オリキャラ・ウィークリーマンション〜２番館

ごきげんよう、管理人様。
永く人の姿を見なかつたもので、こちらにて、人とお話してみとう御座ゐます。
あやしげな人妖なれど、暫しの間、お借しくださりませ。

氏名：砂 月帆（いさご つきほ）
簡単なキャラ解説：花に憑くあやかしの類。
入居期間（必須）：二月　二十八日 より 三月　七日 迄
その他、備考：人に害を為すことは、理由も無しには致しませぬ。

年齢　：十七、八の娘子に見へるさうで御座ゐます。
性別　：無、とでも申しませうか。
好きな食べ物　：基本的に、食事の類は致しませぬ。
ここの名無しに一言　：もしも私の喋り方が聞き取りにくく感じられましたら、
御一報くださるやうお願ひ致します。近代の方にも分かり易くなるやう、努力致します。

どーまんせーまんどーまんせーまん
どーまんせーまんどーまんせーまん
どーまんせーまんどーまんせーまん
どーまんせーまんどーまんせーまん
どーまんせーまんどーまんせーまん
どーまんせーまんどーまんせーまん
どーまんせーまんどーまんせーまん
どーまんせーまんどーまんせーまん
どーまんせーまんどーまんせーまん
どーまんせーまんどーまんせーまん
どーまんせーまんどーまんせーまん

＞砂月帆様
入居、承諾致しました。
それでは、書きこみのあった時間（２月２８日１１時）からの一週間
このスレは貴方様の物です。

３月７日の１２時まで存分にご堪能下さいませ。

虞美人草。雛罌粟の一種、花弁の基部に黒い斑点が在る花。
昔ゝ、楚の将軍項羽が死した後、彼に愛されし美女虞姫が自刃し、流れ出した血が花になつた。
……もしくは、自刃した彼女の墓の周りに咲いたことから、彼女の魂が宿る、とも申します。
実際は、項羽の死後の虞姫がだうなつたのかは明らかでないさうですが。

いづれにせよ、花ならぬ身には与り知れぬ事。
つまらぬ話を致しました。

>214 陰陽師 矢部野彦麿殿
まぁ……この時代になつても、陰陽師と云ふ者はまだゐたのですね。
客人として現れるとはめづらしきこと。お茶を出しませうか。
それとも、私の出す茶など怪しうて飲めませぬか？

……それにしても、見るなり払ふことはないでせう。私は悪霊では御座ゐませぬ。
花に寄り添い、時として人間と話をしてみたくなるだけのモノに御座ゐます。
陰陽師ともあらう者が、少ゝ余裕が無さすぎるのでは無いでせうか。

>215 管理人様
あい、毎度ご苦労様に御座ゐます。
滅多無い機会ですので、存分に楽しませて戴きませう。

……さて。いづれ夜も明けますね。特に有害といふわけではないのですが。
今宵はこのぐらゐで失礼いたしませう。其れでは。

ご機嫌よう。……余り客人がいらつしやりませぬね。
穏やかで良きものでも在りませうが、矢張り少しばかり寂しきことと存ぢます。
微力乍ら、目立たせてみませうか。

………。失敗致しました。
お恥づかしい限りに御座ゐます………。

まあ！！大変おなべが！！

どんな花が好き？

いらつしやいませ、御客様。
だうぞごゆるりと御過ごしくださりませ。

目立たせることも、時には有効なのですね。

>219さま
鍋……？鍋がだうか致しましたでせうか？

………！！御客人に御茶でもと思つてゐたのを忘れておりました。
ええ、探したのですが、薬缶が見つからなかつたのです……。
教えてくださり、誠に有り難ふ御座ゐました。
お陰で、少ゝ噴きこぼれただけでだうにかなりました。

>220さま
花は花で在るだけで皆いとおしきものです。
其の中よりひとつ、あへて選ぶのならば……梅、でせうか。

一本で咲く凛とした姿も、寄り添つて咲く華やかさも、名状し難き美しさが在るものです。
五つの花弁は散り際にも美しく、たいへん良き香りが致します。
丁度、今が旬で御座ゐますね。
機会が訪れし際には、是非ともぢつくりと眺めてみてくださりませ。

