1 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :
空っぽの箱庭の中央に
白いドールがひとつ転がっている
は?
そのドールが持つ白い箱が…………ってヤツ?
あなたは永遠を信じますか?
5 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/11(日) 20:51:14 0
転がっていたドールが
ゆっくりと起き上がって直立した
なんのスレだよ
7 :
緑の箱舟:2007/03/11(日) 21:52:10 O
ぶっちゃけ糞スレだよね
箱の中にキャンディを入れてみるみる
9 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/11(日) 22:02:27 0
コトリ
小さな音がした方向にドールの首が向く
>>8 歩き出した顔の無いドールが
キャンディにつまづいて転んだ
ドールの顔に油性ペンで極太カモメ眉を落書きしてみる
11 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/11(日) 22:14:40 0
転んだドールが
大きな手につまみ上げられた
>>10 キュ〜ッキュッ
ドールに眉毛が出来た
微妙に眉が上下している
人形の眉毛を細くして、顔をこねて耳と鼻をつける。
13 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/11(日) 22:59:08 0
眉を上下させているドールが
再びつまみ上げられた
>>12 新たに出来上がった耳と鼻を
ぺたぺたと触っている
14 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/12(月) 21:05:11 0
耳と鼻を確かめたドールは
甘い香りに誘われる様に
キャンディの方へ歩き出した
人形に目をあげよう。両方あげると見えなくなるから、片方だけ。
16 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/13(火) 20:18:35 0
左目を付け足されたドールが
箱庭に戻された
ぱちくり
何度か瞬きをしてみせた
>>15 ドールが初めて左の眼で見たものは
同じ色の右眼を持つ人間
しばらく見つめていた後
ぺこりと頭を下げた
顔を巧くこねて、細めの唇と口を彫ってあげる。
おなまえは?
飴玉を拾って渡す。
片目じゃちょっとバランスが悪いから、義眼をあげる。
人形用の青いグラスアイ。
20 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/13(火) 21:01:14 0
会話の為の口が出来たドール
あ い う え お
口の体操をしたかと思えば
ニカッと歯を見せて笑った
>>17 「おなまえは?」
訊ねられたドールは
少し考えてから答えた
「あり…ま…せん」
>>18 ドールの真上から
ゆっくりと飴玉が渡される
両手を広げて
飴玉を抱えて受け取ったドールは
背中から倒れた
21 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/13(火) 21:07:51 0
左右で違う色の眼になったドール
飴玉以外何も無い箱庭を見渡す
>>19 青い右眼を
ドールに与えた人物を見上げて
「あ…りが…と…」
小さく笑った
微笑んでお辞儀を返すと、片目の人間は倒れて石になりました。
暫く経つと灰になって、灰の中にはまだ蕾の勿忘草が生えていました。
とりあえず転ばせる
勿忘草になった彼を世話できるように、如雨露と小さな池を作っておく。
こんなお名前はいかがかしら? 白いあなたにお似合いかもしれないね。
(スケッチブックに『ターブ・ラ・ラサ』と。
名前……シオン、なんてどう?
勿忘草って学名でミオソティスっていうから、ミオとかいいんでは?
28 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/14(水) 00:26:34 0
>>22 見つめていた右眼だけの人が
ドールの隣に倒れこんだ
「……?」
>>23 何が起こったのか解らずにいると
ドールの頭が小突かれる
ぼふっ
倒れた先は硬い地面ではなく灰の山
>>24 灰にまみれたドールが顔を上げると
目の前に名も知らない小さな花の蕾が生えていた
灰をはらう事も忘れて
少し嬉しそうに蕾を見つめていると
そばに小さな池と如雨露が用意された
「…あ…り…がと」
もう一度
笑った
29 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/14(水) 00:28:41 0
>>25-26 ドールに話しかける二つの声
視線を向けると
『ターブ・ラ・ラサ』と書かれたスケッチブック
『シオン』という名前
「し……お…ん…?…です?」
スケッチブックを指しながら
ドールは首をかしげて訊ね返した
>>27 そして三人目の声
「わす…れ……?」
耳にした名前を口にする
「…み…お?」
ドールの視線が
再び蕾に落とされた
箱庭に雨が降り初めました。
裸なら、これをどうぞ……(白ゴス
( ・ω・)≡つ≡つ雨なんかやませてやっよ。
タオルあげる。
名前は決まった?
