `――´ ̄\
∧,,∧ lヽ⌒ヽフ
( ´・ω・) ( ・ω・)
ズー(っ=|||o) (っ=||| o) モグモグ
 ̄ ̄ `――´ ̄ `――´ ̄\
55 :
名無しになりきれ:2008/12/05(金) 09:43:44 0
おっびんちょうタンの野球帽だけじゃなくて
連れの子(れんタン)にもあげるのを忘れてた。
これは来年の干支の「うし」をあつらった髪飾りだよ。似合うかな?
あと銚子名物のぬれせんべいを2人でお食べ。
わざとふにゃふにゃさせてるけどおいしいんだよ。
56 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/05(金) 18:48:34 O
>>52 ……! (汽笛に身をすくめる)
ふぁ…れんタンのおじいちゃん、こんにちは!
おまつりのときは、おせわになりました。
あ… はじめまして。びんちょうタンです。 (ちょっと緊張しつつお兄さんにお辞
儀)
ふわぁ… (高速を走る車の窓から、すごい速さで流れていく景色を見つめる)
>>53 えっと…
「ひやひや」は、つめたくて…「あつあつ」は、あったかい…うどんなのかな……?
でも、「ひやあつ」って……どっちなんだろう…?
―――えっ? う…うん!
あの……「かまたま」、ふたつ、おねがいします。
ひはぁ〜! おいしそう……
あれ? でも…うどんなのに、おつゆが、ない……
――いただきます。 (手を合わせた後、おそるおそる口に運ぶ)
>>54 えっと……「ふぉー」………
ふ……ふぉ〜! (両手を挙げてポーズ)
>>55 ふわぁ……かわいい…
れんタン……とっても、にあってる……!
あ…ありがとうございます!
ふわぁ…おせんべいなのに、やわらかい……
…おいしいです!
>>56 ∧,,∧ そのうどんは
( ´・ω・) 生醤油をかけて食べるんだよ
(っ=|||o)
 ̄ ̄ `――´´ ̄\
>>57 あ…おしょうゆを、かけるんですか?
…は、はい。
「なま…しょうゆ」……
「にた」おしょうゆとか、「やいた」おしょうゆも、あるのかな……?
トクトク (醤油をたらし、周りのお客の食べ方を見ながら卵と醤油をうどんにからませる)
いただきます。
チュルルル
……?……んぐっ…… (こしの強いうどんがなかなか噛み切れず戸惑う)
…っ……ぷはぁ……
ふわぁ…おいしい……!
≪ お代わりのうどんも美味しく食べ終わってゆったりしている所に、 ≫
用事を済ませた神主さんが二人を迎えに来てくれました……。
お店を出て車は、暗くなった道をしばらく走ると、やがて明るい灯が
ともる温泉街に入り、そして大きなホテルの前に停まりました…。
運転をしてくれたお兄さんは、 ニコニコ
『 まだお仕事があるからここで帰るね。じゃあ、また明日ね! 』
≪ と言うと、車の窓から手を振って走って行きました…。 ≫
62 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/07(日) 18:59:57 0
>>59 えっ?……う、うん!
ふわぁ… (深呼吸して湯気を吸い込む)
チュルルッ (今度は息が詰まらないようにうどんを1本ずつすすり、おつゆを飲む)
ひはぁ〜〜……(温かさに大きくため息)
>>60 ごちそうさまでした。
――― ――― ―――
えっと……「ゆもと……こんぴら…おんせん」……
ふわぁ…ここも、おんせんなんだ……
あっ……はい。
どうも…ありがとうございました! (走り去る車に深く一礼)
>>61 ひはぁ…おおきくて、りっぱないす…
あれって…すわってみても、いいのかな……?
あ…は、はい!
おさきに、しつれいします。
ふわぁぁぁ…!
おゆのなかに、おはなが、いっぱい……!
きれい………
カララッ
――ひぅっ! (露天風呂に通じる戸を開けると、吹き込む夜風に身を震わせる
れんタンと手をつなぎ急ぎ足で湯船の中へ)
ひはぁぁぁ………
びんちょうタンが温泉に入ったら水質もよくなるんだろうなあ
温泉への更なるミネラル分の添加に加えて、遠赤外線の効果もあるからねー
低めのお湯でもぽかぽかで、長く浸かれるのは健康にも良いよー ( ̄▽ ̄*)
>>63 >>64 ……ん……
(幼い頃のうめばあちゃんの背中のぬくもりを思い起こしつつウトウト)
ピチャッ! (顔がお湯の中に)
――ひはっ!?
ふぁ……(れんタンの怪訝そうな顔を見て照れ笑い)
66 :
売店:2008/12/09(火) 05:04:27 0
≪ お部屋に戻るとれんタンは、神主さんに買ってきたお菓子を取り皿に分けて ≫
牛乳と一緒に出しました。すると神主さんは、『 ありがとうね…。』と言うと、
また書き物にかかりました……。
そして二人も、牛乳と一緒にお菓子を頂きました…。
――――――――――――
ウィーン ウイン ウイン … ウィーン ウイン ウイン ……。
れんタンの番が終わって、今度はびんちょうタンがマッサージチェアを使って
見る事になりました。初めて使う機械でしたが、れんタンが気持ち良さそうに
していたのを見ていたので、あまり心配にはなりませんでした…。
ウィーン ウイン ウイン … ウィーン ウイン ウイン ………
――――――――――――
『 おーい、もうそろそろ寝なさーい…。』
テレビを見ていた二人に神主さんが言いました…。
二人はオヤスミの挨拶をすると、ふかふかのお布団に潜り込みました。
お布団に入ってから少しだけおしゃべりをしましたが、びんちょうタンは、
≪ お布団がとっても心地良かったので、直ぐに寝入ってしまいました……。 ≫
68 :
夢の中:2008/12/09(火) 05:06:08 0
≪ 夢の中でびんちょうタンは、小さな海峡が有る町の上を飛んでいました…。 ≫
見下ろす町のあちこちや一緒に飛んでいる側で、動物や食べ物、部屋の中に在る
≪ 道具に似た、色々な姿の神様が楽しそうに暮らしている様子が見えました……。 ≫
>>66 ひふぅ……いい、おゆだったね…れんタン。
ふわぁ…
こっちの、おまんじゅうは…
たまごの、きみでつくった、あんが、はいってるんだ…
あ…うん! (お菓子の包みを持つ)
>>67 ―――ごちそうさまでした。
ふ……んぅ……ひは……?
…………ふぅ…………
(ウニウニと動く背もたれに最初は戸惑うが、しだいに全身がほぐれていく気持ちよさに目を閉じる)
ふぁ…は、はい!
おさきに、しつれいします。
…おやすみなさい。 (畳に正座し、神主さんに深くお辞儀)
おやすみ…れんタン。
…………すぅ……
(れんタンの周りに集まってくる青い火の玉たちに気づかず、深い眠りに)
>>68 ふわぁ〜〜〜〜………
(しゃもじの神様の背に乗って、神様たちの暮らす町を見下ろし瞳を輝かせる
周りには、わらじの神様に乗ったちく姉妹、
紅茶ポットの神様に乗ったクヌギたん、
ビニールプールの神様に乗ったあろえ、
ワイングラスの神様に乗ったアベマキとコルクが飛んでいる)
キラキラキラ (足が3本ある大きなカラスの神様が、はるか頭上を光の尾を引きながら飛んでいく)
70 :
次の日:2008/12/10(水) 15:47:21 0
>>69 ≪ 今、びんちょうタンとれんタンは海の上の長い橋を渡る電車の中にいます。 ≫
本当なら、今日はもうお家に帰る予定だったのですが、今度は神主さんからの
用事で、広島の神社にお届け物をする事になったのでした…。
二人は電車の窓から、沢山の車を載せたり、小さな帆を張って魚を獲ったり
≪ している色々な船が行き交う様子に目を魅かれて、眺めていました…。 ≫
71 :
岡山駅:2008/12/10(水) 15:48:25 0
≪ 大きな駅に着いた二人は、ちょうど側にいた駅員さんに切符を見せると、 ≫
乗り換え電車のホームを聞きました。
駅員さんから出発の時間も聞いたれんタンは乗り換えのホームに着くと、
電車が発車する前に売店で、お弁当を買う事にしました…。
ショーケースの中にはお弁当の見本が沢山あって、びんちょうタンは目移り
しながら、どれも美味しそうだなと思って見ていました…。
一方、手を頬に当てて集中しながら見ていたれんタンは、いつもの様に感を
利かせて美味しそうなお弁当を二種類選んで買うと、
『 半分ずつに分けて食べようね…。』と言いました。
ジリジリジリー!
すると発車のベルが鳴り始めました。びんちょうタンはちょっとビクッと
して慌てましたが、れんタンは落ち着いてお茶も買うと、ゆっくりと電車に
乗り込みました…。
車内は人が少なくゆったりしていたので、早速お弁当を広げて頂く事にしました…。
ttp://aryarya.net/up/img/2144.jpg ttp://aryarya.net/up/img/2145.jpg ttp://aryarya.net/up/img/2143.jpg ≪ ≫
72 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/10(水) 19:39:45 0
>>70 ふわぁぁぁ… おふね、たくさん……
「はし」って、かわだけじゃなくて、うみにも、かかってるんだね……
こんな、おおきなはし、つくれる、「ひとのちから」って…すごいなぁ……
>>71 …ひぅっ! (ベルに身をすくませる)
あ……う、うん!
ひはぁ〜!
「ももたろう」の、おべんとう…きれい……!
こっちは…わぁ…おべんとうばこが、おしゃもじのかたち…
「かき」って、くだものじゃなくて、かいの、なまえなんだね……
―――いただきます。
73 :
尾道駅:2008/12/11(木) 19:12:11 0
74 :
来福神社:2008/12/11(木) 19:13:17 0
75 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/11(木) 20:49:27 0
>>73 えっと……
このみちで…いいのかな、れんタン?
(れんタン『………(コクリ)』
ふわぁ…!ねこさんが、いっぱいいる……
(れんタン『ここは、「ねこのまち」って、いわれてるから……』)
ふぇぇ…………ひゅふ♪ (猫の真似をして顔を洗う仕草)
>>74 ………ひはっ……?
「げた」のかみさまに…「かさ」のかみさま…「おはりばこ」のかみさま…「どんぶり」のかみさま…
……こ、こんにちは! (あわてて挨拶)
――――ふぁ……
《あのおねえさん……いま、はじめてあったのに…
なんか…ずっとまえから、しってたみたい……》
あ……こんにちは。
あの…「らいふくじんじゃ」は…こちらですか?
76 :
渡り廊下:2008/12/12(金) 19:43:42 0
>>75 ≪ 物静かなみこお姉さんは、二人が遠くからお届け物を持って来た事を知ると、 ≫
本殿の方に案内してくれました…。
その道すがら、びんちょうタンがお姉さんと話しながら歩く様子を後に付いて
見ていたれんタンは小さな声で、
≪ 『 声… そっくり……。 』と、つぶやきました…。 ≫
77 :
本殿:2008/12/12(金) 19:44:15 0
≪ 本殿の入り口に近づくと、中からとても賑やかな声が響いて来ました…。 ≫
二人がみこお姉さんの後に付いて一緒に本殿に入るとそこには、書きかけの
おみくじや羽を着ける途中の破魔矢、更には付喪神たちであふれかえる中、
お正月の準備にてんてこ舞いで働いているお姉さん達がいました…。
みこお姉さんは二人の事をお姉さん達に紹介すると、お姉さん達も自己紹介を
してくれました…。
長い髪の祀お姉さんは、れんタンからのお届け物であるおみくじ用の和紙を
受け取ると、待ってましたとばかりにゆりえお姉さんに渡しました。
ゆりえお姉さんはとても疲れた様子でしたが、祀お姉さんに急き立てられると
仕方なさそうに、でも神々しい光を放ちながら筆を取り、占った言葉を一生
懸命に書き綴っていきました…。
その様子を不思議そうに見ていた二人でしたが、その内れんタンは書き終えた
おみくじを丁寧に折りたたむお手伝いを始めました。
びんちょうタンも何かお手伝いをしようと考えていると、眼鏡をかけた前掛け
姿の光恵お姉さんが、
『 夕食の準備を手伝ってくれるかな? 』 と訊いてきたので、
≪ びんちょうタンは台所のお手伝いをする事にしました。 ≫
78 :
台所:2008/12/12(金) 19:44:47 0
≪ 今夜は寒いので、体が温まるお雑煮の準備を光恵お姉さんはしていました。 ≫
中に入れる材料は既に用意が終わっていて、お姉さんはダシを効かせたお汁に
≪ 材料を入れて煮込み、びんちょうタンは火鉢でお餅を焼き始めました……。 ≫
79 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/12(金) 23:35:19 0
>>76 みこおねえさん……はじめまして。
わたし、びんちょうタンです。
おともだちの、れんタンのおてつだいで…きました。
あ…はい。
しつれいします。
(念入りに足を拭き、れんタンと半分ずつ荷物を持って上がり、廊下を進む)
>>77 ふわぁぁぁ…… (見るもの全てが珍しく、目を輝かせて見回す)
まつりおねえさん…ゆりえおねえさん…みつえおねえさん…はじめまして。
おねえさんたちの、あかとしろのきもの……とってもきれい……
ふぁ……は、はい!
よろしくおねがいします。(一礼して台所へ)
>>78 ふわぁ…! (火鉢を見てやる気を奮い立たせる)
あ…はい!
さいしょに…あみを、よおくあっためて…
おもちは…こげすぎないように、よわびで、じっくり…… (火鉢に入り静かに燃え始める)
80 :
8:2008/12/13(土) 15:17:26 0
80
81 :
ちゅるや:2008/12/13(土) 18:43:57 0
やあ びんちょうタン、お勉強はがんばってるかい?
さんすうの問題をだすよっ ちょっとむずかしいぞぉ
りんご8個を5人でわけました
ひとり何個でしょう?
おともだちのれんタンといっしょに考えてもいいぞっ じゃあまたね〜
>>79 おぉ〜、久しぶりの出番じゃのう〜。
しかも懐かしい炭の匂いがするわい……。
餅焼きかいな… ホッ ホッ ホー
お嬢ちゃん、随分と焼くのが上手いねぇ〜。
わしらは、道具として使ってもらえる時が一番幸せなんだ。
思い出してもらえなくなると、この世から消えなきゃならなくなる…。
この古い神社でさえ、どれだけの仲間が消えてしまった事か……。
そうそう、この茶色い灰の下にはお嬢ちゃんと同じ所で生まれて
灰になった炭がいるんだ。
ちょっと掻き分けてくれんかの…?
…おう、おう、この白いやつがそうじゃ……
もう眠りについてどれだけ経ったか忘れてしもうたが、もし出来る
事なら一握りで構わんから、持ち帰ってコイツの生まれた故郷の
山に返してやってくれんかのう…?
83 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/13(土) 22:04:15 0
>>81 あ……おひさしぶりです!
ふぁ…は、はいっ!
えっと…えっと…ひとり、いっこずつだと、ごこで、
さんこ、あまっちゃうから……えっと……
…………(悩んだ末)
れんタン……このもんだい、わかる?
>>82 ひはっ!?
――――ふぁ…ひばちの、かみさま……
あの…あいさつしないで、なかに、はいっちゃって……ごめんなさい。
ふぁ…
かみさまって……わすれられると、きえちゃう……
わたしたちが…ここで「いきてる」っていうこと…しってるひとが、いる……
それって……すごく、しあわせなこと、なんですね………
…わたし…
わたし、かみさまのこと……ぜったい、ぜったい……わすれません。
ふわぁぁ……
わたしが、うまれる、ずっとまえから……
ここで、おしごとしてたんだ………
……は、はい!
(持ってきていたお弁当の包み紙で大先輩の炭を丁寧にくるみ、懐にしまう)
84 :
21:2008/12/14(日) 20:03:53 0
84
85 :
本殿:2008/12/14(日) 20:26:47 0
>>83 光恵 『 はいはい、お雑煮が出来たわよ。一息入れましょうよー。 』
ttp://aryarya.net/up/img/2155.jpg 光恵 『 お餅だけじゃ無くて穴子もびんちょうタンに炭で炙って
もらったから、とっても香ばしく出来たわ。牡蠣のダシも
文句なしに美味しいし、みんなドンドンおかわりしてねー。 』
机の上に置かれた大きなお鍋の前には、お姉さん達の手伝いをしていた
付喪神も仕事の手を休めて列を成して並び、自前の茶碗に雑煮を取って
口にしました。すると皆は歓声をあげて口々に、美味しいと言って喜んでいました…。
86 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/15(月) 18:58:01 0
>>85 ひふぅ…
あ、はい。 (火鉢の神様の後に続いて本殿に向かい、神様たちの列の後ろに並ぶ)
ふわぁ……いいかおり……
「かき」と「あなご」が、はいってるんだ……
わたしのまちでは…「おみそ」のおつゆで、だいこんとか、あおのりが、はいってるけど…
「おぞうに」って、たくさん、しゅるいが、あるんですね。
ひはぁ…
《かみさまたちに…よろこんでもらえました。
これからも、がんばるので…みまもっていて、くださいね。》
(懐の中の「大先輩の炭」に手をあて、心の中でつぶやく)
――――いただきます。
87 :
ゼニガメ:2008/12/16(火) 14:19:24 0
ゼニゼニ、ゼニィ。
(サングラスをかけたゼニガメがこのスレに興味を持ったようだ)
88 :
次の日…:2008/12/16(火) 18:12:25 0
>>86 ≪ 昨日はお姉さんのお手伝いをしながら、そのまま来福神社に ≫
お泊りさせて頂いたびんちょうタン達は、今日も朝から忙しく
働くお姉さん達のお仕事を手伝っていました…。
お昼少し前になって、びんちょうタンは色々な願い事が楽しい
絵で書かれている絵馬を見ながら、その奉納場所から石段へと
掃き掃除をしていると、不意に強い風が吹き付けました。
ビュウッ! カラン カラン コロ コロ コロ…!
すると何処からか、置き忘れられていたジュースの空き缶が
勢い良く、びんちょうタンに向かって転がって来ました。
びんちょうタンは咄嗟に跳ねて、ひょいと避ける事が出来ましたが、
下りて足を着いた所が石段の縁だったので、ゆらゆらと体が
よろめいてしまいました。
ゆりえ 『 …あっ、あぶない! 』
ちょうど買い物に出掛けようとして、その様子を見ていたゆりえ
お姉さんは、石段から転がり落ちそうになっているびんちょうタンに
しがみ付いて止めようとしましたが、自分もつまずいてしまい、
一緒に抱き合って石段を転げ落ちてしまいました。
ズルッ! アーッ! ゴロン ゴロン カーン! カラン コロコロ……
キーン! ゴロゴロ… う〜ん……
びんちょうタンはちょっとだけズキズキする腰をさすりながら
直ぐに、隣に倒れているお姉さんの様子を見ようとしました。
ですが覗き込んだそこには、お姉さんでは無くびんちょうタンが
≪ 目を回して倒れていたのでした……?? ≫
>>87 ふわぁ! かわいいかめさん…こんにちは!
あれ? でも…かめさんなのに、めがね、かけてるし…
しっぽのかたちも、なんか、ちがうみたい…
かめさんじゃ、ないのかな?
>>88 シャッ シャッ
ひふぅ…
ちょっと、さむいな……
わたしも…おしごとがおわったら、おねがいごと、かいてみようかな……
―――ふぁ!
と、と、とっ………
ふぁ、ゆ、ゆりえおねえさ……わぁ!
ひ は 〜〜〜〜〜〜〜〜 ………
んっ…ぅうん……
あ、お、おねえさん、だいじょう………
……………………ふぇ???
わ、わた…し………?
90 :
石段:2008/12/17(水) 19:52:34 0
>>89 ゆりえ 『 …ぁいたた……。びんちょうタン大丈夫…!?
あーあぁ、また入れ替わっちゃんだ……。
ヨッコラショ…
あのね…、この石段から二人で転げ落ちると、
時々入れ替わっちゃう事があるんだ……。
私のお父さんが中学生の時のお友達は、同級生の
女の子と入れ替わっちゃって、ものすごく大変
だったんだって…。
私はついこの前も、家のタマが……、あっ、中身が
貧乏神さまの時ね……。
びんちゃんは二歩足で立って石段を登るもんだから、
やっぱり同じトコでひっくり返りそうになっちゃって、
慌てて助けてあげようとしたら、入れ替わっちゃたの…。
ちょっと驚いたけど、猫になるって滅多に無い事だから、
町のあちこちを歩き回ってみたの。そうしたら猫さん達と
仲良く慣れたし、日が沈む頃には自然に元に戻ったのよ…。
だから多分…。うん、うん…、大丈夫だから、元に戻るまで
町の中を案内してあげるわ。ちょうど、お札を書く為の墨を
買いに行かきゃならないし……。 』
91 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/17(水) 21:16:52 0
>>90 ……ふぇ…? ゆ、ゆりえおねえさん……?
わたしなのに…ゆりえおねえさん……
ふぁ! …わたしのこえが、おねえさんのこえ……???
「いれかわる」って……えっと、あの、えっと……?????
ふえぇ…ど、どうしよう……わたし…わたし…… (パニックを起こし泣き出しそうになる)
………ふ…ふぁ…… (自分の姿のお姉さんに手を優しく握られ、しだいに落ち着きを取り戻す)
そ、それじゃあ……もとに、もどれるん…ですか?
……は、はい。
おかいもの…おてつだい、します。
…ふわぁ…… (立ち上がり、いつもより高くなった目線に戸惑う)
>>91 ≪ まだ少し落ち込んでいるびんちょうタンを慰める為に、 ≫
ゆりえお姉さんはお正月の準備で忙しくてゆっくりと話せて
無かった、お姉さんのお友だちの事や学校での出来事、
町に暮らしている神さま達の事を、商店街に向かう狭い坂道を
下りながら、びんちょうタンに色々とお話してくれました。
その道すがら、出会う見知らぬ人達は、ゆりえお姉さん姿の
びんちょうタンに、微笑みながら挨拶をしてくれました。
≪ そのせいか、少し不安だった気持ちが落ち着いてきました。 ≫
ゆりえ 『 えーっと、先ずは文房具屋さんで墨を買うんだけど…、
この前行った時は、神様協会推奨のは売り切れちゃって
無かったんだよね…。祀ちゃんケチだから……あっ 、 アハハッ…
節約上手だから、同じお金で買える、出来るだけ良い墨を
買って来なさいよね、って言うんだけど……。 』
ガラガラー ピシャッ…
ゆりえ 『 こんにちはー。あのぅー、あそこのケースの墨を見せて
もらえませんか…? はい。固形の方ですぅ…。 』
(お店の人は木箱に納められた墨を幾つか持って来てくれました。)
ゆりえ 『 う〜ん…。どれが良いのかなぁ…。松のすすとニカワで
作ったのが良いって言われてるけど……。
びんちょうタンならどれが良いと思う…? 』
>>93 ふぇぇ……
「かみさま」って、ふだんは、めにみえないけど……
いつも、わたしたちといっしょに、くらしてるんですね……
ふぁ……
こ…こんにちは!
《みんな、ゆりえおねえさんのこと…すきなんだ……》
>>94 ふぁ……
でも、わたし、じをかくほうの「すみ」って…あんまり、よく、しらないので……
あ…は、はい。
ん、っと……
これが…いいと、おもいます。 (直感で一つの墨を選んで指さす)
まっ96にならないようにね
誰が上手いこと言えと
>>95 ≪ びんちょうタンの選んだ墨を買ってお店を出た二人は、 ≫
また商店街の中を歩いていると、通りの角の向こうの
お店の前に、人が列をなしているのが見えました…。
するとお姉さんはびんちょうタンを誘って、そのお店に
≪ 連れて行ってくれました……。 ≫
99 :
朱華園:2008/12/19(金) 16:46:19 0
>99のラーメンは100円ですか?
>>96>>97 えっと……
まっ…きゅうじゅう……ろく………?
>>98>>99 ひはぁ〜! たくさん、ひとが、ならんでる……
すごく、おいしいらーめんやさんなんですね……
ふわぁ……おいしそう!
―――いただきます。
チュルチュルッ ツーッ
ほゎあ…… (体が芯から温まっていく感覚に目を閉じる)
>>100 ひゃくげっと、おめでとうございます!
えっと…(壁のメニューを見て)
よんひゃく、ごじゅうえん……みたいですね。
…ふぁ…!?
(体がゆりえお姉さんと入れ替わっているのを忘れて、
がま口を出そうと懐に手を入れ、「お姉さん」の胸を触ってしまい狼狽する)
>>101 ≪ お姉さんはびんちょうタンにラーメンをご馳走すると、お会計の時に ≫
お店の人がくれた、年末セールの福引券をびんちょうタンに渡しました…。
ハイッ ワクワク!
ゆりえ 『 私の分もあげるよ。 早速、福引所に行ってみよーよ! 』
≪ ≫
受付係 『 さぁ、さぁ、まだまだ一等、二等も有るよ〜
今年最後の運試し〜! さぁ、いらっしゃい〜! 』
びんちょうタンは受付のおじさんに、お姉さんからもらった福引券を
2枚渡すと、ゆっくり深呼吸をして抽選器の取っ手を握りました……。
…ガラン ガラン! コトッ… コロコロ (白い球がお盆の上に転がる…)
受付係 『 はい、おめでとう! 商店会長賞のトイレットペーパーです! 』
ゆりえ 『 ………。大丈夫、大丈夫……。もう一回引けるし……。
じゃあ今度は心の中で、当たりの球が出る様に祈ってから、
【 かぁー、みぃー、ちゅーー!】 って最後に念じて見て…?
きっと大丈夫だから……ねっ! 』
>>102 おねえさん…ごちそうさまでした。
ふぁ…「ふくびき」……
えっ?おねえさんのぶんも…い、いいんですか?
あっ……は、はい!
>>103 ふぁ…
やっぱり…「あたり」って、なかなかでない…
れんタンが、いてくれたらな……
……えっ?
あ…えっと……はいっ!
あたりますように……あたりますように……
【 …かぁー… みぃー… ちゅー……!】 ガララン!
(お姉さんから教わった言葉を一心に心の中で念じつつ、思いきってハンドルを回す)
>>104 …ガラン ガラン! コトッ… コロコロ (金色の球がお盆の上に転がる…)
カラン カラン〜! カラン カラン〜♪♪
受付係 『 ……! おめでとうございま〜す! 一等が出ました〜!!
【北海道雪まつり周遊招待券】と、副賞として新鮮なお魚を
ふんだんに使った【海の幸お鍋セット】が当たりましたー! 』
受付のおじさんがそう叫ぶと、二人は手を取り合って喜びました。
すると突然握り合っていた手がほわっと白く光り、びんちょうタンは
スゥーっと気が遠くなってしまいました……。
>>105 ――――ひは!? (けたたましいベルの音に一瞬固まる)
ふぁ………
………「いっとう」………
ほわぁ……!
ゆ、ゆりえおねえさん……すごい…
いっとう、あたっちゃいましたぁ……!
ギュッ… シュオオオオ
………ふぇ???
…………………ふぁ………んっ………ん……………
>>106 夕暮れが迫る中、気が付くとびんちょうタンは元通りの自分の体に戻っていて、
お姉さんの背中に負われていました…。
ヨッコラショ…
ゆりえ 『 ……! あっ気が付いた…?
ゴメンね…。私が余計な力を使わせちゃったから…。
あのね…、実は私…神さまなんだ……。
何の神さまなのか未だ判らないんだけど…。
びんちょうタンには、私の神通力は強すぎたんだね…。 ハハ …
でも乱れた気が起きた御蔭で、元に戻れたんだから良かったよね。 』
( 『 ゆりえ〜! 遅いじゃな〜い! 何やってたのよ〜〜! 』 上から祀の声が掛かる )
ゆりえ 『 はーい! いま行くよー!
…祀ちゃんもこのお鍋セットを見れば、きっと帰るのが遅くなった
事も許してくれるよね。 フフッ
みんなで温かいお鍋を食べて元気をつけて、今晩もお正月準備の
支度をお手伝いしてね、びんちょうタン…! 』
色々な神さまに巡り合う旅になったびんちょうタンは、きっと故郷のお山にも
自分には見えないけれど、優しい神さま達がいつも側にいて、色々と助けて
くれているんだなぁと思うと、とても嬉しくなったのでした……。
『 神さまと出会ったびん 』 の巻き
─ おわり ─
108 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/22(月) 19:44:16 0
>>107 ………………………………………………………
ん…………
ふぁ…ゆりえおねえさん……!
ピトッ (自分の顔を手で触ってみる)
ふぁ……わたし…
もとに、もどれたんですね…!
ふわぁぁ…よかったぁ……
…ふぇ…
おねえさんも…「かみさま」……?
ギュッ
おねえさんの、せなか……
とっても、あったかい…………
《 「かみさま」でも、「ひと」でも……
おねえさんは、おねえさん…
わたしは、わたし………
おねえさんに、あえて……よかった……… 》
…は、はい!
よろしく、おねがいしますっ!
カァー カァー・・・
〜 つづく 〜
( ;∀;)イイハナシダナー
『 』
いつも鳥便をご利用頂き、ありがとうございます。
年末はお届けものが集中する為、下記のご住所に
お住まいなられているお子様宛の贈り物は、弊社が
委託しております、(社)赤帽子会が担当となります。
≪ 東町 竹町 山の中 ≫
クリスマス向けの集荷もまだ承っておりますので、
弊社宛にご連絡を頂ければ、迅速に集荷に伺います。
その際は、
品物 :
受取人 :
差出人 :
を、ご明記下さる様、お願い致します。 (*・e・*)
『 』
>>108 尾道から帰って数日が経ち、今日は畑のおばあさんの家に寄って、
秋に植えたジャガイモを頂いて来ました。
あの時植えた一袋のジャガイモは、15袋もの実に生りました。
お芋は結構重いものなので、おばあさんはびんちょうタンに少しずつ
食べる分だけ運ぶ様に勧めてくれました。
でも本当は、何度もびんちょうタンに会える事が出来るから、
おばあさんはそう言ったのかもしれませんね…。
おばあさんは、
『 ゴザに包んで雪に埋めておくと、腐らずに保存が出来るし、
甘く美味しくなるんだよ…。』
と教えてくれたので、びんちょうタンは持ち帰って取って置く分のお芋は、
必ず埋めて保存するようにしているのでした…。
116 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/23(火) 20:10:00 0
>>110 んっ…ひふぅ…… (白い息を吐き、雪景色に装いを変えつつある山々に向かい大きく深呼吸)
ヒラヒラ
…あ。
(軒先に落ちてきたお知らせを拾い上げて読む)
もうすぐ……「くりすます」………
ドサ ドサッ
…ふぇ!? (立て続けに降ってくる小包に驚く)
>>111 ひはぁ! ……あかりおねえさんからだ…!
くりすますけーき…おねえさんが、つくってくれたんだ……
>>112 こっちは……ふわぁ、めぐみおねえさん……!
うしさんの、ぬいぐるみ…かわいい……! (哺乳瓶でミルクをあげた子牛のことを思い出し、ぬいぐるみを抱きしめる))
おねえさんたち……わたしのこと、おぼえててくれた……
なにか…おれいに、おくらなくちゃ………
…………でも………… (ガランとした家の中を見回す)
>>113-
>>114 ………はい。 ……ありがとうございます!
ん、しょ…… (おばあさんに深く一礼し、お芋の袋を背負って家路につく)
………んっ… (あかぎれの痛みをこらえながら、手で雪を掘り起こしていく)
―――――ひは!? (落ちてきた小包みに手を伸ばしたとたん、音楽が聞こえてきてびっくり)
………ふぁ……
たーにゃおねえさんの、こえ………!
おねえさんも……このやまより、さむい、ほっかいどうで…がんばってる……
わたしも……がんばらなくちゃ……!
おねえさん……ありがとうございます。 (遠い北の空を見上げる)
>>115 ふぁ……あれ…?
これ、あてさきが、ちくタン……
はいたつのひとが…まちがえちゃったのかな……?
……もっていってあげなくちゃ。
あかりおねえさんの、けーきも…みんなに、おすそわけしよう。
(手拭いをマフラー代わりに首に巻き、
ちくタン宛の小包みとお姉さんが送ってくれたケーキを持ってバス停へ向かう)
>>117 シャンシャン シャンシャン …
…オーイ、マッテェー!
フゥ…
『 良かった追いついた〜〜。 エヘヘ
その色の包み、さっき間違えて落としちゃったんだ。
ゴメンネ、返してくれるかい…?
…ん? その子に渡しに行く所だったって?
それじゃ、家まで送ってあげるから乗って行きなよ〜。』
/. ヽ
|. |
l ;;,-~""";;;'''-;;;;__
ヽ (,.,;.,〜-ー''''~ ̄
\ /
` ー ─ '
∩ ∩
い,,c'_ノ / ̄`>O __l>o<l__ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
c/・ ・`っ {,,,,,,,,,,,,,,,,,} _|__〈ハ〉__|_ < 狭くてゴメンねー。しっかり掴まっててねー!
(''● ''' ) (^ω^ ) |///| |///| \__________________
O┬Oノ )∽[ ̄てノ ̄]∽[ ̄ ̄ ̄ ̄]
◎┴し'◎ ◎──‐◎ ◎───◎ =3 =3 。 。・。・ ゜ ゜゜。 ・。゜.゜::.゜ ゜ ゜゜。 ・ 。 ゜ .。
゜。 ゜・。゜ ゜.゜・。゜゜. . .☆ 。。. ゚。 ・。゜ 。
゚. ゜ ゜. 。 ゚., ,+ 。 ゚. + 。
。 o °o 。 o ° o 。 。 。 o ° o 。
__ _ 。 __ _ o o__ _ ° __ _ 。
__ .|ロロ|/ \ ____..|ロロ|/ \ __ |ロロ| __. / \ . |ロロ|/ \ ____. /~~\
_|田|_|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_|田|._| ロロ|__|ロロ|_| ロロ|_|田|.,,傘傘傘::::::::傘傘傘..,,,,傘傘...........
121 :
11:2008/12/24(水) 07:16:44 0
121
122 :
名無しになりきれ:2008/12/24(水) 16:29:42 0
びんぼうたん!!
>>82の大先輩の炭、ウバメガシの根元に埋めたらいいと思うんだ。
そうすればまた炭に生まれ変われると思うし。(・∀・)
>>119 ……ふぁ……! (鈴の音に振り向き、見慣れない赤い鼻の鹿と白い髭のおじいさんに驚く)
はいたつのひと…ですか?
あ、はい…
この、あてさき、おともだちのうちなので、もっていこうとおもって……
ふぇ…い、いいんですか?
は、はい。 …ありがとうございます!
>>120 ――――ひはっ!? (風を切り走っていたソリが、いつの間にか空を飛んでいるのに目を丸くする)
ふわぁぁぁ……きれい………!
(鳥バスの運行時間には見られない、夜の町の灯りに見とれる)
……ふぁ、と、とっ… (崩れそうになる包みの山を懸命に押さえる)
…は、はい!
>>123 ふぁ……
…そう、ですね。
おしょうがつになったら……
ゆめにでてきた、あのきのところにいって……うめてあげたいな……
126 :
名無しになりきれ:2008/12/25(木) 11:17:10 0
品物 :千葉ロッテマリーンズ レプリカキャップ(いい画像探したんだけど・・)
受取人 :びんちょうタン
差出人 : 匿 名
『 千葉ロッテの野球帽をあげよう。だから千葉にもいつか遊びに来ておくれ。』
>>124 びんちょうタンがちくタンの家に近づくと、小さな灯が見えました。
その灯はソリの鈴の音に気が付くと、驚いた様に動きました。
びんちょうタンはその灯が、ちくタンが持っている電灯だと解ると、
手を振ってちくタンに声を掛けました…。
フゥ〜
ちくタン 『 …! なんだぁ、びんちょうタンだったのか…。
急に空から音や声がするからビックリしたよ〜!
あのねー、今びんちょうタンを呼びに行くところ
だったんだよ〜。じいちゃんが、今夜は鳥鍋に
するから一緒に食べようってさー…… あっ…… 』
配達の人 『 マダケさん家だね? ちくタンとちくリン宛に
お届け物があるよ〜。
っ
>>127 えっーと、もう一つはこの子が……
…おっと、君にももう一つあったよ…。 ゴソゴソ
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2194.jpg 】
それから…、これは君達に協会からプレゼントするよ。
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2193.jpg 】
楽しい夜になるといいね〜。
じゃあ〜ね〜〜! シャンシャン シャンシャン …… 』
129 :
家の中:2008/12/25(木) 19:48:11 0
食卓に置かれた七輪の上には、マダケじいちゃん特製のお鍋が
用意されていて、お豆腐やネギ、キノコに大きなお肉が、白く濁った
お汁の中でふつふつと美味しそうに煮えています。
びんちょうタンはその横に持って来たケーキを広げると、みんなは
艶やかな盛り付けに、とても感心して目を見張りました…。
ちくタンはケーキと一緒に入っていた小さなローソク立てて火を
点けると、みんな何かお願い事をしようよと言ったので、
びんちょうタンもお願い事を心の中でつぶやきました……。
そしてみんなは一緒に火を吹き消すと、手を叩いて喜びました───。
食事が終わり、みんなで頂いたゲームを夜遅くまでしていたので、
びんちょうタンは泊めてもらう事になりました。
お布団に入ってからも楽しくて落ち着け無いみんなは、いつまでも
お喋りをして過ごすのでした……。
昨日は楽しかったかい?
131 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/26(金) 20:33:26 0
>>126-129 ふぁ……!
…ちくタ〜ン!
ふぇ…そうだったんだ…!
ちくタンあての、こづつみ、ひろったから、とどけにいこうとおもって…
とちゅうで、はいたつのおじさんにあって、おくってもらったんだ。
……はい。(
>>115さんからの小包みをちくタンに)
ふぇ? わたしにも……
ふわぁ…かっこいいぼうし……!
>>126さん…ありがとうございます! (帽子をかぶり、その上から炭を結ぶ)
「ちば」って…とおいのかな…?
もし、おしごとで、よんでもらえたら…ぜひ、いきたいです!
ふぁ…あ、ありがとうございます!
えっと…「ひと…なま……げーむ」……?
―――――ありがとうございましたぁーーー! (去っていく配達員さんに大きく手を振る)
ひはぁ……! おなべ、おいしそう…!
あ…あの、これ、
まえに、おしごとで、おせわになったひとが、おくってくれたんですけど…みんなで、たべたいなと、おもって…
シュボッ
ふぁあ……きれい…!
……うん! (目を閉じる)
《 らいねんも… みんなが えがおで すごせますように…… 》
――――― ――――― ―――――
……ふぁ…
じゃあ…いっしょに、いってくれるの…?
ありがとう…ちくタン!
こんどは…かぜひかないように、きをつけるね。
クヌギたんと、
>>15さんのおかげで、
きょねんより、いっぱい、じも、おぼえたから…
おてがみ…また、いっぱい、かこうね。
ちくリンとも…そりすべり、たくさん、しようね。
おしょうがつ…いいおてんきに、なるといいな……
…………おやすみなさい。
>>130 はい。……すごく、たのしかったです!
ちくタンのうちの、おなべも、あかりおねえさんの、けーきも、すごくおいしかった…
なんだか、まだ、からだが、ぽかぽかしてます。
みなさんのおかげで……ことしは、げんきに、おしょうがつを、むかえられそうです。
>>131 今年の役場の仕事は今日で終わりなので、びんちょうタンは
早めにちくリンの家を出て、お仕事を探し行きました…。
掲示板の前には、体を小刻みに動かしながら寒そうにお仕事を
探す人が何人もいました。
びんちょうタンもその輪に入って掲示板を見上げていると、
お正月の飾りの絵が描いてあるビラに目が留まりました。
幸い他の人は興味が無さそうでしたので、びんちょうタンは
ビラをはがして、受付の寝グセおじさんの所に行きました───。
受付 『 ……はい次の人。
はい、えぇーっとこれは、商店会のお手伝いだね…。
具体的には…、露店でお正月用品を売る人のお世話って
書いてあるね。それから夜も、寄り合い所に詰めて歳末警備を
する人のお世話もお願いします、か……。
泊まり込みで、ちゃんと食事も出るようだけど、大丈夫かな…?
……そう、じゃあ商店会長の酒屋さんの所に行ってみてね…。 』
>>132 ……うん。
じゃあ…またね、ちくタン!
…! ピョンッ ビリッ
ドチッ (いたっ…) コロコロコロ・・・
………ふみゅ
…おねがい、します。
…はい。 だいじょうぶです。
……はい。「ますや」さん…ですね?
…ありがとうございます。
>>133 (ビラの地図を見ながら) えっと……
ふぁ…このおみせ…かな?
ごめんください。 ……おしごとにきました。
136 :
寄合所:2008/12/27(土) 23:44:52 0
>>135 びんちょうタンが役場の紹介でやって来た事を告げると、
会長さんは、ほわ〜っとお酒の香りのする包みを持って、
びんちょうタンを寄合所へと案内してくれました…。
会長 『 ……ってな具合で、露店や夜警のおじさん達が風邪を
引かない様に火鉢の面倒を見たり、この甘酒を配ったり…。
お餅を焼いてあげたりして欲しいんだよ……。 』
会長さんは寄り合い所の台所に用意した大きなお鍋で甘酒を
作りながら、びんちょうタンにそう言いました…。
137 :
露店:2008/12/27(土) 23:46:08 0
びんちょうタンは、出来立ての甘酒を移し変えた魔法瓶を持って、
寄合所の向かいでお店を出しているおじさんの所に行きました…。
火鉢を覗いてみると炭が切れかかっていたので、びんちょうタンは
置いてあった炭袋から炭を足しました…。
そして程なくすると、赤くなった炭の上でお餅を焼き始めました…。
o__ノ
|| ..彡
|| 松..彡
|| か..彡
|| ざ...彡
∧,,_∧ ∬∬ || り..彡
(´・ω・`) (福)゛...|| 彡 < あっ、君がお手伝いさんか………!
┌─┴―┴──┐||""" おっ、甘酒か〜 嬉しいね〜♪
| しめ縄 |..||
| 【 あり枡 】 |..|| お餅も良く焼けてて美味しいよ〜♪
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ さぁさぁ、君も一緒に食べようよ〜。
>>136 …しつれいします。
ふ…ほぁあ…… (お酒の香りに一瞬トロンとなり足元がふらつく)
……ふぁ! ペチペチ (ほっぺを軽く叩いて気持ちを引き締め、会長さんのお話に耳を傾ける)
はい。 ………はい。
よろしく、おねがいします! (一礼)
>>137 ひふぅ… (夜風に体を震わせつつ、火の粉や灰が舞い立たないよう慎重に炭をくべていく)
…こんばんは。
あまざけです。 …どうぞ。
(湯呑みに注いだ甘酒を持ってお店の人たちを回る)
パチパチ パチパチ
ふひゅぅ〜〜………ぷぅ!
(お餅がふくらむのにつられてほっぺに息を吸い込み、割れるのと同時に息を吐く)
あ……は、はい!
