神スレ

神である我が、質問に答えたり答えなかったりするスレ。
略して神スレ。

我はスレ主を務める４次元神の一人。
「悠久の時を旅する紫の髪と瞳と触角」が名だが、長すぎると不平を言われた。
仕方なく、略すことにした。悠紫（ユウシ）と。

あなたが神か・・・

困ったもんだ

ずっと。それこそ創世記以前から、一人ぼっちだった。
それが最近、愛しい連れが出来た。名を・

……名を言ってはならんと彼が言っている。

>3
ああ我が愛しのハニー！！！何度言ったら解るのだ！！
我は魔王などではないと！！

この、頭から生えた二本の触角がいけないのか？
それとも額に隠された「第三の眼」か？

外見で人間を判断しちゃいけないんだぞ？ハニー。

イオナズン

　　　　　　　　　　　/ﾆＹﾆヽ
　　　　　　　　　　/ （0)(0）ヽ
　 　　　　　　　／　⌒｀´⌒　＼
　　　　　　　　|　,-）　　　　（-、|
　　　　　　　　| l　ヽ＿＿;ノ　 l |
　　　　　　　　＼ 　 ｀ ⌒´ 　　/ 　でっていう様がこのスレの４次元神の頂点に立つ神の仲の神っていうｗｗｗｗｗｗｗ
　　 　 　 　 　 ｒ|､｀ '' ー--‐ｆ´
　　　　　　　_／ | ＼　 　 ／|＼_
　　　　 /￣/　　| ／｀又´＼|　 | ￣＼

>4
……どうした。我が居城の居心地、なかなかだと思うのだが。
塵ひとつ無く、重力もない。
羽が生えたようだと、myハニーは小躍りしていたぞ？

もうひとつ、無いものがある。
見ろ、足元を。
「翳」が無いだろう？
この白露城は、一切の翳のない白い空間。
その主である我が「白い魔王」と呼ばれる所以よ。

>>1
26歳だろ

>>1
フリーターだろ

>>1
久しぶり
元気だったか？

>6
――――――――――――――――――ﾍﾟﾁｭｯ

ハァハァハァ・・

いちいち再生するのは疲れる。
いきなり呪文を使うのはやめてくれるか？


>7
あなたも4次元神か。
我は4次元神と言っても、管理のみを託された管理神。
たぶん貴方より格下だ。
――――ふん。

>9
ああ！！またかハニー！！！
人を外見で判断しちゃいけないと何度言ったら解るのだ。


>10
いかにも。好きなときに仕事をし、好きなときにやめる。
それが神の神たる所以。

……たま〜に天上界のお役所から呼び出されるがな？


>11
……久しいか。確かに。2000年ぶりだな？我が弟子よ。
降臨は上手く出来るようになったのか？

…何だその眼は。
神たるもの。降臨時に死んだら大変。って事で、二つに分かれるのが基本。
真っ二つにされた事、まだ根に持ってるのか？

唯一神だろ

>14
いやいやまさか。
この世に神と称されし存在がどれほどあるか数えたくも無い。
1次元神だろ？
２次元神に、3次元神に、４、５、６、・・・・・・那由多不可思議無量大数だ。

http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1179675706/

>16
―――――――――む？





・・・・・・・いや違う！！！重複などではない！！！

・・・はい。もしもし。
―――は？
…はあ……解りました今すぐ行きます。

ハニー。早速役所から呼び出しだ。
「時の秩序」を乱した奴が居たらしい。
……困ったな。
我が管理する「４Ｄビデオ」。そのオリジナルを盗み出した奴が居るという事だ。
由々しき事態ゆえ…しばし空けるぞ。

久々の役所だ。随分と込んでるな。

……32番に行けだと？102番窓口と聞いて来たのだぞ？


だから役所は嫌いなのだ！！！

連れがテンプレを書けと言う。
……お前。何故そんなに２ちゃんに詳しいのだ。


【名前】悠紫（ユウシ）
【肩書き】4次元管理神
【性別】男
【年齢】外見年齢26歳
【身長】190cm
【体重】75kg
【血液型】AB
【特徴】とてつもなく長い髪　2本の触角　アメジストの眼
【ここの住人に一言】いたって真面目だ。よろしく。
【当面の目標】100到達

朝、役所から帰ったら城が無かった。
いつもはこの辺に浮いてるはずだと探したら、随分と下に落ちていた。
……たった半日で……恐るべしなな板！





しかし、動きがあるのは人が居る証拠。
賑わうのは良いことだ。

トリップつけろ話はそれからだ

>22
……トリ？
意味が解らん。トリップはするものであって付けるものではない。


お前は解るかハニー。
……我が我である証拠、だと？
何を言ってるんだ。
我が我である証は唯この時間を計る眼に他ならん。
意味があるのか？そんなものが。

四次元ヤバイ

偽者が来てやったぜ。
一体どうなってんだい？

猫なべのつくりかたを聞いてきたぞ
http://www.youtube.com/watch?v=QVSGRwqgvl0

神は死んだ

我が居城、白露城へ迷い込んだは其方か？

迷い込むのも無理はない。
この場。
大変に不安定でな。
同じ場所にとどまっておらん。
昨日はセントラル・パークのど真ん中に位置したかと思えば、
今日は「黒い森−シュバルツバルト」の奥深くに佇んでいたりする。
ちなみに一昨日はマリアナ海溝の底だった。
ちょっとフラフラしていると、うっかり足を踏み入れてしまうのだ。

そこの其方も。
猫の散歩中、路地の隙間に白い、深い霧が立ちこめていたら……
足を踏み入れるがいい。
フワリと浮く感じがしたら、我が城へと続く道だ。
そうでなければ―――――
―――――ただの火事かも知れん。気をつけるのだ。

>24
良く来たな、人間よ。
なんだ。ずぶ濡れではないか。雨でも降っていたのか？

むっ……ハニー。気が利くな。

さあ。ハニーがドライヤーを貸してくれるそうだ。
電源はそこだ。そのソファの肘掛けについている。
…100vの交流。ちゃんと動くはずだ。
心配するな。
どっかの電力会社から盗んだ電気ではない。自家発電だ。
私と、ハニーが交代でこぐ自転車で溜めた電気だぞ？

乾いたか？
……何をキョロキョロしているのだ。
この部屋が珍しいか。
２次元と３次元を組み合わせた部屋。
家具の位置が変わるのも、そのソファが蠢いているのも、すべて……
……そうだ。
４次元的要素を「繋ぎ」に使用しているのだ。
其方等も、ラーメンの繋ぎにカンスイを使用するであろう？
それと同じだ。

ヤバくはないぞ？
其方のような「人間」には干渉せぬよう細工をしてある。

>25
…なんとまた。
我が身をうつした鏡のようだな

其方、人間ではないようだ。
……気をつけられよ。
この空間。
「人間」には干渉せぬが、「神」や「悪魔」には立派に干渉する。
過去や未来に飛ばされるならまだ良い。
身体の一部をバラバラの時間に飛ばされたら……いくら神でも探すのは一苦労。
もっとも。4次元以上の神ならば問題ないが。

…わかっている。トリップとやらを付けぬと、其方のような者が出る。
その忠告に来たのだろう？
――――見ろ。ちゃんと付けたぞ。今度は真似するなよ？

>26
―うああぁっっ！！可愛すぎて鼻血があぁっっ！
萌えか！萌えだな！？これが人界で言う「萌え」！！

……ネコになりたい。そう思った。
我がネコになったら……そうだな。
触角はそのまま。毛と尾の長い尾長ネコになるだろうな。
無論、毛色は紫を帯びた半透明。

もしmyハニーがネコになったら……少しは撫でさせてくれるだろうか。
美しい亜麻色のロシアンブルー。
睫毛バタバタの切れ長の眼をした。
エレガントでセレブな足取り。
「高貴」という言葉は、まさに彼のためにだけ存在する。
そんな彼を膝に抱き、耳の後ろを―――――――

…ダメだ。
手を伸ばしたとたん、鋭い爪でやられそうな気がする。

>27
まあ、、、、、いっぱい居るからな、神は。
下界に人間として降臨し、交通事故で死ぬ奴が居るのだ。
一日に200体死んでるという報告もある。

だから。我は口を酸っぱくして言う。
降臨時は、何体かに分かれて降臨しろと。
そしてさらに。
人間以外の動植物になるなと。
天界に戻る呪文が言えず、そのままになった神のなんと多いことか。

ハニー。何をしているのだ。
それは……やらなくてもいいと言っただろう？
洗い物はすべて我がやる。その美しい手が荒れたら哀しむのは私だ。
お前にエプロン姿は似合わない。
あの……お前が王であった時の衣を着てくれ。
胸元の大きく開いた、身体の線を際立たせる長い衣。

そうだ。その、腰までスリットの入ったやつ。
黄金のサッシュを巻き、素足に金のアンクレットを付けたお前は最高だ。
銀より金の似合う男はそう居ない。

男かよ！！

>34
待っていたぞその突っ込みを。


Myハニー。
実は男でも女でもない。両性というわけでもない。
―――私も知らんのだ。
何を隠そう。
彼の裸を一度も見たことが無いのだからな。

毎晩毎夜。
ベットの隣で眠る、美しき我が相棒。
この哀しい気持ちが解るか？人間よ。

いとせつなす(´･ω･`)

hage

神スレ、だな

うむ、まさしく神スレ

我が居城、白露城へようこそ。
南国風に言うと、めんそ〜れ。

>36
解ってくれるか、人間よ。
我が連れはな。
あの容姿に反し、異様に寝相が悪かったりするから余計に……可愛い。
それはもう食べてしまいたいくらいなのだ。
だが…寝ている隙にくちびるを……なんて思うとな。
平手打ちが飛んでくる。
凄いだろ。眠ったままで、だぞ？
―――――トラウマでもあるのか？

>37
ハ……――――――人聞きの悪い。
この長すぎる髪を見ろ。
hageなどと。
……hageではない。半透明であるが故に、地肌が多少透けてるだけだ。
額が少々……ほんの少し、ほんのちょっぴり広いのは認めるが。

>38
そう。
これ以上テキカクなスレタイはあるまい？




人間よ。我が心の底の意図が読めるか？
読めたら其方。ageてくれ。
ここはage進行なのだ。神は天井にいるべきなのだ。

>39
「神」だからな。



―――其方、頷きながら何ゆえに……私の頭を見るのだ。
神に触角はおかしい、とか思ったのか？
人間たちの想像力には感心するが、神と悪魔に対する先入観だけはいただけん。
悪魔には角が生え、神には輪っかが付いている、などと。

…相棒も言っていた。
「魔王スレ」ではないのかと。

――――――――違う！！！！
「神スレ」だからこそ意味があるのだ！！！！！
遥かなる昔。糞汁がレスをするスレがあった。
まさしく糞スレ。
それなのだ！！！！
神スレと糞スレ。天と地ほどの差がありそうで本質は同じ。

我が相棒は……その辺の洒落が解ってない。
真面目一辺倒で、頑固で、さらに言うと思いやりに欠ける我が相棒。
だがしかし美の女神より美しい。
脱げばもっと凄いに違いない。

おい39！！……今一瞬、彼に見惚れたな？
彼を一目見て虜となった神や悪魔。
彼に惚れて近衛となった人間。
……彼等の末路。ろくなものでは無かったと聞く。


だめだぞ？
ペットショップに行き、気位の高いネコを買うのだ。
ペルシャか、ヒマラヤンが良かろう。
今の私はそんな感じだからな。

神スレだぁ？てめぇがしゃぶれよ！

糞神

>46
―――――――――なんだとっ！！

神である我に！！
しかも割りと高位であるこの我に向かって！！しゃぶれだと！！！？


どうしたものか。
人間達の願いを叶えてこそ神。
と思ってなどいないが、あまり無視すると賽銭が減る。それだけは困る。


……良し。腹は決まった。
此方に来るがいい。46よ。

―――こっちだ。
我が寝所の、さらに奥にある、相棒すら知らぬ秘密の部屋。
最高機密レベルの仕事をする時に使う場所だ。


…その魔方陣に触れるな。
下界のあらゆる場所に行ける便利グッズだが、人間が使うには危険過ぎる。
…それもダメだ。
見る分には下界を覗けるただの水晶球だが、触ると声が下界に届く。
…ああ、それは単なる髪が伸びる人形だ。触ってもいい。


そのウサギの毛皮のソファで楽にしていてくれ。
我は着替えてくる。
わざわざageと書いて上げてくれた其方には、特にサービスしたいからな。
…そうだ！
どうせなら、其方のリクエストに応じようではないか！！
マッパか。それともパジャマか。
ナースとかエレガ等の女装も……やれと言われれば致し方ない。

さあ、遠慮は要らん。
最大限の効果と演出で答えてやろう。

>47
うるさい！！
Ageてくれたは感謝するが、この我を糞神などと！！

この我が。
出現時より4次元神の資格を持ったこの我が。
生まれて初めて「人間」の前で跪いているのだ。
とてつもなく高いプライドをかなぐり捨て、人間に奉仕せんとしているのだ。
解るか？この気持ち。

本当はな。心の底ではな。
46の手足を縛り上げ、そりゃもう5回は連続昇天させたい気持ちを抑えているのだ。
…すべては我が相棒のため。
相棒のためなら、犬にもなるのだ。
三度まわってワンと鳴く。ここ掘れワンワン。

今はいてるパンツ何色？

一つ一つのレスが大きいな…。
さすが神クオリティ

ただ、その触覚はいただけない
どうせなら、この触手にしてみないかい？

米　ネ申
異

トリは言ってみればその者の象徴。
◆42.195kmAM
は何か神的に言って意味がありそうに見えるのだが？

神ちゃんはよくやってるな
だが、人が増えてもそのレベルを維持できるんだろうか

神社とか、お寺とか…
御神体や、仏像とか…

そんな、地上の棲家や
あなたを祭った、偶像…

…ある？

白露城の主、悠紫だ。
創造神どもが創った世界の4次元的管理をしている。

4次元的管理…などと言うと難しく聞こえるが、何のことはない。
4Dビデオのオリジナルを使い、侵された時の空間を正すだけだ。

先日46に案内した部屋。
あの部屋の一画がビデオ置場になっている。
それこそ那由多不可思議の時代より、すべての事象がビデオに収められている。
再生するとどうなるか……知りたくはないか？

そこの御仁も。
ここを訪れたは何かの縁。異現次元、異世界を旅してみないか？

>51
入ってくるな。未だ着替えの最中だ。
46が答えてくれんので、何にするか迷って早一日。
其方も供に考えてくれ。
世間ではメイドというのが流行ってるそうだが…ピンクか黒か決めかねる。

……相棒は呼ぶなよ？
パンツ一丁でタンスを荒らすこの姿。
威厳のカケラもないと言われかねん。


―――――ん？
51が居ないな。
何か……納得でもしたのだろうか。

>52
何故だ。
何故にこの触角がいただけんのだ。
メタリックなアメジストが天を仰ぎ結晶化したこの触角。
相棒は良くアスパラガスと表現するが、あんなに変な形はしていない。
触れたら折れそうな……繊細で美しいこの触角をアスパラなどと。


……なんだそれは。
ぬるぬるうねうねしているその触手。
くれるのか、そうか。ありがとう。


いいや触角を付け替えたりはしない。
これは相棒に使うのだ。
寝ている相棒の胸や足を這わせ、彼が悶える姿を楽しむのだ。
…命懸けの悪戯だ。

そういう用途に使うならやらんとか言っても遅いぞ。
貰ったからにはどう使おうと！我の自由だあーーーー！！！！！

>53
まだ言うか。
糞はやめろ糞は。
自分が糞かも知れんと思うことは多々あるが、ヒトに言われると腹が立つ。
かと言ってウ○コ神もやめろ。
言葉の響きがさらに何かこう…………



上げてくれた故に見逃すが、53よ。
今度言ったらヒーヒー言わせてやるぞ。

>54
ありそうで、実は無い。

昔、戦勝の知らせを必死こいて走って届け、死んだ人間が居た。
今頃になって、彼を助けて欲しいと頼まれた。
その世界を創った3次元神にだ。
―――我は断った。
無論、難しいことではない。
彼が到着する少し前の時間に飛び、「走った後はすぐに運動をやめるな」
とか助言すれば、助かっただろう。たぶん。

しかしだ。
彼が死なずば……その後のオリンピックの花形競技は無かったかも知れないのだ。
歴史を変える。
良識としてやってはならない事だ。


3次元神から電話が来たのが、
ちょうどトリップは如何にするか考えていた最中だった。
そこで、なんとはなしにつけたのだ。
真似てもいいぞ？
どうせ公開鳥だ。

>55
維持出来ないと断言しよう。
「時間」を操作する我であるからこそ、時間の用途も限界も知っているのだ。

時間を止めればいいと最初は思った。
止めたらまわりのすべてが止まった。
すべての分子、電子、光子が止まったその状態で、どうしてこの声が届こうか。
ゆえに、ぶっちゃけ。
5レスが限界だろう。

>56
無い。見たことない。
我の存在を知る人間は、我を神とは認識していないらしい。
「白の魔王」
人間がつけた字（あざな）だ。
やはり、この触角がいけないのだ。
これさえ無ければ・あ痛いたたたた・・・・血が出る血が出る。

56よ。
其方は…分かるよな？
この我が歴とした神である事を。

見ろ。天上界の役所から貰いうけた免状だ。
「4次元管理神」とちゃんと書いてあるだろう。
手にとってもいいが、無くすなよ？
3次元神に降格したくない。

神っぽくない名前っすね
読み方が分からないのは、神っぽいような気が
でも何からしくないっす、サーセン

イ更　戸斤　ネ申

分　ノ　ネ申
貝　之

こなちゃん…

…悠紫…………好きだ

せっかく名前があるのだから、悠紫とよんでもいいかな？

人間の肉体は、時間がある故に存在しているとも言えるよね。
時間がなければ、老いも死も存在しない。
つまり、３次元でしか肉体は維持または存在できないということだと思うのだが、
直接人間と話す場合は、君を含めて人間にあわせた空間を造ってくれているのだろうか？
言っている意味がわかるかな？

君が人間でない以上、人間が悠紫にあわせて君の次元に移行するか、
悠紫が人間にあわせないと直接のコンタクトは難しいという意味なんだけど……

……………46がおらん。
せっかく黒いエプロンドレスに着替えたのにな。
履き慣れん黒いエナメルのローヒール。
ガーターで吊ったストッキング。
下着はレースのシルク100%。
角が邪魔で…被り物がなにか変だが……許してもらおう。
ばっちり決めて、
良し！いざ出陣！！って時に、依頼人がおらんと来た。
この上がりまくったテンションをどうしろと言うのだ。

>64
…「悠紫（ユウシ）」が神らしくない？
――――――ーーーー…？

人間よ。一体どう言った名が神らしいと言うのだ。
我は出現時より名が決まっていた。
>2を読んだな？
「悠久の時を旅する紫の髪と瞳と触角」がそうだ。
これだとどうだ。神らしいのか？

因みに、我が弟子の真の名は「利剣を備えし古よりの紀要と紀元の神」という。
彼も「利紀（リキ）」と略しているが……その理由はおそらく我と同じだ。
すなわち。
噛むからだ。
自己紹介の折とかに。

……なんだその呆れ顔は。
我等に取って、「名」は最も重要なものなのだぞ？
…名を違えること。
それは己が存在すら否定しかねん、恐ろしき所為なのだ。

>65
そう来たか。
…○ンコ神よりはマシだが、それではまるっきりトイレットペーパーではないか！



……嫌だぞ。
呼ばれる日をじっと待ち。
やっと使ってもらえると喜んだのも束の間。
破かれ、汚され、丸められ。
挙句の果てに捨てられる。闇から闇へ……


そんなの嫌だぁああ！！！！！
ハニーーーーーーーっっ！！！！
名無しがいぢめるーーーー！！！！！

―――――――む！
我としたことが…少々取り乱したようだ。

>66
そうかそうか。今度はビンボ神、とな。
イとか更に引き続き。分とか貝とか。
良くぞ見つけて来たものだ。
…頭のいい奴。
―――――――じゃなかった。論点が違った

66よ。そんなに我をいじめて楽しいか？
仮にも「神」である我をつかまえて、便所だの貧乏だのと。
さては其方、Sだな？
服のサイズじゃないぞ。サディストの事だ。
どうだ。サディストなどと、フルで言われると恥ずかしいだろう。
……言う方も恥ずかしいがな。

>67
……？　こなちゃん？
ここには我と相棒と……その他の……

…おーい。
ここに「こ」で始まる名の者は居るか？


…居らんようだ。
済まぬが、他を当たってくれ。「神」の名を持つ少女よ。

>68
……………………どうしたハニー。熱でもあるのか？
ああもう、いいから、ベットに横になれ。
いやいや、何も言うな。私には解る。
お前が、この世の誰よりもこの私を好いている事を。
照れ屋で強がりで神よりもプライドの高いお前は、決して気持ちを言葉にしない。
お前が正面きって告白など。
よほど具合が悪いのか？…………悪くてつい…素直になってしまったのか？

……首輪、いや、首にはめた黄金の輪を取るぞ。
このサッシュも。あまりきつく締めるから、気分が悪くなるのだ。
胸の掛け金も外した方がいい。
ゆっくり息をするのだ。…そうだ。

…眉間に寄せる皺ですら…美しいなお前は。
汗ばんだ首筋、胸元、どれを取っても……。

―――抵抗…しないのか？
それとも―――抵抗出来んのか？



又と無いチャンスのような気もするが、やめておこう。
やはり普段のお前がいい。

>69
我が名を呼んでいい人間は、我が息子と相棒だけなのだが……

いいだろう。
ここで名を名乗るとはそういう事だ。
ただし、ゆうちゃんとは呼ぶな。
気安いとかそんな理由ではない。
我が相棒の名も、始めに「ユウ」が付くからだ。
我が息子も同様だ。
相棒の一族はすべて、名に「ユウ」が付く。みんなユウちゃんなのだ。

……まったく。我が弟子も、面倒な設定にしたものだ。


―――で、何の話だ。>69よ。
次元の相違が意思疎通の障害となる筈だと……そう言いたいのか？
面白い奴だな。
それに気付く人間が居るとはな。

結論から言おう。
我が人間に「合わせる」必要は無い。
我が存在は3次元であり、4次元では無いからだ。
時間の停止、移動の権限はあるが、所詮、それだけの事。
仮に我が4次元の存在であるならば、すべての時間に我が存在するという事になるが…
そうでは無いのだ。


より高次元の神は違うぞ。
存在自体が4次元以上という神はたくさん居る。
残念ながら、3次元の意思体である我には、その存在すら感じ取れん。
「時の軸」は解っても、それ以上の「軸」は、概念すら理解出来んのだ。

……偉そうな事は言ってても、所詮、その程度の神なのだ。
呼ぶがいい。
○ンコ神とでも何とでも。


もうどうにでもな〜れ
　　　*``･*。
　　 ｜　　 `*｡
　 ,｡∩　　　 *
　+　(･ω･`)*｡+ﾟ
　`*｡ ヽ　つ*ﾟ*
　 `･+｡*･`ﾟ⊃ +ﾟ
　　☆　 ∪~｡*ﾟ
　　`･+｡*･ ﾟ

さよなら、L

相棒さんのテンプレよろ

ここで地球人を滅ぼした後、次に滅ぼされるのは、悠紫 ◆42.195kmAM！
お前である事を知るがいい！

この私に…神に向かって逆らった事を、宇宙の藻屑になってから
こお゛かいするがい゛いいいい！！！！

http://www.nicovideo.jp/watch/sm819138

>72
初対面の相手に失礼な事を言ってしまったかもしれないが、
わからないことをそのまま放置できない性分なんだ。

＞次元の相違が意思疎通の障害となる筈だと……そう言いたいのか？
まあ、そういうことだな。
ただ…それは正直話のきっかけで、君を含め君の世界がわからなかった。
君が映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドク・ブラウンなら、
すぐに理解できたかもしれないが……

気を悪くしたなら、謝るよ。

要するに『ハウルの動く城』に登場するハウルのような者と解釈していいのかな？
勿論、魔法使いでないことは知っているが、
今まで出会ったことのない存在を理解しようとする場合、私は自分の知っている情報
と照らし合わせ、コミュニケートを円滑に進めるようにしている。

人間とはいえ、これでも幽霊を含めいろいろな者に出会ってきているからね。

>81
訂正します
>77

―――ん？
訪ね人だ。相棒よ。門を開けてやってくれないか。

開かぬ、だと？
まさか。また深海の底にでも停車したか？
供に引くぞ。せーの・

・ぶわはあぁぁぁぁっっっっ！！！！
ブリザードか！！！よりによって真冬の南極にっっっ！！

早く入れ！！78に79に80に81に82…は同一人物か！さあ早く！！

>78

…済まぬが……何処かで会ったか？
来て早々「さようなら」などと。

そうか其方。この嵐の中をさ迷い、
やっと見つけた避難所の門が閉じていて、しかも半日も待たされてイライラしているな？
……む！身体が冷凍マグロみたいになってるぞ！？
早く暖炉に当たるのだ。
当たりながら着替えるがいい。相棒のバスローブだ。貸してやる。

…なにか…泣きそうな顔になっていないか？
バスローブが気に入らなかったのだろうか。
ちゃんと洗ったし、柔軟材も使ったし、何が気に入らないのだ。
わっ！本当に泣き出したぞ！
ああもうどうしたらいいのだ！

何故睨むハニー。
我はこの人間と会った事もなければ、付き合った過去もない。
ちょっと見目の良い人間が来たからって、嫉妬しなくてもいいだろう。
…違う？なにがだ。
我が背に、何か付い・――――なんだこりゃ！！いつのまに！？

違うぞ、我はＬなどという者とは何の関係もない！！
こら78！！
其方が変なこと言うから、背中に変なトリが付いちゃったじゃないか！！
誤解だ！！言い掛かりだ！！
お前も！！その美しい顔で睨むな！恐いぞ！！
おい待て！！


―――――――78よ。どうしてくれる。
相棒が一度閉じこもると、出てくるまでしばらくかかる。
なだめてすかして歌って踊って・たいへんなんだからなっ！！

だーかーらー私はＬでは無いと言っているだろう。
名探偵だか金色の魔王だか知らないが、次元も出展も違う。
頼むから我等の仲を引っ掻きまわすな。

…またそういう顔をするから……相棒が誤解するのではないか。

>79
――げげっっ・・
よりによってこんな時に！！

おーーーい・・ユウ・いやハニーーー！！！テンプレーーーーっ
って出てくるわけ無いし。

あーーあいつのプロフィール、何処やったっけ・・・・








あった！これだ！先月の健康診断書！！
これで何とかしよう。

ふう・・・Ｌの字も消えたようで何よりだ。

待たせたな、79よ。解る範囲で書いてみたぞ。


【名前】裕○（ユウ○）
【肩書き】とある国の、もと王様。隠居中。
【性別】男か女かどちらか
【年齢】外見年齢28歳　本当は38歳くらい
【身長】185cm
【体重】72kg
【血液型】α
【特徴】亜麻色の長い髪に同色の切れ長の眼　右眼が無く、髪で隠している
【体温】21.3℃
【体脂肪値】18.2
【T-Cho】180.0
【ALT】92.4
【BUN】17.0
【診断結果】肝臓の値が高め。ストレス、アルコールに注意。
【当面の目標】毎日の日光浴と全身運動をすること。

>80
さっきから何をわめいているのだ。
――――地球を滅ぼすとか滅ぼさんとか聞こえたが…正気か？


自身を「神」と称する者よ。
頼むから地球はやめてくれ。
あの世界、我が弟子の創造した世界と「平行」しているのだ。
滅びたら、弟子の作った世界まで崩壊する恐れがあるのだ。
あ奴に泣きつかれるのは面倒だし、見たくもない。
そして、両世界、ともに我が管轄内。
揉め事は困る。
始末書の提出で済めば良いが、悪ければ降格処分。
3次元神からやりなおすのはもう御免だ。


――――我を滅ぼす？
…それも困る。
再生するは容易だが、その間、美しき我が相棒がさらわれでもしたらと夜も寝られん。

>81
……気を悪くなどしていない。
我が立場を再確認したら、何となく自己嫌悪に陥っただけだ。
済まんな。気を遣わせてしまったようだ。

ハウルか。良いたとえだ。
そのような解釈で違いはない。むしろまんまかも知れん。
弟子が一人、愛する者が一人、子供が一人。
家族構成まで一緒だ。
無論モチーフにしてはいない。まったくの偶然だ。

時間軸のあり方は、其方の言うバック・トゥ・ザ・フューチャーと同じだ。
かのドラ○もんともな。
ドラ○ンボ○ルとは違う。
ふとしたきっかけで未来が無限に増えるあの設定。
あれだと、存在自体が4次元である4次元神が必要だからな。


ほう？……死んだ者の霊を見たことあるのか。
人間にも、見える者がいるのだな。

>82
―――今気付いたが、其方、下げているな？
いやいや、別に構わん。誰でも間違いはある。
どうしても嫌だと言うなら仕方ないが、出来ればその……上げてくれないか？