222

鬼百合。百合の一種、橙色の花弁に濃い色の斑点、葉の付け根には黒紫色の珠芽が在り、
見る者によつては少ゝ不気味に思へる花であるやうです。

鬼百合の名は、橙赤色の花の様子を鬼の顔に見立てゝ名付けられたのだとか。
されどこの花、薬や食べ物として用ゐることが出来るのです。
いざと云ふとき、人を助ける鬼の花。そのやうな花の姿もまた、一興。

>222さま
貴方様で丁度222人目の訪問者となるのですね。
きりの良き番号の獲得、御目出度う御座ゐます。
しかし乍ら、私から差し上げられるやうなものは何か御座ゐますでせうか…
花の茶でも一杯、御飲みになつて行きますか？
其れなら、すぐにでも御用意出来ますゆえ。

……矢張り、客人はゐらつしやりませぬか。
なれば、退屈凌ぎに御話でも致しませう。
少し季節外れに御座ゐますが……今宵は福寿草の御話を。

花を集めて甚句にとけば、正月ことほぐ福寿草。
と云ふ歌もあるやうに、陰暦の新春に咲くことから、福寿草は御目出度い花とされてゐます。
されど、福寿草を巡る伝説を紐解けば……其処には悲しい御話が多く御座ゐます。

望まぬ婚礼の席より逃亡した女神が、父神と婚約者であつた神の怒りを買ひ、福寿草にされてしまつた。
猪との戦いに破れ流した神の血が大地に染み、そこに咲いた花が福寿草、と云ふ伝説も御座ゐます。

雪の中より黄色の花を覗かせる福寿草。
目出度くはなやかな名の裏に、悲しき思ひを抱いてゐるのやも知れませぬ。

元からあやかし？
それとも昔は人間だった？

今でも両の瞼の裏に焼き付くやうに覚えて居りますとも。
私が目を覚ました夜の、夜空に帆を張るやうな、満月よりも立派な半月の姿を。
次の朝には散つてしまつた、産砂の白き花を。

>225さま
私が私で在ると云ふ意識を持つた時は、すでにあやかしに御座ゐました。
しかし乍ら、誰に教はるでも無く、周囲に在るものの名、其れがだう云うものなのか。
其のやうなことを存じて居りましたゆえ……元は人であつたのやも知れませぬ。

残念乍ら、私として生まれる前のことは、今の私には知れぬこと。
……曖昧な回答にて、御茶を濁しましたが、気分を害されましたら申し訳御座ゐませぬ。

(・ω・) 　ｷｮｳﾊ　ﾀﾉｼｲ　ﾋﾅﾏﾂﾘ〜♪　ｱﾔｶｼﾓ　ｵﾏﾂﾘｽﾙﾉ〜？　　

あちらでもこちらでも、桃の花が嬉しさうにして居ります。
花と云へど、重要な儀式が自らの名で呼ばるゝのはまんざらでもないのでせう。
皆様の身に、災ひなきことを御祈り致します。

>227 ナツメヤシさま
いゝえ、私のやうな花憑きは、祭りといふことは致しませぬ。
祭りの多くは神仏等を敬ひ、鎮め愉しませるための儀式。
雛祭りも、古くは身のけがれや災ひを人形に託し、避ける為の儀式に御座ゐます。

人ならぬ身に、祭りは必要の無きことなのです。
華やかな祭りの席に紛れ、宴会をすることを楽しみとする者も、中には居りまするが。

言葉遣いからすると、かなり昔から存在してるのかな？
昔も人と話したりしてたの？

こふ

二輪草。花弁に似た萼は五枚から七枚とばらつきがあり、
いづれも星のやうな形に見へて大変可愛らしい花で御座ゐます。

萼は通常真つ白で御座ゐますが、変異種として緑色のものも存在致してゐます。
葉に紛れて目立たぬため、たゞ漫然と歩いてゐるだけでは見落としてしまうでせう。

また、通常の二輪草と比べて変化が大きく、様々な色あい、形が在るやうです。
中でも、ふちが白く、中心部が緑色のものはとても美しう御座ゐます。
この花は夏には枯れてしまひますゆえ、春の山菜採りの際には、ぜひ探してみてくださりませ。

>229さま
かなり昔から……えゝ、さう云ふことになるのでせう。
私が生まれの地より人里へ移動し、また去つた頃には、
里の人間もこのやうな喋り方をして居りました。