ありがとうございます。 (焼けたお餅をお皿によそうのを手伝った後、自分のお餅をもらう)
―――いただきます。
140 :
露店:2008/12/29(月) 17:46:48 0
>>139 びんちょうタンは、さとう醤油をつけた甘くて香ばしいお餅を
ハフハフしながら美味しく頂いていると、遠くから犬の鳴き声が
聞こえて来ました…。
ちくタン 『 ……ぉ〜い びんちょうータ〜ン〜! ハァハァ…
もうさじったら、急に駆け出すんだもん……
あのねー、さっき酒屋さんにさじを連れてじいちゃんの
お酒を買いに行ったらおじさんがさじを見て、番犬代わりに
なるなら、今晩夜回りの仕事をしないか?って言うから
来ちゃったよー───。 』
びんちょうタンはそれならと、大事に懐にしまっておいた、クヌギたん
のお母さんが編んでくれた桜色の片方だけの手袋を、片方だけ手袋を
していたちくタンに貸してあげました…。
ちくタンは温かそうな両手をびんちょうタンに振りながら、さじを先頭に
夜警の人達と一緒に町中を見回りに行きました…。
141 :
寄合所:2008/12/29(月) 17:47:21 0
びんちょうタンは寒い夜回りから帰ってくるちくタン達の為に、
台所でお蕎麦を作っていました。温かいおつゆも出来上がり、
丼の準備をしている所に丁度みんなが戻って来ました…。
ちくタンにも手伝ってもらい、みなさんにお蕎麦が行き渡った所で、
びんちょうタンたちも頂く事にしました…。
ttp://aryarya.net/up/img/2209.jpg お蕎麦を頂きながらちくタンは、夜道はちょっと怖かったけど
さじがいたから少しは安心出来た事など、夜回りでの色々な事を
びんちょうタンに話してくれました───。
夜警の人達を見送ったあとは、寄合所の温かいコタツに入って横に
なりながら、今夜も楽しいお話をして眠りに就くふたりでした……。
>>83 おぉう、びんちょうタンたちの年では「小数」ってまだ習ってないか。
「1.6」だけど、まあ「1あまり3」でもいいぞっ。
おそいクリスマスプレゼントだけどピンクのくつしたをあげようね。
じゃあよいお年を〜。
>>140 ……あれ? さじのこえ……
ふぁ……ちくタン! さじ!
じゃあ…こんやは、ちくタンと、さじも、いっしょに、おしごと……
ふわぁ……!
…はい。これ… (手袋と、焼きたてのお餅をちくタンに、さじにも自分のお餅を半分)
ふぁ…… (空を見上げる)
ゆき、ふってきたから…ころばないように、きをつけてね。
…うん!
>>141 コトコトコト (鍋のおつゆをよくかき混ぜる)
ふぁ…ちくタン、おかえり!
みなさん…おつかれさまです。
(茹であがったお蕎麦におつゆを注ぎ、天ぷらを乗せていく)
―――いただきます。
ふぁ…さじも、しっかり、おてつだい、してくれたんだね…
ありがとう…さじ…… (感謝の思いをこめてさじをぎゅっと抱きしめる)
(ちくタン『今、ちくリンと乗る新しいソリ作ってるんだ。
お正月までに完成するようにがんばるよ!』)
ふわぁ… わたしも、のってみたいな……
う、うん。 …ありがとう!
……おやすみなさい。 (ちくタンと寄り添い、枕になってくれたさじとともに夢の中へ)
>>142 「いってん…ろく」……は、はい!
さんすうって…むずかしいですね。
らいねんは、もっとがんばって、べんきょうします。
ふわぁ…ありがとうございます! (くつしたを履く)
…あったかい……
らいねんも…よろしく、おねがいします!
>>143 今日はもう大晦日…。
びんちょうタンは、しょうが神社にお手伝いにやって来ました。
境内にはいろんな出店が来ていて、赤い袴姿のびんちょうタンは
社務所で縁起物の準備をしながら、時々外の様子を眺めては、
お仕事が終わったらお友だちと一緒にいっぱいお店をまわって、
何を買おうかなーっと考えています──。
その横ではれんタンが達筆な筆遣いで 『 家内安全 』 と、沢山の
お札に書いています…。
時々、『 わたあめ 』 とか、『 かるめやき 』 とか書いているので、
れんタンもきっと、早く出店でお買い物をしたいのでしょうね──。
来年は奇数の年なので、もみ寺の境内では大道具市の出店の準備が
始まっていて、ちくタンはちくリンを連れて知り合いのおじさんの
お店を手伝っています──。
商店街ではあろえが寒そうに背中を丸めながら、お買い物のお手伝いに
来ています。……あっ、そこはお肉屋さんですよ。昆布は乾物屋さんで
買いましょうね──。
オークさんのお屋敷では年越しパーティーの準備が始まっていて、
クヌギたんは沢山のテーブルを飾るお花を活けるのに大忙しです…。
お花を手にした時、水仕事で少しカサついた自分の手に気が付いた
クヌギたんは手を擦りながら、びんちょうタンたちは今頃何をして
いるのかなぁ……? っと想いをめぐらしていました──。
冬晴れの明るい日差しの中、みんなの年越し準備が始まっていました……。
146 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2008/12/30(火) 21:10:37 0
>>145 …………… (鮮やかな朱色の破魔矢に、絵馬、鈴、俵などを結びつけていく)
(神職さん『お、たくさん出来たね。…そろそろ休憩してきなさい』)
あ…はい。 しつれいします。
(ガラス戸に自分の巫女姿を映し、くるりと回ってみる)
……ゆりえおねえさんや、みこおねえさんみたいに、みえるかな……ひゅふ♪
…ふぁ…(隅のほうの畳の上で、腕立て伏せをしているれんタンを見る)
れんタン…これから、「じょやのかね」、たくさん、つくんだよね……
わたしも…がんばらなくちゃ…! (決意をこめて空を見上げる)
∧_____
_─ ̄ ̄─_E ̄/ | \
_─ ̄ _─<Eニ|. | ( ^ω^ ) | <来年もこのスレに遊びに来るNE!
─ニ三 <<Eニ| \| ( っ¶¶o) |
 ̄─_  ̄─<Eニ|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄─__─ ̄E_\______/
∨
148 :
鐘撞堂:2008/12/31(水) 16:14:38 0
>>146 ゴ〜ン …… ゴ〜ン ……
夜も更けて来ると、もみ寺の境内の方も賑わって来ました…。
神社のお手伝いを終えたびんちょうタンとれんタンは、鐘撞き堂の周りで
除夜の鐘を撞く順番待ちをしているみなさんの案内していました…。
100打目の人たちが終わり、残りはれんタンが撞いて行事をしめます…。
ゴ〜ン …… ゴ〜ン ……
106回… 107回…。これで今年の分は終わりです。
そして……
…チッ チッ チ ポーン!
遠くでラジオの時報が鳴りました…。
れんタン 『 最後の一つ… いっしょに撞こう…。』
そう言って撞き棒から下がっている紅白二つの組み紐のうち白い方を持つと、
赤い方をびんちょうタンに渡しました……。
びんちょうタンはゆっくりと深呼吸をすると、れんタンと目で合図をして
撞き棒を引っ張り、そしてサッと紐を持つ手を緩めました…。
ゴ〜ン 〜〜 ……
その場にいた皆が手を合わせて、新しい一年を迎えていました……。
149 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/01/01(木) 00:34:52 0
>>みなさんへ
あけまして、おめでとうございます。
ことしも、みなさんの、おやくにたてるように、
いっしょうけんめい、がんばります。
どうぞ、よろしく、おねがいします!
>>147 ……ひはぁ!
は、はい! いつでも、おまちしてます!
ありがとうございまぁぁーーーーす! (すごいスピードで飛び去るロケットに驚きつつ手を振る)
>>148 ひふぅ…
こちらが…れつの、うしろでぇーす!
おさないで、ならんでくださぁーい…… (「最後尾」と書かれた札を持ち、初詣での人たちに呼びかける)
ふぁ…れんタン…!
え……わたしも…いいの?
あ……う、うん!
すぅぅぅぅ…………
――――ふぁっ
>ゴ〜ン 〜〜 ……
………………………… (ー人ー)
【 ことしも、みなさんが しあわせなとしで ありますように ……… 】
少ないけど、びんちょうタンにお年玉をあげるよ
↑
おぉ! 今年は良い年になりそうだ〜 ( ̄▽ ̄*)
明けましておめでとう!
154 :
名無しになりきれ:2009/01/01(木) 10:33:28 0
おめでとう
今年も頑張れびんちょうタン
/\⌒ヽペタン
/ /⌒)ノ ペタン
∧_∧ \ (( ∧_∧
(; ´Д`))' ))(・∀・ ;) びんちょうタン!あけましてめでとう!
/ ⌒ノ ( ⌒ヽ⊂⌒ヽ もうすぐおもちがつきあがるよ!
.(O ノ ) ̄ ̄ ̄()__ )
)_)_) (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(
オイラもびんちょにお年玉をあげよう
>>149 鐘撞きが済んで、みなさんと振る舞いのお汁粉を頂いた二人は、
元日に備えて先に寝床に就かせてもらいました。
そして───
…ツンツン
まだ薄暗い部屋の中、れんタンは寝ているびんちょうタンを起こしました。
そして、眠そうに目をこすっているびんちょうタンに綿入れを着せると、
手を引いて廊下にびんちょうタンを連れ出しました…。
チュン チュン
廊下に出るとれんタンは、スッと山の方を指差しました。びんちょうタンは
ぼんやりとしながらその方向を見てみると、お日様がちょうど山の端から
顔を出そうとしているところでした……。
れんタン 『 初日の出… 見られたね…。』
そう言いながら手を合わすれんタンに習って手を合わせ、お日様にことし
初めての御挨拶をするびんちょうタンでした……。
>>150-156 おめでとうございます!
おしょうがつから、こんなにおおぜいのみなさんに、きてもらえるなんて……
ほんとに…うれしいです!
ひはぁ! おとしだま、こんなに……
>>151さん、
>>156さん…ありがとうございます!
ふわぁ…
>>155さんのおもち、おいしいです!
みなさんも……どうぞ!
>>157 …………ん……ふ……
…ふぁ……れんタン……おはよう……
ん…う、うん……
…………………………………………ふわあぁぁぁぁぁ………!
パ ァ ァ ァ
……うん。
れんタン……ありがとう。
ことしも……よろしくね。
あけまして―――――おめでとうございます。
びんへのお年玉はどうだ?
びんちょ、あけましておめでとう。
>>158 びんちょうタンとれんタンは朝食を済ませると、夜中から社務所に
詰めていたお姉さん達と交代して、お守りや破魔矢を求める皆さんの
接待につきました…。
ワイワイ ガヤガヤ オーイ コッチコッチ
畑のおばあさん 『 …すみません。このお札を下さいな…。 ニコニコ
…おやおや、びんちょうタンじゃないの…。
明けましておめでとう…。
今日は神社でお手伝いなのね…。お正月からご苦労様…。
そうそう、お仕事が終わって時間が出来たら家に遊びに来てね…。
うん、れんタンも他のお友だちも一緒においでなさいな……。 』
>>159 …………ありがとうございます!
>>160 ――――――ふぁ……………
ばあちゃん………!
(俯いていた顔を上げ、青空を見上げる)
おばあちゃんのこえ……ちゃんと、きこえたよ。
わたし…もう、ころんでも、なかない……
おそらのうえから……わたしのこと、みててね。
>>161 …………どうぞ、ごゆっくり、ごさんぱいください。
はい。 ななひゃくえんになり――――ふぁ!
…あ…あけまして、おめでとうございます!
きょねんは…おせわになりました。
(れんタンの手書きのお札を選び、おばあさんに)
え…い、いいんですか?
……………はい!
おともだちと、いっしょに……おうかがいします!
《きゅうけいのじかんになったら…すぐ、れんタンに、しらせなくちゃ……》
164 :
休憩所:2009/01/03(土) 20:22:21 0
>>163 お休み時間、温かいお雑煮を頂きながらびんちょうタンはれんタンに、
おばあさんの家に遊びに行こうと誘いました。
れんタン 『 …うん、三ヶ日が過ぎたら忙しく無くなるから…。 』
それからびんちょうタンは隣のもみ寺の境内に行き、大道具市の
お店を手伝っているちくタンにも声を掛けました───。
ワタシモ イクー
ちくタン 『 …ホント?! 誘ってくれてありがとうー!
びんちょうタンも日曜日まで忙しいでしょう?
行くならそれからにしようよー? 』
びんちょうタンはそれなら時間があるから、あろえやクヌギたんも
誘える事が出来るなぁと思いました…。
そんな事を考えながら、ふとちくタンのお店で売っている物に目が
とまりました。
《 処分品 どれでも100円 》
そう店先の端に立てられた、ちく姉妹お手製の雪だるまの看板の
前には、色々な雑貨が置いて有りました…。
クッキーの焼き型5個セット
星の型をした小さなのカウベル
雪の結晶の形をしたルーペ
びんちょうタンはふと、クリスマスにプレゼントをしてくれた
お姉さん達の事を思い出しました。そして、お給金を頂いたら
これを買ってお礼のお手紙と一緒に送ろうと思いました……。
>>164-
>>165 ふわぁ! れんタン…ありがとう!
じゃあ…ちくタンたちにも、しらせてくるね。
―――― ―――― ――――
うん! …ちくリンも、いっしょにいこうね。
ちくタンも、いそがしいから、
あろえちゃんと、クヌギたんには、わたしから、しらせておくね。
あろえちゃん…まいとし、れんタンのおみせで、うらないしてもらってるって、いってたから…
ことしも、きっと、おまいりにくるよね。
クヌギたんのおうちは、ちょっと、とおいから、
さじに、おつかいしてもらわなきゃ、いけないかも…
さじ……よろしくね。
ふぁ……
あの、ちくタン…
これと、これと、これ…
おきゅうきん、もらったあとで、かいに、きたいんだけど…
とっておいてもらっても…いい?
167 :
名無しになりきれ:2009/01/04(日) 18:05:28 0
いいスレだな
>>166 ちくタンにお取り置きのお願いを済ませたびんちょうタンは、
また神社へと戻って行きました…。
石段を登り終えて鳥居をくぐったびんちょうタンは、いつもの場所で
れんタンが占いをしているのが見えました…。
れんタン 『 …あなたの去年はフツーでした…。
今年もフツーの一年でしょう………おわり。 』
ちょうど今年の運勢を占ってもらって、ガックリ肩を落としていた
あろえがいました。びんちょうタンは優しく励ましてあげると、
おばあさんの家に誘いました…。
するとあろえは少し元気になったようで、二人に手を振りながら
出店を見に行きました…。
>>167 …ありがとうございます!
>>168 ふぁ…いいんですか? ごちそうさまです!
ひはぁ…かわいいおまんじゅう……!
なんか、たべちゃうのが、もったいないみたい……
あ…おちゃ、いれてきます。
>>167さんも…よかったら、このすれで、ゆっくりしていってくださいね!
>>169 …ありがとう。
じゃあ…またね、ちくタン!
ふぁ…あろえちゃん!
あけまして、おめでとう!
そうなんだ…
でも…「ふつう」って、すごいことだよね…
「わるいこと」が、おきないって、いうことだから……
ふぇ…あろえちゃんも、きてくれるの?
ありがとう!
うん。 …じゃあ、またね!
(れんタンに筆を借りて、クヌギたんに知らせるためのお手紙を書き、さじの首輪に結びつける)
さじ…さむいのに、ごめんね。
わたし、これからまた、おしごとだから…
おつかい、よろしくね。
(さじ、一声吠えると元気に駆けていく)
――きをつけてねー! (手を振って見送り、社務所に戻る)
>>170 日がすっかり落ちてからも境内は、お参りや出店に立ち寄る人で賑わっています。
びんちょうタンは、お仕事をお姉さん達と交代すると、さじが帰って来ているか
様子を見に行きました……。
/三三 三 三三\
/三三三三三三三三\
/三三三三三三三三三三\
, lllll、| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
l三三l | | | | |
|三三|__|__|__|__|__|\l
ヽ三ノ .|| ∧_∧ || .| ニコニコ
||( ・∀・ ) || おやっ、君はあの時の…
||O オデン つ || 今日は巫女さんのお仕事かい? 感心だねー。
{二二二二二二二二二二二二二二二二二〕 寒いから、コレでも食べて温まりなよー。
| ____________| っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2223.jpg 】
.-| | ヽ;;;;::::::::::;;;ノ | | おじさんからのお年玉だよ…。 アハハ
びんちょうタンは頂いたおでんを抱えながら鳥居の方に向かっていると、
其処へさじが石段を駆け上がってきました…。
白い息を吐きながら甘えるさじの首輪には、花模様の千代紙で書かれた
クヌギたんからのお手紙がつけてありました……。
≪ びんちょうタンへ。 ≫
明けましておめでとうございます。
ことしもなかよくしてくださいね。
秋にみんなであそびに行った、おばあさんのところに
また行けるんですね。 すごく楽しみにしています。
お家から出かけるのはたいへんですけど、なんとか
スダじいにてつだってもらって、行きたいとおもいます。
≪ クヌギより ≫
>>171 あ…はい。
おつかれさまです。 …しつれいします。
ふぁ! こないだの…おでんやさん!
あけまして、おめでとうございます。
ふぇ…あ、ありがとうございます!
いつも、ごちそうになっちゃって……ごめんなさい。
………は、はい!
>>172 あ…さじ、おかえり!
おつかい、ありがとう。
…はい。 …あったかいよ。 (ちくわをさじにあげる)
――――ふわぁ!
クヌギたんも、きてくれるんだ……!
(星がまたたき始める空を見上げる)
みんな…ありがとう……
ことしは、なんだか、いいとしに、なりそう………
さじ…さむかったでしょ?
なかで…あったまらせてもらおうね。 (さじを連れて休憩所へ)
>>173 慌しい三ヶ日が過ぎ、今日の午前中で神社のお仕事は終わりです。
お昼ご飯を頂いた後、神主さんからお給金を頂いたびんちょうタンは、
早速、ちくタンのいる大道具市に向かいました…。
ちくタンのお店でお取り置きをお願いしておいた品物を買うと、
お給金を頂いてホクホク顔のちくタンの案内で、大道具市をまわって
みる事になりました…。
ちくタン 『 …あそこは畑に使う道具。こっちはお裁縫の道具だよ。
そうだ…。おばあちゃんの家に行く時に何か役に立つ
ものをおみやげに持っていった方が良いと思わない?
いつもお世話になってるしね〜。なにが良いかな……。
びんちょうタンはどんなのが良いと思う…? 』
やあびんちょうタン、あけましておめでと〜!
おもしろい亀さんとなかよくなったから
いっしょに新年のお祝い芸をするよっ!
そう言うとちゅるやさんは傘でコマを回し、
ゼニガメは手から水芸を披露するのだった。
ゼニゼニゼニィ(たのしんでもらえた?)
177 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/01/06(火) 22:12:46 0
>>174 ――――ありがとうございました。
ちくタン…とっておいてくれて、ありがとう! っ【300円】
これは…あかりおねえさんに…
これは…めぐみおねえさん…
これは…たーにゃおねえさん…
おねえさんたち…よろこんでくれるかな……
―――― ―――― ――――
ふわぁぁ……いろんなどうぐ、たくさん………
……う、うん。 そうだね……
えっ、と………
ふぁ! これ…… 《
http://www.nippon-aim.co.jp/cart/20120.html 》
おばあさん…ときどき、こしが、いたくなるって、いってたから…
この「ざぶとん」…かっていってあげたいな…
ちょっと、たかいけど…おきゅうきん、おもってたより、たくさん、もらえたし…
どうかな…ちくタン?
>>175 ふわぁ…ちゅるやさん!かめさん!
あけまして、おめでとうございます。
ことしは…もっと、さんすう、できるように、がんばります。
ひはぁ〜〜〜……! すごぉぉい……!
パチパチパチパチ
あ、じゃあ…おれいに、わたしも……
ポッ♪ カン♪ ピン♪ (頭の炭琴を叩きつつ踊る)
>>176 あっ…はい!
この、しろいでんしゃでした。
いすが、ふかふかで…すわりごこちが、すごく、よかったです。
ふわぁ…
せもたれを、うごかすと、いすのむきが、ぎゃくになるなんて…おもしろいですね。
>>177 ポフッ ポフ オモシロ〜イ ♪
ちくタン 『 …うん! 良いんじゃない…。
きっと、おばあさん喜んでくれるよ〜! アハハ
あっ、でも…少し工夫をしてみようよ… エート…
例えばししゅうとかさー あとは…… 』
れんタン 『 …これでカバーを作ったら…? 』
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2225.jpg 】
後から大道具市にやって来て、あちこちのお店を覗いている内に、
二人のやり取りを見ていたれんタンが、裁縫道具のお店で買った
生地を差し出して言いました…。
ちくタン 『 それは良いアイデアだね〜 れんタン!
じゃあさぁ、今晩家に集まって一緒に作ろうよ〜 』
みんなは楽しくおしゃべりしながらお食事を頂いた後、早速
座布団カバー作りにかかりました…。
シャーー チョキン!
ちくタンは定規で座布団の大きさを測って生地を切ると、
れんタンが器用な手さばきで縫い合わせていきます…。 チクチク チクチク
ちくリンは刺繍を付ける生地に絵を描くと、その線に添って
びんちょうタンが糸で縫っていきました…。 チク… チク……
最後に、ちくタンがデザインしたアップリケを付け終わった
びんちょうタンは、大きく息をついて出来上がったカバーを
床に広げました…。
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2226.jpg 】
デキター!
ちくタン .『 できたねー! 』
ポッ…
れんタン 『 良い感じ……。 』
( 『 おーい、もうそろそろ寝る時間じゃぞー 』 と、マダケじいちゃん )
みんなはキラキラした顔で座布団カバーを見ながら、おばあさんの
喜ぶ笑顔を想像して、お布団に潜り込むのでした……。
七草粥を食べたかい?
>>178 …うん。 そうだよね…!
ふぁ……れんタン!
これ…つかっても、いいの?
あ、ありがとう!
…うん。
じゃあ、こんや、おじゃまするね。
>>179 ちくタンのおじいちゃん…あけまして、おめでとうございます。
ふわぁ…
ちくタンも、れんタンも、おさいほう、すごくじょうず……
チクッ
――いたっ!
……わたしも、もっとがんばって、じょうずにならなくちゃ……
ふわぁぁぁ………! かわいい……!
(カバーを座布団につけ、手触りを確かめてみる)
……ふわぁ……なんだか、きもちいい……
ふぁ…は、はい!
ちくタン…ちくリン…れんタン…ほんとに、ありがとう……
……うん。
じゃあ……おやすみなさい。
>>180 あ…はい。
きょう、ゆうごはんのとき、ちくタンのおじいちゃんに、ごちそうになりました。
このおかゆを、たべると…ことしいちねん、びょうきをしないで、げんきにすごせるって…おそわりました。
あしたも…げんきで、がんばります!
びんちょうタンは産まれたときから
お父さんお母さんいないの?
そんなかわいそうな事聞くな
>>182 …………
あったことは……ゆめのなかでしか、ないです。
でも……
おばあちゃんみたいに…きっと…どこかで……
わたしのこと、みまもってくれてるって………しんじてます。
>>183 ……ううん。
わたし…ぜんぜん、さびしくないです。
ちくタン、クヌギたん、れんタン、ちくリン、
あろえちゃん、アベマキちゃん、コルクくん……
みんな、わたしの、たいせつな、おともだち………
それに…みなさんと、こうして、たのしいおはなし、たくさん、できるから………
>>184 はい。…おまちしてます。
いつも、すてきなおはなし……ありがとうございます。
俺達はびんちょうタンの家族だよ!
>>186 次の日、少し遅く起きたみんなは、そろって畑のおばあさんの
家に出掛けました…。
夜から朝にかけて雪が降り、根雪の上に真っ白な雪がほわっと
積もって道が少し歩きにくかったので、ちくタンはソリを持って
出掛ける事にしました…。
みんなは、座布団を抱えたちくリンを乗せたソリを引っ張りながら、
行き先の途中で少し立ち止まっては、降ったばかりの白い雪で
おだんごやうさぎを作って、楽しく遊びながら歩いて行きました…。
四辻に差し掛かると、町に向かう通りの方からあろえが風呂敷を
下げてやって来ました…。
ヨイショ…
あろえ 『 お母さんが、持って行けってくれたんだ…
田作りと、黒豆なんだよ。 』
_,,,...:-‐‐=-..,,,_
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"""""""""""""""""""""""""""""""゙ヽ, ~"""""""""""""""""""""
゚. ゜ ゜. 。 ゚., ,+ 。 ゚. + 。 ヽ、 `~''-、,,_ ゚. ゜ ゜. 。 ゚., ,+ 。 ゚. + 。
ヽ. `゜ ゚. ゜ ゜. 。 ゚., ,+ 。 ゚. + 。
゜。 ゜・。゜ ゜.゜・。゜゜. . .☆ 。。. ゚。 ・。゜ 。
゚. ゜ ゜. 。 ゚., ,+ 。 ゚. 。 ゚., ,+ 。 ゚゜ ゜. 。 ゚., ,+ 。 ゚. + 。
192 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/01/10(土) 22:03:31 0
>>188 ………………ありがとうございます。
すごく………
すごく、うれしいです!
>>190 ――ひはぁ!
ちくリンの、あたらしいそり…かっこいい……
ふわぁ…… (瞳を輝かせ、真っ白な雪を見つめる)
サクッ キュッ
サクッ キュッ
コロコロコロ
………ひはっ!? (ちくタンが坂道を転がした雪のお団子が、どんどん大きくなっていくのに驚く)
……ひゅふ♪
ふぁ……あろえちゃん、おはよう!
ふわぁ…おいしそう…
「たづくり」って…おさかなで、つくるんだね。
おばあさん…よろこんでくれるといいね。
>>191 …………
ドキドキ (座布団を見たときのおばあさんの表情を思い浮かべ、期待と不安が入り混じる)
……………うん! (3人と顔を見合わせて)
ピンポーン
――――ごめんください。
>>192 …… ハーイ
ガラガラ …
ニコニコ
…おやおや、みんないらっしゃい。
寒かったでしょう…?
さあ、早くお上がりなさい……。
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/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/
ttp://aryarya.net/up/img/2235.jpg \ みんな…、改めて明けましておめでとう…。
/
ttp://aryarya.net/up/img/2236.jpg \ さぁ、お雑煮を食べて温まってね…。
/ \ ニコニコ
l二二二二二二二二二二二二二ニ二二二二二二二二二二二l あろえちゃんの黒豆も美味しそうね〜
| |l l | |
|_,,ソ !,|_,ン
そうそう… みんなにコレを渡さなきゃね……。
ゴソゴソ
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2237.jpg 】
ニコニコ
今年一年、苦労が無く(不苦労)過ごせます様に……。
えっ… おやおや……。 これを私に?
みんなでカバーも作ってくれたのかい…。
ヨッコラショ…
…うん、とっても座り心地が良いこと〜♪
寒くなると腰の痺れも出るから助かるわ…。
みんな本当にありがとうね……。
ニコニコ
>>193-194 おはようございます。
はい……しつれいします。 (雪で濡れた帯の端を絞ってから玄関の中へ)
《ふぁ…
れんタンの、きもの…ゆきのなか、あるいたのに、すそが、ぬれてない…
どうしてだろう……?》
―――― ―――― ――――
(ちくタン、ちくリン、れんタン、あろえと並んで畳に正座)
あけまして…おめでとうございます。 (深々とお辞儀)
プシュッ
………ふぇ…
だいじょうぶ、あろえちゃん? (髪の先が畳に刺さってしまい、顔を上げられないあろえを助ける)
ひはぁぁぁ…! (豪華なおせち料理に目が真ん丸に)
――いただきます。 (ー人ー)
………ふわぁ………おいしいです!
>>195 ふぁ……おとしだま……
あ、で、でも、あの……
……は、はい。
どうも、ありがとうございます!
ふわぁ……ふくろうさん、かわいい…… (北海道でお土産屋さんにもらったふくろうの置物を思い出す)
(ちくタンと顔を見合わせ) ……うん。
あ、あの…これ……
いつも、おせわに、なってる、おれいです。
もし、よかったら……つかってください。
……………! パァァ (おばあさんの笑顔を見て自分も顔を輝かせる)
(ちくタン『よかったね、びんちょうタン!』
ちくリン『ヨカッター!』)
……………………う…うん!
>>196 ピンポーン ♪
みんなが美味しくおせち料理を頂いていると玄関のチャイムが
鳴ったので、おばあさんはゆっくりと玄関に向かいました……。
そして程なく戻って来るとその側には、鉢植えのお花を抱えた
クヌギたんが一緒でした…。
ニコニコ
クヌギたん 『 …みんな、明けましておめでとう…。
遅くなってごめんなさい……。
(おばあさんに…) スッ…
あっ…、これはお家の温室で咲いたお花です…。
お部屋にかざって楽しんでください…… 』
モジモジ…
おばあさん 『 あらあら、綺麗な桜だこと。 ありがとうね〜♪
さっそく床の間に飾らしてもらおうかしら…。 』
【
ttp://aryarya.net/up/img/2238.jpg 】
"
ガラス越しに見えるお外は小雪が降っているのに、みんなが楽しく
過ごしているこのお部屋には、ほんのりと春の香りが漂っているなんて、
ちょっと不思議で、とっても嬉しく感じたびんちょうタンでした……。
"
198 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/01/12(月) 19:13:38 0
>>197 …ひはぁ… (お雑煮の温かさに大きくため息)
(ちくリン『オイシーイ!』)
…うん! おいしいね!
ふぁ……クヌギたん!
あけまして、おめでとう!
ふわぁ……!
こんな、ちっちゃくて、かわいい「さくらのき」…はじめて……!
《 おばあさんのおかげで…
おしょうがつから、こうして、みんなといっしょに、すごせました。
……ありがとうございます。 》 (心の中で改めておばあさんに感謝)
↓200ゲットおめでとう!
>>198 お正月の賑やかさも過ぎて、町中ではいつもと同じ風景が
戻って来ました。
もみ寺の大道具市も今日で終わりなので、毎日の様に
通っていたちくタンは、ちょっと残念そうにしています…。
それでも今日は何故だか、ほわほわの襟巻きをした振袖姿の
お姉さん達が、金の付いた草履をカラカラと石畳に響かせて、
しょうが神社にお参りに来ていました……。
そんなお姉さん達を、社務所のお掃除しながら見ていた
びんちょうタンは、ふと北海道のお姉さん達の事を思い出し、
今日のお仕事が終わったら、大道具市で買ったプレゼントに
手紙を添えて、送ろうと思いました……。
>>200 シャッ シャッ
ほわぁ………
おねえさんたち……みんな、すごくきれい………
……ふぁ!
すっかり、おそくなっちゃった…
ぷれぜんと、おくらなくちゃ…!
…そうだ。
まえに、クヌギたんにもらった、えんぴつ……みじかくて、かけなくなっちゃったから…
きょう、おきゅうきんもらったら、
あたらしいえんぴつと、おてがみかく、かみ…かってかえろう。
>>201 今日のお仕事を終えたびんちょうタンは、おばさん達が夕飯の
買出しで賑わう、商店街に向かいました……。
/ / / /
| | | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | トンボ鉛筆 サクラクレパス 製図用品 .| | | | 鈴 屋 金 物 店
| | | | 竹 町 文 具 | | | |________
 ̄..| | | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::
| | | | .|| ̄ ̄ ̄||. | | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| | || ̄ ̄ ̄|| | | | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::
| | | | .||___||. | | | | | ||___|| | | | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::
| | | |::::::::::::::::::::::::::::: | | | | | ::::::::::::::::::::::::::: | | | |┬┴┬┴┬┴
| | | |::::::___________: | | [|] | | ::::::::::::::::::::::::::: | | | |┴┬┴┴┬┴
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| | | |:::/_____/| | | | | |// / / //| :| | | |┴┬┴┴┬┴
 ̄ ̄ ̄ ̄|______|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二二二 |/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
びんちょうタンはお店に入ると先ず、便箋を探す事にしました…。
辺りを見回しながらお店の奥に行くとそこには、色々な柄の便箋が
置いてありました。どれにしようか少し迷ったびんちょうタンでしたが、
いくつか気に入った中から、一番安い便箋にを手に取りました…。
その隣には万年筆や鉛筆が置いてあり、鉛筆は箱に入っているものと、
バラ売りしているものがありました。
びんちょうタンは、小豆色と緑色のバラ売りの鉛筆を見比べると、
可愛らしい小さなトンボの絵が書いてある緑色の鉛筆を買う事にしました。
店主 『 …はい、いらっしゃいませ。 』
店のおじさんは書き物の手を止めて、びんちょうタンに返事をしました…。
ふと視線をおじさんの手元に落としたびんちょうタンは、ピカピカ光る
鉛筆に目を奪われました…。
店主 『 うん…? あぁ、コレは短くなって使いにくくなった鉛筆にはめる軸だよ。
こんな古いので良ければあげるから使ってみるかい? 』
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2239.jpg 】
びんちょうタンは、鉛筆と便箋と景品の消しゴム。そして頂いた鉛筆の補助軸を
入れた袋を大事に抱えて、暗くなり始めた道をちょっとだけ急いでお家に帰るのでした…。
>>204-205 ……うん。
これにしよう。
あの…おねがいします。
ふぁ……
《かっこいい、えんぴつ……》
ふぇ…で、でも…いいんですか?
あ、ありがとうございます!
《これなら…クヌギたんのえんぴつ…
さいごまで、だいじに、つかえる……》
――ありがとうございました。
………ふみゅ! ポテッ (凍りかけた道に足を滑らせ転んでしまう)
……ふぁ……!
よかった…「びんせん」、ぬれてない……
(袋の雪を払いつつバス停にたどり着き、山の中ゆきの最終バスを待つ)
>>206 晩御飯を済ませた後びんちょうタンは、囲炉裏の側に寝そべりながら
ちくタンお手製のランプを手元に寄せると、、お姉さん達へのお手紙を
書き始めました…。
時々急に木枯らしが強く吹いて壁を震わせますが、今年は隙間風が
吹き込まない様に、畑のおばあさんのお家で知り合った農家のおじさんが
修理をしてくれたので、囲炉裏の辺りはそれほど寒くない様ですね……。
210 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/01/16(金) 20:10:46 0
>>208 ―――ごちそうさまでした。
カサ…
ふぁ……やもりさん! …こんばんは。
まいとし、さむくなると、でてきてくれなくなっちゃうのに…
ことしは……おうちのなか、あったかい……やもりさんも、げんき……
キュッ (おじさんからもらった補助軸をクヌギたんの鉛筆にはめる)
………ひゅふ♪ (囲炉裏の炎にあたって光る鉛筆を見つめる)
>>208 【 あかりおねえさんへ
くりすますけーき、ありがとうございました。
おともだちといっしょに、いただきました。
とっても、とってもおいしかったです。
わたしも、おおきくなったら、
おねえさんみたいに、おいしいおかし、つくれるようになりたいです。
また、おてがみかきます。
びんちょうタン 】
【 めぐみおねえさんへ
うしさんのぬいぐるみ、ありがとうございました。
おふとんのなかで、いっしょにねています。
とってもあったかくて、おねえさんと、いっしょにいるような、きもちになります。
いつか、またおねえさんに、あいにいけるように、おしごと、がんばります。
うしさんたちに、よろしく。
また、おてがみかきます。 びんちょうタン 】
【 たーにゃおねえさんへ
とってもすてきな、こえのおてがみ、ありがとうございました。
おねえさんのこえが、いつでもきけて、
とおくにいても、おねえさんが、いつも、
わたしのこと、みまもってくれるって…げんきが、わいてきます。
いつかまた、おねえさんのさくひん、みにいけるように、おしごと、がんばります。
また、おてがみかきます。
びんちょうタン 】
――――― ――――― ――――― ―――――
ポフッ (お姉さん達へのお手紙を封筒に入れ、さじに足形を押してもらう)
…………できた!
ありがとう、さじ。
こんやは、かぜがつよくて、さむいから、
うちに、とまっていってね。
>>211 次の日びんちょうタンは、お姉さん達に送るお手紙とプレゼントを持って、
町の郵便局に行きました───。
ちょっと重たい手提げカゴを手に郵便局に着いたびんちょうタンは、
鳥便の受付窓口に行ってジャガイモと木の実を支払い、お手紙と
プレゼントを北海道に送ってもらうように頼みました……。
_____________ ____________________________
/|:: ┌──────┐ ::| / …続いて天気予報です。 大陸からの強い寒気が流れ込むため、
/. |:: | ∧_∧ │ ::| < 東北・北海道方面は、風をともなった雪に注意して下さい。
|.... |:: | .(´・ω・`) │ ::| \ また、関東・東海地方の太平洋側は……
|.... |:: |__(_<ヽi/>_)__| ::|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|.... |:: └──────┘ ::|
\_| ┌────┐ .|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>213 あの……おねがい、します。
(お手紙の封筒とプレゼントを丁寧に包んだ3つの小包みを窓口に)
>>214 …ふぁ…
ほっかいどう…これから、ふぶきになるのかな……?
とりびんさんも、おしごと、たいへんなんだなぁ……
ぶじに…ぷれぜんと、とどきますように……… (道端のお地蔵様に木の実をお供えし、手を合わせる)
キーン コーン カーン コーン
ふぁ…… (チャイムを聞き、学校のほうに目をやる)
カサッ (懐の「大先輩の炭」に軽く触れる)
らいしゅうから、がっこうのおしごと、はじまるから…
にちようび…おてんき、よくなったら、
あのきのねもとに、この「すみ」さん…うめてあげたいな……
>>212 ふわぁ……!
ゆりえおねえさんたちも…あにめに、でてるんだ…!
みてみたいなぁ………
>>217 今朝、温かい日差しで目覚めたびんちょうタンは、
お家の中から外の様子を覗うと、昨日の夜の様な
風も無く、穏やかな日和だったので、お山の奥に在る
ばあちゃんの木の所へ出掛ける事にしました…。
びんちょうタンは、囲炉裏の中に埋めて置いた石を
幾つか注意深く取り出すと、布で巻いてカイロ(温石)
を作り、腹巻の背中とお腹にしまいました。
もちろん一緒にお出かけする、さじのふわふわの
お腹にも巻きつけてあげました。
そして、昨日たらやで買ったおだんごを持って、
お家を出発しました───。
_ 丶ヽ _,.`ヽ` `、 ....._ : `´ . .: ゙..: .:.:` `ヽ...:.:ヽ:.`.:''´ ;.ニ
ヽ;゙ '' ヽ`´` ー='´,. '´ 、ヽ .:: :. .:: ‐ ;; : . :.:. ゙:.;.:.:.:;.:'.:.: ;:'... _,:`
...._ ト.. ゙ ...ゞ´ゝ,. ''´ :'⌒ヽ ヾ..:;:゙゙ヽ:. .. ..ゞ、:..:.:.::: :゙:.:´.:::.:; '..;'´;;..::'_,,.. -
`ヽ.: .':、 丶..i ,' ,:' i,. =、..ゝ、ヾ,,;:゙ゞ::;';゙ ;'゙ゝ::''゙; ;;.:.:::;ニ.:_;;..-''.:=':;.:'::ニ´__
ゞ,.: .:.. ゙:.:.:...';. ::{ i''、ノ:::;;:'""ヾ;:`ヾヾ:;;::ゞ=''::i::;;'':::ソ;゙:.:.:;゙:'´ノ.:.;.:':;.:'´_::`;,´_;,,..ニ::‐
丶.._,:'': :.ゝ、ゞ;;ゝ、_i.ゝ;;(゙ヾヾ;;::=、::;;;,,_`ヾ::゙ゝ:゙::/;':::ノ;i:シ:;:'":::;'´::.<:.:_::.`ニ::ー..::´...,, __..
、ヽ,''::ー ;;ー-.:.゙:;;ゝゝ:::''::;;.:.:ヽ;::\_ー‐-::、}:、{:{;;'//イ::シ;;:ゾi::ソ::ノ:: .:、ヽ`ニ、:.´ ̄ヽ:<´
;:゙ヾ..二フ.:¬;;='':ゞ;;.゙:;;:゙.:`ゞ、_ヾ;`ヾニヽ、\;>';∠=-‐…'∠;;ヾヾ丶,:: :゙:、`::,,ヽ:. :. ::..:゙、`:..
`;;.:.: .:,,:''ヽ.:.::、`=-::ニ:::ゞ::(_::゙:、:`¨¨¨);r=、ヾ::::::{':::/ア´ヾ゙:;ヾヾ:、::゙.:.ヽ::.;;.ヽ:.ヽ::´`゙ ゙ `ヽ
;''=''"::,, .:.:、、::ゞ,,.:.::=;;..''´..'';;_ヾ::''=、゙..::` }::}:.:.::!:/:;ノ:;':ソ:;'.:.;.';;_';:゙;;`丶;;:`ヾ;.:.、:.`::、._
_;,:.''"´:.:.:.::_;;.. ::'';; .:.'': ...:.:`:、:;;''´ ''";;::_;;'.::|::|::.i.::{゙;;_;.''_::..:゙;;/´.:.:'';; .: .:..::´ヾ._ヾ:i゙:;, .:',.._
゙丶;;.:''´,:´:.:.;;゙、:.:.';;'' "⌒'' ,:゙::|::i:.:i.::| '´ `''´ ,:'' ヽ:;:'⌒丶; `゙ `ヾ
;: ''´ '´ '゙´ |::i : .:.| _,.:'
li :!.:.:l
l:! .:{ :.:l
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/:,' i: ',ヽ
... .... ..... .......,.,.,,,,,./ノ ノ..:ヽ、::ヽ\.,,,.,.,.,. ....... ..... .. .
. .: .: .:.::::´.:::´ ' ..:.::.. .:`.:.::.:.`:..:. . . ,+ 。 ゚. +. . . 。゚.
゜.゜・。゜゜. . .☆ 。゚., ,+ 。 ゚. + ゚., ,+ 。 ゚. + .☆ 。゚., . 。゚., ゜.゜・。゜゜
, ,+ 。 ゚., ,+ 。 ゚. + .☆ ゜.゜・。゜゜ ゜.゜・。゜゜ ,+ 。 ゚. + ,+ 。 ゚. +
+ .☆ 。゚., . ゚., ,+ 。 ゚.+ 。 ゚. + ,+ ,+ 。 ゚. + .☆ 。 ,+ 。 ゚.
222 :
2:2009/01/18(日) 20:24:08 0
>22 2
223 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/01/18(日) 20:28:10 0
>>220 ……んっ……… (朝陽に向かって大きく伸び)
ひはぁ……
さじ…おはよう!
ちょっと、じっとしててね。
シュルッ
………あったかい?
(さじ『ワン!』)
よかった………
じゃあ、いこうか。
キュッ キュッ
>>221 キラ キラ
ふわぁ…… (木の枝越しに差し込む木漏れ日に目を細める)
ばあちゃん………
ことしは……「おのみち」で、あった、「せんぱいのすみ」さんと、いっしょに…きたよ。
(木の根元に歩み寄り、手で雪と土を掘り、懐から大先輩の炭を取り出してそっと穴の中に置く)
………おつかれさまでした。
わたしも…すこしでも、ながいあいだ、みなさんの、おやくにたてるように……がんばります。
ばあちゃんといっしょに…みまもっていてくださいね。 (土をかぶせる)
…………………!
(木の幹を見上げ、かつて鉄の棒が刺さっていた穴が少しずつ塞がってきていることに気づく)
―――――このきも……「いきてる」………
ばあちゃんの、「おもい」も……きっと…………
わたしも……「いきてる」………
みんなの「おもい」が、ちからを、くれるから………!
(落ちていた枝を拾い、雪の上に、大きな字でお手紙を書く)
【 ばあちゃん
これからも いろんなところへいって
たくさんのひとと おともだちになれるように
がんばります びんちょ 】
11秒待ってやる
すいません誤爆しました…
>>223 今日は、今週最後の学校のお仕事の日です。
びんちょうタンはいつもの様に身支度を整え、出かけようと
扉に手を掛けると、その隙間にお手紙が挟まっているのに
気が付きました…。
表には、≪ びんちょうタン 様へ ≫と書いてあり、裏には
お手紙を出した人の名前が漢字で書いてありました。
ちょっと困ったびんちょうタンでしたが直ぐにひらめいて、
お昼休みになったらチシャノキ先生にお願いして、読んで
もらおうと思い付き、懐にお手紙をしまうとお家を出ました……。
お弁当を食べ終えた先生に、お代わりのお茶を入れながら
びんちょうタンは、お手紙の事を先生に頼みました…。
チシャノキ先生 『 …はい、いいですよ。
封を開けても良いのですか? では…… 』
≪ こんにちは。 ≫
私は函館に住んでいる、茜木温子(あかねぎ あつこ)と
言います。
この前の大雪の時、ウチの店先に郵便カバンを提げた鳥が
落ちてうずくまっていたので助けてあげたのですが、カバンが
びしょびしょに濡れていて、中に入っていた、あなたの出した
お手紙と荷物のあて先が滲んで読めなくなってしまっています。
送り先が解れば、お手伝いをしてあげられるのですが…。
どうすれば良いのか、ご連絡をお願いします。
≪ 茜木鮮魚店 茜木温子 ≫
チシャノキ先生 『 せっかくの贈り物の行き先が解らなくなるなんて、
残念ですね……。
ピン!
……前に商店街で、北海道周遊券を当てたと
お話を聞かせて頂きましたけど、それを使って
直接行ってみてはどうですか?
…あっ、お仕事は…… そうですね……
赤い髪をした、元気なお友達に頼んでみては…?
そう、暫くの間でしたら、その子にあなたの代わり
として、お仕事をして頂いても構いませんよ…? 』
>>226-227 トポトポ
あの…せんせい…おねがいが、あるんですけど……
この、おてがみ……
わかし、かんじが、あんまり、よめないので……よんでもらえませんか?
はい…ありがとうございます。
……………………!
《 とりびんさん…やっぱり、ゆきで……
おねえさんたちへの、こづつみ……やさしいひとが、ひろってくれたんだ……… 》
あ……は、はい……
《 そういえば…このまえ、ゆりえおねえさんと、いっしょのとき… 》
ふぁ……あの、い、いいんですか?
でも…らいしゅうの、おしごとに、まにあわないかも……
………!
《 せんせい……ちくタンのこと、おぼえててくれたんだ……!》
は、はい!
きょう、おしごとおわったら、おねがいしてみます。
せんせい……ほんとに、ありがとうございます! (深々とお辞儀)
―――― ―――― ――――
テテテテテテ
はっ… はっ… (放課後、白い息を吐きながらちくタンの家へと走る)
…………ひはっ!?
クルン ポテッ
(後ろから走ってきたさじが、帯をくわえて放り上げ、一回転して背中の上に着地)
ふぁ……さじ……!
のせていってくれるの? あ…ありがとう!
タタタタタタタタ (風を切って駆けるさじの首にしっかりとつかまる)
>>228 ちくタン 『 ……あっ、びんちょうタン…。
どうしたの? そんなに息切らしてー。
……うん、うん、いいよ。
この前の大道具市でお小遣い使い過ぎちゃったから、
お仕事させてもらえると、ワタシも助かるよ〜♪ 』
マダケじいちゃん 『 そう言う事なら、暗くならんうちに周遊券
とやらを取りに帰って、今晩はこっちに
泊まりなさい。お前さんが戻ったら、ワシが
駅前の旅行代理店に行って、空港行きの切符と
函館行きの飛行機の手続きをしとくよ…。
あっ、家に帰ったら、火の始末と戸締りを
きちんとして、出て来るんじゃぞ…。 』
びんちょうタンはマダケじいちゃんの言う事に従って、またさじの背中に
乗せてもらうと、一度お家に帰る事にしました…。
家に着いたびんちょうタンは、先ずはお皿にお水入れると、白い息を
ハアハアとさせているさじに飲ませてあげました。
そして、てきぱきとお出かけの準備を済ませると、少し休んで元気が
戻ったさじに乗って、またちくタンのお家に向かいました……。
―――― ―――― ――――
びんちょうタンは、マダケじいちゃんが取って来てくれた切符を、枕元に
置いた手提げカゴの中にしまうと、お布団に入りながらちくタンに、
学校でのお仕事の仕方について教えてあげました…。
ちくタン 『 エト… ていねいに… 静かに…。うん、ガンバッテみるよ! 』
そして部屋の灯を消した後も三人は、冬の北海道ってどんな町なんだろう?
どんな面白い事があるんだろう? 美味しい食べ物はあるかな? などと
お話しながら、段々と眠りについていきました……。
>>229 ちくタン! …こんにちは。
あのね…ちょっと、おねがいしたいことが、あるんだけど……
……ほんと? あ…ありがとう!
ふぁ…ちくタンのおじいちゃん、こんにちは。
え…い、いいんですか?
このまえも、とめてもらったばっかりなのに…
は…はい。 ありがとうございます!
はい。
できるだけ、はやくもどります!
>>230 はい…さじ。 のど、かわいたでしょ?
ピチャピチャ
(周遊券を懐に入れ、囲炉裏の火をしっかりと灰の中に埋める)
やもりさん…
ちょっとのあいだ、さむくなるけど…かぜひかないでくださいね。
―――いってきます。
>>231 おじいちゃん……さむいのに、ごめいわくかけて、ごめんなさい。
(マダケじいちゃん『ええんじゃよ。 さ、早めに風呂に入っといで』)
は…はい!
……うん。………うん。
クヌギたんにあったら、よろしくね。
アベマキちゃんと、コルクくんにも……
《 「あかねぎ あつこ」さん……
どんなひとなんだろう………? 》
……おやすみなさい。
>>232 朝、マダケじいちゃんとちくリンに切り火をしてもらって家を出た二人は、
チシャノキ先生にお出掛けのご挨拶と、ちくタンを先生と引き合わせる為に、
サクサクと雪を踏みながら学校へと向かいました…。
暫くして通学路に入ると、学校に向かう生徒達を見かける様になりました。
すると、少し前を歩いている生徒達の中にあろえを見つけた二人は、小走りに
寄って行くと、まだ少し寝ぼけまなこのあろえに声を掛けました…。
あろえ 『 …ほゎ ちくタン、びんちょうタン、おはよぅ〜〜 フワァ……
……… 北海道にお出掛けするんだ〜 いいなぁ〜 アハハ…
あっ… でも今は寒いから、夏だったら行きたいかな〜 』
そんなお話をしている内に三人が学校に近づくと、校門の前に停まっていた
馬車から、丁度クヌギたんが降りて来ました…。
クヌギたん 『 ……あっ、みんな、おはよう〜
今日は、朝から日が差して暖かいね。 ♪
(クヌギたんにもお出掛けの話をする)
びんちょうタン……。(被っていた帽子を取り、たたんで渡す)
向こうはもっと寒いから、風邪に気を付けてね……。 』
>>233 カチ カチ
(マダケじいちゃん『気ぃつけて行っといで』)
(ちくリン『トイデー!』)
…はい。 いってきます!
あろえちゃん、おはよう!
あ…クヌギたん、おはよう!
…………うん。
それで…ほっかいどうにいってるあいだ、ちくタンに、おしごと、かわってもらうことになったんだ。
………ふぁ……
クヌギたんの、ぼうし……
これ…かりても、いいの?
(炭をはずし、帽子をかぶってみる)
ふわぁ……あったかい……
ありがとう…クヌギたん!
ヾ(^_^;
236 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/01/22(木) 20:16:30 0
237 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/01/23(金) 21:03:19 0
ふぁ…
(近くの電器屋さんの店先のテレビから、聞き覚えのある音楽が聞こえて振り向く)
【 今度はどんなすてきな旅が待っているのかな?
『 プカシューの大冒険 2 』
いよいよ2月からスタート! お楽しみに! 】
ふわぁぁぁ………!
また、ぷかしゅー、てれびで、みれるんだ……!
>>234 チシャノキ先生 『 (ちくタンに)……と言うお仕事ですので、
よろしくお願いしますね…。
(びんちょうタンに)それからコレを…
っ 【お守り袋】 チャリ チャリ…
中に此処の電話番号が書いてあるメモ書きと
小銭を入れて置きました…。
何か困った事や、お友達に伝えたい事があったら
遠慮しないで、お電話なさい…。 』
ちくタン 『 あっそうだ… ゴソゴソ
はい、今度はワタシが手袋を貸すね。 』
エヘヘ
びんちょうタンは二人に見送られつつ学校を後にして、駅に向かいました…。
―――― ―――― ――――
>>237
239 :
南部駅:2009/01/23(金) 21:32:48 0
れんタン 『 ……やっぱり来た。…はい。(紫色の風呂敷包みを渡す)
昨日、占いをしてたら遠くへお出掛けするって出たから
来て見たの…。おにぎりと… たらやのお団子と…
お茶が入っているから、あとで食べてね……。 』
ピンポン パンポーン
( まもなく、新大阪行き「特急くろしお10号」が参ります
お乗りの方はホームへ移動下さいませ…。 )
二人がホームに移動すると間も無く電車がやって来ました…。
びんちょうタンは電車に乗ると入り口で立ち止まりました…。
そして、閉まるドア越しにれんタンへ手を振りながら、駅を出発しました…。
―――― ―――― ――――
びんちょうタンの現在の装備品(外装)
炭
クヌギたんの帽子
チシャノキ先生のお守り袋
緑のまふらー
畑のおばあさんが作ってくれた腹巻
ちくタンの手袋(片方)
れんタンのお弁当(風呂敷付き)
手提げカゴ
アンクレット
雪ぐつ
240 :
6:2009/01/23(金) 23:53:08 0
240
242 :
名無しになりきれ:2009/01/24(土) 19:50:11 0
>>175 いまさら気づいた
ちゅる(鶴)や と ゼニガメ(亀)で鶴亀か。
縁起がいいな。
243 :
1:2009/01/24(土) 23:29:33 0
243
>>238 ふぁ…「おまもり」……
は、はい!
せんせい…ありがとうございます!
あ…クヌギたんの、てぶくろ……
…うん。ちくタン…ありがとう! (借りた手袋を左手にはめる)
じゃあ……ちくタン、よろしくね。
―――――いってきます。
>>239 ふぇ……れんタン?
れんタンも…おでかけ……?
え……じゃあ、
わたしのこと、みおくりに、きてくれたの?
……ふわぁ…おべんとうまで……
あ…ありがとう、れんタン!
……うん。
おじいちゃんたちに…よろしくね。
プシューッ
――いってきまぁぁーーーーーす!
>>241 …はい。
えきのなまえは、かんじだけど、
まちのなまえは、ひらがななんですよ。
>>242 えっと……
つるは、せんねん…かめは、まんねん……ですよね?
ちゅるやさんと、かめさん…また、あそびにきてほしいな……
246 :
8:2009/01/25(日) 06:21:39 0
246
>>244 空港に着いたびんちょうタンは、夏に来た時の事を思い出しながら
ロビーを見渡し、ようやく受付のお姉さんを見つけるとチケットを
渡して、搭乗手続きを済ませました…。
飛行機が飛び立ち、しばらくすると案内のお姉さん達が、飲み物を
配り始めました……。
/ _ , 、-、_ _ \
/ , ‐´ " γ'´ `ヽ, \
/ / Λ _,、 ゙~ヽ ヽ.
/ , ' ; ,i! i;;;;_v';_| l `ヽ. i
/ / / ; / ! :i'| | i | !i ゙j |
ヽ_,,ノ; !: l/| |, Li ! i i! l,| .:| :| |
´フ:: |: |: i'"|_i_,! |_! |_i' /、! ::! .:;| !
/;: |::. l;__! __,,,,_ ` | .::/ ::|;レ'"
!:: {:_j. ''" ` ‐'''‐、,`"''! .:ノ.;ゝ
レ'"l| | , ` ./__/´.::l
/ l.| | ,,,, __ / !ヾ;ノヽ, お飲み物は、何にしましょうか?
/ /i´ ̄|、 l ;゙ /|_| i ; ……はい、どうぞ。
,!.へi |:. |'゙ヽ、 ゛- ' ._,イ/| i |.へi ニコニコ
!.へ.! l:: │_l゙丶、 __ ,, ‐'l " | :| i,へ.! …もうすぐテレビが始まりますよ。
!:: l´l'丿 lヾヽi ::| お好きな番組が有ると良いですね
_,, -‐ '´|:: | l´ ソ | ::|'' ‐- 、_
/ヽ. |::: │ヽ ./ ! .:::! /\
250 :
25:2009/01/25(日) 21:42:22 0
250
251 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/01/25(日) 22:53:44 0
>>247 えっ、と…… (旅行者たちの車輪つきスーツケースをよけながら歩く)
ふぁ…
あの…おねがい…します! (せいいっぱい背伸びしてカウンターの向こうのお姉さんにチケットを渡す)
>>248 ―――ひぅ! (離陸のとき、体がシートに押しつけられる感覚に驚く)
ふぁ…あの…こ、こんにちは。
あ…は、はい。
えっと……つめたい、おみずを、ください。
…ありがとうございます。
ふぁ…てれび……は、はい!
(お姉さんに教わった通り、ヘッドホンを取り出してつける)
>>249 いただきま………
ふわぁ……ぷかしゅー……!
なみにゆられてぷかぷかとぉ〜 きょうもぷかしゅーどこ…………ふぁ!
(台詞にあわせて無意識に声を出してしまい、他の乗客たちの視線に気づいて真っ赤に)
ご……ごめんなさい…。
………… (お弁当の風呂敷をいったん結び直し、スクリーンに見入る)
>>252 はい。 …あの、ばすですね?
ありがとうございます。
………ふ………! (建物を出たとたん、肌を刺す冷たい風に身をすくませる)
ここが……あつこおねえさんの、まち………
(クヌギたんの帽子を目深にかぶり直し、バスに乗り込む)
>>253 ………ふわぁ〜〜〜!
かわいい、でんしゃ……どこに、いくんだろう……
>>254 (いつもの癖でどんぐりを料金箱に入れようとしてしまい、あわててがま口を出して料金を確認)
―――ありがとうございました。
ひはぁ……おみせ、いっぱい……
「あさいち」って……ここかな…?
えっと……「あかねぎ…せんぎょ、てん」………
(手紙の字と看板の文字とを見比べつつ、お姉さんのお店を探して歩き出す)
∧_∧
( ´・ω・) 寒いですなぁ、一緒に熱いお茶でも飲んで温まりませんか?
( つ旦O ∬
と_)_) 旦
>>257 ふわぁ…ありがとうございます!
ズーッ
ほゎぁ〜…… あったかい……
261 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/01/27(火) 21:43:11 0
>>261 温子 『 …!! あなたがびんちょうタン?
わざわざ来てくれたんだ。函館は遠かったでしょ…?
あっ、ゴメンね! お話は後回しにして、イカを
拾うのを手伝ってもらえる〜? 』
アツコチャン マタカイ… ソラヨッ! ゴメンネ オジサン …
マッタク オッチョコチョイ ダネ〜 アハハ …
【
ttp://aryarya.net/up/img/2313.jpg 】
雪の上に落ちたイカは、殆ど傷みが無く拾えたものの、
結局着物を汚してしまったびんちょうタンは、お姉さんの
家に着くとお風呂を借りて、みんなで一緒に入りました……。
―――― ―――― ――――
カポーン
⌒ ⌒ ザー
( ) ( ⌒ │ || |
) ) │ || |\
( ノ │ || |\\
)___________ )_ │ || | : :\
────────────‐ ヽ\ │ || | : : : : .
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ij ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄し' ̄ ̄] │ || | : : : : :
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ. || | : : : : :
o 。 | ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ. || | : : : : :
゚ |  ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ. || | : : : : :
 ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ|| | : : : : :
ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ\ : : :
 ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ.\ :
ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ ̄ヽ
『 この子は、まめゴマのルル。北海道に昔から住んでいるアイヌの
人の言葉で、「海の汐(しお)の流れ」って意味なんだよ。
港に流れ着いて来たこの子にピッタリな名前でしょ? アハハ 』
温子 『 ふわぁ〜 よく温まったね〜〜。
ルルも元通りの真っ白になったわ〜♪
そうだ、のど渇いたでしょ? 一緒にプリン食べよ? 』
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2319.jpg 】
プリンを頂きながらびんちょうタンは、お姉さんが鳥便を見つけた
時の事を聞いたり、預かって頂いていた荷物を見せてもらいました…。
温子お姉さんの手紙にあった様に、ターニャお姉さん達あての
封筒と小包は宛先が読めなくなっていました。
そして、少しドキドキしながら封を開けて確かめると、中のお手紙や
贈り物は無事だったので、びんちょうタンは明日にでも新しい包みを
揃え直して、またお姉さん達に送ろうと思いました…。
―――― ―――― ――――
リリリーン リリリーン ガチャ
温子 『 …はい、茜木鮮魚店です。 …あっ、お母さん、そっちはどう?
……うん、うん、解った…。 じゃあ、おばあちゃんによろしくね… 』
プツッ ツーー
『 …あ〜ん、困ったな〜。 源さん(店員)は腰を痛めて動けないし、
お母さんはおばあちゃんと一緒に札幌のお得意様回りが長引いて、
3〜4日帰れないって言うし…。明日のお店どうしよう…… 』
>>262 ふぁ……は、はいっ!
(つるつる滑るイカを懸命に拾い集める)
ピューッ
ふみゅ! (特に活きのいい1匹をつかんだとたん、顔に墨をかけられてしまう)
……はひぃ………
>>263 ……しつれい、します。
おねえさん…さっきは、おしごとの、じゃましちゃって、ごめんなさい。
チャポッ (体を洗ってから湯船に)
ひはぁ〜〜〜………
…………… キュー…
(『ルル』のキラキラする大きな瞳と見つめ合い、お姉さんの優しい笑顔を見上げる)
ふぇぇ……
「かわ」も、ながれてるけど……「うみ」も、「ながれてる」んですね………
『るる』ちゃん………よろしくね。
キュ! キュ♪
>>264 ひはぁ……
あ、は、はい!
――――いただきます。 (ー人ー)
ふぁ……とっても、おいしいです!
………じゃあ、とりびんさんは……
(お姉さんの心のこもった看病で、元気になって帰っていったことを聞く)
……よかったぁ……!
ふわぁ……おてがみと、ぷれぜんと…だいじょうぶ……
…はい。
まえに、おしごとで、ほっかいどうにきたときに、
しりあった、おねえさんたちが…くりすますぷれぜんと、おくってくれたので……
なにか、おれいがしたいとおもって……
あつこおねえさん……ありがとうございます!
―――― ―――― ――――
………あ、あの…おねえさん……
もし、よかったら…
おせわになった、おれいに……おみせの、おてつだい、させて…もらえませんか?
あれ?びんちょうタンじゃないかっ!奇遇だな〜
わたしはこのカメさんを鍛えるために函館よりずっと北の
網走というところへ行く途中だったんだよ!じゃ、ま〜たね〜!
ゼニゼニ〜(かぜ引くなよ〜)
>>265 次の日、お店をお手伝いする事になったびんちょうタンは、
暗いうちから市場に仕入れに出掛けるお姉さんを見送ると、
お部屋を掃除して朝ごはんを作り、お姉さんの帰りを待つ
事にしました……。
お部屋の掃除が終わり、今度は店先の掃除にかかりました。
びんちょうタンが外に出ると、辺りはまだ暗くてとても寒く、
近所のお店の人達がそれぞれにお店の灯を点け、白い息を
あげて朝の挨拶をしながら、忙しそうに、でもどこか楽しそうに
働いているのが見えました…。
オハヨー オーッ
キョウモ サムイワネー
お掃除が済んで、次は朝ごはんの仕度です。
びんちょうタンは、寒い中帰ってくるお姉さんに温まってもらえる様に、
先ずはお味噌汁を作ろうと思いました…。
お姉さんから入っている物は自由に使って良いと言われた冷蔵庫を
開けて見回したびんちょうタンは、【味噌】【アサリ】【ネギ】を取り出し、
おかずに【タマゴ】【ウインナー】【アジの開き】【シラス干し】を選びました…。
―――― ―――― ――――
…… サクッ サクッ
ガラガラー フゥ …
温子 『 ただいまー。 わぁ……、部屋がピカピカ〜!
あっ、ごはんも出来てる〜♪ お腹へってたんだよー 』
アハハ
【【
ttp://aryarya.net/up/img/2326.jpg 】】
ズズッ
温子 『
いただきまーす。 …うん、温かくて美味しいー☆
お味噌もアサリも家のだよね…? なんでいつもより
美味しいのかな……。
御飯もふっくら炊けてる…。 パクパク
アジもパリッと焼けてるし、びんちょうタンって
家事がとっても上手なんだねー。 』
ニコニコ
>>266 ひはぁ…ちゅるやさんと、かめさん…こんにちは!
「あばしり」…きっと、ここより、さむいところなんですね…
は、はい!
かめさんも…からだに、きをつけて…がんばってくださいね!
>>267 いってらっしゃい…おねえさん!
ひふぅ…
おさかなやさんって…まいあさ、こんなにはやく、おきなきゃいけない…
たいへんなんだなぁ……
ん、しょ…
ザッ ザッ (夜の寒さで固く凍った店先の雪をシャベルでかき取り、他のお店の邪魔にならないように通りの隅に集めていく)
……おはようございます! (通りかかる近所のお店の人たちに元気よく挨拶)
>>268 トントントントン
コトコト コトコト (アサリが煮えたのを見計らって味噌とネギを入れる)
シャッ シャッ (研いだお米を、頭の炭とともに炊飯器に入れる)
ジュウウウウ
パキッ ジィィィィィ
(小皿でお味噌汁の味を見て) …………うん!
あ……おかえりなさい!
ごはん、できてます。
ひはぁ………… (頬をほんのり染める)
あ、ありがとうございます。 …うれしいです!
ジャンケンしようか、ジャンケン
いっくよー、じゃんけんポン!(グーを出す)
>>269 手早く御飯を済ませた二人は、早速開店準備にかかりました…。
お姉さんのキビキビした指図に負けずにびんちょうタンは、
テキパキと動き、あっと言う間に品揃えを終える事が出来ました…。
フゥ… フフッ…
温子 『 びんちょうタン、やるわね……。 ゴソゴソ…
でも今朝はこんなもんじゃないのよっ!!
ジャーン!
【
ttp://aryarya.net/up/img/2329.jpg 】
今日、明日って連休だから、道外から観光に来た
お客さんが多いのよ。
それで一緒にこのイカ帽子を被って、焼きイカを
売ってお客さんを集めて欲しいんだー。 ネッ?
人が集まれば、カニやウニなんかの高い商品も
売れるからねー。
それじゃー、張り切っていこうー!! 』
” ”
焼き立てのイカはいかがですかー? ホタテもありますよー!
お土産にカニはどうかにー? ホッケも美味しいよー!
” ”
ワイワイ チョット ミテコウヨ…
ガヤガヤ アーッ カワイイ〜♪
『 …へえ、炭焼きなんだー。じゃあ、イカを一つもらおうかな…。』
コッチモ ヒトツネー
ワタシハ ホタテガ イイナ…
コノコハ オモチカエリ デキマセンヨネ? AHAHAー!
『 ホタテ美味しいね〜♪ スイマセン、このイカとホタテの
詰めあわせを… えぇ、2ケース送ってもらえます? 』
コッチモネー!
カニヲ オクッテ モラオウカネ… ウニニ シヨウヨー?
>>270 あ…は、はい。
じゃんけん、ぽん! (チョキを出す)
ふぁ…まけちゃった……
は、はい。 「やきいか」、おまけします! (値引きした分を自分のがま口から補填)
>>271 ふわぁぁ…! かわいいおようふく……
こんな、おようふくきて、おしごとしてみたいなぁ……
>>272 ―――ひは〜〜ぁ!
おねえさんと、わたし…「いかさん」になっちゃった……
ふわぁ……でも、このぼうし…クヌギたんのぼうしみたいに、あったかい……
は、はい! がんばりますっ!
キュー! (ルルちゃんがイカ帽子の端をくわえて引っぱる)
ふゎ…ひはっ、と、と、と……
キュ〜? (食べられないとわかって放す) ……わぁ! コテンッ
―――― ―――― ――――
ジュゥウウウウ パタ パタ パタ
(こげ目がつきすぎないようイカを丁寧にひっくり返しつつ、匂いが遠くまで届くようにうちわで扇ぐ)
「やきいか」…いかがですかぁ〜?
「すみ」でやいた、あつあつの、やきいかでぇ〜す!
>>273 いらっしゃいませ!
はい。 ありがとうございます!
はい…ほたてですね? ありがとうございます!
あ……ごめんなさい。 るるちゃんは、うりものじゃないので… キュー!
あ…は、はい!
では、こちらの、でんぴょうに、おおくりさきを、かいていただけますか?
はい! …はい!
ありがとうございまぁす! パタパタ
>>275 びんちょうタンとルルの活躍もあって、お店を訪れるお客さんは後を絶たず、
夕方前には今朝用意した品物を、全部売り切る事が出来ました…。
フゥ…
温子 『 びんちょうタン、お疲れ様〜♪
後片付けも終わったし、温泉でゆっくりしようよ〜。 』
お姉さんとびんちょうタンはお風呂の仕度をすると、お留守番のルルに
手を振って、温泉に向かう電車の停留所に向かいました……。
【
http://aryarya.net/up/img/2336.jpg 】
…ゴトンゴトン プシュー
温子 『 あっ、来た来た〜♪ この茶色の電車で行くんだよ。 』
☆ チン ☆ チン
プシュー …ゴトンゴトン ツギハ〜 シヤクショマエ〜
温子 『 あのね、今から行く温泉は、朝早くから働いている
漁師さんや私達の様なお店の人には人気なんだ〜。
特に冬の時期は、朝から人が沢山来るんだよ。 』
谷地頭温泉に着いた二人は、早速お姉さんオススメの露天風呂に向かいました…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2337.jpg 】
温子 『 …ふぅ ねぇ、気が付いた? ここの湯船は星の形をしているんだよ。
昔、建てられたお城の形をイメージして造ったんだって…。
…私だったら、雪の結晶をデザインして造ってみたいかも〜。 』
ヨク アッタマッテ イコウネ 〜♪
279 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/02/01(日) 01:32:40 0
>>276 ひ…ひはぁ…
は…はい!
おつかれさまです…おねえさん。
るるちゃんも…おつかれさま。
ふわぁ…おんせん…! …は、はいっ!
(支度を手伝い、ルルちゃんに晩ご飯のイカをあげる)
じゃあ…るるちゃん、いってくるね。
>>277 ふわぁぁ…!
この、でんしゃ…ひこうじょうから、くるとちゅう、ばすのなかから、みました。
のってみたいな…って、おもってたんです。
よかったぁ…!
ふぇぇ…
おんせんって、やまのなかだけじゃなく、まちのなかにも、たくさん、あるんですね。
ほっかいどうって、すごいなぁ…
>>278 ………ひふぅ〜……… (海の香りのするお湯の熱さが全身に染み渡る感覚にうっとり)
ふぇ…おほしさまの、かたち……?
チャポッ
………ん…… (湯船の縁に上がり、爪先立ちで全体を見渡そうとする)
ツルッ
ふゎ、わ…わぁ! ザパァッ!
(足を滑らせお湯に落下、お姉さんに抱きとめてもらう)
ぷはっ…ひはぁ…お、おねえさん、ありがとう……
あ、あの…すみませんでした……
(お湯と恥ずかしさで顔を真っ赤にほてらせ、周りのお客たちに謝る)
温子 『 …どうだった? 美味しかった? …うん、よかった〜♪
豚肉を使っているけど、やきとりなんて面白かったでしょ?
ウフフ…
さて、次は隣のハンバーガー屋さんよっ! ヨシッ 』
―――― ―――― ――――
【
ttp://aryarya.net/up/img/2350.jpg 】
温子 『 夏だったら、【いか踊りバーガー】 がオススメなんだけど…
びんちょうタン、好きなの選んで…? 』
>>280 ふわぁ…おいしそう…!
やきとりが、ごはんのうえに、のっかってる…
…はい。
おねえさん……おつかれさまでした!
――いただきます。 (ー人ー)
コクッ
シュワシュワシュワ
……ふ…ふぁ…… (舌に広がる炭酸の刺激に戸惑う)
ひはぁ…おいしいです!
>>281 は、はい!
ふぇ…「やきとり」なのに…ぶたさんなんですね……なんだか、ふしぎ……
―――― ―――― ――――
ふわぁ………! (サーカスのようなお店の看板にわくわく)
ふぁ…
はじめてみる、「はんばーがー」、たくさん…
どれにしようかな……えっと……
この、「ちゃいにーず…ちきんばーがー」が、「いちばんにんき」…
あ、でも…
こっちは、「えび」も、はいってるんですね……
ん、と……
この…えっと……「さみっと、ばーがー」に、します。
285 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/02/02(月) 20:35:01 0
>>283 ふわぁ……おいしそう……!
いただきます。 (ー人ー)
んっ…あ…… んぐ! (口といっしょに目も大きく開けてバーガーにかぶりつく)
はふっ、はふっ…ほぐ… (熱々のポテトをふうふうしつつ頬張る)
ふわぁ…おいしいです!
>>284 ふぁ…ほんとですか?
あ、ありがとうございます!
えっ、と……… (ガイドブックの写真を食い入るように見ていく)
この、きれいなたてものって…「きょうかい」って、いうんですよね。
わたしのまちでは、みたことないです…
ふぁ…
さっきのおふろと、おんなじ、おほしさまの、こうえん……
ひはぁ…
これって、「よるのまち」の、けしき…なんですか?
…きれい……!
えっと……
ここと、ここと、ここに…いってみたいです。
(『トラピスチヌ修道院』、『五稜郭公園』、『函館山』の3ヶ所を指さす)
あ…そ、それから…
もし、できたら…とちゅうで、ゆうびんやさんに、よってもらえたら、うれしいです。
おねえさんが、ひろってくれた、おてがみと、ぷれぜんと…もういっかい、おくりたいので……
あの…わがままいって、ごめんなさい。
そこのちっこくて可愛いお嬢ちゃん、やくそうを持って無いかな?
持っていたらこの「ちからのたね」と交換して欲しいんだ
長いこと旅をしてるんだがゴールドが底をついてね・・・やくそうを買うお金が無いんだよ
ぼく、サメさんに食べられるところをプカシューに
助けてもらったクラゲだよ。
びんちょうタン、おぼえててくれてる・・?
>>285 温子 『 夜の景色を見るなら、今がちょうど良いわね…。
函館山なら近いし、これから行こうか〜☆
…うん、郵便局ね。鳥便の取り扱いがある局は
直ぐ近くの 【はこだて明治館】 の中にあるよ。
今日はもう閉まっているから、明日のお仕事が
終わったら出しに行くといいわ。
あっ、そうそう、鳥便からお詫びのハガキと
こんなものが家に届いていたわよ。
っ 【 鳥笛 】
ハガキ読んであげるね…。 ゴソゴソ… 』
《 》
びんちょうタン様
いつも鳥便をご利用頂き、ありがとうございます。
この度は悪天候とは言え、弊社の配送の不手際により
ご迷惑をおかけしました。
つきましては、再度郵便物を送られる際に、この書面を
差出窓口に御提示下されば、送料は無料とさせて頂きます。
またお詫びとして、鳥笛を同封させて頂きました。
これはびんちょうタン様が道内に居られる際に、無料で
鳥便の特別サービスをご利用出来るものです。
使い方といたしましては、以下の通りです。
1. 郵便物を送りたい ⇒ 長く二回吹いて下さい。
2. 何処かに移動したい ⇒ 短く三回吹いて下さい。
どちらもお近くを巡回中の弊社担当者が、速やかに
お伺い致します。
今後も鳥便を御贔屓下さる様、お願い致します。
(*・e・*) 北海道
《 》
289 :
函館山:2009/02/03(火) 19:15:22 0
>>286 やくそう、ですか?
あ…はい!
…どうぞ。 っ【ちくタンにもらったマダケじいちゃん秘伝の薬草】
すりきず、きりきず…やけどにも、とっても、よくききます。
ふぁ……「ちからの…たね」……
うえると…「ちから」が、はえてくるのかな?
あ…ありがとうございます!
>>287 ふわぁ……あのときの、くらげさん! …こんにちは!
さいほうそうで、みました。
あのあと、おとうさんやおかあさんに、あえたんですよね。
よかった……
わたしも、ぷかしゅーといっしょに、ぼうけんしてみたいなぁ……
>>288 えっ…いまから、ですか?
は…はいっ!
ふわぁ……
このふえ、ふいたら…
ほっかいどうの、いろんなところに、いけたり、
みんなのおみやげ、かったら、すぐに、おくってもらったり、できるんだ…!
>>289-291 ふわ…っ!?
すごぉい…おそらをとぶ、でんしゃみたい……
―――― ―――― ――――
―――――ひはぁ ………………… (言葉を失い、街の灯りをしばし見つめる)
あっちが、おねえさんの、おうち……
あの、きれいなひかり、ひとつひとつ……
このまちで、ひとが、「いきてる」っていう、「しるし」なんですね………
キュッ
(お姉さんの手を握り、ぬくもりを噛みしめる)
おねえさん……ありがとうございます。
あしたも…いっしょうけんめい、がんばります。
⌒ ヽ ほ (⌒,
、⌒ ( ほ く ⌒)
( く ( ) )
( _,,.._,.-ー、,、_ '
/_,-ヘ '^ッ '、^ ゙ヽ、
/ '" _,'" ,ノ ,ヽ, ` 、 ヽ
,i '" / ,' ', ::い7
| i ; ...::i/
,ヽ、 _::::;;イ
 ゙̄`ー-......,,,,,::-''''",/
寒く無い?巨大な肉まんドゾー
大きいから皆で食べてね、びんちょうタン
ターニャ 『 …スミマセン、この貝を……!
びんちょうタン?! ☆
こんな所で会えるとは思ってませんでした…。 ニッコリ
(プレゼントを送ってから、今までの経緯を話す、びんちょうタン)
……そんな事があったんデスか…。
チョット〜コレ クレル? コッチニ ホタテヲ 2マイネ〜!
…あっ、お仕事のおじゃまになりますね…。 では……
っ 【
http://www.geocities.jp/glass_hakodate/ 】
ワタシはいま、このパフレットのお店に研修に来ています…。
ここから歩いてすぐのところですから、お仕事が終わったら
ゆっくりお話しませんか…? …はい、ではあとで……。 』
>>294 ひはぁ! …おっきいにくまん……
あ、ありがとうございます!
わたしひとりじゃ、たべきれない…
あつこおねえさん…みなさんも、どうぞ!
>>295-296 ジュシュウウウウウ
パタパタパタ
(焼き網の上で殻が開いたホタテに素早くお醤油をたらす)
いらっしゃいませ〜!
あつあつの、ほたてと、やきいか、いかがですかぁ〜?
はい。いらっしゃいま―――――
―――たーにゃ…おねえさん………!
ふぁ………お、おひさしぶりです! (あわてて深くお辞儀)
わたしも……びっくりしちゃいました……
………はい。
それで、このおみせの、あつこおねえさんが、
おてがみ、ひろって、しらせてくれたので…おれいを、いいたくて……
ふわぁ…!
このまちにも、「がらす」のおみせがあるんだ……
あ……はい!
おしごと、おわったら…おてがみと、ぷれぜんと、もって、おうかがいします。
はい…それじゃあ、また…!
――ごめんなさい……おまたせしましたぁ!
はい。ほたて、ふたつですね? ………
>>297 昨日よりもお店は活気にあふれ、夕方までにはだいぶ時間があったのですが、
店先に並べられた商品を全部売り切る事が出来ました……。
びんちょうタンはお店の掃除を全て終わると、配達の注文を電話で受けて
仕分け作業をしていた温子お姉さんに、これから郵便局に行って、それから
ターニャお姉さんに会いに行くと言いました…。
温子 『 …うん、わかった。 私もこれからあちこちの旅館を回って
配達しなきゃならないから、ゆっくり遊んで来るといいよ〜。 』
びんちょうタンは、ルルを助手席に乗せて出かけるお姉さんを見送ると、
先ずは郵便局へ行く事にしました……。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2369.jpg 】
鳥便の窓口のある二階へ進むと、びんちょうタン目を引くお店が有りました。
おもちゃの九官堂では一つだけしか飾られていなかったクマのぬいぐるみが
たくさん並べられていたからです……。
ニコニコ
店員 『 …こんにちは。 優しくなら、さわったりだっこしてもいいからね。 』
めぐみお姉さんと、明理お姉さんへのお手紙を出し終えたびんちょうタンは、
ぬいぐるみ屋さんに寄り道をして少し遅くなってしまったと思ったのでしょうか、
辺りに気を付けながらチョットだけ小走りで、ターニャお姉さんの居るお店に
向かいました……。
―――― ―――― ――――
【
http://aryarya.net/up/img/2370.jpg 】
ターニャ 『 …あっ、びんちょうタン、こっちですよ〜〜
ウフフ
歩いて来て寒かったですか?ほっぺが赤くなってますよ…。
さあ、お店の中に入って温まって下さい…。 』
ニコニコ
―――― ―――― ――――
【
http://aryarya.net/up/img/2371.jpg】
ターニャ 『 ここでは特に、宙吹きと言う技術を勉強しています。
…この作品の様な仕事がたくさん出来るように、
毎日がんばっています……。 』
301 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/02/05(木) 22:11:14 0
>>298 ―――おつかれさまでした!
るるちゃん…ありがとう。 (自腹で買ったホタテをルルちゃんにあげる)
…はい。
それじゃあ…おさきに、しつれいします…おねえさん。
いってらっしゃぁーい……! (トラックに手を振り、お手紙とプレゼントを持って郵便局へ)
>>299 ふわぁ…!
ふゆなのに、みどりのはっぱ、たくさん…
「びる」が、「もり」で、できてるみたい……
えっと…ゆうびんきょくは……
――――ひはぁ! くまさん、いっぱい……!
ふぁ…このこ、おやまの、こぐまさんに、にてる……
あ…こ、こんにちは。
ふぁ……は、はい!
………… (そっとほっぺでぬいぐるみに触れてみる)
はるになったら…また、あいたいな……
>>300 はっ…はっ…
ふぁ…たーにゃおねえさん! こんにちは!
また、おあいできて…ほんとに、うれしいです。
……は、はい!
―――― ―――― ――――
ひはぁ……ここにも、きれいながらす…いっぱい……!
《 「ちゅうぶき」って…どんなふうに、するんだろう……? 》
あの…おねえさん……
このまえは…すてきなぷれぜんと、ほんとに、ありがとうございました。
あの…これ、おれいです。
おそくなっちゃって……ごめんなさい。
(喜んでもらえるかドキドキしながら、お手紙と雪の結晶の形のルーペを差し出す)
302 :
姉弟:2009/02/06(金) 13:11:20 0
コルク「おねえちゃん、びんちょおねえちゃんが最近いなくてさびしいんでしょ?」
アベマキ「フ、フン!別にどうってことないわよ!」
コルク「でも本当はさびしいんでしょ?」
アベマキ「おだまり!」
>>301 ターニャ 『 びんちょうタン…。 (そっと抱きしめる) ありがとう……。
(ルーペを見ながら)とてもステキなプレゼントですネ…。
造った作品の、細かい部分の出来具合を見る時に
使わせてもらいますネ…。 ニコニコ 』
―――― ―――― ――――
そしてお姉さんは、お店の中を一通り案内してくれた後、びんちょうタンを
近くにある、お気に入りの喫茶店に連れて行ってくれました……。
>>302 …くひゅん!
アベマキちゃんと、コルクくん…げんきかな…。
コルクくん…きょうも、きっと、きゅうしょく、のこさないで、たべたよね……
>>303 ―――ふゎ!? (急に抱きしめられてびっくり)
………おねえさん………!
おねえさんの、おしごとに、つかってもらえるなんて……
すごく…うれしいです。
―――― ―――― ――――
ふわぁ……
おねえさんの「さくひん」…これから、きっとここに、たくさん、かざられるんですね。
なんだか…わくわくします。
……あ…はい!
>>304 ひはぁ…
このおみせ…「きっさてん」なんですね。
なんだか…わたしのまちの、さかやさんみたい……
ふわぁ〜! おみせのなかに、いろりがある……!
「だんろ」……あ、それ…きいたこと、あります。
「れんが」でできてて…まきとか、せきたんを、もやすんですよね。
………ほゎあ…… (熾き火の柔らかな炎に、自分の家にいるかのように心が安らぐ)
ふぁ……! (網とお餅を見て、瞳の中に新たな炎がともる)
は、はい! よろしくおねがいします!
パチ パチ (囲炉裏の中で、ゆっくりと、静かな情熱とともに燃えはじめる)
びんちょはいろんな人に親切にしてもらえてよかったねえ・・
ご恩をわすれちゃだめだよ。
307 :
ぽっ…:2009/02/07(土) 21:15:38 0
>>305 網の上で香ばしい匂いをさせてふくらむお餅は、ちょっとだけ焼け過ぎてしまった
プカシューのようだなぁ…と、びんちょうタンは思いながらも、美味しく出来上がる
ように、心を込めて焼くのでした……。
店員さん 『 はいはい、ちょうど食べ頃になりましたね… では…。
そう言うと店員さんは、お椀にお餅を並べてあずきを注ぎました。
お待ちどうさまでした。熱いので気をつけて下さいね。 』
【
ttp://aryarya.net/up/img/2376.jpg 】
ターニャ 『 お餅は色々な食べ方がありますが、ワタシは焼いたお餅が
一番好きです…。そして…このお餅は、びんちょうタンの
優しさも伝わって来ます……。 最高に美味しいですネ…。 』
ニコニコ
>>306 ―――――ばあちゃん……
………うん。
みなさんの、あったかいこころに、ささえてもらえるから、
わたし、ここにいられる……
ぜったい、ぜったい……わすれないよ。
>>307 パチ パチ
――――ポフッ!
ひはぁ…おしるこ、おいしそう……!
いただきます。
………ふわぁ……おいしい……!
わたしも…やいたおもち、だいすきです。
ふぁ……おねえさんに、そんなふうに、おもってもらえるなんて………
あの、あの……とっても、うれしいです! (ほんのり頬を染める)
>>308 ふわぁ…きのえだに、きれいなでんきが、いっぱい…
《 そういえば…
ゆりえおねえさんのいる「おのみち」も、さかみちのおおい、まちだったっけ…… 》
―――ひは! か、かじ……!? (消防車の音と勘違いしてあわてて見回す)
ふぁ……これって…「きょうかい」の、かねの、おとなんですか?
ふわぁ…れんタンのおてらの、かねのおとと、ぜんぜんちがう…なんだか、たのしいおと……
>>309 雪の積もる坂道を下ってターニャお姉さんが案内してくれたお店は、
昨日びんちょうタンが夕食を食べた、おもしろいピエロの看板がある
ハンバーガー屋さんの直ぐ近くに有りました……
【
ttp://aryarya.net/up/img/2386.jpg 】
ターニャ 『 ここのお店にはとても美味しいメニューがあるんですよ…。
でもワタシには量が多いので、いつもは減らしてもらって
いるのですが、今日はガンバって食べますよ〜☆ 』
ウフフ
―――― ―――― ――――
席についておしゃべりをしながら少し待っていると、二人の席に湯気を
立ち昇らせた料理が運ばれて来ました…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2387.jpg 】
ターニャ 『 炒めた御飯の上に大きなフランクフルトソーセージを乗せて、
ミートソースをかけた "シスコライス " と言う料理です…。
さあ、いただきましょう…。 』
料理を食べ終わり、お茶を頂きながらお姉さんは、びんちょうタンに冬の小樽の
話をしてくれました……。
ターニャ 『 …と、ワタシ達も忙しくなって来るのですが、色々な町から
やって来る方々とお話するのが、今では楽しく思える様に
なりました。これもびんちょうタンと出会ったおかげです…。
ワタシは明日の研修を終えると、あさって小樽に戻ります…。
それで… もしびんちょうタンの都合が良ければ……
また小樽に来ませんか?
狭い部屋ですし、仕事が忙しい時はゆっくりお相手出来ませんが、
家に泊まりに来ませんか…? 』
>>310 ひはぁ! おっきなおさら……
すぱげってぃじゃなくて、ごはんに、「みーとそーす」が、かかってるんですね。
いただきます。 (お姉さんと同じように、指を組んで手を合わせる)
ふわぁ…ごはんが、ばたーのかおり……
そーせーじも、かりかりしてて……とってもおいしいです!
>>311 ふぇ…そ、そんな…
わたし…おせわになってばっかりで、なんにも……
えっ? ……で、でも……いいんですか…?
…………は…はい!
たーにゃおねえさん…ありがとうございます!
《 あしたは…あつこおねえさんに、まちを、あんないしてもらえるから…
たーにゃおねえさんのこと、おはなしして…
おねえさんと、るるちゃんに、きちんと、おれいいわなくちゃ…… 》
>>312 わたしも、このまえ、れんタンといっしょに、おふねにのったけど、
「ふぇりー」って、ひとだけじゃなく、「くるま」ものれる、おふねなんですね。
でも…ひとりで、きっぷをかって、おふねにのるなんて、すごいなぁ……
315 :
7:2009/02/09(月) 12:25:59 0
315
>>316 ふわぁ……
きのう、たーにゃおねえさんとみた、きょうかいも、きれいだったけど…
このきょうかいも…あかいれんがで、とってもきれい……
……ふぁ!
…この、おんなのひと…「まりあさま」って、いうんですね。
………… (純白のマリア像の優しい微笑みに、ほのかな安らぎを覚えつつ見上げる)
ひはぁ……
おねえさんたち…なんだか、かっこいい……
(少女達の優雅な仕草に、クヌギたんの上品な立居振る舞いを思い起こす)
318 :
6:2009/02/09(月) 23:31:01 0
318
320 :
↑:2009/02/10(火) 19:42:36 0
322 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/02/10(火) 20:56:05 0
>>319-320 ふわぁぁ……いいにおい……!
きょうかいの、おねえさんたちの、てづくりの、けーきなんですね……
はい…いただきます。
ほぐ……
ふぁぁ……おいひいでふ!
>>321 ふえぇ…おふねのうえで、なんかげつも…
りょうしさんって、すごいんですね……
わぁ…おふねじゃないのに、おふねのなか…なんだか、ふしぎ……
…ふぇ? …は、はい!
…わ… ひ、ひはっ……
ほぇ? わぁぁ! ふゃわぁ!?
ひは〜〜… はわぁあぁ… ひゃわっ…
―――――は、はひぃ……
りょうし、さんって…ほんとに…すごいん、です、ね……うっ、ぷ……
れんタン…おたんじょうび、おめでとう!
…そうだ。
この「まだれなけーき」…れんタンに、ぷれぜんとしよう。
(鳥笛を長く二回吹く)
324 :
5:2009/02/11(水) 06:21:01 0
324
>>323 資料館の前の広場で、びんちょうタンは空に向かって鳥笛を2回吹くと、
そのまま耳を澄ませながら鳥便さんが来るのを待ちました……。
ほどなくするとグァグァと言う鳴き声と共に、大きな鴨が飛んで来て、
びんちょうタンの前におぼつかない足取りで着地しました…。
大きな鴨は、くちばしで自分のカバンから鳥便のマークの入った包みを
取り出すと、びんちょうタンに渡しました…。
びんちょうタンは、ケーキの箱をその白い包みでくるんで鴨の首に掛けました。
荷物を預かった鴨は、びんちょうタンに一礼をすると、バタバタと助走をして
空へ舞い上がって行きました……。
>>325 ふぁ! きた……
こ、こんにちは! おしごと、おつかれさまです。
おねえさん…けーき、ありがとうございます。
(空いたケーキの箱に、れんタンに贈る分のケーキを改めて詰め直し、
宛名と自分の名前を書いて包みに入れる)
よろしく、おねがいします。 (一礼を返す)
――――おきをつけてー!
れんタン…よろこんでくれるといいな……
>>326 「あじさい」…
あめのおおい、きせつにさく、おはなですよね。
《 あめふらしさん…げんきにしてるかな…… 》
ふわぁ…
わたし、おしょうゆあじのらーめんは、たべたことあるけど、
おしおのらーめんって…はじめてです。
いただきます。 (ー人ー)
>>328 ―――ごちそうさまでした。 (体が温まり、頬をほんのり上気させつつ店を出る)
すごく…おいしかったです。
ひはぁ! あの、いちばんうえまで、のぼるんですか?
…は、はい!
…しつれいします。 (体を小さくして人の間をくぐる)
あ……はい。
ふわぁぁぁ……!
おっきな「ほし」が…おそらじゃなくて、じめんに……
ふしぎだけど…とっても、きれい……!
コツッ (見とれるうちに、ガラスに近づきすぎておでこをぶつける)
…いたっ!
…………ひはぁ…(照れ笑いしつつ振り向いた拍子に、温子お姉さんの隣に立つ人と目が合う)
>>329 『 …! だいじょうぶ? 』
( くもりガラスで濡れてしまったおでこを、赤いコートのポケットから
ハンカチを取り出したお姉さんに、優しく拭いてもらうびんちょうタン。
その拍子にこぼれたメモ書が、びんちょうタンの胸元にすべり落ちるが、
二人とも気が付かない…。 )
『 ……ねー、琴梨ー。もうそろそろ、次の所に行こーよー。 』
『 うん、そうだね鮎ちゃん…。 じゃあね、バイバイ〜 』
温子 『 良い人だったね〜☆ …じゃあ私達もそろそろ出よ? 』
五稜郭を後にした二人は、少し喫茶店に寄ってから家に帰る事にしました…。
温子 『 この "元町壱番館" には、面白いメニューがあるんだよ。
一緒に食べてみよ? すみませーん、ババロアをふたつ…… 』
―――― ―――― ――――
ウフフ…
温子 『 来た来たほらね、ここのババロアって北海道の形をしているのよ。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2407.jpg 】
あとは… たとえば小樽はこの直ぐ上の海沿いの町だよ。
ずーっと行って、右上のとんがった所が世界遺産で有名な知床ね…… 』
お姉さんはお皿の上のあちこちを指差しては、びんちょうタンに北海道の各地を
説明してくれました。そしてお話が落ち着いた所で二人はようやくババロアを
口にしました…。
半分ほど頂いた所でびんちょうタンは、言いあぐねていた小樽行きの事を
お姉さんに話し始めました…。
温子 『 ……そっか。 明日のお昼の汽車で行っちゃうんだ…。
もうちょっと一緒に居たかったけどなぁ……。
小樽かぁ… 今年はダメだけど、来年は一緒に行ってみたいな…。
(薬指のリングをさすりながら、すこし遠い目をする温子)
あのね…、実は…、春になったら私、結婚するんだ…。
…うん、一昨年の夏に出逢った人とね……。 ポッ…
…あっ、あっ、恥ずかしい話はこれで終わりー! アハハ! 』
332 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/02/13(金) 21:21:01 0
>>330 ふぁ………
あ…ありがとうございます。
あ……さ、さようなら! (頭を下げた後あわてて手を振る)
――――あ…はい。
>>331 ふわぁ……
「ほっかいどう」って、おそらからみると、こんなかたちなんですね。
ここが、あつこおねえさんのまち…
ここが、たーにゃおねえさんのまち…
えっと…「おびひろ」っていうのは、どのへんですか? (矢継ぎ早に質問)
ふわぁ……ここが、あかりおねえさんの、おみせで、
ここが、めぐみおねえさんの、ぼくじょうのある、「びえい」…… (食べるのも忘れ、一心不乱に街の名前と位置を覚える)
――― ――― ―――
…………はい。
でんしゃは、おかねがかかるので…とりびんさんの、「いどうさーびす」で、いこうと、おもってます。
ふぁ………
「けっこん」……… (お姉さんの指輪をじっと見つめる)
《 あつこおねえさんの…「たいせつなひと」……
きっと…とっても、すてきなひとなんだ……… 》
えっと……お、おめでとうございます!
《 ふぁ…
おねえさん、どうして、あかくなってるのかな…??? 》
あの…おねえさん……
わたし…おしごと、いっぱいがんばって…おかねためて…
らいねん…また、ほっかいどうに、きたいです。
そのとき……また…おねえさんに、あいにきても…いいですか?
いかがでしたか、13日の金曜日は?
>>332 温子 『 鳥便…? あっ、でも、前にびんちょうタンの周遊券を見せてもらったら、
道内の汽車も使える切符だったよ? それに利用開始から10日間は
乗り降り自由って書いてあったわ。10日もあれば色んな所に行けるね☆
明日、駅で手続きしてあげるから、ターニャさんと一緒に乗って行きなよ?
――― ――― ―――
……うん、モチロン! 来年とは言わずに、いつでも遊びに来てね…。
(ぎゅっ、ぎゅっとびんちょうタンの両手を握り締める…)
寒いこの季節も良いけど、夏の函館も楽しいんだから〜☆ 』
楽しかった一日の余韻を味わいながら、お店に戻ったびんちょうタンは、
明日の出発までの午前中は、またお手伝いをしますとお姉さんに言いながら
おやすみのご挨拶をすると、着替えてお布団に入ろうとしました…。
着物を脱いで枕元にたたんで置こうとした時です、二つに折りたたまれた
メモ書きがぽとりと着物から落ちて来ました…。
拾って読もうとしたびんちょうタンでしたが、そこには漢字や外国語の様な文字が
たくさん書いてあったので、明日になったらお姉さんに読んでもらおうと思いました……。
次の日、今朝も早くからびんちょうタンはお手伝いを始めました…。
市場に仕入れに出掛けるお姉さんを見送り、部屋のお掃除を始めていると、
腰を痛めて休んでいた源さんが、元気な挨拶をしながらお店から入って来て、
慌しく開店の準備を始めました…。
ご挨拶を交わした源さんは威勢が良くて、どこかあろえのお父さんに似た感じの
人だったので、びんちょうタンはあまり緊張しないで、お話する事が出来ました…。
――― ――― ―――
朝の賑わいが落ち着き、お客さんが少なくなった頃、びんちょうタンは昨日の
メモ書きの事をお姉さんに訊きました…。
温子 『 うん、どれどれ……
これは料理のレシピね… 料理の材料と作り方が書いてあるわ。
札幌 平岸 『 キッチン ☆琴梨☆ 』 って… お店の伝票ね…
お店の人の買出しメモだと思うわ。無くして困っているかもね…。
あっ、電話番号が書いてある… 携帯の番号もあるわ…。
でも通じるかなぁ…… ちょっとかけてみるね? 』
pi pi pi …
( 温子が電話をかけると同時に、店の前で品定めをしていた赤いコートの
お客さんの着メロが鳴り出す…。《
ttp://aryarya.net/up/img/2408.mp3 》 )
『 …はい、もしもし…。 』
温子 『 もしもし、こちらは函館の茜木鮮魚店の者ですが…… 』
( 電話を介して向かい合わせの二人が会話を始める。ちょっと奇妙な状況に
源さんとびんちょうタンが気付く。声をかけようとするびんちょうタンに、
イタズラ顔をして笑いをこらえている源さんが押し止める…… )
『 ……あっ、はい。えーっと、いま目の前がお店ですが… 』
温子 『 えっ? あっ、あー いらっしゃいますね…… 』
( 爆笑する源さん )
温子 『 こ、このぉ〜 源さん! き、気が付いてたんでしょ〜 まてーー! 』
( 慌てて逃げる源さん。温子は手にしていたメモと、電話の子機を押し付ける様に
びんちょうタンに渡すと、人ごみの中を追いかけて行く……… )
【
ttp://aryarya.net/up/img/2409.jpg 】
琴梨 『 アナタは昨日の… そうか、ハンカチを出した時に落としちゃったんだね。
おでこはもう痛くない? そう、よかった…。
ウフフ…
アナタは… びんちょうタン… 可愛らしいお名前ね。
私は春野琴梨と言います。昨日からお友だちのコンサートを見に函館に
来たんだけど、ついでに… あっ、私、札幌で洋食屋さんをやってます…。
そのお店で使う食材探しに、ここの市場に寄ろうとメモに準備してたの。
でも、今朝ホテルを出る時に見当たら無かったから、あきらめてたんだ。
メモを取って置いてくれて、本当にありがとう〜☆ もし札幌に来る
機会があったら、お店に寄ってくれると嬉しいなぁ。 はい、これを… 』
ニコニコ
( お店の場所と電話番号が書かれた真新しい伝票をシートから一枚切り取り、
ボールペンで漢字によみ仮名をふって、びんちょうタンに渡す琴梨 )
>>333 あ…はい。
きのうは…あつこおねえさんに、いろんなところに、つれていってもらって…
おいしいものも、たくさん、たべれました。
とっても……たのしいひでした。
>>334 《 ふぁ!…そういえば、
たーにゃおねえさんは、おとなだから…とりびんさんに、のれないよね… 》
あ…はい。
あつこおねえさん…ほんとに…おせわになりました。
ふぁ………
(お姉さんの手のぬくもりを感じ取り、しっかりと握り返す)
はい!
―――ぜったい…また、きます!
>>335 おやすみなさい…おねえさん。
パサッ
……ふぇ?
この、かみ…わたしのじゃ、ない……
…………よめない…
《 もっと、たくさん、じのよみかた、べんきょうしなくちゃ…… 》
あした…おねえさんに、よんでもらおう。
>>336 ――――いってらっしゃぁーい!
……ひぅ! (男の人の大きな声に一瞬びっくり)
ふぁ…お、おはようございます!
わたし…おてつだい、させてもらってる、びんちょうタンっていいます。
「げんさん」…よろしく、おねがいします!
(掃除を終え、お姉さんと源さん、ルルちゃんの朝ごはんの支度を始める)
――― ――― ―――
ありがとうございます…おねえさん。
ふわぁ… (見る機会の少ない携帯電話を操作するお姉さんの様子を興味津々で見つめる)
………ふぇ……? (温子お姉さんと目の前の人の顔を交互に見る)
《 あの、あかいふくのおねえさん………! 》
あ、あの…ふみゅっ (源さんに口をふさがれる)
ぷはっ……
ふぁ、あ、あつこおねえ、さ……… (走り去る源さんとお姉さんを、ルルちゃんと並んで呆然と見送る)
(ルル『……キュ〜?』)
>>337 《 ふぁ……やっぱり、きのうの……! 》
あ、あの…きのうは、ありがとうございました。
……は、はい! だいじょうぶです。
あの…「めも」のかみ…すぐに、きがつかなくて…ごめんなさい。
《 「ことり」おねえさん……
ふわぁ…すてきな、おなまえ……! 》
ふぁ…「さっぽろ」…わたし、まえに、おしごとで、いったことあります。
ヒラヒラ
…あ… (温子お姉さんが駆け出すときに手から離したメモが空から落ちてきたのをキャッチし、琴梨お姉さんに返す)
ふわぁ…ありがとうございます! (受け取った紙を大切に懐にしまう)
ことりおねえさんの、おみせ…いってみたいなぁ……
ごめんなさい…ていせいします。
>>337 《 ふぁ……やっぱり、きのうの……! 》
あ、あの…きのうは、ありがとうございました。
……は、はい! だいじょうぶです。
あの…「めも」のかみ…すぐに、きがつかなくて…ごめんなさい。
《 「ことり」おねえさん……
ふわぁ…すてきな、おなまえ……! 》
ふぁ…「さっぽろ」…わたし、まえに、おしごとで、いったことあります。
(子機をルルちゃんに持ってもらい、温子お姉さんから渡されたメモを琴梨お姉さんに返す)
ふわぁ…ありがとうございます! (受け取った紙を大切に懐にしまう)
ことりおねえさんの、おみせ…いってみたいなぁ……
>>341 時計はお昼になって、小樽行きの時刻が迫って来ました…。
びんちょうタンは源さんにお別れのご挨拶を済ませると、見送りをして
くれるお姉さん、そしてルルと一緒に駅に向かいました…。
――― ――― ―――
駅に着くとお姉さんは、びんちょうタンの周遊券を持って切符の手続きに
向かいました…。そして切符を手に戻って来ると、今度は売店に行って、
お弁当を買ってくれました…。
温子 『 はい、お弁当と… 飲み物と… キャラメル。
ターニャさんの分もあるから、一緒に食べてねっ☆ 』
そんなやり取りをしながら改札口に向かうと、遠くから手を小さく振りながら
びんちょうタンを待っていてくれた、ターニャお姉さんの姿が見えました……。
温子 『 …こ、今日は。今日はびんちょうタンをよろしくお願いします…… 』
ターニャ 『 あっ、いえいえ、こちらこそ…… 』
少しぎこちない会話で始まった二人でしたが、直ぐに打ち解けた様で、三人は出発の
時間を待っている電車のホームへと向かいました……。
構内に出発の案内を告げるアナウンスが流れる中、乗車口に立ちながらびんちょうタンは
温子お姉さんと最後のお別れをしていました…。
ピィー! シュゥ〜ッ
温子 『 ……でね 、
もう…出発するみたいね…。 あっ、これこれ…。
っ 【 お給金 】 (結構な額)
びんちょうタンのおかげで、売り上げがとっても良かったから
奮発しといたわっ! アハハ…
…今度は私宛にお手紙ちょうだいね…。 …うん、うん、元気でね〜! 』
シュゥ〜 ガラガラ … バタン! (二人の間の扉が閉まる)
( 動き出す電車に合わせて、小走りにびんちょうタンの姿を追う温子
しかし電車はスピードを更に上げて、ホームを出て行く…… )
>>342 ふわぁ…たーにゃおねえさんのぶんも……
ありがとうございます。
あ…! たーにゃおねえさん、こんにちは! (大きく手を振る)
あの…これ、あつこおねえさんが、かってくれた、おべんとうです。
>>343 (ズシッ)
ふゎ…こ、こんなに……
おねえさん…
ほんとに…ありがとうございました。
るるちゃん…げんきでね。
もう、とらっくから、おちちゃ、だめだよ。 (お姉さんに抱かれたルルちゃんの前足をぎゅっと握る)
キュ! キュ!
―――はい! ぜったい、おてがみ、かきます!
おねえさんも…どうか、おげんきで……!
ガタタン… ゴトトン…
………あつこおねえさん…………!
(自分の息で白く曇る扉のガラスを懸命に袖で拭きながら、お姉さんの姿が見えなくなるまで手を振り続ける)
(――優しく肩に置かれたターニャお姉さんの手に少しの間掌を重ねたあと、
切符の番号を確認してもらい、一緒に座席へ向かう)
345 :
6:2009/02/15(日) 21:07:02 0
345
>>344 二人を乗せた特急は雪煙を舞い上げながら駒ヶ岳の麓を通り、海岸線を
一路札幌に向けて走って行きました……。
夢中で眺めていた景色があまり変わらなくなると、びんちょうタンは
お腹が空いた事に気が付きました…。
そして紙袋からお弁当取り出すと、お姉さんと一緒に頂く事にしました…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2424.jpg 】
【
ttp://aryarya.net/up/img/2425.jpg 】
ターニャ 『 ……これはニシンのお弁当ですネ…。
ワタシたちが生まれるずっと前、小樽はこのニシンの漁で
栄えた町なんですよ…。 では、いただきます…。
…うん、美味しいです。 日本に来る前は、お酢と塩で
料理したものしか食べた事が無かったので、甘く煮てある
この味付けは、ワタシの好みに合いますネ…。 』
ゆっくりとお弁当を頂き終わる頃、汽車は "長万部" と言う駅に止まりました…。
しばらく経つと車内アナウンスがあり、海からの風が強い為に一時停車中との事
でした。そして先に進めても終着駅の札幌までは、だいぶ遅れる事が予想される
ので、その更に先の小樽に向かうお客さんは、ここで函館本線に乗り換えた方が
良いとの案内がありました……。
ターニャ 『 そうですか……。では、ワタシたちは乗り換える事にしましょう…。 』
二人は同じ様に乗り換えるお客さんと一緒に電車を降りると、小樽行きの汽車に
乗り換えました…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2426.jpg 】
ガッタン… ガッタン ウィーン
乗り換えた汽車は車両が2つしか無い列車でしたが、乗り換えのお客さんはあまり多く
無かったので、びんちょうタンとお姉さんは向かい合わせのシートに二人で座りました…。
一息ついたびんちょうタンは、ふと食後のおやつにしようと思っていたキャラメルの
事を思い出して手提げカゴから取り出すと、お姉さんに一箱渡しました。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2427.jpg 】
そして自分の分の箱を開けて食べようとした時、あまりに可愛らしい箱の絵に見入って
しまいました…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2428.jpg 】
ニコニコ
ターニャ 『 ふふふっ…。 びんちょうタンは動物が大好きなんですね…。
ワタシもスキですよ…。 一緒に遊んだり、お話が出来たら
いいなぁーと思う事があります…。
アナタが飛んでいる空ってどんな色ですか…?
アナタが泳ぐ海ってどんな色ですか…? って……。
ガラスの色付けに迷っている時には、よくそう思いますネ…。 』
349 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/02/16(月) 22:02:51 0
>>346 「にしん」って…うみの、おさかななんですね。
「みがき」…「べんとう」……
おさかなを、「みがいた」おべんとうなのかな……?
(巨大なお魚の体をブラシで一生懸命お掃除する自分の姿を思い浮かべる)
ふわぁ…おいしいです。
ふぇ…
じゃあ、たーにゃおねえさんの、くにには、「おしょうゆ」とか「おみそ」は、ないんですか?
(前にご馳走になったお姉さんの国のお料理の味を思い出そうとする)
>>347 えっと……この、かんじは…なんてよむのかな……?
「おしゃまんべ」……あ、ありがとうございます。
おぼえておかなくちゃ… (お弁当の包み紙の裏に駅の名前を書きとめる)
ふぁ…!
この、でんしゃ…「さっぽろ」にも、とまるんだ……!
たしか…ことりおねえさんの、おみせ…さっぽろ、だったっけ……
>>348 ふわぁぁ………
ちょうちょと、しかさん………… (目が箱に釘付けに)
ふぁ…たーにゃおねえさんも、ですか?
わたし…おやまで、いつも、くまさんや、りすさんや、うさぎさんと、おはなししてます。
このまえ、とってもおいしい、きのこのあるところを、おしえてもらったんですよ。
ふぁ………
スッ
(目を閉じ、そっとお姉さんの手に手を重ね、
お姉さんに伝わってほしいという願いをこめて、自分がいつも鳥バスに乗って見ている空の色を心に思い描く)
―――そうだ。
あの…おねえさん……
(もらったメモを見せつつ、札幌にある琴梨お姉さんのお店のことをターニャお姉さんに話す)
351 :
97:2009/02/16(月) 23:39:10 0
351
>>350 ターニャ 『 ……温かい手ですね。 そして、良い手です……。
国にいた頃、亡くなった父がよく言っていました…
"仕事をしている手は、みんな良い手" だと……。
びんちょうタンの手には、色んな風景が詰まっていますネ…。
切れるように冷たい水の色… 畑で触れた土の色…
遊び終わって、お友達とさよならした時の夕焼けの色……
どれも素敵な想い出の色です…。
…? ここの場所ですか… ええっと……
地下鉄 南平岸から徒歩5分と書いてありますネ…
小樽には地下鉄はアリマセンが、きっと札幌駅から行ける
所だと思います…。 こんど調べておきますネ…。 』
354 :
……!:2009/02/17(火) 09:42:55 0
どれくらい経ったのでしょうか、びんちょうタンは車内アナウンスの声に起こされて、
目を覚ましました…。
運転手 『 ……で御座いまして、ただいまラッセル車が作業をしております。
ご迷惑をお掛けしますが、完了次第出発いたしますので…… 』
びんちょうタンが曇った窓ガラスを拭いて、深々と降る雪の中に見えた駅名標には、
"よいち" と書いてあり、去年お仕事で来た町の駅なんだぁと思い出しながら、
寝ぼけ眼で前に座っているお姉さんを見ました…。
するとお姉さんはなんだか少し苦しそうな表情をしているので、驚いて目が冴えた
びんちょうタンは、不安な心持で声をかけました…。
ターニャ 『 ……はい。ちょっと胸が苦しいです……。
私は… 心臓が弱いので… 前にもこんな事が何度か……
でもしばらく… こんな事が無かったから… 安心してて…
薬は… 家に置いたままで…
……はい、静かにしていれば大丈夫ですから…… 』
そう言うお姉さんでしたが、びんちょうタンは心配でたまりません。
びんちょうタンはスッと立ち上がり、運転手席へ行ってドアを叩きながら声を
かけましたが、無線で連絡をしている運転手さんは気が付いてくれません…。
それならと乗車口の開閉ボタンを押し、駅舎に行って駅員さんを探したのですが、
駅の軒先で飼われているらしい、怖い顔の犬の姿しか見えませんでした…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2434.jpg 】 ジィーー
びんちょうタンは、どうしようかと困って上を見上げました。するとその時、子供を
診察しているお医者さんと看護婦さんのポスターが目に入りました……。
急いで汽車に戻ったびんちょうタンは、汽車の中でお医者さんか看護婦さんを
探そうと、車両の先頭から順番に、乗客のみなさんに声をかけ始めました……。
ですがこの車両には、お医者さんも看護婦さんも乗っていませんでした…。
後ろの車両に移った時です。手をかけていた引き戸がガチャリと音を立てて閉まると、
それまで我慢していた涙が、目からこぼれ落ちました…。足も前に進みません……。
でも、大きく息をつき、こぶしをギュッと握り締めると、びんちょうタンはまた一人、
一人と声をかけながら、奥に進んで行きました…。
357 :
9:2009/02/17(火) 16:18:24 0
357
358 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/02/17(火) 20:46:51 0
>>352 …………… (そっと目を開け、上目遣いにお姉さんの顔を見上げる)
…ふわぁ……
《 おねえさんにも…わたしの、みてた「いろ」……みえてるんだ………! 》
……あ、ありがとうございます。
《 わたしの、て……「いい、て」……… 》
(あかぎれだらけの自分の掌を見つめる)
>>353 ……はい。
もし、たーにゃおねえさんが、ごめいわくじゃなかったら、
いつか、おねえさんといっしょに、
ことりおねえさんの、おみせに…いってみたいな、って、おもうんですけど……
ふぁ……ゆき、いっぱい、ふってきてる……
………んっ……………すぅ………すぅ………
>>354 …………ふ………ん………ふぁ…
……「よいち」……
おさけの、こうじょうの、あるところ…かな……?
――――――!
おねえさん…! だ…だいじょうぶ、ですか?
ふぁ…た、たいへん……!
ちょ、ちょっと、まっててくださいね!
コンコンコン コンコンコン
すみません! …すみません!
タタッ …ひぅ! (犬に驚くが、すぐに改札の方へ駆け出す)
えきなのに…ひとが、だれもいない…
どうしよう……たーにゃおねえさんが……
―――――そ、そうだ! 「おいしゃさん」……
>>355 あ、あの…!
おいしゃさんか、かんごふさんは、いらっしゃいませんかぁ? (精一杯声を張り呼びかける)
すみません! …
おいしゃさんか、かんごふさんは、いらっしゃいませんかぁ?
………ひっく……
おねえさん……たーにゃおねえさん………!
【 ―――― じぶんで、がんばるんだよ、びんちょ ―――― 】
………!
《 ばあちゃん……! 》
(心の奥から響くうめばあちゃんの声に励まされ、再び足を前に)
>>356 すみません…!
おいしゃさんか、かんごふさんは、いらっしゃいませんかぁ?
すみません…!
おいしゃさんか、かんごふさんは…………ふぁっ
………! (安堵のあまり床に膝をつきそうになるのをこらえる)
あっ、あの、あの………
たーにゃおねえさ…あっ、あの、わたしの、おともだちが…きゅうに、むねが、くるしいって……
あの…お、おねがいします! …どうか…おねがいしますっ!
(繰り返し頭を下げた後、女医さんを案内してターニャお姉さんの座席へ急ぐ)
>>359 女医の先生は腰を屈めると、息せき切って頭を下げるびんちょうタンの肩に
落ち着かせるよう、優しく手を置きながら、びんちょうタンの話を聞きました…。
『 ……わかったわ。すぐ診てあげるから、あなたも落ち着いて…ね? 』
――― ――― ―――
『 …! まあ! あなただったのね…。 』
ターニャ 『 薫先生… どうしてここに……? 』
コクン…
薫 『 うん、それより症状は以前と同じかしら? …そう、じゃあ手を…… 』
薫と呼ばれた先生は、てきぱきとお姉さんを診察すると、カバンから薬入れを
取り出して、薬を選び始めました…。
薫 『 ……。 取りあえず抑えるモノしかないわね…。 』
そう呟きながら先生は、薬液の入ったアンプルをポキッと折り、注射器で吸い上げると
お姉さんの腕にスッと注射をしました…。
薫 『 これ以上、症状が重くなら無い様に処置したわ。
でもこんなに雪が、線路にも道路にも降り積もって
いるのでは、病院に運ぶのもままならないわね…。
せめて、あなたに合った薬だけでもあれば、
もっと楽にしてあげられるのに…。 』
その言葉を聞いた途端、びんちょうタンは自分が薬を取って来ると先生に言いました。
先生は心配そうな顔をして少し悩みましたが、びんちょうタンの強い想いに負けて、
病院に薬を取りに行ってもらう事にしました…。
先生は携帯電話で病院に連絡を取って薬の手配をすると、駅から病院までの簡単な
地図を描いてびんちょうタンに渡しました…。
汽車を飛び出したびんちょうタンは、ここぞとばかりに鳥笛を取り出して、短く3回
吹きましたがすぐに返事が無かったので、50数えてもう一度吹いてみました…。
ですが深々と降る雪の中では、鳥笛の音は吸い込まれてしまったのでしょうか、
一向に鳥の姿は現れません。
すると不安な面持ちでホームに立つびんちょうタンに、ひたひたと近づく黒い姿が
ありました…。
バウ!… ワォアン!
低く鳴きながら姿を現したのは、駅にいた犬でした。その強面の犬に、首で背中に
乗るように促されたびんちょうタンは、病院まで乗せて頂く事にしました…。
駅前の大通りで渋滞している車を横目に裏道に向かい、深く積もった雪道を
犬は飛び跳ねる様に進んで行きます。びんちょうタンは振り落とされ無いよう、
胴輪に必死で掴まって行きました……。
疲れたろう。おいしいお水をお飲み。
>>360 ふ……ふぁぁ……
(ターニャお姉さんの知り合いの先生だと知り、安堵で床にへたり込んでしまう)
……………! (先生の言葉を聞いて我に返る)
《 ……そ…そうだ!
とりびんさんの、『あれ』なら………! 》
あっ、あの……せんせい! (立ち上がる)
わたし…わたし、おくすり、もらってきます!
おてつだい…させてくださいっ!
は……はいっ! いってきます!
>>361 …………
とりびんさん…やっぱり、このゆきで……
でも…いかなくちゃ…びょういん…いかなくちゃ……!
ひはっ!?
……ふ…ふぇ?
あ、あの…のせて、くれるんですか…?
あ…ありがとうございます!
>>362 タタタタタタタタ
ザッザッザッザッ
(刺すように冷たい風と雪にも目を閉じることなく、
懸命に犬にしがみつきつつ、地図と周囲の風景に目をこらす)
…はい!
つぎのかどを…ひだりですっ!
>>363 …! あ、ありがとうございます!
んぐっ…んぐっ……ぷはぁ……
あ、あの、ごめんなさい! いま、いそいでるので……
ごちそうさまでした!
>>364 びんちょうタンがやっとの思いで病院に着いた時には、全身雪まみれでした…。
先生の連絡を受け、薬を持って玄関で待っていた看護婦さんは、まるで動く
雪だるまが近付いて来たのかとびっくりしていましたが、犬がブルッと体を
振るわせると、着いていた乾いた雪が一気に全部落ち、びんちょうタンが顔を
出したのでホッと胸を撫で下ろしました……。
看護婦 『 まあ、まあ、雪のなか大変でしたね。はい、お薬です。
っ 【 ニトログリセリン舌下錠 】
それから、カイロ代わりにお腹に入れておくと良いわ。
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2441.jpg 】
あと少しガンバってね。帰りも気を付けて行くのよ〜〜! 』
来た道を取って返したびんちょうタンは、車で病院を往復する時よりも早く、
お姉さんの待つ汽車に戻って来る事が出来ました…。
――― ――― ―――
薫 『 ……! 良く戻ったわね。何処かケガはしなかった? 』
びんちょうタンを心配しながら待っていてくれて薫先生が、お薬をお姉さんに
与えて10分ほど経ちました…。
すると、今まで顔をゆがめていたお姉さんが優しい表情になり、息も落ち着いて
するようになりました…。
ハグハグ…
薫 『 ……もう心配要らないわ。あなたのおかげよ、ごくろうさま…。 』
>>365 ぷ、はっ……ひはっ……はぁ…はぁ…
(寒さにカチカチと鳴る歯を食いしばって)
あ、あの…
「かおるせんせい」の、おつかいで…おくすりを…いただきに…きました。
……あ、ありがとう…ござい、ます… (お薬を受け取ろうとするが、かじかんだ指が震えて瓶をうまく持てない))
ふぇ……い、いいん…ですか?
ふわぁ…… (ココアの缶を掌の間で転がすと、凍えていた指が感覚を取り戻す)
あ、ありがとうございます!
……は、はいっ!
(改めてお薬をしっかりと懐に入れ、缶を帯と腹巻の間にはさむと、
看護婦さんに深くお辞儀、再び犬の背中につかまる)
>>366 はぁ…はぁ…
いってきました……お、おくすりです! (薬の瓶を先生に)
は、はい。…だいじょうぶです。
………… (薬を飲むターニャお姉さんの顔を固唾を呑んで見守る)
………おねえさん……!
ふ……ふぁ…………
よ、よかっ……た……ぁ……… (安堵の涙が目から溢れる)
せんせい……ほんとに…ありがとうございます!
ふぁ…
あっ、い、いえ……あの…
わたしじゃなくて……この、いぬさんの、おかげなんです。
………ありがとうございました! (まだ温かいココアを犬に)
>>367 びんちょうタン達がようやく落ち着きを取り戻した頃、線路の除雪作業の終了を告げる
アナウンスが車内に流れました…。
すると間も無く汽車は、ゆっくりと駅を離れ始めました…。
小雪になったホームには、びんちょうタンを見送る強面の犬がたたずんでいます。
びんちょうタンは曇った窓を拭きながら何度も手を振って、お別れをしていました…。
小樽に着くと既にとっぷりと日は暮れて、雪が止んだ街は、街灯や道々に
置かれた小さなロウソクの灯りで照らされていました……。
タクシー乗り場で薫先生はお姉さんに、2、3日ゆっくりして、普通に動ける
ようなら病院に来なさいと言って、車に乗せてくれました…。
びんちょうタンは閉まるドア越しに、また先生にお礼を言うと、二人を乗せた
タクシーはお姉さんのアパートへと向かうのでした…。
びんちょうたん、何か食べるもの無いかな・・・金欠で最近パンの耳しか食べてなくてね・・・
>>369-370 プシューッ ガタタン …
………ふぁ!
おせわに…なりました!
ありがとうございましたぁぁぁぁーーーーー………
――― ――― ―――
かおるせんせい…
ほんとに…ありがとうございました! (深くお辞儀、お姉さんの後からタクシーに乗る)
たーにゃおねえさん……
ほんとに……ほんとに、よかったです……
(お姉さんの手を握り、その温もりにふっと緊張が解け、座席に座ったままウトウト)
>>371 あ……は、はい。
あの…これ、よかったら、どうぞ!
っ【 温子おねえさんにもらったバンビキャラメル 】
あ、あの…はこだけ、もらって、いいですか? (絵の描かれたキャラメルの空き箱を大切にしまう)
>>372 ふわぁ……
わたしのこと…「いんたあねっと」に、のせてくれてるひとが、いるんですね…
…ありがとうございます!
>>373 運河が見える坂道の途中に在るお姉さんのアパートに、雪道をゆるゆると
上って来たタクシーが着くと、びんちょうタンはお姉さんに起こされて
目が覚めました……。
――― ――― ―――
二階の角部屋のお姉さんの部屋に入ると中はとても冷えていて、お姉さんは
壁際の大きなオイルヒーターにスイッチを入れました。
温まるまでには時間がかかると思ったびんちょうタンは、お姉さんにベットで
横になってもらうと、それから台所を借りてお茶を入れる事にしました。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2449.jpg 】
取っ手の付いた綺麗な縁取りのお茶碗に、鮮やかな紅い色のお茶を注がれると、
たちまち好い良い香りが立ち上り、それだけでも薄ら寒いこの部屋がちょっと
暖かくなった気がしました……。
( 二人、お茶を頂きながら… )
ターニャ 『 今日は迷惑をかけてゴメンナサイ…。 ニコニコ
びんちょうタンが側にいてくれて、ホントに助かりました…。
グゥ〜 ( 緊張が解けて、びんちょうタンのお腹が鳴る )
そうですね、ワタシもお腹が空きました… ウフフ…
そしてこれは元気になる証拠ですネ… あっ……
そうでした… 食べ物を整理してから函館に出かけたので、
買い物をして来ないとイケマセン…
スミマセンが、ここから15分ほど行った所に商店街や、大きな
スーパーマーケットが在るので、買い物をお願い出来ますか…? 』
376 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/02/21(土) 21:59:11 0
>>374 ピィィィィィ
チリチリチリ トポトポ
おねえさん…おちゃ、はいりました。
ふぁ…そ、そんな…… (頬を赤らめる)
あっ……は、はい。 おかいもの、してきます。
ごはんのしたくも、わたしが、やりますから、
おねえさん…ゆっくりしててくださいね。
>>375 んっ、と………
このまえ、おねえさんのくにの、おりょうり、ごちそうになったから……
やっぱり、わたしのくにの、おりょうり…つくってあげたいな……
あったかい、まっしろいごはんと、おみそしると……それから……
………ふわぁ……「こおり」でできた、らんぷ……!
がらすのらんぷも、きれいだけど…
こおりのらんぷも…とってもきれい……!
>>376 綺麗な灯りを飾った専門店が軒を連ねる商店街を抜けると、大きなスーパー
マーケットが見えて来ました…。
暖房の効いたお店に入ると、びんちょうタンは手押しカートにカゴを乗せて中に
入って行くおばさん達を見習って、自分も子供用の小さなカートを借りてお買い物を
する事にしました…。
――― ――― ―――
とりあえず必要な、お米とお味噌、そしてお醤油をカゴに入れたびんちょうタンは、
おかずを何にしようか考えながら通路を進むと、にぎやかな声で呼び込みを
している店員さんが目に入りました…。
店員A 『 ……電車が遅れてイライラ。家に帰れば雪掻きで大変だったでしょ?
そんなダンナさんにぴったりな今日の献立に、シジミの味噌汁と、
タマネギと豚の生姜焼きはどうかな〜? ストレス解消、疲労回復には
もって来いだよ〜! さあさあ、特売特売、安くしとくよ〜〜! 』
店員B 『 さ〜さ〜、寒い今日は、ヤッパリお鍋がオススメだよ〜〜。
昆布だしで牡蠣と豆腐と葱を煮ながら、薄切りの豚肉をしゃぶしゃぶ
してさ、そんでもって、おろしポン酢で食べたら疲れも吹っ飛ぶよ〜〜! 』
378 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/02/22(日) 20:28:04 0
>>377 カラ カラ カラ (学校でのお仕事の時を思い出し、前方に注意しながらカートを押す)
ふわぁ……!
どっちも、おいしそう……
えっ、と……… (しばし考える)
そういえば…
「えんぶん」や、「あぶら」の、おおいものを、たくさんたべると、
しんぞうに、ふたんがかかって、よくないって…はたけのおばあさんが、おしえてくれたっけ……
……うん。
こっちの、おなべにしよう。 (店員Bの声の方に向かう)
>>378 色々と買い揃えて重くなった買い物袋を両手に、びんちょうタンは
お姉さんのアパートに戻って来ました…。
――― ――― ―――
ターニャ 『 …あっ、お帰りなさい。寒かったでしょう?
( ベットから起きて来て、手袋を取ったびんちょうタンの手を
自分の頬にあてて温めてあげる )
これはお鍋の材料なのですね… 寒い夜に温かい食事を
お友達と頂けるのは、とても楽しく、幸せな事です…。
びんちょうタンは手際良く御飯やお鍋の準備をすると、一時間ほどで
夕食の用意が整いました…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2455.jpg 】
【
ttp://aryarya.net/up/img/2456.jpg 】
ターニャ 『 ……はい、とても美味しいです…。 ニコニコ
このお鍋は、ストレスや疲れを取るには良い材料で作って
ありますね…。びんちょうタンのお気遣いがとても嬉しいです。 』
>>379 ん、しょっ……
おねえさん…いってきました!
ピトッ
ふぁ………
(掌に伝わるお姉さんの温もりに、思わず瞳をうるませる)
おねえさんの、ほっぺ……あったかい………
……!
《 おねえさん……わたしのこと、『おともだち』って、いってくれた……! 》
…は、はい!
すぐ、つくりますね! (胸の奥から湧き上がる新たな力を感じながら、お料理の準備に取りかかる)
――― ――― ―――
グツグツグツグツ
おまたせしました!
あの………おあじは…どう、ですか? (お姉さんの食べる表情を見つめる)
ふわぁ……よかったぁ……!
――――いただきます。 (頬を薔薇色に染めつつ手を合わせ、箸を持つ)
びんちょうタンはいつもどんなことして遊んでるの?