見てのとおり、この城は現在時速30kmで移動中。
いつもは風任せなのだが……久々にエンジンを回してみた。
南・いや、北に進路を取るぞ。名無し達を凍えさせるわけにはいかん。

82よ。其方も追いついてくるがいい。
自転車では…きついぞ？
スクーター以上の乗り物をおすすめする。

くだらぬな。
現世に力を振るえぬ神や仏に何の意味があろう？

真に神たらんと欲すれば
人の世で神となる外なし。

ねぇゆうちゃんっ♪こっちむ〜いてっ♪

おかげで少しは君の世界を理解することができたよ。

念のために言っておくが、いろいろな者に出会った中には魔法使いもいる。
それなりに魔法も教わったから、スクーターなど必要ないよ。
いつでも自由に君の城を訪れることができるからね。

で、ここで君は何をしたいの？ここを訪れる者たちと共に時の狭間を旅してみたいのか？
…それともあの魔法使いのように何か教えてくれると期待してもいいのかな？

あっ、それから…上げるのはそこを維持、管理してる者が行うと思っていたから上げなかったんだ。
でも君の希望なら、持続力はないが特別な魔法をかけて上げておくよ。上がれっ！

誰か『かみ』を貸してくれないか？
『かみ』がないからお尻が拭けないの。

この地球は宇宙から見れば
塵のひとかけらに等しい。
人間などいないのと一緒。
あえていうならただの戯れの存在。

なんという神スレ・・・
スレタイを見ただけでワクワクしてしまった
このスレは間違いなく伸びる

　　 ／￣＼
　　|　＾o＾　|
　　 ＼＿／

……暑い。
乾いた空気に砂の臭い。
サハラ砂漠にでも降りたか？




――――――――なんだ鳥取砂丘か。
我が五感も当てにならんな。

>91
そうか。人間は「神」をそういう目で見ているのか。
やはり、「願いを叶える」神がいいのか？
「交通安全祈願」だの、「受験合格」だのを叶える神が。

……人間よ。
知っていてやっているのではないのか？
賽銭や御籤で神の心が動くはずもないと。
人間自身の心の拠所となるために、「神」という名の偶像が必要なだけだと。

我の知る限り、「神」は人間の望みを叶えたりはしない。
神が現世に干渉するは、神自身の意志に他ならんのだ。
我もそうだ。
北に時空をさ迷う子供あれば、正しき空間に戻してやり
南に時空の亀裂あれば、セメントで埋めに行く。
そんな毎日なのだ。

別に恩を着せるわけではないが、しっかり現世に力を振るっているのだぞ？
其方等が気付かぬだけで。

しかして其方。
目に見える恩恵を、自らが与えんと…第六天魔王を名乗ったか？
人の身で、「神」にならんと？

人間が「神」を名乗るは人間の勝手。
見ている分にはまあ……楽しいがな。

>92
おお92！！我が相棒のために歌って踊ってくれるのか！？

くくうっ・・！
我は今モーレツに感動している！！
たぶん私が同じ事をしても、相棒は現われまい。
しかしツンデレな彼のこと。
名無しの健気なる献身には滅法弱い。間違いない。

92よ！！がんばれ！！もう少しだ！！

おお見ろ！！
相棒が！！戸を数センチ開けてこっちを見ているぞ！！
でかした92！！隙間があればこっちのもの・あ痛て――――――っっ！！！？

痛い痛い！！挟んでる挟んでる！！！



――――くっ・・見ろ92。
中指と人差し指がまるでコッペパンだ。

>93
なんと其方！！いつでも我が居城にアクセス可能だと言うのか！？
…携帯の魔方陣でも持っているのか？
それとも空飛ぶ絨毯か？
と問い詰めたい処だが、野暮な質問だろうな。
ここを訪れる人間は皆、何らかの手段によりここに来るのだろうからな。

何をしたいかと問われれば……そうだな。
この「地球」を母体とした3次元世界のあらゆる場所を案内したいのだ。
其方等「人界の人間」には解らんかも知れんが、
この惑星には、無数の世界が平行して存在している。
その証拠に、様様な伝説が各地に残っている筈だ。
半人半魚の「人魚」や、羽の生えた「天使」、角を生やした「悪鬼」・・・・
すべて、異世界から迷い込んだ生命体なのだ。
近頃の人間は、それらを科学的に解明し喜んでいるようだがな。


上げてくれて感謝する。
旅…と言っても一日限りだが、行きたい場所があれば言ってくれ。
この世の何たるかを教える事は出来んが、「事象」を見せるくらいは可能だ。
得意だろう？
其方等「人間」は、「事象」より学べる唯一の生命体ゆえ。

>94
……ん？
……部屋のすみで……叫んでる奴がいる。


…しまった！！
人間とは「クソ」をたれる生き物だったのだ！！
給排水工事は間に合わぬまでも、ケツ紙くらい、買っておくべきだったのだ！
配慮不足だ。違いない。


許せ94。
拭かずに何とかしてくれ。
その代わり、約束しよう。
明日には、それはもう見事な紙を用意すると。

>95
その戯れの存在に振りまわされてる神が居るのだから、なかなか大したものだ。
95よ。
聞いた事はないか？
人一人の心は、宇宙全体よりも深くて広いと。

今それを腹の底から実感しているところだ。
相棒がスレを立てろと言った当初は…何の為にと思ったが、今解った。
この場所。
より人間を知るに、非常に良い場所よ。

95よ。
マクロとミクロの両方を解かねば…その言に説得力は無いぞ？

>96
…おかしいな。
これが…ワクワクするスレタイか？
また何処かの馬鹿がお約束のスレを立てたな？どれどれ。
と覗いた人間をパクッとやるつもりで付けたのだが。

伸びる伸びないについては、我には保障できんぞ？
この我より、より上位の存在。すなわち役所の存在が、ここの存続を脅かすやも知れん。
前にも言ったと思うが…実は盗まれた「4Dビテオ」が未だに見つからん。
猶予期間中に見つからねば…謹慎処分を受けかねん。
そうなったら最後だ。
知っていよう。
スレ主の居ないスレの行く末を。
もしそうなったら……我も神のはしくれ。
悪あがきはしたくない。
其方にはここを訪れた感謝と畏敬の意を込め、この言葉を残そう。









保守よろ

＞保守よろ
任せろ

ベホイミの同人
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3443.zip.html
pass;beho

君は、今まで出会った中でも1,2位を争うくらいの雄弁家だな。
だから、今の状況が実におもしろよ。客人をもてなす術を知っている。

ところで「人界の人間」とは単なる言葉のあやなのか、それとも何か深い意味があるのかな？
後は神話や想像上の動物、妖精、それに天使などを言っているように思える。
「事象」とは自然界も含まれているのかな？
例えば、上空から虹を見たらどんな風に見える？とか

最初に君の世界を聞き、そして今はその世界マップを君に聞いている。
君の航海ルートを……羅針盤のようなものかもしれないな。

神を噛み切る

―――――降臨…！…。満を持して。


……睨むなよハニー。
一度言って見たかったのだ。

>104
おお！！ではついでに掃除と洗濯も任されてくれんか？
相棒にはさせられん。
家具の形が変わるゆえに最初は大変かも知れぬが、じき慣れる。
洗濯機はドラム式だ。
相棒の枕カバーとシーツは毎日替えてくれ。
屋上が物干し場になっている。
あとついでに庭の草むしりと落ち葉掃きも。
庭箒は中庭の裏戸に立てかけてある。
こっちのほうきは我の乗り物ゆえ、間違って使うなよ。

相棒は毎朝一杯のコーヒーを飲む。
水出しで用意してやってくれ。
夜はベットを整え、加湿器をセットするのを忘れるな。
相棒は長い髪が自慢だ。丁寧にブラッシングしてやってくれ。
肩を叩いてくれとか頼まれたときは承諾してもいいが……
変なところには触るなよ。
いくら相棒がこの世のものとは思えん程に美しいからといって、
押さえるけて服をはだけたり唇を奪ったりしてはならん。
……死ぬぞ？間違いなく。

あとな。相棒はオルゴールが大好きだ。ショパンの夜想曲だ。
枕元に置いてやってくれ。
あとそれから・・・104、聞いてるのか？

>105
なんだ。回復呪文情報かと思って見たら、魔法少女の話ではないか。
面白そうな設定だが…済まん。
我はそれを見ることも、感想を書くことも出来ん。
子供から大人まで当然知っているであろうネタには反応するが、
そうではないネタには反応出来んのだ。
してやりたいが、能力的に無理だと言っておく。

しかし其方。
この我の住まう世界に…魔法が絡むと知り、それを貼ったのだろう？
…故に、そっちをネタにさせてもらおう。

魔法。
「無」から何がしかのエネルギーを生み出す力。
「神」、或いは「魔」の身で初めて行使し得る力。

それを「人間」の身で使う者は、何らかの代償を必要とする。
神や魔が好む代償が何か……大体分かるな？

実は我も一人だけ。
魔力を貸している少女がいる。
代償は彼女の「時」。
中世ヨーロッパを訪ねた折、火あぶりになるとこをうっかり助けてしまったのだ。
歴史が変わるうんたらかんたらで、息子にはエラく怒られた。
彼女の名は……言わないでおくか。
名無し達にまで怒られそうだ。

現世では「梓（あずさ）」と名乗っている。
大学のキャンバスで、箒片手に佇む黒衣の少女を見かけたら、彼女かも知れんぞ。

>106
楽しんでくれて何よりだが……あまり期待はしないでくれ。
先に言ったとおり、この城は大変に不安定なのだ。

…質問の答えだが、
人界の人間とは、其方等の世界「人界」に住む人間のことだ。
深い意味はまったく無い。
其方、人魚や天使を想像上の生き物を思っているようだが…違うぞ？
あれは歴とした3次元世界の知的生命体だ。
天から地をすべて水が満たす「御界（ぎょかい）」。
そこには其方等と似た上半身を持つ人間・いや、人魚が築く社会がある。
…まずはそこに進路を取ろうと思う。

…これをつけろ、106よ。
いやいや、耳栓ではない、鼻栓だ。
水中で楽に呼吸が出来る必須アイテム。海パンも用意しておいた。
遠慮せず着替えるがいい。

今から御界との接点を通過する。軽い衝撃があるから気をつけろ。

表に出てみるか？106。
この手に掴まれ。水圧は相当・・うがあぁぁっっげぼげぼっっっ

私としたことが失礼した。泳ぐぞ、いいか？


…じきに夜が明ける。遥か上空に、ゆらゆら蠢く水面が見えるか？
あそこから差す日の光が、唯一の光源なのだ。
光の届かぬ水の底には…地を歩き回る水底人が住んでいる。
時間がないので、水中を泳ぐ天空人の街へ行こう。
いいか。
間違っても、彼等を「人魚」などと呼ぶな。
彼等は獰猛だ。一斉に襲いかかられたら、骨も残るまい。

…見えてきた。あれが人魚の街、新宿。
偶然か其方等の街の名をかぶっているが、気にするな。
町並みもそっくりだろう？
水中に浮かぶオフィスビルに、カバンを手にした会社員の群れ。
皆、自由に窓から出入りしている様は…人界の魚そっくりだな。

し・しまった！！！今うっかり「魚」などと！！！


逃げるぞ106！！
100ｍ後方の白露城までダッシュだ！！！
つーかそれでは間に合わん！！蹴りを入れてやるから城に飛び込め！！
せいやあっっっ！！！！

>107
やめろ！やめるのだ！！！
その鋭い牙で噛みつくな！！！！

おのれ御界人！！！この我を4次元神と知っての所業か！！！

おーーーい・・・我が居城よ！
この我を置いていく気か……？





ハニー。お前が私を慕う気持ちは良く解る。
解るが、ツンデレも行き過ぎるとどうかと思うぞ。

早起き（性的な意味でも）な悠紫たんの朝立ちした○○○・・・(*´Д`)ﾊｧﾊｧ

わあぁぁぁぁぁぁ!!!! イタタタタタぁ!!!!
げふぉっ、げふぉっ　はずみで海水までおもいっきり飲んでしまったじゃないか！！！
いきなり蹴りを入れるなんて随分と手荒な真似をするもんだな！！！

シャワーを借りるぞ。　
まったく何てヤツだ。この私に蹴りを入れるなんて…君が初めてだ。
じゅうぶん荒らしの素質があるぞ！
もう一つ言っておくが、私はＭではないからな！

そう言えば、君の当面の目標はクリアーしたわけだ。ひとまず乙かれさまと言っておこう。
今宵の満月もこの城からだと綺麗に見える。
私が持ってきた赤ワインでも飲まないか？神でも飲めるのだろう？

>111…まずはそこに進路を取ろうと思う。
まずは？いやな予感がするのだが……

ふんもっふ

ひどい目にあった。

あ奴等。
「こいつ目が３つある！！？」
「角もあるぞ！！」
「白の魔王だあぁああ！！！！！！」

とか叫んで散って行った。
…何故もっと早く気付かないのだ。
食うだけ食って……首しか……。

ぷんぷん！！
この我をエサにするとはバチ当たりな奴等だ！！
うっかり水面から飛び出して、人界に迷い込んでも！！
こっそり戻してやらないからな！！！

い痛ててててててて・髪をつかむな裕弥（ユウミ）！！
ああ言った！お前の名を言ったぞ！！
いちいちハニーと言い直すのはもう疲れた！
痛い痛い！！
角もやめてくれ取れる取れる！！

そう、その台座の上に置いてくれ。
心配するな。再生するのに1分もかからん。


なんだ。悲痛な顔をして。お前らしくもない。
そういや、久々に見るか？我の裸。
…見ないか。そうすぐに否定せんでも。

>116
ああ、居たのか116。
朝立・・・・本当だ。見事に天を仰ぐ我の○○○（ﾋﾟｰ）。

そう露骨にﾊｧﾊｧするな。
女か男か知らぬが、神を前にして恐れを知らぬ奴。

まあいい。そんな大胆不敵な其方に問う。
この朝立ち○ﾋﾟｰ。
人間ならば○○すれば当然おさまるこの生理現象。
…神である我の場合、どうやったら直るでしょーーーかっっ！！

ﾃﾞﾝﾃﾞｹﾃﾞｹﾃﾞｹﾃﾞﾝﾃﾞｹﾃﾞｹﾃﾞｹﾃﾞﾝﾃﾞｹﾃﾞｹﾃﾞｹ・・・





答えは巻末！！

>117
いや・その・済まん。
蹴ったのは其方を救うためであって狙いが外れ顔面を直撃したのは無論ワザとだ。

ああーー待て待て！！シャワーを使うのは我が先だ！！
そっちは海水まみれ！こっちは海水と血と人魚どもの涎まみれ！！
どっちが優先か自ずと答えは出よう！！

だめだと言うのに・この！この！
117！！そんなにこの我と連れシャワーしたいか！？
この我の！！
まだ○○○状態の○○○が見たいかーーー！！？

――――痛てててててててて！！！！耳を引っ張るな裕弥！！！





酷いぞ。
外にほっぽり出すなんて。

>117
うう……寒い。

117よ。シャワーを浴び、すっきりしたか？
高級素材の相棒のガウン。似合ってるな。くそっ…。
いやいや、もうシャワーは要らん。
通り雨にあった。冷た〜い通り雨に。
熱いシャワーを存分に浴びた其方には、この気持ちは解るまい。
氷のごとく肌に突き刺さる秋の雨。
それより増して冷たく刺さる周囲の視線。
この我を神とも思わんあの・なに！赤ワイン！？

何故もっと早く言わないのだ！
――良かった！其方を城に招いて本当に良かった！！
赤ワインはいい。ワインはやはり赤に限る。
ちょうど雲も晴れた。
煌煌と輝く望月を眺めてのワインなど、何百年ぶりか！！


礼のしるしに、次なる世界を案内してやろう。
我が力が戻るまであと2日。
それまで、しばし待たれよ。

>118
出てくるな毛むくじゃらの何とか怪人。



いやいや何でもない。何でもないぞ117。

茶色のデカいネコが入ってきたのでな。
外に放してやったのだ。
…蹴ったように見えたか？
――――断じて気のせいだ。
神であるこの我が、ヒト様に蹴りを入れる筈がなかろう。


―――む？
城の城壁にへばりつくとはしつこい奴。
てりゃっっ！！

いやいや何でもないぞ、117。
ゆっくりワインを飲っていてくれ。

続きはwebで

大三元

大喝采

大殺界

神の定義は何？

最近は緑の芋虫のネット工作があからさまですぞ
ぜひ神罰を与えるべきですなー

昨夜はワインを飲んで、ほろ酔い気分でこの城に泊まってしまったようだ。

悠紫はいるか？
こんな朝早くから、朝食の用意までしてもらって悪いな。
パン、チーズ、卵、サラダそしてベーコン……
あと、シリアルと牛乳、果物それに絞り立てのオレンジジュースがほしいな。
あー卵はスクランブルエッグでいいよ。

あと２日待つのか…じゃ引き続きこの城に滞在して、
質問や城の中を探索するのも悪くないかもしれない。

私が>106で質問した「事象」についてもう少しくわしく知りたいな。
おそらく、君が先に案内してくれた人魚の世界もそれに含まれると思うが…

ようこそ、我が白露城へ。
現在、地中海式気候の国々を北上中だ。
空気が乾いているからな。肌荒れ対策にスイカパックを用意した。
存分に使ってくれ。

>125
そうそうwebで。




……webって何だ。
まさか、まさかWorld Wide Webの事ではあるまいな？
……馬鹿な
この我に。
何処ぞのプロバイダーと契約し、ホームページなるものを新設しろと言うのか。
第一、金が無いぞ。
人間社会で通用する硬貨及び紙幣なるもの。
如何にして手に入れるか…そこから考えるは非常に面倒。
かと言って無料HP提供サービスを利用するのは以てのほかだ。
人間の作った企業をスポンサーにつけるなど、プライドが許さん。


そうだ！良い考えがある。
125よ。
其方、或いは其方の知合いでサイトを運営している人間が居るだろう。
良かったらすみっこにでも載せといてくれ。
「ほにゃららをほにゃらら」すれば何とかなると。

……「ほにゃらら」が何か解らん、だと？
馬鹿な。ほにゃららと言ったらほにゃららだ。

……何故解らん。
God Side Lang、通称GSLを知らんのか？

>126
ほんとか？本当に役牌が揃ったのか？
……信じられん。あけてみろ。

頭はいい。問題はその暗刻だ。
1次元管理神、2次元管理神、3次元管理神・・・・
なんとっ！！ホントに揃えていたのか！

だがしかし126よ！其方は上がれんぞ？
知っていよう。
この神麻雀において、「上がり」の際には
「メコン川ポコン川ユーラシアは大陸age！」と噛まずに叫ばねばならぬことを。

何をためらっている。
言え！言わねば流れだ！！

>127
うわびっくりした。何故にここで拍手喝采！？
もしや126が言ったのか？
あの、上がるための魔法の言葉を！

見なおしたぞ126。
其方には、潔く点棒をやろうではないか。
そら持ってけ。持ってけ泥棒。


そして我は箱をかぶる。
…２つ目の箱を。

>128
なんと其方。かの「大殺界」に案内して欲しいのか？
あそこは凄いぞ。
地獄界とは別の意味でバトル・ロワイヤルの世界だからな。
かく言う我も、3度しか行ったことがない。
1度目はボウガンで秒殺され、
2度目は鉄の鎖でめった打ち。
3度目はクマ・・・・・・・・・い・嫌だ！！！思い出したくもない！！


……死んでも案内などするものか。
私だって117と同様、Mではないのだ。
128。其方もそうだろう？
そして我が相棒もMではない。正真正銘のS。
み〜んなS。み〜んな……


それってヤバくないか？
Sばっかり集まれば、反発しあってバラバラだ。
相棒にSをやめろというのも酷な話だ。
下界では部下を苛めるのが生き甲斐だったらしいし（部下談）。

ここはひとつ、上位である我が折れるべきだろうな。
Sは今日限りでやめ、Nになろう。
SとN。我と相棒は心身ともに引っ付き合うというわけだ。
引っ付き合う二人。
―――――未来永劫、相棒とラブラブな毎日を送るのだ。


であるからして128よ。
大殺界への案内希望は却下だ。わかったか。

>129
あのね、ボクね、神だからわかんない。


…だってほんとに良く解らんのだ。
万物の霊長よ。
其方だって困るだろう。「人間の定義は何」とか聞かれたら。

逆に、我がこの問いに答える事は出来るぞ。
人間の定義。それすなわち、声をあげて笑う生き物。
「笑い」は創造神達が人間に与えた、唯一の特権なのだ。

神の定義は答えられん。
が、顔見知りの神の特徴なら何とかなるぞ？
我が弟子「利紀」は、実体を持たぬ精神生命体だ。
金色の髪と二つの目、アンテナの如く伸びた長い右耳。
原子を自在に組み合わせ、鉛を蛋白質に変えることも可能。
行き場を失った霊を集め、自らが創造した世界の生物に吹き込んだ。
…彼は3次元創造神。
前に一度、降臨の極意を教えたが故に、師匠と呼ばれてはいるが、
我が及ばぬ「力」を持つ起源・創造の神だ。

>130
赤い彗星の名を持つものよ。
4次元管理のみを託されたこの我に、そんな権限があると思うか？

ネットにはな。
ネット専門の神がいるのだ。
ハード部分を構築する神、ソフト環境を担う神、素材や部品を創る神。
この世界は彼等の管轄。
我には決して及ばぬ管轄なのだ。
侵そうものなら、それこそ神罰が下ろうな。

>131
悪いとか言いながら、随分と贅沢な注文をしてくれるな。
待て！しばし待て！！
今牧場にて、牝牛を追いかけている最中だ。
こら待てと言うのに！！
乳が張って苦しかろう！ここに来い！！楽にしてやるぞ！！

サラダは…このカブにしようか。
せーの！！
……抜けん。やたらと大きなカブラだ。
犬とネコとネズミを呼ばねばなるまい。

お前も！早く卵を生むのだ！！もう朝だぞ？



131よ。済まんがまだ時間がかかる。
城の散策でも何でも好きにするがいい。
テーブルにビデオを用意しておいた。
人界の過去の事象を録画した、4Dビテオと呼ばれるものだ。
観て見るがいい。
観る者の「魂」が登場人物にのりうつる……早い話が「体験ビテオ」だ。
思わぬ事故で内容が変われば、本当に過去が変わる危険なビデオだが、安心してくれ。
それは一部をダビングしたコピー品。
本当に過去が変わる事はない。

つ【ナポレオンの一生】
つ【糸ミミズの一生】
つ【仮面の男】

(´・ω・｀)

ラピュタは嵐の中にいる　
聞こえないのか　このまま進むんだ

朝食は産地直送、新鮮な素材だったのでよりおいしく頂けたよ。ありがとう。
そして朝から君の並々ならぬ活躍に感動した。

君が言った２日に…ただ私が反応しただけだからあまり気にする必要はないよ。
君のペースでやればいい。

【ナポレオンの一生】に【糸ミミズの一生】それに【仮面の男】？
何の関連性もなさそうだし…ダビングしたコピー品？
っていうのも何とも怪しい、それに胡散臭い。却下だな。
それにしてもすいかパックとは初耳だ。私にこれをやれと？
せっかくの好意だからやってみよう。何か変な感じだな。

…城が、何だか揺れてきたようだが……

宗教の神との違いは？

わたしまけましたわ

何か神様らしい事して

「霧の街ロンドン」とは良く言ったものだ。
裕弥。テラスに来ないか？
霧の中から突き出る教会の塔が、なかなかに良い眺めだ。
煙突掃除の少年は居ないが、「都会」のロンドンもなかなかいい。

どうした裕弥。何故こない？名無しが差し入れたワインもあるぞ。
ワインは好物だろう。

……白がいいだと？。いつからお前はそんな我侭になったのだ。

>140
……なんだ。じっと見つめて。この顔に何かついているのか？
もしや…鼻毛が出てるとか…？

……大丈夫…のようだな。牛乳飲んだ後のヒゲもない。
目の下のクマもないし、肌の張りなんかいつもより良いくらいだ。
131に便乗してパックをしたのが功を奏したようだ。

140よ。
この顔に何もないなら、何ゆえに我が顔を見るのだ。
3つ目の眼が見たいのか？
この額の十字に隠された、もうひとつの眼が。
…ううっ……そんな目で見られると…嫌とは言えん。
仕方ない。
特別出血大サービスで、其方だけには見せてやろう。
ほんとは時間移動の際にしか開かんのだが……なに？違う？


そうか。さてはこのビデオが観たいのだな？
そーならそうと、早く言うのだ。
さすれば相棒に哀願し、別のをコピーしてもらったのだ。
それは>131に渡したもの。
131が観る前に貸すわけにはいかんのだ。

……そんなに…いいのか？これが？　…うち1本はフィクションだぞ？

……その目には弱い。わかったわかった。
いいか、順番だからな。

>141
……何の騒ぎだ。団体さんのお付きか？


――――なななんとっ。団体も団体、軍隊ではないか。
有無を言わさず砲撃だと！？

裕弥。お前はここに居ろ。我が相手をしてくる。
いやいい。
兵どもが美しいお前を襲うだろうとかそんな理由ではない。
お前が本気を出せば、城ごと吹っ飛ぶからだ。
忘れたのか。
去年来たセクハラな客人に蹴りを入れ、吹っ飛んだ客が北の塔ごと壊れたことを。
人間、特に人界の人間は…か弱い。
お前の世界の人間ならば手足がもげてもへっちゃらだったかも知れんが、
あ奴等はそうではない。
頼むから殺すな。弟子に内緒でこそこそ霊を呼び戻す身にもなってみろ。

>141
で――――なんの用かな？皆々方。
ここは時空を流離う白い館。敵国の要塞、とでも思われたか？

――――は？ラピュータ？
一体なんの勘違・いっ！！！！？いつの間に！？
いやいや、違う、違うぞ！！！
トリップがそうなのは単にこの城のノリが良いからであって、断じてあれは冗談だ。

…なんだ。態度がでかいぞ其方。
ラピュタ王？
知らん知らん。そんな名の王など、聞いた事もない。
しかもあのテラスに立つ人影がリュシータ王女などと。
気でも違ったかこのつるつるのデコっぱちが。
我が麗しき相棒を、10代そこそこのしょんべんくさい小娘と一緒にしないでもらおう。
では何か？
この我は王女様を守るパズーだとでも？
この触角！眼！髪！身長！！どれを取っても200%違うだろっ！


帰れ帰れ！！無能な軍隊ごとあっちへ行け！！行けったらホレ！！





――――――――っはははは見たまえ！！人間がゴミのようだ！！

>142
……っは！？居たのか142。
は・ははははは……は……何でもない。何でもないぞ。
何やら勘違いした軍隊がこの城に押し寄せてきてな。砲とか打ちこんできたのだ。
うち何発かはバリアーを突き抜け、外壁に当たった。揺れたのはそのせいだ。
もう大丈夫だ。
我が説得に応じ、快く退散してくれたからな。


―――で、ビデオは気に入ってもらえたか？
……へ？
いったい何処が気に入らんのだ。前者二つは、壮大なノンフィクションものだぞ？
生まれ、食い、君臨し、食われ、死ぬ。
生き物の一生とはなんと儚いものか体験できる素晴らしき内容よ。

そうか。…再生時間が長いのを気にしているな？
ならば心配無用だ。
録画時間は数十年だが、再生が終われば元の時間に戻る。

まあ、嫌というのを無理に勧めはしない。
…其方には直接、直に各世界を案内した方が良さそうだ。

次の進路は「上」だ。大気圏の境目に存在する「殿界（デンカイ）」を目指す。

>143
知らん。

……またそこ、座布団を投げるな。知らんものは知らんのだ。
教祖と呼ばれる人間。
彼等が何を根拠に神を名乗るのか、または祭るのか、さっぱり解らんのだ。

それとも、根拠などないのだろうか。

……そうか。そうなのか。
…人間は想像力豊かな生き物だ。
その内に秘めた壮大なる宇宙より創り出した「神」。
それが宗教上の神であるに違いない。

143よ。我等は違うぞ？正真正銘、実在する本物の「神」だぞ。
たぶん違いはその辺だ。

>144
…それは気の毒だったな。


144！！
その期待の眼差しはよせ！！
――――――――――――やめろっ！！そんな目で見るなあっっ！！！

>145
神様らしい……ってまたこれか。
何度も言うが、我は出現時より神であるからして、神らしいことが何だか…

―――は！！いかん！！
知らぬ存ぜぬばかりでは、明日にも名無しに見捨てられようぞ！！

どうしようどうしよう………
回っても逆立ちしても…巧い考えが浮かばん。
瞑想して薪割って風呂焚いて相棒の背中を流して・・・・・・
……ってダメだっ！！！浮かばん物は浮かばん！！

…仕方ない。
相棒の知恵を借りよう。
――――裕〜弥〜・・・裕弥ちゃあーん・・・・・・
…良く解ったな。頼み事があると。

※
なんだその顔は。
元はと言えば、お前がスレを立ててくれと頼んだのだろうが。
嫌々お前の頼みを聞いたのだ。少しは協力してくれてもいいだろう。
――面倒なことではないだろう。
「神」らしい所為がどういうものか、人間のお前なら解る筈だ。