白だけに長い白髪を植毛したる
35 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/14(水) 21:33:28 0
丸い眼で如雨露を眺めるドール
持ち上げたり
叩いてみたり
逆さにしたり
振ってみたり
色々試して
ようやく水を入れて使うものだと理解した
>>30 ドールが蕾に水を与えていると
空から雨が降ってきた
不思議そうに
ドールは如雨露と空を見比べた
>>31 紐やフリルが多くあしらわれた
ゴシック調の洋服が渡される
「…あ…り…がと……?」
如雨露を置いて服を手にする
「…?」
困り顔で首をかしげた
36 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/14(水) 21:35:02 0
>>32 考えているうちに雨が止む
服を広げたまま空を見る
今度は大きなものが降ってきた
ぼふ
もぞもぞもぞ
乾いたタオルから抜け出した時には
ドールの体は濡れていなかった
>>33 「名前は決まった?」
タオルから顔だけを出し
訊ねてきた人を見上げる
「…いいえ…」
>>34 ちくちくちくちくちくちく……
頭に白い毛が植えられていく
タオルから出て立ち上がった時
ドールの頭からは
腰まで届く長い髪が生えていた
髪の隙間から
青い眼だけが見えている
タテロールに編む
おっぱい増量
特殊シリコン
靴下と黒い靴
赤い口紅
人形のベット
とりあえず、衣類や靴をきちんと着せてあげる。
42 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/14(水) 22:34:46 0
>>37 無造作に垂れ下がっている白い髪が
縦ロールに巻まかれていくと
隠れていた顔があらわになった
>>38 ドールが髪を編んでいる手を見つめている間に
シリコン製の胸が増量される
「……わ……?」
むにむにむにむに
胸の感触が気に入ったらしい
43 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/14(水) 22:35:43 0
>>39-40 靴下
黒い靴
赤い口紅
ベッド
次々と用意される衣類
どうすれば良いか悩むドール
>>41 そこへ救世主が現れた
数分後
白いゴシックドレスに
薄い唇に赤いルージュを引いて
腰まで届く白い髪を縦に巻き
黒い靴を履いたドールが
ちょこん
とベッドに腰掛けていた
ドールが好きなものを作れるよう
木材と大工道具をあげましょう。
想像したらかなり綺麗だなーと思ったw
頭よしよし
人形に本を読んだ。物語は不思議の国のアリス。
しっかり発声出来る様に、ボイストレーニングをば。
あーえーいーうーえーおーあーおー、あーいーうーえーおー
48 :
名無しになりきれ:2007/03/15(木) 11:49:51 0
すじは掘らなくていいのか?
どこにと聞くなよシモネタだから
白っぽいから赤い大きなリボンをちょんと結んであげよう
50 :
名無しになりきれ:2007/03/15(木) 19:06:31 0
ピノキオは人間になれて本当に幸せだったのだろうか・・・・
悪い心を手に入れなければ人間には近づけない
人形に本を読みました。物語はピノキオ。
だけど、ページが途中で破れていたので、ピノキオが人間になったかどうかは
分かりませんでした。
53 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/16(金) 22:30:54 0
白いゴシックドレスを着たドールは
水の入った如雨露を手にすると
勿忘草に水を与え
キャンディにも水を与え
ベッドにも水を与えた
人形の周囲は
いくつもの水たまり
服の裾を濡らして
今日もドールは小さな雨を
降らせている
>>44 用意された木材と大工道具に
雨を降らせようと如雨露を傾ける
しかし
もう中には水がなかった
>>45 なでなで
指先で頭を撫でられると
少し嬉しそうに
眼を細めた
ひょ〜ん
頭上にアンテナが一本立った
54 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/16(金) 22:31:56 0
>>46 「うさぎ〜?おちゃかいどこ〜?」
長い話を聞き終えると
如雨露を片手に持ったまま
穴を探して歩き回り始めた
>>47 「あーえーいーうーえーおーあーおー」
「あーいーうーさーぎー」
空からの声を聞きながら
辺りを見回し続ける
>>49 歩き回っていたドールの足が急に止まる
後頭部の髪の一房に
赤いリボンが結び付けられているため
動けないでいた
「あーいーうーさーぎー」
>>52 リボンを結んでいる間に
別の物語を読み聞かされた
ぺたぺた
ドールは自分の鼻を触り
大きくなっていない事を確かめた
上呂は草に水をやる道具なんだぜ?
草以外にやったら駄目なんだぜ?
頭上には星屑。
スターダスト
星座が判るように、星座板をポイ
善と悪
光と闇
男と女
二つそろって初めて完全となる
60 :
名無しになりきれ:2007/03/17(土) 14:31:52 0
善と悪
0と1
完璧とかツマンネ。
とりあえず、人形にピッタリなサイズの飴あげる。
62 :
名無しになりきれ:2007/03/17(土) 18:09:09 0
算数すいすい一年生
つ【蓄音機とレコード】
とりあえずかけてあげる。
チャンチャチャチャチャチャチャ♪ラジオ体操第一♪
だったら俺はじょんがらぶしを・・・
66 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/18(日) 22:31:21 0
「あーいーうーさーぎー」
如雨露を手にして
歩き回っているドール
ガショリ
ドレスの裾を踏みつけて
とんでもない方向に間接を折る
人形ならではの転び方
頭のアンテナ髪が
しゅんと垂れた
>>55 注意をされたドールの頭上で
ピコピコと電球が光る
「わかり…ました」
後頭部のリボンを揺らして
首を縦に振って頷いた
>>56 唐突に空が暗くなる
辺りを見回し
空を見上げれば
いくつもの小さな光が
空に瞬いていた
「わ〜……」
眼を丸くして
ドールは星空に魅入った
67 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/18(日) 22:32:28 0
>>58 コトリ
物が置かれた小さな音
ドールは辺りを見回すが
暗くて何も見えず
再び視線を空へと移した
>>61 見上げていた上空から
小さな飴玉が降ってきた
コツンとドールの頭にぶつかる
小さな弧を描いて跳ね返り
ドールは反射的に両手の平で受け取る
「…ん〜…?」
首をかしげて
また空を見上げた
>>63-65 どこからとも無く
流れてくる旋律
「…〜…♪」
初めはただ聞いていただけのドールが
次第に曲に合わせる様に
体を揺らし始めた
火のついたろうそくと燭台を与えてみる。
あなたは誰ですか?
どこから来ましたか?
知ってるか?月にはウサギがいるんだぜ?
71 :
名無しになりきれ:2007/03/19(月) 19:32:51 0
つ人形の作り方の本
ウサギはもちをつく
>69
その質問は野暮ってもんだろ
赤ん坊が赤ん坊になる前の記憶がに残っていない様に、彼女にもどこから来たのか何かなんてわからない
それに彼女はこれから誰になるのか決めるんだ
無論、どこに行くのかもね・・・
願わくば彼女の未来に幸あらん事を
そう言うと、男は懐にあった懐中電灯を箱庭の中に入れた
あなたを作った人はお父さん(男の人形師)ですか?お母さん(女の人形師)ですか?
75 :
名無しになりきれ:2007/03/20(火) 20:22:23 0
祖が存在は永遠
76 :
破戒大帝メガトロン:2007/03/20(火) 20:23:47 0
今日からこのスレはワシがもらった!!
宇宙ももらった!!
「雲を取ってきました」
人形に綿菓子をあげる。
78 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/20(火) 21:56:33 0
ずれたテンポでクルクル踊るドール
そしてまたスカートの裾を踏みつけた
ぬちゃ…
大きなものに当たって転倒は免れた
>>68 燭台の蝋燭が箱庭を照らす
浮かび上がったドールの姿は
溶けたキャンディに顔面を埋めていた
>>69 キャンディから身を引き剥がしたドール
顔と髪とドレスが砂糖でベタベタになっている
「あなたは誰ですか?」
「わたしは………」
物を見る眼
言葉を交わす口
音を聞く耳
香りを知る鼻
女性としての体躯
縦に巻かれた長い白髪
身を飾る品々
与えられた全てを以てしても
ドールの個を表せない
「わたしは……だれ…?」
「どこから来ましたか?」
「どこから……?」
79 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/20(火) 21:57:52 0
>>70 「知ってるか?月にはウサギがいるんだぜ?」
初めて自分について考えていたドールが
うさぎに反応して顔を上げた
「うさぎッ……つき…どこ?」
周囲を見回して
うさぎの姿を求めた
>>71 バサッ
ドールの目の前に本が舞い落ちた
偶然に開かれたページには
ドールに良く似た人形の写真
「わぁ!」
嬉しそうに眼を輝かせると
本の前に座り込んで
写真のページだけを眺めていく
しかし
本が逆さまな事には気づいていない
>>73 コロコロコロ…
ドールの足に懐中電灯が転がってきた
「…?」
首をかしげて拾い上げる
カチリ
握った場所にスイッチがあり
電球の光がドールの目を直撃
「アッ!!」
声を上げて懐中電灯を手放した
80 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/20(火) 21:59:40 0
>>74 ベタベタの袖口で
ベタベタの目蓋をこする
ようやく視界が戻ってきたらしい
「あなたを作った人はお父さん(男の人形師)ですか?お母さん(女の人形師)ですか?」
ドールが初めて見たのは
ドールに眼を与えた人
自身を創った人の姿をドールは知らない
「わかりません…。でも…とても…あたたか…でした」
>>76 破戒大帝メガトロンが
地響きを伴って箱庭に舞い降りた
揺れに耐えられなかったドールは
その場にしりもちをつく
「今日からこのスレはワシがもらった!!」
「……?」
「宇宙ももらった!!」
べたぁ…
自分以外の動いて喋るもの
好奇心が勝ったドールは
キャンディで汚れた体で
破戒大帝メガトロンに抱きついた
>>77 「雲を取ってきました」
差し出される小さな綿菓子
「くも〜!」
右手を綿菓子に伸ばし
割り箸ではなく綿菓子に直接ふれる
「ふわ〜ふわわ〜」
握り潰されていく綿菓子
右手は更にベタベタになっていく
>24が用意した池で体を洗いなさいと声をかける
人形に調度良いサイズのクレヨンとスケッチブックを渡し、使い方を教える。
被写体として、ガラスで出来たウサギの小物を。
ウサギが好きみたいだし……
老禅という人の娘の話
ホワイトミニチュアガーデンたん
誰であろうかとか、どこから来たのかはいいんだ。
今、"君"という君がここにいてくれるのだから。
自分がなんなのかとかは、これから考えていけばいいんだよ。
とりあえず日記帳のつけ方を教えた上で小さなノートを上げよう。
心を豊かにする為、有名どころの絵本をいっぱいどーぞ
88 :
名無しになりきれ:2007/03/23(金) 18:42:59 0
89 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/23(金) 21:58:27 0
ベタベタの体で
あちらこちらの物に触るドール
真っ白だったドレスも髪も
今では埃や木屑で汚れている
「ふわふわ、くも〜」
「うさぎ、つきどこ〜?」
>>81 「池で体を洗いなさい」
埃まみれのドールは顔を上げ
小さく頷いて池に向かう
「…お…?」
水面に映った自分の顔を見る
「お?お?おぉ〜?」
池のふちにしゃがみ込み
どんどん顔を近づけて覗き込む
ぶくぶくぶく…
「……ぱぁッ!」
勢いよく顔を上げて息を吸う
ふるふるふる
横に振って水を飛ばし
汚れた袖口で顔を拭った
>>82 スケッチブックとクレヨンを手に取り
使い方を聞いたドールは
小さく頷いた
右手に赤いクレヨンを握り
スケッチブックに殴り描く
「わぁ!」
次は緑のクレヨンを左の手に取った
白い紙は赤と緑で埋め尽くされていく
90 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/23(金) 22:00:02 0
>>83 クレヨンで遊ぶドールの目の前に
ガラス製の小さなウサギが置かれる
ぱちくり
瞬きを数回して見つめた後
ウサギの目線にあわせる様に
腹ばいになって眺めはじめた
「おぉ……」
ガラスの小物がウサギだとは知らず
透ける体の奥に映る歪んだ世界に
声を漏らした
>>86 「にっきー!」
スケッチブックを隣に広げたまま
うつ伏せに寝転がり
橙のクレヨンを手にして
ノートにぐるぐると線を描く
そして
満足した顔でクレヨンを置いた
橙色のミミズが何匹も渦巻く
ノートの最初の1ページ
きっと勿忘草とガラスのウサギだ
…と思う
91 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/23(金) 22:01:10 0
>>87 ノートとスケッチブックを胸に抱え
絵本の詰まった本棚を見上げる
ぴこぴこん
電球が頭上で光る
何かを見つけたらしい
少し高い棚の本に手を伸ばし
一気に引き抜く
バサバサバサ……コンッ
「〜〜〜…」
崩れ落ちた本に埋もれたドール
最後の一冊は頭に落ちた
人形の汚れを拭き取る
人形に文字を教える
ウォータ
95 :
名無しになりきれ:2007/03/25(日) 11:59:59 0
ヘレンケラーを読む
96 :
名無しになりきれ:2007/03/25(日) 19:30:01 0
服を綺麗に洗濯して、もう一度着せなおしてあげる。
女の子はきれいにしてないとだめだよ?
98 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/26(月) 21:51:57 0
ロウソクだけが灯された
薄暗い夜の部屋
長さのそろったクレヨン
描きかけのスケッチブック
始めのページが埋まった日記帳
棚に入っていた本
床に散らかした物の真ん中で
ドールは逆さまに開いた絵本を眺めていた
>>92 顔や手や髪に絡みついていた
砂糖菓子やクレヨンの汚れと
唇を赤く染めていた口紅が
綺麗に拭き取られた
ベタベタとしない頬に手を触ると
「ありがとお」
満面の笑みを浮かべた
>>93 絵本を教材として
文字を教わったドール
「むかし、むかし、あるところに」
一文字一文字を確かめるように
ゆっくりと朗読しはじめた
99 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/26(月) 21:53:32 0
>>95 視力と聴力を失くしてもなお
ヒトとして前向きに生きた女性の話
「……れ?」
眼も耳も口も
元は彼女に無かったもの
ドールの左眼から星屑が流れた
>>97 洗濯されたゴシックドレス
柔らかな洗剤の匂いに
顔をとろけさせるドール
「女の子はきれいにしてないとだめだよ?」
「ん!」
元気に頷いて返事をした
数分後
クレヨンで遊ぶドールの服は
カラフルになっていた
>>ドールの日記
かお きれい なる
もじ おぼえる
め みみ だいじ
おんなのこ きれい する
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
草大量に生やしてみますた。
101 :
名無しになりきれ:2007/03/27(火) 12:59:57 0
花も咲かせろ
おっさんの靴下を投下してみる
あなたに目をくれた人は泣いていましたか?怒っていましたか?
遊ぶときはこれを着ようか。
つスモック
105 :
名無しになりきれ:2007/03/27(火) 20:44:59 0
ころろがあるのを幸せに思うか?
105さんの間違いをやんわりと正す。こころ、ね?
綺麗なものは、好き?
107 :
名無しになりきれ:2007/03/28(水) 01:23:22 0
とろろかもしれないおいしいから
108 :
名無しになりきれ:2007/03/29(木) 02:30:35 O
可愛らしいフリフリのお洋服着てますね
_,._ んもー。
( ・ω・)
○={=}〇,
|:::\,',´
、、、し、、(((@)wwww
110 :
名無しになりきれ:2007/03/30(金) 07:06:21 0
光あふれる世界
111 :
名無しになりきれ:2007/03/30(金) 12:29:35 0
変われ
112 :
夢原のぞみ:2007/03/30(金) 12:37:51 0
113 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/31(土) 09:44:28 0
暗い部屋の中で
ときどき眼をこすって
絵本を読み続けているドール
やがて読み飽きたらしく
立ち上がって池に向かうと
如雨露を手にして
勿忘草に水をあげ始めた
「おおきくならないと はさみでちょんぎるぞー?」
>>100 絵本で覚えたらしい台詞をドールが言うと
水をまいたそばから芝が広がった
「すごーい!」
如雨露を足元に置くと
芝生の上に転がった
>>101 「花も咲かせろ」
白いドレスに芝をくっつけて
転がっていたドールが動きを止めた
思い出すように少し考えたあと
「かれきに はなを さかせましょー…?」
114 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/31(土) 09:45:32 0
>>102 ドールの上に
黒い靴下が被せられた
じたばたばたた
靴下を振り払い
高速で遠ざかっていったドール
「いやいや!へんなにおい!いやー!」
左眼を潤ませて
その場にうずくまった
>>103 しゃがみこんだドールは
スカートで鼻と口を抑えている
「ないていません おこっていません」
こもった声で答える
勿忘草に視線を向けると
「わらっていました」
少しだけ眼を細めた
>>104 「遊ぶときはこれを着ようか」
差し出されたのはスモック
着方を教わり
服の裾を広げて頭から被るドール
「ん〜…!」
顔を出す事ができなかった
115 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/31(土) 09:46:47 0
>>105 「ころろがあるのを幸せに思うか? 」
スモックを被ったまま
声の聞こえた方に振り向く
「ころろ?」
首をかしげたのか
スモックが揺れる
>>106 「105さんの間違いをやんわりと正す。こころ、ね?」
「こころ!」
右手を上げると
スモックが捲れあがった
「こころ…きもち…たのしい…しあわせ!」
「綺麗なものは、好き?」
幸せを表現するように
両手をバタつかせていたドールが停止する
「すき!」
ドールが思い浮かべる綺麗なものとは
いったいどんな物だったのだろうか
>>108 「可愛らしいフリフリのお洋服着てますね」
スモックを頭から被った
ゴシックドレスのドール
確かにフリフリだ
「ふりふり〜かわいい〜」
その場でクルクルと回って見せる
がしゃこっ
裾を踏んで転んだ拍子に
被っていたスモックが脱げ
ドールはあらぬ方向に間接を折っていた
116 :
白い箱庭 ◆BR3GtZiqGo :2007/03/31(土) 09:48:20 0
>>109 ヴィィィギョリギョリギョリ!
芝刈りの音に飛び起きるドール
長かった芝を短くする機器に興味津々
109の周りをチョコマカとし始めた
>>110-111 星空で覆われた空が明け
光が注がれた
「っ!」
ロウソクの弱い光に慣れていた眼
突然の光に眼を伏せた
ようやく眼が慣れた頃
薄暗かった間に置かれた品々の
本来の色を見て
ドールはまた驚いた
>>ドールの日記
ふわふわころころ くさたべるひと
ふりふり かわいい すもく
くらい ころろこころとろろ
あかるい きれいすき
めおくれたひと おはなさく
怪我をすれば、痛いです。
でもあなたは、痛くありません。
味はわかる?
いやな思いはまだしたことない?
120 :
名無しになりきれ:2007/03/31(土) 19:14:32 0
力だけでも
121 :
名無しになりきれ:2007/04/02(月) 07:58:07 0
光あれ
且且~
且且~
∧__∧ 且且~
(´・ω・)且且~
`/ヽO=O且且~
/ ‖_‖且且~
し ̄◎ ̄◎ ̄◎
123 :
名無しになりきれ:2007/04/05(木) 21:34:59 0
どーまんせーまん
とーせんさーせん
125 :
名無しになりきれ:2007/04/09(月) 21:03:16 0
ドールこいこい
126 :
名無しになりきれ:
新しく人形ひとつ