382 :
名無しになりきれ:2009/02/24(火) 10:39:32 0
俺がびんちょを肩車してやるぞ
>>380 慌しい一日を過ごしたせいか、あくる日びんちょうタンが目を覚ましたのは、
おひさまが随分と高くなってからの事でした…。
寝ぼけながら手探りをして、一緒のベッドに寝ていたお姉さんが、隣にいない
事に気が付いたびんちょうタンは、ゆっくりと体を起こしてみると、お姉さんは
作業机の上でお仕事をしていました…。
ニコニコ
ターニャ 『 ……あっ、びんちょうタン、おはようございマス…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2460.jpg 】
…コレですか? はい、コレは "ワックスボール" と言いマス。
ふくらませた風船に溶かしたロウソクを、少しずつ何度も浸すと
だんだん厚みをまして、この様なお椀の形になるんです…。
あさってから始める "小樽 雪あかりの路" と言う冬のお祭りで、
運河の辺や昔の線路跡の会場などに、並べて飾るんですよ…。
いま、押し花や折り紙でいろいろな模様を着けていました…。
よかったら、朝ごはんを食べたあとで一緒に作ってみませんか…? 』
急いで身支度を済ませたびんちょうタンは、お鍋の残りで手早く雑炊を作ると、
お姉さんと朝食を済ませました…。
――― ――― ―――
ターニャ 『 思いつくまま、好きな色や形で飾りましょうね…。
そうそう… コレは去年会場に飾った時の写真です…。
灯をともすと、よりキレイに見えますね……。 』
【
ttp://aryarya.net/up/img/2461.jpg 】
>>381 えっと…
いまは…おやまに、ゆきが、つもってるので、
おともだちが、いっしょのときは、ゆきがっせんとか、そりすべりとか、します。
おともだちが、おしごとのときは…
ばあちゃんに、おしえてもらった、どんぐりの「こま」、まわしたり…
やもりさんと、おへやの、はしからはしまで、きょうそうしたりします。
>>382 ……ほゎっ!?
ふわぁ……
たかいところから、みると、
まちのけしきが、いつもと、ちょっとだけ、ちがってみえて…
なんだか…ふしぎです……
>>383 ……………ん………ふ……………
ふぁ……たーにゃおねえさん!
ねぼうしちゃって……ごめんなさい。
あの…ぐあい、もう、だいじょうぶですか?
ふわぁぁぁ……!
「わっくす、ぼーる」……
「ろうそく」が、おわんのかたちに、なるなんて……ふしぎですね……
あっ……ごめんなさい。 すぐ、ごはん、つくります!
――― ――― ―――
ふわぁ……
ひかりのなかに、おはなが、うかんで…とっても、きれい……!
おまつりでは、これが、たくさん、ならんでるんですね……みてみたいなぁ……
あ…はい!
(春のお山の景色を思い浮かべながら、花びらや葉っぱを貼りつけていく)
>>384 わぁ……
くうきじゃなくて、おみずをいれた、ふうせんを、つかうんですね。
おまつりで、うってる、「よーよーふうせん」みたいで…おもしろいです。
>>385 夕方近くになってワックスボールの飾り付けを終えた二人は、出来上がった物を
お祭りの集会場に届けに行く事にしました…。
お姉さんは隣の家に住んでいる大家さんから、赤いプラスチックのソリを借りて、
ワックスボールを丁寧にしまったダンボール箱を載せると、二人でソリひもを
ゆっくりと引きながら歩いて行きました…。
サクッ サクッ ズルッ スルスルー
ターニャ 『 ……冬になるとこの辺りでは、荷物や小さな子供さんをソリに
乗せて歩いているのを良く見ます…。
多すぎると困る雪ですが、ちょっと便利な事もあります…。 』
【
ttp://aryarya.net/up/img/2462.jpg 】
( 人通りが多い場所へ進むにつれて、腰を屈めながら買い物袋を載せて歩く
おじいさんや、ちくリンより小さな子供連れのお母さん達の姿が見えて来る )
>>386 んっ……しょっ…… (お姉さんに遅れないように、できるだけ大きく歩幅を取ってしっかりと雪を踏みしめソリを引く)
ふわぁ……
つちや、こんくりーとの、じめんは、そりが、すべりにくいけど…
ゆきのうえなら…おもいものでも、らくに、はこべるんですね。
……そうだ。
こんど…おばあさんのところで、おいも、もらえたら…
ちくタンから、そり、かりて、はこぼう。
……こんにちは! (不思議そうにこっちを見ている赤ちゃんに笑顔で挨拶)
>>387 会場への荷物を無事届け終わった二人は、商店街の路地にある小さなお店で
夕食を取る事にしました……。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2464.jpg 】
ターニャ 『 ここはあまり有名ではありませんが安くて美味しいので、工藝館の
仲間とよく来るお店です。さあ、入りましょう……。 』
――― ――― ―――
お姉さんは馴れた様に注文を済ませると、壁に貼ってあるポスターに目が行きました…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2465.jpg 】
ウフフッ
ターニャ 『 今年のポスターは、楽しいデザインですネ…。
今、札幌では雪まつりが開催されているんですよ…。
大通り公園の会場では、ビルほどの高さの雪像から、親しい友達
だけで作った小さな雪像まで、色々な物が展示されています…。
それからススキノと言う繁華街では、キレイに光る氷の彫刻が
並べられていて、中には、大きな氷に閉じ込められた魚や貝の
像なんかもあるんですよ…… 』
オマチドウサマー
【
ttp://aryarya.net/up/img/2466.jpg 】
【
ttp://aryarya.net/up/img/2467.jpg 】
ターニャ 『 海の幸のピザと、ミルクとチーズがいっぱいのドリアです。
ドリアはお米を使ったお料理なんですよ…。
お米はミルクやチーズと、とても相性が良いんです…。
とても熱いので、気を付けて頂きましょうね…。 』
( お喋りや食事の間も、時々ポスターが気になるびんちょうタン )
ターニャ 『 ……。 そうですね…。私の体調も良くなりましたし、
明日は札幌に行って、雪まつりを見てみましょうか…?
あと… ことりさん…? でしたか…… ニコニコ
せっかくですから、そちらのお店にも行ってみましょうよ…。 』
>>みなさんへ
あの…あくせすきせいに、まきこまれちゃいました。
すこし、れすが、おそくなっちゃうかもしれません。
ごめんなさい。
>>389 ふわぁ…「ゆきまつり」……
ほっかいどうでは、ふゆに、たくさん、おまつりが、あるんですね……
……………
(ばあちゃんの家より大きな「雪だるま」や「雪うさぎ」を思い浮かべる)
ひはぁ!
おっきな、まあるい、ざぶとんみたい…
「ぴざ」っていう、おりょうりなんですね。
ふわぁ…ちーずのかかった、ごはん…いいにおい……
はふっ、はふっ…ほぐ……
ふぁ…お、おいひいでふっ!
…………
……えっ?
おまつり…つれてって、もらえるんですか?
ふわぁ……!
あ…で、でも…おねえさん、ぐあいは、もう…
……は、はい!
おねえさん…ありがとうございます!
またーり、どうぞ。
394 :
クヌギたんのクラスの女生徒:2009/02/28(土) 20:00:06 0
ねーチシャノキ先生!
いつも給食を配りに着てくれてる子とお昼休み一緒に遊んじゃダメ?
395 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/03/01(日) 09:27:45 O
>>393 ふわぁ……「てれびとう」…
まえに、おしごとで、きたとき、みたことあります。
………ひはっ?
おっきな、「おしろ」…!
まえは、なかったのに…
え…
これ、ぜんぶ、ゆきで、できてるんですか…?
ふえぇ……すごぉぉい……!
(目をさらに真ん丸に見開き、言葉を失い巨大な雪像を見上げる)
>>394 ちくタン…
きょうも、おねぼうしないで、おしごと、いってくれたよね…
…ありがとう。
がっこうの、こたちとも…なかよくなれるといいな……
396 :
12:2009/03/01(日) 16:17:04 0
396
398 :
名無しになりきれ:2009/03/02(月) 19:48:59 0
>>394 ちくタンはすぐ仲良くなって、先生のお許しをもらって
女生徒たちとおはじきをして遊びました・・
そしてちくタンは、びんちょうタンの事も話しました・・
女の子たち「知ってるよ。頭に墨をつけてる女の子でしょ?
以前風邪がはやったときクヌギたんが変わりに手伝ってたよね?
今度びんちょうタンが戻ってきたら、ちくタンもクヌギたんも
入れて、長なわとびでもして遊ぼう」
>>398 「 ちくタンって、発明するのが好きなんだ。
今度、発明品見せてくれる? 」
∧_,,∧
(`・ω・) かけっこなら負けないぞ〜
( ;; ヽと つ
( ( ;( ;; ; ミ三三彡
""""""""""""""""""'""""""
>>397 おねえさんの…おっきな、がらすざいく……
ふわぁ……みてみたいなぁ………
ひはぁ…おっきな、「たか」さんと、「ふくろう」さん……
こんにちは! いつも…おせわになってます。 (親鳥と雛の雪像に挨拶)
えっと…
この、おとこのこと、おんなのこが、もってる、まるいのは…なんですか?
……「ちきゅう」……
ふわぁ……わたしたちの、すんでる「せかい」って…
おひさまや、おつきさまみたいに、まあるいかたちを、してるんですね。
このなかに…わたしのまちも、たーにゃおねえさんのくにも、あるんだ……なんだか、ふしぎ……
――― ――― ―――
ふわぁ…おみせ、いっぱい…
あ…はい!
えっ、と……… (看板を食い入るように見つめる)
「がたたん」……「ざんぎ」……
どんな、おりょうりなんだろう……?
ふぁ…
この、「ちゃんちゃんやき」と、「ごっこじる」って……なんだか、おいしそう……
えっと……ここで、いいですか? (『たちばな』のお店の番号を指さす)
>>400 ひはっ!? (風圧で体がコマのように回転)
ふわぁ…
>>400さん、はやぁい……!
わたしも…おしごと、いくときに、おくれないように、
はしるの、はやくなりたいなぁ……がんばらなくちゃ…!
402 :
阿部高和:2009/03/04(水) 21:20:31 0
やらないか?
びんちょうタンぷよぷよやろう、ぷよぷよ
小型化したコントローラー持ってきたからびんちょうタンも出来るよ!
>>402 えっと……なにを、ですか??
>>403 あ…げーむですか?
は、はい!
……………
ふぁ……
「ぷよぷよ」さんたち……よんひき、ならぶと…「きえちゃう」……
………かわいそう…… フルフル
あ、あの…
ご…ごめんなさい。
>>404 ふぇぇ……
「ごっこ」って、おさかなの、なまえなんですね。
ふわぁ…おみその、いいにおい…
「ちゃんちゃんやき」って、おいもみたいに、あるみほいるで、やくんですね……
―――いただきます。 (お姉さんと一緒に手を合わせる)
406 :
名無しになりきれ:2009/03/06(金) 14:28:13 0
>>398 ちくタンは自慢のジャンピングシューズをクラスのみんなに披露しました
「わぁ・・うさぎさんみたいですごーい」
その後、迎えに来たちくリンと一緒に女の子たちとさじを可愛がりました
女の子「はい、おはじきあげるねっ!」
ちく姉妹はとても喜んで家路につきましたとさ
407 :
名無しになりきれ:2009/03/06(金) 14:57:48 0
びんちょうタンは定額給付金をもらったら何に使う?
びんちょうタン優しいなぁ
じゃあ次はパズルボブルやろうパズルボブル!
>>407 んっ、と………
なつになったら……また、ほっかいどうに、くるって…あつこおねえさんと、やくそくしたから…
そのときまで…だいじに、ちょきんしておきます。
>>408 わぁぁ……
うしさん…おさるさん…くまさん……
つくったひとたちの、たのしいきもちが、つたわってくるみたい……!
つめたい、ゆきなのに…なんだか、あったかい……
ふしぎですね……
えっと……
おっきな、ぷかしゅーを、つくってみたいです。
おそらのうえにいる、ばあちゃんが、びっくりするぐらい……おっきな、おっきな……… (両手を大きく広げつつ空を見上げる)
>>409 ふわぁ…
きれいないろの、「あわ」が、どんどん、でてくる……
…ひはっ!?
うえのあわが、きえたら、いっぱい、おちてきちゃった……
わぁ…このげーむ、おもしろいですね!
>>410 市民の広場を楽しんだ二人は、大通り公園の西端までやって来ました…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2510.jpg 】
ターニャ 『 札幌市の資料館が見えて来ましたね…。
これで公園の端から端まで歩いた事になりマス。 ニコニコ
ちょっと疲れましたけど、とても楽しく過ごせました…。
次は……。 そうですね、琴梨さんのお店に行ってみましょうか…?
少し先に地下鉄の駅があります。そこから南平岸駅に行きましょう。 』
――― ――― ―――
地下鉄の駅に着いた二人がホームに降りると、そこには回送電車が止まっていました…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2511.jpg 】
ターニャ 『 これは古いタイプの電車ですね。でも素敵なデザインです…。
札幌の地下鉄は、ワタシたちが生まれるずっと前に開催された、
さっぽろオリンピックに合わせて用意されたそうですよ。
この列車もその時から走って来たのでしょうか……
寒い町で何年も何年も、ガンバリ続けてる姿に心が打たれマス…。
まだ出発しないようですね。 ちょっと中を見せてもらいましょうか…?
【
ttp://aryarya.net/up/img/2512.jpg 】
つり革の上の方を見て下さい。 この前びんちょうタンと乗って来た
汽車にはあったものが、この電車にはありません。
それは何だか解りますか…? 』
ウフフ…
>>412 ひはぁ……ふわふわして、かわいい、おみみですね!
あの…ちょっと、さわらせて、もらえませんか?
ふぁぁ…やわらかくて、きもちいい……
ありがとうございます。
ゆっくり…あったまってくださいね!
>>411 ふぁ……ことりおねえさんの、おみせ……!
は、はいっ!
ふわぁ…
でんしゃって…じめんのしたも、はしってるんですね。
…… (穴を掘る巨大なモグラさんの後について走る汽車を思い浮かべる)
ふぇぇ……
おねえさんが、うまれるよりも、ずっとまえから……おしごと、してるんだ……
あ、あの…おつかれさまですっ!
(気をつけの姿勢になり、先頭車両に向かって深々とお辞儀
それをキョトンと見ている運転士さん)
えっ、と………うぅん…… (車内を見回しつつ一生懸命考え)
………ふぁ!
あの……えっと…にもつをおく、「たな」ですか?
414 :
名無しになりきれ:2009/03/07(土) 19:49:03 0
びんちょうタン、いっしょにマリオペイントでお絵かきしようね
>>413 ウフフ…
ターニャ 『 はい、正解です。
棚を設置しないのは、お客さんが荷物を置き忘れ無いようになど
色々理由があるみたいですが、旅行でこちらを訪れた方の中には
棚があると思い込んで、過って下に座っている方の頭に荷物を
落としてしまう事もあるようです…。
ウフフ…
びんちょうタンは背が届かないから、心配ないですね…。
フオーン キューン
…あっ、私たちが乗る電車が向かいのホームにやって来ましたよ…。 』
吹き抜ける強い風と共にやって来た電車に、二人は手をつなぎながら乗り込みました……。
雪が降り始めた南平岸駅に着いた二人は、駅員さんにお店の住所が書いてあるメモを
見せると、駅員さんは駅に掛けてある、辺りの地図で場所を探して教えてくれました…。
――― ――― ―――
ターニャ 『 …えっと、テレビ局の手前の道を曲がって……
大きな公園の入り口が見えたら左へ… あっ、ありましたよ…! 』
雪の積もる裏道にその小さなお店はありました。 鮮やかな黄色の壁に、赤と白の日よけ。
お店の入り口には小さな黒板に手書きの文字で 【キッチン ☆琴梨☆】 と、今日のお薦め
メニューが書いてありました……。
カランコロンカラン〜♪
挨拶をしながらお店に入ると、三つあるテーブル席と、5人が座ればいっぱいのカウンター
席の上には、お弁当の器や食材が広げられていました…。
琴梨 『 …いらっしゃいませー
ゴメンナサイ。今、仕出しのお弁当の準備中で……!
あっ、こんにちはー。二人で一緒に来てくれたんだー。
ニコニコ
今、お隣の放送局からの注文を準備してたの。
急いで片付けるから1時間ほど待ってもらえるかなぁ…? 』
( 紅茶入ったポットとカップを二人に出すと、急いで仕事に戻る琴梨。
手際良く動いているが、中々さばき切れない様子に二人は…… )
417 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/03/08(日) 20:48:12 0
>>414 ひはぁ〜〜!
えにかいた、とりさんが、とんでる……!
えが、ほんものみたいに、うごくなんて…
げーむって…すごいんですね。
ちくタンたちにも、おしえてあげたいなぁ……
>>415 ふぇ…… (頭の上に大きな鞄が落ちてくるのを想像し首をすくめる)
わたしも、おにもつ、おきわすれないように、きをつけなくちゃ……
あ……はい!
>>416 ふわぁ…
ここが、ことりおねえさんの、おみせ……
―――こんにちは!
ことりおねえさん…おひさしぶりです。
あ…あの、しょうかいします。
「おたる」の、「こうげいかん」に、おつとめの…たーにゃおねえさんです。
きょねん、おしごとで「おたる」にきてから…たくさん、おせわになってるんです。
ふぁ…ありがとうございます! (ターニャお姉さんの後から席につき、温かい紅茶を飲んで一息)
……………… (琴梨お姉さんの忙しそうな様子を見つめる)
あ……たーにゃおねえさん…
おにもつ…みててもらっても、いいですか?
――ありがとうございます。 (手提げカゴとクヌギたんの帽子を預かってもらう)
あの…ことりおねえさん…
もし、よかったら…おてつだい、させて、もらえませんか?
……は、はい! がんばります!
>>417 ニコニコ
琴梨 『 ありがと〜♪ びんちょうタン。
それじゃあ、炊き込み御飯を器によそってくれる? 』
ターニャ 『 …あっ、ワタシも何かお手伝いさせて下さい…。 』
琴梨 『 あっ、ありがとうございます。
では、ザンギを2つずつ盛ってもらえますか? 』
料理を作りながら指示を出す琴梨お姉さんに従って、二人はお弁当箱に
御飯やおかずを盛り付けていきました……。
――― ――― ―――
琴梨 『 ……ふぅ〜 これでおわり…っと。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2517.jpg 】
二人のおかげで、時間に間に合ったわ〜♪
本当にありがとう〜。 』
ニコニコ
カラン コロン カラン〜♪
ヒゲの人 『 はいはい、こんにちは〜。 琴梨ちゃん、お弁当出来た〜? 』
琴梨 『 あっ藤村さん、ちょうどいま出来たところですよー。
豆腐とナメコのお味噌汁は蓋付きの鍋ごと、いつもの様に
コッチの保温BOXに入ってますから、倒さないで下さいねー。
ヒゲの人 『 ほーい、了解でーす。 えっーと、今日のお弁当の中身は……
う〜ん、良いねぇ〜♪ 琴梨ちゃんのお弁当は手作り感が
素敵だから、僕は他のロケ弁屋さんには頼めませんよ〜 』
アハハ
琴梨 『 お褒め頂き、ありがとうございます。 エヘッ
あっでも、お弁当の単価は下げられませんからねっ…! 』
ヒゲの人 『 う〜む……。 さすがは陽子プロデューサーの娘…。
締めるラインはキッチリとされてますなぁ… あはは!
あっあれっ? 君はどこかで………!
そうそう、夏のイベントで特別賞を取った子だよね?
いやいや、また会えるとはとは思わなかったよ…。
そうだ… 今晩、ニュース番組を藻岩山展望台から
テレビ中継するんだけどさー、良かったら見に来ないかー?
あっ、そちらの方も御一緒に如何でしょうーねー?
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2518.jpg 】
札幌の町を見下ろす冬の夜景は、見逃すと損だよー? 』
>>418 あ…はいっ!
(お弁当の器を秤に載せつつ、均等にご飯を盛り付けてターニャお姉さんに渡す)
ふわぁ…
「ざんぎ」って…とりの、からあげのことなんですね。
――― ――― ―――
ひふぅ…
おつかれさまです、おねえさん。
…………ふぁ………
『こんてすと』の、しかいのひと……!
あ、あの……おひさしぶりです!
あの…このまえは、おこめけん、ありがとうございました。
ふわぁ……「もいわやま」……
まえに、おさけのこうじょうで、おしごとしたときに、いったこと、あります。
《 よるのまちのけしき…すごく、きれいだった……
ふゆは……もっと、きれいなのかな……?
いってみたいけど……たーにゃおねえさんに、むりさせちゃったら、だめだよね…… 》
………あ…は、はい。
たーにゃおねえさんが、いってくれるなら……いっしょに、いきます。
(判断を仰ぐようにターニャお姉さんの顔を見上げる)
420 :
名無しになりきれ:2009/03/10(火) 09:48:25 0
クヌギたんのクラスのヤマモモちゃんやコナラちゃんは言いました
「はやくびんちょうタンとお友達になっていっしょにあそびたいよう」
びんちょうタンはどんなポケモンが好き?
>>420 くひゅんっ!
…………ふぁ…
ちくタン……がっこうの、おしごとだけじゃなく、
おくすりをうる、おしごととか…ちくリンの、おせわも、あるから…たいへんだよね……
えっ、と……しゅうゆうけんは、「とおかかん」、つかえるって、あつこおねえさん、いってたけど…
…いま、なんにちめ、だったっけ………?
>>421 ………えっと……
やっぱり……「ぴかちゅう」が…すきです。
ぷかしゅーと、なまえも、にてるし…
きいろいのも、ぷかしゅーといっしょで…とっても、かわいいから……
今日で三日目だから、あと一週間きっぷを使えるよ
普通のスライム 緑のスライム 大きいスライム 硬いスライム
どれが好き?
>>419 ペコリ
ターニャ 『 ワタシも一緒に良いのデスカ…? ありがとうゴザイマス…。
冬の藻岩山は初めてなので、是非行ってみたいデス…。
びんちょうタン、お言葉に甘えさせて頂きマショウ…? 』
ヒゲをたくわえたメガネのおじさんは、お弁当がたくさん入ったケースを両手に、
肩には保温ボックスをぶら提げながら、にこやかにお店を出て行きました…。
そして琴梨お姉さんは、余分に作っておいたお惣菜をお皿に盛り付けると、
炊き込み御飯とお味噌汁も用意してくれました…。
――― ――― ―――
琴梨 『 ゴメンネー。時間があれば、他のお料理も用意出来たんだけど…。 』
ターニャ 『 イエイエ…。とても美味しく頂いてマス……。 ネ…?
( 琴梨とびんちょうタンに、交互に微笑みかけるターニャ )
ワタシは日本の家庭的なお料理を食べる機会が少ないので、
とてもうれしいデス…。 そう…、おとといはびんちょうタンが
美味しいお鍋を作ってくれたんですよ…… 』
お食事を頂き終わって一息ついた頃には、店の外は暗くなって来ていました…。
チラッ
琴梨 『 あーん、もうこんな時間かぁ… 夜のお客さんの準備をしなきゃ…。
もっとゆっくりお話したかったけど…… また、会えるよね…?
( びんちょうタンの頭を撫でながら、ターニャにも顔を向ける琴梨 )
ターニャ 『 はい。 また時間を作って、伺わせて頂きマス…。 』
ニコニコ
琴梨 『 うん、きっとねー。 じゃあ、びんちょうタンもまたねー。
あっそうだ、藻岩山に行くならススキノから市電に乗るのが便利だよ。
それにススキノでやってる " 氷まつり " も見れるから良いかもー。 』
>>423 ……ありがとうございます。
がっこう…もうすこしで、はるやすみ…かな?
かえったら…ちしゃのきせんせいに、きちんと、おれいいわなくちゃ。
もし…おやすみのあとも、また、おしごと、もらえたら、
みんなと、おともだちに、なれるといいな………
>>424 ふわぁ…!
えっと……あおい、「ふつうのすらいむ」さんも、かわいいけど…
「かたいすらいむ」さん…ぎんいろで、ぴかぴかひかって、きれい……
――――ひはっ!?
……にげちゃった……
>>425 ……おねえさん……!
ふわぁ…よかったぁ……
あ、あの…よろしく、おねがいします。 (一礼してヒゲ魔人さんを見送る)
――― ――― ―――
――――いただきます。 (ー人ー)
ふぁ……
は、はい。 とっても、おいしいです!
ひはぁ…… (ターニャお姉さんの言葉に頬を赤らめる)
わたしも…ごはんつくるの、すきなので…
おねえさんに、よろこんでもらえて…うれしいです。
>>426 ふぁ… (頭を撫でられて照れながら微笑む)
あ…は、はい。
わたし…なつになったら、また、ほっかいどうに、きます。
そのとき…きっと、また、ことりおねえさんの、おいしいごはん…たべにきます!
おねえさん…どうも、ありがとうございました。
《 ふぁ…
「こおりまつり」って…「ゆきまつり」と、ちがう、おまつりなんだ…
たのしみだなぁ…… 》
428 :
名無しになりきれ:2009/03/12(木) 20:04:44 0
430 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/03/12(木) 22:24:54 0
>>428 ふぁ……ご、ごめんなさい!
かめさんも…「ぽけもん」だったんですね。
えっと……なまえは、「ぜにがめ」さんっていうんだ……
しんかすると、「かめっくす」さんに、なるんですね。
んっと……
もし、わたしが、しんかしたら…なんていうなまえに、なるのかな………?
>>429 ひはぁ……
おさかなさんたち、なんだか、さむそう……
ブルルッ (自分が氷漬けになっているのを想像し、思わず身を震わせる)
―――ふわぁ……きれい……!
これ、ぜんぶ、こおりで、できてるんですね……すごぉい……
でも……こおりだから、はるになったら、とけちゃうんですよね……
ふぁ…
「がらす」だったら、とけないで、ずっと、のこりますよね。
おねえさんが、つくったさくひん……わたし…ぜったい、みにきます!
貰えるとしたらどれがいい?
「ともだち100人」
「ピカチュウ100匹」
「この世で一番美味しい米百俵」
>>430 ウフフ…
ターニャ 『 ありがとうゴザイマス…。
ワタシ…もっと勉強をして、大きな作品を創れるようにガンバリます…。 』
様々なネオンの灯りに照らされて、キラキラと輝く氷の彫刻を楽しんだ二人は、藻岩山に向かう
市電の停留所へと歩いて行きました…。
>>431 んっ、と…………
やっぱり…「おともだち」が、いいです。
おこめは…いくらおいしくても、あんまり、たくさんあったら、たべきれないし…
ぴかちゅうは、かわいいけど…いっしょに、おうたをうたったりは、できないし……
ちくタンと、ちくリンと、れんタンと、クヌギたんと、あろえちゃんと、アベマキちゃんと、コルクくんと…
それから…ひゃくにんの、おともだちといっしょに…うたったり、おどったりできたら……たのしいだろうなぁ……
♪ む〜すぅん〜で〜 ひ〜ら〜い〜て〜
て〜を〜うって〜 む〜すんで〜 …… ♪
>>432 は…はい!
わたしも…おしごと、いっぱい…がんばります!
おねえさんのこと……ずっと、ずっと、おうえんしてます!
>>433 プオォ〜ン シュゥ〜
【
ttp://aryarya.net/up/img/2523.jpg 】
ターニャ 『 ……あっ、電車が来ましたよ。
えっと、これで ”ロープウェイ 入口 ” 電停まで行って
そこからロープウェイの駅まで歩いて10分位だそうです…。 』
――― ――― ―――
函館よりも人で賑やかな電車にのった二人は、色取り取りに輝く街並みの
灯りを車窓から眺めながら、藻岩山へと向かいました……。
>>434 ふわぁ…!
どうろをはしる、「でんしゃ」……「はこだて」でも、のったこと、あります。
ふぇぇ…この、でんしゃが、とまるところは、「えき」じゃなくて、「でんてい」って、いうんですね……
きれい…
やまのうえからみたら…もっと、きれいなのかな…?
なつに、やまであった、きつねさんたち……げんきに、してるといいな……
>>435 その頃もみ寺の茶の間には、れんタンの誘いを受けた、ちくタンとちくリン、
そしてあろえがコタツを囲んでテレビを見ていました…。
_____________ _______________
/|:: ┌──────┐ ::| / 今晩の中継は、雪まつりで賑わう
/. |:: | ∧_∧ │ ::| < 札幌からお送りします…
|.... |:: | .(´・ω・`) │ ::| \
|.... |:: |__(_<ヽi/>_)__| ::|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|.... |:: └──────┘ ::|
\_| ┌────┐ .|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ちくタン 『 ねぇー、ホントに映るかなぁー? 』
コポコポ … カナー?
っ 旦 ~~ コトッ
れんタン 『 …うん。 たぶん大丈夫…。 まだ、ざわざわしてるから… 』
びんちょうタンの作ったおむすび食べたいなぁ〜
439 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/03/16(月) 20:45:18 0
>>436-437 この、でんしゃも…「ろーぷうぇい」も、「でんき」で、うごいてるんですよね。
でんきを、つくるために、
よるおそくまで、いっしょうけんめい、おしごとしてるひとたちが、たくさんいるんですね……
まだれなけーき…れんタンに、もう、とどいてるかな………?
>>438 あ……はいっ!
キュッ キュッ
………おまたせしました。
やいた「たらこ」を、ほぐして、ごはんに、まぜてみました。
…………どうぞ!
ところでちゅるやさんはどうしたんだ?
>>441 あ…こんばんは。
ふぁ……いすが、たくさん、ぶらさがってる……
ふぇ…これ、ひとりずつ、のるんですか?
………は、はい。
―――― ゴトゴトゴトッ
……ひぅ! (リフトが支柱を通るたびに、車輪の振動に身を震わせてしっかりとしがみつく)
ふぁ……おねえさん……!
(気遣ってくれるお姉さんの優しさに不安がやわらぎ、笑顔で手を振り返す)
――― ――― ―――
あ…は、はい! (息を弾ませて駆け出す)
―――!
………………………………………………
(足を止め、声もなく街の景色を見つめる)
…………きれい…………
とっても……とっても、きれいです………
まえに、きたときは…ひとりだったけど……
たーにゃおねえさんと、いっしょに…この、きれいな、まちのひかり、みられて……
ほんとに…よかったです………
(山道を走ったため、自分の鼓動が速くなっていることに気づき)
……ふぁ!
おねえさん……しんぞうの、ぐあい…だいじょうぶですか?
>>442 ターニャ 『 はい。ワタシは大丈夫です…。 ニコニコ
びんちょうタンの後をゆっくりと付いて来ましたからネ。
…あっ、後ろの高台でテレビ中継の準備をしてますネ。
少し近くに行ってみましょうか…? 』
――― ――― ―――
ハーイ …
ヒゲの人 『 ……そうそう、そんな感じで麻美ちゃんよろしくねー。
クルッ ホッホー
おやおや君達はさっきの…… よく来たねー。
…そうだ! もう少しで放送が始まるんだけど、ちょっとテレビに
出てみないかい?
あそこでマイクを持ってる丸い顔のお姉さんが、簡単な質問を
するから、気軽に答えてくれれば良いよー。
――― ――― ―――
《 ……さて次の中継は、雪まつり会場を見下ろす場所からのレポートです。
藻岩山の佐藤さーん、そちらの様子はいかがでしょうかー? 》
丸顔の人 『 はーい、こちらは大通り会場のような賑やかさとは違って、
色取り取りに輝く街の灯りを、落ち着いた雰囲気で眺める
お客さんがいらしゃってますよー。
では先ず、コチラのかわいい雪ぐつを履いているお嬢ちゃんに
お話を訊いてみましょうー。
( ターニャの前に重なるように立っているびんちょうタンへ、マイクを向けるアナ )
こんばんはー。 ニコニコ
ここからの夜景はどうですか? ……うん、うん、そうなのー。
あっ、お友達も見てるかもしれないから、何か一言どうぞ?
……はい、ありがとうございました。 ニコニコ
これからも北海道を楽しんで行って下さいねー。
はい次は、こちらの親子連れの方にお話を訊いてみましょう…… 』
444 :
44:2009/03/18(水) 17:33:58 0
444
445 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/03/18(水) 21:19:34 0
>>443 …よかったぁ…
あ……こんばんは!
ふぇ? ……「てれび」……わ、わたしが…ですか?
えっと…あの……ど、どうしよう……
(考えている間に丸顔のお姉さんが近づいてくる)
………ふぁ! (目の前に来たマイクに驚き、緊張で顔が真っ赤に)
えっ……えっと、あ、あの、あの……
[ ザワッ ]
【 … がんばって … 】
…………!
《 れんタン………? 》
―――― は、はいっ!
とっても、きれいで……おともだちにも、みせてあげたいなって…おもいます!
(心に直接届くような不思議なれんタンの声を感じ、言葉があふれ出る)
あ……はい!
れんタン! ちくタン! ちくリン! あろえちゃん!
わたし……げんきだよ! (カメラに向かい笑顔で手を振る)
…………ひ、ひはぁ……… (まだ上気したままの顔でターニャお姉さんを見上げる)
やあ、ちっこくて可愛いお嬢ちゃん。この間はやくそうをありがとう。
はは、まいったまいった・・・またゴールドが底をついちゃってね・・・。
もう5日も何も口にしていないんだ、よかったら何か食べるものを少しでいいから分けてくれないかな?
>>445 ウフフ …
ターニャ 『 とても上手に話せてましたよ…。 ニコニコ
きっとお友達も、テレビに手を振っていたと思いマス。 』
――― ――― ―――
_____________
/|:: ┌──────┐ ::|
/. |:: | │ ::|
|.... |:: | │ ::|
|.... |:: | | ::|
|.... |:: └──────┘ ::| << れんタン! ちくタン! ちくリン! あろえちゃん!
\_| ┌────┐ .| わたし……げんきだよ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スゴーイ!
ちくタン 『 わぁ〜! すごいすごい〜! びんちょうタ〜ン !
れんタンの言った通りになったよ〜〜! 』
オーイ
あろえ 『 わぁ〜 いいなぁ〜〜。 』 ノシ~~
ブンブンッ
れんタン 『 元気そうで良かった…。 』
( にこやかにテレビに向かって手を振るみんな )
次の日びんちょうタンは、運河工藝館にお仕事に行かなければならない
お姉さんの代わりに、〔 小樽 雪あかりの路 〕のお手伝いに出掛けました…。
【
ttp://aryarya.net/up/img/2533.jpg 】
ヨッコラショッ!
ココニ オクヨ〜
ボランティア 『 …そう、それはソッチね…。
オモイヨ… キヲ ツケテナ〜 ノシ~~
ヨイショ ああっ、おねえちゃんはそれを並べてくれるかーい?
手がちっこいから、こういうのは助かるなぁ〜 』
アハハ!
びんちょうタンはバケツで作った沢山の小さなカマクラに、ロウソクを丁寧に
並べていきます。そして、夜になって運河や町のあちこちに灯される灯りを
想像すると、とてもワクワクしてくるのでした……。
>>みなさんへ
あの…また、あくせすきせいに、なっちゃいました。
もうすこし、まってて、もらえますか? …ごめんなさい。
450 :
名無しになりきれ:2009/03/21(土) 19:46:42 0
びんちょうタンに自由帳をあげよう。
大好きなお絵かきがいっぱいできるよ。
しかもうしろにはプカシューのぬりえもついてるよ。
,,.-──-,、
||〜'i ,.r'.:. :. . :. .. :.:ヽ
|| .| ___________ (,;.;: ,;: , ;: ,; ,; ,, ;ヾ
||茶.| /丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶\;.:.:..:.;,;i.;:.;:.;:,;:..;:,;)
|| .|//\丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶\.:.;:..i.:.:.:.:.:/.:ノ
||店.|/ 田 \丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶\人从ノ:::,)
|| .| ̄ ̄ ̄ ̄|  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ | |il .: .i;;i|,r'
||〜'i | ̄ ̄ ̄|!| ハ__ハ ∧∧!. | |il , ;illll|
|| .|!|___|!| ( ・ω・)ノ (*゚∀゚) | |l.: . .illl| ひとやすみ、ひとやすみ…
|| .| .ハ,,ハ .| ̄ ̄ ̄ ̄| 旦 ノ( (ヽ-ooo- ill|
l ̄i |__(,,゚ω゚).|____| |i ̄i|| ̄ > > ̄|i ̄l| ,,.;;,丶
""''''" c(,,____,)
∧∧
(´・ω・`) 今日は風が強いね〜
,O゙゙)=⊂二 )
/ ノ(( ̄_ノニニフ
'=-=、\>>_ノ/,.=-\
( ◎)゙ー――'( ◎) ≡3 ≡3 ≡3
びんちょうタンが来る前にちょいと掃除でもしておくか
. ∧_∧ ガー
( ´・ω・`)
( つ⌒ヽ
人 / /⌒ヽヽ
/ ̄ヽ'_) [二]
`◎''"
. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
___. | おだやかな一日でした…
/ /\ \______________
/ /( ・ ) \o〇 ^ヾ!;;;:::iii|//"
/___ / (;´ー`) \ |;;;;::iii|/゙
 ̄|| || || || |っ¢ || ̄~ |;;;;::iii|
|| || || ||/,,, |ゝ iii~ .wwwjrjww!;;;;::iii|jwjjrjww〃
| ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr
びんちょうタンはお留守か、この桜餅どうしよう・・・
456 :
123:2009/03/25(水) 16:32:28 0
456
∧_∧
(´・ω・`) 今日は寒いね
//\ ̄ ̄旦\
// ※\___\
\\ ※ ※ ※ ヽ
458 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/03/26(木) 21:47:08 0
>>みなさんへ
おまたせして…ごめんなさい。
やっと、きせい、かいじょしてもらえました。
これからも、よろしくおねがいします。
>>446 おひさしぶりです!
ふぁ…は、はい!
ちょっと、まっててくださいね。
(
>>438さんに、たのまれたとき…おおめに、つくっておいて、よかった…)
……どうぞ。
っ【 たらこおにぎり 】
>>447 [ ザワッ ]
……ふぁ……?
…………………!
(遠くから、みんなの楽しそうな声が聞こえたような気がして、夜空を見上げ再び手を振る)
>>448 いってらっしゃい…おねえさん!
(朝ごはんを作り、お姉さんと一緒にアパートを出てお祭りの会場へ)
ふわぁ〜…!
ばけつに、ゆきをつめて、さかさにすると…
こんなにかわいい、「かまくら」が、できるんだ……!
ちくタンにも、おしえてあげたいな………
あ……はいっ!
(カマクラの口から手を差し入れ、芯を濡らさないよう気をつけながらロウソクを立てていく)
>>450 ふわぁ…ありがとうございます!
わぁ〜…ぷかしゅーの、ぬりえ……
そういえば…クヌギたん、いろんないろの、「くれよん」、たくさん、もってた…
わたしも…じぶんの「くれよん」、かえるように…おしごと、がんばります!
>>451 こんにちは!
おだんご…おいしそう……
あ、でも…くれよん、かうおかね、なくなっちゃうから…… (ぐっと我慢し、道端の石に腰を下ろしてひと休み)
>>452 こんにちは!
はるが、ちかくなると、つよいかぜが、ふくんですよね…
……まちどおしいです。
>>453 ふわぁぁぁ…! おへやが、ぴかぴか……
おそうじ、してくれたんですか?
…あ、あろがとうございます!
>>454>>455 こんにちは。
また、ちょっと、さむくなってきましたね。
はやく、はるが、きますように…… (ー人ー)
(
>>455さんにもらった桜餅をお地蔵様にお供え)
>>457 おかえりなさい。
きょうは…ゆきがふったり、あめがふったり、はれたり…へんな、おてんきでしたね。
かぜひかないように…きをつけてくださいね。 っ【あたたかいお茶】
つ-○○○- オダンゴドゾー
(=゚ω゚)ノ おかえりぃ〜♪
>>460 ふぇ…いいんですか?
あ、ありがとうございます!
ふぁぁ…こしあんの、おだんご…とってもおいしいです!
>>461 ……ありがとうございます。
みなさんに…「おかえり」って、いってもらえて……
わたし…すごく、すごく…しあわせです。
>>462 ふわぁ…おつゆに、おっきな、しゃけのきりみが、はいってる……
いただきます。 (ー人ー)
…………はい。
おせわになった、おねえさんたちの、おやくに、たてたら…って、おもって……
――― ――― ―――
あ……はい!
ふ……ほわぁ………
(お汁に入っていた酒粕で頬をほんのり染めながら駅前に向かう)
………こんにちは!
『おたる ゆきあかりのみち』……ごご、ごじから、はじまりまぁ〜す!
ぱんふれっとでぇ〜す…どうぞ、ごらんくださぁ〜い!
(体が温まり、元気な声で呼びかけつつパンフレットを配る)
《 おねえさんの、つくった、「わっくすぼーる」も、かざられるんだよね……
たのしみだなぁ……… 》
>>463 夕日がひんやりとした空気の街中の向こうへと沈み始めた頃、早めにお仕事を終えた
ターニャお姉さんが駅にやって来ました……。
ハァハァ… ペコリ
ターニャ 『 みなさんお疲れ様です…。 びんちょうタンもご苦労さま…。
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2546.jpg 】
”ぱんじゅう ”を買って来ました。 ウフフ…
あずきに…クリームに…、チョコ。色々買ってみました…。
びんちょうタンもたくさん食べてね…。 ニコニコ
びんちょうタンはお姉さん達と、駅の待合室を借りて差し入れを頂きました…。
一息ついたあと、町のあちこちに用意したかまくらやワックスボールに、灯りを
ともしに何人かのグループに分かれて出掛ける事になり、びんちょうタンは
ターニャお姉さんと運河沿いの道へと向かいました……。
>>464 あ……おねえさん、おつかれさまです!
ふぁ…「ぱんじゅう」……
「ぱん」でもないし、「おまんじゅう」でもない…ふしぎな、なまえですね。
いただきます。
パクッ
ほわぁ……
あったかくて、あまくて…おいしいです!
>>465 ひはぁ〜〜〜……
おそらにうかぶ、おほしさまみたい………
あ…はい!
(細長い着火器をお姉さんから受け取り、使い方を教わった後ロウソクに明かりを灯していく)
シュボッ
………ふわぁ…………!
はるの、おひさまみたいに…あったかい、ひかりが、いっぱい………!
ふぁっ……あれ…おねえさんの……
………ひはぁ……
(頬に手を当て、自分の心の中にロウソクの明かりがともるような暖かな気持ちになる)
バクバク
はぁ〜、生き返ったよ・・・おにぎりありがとう。
お礼にこの「いのちのいし」をあげよう、まぁお守りみたいなものさ。
今度はちゃんとしたお土産を持ってくるから期待してて。
じゃあね、ちっこくて可愛いお譲ちゃん。
468 :
20:2009/03/29(日) 18:32:32 0
468
>>467 ふわぁ……よかったぁ!
あの…おやくにたてて…うれしいです。
ふぁ…「いのちの、いし」……
れんタンのおじいちゃんが…「いしのほとけさまにも、こころがある」って、いってたっけ……
ありがとうございます。 …たいせつにします!