願いを叶える？
だ〜か〜ら〜「神様らしい事して」というのが145の願いなのだ。
その願いを叶えるために頭を下げて聞いているのだ。
これではまるで堂々巡り。時限のループに嵌るのはもうたくさんだ。
（※に戻る）

こうなったら最後の手段！
どうだ145！少しは「神」らしいか！？

GooD

ゆうやくんのおしりサワサワ

ビデオは別にイヤではないが、普通１本ぐらいじゃないか？
１本なら感想も述べられるが、３本！
まさか新手の嫌がらせか！？…それとも選択すればよかったのかな？
まーいろいろ考えているうちに結局……寝てしまった。
しかし再生時間がそんなに長いとは！　やはり見なくて正解だったな。

「殿界（デンカイ）」？
今度は宇宙服を着ろと言われそうな予感…
一応くぐってもみたが、本当に独自の世界なんだな。

…寒くなってきた。
高度50km。成層圏を抜けたか。

>155
いやはや照れるな。
いい仕事してますね〜と言いたいのだろう？
グッジョッ　と。





―――――なにをニヤニヤしているのだ。

突っ込みを入れる暇があったら其方、探してくれ神トリップ。

>156
……いいいかん！！156！！ダッシュで逃げろ！！
触られても無反応、無表情だからと言って、相棒が許したと思うな！！
伏し目がちの茶色の瞳の…奥底にちらつく怒りの刃が見えんのか！？

だから逃げろって！！
微動だにせぬ直立不動の姿勢。彼はタメているのだ！
其方に放つべきエネルギーを！！

裕弥！！お前もお前だ！！
156はおそらくお近づきの印に触っただけだぞ？
この世界においての常套手段！お前も知っていたのではないのか！？
それとも「ゆうや」と名を違えられたことを怒っているのか！？
「や」とも読める其方の名。名付けた其方の父にも責任はあろう！！

…済まん156。
彼は正気を失っているようだ。
2秒だ。
あと2秒で、彼の半径20m圏内は、跡形も無く消滅する。


…いや……この我が其方に触れ、下界に送ってやれば問題無いとは思う。
…が。
其方は我でも触ったことのない相棒の尻に触れた。
少しだけムカっ腹が立った。
ゆえに、「逃げろ」としか言わん。許せ156。

>157
まあいい。何だかんだで2日経った。
ビデオで暇つぶしする必要は無かったようだ。


殿界の旅行に宇宙服は必要ないぞ？
気圧に関しては完璧にシールドしているからな。
現在…高度90km。中間圏を抜け、熱圏に入った。
このまま行けば気温は700℃にも達するはずだが……案ずるな。
大気が薄いゆえ、実際に「熱」は感じない。

もうそろそろの筈だが……

―――――――――来た！この独特の無重力感。


うわっとととと・・しまった。コーヒーを空にするのだった・・
裕弥、その宙に浮いたコーヒーの玉を吸い取ってくれ。

外を見るがいい。乗客達よ。
大気圏外、ではないぞ？
遥か上空に輝く太陽、無限に続く白い世界、殿界。
この世界に「地面」は存在しない。
…が、人界と同様に大気は存在する。外に出て見よう。我が手につかまれ。


羽根の生えた人間を見るのは初めてか？人界の人間よ。
古代ギリシャを思わせる白い衣…をつけていたのは昔の話。
今はあのような、ピッタリした鮮やかな色のスーツが主流だ。
其方等が水を戯れる際に身につける衣服と似ているな。

宙に浮く丸い建築物。あれが彼等の住まいだ。
夜はそこで眠り、日の出と供に出で、食事を摂る。
彼等の食べ物がなにかは……聞かないほうがいいぞ。
人界のツバメと同じだと言っておく。

殿界人たちが近づいてきた。
彼等は温厚で、信仰心が厚い。突然の我の訪問を、いつも温かく迎えてくれるのだ。
ここが人界と違う所だ。
うむ。この賽銭、ありがたく頂戴しよう。

あ！待て！握手はダメだ！！！


……遅かったか。
いい忘れていたが、殿界人が持つ静電気は、人界人の比ではない。
どうだ。人界の電圧に直すと、2,000ボルトはあるだろう。
……大丈夫か？157。

約束したのにごめん
やっぱ無理

悠紫ちゃんなら俺がいなくても大丈夫だろ
悪いなノシ

>>165
俺に任せろ

そろそろ俺様が降臨したほうがよさそうだな…
あと5万年後に降臨することに決めた！
気長に待っているがいい…

　　　　　 　 　 , ‐ ､ - ― ､_ .-―､.､　 　　
　　　　　 　 ／: ／: : :/:/: : :＼::::::ヽヽ　　　
　　　　 　 / : /:_:_:ィ :.|/: :i : : : ヽ::::/: :i
　　　　 　 |: : /:/__｀i :/|: : i!: :.i : : :|i : .|
　　　　　∩: :|/fイi.}:/ .!: /iヽ |: : :/:|iii∩＿　　　　
　　　 ///　|:/　ゞ-'　 　 fイﾊ/: :/: : }〈〈〈 ヽ　
　　　 {　⊂|∧ 　　r-┐ ヾﾆ ': /: : /〈⊃ 　}　
　　　 　＼　 V:ヽ、{ _ﾉ　 ∠／: : /／　／　　
　　　 　 　＼　 ヽ:_＞i- イ ＜: :／　／　　
　　　　　 　　＼　// i,ー',//￣'　／　　　
　　　　　　　　　//　　　//　 /Y´ 　　　　ちるぱいブルンブルンッ
　　　 　　　　 / :i　v　 / |　, 　;
　　　 　（（ 　{': : :{/_／: : .Y,,,,/　　））　　　　
　　　 　　　　ゝ､__:{、: : : :丿 i　
　　　　　　　　　ゝ.`ｰ-.‐'´: : :i

あー大丈夫だよ。
君の相棒から静電気防止スプレーをかけてもらっていたからな。
しかも効力は城に戻るまで充分持続すると言っていた。
なんだ、君の指示じゃなかったのか？

人魚の旅ではそもそも君がドジを踏んであんな風に巻き込まれたのだからと、
私に丁重に謝っていた。
気を利かせてわざわざ君には言わなかったのだろう？
君の相棒は優しくて、とても美しいな。
そう言えば白ワインがほしいと言っていたから、今度行く時は花といっしょうに持参しよう。

そんな顔してどうしたんだ？君には赤ワインを持ってきてあげるから心配するな。

しばし殿界に滞在しようと思う。
賽銭箱がいっぱいになるまで。

またそんな眼で見るな。
金が無ければ、客人に飲み物すら出せんのだぞ？
綺麗事ばかりでやっていけるか。

>165
やっぱ無理って・なんでだーーーーー！！？
悠紫ちゃんなら俺が居なくても・って勝手に決めるなーーーー！！

……我とて。
風邪を引くこともある。
腹が痛くなることもある。
……本当だぞ。神にしか感染しないGODウイルスとかあるのだ。

そんな我を見捨てるとは…………


……ショックだ。
あてつけに分裂してやる。
orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz
　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz
orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz
orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz　orz

見たか。
分裂した分ちっこくなるのだ。
165！！約束破った礼はさせてもらうからな！
真夜中に忍びこんで！！其方の頭をアフロにしてやる！！

>166
……ありがとう。
捨てる神あれば何とやら。
其方に免じ、165の頭をアフロにするのはやめておく。
留守中は冷蔵庫の梅酒とかコーラとか飲んでいいぞ。
友達を呼んでドンチャンやるも良し。
天井とか床とかに落書きするも良し。
ビデオを見るも良し。
操縦室に座り、マニュアルに切り替えて城を動かすも良し。

操縦法は簡単だ。
面舵いっぱい！！とか叫べば、相棒が舵を回してくれる。
面舵いっぱい。略しておっぱい。
おっぱいおっぱい！！

…かといって、あまり調子に乗るなよ？
いきなりキングズクラッシャー食らうからな。

げに。人間とは難しい生き物よ。

>167
――――――――5万年後かよっ


まあいい。
気長に待ってもいいが、その頃は…人界は……
ううっ！！言えん！！名無しの前ではとても言えん！！

>168
―――――――うん？

如何した小娘。胸を揺らしたりして。痒いのか？単なる胸の運動か？

にしても……見事に…その…揺れるな。
其方の胸が筋肉で出来ておらん証拠だ。


……ん？

……済まぬが少女よ。
さっきから相棒が袖を引くのだ。……奥に行ってもいいか？

>169
そうか。それは良かったな。機転の利く相棒に感謝するとしよう。

しかし何かその…引っ掛かるな。
そんなに我が相棒は…優しかったか？
あいつが他人に優しい眼を向けるなど………想像出来ん。
人間と話すのは久しい故、郷愁の念にかられたか…さもなくば其方に……
はっ…ははっ……まさか！

はは花など持ってこなくてもいいぞっ
相棒は花が嫌いだからだ。
特に大輪の白い蘭とか白い百合とか白いバラとかとかエトセトラだ！
貰ったりなどしたら、グラリと来るやも知れん。それは困る。

　　　　　|┃￣＼
　　　　　|┃ 　 　|
　　　　　|┃＿／
　　　　　|┃|
　　　　　|┃￣￣ ＼
　　ﾁﾗｯ |┃::／::::　　＼ 　　11月1日はなんの日だっけ？
　　　　　|┃:::::<●>　　＼.　
　　　　　|┃人__）　　 　　|　ヒント：7140円
　　　　　|┃⌒´　　　　／
　　　　　|┃￣￣￣￣ ＼　　

俺も神に転職したい…

浮上せよ…（`･ω･´）おっぱい！

何か勘違いをしているようだが…
私は君の相棒と何もするつもりはないから君が想像したようなことはありえない。
よくしてもらったから、ただお礼に送るだけだ。
花は薄いピンク色のバラにしておくよ。これなら、白じゃないから君も安心だろう？
君は少し興奮しすぎだぞ。

神自らが賽銭箱を持参とは…人間界にはありえないシチュエーションだ（ボソ）

悠紫、あそこにいる人々はいったい何をしているのかな？

では俺も…(｀・ω・´)おっぱい！

(´・ω・｀)あり…？

・・・美しい眺めだ。実に…美しい。
人界人たちが彼等のことを「天使」と呼ぶのが良く解る。
銀色の髪、純白の翼。
優雅に宙を飛んでいたかと思えば、急降下してカブトムシを捕え、飲みこ・・

・・この辺だけはどうも頂けんな。

>176
11月1日は我が相棒の誕生日だが何か？

7,140円？知らん知らん。
賽銭もくれん人界の連中の通貨基準が解らんゆえ、高いのか安いのすら解らん。
流れ的に、169が買った花代か何かだろう。


……なんだ不満気な顔をして。

>177
なんと！なんとなんと人の身で神になるだと！！
いや。別に止めはしないが……辛いぞ？

人界の人間が神になれた例は過去に２例、未来に１例。
彼等は水中で逆立ちしながら自由に霊体離脱する猛特訓をしたと聞く。
自由に身体を裏返せるとか、マグマを飲んでも平気だとか、とにかく何でもいい。
なんらかの特技を持つことも必要だ。
神々がアーッ！！と驚く特技をな。

それを丁寧に履歴書にしたため、天上界の役所に送付するのだ。
返事が来る
のをワクワクしながら待つがいい。

>178
どうだ。掛け声一つで進路が変わる気分は？
…嬉しそうだな。良かっ・たわば！！


裕弥！！ハンドル切りすぎだぞ！！
浮上しながら右に回るときは！！切り過ぎるなとあれほど言っただろう！！
やめろ！城が竜巻状態だ！！


……解った。わざとだな？我の三半規管の調子が悪いの知ってて。

178よ頼む。そろそろ取舵にしてくれ。
裕弥の奴。この我の言うことを聞かんつもりらしい。

…ううっ……目が回る。

>179

…なんだ。我の勘違いか。良かった。本当に良かった。
ピンクのバラか。あれなら…まあ……うむ〜・・・・随分と嬉しそうだな。
我がプレゼントした時の素っ気無さは何だったんだ。

なんだかんだで賽銭が溢れてきた。
そろそろ新しい箱と・・・・よっこらせっっと……ん？
普通自分で用意するものではないのか？
人界では…人間が用意するのか？
我のために用意してくれん癖に、偶像には用意するのか。…そうか。


ああ、あの者たちか？
あれはな。我が頼んだのだ。賽銭ついでに羽根を貰えぬかと。
ちょうど今、換羽の時期ゆえ、ブラッシングで容易に落ちるらしい。
―――いや、その……相棒が…羽根布団を所望しているのでな。

・・・・・やや！！子供が一人落ちたぞ！！ブラッシングのし過ぎか！！？

裕弥！！下げろ！！

>180
・・・・・・・・・・・

>181
済まん180。相棒は決して悪意でスルーしたわけではない。
緊急事態なのだ。
あの殿界の子供が人界などに落ちたら、大変なことになる。
見世物にされるか宇宙人としてNASAに監禁されるか・
ああ！！全然追いつけん！！！

181よ。済まぬが、その・・・電話の横の計器盤の・・右上のボタンを押してくれないか？
この城には2種のエンジンが装備してある。
一つは外部のプロペラを回すレシプロエンジン。
もうひとつは、上下に装備してあるターボジェットエンジン。
それは城の屋根に取り付けたジェットエンジンの始動スイッチだ。

普段は使わぬゆえ、硬化プラスチックカバーがしてある！
叩き割れ！！急ぎ子供を救出する！！

悠紫、この降下速度では間に合わないぞ！！
ここにはトラクタービームや重力制御装置や転送装置などが装備されていないのか！？
子供を助けてもこの城が人間界に現れたら、U.F.Oどころの騒ぎじゃない！

…悠紫、後方から何かが近づいてきたぞ。
そこのホロモニターで拡大してもらえないか？
立体映像だから、詳細がすぐにわかるだろう。


人が来ない……君はおもしろいのにな〜

ここで真打ち登場

http://korokobo.michikusa.jp/gundam/GAN_048.jpg

ドバーッと助けに来た影がひとつ

アッー！

>>191　リンク先移動してるぞ!

>189
―――残念だが、そういうのは付けなかった。
あまりシステムを複雑にしたくないのだ。

……なんだあれは！
ホロモニター……ってそんなのあったか！？
ああ、これか。遠視用の水晶球。

見てみるか、どれ。

（○）

なんだこりゃ。
拡大しすぎて何が何だかさっぱりだ。

>190
そうか！其方が真打ちか！後方より迫るアレを何とかしてくれるのだな？
というか、アレが何なのか教えてくれ。
アレの目的が何なのかも。

もしや、子供を助けるために来たのか？


>191
うわ！来た！ドバーッっと！

裕弥！！後ろから来た何かを前に受け流せ！！そうだ！その調子だ！！
また来た！！
受け流せ！！前から後ろに！！！

今度は右から左・・っていい加減にしろーーーー！！！！
何なんだ！！子供を助けに来たのではないのかっ！！！

>192
間に合わぬか！！致し方ない！！

――――――――　時　よ　止　ま　れ　――――――

>186まで「時」を巻き戻す。

羽根の催促を中止。新たな賽銭箱の設置のみ再現。


許せ相棒。
羽根は、我自らホウキでかき集めよう。

>193
済まん。たった今、「過去」を変えた。
歴史が動くほどではない、ほんの少しの「変更」だが、
子供が落ちぬことで、191の助けも無かったことになった。
リンク先は「無」に帰ったのだ。

混乱させてしまったな193。
詫びのしるしと言っては何だが、200は取っていいぞ。

どうも

ハクション!!　悠紫、羽根を集めるのなら
ほうきより掃除機にしたらどうだ？
その方が手っ取り早く集められる。　

ここの住人は飛び方を学校で習うのかな？

…新たな賽銭箱にあんなにお金を入れている。

悠紫を本当に神と思っているここの住人はお人好しすぎる。
どう見ても胡散臭いだろうが…
しかも癒し系の神ではないから、城への訪問者もほどんどが男だろう。

いや何も言ってない。ただの独り言だから気にしないでくれ。

え、神じゃなかったの？

4次元管理神 悠紫だ。
タイムスリップした者や、タイムマシーンを発明した者が「やっちゃった」時、
軸を正しく修正するのが主な仕事だ。
実は昨夜もひともんちゃくあった。
――時間軸を動かすこの第3の眼。開けると消耗する故、普段は閉じているこの眼。
昨夜は…それはもう夜通し開けていたのだ。
死ぬかと思った。
…が、やらねばならん。普段ヒマな分、やる時にはやる。それが我。

そしてどんな朝でも……まずは一杯のエスプレッソから始まる。


どうした客人方。其方等も遠慮せず飲んでくれ。
我が相棒が煎れたもの。香りがまた―――――格別だぞ？


…皆……見ているな…？この頭についたトリップを。
くくくく・・・・いいぞ。いい傾向だ。
これで間違いなく何処から見ても神以外に有り得ん。
前から見ても後ろから見ても神。
もうこれで「あ！魔王だ！」と子供に指差されなくて済む。

なああっっ！！
騙したなトリッパーめッ！！

しかもKが３つ！！この我が３Kだとでも！？

今度はどうだ。出たか？
まさか…時スレでトリテとはな。

>200
見事だ。実に良い仕事をする。実に…
…いやいや、其方を誉めたのではないぞ？
トリップ検索ソフト及びPCのスペックを誉めたのだ。
この短時間に、しかも6文字も検索してヒットするとは大した奴。

我も対抗して206getの検索を試みたが、未だに探せん。
その恐るべし手腕に敬意を表し、賞賛の言葉を捧げよう。


よっ！大将！！回転数日本一！！2進法の神！！仏！！南無釈迦無二大菩薩！！

……誉めるのって難しいな。

>201
…大丈夫か？
このデカい羽根が鼻に入るとは･･････なんて鼻の穴のデカい奴なんだ。
掃除機が手っ取り早いからと言って、使ったりはしないぞ。
想像するがいい。
我が掃除機片手に宙を飛び回る姿を。ほうき片手の方がなんぼかマシだ。
何より、羽根はとってもデリケートなのだ。
掃除機の陰圧に負け、バラバラになったらどうする。

おい、しっかり聞こえているぞ。
仮にも4次元神である我を捕まえて、胡散臭いとはなんだ。
このトリップを見ろ。GODだぞ。GOODでは無い、正真正銘のGOD。
「ゴット」などと発音するなよ。
「グアッデュ」。
アクセントは強めに。デュは軽く添えるのがポイントだ。

いいさ。訪問者が男ばかりでも。
我は　ま っ　た く気に し な いぞ。
現に我が相棒も、男だか女だか解らんし。

>202
…早速201の言を真に受ける者がいたな。
202よ。しっかりしろ。
自分の眼でしっかり見るのだ。見ろ、この頭。
…触角ではなく、トリップの方だ。神トリップ。

……そういや…以前居たな。神の定義とは何かと聞いた奴が。
今更ながら思うわけだ。
自分を「神」と称するものが神だと。

額に｢神｣って書いてある変なおっちゃんがいる！

時々思うのだが、君はまともな質問を忘れてしまうのか？
それともわざと答えないでいるのか？

ほートリまで変えて自己主張するなんて…
かえって胡散臭さを強調するようなもんじゃないか。
それに神としての威厳は？…今まで見たことがないような気がする。

悠紫は癒し系の神ではないが、お笑い系の神であることは間違いない。
これほどに笑わせてくれた神は今までにいただろうか？

た…助けてくれ！
腹痛が…痛い！

笑わせて癒すのだと思う

なんかこの流れだと笑い過ぎで腹痛みたいだな

神の仕事というのも楽ではないな

時の狭間を流離う3つの瞳。
生まれながらのパープル・アイ。
半透明のパープル・ヘアに、鋭いパープル・爪。
好きな石はアメジスト。奥様は魔女。4次元管理神「悠紫」　見、参　。


どうだ裕弥。なかなかいいだろ。
何って……我が下界に降りし際の第一声だ。

―――却下だと？下一行中央寄りが…？

…………だってそうだろ。お前は我の奥たんであり魔女なのだ。
いや、この際性別のことは置いておけ。
お前の本当の歳、たしか38歳だろ。
お前の種族の寿命は36歳。とっくに老衰しても良い歳なのだ。
それを28歳まで巻き戻し、「時」を奪ったのはこの我だ。
無論、お前の願いを叶えるための「代償」としてな。
…忘れたのか？
お前の息子を蘇生させるための「代償」だぞ。
当然、お前の息子は我の息子でもあるのだが、そんな事は関係ない。
息子であろうと何だろうと、我は代償なしで人間を蘇生させたりはしない。

「時」を奪うことは、「命」を奪うことに等しい。
お前は我のためだけに生きるべき存在なのだ。
そんなお前を奥たん扱いして何が悪い。
さらに。
我に「時」を奪われた人間は、一種の魔力を得る。
テレキネシスとか飛行とかその他etc…だ。魔女と呼ばずして何と呼ぶ。
「相棒は魔法使い」とかだめだぞ。インパクトに欠ける。

……また塞ぎこむか。最近言うこと聞かなくなったな。

>209
……可愛いな、殿界の子供は。
良し良し、この手に乗るがいい。天使よ。

額に神の字？
…面白いことを言う子だ。我が額にあるのは、サード・アイを隠した十字の印のみ。
GODの文字はもっと上の…そう、頭の上に浮かんでいる筈。
…なに？
頭にもあるが、額にもある、だと？



……本当だ。ほんとに　ネ申　と。
―――――――――――裕弥！…お前の仕業か？
我が寝ている隙に、油性のサインペンで書いたな？
さてはお前の額に「肉」と書いた事、根に持っているな！？


ああ、済まない、白き羽根生えし幼子よ。
其方を怒ったのではないぞ？

…変なおっちゃん、ではない。
「知性的で素晴らしく威厳のある孤高の神」などと呼ばなくてもいいが、
せめて…せめて「お兄さん」と呼んでくれ。

>210
まともな質問にまともに答えないのが我のコンセプトなのだ。
そもそも>1に書いただろ。質問に答えたり答えなかったりするスレだと。

―――だが。
>201の中の質問を無視したのはワザとではない。
忘れたのだ。
3時のおやつは何にしようとか考えていたら。
故に、今ここで答えよう。
質問は確か……＞殿界人は飛び方を学校で習うのか否か――――だったな？

…たぶん親から学ぶのだ。人界の鳥達と同じように。
親を亡くした子は飛ぶことが出来んと聞いた事がある。
飛べない天使はただの天使だ。
育つ前に人界に落ち、死ぬ。
運が良くて生き延び、心優しき人間に拾われても、長生きはしないと言う。
キチン・キトサンを豊富に含む甲虫類を食べねば、羽根が壊死するそうだ。
そこからバイキンが入り、敗血症でも起こすのだろう。たぶん。


……で、何故に神トリップが胡散臭いのだ。
ド○ゴンボールの「神」も、背に堂々と「神」と書いてるじゃないか。
神としての威厳、だと？
この堂々たる姿を見るがいい。
10頭身、長い手足、胸に描かれたサンスクリット文字、少々露出度高めなこの姿を。
――――どうだ。
威厳だらけで声も出まい。

>211
大丈夫か！？頭痛は痛くないか！？腹だけか！？

……これは……いわゆる「盲腸」に違いない。
案ずるな。我はこう見えても神。「治癒」の魔法をかけてやろう。
…上の方で、威厳が無いだのハゲだのアホの坂田だの言ってくれる奴等がいるからな。
ここは一発決めないとな。

211の盲腸！聞こえるか！？舳先を守る虫垂もだ！
其方等が動員し得るすべての好中球・貪食細胞に通達しろ！！
バイ菌どもを取り込めと！！
取り込んで見方にし、共に組織に吸収されるのがベストだ！
そして肝臓！！菌が作りし毒を、素早く中和しろ！！
腎臓！！中和しきれん毒は外に排出しろ！急げ！！

どうだ211。治ったか？
…治らない？

おかしいな。虫垂炎でなければ…膵炎か？もう一度魔法を・・・・・


何故首を振る。
我の魔法が気に入らなかった、とでも？

>212
笑うと…腹の病が癒えるのか？
どう考えても逆のような気がするが、そうまで言うなら試してみよう。

笑う門には服着たる！！
そ〜れ へっぽこひっぽこ！！へっぽこひっぽこ！！
どうした。皆も一緒に・へっっぼげぇええ！！！



……ひほひほ（酷いぞ）…ふうひ（ユウミ）

>213
211よ。もういい。しゃべるな。今、殿界の救急車を呼んだからな。



…なかなか来ないが……しばし待て。
城の外を確認してくる。




――――――――なに！！病院が皆患者でいっぱいだと！？
受け入れ先が無いのはどこも同じか！！？

済まん213、じゃなくて211。
やはりここは我の魔法で・・・・

　　　　　　＿＿＿
　　　　 ／　 R ／＼
　　　 /　　 ／ ＼　　＼　
　　　|　 ／ ＼_／ ＼　 |　
　　　|／ （･）　　（･） ＼|
　　　＼── ゝ── ﾉ　
　　　　 ＼＿＿＿_／　　
私は邪夢叔父の手により、メロンパンナの姉として製造された。
邪夢叔父は良心の根源となる真心草の抽出液を注入したが、
黴菌男がそこに黴菌汚染培液を混入したため、私は解離性同一性障害に陥った。
メロンパンナの声が条件付けとなって私の心臓は激しく脈打ち、邪悪な人格の中に良心が蘇る。

どうやら、威厳をアピールしているようだが
自分に酔ってカッコ良いことを言っているだけじゃないか？
今さらホストを目指すのはちょっと無理だ。

もうすでにお笑い系の神として定着している…
だが君は天然だから、いつもお笑い系を意識する必要はない。
自分自身を再確認できて、よかったな。

毎回、君に会うのが本当に楽しみになってきた。

福の神？

【名前】悠紫（ユウシ）
【肩書き】4次元お笑い神
【性別】男
【年齢】おっちゃん
【身長】190cm
【体重】75kg
【血液型】AB
【特徴】時の狭間を流離う3つの瞳。
生まれながらのパープル・アイ。
半透明のパープル・ヘアに、鋭いパープル・爪。
ついでに額にネ申の文字。
【ここの住住人に一言】笑う門には服着たる！！
そ〜れ へっぽこひっぽこ！！へっぽこひっぽこ！！
【当面の目標】211の盲腸を治す

4次元管理神　悠紫だ。
最近我のイメージが崩れつつある。ような気がするのは気のせいか？

>221
とどのつまり、ジキルとハイドみたいになってしまったのか？
妹の声でジキルに戻る、と？

…で、ここに来たという事は…その病を治して欲しい、とか？

むむ・・盲腸に引き続き、多重人格者まで治す羽目になろうとは・・・
…我は医者じゃないんだがな。

いやいや、治してやるとも！！一発決めると誓ったからには！！
その五妨星の図形の上に仰向けになれ。そうだ。
眼を閉じ、腹の上で手を組めば、見た目も良くそれらしい。早速行くぞ。

―――211に眠る二つの人格よ。両の鼻より出で、我にその姿を見せよ！！

…ほう……白いエクトプラズムと、黒いエクトプラズム…。
どっちがどっちかは解らぬが、たぶん黒が悪い方だろうな。

むむ！！黒い方！！何をする！！我に憑依する気か！！
ああ！！よせ！！
我の鼻の穴が居心地良さそうだからって、入ろうとするな！！するなってば。
いやーん。ばかーん。

>222
クククククク・・ハハハハハハハ・・！！！！！！
待たせたな222！！
我は「悠紫」の中に眠るもう一つの人格。
この赤い瞳が我が出た時の「証」だ。覚えておけ。
以後、我のことは「白の魔王」と呼ぶのだ。神ではない。魔王だ。

人間。
我が眠る間に、お笑い系だの何だのと散々言ってくれたな。
否定はしないがな。
神を名乗る「悠紫」の奴、貴様の言うとおり、天然には違いない。
奴の失敗の後始末、何度してやったことか。


奴に会うのが楽しみだと？
相手がこの我で生憎だったな。このタイミングで来る其方が悪いのだ。
･･本当は、もう出ないつもりだったのだ。
奴の尻拭いをする存在＝裕弥が来てから、我の存在意義は無くなった。
そう思っていた。

だがしかし！！221の黒い魂が、再び我を呼び覚ましたのだ！！！
クククク見ていろ！！
裕弥の性別確認！！この我に任せてもらおう！！！止めるなよ！？222！！

>223
神ではない。魔王だ。
能力的には変わりないが、心構えが全然違うのだぞ？
自分は「悪いことをしている」と自覚しているのが魔王。
自覚していないのが神。

よって福の神ではない。福の魔王。
貧乏神なら貧乏魔王。
便所神なら便所魔王。
今までの枕詞、すべて魔王に置きかえるがいい。


>224
誰だこんなもの置いていったのは！！

こんなもの！！こうして！こうして！こう！ビリビリだ！！参ったか！！

ハッ！！
お笑い神などと呼ばせるとは！！4次元神も地に落ちたものよ！！
我がきたからには呼ばせぬぞ！！吉本などと！！！

とりあえず。
奴の書きこみ数を越えること。それを当面の目標とする。
ついでに裕弥の肉体もいただく。
ハハハハハハハハ！！！！！奴のジダンダ踏む姿が眼に浮かぶわ！！！

して早速見つけたぞ、奴の「うっかり」を。


>214
悪かったな神コロ様とやら。
飛ばしたのは、奴がうっかりリロードし忘れたのだ。
いつものことだ。気にするな。

其方。神だそうだな。杖の上の皿に住み、下界を見下ろしていると聞く。
…神の仕事の何がそんなに大変なのだ。
悠紫を見る限り、暇人にしか見えんがな。

たまに事件が起こった時だけ、対処する。それが神だ。
魔王は違う。
日々、虎視眈々と己の理想を実現せんと、爪を研ぐ。それが魔王。
部下が居るならその教育と訓練に明け暮れ、下界の者どもに恐怖を与えんと日々画策する。
忙しいのは神ではない。魔王の方なのだ。

神コロよ。其方なら解るだろう。
もう一人の自分が、それほど忙しい思いをしてきたか。

ぎゃー

シロ〜シロ〜お手！おかわり！

魔王なのにGOD？

魔王と神の子が魔神か

ダークだけど微妙に天然も残ってる魔王ﾀｿ萌え

白の魔王？魔王に白も黒もあるのか？
黒い魂が呼び覚ましたのなら、白ではなくて黒じゃないのか？
でもご自慢のトリは「GOD」のままだぞ、と他の訪問者にも言われているな。

それに相手が君でも生憎とは思っていないよ。
魔王になっても天然はそのままの君も面白そうだからな。
これで悠紫の失敗の後始末をしていたのか？（ぼそ）

＞裕弥の性別確認！！この我に任せてもらおう！！！止めるなよ！？

止めやしないさ。手強い相手だからせいぜい気をつけるんだな。
下手すると、君が消えて悠紫に戻ってしまうかもしれないぞ。
後は君に任せた。私はワインと花束を注文しに行くか。

這い寄る混沌。
他の神々に従ったりするが、実は最強の力を持つとも言われる。
他の神々と違い、下等な者たちとも交流をとることがある。
自ら破滅をもたらすのではなく、其の物を自滅に導く方法をとる。
一定の姿は無く、手段によって姿をさまざまな形に変える。
人間と接触する場合、黒い男と呼ばれる人間に姿を変えるが、
これは「闇に吠えるもの」、「顔の無いもの」と呼ばれた姿。

白き闇に封印されし紅き瞳の魔王、悠紫だ。
奴が出てこれん故、我が代わりに相手をしてやる。
…死なん程度にな。ックハハハハハハ！！！

>230
ん……。いい声だ…。

―――どうした。もっと叫べ。恐怖の声を聞かせてくれ。
ククククク・・震えているな？

無駄だ。その壁に隠し扉はついていない。
屏風をめくった所で、抜け穴があるでも無い。
ッハハハハハハ！！！
わざわざ部屋の隅に逃げるとは……其方、心の底ではこう…思っているのだろう？
抗えがたい「悪」の力に翻弄されたい、と。

首を振ってもだめだ。我にはわかる。人は、その手の欲求を少なからず持っているのだ。
どうだ。振り払えるか？其方の首を締めつける…この手を振りほどくがいい。
…出来ぬだろう。我が手を握る其方の手の…なんというか弱さよ。
何も出来ぬ我が身を怨め、人間よ。
この爪が其方の喉笛を潰すは……一瞬だぞ？

さあ！！叫ぶがいい！！！哀願でも命乞いでも何でもいい！！！
人間の恐怖と怨念こそが、我が力の根源！！！さあもっと！！

>231
――――なんだ。今いい所なのだ。水をささんでもらおう。
我はイヌではない。誰がお手など。

………ばかな！！右手が勝手に！！！

裕弥だな？裕弥が「奴」をイヌに調教したせいだ！！
ベルを鳴らせば涎を垂らし！！３歩進んで2歩下がる！！
くそぉっ！！！この我が！！！たかが人間に「お手」だとぉっ！！！！？

・・クッ・・クククククク・・・
その手には乗らんぞ。
「おかわり」などするものか。左手の方は、230の首を締めつける最中。
その手を休み、おかわりなど…………なに！？左手が言うことを聞かん！！！
…ぐっ！よせ！お手はともかく、おかわりまで！！！

よもやこの身体！！奴の支配に戻ろうとしているのか！！？
…まだだ！！！やめてくれ我が左手！！
ああ！！何をする！！230を逃がすなど！！！

あああーーーーーーーーー！！！　　おかわり。

クックックッ・・・ハァーッハッハッハ！！！やるな231！！！

どうやら貴様の作戦勝ちのようだ。シロとでも何とでも呼ぶがいい。

>232
では何か。魔王だから、トリップもMAOUにしろと？
嫌だ。冗談じゃない。
何処ぞのフィギアスケート選手と間違われたらどうする。

それに――いいか。
トリップはその者の何たるかの証明。無闇に変えるものではないのだぞ？

……何をニヤニヤしているのだ。
お前が言うなという顔をしているな？

勘違いしないでもらおう。我と「奴」とは「別人」なのだ。
奴が面白がってした事など知るものか。
調子に乗って割れ鳥などポンポン使いよってからに。

このトリップ。見た目と中味が異なる「味」という事にしておけ。
人間も。「身体は子供！心は大人！」的なシチュに萌えるそうじゃないか。
身体は神！！心は魔王！！
そ〜ら萌えろ萌えろ萌えろ萌えろおおお！！！！！灰塵と化すがいい！！！！！

>233
その「子」がそう名乗ればそうだろう。「神魔」と名乗る者も居る。
…逆にしただけでイメージは全然違うがな。

――――233。聞きたいことはそれだけか？
本当は…こう……核心に迫りたいのではないのか？
我には子が居る。
魔王である我と、神である「奴」を親に持つ息子だ。
その息子を何と呼ぶべきか……という核心に。

…違う？ただ単にそう思っただけだと言うのか？
またまた、照れなくてもいいぞ？
可愛さのあまり、バラバラに引き千切って食べてしまいたい程の息子だ。
息子自慢する親バカでは無いから別に話したくもなんでもないが、
それほどまでに聞きたいなら教えてやろう。

我が息子は人間だ。
何を隠そう、裕弥の身体の一部を媒体にして出来た子だからな。
「我」と「奴」が裕弥の「右眼」にエネルギーを与え、発生した子なのだ。
裕弥の一族は、代々そうして子を残してきたと聞く。
そしてさらに。
我が息子は我等が弟子「利紀」の降臨形態でもある。
クククク・・・なかなか複雑な人間関係、いや神関係だろう？

人間と神と魔王を親に持つ者。
何と呼ぶべきか……裕弥、どう思う。
黙っていても解らんぞ？それとも……その身体に聞いて欲しいか。
――――233の前で、陵辱されたいか？
ふん……睨んだ顔がまた…美しいな。滅茶苦茶にしてやろう。そのうちな。

>234
心外だ。我に「奴」の天然が残っているとでも？
気に入らん。234よ、こっちに来い。

……ようやく…自分の立場がわかってきたようだな。
人間如きが我を侮辱するは…、すなわち「死」だと。

ハハハハハハハ！！！どうだ！！身体が勝手に動く気分は！！！
その両の肢、我が手の射程内に入るまで、歩みを止めん。
…そう……いい子だ…。
燃えるようなその眼。気の強い人間は好きだぞ。いたぶり甲斐があるからな。
首を出せ。そのボタンを外し、我の前に首筋を晒すのだ。
抵抗しても無駄だ。
我が紅き瞳を見たものは、身体の自由を失う。

……其方も聞かせてくれるか。恐怖の叫びを。
その首を噛み裂き、紅い血潮を屠ってくれる。
人間の生き血は高級な赤ワインに勝る。鮮烈で甘く！！甘美！！
さあ足掻け！！叫べ！！
230と同じように！！

>235
うるさい黙れ。
あれは言葉のアヤに過ぎん。白とか黒とか拘りおって…囲碁じゃあるまいし。

裕弥が手強い？
ハハハハハハハ！！！たかが「人間」に何が出来るというのだ！！！
多少「奴」に力を貰ったところで、「神」や「魔」に叶うものか！！
今その証拠を見せてやろう。

裕弥。ここに来い。来なければ234の命を貰う。
さあ……
ククク……そうだ。そう…来なくてはな。
234よ。裕弥がお前の代わりをしてくれるそうだ。命拾いしたな。

235よ。そこでしっかり見ているがいい。


……っておい！！何処に行く！！！……見ないのか！！？
今いいところだぞ？ワインと花束を注文しにいく場合じゃないぞ！？


……つまらん。
今日は引っ込むとしよう。

……頭がいたい。羽虫が唸るような音……ひどい気分だ。

…奴め。ついに出て来てしまったか。
まさか>221の別人格が、我の別人格をも呼び覚ますことになろうとは！！
ああ！！裕弥にだけは見せたくなかった！！もう一人の我を！


あいたたた・・まだ頭が…………んん！？
裕弥！！何をしているのだ！！というか！我は何をしているのだ！！！
違う違う！！お前を無理矢理襲うなど！！
実を言えば、お前がやられるところをもう少し見ていたかったとか思ったりしてないぞ！
本当だ。信じてくれ！！

……やめてくれ。まだ痛いコメカミを締めつけるのはやめてくれ。

>236
……済まぬがもう時間がない。返すのは明日以降にさせてもらいたいが、宜しいか？
無貌の神を名乗りし者よ。

先ほど、君の相棒に白ワインとバラの花束を手渡したよ。
おや？悠紫に戻っているのか？

魔王は萌えだったのに…よりによって人質にするなんて最低なヤツだ！！
これでまた女性の訪者の足が遠のく。
メインキャラは普通の名無しにやさしーく接する、これは基本だぞ！！
相棒の心も掴めないわけだ…

どうした？涙目になってるぞ。つ【ハンカチ】
ちょっと言い過ぎたかもしれないが、本当のことは言っておかないとな。
君には赤ワイン、そしてオードブルに生ハムとサラミそれにガーリックトーストを持ってきた。
　
あ〜あ　やっちゃたな。こうなると予想がつかなかったのか？　
君、本当に天然だな…

涙目の神、反省しろ！

…

so!
お前がお前でオマオマえー！！
おーまおーまおー前ーーーーー！！！
ｼﾞｭｯﾋﾟﾘｱｰｼﾞｭｯﾋﾟﾘｱｰ！！！ｸﾙﾌｧｰ！！！
そういう事！！！ｸﾙｻｰﾄﾞｫｫｫｵ！！！！そういう事！！！
一度でいいからオールージュ！！
ｸｸｸ･････ホンジャミーヤ！タベテミーヤ！！事！
ヤッターﾎｲ！
ｼｭｺﾙｺﾉﾄｩﾙﾄﾙﾃｨﾆ←ある有名なキャラの足音。

4次元管理神 悠紫だ。まあ……その……ゆっくりしていってくれ。

待たせたな>236。
…で、話というのは……なん・

そそそれは…誰のことだっ
混沌…！世界が混沌であった折の……原始原生の神のことか？
……我々の父と呼ばれし混沌の神。
すべての次元神を統べる神。

もしや貴方が…貴方様が我々の……！？


・・・・相手を自滅に追いやるとは……ちょっと陰険な気がします。
しかもしかも、降臨時に黒い男の姿を取る、だなんて…
顔が無いとか闇に吠えるとか･･････ショッカーと間違えられませんか？


いえいえ、私は正直な気持ちを申し上げたのみにて、決して貴方様を貶めるつもりは！
はいはい、解りましたから、ご隠居はお休みになって下さい。
この六妨星の印入りタンス、あの原始の混沌と繋がってます。
どうしました？お父上。
お父上はあの世の混沌から、我々を見守ってくださればいいんです。
いいから行けってホレ。

……ふう……まったく疲れる方だ。

……タンスの扉がガタガタうるさいな。
ガムテープガムテープ・・

>237〜>244
また変なのが来たな……と思ったら何だ自分か。
危うく自分にレスをつける所だった。危ない危ない。

>247
済まん。うちの魔王が迷惑をかけたようだ。本当に済まない。
手をついて謝ろう。


　　す　　み　　ま　　せ　　ん　　で　　し　　た

>247
……んぐっ……！な・泣いてなど！！
瞬きを忘れて眼が痛くなっただけだっ！鼻にゴミが入ったのだっ！！
―――ハンカチ？かしてくれるのか？


ありがとう。返そう。鼻をかんでしまったが。


ああ……赤ワインがしょっぱい。
なんだ。其方までしょっぱい顔をして。

>248
はい。反省します。壁に手をついて反省します。




　　　　　　　　反　　　　　　　　　省

>249
頼む。何か言ってくれ。この反省のポーズのまま、どうしたらいいのだ。
頼む。言ってくれ。「良し」と。
黙ってないで、言ってくれ。
怒りたいなら怒ってくれ。
殴りたいなら殴ってくれ。
黙っているのだけはどうか！！頼むから！！！
未来永劫このポーズは嫌だあーーーーーーっ！！！！！

>250
いや……その……ものすごくリアクションに困るのだが。
黙られるのも困るが、意図が解らんのも困る。
一体全体、このポーズを解いていいのかダメなのか。

変な呪文はやめてくれ。
魔王がまた出てきたらどうする。頼むから日本語でしゃべってくれ。


ああーー。またもや。250も行ってしまった。
我でも出来ぬ足音を立てて。



いかがしよう。
相棒は……口きいてくれないしな。

デンッ！デンッ！デンッ！デンッ！×2･･････
ワッボッ！ワッボッ！ワッボッ！ ｼﾞｷｼﾞｷﾃﾞﾝ！
ワッボッ！ﾁｬｲｨｨﾝ
テン！ーテン！ーテン！ー

よしよし

しょっぱい顔？
当分、女性の訪問客が来ないかと思うとただ残念なだけさ。

相談にのってくれと先ほど君の相棒から頼まれたよ。
何の相談なんだろうな？
まーこの状況を見れば無理もないか。

君は、神なんだろう？そう心配そうな顔をするな。
ただ、相談にのるだけだから…何だ、また涙目になっているぞ。
…さてと、君の相棒に会いに行ってくるかな。何だ君も着いてくるのか？

相棒のしりに引かれている神
女の相棒？

3次元を流離う4次元神とは我のことだ。
過去の事象を収めた4Dビデオの管理をしている。

今日は朝からビデオの整理をしている。
黙っててもどんどん溜まるからな。
古い順から我専用の4次元ボックスに収納するのだ。
ちょうど今、ジュラ紀の始めあたりを……ラベルが剥がれている。

裕弥。ヤマトのり持ってきてくれ。

>259
―――――むっ？誰だ貴様。裕弥ではないな？
変なテンポで我が秘密の部屋に押し入るとは何事だ。
―――はっ！
…もしや……裕弥に頼まれたか？のりを持っていってくれと。

裕弥め。そんなに我と口を聞きたくないのか。

解った解った。わかったからそのおバカなテンポはやめてくれ。
その辺りには、我が魔力を行使するに必要なアイテムが置いてあるのだ。
踏みつけられでもしたら困・

……やったな。
おのれ！
我がもっとも気に入っているシルバニアンファミリーのティーセットを！！！

>260
同情してくれるのか。ありがたい。人間とはげに優しき心を持つ生き物なのだな。

で……それだけか？
賽銭は……くれないのか？
欲を言えば、日本円で1,000円ほど。
さすれば壊されたティーセットが揃うのだが。



…そうだよな。人間なんてそんなものだ。
おのれ。

同　情　す　る　な　ら　金　を　く　れ　！！

>261
相談？

―――――――裕弥の奴。いったい何の相談だ。
―――――――我ではなく、名無しに相談…………我に聞かれて困る悩み事が？
―――――――生理が来ないとか？
―――――――確かに言われても困るが……


何を言う。ついてなど行くものか。我にもプライドというものがあるのだ。
物陰に隠れ、こっそり見守るだけだ。

…何事も。まず悩み相談から…発展するものなのだ。
彼氏の友達に悩みを打ち明けるうちに三角関係に…………良くある話だ。


しししつこいぞ！！泣いてなどいない！！！ただの花粉アレルギーだ！！

>262
だから何度も言っただろ。男か女か解らんと。

だいたいにして、我は　ま　っ　た　く　気にしないがな。
男だとか女だとか、そんな事はどうでもいいのだ。
我は神。人間の性別などには拘らん。
要は中味だ。我は相棒の…高貴な出自と、誇り高き魂に惚れたのだ。
決して見た目に惚れたわけではないのだ。
ただの美人は3日で飽きる。
しかし我が相棒は……寝食を供にすればするほど味が出るタイプなのだ。
「寝」は供にしていないとかの突っ込みはやめてもらおう。

ふん。尻に敷かれるくらいがちょうどいいのだ。
それが、主人である我の度量の広さを示すことにもなろう。
いいか。
我はわざと尻に敷かれてやっているのだ。
決して彼に睨まれたりビンタを食らうのが恐いわけでは決して無いのだ。

解ったか！！わざとだからな！！

ビデオの整理に手間取りそうだ。
明日は相手が出来そうに無いが……適当に冷蔵庫を漁ってくれ。

それと。
今日明日はsageておいてくれ。
変な3次元世界が乱立しているからな。

sage了解！

悠紫はめずらしく仕事をしているのか。
おはよう！名前で呼んでくれと言っていたね、裕弥。
そろそろ許してやったらどうだ。もともと私に相談なんかなかったんだろう？

そうだ！朝食でも作ってやるか。
あっ！君はそこに座ったままでいいよ。ふわふわのオムレツを作ってあげよう。
あとはパンにウィンナーソーセージ、ボイルドポテト、サラダ…
どうやら神も来たようだね。
……悠紫は天然のくせにタイミングだけはいいな。

三角関係の神
離婚？

4次元管理神 悠紫だ。

昨日は天上界のレンタルビデオショップに行って来た。
4Dビデオのコピー品を扱ったショップだが……もしやと思ってな。
案の定見つかった。我の書庫から盗まれたオリジナルが。

まったく…盗品を置くとは何事だ。
店長に文句を言いに行ったら、
オリジナルは4次元神にしか再生出来ないから問題無い　などとほざきおった。
再生出来んようなビデオを店に置くな。
だいたいそのビデオは我の所持品なのだが…あの石頭、証拠を見せろ、などと。

証拠など無いから仕方なく買い取った。
それこそ城が一つ買えるような値段でだ。

……皆、わかってくれ。賽銭をせがむは、それなりの金が要るからなのだ。

>269
人間よ、感謝する。礼がしたいが……何がいい。

遠慮するな。　な　ん　で　も　す　る　ぞ　？
我は神。出来ない事は無い。
99.9%の確率で、其方の願いを叶えてやろう。代償なしで。

>270
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜どこからともなく、いい匂いが……


なんだ裕弥。
……我が来たとたんに不機嫌な顔をして。

これは誰が作ったのだ。
裕弥、お前ではあるまい？

お前のオムレツはこれほどフワフワしていないしパンにお天気マークをつけたりもしないしウィンナーはいつも焦がすしサラダにドレッシングを付け忘れるしジャガイモの芽を取らないしついでに言えばトマトの皮を剥かな・
…五月蝿いとはなんだ。仮にもお前の主人に向かって。

―――――なに！！これ全部、270が作ったのか！？

……裕弥のために、か？

テーブルセットは二つ。椅子も二つ。
―――――――――――――そういう事か。

ふん。いいもんね。羨ましくなんか無いもんね。
10年前の過去に飛び、日清カップヌードル麻婆味を購入する。
そして其方らのテーブルの隅でお湯を入れて食う。

仲良くお揃いの朝食を摂りやがれ。

>271
バカを言うな。何が離婚だ。だいたい結婚もしていないのに。

確かに今現在、我と裕弥は同居している。
いいか。同棲ではない。同居だ。
ただただ一緒に住んでいるだけなのだ。
夜毎あんなことやこんなことは……出来ればいいのだがそうでは無い。

…で、其方の言には引っ掛かる部分がある。
「三角」の部分だ。
我と裕弥と……他に誰が挟まって三角関係なのだ。
まさか・まさか……いやいやいい。聞きたくない。
所詮人間と神は結ばれぬ者同士、などと勝手に思い、久々に会った人間の男に恋をする。
なんてことが現実にあってたまるか。

我は裕弥を信じるぞ。何処に行っても、最後には我のところに戻ってくると。

　　　　＿＿＿
　　 ,;f　　　　　ヽ
　　i:　　 　　 　　 i
　　|　　　 　　　 　|
　　|　　　　　　　　|　　///;ﾄ, 　　　　　　　∩―−、
　　|　　　　^　　^　)　////ﾞlﾞl; 　　　　　／　(ﾟ)　､_ ｀ヽ 　
　　(.　　>ﾉ(､_, )ヽ､} l 　 .i .! | 　 　　　/　　(　●　 (ﾟ) |つ
　 ,,∧ヽ　!-=ﾆ=- | │　 　| .| 　　　　|　　(入__,,ノ　　 ミ
／＼..＼＼｀ﾆﾆ´ !,　{　　 .ﾉ.ﾉ 　　　　､　(＿／　　　 ノ
／　 ＼ ＼￣￣￣../　　 / .| 　　　　　＼＿＿＿　ノﾞ

やれやれ、朝からテンションが高いな、君は。
私は、これでも低血圧なんだよ…とうのは冗談だが。
カップヌードルをとりに10年前の過去に飛ぶんなんて、公私混同だろう？
君の分もあるさ。裕弥、そのくらいで勘弁してやったら…

君の普段の食事はインスタント食品なのか？

夜ばいの神
失敗して別居？

つまに要約すれば

ボールはまだ、生きている！

僕のワールドはここからがスタートアップ、ｹﾞｯﾄﾚﾃﾞｨﾄｩﾗﾝﾎﾞｩｩｩｩ！！！！！

始まった！開始されていることに今はまだ、酔いしれるほどに俺の我が僕の筋肉の鼓動の間にある、タイムラグにそれは凄く筋肉事！

ギャンギャーンギャンギャーン！！！！！
ロロロ！！！そういう事！！！事ォォッォォ！！！！！ｵｫｫｫ！！！
いきものがかりの新曲さいっこーーーーーうううううゥゥウ！！！！！！！事ォォォッォ！！！！
事ォォォッォォォッォオッォォ！！！！！事！！！事ォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！
いきものがかりほど今ホットなトリオはおらへん！！！！あ〜〜〜〜〜〜〜？！！！！
う〜〜〜〜〜〜〜ら〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！クアトロ！！！！！

マジたまりませんなぁ！！！！！！
この俺が鳥肌MAX立ったという事はつまりそういうことですからなぁ！！！
最近俺は超大作のクラシックや、オペラ系統の声量を有する、高貴なるサウンドくらいでしか、鳥肌ならへんからなぁ！！！
その俺が鳥肌立った！全部立った！という事！！！

すなわち！！！お前らレヴェルで要約すれば「やばい」っちゅうこっちゃ！！！！！！

ウォォォッォォォォォ！！！！！！この咆哮！！！！！この時間に！！！ウオオオオォォォォォホーーーーーー！！！！
いきものがかりはマジで本気で最高の高貴なるグループちゃァ〜
粒粒辛苦とはこのグループのためにあるようなワード、事！事！！

ﾁｬｵｲｨｨｨ！！！！
俺の鳥肌が感知する曲とかは、マジでカリスマオーラの可能性を秘めていると言っても過言ではあるまい。
俺は昔、90年代の名曲ラッシュの時代に、親とドライブに連れて行かれては、カーステで名曲ラッシュの
いわば、英才教育を受けているのも同然という事だからなァ。

全ての水準が高い俺に事ォォォ！勝てる事か！！

いきものがかり、サイォォッォォォォォ！！！！！

今日は太陽の日。Sun’s day。
久々に日の出が見たくなり、日本国の最高峰、富士山頂に城を置いた。


――――皆！見えるか！！？見えたか！！？

――どれ！！我も！！

―――――――あれは違うぞ？　276の頭だ。

>276
……なにかこう……嫌〜な感じだな。

喧嘩を売っているのかこのくそ坊主頭め。
なにか？

こ　の　我　が　お　め　で　た　い　と　で　も　？


めでたいのは貴様の頭だけで十分。
去れ！立ち去れ！！おととい来い！！お前の初日の出など拝みたくもない！！



いや待て。そのお布施は置いていけ。

>277
低血圧かよっ！　って冗談かよ！！

…朝から2段突っ込みさせるな。無駄なエネルギーを消費した。

普段の食事？
さすがだな277。
神は食事など摂らんを思いこんでる輩が多い中、其方のような勘の良い人間は貴重だ。

そうなのだ！！神とは言え、存続にはエネルギーの摂取が必要なのだ！！
エネルギーを持つ生き物の「念」だとか、空をふらつくエクトプラズムだとか。
ちょっと出歩けば、その辺にうようよしているからな
小腹が空いたらひょいパクすれはいいのだ。
まさにインスタント食品。

無論、其方の作りし朝食も、美味しく頂けるぞ？
人間が作った食事には、作った者の「念」がこもるからな。
憎悪は苦く、愛情は甘く、嫉妬は辛く・・とにかく味はその辺で決まる。

私の分もあるとは有り難い。
意地張ってラーメンで済ますのもつまらん。
…いただこうか。

……甘い。
―――――――277！！？まさか貴様、我のことを！！？

>278
とんでもない。
別居もしていないし、別部屋でもないし、別ベットでもない。
夜這いも何も。天蓋つきの広〜いダブルベットで二人仲良く寝ているのだぞ？
相棒が応じてくれないだけで。





―――――――――ああ！！裕弥！！！いつになったら！！！

うーん？甘い？　悠紫、ちょっと味見させもらうよ。
甘くはないがな…裕弥も味見してみてくれる？
そう、美味しい。君のような美しい人からそう言われると嬉しいな。
愛情込めて朝食を作った甲斐がある。
悠紫、熱でもあるんじゃないか？　お粥でも作ってやろうか？

君はさっき「憎悪は苦く、愛情は甘く、嫉妬は辛く」と言ってたな。それでか…
君のジョークのセンスは…これ以上言うのは控えよ。
私もハンカチは毎度、毎度用意してないからな。何だまた涙目か？

クスクス

クスンクスン

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071014/crm0710141831015-n1.htm

なんだこれは
うらやましい
許せん、死刑にしろ

うん確かにお兄ちゃんは悪くないよ。

相棒から見放された神
料理は作れない？

時の狭間に生きる 知 性 の泉、4次元神 悠紫、参上。


……いいだろ。言うだけタダだ。

>279
そうかそうか。
言いたい事はさっぱり解らぬが、其方の気持ちは何となく解る。
その気持ち、今の我の気持ちと何となく一致する。


どんな形でもいい。
生きてさえいれば、何とかなる。そう、これからなのだ。

こ　れ　か　ら　始　ま　る　の　だ　！

279よ、供にダンスをしようではないか。
無論、曲はオクラホマミキサーだ。

>280
其方も参加するか？

うわっと待て待て引っ張るな！！オクラホマミキサーだと言っただろう！！
…っついていけん！！な・何！！これは！！マジたまらん！！こ！この音！楽！！楽！！！
強いて言えば！！三島！！三島幸夫！！！
耳には聞こえぬ！魂の叫び！！官！！能！！過ぎ！！！！

う〜〜〜〜〜〜〜ら〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！キタコレ！！！！！


アフォオオオオオオオオオオーーーーーーーーーー！！！！！！！！

どうした。狂人でも見つけたか？


>285
……仲いいな。
そうだ。美味しい筈だ。舌で味わえば、当然美味しい。
されど、我は神。
人間の五感とは異なる五感を持っている。
「眼」で見ず、耳で聞かず、舌で味わわず。
味わうのは我の「魂」。舌では無い。砂糖を入れたから甘くなるわけではない。

……甘かったのは…そうか。相棒への愛情だったか。
ふん。
ジョークのセンスが無いとか言うな。我の早とちりだ。早とちり。


涙目にもなる。最近良く思うのだ。自分が人間であったならと。
自由に恋をし、家族を持ち、働き、死ぬ。
永遠の我等と異なり、人間は弱い。だが強い。
子孫を残し、進化し、繁え、時には滅び、また別の形で蘇る。

この頬を伝う涙は、人間に憧れるが故の涙だ。
相棒にも見せたことのない、我の貌。
今のうちに見ておくがいい。この先、そうも言ってられなくなる。

>286
―――人、いや神が泣くの見て笑う奴があるか。

>287
―――かと言って泣くな！　何がしたいのだ！！


悩みがあるなら聞いてやろう。アドバイスはしないが。

>288
うらやましいから死刑にしろと？
288。其方も……ロリコンか？

まあいい。
下界の王に惚れこんでツバつけてさらって来た我が、人の趣味をどうこう言える立場でも無い。

だが聞け。
羨ましいから殺す。
生き物はもともと、そういう感情を持っている。それは認める。
しかし。それに身を任せのは、理性を持たぬ動物のすること。
人間を止める事に他ならぬのだ。