交流は人に拠り、と云つたところで御座ゐませうか。
力の弱い花憑きは、幽霊のやうなもの。普通の人間には見ることも出来ぬのです。
幽霊の正体見たり枯れ尾花……と、申しますでせう？
大抵は言葉の通り、枯れ花を見間違えたのみに御座ゐまする。
が、稀に、花に寄り添う花憑きの姿を見てゐる人間も居たのです。

>230さま
まあ、咳などなさつて……風邪でも御召しになつたのでせうか？
生姜湯程度なら直ぐに御用意出来ます。
御口に合わぬやも知れませぬが、御召し上がりくださりませ。
それから、咳には花橘……金柑の実が効くのださうです。
体を暖かくして、早く御元気になつてくださりませ。

一週間だけなんて勿体無いよ。
どこか再利用でもしてもう少し続けてみれば？

>233さま
お気持ちは大変、大変嬉しく存じます。…けれど、私には勿体無き御言葉。
始めたことを最後迄、自分で責任を持つて行ふこと。
口にすることは簡単なれど、実行し難きことに御座ゐます。

もしも入居期間が終はつて尚、人との交流に未練が残つたのならば……。
何処か受け入れてくださる場所を探し、そちらに住まわせて頂こうかと思ひます。
勿論、突然乗り込むこと等はせず、自力で交渉を行ひ、許可を得た後に。

このやうなことを考へられるなど、私は幸せ者に御座ゐますね。
233さま、本当に、有り難ふ御座ゐます。

さて。満月は雲に隠れ、花憑きは今宵も独り言と相成りまする。
御暇を持て余した客人がいらつしやいましたら、戯れに御付き合ひくださりませ。

勿忘草。はつと目を引くあざやかな色の、可憐な花。
古くより、友愛と誠実の象徴として、多くの人間から愛されたのでせう。
この花にまつはる伝説、詩歌は数多く、紹介しやうにもきりが無ふ御座ゐます。

花の名からして、詩的な響きを持つ此の花。
古き物語を辿るも佳し、新たな物語を幻想するもまた佳きことに御座ゐませう。

や　ら　な　い　か

窓を開け放して居ります故、寒いやも知れませぬが御勘弁を。
風が入らない場所は、花も私も息苦しうてなりませぬ。

>236
申し訳御座ゐませぬが、御客様の意図するところが掴めませぬ。
不自然な間隔に言葉を当てはめる類の謎解きでせうか。
折角御客様が出題してくださつたのです。解くことが礼儀でせう。

……しかし、中ゝに難しう御座ゐます。
其れらしき文になつたとて、正解かだうかも分かりませぬ。

やすらかなるいなか。安らかなる田舎。
やはらかなこめぬか。柔らかな米糠。
……流石に無理矢理に過ぎませう。違ふやうな気が致します。

基の考え方が間違つているのでせうか……。
よろしければ、いづれ、正解を教へてくださりませ。

……ふと見直してみれば……二つ目の回答は有り得ませぬな。
だうか御忘れ下さりませ。少ゝ考え過ぎてをかしくなつてゐたのでせう。

昨夜は月がとても綺麗でしたよ。
月の模様…貴方には何に見えますか？

春の夜の 闇はあやなし梅の花 色こそ見へね香やは隠るゝ。
浅みどり 花もひとつにかすみつゝ おぼろに見ゆる春の夜の月。

春の夜の歌は和やかにして幻想的、絵のやうなものが数多く御座ゐますね。

>239さま
えゝ、幽玄なると云ふ言葉の大層似合ふ、よき月に御座ゐました。

流れ行く黒雲が月を引き立て、春の香満つるうつくしき夜、貴方様も満喫なされたのでせう。

さて、月の模様、と仰られましたか。
古来より、月の模様と神話とは切り離せぬ関係に在るやうです。
思ひ入れの強きもの、馴染み深きものの姿に見へ易いのでせう。

私としては、さう……満開の桜の大樹に見へまする。
うさぎをさかさにしてみてくださりませ。耳の辺りが幹に御座ゐます。
…如何でせうか？また月の出づる夜には、試しに御覧になつてみてくださりませ。

(・ω・) ﾔﾎﾔﾎ〜　ｶｾﾞｶﾞ　ﾀｸｻﾝ　ﾌｲﾃﾀｹﾄﾞ　ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞ〜？