>>469 ふぇぇ……
ほっかいどうで、いちばん、さいしょに、きしゃがはしった、せんろなんですね……
わぁ…これが、さっき、「うんが」に、うかんでたんだ…
「がらす」って…この、ろうそくのひかりみたいに、
おねえさんや、いろんなひとたちの、「おもい」を、いつまでも、とじこめておけるような…
ふしぎなちからが、あるみたいですね………
……たーにゃおねえさん……
わたしも、とっても、たのしかったです。
この、たのしいじかんも…
おねえさんの「おもい」がつまった、がらすみたいに…
わたしの、こころのなかに…いつまでも、とじこめておきます。
>>470 ◇◇◇
ttp://aryarya.net/up/img/2563.jpg ◇◇◇
次の日もびんちょうタンは、運河工藝館での仕事が忙しいお姉さんの代わりに、
お祭りのボランティアの皆さんのお手伝いを続けました…。
――― ――― ―――
朝は二人分の朝食とお姉さんのお昼のお弁当を作り、それから部屋のお掃除を
済ませると、洗濯物を持って近くのコインランドリーに出掛けました…。
お洗濯をしている間は駅に行って、パンフレットを配りました。
時には一緒に写真を撮って欲しいと言う観光客の人がいたりしたので、ちょっと
恥ずかしいなぁ、と思う事もありましたが、楽しそうに写している様子を見ていると、
段々と自分も楽しくなって来るのでした…。
夕方近くになると、陽の光で崩れかけてしまったかまくらを直しながら商店街に
向かい、晩御飯の献立を考えながらお買い物をしました…。
そして部屋に戻ってお料理をしていると、お姉さんが帰って来ます。
そんな普通の日々がとても楽しくて、いつまでもこうしていたいなぁ…
と思ったびんちょうタンでした……。
473 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/03/30(月) 21:22:24 0
>>471>>472 ひはぁ……
おみやげ、こんなにいっぱい……
あ、ありがとうございます!
えっと…ちくタンには、どれを、あげようかな……
ちくリンには……うぅん………
………ひこうきのなかで、かんがえておかなくちゃ………
…………たーにゃおねえさん。
おねえさんと、いっしょにすごせた、じかん……わたし、ぜったい、わすれません。
どんなに、とおくにいても……
わたしと、おねえさん……みえない「おもい」で、いつも、つながってるんですよね。
……… (頭を撫でるお姉さんの手の温もりと、『なんとなく北へ』のオルゴールの音色が心の中で重なり合う)
おしごと、してるときの、おねえさんのかお……とっても、きらきらしてた……
わたしも…おおきくなったら、おねえさんみたいに、「きらきら」してるひとに、なりたいです。
――――――はい。
また……おてがみ、かきます。
それから………わたし…きっと、また、このまちに、きます!
だから……「さようなら」じゃ、なくて………
また、あいましょうね! おねえさん!
ちゅるや「ね〜カメちゃん、網走はもう飽きてきたよ〜本土に帰らない?」
ゼニガメ「ゼニゼニゼニ(オイラもびんちょに会いたい)」
ちゅるや「びんちょうタンに網走の海で引き締まった良質のコンブを
おみやげにもってこうっと!」
紋別・網走辺りのネタは、次の流氷の季節にでもw
>>473 ☆
◇ ◇
澄んだ青空に飛び上がった飛行機から外を眺めながらびんちょうタンは、
新しく作った想い出を胸に、みんなの待つ町へと想いを巡らせていました。
みんなに、いっぱいいっぱい楽しかった事を話してあげようと思いながら…。
◇ ◇
☆
『 寒くて 温かい町で… 』 の巻き
─ おわり ─
>>474 ちゅるやさんと、かめさん…もう、かえってきてるかな……
いつも、いろんなもの、いただいてるから…
またあえたら、おみやげ、わたさなくちゃ。
>>475 「りゅうひょう」って…きたのうみから、ながれてくる、こおりのことですよね。
るるちゃんも、こおりにのって、あつこおねえさんのところに、きたのかな……
……はい。
また、ほっかいどうに、いけるように…おしごと、がんばります!
>>476 ………………………!
(輝く太陽の下、真っ白な雲の海の中から『ルルちゃん』が手を振ったように感じて、窓越しに手を振る)
〜 つづく 〜
>>477 お天気の良い昼下り、ちくタン達はいつもの様に感をきかせたれんタンに誘われて、
びんちょうタンが北海道から帰って来るのを駅で待っていました……。
ハッ ハッツ クゥ〜ン… カナァー?
ちくタン 『 まだかなぁ… まだかなぁ…? ウロウロ…
ねぇ、あとどの位で着くかなー? 』
クヌギたん 『 時刻表だと… 次の汽車はあと15分ぐらいみたいよ。 』
あろえ 『 おみやげチョット楽しみ〜♪ 』
ニパァ〜
タノシミ〜♪♪
久しぶりに会えるびんちょうタンの事を思って、みんなソワソワしていますね。
少しはお土産の事が気になっているのかもしれませんけど……。
――― ――― ―――
プオーン! ダダッ ダダッツ
バウッ ワオ〜ン!
れんタン 『 ……来た。 』
ガッタン ゴットン… プシュー!
乗車口から両手にいっぱいのお土産を抱えて降りて来たびんちょうタンを見つけたみんなは、
急いで駆け寄ると口々に、『お帰りなさーい』と言って、びんちょうタンを迎えてくれました…。
ワン ワンッ!
れんタン 『 とりあえず…。うちでゆっくりしたら…? 』
ちくタン 『 そーだねー。じゃあ、みんなでお寺におじゃましよ〜! 』
クヌギたん 『 びんちょうタン、荷物持ってあげるね…。 』
ヨイショッ…
あろえ 『 わたしも手伝うよー。 』
ワタシモー オモーイ……
ハッ ハッ ハッツ …
クヌギたん…おたんじょうび、おめでとう。
また…がっこうで、クヌギたんの、ぴあの、ききたいな……
>>479 ふぁ………
(電車から降り、出発した日よりも少しだけ暖かい、花の香りを含んだ風を顔に感じる)
もうすぐ、はる………
……ひはっ!?
ドサッ
(すごい勢いで腕の中に飛び込んできたさじに驚き、お土産を落とし転んでしまう)
キュフゥン キュフゥン …
ペロペロ
ふぁ……さじ……ただいま。
……ひゃ! くすぐったいよ、さじ……ひゅふ♪
(駆け寄ったちくタンたちが助け起こしてくれる)
ふぁ…ちくタン! ちくリン!
れんタン…あろえちゃん…クヌギたんも…
おむかえに、きてくれたの?
…あ、ありがとう!
…みんな……ただいま!
帰って来たびんちょうタンが究極対至高の対決に巻き込まれないか心配だ。
びんちょうタンかわいいなぁ ナデナデ
>>480 びんちょうタンが北海道から帰って来てだいぶ経ちました…。
山の木陰の根雪は、まだ残っているようですが、お家の前の辺りは
すっかり雪は消えています…。
そして、梅、桃の花に続いて、お家の畑の側に立っている桜の花も
チラホラと咲き始めていました…。
やあびんちょうタン、北海道は楽しかったかい?
カメさんも網走の海に揉まれてパワーアップしたみたいだぞっ!
これはお土産の網走名物のコンブね。い〜ダシがとれるぞっ!
じゃ、ま〜たね〜!
「ゼニゼニ(おたがいげんきでよかったよ)」
485 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/04/02(木) 21:16:17 0
>>481 ふぁ……くるまが、いっぱい…… (駅前の道、渋滞している車を見ながら信号待ち)
…………? (車の中で不機嫌そうに怒鳴っている髪の長いおじさんをキョトンと見つめる)
>>482 ……ひはぁ……///
>>483 ザクッ
ん、しょっ…… ザクッ
あきに、おばあさんからもらった、じゃがいも…
この、はたけでも、そだつかな……
ひふぅ… (鍬を持つ手を休め、手拭いで汗を拭きつつ空を見上げる)
ふわぁ……
さくらのはな……さいてる………!
>>484 ふぁ…おふさしぶりです!
ちゅるやさんも、かめさんも…げんきそうで、よかった……
ふぇ…い、いいんですか? ありがとうございます!
あ……じゃあ、わたしも…… っ【バンビキャラメル】
は、はい!
このこんぶで、おいしい、おみそしる、つくりますから、
よかったら、こんど、たべにきてくださいね。
486 :
20:2009/04/02(木) 21:24:42 0
486
このスレも俺の物だっピ
びんちょうタンは苦いチョコは食べられるかな?
>>485 タッ タッ タッツ …
オーイ! ビンチョーウ ターン!
畑を耕しているびんちょうタンの所へ、ちくタンが小走りでやって来ました…。
ハァハァ…
ヨイショット
ちくタン 『 ふぅーっ。 やっと着いたー。
ハイこれ…。
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2575.jpg 】
古くなって折れた棒はつなげられなかったから、
新しく削ったのに交換しといたよー。 エヘヘ
刃の方も、大道具市の博士に研ぎ直してもらったんだー。
( ふと桜の花びらが一枚、ちくタンの鼻の頭に落ちて来る… )
ピコン!
あっ、桜だね…。 そうだ! 今年はここでお花見しようよー? 』
>>488 ふぇ……「ちょこ」って…あまい、おかし…ですよね?
れんタンにもらった、「まーべらちょこ」…あまくて、おいしかった……
わぁ……くろくて、「ほろにがい」あじの、ちょこも、あるんですね。
ちょっと、たべてみたいきがします。
>>489 ………あっ……ちくタン、おはよう!
ふわぁ……!
ばあちゃんの「くわ」……ぴかぴかで、しんぴんみたい………!
ありがとう…ちくタン!
ふぁ…「おはなみ」……
う、うん!
じゃあ…わたし、おりょうり、つくるよ!
ちゅるやさんにもらった、こんぶもあるし、
たーにゃおねえさんにもらった、「すーぷかれー」も…みんなといっしょに、たべたいな……
へっくし!
風邪ひいちゃったよ〜、おかゆが食べたいな〜
>>490 ちくタン 『 ホント!! …楽しみだなぁ〜♪
じゃあさ、じゃあさ、あさっての日曜日にしようか〜?
きのうノシバ電器のテレビでも、ここ2、3日の暖かい
お天気で、桜が満開になるって言ってたし…。
…うん!。 ワタシこれから町に届けるお薬があるから、
あろえとれんタンの所に寄って知らせておくよ〜。
クヌギたんには…… ウンッ
…うん、そうだね。お手紙を出せば見てくれるよね。
お料理の材料も、みんなの家にあるものを持って来る様に
言っておくね〜。
ウチニハ ナニガ アッタッケ…?
じゃあ〜…!
あっ、これを渡すの忘れてた〜〜
オットット
っ 【 折れた鍬の柄 】
大事な物だから、折れても捨てられないモンね〜。
じゃあ〜、行って来るね〜〜! 』
タッ タッ タッツ …
>>491 グツグツ グツグツ
………おまたせしました。
ねぎと…おろししょうがを、すこし、いれてみました。 ……どうぞ。
>>492 …………うん! にちようびだね。
さくら…いっぱい、さくといいなぁ……
うん。
じゃあ、クヌギたんへの、おてがみは、わたしがかいて、さじに、とどけてもらうね。
おこめと、おみそはあるから……やきおにぎり、たくさん、つくっておくね。
……ふぁ……
(鍬の柄をしっかりと握りしめ、ばあちゃんの手のぬくもりを感じる)
………うん。
じゃあ…またね、ちくタン!
(ちくタンに手を振り、ほころびかけた桜のつぼみを見上げる)
……ばあちゃん……
ばあちゃんの、くわ……わたし、もてるように、なったよ。
ことしは…おいもを、うえるんだ。
ばあちゃんと、にてる…やさしいえがおの、おばあさんに、もらった、おいも……
いっぱい、できるように……わたし、がんばるね。
大きいつづらと小さいつづらをご用意致しました
どっちをお選びになりますか?
>>493 次の日、びんちょうタンはお花見をしながら頂くお料理を考えていました。
とは言うものの、今ある材料はこれだけでした…。
・ お米 ・ ジャガイモ ・ お味噌 ・ お醤油 ・ スープカレーの素
・ 瓶詰めの山菜 ・ 乾ししいたけ ・ こんぶ
材料を眺めながらあれこれと考えていると、外から声が聞こえて来ました…。
オーイ! ビンチョーウ ターン! いる〜?
ちくタン 『 あっいたいたー。 おじゃましまーす。 シマース…
( ちくタンを先頭に、手に手に荷物を抱えたみんなが家にあがって来る )
あしたのお花見料理に使ってもらおうと思って、みんな家にある
材料を持って来たよ〜。
ワタシとちくリンは、『たけのこ』と『れんこん』だよー。 』
あろえ 『 わたしも野菜を持って来たよ。
えっと…『たまねぎ』でしょ…『ニンジン』でしょ…あと『ナス』。 』
クヌギたん『 …私は材料になるかわからないけど、『チーズ』を持って来たの。
それから明日来る時には、何か飲み物を持って来ますね…。 』
れんタン 『 わたしは、『お肉』…。
あと、『もち米』と『つぶあん』。 みんなで『ぼたもち』が作れるように…。 』
ちくタン 『 うわぁ〜♪ 色んな材料がそろったねー。 これならカレーが作れるんじゃない?』
れんタン 『 せっかくの桜の香りが、カレーのにおいで消されちゃうから、やめた方が良い……。』
ちくタン 『 そっか……。 うんそうだね、じゃあ他に何のおかずが出来るかな…? 』
クヌギたん『 おとなの人に聞いてみるのは……? 』
ちくリン 『 ……バァチャン! 』
コク コクッ ( 頷くちくリン )
あろえ 『 おおきな畑のあるところの? 』
ちくタン 『 いいかも、いいかもー。
じゃあ材料を持って、みんなでおばあちゃんの家に行こう〜! 』
>>494 ふぁ……
あの…ごめんなさい。 いま、おかね、あんまり、もってないので……
………ふぇ? もらっても…いいんですか?
あ、ありがとうございます。
えっと……おっきい、つづらは…ひとりじゃ、もてそうに、ないから…
こっちの、ちいさい、つづらにします。
>>495 トン トン
(一升瓶に入れたお米を棒でついて精米する)
ん、しょ……
ザァァッ (白くなったお米をふるいにかけ、米ぬかと分ける)
んっ……と……
やきおにぎりは、おみそと、おしょうゆで、つくれるけど……
おみそしるは、おいもだけだと、ちょっと、さびしいよね………
ふぁ! ……みんな、おはよう!
ふわぁ……こんなにいっぱい……
みんな……ありがとう……!
………! (ちくリンの『バァチャン!』の言葉にハッと顔を上げる)
……そ、そうだね!
「えんそうかい」のとき…ごちそうになった、おりょうり…どれも、すごく、おいしかった……
おばあさんなら…きっと、おいしいおりょうりの、つくりかた、おしえてくれるよね……
…う、うんっ!
(お米を風呂敷に包んで背負い、他の材料を手提げカゴに入れて支度)
小さいつづらですね?では、オープーン
パンパカパーン!!
大当たりでござーいー
魔法のランプをプレゼントー
困ったことがあったらランプをこすってみて下さい
ランプの精があなたさまをお助け致します
>>496 それぞれの材料を持ったみんなが畑のおばあさんの家に着くと、いつもの様にニコニコと
笑顔で迎えてくれたおばあさんは、早速みんなをお台所に案内してくれました…。
――― ――― ―――
おばあさん 『 さてさて… どんな材料を持って来たのかしら…。
そうねぇ…。
ウチにあるお大根とカボチャ… ああ、コンニャクもあったわ。
これを入れてお煮しめをつくりましょうね。
あとは…? はいはい。焼きおにぎりを作りたいのね?
それならタケノコと、もどしシイタケで炊き込みご飯を作って、
そのおにぎりを焼いたら、もっと美味しくなるわよ? 』
みんなはおばあさんのアドバイスに従って、それぞれのお仕事に掛かりました…。
あろえとちくリンはお野菜を洗い、ちくタンとれんタンは材料を切りました。
あろえ 『 おやさいキレイに洗いましょう〜♪♪ 』 キレイ キレイ〜♪
ちくタン. 『 ねぇねぇ見て〜。ニンジンを花びらの形に切ってみました〜♪ 』
れんタン 『 コンニャクは、切れ目を入れてねじると面白い形になるね…。 』
クヌギたんは、アレコレと忙しく動きまわってお仕事をしているびんちょうタンの側で、
お手伝いをしています…。
クヌギたん 『 みんなすごいなぁ…。 私ももっと出来るようにがんばらないと…。 』
↓500円ゲットおめでとう!
(びんちょを凝視して)
この米を炊いたのはお前かぁ!
>>497 ひはっ!?
……ふわぁ! きれいな、「きゅうす」……
ふぇ……これを、こまったときに、こするんですか?
…は、はい。 どうも、ありがとうございます!
>>498 ………こんにちは!
いつも、おせわになってます。
――― ――― ―――
ふわぁ……
たきこみごはんの、やきおにぎり…おにしめ………すごく、おいしそう…… (口の中に唾が湧き上がり、思わずほっぺを押さえる)
あ……こちらで、つくらせてもらって、いいんですか?
あ、ありがとうございます!
シャッ シャッ …
(大きなお釜の中に身を乗り出すようにして、いつもより量の多いお米を丁寧に研ぐ)
グツグツグツ
(鍋のお湯に持ってきた米ぬかを入れ、タケノコをゆでる)
クヌギたん……ぼうし、かえすの、おそくなっちゃって…ごめんね。
あ…それじゃあ、「しいたけ」を、ぬるまゆに、つけておいてくれる?
おゆには、ちょっとだけ、おさとうをいれてね。
うん。…ありがとう。
…… そろそろ、いいかな……
(冷ましたタケノコの皮をむき、水にさらす)
ふぁ…
あろえちゃんの、「めがね」…かっこいい……! (水中メガネをかけてタマネギを切るあろえの隣でタケノコを切る)
>>499 みなさんのおかげで…このすれも、こんなに、のびました。
ほんとに…ありがとうございます。
>>500 ………ひぅっ! (大きな声に身をちぢこませる)
は、はい。 …わたしが、ごはん、たきました。
>>501 みんなが忙しくお料理を作っている姿を目で追いながら、おばあさんは蒸かした
熱いジャガイモを、ふぅふぅ吹きながら皮を剥いてカタクリ粉と混ぜ、平らな形の
お団子を作っていました…。
そしてフライパンにたっぷりのバターを入れると、お団子を焼き始めました…。
――― ――― ―――
おばあさん :
ニコニコ
『 さあさあ、みんな、少し手を休めておやつにしましょうね…。
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2579.jpg 】
じゃがいもで作った ”いももち ”よ。
今日はメープルシロップって言う甘い蜜をかけてみたわ…。
それに中には… ほらっ……
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2580.jpg 】
クヌギたんの持って来たチーズに、お菓子に使えるのがあったから、
お砂糖を加えてあんこの代わりにしてみたの…。どうぞ召し上がれ…。 』
>>502 あ……はぁいっ! (みんなの後に続いてお茶の間へ)
ひはぁ……
「おもち」って、おこめだけじゃなく、じゃがいもでも、できるんですね。
ふわぁ…ばたーの、いいかおり……
……いただきます。
ふぁぁ……
おこめの、おもちみたいに、しっとりして、やわらかくて……
クヌギたんの、ちーずも……あまくて、こくがあって…おくちのなかで、とろけるみたい……
……おいしいです!
>>504 おいしい”いももち ”を頂いて一息ついたみんなは、またお料理に取り掛かりました。
そして、かまどの上では材料が全てそろったお煮しめが、お鍋の中でふつふつと
音をたてて、ゆっくりと煮え始めました…。
――― ――― ―――
ヨイショッ!
れんタン 『 こんどはコレね…。 』
れんタンとちくタンが、炊き上がったもち米の入ったお釜をお座敷に持って来ました。
ちくタン 『 ワタシとびんちょうタンがおもちをつくから、みんなは丸めてくれる〜? 』
れんタン 『 半殺しにしてね…。 』
全 員 『 えっ?、えぇ〜〜!! 』
れんタン 『 お米のつぶが半分のこる位に付くのが、”はんごろし ”……。
ぼたもちは、そうした方がおいしい…。 』
れんタンのお話を聞いてホッとしたみんなは、楽しそうにぼたもちを作り始めました…。
>>505 ふぇえぇぇ……
おこめのつぶが、のこってると、「はんごろし」…
ふつうのおもちは、「みなごろし」って、いうんだね……
なんだか、ちょっと、こわい……
…………あ…はい。
「ぺったん、ぺったん」じゃなくて…
おこめを、やさしく、つぶすように、つくんですね。
(おばあさんに「半殺し」のつき方を教わり、
もち米をみんなで協力して臼に入れ、杵を持つ)
ん、しょ……
ギュッ ギュッ
(ちくリンが持ってきてくれたボウルのお湯で杵を濡らし、
ちくタンといっしょに、杵でお餅をこねながら慎重につく)
ふぁ…
これなら、うでのちからが、ないひとでも、おもちつき、できる……
ちょっと、たのしいね…ちくタン。
びんちょうタン、3枚のクジから1枚引いてくれないかな
[ 1 ]
[ 2 ]
[ 3 ]
>>507 あ……はい。
えっ、と………
…………これにします。 っ【 2番 】
>>506 おばあさんが用意してくれた重箱に、大きいのやら、小さいのやら、形は少しふぞろい
ではあったのですが、みんなの顔が見える様なぼたもちが詰められていきます…。
――― ――― ―――
オナカ ヘッタ〜
ちくタン 『 これはあしたの分だからガマンしなきゃ。ちくリン…。
もう少しで終わるから、お家に帰ってご飯にしようね。 』
カレー タベタイー
ちくタン 『 えっ? ……グゥ〜 あはは〜。 』
すると、ちくタンのお腹が鳴るのを聞いたみんなも、なんだかお腹が空いて来て
しまいました…。
おばあさん 『 あらあら、ごめんなさいねぇ…。 みんなお腹が空いたわよね。
それじゃあ、みんなで晩御飯を食べて行きなさいな…。
( びんちょうタンが手提げカゴから、スープカレーの素をおばあさんに渡す )
…あら? コレを使って良いの? ニコニコ
それなら、カレーを作ってみましょうかね…。
びんちょうタン、お手伝いしてもらえるかしら? 』
510 :
名無しになりきれ:2009/04/09(木) 20:03:11 0
飴をあげようね
>>509 クゥ〜
ふぁ………ひはぁ…///
えっ…い、いいんですか?
あ……それじゃあ…これ……
《たーにゃおねえさんに、もらった、おみやげ…とっておいて、よかった……》
あ…はいっ!
みんな、ちょっと、まっててね!
えっ…と……
(パックに書いてある作り方を読もうとするが、
読めない漢字が多いので、おばあさんに読んでもらい真剣な表情で聞く)
>>510 ふぁ……ありがとうございます!
わぁ……・「いちご」に、「ぶどう」に、「れもん」に、「はっか」…
いろんなあめ、いっぱい…どれにしようかな……
>>511 びんちょうタンはおばあさんに揚げ油を用意してもらうと、切ってお塩と胡椒を振った
お肉を素揚げにして、カレースープが入ったお鍋に入れてコトコトと煮始めました…。
その間に今度はお野菜の用意です。
びんちょうタンは、おばあさんから頂いたインゲンとブロッコリーは塩ゆでにすると、
おばあさんはその残り湯を使って半熟たまごを用意してくれました。
そしてみんなが持って来た、ジャガイモ・ニンジン・レンコン・ナスを大きめに切ると、
これもお肉と同じ様に、油で素揚げにしました。
お座敷ではみんなが、お台所からただようカレーの香りに鼻をヒクヒクとさせて、
お料理が出来るのを心待ちにしていました……。
2番のクジを引いたびんちょうタンには大きな大きなプレゼントがあります
プレゼントの到着までしばしお待ち下さい
>>512 ふわぁ…
「すーぷかれー」の、おにくと、おやさいって、
ふつうの「かれー」と、ちがって、あぶらで、あげてから、にるんですね。
ジュワアアアアア
――ふっ……! (熱い油が指に跳ね、思わず耳たぶをつまむ)
ふぁ……ありがとうございます。 (おばあさんが渡してくれた冷たい濡れ布巾で手を冷やす)
コトコト コトコト
わぁぁ…いいにおい………
>>513 ふわぁ……「ぷれぜんと」…ですか?
なんだろう……すごく、たのしみ………!
>>514 香ばしいかおりを漂わせたスープカレーがお座敷に運ばれると、
みんなは一斉に歓声をあげました…。
ニコニコ
あばあさん 『 おまちどうさま…。 熱いから気をつけて食べてね。 』
っ 【
ttp://aryarya.net/up/img/2597.jpg 】
ちくタン 『 ……おいしい〜♪ とってもおいしいよ、びんちょうタン〜! 』
クヌギたん 『 この味は初めて…。 オイシイ…
うちのシェフにも教えてあげなきゃ…。 』
れんタン 『 …おいしい。 でもちょっと辛いかも…。 』
ちくリン 『 オイシーイ! …カラーイ。 ヒリヒリ… 』
あ ろ え 『 汗がでるよ〜〜 お、お水〜〜〜。 』
ウフフ…
あばあさん 『 たまごをまぜながら食べてごらんなさいな。
まろやかな味になるわよ…。
そうそう… クヌギたんの持って来た、コレも入れてみれば……
っ 【 とろけるチーズ 】
ニコニコ
…どうかしら? …うん、それは良かったわぁ…。 』
516 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/04/11(土) 22:17:29 0
>>515 (炊き上がったごはんをおひつに移し、カレーの鍋を持つおばあさんに続いてお座敷へ)
みんな……できたよ!
―――――いただきます。 (ー人ー)
ふわぁ……おいしい……
…ひふぅ……なんか、あせが、でてきちゃった……
ふぁ…は、はい! (卵の黄身を慎重につぶし、チーズといっしょに混ぜる)
あ…こうして、たべると、いいんですね?
(おばあさんの真似をして、スプーンですくったごはんをカレーにひたして口に運ぶ)
ふ、ふわぁ……
すごく…おいしいです!
>>516 ちょっと辛かったけど、とてもおいしいカレーを頂いて満足顔でお家に帰って行く
みんなに手を振りながら送り出したびんちょうタンは、ようやく今日最後の準備に
取り掛かりました…。
――― ――― ―――
お台所に戻ると、タケノコとシイタケの入った炊き込みご飯は香り良く出来上がり、
びんちょうタンはおばあさんと一緒に、おにぎりを握り始めました…。
あばあさん 『 一晩置くと味が染み込むし、程よく水分も抜けるから、焼く時に
香ばしく仕上がるの…。
朝になったら、この出汁醤油で焼きましょうね。
…あっ、これはね、あぶったスルメと切りコンブに、お醤油とみりんを
入れたものなのよ…… 』
そんな訳でびんちょうタンは、今晩はおばあさんのお家に泊めて頂く事になりました。
――― ――― ―――
おばあさんのお部屋に一緒に敷いて頂いたふかふかのお布団にもぐり込んで、
おばあさんをご招待してお花見する明日の事を、あれこれと思い浮かべながら
眠りに就くびんちょうタンなのでした……。
>>517 …………うん。
わたしも…「たんきん」、もっていくね。
じゃあ…またあしたね、みんな!
――― ――― ―――
ふわぁ…いいかおり……!
ふぇえ…「やきおにぎり」は、たきたてより、ひとばん、ねかせてから、やいたほうが、おいしいんですね……
わぁ…おしょうゆも、ふつうのおしょうゆと、ちがうんだ……おぼえておかなくちゃ。
えっと…「するめ」と、「きりこんぶ」に……… (おばあさんの言葉を何度も頭の中で繰り返し覚える)
――― ――― ―――
(お風呂の釜に薪をくべるお手伝いの後、おばあさんと一緒にお風呂に入らせてもらう)
ひはぁ……
あの……きょうは、ほんとに…ありがとうございました。
………はい。
おやすみなさい。 (畳に正座して深々とお辞儀してから布団に入る)
…………………………
……………ばあ、ちゃん……………
(夕暮れの道、うめばあちゃんの背中のぬくもりを思い起こし、かすかに瞳をうるませながら夢の中へ)
びんちょうタンは熊とライオン、どっちが強いと思う?
520 :
4:2009/04/13(月) 16:53:24 0
>5 >20
いいかいびん、その着物は、ばあちゃんが大事にしていたかんざしを
売ってまで手に入れてくれた上質の生地と帯でできてるんだよ
大事にするんだよ
>>518 次の日…
やわらかい朝日で目を覚ましたびんちょうタンは、身支度を済ませると
先ずは部屋のお掃除をしようと思いました…。
そして手早くお掃除を終えた頃、ちょうどおばあさんから朝ごはんの声が
かかりました。
今朝は、昨日炊いた御飯のおこげ茶漬けと、お漬物です。
これもササッと済ませると、さっそく焼きおにぎりの準備にかかりました…。
――― ――― ―――
香ばしい煙を上げながらおにぎりは、美味しそうな色に変わっていきます…。
するとそのお台所に、元気な声が響いて来ました…。
ちくタン 『 おはよう〜! びんちょうタン! ペコリ
おばあさん、おはようございます!! 』
ペコリ
れんタン 『 …おはよう、びんちょうタン。 オハヨウ ゴザイマス…。
晴れて良かったね。 キノウカラ ワカッテタ ケド… 』
ちくタン 『 荷物いっぱいだと思ったから、れんタンと一緒に運ぶの手伝うよ。
ちくリンとあろえはねー、桜の木の周りをお掃除するって、
先に行ったんだ〜。 クヌギたんは、冷たい飲み物を持って
スダじいさんと来るって言ってたよね、れんタン? 』
れんタン 『 金色をした…… シュワシュワしたものが見えます……。 』
ちくタン 『 えっ、何だろ〜? たのしみ、たのしみだな〜〜♪ 』
>>519 えっと……
「らいおん」って…わたし、まだ、みたこと、ないんですけど……
くまさんと、おなじくらい、おおきい、どうぶつなのかな……?
>>521 ……………はい。
ばあちゃんが、つくってくれた……
おかねじゃ、かえない……わたしの、たからもの………
ずっと、ずっと……たいせつにします。
ばあちゃん……
…………………あったかい……………
>>522 チュン チュン
……おはようございます!
シャッ シャッ
キュッ キュッ
あ…はいっ!
――――いただきます。 (ー人ー)
ふわぁ…「おこげ」って、おちゃづけにすると、こんなに、おいしいんですね。
――― ――― ―――
ジュウウウウウウ
パチ パチ
わぁぁ…おしょうゆ、いいかおり…… (焼き網の上のおにぎりに、おばあさんの出汁醤油を刷毛でやさしく塗っては裏返す)
………ふぁ!
ちくタン、れんタン……おはよう!
《 ふぁ…れんタンも、めがね、かけてる……!》
うん。 …いいおてんきで、ほんとに、よかった……
「きんいろ」…「しゅわしゅわ」……
そういえば…はこだてで、あつこおねえさんと、のんだじゅーすも…しゅわしゅわして、おいしかった……
れんタンのめがね…いろんなものが、みえるんだ……
たのしみだなぁ……
(おばあさん『おにぎり焼けたわよ〜』)
あ……はい!
(焼きあがったおにぎりとお煮しめを、おばあさんが出してくれた重箱にていねいに詰め、
ぼたもちの重箱とそれぞれ風呂敷に包んで準備する)
524 :
コルク:2009/04/14(火) 10:06:35 0
びんおねえちゃんおかえり!
うちのおねえちゃんもよろこんでたよ。いわないけど・・
525 :
125:2009/04/14(火) 16:05:23 0
>25
>>523 青く晴れた空のあちこちに浮かぶプカシューの様な形をした雲の下、お花見の
お料理を持ったびんちょうタンたちは、昨日よりも鮮やかに咲いているはずの
桜の花を想像しながらワクワクした気持ちで歩いていると、クヌギたんのお家の
馬車の音が響いて来ました…。
カカロッ カカロッ
ヒヒ〜ン ブルルルッ
ペコリ
クヌギたん 『 みんな〜 おはよう〜。 おはようございます、おばあさま。
ちょうど良かったわ。 みんな、馬車に乗りませんか? 』
青い空を見ながら歩くのも楽しいびんちょうタンでしたが、これから少し険しくなる
びんちょうタンのお家への道の事を考えると、馬車に乗って頂いた方がおばあさんの
身体が楽になると思ったので、みんなで乗せて頂く事にしました…。
ちくタン 『 後ろは4人でいっぱいだから、ワタシはスダじいさんと運転席で
行くね〜。 (ホントは運転するのを見たいんだよね♪ アハハ… )
それじゃ〜いくよ〜〜、 しゅっぱ〜っつ! 』
ヒヒ〜ン ブルルルッ
カカロッ カカロッ……
>>524 コルクくん…こんにちは!
ふぁ…そうだ。
あの…これから、おともだちといっしょに、「おはなみ」、するんだけど……
もし、よかったら…コルクくんと、アベマキちゃんも、きてくれない…かな?
>>526 ふわぁ…
かぜが、とっても、あったかい……
あ…! クヌギたん、おはよう!
スダじいさん…おはようございます!
ふぇ…のせてもらっても、いいの?
あ、ありがとう!
(おばあさんに手を貸した後、自分もお料理の包みを抱えて慎重に馬車のタラップを上る)
ふぁ……
「ばしゃ」の、うんてんって…どんなふうに、するのかな…?
(膝の上に載せた包みの陰から、御者台の方を見ようとする)
……はゎっ! (包みが傾き、あわててしっかりと押さえる)
(⌒V⌒) /ヽ
(⌒\::::::::/⌒) / `ーー,
(_ >:::○:::< )< ̄ (≡:/
_(_/::::::\_) ,,〉 ヽ' ̄/
/」_^^(_(⌒Y⌒)//~|/^\/ / ☆
│「 「_」\(⌒*☆*⌒) |_(≡: | /\ ☆
{ 」@「│☆} (__人__)☆(⌒Y⌒)\/(・∀・)ノ <おまたせー、プレゼントの到着でーす
_\「」_/」*☆(⌒Y⌒)(⌒*☆*⌒)☆ /
/^…………>| |(⌒*☆*⌒)(__人__)~ \☆
/…-‐ ̄/ ̄/ ̄ ̄ (__人__) \…\_…\
∠‐" ./…/! /`…\\….
{/" ヽ / \…ヽ`ヽ}
\ / `…}
/<二ヽ___∠二> ヽ}
〉 >〈 〉< 〉
(__-‐ヽ_ノ‐-__)
_/"´/〉/lヽ゛\
/ /.l//| ヽ `\
 ̄`! / |//| \ `\
}/ `‐´ \/ ̄` []←大きさ比較用のチョコボール
529 :
アベマキとコルク:2009/04/16(木) 19:49:40 0
コルク「おねえちゃんたち、ずいぶんまえ
えんそうかいにいったおばあちゃんのところにいたんだね」
アベマキ「ハムとトマトのサンドイッチをたくさん持ってきてあげたわ」
コルク「ぼくらもおはなみいっしょにいっていい?」
>>527 蹄の音を響かせて馬車が進んで行くと、びんちょうタンの家に向かう
>>528さんと
出会いました…。
そしてまた進むと、今度は四辻の左の方から馬車に乗って来たコルクに出会いました。
――― ――― ―――
びんちょうタンの誘いに大きくうなずいたコルクは、急いで御屋敷に戻ってアベマキに
お花見の事を話すと、少し怒った口調をしながらも嬉しそうに、料理番に急いで料理を
作る様に言ったアベマキでした…。
――― ――― ―――
あ ろ え 『 ……ふぅ。 お掃除も終わったし、レジャーシートもこれで良しっと…
あとはみんなが来れば、お花見の始まりだね〜♪ 』
カカロッ カカロッ バゥッ!
ヒヒ〜ン ブルルルッ ワォ〜ン ハッ ハッ ハッ…
ちくリン 『 キタ〜♪ 』
シュタッ! トォー ( 御者台から飛び降りるちくタン )
タッ タッ タッツ
フゥ〜♪
ちくタン 『 ハッ ハッ …ちくリン、あろえ、お待たせ〜。お掃除ご苦労さま〜。 』
れんタン 『 あっ桜…… キレイだね……。 』
【
ttp://aryarya.net/up/img/2606.jpg 】
畑の側に立つ桜の木は一本しかありませんが、鮮やかな色と優しい香りを放って、
みんなを迎えてくれているかの様でした…。
――― ――― ―――
どのくらいのあいだ桜の花に見とれていたのでしょうか、こちらに向かって来る馬車の
音に気がついたさじの鳴き声で、みんなは我に返りました…。
バゥッ! ワゥッ ハッ ハッ… カカロッツ カカロッツ カッ カッ…
ブルッ ブルルッ
>>529
531 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/04/16(木) 22:12:48 0
>>528 ひはぁ〜〜〜!
こんな、おっきなはなたば…はじめて……
あ、ありがとうございます!
おうちにかえったら…
ウバメガさんの、あたらしいすみ、かびんにいれて…いけてあげなくちゃ。
おうちのそとも、なかも…はるのかおり、いっぱい……
>>529>>530 あ……!
あろえちゃん! ちくリン!
おそうじ、してくれて……ありがとう!
―――― ふわぁ〜〜〜〜 ……………
(しばし言葉を忘れて、満開の桜の木を見つめる)
………ふぁ?
アベマキちゃんの、おうちの、ばしゃ……!
こんにちは…アベマキちゃん。
コルクくんも…きてくれて、ほんとに、ありがとう。
ひはぁ…おいしそうな、おべんとう、いっぱい……
あ……はい!
(馬車の扉を開けてくれたスダじいに促され、
おばあさんより先に降りて、家に駆け戻りゴザを持ってくる)
ん、しょ…… (あろえとちく姉妹といっしょに、桜の木の根元にゴザを敷き、お弁当を並べる準備)
びんちょうタンが一番好きなお花って何かな?
>>532 んっ………とぉ………
おはなって…たくさん、たくさん、しゅるいがあるし……
どのおはなも、いろも、かたちも、ちがうけど…みんな、とっても、きれいだから………
…だから…
わたし…おはなは、みんな、だいすきです。
ばあちゃんから…おそわりました。
「みんな、ちがって、みんな、いい」って………
534 :
6:2009/04/18(土) 07:07:41 0
534
>>531 みんなで作ったお料理が並べ終わる頃、クヌギたんは手持ち無沙汰な様子のアベマキに
そっと話しかけると、二人で一緒に馬車から大きなバスケットを持って来ました…。
クヌギたん 『 お家からグラスを持って来ました。みんなで乾杯しましょうね…。
( シャンパングラスを、みんなに配る二人… ) ハイ ドウゾ…
……それではじい、お願いします…。 ニコニコ 』
スダじい 『 かしこまりました、お嬢様。では…… 』
スダじいは、氷の入った樽の中で冷やしておいた飲み物の瓶を取り出すと、
手際よくナプキンで包み、コルクの栓を抜きました。
ポンッ!! オォーッ!
大きな音にちょっと驚いたみんなでしたが、鮮やかにポーズを決めたスダじいを見て、
思わず拍手が巻き起こりました…。
パチ パチ パチ パチ…
スダじい 『 皆様、グラスをお持ち下さい。 トクトク…
これは綺麗な泡の出るジュースでございます…。 』
( アベマキの御者のイヌブナと一緒に、飲み物をサーブするスダじい )
桜の梢から差し込む柔らかな日差しが、みんなのグラスの中に注がれた黄金色の
ジュースに当たって、泡がキラキラと輝きました…。
スダじい 『 …えーっ、皆様にお飲み物が行き渡ったようですので、
お花見の宴を始めさせて頂きたいのですが……
( スダじいに、目で合図を送るクヌギたん )
…はい、あっーそれでは、この桜の木の所有者であられます、
びんちょう様に乾杯の御発声をお願い致します…。 』
>>535 ふわぁ……きれいな、がらすのこっぷ……
> ポンッ!!
――ひぅっ!?
わぁぁ…!
スダじいさん…すごい……! パチパチパチ
ふぁ……
しゅわしゅわして…きんいろの、じゅーす……
れんタンが、みえたの…これだったんだ……・・・
―――あ、ありがとうございます。
………えっ?
わ、わたしが……ですか?
でも、この、さくらのき、わたしのじゃ……
ハラッ (びんちょうタンの持つグラスの中に、桜の花びらが一枚落ちて浮かぶ)
ふぁ………
《 さくらのはなも…いっしょうけんめい、がんばって、さいてる……
…………わたしも…………… 》
―――――は、はいっ!
(ジュースをこぼさないよう、グラスを両手で持って立ち上がり、
おばあさんとみんなの顔を見つめ、大きく息を吸う)
きょうは……みなさんと、いっしょに、おはなみ、できて、
ほんとに……うれしいです。
この、さくらのはなが、さきおわったあとも、
ずっと、ずっと………みなさんと、おともだちで、いたいです。
―――――かんぱい! (両手を伸ばし、グラスを青空にさし上げる)
537 :
91:2009/04/19(日) 00:22:39 0
537
びんちょうタンってお茶漬けとかは好き?俺はわさびを利かせた海苔茶漬けが好きだけど
敏凋綻
>>538 ……はい! だいすきです!
おばあさんのおうちで、ごちそうになった、「おこげ」の、おちゃづけ…
「わさび」が、ちょっぴり、のっかってて……すごく、おいしかったです!
>>539 ふぁ…これ、「びん、ちょう、たん」って、よむんですね。
わたしも、もっと、いろんなかんじ、かけるように…がんばらなくちゃ。
今日はびんちょうタンとあっち向いてホイをして遊ぼうと思います
いくよー
じゃんけんぽん! あっち向いてホイ!(上を指差す)
>>536 ☆ チン!
☆ チン パチ パチ パチ…
全 員 『 かんぱーい! 』
みんなは笑顔で、グラスを合わせて乾杯をしました。その度に金色に光る泡が弾け、
まるでびんちょうタンの思いが、お空のばあちゃんの所に飛んで行く様でした……。
――― ――― ―――
そして一通りお料理を頂いて、みんなのお腹が落ち着いた頃……。
アベマキ 『 ……ねぇ、イヌブナ? 何かやって楽しませてちょうだい。 』
イヌブナはアベマキに返事をしながら給仕の手を止めると、みんなの前に進み出ました。
そしてポケットからゴムボールを一つ取り出すと、ポーンと地面に弾ませて見せました。
すると戻って来た手には、ボールが二つありました。そしてもう一度弾ませると、
ボールは三つになっていました。
オッ オ〜!
そして今度は三つのボールを投げ上げて、クルクルとまわし始めました。
鮮やかな手付きで回るボールにみんなが喜んでいると、そのボールに交じって
リボンが掛かった小箱が現れました。 一つ、二つ、三つ……。
手が速さを増す毎に、小箱は増えていきます。
そして10個になった時、全部を高く投げ上げると、サッと山積みにして受け取って見せました…。
. □ シュタッ!
□□
□□□ パタ パ タパタ…
□□□□ ワァ〜 スゴイ スゴイ!
( ポーズを決めた後、びんちょうタンたちに小箱を渡すイヌブナ )
ちくタン 『 わぁ〜、ありがとうー。 開けていーい? ナニカナ ナニカナ… 』
ちくリン 『 ガサガサ… チョコ〜♪ 』
コ ル ク 『 ショコラ デ スリーズだね。 』
小箱の中にはサクランボの形をした、高級なチョコレートが入っていました…。
あ ろ え 『 わぁ〜♪ パクッ… 中にホントのサクランボが入っているよ〜〜。 』
れんタン 『 このサクランボも良い香りがする…。 ホワ〜ン 』
クヌギたん『 みんな喜んでくれて良かったね、アベマキちゃん。 ウフフ… 』
アベマキ 『 ……(コクン)。 』
543 :
210:2009/04/20(月) 15:37:17 0
543
544 :
名無しになりきれ:2009/04/20(月) 19:47:38 0
びんちょうタンはつぎのうちどのロボットが好きかな?
マジンガーZ
ライディーン(旧)
コンバトラーV
>>541 ふぇ…は、はい!
あ、あっち、むいて……
ふぁっ (
>>541さんの指の動きにつられて上を向いてしまう)
………ふわぁ……おそら、きれい……
>>542 …かんぱい! (お友達ひとりひとりとグラスを合わせる)
コクッ
ひはぁ………しゅわしゅわ………ひゅふ♪
――― ――― ―――
ひふぅ…… (おばあさんの隣で焼きおにぎりをいただく)
は…はい! すごく、おいしいです!
…………ふぁ………
――――――― (イヌブナさんの妙技に言葉を失って見入る)
……! (みんなの拍手と歓声で我に返る)
ふ、ふわぁぁぁ………
はこが、いっぱい……どこから、でてきたんだろう…… (自分の手のひらを見つめる)
いぬぶなさん………すごい…………!
ふぇ…これ、もらって、いいんですか?
あ、ありがとうございます!
ふわぁ! 「さくらんぼ」の、ちょこ……!
いただきます。
…………………… (目を閉じ、無言でじっとチョコの味をかみしめる)
――― ――― ―――
あっ、あの……
わたしから……みなさんに、おれいのかわりに……
おうたを…うたいたいんですけど……いいですか?
( ちくタン『まってましたぁ! びんちょうタ〜ン!』 )
パチパチパチパチパチパチパチ
パ ァ ァ
………は、はい! がんばります!
青空にわすれもの
ttp://www.youtube.com/watch?v=CK-VVeTJdQY
>>544 えっと…
「ろぼっと」って…ひとみたいに、うごく、おにんぎょう…ですよね?
ふわぁ…この「こんばとらー」……えっと…あ、「ぶい」って、よむんですね…
いつつの、くるまや、ひこうきが、「がったい」するんですね。
みんなのちからが、あわさって、「ひとつのもの」に、なるって……すごいと、おもいます。
>>546 びんちょうタンが歌うに連れて、何処からかやって来たのでしょうか、
桜の梢に小鳥達が留まり、歌に合わせてさえずり始めました。
そして桜の枝も、そよ風に吹かれてサワサワとハーモニーを
奏でるのでした…。
――― ――― ―――
のどかな春の一日。楽しいお花見は夕暮れまで続きました……。
『 みんなで お花見をしたよ 』 の巻き
─ おわり ─
>>550 サワサワサワ
♪ またあした さがしにゆこう …… ♪
(ばあちゃんの着物が、舞い落ちる桜の花びらの模様に染まってゆく)
〜 つづく 〜
大変だびんちょうタン!俺が飼ってる猫が逃げ出しちゃったんだ!
もし見かけたら教えてね、大きなトラ猫で眼光が鋭いからすぐ分かると思う
〃// ト,_ノ / /|ミ|
/ / ,-''") ,..-| .|,,...,,,, `"''ヽ
/ / / / .;/~|i^| `"、 ヽ,, 人,_,人,_,人,_,人,_,人,_,_,人,
,ノ..-!、 (_ノ ,.l' i'U| ヽ 'l < 仮面ライダー555アクセルフォームが >
『(o■ )ロ[][i { |「:i| } } < マッハスピードで!!555ゲットだ!! >
i。|ミ|。にニコ 'l.. |V| i i Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
/| | | |ヽ || 'l. '|| | l' /\
| |  ̄.| |.| ヽ、"iヘ ,〃l" / 〉、
|「 o ~i 「| ヘ...,ゞヽ三彡''"ヽ>' /
、L __ 」 |」 ヾ/^|^\〃、__,./」_ノ.,,
ヽヘ V | 77 ー―ァ ヾニニ/ ム∠´__ノ、
ヾT~''Tミヽ _ノ オ ノ オオオオォォォォ!!!!
>>552 ふぁ……たいへん……!
は、はい! わたしも、さがすの、おてつだいします。
おっきな、とらじまの、ねこさんですね?
>>555 ひはぁ! 「かめんらいだー」さん…
「けいたいでんわ」で、「へんしん」するなんて…かっこいいですね。
(頭の炭を携帯に見立てて真似をしてみる)
ぴっ、ぴっ、ぴっ…
【 Standing by… 】
…へんしんっ!
【 …Error! 】
ポヒュンッ!
ひは〜〜〜…… コロコロコロ (オルフェノクではないのではじき飛ばされてしまう)
桜の花が散り、緑の葉が茂る様になっても、まだ朝の空気は冷たい季節です。
ゴォ〜〜ン ……
いつものように朝の鐘突きを終えたれんタンは、玄関に配達された新聞を手に、
居間に向かいました…。
スッ スッ…… スィー パタン
れんタンは新聞を畳の上に広げると、直ぐにたたんで卓袱台の上に置きました。
どうやられんタンが見たかったのは、折り込みチラシだった様です…。
ガサガサ パラリ パラリ…
れんタン 『 やっぱりあった…。 』
そう言いながら手にしたのは、西町側の商店街の端にある軽食屋さんのチラシでした。
黄色い紙に大きな赤い文字で、《 ☆ ベアーズ ☆ 》 と書かれたチラシには、色々な
お料理の名前や説明が、可愛らしい絵入りで書かれてありました。そして最後方には、
【 出前始めました〜☆ よろしくお願いします。 <(_ _)> (現在、海辺〜西町 限定です) 】
【 】
【 配達のアルバイトも募集してます。 .(*´▽`)ノ 東町・竹町方面に詳しい方なら尚可。 】
とあり、角には三角のサービス券が付いていました。
☆ 当たり付き ジャンボアメリカンドッグを、一本 100円でサービスします ☆
ピリピリ…
『 お〜い、れんや〜。 朝ごはんを運んでおくれ〜〜。 』
和尚さんの声に顔を向けながられんタンは、切り取ったサービス券を大事にそっと懐に
仕舞い込むと、台所へとお手伝いに行きました……。
夕方、学校での仕事を終えたびんちょうタンは、同じく薬の配達を終ったちくタンと
ばったり出会ったので、一緒に楽しくおしゃべりをしながら歩いて帰る事にしました。
ちくタン 『 ……でね、でね、もう暖かくなって雪も無いし、この " ちくタン2号 " を
さじに引っ張ってもらえば、荷物がたくさんある時は便利だし、お家に
帰るのも楽になると思うんだ…… あっ、あれー?
おーい、れんタ〜ン。 ねえねえ、橋のところにれんタンがいるよ。 』
オーイ
タッ タッ タッ… シャーッ シャーッツ ( 自転車を引きながら駈け寄る二人 )
ちくタン 『 ねえどうしたの、れんタン? 商店街に買い物? 』
れんタン 『 二人を待ってたの…。 これ…。
っ 【 サービス券 】
ジャンボアメリカンドッグ…。食べに行こう…? 』
ちくタン 『 ジャンボ…! いいね、いいね〜♪ あっでも……
100円もお菓子に使えるお金は持ってないよ…… ほらっ、
っ I I
びんちょうタンは? ………だよね。 トホホ… 』
れんタン 『 だいじょうぶ…。 お小遣いもらったし、当たりつきだから…。 』
そう言うとれんタンは、びんちょうタンの手を引いて " ちくタン2号 " に乗り込みました。
――― ――― ―――
フヌゥ〜 ウリャ〜
( 行き先が緩やかな勾配になっていて、ゆるゆるとしか進まない自転車 )
ちくタン 『 うひゃ〜 こ、これは重たいっ……。( ピコン !) さじ、ちょっと手伝ってねっ…
( びんちょうタンに貸すつもりで持っていた胴輪を、さじに着けるちくタン )
……うん、これで良し! じゃあ、さじ行くよ〜! ワン ワンッ!! 』
561 :
名無しになりきれ:2009/04/23(木) 19:54:49 0
びんちょうタン、折り紙で遊ぼう
ほ〜ら鶴だよ手裏剣だよ
562 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/04/23(木) 22:17:32 0
>>558>>559 ……そうだね。
わたしも…「じてんしゃ」、のってみたいな…
ふぁ……れんタン!
ふわぁ…「じゃんぼ、あめりかん、どっぐ」……!
あ…でも… ゴソゴソ
っ I D @ @
……えっ?
あ…う、うん!
《 このおみせ…おしごと、ぼしゅうしてるんだ…
おはなみのじゅんびで、おしごと、やすんじゃったから…おてつだい、させてもらえたらいいな…… 》
――― ――― ―――
タタタタタタタタタタタ
シャアアアアアアアアア (元気いっぱいのさじに引っ張られ、風を切って走り出す自転車)
ひはぁぁぁ………! はやぁい……!
ちくタンも、さじも…すごいなぁ……
プチッ
………シャアアアアアア
(自転車と「ちくタン2号」を結んでいた紐がちぎれ、
さじとちくタンだけが猛スピードで走り去ってしまい、れんタンとともに取り残される)
………………
カァー カァー
(しばらくして、気づいたちくタンとさじが戻ってくる)
>>561 ふわぁぁぁ……!
「ぴかちゅう」や、「ぜにがめ」さんも…おりがみで、つくれるんだ……
>>561さん…すごい……!
あ…わたしも、「つる」、おれます。
あの…よかったら、「ぜにがめ」さんの、おりかた、おしえてくれませんか?
563 :
名無しになりきれ:2009/04/24(金) 10:06:13 0
こうしてこうやって折るんだよ
・・びんちょはいろんなポケモンの折り紙をおぼえた!
おばあちゃんを564たのかい?
(-"-;)
>>563 ふわぁ……ありがとうございます!
(教わって折ったゼニガメと鶴を並べる)
………ひゅふ♪
また、ちゅるやさんと、ぜにがめさんに、あったら…おしえてあげなくちゃ。
>>566 はい…まってます。
いつも、ほんとに、ありがとうございます。
゜ , , 。 . + ゜ 。 。゜ . ゜。, ☆ * 。゜. o.゜ 。 . 。
。 . .。 o .. 。 ゜ ゜ , 。. o 。* 。 . o. 。 . .
。 . 。 . .゜o 。 *. 。 .. ☆ . +. . .
。 . . . . . 。 ゜。, ☆ ゜. + 。 ゜ ,。 . 。 , .。
゜ 。 ゜ . 。 ゜ * 。. , 。゜ . 。*。 ゜. . . . .
。 . . 。 。゜. 。* 。, ´。. ☆。。. ゜。 。 .。 . 。 .
. 。 ゜ ゜。 。, .。o ☆ ,゜。 *。. 。 。 . 。 .
゜ .゜ ゜ 。゜ 。. 。 * 。゜。゜., , 。゜. 。 . . , , .
゜。゜ ゜`, o。。.゜*。゜ 。.゜ 。 ☆+。。゜. ° 。 . , ゜ ゜
。, .゜。 ☆。,゜. o。 。 。゜., . ゜ , 。 。 . .
゜. o * 。゜。゜.。゜。 ゜ 。 。 ゜。 ゜ 。 ゜
゜` .゜ .゜. ゜. . ゜ . ゜ . , . . . 。 ゜ .
,-、 ,.-、
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/`'''ー‐‐──‐‐‐┬'''""´
>>562 何とかお店にたどり着いたびんちょうタン達は、さじを表に待たせると、ワクワク
しながらお店のドアを開けました…。
カラン コロン カラン〜♪ < アリガトウ ゴザイマシタ〜
ペコリッ
『 ねねっ、料理作ってたオジさんいなかったわね。』
『 わたしぃ〜、クビになったって聞いたわよぉ〜?』
『 あの子にイジワルしてたのが、バレたんだってさー。』
『 おソノさんが配達に出ちゃうと、料理もテキトーだったし…。』
『 ケガで入院したご主人の代わりに、急いで見つけて来たのが間違いだったのよ…』
工場の制服姿のお姉さん達と入れ違いに入ったみんなは、カウンターケースの中に
たくさん並べられた大きなアメリカンドックを見つけると、ササッと近寄りました…。
◇◇ ☆おいしい☆ ★ ジャンボアメリカンドッグ ★ ☆あつあつ☆ .◇◇
◇ ◇
◇◇ ヒットが出れば、もう一本! ホームランなら、三本あげるよ〜!! ◇◇
ちくタン 『 うわぁ〜 おっきいね。 びんちょうタン〜♪
ねぇねぇれんタン、どれにするの〜? 』
店員の子 『 イラッシャイマセ。( ペコリ ) オスキナモノヲ エランデ クダサイ。 』
頭にバンダナを巻き、れんタンと同じ位の年格好をした女の子が、ゆっくりと
ぎこちない喋り方で声をかけてきました…。
ビビッ!
れんタン 『 ………。 これにする…。 』
っ (100)+【 サービス券 】
店員の子 『 コチラデスネ。 (ゴソゴソ…) ハイ ドウゾ…。 』
っ 【 ジャンボアメリカンドッグ 】
れんタンはジャンボアメリカンドッグ受け取りスッとひと息つくと、棒の端に巻かれていた
紙を剥がしました…。
ペリッ ペリリッ…
ちくタン 『 ………! キタ━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━!! 』
れんタンが広げて見せた紙には 《 ホームラン賞 》 の、スタンプが押してありました…。
店員の子 『 …Wao! オメデトウ ゴザイマス。ホームランショウガ アタリマシタ。
( ゴソゴソ… ) ハイドウゾ。 』
っ 【 紙袋 】 アッ! ビリ ビリ ビリ…
ヒュ〜 グシャッ!
ちくタン 『 Σ(||゚∇゚)ヒィィィィ 』
( れんタンの手にキチンと手渡す前に、店員の子が片手を離してしまい、.)
( 重さに耐えかねた袋の閉じ口が切れて、紙袋が床に落ちる─── )
店員の子 『 ゴ、ゴメンナサイ! ( オタオタ… ) イマ アタラシイ モノト… 』
れんタン 『 だいじょうぶ…。 汚れたのは紙袋だけだから…。 ( ヒョイッツ… ) 』
ちくタン 『 そ、そうだよね。汚くないよね。 気にしなくて良いよ〜。 アハハッ 』
( びんちょうタンにも同意を求める視線を送るちくタン )
店員の子 『 ……アリガトウ ゴザイマス。 エヘヘ… 』
カラン コロン カラン〜♪ < ただいま〜〜!
ニコニコ
店員の子 『 アッ、オカエリ ナサイ オソノサン。 』
おソノ 『 おやっ、お客さんだね。ありがとうね〜〜!
ヨイショッ…
ふぅ……。料理作って配達するのも、続くとキツイねぇ…。 』
店員の子 『 ゴメンナサイ…。ワタシガ モット ジガ ヨメレバ ハイタツニ…。 』
おソノ 『 いいんだよ。気にしなさんな〜。コッチに来て間もないんだし、
ユーカリたんは、ユーカリたんの出来る仕事を慌てずキチンと
出来る様になってから、配達を手伝っておくれな。ねっ? 』
ユーカリたん 『 ( コクン ) 』
おソノ 『 でもまぁ、忙しい夕方だけでも手伝ってもらえる人を早く探さないと…。
役場の方にも頼んでみるかねぇ……。 ウ〜ン… 』
>>568 ふわぁ……「あまのがわ」、きれい……
……あ!
あの、ねこさん……もしかして、
>>552さんの……?
でも…とっても、やさしいめ、してる……
>>569
ごめんなさい…なまえをかくのを、わすれちゃいました。
>>568 ふわぁ……「あまのがわ」、きれい……
……あ!
あの、ねこさん……もしかして、
>>552さんの……?
でも…とっても、やさしいめ、してる……
>>569>>570>>571 ふぁ……
あのこの、かみのけ…とってもきれい……
あ…こぐまさん…?
でも、ちょっと、ちがうみたい……(店員の子の頭に乗っている動物を不思議そうに見つめる)
ふわぁ!「ほーむらん」…!
れんタン、すごいなぁ…………あ!
(しゃがんで紙袋を拾い上げ、袋に穴があいていないのを見る)
……うん。だいじょうぶだよ。
(店員の子の笑顔を見て自分も笑顔に)
――― ――― ―――
んっ……と… (口に入りきらない大きさのアメリカンドッグに、どこから食べていいかと戸惑う)
ふぁ……
(カウンターの奥へ入るおソノさんのために脇へ寄り、会話に耳を傾ける)
あのこ、「ユーカリたん」って、いうんだ………
……………
(れんタンの持つチラシを眺めていたちくタン 『……ねぇ!』 ) チョンチョン
………ふぇ?
ヒソヒソ
…… ヒソヒソ
パァァ
…そ、そうだね!
ゆうがたからなら、がっこうが、おわったあとで、これるし…………うん!
あ、あの……すみません。
「おしごとぼしゅう」の、ちらし、みたんですけど……
わたし…おりょうり、できるので……おてつだい、させて、もらえませんか?
(ちくタン 『あっ、あたし、はいたつやりま〜す!
竹町と東町方面だったらばっちしでーす!』 )
>>574 れんタン 『 わたしも… 電話番とお会計係なら得意…。 』
おソノ 『 あははっ! みんな働いてくれるのかい?
じゃあ早速だけど、明日からよろしく頼むねー
あっ、この子はユーカリたんって言うんだ。
みんな仲良くしてあげてねー。 』
ペコリ
ユーカリたん 『 …アッ、ミナサン ヨロシク オネガイシマス。 』
次の日、びんちょうタンが学校のお仕事を終えて軽食屋さんに行こうと校門に向かうと、
さじが子供達と遊びながら、びんちょうタンを待っていてくれました。
ワン ワゥッ!
びんちょうタンに気が付いたさじは、その場に身を伏せて背中に乗るように促しました。
びんちょうタンはさじにまたがると、ちくタンが着けておいてくれた胴輪をしっかりと
握り、町中を軽快に走って行きました…。
さじのおかげで、びんちょうタンは考えていたよりも早くお店に着く事が出来ました。
カラン コロン カラン〜♪
ニコニコ
ユーカリたん 『 イラッシャイマ… アッ、コンニチハ。
…アリビア、ダメヨ オソウジノ ジャマニ ナルカラ、
ココニ イナサイネ。 』
( 背中にまとわりつくアリビアを、古めかしい柱に抱き着かせるユーカリたん )
れんタン 『 思ったとおり…。 ( 紙ナプキンを整理しながら、手を振って挨拶 ) 』
…タッ タッ
ちくタン 『 やぁ〜、早かったねびんちょうタン。さじ、お疲れさま〜! 』
( 店の前に伏せて休むさじに、ガラス越しに手を振るちくタン )
おソノ 『 …おや、びんちょうタンこんにちは。 ドッコイショ…
ちくタンが早く来て仕込みの準備を手伝ってくれたから、バッチリ
準備万端だよ〜♪ じゃあ早速、調理場の手伝いを頼むよー 』
カラン コロン カラン〜♪
おソノさんは入口に掛けられた準備中の札を外し、看板の電気を点けました。
そしてみんなに声を掛けると、元気良く調理場に入って行きました…。
お店が開店すると間も無く、昨日見かけたお姉さん達と同じ制服姿の若い工員さん達や、
お揃いの作業着姿の人達がやって来ました。
このお店のある西町は海が近いので、港にあがったお魚を加工する工場が沢山あります。
その様な事もあってか、残業前に腹ごしらえをする人が、工場から近いこのお店を利用する
事が多くなり、お昼時に続いて夕方も忙しくなるのでした…。
――― ――― ―――
ユーカリたん 『 ハッハイ、ミートソースト パレードコーヒー デスネ… 』
ちくタン 『 エビピラフと、三ツ扇サイダーのお客さ〜ん! ハイハイ! 』
( 調理場とホールを行ったり来たり、大忙しのびんちょうタン )
ガチャッ ガチャッ … ガラガラ チン ♪
れんタン 『 ありがとうございました…。 ペコリ ……! 』
( ふとレジの前から、急に電話の所へ… ) スタスタ…
…リン♪ ガチャ
れんタン 『 はい、チキンカレーとナポリタンとミックスサンドですね。 (ヒャア!)
( 電話口の向こうから驚きの声があがる )
東町のサトウさん…… 25分で着きます。ありがとうございました。 』
ちくタン 『 うはぁ〜 感がさえてるね〜 れんタン。 』
れんタン 『 場所はここね…。 (地図を開いてちくタンに示す)
それからネーポンを2本、忘れないでね…。 』
579 :
ヤマモモちゃん、コナラちゃんたち:2009/04/27(月) 19:46:17 0
>>576 わ〜い、やっとびんちょうタンと学校であそべたね。
おりがみ、じょうずだったよ。いっしょにあそんだクヌギたんもニコニコしてたね。
これ、びんちょうタンとおともだちのしるしね。
つ「きれいなビー玉」
580 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/04/28(火) 21:20:11 0
>>575 ふぁ…
れんタンも、いっしょに、おしごと、してくれるの?
あっ……はい!
わたし、びんちょうタンです。
よろしく、おねがいします! (ちくタンとれんタンも代わる代わる自己紹介)
ユーカリたん…よろしくね!
>>576 おつかれさまでした。 …おさきに、しつれいします。 (スモックを丁寧にたたんでチシャノキ先生に挨拶)
ふぁ…さじ!
のせてくれるの? あ、ありがとう。
またあしたね…ヤマモモちゃん、コナラちゃん!
>>577 こんにちは…ユーカリたん!
ふぁ…このこ、「こあら」っていう、どうぶつなんだ……
「ありびあ」ちゃん、よろしくね。
ちくタン、れんタン、こんにちは。
おソノさん…よろしくおねがいします。
あ……はいっ!
>>578 カチャカチャ カチャカチャ
(おソノさんの指示に従い、おしぼりの準備、調味料のビンの補充、冷蔵庫からの材料運び、皿洗いとてきぱき立ち回る)
…ひはぁ……!
ちゅうもんを、きくまえに、あてちゃうなんて……
れんタン、すごいなぁ……
いってらっしゃい、ちくタン!
―――いらっしゃいませ!
ごめんなさい…いま、てーぶるせきが、いっぱいなので、
かうんたーせきでも、よろしいですか?
>>579 ふわぁぁ……きれい………!
ありがとう…ヤマモモちゃん、コナラちゃん。
あっ、じゃあ……わたしも…… っ【 どんぐりで作ったコマ 】
……うん。 またあした、あそぼうね!
>>580 ガチャッ
れんタン 『 …はい。ありがとうございました。 カキカキ… (伝票に記入する)
西町のヤチダモ水産さん、カツサンドとドライカレーの出前をお願いします。
飲み物はアイスコーヒーです…。
おソノ 『 はいよ〜! 』 ジュワァ〜 カッカッ ザァ〜
――― ――― ―――
おソノ 『 ……よしっ! じゃあこれは西町だから、アタシが配達に行くね〜
ついでにオビスギ造船所の器を下げて来るから、後の留守番たのんだよ〜 』
カラン コロン カラン〜♪ < 行ってきまーす イッテラッシャイ〜 >
3回目の配達に出掛けたちくタンに続いて、おソノさんも出前に出たので、暫くの間
びんちょうタンがお料理の番をする事になりました…。
れんタン 『 ……ざわざわする。 ( ふと、出入り口を凝視する )
ユーカリたん 『 …? ドウカ シマシタカ…? 』
れんタン 『 ちょっと、気を付けた方がいいね…。 』
カラン コロン カラン〜♪ < よぉ〜♪ ウィ〜 ヒック ドカッ!
ユーカリたん 『 ……。
( 腹巻に新聞を挿し、顔をほんのり赤くしながら、いきなりドッカリとカウンターに
座った上機嫌のおじいさんに、ちょっと尻込みをするユーカリたん )
…アノウ イラッシャイマセ。ゴチュウモンハ… 』
エヘヘ
おじいさん 『 あんな〜おっちゃん、競馬でタンマリもうけてな〜 いまな〜
お店のハシゴをしとるんや〜〜 アハハ
んで、いまな〜 ヒレ酒にてっちりを喰うて来たんや〜〜
ガハハ!
…うん、あぁー注文、注文なぁ〜。
んーっと、じゃあ、(キョロキョロ) 煮込みと刺盛りをもらおうかいの〜
遠慮はいらんから、鯛やの海老やの、ごっつう豪勢に盛ってや〜〜
ガハハ〜♪
ユーカリたん 『 アノウ…… ウチニハ ソンナ メニューハ… 』
するとれんタンは瞳の奥をキラッとさせながら、そっとユーカリたんを制すると、少し笑いを
かみ殺したかの様な微笑みを浮かべて、調理場のびんちょうタンへ目配せをしました……。
>>581 ……はいっ!
(出来上がった料理の器にラップをかけ、出前用の岡持ちの中に慎重に並べていく)
はい……いってらっしゃい、おそのさん!
パタパタパタ (調理場の床を忙しく駆け回り、材料を切り、コンロやグリルの火加減を調節する)
―――いらっしゃいませ!
………ふぁ……
どうしよう……めにゅーにない、おりょうり…
ざいりょうが、なくちゃ、つくれない……
………ふぇ? (れんタンの目配せに気づく)
……ふぁ………そ、そうだ!
>>497さんにもらった、あの「きゅうす」……!
(おしぼりとお冷やのグラスをそっとおじいさんの傍に置き、客席から見えない調理場の奥へ)
ん、と……
キュッ キュッ (手提げカゴの中から、
>>497の小さいつづらに入っていた『ランプ』を取り出し、そっと手のひらでこする)
>>582 ボォワ〜ン!!
びんちょうタンがこすったランプの先から不思議な煙が立ち昇ったかと思うと、
なんと、その中から腕組みをした、たくましい体のランプの精が現れました…。
オホホ オホホホホー
ニコニコ キョロキョロ
ランプの精 『 ハイハイサー、ご主人。 …おやここは何処の国かな?
……ほう、私が眠りに着いている間に、随分と東の方に
連れて来られたものですねぇ…。
ペコリ
さあ、ご主人さま、何でも御用を申し付け下さい。 』
584 :
ちゅるやとゼニガメ:2009/04/30(木) 19:48:34 0
ちゅ「わ〜びんちょうタン
ツルとカメの折り紙折ってくれたの?うれしいなっ!」
ゼニ「ゼニゼニゼニ(よく折れてるよ)」
ちゅ「本物より折り紙のカメちゃんのほうがかわいいかも」
ゼニ「ゼニゼニ・・ゼェ?(そうそう・・え?)」
>>586 わぁ!
…こほっ、こほっ…
ふわぁぁぁ……! すごぉぉい!
……あ、ありがとうございます! (ランプの精に深々とお辞儀)
―――かうんたー、よんばんさま、
おさしみもりと、にもの…あがりましたぁ!
(ユーカリたんに知らせつつ、お料理を載せたトレイを慎重にカウンターへと運ぶ)
………ふぁ…… (調理場に戻り、ランプの精が姿を消しているのに気づく)
おきゃくさんと、おみせに、めいわく、かけなくて、すみました。
ほんとに…ありがとうございました。
(心の中で手を合わせ、ランプを再び手提げカゴにしまうと、再び慌ただしく他のお客さんのお料理の準備にとりかかる)
>>587 ふぁ……でも…
このりんご、ぜんぜん、いたんでるように、みえない……ほんとに、いいんですか?
は、はい。 ありがとうございます!
…そうだ。
おみせに、「じゅーす」の、きかいが、あったから…
おきゃくさんたちに、しぼりたての「りんごじゅーす」、のんでもらおう。
>>588 おじいさん 『 おぉ〜、こりゃまた豪勢な刺盛りやなぁ〜〜!
パクッ …うん、こら身もピチピチやがな…。 うまいで〜♪
おや…? こりゃ煮込みやのうて、煮物やがな。 アハハ
でもまあ… パクッ おぉ……
…死んだ母ちゃんの味によう似とるわ… パクパク ムシャムシャ… 』
おじいさんは一通りお刺身を摘み、煮物を平らげると、もう食べ切れないからと
お刺身の残りをみんなにおすそ分けしてくれました…。
レジのれんタンに壱万円を払って店を出たおじいさんは、とても楽しそうに鼻歌を
歌いながら帰って行きました…。
カラン コロン カラン〜♪ …タッ タッ
< ただいま〜♪
フネノ ウツワダ〜!
ちくタン 『 わぁ〜どうしたの〜 これ〜? 』
れんタン 『 お客さんからもらった…。 ねっ? 』
ユーカリたん 『 ハイ…。 エヘヘ 』
ちくタン 『 へぇ〜。 コノ フネ ホシイナ…
…あっ、こっち箱にはりんごがいっぱいだね〜。
……うんそうだね。
【しぼりたてのジュースあります】って張り紙しようか〜? 』
れんタン 『 私が書くよ。明日来る時、持って来る… 』
――― ――― ―――
そして間も無くおソノさんも戻って来ると、、ほどなくお店のお客さんもみんな食事を
済ませて帰ってしまったので、おソノさんは、みんなでお店の後片付けをササッと
済ませて、おじいさんから頂いたお刺身で、夕食にしようと言いました…。
590 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/05/02(土) 22:27:11 0
>>589 ………ありがとうございました! (れんタンの隣で頭を下げおじいさんを見送る)
ふわぁ…よかったぁ……よろこんでもらえて……
ふぁ…ちくタン、おかえりなさい!
あ……う、うん。
……そ、そうだね!
りんご、たくさんあるから…
おそのさんが、いいって、いってくれたら…おきゃくさんにも、じゅーす、のんでもらいたいな。
……うん。 よろしくね…れんタン。
――― ――― ―――
……ありがとうございましたぁ! (最後のお客さんを見送る)
おかえりなさい…おそのさん!
あ…はいっ!
(ちくタンがテーブル拭き、れんタンが床の掃除をする間に、お皿と食器をきれいに洗う)
あ…わたしたちも、ゆうごはん…いいんですか?
……は、はい!
(おソノさんから「まかない」に使ってもいい材料を聞き、
残りものの野菜と鶏肉団子でスープを作り、みんなの分のご飯をよそう)
>>590 テーブルに夕食の準備が全部整った時でした…。
カラン コロン カラン〜♪ キタヨ〜
< コンバンハ〜 オネエチャン、オムカエニ キタヨ
…ヨォ〜
ユーカリたん 『 アッ…ウン、チョット マッテネ…。 ペコリッ
アノウ…オソノサン、キョウハ コレデ アガラセテ イタダキマス。 』
おソノ 『 うん、いいよ。お疲れ様だったね〜。 ニコニコ 』
れんタン 『 …? 御飯は食べて行かないの? 』
ユーカリたん 『 ウン。イエデ ミンナノ ゴハンヲ ツクラナキャ イケナイカラ…。 』
おソノ 『 そうそう、これを持ってお行き……
っ 【 残り野菜・肉団子のタネ 】 + 【 船盛りの魚のアラ・カニの足 】
コッチの材料もスープにすると、とてもオイシイよ。 ニコニコ 』
ユーカリたん 『 …ハイ。 イツモ アリガトウ ゴザイマス。 ペコリ 』
ちくタン 『 …ねぇねぇ、びんちょうタン? このリンゴも少しわけてあげちゃダメ…?
……うん、ありがとう〜♪
ねぇねぇキミたち、このおねえちゃんがリンゴをくれるって〜 』
ワァ〜♪ アリガトウ
アリガトウ〜 …ガトウ ニハァ〜♪
( 両手にいっぱいのリンゴをもらって、ニコニコ顔の弟たち… )
>>591 ……あ……!
こ、こんばんは。
えっ……もう、かえっちゃうの、ユーカリたん?
ふぁ……
《 あのこたち…みんな、ユーカリたんの「きょうだい」……… 》
あ……う、うん。 (リンゴの箱を持ってくる)
……どうぞ!
ふわぁ……
《 わたしは…じぶんが、たべるぶんしか、おしごと、できないのに…
ユーカリたんは…きょうだい、みんなのぶんまで、おしごとしてる……
ユーカリたんって……すごいんだ……… 》
あ、あの…どういたしまして。///
おつかれさまでした…ユーカリたん。
うん。 …また、あしたね!
―――いただきます。
(ユーカリたんと弟たちを見送ったあと、おソノさんとみんなの後から席につき、手を合わせる)
>>592 次の日…
今朝は学校がお休みなので、びんちょうタンは少しだけお寝坊をしていました…。
クワァ〜 パタパタ
テチテチ テチテチ… ツンツン ツンツン
びんちょうタンが柔らかな日差しを受けて、まだまどろんでいると、鳥便さんが小包を
持って家にあがり、寝ているびんちょうタンを起こしました…。
――― ――― ―――
ウバメガさんからの荷物かなと思って包みを開くと、中にはお手紙と、牛の絵柄の缶詰。
そして、大きな黄色いヒョウタンの様なものが入っていました…。
《 》
びんちょうタンへ。
このはるからウチのぼくじょうでも、ミルクでつくったしょうひんを、
ちょくせつおきゃくさんに、うることになったので、あかりちゃんや
びんちょうタンに、みほんのしょうひんをおくりました。
たべたかんそうを、おてがみでおしえてくれると、うれしいなぁ〜♪
カンに、はいっているのがバター。 もうひとつのが、カチョカバロと
いうなまえのチーズです ( フライパンでやいてみてネ ) 。
とってもおいしいので、ぜひたべてください。
めぐみ より
《 》
594 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/05/04(月) 20:40:32 0
>>593 ツンツン ツンツン
…………ん………ふ……ぁ……………
ふぁ……とりびんさん…!
あ、ありがとうございます。
(目をこすりながらお手紙を読む)
………ふわぁ………めぐみおねえさんからだ!
か、「かっ、ちょ……かば、ろ」……
わぁぁ…これって…「ちーず」なんだ……!
えっと……「ふらいぱん」で……… (家の中を見回す)
……ふらいぱん、ない………
(窓から顔を出し、お日様の高さを確かめる) まだ…おひるまえ……
ふぁ……そうだ!
いまから、おそのさんのおみせに、おてつだいにいって、
おひるごはんの、まかないのとき、ふらいぱん、つかわせてもらおう。
そしたら、ユーカリたんや、みんなといっしょに、「かっちょかばろ」、たべられる……
シャコ シャコ (急いで顔を洗い、歯を磨いて身支度)
(お姉さんのバターと「カチョカバロ」を手提げカゴに詰めて持つ)
…………いってきます。 (家に一礼し、町に向かって歩き出す)
>>594 町に向かう道の途中でびんちょうタンは、小屋で寝ていたさじに声を掛けました…。
フォワァ〜ッ
ノビーッ
のびをしながら大きなあくびを一つしたあとさじは、ゆっくりと身を伏せると、
びんちょうタンを背中に乗せて、町の方へと小走りに走って行きました…。
――― ――― ―――
ちくタンの家の前を過ぎて東町に入ると、ちくタン二号にちくリンを乗せて走る
ちくタンの姿が見えて来ました…。
ワゥッ! ハァハァハァ
タタタッツ タタタッツ
シャァァァァァァァァッ ワゥッ ワン!
( さじの声に振り向くちくリン )
…! ビンチョウターン!
……? キッ キキィーッ
ちくタン 『 あっ、びんちょうタン、おはよ〜う! さじも、おはよーっ!
…そう、今日はちくリンもお手伝いしたいって言うから一緒に……
うん、れんタンを迎えに寄ってからお店にいくね〜〜 ジャア!』
ガコン シャァァァァァァッ……
お休みの日のお昼になると、お店はいつもと違って家族連れのお客さんで賑わいます。
お昼の出前は無いのですが、「普段の日より忙しくなるよ」とおソノさんから聞いていたので、
びんちょうタンたちは、気合を入れてお仕事にかかる事にしました…。
ガンバロー! ヤァー!
――― ――― ―――
アリガトウ ゴザイマシタ〜!
お昼のお客さんがみんな帰ると、おソノさんは 《 準備中 》 の札を店の入口に下げて、
みんなでお昼にしようと言いました…。
――― ――― ―――
アハハッ
おソノ 『 おやっ、これはまたおっきなチーズだねー。
…そうそう、焼くとチーズに入っているバターと同じ脂が溶け出して
とても香ばしくなるんだよ……
そうだ、コッチの茹でたジャガイモも、小さな切り餅くらいに切って
焼いてごらんよ? チーズを乗せて食べるとおいしいんだ〜♪ 』
( テーブルにまかない御飯が準備される )
ニコニコ
ユーカリたん 『 アノウ… キノウハ リンゴ アリガトウ…。
っ 《
ttp://aryarya.net/up/img/2717.jpg 》
アノリンゴデ ケーキヲ タクサン ツクルコトガ デキマシタ。
パパモ ママモ オトウトタチモ、トテモ ヨロコンデ クレマシタ…。
チイサクテ スミマセンケド、ミナサンデ タベテ クダサイ…。 』
ケーキ オイシソ〜♪ エヘヘ
>>595 さじ……おはよう!
ふぁ…また、のせてくれるの? ありがとう!
ちくタン、おはよう!
ふぁ…ちくリン、おはよう!
あ…うん!
じゃあ…さきに、いってるね。
ふぁ…ちくタン、まえ……っ!
キキィーッ! (横道から出てきた『トーヤマ置き薬』のおじさんの自転車にぶつかる寸前で急停止するちくタン)
ふぁぁ…よかったぁ……
>>596 ―――てーぶる、にばんさま、
「じゃんぼおむらいす」と「えびどりあ」、あがりましたぁ!
テテテテテ テテテテテ
―――いらっしゃいませ! なんめいさまですか?
――― ――― ―――
ひふぅ…… あ、はい! (お皿洗いを終え、手拭いで顔の汗を拭く)
ふぇえ……「かっちょかばろ」って、「おうまさんの、せなかでつくる、ちーず」っていう、いみなんですね。
あ…はい! ありがとうございます。
トン トン
ジィィィィィィィィ
ふわぁぁぁ……いいかおり……!
(ふんわりととろけたチーズをのせたお芋をフライパンからお皿に移し、テーブルへ)
わぁ…このけーき、ユーカリたんが、つくったの?
わたし、「あっぷるぱい」は、たべたことあるけど、
りんごでつくった「けーき」って、はじめて……
あ……はい! (みんなの分のお冷やを汲んで席につく)
いただきます。(ー人ー)
>>597 ちくリン 『 チーズ オイシイネ〜♪ ……ケーキ モット タベタイ… 』
ちくタン 『 だいじょうぶダヨ。 あとで… ( ウワッップ!) ……。 』
( れんタンが、急にちくタンの口を手で塞ぐ )
れんタン 『 ううん、 ( プルプル ) なんでもない…。 』
――― ――― ―――
お昼休みを終えると直ぐに、またお客さんがお店を訪れる様になり、お店は活気を
取り戻しました…。
――― ――― ―――
そして忙しかった一日が終わり日が沈む頃、お休みの日は早仕舞いになるお店の
後片付けをしている時に、クヌギたんとあろえがお店にやって来ました───。
カラン コロン カラン〜♪
れんタン 『 あっ、いらっしゃい…。 』
ちくタン 『 クヌギたん、あろえ、待ってたよ〜♪ アレ、持って来てくれた? 』
あろえ 『 うん、もってきたよ〜。 』
クヌギたん 『 ちょっと時間がかかりましたけど、専門家の先生に教わって
二人でいっしょうけんめい作ったの…。 』
れんタン 『 お店の後片付けが終わったから、今度はコッチの準備をしよう…? 』
ソーダネー ヨシッ ガサガサ ペタペタ
ガンバロー ヤァ〜! ハリハリ
ちくタン 『 コッチはワタシ達がやるから、びんちょうタンは奥の調理場で
まかないの準備をしてくれる〜? 』
みんなで何を始めるのか解らないびんちょうタンでしたが、とりあえずみんなの
夕飯の準備をしようと調理場に入りました…。
>>598 ふわぁ……すごくおいしい……
かえったら、めぐみおねえさんに、おれいのおてがみ、かかなくちゃ…
ユーカリたんの、けーき…わたしも、また、たべたいな……
……ふぇ…どうしたの、ちくタン?
…………???
――― ――― ―――
……ありがとうございました!
いらっしゃいま……
ふぁ…クヌギたん、あろえちゃん! …こんばんは!
ふぇ…「じゅんび」……
でも…きょうは、おみせ、もうおわり、ですよね……? (意味ありげに微笑むおソノさんを見上げる)
あっ……う、うん!
……しつれいします。 (調理場へ)
ジュウウウウウ
コトコトコト ホワァァァ
(炊き上がったごはんのお釜から、湯気の立つ炭を取り出して頭に結び、
甘酢のあんをかけた白身魚の唐揚げとともにトレイに乗せ、みんなのいるテーブルへ向かう)
>>599 マダ〜 ? …アッ キタキアタ セーノ …
全 員 『 びんちょうタン、お誕生日おめでとう〜! 』
< ※ PON!。.:*:・'°☆。.:*:・'°★°'・:* ワ〜イ
オメデトー! :*:・'°☆。.:*:・'°★°'・:* PON! ※ >
ワ〜イ! パチパチ! パチパチ!
オメデトウ〜♪
調理場から客席にまかない料理を持って顔を出したびんちょうタンを迎えたのは、
キレイに飾られた壁とテーブル。そして手を叩いてお祝いしてくれる、お友だちの笑顔でした…。
クヌギたん 『 びんちょうタン、お仕事が忙しいから、みんなで誕生会の準備を
しようって、前から話してたの…。 』
れんタン 『 ビックリさせた方が、みんなが楽しいって言ってたし…。 フフフ… 』
《
ttp://aryarya.net/up/img/2723.jpg 》 ウワァ〜
オッキイ ナァ〜♪
ちくタン 『 このケーキは、クヌギたんとあろえが作ってくれたんだよ〜。 』
あろえ 『 みっつも作ったから、目がまわったよ〜。 はやく食べたい〜〜。 』
ユーカリたん 『 ビンチョウタンニハ オトモダチガ イッパイ イテ イイナァ…… 』
れんタン 『 友だちの友だちは、ユーカリたんの友だちだよ…? 』
ちくリン 『 オトモダチ〜♪ ( キュッとユーカリたんの手を握るちくリン )
あろえ 『 ワタシとも、おともだち〜〜♪ ( もう片方の手を握るあろえ )
ユーカリたん 『 ……ウン。 エヘヘ… 』
ちくタン 『 ねぇねぇみんな、リンゴジュースのコップは持った?
…うん、じゃあ、もう一度ねー。 』
全 員 『 びんちょうタン、お誕生日おめでとう〜〜!! 』
☆〜 ワイワイ チンチン ☆ ゴクゴク…
チンチン ☆ チン オメデトウ〜♪
〜☆ ☆〜 ガヤガヤ タノシイネ〜♪
びんちょうタン誕生日おめでとう!
602 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/05/08(金) 01:23:50 0
>>600 ………………! ……………! ………
(クラッカーの音に驚き、一瞬状況が飲みこめず固まる)
…………ふぁ……………
………みんな…………
…………………………… (うまく言葉が出てこないまま、お友達ひとりひとりの笑顔を見つめる)
キュッ (ちくタンとれんタンが両手を握ってくれ、全員の手がテーブルのまわりにひとつの輪をつくる)
あ…………
………………………ありが……とう……………!
――― ――― ―――
ふぁ……う、うん!
(ちくタンに促されてジュースのコップを持ち、
おソノさんが灯してくれたケーキのろうそくのあたたかい光の中で、お友達みんなと乾杯する)
>>601 ………ありがとうございます。
みなさんと……おともだちに、おいわい、してもらえて………
わたし………とっても、しあわせです。
>>602 みんながお祝いしてくれて楽しかったお誕生会が過ぎて、しばらく経ちました……。
骨折で入院していたおソノさんのダンナさんが帰って来て、お店にも新しい従業員さんが
二人も加わりました。
お料理係の背の高いお兄さんは、長い間遠くへ漁に出る船で料理番をしていたそうです。
ユーカリたんと同じくホール係になったお姉さんは、東京の秋葉原と言う所の喫茶店で
お仕事をしていたそうです。
そんな訳でお店の人手が十分になったので、ちくタンはお薬のお仕事、れんタンはお家の
お手伝いに時間をとる様になり、びんちょうタンがお手伝い出来るお仕事もだんだんと、
少なくなってしまいました…。
――― ――― ―――
『 ……では、急なお願いなのですが、よろしくお願いしますね。 』
おソノ 『 はい! 確かに承りました〜。 ありがとう御座いました〜! 』
カラン コロン カラン〜♪
おソノ 『 …うん? …ああ、あの人は " カエデ缶詰 " って新しく海辺町に出来た
工場の人なんだ。でね、週に二回、残業日になってる水曜と金曜の夕方に、
簡単なメニューで良いから工場の売店で、お店を出してみませんか?
って話なんだけどねぇ……
ねえ、びんちょうタン。よかったらそこをユーカリたんとやってみない?
学校のお仕事を終えてから、毎日ここに働きに来るのも大変だったろうし、
少し働き過ぎてる様で心配なんだよ…。 ユーカリたんもね……。
とりあえず学校が夏休みになるまではさ、そうしてみないかい? 』
>>603 カチャカチャ カチャカチャ (洗い終わったお皿を食器乾燥機の中に丁寧に並べていく)
ふわぁ……
おねえさんの、おようふく、かわいい……
―――――あ…はいっ!
……ありがとうございました。 (最後のお客さんが帰るのを見送り、お掃除の道具を持って客席へ)
ふぁ……は、はい。
「うみべまち」なら…がっこうからも、そんなに、とおくないから……
もし、よかったら…おてつだい、させてもらいたいです!
《 ユーカリたんと、いっしょに、おしごとできる……
ユーカリたんの、きょうだいのこととか、うまれたくにのこと…いろいろ、おはなししてみたいな…… 》
>>604 シャワ シャワ〜
クヌギたん 『 そう…。今日は工場の売店のお仕事なんだね。 』
工場のお仕事を頼まれた次の日、放課後花壇でお花に水をあげながらびんちょうタンは、
クヌギたんにこれから工場でするお仕事の事や、ユーカリたんの事をお話していました…。
キ〜ン コ〜ン カ〜ン コ〜ン ♪
クヌギたん 『 あっ、もう時間じゃない? …うん、道具の後片付けは私がするわ。
気を付けて行ってね〜。 じゃあまたあしたね〜〜 バイバイ 』
タッ タッ タッ …
今日もさじは校門で、ヤマモモちゃんやコナラちゃんと遊びながら、びんちょうタンを
待っていてくれました…。
ワゥ ワォ〜ン
びんちょうタンは学校のお友達に挨拶をすると、さじに乗ってお店に向かいました…。
――― ――― ―――
カラン コロン カラン〜♪
ニコニコ
おソノ 『 いらっしゃ… おや、びんちょうタン。 ごくろうさま〜。 』
ユーカリたん 『 ビンチョウタン、コンニチハ〜。 ウフフ… 』
おソノ 『 品物はもう台車に積んでおいたよ〜。 気を付けて行っておいで〜〜 』
おソノさんが品物を積んだ台車は、さじに " べあーず " から工場の売店まで運んで
もらえる様に、ちくタンが新しく作ってくれた " ちくタン二号(改) " の事です。
少し縦長の " ちくタン二号(改) " は、前に荷物を載せてその後ろに一人が座り、
そのまた後ろに立った一人が、さじの引っ張る力が弱くなった時に、片足で地面を
蹴ってさじを助けるアシスト機能が付いた優れもの(ちくタン談)なのです。
ワォ〜ン ハッ ハッ ハッ… タッ タッ タッ……
さじは気合を入れて一声鳴くと " ちくタン二号(改) " を引っ張って、海辺の町へと
走り出しました……。
(~)
γ´⌒`ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:}
;;( ´・∀・) ヤァ コレカラ オシゴトカイ? タイヘンダネ〜
_旦_(っ(,,ж)__ ニクマン アゲルカラ シッカリ タベテ ガンバッテネ。
|l ̄l|| ̄じじ ̄|i |
>>606 ………うん。
それでね…さじも、おてつだいしてくれるんだよ。
ふぁ…う、うん。 ありがとう、クヌギたん。
うん…じゃあ、またあしたね!
ヤマモモちゃん、コナラちゃん…またね!
――― ――― ―――
おそのさん、ユーカリたん…こんにちは!
あ……はいっ!
――いってきます!
……さじ、よろしくね。 (" ちくタン二号(改) "の紐をさじの胴輪にしっかりとつなぐ)
…うん。
じゃあ…さいしょは、わたしが、うしろに、たってのるから、
ユーカリたんは、おにもつが、おちないように、みててね。
とちゅうの、さかみちを、のぼりおわったら、こうたいね。
じゃあ……しゅっぱつ!
……ふっ………とっ………んしょっ………
タッ テッ トッ
(急な上り坂で、さじの負担を少しでも減らすため懸命に地面を蹴る)
>>607 ひはぁ…… (やっと坂道を登りきって、額の汗を拭う)
ふぁ…こんにちは!……おひさしぶりです!
ふわぁ…こんなに、おっきいにくまん…いいんですか?
あ、ありがとうございます!
(もらった肉まんをユーカリたんと半分こ)
ほぐ…
ふわぁ……おいしいね、ユーカリたん!
は、はい! がんばりますっ!
――ありがとうございました! (深く一礼し、再び道を急ぐ)
>>608 機械が賑やかに音を立て、湯気が立ち上る缶詰工場に着いたびんちょうタンたちは、
入口の守衛さんに挨拶をして、受付のお姉さんを呼んでもらいました…。
サッ サッ サッツ…
お姉さん 『 ……あっ、" べあーず " の売り子さんね? ニコニコ
ごくろうさま。 売店はコッチよ─── 』
びんちょうタンは " ちくタン二号(改) " をさじから外すと、ユーカリたんと前後に
なって台車を引き押しながら、貨物用のエレベーターに乗りました…。
ウィーン …… ガッチャン
ガコンッ キュッ! キュル キュル キュル…
お姉さん 『 ……アッチの棚はお昼に来ている別の業者さんが管理している
場所だから、ココとソコの棚を使ってね。
そうねぇ… あと30分位すると工員さん達がやって来るから、
準備をよろしくね〜 』
ペコリッ
ユーカリたん 『 ハイ。ワカリマシタ…。 サッサカ サカサカ…
イソイデ ジュンビヲ シナキャネ… 』
>>609 ……こんにちは!
おせわになります。よろしく、おねがいします。
(守衛さん「あっ、犬は工場の中はダメだよ〜」)
ふぁ…は、はい!
さじ…おてつだい、ありがとう。
おわるまで、ここで、まっててね。 (守衛さんの指示に従い、出入りのジャマにならない場所にさじの紐をつなぐ)
………ふ……… (エレベーターの大きな音に一瞬びっくり)
(真剣な顔でお姉さんの注意を聞く)
……はいっ!
ふぁ…あと、さんじゅっぷん…
……うん!
がんばろうね…ユーカリたん。
ん、しょっ……
(ユーカリたんがお料理を棚に運ぶ間に、飲み物のケースを台車から下ろし、ガラス製の冷蔵棚に並べていく)
テテテテ ……(棚のガラスの前に回って配置を確認する)
んっと…「こーひーぎゅうにゅう」は、こっちで、
「ふるーつぎゅうにゅう」を、こっちにしたほうが、いいかな…… テテテテ
(すばやく後ろに戻って並べ直す)
612 :
3:2009/05/12(火) 23:47:54 0
6 >12
>>610 びんちょうタンは持って来た四種類の三角牛乳(白・コーヒー・フルーツ・いちご)を
見栄え良く冷蔵ケースに収め終えると今度は、案内のお姉さんが用意しておいて
くれた食器を、お客さんが順番を待っている間に取ってもらえる様に準備をしました…。
ユーカリたんはガラス棚に具沢山の大きなカレーパンと、三温糖がまぶされた揚げパンを
並べ終えると、次にコッペパンの準備にかかりました。
縦に切れ目の入った少し固めのコッペパンは内側が一度焼いあって、おかずパン用に
使います。今日のおかずは、コロッケ・ハムカツ・揚げソーセージ(魚肉)の揚げ物と、
タマゴとハムのみじん切りをマヨネーズであえたもの。そして玉ねぎの辛味が程よく
利いているツナマヨネーズを持って来ました。
横に切れ目があるふわふわした方はおやつパン用で、具には、あずきあん・バター・
いちごジャム・ピーナッツクリームを用意してあり、好きな味を二つまで選んでもらって
売る事にしていました。
びんちょうタンは注文を受けたら直ぐに、コッペパンに中身をはさんで渡せるように、
おかずやバターなどを取りやすい位置に並べました…。
ユーカリたん 『 エト… コッチハ オカズヨウデ… コッチガ オヤツヨウ……
《
ttp://aryarya.net/up/img/2752.wav 》
アセアセ
アッ… オキャクサンガ キチャウ。 イソガナイト… 』
…スタッ スタッ ショッケン モッテキタ?
ガヤガヤ ア〜ハラヘッタ〜 イソゲ〜!
工員さん 『 あのう… もう注文いいかな? …うん、じゃあ─── 』
>>613 カチャカチャ (手をきれいに洗った後、お盆、フォーク、紙おしぼりの入った容器を順番に並べていく)
ふわぁ…… (コッペパンの香ばしい匂いに一瞬目を閉じる)
あ……う、うん!
シャキィン!
(ユーカリたんといっしょに、おソノさんが持たせてくれた清潔な白いエプロンをつけ、
バター用のヘラを持ち、パンにすばやくバターを塗る準備)
――――いらっしゃいませ!
615 :
3:2009/05/13(水) 23:22:57 0
6 >15
>>614 次々と入る注文に最初は手間取っていたユーカリたんでしたが、びんちょうタンの
手際の良さを見ている内に、段々と二人の息が合ってきました…。
びんちょうタンは、ユーカリたんに注文を告げるお客さんの声を横で聞きながら、
手早く注文通りのパンを拵えてトレーに置きます。
ユーカリたんはその間に三角牛乳を用意して、出来上がったパンと一緒に
食券と交換して、お客さんに手渡しました…。
ユーカリたん 『 …ハイ。ミルクハ ヒトツ 50エンデス。
アゲパント オヤツパンハ ヒトツ100エンデ、
カレーパント オカズパンハ 150エンデス ─── 』
( 表に会社の印が押してある一枚50円分する食券を受け取り、
端をちぎったあと、状差しに刺して管理するユーカリたん )
時々目の前のお客さんが注文を迷っている時に、もう食堂の席に着いて、二人が
拵えたパンを美味しそうに食べている工員さん達を横目にすると、二人は顔を
見合わせてニッコリと微笑み合い、とても温かい気持ちになるのでした…。
ニパァ 〜♪
子供の工員 『 オ・ネ・エ・チャ〜ン。 』
ニコニコ
ユーカリたん 『 アッ…、オシゴト ゴクロウサマネ…
ビンチョウタン、コノコハ スグシタノ オトウト ナノ…。
アイサツ シテネ
ペコリッ
……キョウハ モウ オシゴト オワリ ナノネ。 ニコニコ
…ウン、ジャア サキニ カエッテ ミンナト マッテテネ…。 』
ユーカリたんの弟は同じ年恰好の子供の工員達と一緒に、揚げパンが二つ入った紙袋を
大事そうに抱えると、びんちょうタン達に手を振りながら、走って帰って行きました……。
>>613 ……はい。
「そーせーじ」ひとつと、
「じゃむとばたー」が、ひとつですね?
セッセ セッセ
―――おまたせしました!
いらっしゃいませ!
…はい。 「たまごさらだ」ひとつと、いちごぎゅうにゅうですね?
ふぁ……
《 わたしたちの、ぱん…よろこんで、もらえてる…… 》
あ……
こ、こんにちは! わたし、びんちょうタンです。
《 ユーカリたんの、おとうとくんも…おしごとしてるんだ……
わたしより、ちいさいのに……すごいなぁ……… 》
はい。
……あげぱん、ふたつ、おまたせしました!
ありがとう。 ……またね!
《 わたしも…がんばらなくちゃ! 》
テテテテ (台車から補充のパンを運ぶ)
>>617 先に休憩を終える工員さんと入れ替わりに、後から休憩に入った工員さん達もやって来て、
びんちょうタン達は息つく暇も無く、色々な注文に追われました…。
――― ――― ―――
やがて三度目のチャイムが鳴ると、ようやく工員さん達もみなさんお仕事に戻り、二人は
後片付けにかかりました…。
用意してきたおかずの方はほとんど売れてしまい、タマゴサラダとツナマヨネーズの具
が少しと、三角牛乳が三つ。そしてピーナッツクリームとコッペパンが五つ残りました。
おソノさんは、残った売り物は取り置き出来ないから、二人で分けて食べなさいと言って
くれていたので、有難く持って帰る事にしました…。
サッサッツ キュッキュッツ… ガッチャン ウィーン ……
スィー パタン ガコンッ キュル キュル キュル…
全ての後片付けが終わると二人は台車を押して来た廊下を戻り、玄関口に降りて来ました。
びんちょうタンは来た時に案内してくれたお姉さんの所に行って、交換した食券を渡して
売り上げを確認してもらうと、それから電話を借りて、おソノさんにも売り上げ代金と
残った品物の事を報告しました。
報告を聞いたおソノさんは、品物のほとんどが売れた事をとても喜んでくれたので、
びんちょうタンもユーカリたんもホッと安心をしたのでした…。
――― ――― ―――
守衛のおじさん 『 おや、仕事が終わったのかい?
…うんうん、 もう暗いから気を付けて帰るんだよ。 』
…! ワン ワン ハッハッハッ…
ヨシヨシ
ユーカリたん 『 サジ…、オトナシク マッテイテ クレテ アリガトウネ。
……ネェ、ビンチョウタン? ヨカッタラ キョウハ
ウチニ トマリニ コナイ…?
オソノサンガ、クライ ヨミチヲ オヤマノ イエマデ
カエルノヲ シンパイ シテルシ、ソレニ アシタ ガッコウニ
イクノニモ ウチカラノ ホウガ ベンリダト オモウヨ…? 』
>>618 ひはぁ……
あんなにたくさん、ぱん、あったのに…これだけしか、のこってない…
かえりは、おにもつが、かるくなって、さじも、らくになるね。
もしもし…
いま、おわりました。 これから…もどります。
…は、はい!
……ありがとうございました。
おさきに、しつれいします。 (お姉さんと守衛さんに深々とお辞儀)
ありびあちゃん…おつかれさま。
――――え……
ユーカリたんの、おうち…これから、おじゃましても…いいの?
ふわぁ……!
あ…あの、もし、ごめいわくじゃ、なかったら………
…………う、うんっ!
《 こんやは…ユーカリたんや、おとうとくんたちと…たくさん、おはなしできる……
たのしみだなぁ……… 》
>>619 ユーカリたんのお家に御呼ばれして、ワクワクしているびんちょうタンは、少しだけ
急いでパンケースや料理道具、" ちくタン二号(改)" を、お店に戻しに帰りました…。
帰り際、おソノさんは売り切れなくて残ったパンと、お店で用意しておいたまかない
料理を、バスケットに入れて二人に渡してくれました。
お店のみんなに挨拶をすませた二人は、さじと、工場に向かう時からずっとさじの背中に
しがみ付いて寝ているアリビアと一緒に、細い三日月の明りの下を、ユーカリたんの家へと
歩いて行きました…。
――― ――― ―――
( ふと遠めにコウモリが一匹、夜空へ舞い上がって行くのが見える
つられた様に視線が、薄暗い空へと向けられる…… )
ユーカリたん 『 ……アッ。 キレイナ ホシゾラ デスネ……。
ワタシガ ウマレタ クニデ ミテタ オヒサマハ、ココカラデモ
ミルコトガ デキマス。 デモ ホシサマハ、ココカラデハ
ミラレマセン。 チキュウハ マルイノデ、ハンタイガワノ
オソラノ ゼンブハ ミルコトガ デキナイ ノデス…。
チョッピリ サビシイケド、ココノ オソラデ ヒカッテイル
オホシサマモ トテモ キレイ デスネ…。 』
622 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/05/17(日) 20:22:59 0
>>621 ありがとうございます。
……はい。
あしたも、よろしくおねがいします。 …おつかれさまでした!
゜ , , 。 . + ゜ 。 。゜ . ゜。, ☆ * 。゜. o.゜ 。 . 。
。 . .。 o .. 。 ゜ ゜ , 。. o 。* 。 . o. 。 . .
。 . 。 . .゜o 。 *. 。 .. ☆ . +. . .
。 . . . . . 。 ゜。, ☆ ゜. + 。 ゜ ,。 . 。 , .。
゜ 。 ゜ . 。 ゜ * 。. , 。゜ . 。*。 ゜. . . . .
。 . . 。 。゜. 。* 。, ´。. ☆。。. ゜。 。 .。 . 。 .
. 。 ゜ ゜。 。, .。o ☆ ,゜。 *。. 。 。 . 。 .
゜ .゜ ゜ 。゜ 。. 。 * 。゜。゜., , 。゜. 。 . . , , .
゜。゜ ゜`, o。。.゜*。゜ 。.゜ 。 ☆+。。゜. ° 。 . , ゜ ゜
。, .゜。 ☆。,゜. o。 。 。゜., . ゜ , 。 。 . .
゜. o * 。゜。゜.。゜。 ゜ 。 。 ゜。 ゜ 。 ゜
゜` .゜ .゜. ゜. . ゜ . ゜ . , . . . 。 ゜ .
ふわぁぁ……きれい………!
ふぇ…じゃあ、
わたしのまちから、みえる、おほしさまは…ユーカリたんの、くにでは、みられないのかな…?
「ちきゅう」…………うん。
まえに、「たーにゃ」さんっていう、ユーカリたんみたいに、きれいなかみのけの、おねえさんに、きいたこと、あるよ。
わたしたちが、すんでる、この「ちきゅう」も、
おそらにうかんでる、たくさんの「おほしさま」のなかの、ひとつなんだって。
ユーカリたんのくに……
いつか、いってみたいなぁ………
>>622 星空を眺めながらユーカリたんの家に近づくに連れて、砂浜に打ち寄せる波の音が
聞こえて来ました…。
サーッ シュウーッ
チャプチャプ… シューッ チャプチャプ
海辺通りの細い道に入ると、両側に質素な作りの同じ様なお家が何軒も建っていました。
そして通りを中程まで進むと、賑やかな子供達の声がするお家がありました…。
ユーカリたん 『 ココガ ワタシノ ウチデス。サア、ナカニ ドウゾ…… タダイマ〜 』
ニコニコ
ガラガラーッ
…ア オネエチャン オカエリー オナカ スイター ママハ マダ オシゴトダヨ
ワンワン? オカエリ〜♪ ボクモ〜
ユーカリたん 『 ……キョウハ タマゴサラダト ソーセージヲ モラッタカラ、
タマゴサンドニ シヨウネ。
ウンッ
ソーセージハ、ポテトスープニ イレルト オイシイヨネ…。
ヤッター! ビンチョウタンモ テツダッテ クレル? …ウン、アリガトー 』
ソーセージ ♪ ニコニコ
624 :
8:2009/05/18(月) 16:03:50 0
624
>>623 ふぁ………
(家の窓にともる明かり、にぎやかな家族の笑い声…
自分の暮らしの中では馴染みの薄い風景に、ほんの少しだけ複雑な気持ちになる)
……ひは!?
(ユーカリたんの声を聞いて待ちかねたように飛び出してくる兄弟たちに一瞬びっくり)
………あ、あの……こんばんは。
あ……う、うん!
…おじゃまします。
(兄弟たちの笑顔に、やる気を奮い立たせつつ家の中へ)
>>625 夕食を待ち侘びていたユーカリたんの弟たちの為に二人は、手早く料理を作ると
みんなで頂きました…。
質素な夕食ではあったのですが、弟君たちはとても美味しそうに食べてくれたので、
びんちょうタンは、大勢で楽しく食事をすれば、どんな食べ物であってもゴチソウに
なるんだなぁ…と思いました。
――― ――― ―――
大きな弟たちがさじとボール遊びをしているのを楽しそうに眺めながら、みんなの
夕食の後片付けを終えた二人は、まだお仕事から帰らないユーカリたんのお父さんと
お母さんの分の夕食をテーブル用意すると、ユーカリたんは小さな弟たちを寝かし
付けに行きました…。
――― ――― ―――
ボール遊びをしていた弟たちも、さじと一緒にベッドに寝付いたのを確認したあと
アリビアを抱きながらユーカリたんは、びんちょうタンを自分のベッドに招き入れると、
枕の下から一冊の古ぼけた本を取り出しました…。
ユーカリたん 『 コレハ コノクニニ キタトキニ カッテ モラッタ カキカタノ ホンナノ…。
カタカナハ オボエタンダケド ヒラガナガ ムズカシイデス。
ワタシハ ガッコウニ イケナイカラ コウシテ ベンキョウヲ シナイト……。
アノウ…、ワカラナイ トコロガ アルノデ オシエテ クレマセンカ? 』
627 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/05/20(水) 19:58:59 0
>>626 ………いただきます。
(手を合わせると、ユーカリたんの弟君たちも真似をして手を合わせる)
……ふわぁ………ひゅふ♪
(みんなのざわめきの中に『家族』のぬくもりを感じて、自然に笑顔がこぼれる)
――― ――― ―――
……うん。
みんな…おやすみなさい!
さじ…きょうは、おてつだい、ありがとう。
……はい。「おきゅうきん」だよ。
(夕ご飯の時に取っておいたたまごサンドの半分をさじに)
……… (弟君たちの安らいだ寝顔を見つめながら、毛布をかけ直してあげる)
ふぁ……
《 ユーカリたん…おしごとと、おとうとくんたちのおせわで、いそがしいのに…
おべんきょうも、まいにち、してるんだ…… 》
……えっと…
わたしも…クヌギたんから、じのかきかた、おそわってる、とちゅうで…
わからないこと、たくさんあるけど……
……うん。
いっしょに、おべんきょうしようね…ユーカリたん。
《 わたしも…もっと、がんばらなくちゃ。 》
628 :
4:2009/05/21(木) 06:29:35 0
628
>>627 ユーカリたんのお家にお泊りに行ってから、暫く経ったある日────
今日も学校のお仕事に出掛けたびんちょうタンは、いつも通り給食のお仕事を終えると、
午後からチシャノキ先生と一緒に、図書室の整理をする事になりました…。
それは、ここの学校を卒業した人から後輩の為にと、たくさんの本を贈って頂く事に
なったので、新しく収める場所を作る必要があったからでした…。
チシャノキ先生 『 …ええ、それは向こうの棚に移動して下さい。
この列の本は、まとめてダンボールに入れて─── 』
びんちょうタンは言われた通り、古い本を棚から箱に移していると、ふと手に取った本が、
この前ユーカリたんが持っていた物と、同じ絵柄の表紙の本だと気が付きました。
こくごのかきかた、しゃかい、りか、おんがく、ずがとこうさく、さんすう と、
良く見ると一通りの教科書がそろっています。
びんちょうタンは、さんすうの教科書をめくって見ました。 するとフクロウの先生が
色々な動物達に、果物や野菜の数え方を教えている絵が描いてあったので、とても
興味を魅かれたびんちょうタンは、つい夢中になって読み始めてしまいました……。
キラッ!
チシャノキ先生 『 びんちょうタン。 今はお仕事を先に済ませないと困りますね。
……その本が気に入ったのですか?
ではお仕事が終わったら、その教科書…あっ、このダンボールに
移した本もですが、好きなだけ家に持って帰って構いませんよ。
…ええ、ゴミとして処分する様に言われている物ですから、
気にしなくて良いのですよ…。 』
630 :
5:2009/05/21(木) 16:26:04 0
>6 >30
631 :
名無しになりきれ:2009/05/21(木) 17:21:30 0
一周年おめでとう。 これからもガンバッテね ....〆(・ω・` )
633 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/05/22(金) 11:17:33 O
>>みなさんへ
あの…また、あくせすきせいに、なっちゃいました。
れすが、おそくなっちゃって、ごめんなさい。
>>629 ……はい。
ん、しょっ……
……ふぁ……
《 これ…ユーカリたんの、「きょうかしょ」と、おんなじ……! 》
ふわぁ…
りんごが、ななこ…さんこ、たべたら、のこりは、よんこ……
さんこもたべたら、おなか、いっぱい……
ひぅ! ………ご、ごめんなさい。
えっ……い、いいんですか?
ふわぁ……!
あ、ありがとうございます、せんせい!
うちで、いっぱい、おべんきょう、できる………
……は、はい!
(終わった後で本を選ぶ楽しみにわくわくしながら、気合を入れて作業を再開)
>>632 ありがとうございます。これからも……がんばります!
∧_∧
(´・ω・ ) < お疲れさま。お茶でもいかが?
( o旦o
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>633 びんちょうタンが手提げカゴにいっぱいの教科書を持ってお家に帰ろうと歩いていると、
後ろから自転車のベルを鳴らしながら、ちくタンがやって来ました…。
チリン チリン〜♪ キィィィィッ
ちくタン 『 びんちょうタ〜ン、お仕事の帰り? …うん、ワタシも帰るとこなんだ〜。
…? ずいぶん重そうなカゴだね。 何が入ってるの?
……へぇ、教科書をもらったんだー。
ドレドレ パラパラ…
エーッとこれは、" ずがとこうさく " の本かぁ……
うわぁ〜♪ バネと紙コップでも糸電話が出来るんだ……
ねぇねぇ、こんどでいいからさー、この本をゆっくり読ませてくれる?
…うん、ありがと〜♪ じゃあさ、こんどびんちょうタンのお家に
行った時に、読ませてもらうねー。 』
エヘヘッ
636 :
6:2009/05/23(土) 00:22:00 0
6 >36
>>634 ふぁ…ありがとうございます!
コクッ
わぁ…つめたいおちゃ…おいしいです!
すこし、あつくなってきたから…
>>634さんも、からだに、きをつけてくださいね。
>>635 ん、しょっ……ひふぅ……
(本の詰まった重いカゴを持つ指がしびれてきたので、もう片方の手に持ち替え、額の汗を拭く)
ほぁ…ちくタン!
うん。 …せんせいが、すてちゃうほんだから、つかっても、いいって……
ふわぁ……いろんないろの、ねんどでできた、どうぶつさん…かわいい……
ぷかしゅーや、ぜにがめさん…ねんどで、つくってみたいなぁ……
(道の真ん中に立ち止まったまま、目を輝かせて本を覗き込む)
プップ〜
ふぁ! ご…ごめんなさい! (後ろから来た車のクラクションに驚き、あわてて道の端に寄る)
……う、うん!
じゃあ、こんど…いっしょに、ほん、よもうね…ちくタン!
>>637 びんちょうタンが放課後のお掃除を終えて、道具を片付けていると───
チシャノキ先生 『 今日も丁寧にお仕事が出来ましたね。 ご苦労さまでした。
ところでこれから何か予定はありますか? …そうですか。
では帰る途中に、もみ寺に寄ってもらえませんか?
…ええ実は、和尚さんが探していた本が、昨日の整理の
後で見つかったので、届けてもらいたいのです。
…はい。 よろしくお願いしますね…。 』
――― ――― ―――
そして、もみ寺に着いたびんちょうタンが、和尚さんに本を届けた後の事です…。
本堂に向かう時には見かけなかったれんタンが、井戸の側で何かを一所懸命に
こねている姿が見えました…。
れんタン 『 やっぱり来たね…。 (びんちょうタンに手を振る)
あしたは学校お休みでしょ…?
だったらこれで遊ばない? みんなも呼んで… 』
れんタンが何やらこねていたのは、水に浸した白い古紙をミキサーで
細かくしたものでした…。
れんタン 『 ここに石屋さんからもらった、秘密の石の粉をまぜます… マゼマゼ
すると…… はい。 紙ねんどができました。 』
>>みなさんへ
いつも、おはなししてくれて…ありがとうございます。
あの…きゅうに、とまりがけの、おしごとが、はいってしまって、
あしたから、28にちまで、れすが、できないかもしれません。
ほんとに…ごめんなさい。
>>639 あ……
《 れんタンの、おじいちゃんの、おてら…
ひさしぶりに、れんタンに、あえる…… 》
は、はい!
――― ――― ―――
…ありがとうございました。 (和尚さんからたらやのお団子をお礼にもらい、深々とお辞儀)
………ふぁ……?
れんタン…なにしてるんだろう……?
テテテテ
こんにちは、れんタン。
ふわぁぁ……!
かみで、「ねんど」が、できちゃった……すごぉい!
ふぇえ…この「ねんど」、えのぐで、いろも、つけられるんだね……
う、うん!
みんなで、いろんなもの、つくれる…たのしみだなぁ………
,,.-──-,、
||〜'i ,.r'.:. :. . :. .. :.:ヽ
|| .| ___________ (,;.;: ,;: , ;: ,; ,; ,, ;ヾ
||茶.| /丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶\;.:.:..:.;,;i.;:.;:.;:,;:..;:,;)
|| .|//\丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶\.:.;:..i.:.:.:.:.:/.:ノ
||店.|/ 田 \丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶丶\人从ノ:::,)
|| .| ̄ ̄ ̄ ̄|  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ | |il .: .i;;i|,r'
||〜'i | ̄ ̄ ̄|!| ハ__ハ ∧∧!. | |il , ;illll|
|| .|!|___|!| ( ・ω・)ノ (*゚∀゚) | |l.: . .illl|
|| .| .ハ,,ハ .| ̄ ̄ ̄ ̄| 旦 ノ( (ヽ-ooo- ill|
l ̄i |__(,,゚ω゚).|____| |i ̄i|| ̄ > > ̄|i ̄l| ,,.;;,丶
""''''" c(,,____,)
642 :
80:2009/05/25(月) 23:17:21 0
642
____0 ,,______ 屋台デ
|ゝi :|| ||\_____\ カキゴォリ屋サンダヨー
|フ|く :|| || || |:/ /:||
ノ,,,__:|| ||_||( ・∀・)|'~~~'||
|| | |TTTTTTTTT|
|| | |;|;,|;,|;,|;,|;,|;,|;,|;,|;|
""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
〃∩ ∧__∧
⊂⌒ ( ・ω・) あーぬこきたぬこ
`ヽ_っ⌒/⌒c ,.ヘ_ヘ
⌒ ⌒ ( )
u,__っ) ))))
〃∩ ∧__∧
⊂⌒ (・ω・ ) あーぬこいっちゃうぬこ
.ヘ_ヘ, `ヽ_っ⌒/⌒c
( ) ⌒ ⌒
u,__っ) )))))
645 :
312:2009/05/27(水) 15:17:19 0
645
,,;⊂⊃;,、
(・∀・∩) カッパッパ♪ ルンパッパ♪
【( ⊃ #)
し'し'
648 :
20:2009/05/28(木) 16:28:13 0
648
,,;⊂⊃;,、
(・∀・∩) カッパッパ♪
【( ⊃ #)
し'し'
,,;⊂⊃;,、
(・∀・∩) ルンパッパ♪
【( ⊃ #)
し'し'
>>みなさんへ
おまたせして…ごめんなさい。
やっと、おしごとから、かえってこれました。
ほしゅしてくれて…ありがとうございます!
>>641 ありがとうございます。
これからも…よろしくおねがいします。
>>643 ふわぁ…かきごおりやさんだ!
かきごおりって…とけたら、ふつうの、おみずなのに、
どうして、あんなに、おいしいのかな…?
>>644 わぁ……かわいいねこさん、こんにちは!
>>646>>652 ひはぁ…かっぱさんだ!
かっぱさんも、あめふらしさんも、あめがふったら、げんき…
ちょっと、すずしくなったけど…わたしも、げんきに、がんばります。 (見よう見まねで一緒に踊る)
654 :
321:2009/05/29(金) 23:36:46 0
654
>>640 れんタン 『 …うん。 たくさん用意しなくちゃね…。 』
びんちょうタンは早速お友達に連絡をしようと思い、手提げカゴから鉛筆と便せんを
取り出すと、みんなにお手紙を書きました…。
――― ――― ―――
そしてようやくお手紙を書き終えたびんちょうタンは、お手紙を小枝に挟んで、賽銭箱の
側の階段に、木の実と一緒に並べて置きました…。
スィーー チョンチョン
バサッツ フワッ スィーー
するとお寺の境内の木々で休んでいた鳥便さん達がやって来てお手紙をくわえると、
赤くなった夕暮れの空へ、散り散りに飛んで行きました…。
れんタン 『 もう少しあったほうがいいかな……
びんちょうタン、紙ねんどを作るの手伝ってくれる…?
…ありがとう。 じゃあ、今日はお泊まりしていってね…。 』
>>655 ちくタンと、ちくリン…
あろえちゃん…
クヌギたん…
ユーカリたん… (たたんだ便せんの裏に宛て名を書く)
ユーカリたん…おしごとで、いそがしいかも、しれないけど…
きてくれるといいな……
おねがいしまぁーーーす! ――――
……うん。
ユーカリたんの、おとうとくんたちのぶんも、つくっておかなくちゃ…
う、うん…ありがとう!
ペリッ
チャポッ (古い紙を細かくちぎり、水にひたす作業を手伝う)
……ふぁ…… (森の木々の奥を歩いていくあめふらしの姿を見つける)
――こんにちは!
これから…あめふらしさんとも、いっぱい、あえるけど…
あしたは…ちょっとだけ、はれてくれると、いいな………
>>656 みんなの分の紙ねんどの用意を終えると、ちょうどれんタンのおばあさんから
お風呂に入る様に言われた二人は、さっそく一緒に入る事にしました…。
カポーン
ザザッー チャプチャプ チャポン…
ぽかぽかと温かいお風呂は、夕暮れの風で冷えた体を温めてくれました…。
――― ――― ―――
お風呂の後は夕飯を頂き、それから後片付けのお手伝いを済ませたびんちょうタンは、
れんタンの部屋でお布団に入りながら、れんタンから " かきかた " の本で、漢字を
教わっていました…。
れんタン 『 …うん。 この字はタテからヨコに書くのが正しいよ。 』
れんタンはいつも習字を勉強しているので、漢字はとても詳しいのです。
ポツ ポツ
カン カンッ… ♪♪
シャア…… ゲコッ ゲコッ ケロケロ ケロケロ
お勉強に夢中になっていたびんちょうタンがふと気が付くと、外から雨音が聞こえて
来ました…。
れんタン 『 だいじょうぶ。 星も見えるし、朝には晴れるよ……。 パチッ 』
そう言うとれんタンは、読書スタンドの灯りを消しました。
そして二人はお布団の中で、屋根や縁側の敷石に落ちる雨音や、カエルたちの
かわいい合唱を聞きながら眠りに着いていきました……。
>>657 ふわぁ……たくさん、できた……!
あ……はい! ありがとうございます。
パチッ パチッ
(出来あがった紙ねんどを小分けにしてラップで包み、れんタンのおばあさんから借りたタッパーに入れていく)
………ひはぁ〜〜〜………
――― ――― ―――
……ごちそうさまでした。
ふぇえ…
「ひだり」と、「みぎ」って、じのかたちは、にてるけど…かきじゅんは、ちがうんだね。
おはしを、もつほうが、「みぎ」で…たてのぼうが、さき…
おちゃわんを、もつほうが、「ひだり」で…よこのぼうが、さき…… (自分の手のひらと漢字を見比べつつ書き順を覚える)
ふぁ……
……う、うん!
《 かえるさんたちも…げんき…… 》
うん。
…おやすみなさい…れんタン。
… すぅ …
>>658 和尚さん達と朝ごはんを頂いたあとびんちょうタンは、昨日の雨で境内のチリや
ホコリが舞い上がったお寺の廊下を、雑巾でお掃除していました……。
ォーィ ビンチョウタ〜ン レンタ〜ン
タッ タッ タッツ…
そこへ最初にやって来たのは、ちくタンとちくリンでした…。
ちくタン 『 ……うん。 お寺に来る前に、" べあーず " に行って来たんだー。
でねでね、ユーカリたん、夕方のお仕事まえの中休みだったら、
遊べるって言ってたから、ワタシが後で自転車で迎えに行くねー。 』
そしてまもなく、クヌギたんとあろえが一緒にやって来ました…。
あろえ 『 来る途中でクヌギたんと会ってねー、馬車にのせてもらっちゃった〜
絵の具カバンを手に持たなくて良かったから、ラクチンだったよ〜♪ 』
クヌギたん 『 私も絵の具を持って来たの。 どんな色の花びんを作ろうかなぁ…♪ 』
ヨイショ
れんタン 『 みんな来たね…。 ゴザを持って来たから、廊下に敷くの手伝って…
机は本堂の隅に置いてあるのを、持って来て使って良いって…。
おじいちゃんがヨゴレても良いように、お部屋じゃなくて廊下で
遊びなさいって言ってたから…。 』
>>659 テテテテテテテ
テテテテテテテ (長い廊下を往復しつつ一心に雑巾がけ)
ふぁ…ちくタン、ちくリン、おはよう!
わぁ…ユーカリたんも、きてくれるんだ……!
クヌギたん、あろえちゃん…おはよう!
ひはぁ……!
クヌギたんの、えのぐ、すごぉい……
いち、に、さん、よん……
ふわぁ…「よんじゅうはちこ」も、ちがういろが、あるんだ……!
あ…うん!
《 ひさしぶりに…みんなと、いっしょにあそべる…… 》
じゃあ…つくえは、わたしが、もってくるね。
ん、しょっ…… (力を込めて、重い木の机を持ち上げ運ぶ)
>>660 ウンショ ウンショ…
ちくタン 『 …あっ、ワタシも手伝うよ〜
うん、クヌギたんとあろえはゴザを広げてねー 』
れんタン 『 私は紙ねんどを持って来るね。 えーっと、それから……
ちくリン、古新聞を取りに行くの手伝ってくれるかな…? 』
ハーイ テツダウー
───と、みんなそれぞれに準備を始めました…。
――― ――― ―――
机の上に紙ねんどや絵の具などの道具がそろい、みんなは作りたい物を
思い巡らしながら、紙ねんどをこね始めました…。
ちくタン 『 ねぇねぇ、みんなは何を作るの〜? アハハ
ちくリンは、チョウチョを作るんだよねー 』
カワイイー チョウチョ ツクルー
エヘヘッ
あろえ 『 わたしはカエルさんにする〜。 いっしょに泳ぐんだ〜〜 』
れんタン 『 大工さんからもらった、水に浮く木を中に入れれば浮くかも…
でもそれより先に、水をはじく透明ペンキを塗っておかないと、
すぐにとけちゃうよ…。 』
フフフ
クヌギたん 『 私はこの前みんなでしたお花見が、とても楽しかったから、
いつでも思い出せるように、さくらの花びらをいっぱい
描いた花びんを作りたいの。 上手に出来るかなぁ…… 』
ヨイショ コネコネ
ちくタン 『 ワタシは合体ロボ! アハハッ
この前ノシバ電器のテレビで見て、カッコ良かったから〜
…ねぇねぇ、びんちょうタンは何を作るの〜? 』
次スレ立てるならそろそろ準備したほうがいいでしょう。
664 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/06/02(火) 18:59:36 0
>>662 ふぁ…ちくタン、ありがとう。
(二人で運んだ机をゴザの上に置き、
ちくリンが持ってきた新聞紙を机の上に敷いていく)
――― ――― ―――
ふわぁぁ……
こねると、いろんなかたちになる……ねんどって、おもしろいなぁ……
えっと……わたしは、ぷかしゅーを、つくるね。
ん、っと…… (テレビで見るプカシューの姿を思い浮かべ、
あろえにアドバイスを受けつつ、頭、胴体、浮き輪を別々に作っていく)
ふみゅぅ…ちょっと、むずかしい……
(浮き輪を支えにして立たせた胴体の上に、慎重に頭をのせる)
――― コロンッ
ふ、ふえぇ……!
(れんタン「大丈夫…バランスがとれたら、ちゃんとくっつく…あせらないで」
う、うん……
…………
ピトッ
ふわぁあ……できた……!
>>663 ふぁ…もうすぐ、ようりょう、「ごひゃく」……
おしえてくれて、ありがとうございます!
>>みなさんへ
いつも、たくさん、おはなししてくれて…ありがとうございます。
あの…このすれの、ようりょうが、まもなく、いっぱいなので、
つぎのすれ、たてても、いいですか?
666 :
66:2009/06/03(水) 02:54:03 0
666
次スレも期待
いいんじゃないかな。
>>664 びんちょうタンのプカシューが転がら無くなった頃、みんなの紙ねんど細工も
出来上がって来ました…。
ちくタンのは、三つの乗り物がロボットの形になる優れものです。
ちくリンのチョウチョは、大きな羽にお花の模様がついています。
泳いでいる姿のカエルを作ったあろえは、いつになくキチンと水かきまで作りました。
クヌギたんの桜模様の花びんは、れんタンからもらった牛乳瓶を中に入れてあるので、
水が漏れる心配がありません。
れんタンは背が低くて口が広いヨーグルト瓶を利用して、お習字に使う墨つぼを作りました。
ウフフ
クヌギたん 『 ねんどの表面が乾いたら、みんなで色を塗ろうね。
ゴソゴソ ( バスケットを開ける クヌギたん )
……シェフにお願いして、みんなの分のサンドイッチを造って来たの。
みんな、食べてくれる…?
…うん、いろんな具がはさんであるから、お好きなのをどうぞ…。 』
れんタン 『 …さっきおばあちゃんが、おにぎりとお味噌汁を作ってあるって言ってたから
こっちも用意するね…。 あろえ、手伝ってくれる…? 』
ウン、オニギリモ タノシミ〜♪
ギュルルル…
ちくタン 『 …あはは、 お昼の話を聞いてたら、急にお腹がすいてきちゃった。
でも先に、ユーカたんを迎えに行って来るよ〜〜 』
タッツタッツタッツ…
\ ワタシノ ブン、ノコシテ オイテネ〜〜!! /
671 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/06/03(水) 21:52:32 0
>>667>>668 ありがとうございます。 ……うれしいです!
>>669 ひはぁ……
みんな、すごくじょうず…!
ふわぁ…さんどいっち、たくさん……
クヌギたん…ありがとう!
ふぁ…おにぎりも……
クゥ〜
……ひはぁ…///
う、うん!
(みんなの作品がのった机を揺らさないように気をつけながら、床を掃除する)
―――うん! ちゃんと、とっておくね!
いってらっしゃい…ちくタン!
672 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/06/03(水) 21:59:07 0
>>みなさんへ
やくばの、おじさんに、「つぎすれ」の、もうしこみ、してきました。
あした、つぎのすれ、たてたいとおもいます。
これからも…どうぞ、よろしく、おねがいします!
673 :
びんちょうタン ◆GfPleUYn2s :2009/06/04(木) 18:59:44 0
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675 :
98:2009/06/05(金) 00:25:42 0
675
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ヽ ` 、, ' | 次 の ス レl ` ‐- 、
`` ‐ - -、 - ' | .で /
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