其方、人間を止めてなんとする。「悪魔」と契約し、自身も「魔」となるか？
頼むから止めてくれ。
「魔」とか、「契約」とかいう言葉に反応し、また奴が出てくるやも知れん。

…裕弥にこれ以上嫌われたく無い。

まだ残っているが、「時」に縛られる神故の限界。後日また来る。

まともな事も言えるんだなー
でも、お笑い系の神が言っても説得力に欠ける。

悠紫が人間だったら、社会に適合出来ただろうか？　むしろ神でラッキー…と思
…すまない
君は脳天気だと思っていたから悩み事があるなんて知らなかったよ。

＞今のうちに見ておくがいい。この先、そうも言ってられなくなる。
どういう意味なんだ？
ただの話の流れで、大した意味もないんだろう？
4Dビデオは見つかったのか？

ハッタリをかます神
お〜いお茶

300人の神

宇宙にはこんな神もいます

http://www.nicovideo.jp/watch/sm702550

4次元神、悠紫だ。

富士山頂を下り、裾野の樹海に突入する。
皆、今しばらく外には出るな。迷いたくなくばな。

>289
そこな少女よ。
端から見れば、その「お兄ちゃん」はロリ・いや、年端の行かぬ少女をかどわかし、
呼び出し、連れこんだ…いわば変態男なのだ。
……いやいや、真実はどうか知らぬが、周囲がどう見るか。
それを計れぬことが問題なのだ。


というか、本当は「お兄ちゃん」に「その気」があったかも知れんのだぞ？
「いいヒト」と思わせるのが「手」なのだ。
……我も、日々、虎視眈々と狙っているくらいだ。
――――こう……相棒の肩を引き寄せるうち……本性をあらわすのが男。
それが本能なのだ。自分でも押さえきれぬ……本能。

……いやいや、我はいいのだ。相棒は歴とした大人なのだから。

少女よ。成長するがいい。大人になれば、世間は疑わん。

>290
見放されたように見えるか？
さっきから、仲むつまじく肩を寄せ合っているのだが。

……なんだ裕弥。まだ行くな。少女を説得せんとする我に、協力してくれたのだろう？
そら。まだ少女が見ているぞ？もっと顔を近づけるのだ。
――――そうだ。いいぞ。
たまに説教じみたことするのもいいかも知れん。


――――ん？
ああ、済まん290。見せつけてしまったな。仲の良い我等を。

料理？
作れるぞ。設計図されあれば。
この城に装備されし数基のエンジンは、皆、我が一人で作ったのだ。
エンジン作れて、料理が作れぬ道理はあるまい？

…ん？なんだ裕弥。目玉焼きなど簡単だ。
こう卵を割・・ははは、殻も栄養栄養。
フライパンに油を・あち！！あちちち！！！

>298
まだ言うか。お笑い系の神などと。
―――いいか！！我は決し・ゴホッ！！ゲホ！！！ゴホ！ゴホッ！！！！！
裕・ゴホッ・裕弥！！
フライパンにとうがらし入れたな！？火を止めろ！油が喉にしみる！！

……失礼した。喉が弱いのでな。
いいか。我は決して・ゲフンゲフン！！
―――――裕弥！！！お前わざとやってるな！！？

……裕弥お前まさか……嫉妬、してるのか。我と298がいつも仲良く掛け合いしてるから。
そうかそうか可愛い奴。
こらっ☆　違うとか言ってもダメだぞっ☆　ちゃーんと解ってるんだからナっ☆


ああ！済まん298！　其方にまで見せつけてしまって。
なに？我が人間だったら……社会不適合者になっただと？
いや、そう言っただろう。言った言った。村八分のボコボコとか。

…別にいいがな。我が道を行くのが我が人生。
好きなことして暮らせればそれでいいのだ。
もし我が人間だったら。
新エネルギーを用いた画期的なエンジンの開発に全精力を注ぐとしよう。


話の流れで言ったわけではない。
……そろそろ……反動が来る。
4Dビデオを再生した何者かが、歴史を変えた、その反動が。

実はさきほど特定した。
17年前。
「人界」と、それと隣り合う「妖界」と、人魚の住まう「御界」の3世界をまたぎ、
時間の流れに干渉した者が居た。
その干渉のおかげで妖界は滅びずに済んでいる故、わざと修正しなかったのだが……

思わぬ反動により、この城は17年前に飛ばされる。
城から出るなよ？
樹海より恐ろしいことになる。

＞仲良く掛け合いしてるから
というより、お笑い系神の相手をしているってところだな。
そう、裕弥もそうなんだ。
裕弥、君のジョークのセンスは…うーん！？ジョークじゃないの。

歴史を変えた！？　17年前！？
人間界の歴史も変わったというのか？
そのモニターで見ているから、城からは出ないよ。
もう少し、君から状況説明をくわしく聞きたいしな。

嫌な事件だったね…

どうやら、無事に着地したようだな。

客人方。ここが何処かご存知か？
富士の裾野の青木ヶ原……という声が聞こえたが、当たらずとも遠からず。
ここは、人界において第2の青木ヶ原と呼ばれる大竹林。
詳しい場所は聞くな。探しに行けば必ず迷う死の森ゆえ。

我は「用事」があるから降りるが、皆は降りぬが良かろう。
ここは17年前の人界。
時間軸が「異なる物体の存在」を察知し、元に戻ろうとする力が働くのだ。
解り易く言えば、城から降りた瞬間、元の時間にすっ飛ばされる。

どうしても降りて我の所為を見たい者は降りるがいい。
「我」と「裕弥」だけは、「時」の干渉を受けぬ。
裕弥の手なり服なり掴んでいれば、飛ばされることはない。

>299
ハッタリでは無い。本当だぞ。本当にここは17年前の人界だ。
西暦で言えば1990年。
イ○ク軍がクウェ○トに侵攻したり、チビ○子ちゃんの放映が始まったりした年だが、
その手の時事関係は置いておく。

299よ。
ここが過去である証拠を見るがいい。
見よ！！
この、見渡す限りの竹林……の一画に、どういう訳かひっそりと立てられた公衆便所を。
いや、入ってはならん。
今現在、どんなに催していようが、決して入るな。
良く考えてみろ。
ここは第2の青木ヶ原なのだ。
わざわざここにこれを作る市町村や建設業者があると思うか。
「罠」に決まっていよう。
竹林の地下に棲む地下組織か何かが、迷い込む人間を捕える為に作った罠。

便所自体はどうでもいいのだ。
便所の側に、これまたひっそり置かれた飲料水の自動販売機。
コカ・コーラ、ポカリスエット、アンバサとかメローイエローとか、懐かしいだろう。
今が過去である証拠だ。

お〜いお茶？
ないない。たぶん無い。
伊藤園が「煎茶」のブランド名を「お〜いお茶」に変えたのは1989年。
ぎりぎりセーフではあるが……ほら、まだ「煎茶」のままだ。

>300
そうか。300人目の神に遭遇したか。
この場に潜む神の数は1000。あと700。気を抜かずに歩くがいい。

ああそこ、うっかり踏むと足を切るぞ？
裕弥、お前も気をつかってやれ。
この竹林、まったく人の手が入ってないからな。
枯れたり折れたりした竹が、突き出たままになっているのだ。


>301
……まあ……こういう神もありか？
訳すと神男なわけで神ではないというかその……




見ない！見ないぞ我は！！何だか嵌りそうだからな！！！

>306
そうだ。ほんの少しだが、実は変わったのだ。
知ってるだろ？最近CMデビューした、紀乃貫之という名のグラビアモデル。
黒い髪と眼が特徴のこの国では珍しい、琥珀色の眼と髪をした高校生。
実は彼は……誰にも言うなよ？
17年前の事件が無ければ、この世に存在しなかったはずの人間なのだ。
……ググるなよ？
今ググったら面白くない事になるかも知れん。


306よ。其方も城から出てみないか？
「出るな」と言ったり「出ろ」と言ったり、我ながら一貫しないが、
状況説明が聞きたいなら、降りて我についてくるしかあるまい？
まあ…その眼で直に見た方が、たぶん面白い。


―――しっ！静かに！！

あの藪の陰に、池が見えるだろう。
岸辺に横たわる人影がある。彼の名はラーク。
彼の出身世界は、人界と隣合う世界、「妖界」。
実は裕弥も妖界人でな。
裕弥の国と、ラークの国とはお隣さんだった。そうだな？裕弥。

ラークは今、死の床にある。
彼の命を奪う直接の原因となったのは……彼のそばに佇む一人の御界人。
名を、アリシアと言う。
彼女がラークを御界に連れ出したがゆえに、ラークは御界人達に襲われたのだ。

…声を出すな。今見ているあれは現実。ビデオでは無い故、歴史が変わったら「事」だ。
ラークは今、「子」を作ろうとしているのだ。
自らの眼をえぐり、それにエネルギーを与えれば、眼は胚となり、子となる。
裕弥もそうやって右眼を失った。

･･聞こえただろう。胚の鼓動が。
あの胚が人魚の守る竹の中で成長し、光る竹となるまで後一年。
1年後、あの竹から赤子を見つけ、育てる決意をするのが、
かの有名な紀乃財閥の跡取、紀乃友則なのだ。

>307
そうだ。実に嫌な事件だった。
――――む！！307よ！！何故あの事件を知っているのだ！！
あの事件を知るは、紀乃貫之の養父である友則と、貫之の許婚のみ。

――そうか！！其方あのビデオを見たな！！？
客間に、暇つぶしにと置いておいた4Dビデオのコピーを！！

どうせ誰も見ないと思い、その日のうちに回収したが、見たものが居たとは……。

307よ。
今一度見るか？
一度見た其方なら解ったと思うが、この4Dビデオ、
観客が登場人物の一人に成り代わる体験ビデオでもある。
次ぎは誰になるか、ラークか、アリシアか、その他の脇役に終わるかはお楽しみだ。

どうした。変な顔をして。
そうか。其方が再生した媒体はVHSのテープだったな。
…我は4次元神だぞ？
ビデオの媒体を如何様にも変えられるのだ。
これは最近パナソニー社が開発したメディア、「カードディスク」。
曲げても壊れず、磁気や水にも強い優れものだ。


再生中、解らない事があれば質問してくれて構わないが、突飛な行動は控えてくれ。
ビデオの人物は観客自身。
ビデオのストーリーが変わってしまうのだ。そうなれば、事件の説明がつかなくなる。

では…始めるぞ。

ばれちゃあしょうがないなあ

妖界って？

＞知ってるだろ？最近CMデビューした、紀乃貫之という名のグラビアモデル。
グラビアモデル？何だ男じゃないか！
君が好きなのは女性じゃなくて男なのか！？

紀乃貫之と紀乃財閥の跡取である紀乃友則とは関係がありそうだな？
で状況説明はここで終わったわけじゃないんだろう？

ナレーションの神
竹取物語 ？

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　 　 　 　 　 　 　 　 〈_|＿_／}~｀　 | 　 　i ,､　,..､ヽ　 　/ﾘﾉ　
　　　　　　　　　　　 ' ｖＶゞ ~ 　 　　|''　 ,.---―､　　'' /ｰ'　
　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　 ｌヽ、ｌ二二二} 　 /　　
　　　　　　　　　　　 ∧|　　　　　　λ　｀ー――┬ ' へ ＿ 　
　　　　　　　　　　　 ヽヽ　　　　　　ヽヽ＼　　　／　ﾉ　ノ　 ￣λ
　　　　　　　　　　　　ヽ　! 　 　 　 　、`　 ＼／　　　　　　　 ,_{ ヽ,
　　　　　　　　　　　　　|　　　　 　　　　 　　　　　　　　　ｌ 　 {/　 |
　　　　　　　　　　　　 〈　　　　ヽ　　　 　 　 　 　 　 　 　!　/　／
　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　ｌ　　　　　　　　, --、　　 /／
　　　　　　　　　　　　　〈　　　　ヽ　　ヽ　　　　 ｌ 亀 ｌ　　〈＿,､__
　　　　　　　　　　　　　 ヽ,＿＿__ｌ＿＿ｌ_　　　._｀＿'＿___.} { Ｕ-}

ピチャッ　……

撥ねる水音に気付いた者は、水際に立つ細身の青年だけだった。
彼は訝しげに眉を寄せ、水面に映る丸い月が揺らぐのを見つめた。
「一茶！」
青年の声に、純白の軍服を纏った、40はとうに越したであろう男が駆け寄った。
「ラーク様、なにか御座いましたか？」
ラークは水音のした辺りを指差したが、くっきりとした真円の月が映っているだけだ。
「月が…どうされました？」
ラークが口を開こうとしたその時。

「大変だ！！！！王城が燃えているぞ！！！！」
近衛の一人が王城の方角を指差し、叫んだ。
「―――何！！？」
そこに居た者は皆驚きの声を上げ、岩砂漠の、遥か遠方に聳える王城を見た。
遠目でもはっきりと見えるオレンジ色の焔。
まだ若い近衛達のどよめきを静めるかのように、ラークは右手を上げた。

「…一茶。王城の近衛は何名だ」
まだ18に満たぬ青年の声は落ちついていた。
「次官の蕪村以下、3名に御座います」
「ではお前もこの者等を引き連れ、陛下の警護につけ」
「しかし、今宵は満月。異界より侵入者が来たら如何なされます？」
「満月が焔の勢いを強めるのも事実。陛下の御身の方が大事だ」
「…しかし」
「行け。この‘接点’の池を守るは我一人で十分」
「殿下、某が残り、殿下の警護を・」
「ならん。近衛筆頭である其方以外、誰が12名の近衛を指揮するのだ」

>313
―――そうか。其方が王城に火をつけたか。
ワザとかうっかりかは知らぬが…かわいそうに。
実に「かわいそうな役」に当たったな313よ。
この数日後、其方は国王を死に追いやった国家反逆罪で火あぶりとなる。
まあ…心配するな。
ビデオの中で死んだ場合、また他の人間となり……
つまり、数人の登場人物を渡り歩くことも出切る。
どうする？
其方だけ現実に戻るも良し。
もっとビデオの中に居たければ、それも良しだ。

>314
妖界とは、人界と平行して存在するパラレル・ワールドだ。
あちらこちらに‘接点’と呼ばれる湖や池があり、満月の時だけ扉が開く。
うっかり満月の夜に池に落ちたものが神隠しに会うのはその所為だ。

妖界は50の空間（国）に分かれている。
妖界人達は座標で1・1空間、1・2空間・・と呼んだり、
単に‘ア’の国、‘イ’の国、と呼んだりしている。
それぞれの国に王族が居て、王族は必ず国名を冠する名を持つ。
今回登場した王子の名はラーク。
つまり、‘ラ’の国という事になるが……

314よ。
これ以上、妖界の詳細を話すと長くなる。
ビデオの中でおいおい解ることもあろうから、割愛するが…いいか？

>315
好きなのは……って、我は好きとも嫌いとも言っていないぞ。
我が好きなのは裕弥ただ一人。
男とか女とかはっきり言ってどうでもいいのだ。

……で･･……ちょっと耳を貸せ。
あの紀乃貫之…はな。
世間一般では「男」と認識されてるが、実は「女」なのだ。
裕弥もそうだが……妖界人という奴は、外見で性別が解らん奴が多い。
眼を胚とする生殖方法のせいだろう。たぶん。

状況説明ならいつでもするぞ。ビデオ再生中でも、遠慮せず聞いてくれ。

＞世間一般では「男」と認識されてるが、実は「女」なのだ。
事情がよくわからないし、この部分は今回サラッと流すことにする。

悠紫、ちょっと聞いてもいいか？
チャプター1 って？
もしかしてチャプター10の予定もあり？

君が乗っているならそれでいいんだが、おそらく私を含めて傍観者になるぞ。
…もう少し様子見しておくか。どうぞ続けてくれ。

4次元管理神 悠紫だ。

……うわっとびっくりした。
そうだった。ビデオの再生中だった。
やたら客人が倒れているので、食中毒でも発生したかと思った。

…なるほど。大半がビデオの人物と同化しているようだ。

裕弥。
彼等にブランケットをかけてやれ。
……魂の抜けた抜け殻とはいえ、生身の人間なのだ。風邪を引かせたらコトだ。

王城へと急ぐ兵士の姿を、ラークは眼を細めて見つめていた。
しばらくは、一茶の緋色の髪が、馬上でチラチラ揺れていたが、
やがて、まき上がる砂埃にかき消されて見えなくなった。

城の焔は勢いを増していた。
いつもの王なら焔など敵ではないが、よりによって今宵は満月。
王が国土に‘気’を入れる儀式の日。
生命エネルギーの大半を失った王の弱さを、ラークは良く知っていた。
彼は、夜空に浮かぶ丸い月を見上げた。
異界との扉が開かれる夜。
大地が「乾き」を訴える夜。
大地だけではない、すべての生き物の血を騒がせる、満月の夜。

「やっと一人になったのね…？　……嬉しい」
声は下からした。
鈴の震えるような、女の声。
足元の水面に目を下ろした瞬間、ラークは恐ろしい力で水中に引きずり込まれた。
抵抗する間もなかった。

ほの暗い水底へ、彼は下へ、下へと引かれていった。
この池はそれほど深くは無い。
そこはすでに「御界」だった。

「おーい、アリシア！　人間を掴まえて来たのか！？」
遠くから呼びかける声に、彼を掴む手の主が、潜るのを止めた。
「すげーじゃん！人間なんて久しぶりじゃん！！俺達にも分けてくれよ！！」
アリシアと呼ばれた人魚は、取り囲む男の人魚達を睨みつけた。
「なによ！欲しかったら、自分で取ってくればいいじゃない！！」
「いーじゃねーか。そいつ、妖界人だろ？手足を食っても生えてくるさ」
「嫌よ！そんな食べ方！！」

言うが早いか、アリシアは水面へ向かい泳ぎ出した。
「逃げる気かよ！！」
口々に叫び、人魚達が追いすがってきた。
ラークの手足や首筋に噛みつく者が数人いたが、アリシアは容赦なく上に向かった。


二人が水面に顔を出した時、雪が降っていた。

>316
いい所をつくな。
そうなのだ。人界のこの国に伝わる御伽噺を再現したくてな。
ラークの胚を竹の中に封じこめようと思うのだ。

ラークを救いたいと願う彼女が、この城を17年前のここに呼びこんだ。
願い事を叶えるための、３つの条件を彼女は備えていたからな。
条件を決めたのは我自身ゆえ、叶えぬ訳にもいかん。
しかし良く……条件が揃ったものだ。
我が弟子「利紀」が、妖界の滅びを阻止せんと仕組んだのかも知れん。

……すまん。
わけが解らぬだろうが……チャプターが進めば解るだろう。

>317
ここでエビフライをあげるのは反則だぞ？
頭を丸めてもダメなものはダメだ。
突飛な行動は、ビデオの内容が変わるから止めろと言っただろう。

まあ……今再生しているのはコピーゆえ、本当に歴史は変わらん。
かと言って、アリシアがラークとエビフライネタで夫婦漫才、とかいう展開は却下だ。

アリシア「いやー注目の亀田選手、惜しいですねー」
ラーク「いやホント。あそこでチャンピオンを上げるのはまずかったですねー」
アリシア「エビフライまであげちゃいましたからねー」
ラーク「リング上でエビフライ、ですか？」
アリシア「ボクシングだけに、フライ級。なんちゃって」
ラーク「山田君、座布団持ってって」

極めてシリアスなシーンで、これはマズイだろう。

>322
事情はそのうち解る。サラリと流して正解と言っておこう。

さすがに10までは行かぬと思う。
少々早回ししてる部分があるのだ。
ラークが御界の屋台を食べ歩くシーンとか。

すまん。入りにくいとは思うが……そこをあえて入ってくれ。
自分一人しか居ないのは実に寂しい。

続けてくれと言ってくれて感謝する。
再生を続けよう。

綺麗なお姉さんは好きですか

＞すまん。入りにくいとは思うが……そこをあえて入ってくれ。
悠紫、どうやって入るんだ？
話しの途中で、しかもアクションだぞ。

ここに来る訪問者は…私一人だけだと思っていたが
この混沌とした状況で来てくれているんだから、大事にしろよ。

まーいいさ。ここで終わると中途半端だからな。

肩身が狭い神
戦争？

「やだ！　変なところに出ちゃったわ！」
そこはもとの場所ではなかった。
凍るように冷たい池の縁には緑色の葦が生えていた。
首を巡らすラークの目に、池を取り囲む竹の群生が映った。
「ここは……人界？」
「そうよ」
彼女は肩をすくめると、岸に向かって泳ぎ出した。

「この白いものは何だろう」
肌に触れ、じわりと融ける「それ」を、ラークは不思議な顔で眺めた。
「雪よ。知らないの？」
言いながら、彼女は葦を掻き分けるようにして岸へ上がった。
ラークは立ちあがれなかった。
首や手足の傷か流れる血で、岸辺は見る間に紅く染まった。
人魚は彼を仰向けにすると、うっとりとその顔を見つめた。
「あなたの眼、琥珀みたい。とても綺麗だわ」
彼女の口元から鋭い乱杭歯が覗き、彼はぞっとした。
「やはり、私を食べる気なのか？」
「そうよ。一年も前から狙ってたの。あの伝承は本当だったのね！」
「伝承？」
「満月、17の誕生日、琥珀。この３つが揃うと、願い事が叶うっていう伝承よ」
「くだらない…」
ラークは人魚を振り払おうとしたが、身体が鉛のように重かった。
「観念したら？　どうせ貴方は助からないわ」
「見逃してくれとは言わない。ただ……」
「ただ？」
「ひとつだけ。頼みを聞いてくれないか」
「頼み？なにかしら」
「私の父、妖界9・1空間の王の無事を確認してくれ」
「いやよ。あそこに戻れば殺されるわ」
「あの池には、私を探す兵士が居るはず。これを持っていけば、彼等は君を信用する」
彼は、手首に巻いた銀の鎖を彼女に渡した。
「頼む。王を亡くした国は……」
「……知ってるわ。妖界じゃあ、王の居ない国は干からびて死んじゃうって」
「そうなったら、君の狩場も減る」
人魚は驚いたようにラークの顔を見つめると、コロコロと笑った。
「たいした人ね。解ったわ。すぐ戻るから、待ってて」
彼女は一跳ねすると、水の中に姿を消した。

>328
好きだ。綺麗な人間は大好きだぞ。

ああ、念の為に言っておくが、我は「眼」で見ているわけではない。
外見をいくら着飾っても。顔の造詣がいくら綺麗でも。
綺麗とは感じないと言っておく。

皆、我の城に来ると、裕弥を見て言うのだ。
お前は面食いか？と。

――――違うからな。上記の理由で。


>329
そうだ。その調子で入ってくれればいいのだ。
ビデオ再生の途中でも、会話は成立する。
其方は大事な客人だ。大事にするとも。


ところで。
空気を読まずに質問してもいいか？
其方の使える魔法がどんなものか知りたいのだが。

>330
肩身が狭くないとは言わないが、戦争などしないぞ。
争いの種を撒く神なら居るがな。
何の理由も無く、争いを仕掛ける神。
「嫉妬」や「妬み」から争いを起こす神。
彼等は「神」の称号を持ってはいるが、同時に「魔王」でもある。

そう言えば…巷の噂で、とある「魔王」が裕弥を狙っていると聞いた。
噂である事を願うのみだ。

初体験はいつですか？

悠紫、苦笑という言葉を知っているか？
私の今の状態だ。

4Dビデオも君の過去として君がメインで入っていれば違っていたかもしれないな。
でも物語はおもしろいよ。

君は気を使って質問を降ってきてくれたんだろうが…
私は名無しだから話の流れで適当に言っている時もあるんだぞ。
突然、質問を降ってきたから…正直驚いたよ。
君の苦肉の策で質問してくれたんだから、答えておくよ。

＞其方の使える魔法がどんなものか知りたいのだが。
瞬間移動 だな。ただし冷静な状態でないとうまくいかない。
呪文はそれに意識を集中するという意味で必要なんだ。
そして移動先に集中すると見えてくる。
移動先をリアルに見られなければ正確な移動ができない。
この城にもそうやって来ている。

君も確か魔法は使えたな？　誰に教わったんだ？　魔法使いか？

魔王と表裏一体の執筆中の神
他の魔王より先に神が裕弥を狙っただろう！

さて、ビデオも中盤にさしかかってきたな。
裕弥。閲覧者の顔色をちゃんと見ておくのだぞ？
ハードな役も多いからな。
ショックでショック死ってことは無いと思うが、血圧低下ぐらいは起こすかも知れん。

ああ、裕弥。
さっき、我等の息子から連絡が入った。
言っただろう？彼にも同じビデオを見せたと。
……で、ラークの残した王子が、ようやく見つかったそうだ。
なんと同じ学園に通っていた生徒らしいぞ。
世の中、狭いものだ。

9・1空間、通称‘ラ’の国に戻ったアリシアは、水面から顔を出し、首を巡らせた。
「なーんだ。誰も居ないじゃない」
池を囲む熱帯雨林の森は、いつになく静まり帰っていた。
いつもなら、オウムやサル達の鳴き声で騒がしいと言うのに。
「仕方ないわ。あたしは陸には上がれないし」

――彼女が水中に身を戻したその時、馬の蹄の音が近づいてきた。
5騎…6騎……藍色の軍服に身を包む兵士達である。
「ラーク様ーー！！」
「殿下ーー！！ご返事を！！！！」

アリシアはしばらく池の中から様子を窺っていたが、あきらめたように身を起こした。
突如起こった水音に、兵士達は驚いて声を上げた。
「何者だ！」
「こ奴！！人魚か！！？」
アリシアは、ラークより預かった銀の鎖を掲げた。
「あなた達の王子様から、頼まれて来たわ！」
兵士達の間にどよめきが起こった。
その鎖は紛れも無く、王族が普段身に付けているものに他ならなかった。
彼等は馬から飛び降りると、一斉に腰の短剣を抜いた。

「待て！」
制止の声を発したのは、ただ一人、純白の軍服を身につけた男だった。
「御界の方とお見受けする。部下達の非礼、お許し願いたい。」
彼は長剣を馬の背に結わえ付けると、一歩前に進み出た。
「私は王に仕える近衛の一人、一茶と申す。話を聞かせてもらえぬか？」
人魚の表情は強張っていた。彼女は池の中心から動こうとしなかった。
「お前達は下がれ。急ぎ王城に戻り、文官達を助けてやれ」
「しかし師団長殿！！人魚は獰猛・」
「命令だ。今の我々に、この方を信用する以外何が出来る」
近衛達はそれ以上何も言わなかった。それぞれ馬に飛び乗ると、城へと駈けていった。

一茶は池の縁に腰を降ろした。
「ここに居るは二人だけだ。その鎖を見せて下さらぬか？」
「信用してもいいのかしら？」
未だ警戒の色を解かない人魚に、一茶は薄く微笑んだ。
「お互い剣を持たぬ者同士。いや寧ろ…私の方が不利かも知れん」
アリシアも少し笑った。
魚のように素早く岸に泳ぎつくと、彼に鎖を手渡した。
「彼は言っていたわ。王の無事を確認して欲しいって」
その言葉に、彼は一転して表情を険しいものに変えた。
「…王は…身罷られた」
「…え？」
「我等が王は、先程この世を去られた。御界の方よ。ラーク様をどうされた？」
アリシアはきょとんと眼を見開いた。
「彼はあたしの獲物だったわ。御界に運んだけど取られそうになって…人界に置いてきたの」
「ラーク様は我等に残された唯一の王族。…返して貰えぬか？」
「無理よ。彼は虫の息だもの。移動に耐えられないと思うわ」
「なんと……」

一茶はしばらく考えこんでいたが、意を決したように、銀の小箱を取り出した。
「これを貴女に委ねるより他に、道はなさそうだ」
「それは何？」
「この妖界で、‘輪（リング）’と呼ばれるものだ。ラーク様に渡して欲しい」

震える手で、一茶は箱を手渡した。その拍子に、小箱の蓋が開いた。
雫を象った琥珀の玉を通した細い金の鎖が4本、池の縁に飛び散った。

>334
―――んん！？
何でも質問してくれと言いはしたが……困ったぞ。

しばし待ってくれ334。今少し考える。

『――初体験とはつまり…世間一般常識で考えれば……「あれ」の事だ』　
『答えるのは簡単だ』
『20,000年前に妖界に降臨した折、やっちゃったのだ』
『自分では全然覚えて居ないが、見ていた魔王の一人が教えてくれたのだ』
『しかし言えるか？』
『下界にてもうけた息子を、犯ってしまったなどと』
『しかもその息子、実は裕弥と瓜二つ』
『その時のコンプレックスが元で裕弥に惚れ、未だに裕弥に頭が上がらない事を』
『ばれたら大変だ』
『実は狂王に憑依され、正気ではなかったなどと言う言い訳も通用するまい』


334よ。やはり我には答えられん。
うそぴょんな答えで誤魔化すのは簡単だが、神の沽券にかかわる。許せ。

>335
―――人の顔見て何を笑っているんだ？

ほう？瞬間移動が出来るのか。
呪文のみで空間の術が使えるとは恐れ入ったぞ。たいした奴。
ちなみに我は、魔方陣の力を借りる事が多い。
呪文だけの移動は疲れる。精神的にも、体力的にも。
それを其方は易々と……

我の使う術は……誰に教わったものでも無い。
生まれながらに出来たものが大半だ。
適当に文字や図形を組み合わせて偶然発動したものもある。
六妨星を3つ折にして燃やしたら、下界の火山が噴火した例がそれだ。

そう言えば、我の過去を収録したビデオもあるぞ。
20,000年前に下界に降臨した事があるからな。
そのビデオを再生するのはまだまだ先だろうが…。

また来てくれ。天上界でも案内しよう。

>336
だああーーーーーっ！！　しまった！！！！

……そうだった。自分の事をすっかり棚に上げていた。
だが336よ！！
我は決して　や　ま　し　い　気持ちで裕弥を連れてきたのではない！！
一目見て２万年前の息子を思いだし、つい我が手中に……いや違う違う！
その気高き魂に惹かれ、つい自分のものにしたく……いやいやいや！！

彼は自らの‘時’を代償にここに来たのだ。
代償を払わせんが為、我は仕方なく彼を置いているのだ。
その証拠に！！
指一本たりとも！彼に触れていないではないか！！

指の2,3本くらい、許してくれてもいいじゃないかとか、思ってないからな！！

なにげにエロいな

悠紫、物語の続きが観たくなってきたぞ。
このような世界の物語は好みじゃなかったから…今まで本も読まなかったよ。

＞生まれながらに出来たものが大半だ。
幼いかどうかわからないが、混乱と破壊を招くことになるだろう？
彼らは隔離され教育されているんだろうな？
君が天然ボケという理由もそこにありそうだ…

では天上界が神の世界なのだろうか？

狼狽える神
‘時’を代償 ？　裕弥の人生は何だ？

……裕弥、かわいいよ裕弥。

ハラリと落ちる前髪、長い睫毛、薄く開いた唇、
汗ばむ額に首筋。
纏うは薄く透ける絹の衣、仰向けに横たえた、その均整の取れた肢体。

おお！我が眠り姫よ！！その唇を我に捧げん！！！

いざ・ぶげぇええっっぅｔ！！！！


……ナイスパンチ。

「342……343……」
顔に振りかかる雪を、ラークは数えていた。時折襲う眠気が恐ろしかった。
水音とともに人魚が戻ってきた頃には、雪は止んでいた。

「まだ生きてる？」
「どうにか、ね」
血の気の引いた彼の顔は青白かった。
琥珀の眼だけが、かろうじて生気を保っていた。
「あのね、王様、死んじゃったって」
「・・！！！！」
さりげなく紡がれた人魚の言葉に、彼は一瞬声を無くした。
「父上が……亡くなられた……」
あまりの彼の落胆ぶりを目の当たりにし、人魚は少々気の毒に思い始めた。
「あなたの国はどうなるの？」
「心配してくれるのか？私の国を」
「狩場が減ったら困るだけよ！それより、どうなるの！？あなたの国は！」
「王の‘気’を食えぬ国土は、他の生物より気を奪う。その‘気’が尽きるまで約1年」
「あと1年で滅んじゃうって事！？何か方法はないの！？」
「ない。時間をさかのぼれでもしない限り」
「…過去に行けばいいのね？」
「そうだ」
頷いてからラークは、驚いたように目を見開いた。
「冗談だろう？」
「本気よ。さっき言わなかったっけ？今日は願い事が叶う日だって」
「その伝承が本当だとしてだ。‘琥珀’が足りないんじゃないのか？」
「琥珀ならあるわ。ここに」
彼女は葦の茂みの中から、黄金の鎖を取り出した。
「……！！それは！！！」
「一茶って人が、あなたにって。…ごめんなさい。こっそり貰っちゃうつもりだった」
「一茶が……」
ラークは懐かしげに鎖を見上げた。
それは亡き父が、儀式の折に身に付けていた黄金の‘輪（リング）’だった。
琥珀の玉と鎖が、月の光を受けて煌いた。
不意に気が遠くなり、ラークは眼を閉じた。
「まだよ！死なないで！！どのくらい戻ればいいの！！？10分前！？1年前！？」
人魚の声に、ラークは眼を開けた。
「17年前を…頼む」


―――――瞬間、空間が軋んだ。

凍りついた空には、下弦の月がかかっていた。

>342
――――――なっ！我のレスの見て、本当にそう思ったのか342！！

決して。断じて。我のレスはエロくない。表面的には。
見えそで見えない。そんな感じ。
ピンクでは無い故に使えぬ禁忌の言葉を、使わずして如何にエロスを伝えるか。
日々、そのことばかり考え、奔走する我の意図を理解してくれるとは！

いい気分だ。実に報われた気分だ。
礼代わりに、今日も何かを例えてやろう。
やはり花か。

薄桃色に染まる花弁。
触れると、蜜壷からキラリと光り、溢れる黄金色の糖蜜。
そ・
ん？……もういい、だと？
まだまだこれからだと言うのに、さては其方、照れ屋さんか。

>343
ファンタジーが好みでなかったとは勿体無い。
まあ…我が目指すはただのファンタジーでは無いがな。
異世界スペース・ファンタジー。

―――――――は！？違うぞ！！これはフィクションでは無い！！
紛れも無い、過去の事実なのだ！！
ありのままの事象！！それを再生しているだけなのだ！！


何度も言うな。天然などと。
そうだ。天上界は、0次元から3次元までの神々が住まう世界。
神々の仕事を監視するお役所があるのもそこだ。
ちなみに4次元神以上の神は、天上に居なくても構わない事になっている。
現に我も、普段はこの白露城に住んでいる。
そうだ。
お役所の485階に我の事務所がある故、まずはそこへ行くとしよう。

悠紫、今観ているビデオは17年前の過去、1990年だよな。
>346でラークが「17年前を…頼む」と言っていたが、
さらに過去に遡って1973年のことを指しているのかな？

何度も言うが、悠紫は天然だ。これはPRのつもりなんだが…

君がお笑い系の神としてノリノリだった頃を思い出してみてくれないか。
お客様に受けていたし、客入りもよかった。
つまり、ホスト系かお笑い系が受けるということだよ。
君はホスト系よりお笑い系の方が向いている。
まー需要と供給の関係から言ったまでだがな。

お笑いもいいがエロもいい
つ【エクトプラズム】

4次元管理神、悠紫だ。3次元世界の4次元的管理をしている。
管轄は人界、妖界、御界、殿界の４つ。

おい裕弥。たまにはお前も挨拶をしてみないか？
――――裕弥？　裕・

……毎晩毎晩、何にうなされているのだ。
あの時の夢でも見ているのか？
最愛の息子を手にかけた、あの時の夢を。

……忘れろ。責任はお前には無い。
狂王の当たり年に王になったお前は……運が悪かっただけだ。
寧ろ我は、狂王に感謝している。
あの事件のおかげで、我はお前を得ることが出来たのだからな。

……苦しそうだ。首のボタンを外してやろう。

お…！？　起きないぞ…！？
も・もう一個、外してもいいかな？ いいかな？
起きないかな？ そっと、そ〜〜っと・ごぶをををっっ！！！！



……ナイスボディーブロー。

>344
何を言うか！うろたえてなど！！

そうか其方。裕弥の過去が知りたいのだな？
暗〜い暗〜い裕弥の過去を。
あるぞ。その時のビデオ。
それを見れば、裕弥の人生がどんなものか解るぞ。
ついでに裕弥の人生も精神も肉体もすべて我の為に存在することが解る、かも知れない。

…むっ、そう言えば343にも言ったが、我が降臨した時のビデオもあるのだ。
どちらも「狂王」という滅びの意思体が絡んでいる大事件簿。
さて……どちらを先に再生しよう。
下手すればチャプター20を越す裕弥のビデオ。
ややもすれば１話で終わる我のビデオ。

普通なら短い方を優先するのが定石だが……あえて長い方を選ぶとしよう。
異存はあるか？344よ。

>349
――あれは2007年のビデオだ。
ほんの数週間前の、最近の出来事だったのだ。

済まん。ビデオの日付が抜けていた上、
わざわざ過去に戻ってから再生したゆえ、誤解を与えたようだ。
実は17年前の過去に戻ったのは、とある「用事」を済ませんが為。
用事とはまあ・・・野暮用だ。
戒律を破ったものに対する裁定を下すための。

ちょっと待て。
我がお笑い系かどうかは水掛け論になるゆえ置いとくが、ホスト系とは何だ。
どういうのがホスト系なのか良く解らん。

ようこそ、我が白露城へ。
―――――ドンペリいっぽん　はいりま〜す！！！

とかか？

>350
我のエロチシズムを理解してくれるとは何よりだ。
お笑いとエロは何となく対極にある気がするが、どちらもやれと言われればやろう。
ただし、エロは比喩表現限定だがな。

ほう…。
久々の我がダイレクトフード。頂こう。

くくくく・・・・・・いい気分だ。

「本当に……過去に着いたのか？」
ラークは辺りを見まわした。葦も、竹の群生も、さっきと全く変わらない。
「見て！月が欠けてるわ！！」
「え！？」
真上にあった筈の満月は消え、下弦の月が東の空に浮かんでいた。
「その伝承、君等の創造神が作ったものなのか」
「……何故？」
「‘時’に干渉できるのは神だけだ」
「知らないわ。あたしには、神様が居るのかどうかも解らない」
「……そうだな。私もだ」

言うなり、ラークは自分の右目を引き千切った。
「何をするの！？」
人魚は驚いて金切り声を上げた。
「子供を作るんだよ。その輪（リング）を貸してくれ」
言われるまま鎖を渡し、彼女はラークと地面に置かれた眼とを見比べた。
「そう言えば、聞いた事あるわ。妖界人は眼で子供を作れるって」
ラークは輪（リング）を両腕に通し、眼球に手の平をかざした。
熱風とも冷気ともつかないエネルギーの波が大気を震わせ、水面にいくつもの小波を起こした。
だがそれだけだった。ラークはゆっくりと眼を閉じた。
「ちょっと！！どうしたのよ！何にも起きないじゃない！！」
「……生命エネルギーが……足りない。後……少し……」
「じゃああたしが手伝うわ！！」
「だめだ。異界人同士で子を作るは大罪。君まで……死ぬぞ？」
「構わないわ！！あなたの為だもの！！」
「……君！？」
ラークは改めて人魚の顔を見た。彼女は泣いていた。
大きな虹色の瞳、揺れる海草のような髪、牙の覗く口元。
その姿は「異形」ではあったが、彼には何故か美しく感じられた。
アリシアの頬を涙が伝い、血まみれの‘眼’の上に落ちた。
――刹那、‘眼’が‘芽’に変わり、鼓動を始めた。
「ラーク！！」
アリシアは喜びの声を上げたが、彼はすでに事切れていた。
彼女は眼を伏せた。涙はもう出なかった。
「あたし、今解った」
風が、水辺の葦をザワリと揺らした。
「欲しいのは、食べたいからだと思ってた。でも、そうじゃなかった」
そっと、後ろに立った白い人影に、彼女は気づかなかった。
「あたし、貴方に恋してた。一年前の満月の夜、湖の辺に立つ貴方を見てから、ずっと」

『ならば其方。死してその‘子’を守るがいい』

‘人影’の発した声を聞く前に、アリシアは白い泡となった。
守るように‘胚’を覆った泡は、そのまま一本の竹となった。

●　⌒　●
（●ω●）ぱんだ。

‖▼▼ノ
＠｀´
　【∀】おっと…♪わかっているぞ、宇宙動物エルバッキー！そうは問屋が卸さな…

●　⌒　●　山　ｸﾞｵｫ
（●ω●）／／ ぱんだぱんち。

‖▼νノ
＠゜゜',Σ
　【Д】,ゴビッ


　∩_∩　ﾊﾟﾝﾀﾞﾂｵｲ
（*・ω・）あっ、しんじゃったぁ。

　　ノノノ
（´・∀・＾）凄いぜ天然記念物！！

>353
＞戒律を破ったものに対する裁定を下すための。
仕事なのか？
悠紫も意外と仕事は真面目にやってるんだな。

＞どういうのがホスト系なのか良く解らん。
そうだな、お客様の気持ちにあわせて優しく包み込むような…
お客様によって誉めたり、持ち上げたり、慰めたり、同情したりと
ありとあらゆる台詞で、お客様をうっとりさせたり癒したりするわけだ。

だから、君には向いていないだろう？

レンタルビデオ屋の神
ここはビデオ鑑賞する所？

アニメからアダルトまで幅広く取り揃えてあります。

おっちゃん！映画見せて！

フ・フハハハハハハ！！！！！！

待たせたな！！白の魔王、実にひっさびさの登場だ。

――――誰も歓迎してない気もするが、気のせいという事にしておく。
名無しのよこしたエクトプラズムを、黒と気付かず食したあいつが悪い。

クククク！！
今朝はこの我が返してやろう！ 6時またぎでな。

>356
―――――くぉらあああっっっ！！！！ここで殺しはやるな！！！

―――お前が言うなとか言う顔をするな。
…殺してない殺してない。我は殺してない。きちっと寸止めしている。
殺すより、相手を恐怖の淵に陥れる方が楽しいからな。

人間を殺してしまった貴様には罰を与える。パンダだからと容赦はせん。

―――――ていっ！！

見たか。我が必殺ネコパンチ。

裕弥よ。この白め剥いた動物を宇宙に戻してやれ。
……ん？…方法が解らん…だと？
難しく考えるな。
こう…右手の平で支え、ゆっくりと肩を後方に引き、斜め45°、やや外角に投げる。
やってみろ。お前なら地球の脱出速度を越えられよう。


時に、死んでしまった人間は如何いたそう。
この城で死者を出した不始末。すべては危険動物の入城許可を出した「奴」が悪いのだが。
……またこの我が尻拭いをせねばならぬか。


裕弥。オペの準備を。

>357
ならば、この我がホスト役となろう。
純粋に客をもてなすならば、一人突っ走る「奴」よりも、我の方が巧い。
言葉巧みに客を持ち上げ、誉め殺す。
親身になって客の悩みを聞き、同情し、信用させる。
……うっとりとさせてやるぞ。官能の波に翻弄されるがいい。

手始めに357。其方を落としてやろう。

解っている。其方は実に頭がいい。頭の良い人間は容易には落とせん。
だがそこがいい。ハードルは高ければ高いほど燃える。

じき…我無しでは…いられなくなる。
クククク・・・ハハハハハハハハハ！！！！！！！


――で、悩みは何だっけ？357君。

>358
レンタルビデオ屋？
そうか。小銭欲しさに、レンタルまで始めるとは「奴」も落ちたものだ。
金を得るならば、他にいくらでも方法があろうものを。

358よ。其方もビデオを借りに来たのか？
それともこの場でビデオ鑑賞するか？
幸いこの白露城には、ミラノスカラ座が来ても恥ずかしくない劇場が装備されている。
重厚なる大音響、華やかなる舞台装置。
其方の自宅で再生するより、こっちの方がお得だぞ？

ちなみに舞台のレンタルは、ビデオレンタル代の25割増しだ。
バター付きのポップコーンは1割り増し。
ダイエットコーラはレギュラーがお進めだ。
ホットドックは……まだソーセージが凍っている。10分待て。

>359
――――む！？誰だこんな広告貼ったのは！！
アダルトはともかく、アニメは無いぞ。
他作品のビデオなど、誰が置・・


…誰だ。ジブリの作品を一通り揃えた奴は。
裕弥、お前か？お前がコピーして持ちこんだのか？

いいか裕弥。
人界には、著作権というものがあってな。
黙ってそういう事をすると、パクられるのだ。
解ったか。処分するか、自分で楽しむだけにするか、どちらかだ。

>360
悪いが小僧。
ここにあるのは過去を記した事象のみ。
下界の巨匠どもが創った「映画」と呼ばれる版権物は扱っておらんのだ。

……なんというつぶらな……汚れの無い目をして我を見るのだ。
いつぞやは何処ぞの>230に、梅津○夫のキャラの如く「ぎゃー」ととか言われたものだが。

小僧、いや、少年よ。
この我が……恐くはないのか？
血よりも紅い瞳に、大概の大人は恐れ、おののくのが普通だぞ？

そんな我を…気軽に「おっちゃん」などと。
せめて「にーちゃん」と…いや、「お兄様」と呼んでくれると…我がペースとなるのだが。

っっっうあああああっっっ！！！だめだ！！！！！
それ以上見つめるな！！！！毒気が抜かれる！！！！

>363
私がアドバイスというか意見をいうとまんま乗るな。
君は魔王になっても天然は本当に変わらないからその点は感心したよ。
ホスト系は女性に人気があるが、私にはＮＧだ。ホストに言い寄られても…

どうせわかっていてわざと言ってるんだろう？
魔王にホストは無理だ。第一その老け顔じゃ…今のは気にしないでくれ。

＞――で、悩みは何だっけ？
私の悩み？
安心して見守れないというのが悩みの種かな。
君が予想外の行動にでることだよ。
まさか、悠紫のように泣いたりはしないだろうな…泣くなよ。

ぼったくりの神
金を巻き上げるつもり？

レスがワンパターンだな

いつも朝方来てるが、早起きなのか？それとも夜更かしの延長か？

悠紫、魔王になったまま体調を崩してしまったか、
それとも役所の仕事が忙しいのか？
あの裕弥もどことなく寂しそうな顔をしていたぞ。

悠紫が居ない間に城が落ちてしまったのでは、
君も帰って来られなくなるし、ビデオの続きも見たいしな。
城は保守しておくぞ。何となく気になって目が覚めてしまったよ。
一応sageておく。

　　　　　＿
　　　 ／Ｏ ＼
　 　 |. °　　|
　　　 ＼＿,／
　　 　 `''|/ﾉ
　　　 　 .|
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　　 ＼, V
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　　　 　 |ヽ､)
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　　　.|　 r''ヽ、.|
　　　|　　ｰ-ヽ|ヮ
　 　 |　　　 `|
　　　ヽ,　　 .|
　　　 ／￣ ＼
　　／ <>　<> ＼
　　|ヽ　（人）　/|
　　＼＿＿＿／

神は死んだ

……ハァ･………ハァ……
　　　…………………ハァ……

……城に……客人が来ていたようだな……。

裕弥……何処に居・うっ！？

……脅かすな。なんと…冷たい手をしているのだ。

ああ。大丈夫だ。何とか動ける。
…西の魔王がな。お前を一晩貸してくれなどとほざきやがってな。
首を振ったらいきなり痛てて……攻撃してきてな。
東の魔王まで参戦してきてそりゃもう…わやくちゃに……痛ててて！
もっと優しくやっ……

いや、無理などしていない。
我も魔王。この程度でレス出来んようでは神には勝てん。
神の奴のレスを上回るのが、我の望みだと言ったはず。


――わかった。明日に備え、今夜は休むとしよう。
供に寝てくれるか？367に、何もされなかっただろうな？


……黙るな。何か言ってくれ。

今夜も引き続き、魔王である我が貴様等をもてなしてやろう。
何でも言え。
ミックスピザが食べたいなとか。ミルクはホットがいいなとか。
夜の一人寝がさびしい的な相談もＯＫ。

…………何故皆黙っている。
長く日を空けたこと、怒っているのか。
…言い訳はせん。
同属性の魔王が暴れた連帯責任で交信停止処分を受けていたなどと。

それとも客人を最大のもてなしの心で迎えんが為の、この演出が気に入らんのか？
やはり…我ではダメか？
色気に関しては全く定評のない、この我では。

―――裕弥。
お前がやってくれ。裸エプロン。

>367
なに！ホストはNGだと！？
……ぬかった！！まさか貴様が男だったとは！！

前言、撤回するぞ。わざわざ男を落とす趣味はない。
男しか居ないというなら仕方が無いが、男と女が並んで立っていたらやはり女を選ぶ。
――裕弥は別格だ。
我等に取って、彼は性別を越えた、神秘の存在。
……そりゃあ……まあ……おにゃのこだった方が……なんぼか嬉しいが。


―――――フン！
気にするななどと！余計気になるではないか！
……気に入らんな。設定上、我の外見は26歳なのだ。
それを老けてるなどと！！

泣いてない。我は「奴」と違い、目から透明な液体を流したりはしない。
この紅き瞳が流すは…血の涙。
血がどくどくと顔を伝う様を一目見た弟子が、か〜な〜り恐いと言っていた。

見たいかホレ。ほ〜れほれほれ。

>368
とんでもない！価格は相場だ！！
いや寧ろ安いくらいだ！あの劇場がたったの25割増しなど！！

フードだってちゃんとしたジャンクフードだ。
ハンバーガーの具材も。牛と偽ってミミズが入っていたりはしない。
豚が3割入っているのは、あくまで味を良くするため。
ジューシーな肉汁を楽しんでいただくためなのだ。

――――――――勘違いするな。我は魔王。
ここで貴様等をもてなすのは、決して本意ではない。
人が喜ぶ顔を見て自分も嬉しくなったりとかしない。ぜったいにしない。

――違うぞ！！？下心だぞ！？
太らせて食おうと思ってるだけだからな！！！！

>369
言うな。自分でも気にしているのだ。

……これでもな。２パターン、３パターンな自分を演出しようと、
そりゃもういろんなキャラに成りきって見たりして来たのだ。
それなのに……ちっともパターンが変わらん。どーーーーしても変わらん。
てな訳で、ワンパターンでも別にいい気がしてきた。


>370
早起きは3文の得という諺を知っているな？
もう一人の我は神。人間の模範となるべき存在。
当然、10時には就寝し4時には起きる、早寝早起きさんだ。
…‘我’の方は…一晩中でも二晩中でも起きていたいのだ。
夜を徹し、部下の指揮を取ったり、裕弥を口説いたりしたいのだが如何せん。
主導権は神の方であるからして……チッ…

370よ。
そういう其方は…夜更かしだな？

いいか。人間は本来、夜に寝るべきなのだ。
夜の仕事でない限り、ちゃんと12時前に床につけ。
……貴様の健康を心配しているのではないぞ？
夜の街、人間どもがうようよしていては、手下どもが仕事出来んからだ。

>371
ふん。一応、礼を言っておく。
ここが落ちたら裕弥が哀しむ。
哀しみのあまり城から身を投げでもしたら、犯す楽しみが無くなるからな。

し心配などするな！らしくない！
来られなかったのは上記のとおりだ！
役所が忙しかったわけでも！体調を崩したわけでもないぞ！！


…これは土産だ。
奴の力が込められた砂時計。
3分間だけ、時を戻すことが出来る魔法の品。
本当に困った時、一度だけ使うことが出来る。

どうした。受け取れ。
借りを作りたくないから、仕方なく用意した品だ。遠慮するな。

>372
ムムム・・屍から生える2本の草花。

これは我への貢物だな？実に…良い趣味をしている。
ああ……良い眺めだ。床の間に是非置いときたい。

なあ372。
屍を糧としたこの花は……どんな香りがするのだろう。
手折り、こちらによこしてくれぬか？
うむ。……




くさ！！

>373
それが本当なら有り難・いやいや、奴の死は我の死。
やはり困る。

373！哲学者の言など反芻せず、もっとこう…前向きでポジティブなのを頼む。
神は永遠の眠りについた、とかな。

君が居ない間、裕弥が退屈だと言っていたから人間界を案内してやったよ。
設定が26才でも見た目はおっちゃんだから、トリ同様あまり意味がないな。

ところで「連帯責任で交信停止処分を受けていた 」と言っていたが
この城で大暴れしたあげく人質まで取った前科のある魔王だから
その中心は君ではないだろうな？

土産は嬉しいが、３分とはな…ありがたく頂くよ。

フルボッコの魔王、神はどうした？

ここから濃厚な魔王スレになります↓

クククク……奴は…まだ……眠っているな？
いいぞ。そのまま引っ込んでいるがいい。
出来ればこのまま永久に！！つーかせめて1000まで。

>382
…裕弥を人界に連れていったのか。どおりで見慣れぬ服を着てると思った。
382、其方が買ってやったのか？
要所要所の鋼のボタンに、藍で染めた丈夫な布地。
何より裕弥の優美な足のラインが最大限に際立つデザイン！
…そそる。なんとも…実にいい。何とも脱がせにくそうだが…それがいい。
…どう読むのだ？　リー…バイス？

まあいい。スカウトとかされなかったろうな？
人間どもは金儲けしか考えんからな。


バカな！！
我がそんなヘマをすると思うかぁ！！！
…前科前科とうるさいぞ。
我は魔王なのだ。貴様等に恐怖を与えてこそ魔王なのだ。
数で言えばそれこそ神の数ほど魔王が居るが、そんなこと気にしない。
貴様、その偉そうな態度を改めろ。
もっと我に恐怖しろ！
…たやすいぞ？貴様を捕え、八つ裂きにするのは！
クククク…男の血は濃厚で味わい深い。健全なる精神の持ち主であればなおさらだ。
――――何故に…恐怖しない？
このワイングラスのトマトジュースがいけないのか？
生き血がないから仕方なく飲んでるこのトマトジュースが。
―――くううっ！！
始めは何こんなもの！！っと思っていたが、塩分控えめで結構いけるんだなこれが。

>383
ふ・フルボッコになど！！
こう見えても、魔王の中では強い方なのだ。
天下一武闘会（魔王編）では3位決定戦まで行ったのだ。
その成果を認められ、今は地獄界の四方の一つ、‘玄武’の守護を任されている。

ふん。神など知るか。
悠紫とて、我等魔族の邪魔ばかりする奴等と同類。
去年など、地獄界に堕ちてきた奴等への虐待を制限せんと、
「人間愛護法」なるものを押しつけてきた。
その時だけは、仲の悪い四天王同士が結託し、その書を破り捨てた。
怒った神の一人がこの城に押しかけ、我と奴との口喧嘩は1000日続いた。
先に疲れた方が負ける、ワン・サウザントウォーズ。
ふん！口八丁の神め！！！！
あの時の屈辱！！忘れぬぞ！！！！！！！！

悠紫も神のひとり。
奴と身体を共有してると思うだけでクソいまいましい！！

>384
良〜く解ってるな貴様！！！


良〜し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し
良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し
良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し
良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し
良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良し良・

逃げるな。
頭のてっぺんが禿げるまでナデナデしてやろうっつってんのに。

オース。

スカウトで思い出したが、私と裕弥が歩いていたら、
芸能プロやモデル、ホストの勧誘などいろいろと声をかけられたな。
女性のナンパには乗ってみたが、裕弥もノリノリで合コンに誘われたよ。

あのジーンズは裕弥が選んだが、気に入ったようだから私がプレゼントした。
また行きたいとも言っていたし、合コンにも誘われたが男のメンツが３人…
どこかの公園の鹿は年に一度、角を切ると聞いたことがあるが、
君の頭にある触手というか角は切れないのかな？

口喧嘩で神に負けるって魔王は神より頭悪い？

イスの種族の学者が
魔王の初恋の相手を知りたがっています

白霧の如く漂う白き魔王、見参。

>389
ウス。元気そうでなにより。
人界の召喚師に召喚されたんだってな。
…積もる土産話もあるだろうが、まず座れ。
貴公の通った学園の近くにも……学園があっただろ。幼稚園〜大学一貫の。
今現在、我が息子が通っている学園なのだが……知らん？そうか。


>390
ホストの勧誘…？
人界の奴等、裕弥を何だと思っているのだ。
…まあいい。
我も裕弥と供に夜の街を歩いていたら、奴等、裕弥をGacktと間違えたからな。
――ちょ・ちょっと待て！
あの裕弥がノリノリで？ほんとか？
女性のナンパに乗るとは……裕弥…お前…男…か？
また行きたい？
…いや別に構わんが……その時は我も誘え。
いやいやいや、あの鹿のいっぱい居る公園には誘うな。
人間め！たかが危険だとかそんな理由で、角を切るなどと！！
ああ痛そうだ。
見るだけでだめだあれは。

>391
口が回らんのと頭が悪いのと一緒にするな。
神の奴等、口ではいいことばかり抜かすが、
実際何をしているかと言えばオペラグラスで下界を覗いては喜んでばかり。
日々爪を研ぎ澄ます我等魔王と違ってな。
ほんっとうに神は口だけだ。
悠紫など、たいした戦闘力も無いくせに、時間を止めやがる。
…あれは反則だ。
4次元神はこれだから嫌いなのだ。


>392
…初恋の相手、などと。
6億年前の地球外生物はよほどの暇人のようだな。
それとも…また地球征服でも企んでいるのか？
そうか。それで…管轄神である悠紫の弱みを握るつもりだな？

人間が滅びようが知った事ではないが、同じ人間である裕弥が死ぬのだけはご免だ。
故に、我の想い人をバラすつもりはない。

>394
その触手は意味があるのか？銀魂のハタ王子と大差ないだろう。
それに人間界では目立つから女性どころか、下手すれば職質されるかもしれないぞ。

君は魔王で吸血鬼だったのか？
物質的なモノに頼る意味で神より身体維持能力は低そうだな。
輸血用のパックを持ってきたから、
この方がトマトジュース同様にお手軽だろう。

負け惜しみの魔王、時間を止める神の方が強い
神と魔王は同一人物 ？

さて、今朝もこの魔王がお相手致そう。
……ん……なにやら……久しい……香りが…………

・こ！これは！！もしや　血ィ！！！？

血だーー！血だーー！！やったやった！！
飲んでいいのか？ここにわざわざグラス入りで……罠じゃあるまいな？
エイズには感染しないと思うが…Ｃ型肝炎には感染しそうだ。

ええいっ！！肝炎が恐くて血が飲めるか！！

―――――む！むむ〜〜―――！！？

……塩辛い。何故だ。

>396
そうか。貴様が用意してくれたのだな、血。
実は……最近無塩トマトジュースばかりだったせいか、
普通の血がしょっぱくてたまらない事に今気がついた。
故に、もう血は要らん。トマジューにしてくれ。カゴメでも何でもいい。


…触手ではない。触角だ。
ピーンとそそり立つこの誇り高き結晶と、
いやらしくクネクネ動く触角とを一緒にしないでもらおう。
意味があるかとか失礼にも程があるぞ。
たぶんこの角を取れば、大変なことになる。
壁にぶつかって歩くようになるかも知れない。ネコのひげみたいに。


いやいや、神だって、日々エネルギーを摂取してるぞ。
奴の主食は生けとし生きる者達の魂とか残留思念だからな。
そら、そこにも浮いてる。
見た事あるだろ。奴がいいとも見ながらつまんでいるのを。

>397
また貴様は…………。
強い、弱いで言えば、当然我の方が強いに決まってる。
腕相撲では絶対に負けない自身がある。
無論、身体を共有するゆえに、試すことは出来ないが。

身体を共有……これって同一人物と同義語なのか？
…良く解らん。


そうだ。京都に行こう。
悪いが2,3日空けるぞ。

神の主食が魂！？　そんな事聞いたことないぞ！
悠紫は確かエクトプラズムは食べると言ってたが、それは魂じゃないよな？
それじゃ、生まれてくる魂がいなくなるから人工減少は神のせいか？

この城にテレビは置いてあったのか。気づかなかったよ。
やはり、悠紫はお笑い系の番組が好きなんだ。君もテレビを見るの？

魔王は京都に行った？

裕弥。このビデオ、なかなか面白いな。
……「はやく人間になりた〜い」…などと。
人外であるが故に人に憧れ、人間を助けるも恐れられ蔑まれ……

……結局彼等はどうなったのだ？
我と契約を交わせば、人間にしてやらんことも無いのに。

>401
……そうだな。エクトプラズムと魂は違う。
ま、なんだ。奴は何でもいいのだ。霊的エネルギーが含まれてさえいれば。

実を言えば、この我も同じなのだ。
我が好むは……負の感情が含まれた方だがな。
黒いエクトプラズムとか。魂なら「より苦しんで死んだ」魂がベスト。
血を好む理由も然り。
血を抜き取られる際の宿主の恐怖心が血液に宿り……あの独特のコクがいいのだ。
…今気付いたのだが、以前、貴様がよこした血液パック。
あれは、自ら望んで提供した人間の血であろう？
な〜んかおかしいと思ったのだ。
しょっぱい味しかしなかったのは…もしや、恐怖の味付けが欠けていたからではないか？

―――うむ。やはり…直接首筋から頂かねばならなかったのだ。


…冷蔵庫があるのだ。テレビだって洗濯機だってあるぞ。
キッチンなどIHだ。

そうそう。悠紫の奴は…バラエティが大好きだ。
我は奴を意識を共有している故…強制的に見せられている。
ほんとは……サスペンスとか……救命病棟24時的な番組が見たいのに、だ。
愛エプとか……いったい何処が面白いのだ。
エンタも……実にくだらない。
小島よ○おが何だ！にし○かすみこが何だ！！

そうだ。ハンニバルを借りに行こう。

>402
貴様――――解って言ってるな？
ちょっとCMのキャッチフレーズを借りただけだと。

実は……京都は苦手だ。寺とかいっぱいあるからだ。
線香の匂いは苦手だ。寒気がする。

我は遺跡巡りとか、墓参りが好きだ。
古代の人間どもの「怨念」が宿った遺跡の数々。成仏出来ぬ自縛霊。
…あれはいい。お腹一杯になる。


……なんだその残念そうな顔。
さては貴様。土産を期待していたな？
――――――ふん。たとえ行っていたとしても、買って来るものか。
名無しに土産を買うためには！
「賽銭」の一部を貸してくれと奴に頭を下げねばならんのだぞ！？

……ふん。
何の偶然か、ここに「洋風八ツ橋」がある。
我が買ったんじゃないぞ。息子が修学旅行の土産に送ってきたものだ。
どーーしても食いたいなら、食っても構わん。
特別出血大サービスで、玉露が「我」が煎れてやる。

ハンニバルって、『羊たちの沈黙』等に登場するハンニバル・レクターでいいのか？
これと『レッド・ドラゴン』はノベライズを読んだよ。

救命病棟24時的な番組っていうと、医龍やERことかな？　
私も好きだが、命を救うというのがメインだから君の趣旨にはあわないじゃないか？

海外などアメリカのドラマもこの城で見られるのかな？
ところで現在位置は？

魔王のおっちゃん、どこに行って来たの？
洋風八ツ橋、ごちそうさま！

魔王に息子がいる！？　子供は人間？

裕弥、昨日考えたのだが……電気ポット買わぬか？70℃設定出来る奴。
…なに。
昨日>402に玉露を入れる際、火傷をしただけだ。
熱湯の温度がなかなか下がらぬので、何度も湯のみに移しているうちにな。
…買って……くれるか？
ありがたい。

>406
小説を読んだとはさすがだな。
……ん……んん？　　……いや、我は読んでいない。
だって悠紫の奴、小説と言えば「魔法使いハウルと火の悪魔」とか
どたばたファンタジー系しか読まんのだ。

……救命関係はな。
命を救う番組だから好きなのではない。
血が見れるから好きなのだ。その辺勘違いしないように。


貴様はアメリカのドラマが好きなようだが……その類は置いていない。
リクエストがあれば裕弥に言え。
どういう経路で仕入れているのか知らぬが、海賊版を山ほど所有している。
…本当だ。
彼の部屋に忍び込んだ折、タンスの裏に隠してあった。
…内緒だぞ？我が忍びこんだことは。


……ん。
新たな4Dビデオを上映するにあたり、これから妖界に行こうと思う。
妖界9・1空間‘ラ’の国。
年間を通じ、零度以上には絶対にならない国。
すごく寒いからな。
この長靴と犬の毛皮のコートを貸してやってもいいぞ。

>407
どこにも行ってない。ちょっと近所のスーパーに買出しは行ったが。
……う…うむ。
菓子がお気に召したようで何よりだ。
菓子の味を最大限に引き出す玉露のおかげだな？そうだな？
くくくく……
遠慮せずに「うん」と言えば良いものを、謙虚な奴。

良〜し。
裕弥が買ってくれたこの電気ポットにて、新たに茶を煎れてやろう。
―――む？
このポット。
一度沸騰し、冷ますタイプ……だと？

―――――ええい！！そんなに待てるか！！！
悠紫！
後はまかせる！！
ついでに4Dビデオの再生をしてやれ！！我には出来ん！！

……痛うぅ〜……魔王の奴。やっと引っ込んだか。
今回は随分と長かっ……いてて……

…冷たいタオルとは…気が利くな、裕弥。
奴め、しきりに4Dビデオの事を口にしていたが……どういう風の吹きまわしだ？
名無しの意向を取り入れんとするなど。
…丸くなったな。誰のせいだ？

>408
――奴の息子とは、我と裕弥の間に出来た子のことだ。
裕弥は妖界人ゆえ、眼で子供を作ることが出来るのだが……
発生エネルギーが少々不足していたので我が助けた。
ラークの子の発生を人魚が助けたように。

息子は妖界の人間。
…だが、とある事情により、現在人界の学園に通っている。
しばし待て。
今それ関連の4Dビデオを……、、おかしい……この辺に置いた筈だが……

　(?⌒)?　(?⌒)?　　　(?⌒)?　(?⌒)?　　　(?⌒)?　(?⌒)?
　（　´・●・）つ　（　´・●・）つ　（　´・●・）つ　　　神が復活した！ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　（　二つ　　　　（　二つ　　　　（　二つ　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　＼./ /、　　　　＼./ /、　　　　＼./ /、　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　 ∪`Ｊ　　　　　 ∪`Ｊ　　　　　 ∪`Ｊ　

魔王と大差ないが悠紫に変わったのか。
妖界9・1空間‘ラ’の国って？
もう少しくわしく説明してくれないか？

犬の毛皮のコートだと！？
犬好きだから冗談じゃない！
毛皮に代わる防寒服はおいてないのか？

動物虐待の神！当局に通報するぞ！

皆、集まったか？
たった今から「妖界」への扉を開く。シートベルトを着用してくれ。

…裕弥。落ちつけ。落ちついて座れ。
久々の故郷が懐かしいのは解るが、いつものお前らしくないぞ？


―――さて。窓の外を見てくれ。
現在の月齢は2.59。見えるな？細い三日月が。
本当は満月時でない限り、妖界への扉は開かん。
しかも、世界の要所に散る‘接点’以外には‘扉’すらついていない。

接点でも無い、満月でもないこの時分に扉を開ける。
4次元神である我だからこそ出来るのだ。
どうだ。すごいだろ。


……誰も……聞いてない……。…………いいもんね。


――――――来た！！
ムリヤリ異世界同士を繋げた副作用！！
この振動はな。城が押しつぶされ、粉々になっているのだ。
この部屋だけは、裕弥が‘気’のバリアにて支えている。心配無用。

着いたようだ。
……皆、大丈夫か？

>414
なんだ。今の今まで魔王だと思っていたのか。
良く見ろ我の目を。
奴の血色の眼と違い、我の眼は綺麗なパープル。
ついでに言えば、空間繋げたり時間を曲げたりする芸当は、奴には出来ん。
この額の眼は、「神」である時のみ開くのだ。

…そんなに見つめるな。いいからシートベルトを外せ。
外に出て見るか？

妖界9・1空間は…極寒の地。
良かったな。あったかそうな毛皮で。


……暑い？
ははっ……まさか。気候が変わるはずは…………ホントだ。暑い。
裕弥。‘ラ’の国って…暑かったか？
そうか。そう言えばそうだったな。我の勘違いだ。
寒いのは9・2空間‘リ’の国の方だった…orz

>415
…大差ないとは何だ。
血を好み、人間を見れば奴裂きにするのが何よりの楽しみ、のはずの魔王だぞ。
―――最近…毒気を抜かれてトマトジュース飲んでたみたいだがな。

ほう？其方も犬好きか？
何を隠そう、我はネコ好き、魔王の奴は犬好きなのだ。
……本当だ。
その毛皮。別に保健所が捕獲し毛皮にした品、だとでも思ったか。
…違うぞ？
それは以前、魔王が飼っていた愛犬「シロ」の毛皮。
シロの遺品をこの世に残したいと、奴が丁寧になめした品なのだ。
…そんな大事な品を貸すとは……奴め。よほど其方を信用してるのだ。すごいぞ。

っつっても、実はここ、暑かったりする故、コートは不要だが。


見ろ。一面の砂と岩の国、‘ラ’の国。
オアシスも諸所に見えよう。遥か…２時の方向に見えるのが……王城。
…今は王は居ない。
ビデオで見たから知っているな？
彼の息子の息子は今、人界に居る。
我が息子が、彼を見つけたらしいが……事情があり、今は来られない。

……解るか？
手で砂に触れると…こう……エネルギーを吸い取られる感じがするだろ。
王を無くした大地は、存続する為のエネルギーを王以外の生物から得ようとする。

素手か素足で触れねば問題ない。歩こう。

>416
落ちつけ。
魔王が虐待するは人間のみ。動物はむしろ可愛がるから安心しろ。

…ごねてないで、其方も外に出ろ。
人間が中に居ると、城が元に戻らんではないか。

…酸素濃度が人界より高いからな。あまりはしゃぐなよ？
そうそうゆっくり。
…危なっかしいな。…これだから子供は……

裕弥、416の手を引いてやれ。


そこのオアシスまで歩こう。
砂漠での長旅。水を補給しよう。

おっちゃん、ここどこー？

>420
ビデオの国だったのか。君に言われるまで気づかなかったよ。

日差しは強く肌がジリジリと灼けるようでやはり砂漠は暑いな。
悠紫、見渡す限り何もない砂漠に何故連れてきたんだ？
今回はただの観光案内ではないんだろう？

悠紫、私もビデオのことは忘れていたが、君が来る度にスイッチを入れたらどうだろう？
ビデオ　>318 >324 >331 >338 >346 >355

これなら途中から来た者も見ることが出来ると思うが？

　　　　　　　　　　　　　　　　,,,,,,i~~~l===|~~i==|~~|＿,,,,,..
　　　　　　　　　　　　　 ヽi~ |　 |＿_レ、l--l--ﾚ.;---i　i-、
　　　　　　　　　　　　　r'^~~~~l l　　 | :| ∩ ∩|,-=,__,-,_|　|~i^i,,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 ''==,,,,＿＿＿,,,=='~

｢バルス！！！｣

…摂氏41℃。皆、大丈夫か？
湿度は低いゆえ、不快指数は30くらいだろうがな。
…そういえば以前、東京なる都に行った時は酷かったな。
良く皆生活しているものだ。……人間は強い。

>422
ここは辺境最大のオアシス。
ヤシの木が生い茂り、一見深い森みたいだろう。
――――おっと、気をつけるのだ少年よ。素肌で妖界の植物に触れてはならん。
この世界の植物は肉食なのだ。
突如姿を変え、襲いかかってくるぞ？

――聞いているのか！？　こら！！走り回るな！！


裕弥！ちゃんと見てやれ！！
子供は恐れを知らぬ。故に死ぬ目にも遭う。
ちょこまかと……子供は元気だな。しかも器用に木を避ける。
――おい！！>422が池に入ったぞ！？
……笑ってる場合か？…大丈夫だなどと。
我等の息子が池に落ちた時、鯉に指を噛まれて骨折した事を忘れたか。
あのせいで、あ奴は鯉恐怖症になったのだ。

つかまえたぞ422！
…鯉がいないからと言って油断は出来ん。
すべての世界の‘水面’を渡れる御界人が、>422を襲うかも知れんのだぞ。
……今頃青くなっても遅い。

>423
そうか。
こういう時は、そばにビデオを置けばいいのか。…世話になるな、つくづく。

…日差しが…辛いか？
その様子では其方、日除けの呪文（スペル）は持っていないな？
裕弥の涼しい顔を見ろ。
ＵＶカットは勿論、赤外線カットも行使済み。
ついでに超極薄の水膜にて、肌を乾燥より守っている。
良ければスペルを教えるが。


いや、ただの観光案内だ。
身支度はいいか？水筒に水は入れたか？

左に進めば王城、まっすぐ行けば‘接点’を囲む熱帯雨林、
右に折れれば…‘リ’の国との国境に出る。

…異存が無ければ王城に向かうが、どうする？

>424
――――おお！！さすがは我が白露城！！！自力で再・……
……なんだそりゃ。同じなのは上半身だけじゃないか。

……さては其方。宮崎作品のラピュタ城を真似たな？
怒られるの解ってやってるな？

よろしい。其方がその気なら、我もその意に答えよう。
決して使ってはいけない言葉。
とある国では放送禁止用語に登録されているあの「呪文」を使うぞ？いいか？

>425
ああ―――！！！我が言わんとしてたのにっ！！

……まあいいか。
良く考えたら、下界での呪文行使は自重しろと言われたんだった。

…にしても……恐ろしい光景だな。
まさに滅びの呪文。
お気に入りのティーカップもバスルームも、瓦礫と化したか。
バラバラと派手に落ち……しまった！！あの一帯、住宅地じゃなかったか！？

何！？日除けの呪文（スペル）！

悠紫、王城に向かうのはいいが、観光案内ならナビがあった方が便利じゃないかな？

ナビ：妖界9・1空間‘ラ’の国　>417 →（現在地）オアシス >426　→　　
時間：現代

こんな感じでビデオといっしょにナビもあると…どうかな？
現在地：妖界9・1空間‘ラ’の国 >417 　だけでもシンプルでいいと思う。

ところで砂漠は安全なのか？

あれ！何？ ラクダ？

いつの間にか神に戻ってた!!
しかし神も魔王も口調が変わらんｗ

現在地：妖界9・1空間‘ラ’の国（>417→>426→…）


王城まであと……3kmくらいか。

歩きどおしで疲れたろう？この大きな木の陰で休憩にしよう。
大丈夫。この木は妖界では珍しく、人を襲わぬ木なのだ。
人界にも同じ木が生えている。確か…ケヤキと言ったか。

…見えるか？
城壁の周りに人が集まっているのが。
人だけではない、動物もいる。砂漠の移動時になくてはならない生き物達。
…遠目では分からんか？

水を飲んだら近くに行ってみよう。

>431
早速其方の案を採用してみたぞ。

砂漠は熱帯雨林よりはるかに安全だ。
其方の足元を這うサソリも、決して人は刺さない。
この妖界では、植物が動物の天敵だからだ。



ああ！！忘れていた！！
この‘妖界’では、異界人はその場で殺せという掟があるんだった！！！
妖界人のが砂漠の動物よりよほど危険だったのだ！！


いいか。
決して人界の人間だと悟られてはならん。
妖界人は髪の毛で光合成する故に、水や酒以外は滅多に口にしない。
……髪の薄い者が居なくて良かったな。
あと、‘ニ’の国のパスポートを偽造してやろう。
‘ニ’国人の振りをするのだ。服も、慣習も、人界の日本に良く似ているからな。

>432
市場が見えてきたな？　そうだ。あれはラクダだ。
あれほど砂漠に適した動物はない。…乗りたいか？

良し、行商と交渉し、何頭か仕入れるとしよう。


ああ、あそこに馬も居るが…ラクダで我慢してくれるな？
本当は裕弥は馬が好きだから買ってやりたいのだが如何せん。
近衛以外の者は買えない事になっているのだ。
…そら、丁度、若い近衛の一人が交渉している。
手の甲に刻まれた三日月の印が見えるな？あれが近衛である証だ。

ははっ！！ラクダも可愛いだろう！？
首を摺り寄せたりして…随分と人に慣れたラクダだ！
そのラクダ、其方を気に入ったらしいな！

>433
いや、ひとつだけ言わせてもらえば、
我は決してクククク・・とかハーッハハハ！とか笑ったりしない。
…他はたしかに…同じだ。違うのは性格だけだ。

……我の精神が二つに分かたれたのは……あの時だ。
2万年前、我が妖界に人間として転生した時。
…我は取り返しのつかぬ罪をおかした。
罪を否定する心と、肯定する心とが互いに離れ、交代で身体を所有する結果となっ・

……今はそんな事はどうでもいい。
過去の自分を責めても仕方が無い。

おっちゃん！のど乾いたよ〜

妖界人はそんなに危険な種族なのか！？
裕弥も妖界人だが君を除いて他の者に親切だよな。
人間は水と酒だけじゃ無理だから食事はどうするんだ？

王城に行くと言ってたが、もう王も居ないから行っても誰もいないだろう？

悠紫、すまんな。
たまに何処にいるのか忘れてしまうから現在地はあった方が便利だな。

ラクダは楽だ。名前あるの？

現在地：妖界9・1空間‘ラ’の国（>417→>426→>434…）


裕弥、あの門兵に話をつけてきてくれ。
亡き王の代わりに‘気’を分けに来た、とか言えば喜んで迎えてくれるぞきっと。

>438
良し良し。オアシスの水を入れた魔法瓶だ。
良〜く冷えてるだろう？
…ああ、そんなに飲むな。水は少しずつ飲むのが鉄則だ。
そうだ。いい子だ。


>439
過去に何度も異界人の襲撃を受けてるからな。神経質にもなるのだろう。
裕弥だって、王だった頃は部下に恐がられてたぞ、実際。

――なにしてる。早く来い。
門番がいいと言ってるのだ。大丈夫だ。
この国の近衛師団長は、裕弥のことを良く知った男だったのだ。
裕弥が‘ユ’の国の王だった頃、彼は‘ユ’国の近衛だったのだ。
「一茶」という名を覚えているか？
チャプター1（>318）に登場していた奴だ。
彼が神殿まで案内してくれるそうだ。

…言ってるうちに来たな。
葦毛の馬に乗った……真っ赤な長い髪をした…あいつがそうだ。

――しっ！食べ物のことは口にするな。
腹が減ったらこのドロップを口に入れろ。
食べたいものを頭に描けば、口の中で実体化する。

ラクダに乗ったままで、神殿まで行けるそうだ。彼の後に続こう。


>440
…まだないと言っている。
つけてやったらどうだ？我のにはつけたぞ？なあ楽太郎。

「かみ」ってどれのこと？
Paper?
God?
Up-line?
Hair?

一茶は何故ここにいるんだ？
ラークが亡くなったことを知らないのか？
ドロップで思い出したが、「ボジョレーヌーボ」を持ってきた。
後で、皆で飲もう。

一茶はかつて自分の王であった裕弥のことをどう思ってるだろう？

現在地：妖界9・1空間‘ラ’の国（>417→>426→>434→>441…）

……ほう、役人達の官舎が城壁内にあるのか。
裕弥、お前の故郷と同じだな。
――お？ここは近衛の官舎だな？ 壁とドアに‘三日月’の印が付いている。
なあ裕弥、裕弥っ・・って全然聞いてないな。
なんだなんだ。一茶とばかり話し込んで。

……先代のラークに是非にと頼まれ、移籍した時の話をしているな？
裕弥は悩んでたっけな。
当時、「妖界一の剣の名手」と謳われた中将を、手放して良いものかと。
友好国の頼みを断る理由もなく、一茶も同意し・・む！むむ！
裕弥が声を上げて笑っている。
…何が嬉しい。なにか……嫌な気分だ。

>443
無論、答えはすべて正解だ443よ。
「あめ」がドロップでありレインであるのと同様に。

……まさか、まさかとは思うが……我のことを聞いているのではあるまいな？
この…我の髪の額の生え際。
最近…上に移動している気がするとか、そういう事ではあるまいな？
深読みのしすぎとは思うが、そうでない事を祈るぞ。


>444
…うーむ……
ラークが死んだことは…感付いているはずだ。
実は、近衛の手の甲に刻まれた‘印’には、王の‘気’を借りる力がある。
…力が発動しない場合に考えられるは…王の死。
がしかし、死んだという確信も持てぬはず。
いつか帰るやも知れぬ王族を、城にて待つしかないのだろう。

一茶が裕弥をどう思っているかなど、考えたくも無いが…そうだな。
昔の臣下と昔の王。
別に祖国を裏切ったわけでも無し、裕弥も快く承諾した件。
悪くは思って居ないだろうな。
むしろ、懐かしさ全開のあまり、惹かれあったりせぬと良いが…。
…無用な心配か？
……変だ。裕弥を手に入れてから、その手の心配ばかりしている気がする。


ボジョレーがあるとは楽しみだ。
何処に隠し持っていたのだ。得意のテレポートか？
神殿についたら皆で飲もう。砂漠でのワインは貴重ゆえ、一茶も喜ぶだろう。

見ろ。神殿の門だ。…んん？中に人間が居るぞ？
衣装を見る限り、この国の近衛と神官達だな。
…王の復活でも祈っているのか？
…どうした裕弥。哀しげな顔をして。

―――なんと。王の代わりに‘気’を大地に入れているのか！？
ばかな！！
王族ですら悶絶するほどの‘気入れ’の儀式を、普通の人間が出来るものか！！
例え神官、近衛でもダメだ！死ぬぞ！！？

裕弥！早く一茶に言ってやれ！！隣国の先王が、代わりに儀式を執り行うと！！

…そうだ。それでいい。
さすがは近衛大将。鶴の一声で「祈りの声」が止んだな。

裕弥。着替えは必要か？その旅装で…十分か、そうか。
444、裕弥にそのワインを飲ませてくれぬか？
紅いワインは神の血の象徴。
辛い‘気入れの儀’の助けとなろう。

寒いよー

＞裕弥にそのワインを飲ませてくれぬか？
それは構わないが、このワインを飲んだぐらいで
裕弥はこの大地に気を入れられるのか？

王を退いてどのくらい経ったか知らないが
身体にかなり負担がかかるんだろうな。
でも君は時間を自由にコントロールできるから心配する必要もないか。

だがたとえ裕弥が大地に気を入れても
王のいない国はまた荒れ地にもどるだけだろう？
それとも裕弥がこの国の王になるのか？

現在地：妖界9・1空間‘ラ’の国（>417>426>434>441>445>447）

神官達が別の祈りを始めた。
この旋律、王の‘気’を引き出す助けとなるもの。
お前の故郷の音とは少し違うが、大丈夫だな？

裕弥、頼んだぞ。10日もすれば、我等が息子がラークJr.を連れて来る。
それまでの繋ぎと思え。

>448
しばし我慢してくれるか？少年。
裕弥が‘気’をためる間、大気の分子は徐々に動きを止めるのだ。
零下60℃くらいになるかも知れん。
我のローブの中に入るがいい。暖気の魔法をかけてある。
…恥ずかしいことはないぞ？
見るがいい。
魔法を仕えぬ近衛達も、神官のローブの中に隠れている。
仕方ないのだ。
近衛の役目は王族を守ること。
いざという時、腕がかじかんで剣を使えぬでは元も子もないからな。

>449
大丈夫だ。ワインは景気付けに過ぎない。
現役を退いたとは言え、裕弥の力は元のままだ。
知ってるか？毎朝、彼が精神と身体を鍛えていることを。
ある時は、塔のてっぺんにて片足立ち瞑想。
またある時は、‘気弾’の壁打ち。
…見てるこっちがハラハラするぞ、まったく。

そりゃまあ…負担は凄いぞ。
妖界の王達は満月の‘儀式’の度に、数ヶ月分の寿命を消費するくらいだ。
だから、王となった王族の寿命は平均36歳なのだ。
裕弥の真の齢は38歳だが、契約にて我が‘時’を止めた故、決して滅びん。
‘気入れ’は死ぬより辛いらしいが……息子がラークJr.を連れてくるまでの間だ。

其方も我がローブの中に入るか？
焔、或いは風系の魔法が使えるならいいが。

裕弥たん燃え〜〜

＞其方も我がローブの中に入るか？

せっかくの申し出だがそれは遠慮しておく。
な…なんだよ。にやにやして…
どうせここにいても裕弥の役に立ちそうもないし、
テレポートで城に戻ってるからな。

だいたい…
君は時間をコントロールできるんだから、
もっと早くラークJr.を連れて来れたはずだ。
何故そうしなかったんだ？

>453
さすがは過去「美王」と称えられた相棒。気持ちは分かるぞ。
彼が王であった頃は……それはもう美しかった。
流れるような純白の衣、唯一の彩りは腕と腰の黄金の止め具。
今は簡素な旅装だが、それでも彼の魅力は変わらない。
452よ。
我も供に萌えと叫ぼうぞ！
燃・なにぃ〜〜！！！？ほんとに燃えてる〜〜！！？

裕弥！！その旅装を脱げ！！
やはり儀式には儀式用の不燃布でなければならなかったのだ！！

裕弥、大丈夫か？
火傷は最小限で済んだようだな。
なんにせよ、気入れが終わった後で良かった。
これで1か月は持つ。
……案ずるな。ラークJr.の生存を確認した件、一茶に伝えてある。
すぐに来られないのは……人界での養父が何者かに殺められたからだそうだ。
我等が息子が事件の決着をつけると言っている。
あいつを信じよう。


現在地：妖界9・1空間‘ラ’の国：神殿（>417>426>434>441>445>447>450）

>454
待て。気入れの儀式はもう済んだ。
これより神殿を出で、辺境の熱帯雨林を目指す。
ラクダに十分水を与えておくといい。

…そう責めないでくれ。ラークJr.の事は、息子に任せてあるのだ。
我はそう易々と歴史を変えたりしない。
よほどの条件でも揃わぬ限り。
…条件とは…人魚の願いを叶えた時の3点セットの事だ。>346参照だ。

疲れた〜

儀式はもう終わったのか。早かったな。

辺境の熱帯雨林を目指すって確か植物は動物の天敵だろう。
そんな危険地帯にわざわざ行く必要あるのか？
観光ルートでも普通、危険地帯は避けるだろう。

ラークJr.の養父が何者かに殺められたとは穏やかじゃないな。
彼は自分の本当の素性を知っているのか？

現在地：妖界9・1空間‘ラ’の国
【熱帯雨林】（>417>426>434>441>445>447>450>457）

オウム、サル、その他動物達の声が聞こえるか。
ここは‘ラ’の国辺境の熱帯雨林。
ジャングルの植物達のほとんどは人間を食す肉食獣。

ラクダ達は、この辺りに放してやろう。
楽太郎。ご苦労だったな。野ラクダの群れと供に暮らすがいい。

スコールが止んだばかりか。…蒸すな。サウナみたいだ。
早くあの植物を探そう。

池に着いたぞ。ここで休もう。
458、459、服を脱いで水浴びでもするか？
この池の直径は約50km。深さ1.7m。泳ぐにちょうど良い水場でもある。
遠慮は要らん。水生植物はベジタリアンだからな。

ああ、向こう岸に植わっている…触手をうねうねさせてる…
…そう、あの真っ黒なデカイ木。触手の先に小さい実ついてる奴。
名を、「バル・バラ」と言う。
―――あの実にだけは触れるな。
素肌のCO2を感知し、巨大化してパックリ口を開けるぞ。
上手くあの実を取ることが出来れば、高く売れるがな。
あの実の煎じ汁は風邪の特効薬なのだ。

実は我がここに来た理由の一つは、バル・バラの触手を手に入れる為。
あの木の繊維はピアノ線より丈夫で、決して燃えない。
服が燃え、現在半裸状態の裕弥のため、服を作ってやろうと思う。

もう一つ。
バル・バラの木の横に生えている植物が見えるか？
大きな芭蕉の葉が重なる中に…チラリと見えただろう、黄色い実が。
水しか飲まぬ妖界人が、泣いて喜ぶバナナの実だ。
取るのは非常に危険ゆえ、超セレブな人種だけが食す高級品。
特別に我が取ってやるゆえ、食べるなり売るなり、好きにするがいい。

>459
なんのかんの言ってるうちに、何時の間にか森の中に居たりする。
心配するな。
危険は危険でも、ちゃんと回避する方法があるのだ。
其方は髪が短いから…うなじに気をつければ問題無い。
スカーフでも巻けば完璧だ。
顔は…そりゃゴーグルとかマスクとかして…
つーか宇宙服でも着れば安全は安全だが、暑くて死ぬかもしれんので止めておく。

泳ぎながら話そう。
我は服は脱がんがな。
…裕弥は……葦の陰に隠れたな。シャイな奴だ。


ラークJr.は、物心がついた頃から自分が人界人では無いと知っていた。
彼…いや彼女の養父が、話していたらしいのだ。
ただ、妖界のことや、自分が王族である事は…どうだったかな。
一旦終了した4Dビデオを回すか。
我も確認したい故。

おっちゃん！ケーキないの？

宇宙服では敏捷さに欠け、危険を回避し損なう可能性もあるからな。
顔にゴーグルとマスクだと？

ここでは有害なカビが繁殖したり、スギ花粉の飛散や
毒や細菌など放出して空気を汚染しているのか？
それに二酸化炭素中毒もあるな。

何！ラークJr.は女性だったのか！？　
裕弥に服を着させてやりたいし、悠紫！早く城に戻ろう！！

目的の植物は採れた。我が家に戻るとしよう。

来い！白露城！！

うわわわっ！木をなぎ倒・…………見なかった事にしよう。

>463
待て待て。採ってきたバナナでケーキを作ってやるからな？

皮を剥き、実をミキサーにかける。
そのまま型に入れてひっくり返して出来あがり。

さあ、召し上がれ。


>464
ははっ！城の熱いシャワーが恋しくなったようだな！
いいぞ。
グットなタイミングで城が再生したところだ。
シャワー室は……残念。いま裕弥が使っているようだが…
…ななんとっシャワー室が増えてるぞ？
気が利くな白露城。これで早朝シャワー争奪戦で血を見ずに済む。

ラークJr.は女性だ。先代のラークも、先々代のラークも女性だった。
見た目はかなり男前だが。

―――皆、着替えたか？　ビデオを回すぞ。

【場所】人界　【時】16年前（過去ビデオ>318>324>331>338>346>355）


カサリ…。
背の高い男が一人、真夜中の竹林を歩いていた。
乾いた竹の葉を踏みしめるのは心地良いと、彼はいつも思う。
彼の名は紀乃友則。
怪我をした友人を見舞った帰りだった。

見渡す限りの暗い竹の林。
枯れ枝や切り株が方々に残る、道とは言えぬ道。
世間の喧騒とは無縁の場所。

慣れた足取りで進むうち、彼は「忍びの池」呼ばれる池の前で立ち止まった。
心なしか、池の傍に生える竹の根元が、黄金色に光って見えたのだ。
「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり」
この国の人間ならば誰でも知る竹取物語の冒頭。
ふと、ここが別世界であるような錯覚を覚え、眼を擦る。
「どうかしている」
疲れているのかもしれないと、思いなおし、彼は少し笑った。
齢30にして国内有数の財閥「紀乃財閥」を継いだ彼が、久々に見せた笑いだった。
「月の光だ。違いない」
池には明るい月の影が揺らめいていた。
夜明けまでに社に戻らなければと、彼は踵を返した。
…が、どうも足が言うことを聞かない。
好奇心旺盛のこの気性は、どうにもならなかった。

彼は足早にその竹に近づいた。
竹の根元は、明らかに自ら光を発していた。

躊躇わず、友則は右手を袈裟懸けに振り下ろした。
彼は‘気’を手刀に込め、あらゆる物体を斬る数少ない能力者である。
竹は日本刀の一撃を受けたかの如く、斜めにずり落ちた。

はたして、竹の中では両の手に収まる程の赤子がスヤスヤと眠っていた。
光っていたのは、琥珀色に煌く赤子の長い髪と、手足に巻かれた金鎖だった。
「夢でも見ているのか」
手に取った赤子は温かかった。
彼はコートの中に赤子を抱え、竹林を後にした。

こんなのバナナケーキじゃない！

ホットケーキミックスで作ってオーブンで焼いたバナナケーキだ。
さあ、食え！

待てよ、それじゃあの人魚はラークを男と勘違いしてたわけだよな。
…知らずに死んで良かったのか？

チャプター7の彼が殺されたのか。
プロのヒットマンに殺されたとしたらかなり危険だぞ。
それに君の息子といっても不死身じゃないだろう？
探偵ごっこなんかさせておいていいのか？

悠紫さま・・・悠紫さま、私の声が聞こえますか？
どうか教えて下さい・・・私をご存知でしょうか？

もう随分と長い間自己の記憶を失ってしまっているのです。
この特徴的な白金色の髪と、ほとんど色素のない灰水色の瞳・・・
何かおわかりになりますか？
私は私が男性であるか女性であるかもわからない。
そして、どの階級に住む者なのかも分からないのです。
親切にしてくれる人間の方々は、何かのはずみで豹変し
様子がおかしくなるので、私は怖くてたまらないのです。
悠紫さまを頼るしかありません。

私の名は・・・何と言うのでしょうか？

>469
――――ああーー！！ばれたか！！

だって卵とか小麦粉とか無かったのだ！！
どうやってケ・

ホットケーキミックスだとぉーー！！？
邪道だ！こんなのバナナケーキじゃない！！
貸せ！試してやる！！


……うまっ

>470
……そうだな。知らずに死んで良かったのかも知れん。
妖界人はほんと、性別が分からん者が多くて困る。
人界にもたまに居るがな、そういうの。

紀乃友則が誰に殺されたのかは、ビデオで明らかになるだろう。
我もまだチェックしていない。
…ん……確かに、息子は不死身では無い。
妖界人は手足や首を切り落とされても、血さえ止めれば再生する種族。
…唯一の弱点は、全身に血液を送る心臓だ。


一応は言っておくか。ヤバそうな組織には近づくなと。


いま少し言い足りぬのだが…時間がない。
明日の朝、また来る。

＞妖界人は手足や首を切り落とされても、血さえ止めれば再生する種族。

…首を切り落とされて血は止まるのか？
人間の動脈はかなり太いぞ！それに止血するには血小板が必要だ。
それを伝達できなくてどうやって止血すると…彼らの身体機能はどうなってるだ？

そう言えば裕弥は確か国王を退いたんだよな…
それじゃ裕弥の国は誰が国王になってるんだ？

……風が……吹いたな。

>471
ああ聞こえるとも。
人が願えば、その声は何時でも耳に届くシステムになっている。

プラチナの髪に、灰水色の瞳？
うーーー…むーーー…
そういう髪と眼を持つのは…人界の北欧に住む人種と聞く。
ちなみに妖界には五万と居る。
…すまん。その程度しか解らん。
ビデオを探せば出生は知れるやも知れぬが…時間がかかる。

とりあえず我が城に来ないか？
声だけで人間を特定するは至難の技。
ここに来れば、少なくとも性別の特定は可能だぞ。

>474
ほう…其方、人体解剖学に詳しい口か。
…そうだな。内頚動脈と外頚動脈を切断され、生きられる人間は居まい。

人　界　の　人　間　な　ら　ば　。

妖界の人間はどうかと言うと……いいか？ショックを受けるなよ？

彼等の中枢神経は、頭に限局せず。身体の数カ所に分かれて存在する。
眉間に銃弾を浴びても死なぬのはその為だ。
あの、長椅子にゆったりと腰掛け、読書に耽る裕弥。
いかにも物事を考えてそうな表情をしているが、「頭」は使っていないかも知れんのだ。
手とか足とか、もしかしてあの辺で考えているかも…
いやいや、何でもないぞ、裕弥。読書を続けてくれ。

何が言いたいのかと言うと、頭部はさほどの血流を必要としない。
つまり、頚動脈の血管は意外に細い。
さらに、彼等の血管筋は非常に発達していて、切り口でキュッと窄む事が出来るらしい。

まあ…たまに出血多量で死ぬ者も居るがな。
満月期は血が騒ぎ、止まり難くなる傾向があるらしいのだ。
そんな時は、この洗濯バサミが役に立つ。
心臓の鼓動と供に吹き出す切り口を見つけ出し、サッとつまめば良いのだ。
……グロい話はこのくらいにしておこう。


裕弥の国か。
裕弥が退位した後は…裕弥の弟が即位した。
…が、訳あって、第一王位である我が息子が彼の命を奪う結果となった。
内緒の話だぞ！？我と王族だけが知る事実なのだ。
今は……裕弥の弟の娘が継いでいる。

ずっとついてくる子供は実は>>209

君の医学知識はあるような、ないような。
間違ってる所もあるようだが、突っ込むのはこの際やめておこう。
せっかく君が目をランランと輝かせながら、
嬉しそうに得意気にしかも気持ちよく話しているからな。

洗濯バサミか…彼らの血管はきっとホースかゴムのように丈夫なんだろうな。
いや、これは皮肉ではなく感心してるんだぞ。

君の息子は何故、叔父上の命を奪ったのだろうか？
悠紫、この城、今日は寒くないか？

あぁ・・・悠紫さまが私にお声を・・・！とても幸せです。
城ですか？白露城にお邪魔してよろしいのですか？
フルムーンでなくてもあなたのお力で行けるのですね。

【名前】？　　　　　　　　　　
【肩書き】？　　　　　　　　　
【性別】？
【年齢】外見年齢17歳
【身長】？
【体重】？
【血液型】？
【特徴】肩までのプラチナブロンド、ブルーグレーの瞳

2ｍ以上の大男に襲われた際、抵抗して顔を引っ掻いてしまったところ、
ふっ飛ぶほど頬を打たれ指をつめられましたが、指は再生しました。
また、私には月影の扉を開く能力があります。

裕弥、帰ったぞ。
…まったく……満月期は事件が多くて困る。
いや、食事は風呂の後だ。シャワー室は空いてるか？

……そうか。朝シャワーラッシュの時間だからな。
むっ！479の奴が出たようだな！取られぬうちに入・

･･……少年よ。其方も…ずっと待っていたのか？
そう…上目遣いに…可愛げな……ええい！！供に入るか！？少年！！

>478
ははっ！まさか！殿界人なら、背に羽根が生えているはずだぞ？
現に今、脱衣所にて裸になっ・

こらっ少年！服を着たまま入るな！
何を言う。恥ずかしいことなどあるものか。其方は、医者の前で裸にならぬのか？
脱いだ脱いだ・っと随分脱がせにくい服っ・というか…背に何か引っ掛かっ・・

少年よ。我は外で待っている故、ゆっくりと入ってくるがいい。
服はちゃんと脱ぐのだぞ？



…478。なんだその勝ち誇った眼は。

>479
妖界人の血管がゴムホースより丈夫かどうか…試して見るか？
ここにも一人居るし…って、要らない？そうか？


…息子の過去か。
息子が、何ゆえに叔父を手にかけねばならなかったか。
いや、裕弥。言わせてくれ。
隠したからと言って、忘れる事も、無かった事にも出来ぬ事実。
お前が聞くのは辛かろう。暖炉に火を入れてきてくれ。

479よ。息子が叔父を殺したのは…叔父を救うためだ。
妖界ではな。400年に一度の閏年に、「狂王」となる王が出るのだ。
狂王の正体は我にも良く解らん。
…が、どの世界にも「歪み」は存在する。
存在しようとする「正」の力には、常に「負」の力が付き纏うもの。
多くの者は「滅びの意思体」と呼んでいる。
それに憑依された王は、同族を殺し、その国を滅びに導くとされている。

息子の叔父はその犠牲となったのだ。
故に、息子は最も敬愛する者の一人を殺さねばならなかった。

実を言えば…裕弥も狂王となった者の一人なのだ。
狂王もさるものでな。降臨予定年の4年前に、突如裕弥に憑依したのだ。
我が裕弥に執着することを知り…その上、息子の力が不完全うちにと思ったのだろう。
狂王は明らかに息子の「神」の力を畏れていた。
……息子は人間だが、我が弟子「利紀」の降臨形態でもあるのだ。
>242にて魔王の奴がバラしてしまった故に知っていよう。

まだ齢13であった息子は、狂王となった裕弥を殺せず、地下牢に幽閉した。
裕弥は狂ったまま、王城の迷宮を4年間もさ迷っていたのだ。


…裕弥が戻ってきた。
どうだ？部屋は…暖かくなってきたか？

>480
ほう？
指が再生したのが事実なら、其方は妖界の者だな。
しかも月の扉を開く能力を持つとは……王族に違いない。
名が解れば自動的にどの空間出身か知れるのだが……致し方ない。
性別が解らんのも無理はない。謙著でない者が多い故。
年齢は…我が息子やラークJr.と同じか。
まず…暖炉に当たるがいい。震えているぞ？
なにか身体を温めるもの……裕弥、スープを持ってきてくれ。

スープを飲んだら聞いてくれ。
ほんの一時、そなたの胸を見せてくれぬか。

裕弥！勘違いするな！！そうではない！！
妖界の王族は皆、胸の中央にその国の‘徴’があるだろう！！
我が力を込めれば浮きあがる‘徴’が！！
三日月なら‘ラ’の国、六妨星なら‘リ’の国、とか！！

どうだ480よ、自分の出自を知りたくはないか？

>>484
初めまして悠紫様。

僕の名前はエチエンヌ。
天使の母と悪魔になってしまった父との間に生まれた中途半端な悪魔の子です。

僕の目、紫でしょう？悠紫様にちよっと似ている？（ごめんなさい無礼な事言って。）
僕は本当は天使になりたいんだ。白い羽のね。
大活躍している、ラファエルや、ガブリエルみたいになりたいの。
でも、こんな黒い悪魔の羽を持っていたらだめだよね。
だから僕はひとりぼっちでこの世界をさ迷っているのさ。

どうしたら天使になれるのかな？
白い翼が僕も欲しいよ。

>>484
僕の父はね、昔は神様だったんだって。
だけど、ある禁忌を犯して魔界に追われてしまったんだって。

神の国の禁忌って…一体…何でしょうか？
それはとても恐ろしいことだといって、
母は話してはくれませんでした。

僕はね、その謎を解く為に悠紫様に会いに来たんだ。

＞満月期は事件が多くて
事件って？　また巻き込まれたか？
特定の魔王達が進入禁止措置されてるからな。

＞……息子は人間だが、我が弟子「利紀」の降臨形態でもあるのだ。
よくわからんが、悠紫と魔王の関係に似ているのかな？

裕弥、ありがとう。暖かくなってきたよ。
まるで君の優しさがこの城全体に広がってるようだ。
もちろん暖炉に火を入れなくても君の優しさに変わりはない。
本当のことだからそう照れなくてもいい。
裕弥、ボジョレーは美味しかったかな？また酒を持参…ナンだ悠紫、まだそこに居たのか。

……そうか。やたら寒いと思ったら、‘リ’の国の国境を越えていたか。
皆も、窓の外を見てみるがいい。

‘リ’国人は強いな。
子供は皆半袖、通学はスキーかスケート。
やや！大人まで、背広でスピードスケートとは！！
車より早く走ってるじゃないか！危ないな！

>485
驚いた。神の血を引くものが訪れるとはな。

白い翼に憧れるのも無理はない。
人間が描く天使の羽根は白い。白は汚れの無い色と認識されている。
実はそうではないのだ。
色がその者の属性を決めている訳ではない。

――ま、天上界の役人が「色」で判断し、とばっちりを食う者が居るのも事実だが。

「天使」になりたいと言ったな？
神々は好んで、白翼・金髪の天使を所有するが、神にこき使われる天使の何処がいいのだ。
役所に書類届けたり、下界旅行のかばん持ちしたりする天使の。
さらに、神に見捨てられた天使の再就職先は……役所の受付くらいなのに。

どうせなら「神」にならぬか。エチエンヌ。
其方の父は、それなりの力を持つ神だった。その‘気’を見れば解る。
その身体に封印されし神の力。
巧くコントロール出来れば、役人どもも認めざるを得まい。
我の見立てでは…そうだな、3次元管理神の力は優に超えている。
3次元創造神を目指して見ないか？
その免状があれば、好きな3次元世界を創造出来るのだ。
神に使われる天使より、よほど楽しいと思うのだがな。

…神の国の禁忌か。
神の犯す禁忌とは即ち……いや、よそう。
詮索しても、其方の母は喜ばぬ。
やってしまったものは仕方が無い。そうは…思わぬか？

>487
そうなのだ。先日は満月と連休が重なったから最悪だ。
魔王と連休となんの関係があるのかは知らぬが。

息子と利紀との関係は…うーむ……我とは少し違うかな。
我等は2重人格だが、彼等は人格も同一だ。
どちらかと言えば、サイヤ人がスーパーサイヤ人になるのに近い。
髪も金色になるし・っておい、聞いているのか？

……そうかそうか。裕弥の優しさは暖炉の火か。
……ふん！！
裕弥も裕弥だ。頬を染めたりして。
お前が照れてなどいるものか。ボジョレーのアルコールが血液に混じただけだ。
こら！それ以上くっつくな！！
そりゃ487はいい男だ。スーツでもカジュアルでもバリっと着こなして。
足も長いし紳士だし。年を経れば渡哲也バリのいい男になるに違いない。
かと言って！そんな男との交際を許すと言った覚えはないぞ！！？

渡哲也で思い出したが、487よ。
其方も柔道とか空手とかゴルフとかやってたりするのか？

まあ、血をくれ

>>489
貴方に言葉をかけられて嬉しいよ。（今日からトリップを入れるね）

僕は天使からも、悪魔からも異端視されているからね。

誰かの役に立てたら…誰かに必要とされたら…と、いつも思っているんだ。
だから、人間に崇められる天使や、神に憧れをいだいているのさ。
神に認められてこき使われるのも僕にとっては羨ましいかぎりだな。

でも、そんなに天使の仕事って大変なの？
見捨てられたら、役所の受付？
僕に事務なんか出来るかな？

悠紫様は、僕に神の素質があるって言うけど…
そうだね…確かに少しは神通力があるようだね。
まだまだ訓練されていないから、海のものとも山のものともつかないけどね。

悠紫様が言うように、役所の神様に認められたら三次元の管轄神に本当になれるの？
黒い翼を持っていても？

僕は人間界が好きだからなってみたいな。

>>487さんは、悠紫様の親友のようだね。
僕には友達がいないから羨ましいよ。
悪魔で友達はいるけど…アシュタルていうんだけどね。
忙しいらしくて僕には全然構ってくれないんだ。

だから時々、人間界に行って女の子のふりをして遊んでいるんだよ。
気を抜くとすぐに黒い翼を現しちゃうから凄く疲れるけどね。

>>491
神の血は人間には毒となるよ。
適合しなければ死ぬかもしれないから気をつけてね。

神とその連れと魔導師と子供と名無しの旅ももうすぐ半分か…

くしゅん！なんだか寒い・・・
私はお邪魔でしょうか・・・なにやら城全体から威圧感を感じるのです。
((((( ；ﾟДﾟ)))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
ふぅ・・・
裕弥さまからいただいた暖かいスープを飲んだら落ち着きました。

ん？裕弥さまの絶対零度の視線が私を・・・
どうかお気になさらずに、私は自分が何者であるか知る為に来ただけですから。
近くで悠紫さまを見てドキドキだとか、体が熱くなるとか、目がトロンとするとか、
そんなことは絶対にない筈なのですからっっっ！しくしく・・・ドクンドクン

それにジェラシーほど怖ろしいものはありません・・・それはもう・・・
私には邪気がゆらゆらと立ち昇るのが見えてしまう・・眩暈を覚えます。
しかし、眉目秀麗な方の・・・そう・・その一瞬の嫉妬の炎は青白く美しい・・・
あなたはとても美しい方です、裕弥さま。

ところで悠紫さま・・・はい？む・・むむむ胸をはだけるのですか？
痩せ細ってしまった貧弱な体を・・・お見せしなければならないとは！！！
上半身に纏ったものをどんなにビリビリに引き裂かれても、
誰にも晒（曝）したことのない・・・白い陶器の色にも似たこの胸を・・・？

分かりました・・・見てください・・・悠紫さまなら・・・
よろしいでしょうか？いきますよ？ドバッといっちゃいますよ？

・・・・・・・・・・・・・・どうでしょうか・・・私の徴は？

あぁっ！ペンタグラムの中心に十字架のようなものが見えます。

>490
渡哲也は渋い俳優だよな。
＞其方も柔道とか空手とかゴルフとかやってたりするのか？

柔道はやったことないが空手はやったことがあるよ。
格闘技は部活にあったが、学校の体育の授業ではなかったな。
ゴルフはまだやったことがないよ…って私の趣味を聞いてどうするんだ。

なるほど裕弥のウケを良くするためか。
だったら、料理の二つ三つマスターしておけばいい。
テーブルクロス、テーブルナプキン、臭いのきつくない一輪の花をセッティングする。
このさりげない一輪の花がいいんだぞ。
後は手際よく料理して差し出せば、好感度は間違いなくアップする。

悠紫、わざわざメモしてるのか？
メモしたらさっさと行動しろよ。
何だか今日は城が賑わっているし、よくわからん展開になってきたな…
で今度は寒い国に行くのか？

霜月もあと僅か。これから忙しくなるな。
裕弥。年賀状買ってきてくれ。
役所と、魔王の奴等と……あと、息子にも出しておきたい。
お前も出すのだろう？
毎年、もと部下から届いてるじゃないか。あまり無視すると可哀想だぞ。

>491
血……って、我の血か？
いったい何に使うのだ。
我の血は…人間と違い変色・分離しない。乾いても綺麗な朱色を永久に保つ。
その特性を生かし、年賀状のインク代わりにするのではあるまいな？

いや、待て。包丁なんか持ってどうする気だ。
我が血潮が欲しいなら、多少なら分けてやる。
だからこっちに来るな。そこで待ってろ自分でやる。
いややっぱり自分でやるのは恐いから裕弥にやらせる。

裕弥、薬箱から注射器取ってくれ。
左腕の静脈から…50ccもあれば・痛てて！　突き抜けてるぞ！？
待て待て、そっちは静脈じゃない！動脈だ！
血が勝手に入ってくるなどと面白がってる場合か！そんなに抜いてどうする！

……ペットボトル5本分……？
裕弥、今日はなんだか……機嫌が悪くないか？

491よ。
2リットル一本。ブルゴーニュ地方のワイン1本と交換だ。出血大サービス。

…ん？　息子から電話だ。どうしたのだ。今忙し・・…
そうか。解ったのか。

裕弥、ラークJr.の義父を殺した奴は、息子のクラスメイトだったらしいぞ。
一体全体どうなってるのか見てくるからな。

ご苦労様です

悠紫、エチエンヌと城の別室で打ち合わせでもしたのか？
それなら何も言わないが…

そうでなければ君の世界とエチエンヌの世界が存在することになるぞ。
つまり君の返事とエチエンヌの返事が食い違ったりすれば話がややっこしくならないか？
君の世界で統一しないと、第２エチエンヌ、第３エチエンヌと現れて混沌とした世界になるぞ。
それにビデオの続きもあるんだろう？

城主は悠紫一人でやった方が無難だと思うがな。
親切にレス返してくれたのに悪いなエチエンヌ。

>>500さまへ
そうだね。
僕がいる事でこの世界に混乱が生じるのは大問題だ。
教えてくれてありがとう。
僕は僕の世界に帰るね。

悠紫様…僕に話し掛けてくれてありがとう！楽しかったよ。
このお話大好きだから静かに見守っているよ。
祝福を込めてこの紫の薔薇を贈るよ。

エチエンヌ、私の言葉が足りなかったようだな。
君が悠紫と同じ客をもてなす側にいるとややっこしくなると言っただけで
君が悠紫と話すことまで文句は言わないよ。
エチエンヌと話すかどうかは悠紫が決めることだからな。
そうだろう悠紫。

明朝来たら、先にエチエンヌに何か言ってやってくれ。
でないと子供を虐めたようでぐっすり眠れないよ。

何だかんだで半分いったな・・・さすが神スレ

……眠い。
ちっこくなって息子達の所為を看視するのは楽しいが、少々力を使い過ぎた。
裕弥。我等が息子も成長したぞ。
多少のアクシデントに動じず、適確な判断が出来るほどに。
今度城に来るそうだ。たまには誉めてやるのも、親の仕事だ。

どうした、暗い顔をして。城の空気もおかしい。
客人同士、喧嘩でもしたか？

待てエチエンヌ。
其方は新たな望みを得たのではなかったか。神の称号を貰い受ける望みを。
城を出るのは、正式に神と認められた時のみ。
後で必ず後悔するぞ？

いいや、行かせん。ドアへの通路はこの我が塞いだ。
通りたくば、この我を倒して通れ。
……頼む。まだ一言二言言葉を交わしただけではないか。

エチエンヌ。
たったひとつ、ルールを決めよう。
即ち。客人の相手は総て我がするというルールを。

…済まん。決まり事は面倒ゆえに、>1で示さず流してしまった。
我の怠慢が客人を傷つけたのだ。違いない。

「設定」については、無理に我に合わせずとも良い。
というか、我のストライクゾーンは広いぞ。
其方がムチャな設定を持ち出したとしても、それをカバーする自信があるのだ。
この世界に無数に存在する3次元世界、無数に存在する神や魔。
設定も一つや二つでは無いはず。
多少の意見の相違があり、議論する事もあろう。
それもまた良し。
我が最も大事にするはインスピレーション。
とある他者の発想が、新たな設定を生むのだ。
我一人、設定の殻に閉じ篭るのは避けたい。

>493
そうだな。もうすぐ降り返し地点だ。
まさに理想の流れ、展開となり感謝している。
「準同僚」が増えたのは、予想外の展開だったが。
ああ、準とつけたは、我が彼等を客人と見なしているからであって深い意味はない。
我に取って、出会うすべての者は「時の過客」なのだ。
…裕弥を除いてな。

>494
裕弥のことは気にするな。
彼と我とは絶対に離れ得ない存在ゆえに、我が他者に心を動かす可能性は全く無いことを知った上で、彼はこの状況を楽しんでいるに違いないのだ。
そうだろ？裕弥。
ははっ……見たか480。今の凍りつくような視線を。
そんな所が可愛くて仕方がなかったりするのだ。

ところで、その胸の徴だが……ああ、もう仕舞っていいぞ。
その……なんだ。ほんの少しボタンを外してくれれば良かったのであって…
そんなにガバッとせずとも……
いや、済まん。我が最も言葉足らずだな。

その徴。妖界9・3空間‘ル’国のものに違い無い。
確かあの国では……17年前に双子の王子が生まれたはず。
裕弥、王子の名を覚えているか？
ルイと…ルナ？
今はどっちが……そうか、ルイが国王を継いだばかり…と。

480よ。
妖界では…双子を忌み嫌う国が多くてな。
片割れは必ず殺されるか、人界に飛ばされるかしたものだ。
其方の真の名は……もう解ったと思う。名乗ってみるか？

>495
其方にはいつも世話になりっぱなしだ。
ついでにちょっと頼まれてくれぬか？

実は。しばらくここを空ける事になった。長くて3週間。
交信すら全く不可能となる故……城の様子を探ることも出来ん。
そこで、不測の事態があった折に、ちょくちょく顔を出して欲しいのだ。
不測の事態とはあれだ。また「a」が乱立するとかそういう事態だ。

なんだその嬉しそうな顔。
裕弥にちょっかい出したらただじゃ置かんぞ。