柊草。葉の形が柊に似てゐることから名付けられたさうです。
山地の木陰と云ふ目立たぬ位置に咲くからでせうか、余り有名でない花であるやうですね。
野草乍ら、園芸種と見紛ふほどに美しき花に御座ゐますのに、勿体無きことです。

盗堀、生育環境の悪化に拠り滅びゆく瑠璃色の花。
花が滅び、人の記憶からも消へゆくので在れば、其れは寂しきこと。
今一度、明け方の群青の中であの花の姿を望みたきものです。

>241 ナツメヤシさま
御機嫌よう、ナツメヤシさま。御元気さうで何より。
仰る通り、強き風が吹きました故、花は大分散つてしまつたことでせう。
地域によつては雨も降り続くさうですから……心配に御座ゐます。

まあ、花は儚きにしてとても強きもの。
ひととき景観を損ねたとて、また新たな蕾をつけ、花を咲かせてくれることでせう。

独り言とか多そうだね

届かない声なんてない

菫。野に咲く花として、古くより多くの人に愛されし花に御座ゐます。
また、小さく可憐な花、香り、ゆかしき雰囲気などからでせうか。
詩歌等にて少女に擬へられること多く、実際少女が摘むことも多き花に御座ゐました。

古き話に御座ゐまするが、人は草花を摘み取ることに拠つて、
其の花の精気を自らの魂に移すことが出来る、と考へて居りました。
菫の花は、摘むとたちまちに萎れ生気を失つてしまいます。
少女たちが競つて菫を摘んでゐたのも、花の精気を奪う為だつたのやも知れませぬ。
愛らしくも残酷なりし乙女の姿、其れも近頃はとんと見かけませぬが。

>242さま
独り言が……成る程、矢張りさう見えるのですね。
客人も居らつしやらぬ日も、夜毎花のことを語つてゐたからでせう。
其のやうに見へたとて、致し方ありませぬ。

されど、私の独り言……真夜中の花語りは決して無意味では無う御座います。
虞美人草、鬼百合、福寿草、二輪草、勿忘草、柊草、菫。
自己満足の域は出ませぬが、これでやつと一揃いに成りました。
何のことか、分からづとも良いのです。全ては戯れに過ぎませぬ故に。

>243さま
えゝ、仰る通り。何方かに何かを伝へやうとする声は、いづれ何処かに届くのでせう。
其れが望む相手で在るかだうかは、残念乍ら別として。
部屋の隅にてひとり呟く声とて、他ならぬ自分自身に届いてゐるのです。

届かぬ声や手紙が在るのだとしたら、口を噤み筆を置いた声ならぬ声。
伝へること成らぬ思ひは段ゝと胸の内へと溜まり、一体何処へ行くのでせう。
我が身は思ひに在らづ人の身にも在らづ、行き着く場所は見づ知らづ。

……失礼を。宛名を間違へて居りました。
243さま、244さま宛てに御座ゐます。

最後の日に御座ゐますのに……性分と云ふものは直らぬものですね。

今日の12時で期限…
ここを出たらどうするの？

成仏しろよ

勸君金屈卮、
滿酌不須辭、
花發多風雨、
人生足別離。

>248さま
さぁ、如何致しませうか。暖かな三月、花は溢れ、憑く場所にも困らぬでせう。
暫くは各地を見て回り、見識を深めやうかと思つて居ります。

白木蓮が満開に成る頃にも私の気が変わつて居なければ、
何処かの御屋敷の主に交渉を持ち掛けてみませう。
淡き光さす俄か雨、愛し面影の沈丁花。呼び掛けし春はすぐ其処に。

>249 陰陽師 矢部野彦麿殿
御機嫌よう、陰陽師殿。茶でしたらそちらに御座ゐますよ。

心配なさらづとも、陰陽師殿が生きてゐる内には成仏など致しませぬ。
安心して、琴姫殿や坊主達とでも踊つていらつしやいな。

私は何処かの花の傍に居ります故、気が向いた際には遊びに御出でませ。
また茶と菓子でも用意して、のんびりと御待ちして居ります。

さて、そろそろ行きませうか。
この部屋を貸してくださつた管理人様、御越し下さつた皆様に感謝を。
最後は冒頭の詩の有名な訳で括りませう。

コノサカヅキヲ受ケテクレ
ダウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ。