なんでもいいからここをTRPG系スレにしろ

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1名無しになりきれ
ジンギスカンテラウマスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
2名無しになりきれ:2006/12/28(木) 20:22:58
3ジンギス・カン:2006/12/28(木) 20:24:13
ではワシがTRPGをしようか。
4名無しになりきれ:2006/12/28(木) 20:29:53
なんでもありキボンヌ
5ジンギス・カン:2006/12/28(木) 20:33:01
侵略する。
6名無しになりきれ:2006/12/28(木) 20:37:41
名前: 
肩書: 
年齢:(見た目の年齢) 
体型:(大柄・中背・小柄)(痩・中・太) 
種族:(人間しかいないなら省略可)
職業: 
性別:(不明でも可)
技能:(魔法等)
装備品:(書いて無くても裸というわけではない)
容姿:(醜い・普通・美形)(髪や肌目の色等)
その他:(設定等)

7名無しになりきれ:2006/12/28(木) 20:38:53
何でもアリTRPGシナリオ案
舞台:パラレル日本?

西暦20xx年。日本は巨大企業マルハーゲ製鬘会社に支配されようとしていた。
その会社の最大の部位は社長、鶴蔓里奈が自ら指揮をとる特殊部隊、毛ガニ隊。
鋭いはさみを持つ無数のカニを自在に操ってありとあらゆる動物の毛を刈っていく恐ろしい部隊である。
そこで刈った毛を使ってヅラを作ってはハゲた人に売りさばき、巨大企業に成長したのだ。

そして今、そんな悪の巨大組織に立ち向かい、毛の平和を守る英雄達の物語が始まる!!
8名無しになりきれ:2006/12/28(木) 20:39:37
クロスオーばーバトル 越境専用!!
9名無しになりきれ:2006/12/28(木) 20:41:03
越境クロスオーバーバトルをやっている横で
ケガニ隊との戦いの物語が進行する新感覚スレで。
10名無しになりきれ:2006/12/28(木) 20:44:33
死んだキャラのみ越境可
あの世対戦
11名無しになりきれ:2006/12/28(木) 20:45:53
パラレルニッポンはもの凄く賛成
12ジンギス・カン:2006/12/28(木) 20:46:13
用意してあったように投下されてるなあ。
13名無しになりきれ:2006/12/28(木) 20:47:05
オザワとツインテール禁止
14名無しになりきれ:2006/12/28(木) 20:49:36
15名無しになりきれ:2006/12/28(木) 20:51:29
コウガ隔離TRPGスレにしたら?
16ジンギス・カン:2006/12/28(木) 20:52:19
ワシもジンギスカン食いたい。
17:2006/12/28(木) 20:57:24
メケメケー
18名無しになりきれ:2006/12/28(木) 21:40:52
ジンギス神辺
19名無しになりきれ:2006/12/28(木) 22:49:08
大変だ!カニザー隊長率いる毛ガニ隊第一部隊が来た!!
助けてーー!!ジンギス・カーン!!
20名無しになりきれ:2006/12/29(金) 00:14:06
http://etc5.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1166509177/l50

こっちのスレをどうにかしてからにしろ
21名無しになりきれ:2006/12/29(金) 00:17:03
タコも?
22名無しになりきれ:2006/12/29(金) 10:55:20
日本パラレル
なんでもあり

この条件でコテとして参加したい奴とりあえずてんぷら投下してくれ
23名無しになりきれ:2006/12/29(金) 12:38:46
じゃあ俺はファンタジーものを始めよう
24ヤム飯 ◆aFNWH1Hq1w :2006/12/29(金) 16:04:57
肥満キャラオンリーで
25名無しになりきれ:2006/12/29(金) 16:42:42
>>24
ここにこられても困るな
26チンギス花子:2006/12/29(金) 17:37:27
↓うっせーカス
27名無しになりきれ:2006/12/29(金) 19:04:07
28名無しになりきれ:2006/12/29(金) 19:05:21
そこに世界あり・・・
人々は戦いお互いを高めあう
29コテ志望:2006/12/29(金) 19:51:01
参加したいんですけど無理ですかね?
30名無しになりきれ:2006/12/29(金) 19:52:14
てんぷっれ!!かいてこ〜い
31ジンギス・カン:2006/12/29(金) 20:02:50
このスレ立て逃げしたのって再利用のふりするためかのう?
32始めるよ〜:2006/12/29(金) 22:31:24
ここは平和なナナイータ王国・・・
百年もの間、戦争も無く平和そのものだった国
しかし、そんな王国に様々な魔の手が伸びる!
王国を守るために今、国中から勇気ある者達が立ち上がった!!


33始めるよ〜:2006/12/29(金) 22:39:42
ルールは簡単!
・決定リール・・・有
・変換受け・・・有
・レス順・・・無
・GM・・・無
・名無しネタ・・・有
・版権キャラ・・・有
・越境キャラ・・・有
・最強厨・・・有
勢力は王国軍と侵略軍に別れているぞ!!

テンプレ
名前:
勢力:
性別:
性格:
特技:
装備:
解説:

版権キャラは原作ネタを明記すること!
まんまパクリはダメだからな!!
34名無しになりきれ:2006/12/29(金) 22:52:14
なんでまたそんなに急いで始めようとするんだ?
35名無しになりきれ:2006/12/29(金) 22:54:54
変に世界設定作らずに始めようとするのは評価してやるよ
36天魔神超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2006/12/30(土) 06:06:31
名前:天魔神超紅
勢力:侵略軍
性別:女
性格:冷静
特技:相手の技を見ただけで自分も使用できる。
全属性吸収、状態異常無効化。
相手の能力だけを打ち消すオーラを常時発動。
装備:神槍グングニル
解説:最強厨決定戦が行われると聞いて、異次元からやってきた最強厨。
誰かが挑戦してくるまでは戦いを観戦。

「ボクに勝てる存在などいないので、皆さんの戦いを楽しませてもらいます」
37名無しになりきれ:2006/12/30(土) 08:28:10
GMいないから、どう処理するんだろうね。
38名無しになりきれ:2006/12/30(土) 08:48:13
その時世界は消えた
いわゆる容量オーバーである
39名無しになりきれ:2006/12/30(土) 09:04:32
名前:神
能力:無敵で永遠に不死身
   何かあって消滅しても復活
   不条理である
40超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2006/12/30(土) 09:24:21
>37
ボクはGMが出てきても、収まらないような気がします。

>38
消えたらまた造りましょうか?

>39
あなたと戦うと、永遠に決着が付かない気がします。
ボク達がずっと戦うスレになりそうですね。
41名無しになりきれ:2006/12/30(土) 09:43:54
>>39>>40が永遠に戦うスレでいいんじゃね?GMいないし、コテ名乗ったのはあんたら二人だけだしさ。
42名無しになりきれ:2006/12/30(土) 11:01:50
>41
あんまり僻んでるとますます株を落とすぞ発案者
4340:2006/12/30(土) 11:51:12
俺、発案者かよ。orz
>>41、テラヒドス。
4440:2006/12/30(土) 11:52:17
アンカーミスった。o...rz
半年ROMってるわ。
451:2006/12/30(土) 12:57:56
>>42
一つ言っておくけど発案者は俺だよ。
TRPG雑談所で新しいTRPG系が産まれそうだから立てただけ
46名無しになりきれ:2006/12/30(土) 13:24:05
つまり、>>1が早漏ってことでFA?
47超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2006/12/30(土) 13:25:56
>41
超紅は、強敵の出現を感じ取っていた。
久しぶりに、まともな【戦い】が出来るのだ。
彼女はその予感に心を躍らせて…
みたいな感じですか?
残念ながら、まだ敵と決まったわけではないですよ。
後、アンカミスなんて細かい事を気にしていては長生きできません。
もっと気楽に生きましょう。

>45
ボクはとても良いアイデアだと思いますよ。
需要があるかどうかと
漢字かカナだらけの戦いにならないかが心配ですね。
48名無しになりきれ:2006/12/30(土) 14:19:33
>>45
お前みたいな先走りのせいでいくつスレが潰れたことか
49カニザー:2006/12/30(土) 14:21:07
誰でもいい、かかってこい!
50イカルド:2006/12/30(土) 14:45:23
では僕が相手をしてやろうか?
51カニザー:2006/12/30(土) 15:02:33
>>50
アマチュアだな
能書きたれずに攻撃してこい
52イカルド:2006/12/30(土) 15:05:18
む。今日は潮の流れが少々不穏だ
あまり良い状況ではないな、退くとしよう。ではまたの機会に…
53名無しになりきれ:2006/12/30(土) 15:32:23
>>52
それがお前の限界なのだよ
水陸両用の蟹の勝利だ!
54名無しになりきれ:2006/12/30(土) 17:20:15
聖天騎士カニザー
皇帝蟹ターバス
河川闘士沢蟹
浜辺国王シオマネキング
呪言師ヘーケ
破壊王ワイズ
杖術坊松葉和尚

魔天騎士貝ザー
教皇ロブスタンチヌス
伊勢海老大王
暗黒ティーガー
狙撃手イカルゴ
ハイブリットヤドカリ
サザエさん
リキヤ・ホタテ
フグ神話
幻のスッポン
55超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2006/12/30(土) 17:50:54
カニザー帝国対
シーフード教国ですか?
56名無しになりきれ:2006/12/30(土) 17:52:41
カニザーいらん
57名無しになりきれ:2006/12/30(土) 18:58:00
>>55
帝国の意味知らないアホ発見
58名無しになりきれ:2006/12/30(土) 19:05:31
つ【カニアーマー(試作型】
59超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2006/12/30(土) 20:24:32
>56
カニザーは気に入りませんか?
わざわざ来てくれたのですが。

>57
ツッコミありがとうございます。
皇帝蟹ターバスが未登場なので、勝手に名付けてみました。

>58
変わった形の鎧ですね。
せっかくだから着てみましょうか。
よいしょっと…
どうです?似合いますか?
60名無しになりきれ:2006/12/30(土) 20:28:09
カニアーマーがどのようなのか知らないと見た!(ズビシッ!
61名無しになりきれ:2006/12/30(土) 22:48:09
えっと…ここは…雑務スレ?
TRPGやるならコテとして参加しようと思うけど…
62名無しになりきれ:2006/12/30(土) 23:05:32
TRPGよりも最強厨を集めての自己満足大会みたい
63名無しになりきれ:2006/12/30(土) 23:17:03
むしろそっちのほうが面白そうなんだがやー
64超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2006/12/31(日) 00:07:56
ここナナイータ王国では、侵略者、ならびに王国を守る勇者を募集中です。
もちろん、ボクと同じく戦いを観戦しにくる名無しの人も大歓迎。
気楽に参加してくださいね。
今しばらくは暇なので、雑談でもしながら戦いの始まりを待ちましょうか。

>60
う…痛いところを付かれましたね。
ボクは防具を必要としないので、カニアーマーも詳しくは知りません。
知っているのは、背中に背負う形状の物がある…程度の事です。

>61
詳しくは>32-33を見て下さい。
ボクでよければ、戦いのお相手もできますよ?

>62-63
そうですね。
気楽に楽しんでいって下さい。
65:2006/12/31(日) 00:17:36
>>64
かかってこい
66名無しになりきれ:2006/12/31(日) 00:23:53
>>64
いいの?後悔しても知らないよ?
67:2006/12/31(日) 02:29:36
>>64
口ばかりで戦いから逃げているチキンだったか
まさに“無敵”だな
安全な観客席にいるのなら黙ってな
ここは戦場
戦う者のみが語らう場所だ
68超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2006/12/31(日) 09:13:13
>65
ボクと戦いたいようですね。
ボクは一応侵略側なので、王国側の方ですか?

>66
かまいませんよ。
本当は観戦するために来たのですが、誰もこないので退屈していたんです。

>67
逃げている訳ではないですよ。
実に簡単なものですが、この戦いにもルールがあります。
まずは【テンプレ】を使って自己紹介していただけますか?
69名無しになりきれ:2007/01/01(月) 00:21:55
とりあえずここがどういう世界なのか確定しないと
キャラ骨格に肉付けできないんだぜ。
70超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/01(月) 11:46:02
新年を迎え、通りで騒ぎ笑いあう人々を屋根の上に座って見つめながら、超紅は軽くため息をついた。
戦いの予兆を感じ取ってこの国に来たのに、今のところ世界は平穏だ。
平和が嫌いなわけではないが、何か暇をつぶせる遊びはないだろうか…
考える超紅の目に、遊ぶ子供達の姿がうつった。

次の日、王国の騎士達に顔に落書きをされる者が続出した。
落書きされた者は口々に
「槍を持った少年に試合を挑まれた。
こちらが負けると、少年は笑いながら、『罰ゲームです』と顔に落書きをしていった」
と証言した。
少年ではなく、少女だと証言する者もいたが、真相は定かではない。



>69
ボクもこの世界には最近来たばかりで、詳しい事はわかりません。
侵略者がいる…ということは、何かを狙っているのかもしれませんね。
王国に秘宝か、秘法でもあるのでしょうか?
71名無しになりきれ:2007/01/01(月) 20:45:16
暇そうだから話し相手に来たですぅ〜。

・・・この国は客にお茶も出さないですか?
72名無しになりきれ:2007/01/01(月) 20:49:17
つ【アバ茶】
73名無しになりきれ:2007/01/01(月) 21:07:02
王宮が秘宝館?
74サノス ◆YsdO5JluPM :2007/01/02(火) 03:37:22
名前 :サノス
作品名:インフィニティガントレット(Marvel Comics)
勢力 :王国軍(?)
性別 :男(タイタン人)
装備 :インフィニティ・ガントレット(魂、力、空間、現実、時間、精神のインフィニティ・ジェム装備済み)
解説 :
・インフィニティ・ガントレットとは…
 宇宙最高、最強の力を秘めた6つの宝石…その名は「インフィニティ・ジェム」

インフィニティ・ジェムの能力
力…あらゆる力が無限になる。これ以外のジェムを制限してもヒーロー連合に打ち勝てている。
魂…魂の力が無限になる。他者の生命に干渉できる。不老不死となる。
精神…精神の力が無限になる。他者の精神に干渉できる。
時間…時間を自由に支配・操作できる。時の神クロノスの力を超えて時間軸を自由に移動。
空間…あらゆる空間に自在に干渉できる。力の及ぶ範囲が全宇宙。
現実…あらゆる望みを現実に出来る。あらゆるものを作り出し、消せる。

この6つの宝石の秘められた力を手に入れるということは神をも超えてしまうという事。
サノスはこの6つの宝石をガントレットに嵌め込み、これらの力で星々の神々、生命と死の神々、精神の神々、時間と空間の神々をまとめて一蹴した。

【攻撃力】:無限
     ・全宇宙の生命体を任意に消滅させる事が出来る(解る範囲では銀河系規模の範囲での人口を一度に消滅させている)
     ・惑星砲弾群に拮抗するエネルギー波が打てる。

【防御力】:無限
     ・恒星規模の次元破壊攻撃に耐えることができる
     ・素粒子が崩壊し空間が砕け、時間が歪むほどのパワーで攻撃されるも無傷。

【素早さ】:無限
     ・一光年離れた場所から光速よりも早く向かってきた相手(人間サイズ)の攻撃にも反応。
     ・サノス自身の移動速度は不明。
【特殊能力】・物質変換能力(敵の体の金属製骨をスポンジの様にし、相手に触れた箇所から藻のような物を生やして殺害)
      ・時空間操作が可能
      ・相手の思考を読むことができるetc

【備考】 ・宇宙的秩序をつかさどる存在との戦いで素粒子崩壊、次元破壊、時間制御レベルの
      空間操作を行い、最終的にその存在を光の檻に封印させた。
     ・マーベルヒーロー連合軍を相手に無傷で圧倒的完勝。
     ・単一宇宙の全能神であり、宇宙そのものであるエターニティと戦闘し、勝利した。
      (以上からどの世界の全能神・悪魔その他に負ける可能性は極めてゼロに等しい。)

     ・全宇宙を操作出来るインフィニティジェムを嵌め込んだガントレットを装着した状態ならば、完全無敵状態となる。
      その状態なら相手の行動は全て読め、時間も操作できる為に先手を取られる事もない。
      相手がどんな特殊能力を所持していても、誕生以前の状態まで相手の時間を戻して消してしまう事ができる。

75名無しになりきれ:2007/01/02(火) 10:17:48
【素早さ】:無限
     ・一光年離れた場所から光速よりも早く向かってきた相手(人間サイズ)の攻撃にも反応。

素早さ無限ていう単位が意味不明
一光年離れた場所からなら攻撃開始から攻撃受けるまで一年近くかかるわけだから、かわせないほうがおかしい
にもかかわらず反応するのが精一杯
それを特筆事項としているって事は恐ろしく動作は遅いみたいだな
76名無しになりきれ:2007/01/02(火) 10:35:57
それってヒーローのシルバーサーファーが一光年離れた場所から一瞬で接近してきた時の事だろ
昔この原作読んだことあるから間違い無い

ついでに言えばシルバーサーファーなら一光年くらい離れてたって一瞬で駆け抜けるぞ
というか一年近くってwww
77名無しになりきれ:2007/01/02(火) 10:45:07
まぁそれでも光速以上の速さを避けられる時点で遅くもなんともないんジャマイカ?
7871:2007/01/02(火) 11:35:04
>72
ありがとです〜♪
・・・あ、手が滑っちゃったですぅ!ごめんなさいですぅ!
>72はお茶を頭から被ったけど大丈夫です?
つ【ハンカチ】
ハンカチは返さなくていいです。お詫びのしるしですぅ〜

>74-75
何か強そうな奴がきたですぅ!
超紅とサノスならゴジラ対ガメラ並みの好カードになりそうです〜
バトル開始なら観戦するしかないです、いい場所確保するです♪
(いそいそと敷物の準備)
79名無しになりきれ:2007/01/02(火) 11:55:51
っ【バケツサイズのコーラ&ポップコーンに特大ホットドック】
80超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/02(火) 14:12:49
>71
お茶、ですか。
ボクは飲まないので持っていないです。
せっかく来てくれたのですから、何か出してあげたいのですが。

>72
こんな物までお茶と呼ぶんですね…
よければ、毒味していただけますか?

>73
簡単に王宮内を見てきましたが、そんな事は無いと思いますよ。
でも、確かに強力な波動を感じます。
あのガントレットが秘宝なのかもしれませんね。

>75-77
いずれにせよ、明らかに強力な能力ですね。
少しサノスさんと話でもしてみましょうか?

>78-79
戦うかどうかはまだわかりませんが、その時にはゆっくり観戦して下さい。
楽しめるかどうかはわかりませんが。
81超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/02(火) 14:14:32
>74
超紅は、サノスと呼ばれている男の装備しているガントレットに目を奪われた。
ガントレットに嵌め込まれた宝石は、離れていてもわかるほどの強烈な力を放っている。
全世界を、全宇宙を探し回っても、これほどの存在感を放つ物を探し出すのは難しいだろう。
超紅はゆっくりとサノスの前に降りたった。
「初めまして。ボクの事はもうご存じですよね?
 あなたは王国軍のようですが、他の侵略側の方を待ちますか?
 それとも、ボクと戦う事にしますか?」
82名無しになりきれ:2007/01/02(火) 15:16:32
解説 :
・インフィニティ・ガントレットとは…
 宇宙最高、最強の力を秘めた6つの宝石…その名は「インフィニティ・ジェム」

インフィニティ・ジェムの能力
力…あらゆる力が無限になる。これ以外のジェムを制限してもヒーロー連合に打ち勝てている。
魂…魂の力が無限になる。他者の生命に干渉できる。不老不死となる。
精神…精神の力が無限になる。他者の精神に干渉できる。
     ↑精神の力とは何でしょうか?抽象的すぎて分かりません。
時間…時間を自由に支配・操作できる。時の神クロノスの力を超えて時間軸を自由に移動。
     ↑過去を操作したら未来の自分は過去を操作する事がなくなり
      (操作した後の未来の自分は過去を操作する必要がなくなるから)、
      過去を操作するという事実自体が消滅してしまいます。その辺りの矛盾はどう解決するんですか?
      ちなみに、平行世界の存在を前提としているのならそもそも過去を変えるという行為自体が無意味になります。
空間…あらゆる空間に自在に干渉できる。力の及ぶ範囲が全宇宙。
現実…あらゆる望みを現実に出来る。あらゆるものを作り出し、消せる。
     ↑現実のジェムひとつあれば他のジェムはひとつも必要なくありませんか?
この6つの宝石の秘められた力を手に入れるということは神をも超えてしまうという事。
サノスはこの6つの宝石をガントレットに嵌め込み、これらの力で星々の神々、生命と死の神々、精神の神々、時間と空間の神々をまとめて一蹴した。
     ↑インフィニティ・ガントレットとは…と言い出しつつ、結局宝石の説明でガントレットの説明がどこにもありませんね。
【攻撃力】:無限
     ・全宇宙の生命体を任意に消滅させる事が出来る(解る範囲では銀河系規模の範囲での人口を一度に消滅させている)
     ・惑星砲弾群に拮抗するエネルギー波が打てる。
     ↑惑星砲弾郡と拮抗するなら「無限」でなくて「有限」です。拮抗するということは即ち限界が見えています。
【防御力】:無限
     ・恒星規模の次元破壊攻撃に耐えることができる
     ・素粒子が崩壊し空間が砕け、時間が歪むほどのパワーで攻撃されるも無傷。
     ↑恒星規模の時限破壊攻撃に「効かない」ではなく「耐える」のなら、防御力も有限ですね。
【素早さ】:無限
     ・一光年離れた場所から光速よりも早く向かってきた相手(人間サイズ)の攻撃にも反応。
     ・サノス自身の移動速度は不明。
     ↑「サノス自身の移動速度は不明。」それなら「無限」じゃなくて「不明」じゃないですか。
【特殊能力】・物質変換能力(敵の体の金属製骨をスポンジの様にし、相手に触れた箇所から藻のような物を生やして殺害)
      ・時空間操作が可能
      ・相手の思考を読むことができるetc
     ↑任意に生命体を消滅させられるのなら金属をスポンジにするような小細工は必要ないと思います。
      そもそもあらゆる妄想を現実に変えるジェムがあるならこんなセコい特技は書くにも値しないと思います。
83名無しになりきれ:2007/01/02(火) 15:22:37
>>82
文句ならマーベル社に言えよwww
こんなトコで噛み付くことしか出来ないのか
84名無しになりきれ:2007/01/02(火) 15:23:48
>>83
>こんなトコで噛み付くことしか出来ないのか

うん。
85名無しになりきれ:2007/01/02(火) 15:30:39
久々に翻訳版読み返したけど実際にそういう設定なんだよね
>>74の説明不足もあるけど、変なツッコミは止めといた方がいいぞ
86名無しになりきれ:2007/01/02(火) 15:38:36
説明不足もあるなら、突っ込まれた部分に説明を補足して皆が分かるようにするのが理想的じゃない?
原作知らない人の方が多いんだから。
結局ガントレットは何なのか分からないし、過去を変えた後の矛盾のことも分からない、
現実のジェムの存在が他のジェム全てを代替できるほど強力なのかも分からない、
攻撃力や防御力や素早さも有限なんだか無限なんだか分からない、分からないこと尽くしだよ。
87名無しになりきれ:2007/01/02(火) 15:41:26
ほれ、教えて厨
これでも見てろ
http://en.wikipedia.org/wiki/Infinity_Gems
88名無しになりきれ:2007/01/02(火) 15:44:50
89名無しになりきれ:2007/01/02(火) 15:58:48
攻撃力も防御力も素早さも無限だっていう根拠は特にないことは分かったけど、
現実のジェムを使って宇宙どうこうの神々やら司る人を戦わずしてなかった事にしなかった理由ってあるの?
その理由の有る無しは戦う相手にとって結構影響があると思うんだけど
90名無しになりきれ:2007/01/02(火) 16:08:26
超紅乙
91名無しになりきれ:2007/01/02(火) 16:10:10
とてもイタイ奴だな・・・w
92名無しになりきれ:2007/01/02(火) 16:11:03
アルティメットジェル
すべてのジェルの頂点に立つジェル
他のジェルより数千倍の力をもち、他のジェルを無効かできる

オリジナル設定でこういうのもアリだけど、おもしろいか?
93名無しになりきれ:2007/01/02(火) 16:11:19
イタイ奴で結構だけど、はっきりする部分ははっきりしておいてもらわないと。
94名無しになりきれ:2007/01/02(火) 16:13:53
>>89
暇つぶしですよ
たまには戦わないと体がなまりますから
95名無しになりきれ:2007/01/02(火) 16:15:49
もしくはマーベルサイドのご都合主義
96名無しになりきれ:2007/01/02(火) 16:17:28
>>92
つまらないな 0点

>>93
何故に名無しでそこまで追及?
参加する?それとも超紅?
97名無しになりきれ:2007/01/02(火) 16:20:22
>>96
質問に質問で返さないで欲しいな?キリがなくなるから。
98名無しになりきれ:2007/01/02(火) 16:22:11
>>96
超紅自身が自分が最も強くなければ駄目だからってムギャオってるんだろw
俺はそう思ってるww
9996:2007/01/02(火) 16:31:30
>>97
いや単にROMってた俺に言われてもww
そんなん知らんがな。ていうか名無しでそこまで重箱の隅を突付きまくってるのが気になっただけ
100名無しになりきれ:2007/01/02(火) 16:33:14
最強は名無し(民衆)。
スレにおいては気に入らなければ荒らせばいい。
コテにはたまらん。
101名無しになりきれ:2007/01/02(火) 16:34:11
知らないならいいよ。知らない人に聞いてもしょうがないし。
また本人が出てきた時に聞いてみる。
質問してるのは興味を持ったからだよ。ただそれだけ。
102超ラッキーマン ◆gKQv5IanZU :2007/01/02(火) 16:46:51
名前 :超ラッキーマン
作品名:オリジナル
勢力 :無し
性別 :男
装備 :なし
解説 :ラッキーマンをはるかに超える幸運の持ち主。戦う相手は何をしようとしても失敗してしまい、自滅する。
103根拠・証拠マン ◆S6PNro8lLk :2007/01/02(火) 16:56:01
名前 :根拠・証拠マン
作品名:オリジナル
勢力 :無し
性別 :男
装備 :なし
解説 :敵のデータに関して色々な根拠・証拠の提示を求めるヒーロー。口癖は「〜の根拠・証拠をどうぞ」
104名無しになりきれ:2007/01/02(火) 16:58:21
口癖が根拠・証拠をどうぞなんて人どこにいるの?
105超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/02(火) 17:00:05
最強や無限、と言った言葉は抽象的ですから
人それぞれ受け取り方が違いますね。
ボク自身の考えでは【最強などない】と思います。
現にボクの知っている世界では
ジェム所有者が世界を支配し続ける事はありませんでした。

仮にボクが負けて消滅する事になっても、ボクとしては問題はありません。
死ねない身というのも、楽ではありませんからね。

もちろん、ボクはお互い消滅するほど戦いたいわけではありません。
後はサノスさんしだいです。
106根拠・証拠マン ◆S6PNro8lLk :2007/01/02(火) 17:01:19
>>104
そんな人がいないと言える根拠・証拠をどうぞ。
107名無しになりきれ:2007/01/02(火) 17:01:44
やっぱりお前だったかw
108名無しになりきれ:2007/01/02(火) 17:02:32
>106
いないなんて言ってない。
どこにいるのか聞いてるんだけど?
109根拠・証拠マン ◆S6PNro8lLk :2007/01/02(火) 17:04:32
>>107
お前が誰なのか、その相手の名とともに根拠・証拠をどうぞ。

(いや俺は上のやり取り見て面白くて作ってみただけだがww恐らくお前さんの言ってる人物とは違うかも知れんよ)
110107:2007/01/02(火) 17:05:51
>>105に言った
111名無しになりきれ:2007/01/02(火) 17:10:58
>超紅
サノスに現実や時間のジェムで消し去られたらどうする?
112根拠・証拠マン ◆S6PNro8lLk :2007/01/02(火) 17:17:27
>>110
(あ、じゃあ違うぞww俺は単なる一名無しだったからなw)
113107:2007/01/02(火) 17:26:14
>>110
だからお前に話しかけてないってば
114107:2007/01/02(火) 17:26:52
アンカミスOTL

>>110>>112
11571:2007/01/02(火) 17:32:50
は、早くも心理戦が始まってるのですぅ!
エスパー達は特殊能力全開なのですぅ!!
・・・エスパー戦士達のテンプレ無いのが、かえすがえすも残念なのですぅ・・・。

>79
え?くれるですか?

・・・・た、たまにはコーラとポップコーンとホットドックも悪くないかも、ですぅ。

・・・。
・・・・・・・・も、もし座る場所が無いなら敷物に座っても・・・
な、何でもないです!!

>80
こっちのことはキニスンナですぅ。
(双眼鏡で様子を見ながら手を振る)
116名無しになりきれ:2007/01/02(火) 20:25:05
たいしたスレだが、2ちゃんじゃあ二番目だ

最強妄想キャラクター議論スレ13
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/ranking/1165074463/l50
117サナト ◆zAyjllBm/g :2007/01/03(水) 00:53:25
ここにあえて最強だか最強でないんだかよく分からんキャラで参戦するぜ!
刀の元ネタは・・・言うまでもないんだぜ?ぶっちゃけ中の人が名前聞いて思いついた。

名前:スオウ=サナト
勢力:王国軍
性別:男性
性格:大雑把
特技:剣技(といっても一流ではない)
   魔法(属性変化と加速・減速の魔法ぐらいしか使えない)
   見切りの眼(解説参照)
   自然治癒能力の高さ
装備:黒刀『極夜』(解説参照)
   レザーアーマー(ごく普通の革鎧)
   ポイントアーマー(革鎧じゃ防げない部分を少し覆うだけ)
   ハードブーツ
   その他冒険者セット等々
解説: 18歳、冒険者学校に所属するいわゆる劣等生。冒険者の嗜みとして、様々な武器の扱い、簡易武器の作成(木の枝で弓を作ったり)は習得しているが、
   剣技においては一流とは言えず、魔法では初級はおろか基本呪文(魔法の明りを点す等)さえ素質がない。
   何故かロクに役に立たないと言われる、『対象の呪文の属性を変化させる』呪文や、肉体の加速・減速(FFのスロウ・ヘイストのようなもの)は取得できた。
    特筆すべきは彼の眼であり、それは『一度目撃した技(や魔法)の回避、および受け』を可能とする。
   ただし人間離れした技ともなると真似は不可能(例:時間操作とか)
    武器である黒刀『極夜』は材質不明・刀身120cmにも及ぶ片刃の長刀。刀身は漆黒であり、闇夜では持ち主でさえ振るう軌跡が見えない。
   さる貴族の依頼を冒険者として受けた際、彼の刀が破損したために依頼料を返納した上でもらったもの。
   その能力は『刀身で受けた特殊な技・魔法の吸収』、『吸収した技・魔法の一度限りの複製使用』である。
   例えば、火球の呪文を刀身で受けた場合、所持者の意思で一度だけそっくり同じ威力の火球を刀身から放出できるということ。
   (貴族曰く:役に立たないなまくらだ。)
    自然治癒能力の例では上記の貴族の事件で片腕を切断されたのだが・・・。無理矢理傷口を合わせて包帯で固定した所約一週間で神経も含めて
   元に繋がってしまったという。常人からすれば驚異的な自己治癒能力だろう。
118超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/03(水) 09:05:28
>111
消滅してしまっては、復帰するのは難しいですね。
相手がジェムを使う前に対処したいところです。
ボクが消滅したら、後はサノスさんに挑戦する場所になるのでしょうか?
見届けられないのは、少し残念ですね。

>115
いい場所を見つけたようですね。
これから何が始まるのか、それはボクにも分かりません。
楽しめる事が始まるといいですね。

>116
これは…面白い場所ですね。
ただ、ここは最強決定場ではないので
方向性が違うかもしれません。

>117
サナトさん、ですね。
歓迎しますよ。
王国軍のようですが、今は冒険者学校に通っている、でよろしいですか?

さて、いよいよ世界観を考える必要がありそうですが…
はっきり言って、ボクは世界設定は苦手です。
名無しのみなさんの協力を頂いて、ゆっくり固めていきましょうか。
119名無しになりきれ:2007/01/03(水) 18:22:32
今更こう言うのもなんだが、>82の言ってる事ってかなり揚げ足取りだな

>星砲弾郡と拮抗するなら「無限」でなくて「有限」です。拮抗するということは即ち限界が見えています
無限の中に有限があるのだから結局どう考えたって無限は無限でしかないだろ
その前に星砲弾郡に合わせた威力で力を使っているのかもしれないのだから、有限と言い切るには早すぎるだろうに

ま、こういう論争がしたいのならよその板でやってくれってこった
120名無しになりきれ:2007/01/03(水) 23:57:56
それ以上の攻撃が出来るのなら「拮抗するエネルギー波が撃てる」なんて言い回しはしない
「惑星砲弾群を軽く超える威力のエネルギー波が撃てる」でいいんだから
少し頭を使えば分かるように、本当に無限の攻撃力があるのなら拮抗する威力のエネルギー波を打つ必要はない
敵をいたわっている訳でもなし、そのままエネルギー波で攻撃ごとブチ抜いて敵を倒せばいいんだから
つまり、攻撃力が無限というのはただの見栄張り、実際は惑星砲弾群と同程度
121名無しになりきれ:2007/01/04(木) 00:03:34
というか惑星砲弾群ってどんなのか分かって言ってるのだろうか
122名無しになりきれ:2007/01/04(木) 00:07:54
単に理屈バカの戯言なんだからほっとけww
アメコミの設定なんて後付・あったこと無かったことにされてるetcetcのオンパレードなんだからw
それでも文句あるなら余所池www
123名無しになりきれ:2007/01/04(木) 00:16:29
「永遠に誰も王国に攻めて来ない」を現実のジェムの力で現実化すればいきなりハッピーエンド
124超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/04(木) 00:50:50
せっかくの新スレですから、初心者歓迎スレにするのもいいですね。
TRPG系の初心者向けスレ、というのは無かった気がします。
もちろんボクの一存で決めるわけにもいきませんが。
さて、もう少ししたら冒険者学校で行動を起こしましょうか。

>119
そうですね。
避難所でも造った方がいいでしょうか?

>123
話の流れ的に会っていれば、そんな終わり方も良いかもしれませんね。
125名無しになりきれ:2007/01/04(木) 00:59:27
話の流れに関係なくサノスがいきなりやったらどうする?
126名無しになりきれ:2007/01/04(木) 02:51:25
初心者向けスレを作るなら、
実力抜群のベテランにGMをさせるべきだと思う。
初心者ばかりのスレだと問題が起きやすいし、
全く話が進まない日常編や最強厨ばかりのバトルになりそう。
127超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/04(木) 09:42:53
避難所作成に失敗しましたね…
また次の機会を待つことにします。

>125
それは困ったことになりますね。
とはいえ、サノスさんも認識標を付けている方ですから
余り無茶な事はしないと思いますよ。
誰かが間違った行動を取ってしまった時には、無かった事にできる能力ですから
いろいろ活用できそうですね。

>126
確かにそうですね。
残念ですがボクはベテランではありませんし、お願い出来る方もいません。
初心者向けにするのは、諦めた方がいいですね。
128名無しになりきれ:2007/01/04(木) 10:16:47
>>127
つーかお前がいる時点で無理って自覚しろよ
129名無しになりきれ:2007/01/04(木) 12:25:29
最強厨歓迎のなんでもありスレで、
無茶なことはしないだろうなんて良識をアテにするのもアレだと思うぞ。
130サナト ◆zAyjllBm/g :2007/01/04(木) 13:34:44
>>118
まぁ、なんというか住み込みっつーのかな?冒険者学校の寮にいる。
学校といっても義務教育とかそういうタイプじゃなくて予備校みたいなもんだ。
つまり、誰でも冒険者を名乗れるけど基礎知識とかはここに来れば教えてくれるっつー話。

もうちょい人が来ないかねぇ、と思ったんだがな・・・。
もっとはっちゃけた奴らが現れて負けRPするの楽しみだったんだが
こりゃ参加は見送るか・・・?
何か他にも面白いのは立ってるしな。
131超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/04(木) 15:15:25
>129
やはりアレですか。
そうするとこのスレのルールが難しい事になりますね。
可能性があるかと思って来てみましたが残念です。

>130
そうですね。
余り需要も無いようですし、今回はボクも消えるとしましょうか。
132名無しになりきれ:2007/01/04(木) 15:18:24
そして誰も居なくなった……
133名無しになりきれ:2007/01/04(木) 20:45:46
ここをおためしスレにして軌道に乗ったら本スレを建てるとかどう?
134名無しになりきれ:2007/01/04(木) 21:50:23
100単位くらいで間借りとかいいな
135名無しになりきれ:2007/01/06(土) 02:26:53
私立薔薇学園

【ルール】
・男性キャラ限定
・トリップ推奨
・荒らしはスルー
・舞台 男子校
・決定リールなし
・後手キャンセルなし
・名無しのレスなし
名前: 
学年: 
体型:(大柄・中背・小柄)(痩・中・太)
受けor攻め
技能:(裁縫等)
装備品:(学生服とか以外特別なもの)
容姿:(醜い・普通・美形)(髪や肌目の色等・・・大抵黒黒肌色だろうが)
その他:(設定等)
レッツBL
136名無しになりきれ:2007/01/06(土) 02:53:05

コードギアス〜栄光のジェレミア〜

【ルール】
・トリップ推奨
・荒らしはスルー
・舞台 日本
・決定リールなし
・後手キャンセルあり
・名無しのレスなし
名前: 
学年: 
体型:(大柄・中背・小柄)(痩・中・太)
技能:(KMF操縦等)
装備品:(パイロットスーツとか特別なもの)
容姿:(醜い・普通・美形)(ブリタニア人か日本人か等)
その他:参加していいのは、続ける覚悟のある奴だけだ!
137名無しになりきれ:2007/01/06(土) 03:01:16
ストーリーや世界観がさっぱりなわけだが
138名無しになりきれ:2007/01/06(土) 03:09:35
別に両方ともTRPGじゃなくたっていいじゃん
ここでやらないで余所池
139終了さん:2007/01/06(土) 06:09:51
本日でこのスレッドは終了となりました、長い間皆様ありがとうございました


終了
140名無しになりきれ:2007/01/06(土) 12:17:50
>138
ここはお試しスレなんだから別にいいじゃん
141名無しになりきれ:2007/01/06(土) 13:56:35
問題はどっちが始まったのかわからん事だ
142ナレーション:2007/01/06(土) 19:20:10
皇歴2010年夏―

神聖ブリタニア帝国は日本に宣戦布告した……

ひと月と待たず敗れ去った日本は自由と権利そして名前を奪われた―

「エリア11」その数字が新しい日本の名前だった―
143名無しになりきれ:2007/01/06(土) 19:31:15
コードギアス知らなくてもおk?
144名無しになりきれ:2007/01/06(土) 19:41:59
>>143

流石にそういう訳にもいかないから
・基本設定はマジコ!の漫画準拠
(目の通し易さとKMFが出てこない事による描写のし易さを考慮
アニメは見ているけど漫画は見てない人はKMFが出てこないことだけを分かってればおk)
・キャラ設定はアニメ準拠(漫画はキャラが少ないから)
・オレンジが一番活躍(オリジナリティを出すため)

・オレンジやりたい奴はスレを延ばす覚悟のある奴だけだ!
145名無しになりきれ:2007/01/06(土) 19:50:33
自分をスレさえも変えてしまえそな瞬間を感じるいまここに〜♪
隠せぬ糞レスと立ち尽くす糞スレを見つめて〜♪
迷いながら悔やみながら立てればいいさ〜♪>>145がくれた言葉一つ迷いは消え去り〜♪
空っぽだった>>1のスレに光が差した〜♪
見ageた大空青く澄みきって逝く〜♪
閉ざしたスレをageる事を決めた〜♪
自分をスレさえも変えてしまえそうな〜♪
瞬間を感じる今>>160に〜♪
146斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/07(日) 21:03:26
名前:斬腹 血吐瀬(きりはら ちとせ)
性別:男性と女性のハーフ
年齢:自称10万17歳
職業:高校生の霊界探偵
髪:赤のセミロング
容姿:端麗
戦闘力:普段は10程度/本気時は同左
特技:
零丸(一日に5発撃てる零距離射撃)
邪眼(額に第三の眼を描いて相手を威嚇)
妖狐変化(一瞬にしてコスプレ完了)
概要:
地元の盗賊団の頭の娘で、かつて
地元の小学生を震え上がらせたガキ大将。
今はその地位を棄て、美しく成長した
自分自身に酔いしれるナルシスト。
147斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/07(日) 21:20:07
ちとせは暗黒武術会に出る事になった。
人間も妖怪も絶対正義も多分関係ない。強い者だけが求められる。

「どんな化け物もボクの美貌には敵わない」
148首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/07(日) 22:28:48
名前:首領パッチ(ドンパッチ)
性別:男?
年齢:?
職業:ハジケリスト
髪:無い
容姿:球体にトゲトゲが付いている
戦闘力: 測定不可
特技:
ハジケ(ギャグを行う時に実際にその光景が展開され様々な現象を引き起こす能力)
トゲトゲを使った様々な攻撃
概要:
キング・オブ・ハジケリストの称号を持つ。
ちなみにボボボーボ・ボーボボという漫画のキャラ。
149首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/07(日) 22:37:19
暗黒武道大会!?優勝商品は…何――っ!?バナナの皮一年分!?
なんて……なんて素晴らしいんだーーっ!?
周りを見渡しながら
(この程度か。俺のハジケの前に敵う奴なんていないな!)
むっ!?Σ(>147に気付く)
(どういうことだ……?背景に花が咲いている!)
「おまえ……ハジケリストだな?」
150斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/07(日) 22:38:04
>148
コイツが最初のボクの相手…!
ハゲになんか負けはしない!
妖狐変化ッ!(要するにコスプレ)

さぁ、何処からでも掛かって来い!
151斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/07(日) 22:42:51
>149
ハジケリスト…?何の事だ!
ボクはそんなモノ知らない!

そちらから来ないならこちらから行くぞ!

(ポケットから邪眼シールを出し、貼る)
(額に邪眼シールを貼った妖狐のコスプレ誕生)

(出来る限り近付いて、ゼロ丸を撃ち込む!)
152首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/07(日) 22:59:31
「ぐはあ!!」
変なものを打ち込まれたようだ!!
オレはその衝撃でキツネの尻尾が生えてしまった!
「ふっ、少しはやるようだな……ハジケワールド展開!」
遠くから謎の大群が現れた!!
「赤いキツネと緑のタヌキ!赤いキツネと緑のタヌキ!」
彼らはコスプレ男を取り囲んでカップウドンの押し売りを始める!!
「赤いキツネと!」「緑のタヌキ!」
押し売り軍団:「「買わないとブッコロース」」
153名無しになりきれ:2007/01/07(日) 23:19:30
ゼロ丸が入った…ダメージはあるはず!
コイツは硬そうだ、5発全部撃ち込まなきゃ勝てないだろうな…

ところでだ!

ボクは男ではない、男と女のハーフだ!



…な!

紅いキツネと緑のタヌキ!
お…美味しそうだ…力が…抜けて…いく…

…く、コレでは闘えない!
154斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/07(日) 23:20:40
名前を入れ忘れた… >153 はボクだ
155首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/07(日) 23:29:07
マジだ……!よく見ると男と女のハーフ!
うをををを、こいつはすげー!!

オレは重要な事に気付いた!カップウドンを作るお湯が無い!!
このままでは「ウドンお湯」という故事成語になって後世に残ってしまう!
あいつの力が抜けている間に急いで沸かさなければ!!
どこからとも無くヤカンを取り出し…
「はああああああっ!!」
両手をかざして気合で沸かし始める!!
156観客:2007/01/07(日) 23:34:52
「気合いで水が沸くかよwww」

「男と女のハーフってオかまかあしゅら男爵かバーローwwwwwwww」
157名無しになりきれ:2007/01/07(日) 23:36:01
いや待て、オナベという可能性を忘れてはいないか????
158名無しになりきれ:2007/01/07(日) 23:42:08
どっちにしても気持ちいいもんじゃない
159斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/07(日) 23:45:54
クッ、誰も解ってない…!

ボクの父は男、ボクの母は女!
だからボクは男と女のハーフなんだッ!

ちなみにボク自身はXXの染色体を持っている…
ともかく、もう一発ゼロ丸を撃ち込まないと!

くらえッ!
160名無しになりきれ:2007/01/08(月) 13:29:23
意味分からん
ちなみに俺の父母は両方ともふたなり
一応生んだほうを母と呼んでいる
161名無しになりきれ:2007/01/08(月) 13:40:43
ふたなりかよ
162首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/08(月) 13:42:30
オレに両親はいない!なぜなら首領パッチだからだ!!

「秘儀!ヤカンガード!!」
ゼロ丸がヤカンに打ち込まれる!!次の瞬間!
「お呼びでしょうか、ご主人様」
ヤカンからサービスマン(頭から全身を覆う布を被った変な生物)が現れた!
「いや、呼んでないよ」
「サービス!!」
サービスマンは問答無用でサービス(自らの布を捲り上げる行為)を行った!!
「ぎゃあああ!!」
オレはあまりの精神的ダメージにのた打ち回る!
163斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/08(月) 15:23:27
>160
ボクの存在に意味なんて必要ない!
…なぜなら、今ボクがここに在ること…
それ自体が一番の意味だからさ!


>162
そんな…同じ様なセリフで先を越されてしまった…
(目が泳ぎ、手足がふらつく)
ボクの負け…なのか…
(ガクリ…)



いいや……まだだ!
…ボクはまだ闘える!…闘えるんだッ!
おおおおおおおおおおお!!
ゼ ロ 丸 !
164首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/08(月) 16:06:38
>163
再びゼロ丸が迫ってくる!
のたうち回りながらもはやこれまでか…と思ったその時!
ゼロ丸はオレの目前で消えた!!
「……?」
どうやら不発だったようだ。よく見るとコスプレの人の様子がおかしい!
こっちの攻撃は失敗したはずなのに意識朦朧としている!!
「おいっ!どうした!?」
直感がオレに告げる。
“この武術大会には陰謀が潜んでいる!!”
「勝負はお預けだ……毒ガスを散布した犯人がこの中にいる!!」(どどーん!!)
探偵っぽくカイゼルヒゲを装着して観客席に向かって宣言した!!
世界の存亡をかけた壮大なるギャグバトルの物語が今始まる!!
165斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/08(月) 17:28:49
ちとせは毒ガスにやられ、担架で運ばれていた。

「もぅ食べられないよぅ…ムニャムニャ」

気付くとボクは医務室にいた…
なッ!? ここは…どこだッ!?
医務室ッ? ボクは負けた…のか…

〜 つづく 〜
166首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/08(月) 19:31:31
「おっ、気が付いたか。オレは首領パッチだ。よろしくな!」
医務室の天井からぶら下がったオレは言った。
「コスプレしたお前の姿をかたどってこんな物を作ってみた。受け取ってくれ」
と言って“ちとせアメ”を渡す。
「ところで本題なんだが……何者かが毒ガスを撒いたらしい。
多分オレは人間じゃないから平気だったんだな」
一枚の紙切れを見せる。
「でだ、武術会の主催者が“さっきの戦いぶりを見て君たちは強いと確信した。
犯人をつきとめてこらしめてやってくれ“と依頼が来たんだ。これはその依頼書だ」
さらにもう一枚の紙を取り出す。
「仲間を増やすのは大歓迎だそうだ。ただしその時はこの紙に自己紹介を書いて欲しいらしい」

名前:
性別:
年齢:
職業:
髪:
容姿:
戦闘力:
特技:
概要:
167名無しになりきれ:2007/01/10(水) 23:27:52
「大丈夫かね?ちとせくん」
医者らしい男が入ってきた。
丁度そのとき、柔道をモチーフとした時計、通称男らしい時計が夕方の六時を告げた。
時計の扉から出てきた二つのマスコットが柔道をし、技をかけられた方のズボンが下げられる。
時計『黒下着につき、一本!!』
『黒下着〜は六時の合図!黒下着〜は六時の合図!!』
突如として医者らしい男に異変が起きる!!
「6時か……ディナータイムがやってきた……!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
男を中心に暴風が渦巻き、彼は今、すさまじい進化を遂げる!!
168名無しになりきれ:2007/01/11(木) 00:22:21
トリ忘れてるよ>首領パッチ
169斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/11(木) 06:50:50
ち、ちとせ飴…そこまでボクを愚弄するのか!
やはりお前とは仲間にはなれないみたいだ…
だが、どちらにしても、今回は負けてしまったか。…今度決着をつけよう!
ボクは武術会の観客席でキミの活躍を見させてもらう…負けたら承知しない。
べ、別に応援はしていないからな! あくまでボクの為だ
ボクが負けた相手が負けたんじゃ、ボクは滅茶苦茶弱い事になってしまうからな!
ボクは優勝したキミに勝って最強の名を手に入れるんだ、だから負けるんじゃない!
170斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/11(木) 06:54:59
>167
ああ…男らしい時計がなる。6時か。
そして目の前で医者が進化するゥゥゥ!何それ、マジで!?
逃げなきゃ、ここから逃げなきゃ…!
最後の一発、ゼロ丸でひるんだ藪医者を尻目に逃げるッ…!
ケガが少し痛い、我慢するんだちとせ…痛くなんかないぞッ!
171首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/11(木) 22:42:12
>169
感動的なシーンで盛り上がっていた時。
医者が進化し始める。
>170
「ぐわっ!?」
藪医者は進化の途中でゼロ丸を受けて突然変異を起こした。
暴風が鎮まったとき、狂気に彩られた笑い声が医務室に響き渡る。
「ククク……ハハハハハハ!!!!!我こそはDr.ブッシュ!!(藪医者を英訳しただけ)
私の手にかかればどんな患者も死んでしまうだろう!!」
鋭い光を放つメスを二刀流で構える。
「くっ、すごい迫力だ……こいつはやばいぜ!首領パッチソード召喚!」
オレは首領パッチソードという名の長ネギを召喚した。
>168
「鳥……!?」
突如としてベッドの下からカモの大群が現れた!
「さあ、楽しい鴨鍋パーティの始まりだ!!」
瞳に狂気の光を宿し、Dr.ブッシュが鴨の大群に襲い掛かる!
172名無しになりきれ:2007/01/12(金) 00:03:35
カモネギ の いあいぎり !
こうか は ばつぐん だ !
173名無しになりきれ:2007/01/12(金) 12:12:47
俺、ギャグ苦手なのよ……。
参加したいが、スマソ
174コパッチ:2007/01/12(金) 18:19:34
兄貴!!お客さんですぜ!!
175首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/12(金) 23:46:39
「やめろ……やめるんだ!!こんな可愛いカモ達を鍋に入れるなんてこのオレが許さない!」
オレは首領パッチソードを振りかざしDr.ブッシュの前に立ちはだかる!
ぐわっ、しかし!!
「フッ、甘いな……」
Dr.ブッシュは右手を一閃させ、ダーツのようにメスを放った!
「しまった!!」
>172
が、彼らはただのカモではなかったのだ。
鴨は鴨でもネギを背負ったカモ……そう、カモネギだった!
カモネギは居合い切りを放った!……なぜかオレに。
「ぐわあああああああああ!!!!!!!」
効果は抜群だ!
「お前ら……全員残らず鍋に入れて食ってやる!!」
長ネギと長ネギが、火花を散らし、激突する!
ちなみに藪医者が投げたメスはこっぴどく狙いが外れて男らしい時計に直撃したらしく
時計は木っ端微塵になっている。
>174
そんな惨状の中、ドアが開いてコパッチが入ってきた。
「兄貴!お客さんですぜ」
「おう、客か。藪医者〜、そいつらは頼んだぞ。じゃ、事務所に帰るとするか」
事後処理を藪医者に任せ、その場を後にした。
>173
「この惨状をどうしろと!?俺ギャグ苦手なのにーー!!」
すでにディナータイムは終了し、まともな人に戻った医者の悲鳴が響き渡った。
176斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/15(月) 19:03:44
ボクは逃げたものの、疲れたので武術会会場の隣にあるホテルで休む。
ホテルの窓からは試合がくっきりはっきり見える。
なぜならホテルは参加者ひかえ室を兼ねていて
入場ゲートの上にホテルが建っているから。
特にこの5階の眺めは最高で、時折
ジャンプした選手が床と天井を抜いていく。
凄くスリリングだ。空中の足場で戦う選手が
まるですぐそば3m程度の辺りで戦っているようだ。
って言うか戦ってるし!
今ボクはシャワー浴びてるんだ!
ヒトの裸を覗く変態はゼロ丸でお仕置きしてやる!
ボクは着替え、試合会場へ飛び降りた。
177首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/15(月) 22:42:30
部屋から出ようとした……が!
「何を騒いでるんですかーーっ!?」
と叫びながら見るからに怖そうな大会主催者の一人、神成親仁(カミナリオヤジ)(56歳)が現れた!
この状況を見つかったら延々と説教される事請け合いである。
「やべー!」
あわてて部屋の中に逆戻り。そしてコパッチと共にベッドの中に潜り込む。
「兄貴、そんなとこに隠れても無駄ですっ!!」
すかさずコパッチのツッコミが飛ぶ。
「まあオレに任せろって。うおりゃあああああああ!!」
ベッドの上で腕立て伏せを始める。そして……ベッドが空中に浮き上がり、発進した!!
窓ガラスをけたたましい音を立ててぶち破り、夜の街へと繰り出す!
「♪盗んだバイクで走り出す〜♪」
「違います!盗んだベッドで飛び出したです!!でもベッドが飛ぶなんてどういうことですか?」
コパッチに解説する。
「昔々、この世界は高度魔法文明に支配されていたんだ。その時に作られた遺産の一つだよ。
さっきからトゲトゲ(魔力レーダーにもなる)が反応すると思ったら…
やっぱりこれは“空飛ぶベッド”だったんだな。ちなみに昔のスケベな魔術師が
浮気現場を目撃されそうになった時にそのまますぐ逃げるために
作ったという説があるが、真相は定かではない」
そんな講義をしながら、試合会場の方をふと見てみたその時!!
「な、なななななな!!」
オレの目にホテルの5階から飛び降りる人影が飛び込んできた!!
普通の人間だったらまず死ぬ。間違いなく死ぬ!!
「命を大切にしない奴は大っ嫌いだああああああああああ!!」
絶叫しながら猛スピードでベッドを操縦して滑空し、5回から飛び降りた人を受け止める!!

NPC解説
コパッチ……首領パッチの子分のようなキャラ。小さくて可愛い。
固有名である首領パッチとは違って、種族名らしく、複数存在する。
178名無しになりきれ:2007/01/17(水) 02:43:45
ナイスキャッチ♪
ボクの美貌に溺れたキミなら絶対来てくれると信じてた…



…ワケないだろうッ!!
地獄の底まで飛んでいけぇぇぇぇぇッッッ!!!
マ グ ロ バ ッ ト ・ ホ ー ム ラ ン !!!



しかし空飛ぶベットか…フカフカで気持ちいい…
まるで天使がボクを迎えに来たみたいな空飛ぶ気持ち良さだ…
し ・ あ ・ わ ・ せ …


ハッ…いけないッ!
危なくベッドの魔力にやられてホントに天使が迎えにくるところだった!
ボクは何をしているんだ!早くシャワーを浴びないと!
じゃ!


そうして、ボクはシャワー室へ戻った
179斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/17(水) 02:46:38
>178
…が、ネームプレートを忘れて慌ててベッドに戻る
どこだッ!?ボクの名札ッ!?
あれが無いと冬休みが終わった時先生に怒られてしまう!!
生徒指導の鬼河原は恐いんだッ!
なんとしても見付けないと…!
180超紅:2007/01/17(水) 13:29:24
あなたが落としたのは
1、金のネームプレート
2、銀のネームプレート
どっちですか?
181首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/17(水) 15:53:05
なんと、うけとめたのはちとせだった!
「ああ、お前か……ぐはっ!?」
オレはマグロバットホームランを受けて吹っ飛ばされた!
当然、万有引力の法則に従い垂直に落下する!
「ぎゃああああああああああ!!」
闘技場のど真ん中に頭から突っ込んでめり込む!!

「おおっっと!首領パッチ選手、凝った演出でただいま到着!
それでは2回戦いってみよーう!」
ナレーターの声が響く。
二回戦!?毒ガス撒かれたのにまだ続いてたのかーーっ!?
とりあえず早くここから抜け出さないと!!
……めりこんで抜けないっ!! これは絶体絶命のピンチだぜ!!
182名無しになりきれ:2007/01/17(水) 22:28:06
ファーック!てめぇらそこをどけーっっ!
オラオラオラオラ、モグラ様のお通りだーっ!
183コパッチ(NPC) ◆GOIKwBjB.g :2007/01/17(水) 23:15:02
「兄貴――っ!!……まあ兄貴はこのくらいの高さから落ちてもどうってことないよね」
はるか下の地面へ落ちていく首領パッチを見ながらも平然としているコパッチであった。
そこへちとせが戻ってくる。
「名札をなくしたの?一緒に探してあげよう」
と、コパッチが布団をめくってみた瞬間!
>180
そこには14歳ぐらいに見える少年がいた。
手には金の名札と銀の名札を持ち、ちとせに向かって尋ねた。
「あなたが落としたのは 1、金のネームプレート 2、銀のネームプレート どっちですか?」
184名無しになりきれ:2007/01/17(水) 23:18:31
プルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギ
プルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギ
プルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギ
プルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギ
プルコギプルコギプルコギプルコギコギプルプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギ
プルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギ
プルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギ
プルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギ
プルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギプルコギ
185首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/17(水) 23:42:38
「それでは首領パッチVSプルコギ!!レディーッファイト!!」
ヤバイ!ヤバイぞ!まだ地面から抜けないのに!!
が、敵はいつまでたっても襲ってこなかった。数分後に抜け出してみると……
オレは目の前の光景に唖然とした。
>184
大量のぬいぐるみのクマちゃんが、まだ慣れていないのか
プルプルと震えながら一輪車をこいでいるではないか!!
「何これ!怖えええええええええ!オレが正しいプルコギの仕方を教えてやる!」
その場に正座し、バーベキューの準備を始める。
「プルコギとはすなわち……焼肉!!」
ナレーターが叫ぶ。
「やめて下さい!場内は火気厳禁です!!」
>182
そこへ、突如として巨大モグラが乱入した!!
「ファーック!てめぇらそこをどけーっっ!オラオラオラオラ、モグラ様のお通りだーっ!」
プルコギ軍団が次々と倒れていく!!試合会場は阿鼻叫喚の事態となった。
「ぐぎゃああああ!!」
「きょえええええ!?何なのコレ!?」
「皆さん、緊急事態が発生しました!至急避難してください!!」
そんな中、オレは冷静にバーベキューをしつつ巨大モグラを見据えていった。
「ついに現れたか……。オレはすべて見抜いていたぜ!!」
186斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/19(金) 01:28:46
>180 >182 >183
ボクが落としたのは普通の……ふ、普通の……


…き、金が良いですぅ!!!!


その時、ボクの横をモグラ様が通り過ぎた!
ハッ!ボクは何を!?
ボクが落としたのは普通のネームプレートだッ!!!
そうだろ、コパッチ(NPC)!!


…え、誰!?
187超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/19(金) 14:58:44
再参加を希望しましょうか?

名前:超紅
性別:女
年齢:自称14才
職業:フリーター
髪:黒髪、ショート
容姿:よく男に間違われる
戦闘力:測定した事がない
特技:槍で松阪から、ホームランが打てる・ハエで箸を捕まえられる
概要:以前からいたが、コパッチに起こされるまで、ベッドで寝ていた。
188超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/19(金) 15:00:21
>186
自転車を漕いだ、ぬいぐるみの熊達が、空に向かって逃げていく中で
超紅は、血吐瀬の返事を待った。
伊達に自称14才を名乗っているわけではなく、なにかを待つのは慣れっこである。
「ボクが落としたのは普通の……ふ、普通の……
…き、金が良いですぅ!!!!」

やはり、人は金の魔力には勝てないのか。
とにかく、嘘つきには罰を与えねばなるまい。
「あなたは嘘つきですね。
 罰として、この金と銀のネームプレートを上げましょう」
言いながら、やけに軽くなった手を差し出す。
そこには、もぐもぐとネームプレートを食べる、熊のぬいぐるみの姿が。
ぬいぐるみが、なぜ、ネームプレートを食べるのだろうか?
そもそも、食べた物はどうなるのか?
超紅は物も言わずに、熊を鷲掴みにして、自転車ごと、走るモグラに投げつけた。

「ボクが落としたのは普通のネームプレートだッ!!!
そうだろ、コパッチ!!」
今度は、正直に答える血吐瀬。

「正直に答えた貴方には、普通のネームプレートのありかを、教えましょう」
超紅が指さす先には、来賓席で観戦中の、生徒指導の怖い鬼河原先生がいた。
189首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/19(金) 23:31:19
【>187 おかえりなさいませ、ご主人様♪ …じゃなくて!よろしく!!】

「うおりゃああああああ!!ファイアー首領パッチソード切り!!」
長ネギをバーベキューの網であぶってから突撃する!!
しかし、モグラ様は巨大な足を一閃、その衝撃波で長ネギがポキッと折れる!
「ああ、首領パッチソードがああああ!?」
そんなモグラ様の後頭部には
なぜかクマのぬいぐるみが一匹ぽすっと嵌っていてとってもチャーミング♪
いや、今はそんなことを言っている場合ではない!
オレはじりじりと追い詰められていった。
「コパッチー!!助けにこーい!!」
そんな時。プルコギをしていたぬいぐるみのうちの二人が
一人は金、もう片方が銀の眩い輝きを放ち始めた……!

そんな光景を、来賓席で冷静に観察している人物が一人……。
「フフフ……あれは伝説の“金と銀のネームプレート”!こんな所で出会えるとは!
冬休みを返上して来た甲斐があったな……」
そう、生徒指導の怖い鬼河原先生である!彼の眼鏡が怪しく輝いた……。
190超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/20(土) 16:49:37
>189
どこからともなく、心の声が聞こえる。
【ただいま…ではなく。よろしくお願いします】

次の瞬間、助けを求める声が、響いた。
>コパッチー!!助けにこーい!!
見ると、巨大モグラに襲われながら、
折れた長ネギを振り回す、首領パッチの姿が。
危うし、首領パッチ!
超紅は、パッチを助けようと、側に駆け寄った。
だが、その瞬間、モグラは地響きと共に倒れた。
一体、何が起きたのか?よく見ると、地面から手刀が突き出している。
モグラはその手に、急所を貫かれたのだ。

地中から、回転しながら何者かが、姿を表す。
そこに立っていたのは、来賓席で観戦中のはずの、鬼河原。
「くくく……とうとう見つけましたよ!
金と銀のネームプレートを!
さあ、私に渡して貰いましょう。」

わたしは かみに なるのだ!!

叫びながら、鬼河原は両手と右足を、高々と掲げる。
ちなみに、左足は上げずに、つま先立ちのままである。
両足を上げてしまうと、転んでしまうからだ。

「あの構えは…芭零重(バレエ)の構え!」
超紅の目に、驚きが走った。
191首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/21(日) 22:47:13
「何!?芭零重だと……!?」
金と銀のプルコギはただでさえプルプルしているのに
さらに震えが激しくなった。
「解体サレルノハイヤダ……」
目の前に現れたあいつはこの二匹を解体してネームプレートを取り出すつもりなのだ!
「ふざけるな!お前のような奴に渡すわけにはいかない!」
鬼河原はスネ毛の生えた足をチラリズムしながら戦いの始まりを告げた!
「邪魔をするならあなた達から解体してあげましょう!手始めは……
鬼河原流芭零重!“胡蝶乱舞”」
鬼河原は舞い始めた。その姿は、まさに胡蝶。
彼が中年のオッサンだという事を別にすれば……
というよりスネ毛の生えた中年のオッサンにやられてもキモいだけである。
「フフフ、私のあまりの美しさに驚いているのでしょう!
これだけではない!向こうを見てみなさい!そして知れ、胡蝶乱舞の真の恐怖を!」
なんと、向こうから大群になって飛んでくるのは、胡蝶の群れ……ではなく。
ハエの群れだった!!
「のわああああああああ!?全然蝶じゃない!?」
すべてを多い尽くすほどのハエの大群が迫る!!
192名無しになりきれ:2007/01/22(月) 10:06:37
我が名は神・・・・もとい紙
193斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/22(月) 11:24:27
どうしよう…まさか鬼河原先生がボクのネームプレートを持っているなんてッ!
ボクは頭の中でシュミレーションをしたッ!

パターン1「返して下さいと言う」
鬼河原「名札をなくした生徒はお仕置きだッ!」

パターン2「無理矢理奪い返す」
鬼河原「この鬼河原に手ぇ出すとは良い度胸だ、説教してやる!説教波!」

どちらにしてもヤツの凄まじい音波攻撃が飛んでくる…ッ!
だとすればボクに残された道は2つ!
1つはコッソリ盗むこと!…しかしコレは大きすぎる賭けだ!
失敗すれば補導される!賭け事イクナイ!
もう一つは…そうか超紅!頼んだ!
ボクはそう言って超紅に向けてマグロを振りかざす!
予告鬼河原!鬼河原先生へ飛んでいけ!ホームランッ!
194超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/22(月) 16:44:09
鬼河原により呼び出された、空を埋め尽くすほどの、ハエの群。
「人喰い蝶を呼ぶ舞は知っていましたが、まさかハエを呼ぶとは」
ハエ達は、まるで意志を持っているかのように、一固まりになって、動いている。
『バカ』『ボスケテ』『ゆけ!鬼河原』などの文字が、ハエ達によって、造られた。
ハエ文字と言うわけだ。
それはそれで、スゴい事なはずだが、あまり見ていていい気持ちはしない。

と、ハエ達の応援のためか、鬼河原の体から、紫色の煙が立ち上り始める。
やがて、煙が収まった時、鬼河原の身は異形の姿に変わっていた。

我が名は神・・・・もとい紙
全ての者よ。紙にひれ伏せ!

ネームプレートを使わなかった為か、
いまや、ペラペラの体になってしまった鬼河原は叫ぶ。
その胸には、血吐瀬のネームプレートが、しっかりと付けられていた。

「超紅!頼んだ!」
見ると、血吐瀬がマグロをふりかざして、こちらに投げようとしている。

「あなたの野望…ここで終わりにしてあげましょう」
超紅は、予告ホームランのように、槍の穂先を鬼河原に向けた。
そして、飛んでくるマグロを、フルスイングで打ち返す!
195斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/22(月) 17:14:40
何もたもたしてるんだッ!
超紅も行くんだよッ!!!
ボクはもう一本マグロを取り出し超紅を吹っ飛ばす。…鬼河原の方向へ。
196名無しになりきれ:2007/01/22(月) 19:57:54
インターセプッ!!インターセプッ!!

・・・・・・・・・かかったなダボがァ!! メメタァッッ!!
ムダムダムダムダムダ金使いTEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!
197コパッチ(NPC) ◆GOIKwBjB.g :2007/01/22(月) 22:40:14
「ちとせさんっ、あなたのネームプレートが大変な事になってます!
こんな所でマグロを振り回してないで僕達も行きますよ!!」
コパッチは空飛ぶベッドを器用に操縦し、戦場へと向かう。
198首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/22(月) 22:44:03
「いったーーー!!」
これで倒す事ができる!と思ったがっ!!次の瞬間!
異形と化した鬼河原は一直線に飛んできたマグロを文字通りひらりと避けた!!
「これぐらいの攻撃は効きませんよ…なぬっ!!」
>195
続けざまにもう一本マグロが飛んできた!!
これ幸い、オレは首領パッチソード2という名の大根を召喚し、フルスイング!!
今度こそ直撃する!と思われた刹那。
>196
「インターセプッ!!インターセプッ!!」
信じられない事が起こった。
プルコギのうちの一匹が電光石火の一輪車さばきで鬼河原の前を横切り
マグロをキャッチしたのだ!インターセプト(パスの妨害)である!
「まさか……傀儡のダンス!?」
見るとモグラに蹴散らかされたはずのプルコギ達がまるで操られているように
起き上がっているではないか!
紙の鬼河原は踊りながら凄惨な咆哮をあげた。
「・・・・・・・・・かかったなダボがァ!! メメタァッッ!!
ムダムダムダムダムダ金使いTEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!」
そして……彼の紙のような体から放たれた黄金色のまばゆい輝きに辺りが包まれる!
次の瞬間、彼はお札へと進化を遂げた!ただしこの世にあるどのお札とも違う。
お札に書いてある偉い人の代わりに、ちとせが描かれていたのだ!!
「こっ、これが……ネームプレートの力……!!」
普通のネームプレートでもこれほどの力を持つのだ。
金と銀のネームプレートがどれほどすごいかは想像に難くない。
そして、プルコギ達がお札に転生した鬼河原の周りに円になって躍りながら回り始めた……!!
199超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/23(火) 15:25:57
超紅は、槍を振り抜いた後、打マグロの行方を目で追う。
第一撃、そしてパッチの放った、第二撃。
インターセプトの為とはいえ、どちらも鬼河原には、届かない。
そして、再度変身し、お札に変わる鬼河原。
すっかり忘れていたが、これこそネームプレートの力だ。
果たして、世界に散らばる、七つのネムプレを集めたとき、何が起きるのか。
超紅が、思いだそうとしたとき、後頭部に衝撃が走った。

>>195
何もたもたしてるんだッ!超紅も行くんだよッ!!!
どうやら、血吐瀬のマグロで、弾き飛ばされたらしい。
体重の軽さは、どうしようもなく、超紅の体は吹き飛んだ。
そのまま、円になって踊る、プルコギ達を飛び越える。
「なるほど…ネムプレを奪い取る作戦ですか」
考えている内に、鬼河原の頭の上も、飛び越えていた。
超紅は一匹のハエを掴み取り、鬼河原に向かって投げつけた。
そしてそのまま、観客席に突っ込む。

「アイタタタ……」
体を起こす超紅の手元に、ブーメランのように、ハエが戻ってきた。
ハエは、血吐瀬のネームプレートを、しっかりと持っている。
鬼河原は、絶叫を上げながら、小さくなっていった。
200首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/23(火) 20:49:27
「ぎにゅああああああぁああ!!なぜだ……!?
私は紙に……なる……男……だ……」
彼は断末魔の絶叫を残して跡形も無く消え去った。
「これがネームプレートの力に溺れた者の末路……」
悪い心を持つ人間がネームプレートを持つと、
ネームプレートに精神を支配され、破滅の道に堕ちるのだ。
そして、ここには金と銀のネームプレートを取り込んだぬいぐるみがいる。
近いうちに彼らを狙って新たな敵が現れるだろう…。

平和な武術会の裏には、ネームプレートを狙う者の陰謀が潜んでいた!
歴史の彼方に消え去った7つのネームプレートに隠された真実とは!?
なんでもいいからTRPG 第一話“7つのネームプレート”始動!!
冒険の舞台がキミを待つ!!

コパッチ「予告はイメージです。実際と違う場合があります♪」
201超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/24(水) 15:34:17
鬼河原は倒れ、その野望も消えた。
超紅の心の中に、『完』の文字が浮かぶ。
「そういえば、血吐瀬さんに、ネームプレートを返さないと、いけませんね」
血吐瀬に、ネームプレートを渡した。


>コパッチ「予告はイメージです。実際と違う場合があります♪」
次回予告……だが、次回などあるのだろうか?
ここには、金と銀のネームプレートを持つ、プルコギがいる。
誰であろうと、簡単には手に入れられないはずだ。
金と銀の…
超紅は、プルコギに近寄ってみた。
銀のプルコギは、よく見ると、メタルのプルコギだった。
戦っている内に、誰かにすり替えられたのだ。
「なるほど」
超紅は、2度うなずいた。
メタルのプルコギは、いつまで待っても、銀には戻らなかった。

同時刻、大会主催者のアフロ仮面は、銀のプルコギを手に、高笑いしていた。
邪魔なライバルは消えた上に、ネームプレートまで、手に入ったからだ。
アフロ仮面の高笑いは、笑いすぎて、椅子から落ちるまで続いた。
202斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/24(水) 22:42:58
ネームプレートはボクの手に戻った!
これでボクがこの大会に参加する理由もないのだッ…
ボクは持っていたマイクを床に置く…
「ボクは…普通の女の子に、戻ります!」
その言葉と共に、ボクの武闘着はセーラー服へ形を変えるッ…!
そして、マグロも形を変える…機関銃にッッッ………!!!
「恐いんだね、死ぬのが……だったら、戦わなければいいんだよ!!!」
セーラー服のボクは機関銃を撃ちまくるッ!!!
203 ◆GOIKwBjB.g :2007/01/25(木) 00:18:27
>202
ちとせのネームプレートが目映い銅色の輝きを放ちその秘められた力を解放する!
彼女は機関銃を携えたセーラー服美少女戦士になった!
そう、それは伝説の7ネムプレのうちの一つ、“銅のネームプレート”だったのだ!
イスから転げ落ちたアフロ男爵は床を転がって乱射される銃弾を器用に避けながら呟いた。
「“銅”の継承者、斬腹血吐瀬……また近いうちに合間見えましょう!」
なぜ今すぐ襲ってこないかって?アフロ仮面は笑いすぎてアゴが外れてしまったのだ。
プライドの高い彼はそんな姿で出てこれないのである。
・ジャンル・・・強烈ノンストップギャグ
・舞台・・・なんでもアリの異世界
・決定リール・・・有
・変換受け・・・有
・レス順・・・無
・GM・・・無
・名無しネタ・・・有
・版権キャラ・・・有
・越境キャラ・・・有
・最強厨・・・ギャグなら有
※NPCは操作自由
205超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/25(木) 17:04:27
「ボクは…普通の女の子に、戻ります!」
血吐瀬は宣言すると、セーラー服と機関銃姿に、変身した!
そのまま、アフロ仮面に向け、銃を乱射する。
流れ弾が、超紅の方にも飛んできたが、超紅は踊りながら避けた。
「恐いんだね、死ぬのが……だったら、戦わなければいいんだよ!!!」
戦っているのだから、血吐瀬は、死ぬのは怖くないのだろう。

「“銅”の継承者、斬腹血吐瀬……また近いうちに合間見えましょう!」
呟くアフロ仮面は、転がりながら、逃げ出した。
たちまち、地平の彼方に姿が消える。
転がる速さを競う大会があったら、世界一は間違いない速さだった。
単に、死ぬのが怖かっただけ、かもしれないが。

アフロ仮面が消えた会場内に、アナウンスが響いた。
ルールの変更についての、お知らせだった。

そう。主催者が消えた後も、大会は続いていたのである!

第三の挑戦者が、超紅達の前に、あらわれた。
挑戦者は、ジョーズが二足歩行しているように見えた。
206首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/25(木) 21:02:43
「あの〜、主催者逃げたみたいなんだけど…」
やる気満々なジョーズには申し訳ないが衝撃的な事実を告げる。
「主催者?どうでもいい。私はバナナの皮一年分が欲しいのだーー!!」
そう言って彼は優勝商品が置いてある台のほうを示す…
「無い……!!」
さっきまで置いてあったはずの優勝商品のバナナの皮の山が無くなっている!!
「どこだ!?」
その5mほど横に視線を移してみると……
「えっほ、えっほ!」
数匹のチンパンジーがバナナの皮の山を持ち去ろうとしている!
「これを聖地アキヴァルハラに持っていって偉大なるバナナ神様を復活させるのだー!
えっほ、えっほ!」
そして彼らの前方には、聖地アキヴァルハラ行きの超特急ツクヴァ・エクスプレスの駅!
この闘技場は駅前に作ってあるのだ。
「お前ら待てやーー!!」
ジョーズはサル達を猛スピードで追いかける。しかしその時、丁度電車が入ってきた!!
優勝商品危うし!
207超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/26(金) 17:19:07
駅に猛スピードで突入してきた、バナナ電車に、
ジョーズはなんと素手で立ち向かった!
「うおおっ!バナナの皮は置いていけぇ!」
なんと、電車の突進をくい止めた!ように見えた。
次の瞬間、弾き飛ばされたジョーズは、空の彼方に消えた。
遠くで、星がキラリと輝いた。
チンパンジー達は、素早く電車に乗り込んで、アキヴァルハラに向かう。
「バナナ神…?」
超紅は、その名を思い出そうとしたが、心当たりはなかった。
やはり、バナナの神で、世界をバナナで支配しようと企んでいるのだろうか?

超紅が、電車を止めれば良かったことを思いついた時には、
電車も、チンパンジーも、どこにも見あたらなかった。
「行くしか、ないですね」
呟いて、超紅は歩きだした。
目指すは聖地、アキヴァルハラ。
狙いはバナナ神の復活阻止。
しかし、アキヴァルハラはどこにあるのだろうか?
超紅は考えない事にした。
歩いていれば、いつか着くだろう。
208首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/26(金) 22:53:46
電車に乗っていけばいいのではないかという説もあるが
あいにく電車代を持っていない。
その時、電流が走ったように名案が閃いた。
存在を忘れられつつあった空飛ぶベッドである!
超紅とちとせ、ついでに金のプルコギも乗せていざ発進!
目指すは聖地アキヴァルハラ!!

――数分後
地上に、独特の雰囲気を漂わせる人が増えてきた。
「そういえば……」
この時期は一年に一度の祭典で全国各地から巡礼者が訪れる事を思い出した。
つまり、この人の流れにそっていけばアキヴァルハラにたどり着くはずである。
そして、敵は多分、祭典のどさくさにまぎれて何かやるつもりだ!

――それと同時刻、アキヴァルハラのどこかにある井戸の中
壁にポスターが敷き詰められた井戸の中の実験室で
高笑いをする怪しい人物がいた。
「クククク……ハーッハッハッハ!!ついに完成したぞ!!
戦闘用メイドロボ第一号、貞子!!これで奴らなんてイチコロだ!」
そこには、額に三角の布をつけた幽霊型のアンドロイドがいた。冥土ロボである。
209名無しになりきれ:2007/01/27(土) 01:52:44
それにしてもこの三人…かなりノリノリである!
210超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/27(土) 18:52:51
歩きだした超紅だが、パッチが空飛ぶベッドを思い出したので、乗せてもらう。
3人並んで、ベッドに乗ったが、重量オーバーにはならなかった。
「それにしてもこの三人…かなりノリノリである!」
下から誰かが、叫んでいる。
ベッドに乗っているのだから、当然である。

やがて、アキバァルハラ に向かうらしい、独特な人が増えてきた。
「そういえば……」
パッチが言うには、まもなく行われる、
『即売会』なる会に集まる、巡礼者集団らしい。
「随分、熱心なんですね」
超紅が感想を述べている内に、アキバァルハラに一行は到着した。

「お帰りなさいませ!ご主人様。」
そこには、額に三角布をつけた、アンドロイドの姿が。
見た目だけでは、どちらがお帰りなのかわからない。
「ご飯にしますか?お風呂にしますか?
それとも…わ た し?」
アンドロイドは、言いながら、鎖鎌を構えた。
どの答えを選んでも、冥土に送られそうな気がした。
211首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/27(土) 23:23:14
オレ達の前に立ちはだかった番人は変わった型の戦闘用ロボだっだ。
しかも他の独特な人たちは何の咎めも無くアキヴァルハラに入っていくではないか!
「あいつら放っといていーのか!?」
「あの人達は巡礼者なのでいいのです」
独特な雰囲気を上手く見分けて敵だけに攻撃するようプログラムされているらしい!
こいつは厄介だ!
「よし、じゃあ取りあえずご飯だ」
「いただきまーす♪」
幽霊型アンドロイドはそう言って襲い掛かってきた。オレ達を食材にする気だ!
即座に首領パッチウィップという長い乾燥ワカメで応戦する!
そして、相手は首領パッチウィップを鎖鎌で一瞬にして千切りにした!
しかし、それがこちらの思う壺!
「さすがだ…だがそれはただの長いワカメではない。無限に増えるワカメだ!」
千切りになったワカメの欠片が無限増殖を始め、アンドロイドに絡みつき始める!
「いっけえええええ!!」

―アキヴァルハラ中枢
「もうすぐ…もうすぐ、バナナ神復活の野望が完成する!
一年分のバナナの皮、この不思議な名札、そこに……巡礼者どもが
即売会の時に発する大量の精神エネルギーを注ぎ込めば、バナナ神が復活するのだ!!」
そう言う人物の手には、黄のネームプレートが握られていた!
212超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/28(日) 16:57:53
冥土ロボは、ワカメにくるまれて、ミイラのようになった。
時々動くが、脱出は不可能のようだ。
「さあ、今の内に行きましょう」
一行は、増えるワカメを後にし、増える巡礼者の中を進み始めた。

次の難関は、本物のメイドだった。
「整理券を受け取って列に並んで下さい。ご主人様♪」
メイドの指さす先には、ずらりと並ぶ、巡礼者の列が。
並んでいては、バナナ神復活の儀式が、終わるのは確実だ!
「ちょっと待ってくださいね」
超紅は、普通のネームプレートを取り出し、メイドに見せた。
「しっ失礼しました!
どうぞお通り下さいませ、ご主人様!」
メイドは、態度を一変させ、敬礼して一行を通す。
そう、超紅の持っているネームプレートは、関係者しか持っていないはずの
『サークル専用ネームプレート』だったのである!
もちろん、偽造した物だが、バレなければ問題なし。
巡礼者達の、羨望の視線を受けながら、3人は中に入った。

中心部から、バナナ神の波動が流れてきたのが、超紅には分かった。
「復活が近い…」
急いで、中心部に行かねばならない。
しかし、右と左と真ん中の道どの道を進むべきだろうか?
超紅には分からなかった。
213首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/28(日) 22:36:42
金のプルコギとちとせの持つ銅のネームプレートがピコンピコンと光っている!
「ネームプレートが呼び合っている……。
つまり、敵もネームプレートを所有している!」
ネームプレートの反応が最も強い真ん中に決定。
すると、次第にざわめきが聞こえてきて、広い場所に出た。
即売会の会場のようだ。
会場を埋め尽くすほどの大勢の巡礼者達が
今か今かと即売会が始まるのを待っている。
人が多すぎて前を見る事もできない。
さらに最悪なことに……
「ウハww何あれ!?新種のアニメキャラ!?」
誰かがこっちを向いてそういったかと思うと、
なぜか一斉に巡礼者が周りにわらわらと集まってきた!!
新アニメのキャンペーンか何かとと間違われたようだ!
取り囲まれて身動きが取れない!
214 ◆w7amlh8fkU :2007/01/29(月) 01:33:57
その時、ちとせはというと――
ベッドで完全に熟睡していた。
暗黒武術会前の修行が厳しかったのか、それとも単にねぼすけなのか。

「Zzz…どんぱち…負けたら承知しねぇぞ…むにゃむにゃ」

が、寝言が妙にハッキリ喋るのはちゃんと戦況を把握しているからなのか
それとも単に声優側の都合なのか。
個人的にはちゃんと寝言っぽくアテて欲しかったところである。
215超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/29(月) 15:32:21
「そうだ、ちとせさんの美貌で…」
なんとかしましょう、と言いかけた所で、ちとせを置いてきた事に気づいた。
熟睡していたので、起こさなかったのだ。
「仕方がありませんね。
この手は使いたくなかったのですが」
超紅は、人気アニメ『鈴宮春日のバナナ』のフィギュアを取り出した。
「取ってこーい!!」
遠くに投げると、たちまち巡礼者達は、フィギュアに突進する。
「さあ、今の内に行きましょう」
奪い合いを始めた、巡礼者の横をすり抜け、奥に向かう。
だがその時!突然床に穴が開いたのだ!

超紅は三回転半捻りを決め、下に降りた。
そこは、巨大なバナナが埋め尽くす空間だった。
とうとう、バナナ神の神殿に降りたったのだ!
超紅達は、バナナの皮を踏んで滑らないよう、注意して先に進んでいった。
216首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/29(月) 22:29:16
ちとせを置いて来た事にいまさら気付いたのであった。
寝ている間に銅や金のネームプレートを奪いに来る輩がいないか心配だ。
まあコパッチがいるから多分大丈夫だろう。

巨大なバナナの皮が埋め尽くす空間を進んでいくと……
「バナナはおやつに入りますかーーっ!?」
『入りません!!』
祭壇の上でバナナの着ぐるみを来た人物が大声で叫び
それに大勢のチンパンジー達が叫び返している!さらに呼応は続く。
「それではバナナは何ですかーーっ!?」
『デザートです!!』
もしやバナナ神復活の儀式だろうか。
「あれは……!!」
祭壇に祭られているのは……一年分のバナナの皮、そして……“黄のネームプレート”!
「ついに……この時がやって来た!さあ、巡礼者どもよ、
その精神エネルギーを送り込め!!」
地上からかすかにアナウンスが聞こえてきた。
「即売会開始まであと…10、9、8、7……」
それは、即売会開始のカウントダウン!!
217超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/30(火) 17:34:05
「そこまでです!
バナナ神の復活など、許すわけには、いきません!」
叫んで、儀式場に飛び込む。
着ぐるみと、チンパンジー達が、一斉にこちらを見た。
そして、地上から聞こえる、即売会開始のアナウンスと、地響き。
即売会が、始まってしまったのだ!
注目を集める前に、儀式の邪魔をしていれば、間に合ったかもしれない。
しかし、【お約束】を無視する事は、超紅にも出来ないのである!

「やはり、来たか。
だがもう遅い!すでにバナナ神の、復活は始まったのだ!」
やはり【お約束】の台詞を叫び、着ぐるみ男は、バナナ型のメーターを指さす。
そのメーターが満タンになった時、バナナ神は復活するのだ。
「させません!」
超紅が槍を構えると、男は指先から、怪しい光線を発射した。
光線は、近くのチンパンジーを直撃し、その体をバナナに変えた。
「見たか!バナナ光線の力を!
これがバナナ神様の力だ!!」
自分の力では無いことを、恥ずかしがる様子もなく、
男は、再び光線を発射するため、身構えた。
「おまえ達を、チンパンジーの餌にしてくれる!」
その指先から、バナナ光線が放たれる!
218首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/30(火) 23:19:06
目の前で繰り広げられるとんでもない光景に
驚いてるオレ達にバナナ光線が迫る!!
「首領パッチシールド!!」
それをとっさに取り出した手鏡でガードする!
バナナ光線は手鏡に反射して、着ぐるみ男に一直線!
「ぎょええええええええええええええええ!!!!!」
バナナ光線が大爆発し、着ぐるみ男が断末魔の叫びをあげる!
「……やったか!?」
立ち込める煙の中から、身の毛もよだつような声が聞こえてきた。
『ククク……フフ……ハーッハッハッハ!!
ついにバナナ神と合一化する時が来たのだ…!
愚かな人間どもよ……我が前にひれ伏すがいい!!』
神々しい光と共に、今ここに、バナナ神は光臨した……!
煙が散り、バナナ神がその姿を現す。
その姿は……オレンジ色の球体。何かの手違いがあったようだ。
真ん中にしっかりと黄のネームプレートが貼り付いている。
「お前、ミカンじゃん」
『うるさいうるさいうるさーい!バナナ神と言ったらバナナ神なのだ!
そんなこと言ったら人質とっちゃうぞ!』
そう言う彼の横には……いつの間にか、置いてきたはずのちとせがいた!
早く起きろ、ちとせ!!
219斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/01/31(水) 00:41:53
よばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!!!
…そこ、ネタが古いとか言うなッ、撃つよッ!?
…ミ…み…ああ、大好物のミカンちゃん♪
ボクの今日の最後のゼロ丸を剣の形に変えて皮をむくッ!!!
そして♪いった♪だっき♪ま〜す♪

……
………
………あ、あれ?
ゼロ丸カッターが…出ない!何故だッ!?!?
何故、ゼロ丸カッターが出ない!
そして何故ボクは同じことを2回言ったんだ!教えてくれアルムのもみの木よ!
はっ……まさか、コイツは蜜柑、そうか、蜜柑かッ!!!
どうりで、ボクのゼロ丸が出ないハズだッ……
あの「無効化」の能力を持つという生徒……ならば……ッ!

……
………
…………直接、なぐる!
えい!えい!えい!えい!えい!そして蹴る!とりゃァァァッ!
そして今、必殺のマグロソォォォォォドッ!!!
ボクのマグロさばきに付いてこれるかッ!?
フィィィィィィッSHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!
えい。やあ。つんつん。
220名無しになりきれ:2007/01/31(水) 09:19:30
尾にいちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!
221超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/01/31(水) 18:49:19
怪奇みかん男は、ちとせを人質にしたが、逆効果だったようだ。
ちとせのマグロ攻撃に、徐々に追い詰められていく。
その隙を超紅は見逃さず、槍を構えて、突撃した!
「はぁぁぁっ!!」
「尾にいちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!」
叫び声と同時に、後ろから突き飛ばされて、超紅は顔面から壁に激突した。
「あいた〜鼻が…」
心配になって鼻をなでてみるが、別に低くはなっていなかった。
安心した超紅は、×印に絆創膏をつけておいた。
みかん男を見ると、前に犬耳、犬尻尾の少女が立っている。
よくみれば、みかん男も、同じ尻尾を付けている。
2人は兄弟なのか。
「尾にいちゃんを苛める奴は、許さないんだから!」
少女は、ボクシングのファイティングポーズを取って、やる気満々だ!
これはある意味、強敵だぞ!!
222首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/01/31(水) 23:56:51
突如現れた犬耳の少女。あの耳、あの尻尾、どこかで……
「お前は……!」

あれは去年の冬の日のことだった。
オレの経営する冒険者の店“ハジケるコーラ亭”の前で怪我をした犬が行き倒れていた。
連れて入って怪我を治療したのがきっかけで二人に友情が芽生えた。
「人間になりたいワン!人間になれる方法を教えて欲しいワン」
「そうかー。でもオレは人間じゃなくてアルプスの水に宿る妖精だから
人間になる方法はわかんない」
そしてすっかり店の看板犬になった頃……犬は書置きを残して消えた。
――念願の人間になったので出て行きます。首領パッチさんの事は一生忘れません――
「ポチいいいいいいいいいいい!!!!!!!」

「やめろ、ポチ!!オレだ!首領パッチだ!」
「ごめんなさい……尾兄ちゃんの敵なら戦わなくちゃいけない!」
ポチは泣きそうな顔でだだっこパンチを繰り出してきた!
「尾兄ちゃんは……自分に犬耳と犬尻尾が付く事と引き換えに
あたしを人間にしてくれたの!!だから……」
なんと、義兄弟という王道パターンだったことが発覚した!
「本当に兄を大切に思うなら……止めるべきだ!!
そいつはネームプレートの魔力にあたっておかしくなったんだ!
止められるのはきっとポチしかいない!!」
オレはそう叫んで、だだっこパンチを受け止めた。
「ネームプレートの……魔力!?」
『なにをしている妹よ……私は正義だ!そんな奴の戯言に騙されるでない!』
「尾兄ちゃん……首領パッチさん……どっちを信じていいの!?
分かんない分かんないわかんないよおおおおおおおおお!!!!」
混乱しているポチに、オレは切り札を発動した。
「ポチ……、お前はこれが大好きだったよな」
取り出だしたるは、極上棒つき肉!!
223超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/01(木) 18:48:37
パッチの差し出した、極上棒つき肉は、絶大な効果を発揮した。
「「あああぁっっっ!!その肉はっ!」」
なぜか声を揃えて、兄と義理の妹はふらふらと、極上棒つき肉に近づく。
このまま、一件落着するのか?
だが世の中は、そんなに甘くなかった。

銃声が響き、尾兄ちゃんは倒れた。
「尾兄ちゃん?尾兄ちゃぁん!!」
義妹が兄にすがりつく。
超紅もすぐ、そばに駆けより、様子を見た。
「大丈夫。ただの狸寝入りですよ」
どうやら、急に大きな音が聞こえてきたので、驚いて失神したようだ。
入り口の方を見ると、ワカメに巻かれたはずの冥土ロボがいた。
その隣には、銀玉鉄砲を構えた、巡礼者風の太った男が立っている。
「やはりお前には、荷が重すぎたな。
せっかく、ネームプレートを貸し与えてやったのに、しくじるとは…」
やけに甲高い声で、男は言った。
「まあいい。この即売会の主、自ら、決着を着けてやる」
男は不気味に微笑んだ。
冥土ロボが、何かを男に手渡した。
何かはバナナそっくりに見えた。
「奥義!バナナで釘が打てます!!」
声だけは勇ましく、男はよたよたと殴りかかってきた。
224首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/01(木) 23:55:00
「おっと、重要な事を忘れていた……」
男ははたと立ち止まり、おもむろに叫んだ。
「布団が吹っ飛んだ!」
そう、この世界に古代より伝わる伝説のダジャレだ!
周りの気温が絶対零度にまで低下し、猛烈なブリザードが吹き荒れる。
それと同時に、バナナはすべてを打ち砕く恐るべき凶器と化した!
次の瞬間!ひょいっと横からバナナを奪う手が。
「あ」
そして。ぱくっ、もぐもぐ、ごっくん。
しばらく存在を忘れられていた金のプルコギだった!
「貴様……金のネームプレートを手に入れていたのか!」
さらに!金のプルコギの中で何かが起こっている!
ちゅいいいいいいいん!!
「波動砲発射5秒前!」
金のプルコギは口を大きく開いた!波動砲発射なるか!?
225斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/02(金) 07:44:14
そうはさせないッ!!!
ボクはプルコギと首領パッチとの間に立ちはだかり呪文を唱えた!

「お口にチャック!!!」

このボクの服は100%シルク!
高級なシルクの細い糸一本一本がほどける!
そしてボクは薔薇のトゲを縫い針にしてプルコギの口を縫い合わせる!
その時ボクの指さばきは音速を超えるんだ…ッ
226超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/02(金) 18:05:49
血吐瀬に口を塞がれた、金のプルコギの中で、行き場を失ったエネルギーが暴れ出した。
みるみる大きくなっていく、金のプルコギ。
このままだと、プルコギは自爆する!
「えい」
超紅は、手持ちの槍で、プルコギのお腹をプスリと突いた。
ポンッと軽い音が鳴って、プルコギからエネルギーが吹き出した。
たちまちプルコギの体は縮んでいく。
その時、お腹の穴から金のネームプレートが飛び出して、即売会の主の前に落ちた。
「ふははは!金のネームプレートを手に入れたぞ!」
喜ぶ主だったが、すぐに喜んでいる場合では無い事に気付く。
なぜなら、プルコギの体に開いた穴の中から、
桜吹雪のように、金のネームプレートが飛び出し始めたからだ!
それは舞散る桜のように…なんて言っている場合ではない!
どれが本物のネームプレートなのか!?
227首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/03(土) 00:10:29
即売会の主は、目の前のネームプレートを拾うも、みるみるうちに
顔が落胆の表情に染まっていく。それにはこう書いてあったのだ。
―【凶】今年は何をやっても上手くいきません。諦めましょう―
「うわあああああ!?」
「お前の野望もここで終わりだな……見ろ!これを!!」
オレは一枚の金のネームプレートを拾い、見せ付けた。
それは、最高の運勢を示す、【ピョン吉】!!
「当たりです!」
そう言ってプルコギは激しく首を縦に振った。
「そうか……お前、ピョン吉って名前だったのか!よろしくな、ピョン吉!!」
すると、プルコギは深々とお辞儀をした。
「感謝します。あなたのおかげで積年の呪いが解けました。
私はプルコギ族の王、ピョン吉です。私たちの一族は何者かに故郷を追放され
一族全員が記憶を封印されて一輪車に乗って世界を放浪していました。
その封印が解ける方法はただ一つ、私が他の人に名前を当ててもらう事だったのです。
これより世界の崩壊を阻止すべく全力を尽くします」
黙って聞いていた即売会の主だったが、長ゼリフにさすがにキレた!
「意味不明なことを、抜かすな!いけ、貞子!全員八つ裂きにしてしまえ!」
冥土ロボが鎖鎌をぶん回して襲い掛かってくる!
ピョン吉が前に進み出て、ホイッスルを取り出した!
「させません、全員集合!!」
ピ―――ッ!!
その音を合図に、地響きが聞こえてきた。
向こうから突進してくるのは大勢のプルコギ!!
怒涛の羊ならぬ怒涛のプルコギが炸裂する!!
228斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/03(土) 03:33:51
なんだこの地響きは…ッ!?
沢山の足音が迫ってくる…ボクのファンだねッ!?
サインぐらい何千枚でも書いてやる!どんとこい!
ボクはサインに備えてポケットから千本の赤ペンを取り出し赤フチ眼鏡を掛けるッ!
さあ、愛しい子羊達よ、赤ペン先生がサインを書いて差し上げましょう!
うりゃりゃりゃりゃーッ!!!
229首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/03(土) 23:14:31
すかさずマイクを取り出してアナウンス。
「皆さん、順番に並んでください♪」
ものすごいスピードでプルコギの列が短くなっていく!
もうすぐ全員終わると思われた……が、地響き第二段が聞こえてきた!
「サイン下さい!!」
この騒ぎを聞きつけた巡礼者達が押しかけてきた!
巡礼者達のTシャツの背中に赤ペンで刻印が描かれていく!
「こっちもサイン会で対抗しましょう」
即売会の主催者に、冥土ロボが赤ペンを渡した。
が、彼は超遅筆だった!
そして、刻印を描かれた巡礼者は、全てを悟った。
「ヴォク達の純粋な気持ちを弄んだお前……許さない!」
アキヴァルハラを愛する巡礼者達の心が今、一つになる!!
230超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/04(日) 02:49:24
巡礼者達の思いに会わせ、背中の刻印が赤い光を放った。
その光と共にアキバァルハラは、見る間に形を変えていく。
『合体!トランスフォーメーション!』
封印を解かれたアキバァルハラは、巨大合体ロボに変身した。
その超絶パワーはまさに無敵。
即売会の主催者に勝ち目はなかった。
「これで勝ったと思うなよ!!」
負けを認めた主催者は、お約束の捨て台詞を残して逃げていく。
アキバァルハラに平和が戻ったのだ!
2人が逃げた後に、キラリと光る物が残された。
それは黄色のネームプレートだった。
「余程、慌てていたみたいですね」
万歳三唱と胴上げを繰り返す巡礼者を見ながら、超紅は言った。
その時!

数台のパトカーが、サイレンを鳴らして、会場に飛び込んできた。
先頭のパトカーから降りてきたのは、よれよれのトレンチコートを着た男。
十津型(とつがた)警部、通称【とっつぁん】だ。
警部は拡声器を持って叫んだ。
「とうとう追い詰めたぞ、ルパン!
金のネームプレート偽造容疑で逮捕する!」
警官達が一斉に襲いかかって来た!
231斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/04(日) 21:37:36
警官なんて所詮、無双やバサラの雑兵なんだ…死にたくないなら下がれぇッ!
ボクはその場に落ちていた魔法のステッキでマグロを一本釣りした…
そして白いポニーに乗ってマグロを振り回し警官の群れをなぎ倒すッ!
イッキだイッキ、打ち壊しだべ!
ボクの耳にちとせコールと共に暗黒武術会の実況兼レフェリーから声が入る!
「おぉーっとちとせ選手!マグロを振り回しました!警察隊は打つ手がな〜い!」
あの子もボクのことを追って来てくれたんだね…感動した!
だがコレだけの相手を独りで相手しては持たない!
左スティックの上が削れてしまう…ッ!
そう思ったボクは釣り人の帽子を放り投げる!
帽子はヘルパー「漁師さん」になったッ!!!
ボクの頭に1P、ヘルパーの頭にはCPのマークが!
さぁ行け漁師さん!警官たちをやっつけるんだ!
ボクの体内時計はもう次の日になるッ!
そうすればまたゼロ丸が撃てるから早くしろボクの体内時計!
232首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/05(月) 13:11:43
釣竿で警官を釣っては投げするヘルパーの漁師さんだったが、
少し前方に何かが落ちていることに気づいた。
超紅が少し前に投げた「涼宮ハルヒのバナナ」のフィギュアだ!
それに気づいた漁師さんは、服からしゅぽーんと抜け出してフィギュアに飛びついた!
彼は実はヘルパーではなくヘルパンだったのだ!
そのことに気づいたとっつぁんが飛び掛る!
「やっと正体を現したか!!タイーホする!」
そして手錠をとりだしてかけようとした。
その時、オレの「男らしい腕時計」が夜中の12時を告げた!
『葉っぱ一枚〜は12時の合図!葉っぱ一枚〜は12時の合図!』
そう、日付が変わったのだ! その音を聞いて、ヘルパンに異変が起こる!
「12時か、ミッドナイトアワーの始まりだ……うおおおおおおおおおおおおお!!!」
233超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/05(月) 16:48:45
雄叫びを上げながら、ヘルパンは 徐々に大きくなっていった。
指からは鋭いツメがはえ、体には剛毛が伸びてくる。
変身が完了したとき、そこには一匹の熊が立っていた。ヘルパンはワーベアだったのだ。
「矢でも鉄砲でも持ってこーい!」
ヘルパンは叫んで、とっつぁんを放り投げる。
「ああっ!?警部が!援護するぞ!」
警官達は銃撃で迎え撃つが、弾は剛毛にはじかれる。
「あばよ、とっつぁん!約束どうりフィギュアはいただくぜ!」
ヘルパンは悠々とフィギュアを回収しようとしたが、そこにはマグロしか残っていなかった。
騒ぎに紛れて超紅が拾っていたのだ。
「こんな物の為に争うなんて間違っています。
そんなに欲しいなら……取ってこ〜い!!!」
超紅は、フィギュアを暗黒武術会のレフェリーに、思いっきり投げつけた。
234斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/05(月) 21:38:57
するとネームプレートに描かれたヒエログリフが紫色の光を放ったッ!
あれは伝説の「千年名札」なんだ…マズイ…ッ!
折角泉の精が封印していたのに!
千年名札が暗黒武術会レフェリーの首にかかるッ!
このままでは暗黒武術会のレフェリーの心がゼロシステムに侵されてしまう!
急いで外さないと! ボクはダッシュして奪取をこころみた!

「…近付かないでって言ってるだろうっ!!」

初めて聴いた科白だッ!!!
しかしそんな事を言ってる場合じゃない!
それだけレフェリーが心を支配されていくのは明白だッ!
ボクはアキヴァルハラのエインフェリアと共に彼女の真実の名を叫ぶ!

「織原さん、サインください!」

そのセリフを聞いた彼女は本来の姿に戻った!
が、その姿のまま不敵な笑みを浮かべた!

「ウチの名は悪魔デンガナや…千年名札とこの声優はもらってくで…?
 ほなさいなら」

姿がきえる!
千年名札とレフェリーの声優はさらわれてしまったッ!
235首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/05(月) 22:49:29
フィギュアがレフェリーにぶつけられた瞬間、
プルコギの中から出てきた、地面に散らばっていた
金のネームプレートのうちの一つが紫色の光を放つ!
「紫のネームプレートだと!?」
それは浮遊してレフェリーの首にかかり、彼女は恐ろしい言葉を残して消えた。
その時には、警官隊はすでにあとかたもなく逃げ去った後だった。
警官も命が惜しいのだろう。
うしろでは、ポチと尾兄ちゃんが目を覚ましたようだ。
「尾兄ちゃん…助かったの!?」
「ポチ……無事でよかった!!」
尾兄ちゃんは何事もなかったように犬耳と犬尻尾つきの人間に戻っていて
二人は固く抱き合うのだった。
「良かったな……」
とりあえずアキヴァルハラの危機は回避された。でも問題は山積みだ。
【声優】は【中の人】とも呼ばれる存在で
この世界の全ての生命に宿る魂のようなもの。
それを乗っ取られてしまったら死も同然なのだ。
早く行かないとあのレフェリーの命が危ない!
そして、紫の光を放つ名札…ちとせが言うには、千年名札とは一体!?
その時、スピーカーから巡礼者風の人たちの声が聞こえてきた!
「織原さんを救うんだ!巨大ロボアキヴァルハラ、発進!!」
振動とともに、都市自体が動き始めた!!
戦闘用ロボにも移動手段にもなる古代の技術を結集して造られた万能都市……
それがアキヴァルハラの真の姿だったのだ!
236解説コパッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/05(月) 23:03:44
■主要NPC一覧(PC昇格自由)■

悪魔デンガナ…レフェリーの【声優】を乗っ取った謎の存在。

アフロ仮面…暗黒武術会の主催者だった。7つのネームプレートを集めようとしている。

尾兄ちゃん…即売会の主催者にすっかりだまされていたが、
自分に犬耳と犬尻尾がつくことと引き換えにポチを人間にした優しい心の持ち主。

コパッチ…首領パッチの子分。ただ今、解説担当。

十津型警部…通称【とっつぁん】。ルパンを追ってアキヴァルハラにやってきた。

ピョン吉…クマのぬいぐるみの姿をした種族、プルコギ族の王。

ポチ…尾兄ちゃんの義理の妹。元は犬だったが
尾兄ちゃんのおかげで犬耳と犬尻尾の人間になった。

ヘルパン…普段は漁師の格好をしたワーベア。夜中の12時にクマに変身する。

レフェリー…暗黒武術会の司会をやっていた人。本名は織原さん。
悪魔デンガナに【声優】を乗っ取られて消えた。

■キーアイテム一覧■

・伝説の7ネムプレ
金のネームプレート……適合者はピョン吉。
銀のネームプレート……適合者は銀のプルコギ。彼は今アフロ仮面の手中にある。
銅のネームプレート……適合者は斬原血吐瀬。
黄のネームプレート……ただ今超紅が所持。適合者はまだ不明。
残り三つは未登場。

・千年名札……紫のネームプレート? レフェリーの首にかかったまま消えた。

・空飛ぶベッド……読んで字のごとく。100人乗っても大丈夫な便利な移動手段。

・聖地アキヴァルハラ……移動可能な都市。変形すると巨大ロボになる。
237超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/06(火) 22:16:58
アキバァルハラが発進してから、数時間後、内部では大問題が起こっていた。
悪魔デンガナが、どこに逃げたのか誰も知らなかったのだ。
迂闊と言えば、迂闊な話だが、発進してしまったのだから仕方がない。
「では、探してみましょうか」
超紅は、預かっていた黄色のネームプレートと、地図を取り出した。
ダウジングを試みるためである。
糸でぶら下げたネームプレートは、やがてある場所の上で激しく揺れ始めた。
「ここにいるようですね」
超紅が指さす所には、【帰らずの砂漠】と書かれていた。
【帰らずの砂漠】は、その名の通り、恐ろしい場所である。
中央のオアシスには、巨大なカジノが建てられていて、
入った者は、あまりの楽しさに帰りたくなくなってしまうのだ。
人間心理を突いた恐ろしい場所である。

やがてアキバァルハラは、砂漠にたどりついた。
「気をつけてください。
この砂漠には【さばクジラ】が住んでいて、時々人を食べるんだそうです」
ポチがそう言ったとき、突然目の前の砂が、山のように盛り上がり始めた!
238斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/07(水) 02:01:37
「さ〜ばく〜じらぁぁぁ!!!」

さばくzillaがボクらの船に襲い掛かってくるッ!!!
ボクたちは食べられてしまうのッ!?イヤだよママ!!

「あ〜んし〜んしろ〜ぉ、お〜れさ〜まがひ〜とをた〜べる〜のは『時々』だぁ〜
 お〜れと〜の『しりとり』しょ〜ぶにま〜けた〜やつ〜だ〜けなぁぁ!!!」

すると絵柄が沢山描かれたボードがせりあがるッ!

「ま〜ずは〜お〜れさ〜まか〜らだぁ…『わぎゃん』!!
 『ん』のつ〜く絵〜をえ〜らべ〜!!」

ボクらは大量の絵札の中から『ん』のつく絵を選ばなきゃならない!

「んっ?『ん』のつ〜く絵〜だとぉぉぉ!!!
 し〜まったぁぁぁ!!!『ん』がつ〜いた〜ら負〜けで〜はな〜いか〜ぁぁぁ!!
 お〜れさ〜まのま〜けだぁ…をた共〜…おそるべし〜」

サバクジラとの勝負に勝ったッ!!
コレもボクの美貌のお陰!
ヤツはボクの美貌に酔いしれたのさッ!

「さばくじら、ヤツはどこにいるッ!」
「お〜れさ〜まが、ま〜とめ〜て食〜ったぁぁぁ」
「吐き出せッ!!!」
「ム〜リ〜…」

結局、ボクたちも食べられるしか方法はなさそうだった…!
239首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/07(水) 15:10:22
「まあいいや、調度お腹もすいたし……いただきまーす!」
結局食べられるらしい!だったらしりとりは何だったのだろうか!?
「うわああああああああああああ!!」

どれぐらい時間がたったのだろうか……?
「はっ!?……みんな、大丈夫か!?」
幸いみんな無事のようだ。
しかも何事もなかったような風景で……、何事も無い?
操縦室の窓から外を見ると、そこにはネオンサインが明滅するカジノが!
さばクジラはカジノも食べていたのか!?
はたまた、それともさばクジラはワープホールだったのか!?
「ネームプレートの反応があります!千年名札とは少し違うようですが……」
尾兄ちゃんがモニターに映像を映し出す。
モニターには、カジノの魔力に囚われて帰れなくなっているアフロ仮面が映し出された!
240超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/07(水) 18:12:56
「酒は旨いし、ねーちゃんはきれい。ラストベガスサイコー!」
バニーガールに囲まれたアフロ仮面はご機嫌だ。
「見つけましたよ。
銀のネームプレートを返して貰いましょうか」
「あ?お前らこんなとこまで追いかけてきたのか?」
偶然ですと言いかけたが、アフロ仮面の名誉を考えて辞めた。
「そうだな……せっかく来てくれたのに追い返すのも悪いな。
よし!俺と勝負して、勝ったらネームプレートを譲ってやろう!」
アフロ仮面が合図すると、バニーガール達がコカ・コーラの瓶を並べ始めた。
「ラストベガスらしく…ボウリングで勝負だ!」
アフロ仮面は高らかに宣言した。
241斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/07(水) 20:57:50
ボウリングで勝負?
愚かなヤツ…ボクのボウリングセンスをなめるなッ!!!
てやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!…ガター
ええええええええい!!!…ガター
とぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!…ガター

ちとせ G- G1 1- G-

…ウソだぁぁぁッッッ!!!
こんな辱めは生まれて初めてだッ!
もう怒ったぞ…!
こんなピン、ボクが直接飛び込んで倒してやるッ!!!
とおおおおおッ!!!
242首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/07(水) 22:11:46
ちとせがコカコーラの瓶に転がりながら突撃する!
がっ、なんと!コカコーラの瓶が蜘蛛の子を散らすように一斉に逃げた!
「そういう事だったのか!」
「バレてしまっては仕方ない。そう、こいつの力だ!」
アフロ仮面の後ろでは、バニーガールに囲まれて
いいように操られている者がいた。銀のプルコギだ!
「ああ、弟よ!」
突然ピョン吉が叫んだ。銀のプルコギはピョン吉の弟だったらしい。
「このカジノには幻がかかっている!」
ピョン吉はそう言って、金のネームプレートの力を発動した!
すると、バニーガール達は一斉に真の姿を現し、マッチョなオッサンバニーになった!
「ぎゃああああああ!!」
アフロ仮面と銀のプルコギの絶叫が響き渡る!
243斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/08(木) 06:14:28
あの完成された肉体美…ほとばしる汗;…光る白い歯☆
マッチョ!!!ボクはボクより強いヤツしか認めないッ!!!
そしてボクより美しいヤツしか認めないッ!!!
キミは肉体と、そして肉体による完成された美を持っている…
ああ…ボクが待っていたのはこのヒトだ…
さあ、バニーを脱いで美しい筋肉をボクに見せておくれ…!
二人とも、ごめんッ!!!
キミたちがこの方々に傷を付けると言うなら…
ボクは今まで仲間だったキミたちと…闘うッ!!!
轟けマグロソォォォォォドッッッ!!!
244超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/08(木) 16:54:18
ちとせがマグロソードを抜き放ち、バニーマッチョ達を守ろうとする。
ネームプレートの魔力に魅せられてしまったのだろうか。
「操られた人を解放するには、操っている相手を倒すしかない!」
超紅は槍をアフロ仮面に向けた。
アフロ仮面はいなかった。
バニーマッチョ達の圧力に耐えきれず、銀のプルコギをつれて逃げ出したのだ。
どこか遠くで『次はこうはいかんぞ!』と誰かが叫んだ気がした。

「はっ!わたしたち、一体何を…」
「怖い夢を見ていたわ…」
バニーマッチョ達を操っていた力も解けたようだ。
筋肉モリモリの男たちが肩を寄せ会って怖がるのは、なんとも不気味な光景であった。
マッチョ達の代表(アニキと呼ばれていた)が、青い何かを持ってきた。
青のネームプレートだ!
「お世話になったお礼に、みなさんにこれを差し上げます」
その時、一人のバニーマッチョが悲鳴を上げて走ってきた。
「アニキ!大変です!お店にこんなものが!!」
それは一枚の手紙だった。

『今夜十二時、青のネームプレートをいただきに参上する
怪盗ヘルパン』
245首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/08(木) 22:21:43
時計を見てみると、まだ11時だった。
「それではヘルパンが来ないうちに帰らせてもらいます」
「ちょっと待ったーー!!」
そう叫びながら、とっつぁんがダッシュで現れた!
「ヘルパンめ!今度こそ逃がさんぞ!君たちも協力して
12時まで待つのだ!」
「え〜〜?なんでオレが?」
すると、とっつぁんは袖の下から札束をちらつかせた!
「はい!喜んで協力します!」
こいつは敵じゃなかったっけという疑問も湧くが
そんな細かい事を気にしたら負けだ!

その頃、ヘルパンは天井に張り付いて困っていた。
(ああ〜、かなり早く来すぎたよ、どうしよう。
12時にならないと変身できないし……)
246超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/09(金) 17:12:59
とっつあんに協力することになったが、超紅には1つの悩みがあった。
さっきから天井に張り付いている、ヘルパンそっくりの男の事だ。
とっつあんに教えた方がいいのだろうか?教えない方がいいのか?
超紅は教えない事にした。
本物がそんなに速く来るはずがないし、誰でも人違いをされるのは嫌だろうと思ったからだ。

予定時刻まで後30分。
神奈川県警と書かれた服を着た部下が、とっつあんに報告を始めた。
「警部。まもなく全員配置に付き終わります」
「よし。ヘルパンは時間には正確だ。絶対に気を抜くなよ!」
とっつあんが答えたとき、急に部屋の明かりが消えた。
「うろたえるな!全員持ち場を離れるなよ!!」
とっつあんの叫びと同時に、再び部屋の明かりがついた。
超紅はネームプレートの方を見た。
そこにはネームプレートは無く、代わりに手紙がおいてあった。

「予告通りネームプレートは11時30分にいただいた。
   アフロ仮面」
予告状は二通きていたのだ!
247首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/09(金) 23:10:47
思わぬ先客に持っていかれたことにヘルパン大ショック!
衝撃のあまりうっかりと天井から転落!

バキバキバキッ!
目の前をすごい勢いで人のようなものが上から下へ縦断した。
そして足元には大きな穴が。床がボロボロだったようだ。
「この下から千年名札の波動を感じます」
そう言って、穴にピョン吉が飛び込んだ!
248斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/10(土) 14:12:41
マッチョさん、さようなら、キミ達のことは忘れないよ…
そう言って、マッチョさん達を足げにしてからボクも床の穴に飛び込む!
千年名札…そう、千年名札…ッ
あれを放置しておいたらこの世界、いやそれどころかボクの頭がおかしくなりそうだッ!
ボクも行くよ、ピョン吉!
落ちていくボク…ああ、落ちるボクって美しい…なんて悲劇のヒロインなの…!
249名無しになりきれ:2007/02/10(土) 19:28:27
アーノルド!!アーノルドじゃないか!!
250首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/10(土) 23:21:17
「安易にとびおりるなっ!」
下にトゲトゲがあったりしたら
本当に悲劇のヒロインになりかねないちとせだったが、
ヘルパンがクッションになって無事着地していた。
オレも続いて飛び降りる。
そこには、アーノルド・アロイス・シュワルツネッガーがいた。
「ここは通さん!」
オレはすかさずとろろ芋入りウォーターガンを発射する!
しかし、アーノルドは上体を大きくそらしてよけた!
「こいつ……マトリックス避けを取得しているのか!?」
251超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/11(日) 00:18:46
「アーノルド!!アーノルドじゃないか!!思い出したぞ!」
とっつあんが叫んだ。
「お知り合いでしたか?」
「いや。だが奴はどんな攻撃も体をそらすだけで避けてしまうのだ。
マトリックス避けの世界記録保持者だからな」
「では、本当かどうか試させてもらいましょうか」
超紅は、槍を目にも止まらぬ速さで振り抜いた。
アーノルドは当たる直前、ひょいと体をそらして避ける。
「なかなかやりますね」
超紅は二回目の攻撃を、一回目より少し下にした。
やはりアーノルドは体をそらしてよける。
超紅は三回目の攻撃を二回目より少し下に(ry


やがて、ドラムロールが鳴り響き、アーノルドにスポットライトが当てられた。
アーノルドは、両手に松明を持ち、既にやる気満々である。
超紅は一番下の高さに槍を構えた。
この攻撃を避ければ、間違いなくギネス級の偉業だろう。
ドラムロールが最高潮に達すると同時に、超紅は思いっきり槍を横に振った!
252斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/11(日) 06:39:45
マトリックス避け…?それがマトリックス避けだって!!?笑わせるなッ!
アーノルドお前はマトリックスを見ていない!CMしか見ていないのがバレバレだッ!
本当のマトリックス避けはこうやるんだッ!
そう言うとボクは後ろに倒れ後頭部をぶつけたッ!
痛い…ッ!
あの時ネオは確かに後ろに体を反らして避けたッ!
でも彼はそのまま倒れてしまったんだッ!!!
アーノルド…キミにはやはりネオは似合わない…ッ
キミに似合うのはマッチョだけだッ!
真実の姿を見せろアーノルド!
253名無しになりきれ:2007/02/11(日) 13:24:06
ターミネータ!!
254首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/11(日) 20:14:59
「真実の姿を見せろアーノルド!」
槍のマトリックス避けに成功したアーノルドに、ちとせが叫ぶ!
するとドラムの音が消え
ダダンダダンダダンっとお馴染みのテーマ曲に切り替わった!
「貴様……ターミネーターか!!」
アーノルドは応えた。
「惜しい!私の名前はターミネータ!!ちなみにこう書く」
彼は一枚の名札を取り出した。それにはこう書いてあった。
【3年B組 田網寧太】
255斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/12(月) 11:23:06
やはり…キミはネータ君なんだね?
実はボクの母親はある精神病院にいるんだ…ッ
その病院の名はミレニアム・ネームプレート…そう、千年名札だッー!
千年名札の正体は巨大な病院施設を凝縮したいわば黒マテリア!!
クックック…黒マテリア…クックック…メテオ呼ぶ…
織原さんも千年名札に封じられたに違いないんだッ!
彼女は萌大陸アキヴァルハラを救う7つの鍵の一つ「声優」だッ!
助けなきゃ萌大陸アキヴァルハラは電脳街アキヴァルハラに戻ってしまう…ッ!
256超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/12(月) 15:07:09
田網寧太は不吉に笑った。
「くっくっく!
よく俺様がデンガナ様の部下だと気づいたな!
だがもう遅い!
1999年第7の月に世界はメテオによって滅びるのだ!」
「1999年はもう終わりましたよ」
超紅が指摘すると、ネータはまた笑った。
「おっと、うっかり間違えていたな。
正確には19999年の第七の月だ!その日が来るまで恐怖に震えろ愚民共!」
ネータはマシンガンのような物を取り出した。
「安心しろ。
お前たちは『声優』を抜き取って千年名札に封じておいてやる。
デンガナ様から預かった、この黒のネームプレートの力でな!」
田網寧太と書かれたネームプレートが黒く輝き、ブラックホールのようにみんなを吸い込もうとする。
どうでもいいがマシンガンは使わないのか!?
257首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/12(月) 21:01:49 0
雪崩れ込んできた巡礼者達が太網寧太の前にたちはだかる!
「ここはヴォク達に任せて行け!織原さんを頼む!!」
「みんな……!」
「クク…ハハハ!!愚かな……人間に何ができる!?」
太網寧太は吸引力をさらに強くした!
「聞いてくれ…千年名札……黒のネームプレートに対抗できる唯一の希望は
……白のネーム……プレート!!ぐ……ああああああ!!」
なす術も無く吸い込まれていく巡礼者達!
しかし、このままでは結局全員吸い込まれるのでは!?と思われたが、
ズボボボボ…
ブラックホールが変な音を発し始めた。吸引力が明らかに落ちていく
「何だ……!?」
寧太が哀愁を漂わせながらぽつりと呟いた。
「吸い込みすぎで容量オーバーだ。紙パックを交換しなければ」
258斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/13(火) 10:53:34 O
まったく、しょうがないなぁ…紙パックならボクが持ってるからあげるよッ!
次からはちゃんと代えの紙パックも忘れないようにねッ☆
それとダイソン、吸引力の変わらない掃除機…マジオススメ!
うちの母さんもよくダイソン使っててね、昨日…
見て、見て、見てみてみてこの吸引力ッ!とか自宅で言ってたよッ!
さぁ、ボクの優しさに心撃たれただろう…?このダイソンの掃除機いくらで買ってくれるんだい…?
おいでよ、どうぶつの森…のんびり気ままなスローライフ…
ボク達とすれ違い通信でもしないかい…?きっと楽しいよウフフアハハ☆
259超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/13(火) 15:05:03 O
「ダイソンの掃除機はそんなにいいのか!
ゆずってくれ!たのむ!」
ちとせのセールストークの前には赤子同然の寧太である。
分割36回払いの契約書に、言われるままにサインをした。
「動物の森か…前から興味があったんだ。早速買いに行くよ!」
今度は近くのゲームショップ目指して走り出した寧太。
当分帰ってはこないだろう。
「皆を助けるために、白のネームプレートを探しましょう。
ダウジングぐらいしか、手掛かりはありませんが」
超紅が地図を取り出すと、今まで黙っていたとっつあんが口を開いた。
「まて。ワシはプレートのある場所を知っとるぞ」
とっつあんは『ヘルパンの隠れ家』と書かれた場所を指さした。
「白のネームプレートは、今から三年前にヘルパンに盗まれておる。
奴が盗んだ物は、ここに隠してあるに違いない!」
260首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/13(火) 20:18:45 0
すっかり忘れられていたが
そういえばヘルパンはすぐそこでのびていた。
とっつぁんがヘルパンを叩き起こす。
「ミッドナイトアワーは終了した。お前に抵抗する術は無い!
大人しく我々を隠れ家に案内しろ」
ヘルパンはしみじみと語り始めた。
「怪盗の隠れ家であるからには見つかりにくい場所でないといけません。
そこで究極の見つかりにくい家を作り
ありとあらゆるセキュリティを施しました。
そしたらついうっかり自分でも見つけられなくなってしまったのです」
ヘルパンは役に立たないことが判明した!
261名無しになりきれ:2007/02/14(水) 15:46:52 0
ダスキン!!
262超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/14(水) 18:28:38 O
「毎度ありがとうございます!
ダスキンでございます!!」
やたらとハイテンションな男が現れた。
「あなたは誰ですか?ダスキンさんですか?」
超紅の問いに男は首を振った。
「いいえ。わたしは清掃一筋36億年。
宇宙一の清掃有限会社、【ダスキン】の社員でございます。
ヘルパン様の隠れ家の清掃が終わったので、お知らせに参りました」
「隠れ家…。その場所を教えていただけますか?」
「申し訳ありませんが、守秘義務が御座いますので、お教えする事はできません。」
ダスキンの社員はヘルパンを見た。
「ヘルパン様。
サービスで隠れ家の近くにある魔神城も清掃しておきました。
これからも、末永くご利用ください」

ヘルパンの隠れ家は魔神城の近くにあるようですね…
263首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/14(水) 20:21:23 0
「ちなみにただ今キャンペーン中につき
ご主人様を守るための最強のモップをプレゼント☆」
ダスキンの社員は
オレ達に一本ずつモップを渡して去っていった。
ハートやら天使の羽やらついた凝ったデザインのモップである。
これをどうしろというのだろうか。と思ったが
オレの魔力センサーが反応した!魔法のモップだ!
264名無しになりきれ:2007/02/14(水) 22:41:00 0
モップの攻撃力は900魔素
265斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/15(木) 07:09:40 O
ボクはモップを手に「レリィィィーーーズッッッ!!!」と叫ぶッ!
するとボクの名札が反応し、モップから羽根が…!!!
しかし飛ぶには何かが足りない…何だ!?
悩んでいるとマッチョゲイがビデオカメラを持って走って来た!
「ちとせちゃん、これよッ!」
マッチョゲイは何かを投げたッ…すかさずキャッチ☆
渡されたのは服…そう、コスチュームが足りなかったんだッ!
ありがとうマッチョゲイ、ボクは感謝しているッ!
…だが、ここで着替えるわけにはいかない!だって女の子だもん♪
「ちょっとあっち向いてて」と言って全員を向こうに向かせてボクは着替える…
着替え終わって「いいよ」と言おうとした時、ふと上からの視線に気付いたッッッ!!!
先に飛んでいた首領パッチが鼻血を出しているッッッ!!!
「キャーッ!首領パッチさんのえっち〜!ぼくさつマグロタイフゥゥゥゥゥンッッッ!!!」
266首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/15(木) 17:07:03 0
「ぎゃああああああ!!」
マグロタイフーン直撃!
鼻血!?オレはアルプスの水に宿る妖精だったはずだ!
じゃあこれは……首領パッチエキスが漏洩している!
説明しよう!首領パッチエキスとは注入されるとオレと同じ思考回路に
なってしまう素晴らしいエキスである!
どさくさにまぎれてトゲを一本引っこ抜き、マッチョゲイに注入!
これでマッチョゲイはハジケ道一直線!
それはさておき、900画素ならぬ900魔素の攻撃力を持つ
空飛ぶモップでヘルパンの隠れ家を目指せ!
267名無しになりきれ:2007/02/15(木) 17:42:43 0
北だ!!
268超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/16(金) 17:03:19 O
「北だ!魔神城は北にある!」
マッチョゲイの御言葉どおり、はるか北、魔神城へとモップは向かう。
空飛ぶベッドを使ってもいいが、900魔素以上の攻撃力がないと城に近づけないのだ。
やがて辺りは一面雪で真っ白になった。
下ではキタキツネとキタキリン、それにキタパンダが仲良く雪の上で遊んでいる。
目的の魔神城は、すぐに見つかった。
こんなド田舎に家を建てるのは、魔神とヘルパンくらいだからだ。
「この近くに隠れ家があるはずです。」
超紅は言って周囲を見回した。
なにもかも雪に覆われて、家らしい物はなかった。
しかもブリザードのせいで、視界はかなり制限される。
探し回るより春になるのを待った方が速い気がした。

「魔神城で話を聞いてみましょう」
超紅は大扉をノックした。
中から返事が返ってきたが、扉は開かなかった。
凍り付いてしまっていて開かないのだ。
269名無しになりきれ:2007/02/16(金) 17:18:32 0
開けてくれ!!
270名無しになりきれ:2007/02/16(金) 17:27:53 0
押しても引いても駄目なら・・・引き戸
271斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/16(金) 18:11:09 O
ボクは魔神城に着くと、門で悪戦苦闘する二人が目に入った…
全く、仕方ないな…ボクは門の右にあるボタンを「ぴんぽーん」と押し、
インターホンに向かって叫ぶッ!!!「ただいまー、帰って来たよ、開けてパパ〜!」
しばらくすると盗賊団の元・かしら「魔王サタン」の声で
「バッキャロォッ!!ちとせテメェどのツラ下げて帰ってきやがったッ!!!」
「ごめんなさい…仕送りスられちゃって水道代払えなくなっちゃったッ、お金貸してッ!!!」
「テメェ何回目だッ!」と叫び声の後、門がぎいぃと開いた…
お二人とも、上がって上がって、ごゆっくり〜
272首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/16(金) 20:44:04 0
魔神城は地元の盗賊団の元頭の家だった。
そして自己紹介カードによるとちとせは地元の盗賊団の頭の娘。
すなわち!魔神城はちとせの実家だった!
「おじゃましま〜す」
門の先にあった広い庭には、黄金のオッサンの像やら
前衛的すぎて理解不能なオブジェがたくさん置いてある。
そして玄関までたどり着いた。
なぜか風流な和風の引き戸だ!!
273名無しになりきれ:2007/02/16(金) 22:13:18 0
ガラガラガラ・・・
274超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/17(土) 16:24:43 O
ちとせの実家に到着し、いざ家に入ろうとしたとき、ドンドンと内側から引き戸が叩かれた。
「開けてくれ!押しても引いても開かないんだ!!」
よほど慌てているらしい。
「今開けてあげますから、少し待って下さい」
超紅が引き戸をガラガラガラと開けると、中から血まみれの男が飛び出してきた。
「大変だ!ちとせの姉御!
!アフロ組の奴らが攻めて来やがった!」

家の中を見ると、【アフロ組】と書かれた服を着た男たちが、あちこちに赤ペンキを引っかけている。
もちろん、全員仲良くアフロヘアーである。
「くそう、あいつら!
親分のセンスの良さを理解出来ないからって、こんな嫌がらせをしやがって!」
血まみれならぬ、ペンキまみれ男が叫ぶ。

センスはともかく、なんとかしないと、ヘルパンの隠れ家を聞き出せませんね…
275斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/18(日) 07:44:45 O
姐御と言われたからにゃ久しぶりに暴れるッきゃないんだってばよォッ!
おおっしゃあああヤローどもッ…アフロ組の奴らブッ殺してやれぁぇあら!!!
そこで盆栽してるクソジジイなんて所詮元頭にすぎない…
させやしないわッ!…そう、今の盗賊団の頭はこのボクなんだからッ!
車はディカプリオも大好きなエコカーだッ!
だが考えて見ろッ…エコカーを作るためにどれだけの資源をムダにしてるのかッ!!!
とどろけ流星ッ!…発進、魔神カイザァァァッッッーーー!!!
魔神城が5つに分離し、出撃するッ!…レェェェーーーッッッツ!コォォン・バイィィィンッッッ!!!
276首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/18(日) 11:15:52 0
アキヴァルハラで後を追っていた生き残りの巡礼者達。
「もうすぐ魔神城……何ーーっ!?」
モニターを見ていたポチが叫んだ!
変形する魔神城、出撃する五つの機体!

いつの間にかオレは操縦室のような場所に入っていた。
目の前にはアフロ仮面が
風船でかごを釣った風船気球に乗って浮かんでいる。
「親分!出撃に巻き込まれてしまいました!どうしましょう!?」
隣にいるアフロ組の構成員の一人がアフロ仮面に向かって叫ぶ!
ていうか魔神城の中にいたのだから巻き込まれて当然である。
「まあ気にするな!」
アフロ仮面はさらりと言って、技を発動させた!
「モシャモシャの名において命ず!わがアフロよ……全てを覆いつくせ!!」
アフロ仮面のアフロが無限に増殖をはじめ、モシャモシャが襲い掛かってくる!
モニターで見てみると、他に4つの機体があるようだ。
それぞれに人が入っているのだろうか。
突然モニターが切り替わり、盗賊団の元頭がアップで映し出された。
「皆の衆、五神連携必殺“バーニングナックルゥア”を発動させるのじゃ!
代々の掟により発動の掛け声をかけるのは頭の役目……。
ちとせ、今日を持って正式に頭の地位を継承する!さぁ、号令を!!」
277名無しになりきれ:2007/02/18(日) 16:55:47 0
バーニングナックルゥア
278名無しになりきれ:2007/02/18(日) 19:03:38 0
ウバァ!!
279名無しになりきれ:2007/02/18(日) 20:33:50 0
280斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/19(月) 06:56:27 O
よォォォォォしッ!!!みんな、準備できたかッ!?
ボクの掛け声に合わせてポーズを取るんだッ!!



愛と・勇気とッ・希望のッ、五神合体ッッッ!!!



魔(ま)ッ!!!

合(がっ)ッ!!!

神(しん)ッ!!!



光ォォォォォ臨ッッッ!!!マジンエクスカイザァァァッッッ!!!
くらえ、必ィィィッッッ殺ッッッ!!! バァァァニングナックルゥゥゥァッッッ!!!
マジカルシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥトッッッ!!!
281超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/19(月) 09:03:04 O
ふと気がつくと、超紅は魔神城から出撃した機体の、操縦席に座っていた。
目の前には、庭にあったはずの黄金のオッサン像が鎮座している。
魔神を動かす装置なのだろう。
「なるほど、操縦石ですか」
超紅が感心していると、新しく盗賊団の頭になったちとせが、合体の号令をかけた。
超紅の機体もポーズを決め、魔神エクスカイザーが爆臨する!
こんな機体を持っているとは、盗賊というより強盗ではなかろうか。

さらに、ちとせがバーニングナックルゥアを発動。
魔神はなぜか万歳のポーズを取り、それから、高速でモシャモシャに突撃した!
ポスッと音を立てて機体がアフロにめり込む。
「馬鹿め!そんな攻撃で俺のアフロは止められん!」
得意満面のアフロ仮面だが、魔神の攻撃はそれで終わりではない。

マジカルシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥトッッッ!!!
愛と勇気と希望の必殺シュートが放たれた。
「なっなんだこの力は!?
ウバァ!!」
マジカルシュートを受けたアフロは散り散りになり、アフロ仮面は逃げ出した。
「ママに言いつけてやる〜っ!!」
悲痛な叫びが北の大地に響きわたった。
282首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/19(月) 20:39:07 0
アフロ仮面が逃げ出した後の風船気球には銀のプルコギが残されていた!

♪ちゃららららん♪
ぎんの ネームプレートを てにいれた!

「ありがとうございやしたー!」
座敷にちとせの組の人たちがずらりと並んでお礼を言う。
その中心にいるのは元頭だ。
「皆さんのお陰でもうアフロ組は攻めてこないじゃろう。
是非お礼をしたい。なんなりと言ってみよ」
「オレ達は世界を救うために白のネームプレートを探しているんだ。
ヘルパンの屋敷がこの近くにあるらしいんだが知らないか?」
「ではお主らは世界を救うための旅をしていると!?
……ちとせ、本当に立派になったな!……うををををを!!」
元頭は嬉しさのあまりか滝のような涙を流し始めた!
いくらなんでも流しすぎである。
「落ち着いてくだせい!」
部下がバケツを二つ持ってかけつける!
283斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/19(月) 21:46:04 O
「何ィ泣いてんだこのクソオヤジ!テメェが泣いたら地球がゲドゥルトの海に水没しちまうだろォがこンのうすらトンカチッッッ!」
その声は…ああ、母さん…母さんなんだねッッッ!!?
ずっと探してたんだよ、ボクは母さんを探して来たんだ、アンデスに続くこの道を…!
さぁ出発だッ!いま日が上るッ!!希望の光ッ…
「ちとせお嬢様、ばあやでございます…」
ああ…そうだ母さんは千年名札に閉じ込められていたんだッッッ!!!
ともかくばあやがパパの涙を止めてくれたんだ…ッ
ばあやッッッ!!!ボクはこの家を守るッッッ!
変わりに行ってくれるかい…?ボクはもう…戦えない…
戦う気力が…もう、やる気が、無いんだッッッ!!!
284超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/20(火) 16:47:17 O
気力十分な様子で戦えない理由を説明するちとせ。
だがこのままだと、アフロ仮面や悪魔デンガナの脅威は消え去らない。
「戦えないなら仕方がありませんね。
ですが、お母さんを助けるには戦うしかないのでは?」
ちとせの説得を試みていると、ばあやがヘルパンの隠れ家を思い出してくれた。
「たしかあの辺りに家があったと思います。はい。」
指さす先は魔神エクスカイザーの足の下だった。

さっきの戦いで踏みつぶされていなければいいのですが……
285 ◆GOIKwBjB.g :2007/02/20(火) 20:16:56 0
時間は少しさかのぼる。山田太郎さん宅にて。
「ママー、お腹すいた〜!」
「もうすぐできるから待っててねー今日のご飯はピロリ菌のピロピロ焼きよ〜」
「おおっ、美味しそうだな」
この平和な風景が一瞬にして崩れ去るなんて誰が予想しただろうか。
天井に突如として巨大な物体が突っ込んできたのだ!
「ええええええええん!ママーー!!」
坊やが泣き叫び、阿鼻叫喚の事態となる。
そう、突っ込んできたのは魔神エクスカイザーの足である!
空き家となったヘルパンの隠れ家には、山田さん一家が住み着いていたのだ!
哀れ、家は今にも崩れ去ろうとしていた……!
その時、坊やは不思議な声を聞いた。
――少年よ、力が欲しいか?――
「力……?くれるの?」
――力が欲しいなら、くれてやろう!!――
カッ!!
坊やを強烈な光が包み込む!
286名無しになりきれ:2007/02/20(火) 23:03:31 0
ただしワザはしりから出る
287超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/21(水) 21:55:52 O
エクスカイザーの足下から白い糸が立ち上り始めた。
見る間にエクスカイザーは、繭のように糸にくるまれる。
「この糸は…」
超紅がつぶやくと、魔神の足下から、全身タイツの男の子が這いだしてきた。
そう。それは山田家の長男、山田一郎君である。
彼は白いネームプレートの力で、蜘蛛のような力を手に入れたのだ!
よく見ると、しりの辺りから糸を出しているのがわかる。
実際の蜘蛛と同じく、技はその付近から出るのだ!
「よくも僕たちの家を壊してくれたな!覚悟しろ悪党ども!
スパイダーネット!!」

一郎君は盛大に白い糸を発射した!
288首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/21(水) 23:26:32 0
「待ってくれ!落ち着いて話し合おう…ぎゃああああああ!!」
問答無用で襲って来た白い糸が一瞬にして網になり
オレ達を捕らえようとする!
「秘儀!糸切バサミでチョッキン!」
糸切バサミを超速でさばき、白い糸を切って対抗する!
「まだまだぁ!さらにスパイダーネット!!」
しかし、糸の量はさらにエスカレートしていく!

数分の激戦の後。
ついに全身タイツ少年の出した大量の糸が辺りを埋め尽くした!
オレ達は必死の抵抗もかなわず捕らわれの身に!
盗賊団の元頭とその仲間たちもついでに絡まっている。
「ようし!悪党どもを捕まえたぞー!」
全身タイツ少年が勝利宣言。
ただし、彼自身もどう見ても自分の出した糸に絡まっている!
果たして本人は気づいているのだろうか?
289超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/22(木) 18:50:27 O
「悪党を捕まえただと!」
悪党という単語に反応し、颯爽と十津型警部が現れた。
「お巡りさん!あの人たちが僕の家を壊したんです!タイーホしてください!」
「なにっ!?そんな凶悪犯なのか!?」
「見ろ!少年を人質にとっているぞ!卑劣な奴らめ!」
誤解が誤解を呼んでいる。
「それは誤解ですよ。」
超紅は説得を試みるが
「言い訳は署で聞こう」
説得は通じなかった。

そこにもう一台のパトカーが滑り込んできた。
降りてきた女性に警官達が敬礼する。
「署長、お疲れさまです」
「凶悪犯を逃がしたらあかんで。
きっちり捕まえたってや」
なんと、署長は悪魔デンガナだった!
命令を受けた警官達が飛びかかってくる!
290首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/22(木) 22:16:06 0
「警部!その署長は悪魔ですよ!」
「何のことだ?」
教えてあげるも信じてもらえない。
どうにかして悪魔デンガナの真の姿を晒さなければ!

その時、家の残骸の中から二人の人物が這い出してきていた。
一郎君の両親、田中太郎さんと田中花子さんである。
花子さんは手鏡を取り出して言った」
「あらやだ!化粧が崩れてる!」

飛び掛ってくる警官達をかいくぐり
オレは手鏡を持った人に猛ダッシュ!
「そこのお姉さん!その鏡を貸してチョンマゲ」
この鏡は真実の姿を映す鏡“ミラーの鏡”なのだ!
「悪魔デンガナ!正体を現せ!!」
鏡を署長につきつける!
291斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/23(金) 08:11:40 O
悪魔デンガナが現れた!
「そうだよデンガナだよ!だがもう遅い…既にこの署の人間は全て食べちゃったッ
今残ってるのはぜーんぶ魔族の警官さッ!!!けけけけ!!!」
どうするッ!?コマンド!?
すかさずばあやは悪魔召喚プログラムを起動したッ!!!
「TALKですじゃ」
だが今夜は満月だッ!!!だめだ、話にならないッ!!!
ってゆーかー、CHAOSだから仲間に出来ない感じなんだけどぉ!!!
あとマッカ持ってないんだけどッッッ!!!
魔族の警官に殴られる!蹴られる!痛いッ!
292超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/23(金) 16:51:00 O
警官隊に攻撃されるちとせが、蹴る殴るの暴行を受けている。
「話し合いが通じないなら…戦うしかありませんね」
ちょうこうは メギドラオンを となえた!
吹き飛ぶ警官達。ついでに辺りを覆っていた、白い糸も吹き飛んだ。
「ご心配なく。峰打ちですから」
決めぜりふを言ってデンガナを見る。
「ふん!そんな雑魚を倒していい気になるんやないで!
ウチはもうすぐ千年名札の力でかみになるんや!
止めたかったら神奈川署までくるんやな!
くけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ!」
悪魔デンガナの背中に羽が生え、どこかに飛び去っていった。
「まさか署長が悪魔だったとは…
神奈川署には俺が案内する。デンガナの野望を食い止めてくれ!頼む!!」
どこに隠れていたのか、唯一まともな警官だった十津型警部が現れて言った。
293首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/23(金) 20:48:07 0
白い糸が吹き飛び、全身タイツ少年は普通の少年に戻った。
「一郎!大丈夫だった!?」
「ええん!怖かったよう」
両親と無事を喜びあっている。
「これを握ったら変な声が聞こえて……その後のことは覚えてない」
少年の手の中には白のネームプレートがあった。
「よかったわね、精神が乗っ取られる所だったのよ。
あの人達に感謝しなさい」
ネームプレートの力はあまりに強大。
適合者以外が使おうとすると精神が乗っ取られるのだ。
母親がこっちに来ていった。
「助けていただいてありがとうございました。
私たちはあそこに住み着いたのはいいんですが外に出る方法が
分からなくなっていたのです」
ヘルパンの逆バージョンだったそうだ。
「大したお礼もできませんがこれを持っていってください」
白のネームプレートを手に入れた!

「お嬢様、ばあやも微力ながら協力しますぞ!」
「世界の命運かけた戦いにいくのですか!?是非私どもも連れてってくだせえ!!」
ちとせ組の面々も行く気満々だ!
新たな仲間もたくさん乗せ、アキヴァルハラと
魔神エクスカイザーは神奈川に向かって発進した!
294斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/24(土) 09:26:14 O
マジンエクスカイザァァァ発進ィィィンッッッ!!!

ゴゴゴゴゴ……ガクンッ!…ぷすー…
どうしたッ!?エンジントラブルかッッッ!?
「ガス欠じゃのう…どれ、ばあやが見て来ましょうぞ!」
そういうとばあやはコックピットから飛び降りたッ!
そして数秒後、ばあやの「うぉりゃぁぁぁァァァッッッ!!!」という叫び声と共に体が浮く感覚ッ…!!!
ばあやがエクスカイザーをジャイアントスイングで神奈川まで放り投げるゥゥゥッッッ!!!
凄いぞばあや!!!さすがハンマー投げのワールドレコードホルダーッッッ!!!
ばあやの記録は室伏も破れないッッッ!そうッ、絶対にだッ!!!
295超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/24(土) 18:27:32 O
ばあやに投げられて空を飛ぶ、エクスカイザーとアキヴァルハラ。
やがて眼下に神奈川署が見えてきた。
「総員、衝撃体制!」
だれかの叫び声に合わせて超紅も机の下に潜り込んだ。

着陸!
着陸と言うより墜落のような気もするが、無事たどり着けたのだから問題はない。
「さぁさぁ、お嬢様。神奈川につきましたよ」
ばあやが外からハッチを開けてくれた。
いったいどうやってエクスカイザーより先に神奈川に来たのだろうか。
プリンセステンコー以上のマジックである。
「急ごう。神奈川署はこっちだ」
とっつぁんが先頭に立ってみんなを案内した。

「いらっしゃいませー!
神奈川署にようこそ!」
署内に入ると、ナース服に身を包んだ婦警達が、一列に並んであいさつしてくれた。
まさに白衣の天使。
男なら誰もが憧れる光景であろう。
しかし、超紅は彼女たちが偽物であることを見破った。
本物の婦警はナース服など着ないからだ。
「気をつけてください。
彼女たちはデンガナの部下です!」
そう。そこは神奈川署ではなく、千年名札内の病院だったのだ!
「もう、ボーヤったらそんな冗談言っちゃって〜」
ナース達は誤魔化す気だ!
296斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/24(土) 21:56:55 O
いや、違う…ッ!このナース達は確かに偽物…でも、本人達は自分をナースだと思ってるんだッッッ!!!
ああ、流石ボクだ…こんな簡単に見破ってしまうなんて…!
それに紅ッ、キミは重大な勘違いをしてる…ここは男が「誰でも」憧れる場所じゃないッ!
彼女達には失礼だけど…ここは精神病院…そう、性別だってあいまいなんだッ!
悔しいけど、全ての男が彼女達を認められるか…そうじゃないのが現実なんだ…ッ!
母さんも心はニワトリだ…ッ、けど生物学的には残念ながら人間だッ!
297斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/24(土) 22:02:59 O
書き忘れたけど…看護士は男もいる…ッ!
保育士だってそうだ、五代さんを忘れちゃいけないッ!
298首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/25(日) 12:42:08 0
「うおっ!?」
先頭を行くとっつぁんが突然消えた!
……ように見えただけで、落とし穴に落ちていた。
すかさず看護婦たちがひっぱりだす。
「ボーヤ!大丈夫!?」
「あら!ひざを擦りむいてる!すぐに治療しますからね。
婦長!お願いします」
ナース服を着たごっついアニキが現れた!
当然ながら男の看護士も存在するのだ!
「アタシが“婦”長よ〜。さあ、行きましょうね!」
とっつぁんを軽々と抱き上げ、どこかへ連れ去ろうとする!
299超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/25(日) 17:30:24 O
ガーーン!!
ちとせの指摘に、超紅の背後に大きな心理描写文字が映し出された。
「そうでしたか…ふふふ…それは気づきませんでしたね…
こんな所に名探偵がいるとは知りませんでしたよ…」
自分でも意味の分からない事を言いながら肩を落とす。
それだけ衝撃が大きかったのだ。
しばらくして気が付くと、とっつあんを抱えた婦長がのしのし歩いていく所だった。
どんな治療をするのか興味があったのでついていく事にする。

「先生!急患よ!」
婦長が蹴り開けたドアの中には、白衣を着て、掃除機とDSを持った男が立っていた。
そう!田網寧太である!
彼はデンガナの命令でここで皆を待っていたのだ。
「これはいかん!重傷だ!すぐにオペに入るぞ!」
田網は叫んで黒のネームプレートの力を解放した。
再び現れたブラックホールが、威力を増して全てを吸い込もうとする!
300斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/25(日) 19:19:35 O
DSを持っている…ということは、ポケモン勝負かッッッ!?
はくい の たあみねいた が しょうぶ を いどんで きたッ!
フフフッ…ボクが育てたポケモンを甘く見るなッ!…ピーちゃん、キミに決めたッ!
ボクはアジアンドラゴン風味なちょっといかついポケモン、ギャラドスを繰り出すッ!はかいこうせんを喰らえッッッ!
…しかし ピーちゃんの こうげきは はずれたッ!?ああっ、そんな…ッ!
たあみねいた は ピカチュウを くりだした…10まんボルトォッ!!
こうかは ばつぐんだッ!ピーちゃんは たおれた…
クッ…さすがピカチュウ、アニメで登場してから優遇されているッ!
だがDSで出来るのはポケモンだけじゃない!次はカートで勝負だッッッ!
301首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/25(日) 23:19:14 0
「カートで勝負だ!!」
ちとせがセットしたカセットの名は、「大人のカートゲーム」!
カードではない所がミソ。
「クリーチャー召還!」
六台の買い物用カートが現れた!!
「寧太!お前の野望は必ず打ち砕いてみせる!」
メインクリーチャーにエンチャンター“ネームプレート”をセットして行く!
金・銀・銅・黄・白!
そこで固まった。
……青が足りない!!そういえば青はアフロ仮面が持っているのだ!!
「そっ、そんな……」
「ハハハ!!残念だったな!!クリーチャー召還!!」
千年名札の持つ闇の力を搭載した大量の暗黒カートが押し寄せる!!
302超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/26(月) 14:40:25 O
闇の買い物カートがみんなを踏みつぶそうと迫る。
一方こちらのカートはネームプレートが無いので動かない。
「しかたがありませんね…」
困ったときの力押し頼み。超紅が核爆弾で道を切り開こうとすると、誰かが超紅を止めた。
「待つんだ。俺に良い考えがある」
「あなたは……!!」
そこには、とっつあんに捕まっていたはずのヘルパンが立っていた。
「こんな事もあろうかと、アフロ仮面からネームプレートを盗んでいたんだ。
今ならこのネームプレートを、一番高い金額を払ってくれる人にプレゼント!どうする?」
「500万円!」
話を聞いていた寧太が叫んだ。
ちなみにこの世界の通貨単位は万円である。
303名無しになりきれ:2007/02/26(月) 19:00:02 0
560万円
304斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/27(火) 02:45:36 0
実はそのネームプレートはうちの盗賊団員がすり替えてある…
紅も気付いていない…流石ボクの仲間たち、気が利くゥ!
しかし形だけでもオークションを続けないとばれるかもしれない…ッ
だからボクは叫ぶッ!…561万円ッ!
ところでボクはカートに載せられた今週号のジャンプを読んだ…
そして、気付いてしまったのだッ!
そう、首領パッチが1.5頭身だということにッ!!!
…ボクは重大な勘違いをしていたのだッ!!!
胸毛アフロと1.5頭身のお日さまを、逆に覚えていたのだッ!!!
…これは致命的なミスだッ!ミステイクだッ!!!
もっと早く気付いていれば…首領パッチを遠慮なくこうしていたのにッ!!!
寧太の喉元に向けてホームランッ!!!!
305首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/27(火) 16:20:28 0
何!?今の今までとびきりキュートなお日様なオレが
あの胸毛アフロのオッサンに見えていたのか!?
しかし今はそんなことを言っている場合ではない!
ホームランされたオレは燃え上がる光速の弾丸となって太網寧太に激突する!!
「食らえ!エターナルフォースブリザード!!!」
食らった相手は必ず戦闘不能になるという恐ろしい技だ!
「ぎゃあああああああああああああああ!!!」
どかーん!!
太網寧太の絶叫と共に大爆発が巻き起こった!!寧太は力尽きて倒れた!
今までのDSバトルは何だったのだろうか。
「やったか!?」
その直後、爆煙の中に揺らめく人影が現れた。が、寧太では無い。
「けっけっけ……よくここまでたどり着きましたなあ。
寧太を倒すとはほんま大した物ですわ!ウチが直々に相手するとしましょうかあ!!」
悪魔デンガナが現れた!
背景がおどろおどろしくなり、ラスボス戦っぽいBGMが鳴り響きはじめる!
306超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/02/27(火) 21:49:42 O
やる気十分のデンガナだが、超紅から見れば、勝負は終わっているようなものである。
なぜなら、こちらには7つのネームプレートがそろっているからだ。
この力が解放されるとき、無限の力を手に入れる事ができるとか
神龍が現れてどんな願いでも叶えてくれるとか言われている。
「さあ、ネームプレートの力を解放しましょう!」
7つのプレートが7色の光を放ち始めた!
だがすぐに光は消えてしまった。
「これは…」
超紅はネームプレートを調べた。
青のネームプレートは、青のネームブレードだった。
誰かが偽物にすり替えていたのだ。
「なんや、脅かしよってからに!
今度はこっちの番や!いくで!」
デンガナは呪文を唱えた。
「ネコガネコンダアナコンダ!」
大量のタライが降ってきた!
307斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/02/28(水) 04:35:53 O
タライは水に浮くッ!この部屋を水で満たせばタライはきっと落ちてこない!
ボクのターン!ドロー!…ふっ、このカードで決まりだッ!
「死者蘇生」でピーちゃんを蘇らせるッ!行けッ、ハイドロポンプ!
部屋には大量の水が一気に流れ込み、大洪水になるッ!
これでタライは落ちてこないッ!そしてみんなが溺れかけてるッ!なんてこった!
ばあや、本物のプレートを出してくれッ!プレートの力でこの危機を切り抜けるんだッ!
308首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/02/28(水) 20:10:07 0
ばあやが本物の青のネームプレートを出して叫ぶ!
「タイタニーック!!」
ネームプレートが巨大化した!
「皆さん!この上に乗るのです!!」
全員その上に乗って溺死回避!沈没しそうとか言ってはダメ。
「無駄な足掻きを…寿命が数分延びて何になる!?」
オレは不敵な笑みを浮かべて言った。
「それはお前のほうだ」
ネームプレートが眩い光を発し始める!7つのネームプレートが呼び合っているのだ!
そして、周囲の風景が砕け散った!
「千年名札の暗黒結界が……!
お遊びは終わりや……本気でいかしてもらうでえ!!」
7つのネームプレートは宙に浮かんで高速回転し始めた!
よく見ると白のところにパジェロとか黒のところにタワシとか書いてある。
――我等は名札の七賢者……正しき心を持つものに力を貸そう――
オレ達の手の中にダーツが一本ずつ現れた!当たりを射抜いたほうに力を貸すらしい。
ちとせ組を引き連れたこちらの陣営は大勢、向こうは一人。勝ったも同然である。
「とりゃあ!!」
裂帛の気合と共にダーツを投げた!!
309名無しになりきれ:2007/02/28(水) 21:37:51 0
たわし!!
310超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/01(木) 15:14:05 O
パッチの投げたダーツはタワシと書かれたプレートに命中した。
賢者の助けか、皆の投げるダーツはすべてタワシに命中する。
タワシ、タワシ。タワシタワシタワシ!!
ネームプレートは針鼠みたいにダーツだらけになった。
「ウチはダーツ投げの町内記録保持者やで!
目ぇ閉じてても当てられるわ!」
最後にデンガナがダーツを投げた。
一直線にネームプレートに向かうダーツは、見事にタワシの文字を射ぬいた。はずだった。
だがすでにそのネームプレートはダーツで埋まってしまっていた!
これでは当たっても刺さらない!
「んなアホな!!」
デンガナが叫ぶと、空に巨大なタワシが現れた。
「我こそは神タワシ…
我を呼びだした者の願いを叶えてやろう…」
311斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/02(金) 18:34:33 O
まずい!デンガナに先に願いを言われたら世界は終わりだッ…!
ボクは割りこんで先に願いを言ったッ!
ボクたちに、タワシを、1000000000000 個くれッッッ!!!
「たやすいことだ…願いは聞きとどけた」
タワシ神が消えていき、7つのダーツとなって飛んでいくッ!
そして、急に空がまっ暗になるッ!雨雲か…ッ!?
いや…雲が降らせるのはタワシの集中豪雨だッッッ!!!
312首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/02(金) 22:45:03 0
「これは……大いなる福音じゃ……!」
タワシに覆われた空を見上げてばあやが叫んだ。
言わずと知れた掃除用具、すなわち穢れを払う浄化の象徴!
タワシの雨に打たれ、デンガナが苦悶の声を上げる!
最強の悪魔であるデンガナの唯一の弱点はタワシだったのだ!
「ぐ……小……賢しい!!ダイソンフルパワー!!」
悪魔デンガナはダイソン掃除機のスイッチを入れた。
フルパワーは禁忌の所業、噂に違わぬすさまじい吸引力で全てを吸い込もうとする!!
「お前…!そんな事をしたら……自分まで吸い込まれるぞ!」
ダイソン掃除機に吸い込まれたら最後、そこは無の世界なのだ。
それが吸引力が落ちないゆえんである。
「そうや!貴様らに負けるぐらいなら……この世の全てを道連れにして消える!
怖がることは無いで。何の痛みも苦しみも無い、無の世界……!
そこで貴様らは唯一絶対の存在であるウチを崇め続けるんや!!」
何もかも、吸い込まれていく……。世界が……消えてゆく……!
「くっ……ここまでか!?」

全員が絶望感に包まれたその時。少女の声が響く!
「諦めちゃダメ!!」
犬耳の少女、ポチだった。尾兄ちゃん、とっつぁん、なぜかヘルパンまでいる。
「アキヴァルハラを救ってくれた貴方たちなら…できるはずです!」
「頼む!私はもっとこの世界でヘルパンと鬼ごっこをしたいんだ!」
「その通りだ!みんな、タワシ神に祈りを……!!」
いつの間にか現れていたダスキンの社員が言った。
「皆さん、私と同じように踊ってください。
ライバル企業のものですがこの際仕方ありません!」
その場にいる全員が円になって手をつなぎ、タワシ神に捧げる“おそうじ体操”を踊る!!

♪ピカピカピーカーピカーリ〜ピカピカピーカーピーカーリ〜♪

その祈りは確かにタワシ神に届いた!
降り注ぐタワシが、亀の子だわしから美しい七色のタワシに変化したのだ!!
「悪魔デンガナ……お前の負けだ!!」
「なぜ……貴様らなどに……!?ぐわああああああああ!!」
悪魔デンガナの周囲で七色の光の爆発が巻き起こる!!

そして……爆発が収まったとき。光の中に
美しい女性と、独特の雰囲気の男たちが立っていた。
レフェリーの織原さんと、以前千年名札に吸い込まれた巡礼者たちである。
313超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/03(土) 01:10:57 O
「みなさん。ありがとうございました。
みなさんのおかげで…」
「うおお!外だ!外に出れたぞ!!!」
「助かった!ありがとう!」
織原さんの感謝の言葉は巡礼者の大声でかき消された。
後はおきまりの大騒ぎだ。
万歳三唱に胴上げにビールかけ。
獅子舞にクラッカーにトマト祭り。
なんでもありである。
とにかく、世界は救われたのだ!
お祭り騒ぎの中で超紅は1つ忘れていた事を思い出した。
それは…


「あいつら!永遠のライバルの俺を差し置いて盛り上がりやがって!
覚えてろよ!かならずこの借りは返すからな!!」
いまさら出ていく事もできず、物陰からお祭り騒ぎを見守るアフロ仮面の事だった。
「次回を楽しみにしていますよ」
誰にともなくそう言って、超紅は再び喜びの輪の中に入っていった。
お祭りは当分終わりそうもなかった。
314斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/03(土) 21:24:55 O
はッ…母さん!母さんはどこだッ!?
人ごみを探し回っても全然見つからない…まさかッ!?
ボクの後ろには、解放された千年名札精神病院が建ってる…
この建物は元から精神病院なんだッ…
今回解放された人たちは、本来なら入院の必要がない人たち…
本当に心を病んだ人は今まで通り入院してるんだ…ッ
ボクの母さんの心は完全にニワトリになってしまった…
最後に会った時、母さんはコケーッコッコッコ…と奇声をあげてたのだから…ッ
会いたいよ、母さん…
その時、ボクの肩を叩いたのはばあやだった。
「乗り込みますぞ、お嬢様」
うん…乗り込もう!
千年名札の警備は厳重だけど、ターミネーターばあやに不可能は無いよ、きっと…ッ!
315首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/04(日) 23:10:10 0
「母親を助けに行くのか、つきあうぜ!」

これより第二話始動!!

数年前に、ある恐ろしい病が流行った。
学名はニワトリニナッチャウヨ病、通称コケコッコ症候群。
一度かかると手の施しようが無い不治の病である。一部の学者によると
何者かによる大規模な呪いではないかという説もある。
哀れ、ちとせの母親はその病に蝕まれ、入院を余儀なくされていた。
Sランクの患者が入院する病院、千年名札精神病院!!

ゴゴゴゴゴ……

千年名札精神病院は、圧倒的な存在感を持ってそびえたっていた。
煌々と光り輝くネオンサイン。ロック調のBGM。
Sランクの患者を収容するだけのことはある。
「突入!」
精神がニワトリのまま助け出しても困るんじゃないかと思ったが
後で考えることにしよう。
316超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/05(月) 12:37:59 O
「助け出すなら人数がいりますよ。
微力ですがお手伝いしましょう」

千年病院に突入すると、迷彩服の男が歩伏前進で近寄ってきた。
「入隊志願者か?」
「いえ、面会希望です。
ここは病院ではないのですか?」
よく見ると男は襟元に三本メスの勲章をつけている。
もしかしたら医者なのかもしれない。
「病院に決まっているだろうが。
それより早く伏せろ!死にたいのか!?」
迷彩服男が叫んだと同時に、廊下の向こうから、モヒカン男が現れた。
「ひゃっは〜〜!!逃げても無駄だぜチキン野郎!」
モヒカンは手にしたヘビーマシンガンを乱射した!
317首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/05(月) 22:43:10 0
慌てて伏せるオレ達。
乱射されたマシンガンの銃弾が、空中でぱっくりと割れる!
中から飛び出したソースが、後ろを歩いていたニワトリ数匹に降りかかった!
狙いは文字通りチキンだったわけだ。ほふく前進の人が言った。
「くれぐれも気をつけるように。
あのソースがかかるとあのように照り焼きになって死ぬ!」
ソースがかかったニワトリは、美味しそうな照り焼きチキンとなっていた。
「ちなみにあのニワトリはコケコッコ症候群の末期患者だ」
チキン「野郎」と言ったのであの中にはちとせの母親はいない。
が、一刻も早く見つけ出さないと照り焼きチキンになってしまう!
「と、このように大変危険なので面会希望者には入隊テストを受けてもらう!」
ほふく前進の人がすっくと立ち上がり、入隊テストが始まった。
318斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/06(火) 06:08:22 0
ボクの母さんの病室…っていうかオリだけど、503号室だッ!
途中のオリはばあやが壊すから大丈夫ッ!
ちゃんとばあやが持ってきた自前のハンマーで…
…無いッ!?ばあやッ!何故ハンマーを忘れたのッ!?
ともかく、代わりにこれ持っておいてよ!

っ【2丁拳銃ならぬ2丁バズーカ】

対抗して迷彩服姿のばあやはモヒカンにバズーカを放つッ!
バズーカのガトリングコンビネーション!10連コンボッ!
モヒカンは沈黙ッ…なんて酷いんだ、ばあや!
流石は魔王軍時代からの友達さッ!
319超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/06(火) 21:16:06 O
「素晴らしい!合格だ!」
ばあやの連続攻撃でモヒカンを沈黙させ、無事入隊試験を通過したらしい。
ナイスコンボに男も興奮気味である。
「では503号室に案内してもらえますか?」
訪ねると男は難しい顔をした。
「あの部屋の患者か…
まずは教授に会ってもらわねばならんな。ついてきなさい」
迷彩服は先頭を歩きだした。
「これから会ってもらうのはコケコッコ病の権威だ。失礼の無いように」
地下にある一室のドアの前で男は立ち止まった。
「この先は君たちだけでいきたまえ」
超紅はドアに書かれた名札を声に出して読んだ。
「陸奥延命流の継承者、偉大なる陸奥五郎教授の部屋……ですか」
ドアの中からは鶏や象やライオンやパンダの鳴き声が聞こえてくるが…開けるべきなのだろうか?
320首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/06(火) 23:09:52 0
「そこに誰かいるね?」
開けるべきなのか迷う暇も無く内側からあいた。
陸奥五郎教授と思われる、ヘビをマフラーがわりにしたおじさんが出てきた。
「コケコッコ病の患者と面会したいんだが」
おじさんは真剣な表情で語り始めた。
「そうか……。ショッキングなことを言うがよく聞いてくれ。
ここにいる動物たちはもとは人間だったものだ!
コケコッコ病が進行すると精神だけでなく姿までもニワトリに
なっているかもしれ……ウボアアアア!!」
おじさんはヘビに首を絞められてもだえ苦しむ!確かにショッキングな光景だ!
321名無しになりきれ:2007/03/06(火) 23:46:37 0
えいどりあ〜ん
322名無しになりきれ:2007/03/06(火) 23:59:50 0
アトミックサンダーボルト
323斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/07(水) 05:29:37 0
教授はボク達の目の前で逝ってしまった…ッ!
こうなる前に母さんを助けなきゃいけないッ!
その時、ばあやが何かを感じて髪の毛が1本立つッ!
「お嬢様、ターミネーター2がお嬢様と母上殿を狙っていますじゃ」
なぜボクや母さんがターミネーター2に狙われなきゃいけないんだッ!
とにかく、そうと分かったら死んだ教授には悪いけど構ってられない…ッ
みんな、強行突破するよ…ッ!!!!
324超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/07(水) 16:34:01 O
「くっくっくっ。よく俺様がターミネーター2だと見破ったな」
ちとせとばあやの話を聞いていた蛇が、突然喋り出した。
蛇の背中が裂け始め、中から完全武装のターミネーターが出現する。
シュワルツェネッガーのような大男である。
「どうやって中に入ったんですか?」
「企業秘密だ」
超紅の質問にターミネーター2は平然と答えた。
一流の殺し屋は秘密をもらさないものだからだ。
「お前達もこの教授のように、必殺アトミックサンダーボルトで絞め殺してやろう!
逝くぞ!えいどりあ〜ん!」
意味不明なかけ声とともに、焼き鳥ソースを振りかけてきた!
325首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/07(水) 23:30:23 0
撒かれた焼き鳥ソースを見てオレは叫んだ!
「みんな、下がれ!えいどりあんだ!」
ドリアン入り焼き鳥ソース…“えいどりあん”。
暗殺にもつかわれる焼き鳥ソースである。
「よく見破ったな!
これを嗅いだ者は悪臭のあまり首を絞めずとも窒息死する…はず…だ?」
誰も死ぬ気配は無い。消費期限を過ぎていたようだ。
「かくなる上は……アトミックサンダーボルト発動!」
ターミネーターの指先で電撃がはじけ始める!
ソースを通して感電させるつもりだ!
が、次の瞬間!
ぱくっ! ターミネーターの指先がライオンに食われた!
「NOOOOOO!!」
「ご愁傷様です」
326斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/08(木) 03:17:14 0
「だがターミネーター選手はターミネーター2ですッ!
ターミネーター2は液体金属で出来ていますッ!スライムのように形は自由自在ッ!
ターミネーター2選手、食べられた指を針にしてライオンを突き刺しましたッ!
ライオン選手これは痛い!
さぁどうやって3人はここを切り抜けるのかッ!?」
あれ、織原さん、何やってるんですか?また実況?
327首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/08(木) 10:12:30 0
「おーっと!ライオン、感電しています!」
実況する織原さん。そこに突如として白衣の男が現れた。
「貴方たち!プロレスごっこはやめてください!ここは病院ですよ!?」
「お前は……!」
第一話初期に登場したあの人が立っていた。
自称、ギャグが苦手な医者、Dr.ブッシュだ!
が、ライオンとターミネーター2は聞く耳を持たない。
「院長権限発動!」
Dr.ブッシュは真面目な顔でヅラを外した。
マジックで「院長」と書かれたハゲ頭から眩い光が放たれる!
328名無しになりきれ:2007/03/08(木) 13:29:38 0
サンアタック!!
329超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/08(木) 15:30:18 O
「あれは…伝説のサンアタック!」
超紅は院長の放った技に驚いた。
サンアタックとはハゲを極めた者のみに許される奥義。
頭を太陽のように輝かせ、その光線で敵を倒す大技で、世界でも使えるのは3人だけである。
欠点は、ハゲを強調してしまうため、後で恥ずかしい思いをする事だ。
「ぐあああー!お、俺の体がーー!!!」
太陽の熱を浴びてターミネーターの液体の体は蒸発してしまった。
「ハゲ道を極めた私の前には赤子に等しい」
ヅラを被り直したDr.ブッシュはこちらを向いた。
「言っておくが私はギャグが嫌いだ。ギャグを口走る者は処刑するのでそのつもりでいたまえ。
で、この病院になんの用かね?」
330斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/09(金) 02:57:57 0
ギャグが通用しないなら奥の手だ…この手はあまり使いたくなかったけど…ッ!

「あのね、ちとせは、ままにあいたいの、ままのところまで、つれてってほしいの…(?.?」

ボクだって魔王の娘、誘惑の魔法ぐらい心得てるッ!うるうるはお手軽かつ強力ッ!
こういうマジメな奴ほどよく掛かるんだッ!
…ドクターが御姉様萌えだったらどうしよう、とかそういうのは関係ないッ!
331斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/09(金) 03:11:40 0
しかし効いていない、なぜだッ…?
ボクは手鏡を取り出して、ちゃんとうるうる目が出来ているか確認したッ!
すると…

つれてってほしいの…(?.?」

…しまったッ!失敗していたのかッ!
慣れない事はするものじゃないかッ…!!!
332超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/09(金) 16:19:20 O
ちとせの誘惑は効果を発揮しないようだ。
超紅も力押しは得意だが誘惑や情報収集は苦手分野だ。
どうしたものかと考えていると。
「わかった。君たちも母を捜して三千里。
苦労もしてきただろうから、面会くらい許してあげよう。来たまえ。」
誘惑は失敗したが誠意は伝わったようだ。
「良かったですね。お母さんに会えそうですよ」
ちとせに声をかけてDr.ブッシュの後を追う。

「ここだ」
Drが足を止めたのは、エレベーターで降りた地下666階の666号室の前だった。
前に聞いた部屋番号と違う気がする。
その上、ドアの張り紙には『このドアをくぐる者一切の希望を捨てよ』と書かれていたりする。
超紅はドアを調べてみた。
やけに頑丈に作られていて、檻のようである。
鍵がなければハンマーかバズーカが無いと開かないだろう。
「入る前には手を消毒したまえ」
Dr.が警告してきた。
333首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/09(金) 22:57:49 0
「そこに入ってくれ」
そこには“消毒液”という看板が立ったプールがあった。
見るからに怪しげである。
試しにDr.のヅラを剥ぎ取って投げ込む!
「何をする!?」
ザザザアアアアア…
消毒液のプールの中からハゲのじいさんが現れた!
投げ込まれたヅラを嬉しそうに頭にかぶる。
「我は消毒液の妖精……。ヅラを捧げた褒美にこれをあげよう」
つ【檻の鍵】
その光景を見たDr.ブッシュが放っておくわけが無い!
「消毒液の妖精とは……ふざけすぎだ!おふざけは許しまへんでーー!!」
消毒液の妖精に猛然と突撃!そのまま戦闘突入!
「よし!今のうちにいくぞ!」
334斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/10(土) 03:14:06 0
ボクは鍵を開けたッ!
中には、口だけ完全にニワトリ化した母さんが手をバタつかせてコケーッと鳴いていた…
母さんッ!よかった、もっとニワトリ化が進んでいたらどうしようかと思ったッ…!
そう言って、ボクは母さんに歩み寄ろうとしたその時…!
母さんは何故かボクたちを見て何かに脅えているッ…?!
そしてすかさずボクの腰から拳銃を抜き取り、ばあやに向けて構えたッ!!!
母さんはボクに「今すぐターミネーターから離れなさい」とばかりにコケーッと鳴いたッ!
大丈夫だよ母さん、今のばあやは母さんを助けてくれるッ!
ばあやは言う…「ばあやはちとせお嬢様とリリス様をお守りするようプログラムされておりますじゃ」
そうだよ、今のばあやは母さんを襲ったアンドロイドじゃないッ!
しかしッ!母さんは「信用できないわッ!!!」とボクの肩ごしに撃鉄を動かしたッ!
その時、ボクたちの背後から、他の患者の叫び声がしたッ!
ばあやは感づいたッ!「ターミネーター2が再び追って来ますじゃ」
蒸発したハズなのにッ!?奴は無敵かッ!
335超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/10(土) 17:15:06 O
母親と会っても感動の再会とはいかないようだ。
ターミネーター2が病室をめざし迫ってくる。
なぜか動きがカクカクしていた。
「蒸発したはずなのにまだ動けるとは驚きですね」
超紅の言葉にターミネーターは笑った。
「俺の体は液体金属だったからな。蒸発したのは水分だけさ」
どうりで動きがぎこちないはずだ。
「待っていろ。すぐに元の体に戻ってやるからな」
ターミネーター2は消毒液のプールに飛び込んだ。
音を立てて消毒液の水分を吸収していく。
「今のうちに逃げましょう」
超紅はみんなをエレベーターの方に誘導した。
もちろん時間稼ぎのため、罠の代わりにバナナの皮を置いておくのも忘れない。
336首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/10(土) 22:49:10 0
消毒液を吸収したターミネーター2はグレードアップし
両手にマキロンを装着した。
「汚物は消毒だーー!!」
と、マキロンを激しく噴射しながら迫ってくる!
バナナで転んでいる間にエレベーターが到着し、駆け込む!
「下に参るでごわす」
エレベーターにはなぜか相撲取りが乗っていた。
ビーッ! 重量オーバーになった。
「誰か降りて下さいでごわす」
相撲取りのようなエレベーターボーイは非情にも言い放った!
337斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/11(日) 05:22:25 0
そっか、誰か一人が残れば良いんだね…
じゃあ、母さん、ごめん…お願いします…

…じゃなくて、ボクが残るッ!
1.5頭身と超紅はボクよりずっと強いし
ばあやだってきっと母さんを守ってくれるッ!
だから母さんッ!みんなと一緒に行ってよ!
ターミネーター2の方へッ!
ボクはエレベーターに残るッ!!!
338超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/11(日) 17:52:20 O
「ちゃうやろ!」
とりあえず、ちとせにツッコミを入れてから、一同を見回した。
「やはり公平に一番重い人が降りるべきでしょうね…」
視線は当然エレベーターボーイの所で止まった。「おいどんがいないとエレベーターは動かないでごわすよ!」
見苦しい言い訳を始める相撲取りを外に蹴りだして、緊急脱出ボタンを押す。
ドアが閉まってエレベーターは下に向かって動き出した。
「これで一安心ですね」
超紅はガラス貼りのエレベーターから外を見た。
「逃がさんでごわすぅぅぅぅぅ!」
「逃がさんぞぉぉぉぉぉ!」
相撲取りとターミネーター2が、エレベーターより速く下に落ちていった。
先回りされてしまいましたね…
339首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/11(日) 23:50:44 0
超紅の機転によりちとせの脂肪フラグは回避された。
しかし、相撲取りとターミネーター2がタッグで襲って来たら大変危険。
なんとかしてここから脱出する必要がある。
そうだ!緊急用ボタンがあるじゃないか!
「うおりゃあああああああ!!」
ボチッ!ウィイイイイン……
――脱出します、脱出します、どこに脱出するかは知りません――
エレベーターの空間転移が発動した!
340超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/12(月) 17:37:48 O
虹色の光に包まれてエレベーターは転移を開始した。
待つことしばらく。
ーー到着しました。扉を開きますーー
アナウンスが流れて勝手にドアが開く。
そこにはエレベーターが降りてくるのを待つ、ターミネーター2と相撲取りの背中があった。
なんという偶然、エレベーターは病院の一階に到着したのだ!
「遅いな。そろそろ降りてくる頃だが」
「おいどんを百貫デブと言った罪、体に叩き込んでやるでごわす」
二人はまだ気付いていないようだ。
静かにこの場を離れるように合図しながら、ゆっくりゆっくり移動する。
341斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/12(月) 17:51:22 0
おいッ!そこのデブッ!
ボクはエレベーターボーイを指差して叫んだッ!!!
よくもボクに大恥をかかせてくれたなッ!
ボクは…ボクはッ!(カン)キミをッ!(カン)絶対にッ!(シャキーン)
べ、別に許したワケじゃないんだからねッ!!!
342名無しになりきれ:2007/03/12(月) 21:08:02 0
ビイム
343首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/13(火) 00:31:04 0
相撲取りを指差したちとせの指先から眩い閃光が放たれた!
ちとせはビイムという技を習得していたのだ!
相撲取りのまわしが粉々になって散る!聞きしに勝る凄まじい破壊力!
仕返しに相手にも恥をかかせてやろうということらしい。
それを見たターミネーター2が絶叫する!
「きゃああああああああ!!変態!!いやあああああああ!!」
ターミネーター2は案外純情だった!叫びながら相撲取りに激しい攻撃を加える!
あ、ちなみに画面上では●で隠れているのでご安心ください。
344斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/13(火) 07:33:45 O
ボクの指からビィム…まさかゼロ丸ッ!?
いや、零丸は密着しないと撃てないハズだッ…!
じゃあ、一体どうして…まさか母さんがハルヒッ!?
いや、単に増幅のアリスの持ち主かッ…?
ソレともボクは実は悪魔の子ッ…!?
345超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/13(火) 21:06:19 O
意外と純情なターミネーター2は、もしかしたら女性なのかもしれない。
しかし、混乱しているのは敵だけかと思えば、味方も混乱しているようだ。
「同士討ちしているうちに逃げましょう」
無理矢理みんなを押しながら出口を目指した。
一階についているので出口はすぐ見つかった。
超紅はドアを開けようとしたが、鍵がかかっている。
「退院の前に入院費用をお支払いください」
誰かが声をかけてきた。
白衣の織原さんだった。
「お会計全部で7000万円になりまーす。
お支払いはカードですか?現金ですか?」
超紅は手持ちのカードを確認したが、ぶっ飛びカードとリニアカードしか持っていなかった。
「誰か支払いお願いできますか?」
他の人に頼ることにした。
346首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/13(火) 23:23:38 0
「特政令カード!」
迎えに出てくれていたポチが徳政令カードを使ってくれた!
7000万円の入院費はチャラになった!
ア○ムやプ○ミスは大損害が必至である。
とにもかくにも、ちとせの母親は救出され
アキヴァルハラに乗り込んで逃げるように発進した。

医務室に寝かされたちとせの母親を囲んで首を捻る一行。
挙句の果てには自称魔法使いの巡礼者が様々な魔法を試みる。
「マハリクマハリタヤンバラヤン☆」
何十人目かの自称魔法使いが呪文を唱えたとき、眩い光がちとせの母親を包み込んだ!

――その頃――
「ここが…聖地……」
「そうだ。時の流れに埋もれし4つの聖地の一つ、ハルヴァルハラ!」
管制室のような場所に、アフロ仮面とアフロ組はいた。
自転車のような人力発電機のペダルを息を切らしながら超スピードで漕ぐ。
「聖地ハルヴァルハラ、発進!!」
轟音と振動。
「待ってろよ……ちとせ組……4つの聖地を我が物にして私は新世界の神になる!
この世界をアフロで覆いつくすのだ!」
アキヴァルハラとよく似た構造の都市、聖地ハルヴァルハラが海の彼方より出撃した!
後に全世界を巻き込む大戦争の始まりである……!
347斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/14(水) 02:43:11 O
母さんを救った魔法使い…それは「チンカラホイ♪」のドラミちゃんだったッ!!!
母さんッ…やっと、元の姿に戻れたんだね…!
抱きつこうとしたボクに顔の向きも表情も買えないままエルボー…グファ!
「ちとせ。貴女と違って私はノンケなのよ。むやみに抱きつかないで。」
くッ…最後に「。」がつくなんて、母さんはサンデーキャラだったのか…ッ!?
ってゆ→かボクはいつからガールズラブキャラにされたんだッ!?
「ともかくリリス様、また追っ手が来るかも知れませぬぞ?」
「大丈夫。もう敵はニワトリ化クッキーを持ってないわ。それに」
母さんはポケットからモンスターボールを取り出してさらにその中からクスリ瓶を取り出したッ!
「解毒剤…アポトキシン4869よ。」
母さん、それは解毒剤じゃない…ッ!
名探偵の江戸川クンが飲まされた変なクスリだッ!
348超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/14(水) 17:16:41 O
ちとせとリリスのやりとりは、それはそれはアットホームな雰囲気を作り上げた。
「家族って良いものですね」
柄にもなく超紅もしんみりモードである。
が、突然の警告音が、しんみりモードを粉砕した。
「ロックオンされました!」
ポチが大声で報告した。
何者かにアキヴァルハラが狙われているのだ。
「いったい誰が?」
超紅はメインスクリーンを見た。

そこにはアキヴァルハラによく似た、移動都市があった。
違うところは、都市のてっぺんに乗せられた、アフロ型のかつらだけである。
これこそ海を越えやってきた、ハルバァルハラの雄姿であった。
メインスクリーンが切り替わり、アフロ仮面の顔が大写しになる。
「待たせたな、ライバルよ!
今こそ誰が最強かはっきりさせてやるぞ!アフロ砲、発射準備!」
アフロ型のかつらが光輝き、みるみるアフロエネルギーを充填し始める!
349首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/14(水) 23:53:29 0
ドゴオオオオン!!
発射されたアフロエネルギーが不定形のモシャモシャ物質となって襲い掛かってくる!
「大変だ!あれに当たるとアフロヘアーになってしまう!」
「ここはドラミに任せて!」
ドラミちゃんが率いる自称魔法使いたちが魔法障壁を展開し始めた!
「無駄な足掻きを……冥土の土産に教えてやる!ニワトリ化クッキーを発売して
全世界に大ヒットさせたのはこのアフロ組だ!」
スクリーンに映ったアフロ仮面がニワトリ化クッキーを見せつけ……そして食べた!
「うむ、美味い」
「親分、食べてますよ!」
「しまったああああ!!つい食べてしまったああああ!!」
そして、解毒剤アポトキシン4869はこちらの手中だ!
350斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/15(木) 11:19:07 O
だからアポトキシンは解毒剤じゃないってばッ!
飲むと体は子供、頭脳はそのまま!になっちゃう劇薬だッ!
何なら飲んでみるか首領パッチ!この1.5頭身めッ!
…つーか子供の時の首領パッチって…どんな姿だったんだッ…!?
気になる…気になるッ!
「強制的に飲ませればいいじゃない。」
あッ!?母さん、ちょ…おま…
351首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/15(木) 23:27:06 0
「ぐぎゃああああ!!」
勢いでリリス様に変な薬を飲まされるオレ。

コンマ数秒間の間に、首領パッチ操縦室ではこの様な会議が繰り広げられた。
【声優】:ってか首領パッチってアルプスの水の妖精じゃん。
この薬飲んでも普通にそのままじゃない?
敏腕編集者:バッカモーン!それじゃあ全然面白くないだろが!!
【声優】:へいへい。じゃあちょっとひねります。

もくもくもく……。辺りに白煙が立ち込め……煙が収まってみると……
そこにはコパッチがいた。

敏腕編集者:これのどこが捻っただと!?首領パッチの
子供バージョンがコパッチって当然だろが!
【声優】:違います!首領パッチとコパッチは別の生き物…アッ――!!

「きゃわゆーい!!」
敏腕編集者と【声優】の激しい打ち合わせを知る由も泣く
リリスはコパッチに抱きついた!コパッチは結構可愛いのだ。
もちろん次のシーンでは何事も無かったかのように首領パッチに戻っていると思われる。
352超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/16(金) 15:10:35 O
「コケーーッ!!!」
スクリーンに映るニワトリが叫んだ。
「俺を無視するな!早く解毒剤をくれ!お願いします!
と言っている」
アフロ組の女性組員が通訳した。
哀れアフロ仮面はニワトリになってしまったのだ!
とさかの代わりに、アフロが生えているので、間違えて食べてしまう心配は無さそうである。

「解毒剤…と言われましても」
超紅はリリスの持つ毒薬を見た。
解毒は諦めた方がよさそうだった。
「コケコーー!!」

またアフロニワトリが叫んだ。
「解毒薬はフユヴァルハラにいるシェリーが作れる。
取ってこい。取ってきて下さい。お願いします!と言っている」

とてもそんな長いセリフを言っているように聞こえない。
とりあえず超紅は、フユヴァルハラの場所を思い出そうとした。
「確か…氷に閉ざされた場所にあると聞きましたが…」
そんな場所の心当たりが無かったりする。
353斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/16(金) 18:11:54 0
ニワトリ組長が叫び、そして通訳が喋るッ!
「コケコーーーーーーーッ!!!」
「こうなったらドラミを誘拐してニワトリ化解除の魔法をチンカラホイさせるのだッ!」
今度はドラミちゃんが狙われているッ!
ドラミちゃん、一緒に逃げようッ…って、ドラミちゃん、どこに行ったッ!?
「ドラミちゃんなら、向こうでシャワー浴びてるわよ。」
母さんッ!どうしてドラミちゃんを独りにしたッ!?
とにかくシャワー室へ急ごうッ!
354首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/16(金) 22:46:25 0
アフロ仮面がニワトリ化したことでアフロ砲は回避された。
ドラミちゃんがいるシャワー室に急ぐ。
「ドラミちゃん、無事か!?」
そこには、凄惨な光景が広がっていた。
床には、ドラミちゃんをさらいに来たらしい
アフロ組の組員が氷付けになって数人倒れている。
ドラミちゃんは黒装束の人物に連れ去られようとしていた。
「私は氷の魔女……聖地フユヴァルハラを統べる者……
素晴らしい魔力を持つこの者はいただいていく!」
氷の魔女は古来より伝わる伝説の呪文を唱えた!
「布団が吹っ飛んだ」
ブリザードが吹き荒れる中、空を飛んでやってきたのは、一組の布団。
空飛ぶベッドと対になる遺産、空とぶ布団だ!
ドラミちゃんを抱えた氷の魔女は空飛ぶ布団に飛び乗った!
355超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/17(土) 19:03:27 O
吹き荒れるブリザードに、目を開けていることも出来ない。
ようやくブリザードがおさまると、すでに氷の魔女も、ドラミちゃんもいなかった。
「くっ!逃げられてしまうとは!」
悔しさを壁にぶつけると、パイプが壊れたのか壁からお湯が噴き出し、超紅はずぶ濡れになった。
その代わり、お湯を被ったアフロ組の氷も溶けた。

「魔女の奴、俺たちの目の前でドラミちゃんをさらっていったんだ!」
「頼む!ドラミちゃんを助けてくれ!」
泣きながら頼むアフロ組組員たち。
自分たちもドラミちゃんをさらいに来たのは忘れているようだ。
しかし、魔女はどこに逃げたのか…
356斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/18(日) 04:51:00 O
いや、これでフユヴァルハラの場所が分かる…ばあやッ!
ボクの背中にしがみついてたばあやは解析を始めたッ!
「東経135°北緯13°高度1000m 5時の方角へ150km/hで進行中ですじゃ」
ばあやは成長している、最終兵器としてッ…!
「そうと分かったら、とばすわよ。」
アフロ組長がコケーコココ…と瞳を潤ませるッ…
「『リリスさん、助けてくれるんだね…ッ!』だそうです」
「か、勘違いしないで。私は断じてあなたなんかに興味はないのよ。ただあの子に死なれたら寝覚めが悪いだけ…それだけなんだからね。」
どこかのツンデレみたいなセリフにちょっぴりキュン…どぐをぁ!
「…母親に萌えるな馬鹿娘。」
蹴らないで…痛いからッ!
357斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/18(日) 13:17:32 O
ところで母さんッ、とばすってなにでとばすの…?
「ちとせ。あなたにマグロを渡したのは誰。」
うん、あのマグロは昔母さんからもらった大事な…
「マグロバットホームランを教えたのは。」
あれは元々母さんの技ッ…!
「正確には師匠がいるけど、そうよ。」
まさか…
「ばあや、トスなさい。マグロバット・千本ノック!!!!。」
母さんの二つ名は、鬼監督リリスッ!
父さんはその時の選手だったんだッ…!
次々と冷凍マグロで吹っ飛ばされるボク達…ッ!
「声が小さい。しっかり声出しなさい!!!。」
よっしゃコーイッ!!!…ぐほぁッ!
358名無しになりきれ:2007/03/19(月) 10:32:20 0
にらえもん!!
359首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/19(月) 11:23:04 0
マグロバットホームランでフユヴァルハラに一直線!!
かと思われたがフユヴァルハラは予想以上に遠く、失速してきたようだ。
「ヤバイ!落ちたら死ぬ!」
そこで、某国民的キャラクターを召喚することにした。
「ド○えもーん!!」
すると、地平線の彼方より変な生き物が飛んできた。
「あんた誰!?」
「ヴォク、ニラえもんです。妹のドラミちゃんを助けるために参上しました」
変な生き物は変な物体を取り出した。
「はい、タケノコプター!!」
360超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/19(月) 13:05:19 O
「どこに装着するんですか?」
超紅が聞くと、ニラえもんは頭にタケノコプターを刺した。
「こうやって頭に刺して使うんだ。さあ、捕まって!」
タケノコプターはぐんぐん伸びて、先端は雲に隠れ、見えなくなった。
「先がフユヴァルハラに刺さったら、一気に飛ぶから。
きちんと尻尾に捕まって…キター!」
あわててタヌキのような尻尾に捕まると、棒高跳びの用に、タケノコプターがしなった。
その反動を利用してニラえもんの体は大空に飛び立つ!
目指すは冬の聖地フユヴァルハラ!

…遠くでニワトリの鳴き声が聞こえる。
下を見ると、白い何かが落ちていくのがチラリと見えた。
手(?)をはなしてしまったアフロ仮面だ。
361斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/19(月) 22:33:11 O
「目がー、目がー」と言いながら落ちていくアフロ組長を助けたのは…!
「何してるのよ。…ばっかじゃないのっ。」
そう言って頬にキスしてたッ…
離婚調停があるならボクはどっちについて行けばいいんだッ…!?
いいや娘として離婚なんて阻止してみせるッ…じっちゃんの名にかけて!
とにかくその前にフユヴァルハラだッ!
あの100Fを越える超難関隠しダンジョンを制するのはボク達だッ!
362首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/19(月) 22:57:16 0
――聖地フユヴァルハラ――
聖地フユヴァルハラ1F、巡礼者を最初に待ち受ける難関は、巨大なスキー場。
が、しかし!!今年は暖冬だった!雪の降らなさに、経営者は号泣していた。
そこに回転しながら突き刺さるタケノコ!!続いて落ちてくる変な人達!

ドサドサドサッ!!
「あ、あんたたち何ですか!?」

その時、空から白いものがはらりはらりと舞い落ちてきた!
「雪……雪だーーー!!経営再開だーーー!」
狂喜乱舞する経営者。
タケノコの回転力により上昇気流が巻き起こり、雪が降ってきたのだ!
363超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/20(火) 18:49:34 O
「恩人のみなさんには無料でスキーを楽しんでいただきます!」
太っ腹な経営者のおかげで、1F探索はうまくいきそうである。
問題はスキー用具が人数分揃わない事だ。
「ニラえもん、なんとかしてよー」
「自分の力でがんばらないと、ダメな大人になるよ」
ニラえもんが協力を拒否したので、説得を試みる。
「少し体育館裏で話し合いましょうか」


数分間に及ぶ話し合いの後、別人のようにニラえもんは物わかりがよくなった。
「ニラえもん。一気にボス敵と戦える道具はない?」
「しょうがないなぁ超紅さんは。
ハイ!【どこでもボス】!
このドアを開けると、どこでもボスと戦えるんですよ。超紅さん」

急に敬語を使いだしたニラえもんは、極秘道具を取り出した。
364首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/20(火) 23:16:43 0
どこでもボスを開けてみようとする。しかし、開かない。
立て付けが悪いようだ。ニラえもんが言った。
「ボスを呼び出すにはそれなりの儀式が必要です」
「具体的には?」
「裸踊り祭りです」
そう、某島国の神話で、えらい神様が引きこもったときに
部屋の前で裸踊りをしたら出てきたという由緒正しい儀式である!
「よし!オレとお前で踊ろう!」
普段から裸の非人間キャラは反則かもしれないが気にしてはいけない。
この方法でラスボスを召還するにはドアが開いたときに鏡が必要。
スキー場経営者が来てヅラを外した。
「私の頭なら鏡の変わりになるはずです!」
オレとニラえもんはどこでもボスの前でラジオ体操を始めた!
365超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/21(水) 15:11:44 O
「その方法だと、出てきたボスを引っ張り出す役が必要ですね」
超紅は【どこでもボス】の脇でスタンバイした。
後はボスが顔を見せるのを待つだけだ。


ラジオ体操が第二に入ったとき、【どこでもボス】が勢いよく開いた。
「うるさいんだよあんたら!
人の頭の上でぎゃーぎゃー騒ぐんじゃないよ!!」
昼寝中だったらしい氷の魔女が飛び出してきた。
「ったく。いいかい!寝起きのあたしは機嫌が悪いからね!
こんどやったら、全員氷漬けにしてやるよ!」
言いたいことを言って気が済んだようで、帰ろうとする。
「おっと」
超紅は逃げられないよう入り口を閉めた。
「し、しまった!これは孔明のワナだ!」
ようやくワナを見破った氷の魔女が叫ぶ。
後は氷の魔女を倒し、ドラミちゃんをとりもどすだけですね!
366斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/22(木) 01:15:38 0
問題はどうやって倒すかだッ…!
オバサンとはいえ、これでもボスだッ…そう簡単にはへこたれないッ!!!
オバサンパワーは凄いッ!電車の座席だって横取り出来るッ!
バーゲンセールプレスだって効きやしないッ…!
だが、氷の魔女とはいえ、きっと冷え性には困っているッ!!!
だから金銀パールのブリザードをプレゼントしてやるッ!!!
猛吹雪で足腰が冷えれば氷の魔女だって立ってはいられないはずだッ!!!
367超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/22(木) 14:27:03 O
「ふん!こんな寒さなんか効かないよ!
なにしろあたしは、伝説の服、火ネズミの毛皮を着てるからね!」
氷の魔女は自分の服を見せた。
それは毛皮の服ではなく、ただのネグリジェだった。
昼寝中は毛皮の服は着ないからだ。

「ひいいー!寒い寒い!!ブリザードを止めてーーー!!!」
「止めてもいいですが、ドラミちゃんを返してもらえますか?」
超紅が聞くと、氷の魔女はがっくりと肩を落とし、【どこでもボス】を見た。

「あたしの部屋でトラ焼きを食べてるところさ…」
ドラミちゃん救出はもうすぐですね!
368首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/23(金) 10:18:03 0
どこでもボスをくぐると、ドラミちゃんがコタツに入って
トラの丸焼き、通称トラ焼きを食べていた。
「ドラミちゃ〜ん、帰るよ」
が、ドラミちゃんは聞く耳を持たない。
これは罠だ!
大好物のトラ焼きを食べさせることによって帰れなくさせようとしているのだ!
369斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/23(金) 11:54:06 0
こんなトラ焼きッ………美味しそうだッ!!!
ぱくっ。。。。。。。。。。。。
んまい!!!!
うーーーーーまーーーいーーーぞおおおおおお!!!
この絶妙に効いた隠し味ッ!?これは何だッ!?
「そのからくりは、これさッ!」
氷の魔女はアルコール度数のめがっさ高いヲッカを取り出したッ!
このをっかが、かくひあじとなっれ、ぜつよーなあじお…
べにー、どんぱっちー、これおいしーよ?
いっしょにたべよーよー?…えっく…えっく…うえーん!!!
370超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/23(金) 17:59:33 O
「くっくっくっ…トラ焼きを食べてしまったようでごわすな……」
急に氷の魔女が笑い出した。
この変な語尾は…
「あなたは偽物ですね。正体を表してはどうですか?相撲取りさん」
超紅の言葉に、氷の魔女は服を脱いだ。
なんと!氷の魔女は倒されたはずの相撲取りだった!
「おいどんの変装を見破るとはやるでごわすな!
だがおまえ達は、おっか入りトラ焼きで酔っているところでごわす!
江戸の敵を長崎で打つでごわすよ!」

相撲取りは肉の間から鉄砲を取り出した。
「おいどんの鉄砲乱れ打ちをくらえでごわす!」
371首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/23(金) 20:49:13 0
相撲取りが取り出した鉄砲は二つ。
右の鉄砲からはおびただしい量のラーメンが飛び出した!
そして左の鉄砲からはスープが!
「ぐああああああああ!!」
「長崎チャンポンの力を思い知ったでごわすか!?」
オレは言った。
「この技には致命的な欠点がある……、具が無い!」
相撲取りは凄惨な笑みを浮かべて応える。
「具は……お前らでごわす!!どんぶり召・喚!!」
ゴゴゴゴゴ……!
地響きを立てながら周囲に円形の壁ができ、天に向かって聳え立つ!
オレ達は巨大な現れた巨大などんぶりの中に入ってしまった!
注がれる麺とスープの勢いはとどまるところを知らない。大ピンチだ!
372きりはりゃ ちとちぇ ◆w7amlh8fkU :2007/03/23(金) 21:22:42 O
うええん…すーぷいっぱい…おいしそぉだよぉ…ひっく
いっただっきまあす…おおきなおくちをあけましてえ…
ズゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォッッッ!!!

…ったくッ!全部飲み干したら酔いが覚めたじゃないかッッッ!!!
せっかく人がほろ酔いでいい気分になっていたのに…台なしだッ!!!
それにしても、なんて量なんだ…飲み干したからにはもう大丈夫…ッ
うぷ…これだけの一気飲みをしたら気持ち悪くなってきた…ッ!
う…ぅぇ…
373斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/23(金) 21:27:33 O
ともかく…き、決めセリフぐらい言わなきゃ…ッ!
ボクの胃袋は…宇宙だッ!(…ぉぷ
き、決まった…ぅぇ
374超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/24(土) 17:50:22 O
「ば…ばかな…おいどんも食べきれなかったちゃんぽんを…」
ちとせの超人的活躍は、相撲取りに大ダメージを与えた。
「勝負有りましたね。ドラミちゃんを返してもらいますよ」
超紅が言うと、相撲取りは黙ったままうなずいた。

「ただいまの決まり手は〜食べ尽くし〜食べ尽くしで〜ちとせ山の勝ち〜」
どこからともなく行司の声が流れてきて、ちとせの勝利を祝っている。

超紅が、ドラミちゃんのところに近づくと、足下に残っていたスープが人型に変わった。
ターミネーター2が変身していたのだ。
なぜか日焼けしたような色をしていたりする。
「俺を忘れてもらっちゃ困るな。
見せてやるぜ!ナツバァルハラで身につけた力をな!」
ターミネーターはいつの間にか、ナツバァルハラを見つけ、そこで奥義を編み出していたのだ!

「奥義!サンライトアターック!!」
ターミネーターの金属の体が、猛烈な光を発射する!
375首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/24(土) 22:55:51 0
ターミネーター2が「とにかくド派手な技が欲しいです!」といって
ナツヴァルハラで習得した技……サンライトアタックが今、炸裂する!

ターミネーター2は サンライトアタック を放った!

首領パッチ の HP が 全回復 した!
超紅 の HP が 全回復 した!
ちとせ の HP が 全回復 した!

実はサンライトアタックは、画面効果が必要以上にド派手な
赤外線照射による回復技だったのだ!
376斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/25(日) 09:49:14 O
ぐあああああああああッッッ!!!
確かにHPは回復したッ…しかし体中には激痛が走って動けないッ!
くそッ、ボクは魔王の娘だから…この血が…この血がそうさせるのかッ!
……誰か……日傘…をッ…!
377超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/25(日) 17:57:08 O
「日傘?さすがに持っていないですね…」
ちとせが突然苦しみだしたので、光を消そうとしたのだが、無い物は無い。
「そうだ。あの技なら光を消せますね」
超紅が思いついた技を使用すると、たちまち黒い霧が立ち込めた。
辺り一面光を通さない真っ暗闇である。
これで血吐瀬は救われた。
問題は、ターミネーター2がどこにいるか分からない事だ。

「馬鹿め!俺は遠赤外線が見えるので、こんな暗闇何ともないぜ!」
ターミネーターは、ビームを発射。
ビームははるか彼方に飛んでいった。
実は見えていないのだ。
378名無しになりきれ:2007/03/25(日) 20:09:12 0
あんた俺の髪の毛よくも焼いてくれたな!!
379首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/25(日) 22:01:25 0
「あんた俺の髪の毛よくも焼いてくれたな!!」
ビームが飛んでいった方向から怒声が響いた!
続いて辺りが明るくなる。もちろんハゲ頭による光である。
髪の毛が無残に全部焼け、見る影も無くなったアフロ組の組員がいた。
心配になって様子を見に来ていたようだ。
「食らえ!サンライトアタック!!」
「その技なら私も習得済みだ。サンライトアタック!!」
アフロ組の組員とターミネーター2が不毛なサンライトアタック対決を始めた!
「よし、今のうちにフユヴァルハラの封印を解除して制圧してしまおう」
380斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/26(月) 05:59:40 O
ぎゃああああああッッッ!!!
二人のサンライトアタック合戦なんて最悪だッ…!
こうなったら…








逃げるッ!
381名無しになりきれ:2007/03/26(月) 10:01:24 0
だが回りこまれた
382超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/26(月) 19:02:22 O
逃げようとしても逃げられないなら、戦うしかない。
「ここは俺にまかせて、おまえ達は速くフユヴァルハラの制圧を!
時間がないんだ!!」
さけぶアフロ組員のサンアタックが、威力を落としてきた。
頭に毛が生えだしてきたからだ。
「わかりました。なんとかしばらく持ちこたえてください」
奥にあるコントロールルームに向かう。

「ぱすわーどを入力してください」
機会音声の指示に従い、文章入力する。
【開けゴマ】
「ぱすわーどが違います。
後二回以内に正しく入力しないと、機密保持のため、この都市は自爆します」

チャンスは後二回ですか…
383斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/03/26(月) 19:34:07 0
助けて…ばあや…ッ!
♪ざざんざんざざん!ざざんざんざざん♪
ターミネーターのテーマと共に颯爽と現れたマイヒーローッ!
ばあやッ!パスワード解析だッ!
「承知しました、お嬢様」
ばあやの腕がガコンと折れて、中から沢山のコネクターが飛び出すッ!
そして、そのコネクターがパスワード入力用の画面に近づき…
カタカタカタカタカタカタカタカタッ!
コネクターでキーボードを入力し始めたッ!
物凄い高速タイピングだッ!!!
384首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/26(月) 20:15:49 0
ばあやの入力が完了した。
その言葉は究極にシンプル、そしておそらく誰も気付かないであろう……
【ぱすわーど】!!
ぱすわーどを入力してくださいといっているのだから当然といえば当然である。
「ターミネーターによりぱすわーどが一万回入力されたことを確認しました」
聞いたことがある。フユヴァルハラの封印を解除するには
管理用のターミネーターが必要だと。
「未来都市フユヴァルハラの封印を解除します」
見るからに未来的な装置が次々と起動していく!
385名無しになりきれ:2007/03/27(火) 09:45:21 0
フッジサーン!!
何か別のものも起動した
386名無しになりきれ:2007/03/27(火) 21:49:54 0
な、なんてこった!!
387超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/27(火) 22:32:46 O
突然外で大きな爆発が起こった。
フユヴァルハラのモニターが、外の様子を映し出す。
そこでは、地中からタケノコのように、山が突き出して来ていた。
その特徴ある形は…
「あの山はフッジサーン!」
超紅の記憶が確かならば、フッジサーンは天井都市バァルハラへの道。
世界の天井につながるただ一つの山なのだ。
「まさか、四都市の起動がフッジサーン起動の鍵だったとは…」
388 ◆GOIKwBjB.g :2007/03/28(水) 18:53:49 0
――その頃、ニワトリアフロ仮面とリリスは……
二人は禁断の愛の逃避行をしていた!
ニワトリを抱いたリリスは聳え立つフッジサーンを見上げる。
「ああ、あれは天井都市ヴァルハラへと続く道……!」
「コケッ!」(離してください)
「行きましょう!私たちが結ばれる唯一の場所へ!」
「コケーッ!!」(行きたくねーーっ!!)
リリスはジャンプしてフッジサーンの火口へとびこんだ!
ドドーン!!
聳え立つ光の柱! 二人は伝説の天井都市へと旅立った!
389超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/29(木) 16:57:08 O
フッジサーンの火口から、誰かがヴァルハラに旅だったようだ。
「待て!逃がさんぞ!」
「おいどんも行くでごわす!」
ターミネーター2と、相撲取りが、後を追うために光の柱に入っていく。

超紅が残った人を見回すと、アフロ仮面とリリスがいなかった。
「まさか!アフロ仮面がリリスさんを誘拐!?」
後を追わなければ。と言う前に、光の柱は膨れ上がって、その場の全員を飲み込んだ。
390首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/29(木) 23:26:52 0
――天井都市ヴァルハラ――
「天帝様、大変です!!」
「何じゃ?騒々しいのう」
天帝、つまりねっころがってせんべいをバリバリ食べながらテレビを見ている
全裸ではなく、全裸スーツを着たじいさんは面倒くさそうに応えた。
「100億年ぶりにフッジサーンが噴火しました!」
「なぬぅ!?地上から客人が来るではないか!至急もてなしの支度を!」
「はっ!」
よく分からないがろくでもないもてなしである事は確実である。
391斬腹リリス ◆w7amlh8fkU :2007/03/30(金) 00:53:59 0
「まちなさい、ニセモノの私。」
「コケッ!?」(ニセモノ!?)
「な、何言ってるのよ!あなたがニセモノでしょう!」
「コ、コケッ!?」(同じ顔が二つ!?)
「あなたは私の最大にして唯一の特徴を見逃しているわ。」
「何言ってるのよ!こんなニセモノ構ってないで行きましょう?」
「コケーッ!?」(わーッ!?)
「私はサンデー出身なのよ。だからセリフの最後に『。』を忘れちゃダメよ。」
「コ、コケケーッ!」(そ、そういえばッ!)
「バレちゃ仕方ないわね…」
「久しぶりね、氷の魔女…そのニワトリは私の今夜のディナーなの。返しなさい。」
392超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/03/31(土) 13:09:50 O
なんと!アフロニワトリを連れ出したのは、氷の魔女だった!
「食べる気だったんですね…」
まずはリリスの言葉にツッコミをいれ、超紅は氷の魔女に向き直った。
「そのニワトリを返してもらいましょうか。
一応そんな格好でも、大事な知り合いですし」
もちろん。断れば即座に実力行使出来るよう、愛用の槍を構えておくのも忘れない。

「コケーッ」
アフロニワトリが何か言ったが、超紅には分からなかった。
動物の言葉は、パンダ語と、コウモリダコ語しか知らないからだ。
ムツゴロウさんに教えてもらうべきだったかもしれない。

「くっ!生意気な!」
氷の魔女が抵抗しようとした時、遠くから音楽が近づいてきた。
それは音楽より雑音に近い音だった。
393首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/03/31(土) 20:00:43 0
雑音のような酷い音楽と共に謎の裸踊り集団がやってきた!
その先頭に立っているのは変なハゲたじいさんだ。
「やあやあ我こそは〜天帝オズマ!!♪
天井界へ〜ようこそ〜〜♪」
「「「ぎゃあああああ!!」」
そこに希望の光、警官隊がなだれ込んで来た!
「猥褻物陳列罪でタイーホする!」
「失礼な!神聖なる全裸スーツを猥褻とは!」
「ガガーン!」
頼みの綱の警官隊は大ダメージを受けてすごすごと帰っていった!
394名無しになりきれ:2007/03/31(土) 23:45:48 0
服かよ
395名無しになりきれ:2007/04/01(日) 22:28:42 0
兄貴!!
396名無しになりきれ:2007/04/01(日) 22:38:48 0
コパッチ合体
397斬腹血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/04/02(月) 04:41:23 0
「ところで…ちとせ、あなた学校は。」
え…だって今春休み…
「もう4月よ。」
…ええええええええええええええええ!!!
やばい、鬼瓦に殺される…ッ!
行ってきま〜す!
398超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/02(月) 15:19:07 O
「なんだ服かよ」「警官侮辱罪でタイーホするぞこのやろ」
空飛ぶパトカーに乗った警官達が帰り、後には騒音をまき散らす集団だけが残った。
だが、その時。リリスは笑劇の事実をちとせに告げた!
なんと!ちとせの学校はもう始まっていたのだ!
だが帰ろうにも空の上から降りられない。
どうしたらいいのか?
「兄貴!任せて下さい!」
話を聞いていたコパッチが、分裂と合体を繰り返し始めた。
たちまち地上とヴァルハラをつなぐ橋が完成する。

「では。今のうちに帰りましょうか」
「待てい!」
超紅がコパッチ橋に乗ったとき、制止の声が上がった。
なんとターミネーター2が、天帝の頭に銃を突きつけている。
「お前達!よくも俺をコケにしてくれたな!
見ていろ!今天帝と合体してターミネートしてやる!」
ターミネーターは液体になって天帝を取り込み始めた。
天帝オズマの絶叫が響いた。
399首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/02(月) 22:40:25 0
「ぎゃおおおおおおおおお!!なんの……水あめごとき食ってやるわ!!
逆ターミネーーーート!!」
天帝オズマがターミネーターを水あめのように食べようとしている!
取り込もうとするターミネーターと食べようとする天帝オズマ!
二人の人知を超えた壮絶なせめぎ合いは、数分にもわたった。
やがて二人は混ざり合い……

……全てを超越した究極の超次元的生命体が誕生した!
「フハハハハ……!!我が名はターミネーターオズマ!!
天と地を統べる者なり!愚かな人間どもよ……我が前にひれ伏すがいい!!」

その姿は……もちろん全裸スーツだ!オレは叫んだ!こいつの弱点が分かったからだ!
「みんな!全裸スーツの股間にはりついているキノコを引っぺがせ!
こいつの唯一の弱点だ!」
400超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/03(火) 23:34:58 O
「キノコですね?分かりました」
超紅は槍の穂先ですっぱりキノコを切り落とした。
こんな時は、ひと思いに切るのが一番痛くないはずだ。

「わ…我がスーパーキノコがーーー!」
なんと!キノコを失った、ターミネーターオズマの身長は、半分になってしまった!

「くっ!なぜ我が弱点が!
キノコ!キノコはどこだ!」
禁断症状でも出たのか、必死にキノコを探すターミネーターオズマ。
その目に、ハテナマークのついた、空飛ぶブロックが見えた。
「もらったー!!」
渾身の力でオズマはブロックを叩いた!
401名無しになりきれ:2007/04/03(火) 23:38:16 0
ブロックからは紫色のキノコが現れた。
402首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/05(木) 12:26:05 0
♪てっけてっけてってってーん♪
ふざけたゲームオーバーの音楽とともに
毒キノコにあたったターミネーターオズマはあっけなく死んだ。
取り巻きたちがざわめく。
「天帝様がお亡くなりになられた!!」
「世界はお終いだ……!!

一方、ニワトリアフロ仮面が、後に残された紫色のキノコに突如猛ダッシュ!
「これこそニワトリ化を解く解毒剤!」
そしてそのまま食べた!
403超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/05(木) 19:46:14 O
パクッ
ニワトリアフロ仮面は一口で猛毒キノコを呑み込んだ。
あまりの速さに、超紅も止めることができない。
「コッ…コッケーーーー!!」
たちまちアフロ仮面の体が溶け始める。

「なにか解毒剤を…」
超紅が解毒剤を探している間に、アフロ仮面は完全に溶けてしまった。
後には、紫色の液体だけが残った。

だが、アフロ仮面は死んではいなかった。
液体が集まり、再びアフロ仮面はよみがえった。
だが…
「我こそは…ターミネーターオズマアフロ仮面!」
なんと、キノコからターミネーターオズマの力を吸収したアフロ仮面は、さらなる進化を遂げていた!
一応ニワトリの姿ではないが、余計に大変な事になっている。
しかも名前が長い。

「どうせ滅びる世界なら、すべてをアフロに変えてやる!
アフロ菌放出!!」
ターミネーターオズマアフロ仮面が、大量の胞子をまき散らし始めた!
「うぼぁーでごわす!」
逃げ遅れた相撲取りは、アフロキノコになってしまった。

これは…大変なことになりましたね…いろいろと。
404名無しになりきれ:2007/04/05(木) 21:33:50 0
リーゼントビーム!!
405首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/05(木) 23:36:02 0
容赦なく飛び交うアフロ菌。一瞬にして当たりは地獄絵図となった。
そういえばさっきからちとせの姿が見えない。
この騒ぎのどさくさにまぎれて地上の学校に行ったようだ。
「くっ…こんな時に!」
その時!背中に「夜露死苦」と書いた学ランを着たリーゼントの男が
お子様バイクに乗って颯爽と登場した!
「私は愛と勇気と希望の使者……リーゼントマン!
普段はちとせ君の担任教師をやっている!ちとせ君から友達が危ない目に
あっていると聞いて授業を自習にして参上した!」
ちとせは地上まで助けを呼びに行ってくれたのだ!なんていい子なんだ!
リーゼントマンのリーゼントの中から鉄砲の先のようなものが現れた!
「正しきリーゼントの導きのために……リーゼントビーム!」
ターミネーターオズマアフロ仮面にリーゼントビームが直撃する!
406超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/08(日) 17:13:32 O
ターミネーターオズマアフロ仮面に、リーゼントビームが直撃。
だがターミネーターオズマアフロ仮面《略してタオアフ仮面》は無傷のままだ。
「無駄無駄無駄ーッ!天帝を傷つけることは不可能!!」
勝ち誇るタオアフ仮面は、自分の身に起きた変化に、気づいていない。

「髪型がリーゼントになってますよ」
超紅が親切に教えると、タオアフ仮面は手鏡をのぞき込んだ。
その手から鏡が滑り落ちる。
「なんじゃこりゃー!!俺様のアフロが!俺様の魂がーーーー!!!」
アフロ仮面の力の源は、頭のアフロヘアー。
タオアフ仮面となった今もそれは変わらない。
アフロヘアーが消えるとき、アフロ仮面の命も危ういのだ!
「た、助けてくれ!何でもする!何でもするから!」
はいはいをして、命乞いするタオアフ仮面。
ある意味男らしい姿である。
407首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/08(日) 22:22:58 0
「安心しろ、私は君の命を奪いはしない……。リーゼントにさえなってくれれば!」
「だからアフロじゃないと死ぬんだって」
と言うと、リーゼントマンは身振り手振りを交え大演説を始めた。
「古来よりアフロとリーゼントは対立を繰り返してきた……。
しかーし!二つの髪型は今こそ手を取り合うべきだ!
私には見える。アフロとリーゼントが共存共栄するすばらしい未来が!」
リーゼントマンの頭が眩い光に包まれた!
光が収まったとき、そこにあったものは……
リーゼントの形をしたアフロヘアーだった!
「まさか……歴史の彼方に消え去ったアフロリーゼント!!」
伝説の髪型、アフロリーゼントのあまりの神々しさに、震え始めるタオアフ仮面。
「私は…私は……間違っていたのか!?
アフロこそ唯一絶対の髪型と信じアフロ以外認めなかった私は……」
「いいんだ、分かってくれれば。さぁ、共に新たな歴史の一ページを切り開こう!」
リーゼントマンはタオアフ仮面に手を差し伸べた!
408超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/10(火) 15:43:55 O
リーゼントマンの手を取るタオアフ仮面。
その髪型は、立派なアフロリーゼント。
そう!今やタオアフ仮面は、アフロリーゼント仮面として生まれ変わったのだ!
アフロ仮面の新しい出発を、拍手で全員が祝った。
アフロとリーゼント。
二つの髪型の新時代が始まったのだ。

ところでさっきから、超紅が気にしている事がある。
空を飛んでいるはずのバァルハラなのに、周囲に山が見えるのはなぜだろうか?
「あの山は前からありましたか?」
近くにいるバァルハラ人に訪ねてみる。
「や、山が!?」
「天帝様の力が失われたんだ!」
急に騒ぎだすバァルハラの人々。
それもそのはず。
バァルハラは今、地上目指して墜落する真っ最中だったのだ。
このままでは地表に激突する!
409首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/11(水) 20:28:11 0
――地上――
「なんだこれは!」
預言者が空を見上げて言った。
「2007年四月……アフロとリーゼントが和解せし時
恐怖の大魔王襲来し世界は滅びる……!」
「世界は……お仕舞いなのか……!」
人々は絶望に染まっていた。そんな中で響く力強い声!
「まだよ……まだ終わっちゃいない!」
リリスだった。
「アフロとリーゼントの皆さん!力を貸して。」
今まで対立を繰り返してきたアフロ派とリーゼント派の人が次々と手を取り合い
アフロリーゼントになっていく!

――ヴァルハラ――
アフロリーゼント仮面は、地上からものすごい
アフロリーゼントパワーがみなぎって来るのを感じた。
「みんなのアフロリーゼントパワーをオラに分けてくれ!!」
彼が放とうとしているのはアフロリーゼント玉!
410超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/12(木) 17:54:50 O
「行けぇぇぇっっ!!アフロリーゼント玉!!!」
アフロリーゼント仮面の放ったエネルギーは、ヴァルハラに致命的ダメージを与えた。
粉々になるヴァルハラ。
地上の危機は去ったのだ!
「やった〜〜〜!!」
「ひゃっほ〜アフロリーゼント万歳!!」
喜び合う地上の人々。

しかしヴァルハラの人は、喜んではいられない。
「俺の青春が…」
甲子園の第一試合で敗れた高校のような雰囲気である。
なかには、泣きながらヴァルハラの土を集めるものもいた。
「失った物より、新しい未来を見つめませんか?
無くなったなら、また造ればいいだけの事ですから」
超紅はとりあえず声をかけたが、よく考えれば、無責任な言葉である。
だが、ヴァルハラの人々は、前向きに考えたようだ。
「そうだ!この地上にヴァルハラを造ろう!」
「よし!みんなでお金を出し合うんだ!!」

ヴァルハラの人たちは、再興のための資金を集めた。
資金はほとんどなかった。
お金を持ち出す暇はなかったから、あたりまえなのだが。
411首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/12(木) 23:31:45 0
オレは早速ヴァルハラの設計図を描いてみた。
「地上の楽園、ハレルヤランド!」
居住区も含めた巨大テーマパークである。
「それは素晴らしい!」
ヴァルハラの住人も賞賛している。
「しかしお金が無い……」
その時、リリスが口を開いた。
「まだ希望はあるわ。ナツヴァルハラには巨大な印刷施設があるという伝説があるの。」
「そうか、そこにいって紙幣を刷って刷って刷りまくれば……!!」
行き場の無くなったヴァルハラの住人達を救うために……ナツヴァルハラにいざ行かん!
412超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/13(金) 17:49:34 O
「ナツヴァルハラには、おいどんが案内するでごわす」
改心した相撲取りの案内で、ナツヴァルハラ目指し出発する。
途中メカアフロ仮面の襲撃を受けたが、一行は無事ナツヴァルハラに到着した。
ナツヴァルハラは、倒産の張り紙が貼られ、長い間使われていないようだった。
玄関の前に看板が立っている。
『関係者以外立ち入り禁止!
ご用の方は、神奈川県警までご連絡下さい』
超紅は看板を引っこ抜いて、遠くに投げ捨てた。
「さて。急いで仕事を終わらせますか」
ついでに玄関のガラスを叩き割り、ナツヴァルハラに侵入する。
413名無しになりきれ:2007/04/13(金) 21:13:54 0
せがた三四郎「セガ・サターン、シロッ!
414名無しになりきれ:2007/04/14(土) 21:05:19 0
ファイナルDCビーム
415首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/14(土) 23:27:56 0
突入した部屋では、せがた三四郎がずらりと並んで
「ここを通りたければセガ・サターン、シロッ!」と言っていた。
どうやらセガサターンの特売会のようだ。
しかし、お金が無いからここにきたのだ。買えるわけが無い。
「そんなあなたにはこれ!」
せがた三四郎が一枚のDCカードを取り出した。
「ファイナルDCビーム!」
DCカードが神々しい光を放つ!
416名無しになりきれ:2007/04/15(日) 09:54:59 0
ドリ−ムキャスこ
417超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/15(日) 22:14:29 O
ファイナルDCビームを浴びた、せがた三四郎。
見る間にその姿は少女になっていく。
「ワタシ、ドリームキャスこ。よろしくね!」
可愛らしくウィンクしても、超紅は誤魔化されない。
さっきまでの、おやじ姿を見ているからだ。
「そんな事をしても買えませんよ。
なにしろ一文無しですから」
超紅が断ると、ドリームキャスこは笑って言った。
「大丈夫!お金ならここにあるから!」
取り出してきた袋には、お金がぎっしり詰まっている。
「どう?この偽札!本物そっくりでしょ!
これでドリームキャスこを買ってよパパ〜」
偽札で買ってもらって、嬉しいのだろうか?
418名無しになりきれ:2007/04/16(月) 17:25:54 0

       ____
     ,: 三ニ三ミミ;、-、     \/   ̄   | --十 i   、.__/__ \  ,   ____|__l l ー十
     xX''     `YY"゙ミ、    ∠=ー  ̄ヽ |  __|.  |   | /  ヽ  /   __|   ,二i ̄
    彡"     ..______.  ミ.    (___   ノ. | (__i゙'' し      ノ /^ヽ_ノ (__ (__
    :::::             ::;
   ,=ミ______=三ミ ji,=三ミi
   i 、'ーーー|,-・ー |=|,ー・- |                ,-v-、
   i; '::  ::: ーー" ゙i ,ーー'j             / _ノ_ノ:^)
    ーi:: ::i:  /`^ー゙`、_ ..i           / _ノ_ノ_ノ /)
     |:::. ゙"i _,,.-==-、;゙゙i             / ノ ノノ//
     〉::.:..  丶 " ゙̄ .'.ノ       ____  /  ______ ノ
   / i, `ー-、.,____,___ノ\____("  `ー" 、    ノ
 ー'/  'i. ヽ、 ,二ニ/   \       ``ー-、   ゙   ノ
  /   'i、 /\ /      >       ( `ー''"ー'"
  \   'i," (__) /   /         \ /ノ
419首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/16(月) 21:50:37 0
神崎さん が 現れた!

神崎さん は 「そうはいかんざき!」 を 放った!

ドリームキャスこ に 一億 の ダメージ!

ドリームキャスこ は 倒れた!

「ヴァルハラを前へ。改革を前へ!」
ばばーん!とキメ台詞でご満悦の神崎さん。
「偽札など言語道断……」
と言いつつ偽札を見る。そこには神崎さんの顔が書いてあった。
「……といいたい所だがとてもすばらしいデザインだ。
是非ヴァルハラの通貨にしようではないか!」
さらに奥に進んでいく。そこではこのお札が大量生産されているはずだ。
420斬腹血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/04/16(月) 23:29:09 0
学校でテストを受けているボクの耳に情報が入るッ!
カンニング用チャンネルに試験に関係ない情報を入れるなんて…何事だッ!
なにッ…ニセ札だとッ、許せないッ!…許さないぞ神崎ッ!
このボクの美しい顔を差し置いてニセ札の顔になるなんてッ!
ヴァルハラの通貨の顔にはこのボクこそがふさわしいんだッ!
ボクは手を挙げて、先生に言ったッ!
あの…と、といれ行っていいですか…ッ(;;
「…答案は回収する、行ってきなさい」
流石に戻ってきてもテストの続きは受けられないらしいッ!
仕方ない、ボクは神崎は許せない…けどッ!
本当にトイレにも行きたいッ!
クラス中からクスクス笑いが聞こえる、テストの後は笑い者確定的ッ…!
だがボクは行かなくちゃいけないッ!

ヴァルハラへッ!!!

そして、トイレへッ!
421名無しになりきれ:2007/04/17(火) 12:17:19 0
べんじょーさん
422超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/17(火) 22:57:58 O
神崎さんが奥に進もうとすると、怪しい外人が立ちはだかった。
「ミーの名前は、べんじょーさん。
短距離の世界記録保持者デース。
ここを通りたければ、ミーと100メートル走で勝負デース!」
「望む所よ!」
神崎さんとべんじょーさんは、並んでスタートラインに着いた。

「今のうちに、べんじょーさんのデータを調べましょうか」
超紅は、奥義チャネリングを使って、データを集め始めた。
チャネリングとは、飛び交う電波を受信して情報を集める技である。
チャンネルを合わせるのが難しいが、超紅は上手く合わせた。
『問い3の答えは、ノイエサンスーシです。
問い4の答えは、盥です。
問い5の答えは……』
役に立たない情報が、大量に入手できた。

「ミーの勝ちデース!」
「負けた…永田町の論理の敗北だ…」
時間の無駄をしている内に、決着がついてしまった。
べんじょーさんの勝ちである。
ひょっとしたら、カールルイスより速いかもしれない。
「次の相手は誰デースか?」
べんじょーさんは、ムエタイダンスを踊りながら言った。
423首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/17(火) 23:14:54 0
オレは元気よく手を上げた。
「その勝負、受けて立つぜ!」
カーン!戦いのゴングが鳴った。
「うおおおおおおおお!!エターナルフォースブリザード!!」
光速の弾丸となってゴールまで一直線!
もちろん圧勝だ。しかし、べんじょーさんは言い放った。
「オマエの負けデース」
「何で!?」
「100メートル“走”なのに走ってないから失格!」
「ガーン!」
その場にがっくりと膝を着く。もはやここまでなのか!?
その時……向こうからアラレちゃん並みの凄まじい勢いで誰かが走ってきた!!
あの姿は……もしや……!!
424斬腹血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/04/17(火) 23:25:57 0
ふぅ、やっと着いたッ…!
紅ッ!1.5頭身ッ!久しぶりだッ!
べんじょーさんなんてどうでもいいッ!
そうだッ…神崎ッ!
このボクの美顔を差し置いてニセ札の顔になるなんて…許せないッ!
成敗してくれるッ!!!
マグロバットォォォ……無いッ!マグロが無いッ!!?
いいや、念じれば出てくるハズだッ!!!
マグロよ、出てこぉぉぉぉぉい…ッ
…デテコナーイ!!!!
それどころか、体中がフラフラするッ…!何故だッ!?
すると母さんがボクの額に玉子を割って投げたッ!!
ジュウッ
なんと!綺麗な目玉焼きの出来上がりッ!
「知恵熱みたいね。」
クッ…この数週間のテスト勉強のせいかッ…!
425名無しになりきれ:2007/04/18(水) 14:29:46 0
スピードフォース!!
426名無しになりきれ:2007/04/18(水) 21:17:04 0
ばっちこーい!
(尻を二人に向けて叩いて挑発している)
427超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/19(木) 04:06:22 O
光速で走ってきたのは、我らのヒロインちとせであった。
「どうもお久しぶりです。体調が悪いようですね。
熱が高いようですから、熱さまシートファイナルでも使いますか?」

久しぶりの再会を喜んでいる横で、べんじょーさんは敗北を認めた。
「ミーの負けデース。隠し扉を開けてあげマース」
ガチャリと全然隠れていない扉の鍵が開く。
その扉の前に、一人の男が立っていた。
そう、ドリームキャスこを一撃で倒した男、神崎である!

「お前達!さては私の変わりに紙幣の顔になるつもりだな!?
そうはいかん!
ヴァルハラの偽札には私の顔が一番いいのだ!
行くぞ!スピードフォース!」
奥歯に仕込んだ加速装置が発動し、猛スピードで走り回る神崎さん。
「ばっちこーい! 」
尻を二人に向けて叩いて、挑発している神崎さん。
いい年した大人のする事とは思えない。

ん?二人?ずいぶん人数の計算が合わないような…
428首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/19(木) 21:31:03 0
オレは大変なことに気付いてしまった。
神崎さんはアルプスの水に宿る妖精のオレが見えていないのだ。
心の綺麗な者なら誰だって妖精を見ることが出来る。
つまり……神崎さんの心はドロドロなのだ!
「矯正プログラム始動だ!」
すぐさまアフロリーゼントマンとアフロリーゼント仮面を呼ぶ。
「さあ、あなたも素晴らしきアフロリーゼントの世界へ!」
「あなたには一週間ほどアフロリーゼント部屋に入っていただきます!」
二人に連れ去られていく神崎さん。
次に会う時は敬虔なアフロリーゼント信者になっていることだろう。
429名無しになりきれ:2007/04/21(土) 00:11:53 0
アッー
430名無しになりきれ:2007/04/21(土) 01:11:24 0
あふろぷわ
431名無しになりきれ:2007/04/21(土) 14:45:43 0
りーぜんとぱわ
432超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/21(土) 18:08:34 O
遠くに連れ去られる神崎さん。
「さよなら…立派なアフロリーゼントパワーを身につけて帰ってきて…」
わざとらしく、白いハンカチなど振って見送る超紅であった。
「アッーと驚く、タメゴロー!」
神崎さんはすぐ戻ってきた。
その頭は、すでにアフロリーゼントであったりする。
「通常一週間かかるところを、特別に1分で終わらせたのです。
いやー。アフロリーゼントの力って、すごいですね」
アフロリーゼント仮面は自慢話を始めたが、そんなに急いで、副作用はないのだろうか?
「あふろぱわ!リーゼントぱわ!」
怪しい言葉を話始める神崎さん。
やはり様子がおかしい。「合わせて…あふろりーぜんとぱわ!」
神崎さんが奥の金庫を指さすと、扉が開き、中から大量の偽札が転がりでてきた。
もちろん絵柄は、あふろりーぜんと姿の神崎さんである。
金庫の中からは、止まることなく偽札が吐き出されてくる。
このままでは、お金に埋もれて窒息してしまいそうだ!
433斬腹血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/04/21(土) 19:31:15 0
からだが熱いッ…風邪の熱ってこんなに高いかッ…?!
いくらボクが魔族だからって、オデコで目玉焼きなんて作れるハズが…ッ!
そうかッ…これはインフルエンザでも知恵熱でも無いッ…!
これが、恋なのね…ッ!?
「ちゃうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!。」
ああッ…お母さん病人を殴らないでッ!
「丁度いいわ。今ニセ札で窒息しそうで困ってるの。大きく口を開けなさい。」
大きな口…? こ、こう…ッ?
お…ォェ…っぷ…はッ…吐きそう………………………………炎を吐きそうッ!!!
ブレス・オブ・ファイアァァァァァァァァッ!!!
434首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/21(土) 20:24:32 0
ちとせはブレスオブファイヤーを放った!
どうやら学校に行ってる間に習得してきたようだ。

大量の偽札は一瞬にして燃え尽きて灰と化した。
それはいいのだが、それだけには留まらず、床や天井に引火してしまった!
火災報知器が鳴り響き、スプリンクラーからはなぜかビールが放出される!
「おかーちゃーん!熱いよーー!!」
泣き叫ぶ神崎さん。ふと開いたままの金庫のほうを見ると、奥にワープホールが渦巻いている。
「みんな飛び込めーー!」
435名無しになりきれ:2007/04/22(日) 09:02:55 0
オープンゲット
436名無しになりきれ:2007/04/22(日) 14:33:07 0
0.01秒の世界を見せてやるっ!
437超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/22(日) 18:08:38 O
ワープホールの中は渦巻き異世界だった。
空も地上もナルトも渦巻き模様の、ぐるぐる世界である。
「渦巻き世界…ですか」
超紅は昔の記憶を思い出した。
確かここは、神になろうとした男が、瞑想空間として創り出した世界である。
結局、目を回して挫折したらしいが。

「オープンゲットー!」
急に神崎さんが大声を出した。
手にはなぜかオーブンを持っている。

「それはオープンではありません。オーブンですよ」
「だまらっしゃい!!」
忠告は届かなかった。
「オープンを手に入れた私は神…
そう!ゴッド神崎になったのだ!」
ゴッド神崎は、オーブンのボタンに手をかけた。
「0.01秒の世界を見せてやるっ!」
438斬腹血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/04/22(日) 18:37:42 0
炎を吐いたらだいぶ楽になったよ…ありがとう母さん!
神崎がオーブンのボタンに手をかけたッ!
まずいッ…!
こんな亜空間でオーブンに火をつけたら、僕達は焼き鳥になるッ!
0.01秒あれば十分間に合う…ッ!
一瞬でコスプレする能力はダテじゃないんだッ!

秒数  できごと

0.0004 コスプレ開始
0.0080 コスプレ完了
0.0087 決めポーズを取る
0.0091 Bダッシュ
0.0099 神埼の指に追いつく
0.0100 神埼がオーブンに火をつける

ドォォォォォォォォォォォン!!!!
クッ、間に合わなかった…結局亜空間も火の海だッ!!!
439首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/23(月) 09:54:35 0
火の海になった亜空間の中、神崎さんは不敵な笑みを浮かべていた……。
燃え盛る炎が神崎さんの周囲に集まっていき、巨大な火柱が上がる!!
そう、神崎さんは炎の不死鳥フェニックスに転生しようとしているのだ!!
「フハハハハハ!私は新世界の髪になる!!」
そして……

チーン!

オーブンのタイマーが出来上がりを告げた!
440名無しになりきれ:2007/04/24(火) 10:32:43 0
もじゃこう
441名無しになりきれ:2007/04/24(火) 11:02:42 0
なんかしらんがよく物を食う奴等だな^^
442超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/24(火) 21:02:52 O
オーブンから出てきたのは、もんじゃ焼きだった。
上には、もじゃもじゃ頭の奇妙な生き物が乗っている。
「みんな元気かな?もんじゃ焼きの精霊、もじゃこうだよ!」
もじゃこうは、次々ともんじゃ焼きを並べ始める。
「新世界の髪になるためには、大食いでないとだめなんだ。
そこでもんじゃ焼き大食い勝負!
制限時間内に沢山食べた人が髪だよ〜」
「受けて立とう!逝くぞ!」
一口、ではなく、一嘴でもんじゃ焼きを食べていく、フェニックス神崎。
「負けません」
超紅も、もんじゃ焼きを食べ始める。
息詰まる接戦の中、もじゃこうが、ぼそりと言った。
「なんかしらんがよく物を食う奴等だな^^ 」

あなたが食べるように言ったんですよ。
もしかして、だまそうとしてませんか?
443斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/04/25(水) 06:58:16 O
ボクは騙されても構わないよッ!
もんじゃ焼と言わず焼肉だって食べてやるからッ!
そしてボクは新世界の焼肉の王女様になるッ!!
勝負だッ…神崎ッ、もじゃこうッ、紅ッ!!!
ニセ札の王子様になんて負けないッ!!!
生焼けのもんじゃはボクが焼いてやるから心配するな…ッ!
「でも熱下がったら吐けないわよ、炎は。」
ガビーン…母さん、そんなまさかッ…!?
試しに大口を開けてのどの奥をつつくッ…!

…炎じゃなくて昼のお弁当がナイアガラ・リバースしたッ!!!
くッ…負けない…ッ!!
炎なんてなくても生焼けのもんじゃは食べてやるッ!!!
444名無しになりきれ:2007/04/25(水) 20:43:41 0
氏ねカス
445首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/25(水) 21:26:06 0
激しい接戦が繰り広げられる中、もじゃこうは嘲笑と共にボソリと呟いた。
「お前らバッカじゃねーの?こんなんで札の顔になれる訳ねーじゃん。氏ねカス」
普通なら聞き取れないほどの小さな声。
しかし、妖精の地獄耳を侮ってはいけない。オレはバッチリ聞いてしまったぜ!
「誰がカスだと!?」
もじゃこうを鷲づかみにする。もじゃこうはケラケラ笑っていた。
「無駄だね、僕は精霊だからお前ら人間の攻撃は全て無効化する!」
オレは体のトゲを一本抜き、もじゃこうに突き刺して中のエキスを注入した!
「残念ながらオレは妖精だ!首領パッチエキス注入!」
数秒後。もじゃこうはバンザイして叫んだ。
「首領パッチ様マンセー!」
すっかり洗脳完了したもじゃこうにコマンド入力する。
「まずこのもじゃもじゃ空間から出してくれるかな?」
446超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/26(木) 22:13:02 O
「このオーブンの中が出口だよ!みんな、ついてきて!」
オーブンに飛び込むもじゃこうを追いかけ、中に入る。
大量のもんじゃ焼きの具をかき分けてすすむと、ようやく出口が見えてきた。
出口を越えると、そこは妖精界だった。
森の妖精や水の妖精などの、有名な妖精が沢山いる。
中にはワニの妖精や、ゴキブリの妖精もいるようだ。

「妖精界にようこそ!」
畳サイズのゴキブリが近づいてきた。
しかし本物のゴキブリかどうかわからない。
超紅は触覚を引っ張ってみた。
「痛い痛い!なにするんですか〜」
どうやら、夢ではないようだ。
447名無しになりきれ:2007/04/27(金) 04:23:52 0
はぁ〜、さっぱり〜さっぱり〜
448斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/04/28(土) 07:22:57 0
妖精界だってッ…!?
マズイ、ボクは魔界のことは詳しいけど妖精界には疎い…ッ
母さんなら何か知ってる?…って母さんいないし!!!
そんな、流石の母さんもあの爆発じゃ…いや、母さんなら大丈夫か、不死身だし…
っていうかそれ以前にボクは魔王の娘ッ…
妖精たちにとってはきっといい気はしないハズだ…ッ
そこのゴキブリ妖精さんッ!この辺に良い隠れ家はありませんかッ?
449斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/04/28(土) 07:23:53 0
あ、やっぱり
さっぱり妖精さんに訊いてみよう…
450名無しになりきれ:2007/04/28(土) 07:25:31 0
ゴキブリ妖精は頷いた。
「僕の家なら隠れ家にぴったりだよ。嫁に来るなら入れてやるけど?」
451名無しになりきれ:2007/04/28(土) 07:27:13 0
血吐瀬に華麗にプロポーズをスルーされ、ゴキブリ妖精は頭にきたようだ。
452首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/28(土) 09:52:13 0
マジレスするとオレは妖精であるからして妖精界はオレの出身地だ。
「ただいま〜。元気だったか?サッパリ妖精」
「はあ〜、サッパリサッパリ〜」
と、お馴染みのあいさつをかわす。
出身作品が違うなどと言ってはいけない。
ここはなんでもアリのグローバルな世界なのだ。
それにしてもさっきからちとせの姿が見えないがどこに行ったのだろう?
その時、けたたましい咆哮が響いた!
「キシャアアアア!!」
ゴキブリ妖精がキレて暴れまわっている!
「狂えるゴキブリの妖精……モンスターレベル4!」
オレは水の妖精の霊力を結集して臨戦体勢にはいる!シャーマンファイトの始まりだ!
453超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/04/28(土) 18:46:14 O
「やあ、久しぶりの戦闘ですね。張り切って行きましょうか」
ズンバラリンと超紅の槍が閃き、哀れゴキブリの妖精は、真っ二つになった。
「またつまらぬ物を切ってしまった……」
どこかで聞いたような決め台詞を言いながら、振り向くと。
なんと!ゴキブリの妖精は2匹に増えていた!
「「俺たちゴキブリ妖精は、超生命力で不死身だ!!
斬られても切られても、再生するぞ!!」」

全く同じポーズで、同じ言葉をしゃべる2匹。
切られた体が、それぞれ別の体に再生したようだ。

「「今度はこちらの攻撃だ!!いくぞ!!
非奥義!!ゴキブリ吹雪ぃ!!」」
空から吹雪のように、ゴキブリの群が降ってきた!
なかなかの大業のようだが、奥義ではないようだ。
454斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/04/29(日) 14:02:19 0
ああ、やっぱりボクは妖精界にいてはいけない存在なんだ…ッ!
何て哀れな悲劇のヒロイン…
…でも、今どきのヒロインは悲劇にだってメゲないッ!
吹雪だってッ!?そんな弾幕、避けてみせる…いやカスって稼いだ方が得策かッ?
なッ…!ごっごっごっごっご、ごき!
吹雪だと思ったら、降ってくるのは大量の“ミスターG”ッ!?
イヤああああああ!ゴキ、ゴキなんて嫌いッ!!!
助けてヨーゼフッ!!!
「…ばう〜…」犬の妖精・ヨーゼフが出現したッ!!!
455首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/04/29(日) 20:07:24 0
♪ちゃーらちゃーらちゃっちゃっちゃっちゃちゃっらっらちゃっらっら♪
♪ちゃーらちゃーらちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっらっらっらら〜♪

連なる丘、吹き抜ける風……!!
犬の妖精【ヨーゼフ】とアルプスの水の妖精【首領パッチ】の究極コンボ技!!
♪口笛はなぜ〜遠くまで聞こえるの♪
「超絶必殺!!超巨大ブランコォオオオオオオオオオ!!」
皆さんはご存知だろうか、本来アルプスの少女のみに許された究極のブランコを!
巨大なブランコが召還され、ヨーゼフと共にそれに乗って華麗に宙を舞う!
このままゴキブリの妖精に突撃するのだ!
よく見るとヨーゼフが大きく口を開けて小さいゴキブリを吸い込んでいくぅ!?
ダイソンもびっくりの吸引力!
456名無しになりきれ:2007/04/30(月) 02:42:05 0
ブピッ…ブブブッ…ボムッ!!
(連続&盛大な放屁)
457超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/01(火) 03:08:01 O
「「うおっ!危ない!!」」
ゴキブリ妖精は、パッチの超絶必殺をかすりながら避けた。
「「なかなかやるな。だが、俺たちの敵ではないな!」」
余裕の挑発を見せる、ゴキブリ妖精。
だが、2匹はここで致命的ミスを犯した。
思い出して欲しい。
ブランコという乗り物は、同じ場所を何度も行ったり来たりするものである。
つまり、一度目の攻撃を避けても、油断してはいけなかったのだ!
「「ゴフウッ!?」」
戻ってきたブランコの角が、急所を直撃!
ゴキブリ妖精たちは息絶えた。

「これにて一件落着」
超紅は、ゴキブリ妖精の死体を、エチケット袋に放り込んだ。
ピピーーーッ!!!
笛を吹き鳴らして、妖精警官が現れる。
「動くな!殺妖精、及び死体遺棄の現行犯でタイーホする!!」
「そうはい神崎!!」
今にも一行がタイーホされそうになった時、颯爽とフェニックス神崎が現れた。
「ヴァルハラの住民を助けるのが、私の使命!
さあ、背中に乗るのだ!」
言われたとおり、あまり熱くない背中に乗ってみた。
「非常脱出技、使用!!」
ブピッ…ブブブッ…ボムッ!!
(連続&盛大な放屁)
放屁力を活用し、不死鳥は空へと飛び上がった!
458斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/01(火) 07:30:17 0
ついにボクは妖精警官にまで追われることになってしまったッ
魔族って罪な存在だね…
きっとボクはこのまま雪の中をハァハァ言いながら走って
どこかの邪教の館に逃げ込んで
「ボクはやっと見れたんだよ、ルーベンスの2枚の絵を
だから、とっても幸せなんだよ?
神崎…ボク、なんだかとっても眠いんだ…」って言って息を引き取り
6匹のガーゴイルに地獄に運ばれて召されるんだッ!
ああっ、ボクってばなんて悲劇のヒロイン…!
っていうボクの妄想を邪魔する馬鹿でかいオナラをしたのは誰だッ!!!
フェニックス神崎…サイっテーだッ!!!
やっぱりお前は許さないッ!!!
後でその羽根むしって手羽先にしてやるから待ってろッ…!
459首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/01(火) 23:18:58 0
この後、妖精界は悪臭公害にさいなまれ、
究極の消臭剤を求めて勇者が旅立ったりするわけだがそれはまた別のお話。

おや? ヨーゼフの様子が……
ヨーゼフはパトラッシュに進化した!
「こっちだワン!」
パトラッシュに続いて時空の狭間に飛び込む。

気付くと、目の前にはプリントゴッコが一面に並んでいて
巡礼者達が汗水流しながら偽札を作っているという
ある意味壮大な風景が広がっていた。まさしく偽札印刷工場だ。
460超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/02(水) 13:56:50 O
巡礼者達がせっせと印刷中の、偽札をのぞいてみた。
怪しいお爺さんが、奇妙な物体を手に、偉そうに立っていた。
お札に並んだ0の数は10個。
つまり10000000000円札である。
老人が誰かわからないが、よほど偉大な人物に違いない。

「このお札は誰の絵ですか?」
「ミトノ・ゴローコー様ですよ。
本命を明かさずに、苦しむ人たちを助けて回った、ありがたいお方です」
超紅の質問に、印刷中の巡礼者が律儀に答えてくれた。
その名前なら、超紅も聞いたことがある。
どんな人物かは、まったく思い出せないが。
「さて、どんな人でしたか」
超紅が思いだそうと首をひねっていると、天井が音もなく二つに開いた。
豪快にスモークがたかれる中、2人のメイドが降りてきた。
1人は透けるようなメイド服、もう1人は、やけに角張ったメイド服である。
「パトラッシュをお迎えに上がりました」
「ご主人様達も、御一緒にいらして下さい」
前口上を述べる2人の胸元には、それぞれ
[スケスケ][カクカク]と書かれた名札がついていた。
461クロノアソニックヒーローズ:2007/05/02(水) 22:43:54 0
名前:大ゴモラ零号、名前の由来は宇宙戦艦ゴモラの改良型だから!原作:SIN嘘宇宙戦艦ゴモラ
必殺技:超ゴモラ砲、大ゴモラ砲、小ゴモラ砲、ブラスターキャノン、マッドファイヤー!
武器:クレイジーショックカノン、ネオパルスレイザー砲塔、超高エネルギービーム砲!
攻撃力:超無限以上!途轍もない破壊力を秘めた攻撃展開を連続で出来るし相手は何が起こったか判らない!
防御力:超無限以上!如何なる攻撃のもビクともしない所か!恐ろしいまで再生能力を秘めている!
素早さ:超無限以上!ありとあらゆる宇宙から外宇宙へと物凄いスピードでワープ航法よりも便利な次元転換反エントロピー因果律崩壊ドライブを搭載!
特殊能力:超無限以上!輪廻転生超次元超時空超高エネルギーハイスピードハイパワービームキャノンと現実粉砕核熱凝縮転換拡大波動砲!
戦闘技術:超無限以上!超光速亜空間格闘も出来るしスパイク灼熱地獄波動爆雷、ヒートクラッシュ驚愕衝撃悪夢宇宙魚雷、フェイズシフトアーマー!
462斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/03(木) 08:27:35 O
メイド服…ッ!
よく考えてみればボクはまだメイド服を着たことがないッ!
スケスケのメイド服ッ!?
カクカクのメイド服ッ!?
違う…ッ、何かが違うんだッ!!
メイド服に必要な色は黒ッ!!
スタイルを崩したらダメだッ!
ロッテンマイヤーも真っ青に、礼儀正しく着るべき服ッ!
チェンジ・オーバァァァァァッ!!!!
そのコトバと共に光り輝くボクの体ッ!
メイド戦士!メイドサターンッ!
土星に代わっておしおきだッ!

スケスケ「…こちらへどうぞ」
カクカク「どうぞ」

なんか華麗にスルーされているッ!
そこに何があるというんだッ!!
ボクのチェンジオーバーがどうでもよくなるような
すバラシーな♪なモノがあるというのかッ!

カクカク「これが大ゴモラ零号でございます」
スケスケ「ございます」

こ…これはッ!宇宙戦艦ッ!?
ボク達はついに、イスカンダルにまで行かなければならなくなったのか…ッ!
全員に次ぐッ!!!波動砲スタンバイ!
463首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/03(木) 21:28:42 0
ちゅどーーーん!!
大ゴモラ零号が発射した波動砲は、大量のプリントゴッコを
一瞬にして焼き尽くした!
「貴様!何をする!?親父にもプリントゴッコを焼き尽くされたことが無いのに!」
スケスケは応えた。
「ハハハハ!!古すぎる……!!プリントゴッコは……古すぎるのだよ!!」
カクカクがオレ達に声をかける。
「行きましょう、最新型印刷機を手に入れるために!」
「イスカンダルへ!?」
「いえ、イスタンブールです」
大ゴモラ零号は最新型印刷機を手に入れるためにイスタンブールへと飛び立った!
【名前】:大オウム零号、名前の由来は宇宙戦艦オウムの改良型だから!原作:SIN嘘宇宙戦艦オウム!大オウム大銀河大プレゼントシリーズ!初回原作宇宙戦艦オウム!
【必殺技】:超オウム砲、大オウム砲、中オウム砲、小オウム砲、超無限超空間超熱量最終終焉波動砲、エレクトリックブラスター、ポアビーム砲、空中浮遊ショックカノン!
【武器量】:ハイブリットショットオールチェンジショックカノン、超高エネルギー熱線パルスレーザー砲塔!因果律完全崩壊空間消滅重力子プラズマ砲!超高質量書格闘専用フォースアンカー!
【攻撃力】:超無限以上!トンデモナイ破壊力と正確な戦略戦法を秘めた攻撃展開を連続で出来るし!相手はいつの間にか完全消滅しているハメになるし!勿論何が起こったか全く判りませんし途轍もない恐怖を植えつける事が出来る!
【防御力】:超無限以上!隕石衝突やビーム攻撃や水爆や原爆などの核兵器でもビクともしない装甲を秘めているし!ありとあらゆる攻撃にも全く微動だにしませんし!対消滅物理学を使用した究極にして完全たる防御システムを搭載してます!
【警戒力】:超無限以上!とんでもない再生能力を備えていますし!超時空完全遮断シールドに亜空間超高異次元防御フォースフィールドと攻撃反射閃光磁力メッキを搭載していますし!超高エネルギーネオタキオン粒子超物理学バリアーとフェイズシフトアーマーを搭載!
【素早さ】:超無限以上!ありとあらゆる別宇宙から外宇宙まで物凄い超高スピードで大宇宙の大海原を航海する事が出来る!さらにワープ航法よりも便利な反時間反空間反物質反重力ネオハイパーダイナミックスペシャルフォトンパワードライブを搭載!
【特殊能力】:超無限以上!瞬間移動(テレポーテーション)と大量破壊兵器マッドサイエンスビームキャノンとハイパワーハイスピードスパークネットレーザー砲に現実粉砕量子力学圧縮凝縮輪廻転生転換拡大波動砲にライトワーカーミラクルファイティングキャノンを搭載だ!
【戦闘能力】:超無限以上!天然真理超次元超時空超高エネルギーハイスピードハイパワー超究極最終兵器ビーム砲とコスモブラスター砲と物理法則完全破壊超時空荷電粒子砲と精妙素粒子砲と超高エネルギー物理学使用天変地異終末現象波動砲と精神世界浮遊航法システムを搭載!
【備考能力】:超無限以上!特殊部隊もビックリの凄いアクションを炸裂!特別格闘戦闘も御茶の子さいさいの敵艦抹殺の超時空超越対外離脱スパイク灼熱地獄波動爆雷に驚異消去量子魚雷とハイパーフェイザー砲とライトワーカー光子魚雷と
ハッピーエンドラブストーリーヒートクラッシュ驚愕衝撃宇宙魚雷を搭載!
名作:宇宙戦艦オウムと宇宙戦艦ゴモラのアニメ化をUPLとアーレフにを願いしたいですよ!
更にGOMORA2520年とOUMU2520年の共同映画化!
又しても銀河鉄道ソドム▲アソダラメダ終着駅!さらば宇宙戦艦オウムとさらば宇宙戦艦ゴモラの完全アニメ化!
戦艦ヤマガタ【二人乗り】のアニメ版の宇宙戦艦ヤマガタにそれの強化改良型の大ヤマガタ零号!
469斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/04(金) 06:01:23 0
空へ飛び立ったボク達の前に大量の戦艦が立ちはだかるッ!
こんなの…勝てるはずがないよッ!
「なに泣き言言ってるの。」
その最後の「。」は…母さんッ!よかった、生きてたんだ…ッ!
「誰がそう簡単に死ぬもんですか。」
「リリス様、ここは私めにお任せくださいですじゃ」
ばあやも一緒…ばあや、この戦艦の群れ、殲滅できるのッ?!
でも、ヒトは殺しちゃダメだよッ!?
「問題ないですじゃ」
そう言うとばあやは手をカポッと取り外し中から銃がッ!まるでC○BRAだッ!!!
チュイイイイイン…どどどどどどどどどどどど
次々と周りの戦艦を撃ち落とすばあやッ!
「敵影約75,000機、消滅しましたですじゃ」
やっぱ、ばあやは強いやッ!
「なに眺めてるの、あなたも手伝うのよ。」
そう言って母さんはボクに黄金のカジキマグロを手渡すッ!
これで、久しぶりにホームランができるッ…!
GOMORA歴2520年、これが俗に言う一年戦…痛いッ、痛いよ母さんッ!
「フツーに2007年よ。」
470名無しになりきれ:2007/05/04(金) 14:00:06 0
あぼ〜んが多いぞ!なにやってんのっ!
471超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/05(土) 17:45:52 O
連続で敵を撃破したことを示すあぼーん数が、みるみる増えていく。
「あぼ〜んが多いぞ!」
「なにやってんのっ!」
スケカクが、なぜか制止の声を上げた。
理由はすぐに判明した。
あぼーん数は一定以上に達すると、1に戻ってしまうのだ!
999になっては1に戻る事を、75回繰り返した後。
あぼーん数は1で止まってしまった。

「あぁ…1で止まってしまいました…」
「イスタンブールに入るには、最低50あぼーんはないといけないのに…」
そんな大事なことは、もっと早く言って欲しかった。
「近くで雑魚敵を倒して、あぼーん数を増やしましょう。
この近くに、敵の出現場所はないですか?」
超紅が尋ねると、すぐ返事が返ってきた。
「この近くに悪の宇宙帝国があります」
「そこに向かいましょう」
472首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/05(土) 20:30:50 0
悪の宇宙帝国「OUMU」。人間を駆逐したオウム達が作り上げた国である。
この国は、現在、年々拡大を続ける腐海の脅威によって滅亡寸前に陥っていた。
風の谷ではドキュメント映画「ちょー不都合な真実」の撮影が行われていた。
「はいカーット!」
「やっと最終シーンが取れましたね。
これで皆さんが環境問題に興味を持ってくれるといいのですね……」
「アレは何ですか?」
「……!?」

スケスケ「あ、あそこに調度モンスターが50匹ほどいますね」
カクカク「現実粉砕核熱凝縮転換拡大波動砲 発射!!」

現実粉砕核熱凝縮転換拡大波動砲が容赦なく宇宙帝国OUMUの風の谷に直撃した!
473斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/06(日) 01:49:30 0
【現実粉砕核熱凝縮転換拡大波動砲】
げ、げんじつこな…くだく…?
かくねつ…こり…?
しゅくてん…かえ…?
かくだいは…どうほう?


……日本語って難しいアルヨ
むつかしー漢字ならべられるとフラフラするッ…
…ぷしゅ〜…
「ちとせ様の知恵熱が70度に達しました!」
「いい感じに上がってる…いけるわ!ブレス・オブ・ファイヤ、スタンバイ!。」
「大ゴモラ零号、第2・第4エンジン点火ッ!」
「知恵熱80…90…100…フルパワーです!」
「全クルーへ、衝撃に備え、定位置に付けッ!」
「開口準備OK!いつでも発射できます!」
「誰にケンカ売ったか教えてあげるッ…。ブレス・オブ・ファイヤ…………てーっ!!!。」
どごおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
474超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/07(月) 19:17:07 O
ちとせの活躍により、悪の宇宙帝国「OUMU」は、あっけなく壊滅した。
「あぼーん数上昇!今ならイスタンブールに着陸できます!」
「みなさん!降下準備を!」
スケカクの見事な操作により、一行は無事、イスタンブールに到着した。

「最新型の印刷機はこちらです」
「あそこに座っている老人が、印刷機を譲りたいと言っています」
スケカクの案内で、テレビを見ている老人の前にやってきた。
老人は、熱心に画面に見入っている。
テレビの中では、ドキュメント映画「ちょー不都合な真実」が流れていた。
【現実粉砕核熱凝縮転換拡大波動砲】と、ブレス・オブ・ファイヤ。
2つの力が地表を打ち砕く。
そして【やめよう!環境破壊!!】の文字が、画面に映し出された。
いろんな意味で、ちょー不都合な真実である。
「ここに写っていた戦艦は、あんた達の物かね?」
老人が静かに聞いてきた。
475名無しになりきれ:2007/05/07(月) 20:55:54 0
   *'``・* 。
   |     `*。
  ,。∩      *   
 + (´・ω・`) *。+  ぴったん たんた もじぴったん♪
 `*。 ヽ、  つ *゚*  りんらん らんら もじぴったん♪
  `・+。*・' ゚⊃ +゚  ぴたたん♪
  ☆   ∪~ 。*゚
   `・+。*・ ゚..
476首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/07(月) 22:48:19 0
「いえ、スケスケとカクカクが持ってきた戦艦です」
正直に答えると、ディレクターと書いたハチマキをした人が唐突に器具をパチンとやった。
「はいカット!ちゃんとカンペ通りに答えてね〜。3、2、1、Q!」

「ここに映っていた戦艦はあんた達のものかね?」
目の前でADと書いたハチマキをした人が看板を出したのでその通りに答えた。
「はい、10年ほど前に友人から譲り受けたものです」
よく見ると辺りはテレビ番組のセットのようになっており
【開運!なんでもスレ鑑定団!〜お宝譲りますコーナー〜】と書いてある。
さらにシーンは進む。
「素晴らしい戦艦だ!是非印刷機と交換してくれ!」
「それは帰れなくなるので困ります」
「くれないと印刷機あげないもん!」
老人は床に仰向けに寝転がって手足をバタバタしてダダをこね始めた。
当初の予定では老人が譲る側ではなかったのだろうか。

そこで次のシーン。突然BGMが切り替わった。
ぴったん たんた もじぴったん♪
周囲のセットも切り替わり、文字の書かれた立方体がそこらじゅうに散らばっている。
「ワシともじぴったんで勝負してそっちが勝ったら
特別に無条件で印刷機を譲ってやろう!言っとくが、ワシは強いぞ!」
それにしてもこの老人、ノリノリである。
477斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/08(火) 17:08:14 0
どうする…ッ、ボクは「もじぴったん」を知らないッ!
教えて、おじいさん!ボクにもじぴったんを伝授して欲しいんだッ!!
そうしたら、ボクもおじいさんと勝負できるッ!
いや、戦艦をあげれば良いのかも知れない…ッ
考えてみればボクには母さんやばあやが居る、帰れないこともないハズだッ
おじいさん、戦艦売ります!
478名無しになりきれ:2007/05/08(火) 21:32:44 0
ガロード「じいさん、ガンダム売るよっ!
老人はガンダムに興味津々のようだ!
479超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/09(水) 18:50:06 O
ちとせの申し出に、老人は踊りながら喜んだ。
「そうか!売ってくれるか!
ならば100億円で買い取ろう!!」
出てきたのは例の謎のじーさんの書かれた一枚のお札。
「いや、それは偽札では?」
「失礼な!本物じゃ!!」
超紅の疑問に老人は憤慨した。
「ちょっとお借りしますよ」
老人から札を受け取り明かりにかざす。
透かしが入っている。いわゆる本物である。
「まったく近頃の若いもんはなっとらん。
人を信じることもできんのじゃからな」
ぶつくさ文句を言う老人。
「こんな社会に誰がした 」のフレーズが浮かんだが、口にするのはやめておいた。

「ちょーっと待ったー!!」
叫んでスタジオに謎の青年が飛び込んできた。
「俺の名はガロード!
じいさん、ガンダム売るよ!!」
老人はガンダムに興味津々のようだ!
「おお…これは見事なガンダムじゃ…
ワシも若い頃は、モビルスーツに乗っておってな。
赤い彗星などと呼ばれておったものじゃ。
この右足を白い悪魔に喰われてからは、星の海には出なくなったがの…。
わかった。
百億円はないので、代わりにこの印刷機をお前に譲ろう」

むむむ。これでは印刷機が手に入りませんよ…
480首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/09(水) 23:07:26 0
ここで一つ疑問が浮上する。
そもそもこの印刷機はお札を印刷するためのものではなかっただろうか。
それなのにおじいさんは印刷機を謎の青年に売ってしまった。

「頼む!印刷機をこの100億円で売ってくれ!」
今さっきもらった100億円でガロードと交渉する。
「嫌だね!今の俺は思うままにお金を作り出せるんだ!こういう風に!」
ガロードは印刷機のスイッチを入れた!
481斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/10(木) 03:20:26 O
くッ…これが「お札フラッシュ」かッ…!!!
なんて手強い技だッ!!自由にお札を造り出し
その資金力でもってあらゆる望みを叶えるッ…!
…いいや、負けるワケにはいかないッ!!!
お金では買えないモノがあるッ!!!
愛ッ!!!
勇気ッ!!!
希望ッ!!!
友情ッ!!!
ド根性ォォォォォッッッッッ!!!
ヴューティースピリチュアルアロォォォッッ!!
マジカルシューッッ!!!

…キンっ!☆

き、効かない…!?そんな…ッ!
「俺にはマスターカードがあるッ!お金で買えないモノはマスターカードでッ」
な、なに…ッ!コイツ、ひと味違うッ!?
482名無しになりきれ:2007/05/10(木) 11:53:43 0
必殺ぶるじょわ札ビラ切りー!
483超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/10(木) 21:55:27 O
「必殺ぶるじょわ札ビラ切りー!」
超紅は最近覚えた必殺技を発動させた。
ズバ。ズバズバ。ズバズバズバ、ズンバラリン。
一枚が二枚、二枚が四枚。
四枚が八枚、八枚が十と六枚。
十と六枚が(ry

超紅の手で大量のお札が大量の紙屑に変わっていく。
世界中のブルジョアを恐れさせる、まさに必殺技である。

「なんのこれしき!
金がなければカードの力でっっ!!」
ガロードが財布からカードを引っこ抜く!
「ドロー!マスターカード!!
…って…なんだこれはー!」
やけに薄っぺらいカードを手に、絶叫するガロード。
札びら切りの時に、超紅がカードを三枚におろしていたことに、気づかなかったのだ。
「くそっ!彼女に振られた腹いせに、ガンダムを売り飛ばしたのに…
お金まで俺を裏切るのかーーー!!」
ショックで落ち込むガロードを、超紅は力一杯蹴り飛ばした。
ぼろ雑巾のように吹き飛ぶガロード。
少しは手加減すべきだったか。
ともかく、決めセリフを言わねばなるまい。
「だからお前は、アホなのだー!」

これであってましたよね?
484首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/11(金) 12:31:43 0
「適当でおk」首領パッチの【声優は】超紅の【声優】に
テレパシーを送った。首領パッチの【声優】はあまりガンダムネタに詳しくないのだ。

ぼろ雑巾のようになったガロードを尻目に印刷機を強奪した。
「待て!金よりも愛と勇気と希望が大事なんだ!そうだろう!?」
ガロードに非情な事実を告げる。
「甘いな……世の中金が全てだ!!」
どどーん!!光り輝く「金」の字を背景に、その場にいる全員で決めポーズ。
「えええ!?さっきと言ってること違うし!!」
そんなの知らんがな。
485首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/11(金) 22:18:47 0
続きを思いついてしまったので連投。
「ガロード…!」
突然謎の女性が現れた。
「お金より大切なものがあると分かってくれたのね…!
そんなにボロボロになって…」
ガロードを抱え起こしてひしと抱き合う。
どうやら元彼女がボロボロになったガロードを見て戻ってきたらしい。
「全て君達のおかげです。本当にありがとう」
よく分からないが感謝されている!

が、全てが丸くは収まらなかった!
背に怒りの炎を背負い立ち上がる人物が一人。
そう、もじぴったんの老人である!
「お前……ワシと付き合うと言ったではないか!」
「ふざけないで!財産目当てに決まってるじゃないの!
文無しの老人に用はないわ!」
彼女が戻ってきたのにはそれなりの理由があったのだ!
この状況はもしかして……修羅場!?
486名無しになりきれ:2007/05/11(金) 22:31:55 0
その頃、遠い銀河の果ての星では…




















勇者が冒険の旅に出たのであった
487HG名無しさん@は井筒裕太深海戦艦ガマド:2007/05/12(土) 04:26:11 0
幸福の科学は宇宙戦艦ゴモラと宇宙戦艦ヤマトで伝説巨神イデオンに大食怪物パックマンで鋼鉄の咆哮邪道外伝ラメセス!
SUPER SPECE BATTL SHIP THE DAIGOMORA ZERO 超宇宙戦艦は大ゴモラ零号!
全次元宇宙地球破壊爆弾轟音超絶虐殺波動爆雷とギガ圧縮解凍無間地獄爆裂宇宙法則因果律崩壊波動砲と全方位ミサイル砲門開け!
極限爆風大量殺戮兵器拷問驚愕衝撃全体領域驚異オールディストラクション破滅ミサイル発射準備!意地幻聴空間化大量破壊兵器拡散波動荷電粒子砲発射!
488斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/12(土) 06:13:52 O
「リリス様、緊急通信が入りましたですじゃ」
「誰からなの。」
「魔神官バフォメット殿から…ロトの勇者が魔王討伐の旅に出たとの連絡ですじゃ」
「何ですって!?。」
「如何いたしましょうかの」
「あんな亭主でも夫よ、殺させやしないわ…魔王城へ帰るわよ!。」
「しかし、ちとせお嬢様がまだ下に…」
「あれは放っときゃ帰ってくるわ。針路北へッ!。」
あ、あれ…母さんの船がジェノバの港を出ちゃうッ!
ボクは捨てられたのッ!?母さんッ!母さんッ!
…お前のせいだガロードッッ!!
しかも彼女なんて作りやがって…絶対に許さないッッ!!
最高級カジキマグロで…斬りさくッ!
489斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/12(土) 06:31:55 O
聞けッ、ガロードォッ!
母さんは別れ際にボクに…泣きながら言ったんだッ!
>>487のネタを拾えない母さんを許しておくれ…。」
ってなッ!
その時のボクの悔しさが解るかッ!?
キミに解るのかッ!?
解らないだろうッ!?
撃ちたいなら撃てばいいさ…
パチンコ玉でもサテライトキャノンでも撃ちたいなら撃ってみろッ!!
だけどお前がそうして、あとに何が残るッ!?
残るのはサテライトキャノンで吹っ飛んだ無惨な町の残骸と
自分への悔しさだけなんだッ!!
だから馬鹿なことは止めて投降しろッ!!!
キミのお母さんは鳴いているぞッッッッッ!!!!!
ヴヴヴヴヴヴヴヴ…
ズゴォォォォォォォォッッッッッ!
サテライトキャノンが放たれたッ!
490超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/12(土) 17:57:21 O
「超適当です」
超紅は見えない【声優】に答えた。
超紅の【声優】も、ガンダムに弱いらしい…それはともかく。

サテライトキャノンは謎の宇宙戦艦の攻撃とぶつかった!
押しあい、打ち消し合う光と光。
次元さえも歪み、時間さえも超えるほどの力のぶつかり合いだ!!
ちょうど二つの力がぶつかり合う場所。
そこがまるで、渦潮のように周り始めた。

「あれは…タビノトビラ、と呼ばれるものでは?」
超紅の記憶によれば、タビノトビラとは一種のテレポート装置である。
定められた場所に一瞬で移動できる、どこでもドアみたいなものだ。
欠点は、景色を楽しんだり、寄り道したりできないことである。
旅の醍醐味を味わえないのは、大きな欠点と言えよう。
そのタビノトビラから、今。
人影が出現しようとしていた!!
491首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/12(土) 20:12:30 0
旅の扉から回転しながら現れた人物とは……!

   ⊂⊃
 彡゙ヽ^ヽ"ミ
 [=(◎=◎)]   「はじめまして ぼくは トンヌラ です
 l@| ´ー`ノj  いやはや めを まわして しんでしまいました」
 と(   )つ
   ノ  ノ
  ( (
   )ノ

数いるロトの子孫の中でも棺おけが一番似合う勇者の中の勇者!
紙装甲に最強装備は鉄の槍!我らがアイドル、サマルトリア王子だ!
492斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/13(日) 13:21:33 0
トンヌラの幽霊に続いて、紫髪のムーンブルク王女、サマンサと、ローレシアの王子も来たッ!
「お願い、追われているの」
勇者ご一行が魔王の娘のボクに頼みごとをするなんて…一体何があったんだッ!?
「見つけたわ、覚悟なさいサマンサ!!!」
後から来たその声はッ…金髪のムーンブルクの王女プリンと
もう一人のサマルトリアの王子、クッキー!?…と、もう一人のローレ…はどうでもいいや…
とにかく、元祖の3人が、リメイクの3人に追われているッ!?
「最初にトンヌラを倒す作戦は大成功だわ!
 あなたじゃ王子にザオリクしてあげられないものねぇ、お馬鹿なワンコちゃん?」
「プリンだって犬だったのは同じじゃない」
「あんたみたいなザオリクも使えない雑種犬と一緒にされたくないわ!
 王女は2人も要らないの!ムーンブルクの恥のあなたには死んでもらうわ!ベギラマ!!!」
「くッ!!!」
「…そういえば、あなたのトンヌラ、てつのやりなんて貧相な装備してたわね?
 ウチのクッキーはひかりのつるぎを装備してるわよ?
 ひょっとして装備できないのかしら?頭の悪いあなたにぴったりね!
 アーハッハッハハハ!!!」
その時、ローレシアの王子が横から…いいや、クッキーが弾いたッ!!
「しつこいわね、くたばり損ない!
 いいわ、あなたもイオナズンで木っ端微塵にしてあげる!
 あのへなちょこ王子のように!!!」
…ピク
…あのへなちょこ王子のように?
…トンヌラのことか…

トンヌラのことかあああああああああああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!
「な、何?!ちとせの戦闘力が10000…80000…いくつまで上がぅゎッ!?ス○ウターがッ!?」
「まさか、ドラゴラム!?」
「違う…あれは…!…ハリボテだッ!!!!!」



ち、バレたかッ!
「プリン…とりあえず、先にこのハリボテどけていい?」
「そうねサマンサ、邪魔だわ…それに魔王の娘だし」
…ぇ、ちょ…待ってさっきまでボクに助けを求めようとギャー!
倍増したロトの子孫に命を狙われるボクッ!!!
どうなるちとせ!待て次号ッ!!!
493超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/14(月) 17:57:23 O
「まあまあ、落ち着いて下さい。
仲間割れしたり、魔王の娘を狙ったりしていたら、ご先祖様に申し訳ないですよ」
超紅は仲裁に入った。
彼らの先祖、ロトの勇者の事は超紅も知っている。
女性の遊び人を三人引き連れて魔王退治に出発した事。
ひのきのぼう で魔王を倒した事。
いろいろ知っているのだ。
「たびのとびらも有ることですし、少し説教してもらいにいきましょうか」
渦巻きの近くにある行き先を調整。
戻りすぎそうになったので、時間を手前に調整しなおした。
「では、行きましょうか」
超紅の合図で、たびのとびらが稼働。
過去に時間は戻りだした。

ついた先は宿屋のような場所だった。
鎧兜の男と、ドレス姿の女が、こちらを見て固まっていた。
昨夜はお楽しみでしたね。
の真っ最中だったようだ。
時間を手前に設定しすぎたらしい。

「先祖には違いないですから、あなた達でも問題ないですね。
ここにいる子孫のみなさんに、何か一言」
同じく固まっている、五人と一体(トンヌラ死亡中)を指さす。

空気読め?
からけと読みますが、それがどうかしましたか?
494HG名無しさん@ハイパー二コラ・テスラ砲:2007/05/14(月) 21:41:32 0
999銀河鉄道の夜で大ゴモラ零号に超時空要塞マクロスで去らば宇宙戦艦ゴモラ愛情の戦士たち!
サヨナラ銀河鉄道ソドムでゲゲゲの鬼太郎で無限超光速航法銀河鉄道の夜はメーテル・レジェンド・ファイナル!
ダースベイダーミタイナ!ファーストT宇宙戦艦ゴモラ!宇宙戦艦ゴモラU暗黒のテロリズムと宇宙戦艦ゴモラ新たなる旅立ち!
宇宙戦艦ゴモラV地球を救う大宇宙大冒険!W宇宙戦艦ゴモラよ永遠にとX宇宙戦艦ゴモラ完結篇とY宇宙戦艦ゴモラ超外伝!
グレートバリアリーフ銀河鉄道ソドムとZ宇宙戦艦ゴモラ復活編と[超宇宙戦艦大ゴモラ零号と\超時空戦艦ソドム・エターナルミステリー!
495首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/14(月) 22:35:20 0
子孫達に何か一言を頼まれた鉄兜の男が言った言葉は、本当に一言だった。

「お仕置きフゥ〜〜ッ!!」

彼は全身の鎧兜を一瞬にして脱ぎ捨て
テカテカの黒いベストとホットパンツ姿になった!
いわずと知れたHGファッションである!
「まあ……なんて素敵なファッション!」
勇者の意外な本性にドレスの女性も驚いている。

ロトの子孫HGは四次元ホットパンツの中から大砲を取り出し、
なぜか腰を激しく振りながらパワーを充填し始めた!
「フハハハハ!お前らなどこのハイパーニコラステラ砲で塵にしてくれるわあ!」
ハイパーステラニコラ砲が発射されようとしたその時!
背後の旅の扉から宇宙戦艦ゴモラのTから\までが続々と流れ込んできた!
それを見たロトの子孫HGは突然顔を真っ青にして叫んだ。
「ネタ満載すぎてどこから突っ込んでいいのか分からないフゥ〜!!」
そのまま卒倒した彼にロトの子孫達が駆け寄る。
「大変だ!!コイツに死なれたら俺達も消えてしまう!」
「死ぬなご先祖様!!」

何はともあれ…… うちゅうせんかんゴモラ を 9だい てに いれた!
496松本例示は株式会社バソダイの宇宙戦艦オウム:2007/05/15(火) 01:16:11 0
ファーストT宇宙戦艦オウム全て救う!去らば宇宙戦艦オウム愛の謎解き戦士たち!
セカンド宇宙戦艦オウム新たなる旅達!宇宙戦艦オウムUハルマゲドンウォーズ!
オウムよ永遠に!サード宇宙戦艦オウムV惑星大爆発宇宙大決戦ポアニート大作戦!
Wフォー宇宙戦艦オウム完結篇とX超宇宙戦艦大オウム零号とY新・宇宙戦艦オウム復活編!
銀河鉄道999僕らの出番は何時かしら!ゲゲゲの鬼太郎は妖怪図鑑不気味なグロテスク!
497名無しになりきれ:2007/05/15(火) 04:15:00 0
この空間とMarvel Zombies universeが繋がってしまった!
なんてことだ!Marvel の SUPER HEROES が Zombies となって一斉に流れ込んできたぞ!

(*Marvel Zombiesが何なのか気になった奴は調べてくれ。観た後の保障はしないが)
498超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/15(火) 16:10:18 O
「いや〜今回も楽しめました」
宇宙戦艦オウムを一気に全話見終え、一息ついた。そこに。
「たっ、大変です!みんなが!みんながっ!!」
トンヌラが大慌てで話しかけてきた。
そんなに慌てなくても、後で教会に連れていきますよ。
「のんきな事言わないで下さいよっっ!!!」

トンヌラの話を要約すると、ゾンビ達がロトの子孫を連れ去ってしまったらしい。
ちょっと目を離したのがまずかったようだ。
トンヌラだけは、幸運にも死亡していたため、仲間と思われ、助かったのである。
ゾンビ達は、(株)Marvel所属のヒーローのなれの果てである事も判明。
(株)Marvelは、最近ゾンビ作成で有名な、アンブレラ社と合併している。
気にはしていたが、やはりバイオハザードを起こしたようだ。
「仕方ないですね。助けてあげましょうか」
勇者を助けに出発するなど聞いたこともないが、たまにはいいだろう。

「ちょっと待てぇい!」
ボロボロの服を着たゾンビが待ちかまえていた。
妖怪ネズミ男(もちろんゾンビ)である。
「な〜か〜ま〜に〜な〜れ〜」
ネズミ男は這いずりながら近寄ってきた!
今度は超時空要塞マクロスだいきなり突然現れた高明神超時空要塞エハイライトゴッドマクロスが超必殺技をかました!
エンジェルホーリーマクロスキャノン発射準備!ドゴーン妖怪ネズミ男(もちろんゾンビ)に急所に直撃して改心の一撃!
さらに弱点属性だ!妖怪ネズミ男(もちろんゾンビ)に途轍もない超究極完全最強無限大以上のダメージ!ウワーなんて事だ!
妖怪ネズミ男(もちろんゾンビ)は粉々に砕け散った!無論勇者パーティの勝利!絶対必勝!マークロスマークロスマクロス!
マクロのソーラーを貫いて地球を売ったイカズチは我ら幼い人類に目覚めてくれと放たれた!マークロスマークロスマクロス!
雄雄しく立った若者は愛する人をかばいつつ!旅立つ日々を戦い開くモウイイトモロー闇を切り裂き飛びゆく策はと浮く輝く青い星!
さらには宇宙戦艦ホワイトベースで機動戦士ガンダムだ!そして新説大冒険銀河鉄道の夜2007年エターナルノンフィクションワールド!
銀河鉄道の夜の物語で新説宇宙戦艦ゴモラ新たなる物語!銀河鉄道ソドム進化する怪物妖怪化物銀河鉄道!
未来形式銀河鉄道999完全オリジナルストーリーよみがえった銀河鉄道999は株式会社アンブレラ(極悪システム)へと旅立った!
面白い新説宇宙戦艦ゴモラ未来への旅立ち!王位なる無限幻想銀河鉄道3333年と再び遭えたね僕らの宇宙戦艦ゴモラ!
銀河鉄道秘密組織特別会社とイッツアスモールワールドビックカメラ銀河鉄道九億九千九百九十九万九千九百九十九でゲーム帝国と銀河帝国!
501斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/16(水) 02:03:26 0
勘違いして貰ってはこまるッ!!!
ゾンビネズミ男、ボクたちがキミの仲間になるんじゃないッ!
キミがボクのしもべになるんだッ!!
行くぞッ!
ボクはばあやから貰ったマスターボールを手に
ゾンビネズミ男に向けて力いっぱい投げたッ!!!
【♪♪♪テッテレレッテレテンテレテンテッテーン♪♪♪】
ゾンネズミ♂、ゲットだぜッ!!!
ニックネームは…「ポチ」に決めたッ!!
【ゾンネズミのデータが図鑑に登録されます!】
『アンブレラの ゾンビ けんきゅうで
 うまれた。「な〜か〜ま〜に〜な〜れ〜」
 と いいながら おそって くる。』
説明はこんなもんでいいか…よしッ!!!
戦艦ゴモラ、進路、アンブレラッ!!!
502名無しになりきれ:2007/05/16(水) 02:21:58 0
みんな・・・心して聞いて欲しい事がある
上層部から「この企画は打ち切り、また一からやり直す」と言われたんだ
つまり戦艦とかの訳の分からない物を無くして、またすっぴんからやり直せと言ってるんだよっ!
ソンナーンいっその事其のまま続けて欲しいよー!銀河鉄道ソドムで株式会社バンダイと宇宙秘密結社UPL(ユニバーサルプレイランド)大軍!
コードギアス反逆のルルーシェで!今度は機動戦士ガンダムシードディスティニートイワールド!それいけ!アンパンマン!プリキュウアレジェンド!
だって宇宙戦艦は男のロマンなんだぜ!でもゴモラだしな!何で「宇宙戦艦」で「ゴモラ」何だ?多分PCエンジンのゴモラスピードの砲が有名!
メガドライブとアーケードマシンで楽しめるUPLのファースト宇宙戦艦ゴモラでPSAで苦しめる悪の銀河ゲーム帝国バゾダイの宇宙戦艦オウム!
何と今度は伝説巨神イデオンだ超必殺技は全方位ミサイルとイデオンソードとイデオンガンだ!
次は凄い事にデスラー戦闘空母も登場します超必殺技はデスラー砲とハイパーデスラー砲とネオデスラー砲だ!
さらば宇宙戦艦ゴモラ予告編で愛の編隊戦士たち!恐怖の宇宙戦艦ゴモラ終わりなき絶望とSF大冒険アクション!
地球滅亡と人類滅亡まで・・・後で366日でファースト宇宙戦艦ヤマトで毒ガス攻撃のファースト宇宙戦艦オウムだ!
株式会社ファンビジョンのパックコングで伝説巨神イデオンが力強くパーを出しコメカミにはデスラー戦闘空母が狙いを付けています!
新説ストーリー衝撃のムービー映画輪廻転生スターウォーズで過激派反乱部隊と危険分子帝國部隊のスリル満点の戦闘シーンと惑星ドラマ!
もちろんゲーム中には欠片も登場しません粗製濫造と言うトンデモナイカオスな状態でアタリショックが再び起こる驚愕のストーリー!
超巨大宇宙文明銀河英雄伝説では自由惑星同盟軍隊とゲーム銀河帝国軍隊と恐るべき凄まじい限りの戦いだ大宇宙ドンパチ大戦争冒険活劇!
505首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/16(水) 10:24:36 0
「間をとって第二話まとめる方向に持っていこうかな」
首領パッチの【声優】は他の二人の【声優】にテレパシーを送った。

――すっかり忘れ去られているが地上では……。
「こいつら……絶対当初の目的忘れてるだろ!」
アキヴァルハラのモニターで一行を監視していたドラミちゃんがしびれを切らした。
謎の戦艦が続々出現するなどして一行は印刷機どころでは無い状況になっていた。
「こうなったら私が直々に行って連れ戻そう!」
ドラミちゃんは転移の魔法を唱え始めた!
506斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/16(水) 10:54:45 0
突然、眼下にギアガの大穴が空いたッ!!!
ボクたちはそこに吸い込まれるッッッ!!!
神様、助けてぇぇぇぇぇぇ!!!!!
…あ、魔王の娘のボクにとっては神様は敵だった、てへっ☆
大穴の中の空間が激しく歪み始めるッ!!!!
ボクはその衝撃に思わず瞳を閉じたッ!
…と、衝撃が収まった…
そー…ッと眼を開けると、目の前には…
【ボクに向けて口を尖らせkissを要求する1.5頭身】
マグルォバットホォォォムリャァァァァァァァァァ!!!
 おほしさまに なった 首領ぱっち → ☆≡ ♀シ
「目覚めるのがおそーい!」
ドラミちゃんッ!会いたかったよ…ごふぅ
あ、そんな空気砲とか撃たないでッ!!!

とにかく、印刷機は手に入ったッ
後は、これでお金を印刷して
ヴァルハラを再興するだけ…だけど…だけどッ!!!
ボクたちは見てきたんだ…ニセ札の愚かさをッ
この印刷機でお金を印刷すれば
ヴァルハラは再興できる…けどッ!!
それって間違ってるんじゃないのかッ!?
ボクたちは…ボクたちはッ!!
神崎と同じ道を歩みかけてるんじゃないのかッ!?
たとえ復興のためだろうと
ニセ札を使うなんて悪いことじゃないかッ!?
それで再興したヴァルハラ野球部に
果たして健全な選手が集まるのかッ?!
悪魔に魂を売るんじゃなくて
頑張って働いて稼ぐんだッ!
ボクも母さんと一緒に
家業の盗賊団を手伝ってお金を稼ぐッ!
皆も一緒に、手分けしてお金を貯めようよッ?
507超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/16(水) 17:02:58 O
「そうですか…どうしても、高校野球連盟の通達に従いますか…」
手の中の印刷機を見つめてみた。
やっと手に入れたのだが、確かにこれは金のなる木である。
悪魔の機械である。
人類の堕落と邪悪と滅亡と醜さの結晶である。
こんなものが存在してはイケナイノダ

「わかりました。こんな物はポイしちゃいます。ポ〜〜〜イ!!」
印刷機は、トリプルアクセルを決めながら、火口に落ちていく。
「私の青春が〜っ!!!」
フェニックス神崎が、印刷機を追って火口に飛び込んで逝った。
不死鳥だから死なないのだろう。

そして、ついに一行は、旅の目的地である魔王城に帰ってきたのだ!
「いやあ、ずいぶん探しましたよ」
幽霊のままのトンヌラが言った。
うっかり教会に連れていくのを忘れていたのだ。
ぷかぷか浮かんでいられても邪魔なので、棺桶に閉じこめておく。
引きずって歩けるので便利である。
最初から、こうしておくべきだったのかもしれない。
508首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/16(水) 23:11:52 0
マグロバットホームランで飛ばされたオレはヴァルハラ難民達のど真ん中に着地した!
アフロリーゼント仮面はすっかり背景キャラになっていたりする。
「おおっ!1.5頭身が帰ってきた!」
「印刷機は!?」
「印刷機は……あ」
トリプルアクセルをしながら火口に落ちていった。
「・・・・・・」
しばし気まずい空気が流れる。しかし、すぐに気を取り直すヴァルハラ難民達。
「・・・そ、そうそう! ハレルヤランドができた暁にはちとせ組に
守ってもらえるように契約をとりつけました」
と言って魔王城を指差す。と、その方向からものすごい形相でちとせ組の団員が走ってきた!
「大変ですお嬢っ!ゾンビが勇者の子孫達を連れ込んで立てこもり
城内がゾンビの巣窟になってしまいました!
おやっさんを逃がそうとしたんですが勇者の子孫達を救出するといって
聞かなくて……まだ城内に……!!」
ゾンビはすでに地球にまで侵略を進めていたのだ!
「みんな、準備はいいか!?」
「絶好調だよ〜!」
トンヌラの棺おけが答えた。多分大丈夫だろう。いざ、魔王城開門!
ゴゴゴゴゴ…・・・と言いたい所だが引き戸なのでガラガラッ。
509名無しになりきれ:2007/05/17(木) 02:35:14 0
しかし誰も突っ込んでないがネズミ男はMarvelじゃなくてDisneyじゃないか?
機動戦士ガンダムシードデスティニーDisney&Marvel!ある日突然現れたストライクフリーダムガンダムとデスティニーガンダムとレジェンドガンダムとビックバンインパルスガンダムインフニティドジャスティスガンダムとアカツキが登場しました!
ソシテ新しく生まれ変わった大ゴモラ零号★大銀河シリーズその名は超宇宙戦艦ファイナルフロンティアエターナルユートピア超高機動形式超高火力超高重量機体コズミックアドベンチャー大ゴモラ零号新築建造仕様通称名称アポカリプス大ゴモラ零号!
ゾンビを倒すべく全次元距離崩壊素粒子規模破壊完全滅亡新設超特大ニヒリズム虚無主義大ゴモラ砲発射準備!ドゴォォォォォンボォカァァァァァァンこの宇宙を砕きながらゾンビの巣窟へと2ちゃんねる史上最強最大最悪最低の超高エネルギー超最終必殺技がぶっ飛んでいった!
ゾンビの王国は立ち待ち崩れていった●●●!悪の宇宙帝国OUMU改め超高次元宇宙規模新悪の大宇宙大帝国アーレフ光の輪!世界の始まりから世界の終わりまでを悉く神の如く支配する恐るべき秘密結社である!やっぱるミッキーマウスはディズニーランドでヤッパリ決まりだ!
松本零士の最新作品その名はネクストワールドスタート銀河鉄道の夜物語999超時空大冒険活劇新宇宙新世界新地球2007年新たなる物語が再び始まる!約束の場所は超高大機動形式銀河鉄道QQQ夢は時間を時間は夢を裏切らない!時間は夢を夢は時間を裏切っては成らない!
511名無しになりきれ:2007/05/17(木) 05:15:51 0
いい加減句読点打たないのかな
半端じゃない位に読み難い
つか自画自賛オレTUEEEE!な文を読む気にもならないが
機動武闘伝Gガンダム&宇宙戦艦ゴモラ25周年作品!MAD宇宙武闘伝Gゴモラ!新ストーリー大ゴモラ壱号!宇宙戦艦オウム&機動武闘伝Gガンダム25周年作品!宇宙武闘伝Oオウム!新ストーリー大オウム壱号!
今度はPS3(プレーステーションスリー)と最新機体アーケードゲーム機で宇宙戦艦ゴモラの最新作を出して欲しいですね!アーケード版は3DアクションシューティングRPG楽しい時を作るバンダイの強化改良形式宇宙戦艦ゴモラ!
PS3では暴力残酷本格派戦略シュミレーションアドベンチャーゲーム!オールディメンションタクティクス宇宙戦艦ゴモラ!宇宙戦艦ゴモラはアニメ化される!その名もビューティフルアーティスティックドラマティック宇宙戦艦ゴモラ!
アニメ映画では超高出力超高破壊力超高大砲力超高等勇者王宇宙戦艦ゴモラ人類滅亡の恐怖と地球滅亡の危機を救え!クライマックスには驚愕と衝撃と恐怖に満ちた結末が!株式会社工メヅ才/ドヅブベ一ジでは!SIN・宇宙戦艦ゴモヂ 復活編!
プ口ジェクトの総合慣習はクリエイティブマネジメントは三又夕一酉崎義展氏!新作のアニメ映画『ゴモラ』は何時発売になるのか!最近の変動戦士ガゾダムーのムービーが世界中で宇宙航海されて!銀河鉄道ソドム・エターナルディストピアンズ!
松本●士は顔がドクロマーク!ミースター西崎義展彼氏様殿も塀の中でざま見ろですが!それにしてもヤ●トはミンナ私の物ですよデスとラーで死の太陽を何ですよ!袖に付けても夢は裏切りませんよ!デモね私に黙って宇宙戦艦ゴモラの最新作を作ろうとしている!
513超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/18(金) 17:59:21 O
しかし誰も突っ込んでないがネズミ男はMarvelじゃなくてDisneyじゃないか?
疑問に思うのは無理もない。
「略していましたが、実はネズミ男のコスプレをした、スパイダーマンなのです」
そう!超紅の言葉通り、あれはネズミ男ではなかったのだ!
「くっくっくっく!
よくぞ我が幻を見破った…」
壊れた城の中から、本物のネズミ男が現れた。
Disneyの総裁、ミキマウスである。
実は壊されたのは、魔王城ではなく、デゼニーランドだったのだ!

「この私が、真のラスボスだとよく見破った!
褒美に絶対の死をくれてやる!
我が腕の中で息絶えるがいい!!」
戦艦の幻が通じないため、ミキマウスは別の攻撃手段をとった。
猛毒リンゴ食え食え攻撃だ!
一口でもかじると、永遠の眠りについてしまうぞ!
糞ッ食らえ!神様をも真っ二つにして!神は死んだ表示を出させる!神殺しのニーチェニヒリスティックチェーンソーだ!
真のラスボスであるミキマウスの猛毒りんごを真っ二つにした!猛毒りんごはアッとゆーまにバラバラになった!(ミキマウス)なんて事だー!
大ゴモラ零号の圧縮展開超特大ネオハイパーゴモラ砲オールディストラクションバージョンがミキマウスに直撃した!ミキマウスはいつの間にか粉々になった!
ミカタパーティーの大勝利!デゼニーランドは俺の物だ大ゴモラ零号ランドにしてやる!くたばり上がれ〒”ィ又”二一(Disney)だパチンコ台大ゴモラ零号Uが置かれている!
いきなり登場した松本零士(マツモト・レイジ)がディズニーランドを買いたいと言ってのけた!ヤッパリ本家の大ヤマト大銀河シリーズ大ヤマト零号は撮っても最高なのである!
515名無しになりきれ:2007/05/18(金) 22:38:06 0
「いい加減空気嫁ゴルァ!」
松本零士はハリセンでナレーション(>>514)を張り倒した。
516名無しになりきれ:2007/05/19(土) 02:48:23 0
「訴訟だ!裁判沙汰だ!」
どうやら松本零士は>>514を法廷に連れて行こうとしているらしい
さぁ、泥仕合の始まりだ!
松本零士(マツモト・レイジ)がやっぱり!ディズニーランドを買うそうです!確かに夢は時間を時間は夢を裏切らない!宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999が捕っても大好きドーラーエーモーン!
サラバ地球よー旅たつ船は宇宙戦艦ヤマト!ミキマウスのお墓はデラックスゴージャスにして上げるからねー!アノナーオウム真理教がコスモクリーナーDを作ろうとしたり!御堂筋の地下鉄にサリンを撒いて大勢の人を大量虐殺!
光の輪と松本零士(マツモト・レイジ)次の最新作は超宇宙戦艦・大オウム零号と超宇宙戦艦・大ゴモラ零号と超宇宙戦艦・大ヤマト零号の360℃スクリーン大迫力映画にするようです!何とドッキリ!
ミキマウスを改心させて蘇らせた!ミキマウスもう悪い事はしません!松本零士はミキマウスを反省させた!宇宙戦艦ゴモラは惑星イスタンブールへ最新型印刷機を取りに行った銀河鉄道ソドムは惑星大アソダヲナダ機械の体をもらいに逝く!
松本零士(マツモト・レイジ)はコスモスクウェアとビックバンに帰っていった!宇宙の彼方イスカンダルへ運命背負い今!飛び立つ旅たつ宇宙戦艦ヤマト!必ずここ得帰って来ると!手を振る人に笑顔で答え遙遙望む宇宙戦艦やーマートー!
518斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/19(土) 09:12:47 0
そんなリンゴ、ボクが食べてやるッ!!!
リンゴを奪って口へダイレクトッ!!!
モグモグ…ボクのことは大丈夫ッ…心配しないで…
ああ…意識が遠のいていくッ…でも大丈夫…ッ
きっと白馬に乗った王子様が、ボクに目覚めのキスをしてくれるから…ッ
…意識が遠の…

…遠のかないッ!?
むしろお目々パッチリッ!!
なぜッ!?
「魔族に毒リンゴなんて効くワケないじゃない。」
か…母さんッ!?母さんの声が頭の中に響いてくるッ!?
そうか、ボクは白雪姫にはなれないんだ…ッ!チクショウッ!
こうなったら毒リンゴなんてヤケ食いしてやる〜ッ!
きーッ!!
井筒裕太(イヅツ・ユウタ)が松本零士(マツモト・レイジ)に説得を試みた!大ゴモラ零号の超必殺技の大ゴモラ砲が松本零士(マツモト・レイジ)にクリティカルヒットした!
超無限大以上!のダメージで松本零士(マツモト・レイジ)は悔い改めて改めて見方になった!訳が無かった!
本家の大ヤマト零号の超必殺技の大ヤマト砲が大ゴモラ零号に情け容赦なく直撃した!ドゴォォォォォン!オーバーキルデストロイクリティカルヒット!超究極最大完全無限大以上のダメージ!
大ゴモラ零号は跡形見なく消え去って素粒子の欠片も一つ消滅した!さようなら永遠に大ゴモラ零号!
大ヤマト零号の新最終兵器のオールクラッシャーギガデス波動物理法則宇宙空間破壊フリーエネルギー荷電粒子砲が残酷な天使のように毒リンゴとミキマウスに直撃し貫通して肉体も零体も跡形も無く消し飛んで全てが無へ
と帰り消滅してしまった!今度こそ味方パーティーの勝利と思い増したが!
アッこれは本当のラストボスの本物の残虐暴力超絶大興神様!が現れたありとあらゆる兵器や武器は勿論の事で頼みの綱の神殺しの回転鋸ハイスピードチェーンソーや
神殺しの男フリードヒ・ニーチェに光の剣ライトセーバーも全く盛ってノーダメージのどんな超必殺技でも倒すことが出来ないと言う存在だ!
大ヤマト零号の新大量破壊兵器の因果律崩壊物理法則消滅超紐理論圧縮凝縮索敵収束全域次元分解拡大灼熱冷凍絶対零度量子力学カーニバル波動砲が!
残虐暴力大興神様に目にも留まらぬスピード!で直撃したありとあらゆる存在を消し飛ばすほどの超高エネルギーが全次元を多い尽くした!
ハイテンションフルパワークリティカルヒットだ残虐暴力大興神様は跡形も無く消え去った!神様をテェーンソーでバラバラにして神を倒して!それで神は死んだ!全次元宇宙世界は滅んだ!
そして松本零士(マツモト・レイジ)と井筒裕太(イヅツ・ユウタ)と大ヤマト零号と魔王城が虚無空間に残って新たなる創造を始める事にした!
神も神々も死に絶えてしまった静寂の世界に悪魔達と魔王達の悪徳の悪意に満ちた暗黒の邪悪なる新世界の神と神々に為るのだ!この世もあの世も暗黒と恐怖と絶望で生きとし行ける者を包み込んでしまうのだ!
そう永遠に無限大の闇が包み込んでしまうのこれは魔物達と魔族達にとってもっとも喜ばしき瞬間であるのだ聖なる存在は滅んだのだ!
520名無しになりきれ:2007/05/19(土) 10:56:25 0
よくやるね
521名無しになりきれ:2007/05/19(土) 11:58:54 0
ちんちんしこしこ
522首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/19(土) 23:06:17 0
ちとせだけに毒リンゴを食わせてなるものか!
魔族が食べて大丈夫なら妖精にも効かないはずだ!
「いただきまーす!」
うむ、うまい。
あれ? パトラッシュ、なんだかとっても眠いんだ……。

そこは、虚無の空間だった。
神は死に、永遠の闇の世界が作り出されようとしていた。
「そんな……負けたのか……?」
どこからか声が聞こえてきた。
――いいんだよ、お前はよくやるね……じゃなくてよくやったね……
そうか……じゃあこのまま眠ってしまおう……
その時、凛とした声が響いた!!
「騙されてはいけません、首領パッチさん!!」
そこには、トンヌラがいた。そういえばこいつも死んでいたのだ。
「トンヌラ……!?」
「よかった。首領パッチさんが来てくれたおかげで生き返れる。
こいつらを倒して元の世界に戻りましょう。さぁ、僕の手を握って!」
オレはトンヌラの手をがっちりと握った。
「勇者だけが使える呪文の系統を知っていますか?
一人じゃ使えない、仲間と心を一つにして初めて使える魔法なんです。僕に力を貸してください!」
ミナデインあたりを予想。つなぎあった手を中心に、凄まじいエネルギーが渦巻き始める。
それが最大値に達したとき、トンヌラの呪文によって魔力が解放された!
「【ちんちんしこしこ】!!」
伝説の遺失魔法……!メガンテの逆バージョンとも言うべき死亡時のみに使える隠し魔法だ!!
これを習得しているトンヌラは、やはり真の勇者だったのだ!
聖なる光によって闇の創造主達は一瞬にして消し飛び……

復活を遂げたオレとトンヌラは棺おけの中から飛び出した!!
目の前には、怒りに顔をゆがめるミキマウス。
「愚かな奴だ……私を本気にさせてしまうとは。
今度は楽には殺してやらんぞ!!うおおおおおおおおおおおお!!」
ミキマウスの周りで、凄まじい暴風が渦巻く!!
松本零士(マツモト・レイジ)は銀河鉄道物語ファンタジックスタードキュメンタリーストーリーズを唱えた!召還魔法により旅の扉(タビノトビラ)が開かれ!
新ビックワンが派手で大袈裟に豪華な演出と共に華麗に登場した!ゴゴゴゴゴゴゴゴゴギギギギギギギギボボボボボボボボ!
新ビックワンがコスモマトリクス砲でミキマウスを砲撃しようとした!コスモマトリクス砲発射準備用意!キューンキューンキューンエネルギー充填が完璧に整いました!
コスモマトリクス砲の発射準備が整いましたコスモマトリクス砲がミキマウスに舞った持って情け容赦なく直撃した!
ハイスピードダイナミックダイレクトフルパワークリティカルヒット!ミキマウスに超完全最強究極無限大以上永遠回数!の大ダメージを与えて!
ミキマウスを欠片も一つ残さずに跡形も無く残酷にも無残に消し飛んでしまった!
松本零士(マツモト・レイジ)と新ビックワンの大勝利!
お別れだね銀河鉄道999エターナルファンタジーミステリーツワーズ!諸悪の根源にして邪悪なるディズニーランドは絶対不可侵にして神聖なる松本零士(マツモト・レイジ)ランドにしてやるのだ!
超宇宙戦艦大ヤマト零号に誰も見た事の無い銀河鉄道物語パーフェクトエディション!
524超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/21(月) 16:11:44 O
「我が元に集まれぇい!破壊と滅亡と欲望の意識達よ!」
ミキマウスの周りに集まっていくのは、人間の負の感情だ。
いかにもラスボスらしく、悪の心をエネルギーにする攻撃を放つのだ!
「怠惰と堕落の力も、忘れずに取り込んでほしいですね」
「おっと、忘れていたな。危ない危ない」
うっかり忘れていたらしい。
ラスボスにあるまじき失態である。

「もう一度やり直しだ!いくぞ!!
我が元に集まれぇい!
破壊と滅亡と欲望と怠惰と堕落の意識達よ!」
もう一度力を集め直すミキマウス。
なにしろ、追加で悪の心を集めているのだから、その威力は絶大だ!
だがしかし…
「うおおおっっ!?なぜだ!?
力が集まらねー!!」
ミキマウスは叫ぶが、そんな事は当たり前である。
怠惰も堕落もやる気のない力の集まり。
そう簡単に集まるものではないのだ!
「おのれおのれぃ!よくもだましたな!
だが、3分後にはおまえ達は木っ端微塵だぁあ!!」
さて、ここで逆に考えてみましょう。
今から3分間、ミキマウスは完全に無防備。
今がチャンスですね。
525首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/22(火) 14:41:12 0
「残念だったなミキマウス!!お前の野望はここで終わりだ!!
はああああああああああああ!!」
両手を高々と天に掲げ、ラスボス戦に相応しい派手な画面効果を演出する。
暴風が巻き起こり、電撃が弾け、その中から現れし物は……
巨大なプレステのコントローラーだ!!
「行くぞ!!必殺………」
ここでお約束通り画面が静止。

【○×△□↑→↓←のボタンを使って華麗なコンボを決めろ!!】
526斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/22(火) 17:03:52 0
ミキマウスっ!!
キミは沢山のゲストの夢を背負ってたッ!
…なのに
…なのに!
破壊と滅亡と欲望と怠惰と堕落だとッ!?
そんなモノ、知らせてくれればボクは
すぐさまトォーンタウンに行って吸い取ってやったのにッ…!
堕ちたキミなんて見たくないッ…!
だから、着ぐるみを剥がさずにキミを倒すッ!!!
行くぞッ!
フルパワーで倒してやるッ!
上上下下左右左右×○!!!
そう!このコマンドは一瞬でフルパワー……あれ?
え?グラ3なの?
…グラ3ってことは…
…自爆コマンドだったッ!!!
ちゅどぉぉぉぉぉぉん!!!!
527超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/22(火) 22:58:13 O
巨大コントローラーは一瞬で砕け散った!
「ふっ!焦らせおって!
だがここまでだ!
怨冥弾を食らえぃ!!」

ミキマウス は 怨冥弾 を はなった!
しかし なにも おこらなかった!

「なっ!?なんだこのナレーションはっ!?
なぜ何も起こらないのだ!!」
怒り狂うミキマウス。
とっくに勝負がついているのに、気づいていないようだ。
「どうやら、教えてあげなければ分からないようですね。
ヒントです。
自爆する魔法、といえばなんですか?」
「まっ、まさかっ!!
メガンテか!?メガンテなのかっっ!?
待て!辞めろ!話せば分かる!
俺はマダシニタク…うわらばーーーっ!!」

砕け散るミキマウス。
コントローラーの尊い犠牲により、世界はついに救われたのだ!
すぐさまミキマウスを一瞬のうちに倒すぞ!松本零士(マツモト・レイジ)のターンだ!アイテムの銀河鉄道物語U始まりの旅路は悪夢との出会いを使用した!
超光速度航法銀河鉄道総合司令部重要監視探検大社長のレイア・ディスティニー・シェラの登場している専用特殊部隊戦闘武器銀河鉄道のニュータイプフューチョンだ!
すぐさま射撃準備でミキマウスに向けてターゲットスコープをロックオンしました!超高技術オーバーテクノロジー超高破壊力連続爆破大量破壊兵器超高度必殺技の発動準備!
超新星大爆発衝撃驚愕素粒子超空間位相崩壊超時空宇宙空間恒星相転移破壊超高エネルギー天変地異災害天災人災形式圧縮凝縮解凍絶対零度氷結冷凍カーニバルギガ波動荷電粒子砲エネルギー充填開始!
ポォーンポォーンポォーンキュイーンキュイーンキュイーンヴォーンヴォーンヴォーンエネルギー充填が完了しました凄まじいばかりの大閃光と大ショックが全次元宇宙空間のありとあらゆる物を総て消し飛ばした!
トンデモナイ途轍もない超高大威力の凄まじいばかりの超高速度の大爆風と凶暴たる絶望を与える恐るべき眩し過ぎる光の束がドハデナイ気負いと共にミキマウスに直撃して世界と地球の総てを飲み込んでしまった!
ミキマウスに超高無量大数究極完全無限大限界突破リミッター解除属性無効化防御力無視特別元素のゲームバランス崩壊超高度数値大ダメージがみきマウスをああ無常の如く全く持って情け容赦なく宇宙其の物と共に消し飛ばした!
これで終わりだ!全く持ってしつこいですがやっぱり松本零士(マツモト・レイジ)はディズニーランドを買収するそうです!子供の夢を奪う悪徳企業メム⊂バゾダイゴーボレージョンの宇宙戦艦ゴモラと機動戦士ガゾダム何だよ!
世界支配を狙う極悪株式会社のゼガザ三一ボーノレリングズのゾディグ・ザ・ベッジボッグと銀河鉄道ソドムにジャイニングボォーズにズーバーマーゲッドモンギーボールと残酷な天使のテーゼ竜が如く馬鹿をミロと言われてんだよ!
529首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/22(火) 23:42:17 0
「勝ったぞーー!」
「万歳!」
観戦していたヴァルハラ難民達の拍手が響き渡る。
脇役キャラになってしまったアフロリーゼント仮面が哀愁を漂わせながら呟く。
「ミキマウス……結局何だったんだろう」
「分からない。でも……人間の負の感情の結晶だったんじゃないかな。
偽札を作って盗作遊園地を作ろうとするような、ね」
忘れてはいけない。人間の愚かさを。
第二、第三のミキマウスを生み出さないために!!

珍しくシリアスだがたまにはこんなのも悪くないだろう。
エンディングテーマが流れ始め、最後はオールスターでキャスト紹介である。
……あれ!?エンディングテーマがなんかおかしいぞ!
これじゃあしんみりムードがぶちこわれだぞ!

「♪キャスト紹介は〜私が担当させていただきま〜す〜♪」
変なエンデイングテーマに合わせて天帝オズマ率いる裸踊り集団が現れた!
第二話に登場したNPCを全員(死人も含む)引き連れているのでド迫力だ!
「こんなエンディングいやあああああああああ!」

ご愛読ありがとうございました。次回もお楽しみに!
お楽しみの次回作は超絶信号音兆重移動宇宙戦艦・大ゴモラ壱号と超物理学超異次元超合金機動戦士GUNDAM・$∃∃⊃ DESTINYだよ!
超高等科学技術銀河鉄道アンディメンション999と超絶核熱超高エネルギーオールディメンションフルオールマチックハイレベルファンタスティク!
531名無しになりきれ:2007/05/23(水) 20:17:22 0
なぜこいつのレスは俺のブラウザでギリギリ改行されるのだろうか
532第三話プロローグ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/24(木) 00:02:55 0
世界を震撼させた大戦役から数週間の時が流れ……
人々は何事も無かったかのようにいつもの日常を取り戻していた。

――ツクヴァの街 ハジケるコーラ亭――
ハジケるコーラ亭は今日も冒険者や酒場難民で賑わい
店内をコパッチ達が忙しく走り回っている。
ガラの悪そうなチンピラが入ってきた。
「マスター、水割り頼む!」
「へい、お待ち!」
一口飲むやいなや、グラスをテーブルに叩きつけて立ち上がる。
「コーラじゃねぇか!ふざけてんのか!?」
「全世界で最も素晴らしい飲み物、それすなわちコーラ!
よってうちの店ではコーラしか出さないぜ!!行け、コパッチ!粛清だ!!」
「な、なんだ!?」
一斉にコパッチ達が男を取り囲み、コーラを注入する。
数分後。立派なコーラ愛好者が出来上がった。
「コーラさいこーう!!」
その隣ではコーラの飲みすぎでハイになった人が
「超絶核熱超高エネルギーオールディメンション
フルオールマチックハイレベルファンタスティク!」
とか意味不明な言葉を叫んでいる。こんな平和な日常。退屈なほど平和な日常。

そこに。扉をバシーンと開け、騒々しく集団が入っていた。事件のヨカーン!
「冒険の依頼ですか?」
しかし集団はオレの前を素通りし、二階への階段を上っていく。
普通、冒険者の店の二階は宿屋になっているものだが、ここは趣向を凝らして
霊界探偵事務所になっている。アンデッドなどが絡む事件を専門に取り扱うそうだ。
ちなみにこの建物は10階建ての高層ビル……ではなく、高く聳え立つ塔であり
上の階に行く人が全員オレの店を通っていくので見ていて退屈しない。
エレベーター、もとい、転移装置の設置が望まれるところだ。
「ぎゃあああああああ!!」
突然、二階でけたたましい悲鳴が上がる!
「何だ!?」
オレは駆けつけるべく階段を駆け上がった。
533斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/24(木) 07:08:18 O
「ギャアアアアアアアアアアッッッッッ!!!」
大丈夫かッ!?しっかりしろッ…!
くッ…また犠牲者が出てしまったかッ!
ボクの料理はそんなに絶叫するほど美味しいのかッ!?
「逆よ。死ぬほど不味いのよ。」
母さんの故郷、エルフの村…
ソコは色とりどりの高層ビルが縦横無尽に立ち並ぶッ!
そのエルフの村に住むおばあ様から手紙がやってきたッ!
内容はこうだッ…
「ちゃんと孫娘には料理を教えてあるんだろーね!
 あたしゃ孫娘の料理を食べてみたい!
 孫娘のチームが村の暗黒料理大会で優勝したら
 もうそろそろ二人のことを認めてやってもいいよ」
そう、母さんは駆け落ちしたから、まだおばあ様は怒ってるんだッ
だからコレはまたと無いチャンス!
「でも、あのクソババア、無駄に食通なのよ。」
大会の成績しだいじゃ、きっと世界は闇に包まれるッ…
534超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/24(木) 16:18:46 O
「独創的な味で美味しいと思いますがね」
血吐瀬の料理をもぐもぐ食べる超紅。
無毒化体質のおかげで、腹痛になる心配もない。
そして同じように隣で食べ続けるもう一名。
「確かにうまい!…が。
これでは、食通を驚かせる事はできんな」
おしゃぶりをくわえたまま、器用に食事を続ける謎の青年。
誰でしたかね?
「おっと失礼。あいさつがまだだったな。
私はこの探偵事務所のオーナー、コエンマだ。
この料理だが、惜しいことにWASABIが入っていない。
だから、気が抜けたような味なのだ」
コエンマは味の解説をしたあと、ボロボロの鍵を押しつけてきた。
「この鍵を塔のの地下室で使いたまえ。
隠しダンジョンの道が開くだろう。
その中で手に入るWASABIを入れれば、この料理は完成する!
私はそれまでここで待っているよ」
またまた食事を始めるコエンマ。
自分で取りに行かないのは、RPGの王道である。
「仕方がないですね。
WASABIとやらを、取りに行きますか」
ハジケるコーラ亭に降りて、地下室を探してみる事にした。
535首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/24(木) 23:39:56 0
駆け上がると、二階には、お馴染みのちとせと超紅がいた。
なんと、この建物には地下に隠しダンジョンがあるらしい!
ハジケるコーラ亭にその入り口があるそうだ。

ハジケるコーラ亭に降りて、みんなで地下への入り口を家捜しする。
しかし、どんなに探しても特に変わった場所は無い。当たり前だ。
よく考えればゲームやマンガじゃあるまいしそんなのある訳無いじゃないか。
諦めムードが漂いだした頃、コエンマが降りてきた。
「そんな事だろうと思った。君達はまだ勇者レベル1だね」
コエンマはおもむろにカウンターの奥の食器棚を押した!
「ふんっ!」
衝撃で食器が床に落ちて砕け散って散乱する!
「ぎゃああ!!何するんだーー!」
そこには、絵に描いたような地下へ降りる階段があった。
「なんてこったー!こんな所に階段が!」
なんともナチュナルに驚くオレを、コエンマが注意する。
「そういうセリフをいってはいけない!あるのが常識だからだ!!
私が手助けできるのはここまでだ。では行ってきたまえ!」
536斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/25(金) 05:13:03 0
よしッ、この絵に描いたような階段を降りようッ!
…と思ったら、ホントに絵に描いただけの階段じゃないかッ!?
こんなものどうやって降りればいいんだッ!?
「降りればいいじゃない。ちゃんと絵の通りに本物の隠し階段が見えるわよ。」
ホントかな…でも、エルフの森で生まれ育った母さんなら
確かに隠し階段ぐらい見抜けるのかも知れないッ…
ボクはその階段の絵の中心に飛び込むッ!
てやぁぁぁッ!!!
床をすり抜けたッ!!!
足場が…ッ!?
ゴロゴロゴロゴロ…ボクは階段を転げ落ちるッ!
ああ…ボクはこのまま転落死してしまうのか…
ううん、それも運命かも知れない…ごめんよ母さんッ…
「さっさと立ちなさい。」
手を引かれて立ち上がったボク達の前に立ちはだかるのは
巨大な地下迷宮…凄く見晴らしのいい、ワンフロアだッ!!!
♪♪♪ちゃららららら〜ら♪♪♪
モンスターハウスだッ!?
537超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/25(金) 18:04:06 O
フロアのあちこちに、かなりの数のモンスターがいた。
が、どのモンスターも動こうとせず、こちらの様子をうかがっている。
そう。モンスターハウスの魔物たちは、敵の動きを見て対応するタイプなのだ!
待ちガイルみたいなものだと思えばよい。
ちなみに待ちガイルとは、しゃがんだまま動こうとしない軍人のことである。

ここは先手必勝、一度の攻撃で、できるだけ多く敵を倒したいところだ。
ただ、凶悪魔法で一掃しようにも、超紅の覚えている魔法は破壊力が高すぎるものが多い。
貴重なWASABIまで消失してしまっては、意味がない。

「では、こうしましょう」
すぐ側にいる核爆弾岩を持ち上げた。
この魔物は強い衝撃を与えると、周囲を巻き込んで大爆発を起こす。
誘爆を狙えば、フロアの敵を楽に倒せることだろう。たぶん。
「とんでけ〜!!」
持ち上げたモンスターを、爆弾岩の密集地点めがけて投げ飛ばした!
538首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/25(金) 22:04:17 0
核爆弾岩による核爆発が巻き起こる!
爆弾岩たちは一匹残らず粉々に砕け散る!
……と思いきや、煙の中から声が聞こえてきた。
「フハハハハ!サンタさんなんていないんだあああああああああああ!!」
「ぐはっ!」
ああ、何たる爆弾発言!オレは10のMPダメージを受けた!
「俺様は爆弾岩の核による突然変異によって誕生した爆弾発言岩だ!!」
そして容赦なく爆弾発言二発目が炸裂する!
「隠しダンジョンへの扉はあれだ!!」
彼が指差した先には、全身にバターを塗った相撲取りのような格好をした
人物が通路を塞いで立っていた。二段バラには臍を矢印で示して
「鍵穴」と書いてある!さっきにも増して強烈な爆弾発言だ!
539斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/26(土) 16:21:36 O
ソレのどの辺が爆弾発言ッ…?
まあいいや、道教えてくれてありがとうッ!
お相撲さん、通してね!
…どかないつもりかッ!?
なら、強行突破だッ!!!
ここに取り出したるはドラミちゃんから盗んだ四次元ポケット!
(ボクは盗賊だから盗むんだ…良い子はマネしちゃダメだぞッ☆)
アレでもない、コレでもない…あった、コレだッ!
♪ぺけぱぽん♪【こ〜ちょ〜こ〜ちょ〜マ〜シ〜ン】〜!
お相撲さん、ゴメンッ!
…こちょこちょこちょ…
540超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/27(日) 11:49:59 O
「だーはーはーはーはーはーは!!!」
妙な笑い声を上げ、転げ回る相撲取り。
笑っているので、鍵穴を守ることができない。
「てりゃ」
持っていた鍵を差し込み、回してみた。
「ドスコーイ!」
たちまち、相撲取りはまぶしい光を放ち始めた!
「チャンコパワー充填!ゴッツアンです!!
突っ張りテレポート!」
なんと!相撲取りの突っ張りで、その場にいた全員は別の場所にとばされた!
荒っぽい移動技なので、虚弱体質の人には決して使えない。


とばされた先は、WASABI農園。
WASABIは綺麗な水のある場所でしか、育たない。
当然、のどかな光景が広がっているはずなのだが…
巨大なビーフが、WASABIを食べ散らかしていた。
食べ残しのWASABIでも、料理に使えますかね?
541首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/27(日) 14:00:02 0
食べ残しのWASABIを回収しようとすると、厳かな声が聞こえてきた。
「命が惜しければ引き返せ……」
「……!?」
周りを見回してみるが、それらしき人影は見えない。
「WASABIは神との契約によってこの地に与えられた聖なる作物……
何人たりとも冒涜する事あたわず……!」
よく見ると、しゃべっているのは巨大なビーフだった。
「お前、食い散らかしてるじゃん」
巨大なビーフは一瞬あせったような顔をしたが、すぐに取り繕う。
「私はここの守り神だから特別にWASABIの恩恵を受けることを
許されているのだ…!聖域を荒らす者は何人たりとも生きて変えさん……!」
巨大なビーフから凄まじいオーラというかワサビ臭が放たれる!
「神聖なるWASABIパワーの前に屈するがよい!!」

WASAビーフが現れた!
542斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/27(日) 14:34:39 O
ぐぅッ…マズいぞコレはッ…!
魔族のボクを倒すために殺菌効果のあるWASABIを使うなんて…!
いや、ボク自身のミスだッ、この有名なボクの対策なんてされて当たり前ッ…
ボク自身も殺菌対策はキッチリやっておくべきだったんだ…ぐぼッ…!
なんだこれは…吐血ッ…?
ボクの意識が消えていく…
今まで感じたことのない感覚…
そうか、今度こそボクは死ぬんだ…な……
そしてフッと意識が抜けた時ボクは何かを感じたッ
温かい光…ッ?
目を開けると、ボクの身体が虹色に光っているッ!!!
力が沸いてくる…今までのボクの力とは全然違う力がッ!!!
魔の力じゃないッ!
コレはつまり聖なる光なんだッ!!!
「私の言う通りにやってみなさい。」
不思議な力がボクに力の使い方を教えてくれるッ!
ボクは言われるままに技の名前を叫ぶッ!
妖術ッ!リーフブリザードォォォッッ!!!



…ぇ、妖術なの?
543サ・ラ・バ・宇宙戦艦ゴモラ愛の2ちゃん戦士たち:2007/05/27(日) 15:22:54 0
松本零士(マツモト・レイジ)はWASAビーフにアイテムの銀河鉄道物語V九百九十九永遠の衝撃の霊界通信で驚愕の超常現象大いなる大路線図トラウマリストラノストラダムスの大予言を使用した!ピンピロピンドンダンゴン!
超最新型超絶最終兵器超特大銀河鉄道1,001ミレミアムワン黄金恐竜特別特殊部隊作戦使用超特殊豪華車両を召喚した!超高エネルギー超高圧力超高火力超高出力超高密度凝縮圧縮収束長距離射程拡大荷電粒子波動砲発射準備!
WASAビーフに途轍もないとんでもなく凄まじい超特大極太ビームが恐ろしいほど純粋で全く持ってエゲツナク残酷に情け容赦なくWASAビーフに直撃して超特大限界突破無量対数全属性防御無効究極完全無限大以上のダメージ!
超高素粒子分解宇宙空間破壊全次元位相崩壊超時空時間操作最大強化レベルのネオハイパーオーバーキルの原初終末全存在消し飛び輪廻転生消滅許可エターナルアンディミテッドオーバーキルビューティフルセクシークリティカルヒット!
WASAビーフは焼肉定食になった!味方パーティーの完全勝利!唐突に突然した旅の扉からはミキマウスが現れた最も恐るべき魔界世界殻命がけで帰ってきた想像を絶するほどの修行によって見違えるほどフルパワーアップしたミキマウスが帰ってきた!
ミキマウスが我々が最も恐れていた事に常識はずれの超特大最大級の史上最強の超必殺技を繰り出したこの宇宙空間の全存在を破壊し全次元位相世界を徹底的に崩壊させる超時空超空間超次元亜空間時間操作させるほどの大爆風がありとあらゆる全ての町を吹き飛ばした!
これがミキマウスの発動なのかー素晴らしいミキマウスの力なのかーミキマウスの格闘射撃攻撃にによって驚くべき瞬間が訪れて全ての命が消し飛び虚無の異次元を伝説巨神イデオンの発動篇のラストの用に全キャラクターが瞬く間に死亡してしまい霊体になってしまいました!
ミキマウスは地球に流星をぶつけて完全に打ち砕いて滅ぼしてしまった我々は迷う事は無いよ新たな星の物語が始まるWASABIの事なんてどうでも良いんだミキマウスが何もかもミビイテくれるから安心してね全てが何もかも消し飛んでしまったけれどもどうでも良いんだ!
544超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/28(月) 16:35:48 O
ほとんどの生き物には、弱点属性が存在する。
例えば、氷でできたゴーレムは炎に弱い、といった具合である。
自称聖なる生き物であるWASAビーフは、妖術に弱かったようだ。
「ブモオォォォ…」
妖術の直撃を受け、あっけなくお亡くなりになる、WASAビーフ。
大口を叩いていた割に、実力が足りなかったらしい。
「戦闘になりそうだったのに、ちょっぴり残念ですね」
見せ場が無くなったのは心残りだが、今はWASABIを手に入れるのが先。
WASABI畑から、残ったWASABIを集めようとする。

いつの間にやら、畑の真ん中に、美しい女性が立っていた。
「私はWASABIの精霊。
私を苦しめていたWASAビーフを退治して下さり、ありがとうございます」
彼女が言うには、あのビーフは黒勇者のペットで、邪悪の化身らしい。
そんな生き物が、妖術に弱くて許されるのだろうか?
「お願いします!
黒勇者を倒して、私を解放して下さい!」
両手を胸の前でくみ、キラキラウルウル目でお願いする、WASABIの精霊。
さて、どうしたものでしょうか。
545首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/28(月) 20:58:36 0
WASABIの精霊はちとせに言った。
「あなたはエルフの血を引いていますね。私の声に反応して
種族固有アビリティ“妖術”を習得したみたいです」

「協力してくれるなら貴方たちにスキル“WASABIの加護”を授けます」
その言葉にちとせが反応する。
スキル“WASABIの加護”を自由自在に使いこなす者は、どんな強敵をも打ち負かす
最強の料理が作れるのである。
しかしこの精霊は信用していいのだろうか。あいにくオレは水の精霊以外は管轄外だ。
その時、テロップが流れた。

「WASABIの精霊が所持精霊リストに加わった」

加わってしまったものは仕方がない。
「エルフの里に一緒に連れて行こう。彼らなら正体が分かるはずだ」
546斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/28(月) 22:08:56 0
ボクがエルフの血を…そんな、馬鹿なッ!?
「今まで気付いてなかったの?。」
また不思議な声が聞こえるッ…?!
「いいかげん気付きなさい。後ろよ。」
そう言われて後ろを振り向くと…母さんッ!!!
母さん、どういうことなの!?
「言わなかったかしら?私がエルフの森で生まれたって。」
うん、エルフの森で生まれた魔族…でしょ?
…って、違うの???
「…誰もそんなこと言ってないわよ。普通にエルフの森で生まれたエルフよ私。」
…え?
…えええええええええええええええ!!!!!!!
母さんがエルフだってッ!?
じゃあボクはエルフと魔族のハーフじゃないかッ!?
そうなんだ…母さんと父さんの種族を越えた愛ッ…!
愛は全ての壁を乗り越えるんだね…
「できちゃったからエルフの森追い出されちゃって、仕方なく。」
…そんなッ!
それじゃあまるでボクが要らない子みたいじゃないかッ!!
「実際そうだったわよ?過去形だけど。」
ガーン…そんなッ…ボクは要らない子なんだッ…
その時、WASABIの精霊がボクに語り掛けるッ
「エルフと魔族の、あいの子って何て呼ぶと思う?」
そう言えば、ボクみたいなのって、何て呼ばれてるんですか?
「魔…つまり闇に堕ちたエルフのことを
 『 オ ー ク 』
 って言うんですよ」

…オーク…?

 ちとせ、しょーっく…ッ
その時、ボクの身体から全ての力が抜けたッ
ボクは目の前が真っ暗になったッ!!
547斬腹リリス ◆w7amlh8fkU :2007/05/28(月) 22:29:59 0
あーあ。のびちゃったわね。
今までその呼び名隠してたのに…まあいいわ。
サッサとその黒勇者の場所を教えて頂戴。
場所知ってるんでしょ?WASABIの精霊さん。
…にしても聞いたことある名前ねぇ。
まさかロトの勇者とかじゃないでしょーねえ。
確かあの勇者、おうごんのつめ装備してるでしょ。
モンスターがワラワラ寄ってきたら服装が乱れちゃうじゃない。
548超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/29(火) 19:03:56 O
「はい。黒勇者は、エルフの森を襲うため、移動中です。
今のうちに待ち伏せして倒しましょう!」
リリスの質問に、力強い答えが帰ってきた。
なぜかWASABIの精霊には、黒勇者の居場所が分かるらしい。
楽なので、ツッコミは入れないほうがいいだろう。
「それでは、さくさく黒勇者を倒しましょうか」
WASABIの精霊に導かれ、エルフの森に向かおうとしたとき!
「待て待て待てーぃ!
そう簡単に黒勇者の所には、行かせないぜ!!」
風のように現れたのは、見慣れた髪型の男。
おなじみアフロ仮面である。
ただし、腕はちぎれかけ、はらわたを引きずり、グロ注意な姿ではあったが。
「驚いたようだな?
黒勇者様の力で黒化した、オレ様の姿になぁ!」
黒勇者ではなく、グロ勇者の間違いだったのかもしれない。

「くらえ必殺!黒アフロ真拳!!」
グロアフロ仮面が、怪しげな必殺技を放った!
549首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/29(火) 22:51:05 0
アフロパワーの充填が始まり、黒アフロが不気味にうごめき始める!
「やめろー!」
闇に落ちた者には、熱い説得を試みるのが決まりである。
「目を覚ませ!お前は黒勇者に利用されてるだけだ!!
一回戦で負けてまた脇役になっても知らないぞ!」
「うるさいわあああ!!」
そして説得を受けた者は逆上して攻撃してくるものである。
その例に漏れず、謎の真拳が発動した!!
「黒アフロ真拳奥義!黒歴史ノート召喚!!」
どす黒い瘴気が渦巻き、アフロの中から現れし者は一冊のノート。
「冥土の土産に教えてやろう。これは黒勇者様の“黒歴史教科書”の写本!
これは見たものは……どうなるか知らないので試させてもらう!」
黒歴史教科書。遥か昔に封印されたはずの禁断の書である。
写本といえども相当のものであることは確実。
カッ!! 宙に浮かんだノートが開いた!!
550斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/30(水) 01:22:09 O
あまりの衝撃的な映像にボクの目はイッキに覚めたッ!
そこに描かれていたのは…なんと黒アフロ×黒勇者のホモビデオだったッ!!!
しかも部下の黒アフロが「攻め」だッ!
こッ…これは…なんという下剋上ッ…!!!
確かに本人にとっては黒歴史だッ!!!
そして…ノートを開いた黒アフロにとっても最大の黒歴史ッ!!!
「…ほ、ほんの出来心なんだ!
 ちょっと小金が欲しかっただけなんだッ!
 …俺はノーマルだぁぁぁ!!!」
そうッ、黒アフロは黒勇者に
「この秘密をバラされたくなければ俺の部下になれ」
と脅されていたのだったッ!!!
そして恐らく「部下」と言うからには
あらゆる意味で部下にされたんだろう…ッ
「気をつけろ…奴は真性のヘンタイだ…
 これをネタに、俺が嫌がるのを楽しんでやがった…
 お前たちも無事では済まん…ぞ…
 …ぐふっ」
551超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/30(水) 17:18:19 O
倒れた黒アフロの体は、灰となって崩れ落ちた。
まあ、灰になっても特に問題はない。
もう一度蘇生魔法を使えば、生き返るからだ。
復活に失敗すると、アフロ仮面は消えてしまうが、ささいな問題である。
特殊な趣味を知られて、消えてしまいたい気持ちもあるだろうし。

「ただ、意外なところで黒勇者の情報を入手できたのは、収穫でした」
真性の変態と戦うからには、やはり鞭や蝋燭が必要だろうか?
そんな趣味のない超紅には、さっぱり分からない世界だった。
「みなさん、急ぎましょう!
エルフの村に行く道はこちらです!」
旅の扉の近くで手を振るWASABIの精霊。
ちゃっかり手には、黒歴史ノートを持っていたりする。
後で高値で売りさばく気なのだろうか?
…あまり考えないほうがいいかもしれない。
黒アフロ仮面の灰を袋に詰め込み、旅の扉に入った。
552首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/30(水) 22:48:38 0
旅の扉に飛び込むと、次第に周囲の景色が現れてくると同時に
怪しげな音楽が聞こえてきた。
「カビン・チャビーン・ハゲチャビ〜ン!! 
宇宙からのインスピレーションが〜っ あ、よいよい!!」
周りでは、謎の呪文を唱えながら輪になって一心不乱にタコ踊りをする集団。
まさかとは思ったが、一応聞いてみる。
「あの……ここはエルフの森ですか?」
「おおっ!あなた方は……」
わざとらしく驚く変な踊りの集団。
「そうです。ここはエルフの森です。一族の長が森に迫る危険を察知したので
大精霊と交信する儀式を執り行っている最中でした」
オレは所持精霊リストを見せた。
つ【もんじゃ焼きの精霊 犬の精霊 WASABIの精霊】
「おおっ!WASABIの精霊を従えているとは……!!」
よく分からないが、WASABIの精霊はかなり高レベルだそうだ。
「貴方たちこそ我らを救う勇者だ……!!是非我らの長と会ってください!!」
彼が指差した先に居た人物とは……。
553ばん ◆dIT7d6kxds :2007/05/30(水) 22:55:01 0
テスト
554斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/05/31(木) 02:05:24 O
長老、という単語を聞いたとたん
母さんはまるで密林の兵士のように近くの樹に身を潜めたッ!
どうしたの母さんッ!?
母さんは声を出さず、指で「シーッ」の合図をする…
「ワシがエルフの長老じゃ。」
長老様ッ!この森に変態黒勇者が近付いて来るッ!
撃退する為に力を貸して欲しいんだッ!
「…全く。何という口の聞き方の娘じゃ、躾がなっておらぬ。
 親の顔が見てみたいわ…のう、リリス。」
名前を呼ばれて、母さんの身体は「びくぅ。」と震えたッ!
そしてゆっくりと母さんが出てくると…!
「アホンダラッ!勝手に勘違いして飛び出しおってッ。
 どこほっつき歩いとった、このバカ娘ッ。」
ってことは、もしかして…おばあちゃんッ!?
「おばあちゃん!?では無いわッ!長老様と呼べッ。
 変態勇者なぞどうでもいいわッ。
 お前達二人まとめて一から鍛えなおしじゃ!ついてこいッ。」
あぅ〜耳を引っ張らないで〜ッ!耳が伸びちゃうッ!
「エルフと同じ長さになってちょうど良いわッ。」



30分後、ボクは何とかお説教を終えて戻ってこれた…!
母さんはまだ掛かりそうだった…ッ
その時、けたたましい叫び声が森中になり響くッ!!!
「けーけけけけけ!!!お前ら全員触手責めにしてやる!!!」
パンツ一丁にフードとマントと斧ッ!!!
エリミネーターファッションの変態黒勇者のお出ましだッ!!!
555超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/05/31(木) 17:18:08 O
黒勇者の姿を見て、真っ先に疑問に思ったことがある。
触手責めと言っているが、どこにも触手がないことだ。
「触手はどうしたんですか、触手は」
「この俺は倒されることにより、第三形態まで変身する。
その第三形態の時!
俺は触手勇者となるのだ!」
今のままだとただの変態のようだ。
「さあ。早く俺を殴ってくれ!
叩いてくれ刺してくれ切ってくれ!!
もう辛抱たまらーん!!」
さすがは黒勇者。
変態の名にふさわしく、マゾであるようだ。
しかし倒すと強くなる相手を、どうやって倒したものだろう?

「うぅ…もうだめだ…バッタリ」
何もしていないのに、急に黒勇者は倒れた。
毒を受けていたのか?
それとも、見えない光線だろうか?
「は…腹が減った…
誰か…何か食わせてくれ…」
単にお腹がすいていただけのようだ。
ここは、恩を売って後で返してもらうのがいいだろう。
問題は、超紅は料理をしたことがないことだ。
実は食べなくてもお腹が空かない体質なので、食べ物も持っていない。
だれか食べ物をもっていないでしょうかね?
556名無しになりきれ:2007/05/31(木) 21:24:46 0
つ【新鮮な魚介類が刺身として盛り付けられている。ただし器はムキムキダンディマッチョメン】
557首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/05/31(木) 22:42:10 0
どこからともなくメイド服を着たエルフ達が現れた。
「それではただ今より最高級のお食事の用意をさせていただきます」
〜少々お待ちください〜
さっきのエルフ達が二人一組でタンカを持って出てきた。
いつの間にかナースの服装にチェンジしている。
「お待たせいたしました。魚介類の男体盛りでございます」
眼前にムキムキマッチョメンに盛られた豪華な刺身がずらりと並ぶ。
「新鮮な魚介類を暗黒ボディビル大会上位入賞者に丁寧に盛り付けました」
このマッチョ達はエルフなのだろうか?いろんな意味で気になるところだ。
「どうぞお食べください☆」
器が白い歯を爽やかに光らせてアピール。悪いことに目が合ってしまった。
「器がしゃべるな!」
オレ達が反応に困っていると、果敢に立ち上がる男が一人。
他でも無い変態黒勇者だ!
「素晴らしい……器まで楽しめるとは!いただきまーす!」
黒勇者がマッチョ達に飛び掛る!
558黒勇者 ◆w7amlh8fkU :2007/06/02(土) 04:39:07 O
翌朝――
ちゅんちゅんと鳴くスズメの音に黒勇者は目を覚ました。
「ん…もう朝か…」
頭がぼぅっとする。
…昨日は少しはしゃぎ過ぎた。
まだ身体に疲れが残っているようだ。
「おはよう、アニキ」
エプロン姿のマッチョが簾を上げて白い歯を光らせる。
どうやらコーヒー牛乳を持ってきてくれたらしい。
僕はマッチョの作るこのコーヒー牛乳が堪らなく好きだ。
それにしてもマッチョは朝から元気だな。
「あっし、普段から鍛えてますから…あ、パンどうぞ」
そうか…流石だ。
俺はパンを丸めて大きな口を開けて放り込む。
マッチョはパンを丁寧にちぎって食べる。
559斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/06/02(土) 04:50:42 O
「充分に満ち足りたところで…勝負だッ!」
変態黒勇者どころかボク達も正直おなかいっぱいだッ!!!
ごちそうさまでしたッ!!!
黒勇者はナイフを構えたッ!
ボクは最高級カジキマグロを構えたッ!
黒勇者はナイフでボクのカジキマグロを華麗にさばいたッ!
ボクに38のダメージッ!
くッ…これは強敵だッ…!
「やめんかバカ孫が。」
その声は…おばあちゃんッ!
母さんのお説教が終わったんだねッ!
「そいつ、暗黒料理大会の出場者なのよ。
 板飯チームのリーダー、黒勇者。」
なッ!?コイツが…このヘンタイが料理人ッ!?
「よく気付いたな!オレは貴様らがどんな料理を出すか試す為に
 ワザと腹が減ったフリをしてたってワケさッ!
 久々に美味しい料理を作るヤツに出会えたぜッ!!
 本戦が楽しみだッ!じゃあなッ!!!」
そういうと黒勇者は呪文を唱え走り去ったッ!」
560超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/02(土) 16:55:52 O
「暗黒料理大会ですか…」
超紅も、噂に聞いたことがある。
すべての闇の世界から集合した、闇シェフたち。
彼らの作る闇料理の中で、もっともおいしい料理はなにか!?
大会優勝者には、栄誉ある称号と、闇鍋一年分が送られる。
世界中の闇シェフがあこがれる大会だ。

「黒勇者が大会参加者とは、知りませんでしたね」
知っていればさっさと倒して棄権させたのだが。
前評判を見れば、板飯チームは優勝候補の一角で、かなりの実力者のようだ。
真正面から戦っては、勝てないかもしれない。
仲間のマッチョから闇討ちにすべきだろうか…などと作戦を練っていると。
「お前たちがエルフの村代表チームか…」
忍者のような格好をしたグループが、いつの間にか周りを取り囲んでいた。
一回戦の対戦相手だ!
561名無しになりきれ:2007/06/02(土) 20:06:03 0
うわーだめだー!

――彼らは全滅した(一同大爆笑)
562首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/02(土) 22:44:07 0
「お前たちの負けだ!!なぜなら食材を持ってない!」
「食材ならある……目の前にな!」
忍者達は不敵な笑みを浮かべて分裂し、襲い掛かってきた!
ナレーター織原さんの実況が聞こえてきた。
「先攻は忍者チーム!!暗殺と料理を同時に行う殺法クッキングの使い手です!」
殺法クッキングの前に、なす術も無く逃げ回るオレ達。
「安心しろ!最高の料理にしてやるわあ!!」
「みんな……思い出せ、辛い時、悲しい時、いつも歌ってきたあの歌を!!」
オレ達は心を一つにして三分クッキングのテーマを歌った!
「げぇ!その歌は……!」
殺法クッキングは三分クッキングになってしまった!
「まずい!!もうすぐ三分たちます!」
「間に合わないだと!!生放送なのに番組終了までに出来なくてどうする……!?」
「うわーだめだー!」

三分クッキング 糸冬

――彼らは全滅した(一同大爆笑)
563名無しになりきれ:2007/06/02(土) 22:59:13 0
???「おのれ…第二神聖騎士団、前へ出よ!
???「この騎士団はなぁ、選りすぐりのエリート達で出来た究極の騎士団なのだ!
???「フフフ…ふわ〜っはっはっはっは!
(謎の人物の高笑いと共に現れる、いかにもボスなどに瞬殺されそうな騎士達の姿が)
564斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/06/04(月) 07:28:40 0
ハッ!エリートだって!?
エリートはこのボクだけで充分だッ!
行くぞッ!マグロバットォォォ!!!
「何を油を売っているナリか!みじん切りッ!」
と、後ろから聞こえたその刹那ッ!
閃光が騎士団を切り刻むゥッ!!!
???「あべし!」
???「あぼがどぉ!!」
???「しゅぅるすとれみんぐぅぅぅ!!!」
あたかも北斗神拳を喰らった雑魚のように
粉々に破裂する第2神聖騎士団達ッ!!
誰だッ!
「ワガハイは神聖第1騎士団の団長ナリよ
 ワガハイも暗黒料理大会の出場者ナリ
 今のは中国でインド人に教えてもらった技ナリ」
ぐ…ツッコミどころが多すぎて
どこをどう料理したらいいのか判らないッ!
これは強敵だッ!!!
ボクはくだものナイフとまな板を手に取り、叫んだッ!!!
「ボクは、まな板じゃないッッッッッッッッッ!!!」
565超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/04(月) 18:07:50 O
「まな板ですか…」
自分の胸を見下ろしてみれば、つるーんでぺたーんである。
それはそれで、一部の人々に熱狂的支持を受けれるのだが。
「このワガハイを無視するなナリ!
この代償は高くつくナリよ!」
ぜんぜん無視していないのに、勝手に怒り出す騎士団長。
被害妄想なのだろうか。
カルシウム不足の可能性もあるが。
「こうなったら、バチカンで日本人に教わった大技を試すナリよ!
メガザル!!」
騎士団長は倒れ、代わりに第二騎士団の面々が生き返った!
「だ、団長殿〜!」
「しっかりしてください!誰にやられたんですか!?」
「うぅ…あいつらに…やられたナリよ……ガクっ」
わざとらしくこちらを指さす団長。
へたくそな演技に、石でも投げつけたくなった。
しかし、おバカな騎士たちには効果バツグンだ!!
「よくも…よくも団長をっ!!
うおおおおおおおおっっ!!」
神聖第二騎士団たちが、金色のオーラに包まれていく!
566首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/04(月) 21:26:40 0
そもそも神聖第一騎士団の団長が最初に自分達を殺したのに
この人たちは何で怒っているのだろうか?

金色の光が収まった時、そこに立っていたのは……
学ランを着た不良っぽい兄ちゃん達だった!
「俺達神聖第二氣士団!」
「夜!」
「露!」
「死!」
「苦!」
暗黒料理大会の主催者が出てきた。
「暗黒喉自慢大会は来月です。今日は料理大会なのでお引き取りください」
ざわめき始める学ラン兄ちゃん。
「スケジュール間違えたの誰だ!?」
「料理は第一氣士団の管轄!なんてこった!」
567斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/06/06(水) 06:46:28 O
「管轄外じゃ仕方ねぇ!
 既に管轄の第一騎士がやられちまってる以上…
 …野郎共、撤収だッ!」
この状況で管轄を守るなんて…さすが騎士団、律義だッ!
これでボク達は2組の敵を破ったことになる…
「本日の試合はここまでです!明日は準決勝から試合再開です!」
…ボク達の控え室…
ボク、1.5等身、紅、母さん
…そしておばあちゃんの部屋だッ
ボクと紅が連れションに行っているいる間に
おばあちゃんが外出したらしい…
…一体どこへ…まさかッ!?
おばあちゃんは黒勇者と昔同じチームで戦った仲間で
黒勇者との決着を付けに行く気なのかッ!
ダメだッ!行ってはいけないッ!
「老いたお前などもう見たくない」って言われて
黒勇者50%の果汁で搾られるッ!
まだボクは励行覇道犬をまだ伝承していないッ!
今おばあちゃんに死なれたらボクは
敬老の日に誰にプレゼントを贈ればいいんだぁッ!
待ってろッ…すぐに追い付いてやるッ!
おばあちゃん…死ぬなよッ…!!!

…2分後

「年を取るとトイレが近くていけないねぇ…
 ところで、あのバカ孫はどこほっつき歩いとるんじゃ。」
「さぁ、おばあちゃんが殺されるとか叫びながら出てったけど。」
「門限何時じゃと思うとるのじゃ、母娘揃って。」
「私の昔の話をしないでよ。」
「大体リリス、お前がのう!…(以下略
…またお説教が始まってしまった。
568超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/06(水) 18:29:37 O
「まあまあ、そのうちちゃんと帰ってきますよ」
適当に親子げんかをなだめてみる。
「いや、待てよ。
もしかすると、今一人になると危険かもしれない…」
見たこともない子供が、会話に割り込んできた。
「俺の名前は、江戸川コナソ。霊界探偵さ。」
聞いてもいないのに、自己紹介を始めた。
「体は子供、頭脳は大人!
千年生きてる迷探偵!
江戸川コナソ!見参!!」
聞いてもいないのに決めゼリフを言った。
千年も生きていると、見た目子供でも中身は屈折しているんだろう。
「事件は会議室でおきてるんじゃない現場でおきてるんだ!」
もう探偵のセリフではなくなっている。

「はいはい。子供は帰って寝ましょうね」
猫の子をつかむように、コナソの襟首を持ち上げ、外に投げ捨てようとしたとき。
「きゃーーーっ!!」
誰かが大声で叫んだ!
569首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/07(木) 00:10:21 0
「えーん、えーん」
「魔王の娘だー!怖いよーー!!」
ちとせを見て泣いている子供達がいた。
一人にすると別の意味で危険だったようだ。
オレは子供達の偏見を取り除くべく立ち上がった。
「お前たち!魔族だからって悪い人ばっかりじゃないぞ!」
「だってママが魔王は太古の昔から極悪非道だって
相場が決まってるって言ってたもん!」
ああ、差別や偏見というのはかくも根深い問題なのか!
子供のうちの一人が窓から投げ捨てられたコナソを見て言った。
「コナソ君、一人でいなくなったらダメって言ったじゃない!」
「そうですよ!」
オレは子供達を手でしっしと追い払う。
「お前らこいつの連れか?もう遅いから全員家に帰れ」
コナソは人を小ばかにしたような笑みを浮かべて言った。
「帰らねーよ。オレたちゃ明日の準決勝に
出ることになってる少年霊界探偵団チームだ!バーローwww」
彼らは自分の控え室に入っていった。
「少年霊界探偵団チームか……かなりの強敵だな」
570斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/06/07(木) 03:40:31 0
ああ、ボクは魔王の娘…どこに行っても避けられる運命なんだッ…!
…でも、この血を呪っちゃいけないッ!
何故ならボクは父さんと母さんのできちゃった婚で…

…ああ、やっぱりボクは要らない子なんだッ…!
「要る子でも要らない子でもどっちでもいいのよ。」
母さん、それフォローになってるよーでなってないよーな…
いや、でもその通りだッ!
明日は準決勝、そして決勝が行われるッ!
みんなッ、作戦を立てるんだッ!!
今残っているのは…
ボク達「マグロチーム」ッ!
コナソ率いる「少年霊界探偵団チーム」ッ!
変態黒勇者率いる「板飯チーム」ッ!
そして、未だ謎に包まれている「エルフ村チーム」だッ!

…ええッ!?エルフ村チームッ!?
ボクはすぐさまメンバー表を確認したッ!
【エルフ村チーム】
「マッチョ2号」
「村の入口で『ここはエルフの村です』と話すエルフ」
「斬腹リリス」
「長老フランソワ」

…これは強敵だッ!!!
571超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/07(木) 18:28:28 O
「まあ明日も早いですし、今日はもう寝ましょう
対策は、臨機応変に考えましょうか」
実力のわからない相手のことを考えていても仕方がない。
プロジェクト・行き当たりばったりを発動する事にした。
無計画も計画のうちである。
「みんなに、お食事を持ってきたよ〜」
人畜無害な笑いを浮かべながら、コナソが入ってきた。
「仲直りして、明日は正々堂々戦うようにしようね!」
取り出したのは、コーラの大瓶と寿司。
コーラと寿司は合うのだろうか?
「まだ眠れる部屋に入っていないので、食べるのは後にしましょう」
「じゃあ僕が部屋まで案内するよ!」
遠回しに断ったが、通じなかったようだ。
きっと少年霊界探偵は、空気が読めなくても大丈夫なのだろう。
「部屋はフレディの間でいい?
それともジェイソンの間?」
どちらの部屋でも、殺人事件が起こりそうな…
572名無しになりきれ:2007/06/07(木) 21:00:36 0
一方その頃、ブギーマンの間とハンニバルの間では…
573首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/07(木) 22:55:24 0
突然WASABIの精霊が言った。
「黒歴史ノートがありません。何者かにすられたようです」
超紅も、アフロ仮面の灰が入った袋が無くなっていることに気付いたようだ。

暗黒料理大会窃盗事件 前編

――ブギーマンの間――
暗闇の中、全身黒ずくめの人物がアフロ仮面の灰が入った袋を持って佇んでいる。
「フフフ……」
果たして彼の目的とは……!?

――ハンニバルの間――
部屋を埋め尽くす大勢のムキムキダンディマッチョ達が
黒歴史ノート鑑賞会を開いていた。身の毛もよだつ恐ろしい光景である。
574斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/06/08(金) 14:26:38 0
ボクはハンニバルの間に飛び込んだッ!
ボクの黒歴史ノートを返せッ!!!
「まぁ何この子いきなり失礼ねぇ…」
「じゃ貴女、黒歴史ノートの代わりやってくれるのかしら?」
「いいわねぇソレ、私女の子も大好きよ♪」
「黒・歴・史!!」「黒・歴・史!!」
「黒・歴・史!!」「黒・歴・史!!」
部屋全体に黒歴史コールが巻き起こるッ!!
そんな…イヤだ、ボクはこんなところで処女を失いたくはないッ!!!
その時、部屋に充満する催眠ガス…ッ!!



ぱちり、ベッドで目を覚ますボク…
「ノートはばあやが取り返しましたですじゃ」
ばあや…来てくれたんだね、ボクの為に!
「残念ながらちとせお嬢様…ばあやが来たのは
 ちとせお嬢様を試合に出られぬようにする為ですじゃ」
ガシャガシャッ、ばあやがチェーンソーを出し、戦闘態勢に入るッ!!
…ハッ、ここはボク達の部屋じゃないッ!
ここは…ジェイソンの間ッ!!!
助けてよ、父さんッ!母さぁぁぁぁんッ!!!
「グォォォォォォォッッ!!!!」
「初号機、再起動!!!自ら顎部拘束具を引きちぎりました!!」
「シンクログラフはマイナスのままなのよ!動けるはず…まさか、暴走ッ!?」
575超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/09(土) 19:44:23 O
ちとせを助けにジェイソンの間に到着。
中から奇怪な雄叫びが聞こえてきた。
「…なるほど」
何がなるほどなのかは、自分でもわからないが、それらしい事を言ってみる。
事態は全く変わらない。
ちとせ救出を優先するため、別なことをすることにした。
ジェイソンの間の中でちとせがピンチ。
ジェイソンは、水が嫌い。
結論:ちとせを助けるため、放水攻撃を敢行。

手持ち武器に念じると、ぐんぐにるの槍はホース型に変化した。
近くにある蛇口につないで、ドアの隙間から水をジャブジャブ流し込む。
待つことしばし。
「だれだ!?人の部屋に水を流し込んでくるのは!!」
ジェイソンの間ではなく、隣にあるブギーマンの間から黒勇者が出てきた!
手には、アフロ仮面の灰を持っている。
こいつが盗んだに違いありませんね。
576首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/10(日) 00:01:58 0
「犯人はお前だ!」
黒勇者を指差してコナソが決めゼリフ。
オレは体のトゲを一本引き抜いてコナソめがけて投げる!
意識を失って偶然近くにおいてあるイスに座るコナソ。
イスの裏に座ってコナソの声で推理を披露する。
「分かってるぜ。黒勇者……
お前、自分に尽くしてくれるマッチョを喜ばせるために
アフロ仮面をセーラーアフロ仮面として復活させようとしていたんだろ……」
もちろんあてずっぽうである。しかし、黒勇者は雷に打たれたような衝撃を
受けた顔をして震え始めた。どうやら正解だったようだ。
「どうしてそれを……!?」
「でもな……だからって何をやってもいいわけじゃ」
ゴゴゴゴゴ……!ちゅどーん!!
せっかくのいい台詞が轟音にかき消される!
ジェイソンの間で爆発が起こり、ドアが凄まじい勢いで吹き飛んだ!!
577斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/06/11(月) 19:33:35 0
…くッ!
ボクは暴走しかけていた、けど、今の爆発で酔いが醒めたッ!
まさかボクが炎を吐いた瞬間に、ばあやがオナラをするなんてッ!
みんなッ!
黒勇者は自分に尽くしてくれるマッチョを喜ばせるためにアフロ仮面をセーラーアフロ仮面として復活させようとしていたのを推理されて雷に打たれたような衝撃を受けているんじゃないッ!
コイツは…ボクの美しさに衝撃を受けてているんだッ!!!!
「馬鹿ね。私のサンダガ喰らっただけよ。」
母さんッ!助けに来てくれたんだねッ!?
よぉし…これで百人力ッ!
そのとき、黒勇者が突然叫びだすッ!
「こうなったら死んでやるッ!海に飛び込んで自殺してやるッ!うあああああ!!!!」
「待て、早まっちゃダメだ!!」
「うるさい…俺様のセーラー服収集癖も
 部屋に飾ってあるゆうこりんの絵も全部コナソに推理されたッ!
 もう俺はこの世では生きていけないッ!
 あの世に行くんだああああああああッ!!」


ぱしんッ!!


「な…ッ」
母さんッ?!
「馬鹿野郎ぉぉぉぉぉッッッッッ!!!!。
 何が死んでやるだ、自殺してやるだ、この世では生きていけないだ、あの世へ行くだぁ!?。
 アンタの命はアンタのモンじゃ無いんだ!。
 アンタはそれで終わりでも、周りの人間にはアンタの悲しい思い出が残るんだ!。
 アンタが死んだら何人の人間が悲しむと思う…たった2人だ!。
 でもそのたった2人のためにアンタは生きなきゃいけないんだ!。
 私は独りになったって生きてきたんだ!。
 甘っちょろいこと言って無責任に勝手に命散らしてんじゃねぇ、てめぇは散らし寿司か!?。
 それとも巻き寿司か!?。サラダ巻きか!?。イナリか!?。
 この魔王の妻のあたしが訊いてやってんだ!。
 答えてみろやこのボケナスが!1富士2鷹3ナスビがああああ!!。」
そう言うと、黒勇者は力なく地面に座り込んだ…ッ
目黒警部がそっと言う…
「【黒勇者】レオナルド・エドワード、署までご同行願えるかな」
「…はい、お兄様…」
「まっとうに生きろよ、カッパ巻き。」
事件は、解決した…ッ
578首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/12(火) 20:46:02 0
その時、突然辺りが暗転する。宙に浮かび上がる一冊の本。
それを中心に、黒歴史ノートなどとは比べ物にならないほどの
強烈な邪気が渦を巻く!
「あれは……世界に散らばる全ての黒歴史ノートの原本、黒歴史教科書……!」
何者かの不気味な声が響き渡る……!
――役立たずめ……魔王の妻ごときにやられるとは。まあいい、今回の目的は達した……!
僕の完璧なシナリオは今この瞬間にも完成へと向かっているのだよ!
全世界を黒歴史に染め上げる崇高な計画はね!――
「貴様……正体を現せ!!」
黒歴史教科書を捕まえるべくジャンプ!しかし、手が届く一瞬前、黒歴史教科書は
姿を跡形も無く消した。

ここで暗転終了。
「……はっ!今のは何だったんだ!?」
コナソが言った。
「きっと気のせいだよ〜。疲れてるみたいだから今日は早く寝よう!」
オレ達は今のところ何もなさそうなフレディの間に向かうことにした。

――その少し後――
黒勇者が逮捕されたことにより、急遽板飯チームの欠員募集が行われた。
一人の人物が人生の岐路に立たされていた。
「僕は……絶対料理界の頂点に立つんだ!!ここで負けるわけにはいかないんだ!」
カッ!!
辺りが暗転し、黒歴史教科書が現れる!!
――世界の選択はお前にゆだねられている……少年よ、力が欲しいか?――
「欲しい!」
――力が欲しいなら、くれてやる!!――
凄まじい邪気の嵐が吹き荒れる!!!!!
「うおおおおおおおお!!力が、みなぎってくるぅううううう!!」
邪気の嵐が収まった時……少年の手の甲には第三の目があった!
「これは……邪気眼!」
579超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/12(火) 21:25:16 O
んでもって次の日。
晴れやかな空は決勝戦の始まりにふさわしかった。
先に準決勝の試合があるのだが、細かいことを考えていてはハゲるのであ。
空にどんどこ花火が打ち上げられ、ファンファーレがやかましく鳴り響く。
ナレーターの織原さんが試合開始あいさつを始めた。
「準決勝一回戦は、板飯チーム対エルフ村チームです!
選手のみなさんを拍手でお出迎えくださ〜い!!」
まばらな拍手の音と共に現れるエルフ村チーム。
優勝候補筆頭の存在感バリバリである。
一方の板飯チームは、リーダーの黒勇者がいないまま。
勝負は戦う前からついている。
「おや〜?板飯チームに欠員がでています!
どうやら昨日、不幸な事故で監獄送りになったようです!
板飯チーム大ピーーンチ!!」
織原さんの実況を受けて、板飯チームの株が大暴落した。
さすがプロの司会は違う。

「なに勘違いしてるんだ…」
そのとき、黒い帽子に黒マント。
黒ずくめの男が板飯チーム側に現れた。
「まだ俺のバトルフェーズは終了しちゃいないぜ!!」
男の足下から大量のスモークが吹き出した!
580斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/06/12(火) 23:06:14 0
「板飯チーム、欠員によりこの試合リタイアとみなし
 勝者、エルフ村チーム!!!」
審判が成績表に書き込もうとした時ッ!
「待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぃっ!!!」
変態黒勇者がカツオを焼く煙と共に現れたッ!
成績表は…ッ!?
…なんと、最初のエの字を書き終えていたッ!
これ以上書かせたら負けると思ったのか
全力で阻止にかかる板飯チームッ!
エルフ村チームは審判を護衛して
なんとか成績表を書かせようとしているッ!
まるで国会の強行採決だッ!!!
ヤッパリ世界秘密結社の黒歴史と言えば裏機動戦士のターンエー∀ガンダムはなんですよね!伝説巨神イデオンのイデ無限力はイデの発動で宇宙生物皆殺しだ!
ターンXガンダムはターンエー∀ガンダムのお兄さん何ですよね新世紀エヴァンゲリオンの人類補完計画!デスノートの夜神ライト月の新世界の神に成るのだ!
最初に再生機動戦士ガンダムシードデスティニーの地球ディストピア地獄絵図共産主義化計画デスティニープランに宇宙戦艦ゴモラの裏技超極秘世界人類滅亡計画!
582首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/13(水) 10:17:34 0
黒勇者はもう脱獄してきたようだ。
しかし黒歴史教科書の洗脳が解けているので大した戦闘能力は無いだろう。
得体が知れないのは手の甲に第三の目が付いた男である。オレ達はひそかに話し合った。
「どっちが勝ったほうがいいかな!?」
「どっちもどっちですね……」
「いや、君達はおばあさまの恐ろしさを分かっちゃいない!
板飯チームを勝たせるんだ!!」
と、いう訳で板飯チームにバレないように補助魔法をかけて援護だ!

乱戦の横で、場の流れから取り残されていた邪気眼男の手の甲が漆黒の光を発する!
「むっ!? 邪気眼が共鳴している……」
彼の視線の先にいる人物は、なんと「ここはエルフの村です」というエルフだ!
モヤシのような標準的エルフ体系の彼は乱戦に参加できずに蚊帳の外にいた。
「貴様も邪気眼持ちか!」
「邪気眼は引かれあう……か、真実だったようだな。
我々は戦うべく運命付けられているようだ……」
そう、黒歴史教科書は複数の人と契約を結んでいたのだ!
二人の視線が火花を散らし、人知を越えた超常バトルが始まろうとしていた……!!
583超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/14(木) 17:13:48 O
「エルフ村の看板アタック!」
「なんの!黒勇者ビーーィムッ!!」
貧弱エルフと黒勇者は、互角の戦いを繰り広げている。
2人とも、同じ邪気眼持ちに負けるわけにはいかないのだ。
邪気眼を使わないのは、使いすぎによる副作用を警戒しているのであろう。
自分の体を、悪魔に乗っ取ってもらいたい、と思う人はいないからだ。

「さぁ、双方相手の邪魔をしながらも、料理を完成させています!」
ここで織原さんが状況を解説している。
そう!戦いの後ろでは、着々と料理づくりが進められていたのだ!
審判も、エの字を書きかけたところで、手を止めている。
息詰まる接戦だ!!
「あの〜」
WASABIの精霊が話かけてきた。
「はいはい。なんでしょうか?」
「エルフ村チームの料理に、これを混ぜてみてください。
きっと辛すぎて失格になりますから」
渡されたビンには、すごい色の液体が入っていた。
ついている説明書を読んでみる。
『危険!一万倍濃縮ワサビ!
ご使用の際は、必ず水で一万倍に薄めてご使用ください!』
効果はありそうですが、気づかれないよういつ混ぜるか、が問題ですね。
全く関係ないんだけどサードラゴンクエストモンスターズジョーカー何と言っても略してドラエモンジョーカーにニヒリズムやエゴイズムに唯物論に無神論は本当にカッコイイですよね!スターホースてスターウォーズと似ているよね!
クレヨンしんちゃんデノ物凄い事に量子勇者カンタムロボのガンダムシードデスティニーバージョンの驚愕の超常現象と衝撃の最後の結末にトラウマ級のストーリーが追加された量子勇者カンタムシードデスティニー!
宇宙戦艦ヤマトの大爆発感動感激超新星超最新作の超究極超最強超無限超戦闘力を秘めた最も恐るべき超高性能を誇る極限戦力惑星襲撃上陸超絶厳密超越理論超緻密全く新しく超世界超未来超現代仕様に宇宙戦艦ヤマトヒューマニズムスタイル!
収束波動砲も搭載しているんだけれども更に強力なのは超高スターチャイルド超高エネルギー超高出力超高火力超高破壊力を秘めた核力灼熱現実粉砕圧縮凝縮火炎放射収束拡大拡散追尾ホーミングカーニバルコンプレックスY中間子波動砲を搭載だ!
井筒裕太(イヅツ☆ユウタ)はハイパーフォースエクスカリバーマックスブレイーカーハイテンションオーバーキル絶対確実で黒勇者を容赦なく切りつけた!
黒勇者に自分自己肉体全存在全防御力全抵抗力全免疫力全装備破壊全世界全惑星全次元全空間全生命全超時空宇宙空間崩壊時間操作規模のダメージを与えた!
黒勇者は身体を粉微塵にされてホンの少しの欠片も無くなり素粒子の一つも無く超絶驚愕超高エネルギー超高限界突破超高臨界点超越級の超高級攻撃力を与えた!
黒勇者は何もかも消え去って全く持って本当に完璧にパーフェクトロスト(完全消滅)した!勝利の栄光に酔い痴れている間に何と本当のラストボスが登場したのだった!
その名は何と本物の鳥獣超時空超越核爆弾戦争最高最大最強機械魔法邪悪妖怪鬼暴力神様が本当に全く持って如何なる兵器や武器に対しても全く持って無敵であらゆる手段を講じても無力です!
586名無しになりきれ:2007/06/15(金) 08:22:20 0
と、邪気眼持ちに憑いてる悪魔が申しております
587首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/15(金) 23:52:30 0
黒勇者……黒歴史教科書と契約を結んだ者の総称と定義して

欠員募集で登場した邪気眼持ち……【黒勇者】
その足元のスモークから登場した黒勇者だった人……【元黒勇者】で表記するよ!

おや? 黒勇者の様子がおかしい!!
意味不明な言葉を念仏のようにつぶやき始めた!!
「おーっと!黒勇者、早くも邪気眼に精神支配を受けている模様!」
つられて貧弱エルフにも同じ症状が!

今二人は熾烈なバトルを繰り広げられているつもりなのだろうが
邪気眼を持たぬ者とってはあずかり知らぬことである。
彼らは放置して濃縮ワサビを入れる方法を考えることにした。

「できたー!!見よ、素材を丸ごと生かした究極の料理!」
元黒勇者が叫んだ。板飯チームの料理が完成したようだ!
皿の上にはアフロ仮面が丸ごと乗っていた!
究極すぎて一般人には理解不能な域に達している。
このままでは負けるのが確実だ!
588斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/06/16(土) 17:09:09 O
受けとって、母さんッ!!!
ボクは激辛ワサビを母さんへ投げたッ!
母さんはエルフ村チームの一員だから
きっと看板エルフさんに渡してくれるハズだッ!!
「こんな至近距離で投げたら受けとれないわ。」
って…母さん、なんでここにッ!?
「シーッ!」
「バカ娘ッ!そこでサボっとったかッ!
  早う料理を手伝わんかッ!!!」
厨房で中華鍋をあやつる特級厨師おばあちゃんが
母さんに気付いてしまったッ!
母さん隠れてッ!!カキーン!!
あ…つい…母さんをホームランしちゃった…ッ
「いつの間にか消えていた斬腹リリス選手!客席から飛び込み入場です!」
織原さんのアナウンスが響くッ!

…はッ、ワサビッ!?
母さん、ワサビをッ!!!
ボクは今度こそ会場に向けてワサビを投げた…するとッ!?
ぱしッ!
「おおっと、こんなところに美味そうなワサビがあるじゃねえか」
く…黒勇者がワサビを受け取ってしまったッ!!!
板飯チームは終わりだッ…
589超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/16(土) 17:53:29 O
「この濃縮ワサビをかけることで、俺様の料理は完成する!」
元黒勇者は手に持つビンを高々と掲げた。
「そうはさせないぜ!」
持ち上げたビンを、横からコナソが奪い取る!
「なにをする小僧!早くそのビンをかえせ!!」
「この濃縮ワサビは、俺たちが使わせてもらうぜ。
あんたは素材の味を生かして、そのままの料理でがんばりな」
「くそぉっ!やらせはせん!
やらせはせんぞう!」
取っ組み合いの喧嘩を始める黒勇者とコナソ。
まったく大人げない。
「場外乱闘は三十秒までです!
リングに戻ってきてください!」
実況の織原さんの呼びかけも、2人には届いていないようだ。
そのとき!
乱闘している2人の間から、濃縮ワサビのビンが、天高く舞い上がった!
落ちてくるビンに狙いを付け、槍を投げつけてみる。
うまく命中し、濃縮ワサビは下にあったエルフ村チームの料理に降り注いだ!
多少予定は狂いましたが、うまくいきましたね。
「エルフ村チーム。料理が完成しましたぞ!」
だが、長老フランソワは落ち着いている。
濃縮ワサビを入れる作戦は、成功したのか!?
590首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/16(土) 23:21:15 0
「「ぐわああああ!!」」
突然絶叫し始める邪気眼持ち達。悶えながら次々と倒れていく!
「どうじゃ!?ワサビの力!!」
ワサビが含有している辛味成分“ワサビオール”。
これは非常に気化しやすいという性質を持つ!
フランソワはワサビが混入すること予測していたというのか!?
空気中に放出されたワサビオールが邪気眼にしみるという見事な作戦である。

などと感心している場合ではない。
板飯チームは全員倒れてしまった!! 全員邪気眼持ちだったようだ。
「板飯チーム、全員気絶によりエルフ村チームの勝利!!」
エルフ村チーム、貧弱エルフという尊い犠牲を出しながらも決勝戦進出決定!!
「待てー!!俺が残ってるじゃん!!」
怒涛の勢いで存在をアピールする元黒勇者に、織原さんのナレーターが止めをさす!
「だってアンタもとから監獄送りで失格じゃん」
「ガーン!!」
591名無しになりきれ:2007/06/17(日) 00:19:02 0
*「ふっ、板飯チームは我等の中では最弱の存在!
 次に出るのは…

???「私達にお任せ下さい!この…


『唐突に現れた謎の存在は一体!そして名乗り出たチームは何なのか!次週に続く!』
伝説巨神イデオンはスターウォーズとスタートレックと宇宙空母ギャラクティカと禁断の惑星と新世紀エヴァンゲリオンと2001年の宇宙の旅と機動戦士ガンダムと宇宙戦艦ヤマトを混ぜこぜにした様な物語何だぞ!
それに対してハイパーソシュールディメンションスペースワールドポケットモンスターホワイトプランネクストアドバンスドジェネレーションホワイトカラーエグゼプションホワイトベースワールドは何と言ってもだけどよ!
UPLの宇宙戦艦ゴモラと任天堂のポケットモンスターとスタートレックの生みの親ジーンロッデンベリー原作のアンドロメダと松本零士(マツモト■レイジ)銀河鉄道物語999×Uと銀河英雄伝説と宇宙からのメッセージ銀河大戦をうまく料理した様な作品何だぞ!
593ところ天の助:2007/06/17(日) 09:09:37 O
ぬのはんかち10000枚!!
594斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/06/18(月) 01:52:23 0
おばあ様(と母さん)のチームが勝ってしまったッ…
絶対、ボク達じゃ敵わないよ…!
いや…悔やんでも仕方ないッ!
ボク達は進むしかないんだッ!!!
明日はボク達と少年霊界探偵団チーム…そう
コナソチームとの試合だッ!
あんな体は子供のチームに負けるもんかッ!
それに、少年霊界探偵団チームを倒しても
まだ決勝戦じゃない…聞いた話によると
シードとして極秘に参加しているチームがあるらしいッ!
そのチームにだって負けるわけにはいかないんだッ!
そうとなれば、美味しい料理を求めて、修行だッ!
心太くん…相手してくれッ!
奥義ッ…3打席連続ホームランッ!!!
ふッはッくらえぇッ!!!
素振りは欠かさないッ!1日1万回ッ!
「ぬ」のハンカチ…全て破れるまでやってやるッ!
595超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/18(月) 17:29:38 O
〜エルフ村某所〜
*「ふっ、板飯チームは我等の中では最弱の存在!
 次に出るのは誰だ?」

???「私達にお任せ下さい!
この…『ぬ教団』が奴らを 打ち倒しますぞ!」


『唐突に現れた謎の存在は一体!そして名乗り出たチームは何なのか!次週に続く!』

「次週じゃなくて今週ですよ。
しかも、某所って試合会場のことじゃないですか」
「そんな事を言ってもだまされんぞ!」
超紅の突っ込みに、謎の存在は威張って答えた。
「私の名は*!
シード団体として、おまえ達を倒すためにやってきたのだ!
おまえ達は、ぬ教団の前に破れ去るだろう!」

*の横に、額に『ぬ』と文字を書いた男達が現れた。
「『ぬ』こそ世界でもっとも偉大な文字…
おまえ達もネコをヌコと呼んだことがあるだろう。
ぬるぽしてガッ!遊びをしたこともあるだろう。
全ては我が教団のぬぬぬぬぬぬぬー!!!」
代表格の男は別に変な語尾系の人ではない。
ちとせが、ぬのはんかち10000枚を破っているのを見てしまったのである。
「おのれ〜〜!!神聖な文字によくも!
絶対に許さんぞ!生きてここから出られると思うなよ!」
ぬ教団が現れた!
コマンド?
596首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/18(月) 21:01:15 0
オレは調味料コーナーに猛ダッシュしてシロップを手に取った!
それを「ぬ」教団教祖にぶっかける!
「うりゃああああ!!」
教祖に1000のダメージ!!
シロップまみれの教祖は、表現ではなく文字通りプルプル震えながら言った。
「ぐはっ……!! このオレにシロップをかけるとは……許さん!!やってしまえ!!」
ザザザザザッ!!
額に『ぬ』の集団が一瞬にして整列し、『ぬ』の人文字を作る!!
「くらえ!『ぬ』フラッシュ!!」
『ぬ』の人文字が眩い光を放つ!!

ちなみに教祖はところ天の助だったりする。
ところ天の助……人型にカットされたところ天に目と口がついたようなキャラ。
首領パッチと同じマンガ出身。
597斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/06/20(水) 09:06:28 O
なんのッ!「ね」の鏡ッ!
「ぬ」フラッシュが強力な「ね」フラッシュとなって
心太くんにはね返るッ!!!
ああ…心太くん…ボクたちともだちだったじゃないか…ッ!
それがどうして教祖なんかに…ッ!!
(いや…まてよ教祖だから「ともだち」なのか…?でも…まさかッ!!!)
心太くん…キミには失望したッ!絶望したッ!
絶望のォォォォォッ!!!
必殺ッ!みじん斬りィィィッッ!!!
「ギャァァァァぁぁぁッッ!!!」
ありがとう、キミがくれた絶望の力が
ボクにこの技を教えてくれた…ッ!
キミのコトは忘れないよ…ってゆーかキミのことだから
どうせ数レスもすれば復活してるだろうケド…
598超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/20(水) 18:03:59 O
「うぅ…負けた…」
もう生き返ってきてうなだれる、ところ天の助。
その背中を蹴りとばしてやると、地面に顔面ダイブした。
「な、なんばしょっとですか!?」
動揺して言葉遣いが変わっている、ところ天の助に言い聞かせる。
「蹴りやすい位置にあったからなんとなくです」つい本音が出てしまった。
「ではなく、同じ作品の仲間同士戦い合うとは情けない。
あなた達は協力して敵を倒してこそ、作者に顔向けができるんですよ。
嫌々ながら仕方なくそれを教えてあげたのです」
ちなみに作者とは神の別名である。
ありきたりな説得ゼリフだが、ところ天の助は感激したようだ。
「先生!オレ…間違ってたよ!!」
涙を流して改心するところ天の助。
「拙者たち忍者チームも協力するでござる」
「我ら第一、第二神聖騎士団も加勢するぞ!」
「僕たち少年霊界探偵団も忘れないでね!」
いままで敵同士だった戦友(とも)が力を貸してくれる。
これほど不安なことはない。
「それではいよいよ決勝戦です!
エルフ村チーム対マグロチーム!試合開始ー!!」
織原さんがカーンとゴングを鳴らした。
準決勝第二試合は無視ですかそうですか。
599首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/20(水) 23:59:24 0
「さすがちとせ!敵を味方に付けるなんて大したカリスマだわ。」
「むぅ……思わぬ伏兵じゃ……」
そこで進み出たのは、今まで影の薄かったマッチョ二号である。
「あっしに任せてください!」
マッチョ二号 は マッチョ呼び を放った!
メイド服 を 着た マッチョ軍団 が 現れた!!
「おおーっと!出ました、エルフ村チームの最強技、“愛のマッチョエプロン”!!」

対するこちらは、第二神聖騎士団の魂の応援歌が響く中
忍者軍団が勝手に分身の術を始めた!
「あのようなマッチョなど我々の殺法クッキングの前には無力!!」
分裂した忍者軍団が料理中のマッチョ軍団に飛び掛る!
「甘いわね……そんな技で私達の愛に勝てるとおもってるの!?」
マッチョ達が忍者軍団に熱い抱擁をお見舞いする!!
「ぎゃああああ!!」
相手を食材にするつもりが、自分達が“サバ”折だ!
600名無しになりきれ:2007/06/21(木) 11:33:35 0
はじめに火ありき・・・火から人間は生まれた・・・

しかし人間が最初につくったものは武器であった・・・

おおおお、おろかな人間どもよ・・・

それは歴史が時をきざむ前の暗黒の時代・・・

広大なるバルバリア大陸に覇をとなえる2つの王国・・・

スパルキアとガイアス・・・

残虐をもって知らるる二国の歴代の王は・・・

バルバリアを征服せんと、血を血で洗う闘いを繰りひろげた・・・

人々は彼らのことをこう呼んだ・・・

征服王!

601斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/06/22(金) 12:20:54 0
ボクは料理を続行するッ!
【始めに火ありき】…そう、料理に火は不可欠ッ!
ゴハンを炊くなら、はじめちょろちょろなかぱっぱッ!
炊飯ジャーで一発OK!ポチっとな
【しかし人間が最初につくったものは】…そう、包丁だッ!
包丁あるから魚もさばけるし野菜も切れるッ!
みじん切りッ!千切りッ!輪切りッ!ささがきッ!イチョウ切りッ!
【おおおお、おろかなオークよ】…そうさ、ボクは愚かな
エルフと魔王の娘だッ!料理なんて出来なんて無理だッ!
母さん、ボク母さんとなんて戦いたくないよッ!!!
【それは中華なべがキュウリをきざむ前の3分間】…意味がわからないッ!
やはりボクは愚かだッ!愚かなオークだッ!
でも…ボクには仲間がいるッ!仲間がいれば嬉しさは3倍、悲しみは3分の1さッ!
【広大なるフライパンに浮かぶ2つの目玉焼き】…こっ、これはッ!!!
卵黄が2つのタマゴだッ!
ウワサには聞いていたけど…ボクは初めて見たッ!
【スパゲティとパルメザン】…やっぱりチーズは欠かせないッ!!!
っていうかそろそろ面倒臭くなってきたッ!!!
タマネギ眼にしみても涙こらえて…ぅッぅッ
!!!
――キャベツはどうしたッ!?
602超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/23(土) 05:20:02 O
「キャベツはどこにありましたかね?」
サバ折りされている忍者軍団は役に立たない。
後ろで応援歌を歌っている神聖騎士団に、キャベツの置き場所を聞いた。
応援に夢中で返事がない。
【残虐をもって知らるる二国の歴代の王は・・・ 】
それにしても変な応援歌だ。
【バルバリアを征服せんと、血を血で洗う闘いを繰りひろげた・・・

なにかのヒントだろうか?
たとえばキャベツの隠された場所を伝えようとしているとか…
「そうか!わかったぞ!
二国の王とは、二つの箱のこと!
つまり、この箱のどちらかにキャベツが入っているんだ!」
コナソが二つの箱を引きずってきた。
大きい箱と小さい箱である。
小さい方には剣が重なり合う印。
大きい方には服の印が書いてあった。
「キャベツが入っているのはどちらですか?」
もう一度騎士団に聞いてみる。
【人々は彼らのことをこう呼んだ・・・ 征服王!】
「なるほど。こちらですね」
征服王は制服王につながる。
つまり服の印がついた大きい箱が正解だ。
「キャベツがいきますよー」
一声かけて、箱から緑色の球体を引っ張りだし、調理場に向かって放り投げた!
603首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/23(土) 20:25:06 0
マッチョ軍団はいい食材に目を付けた。
「あら。こんな所にところてんがあるわ」
「使ってしまいましょう」
「オレは食材じゃねえええええ!!」
哀れ、ところ天の助はマッチョ軍団に連行された!

超紅の投げた緑色の球体が飛んでくる!
「よし来た!」
包丁を冗談に構え高々と跳躍し、キャベツを千切りにしようとした瞬間!
世界が暗転し、時が止まる。
虚空に佇むキャベツから、おどろおどろしい瘴気が渦を巻いて溢れ出す!
「……何だ!?」
カッ!! キャベツが開眼した!
「黒歴史教科書……キャベツに寄生したか!!」
――我はスパルキア王国の王……世界を統べる者なり……――
「何だって!?」

その時、マッチョ軍団の方で悲鳴が上がった!
「きゃあああ!!」
見ると、ところ天の助から凄まじい邪気が放出されている!
――我はガイアス王国の王……世界を統べる者なり……――
「ちょっと待って!一体どっちが本当なの!?」
マッチョ2号の問いに、二つの声が同時に答えた。
――おろかな人間どもよ……知らぬなら教えてやろう!闇に葬られた真実の歴史を!――
スパルキアとガイアスといえば、昔バルバリア大陸の覇権を争い、結局共倒れになった国
ということに史実ではなっている。
二人(黒歴史教科書は2冊存在するらしい)の話を要約すると……
黒歴史教科書の正体、どちらも歴史を歪めて書いてあるので教科書検定に落ちて
闇に葬られた幻の教科書だったのだ!
片方はスパルキアが世界を統一、もう片方はガイアスが統一ということである。
どっちの教科書も教科書検定に落ちた事で怨念が宿り、色々な人に取り付いては
洗脳していたのだ!
――今日こそ決着を付けるぞ、ガイアス王!――
キャベツがやる気満々で叫ぶ!
――望むところだ!――
ところ天の助が叫び返す!
永きに渡った歴史論争に決着をつける闘い(ただし食材同士)が今、始まる!!
604斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/06/24(日) 22:23:12 0
食材同士ッ…イイっ!!!
食材の良さは食べてみないと判らないッ!
だから今からキミ達を料理して味を競うッ!!!
行くぞッ!!!
せん切りィィィィィッ!!!!
「ぐへァァァァ!!!!」
ボクはキャベツを
ものっそい高速で千切りにするッ!!!
そしてッ!!!
ぶつ切りィィィィィッ!!!
「ギャァァァァァァァ!!!!」
心太くんをぶつ切りにするッ!!!
見よ、この技をッ!!!!
605超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/25(月) 16:36:42 O
「そこまで!お料理タイム終了です!
両チームとも手を止めてください!」
解説の織原さんが、試合終了の宣言をした。
料理はできていない。
キャベツの千切りと心太のぶつ切りだけだ。
「心配は御無用!敵の料理にダイナマイトを仕込んだでござるからな!」
忍者軍団の頼もしいお言葉。
サバ折りされながらも仕事はきっちり完了したようだ。
「さあ、スパルキアとガイアス、どちらがバルバリア大陸を制するのか!?
この一戦で長年の対決に決着がつきます!」
織原さんの解説は続いた。
なんと!暗黒料理大会とは黒歴史に決着を着けるための戦いだったのだ!
確かに料理大会なら死人も出ないし、平和的な解決策だ。
食べた人が死ぬほどマズい料理はあるかもしれないが。
「両チーム、完成した料理を提出してくださ〜い!」
「それではお皿に盛り付けましょうか」
キャベツの千切りと、心太のぶつ切り盛り合わせバルバリア風である。
不気味にして豪快。スパルキアとガイアスの味の融合だ。
そういえばどっちのチームが勝てば、どっちの国の勝ちになるのだろう?
ま、どっちでもいいですがね。
「続けてエルフ村チーム、どうぞ〜!」
そして、奴らがやってきた。
606首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/25(月) 21:11:54 0
マッチョ軍団が料理の載った人間が乗れるほど巨大な皿を運んできた。
フタを開けると、アフロ仮面がまるごと乗っている。
「なぜエルフ村チームが!?」
フランソワが不敵な笑みを浮かべふりかけのパックのような物を取り出した。
【アフロ仮面の素】と書いてある。
「板飯チームにアフロ仮面の灰を分けてもらったのじゃ」
奪い取ったの間違いのような気がするが。

何はともあれ審査が始まった。
「まずはマグロチームの料理から試食です!」
キャベツの千切りとところ天のぶつ切りを神妙な面持ちで食べる審査員達。
「むっ!? これは……ぎゃああああ!!」
審査員達はホモ幻影の世界に旅立った!スパルキアとガイアスはホモの国だったようだ!
「次はエルフ村チームの料理です!」
審査員がエルフ村の料理を食べようと箸を伸ばした瞬間……
ドゴーン!!
大爆発が巻き起こった!!
スタジオジプリアニメーションの未来少年ゴナゾと風の谷のナウジガや北斗の魔人権連射途中!チッポケナ宇宙戦艦作品登場出現と区別ゲストでさらばー地球よー旅立つ船はあの全世界中で噂で持ち切りの宇宙戦艦ゴモラー何です凄く面白インだよ!
UPLの例の使用にアーケードとメガドライブで若者達と大人連中ドモを超高度名作大ヒットアクション活劇作品はフルパワー超宇宙戦艦★大ゴモラ零号改造形式と超新星最新鋭超宇宙戦艦体全集大ゴモラ大銀河シリーズでは宇宙大戦争です!
608超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/27(水) 17:12:33 O
爆発の後には、倒れた審査員の群が残されていた。
まるで戦場のような惨事である。
「救急車だ!救急車を呼べーっ!」
「くそぉ!一体誰がこんな酷いことを!」
「大変でござる!犯行声明を見つけたでござるよ!」
忍者の一人が手紙を片手に駆け寄ってきた。
ダイナマイトを仕掛けたのは忍者軍団ではなかったのか?
「いいでしょう。手紙を見てみましょう」
受け取って開いてみる。
手紙の中身はこんな文章だった。
「テレビ受信料未払いのため、電波を止めちゃいます。
悔しかったらドラゴン山まで、受信料を納めに来てください。MHKより」
ただの督促状に見える。
「きっとあぶり出しですよ。手紙を火にかざしてください」
コナソの言うとおりにしてみた。
火が燃え移って手紙は灰になった。

「なんと!証拠隠滅機能が付いていたとは!」
「MHKのやつらはなんて卑怯なんだ!」
ざわめくみんなを審査委員長がなだめた。
「どうだろう。
ドラゴン山に行って、先にMHKを壊滅させたチームが優勝にしては」
満場一致で提案は採決された。
もう料理大会ではないような…
暗黒だからいいか。
609斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/06/28(木) 13:32:15 0
♪問題はやがてクールに いつかハッピーに咲き誇るよ♪
V6…ってことは、母さんのケータイの着信ッ!?
「あら、あの人からだわ。」ピッ
「あ、もしもし、あなた〜?…うん、それでそれで?
 …あっはははははは!!!
 じゃ頑張って〜、私もすぐ行くわ、うんよろしく〜。」
ど、どうしたの母さんッ!?
「どうもこうもないわよ。
 MHKがドラゴン山勝手に占拠してるから
 ウチの組で掃討作戦始めたって。」
…へ?
そういえばドラゴン山って、聞いたことある…
あ、ウチの組のシマだったッ!
…でも、もうみんな出発しちゃったよ!?止めなきゃ!!!
「いいじゃない、一緒に掃討作戦やろうよお。」
出た、母さんの【おねだり】攻撃ッ…!
こういう時だけ精神年齢が30歳ぐらい若く…ゴフッ
「私まだ30なってないわよ、失礼ね」
え、じゃあボク産まれた時母さんいくつ…
610名無しになりきれ:2007/06/28(木) 13:43:48 0
女は25過ぎると若返って数えるんじゃ
そして10歳になると再び年を取り始める

だから今現在リリス様の御歳は12歳じゃ
611首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/06/28(木) 23:50:14 0
あれ?その口調は第二話で活躍したターミネーターばあや!?
いつの間にいたのだろう。それはそれとしてドラゴン山に向かう道中。
なにやら考え込んでいたコナソが突然叫んだ。
「わかったぞ!」
「何が?」
「リリスの本当の年齢は……ピーッ才だ!」
ゴゴゴゴゴ……!
般若のような顔をしたリリスが彼の前に立ちはだかる。

〜〜しばらくお待ちください〜〜
バキッドゴッザシュッ!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「さて、行きましょう♪」
にっこりと笑うリリスの前には、見るも無残な姿になったコナソがいた。
合掌。
井筒裕太(イヅツ■ユウタ)は宇宙戦艦ゴモラを使用しました!惑星地球を一撃で配しつくして完璧に葬り去るようなビームが降り注ぐ!
613超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/06/29(金) 16:56:29 O
かわいそうなコナソの死体を、都合よく流れていた川に流す。
「迷わず成仏してください…あなたの犬死にはたぶん忘れませんから…」
貴い犠牲者を出しながら一行は先に進んだ。

「あれがゴンドラ山でござる」
道案内役の忍者が指さしたのは、日本昔話にでてきそうな山だった。
わからない人は巨大な三角おにぎりを連想するといいだろう。
「…それより、ゴンドラ山ではなく、ドラゴン山に行きたいと言っておいたはずですが。」
「いや、ちょっと待つでござる!
だましたわけではなく、ドラゴン山に行くにはぎゃああああ!!」
犠牲者は二名になった。
「落ち着いてくだされ。
ゴンドラ山の頂上のゴンドラにのらねば、ドラゴン山には行けぬでござるよ」
忍者マスターの説明でやっと理由がわかった。
最初からそう言っていれば痛い目を見ずにすんだものを。
「フレー!フレー!ヤ・マ・ノ・ボ・リ!ヤーマーノーボーリー!!」
神聖第二氣志團の適当な応援を受けて、山登りにチャレンジだ。
この山ほとんど垂直なんですが、どうやって登りましょうかね?
614斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/07/01(日) 07:01:42 0
この垂直の山をどうやって登るか…ッ!?
垂直ジャンプでッ…てやあああああああッ!!!
…届くワケないし…
ジャンプだ、ばあやッ!
ゴシュぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!

ああっ、ばあやだけ先に頂上に行ってしまったッ!!
これじゃ、意味が無いじゃないかッ!
もどれッ、ばあや!
【ばあやはモンスターボールに戻った】
よぉしッ、こうなったらッ!!!!!
ロッククライムっ!うおおおおおおッ!!!
ダメだッ、手が痛い…ッ!
こんな時こそ!激烈に応援ッ!!!
おうえんだ〜ん!!!
行くぞッ!熱血ッ!リズム魂ィィィっ!!!押忍ッ!
♪新しい日々をつなぐのは 新しい君と僕な…
【応援失敗】
くッ…これもダメかッ!どうするッ…!?
「この裏にある洞窟を通って上まで行くのよ。
 洞窟を通れば頂上に出られるわ。」
…早く言ってよッ!
615首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/01(日) 12:48:54 0
――ゴンドラ山洞窟入り口――
ゴゴゴゴゴ……!
ゴンドラ山の山頂に至る洞窟は、圧倒的な存在感を持って
オレ達を暗黒の世界に誘おうとしていた。
『入るな危険』と書かれた看板が威圧感に拍車をかける。
「……見るからに危険なダンジョンだ!!」
リリスさんが歩み出る。
「私にいい考えがあるわ。」
リリス は アフロ仮面 の 灰 を 使った!
「これはTRPGで罠だらけの危険なダンジョンを踏破する時において
パペットゴーレムに前を歩かせ、先に罠に引っかかってもらう
という反則技よ。」
大量のアフロ仮面が現れた!コマンド?
「私達の前を歩いて頂戴。」
「かしこまりました」
現れた大量のアフロ仮面を先方隊にして洞窟に足を踏み入れる!
616超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/03(火) 17:17:57 O
洞窟の中はまるで罠の見本市のようだった。
トラバサミがあった。
吊り天井があった。
毒矢があった。
画鋲があった。
金ダライがあった。
紙風船があった。
死亡間違いなしの罠から小学生のいたずらレベルまで。
ほぼすべての罠がこの洞窟に仕掛けられていたのである。
アフロ仮面の数も減っていき、やがて最後の1人を残すだけになってしまった。

「罠はなくなったようですね。よかったよかった」
「いえ気をつけてください!この先に妹の気配があります!」
急に超紅の目の前に、WASABIの精霊が出てきた。
まだいたんですか?あなた。
「妹は…ある日突然ぐるってしまったのです!
注意していないと大変なことになりますよ!」
ぐるうとはどうなったのか、気になったので聞いてみた。
「精霊に妹とかいるんですか?」
「あれです!あれが妹です!!」
人の言葉を聞かずにビシッと先を指さすWASABIの精霊。
無視されたのは気に入らないが、一応指さす方をみた。
そこには荒縄でぐるぐる巻きにされた美しい女性が倒れていた。
全然似てないのになにが姉妹ですか。
617斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/07/03(火) 19:57:05 0
よし、注意してればいいんだなッ!!!
そこの荒縄ッッッ!!!
ここはちとせ組のシマだッ!!!
直ちにここから立ち去れッ!
これは警告だッ!!!!!

…ブー!
「それは警告なので注意ではなあい!!!
 貴様ら、ふりだしに戻れいッ!!!」
その声と共に、横からマスターハンド(でっかい手)が
飛んできてボク達を張り手でドスコーイ!!!
ボク達はブッ飛ばされ、気付くと洞窟の入り口にいた…ッ
WASABIの精霊が出てきて言う…
「だから言ったじゃないですか、注意してないと大変なことになるって」
「あれがこの洞窟最大にして最悪のワナ…注意の荒縄よ。」
警告だとダメだなんて…なんて厄介なワナだッ!!!
618首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/03(火) 21:11:14 0
大変なことになってしまった!
もう一度危険な洞窟を踏破しなければならない。
しかも残りアフロ仮面はあと一体……!?
……一体もいない!? アフロ仮面がいつの間にか消えている!

――洞窟内部――
アフロ仮面は注意の荒縄の前に取り残されていた。
「コマンド?」
「あなたは大切な事を忘れていますね」
注意の荒縄の女性がアフロ仮面に言う。
「大切ナコト?」
「一緒にぐるいましょう!そうすれば思い出せるかもしれません」
洞窟の壁面から荒縄が現れ、アフロ仮面がぐるぐる巻きになった。
次の瞬間、アフロから眩い光が発せられる!
「そうだ……オレはパペットゴーレムなんかじゃない!!
早くアフロのすばらしさを世に伝えなければ!!」
アフロが凄まじい勢いで増殖を始め
洞窟がぐるぐる巻きのアフロで埋め尽くされていく!
619超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/05(木) 16:24:04 O
「またあの洞窟を逆戻りですか…」
マスターハンドとやらのせいで振り出しに戻され、やる気が一気に無くなった。
「このまま帰って、MHKは放っておけませんかね?」
「だめです!そんな事をしたら、妹はますますつけあがりますよ!」
WASABIの精霊の声がうるさい。
その時である。洞窟の奥がキラリと光った。
それと同時に、洞窟の中から大量のアフロヘアーと荒縄が飛び出してきた!
アフロと荒縄は洞窟を埋め尽くし、ゴンドラ山全体に巻き付いてしまった。
「ずいぶん登りやすくなりましたね。山頂を目指しましょう」
荒縄を伝って登山に再チャレンジした。
なんと!楽勝で登ることができた!

山頂のゴンドラは錆びてはいたが動きそうだった。
「待ってください!姉さんたち!」
山頂近くの洞窟から、注意の女性が現れた。
もう荒縄にぐるぐる巻きにされてはいない。
ただし、髪型はなぜかアフロになっていた。
「私の名前はアフロディーテ…
アフロ仮面様のおかげで、ぐるぐる呪いから解放されました。
お願いです!私もドラゴン山に連れていってください!」
さてどうしたものでしょうか?
620首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/06(金) 21:05:24 0
WASABIの精霊が涙を流しながらアフロディーテに駆け寄った。
「ああ、妹よ!! 呪いがとけて新の姿に戻ったのね!」
アフロが真の姿だそうだ。
「アフロ仮面さん、ありがとうございます!」
「いえいえ、こちらこそアフロと美の精霊にお会いできて感激しています」
アフロ仮面も、アフロディーテの前では妙に紳士的だ。

おや? WASABIの精霊の様子が……緑色の服が紫色に変化していく。
それを見たリリスさんが言った。エルフだけあってやはり精霊には詳しいようだ。
「あら、WASAビーナスに進化したのね。」
「はい、ワサビとナスの精霊になりました。
私達は姉妹が揃うことにより真の力を発揮するのです」
二人がコンボ技を決めればMHKも一撃かもしれない。
「そうか!アフロディーテさん、是非オレ達の所持精霊になってくれ!」
しかし、フランソワがしゃしゃりでてきた。
「そっちはWASAビーナスがおるのじゃからアフロディーテはこっちのもんじゃ」
エルフの長老パワーで強引にアフローディテを引き付ける!
アフローディテはエルフ村チームの所持精霊リストに加わった!
コンボ技を持つ姉妹が敵同士……これはややこしいことになったぞ!
621斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/07/07(土) 12:22:54 0
敵だなんて…ッ!
エルフだって魔族だってオーク(ぅぅ;;)だって同じ星に生きてるんだッ!
ボク達は同じ星に住む仲間じゃないかッ!
…とにかく、これでドラゴン山へ行くメンバーが決まったッ!
ちょっとボロいゴンドラだけど…大丈夫だ…よね?
おそる、おそる…ぎしぎし…ぶちッ

…切れた?
…ロープ切れたぁぁぁ?!!
どうすればいいんだッ!?
ゴンドラが無くちゃドラゴン山へは渡れない…ッ!
「大丈夫です」
「私たち二人の力があれば、ゴンドラを修復できます」
そうか!じゃあ二人の力を…
「だめじゃ」
「だめだな」
やっぱり違う種族は分かり合えないのか…って
今「だめだな」って言った奴誰だッ!?
「ふッ…父親の顔も忘れたのかいッ?!我が息子よッ!!」
…ボ ク は ! 女だぁぁぁぁぁッ!!!!
カキーン!
そこに母さんの「よく分かる!解説〜☆」が入るッ!
「性格が違いすぎるのよ。対立するようなことがあったら
 正々堂々と直接ぶちのめすのが魔族流。
 裏工作しつつも平和的に犠牲を出さず争うのがエルフ流。
 言わば漢の戦いと女の戦いよ。
 エルフからすれば魔族は野蛮。
 魔族からすればエルフは卑怯なのよ。
 この二者が争ったら…結果は見えてるわ。」
その割にマッチョなエルフがいたりとか矛盾があるような気がするけど
そういうコトらしいから仕方ないのか…
でも、お互い目的はドラゴン山へ行くことなんだ!
ここでは、利害が一致するでしょ?でしょ?
だから、おねがいマイメ○ディ♪
二匹の精霊の力を合わせてドラゴン山へ行こうよ!お・ね・が・い(はぁと
母さん直伝のおねだり攻撃だッ!
622超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/07(土) 17:43:29 O
「たしかに渡るまでは協力した方がいいかのう」
ちとせの説得に、フランソワも渋々納得してくれた。
「それでは早くゴンドラを修復してもらいましょうか」
気が変わらないうちに渡ってしまうに限る。
WASAビーナスとアフロディーテは、ゴンドラの前に立って踊り始めた。
「「踊る阿呆に見る阿呆〜
同じアホなら踊らにゃ損損〜」」
それは見事に息のあった踊りであった。
それは見事に世界観を無視した踊りであった。
まあ、フラメンコやサンバを踊られても反応に困るのだが。

やがて、古ぼけたゴンドラは光の中に消え、真新しいゴンドラが現れた。
「どうでしたか?」
「これが私たちの力です」
得意げな妖精姉妹は無視して、山際に近寄ってみた。
切れたロープは相変わらず、だらりと垂れ下がっていた。
「コナソの二の舞がお望みのようですね…?」
超紅の言葉に慌てる妖精姉妹。
なにをそんなに怖がっているのだろうか?
「ちっちが!違うんです!槍をしまって話を聞いてください!」
「最新型のゴンドラは空を飛んでいけるんです!
お願い!殺さないでー!!」
なんだ、そうだったんですか。
2人とも命拾いしましたね。
623首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/07(土) 21:05:20 0
早速最新型のゴンドラに乗り込む。
中に入ると、最新型に相応しく、豪華な空間が広がっていた。
スピーカーから放送が流れる。
『皆様、準備はよろしいですか?
それでは快適かつスリリングな空の旅をお楽しみください』
オレ達を乗せたゴンドラはドラゴン山へと発進した。
発進と同時にBGMが流れ始めた。
『飛んで飛んで飛んで飛んで♪』
ゴンドラは、揺れも無く安定した飛行を見せている。
『回って回って回って♪』
「ぎゃああああああああああああああああああ!!」
キリモミ状態に激しく回転するゴンドラ。車内は、阿鼻叫喚の歓声で溢れかえる。
『落ちーる〜♪』
そして……極め付きは自由落下! 絶叫マシーンも顔負けだ!
「うわああああああああああああああああああ!!」

ドガシャーン!!

こうしてオレ達は、決戦の地、ドラゴン山に降り立ったのであった。
624斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/07/08(日) 04:30:17 0
ドラゴン山では既に組の仲間とMHKが戦っていたッ!
「お嬢ッ!」
みんな、無事かッ!?
MHK、ウチのシマを汚しやがって…ッ!
あんたら覚悟しいやッ!!!
…ビシィィィッ!決まったッ!
「親方がお嬢を迎えにゴンドラ山まで行ったんス!
 親方を見やせんでしたかッ!?
 あいつら、親方を出せってウルサイんスよ!」
父さんなら…えっと…どうしたんだっけ?

621 名前:斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/07/07(土) 12:22:54 0
【中略】
「私たち二人の力があれば、ゴンドラを修復できます」
そうか!じゃあ二人の力を…
「だめじゃ」
「だめだな」
やっぱり違う種族は分かり合えないのか…って
今「だめだな」って言った奴誰だッ!?
「ふッ…父親の顔も忘れたのかいッ?!我が息子よッ!!」
…ボ ク は ! 女だぁぁぁぁぁッ!!!!
カキーン!

…ぶッ飛ばしたッ!!!
ボクがこの手で爽快にぶッ飛ばしたッ!!!
あの飛距離ならメジャーリーグ新記録間違いないッ!
あまりにもアッサリぶッ飛んでったから忘れてたッ!!!
625超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/08(日) 17:38:09 O
「さてどちらに向かって、ぶっ飛ばしましたかね?」
問題はこの一点だけだ。
ドラゴン山に向かってなら、探せばその辺にいるはず。
だが、違う方向なら…?
「まあそのうち見つかるでしょう」
超紅はあまり深く考えない事にした。
MHKがなぜちとせの父親を捜しているのか、わからなかったからだ。

「それについては、私カスム大佐が説明しよう」
MHKの腕章をつけた男が話しかけてきた。
男はマイクを持ち、カメラに向かってしゃべりだした。
BGMは「痴情の星」である。
「我々MHKは、はるか昔に墜落したドラゴンの調査を開始した。
襲いかかる怪物。ヤクザからの妨害。
多くの苦難を乗り越え、我々はついに飛竜石を手に入れた。
この石があればドラゴンは蘇り、私はタュピラ王になれる!」
ここでスポットライトが当たり、周りが暗くなる。
「だが!その石はヤクザの親方に持ち去られたのだ!
さあ、はやくあの男を捕まえろ!小僧から石を取り戻せ!」
解説ありがとうございました。
こんな時はなんと言うのでしたか?
そうそう、こんな感じでした。
「日本語でおK。長文自重しる。どこを縦読み?」
ところでタュピラって言いにくくないですか?
626首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/08(日) 20:38:32 0
そこでやっとBGMの長い前奏が終わり、歌が始まろうとしていた。
「あら、痴情の星よ」
「青春の日々を思い出すわ〜」
マッチョ軍団がBGMにあわせ、セクシーな振り付け付でノリノリで歌い始めた。
「「「金の中のすーばる〜♪」」」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ム○カ→カムス ラ○ュタ→タュピラ
バ○ス→スバル・・・・・・!?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

カッ!! 突然辺りが眩い光に包まれた!
「目がー! 目がぁー!!」
叫びながら顔面蒼白で解説するカムス大佐。
「君達は大変な事をしてしまったようだ……
その歌は滅びの言葉が歌詞に組み込まれているのだ
…決して歌ってはいけないのだよ!!」
「そんな事は先に言っとけ!!!」
ゴゴゴゴゴゴ………!! 不気味な地響きが聞こえてきた!
627斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/07/10(火) 04:32:39 O
ドラゴン山が崩れるッ…!
この山の伝説は聞いたことがある…ッ!
この山の中には、3000年前の伝説のドラゴンが
封印されてるって伝説だッ…!
その龍、全ての力を喰らうと言う…!
崩れ落ちる山の中から
ついに伝説のドラゴンが復活するのかッ!?
山の中から声が響く…ッ
「…ボクの眠りを妨げるのは誰ッスか…」
中から出て来たのはッ…!

なんか思ってたより、小さくて…
…ムーミンみたいな…カバ?
「カバなどではない、君達の一族はそんなことも忘れたのかね
 あれこそが全ての力を喰らう伝説の霊獣・スープーシャンなのだよッ!
 MHKの者ども、あれを捕まえろッ!
 捕まえた者には莫大な褒賞を与えるぞ」
マズイッ!このままではカバくんが捕まえられるッ!
「誰がカバっスか!!」
か…カワイ〜ッ♪母さん、これボクのペットにしていいッ?
「すれば?。」
ペット決定ッ!
そうと決まれば、ボクのペットに手を出す奴は許さないッ!
この魔法少女フェアリィルナが相手だッ!
行くよッ!乙女の魔法…マグロバットホームランッ!!!
628超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/10(火) 17:56:02 O
カッキーーーン!!
快音を残してMHKの職員は吹っ飛んだ。
なかなかのバッティングセンス。
近いうちにプロからスカウトがきそうである。
「あ〜。しかしこれは飛んだ方向が悪いですね〜。
スープーシャンの真正面です。」
解説っぽく言ってみる。
「こうなりゃ、このカバをカバ質にしてやる!」
MHKの職員は束になって襲いかかった。
スープーシャン大ピンチだあっ!

「美味しそうっす。もぐもぐ」
なんと!MHKの職員は食べられてしまった!!
「今のうちに霊獣を守れ!」
神聖氣志團がスープーシャンのところに行くが…
「いただきますっす。もぐもぐ」
なんと!神聖氣志團はスープーシャンに食べられてしまった!
「だからあれほど滅びの歌を歌うなと言ったろう!
見ろ!人がゴミのようだ!!」
カムス大佐がわざとらしく責任を押しつけにきた。
「とりあえずあのカバを沈める…静める方法を教えてください」
「飛竜石があればスープーシャンを操れるのだが…
ああっ!飛竜石さえあればっっ!」
いちいちうるさい男である。
しかし飛竜石…誰かが持っていたような?
629飛竜石物語 ◆GOIKwBjB.g :2007/07/11(水) 10:10:58 0
魔王にして、人間界ではヤクザ兼盗賊団の親方でもあるちとせの父親には
お気に入りの文鎮がありました。
「おお、こんなところにいい文鎮が」
と言って盗んできたのです。
しかし、ある日、お気に入りの文鎮は怪盗ヘルパンに持ち去られてしまいます。
怪盗ヘルパンは隠れ家に隠しましたが、何者かの仕業によって隠れ家は
壊滅してしまいました。
その時に文鎮を持ち出した者がいます。山田さん一家の長男、山田太郎君です。
その時に真実の強さを手に入れることを誓った山田太郎君は
ボディビルに目覚め、立派なマッチョに成長を遂げました。

そして現在――
マッチョ二号こと、山田太郎の胸元には、重量級の素敵なペンダントが輝いています。
630名無しになりきれ:2007/07/11(水) 11:43:13 0
(その時!窓ガラスを突き破り壁に突き刺さる謎のカード!)
(カードには『○○日の○○時、その素敵なペンダントを頂きます。キャッツ・アイ』と書かれていた!)
631 ◆w7amlh8fkU :2007/07/11(水) 19:24:51 0
警視庁・怪盗対策本部に連絡が入った!
若くてクールな本部長・一乗寺薫が叫ぶ。
「全く、キャッツ・アイにセイントテール
 ジャンヌにとんちんかんと
 一体どうなってるんだこの国はッ!?」
つい数年前まで
一乗寺は署内でもジャニーズばりの人気を誇る
エリート刑事として名を馳せていた。
その実力は誰もが認めており
ついに、一向に効果の上がらない怪盗対策本部へ
「キミならできるッ!!!!」
とばかりによこされたのだった。
しかし…ソレは彼にとって悲劇の始まりはじまり。
幾度と無く怪盗に負けてしまい、署内の評価もガタ落ち。
去年は3箱も来ていたバレンタインチョコも、今年は義理が3つだった。
このままではいけないッ…
「今度こそは捕まえて見せるぞ!キャッツ・アイ!!!」
一乗寺薫は、そう誓うのだった。

夜の山田家…刑事は80人。
この人数で入り込めるスキなど無いハズだッ…だが
相手はあのキャッツ・アイ…油断は禁物かッ
「部長!ペンダントがありません!」
「案ずるな、台の上に乗っているのは私がすり替えた偽物だ
 本物は今、この私が首に掛けているだろう?」
「その、本物のペンダントが無いんですッ!」
下を向く。
「何ィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!
 おのれ、おのれまたしても怪盗めッ!!!」
632 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/12(木) 17:31:59 O
「そんなぁっ!!石が捕られちゃったの!?」
山田太郎君がショックを受けたのは当然とも言えよう。
万全の警備体制と仕掛けらた罠に安心していたのだから。
「すまない少年!我々の力が足りなかったばかりに……」
落ち込む警官たちだが、太郎君はまだ元気そうであった。
「大丈夫!僕にはあの人がいるんだから!」
あの人って誰だ?さあ…
不思議そうな顔の警官達を残し、太郎君は自分の部屋に戻った。
部屋の奥からかびだらけの箱を引っ張り出す。
「ピンチだよ…助けて、極道マン…」
太郎君は子供の頃大好きだった極道マンの人形を取り出した。
右手に長ドス左手にハジキ。
弱きを助け強きをくじく、義理と任侠の使者極道マン!!
そう、太郎君は自分がピンチの時、極道マンが助けに来てくれると信じていたのだ。
こんな時にあれだが、筋肉むきむきマッチョマンが人形片手にぶつぶつ言ってる姿は結構怖い。

ドッカーーーン!!!
急に窓を突き破って一人の男が部屋に飛び込んできた。
壁に頭をめり込ませた男の服装は、極道マンそっくりだった。
なんとそれは、娘にホームランされた、ちとせの父親だった!
633 ◆GOIKwBjB.g :2007/07/12(木) 23:47:49 0
「助けてー!極道マーン!!」
山田太郎君がちとせの父親を引っ張り出す。
「私は極道マンでは無い!魔王だ!」
「僕のステキなペンダントが取られちゃったんだよー」
「む……君は……」

ちとせの父親が人間界に来て間もない頃……
「えーん!おなかすいたよー」
右も左も分からず行き倒れになった。
「大丈夫ですか!? 私の家に泊まっていってください」
いえの表札には、山田と書いてあった。
ちとせの父親は、親切な山田さんのおかげでのたれ死なずにすんだのである。

極道というもの、仁義を重んじなければならない!!
ちとせの父親は言った。
「そうか……あの時の山田さんの子孫か……よーし! お兄さんに任せなさい!」
634斬腹さたん ◆w7amlh8fkU :2007/07/14(土) 00:43:12 0
キャッツ・アイはこの俺様が見事捕まえてみせるぜッ!
俺様に掛かればお空だってひとッ飛びだッ!
とうッ、さたんウィ〜ングッ!
とうッ、さたんウィング
とうッ、さたん
とうッさたん
とうッさん
とうさんッ!そうッ!俺様は一児の父さんだッ!…ププッ
山田太郎(オ…オヤジギャグだッ!!!)
しかしッ!魔王のオヤジギャグは
ただのオヤジギャグではないッ!!!
半径4千万キロメートルに渡って
極寒のブリザードを巻き起こす必殺技ッ!
「エヴィル・ブリザード」なのだッ!
キャッツ・アイよッッッ!!!
この「エヴィル・ブリザード」で凍りつくが良いッ!
635超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/14(土) 17:06:47 O
どこからともなく怪しいギャグが聞こえてきた。
「これは…エヴィル・ブリザード!」
エヴィル・ブリザードといえば、大変危険な威力を発揮する荒技だ。
最初にこの技を使った誰かさんが氷河期を引き起こしたのは、有名な事実である。
これほどの大技を使うからには、よほどの事情があるに違いない。
超紅たちのいる場所はちょっぴり遠かったため、氷付けにはならなかったようだ。
だがしかし…
「これでは飛竜石を探しに行けませんね」
そう。ちとせの父親が吹き飛んだ方角が凍っているため、そちらに行けないのである。
強力な技エヴィル・ブリザード最大の欠点は、使用者も凍り付いてしまうこと。
誰かが救助にいかなければならないのだ!

「ここはまかせてほしいッス!」
高らかに宣言したスープーシャンは、すごい勢いで氷を掘り進み始めた。
「ボクは人の匂いを嗅ぎ当てることができるッスよ。
このまま人のいる場所まで掘り進むッス!」
救助犬ならぬ救助ドラゴンというわけだ。

果たして最初に助けるのは誰でしょうか?
飛竜石を持った人なら手間がはぶけて助かるのですが。
636首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/14(土) 20:11:06 0
スープーシャンは掘り進んでいく。どんどん掘り進んでいく。
そして次々と遭難者が発見される。
それはいいのだが見つけた片っ端から食べられていく。
「さすがにヤバくないか?」
「飛竜石が見つかり次第助かるんで大丈夫ッス」
スープーシャンの胃袋は宇宙だ!
そして何百人目かを食べた瞬間!
「ぎゃああああああ!」
カッ!!
スープーシャンの周りで凄まじいオーラが渦巻く!!
「まさか……飛竜石を食べたのか!?」
「何だと!?じゃあ今のネコミミのオッサンがキャッツアイ!?」
オレ達が騒ぐのをよそに、スープーシャンが凄まじい進化を遂げる!!
637斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/07/15(日) 02:01:43 0
四不象(スープーシャン)の進化形態…
伝承の通りなら、ジャンプコミックスの
封神演義12巻の表紙のような姿に
変身するハズ…これは楽しみだッ!
凄まじい閃光と煙と共に
四不象が進化していくッ!
もくもくもくもく…その姿は…
…象だッ!!!
普通に象さんの姿に変わったッ!!!
【よう、待たせたな…この姿も久しぶりだぜ…】
…伝承と違う象さんの姿なのに
口調は伝承の通り悪いのかッッ!!!
とにかく、飛竜石は手に入れたッ!!!
MHKを退治しないとッ!!!
そうすればボク達の優勝だッ!!!
行こうッ!スーパースープ!!
【テメーはそれでも良いのかも知れねえし
 オレも別に構わねえが…救助はどうすんだ?】
…その口調、イイ!!
丁度一人称がボク同士でカブって困ってたんだッ!
【ヒトの話聞けよ…#】
あ、ごめんごめん、じゃあ救助行こうッ!

…のっし、のっし…
…スーパースープ…
その姿、歩み鈍いよ…
…のっし、のっし…
【うるせぇ、戻り方分かんねぇんだよ…】
こうして、ボクらはゆっくりと
エヴィルブリザードの発生源へと赴くのだった…ッ
638超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/16(月) 17:43:10 O
象そっくりの姿にパワーアップしたスープーシャン。
どうせなら歩く速度も速くなってほしかった。
牛歩ではなく象歩などシャレにもならない。
ゆっくり歩くスーパースープーのお尻を見ていると、超紅は剥製が欲しくなってきた。
もちろんスーパースープーの剥製である。
「このままでは時間がかかりすぎます。移動魔法を使いましょう」
転移場所を発生源に指定して、超紅はルーラを唱えた!
*おおっと*
*こおりの なかに いる*
しまった。これでは身動きがとれませんね。


一方そのころドラゴン山では、NHKの職員が宝探しに山を掘り返していた。
「カムス社長!大変です!!」
「馬鹿者!大佐と呼べ、大佐と!
何があった?報告しろ!」
報告の必要はなかった。
なにしろカムス大佐の前に、100匹のスープーシャンが現れたからだ。
カムス大佐は叫んだ。
「ぎゃあ〜〜〜っ!!」
ドラゴン山地方を食い尽くしたスープーシャン達は、一路北に進路を取った。
目指すのはもちろん飛竜石である。
一匹がスーパースープーになっているため、101匹スープー大行進とはいかないのが残念だ。
639首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/16(月) 22:21:56 0
しばらく進んでいくと、氷漬けになったヤクザの隣で泣いているマッチョがいた。
「えーんえーん!」
「少年よ、どうした?」
「どうしよう、極道マンが死んじゃう!」
山田太郎君は、その身から発する凄まじい暑苦しさによって自力脱出を果たしたそうだ。
【気持ちは分かるがここは危険だ・・・避難して救助方法を考えようぜ】
「ほら、象さんもそう言ってることだし・・・」
ダダをこねて聞かない山田太郎君。
「象さんは好きです。でもキリンさんはもっと好きです」

その時! ドドドドド!!!!!
後ろからものすごい地響きが聞こえてきた!
100匹のスープーシャンがこちらに突進してきている!
「飛・竜・石♪」「飛・竜・石♪」
「飛・竜・石♪」「飛・竜・石♪」
飛竜石コールだ!!
640斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/07/17(火) 12:54:46 0
【折角手に入れたんだ…そう簡単に渡せるかよ】
いや、スープ、ボクに考えがあるんだッ…ゴニョゴニョ…
【なーるほどな、でも良いのか?お前のオヤジはどうすんだよ】
大丈夫ッ!
もう吹雪が吹いていないってことは
父さんは虫の息ってことだッ!
これ以上吹雪が吹くことはないよッ!
【ソレ…死ぬんじゃねぇか?】
大丈夫ッ!魔王は不死身だッ!!!
ソレに、万一死んだらボクが組を継ぐッ!
どうせ父さんはこのスレの流れ的にどうでもいい空気だッ!!
【ォィォィ…まあ、テメエがそう言うなら仕方ねぇ…】
…作戦決行ッ!

突然スープーシャンが元の姿に戻り、光る宝石を投げたッ!!!
周りの100匹スープーシャンがそこに集まっていくッ!!!
「飛・竜・石♪」「飛・竜・石♪」
「飛・竜・石♪」「飛・竜・石♪」
今のうちにドラゴン山へ戻ろうッ!
でも、マッチョにはちょっと疑問が残ったみたい…
「飛竜石、捨てちゃって良かったの?」
キミが騙されたなら大成功ッ!
さっき投げたのは、確かに飛竜石だけどッ!
実はスープが変身するのに石自体は全然要らないんだッ!
「石に貼り付けてあったこの紙があれば大丈夫ッス」
スープー族は成人でなければ変身できないッ!
だから、【成人証明書】があれば大丈夫なんだッ!
「じゃあ、従わせるのは…?」
さっきボクがタウリンとブロムヘキシンとインドメタシンと
リゾチウムとキトサンを大量に与えて
【なつき度】が255になったからOKだッ!!!
「やすらぎのすずを持たせるのも常道ッスね」
641超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/17(火) 17:45:07 O
「骨付き肉や霜降り肉ではダメですかね?」
スープーシャンは肉よりビタミン系がお好みらしい。
ビタミンとはちと違うような気もするが、細かい事は気にしないのだ。
「それではドラゴン山に戻りましょうか」
飛竜石を囲んで食事前のお祈りを始めた100匹は、ほったらかしだが仕方がない。
そのうちなんとかなるだろう。

文字数制限の都合で、途中経過は省いてドラゴン山に一行は戻ってきた。
MHK跡地には、何も残っていなかった。
100匹のスープーシャンが全部食べ尽くしてしまったのだ。
「いきなり目的を達成してしまいましたね…」
苦労して魔王城にたどりついたら、魔王は別の勇者に倒されていました。
そんな物悲しい雰囲気が漂っている。

「そこまでよ!悪党ども!」
突然空から、改造セーラー服を着た美少女が降りてきた。
なぜ美少女と言えるのか?それは本人がそう言っているからだ。
「義理と任侠のセーラー服美少女戦士、極道ガール!
組に変わっておしおきよ!!」
恥ずかしい決めポーズを取った後、少女は手にした機関銃を乱射しだした!!
642首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/17(火) 20:42:35 0
「極道☆ティアラ☆アタック!」
機関銃の弾丸がはじけ、ティアラを付けた無数の極道マンが現れる!
彼らは輪になって極道ダンスを始めた!
想像を絶する破壊のオーラがその場にいる全てのものを蹂躙する!
「ぎゃあああああ!!」

「ボクに任せるッス!」
そこに現れたのは、僕らのヒーロースープーシャン!

スープーシャンは、ミニ極道マンたち を 食べた!

「何ですって!?」
パリーン!
それをみた極道ガールのメガネが砕け散る!スカウターブレイクである。
その上、極道ガールの目がメガネを取ったのびた君のようになっている!ド近眼だ!
643超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/19(木) 16:48:16 O
「目が!目がぁーー!!」
どこかで聞いた台詞を叫びながら転げ回る極道ガール。
近眼の上にスカウターブレイクで視力を奪われたのでは仕方がない。
そのとき、極道ガールの手に手錠が生えてきた!もとい、手錠がはめられた!
「怪盗が食べられてしまった以上、おまえを逮捕して得点稼ぎだ!
極道ガール!凶器準備集合罪で逮捕するッ!!」
手錠の反対側は、警視庁・怪盗対策本部の 若くてクールな本部長・一乗寺薫が持っていた。
一体どこから出てきたのだろうか?
「君たちをパトカーで連れてきたのは誰だったか、もう忘れたのかッ!?」
すっかり忘れてました。これだから空気は困る。
とにかく、極道ガールが逮捕されて事件は解決。後はエルフの村に帰れば優勝だ。

「人生はそう甘くはないぞ」
またまた新キャラが現れた。まるで人気の落ちてきた漫画のようで縁起が悪い。
「誰が新キャラだ。俺様は魔王、斬腹サタンだぞ!」
また空気が現れた。
「空気か…くうき…食う気…」
「はいはい。なにかご用ですか?」
また凍りつかれる前にギャグを止めた。少しは助けに行く身にもなって欲しい。
「お前たちに手紙を預かっているぞ」
手紙の差出人は長老フランソワだった。
644斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/07/19(木) 19:07:22 O
おばあちゃんの手紙にはこう書かれていたッ…!
「MHK倒したのは私達ということにして優勝じゃ
 そもそもMHKが倒されても
 お主らが倒したという証拠は作りようがないのじゃ
 そうなれば審査員に信頼されているエルフ村チームが
 倒したということにできる
 つまり、この勝負始めから決まっておったんじゃよ
 ほーっほっほっほ」
―謀られたッッ!!!!
流石はエルフ…頭脳では勝てないッ!
マズいぞッ…!
このままではエルフ村チームが優勝してしまうッ…!
何とかしてボク達が倒したって証拠を作らなきゃッ!!!
645斬腹リリス ◆w7amlh8fkU :2007/07/19(木) 19:29:43 O
まったく…頭が上がらないわね。
全て計算してたなんて。
MHKが斬腹組のシマで暴れるように仕向ける。
それを倒せば勝ちとする。
料理の腕に自信のない、でも戦いに自信のあるちとせなら
必ずのってくると計算して。
私には全て秘密だったなんてね。
魔族の世界なら間違いなく卑怯者扱いだわ。
「フン、エルフの長老の血を引く娘なら
 その位の計略は予測するのが当然じゃと思うたがのう。
 良いかリリス、戦いなぞこの世で最も醜いものじゃ。
 争わずして勝つのがエルフ流ぞ。
 やはり認める訳にはいかんな。」
これは予想だけど…母さん。
MHKは前から潰すつもりだったのでしょう?
「ほっほっ。あの半端者にも
 最低限、そこまでの頭が欲しいところじゃのう。」
646首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/19(木) 21:47:45 0
証拠を手に入れるといってもどうすればいいのか。
オレ達が途方にくれていたその時。

スープーシャンのうちの一匹の中から不気味な声が聞こえてきた!!
『フフフ……ついに飛竜石を手に入れたぞ!!』
「その声は……カムス!」
『口を慎みたまえ、君たちはタュピラ王の前にいるのだよ!』
ズギューン!!
スープーシャンの口から光の柱が聳え立つ!!
そして、中空に浮かび上がるスープーシャンのよだれまみれの人影……!!
「貴様っ! 飛竜石を食べたスープーシャンにわざと食べられたのか!!」
『ご名答!!君たちは本当によくやってくれた……だがここで終わりだ!!』
その手に握られた飛竜石が不気味な光を放つ!!
『行け!スープーシャン達よ!!ゴミのような人どもを食い尽くせ!!』
101匹のスープーシャンが襲い掛かってくる!
647超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/20(金) 18:13:48 O
集まり合ったスープーシャン達は、親亀の上に子亀が乗るように重なり始めた。
「「合体奥義!タワーブレイク!!」」
そのままゆっくりと倒れていく!
「ギャアアア!パトカーがッ!?」
一乗寺薫が叫ぶ。
スープーシャン達に潰されて、哀れパトカーはぺしゃんこになってしまった。
なんとか塔から離れた警官も、ばらばらに飛び散ったスープーシャン達に押しつぶされる。
「ふははは!すばらしい!!
最高のショーだと思わんかね?」
カムス大佐が自慢気に言い放った。
最初に警官隊を狙ったのは、自慢できる相手がいなくなるのを恐れてのようだ。
見栄っ張りな男である。
「さあ!スープーシャン達よ!!
今度はあの連中を叩き潰すのだ!!」
再び積み重なっていくスープーシャン達。
果たしてタワーブレイクをどうやってかわせばいいのか!?
などたまにシリアスに考えていると、一匹のスープーが【成人証明書】を持っているのが見えた。
「まあなんでもやってみましょう。
スーパー化ビーム。ビーーーーッ」
超紅は手を十字にクロスさせ、スーパー化ビームを放った!
【成人証明書】を持ったスープーシャンはまぶしい光に包まれた!
648斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/07/21(土) 14:42:25 O
すると、その一匹はゾウの姿に変わったッ!
「クッ、貴様らぁっ!」
カスム、無駄な抵抗はやめてエルフ村に来いッ!!!
キミがいればMHKは潰れてないって証明できるッ!
つまりエルフ村チームが勝つのを防げるんだッ!
そうすればキミにもご褒美をあげるッ!
649首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/21(土) 20:32:13 0
「ご褒美だと!?……その話、乗ってみる価値はあるかもしれんな」
どす黒いオーラはどこへやら、カムスは意外にもちとせの説得に乗ってきた。
オレ達は象さんにのってエルフ村へむかった。
後ろから100匹のスープーシャンがついてくるが、気にする必要はないだろう。

――エルフ村――
「ふぉっふぉ、諦めて帰ってくればいいのにのう」
フランソワは勝利を確信していた。そこに、下っ端が入ってくる。
「族長、大変です!」
「なんじゃ?」
「時速100kmでスープーシャンの大群が接近中です!」
フランソワの表情が真っ青になる。
「スープーシャンだと!?」
「どうしたの?」
首を傾げるリリスに、フランソワが解説する。
「スープーシャンは精霊を片っ端から食い尽くしてしまうのじゃ!
精霊は我らエルフの命の根源とも言うべきもの……。
1000年前、スープーシャンの大群に襲われてエルフの時代は終わりを迎えたのじゃ!」
エルフの村は上へ下への大騒ぎとなった!
650超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/22(日) 17:12:14 O
象に乗って進むことしばらく。
ようやくエルフの村が見えてきた。
霊獣なので空も飛べるスーパースープーは、乗り物としても便利である。
久しぶりのエルフの村はずいぶん騒がしかった。
まるでこの世の終わりがきたかのような騒ぎだ。
「歓迎パーティの準備ですかね?」
適当な事をいいながら審査委員会の居場所に猛進する。

料理大会の会場では、エルフの村チームに優勝トロフィーが渡されようとしていた。
そのど真ん中にスーパースープーが落下する!
100匹のスープーシャンもその後に続いた。
「何事だ騒々しい!」
審査委員長が威厳を見せるが、他のエルフ達はなぜか逃げ腰である。
「エルフの村チームがMHKを倒していない証拠を連れてきましたよ」
カムスを審査委員会の前に押し出す。
「私はカムス大佐だ。MHKは滅びん!何度でも蘇るのだ!」
「なんと!カムス大佐が…」
「本物なのか!?信じられん!」
ざわめく審査員の中で、審査委員長の冷静な声が聞こえた。
「ではまだMHKを倒したチームはいないのだね?」
おっと。言われてみればそのとうりでした。
651斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/07/24(火) 11:12:35 O
よし…!
そこでボクが颯爽と登場するッ!!!
そして審査員の目の前でカスムをコテンパンにやっつけるッ!
観客総立ちッ!
審査員感謝ッ!
母さん涙ッ!
おばあちゃんもボクと母さんを許してくれるッ!
そうなるハズだッ!
さあ、カスムの前に颯爽と登場しカスムを…ぉ?

って言うか、カスムとっくにマッチョエルフに捕まってるってカンジッ!?
しかも颯爽と登場したボクに向けて
数十人のエルフが弓矢を構えてるしッ!?

ってゆーか撃ってきたしッ!?
「撃て、撃ち殺すのじゃ。」
おばあちゃん指揮してるしッ!?
「村から逃げるわよ。」
ボクは村の出口へ母さんに引っ張られるッ!
母さん、これなにッ!?ボクが何かしたッ!?
「エルフの村に戦いを持ち込むのはご法度なのよ。
 ましてやカスムを連れてくるなんて最悪だわ。
 撃ち殺されない内に村から出た方が身の為よ。」
652首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/24(火) 13:48:39 0
オレ達は追われる身になってしまった。
「なぜだ!? ちとせはお前たちの仲間だろう!!」
「その娘は呪われた魔王の娘……我らの仲間などではない!!」
と、いつもと違う台詞を貰ってノリノリの村の入り口の貧弱エルフ。
「魔族だっていいじゃないかあああーれーーー!!」
リリスさんに引っ張られてエルフ村から遠ざかっていく。
「早く逃げるわよ! 何を言ったってムダよ!」
「くそっ!! こうなったのは全てお前のせいだ!!」
オレはカムス大佐をビシッと指差して宣言した。
もちろん単なるやつあたりである。
すると、突然カムス大佐からどす黒いオーラが渦巻き始める!
『見破られてしまっては仕方が無い……』
「「「「え!?」」」」
一同唖然。
『ハハハハハ!! 人がゴミのようだ!!』
カムス大佐の姿が、巨大な一冊の本になった。
表紙には『新しい黒歴史教科書』と書いてある。
二冊の黒歴史教科書がカムスの欲望を糧に融合を果たしたのである!
『美しい……人間たちが骨肉の争いを繰り広げるのはなんて美しいのだろう……!
偉大なる黒歴史の力によりこの世界は永遠の戦乱の華に彩られるのだ……!!』
「そんな事させてたまるか!!」
『よかろう、黒歴史に名を刻め……!!』
黒歴史教科書が開き、表れたブラックホールが全てのものを吸い込もうとする!!
653超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/25(水) 16:38:47 O
気がつけばエルフの村は、村ごとブラックホールに吸い込まれていた。
「もうだめだー!」
「オワタ!!」
口々に絶望を叫ぶ人々。
まるでこの世の終わりが来たかのような騒ぎだ。
「まぁ吸い込まれてしまったものはしかたありません。
のんびり…ではなくて、手分けして脱出する方法でも探しましょう」
こんな時、主人公達は必ず脱出する手がかりを見つけるものだ。
つまり慌てる必要は全くないのを、超紅は知っていた。
もちろん、自分達が主人公であることを自覚している必要はある。
うっかり脇役だったりすると、助けが来ないことがあるからだ。
ひどい時には主人公の身代わりに命を落とすこともあり得る。
ファンタジー世界とはなかなか厳しい世界なのである。
ただこれは一般人にとってであり、ヒーローやヒロインなら逆に楽な世界だ。
魔法とかご都合主義とかがあるし。

「あった!見つけましたよー!」
早速ご都合主義が発動し、貧弱エルフが脱出のヒントを見つけてきた。
「…なんですかこれは」
それは樽のように見えた。
樽の中にはカムス大佐が首まで埋められていた。
樽には穴が開いていて、ちょうど穴に差し込める大きさの剣がついていた。
654首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/27(金) 19:18:40 0
「えいっ!」
「ぎゃあああああ!!」
剣を樽に刺すと、カムス大佐が飛んでいった。

でもこれだとカムス大佐が脱出しただけで
オレ達は脱出できないんじゃないか?
そう思ったとき、樽のカムス大佐が埋まっていた辺りの上に
綱が垂れ下がっていることに気付く。
上を見上げると、遥か上まで続いている。
カムス大佐の足にロープが結んであったようだ。
655斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/07/28(土) 10:34:49 O
コレに捕まれば、ボク達3人くらいなら…ッ!
…いや、ちょっと待ってくれッ!
確かにボク達はエルフ達に追われてるッ…
ブラックホールに吸い込まれるエルフ村から逃げれば
ボク達は晴れて自由の身だッ…!
けどッ!
けど、エルフ達はどうなるッ!?
母さんだってあの中にいるんだッ!
ソレにボクだって…ッ!
ボクは確かに魔王の娘だ…けどッ
エルフの、長老の孫でもあるッ…!
止めなきゃ…ブラックホールッ!略してBHを止めなきゃッ!
行こうスープーッ!
…合体ッ!
♪〜一万と二十年前から愛してる〜♪
…はぁ…ぁぁッ…!
なんだろう、この感じ…ッ!?
スープーッ、スープゥゥッ!!
656超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/28(土) 20:24:34 O
光とともに合体したちとせとスーパースープー。
はたしてその実体は!
「どうみても乗っているだけです。本当にありがとうございました」
象さんにまたがる美少女。
乗ってるのがトロイの木馬なら絵的に大問題になるところだった。
「ぎゃぁぁぁああああ!!」
突然ドップラー効果と共に、空から新しい黒歴史教科書が落ちてきた。
「貴様らァ!魔族とエルフのハーフをスープーシャンと合体させたのかッ!?
なぜ私の唯一の弱点に気づいたのだ!!!」
「ただの偶然ですがなにか」
超紅が答えると、新しい…略して新黒はブルブル震えだした。
「嘘をつけーーーッ!!
もはやおまえ達など教科書に載せる価値もない!
歴史から抹殺の刑にしてやるわ!
必殺!ハイパーBH砲をくらえいッ!」
新黒の体がすごい闇のオーラを放ち始めた!
どうですか、解説のフランソワさん?
「むむむ。あの攻撃はちょっぴりやばい攻撃じゃぞ!」
なにがむむむだ。
657参加するカモサンは井筒裕太君で名無しちゃんA!:2007/07/29(日) 03:47:47 0
サアー輪廻転生物凄く(☆∀☆)モンスター級に凄まじくも素晴しすぎる全く新しく生まれ変わった超巨大超弩級超協力超破壊能力度数超戦闘能力パラメーター長ステータス搭載可能!
全力後嗣宇宙戦艦★大ゴモラ零号の強化改造武器装備改良形式の途方も(★∀★∀★)無い攻撃能力を受けて見ろ!
悪の波動砲ポケットモンスターバールシャドウーボールーン正義の波動砲ラーンスーンターンキャーンノーンー破壊光爆裂貫通突撃能力◆力学デストロイディストラクション!
ディメンションスペースドライバーズ水の波動砲ウルトラスーパーネオハイパー竜の波動砲で波動カートリッジ弾連射だよ!
超新星生物化学UV恐慌エネルギー超特大ゴモラ砲を使用して仕舞うのが委員じゃないかと!(◆∀◆∀◆∀◆)(◇∀◇∀◇∀◇∀◇)(●∀●∀●∀●∀●∀●)!
(○∀○∀○∀○∀○∀○∀○)(◎∀◎∀◎∀◎∀◎∀◎∀◎∀◎)(□∀□∀□∀□∀□∀□∀□∀□∀□)撮っても大好きだよ!
(■∀■∀■∀■∀■∀■∀■∀■∀■∀■)(▼∀▼∀▼∀▼∀▼∀▼∀▼∀▼∀▼∀▼∀▼)(▽∀▽∀▽∀▽∀▽∀▽∀▽∀▽∀▽∀▽∀▽)!
(△∀△∀△∀△∀△∀△∀△∀△∀△∀△∀△∀△∀△)現実前世移住完璧破壊凝縮圧縮収束長高度性能灼熱爆風轟音竜巻衝撃驚愕大爆発超新星波動砲!
(▲∀▲∀▲∀▲∀▲∀▲∀▲∀▲∀▲∀▲∀▲∀▲∀▲∀▲)!
(∵∀∵∀∵∀∵∀∵∀∵∀∵∀∵∀∵∀∵∀∵∀∵∀∵∀∵∀∵)(∴∀∴∀∴∀∴∀∴∀∴∀∴∀∴∀∴∀∴∀∴∀∴∀∴∀∴∀∴∀∴)!
大銀河壮大な宇宙空間を舞台極限の登場させまし多様な!宇宙戦艦ゴモラは超面白いですね本当に!
658首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/29(日) 20:04:26 0
ハイパーBH砲が辺りを暗黒のオーラで包み込む!
現れる二人のムキムキダンディマッチョ!
二人は見つめあい、大声で叫ぶ!
「アニキと……合体したい……!」
「さあ来い!」
あまりの恐怖にオレ達は阿鼻叫喚の事態になった。
「ぎゃあああああああああああああ!!」
そして……カッ!!
『フュージョン!!』
響き渡る二重音声!マッチョの融合戦士がここに誕生した!
(マクロスキャノン∀マクロスキャノン)(荷電粒子砲∀荷電粒子砲)(ビーム砲∀ビーム砲)(相転移砲∀相転移砲)(波動砲∀波動砲)(異次元振動砲∀異次元振動砲)!
(仕事∀仕事)(金稼ぎ∀金稼ぎ)(金儲け∀金儲け)(#∀#)($∀$)(金∀金)(※∀※)(¥∀¥)(£∀£)(円∀円)(米∀米)(お札∀お札)!
(プラズマキャノン砲∀プラズマキャノン砲)(コロナ砲∀コロナ砲)(プロミネンス砲∀プロミネンス砲)(フォースパワーキャノン大砲∀フォースパワーキャノン大砲)!
(ラスターカノンキャノン大砲∀ラスターカノンキャノン大砲)(エナジーライフパワーヒットポイントドレイン砲∀ビッククランチビック版徴候エネルギー砲)!
(波動弾大砲∀波動弾大砲)(極悪の波動砲∀極悪の波動砲)(暗闇の波動砲∀暗闇の波動砲)(水流の波動砲∀水流の波動砲)!
(竜神の波動砲∀竜神の波動砲)(破壊光線の波動砲∀破壊光線の波動砲)(灼熱著高温度業火力学無間地獄波動砲∀灼熱兆候温度業火力学無間地獄波動砲)(最終携帯極限進化波動砲∀蒙御仕舞いなのです)!
(オール費ローズキャラクター図ポケットモンスターズコレクション∀%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%)
(@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@∀@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@)
(&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&∀&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&)
660名無しになりきれ:2007/07/30(月) 08:39:06 O
ウホッ
↑(!更バー地球よー旅立つ船はUPLの宇宙戦艦ゴモラ!大ニュースですUPLの宇宙戦艦ゴモラが再登場して再びゲーム業界に蘇る完璧再現途中がこの世の惑星中を又もや恐怖のどん底まで容赦鳴く叩き落すぞ!)↑
662斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/07/30(月) 20:44:05 O
これが「ちょっとヤバイこと」ッ…?
確かにヤバイ…けどッ
ソコに 禿 げ し く 萌えるッ!
だけど…萌えてる場合じゃないッ!
ボク達はこのブラックホールを防がなきゃッ!
行くぞスープーッ!
喰らえッ…滅びのッ!
バァァァスト・ストリィィィム!!!

「…使えないッスよ」
え〜マジで〜…
じゃスープー喰いでブラックホール兄弟を食べちゃえ!
「ソレは止めといた方が無難ッスよ」
なんで?
「画面左にある数値を見て欲しいッス」
なになに…

ちとせ(竜騎士)
スープー喰い
威力 3
命中率 12%

ブラックホール兄弟(合体)
ポージング〜美の章〜
威力 67×4
命中率 100%

くッ…今のボクじゃ役不足なのかッ!
早く聖竜騎士…じゃなくて
ボクの場合魔竜騎士にクラスチェンジしたいところだッ!
何かクラスチェンジできるアイテムがあれば…?
↑(!搭載形式波動砲の威力99999999×∞命中率はと言うとエネルギー充填率は120%菜のでありますよね!)↑
664超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/07/31(火) 16:46:34 O
「おまかせ〜♪」
無駄にウィンクしながらWASAビーナスが登場した。
「WASABIエムブレム〜〜!!」
謎のテーマソングに乗って出てきたのは、WASABIの紋章の入ったアイテムだった。
「このアイテムを使えば魔竜騎士になれます、どうぞ!」
「ダメですよ姉さん。
本物のクラスチェンジアイテムはこっちなんですから」
妹のアフロディーテが持ってきたのは、アフロ型かつらだ。
「ティアリングアフロです、これであなたも今日から魔竜騎士ですよ」
どちらもあれがあれであれあれなアイテムだ。
WASABIエムブレムか?ティアリングアフロか?
「そーいえば、他にも転職アイテムがありましたね」
超紅が取り出したのは、サトラレの書。
由緒正しい転職アイテムだが、魔竜騎士になれるかどうかは知らない。
使ったことがないからだ。

では転職アイテムを選んでください。
665首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/07/31(火) 20:25:26 0
そこに貧弱エルフが出てきた。
「こんな物を見つけました」
つ【なんでもファンタジーアルティマニア】
おおっ! これがあればどのアイテムを使えばいいかが分かるぞ!
「強力ですが全部呪いのアイテムなので一度装備したら外せません」
顔を上げると、WASABIエンブレムを装備したちとせと
ティアリングアフロを装備した超紅がいた。
「ってもう装備してるーーー!!」
呪いの力により、装備したくなるオーラを発しているのだ。
こうなったらヤケクソだ。オレはサトラレの書を装備した。
ズキューン!!
オレ達は光に包まれ、上級クラスに進化する!
恐怖におののく合体マッチョ!
『貴様らあ……!なんだその力は!』
そんな事聞かれても分かりませんがな。
↑(!井筒裕太は直撃貫通能力衝撃驚愕持続形式圧縮凝縮拡大題爆発力収束拡散魔法精神崩壊暗黒邪悪暗闇は波紋は動大砲を装備しましたよ!)↑
667斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/01(水) 03:54:37 O
ぴきぃぃぃん!!!
天空からボクにまぶしい光が降り注ぐッ!!!
その光に包まれて…ボクは
「WASABI龍騎士」にクラスチェンジしたッ!
持っていたマグロバットも
緑色の「WASABIナギナタ」に変わったッ!
はッ…スープの体が緑色に変わってるッ!
キミもクラスチェンジしたんだね!?
「おう、WASABIドラゴンになったぜ」
何だか辛そうな名前だなぁ…まぁいいかッ!
二人もまるで別人みたいだ…ッ!
こうなりゃもう恐いものなんてないッ!
確実にしとめるには一人ずつ倒すのがセオリー…
先ずは、そう…左側の女王受けの兄からだッ!!!
行くぞ、BHマッチョ兄弟ッ!!!
WASABIナギナタ、出力、全☆開ッッッ!!!
↑≪≪≪≪≪≪≪≪≪!?大ゴモラ零号が再び蘇って登場して欲しいですよね?!≫≫≫≫≫≫≫↑
669超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/01(水) 17:24:35 O
「う〜む。呪いのアイテムとは気づきませんでした」
いつの間にか髪型がアフロになっている。
職業欄にはアフロ無職と書かれている。
さらに頭の中には変な声が聞こえてくる。
「ようこそ!素晴らしきアフロの世界へ!
今日初めてアフロヘアーになったあなた!
ラッキーカラーはアフロ。ラッキーダンスはアフロ!
そしてラッキーアイテムは!ドリルだーーぁ!!!」
なぜアイテムだけドリルなのか?
そもそもドリルはどこにあるのか?
「大丈夫ですよ、ドリルはいつもアフロと共にあります。
さあ!ドリルよ来い!と念じるのです!」
アフロディーテが超紅の疑問に答えてくれた。
「では早速。ドリルよ来い!」
たちまちアフロヘアーは形を変えた。
そう!その形はまさにドリル!
「むむむ。なんだか誰かにドリルを刺したくなってきましたよ」
さすが呪いのアイテムらしく、はやく試し刺しがしたくなってきた。
手近にいるのは…BH兄弟の弟!
「超必殺、スクリュードリルアフロ発射!」
回転しながらのスーパー頭突きが弟を、ちとせの出力全開WASABIナギナタが兄を吹き飛ばした!

BH兄弟を倒した!
経験値50000P獲得!
全財産100円を没収した!
670首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/01(水) 20:15:46 0
不気味な笑い声が響き渡ってきた。
「ククク……BH兄弟を倒すとは……」
周囲の空間が歪み、気がつくと元の世界に戻ってきた。
目の前で『新黒』が激しく燃え上がる!
「俺は今猛烈に燃えている!!お遊びは終わりだ!
本気で行くぞ!!」
この世の者とは思えないオーラが吹き荒れ、忌まわしき黒歴史の使者が降臨した!
「うわあああああ!!」
早速貧弱エルフが吹き飛ばされる!
フランソワも今回ばかりは険しい顔をしている。
「くっ……なんてプレッシャーじゃ!世界はお仕舞いなのか!?」
「まだだ!まだ希望はある!!」
WASABI竜騎士になったオレは装備したサトラレの書を天高く掲げた!
サトラレの書が聖なる光を放ち始める!
サトラレの書。それすなわち、相手に考えている事をサトラレる書。
そう!これがあれば『新黒』に対抗する事ができるのだ!
リリスさんが熱弁を振るう!
「破滅の権化たる黒歴史教科書のただ一つの弱点。
それはいつだって希望を忘れない前向きな気持ちなの。
みんな、思い出して。楽しかった事、うれしかった事……!
そして……最高の自分を妄想して!!」
オレは妄想玉の構えを取った。
「みんなの妄想パワーをオラに分けてくれ!!」
その場にいる全ての者の想いが一つになる!
マーネーンー伝説巨神イデオンに登場しておりますバッフクラン適役出現の超必殺技秘密兵器の超弩級グレンキャノン超巨大加粒子砲ガンド・ロアを使うしかない!
672斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/02(木) 21:47:36 O
スイカ食べたいッ…!
ってゆーかさー、この人数で
みんなの気持ちを揃えるなんて出来るワケないしぃ?
えー合唱とか黙祷とかさー絶対まともにしてないの
一人は居るってゆーかーむしろ多数派っしょ?
…ぅッ…!
ナニコノカンジ…
「オイちとせ、どうした!?」
スー…プー…助け……t…
…ふふふ…
…ふふふふふ…!
…ふふふふふふふふふふふふふふ
あはははははははは!!!
「ちとせ、【新黒】の黒い波動にやられたのか!?
 おい、耐えろ!」
耐える?ってゆーかそーゆーの無理だしィ?
みんな死んじまえッ!アッハハハハ!
オラオラ、機関銃ぶちまけてやろうか?
ダダダダダダダダダダダダダダダダッッッ!!!
!カーニバルフェスティバルクライマックスグランドフィナーレファイナルファンタジーラストウォーズ正客白熱波動大砲&グレートチェーンソー&ネオハイパーウルトラスパー趙強力スペシャルフォーメーションエクスカリバーで行くぜー!
674名無しになりきれ:2007/08/03(金) 16:19:49 O
「しまった。お約束の乗っ取り攻撃ですよ」
操られたちとせが機関銃を乱射する。
味方の混乱を止めるため、後ろに素早く移動し、フライパンでちとせを攻撃!
ちとせは気絶した!
「ふう。危ない危ない」
ちとせを起こそうとすると、フランソワが叫んだ!
「まだ洗脳状態の味方を起こすでない!
今のままでは同じことの繰り返しぞ!」
そう言うフランソワは、全身血だらけ穴だらけ。
どうやらさきほどの機関銃掃射をまともに受けてしまったようだ。

「ワシももう長くはない…最後の力を振り絞って、孫の力になろう。
すべての苦しみと貧乏と疫病の神々よ!その力を示せー!」
聞き捨てならない神の力をかりて、ちとせの気絶と混乱は直った!
フランソワは ちからつき いきたえた!

「みんな!長老の死を無駄にしちゃダメ!
悲しいけどこれって戦争なのよ!
みんなの妄想をパッチに!」
再び熱弁を振るうリリスさん。
あまり悲しそうではないのは気のせいだろうか?
それでもさすがにみんなの心は一つになった!
パワーMAX妄想玉が新黒に放たれる!
「プギャーーーー!!」
新黒の体はみるみる溶けていった…
675HG名無しさん(≪∀≫)真間は僕達幸せCT!:2007/08/04(土) 05:28:39 0
!海外ドラマの方向に登場いたします宇宙戦艦アンドロメダ・アセンダントの衝突超高密度突撃徴候エネルギー総数熱量兆行度台範囲拡散!
!は動波紋波動大砲ネオハイパーニュータイプウルトラスーパー超絶強力ノヴァ爆弾連続射出発射用意完了だー!サイコミューハンマー!
676首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/04(土) 20:26:28 0
みんなの妄想パワーの前に黒歴史の使者は敗れ去った。
周りには、何事も無かったように元通りの平和な風景が広がる。
しかし喜んでいられない。ちとせが倒れたフランソワに追いすがる。
「死んだらいやだよ……」
「いい? 人はいつか死ぬものなの。」
自分もつらいのに必死になぐさめるリリスさん。
「だっておばあちゃんはエルフじゃないかーーーー!!」
オレはただ黙って見守るしかないのであった。
「ちとせ……」
そこに、空気を読まない奴がしゃしゃり出てきた。カムス大佐である。
「ハハハハハ!! 世界はなんて美しいのだろう!
ゴミのような君達のおかげで私は真人間になることができた!
こんな物はもう必要ない。好きなようにしたまえ!」
彼は、そう言ってちとせに飛竜石を手渡した。
すると、飛竜石が眩い光を発し始める!リリスさんが驚きの声を上げる。
「それは……飛竜石……!
WASABI竜騎士が手にした時に真の力を発揮し、願いを一つだけ叶える……!」
ちなみにちとせはまだWASABI竜騎士のままだ!
677斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/05(日) 04:03:08 0
飛竜石に願い事…願いを叶えてくれるんだッ…!
えーとえーと何をお願いすれば良いんだっけ…
【ボクに向けられたWOPがそっくり相手に跳ね返らないなんて嘘】
違う…ッ!!そうじゃなくって!!
【おばあちゃんを生き返】「…待てちとせよ。」
おばあちゃん…ッ!?まだ息があるッ!
「生ある者はいつか死ぬ…あやつはその運命から逃げたのさ…。」
あやつッて誰だ〜ッ!戸愚○弟のことかぁぁぁ〜ッ!
「ちとせ、やめなさい。
 飛竜石に願うことが、どれだけのWASABI力を消耗すると思ってるの。
 運が良くてWASABI力は永遠に失われる…運が悪けりゃ、あんた死ぬわよ。」
ボクは諦めない、諦めたらそこで試合終了だもの!
まだ生きてるクランケを見殺しにするなんて、ボクには出来ないッ!
細木数子に何言われようと知ったことかッッッ!!!
飛竜石よッ!眩く輝く飛竜石よッ!
ボクの願いを叶え給えッ!!!!
エルフの長老でボクのおばあちゃん、フランソワに命の灯火をッ!!!
燃え上がらせ給えぇぇぇぇぇッッッ!!!!
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッッッッ!!!!!!
その時、ボクの身体にとてつもない衝撃が走るゥゥゥッッッ!!!
くッ…飛竜石にッ…WASABI力が、どんどん吸い取られていくッ…!!!
負ける…ッ、ものかぁぁぁぁぁッ!!!
678超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/05(日) 17:17:36 O
「一緒に力を合わせましょう」
「俺たちは仲間じゃないか!」
超紅と首領パッチが力をあわせると、ほかの皆も続いた。
リリスが魔王がWASAビーナスがアフロディーテがいた。
アフロ仮面がコナソが忍者が騎士が山田太郎君がいた。
すーぷーが名無しがとにかく全員の思いは一つになった!

そこに死に神が現れた。
「お婆ちゃん、この契約書にサインしたら楽に死ねまんがな。
今なら契約者全員に三途の川渡りがタダになるチケットも付けまっせ」
怪しい関西弁でフランソワに迫る死に神。
最近は魂集めも楽ではないのか、まるで悪徳商法のようである。
「そうはい神崎!」
その時、皆の思いが集まって、フェニックス神崎が登場した!
「確かなWASABI、フェニックス神崎です!
皆様の清きWASABI!清きWASABIを私の力にしてください!」

おお フランソワ よ しんでしまうとは なさけない
フェニックス神崎が唱える復活の呪文で、再びフランソワに命の灯火が燃え上がったッ!
…少しだけ燃えすぎな気もするが気のせいだろう。

「大変だ!このままでは火葬されてしまうぞ!」
いつの間にやら近くに来ていたコエンマが慌てた。
あなたさっき力合わせてましたか?
679首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/05(日) 23:15:03 0
皆が慌てふためく中、不敵な笑みを浮かべ悠然と立ち上がる者がいた。
「俺に任せろ!!」
リリスさんが叫ぶ。
「まさか……エヴィルブリザード……!?無茶よ!」
半径4千万キロメートルに渡って極寒のブリザードを
巻き起こす強力すぎる技である。
「やめて!! さっき氷付けになって死に掛けたのをもう忘れたの!?
今度そんなことをしたら命の保障はないのよ……!
あなたまで失ったら……私は……私は……!!」
リリスさんは泣きながら魔王に追いすがった。
魔王はリリスさんをひしと抱きしめて微笑む。
「俺を信じてくれ……必ず成功させて見せる!」
「あなた……」
皆が行く末を見守る中、最後のミッションが始まった。
「ではいくぞ……」
予期せぬラブシーンで盛り上がった場の空気を、極寒のオヤジギャグがぶち壊す!
「フランソワのフラダンス!」
ただ一点に収束された極寒の冷気が火葬されようとするフランソワを包み込む!!
「オヤジギャグ以前にフラしか合ってないぞ!……は!そういうことか!」
そう、フラしか合わせない事で効果範囲を限定したのである。

そして……フランソワがゆっくりと目を開けた。
「む……まさか魔王に助けられるとはな……」
それを見て、周囲は歓声に包まれる!
680斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/06(月) 11:40:34 0
父さん…母さんッ、そして、みんな…ありがとうッ!
おばあちゃん、よかった…ッ
体中の力が抜けて、ボクの身体を纏っていたWASABI力が消えていく…
ボクはWASABI竜騎士から、元の姿に戻り
みんなも力を使い切って元の姿に戻ってしまったッ
「ふん…全く、野蛮な者共め、魔王なぞ連れて来おって。
 リリスよ、即刻荷物を纏めて魔界へ帰れ!」
「何よそれ。折角助けてくれた恩人達にそれはないでしょ!!。
 そこまで薄情な母親だと…」
母さん、いいんだ…ッ
おばあちゃんは生きてるッ…それだでいいじゃんか…ッ
「ちとせの言う通りだな、うッし!俺たちも帰るとするかァッ!
 もの共、魔王城へ帰還するぜ!!!
 帰ったら地獄の宴会だから覚悟しろやゴルァ!!!」
「地獄の宴会…何か怖そうな響きッスね…」
大丈夫だよスープ、地獄って言うけど、単なる飲み会だから…
スープーシャン…疲れたろう…?
ボクも疲れたんだ…何だかとても眠いんだ…スープーシャン…
「え!?ちょっと…死んじゃダメッスよ!」
「なーに心配そうな顔してンのよ。ちとせが毎日寝る時の口癖よ。
 私も何だか疲れたわ。さっさと帰ってご飯の支度しなきゃ。
 さ、スープーシャン、組員全員乗せて。帰るわよ!。」
「組員全員って…この人数乗せるんスか!?? 無理ッスよ!!!」
「乗せられないなら要らないわね。ここで刺身にして食べようかしら。」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
「解ったら、さっさと乗せる!変身すれば余裕でしょう。」
「ぅぅぅ…解ったッス…」
!超劇場版の宇宙戦艦ヤマト&アンドロメダ海外ドラマバージョン使用で宇宙戦艦アンドロメダ・アセンダント&それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ&宇宙戦艦ホワイト・ベース&宇宙戦艦アークエンジェル!
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682超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/06(月) 17:55:13 O
「スーパーに変身したスープーシャンの力で、一行は無事に魔王城に戻ってきました」
誰にともなく解説を入れてみた。
ここは組員達が総立ちで出迎えてくれている魔王の城。
あの後、全員を乗せたスーパースープーは神獣らしく、光のような速さで戻ってきたのだ。
そんなに速く飛べるなら最初からそうして欲しかった。
「組長ッ!姉さんッ!若とお仲間のみなさんッ!!
お勤めご苦労さんでしたッ!!
地獄の宴会の準備が出来ておりやすんで、楽しんでくださいッ!」
若頭らしき組員が声をかけると、料理やら酒やらがばんばん運ばれてきた。
「あー諸君、静粛に静粛に」
そこに現れたのは、暗黒料理大会の審査委員長だった。
どうやらスーパースープーシャンは、その場にいた全員を乗せてきたようだ。
よほど刺身になるのがイヤだったのだろう。
「えー。本日はお日柄もよく…」
「なに長々話してやがるんだ!」
「引っ込め!じじい!」
組員達のブーイングを受ながら、審査委員長は真っ黒の鍋を取り出した。
真っ黒なので鍋の中身は分からない。
「今までの様々な活躍を考慮して、今大会の優勝は、マグロチームとします!
優勝商品の闇鍋一年分です、どうぞ!」
683首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/07(火) 10:13:57 0
一年分なのに鍋一個?
「あ、決してあけてはいけませんからね!」
審査委員長が慌てて付け加えた。なるほど、確かに開けなければ何年でも持つ。
そこに突然コパッチが入ってきた。
「アニキ! そろそろ酒場に戻ってくれないと困ります!
それからちとせさんも!霊界探偵事務所にお客さんが来てますよ!」
オレ達は盛大に見送られながら岐路に着いた。

――ツクヴァの街――
世界を救った英雄を町人総出で大歓迎……なんてことはなく
いつも通りの風景が広がっていた。真の英雄は知られざるものである。
闇鍋はハジケるコーラ亭の入っているビルの前に記念に飾っておくことにした。
忘れたころに、この鍋からとんでもない騒動が巻き起こるなんて
この時のオレ達は知る由も無いのであった。

第三話完! 次回もお楽しみに!
684超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/08(水) 16:56:31 O
ある日ある時ツクバァの街で、今日も超紅はぶらぶらしていた。
無職の強みで、時々猫探しなどするだけの気楽な生活である。
実に世の中をなめた生き方であると言えよう。
その日も猫探しの仕事でもないかと、ハジケるコーラ亭に超紅は来ていた。
げいんと何かを蹴っ飛ばした。
見れば優勝商品の闇鍋だった。
元の場所に戻そうとすると、自分で戻ってくる。
今度はもう少し強く蹴ってみた。
鍋は壁にぶつかって落ち、また自分で戻ってきた。
次は槍を構えてゴルフのフルスイングの要領で…
「ち、ちょう待ってえな!
ワテそんな事されたら死んでまうがな!」
闇鍋から頭と手足と尻尾がにょきっと生えてきた。
タヌキみたいな生き物だが、体は闇鍋でできている。
「ワテの名は、ぶんぶく闇鍋いいまんねん。
ハジケるコーラ亭に頼みたい依頼がおますねんけど、案内しとくれまへんか?」
怪しい方言を操る謎の生物。
果たして、何の依頼を持ち込もうとしているのだろうか!
しかしまずは事実を相手に伝える必要がある。
「ハジケるコーラ亭はここですがなにか」
685首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/09(木) 10:11:18 0
ハジケるコーラ亭は今日も賑わっていた。
小さなステージで漫才を披露する二人組みに拍手の代わりに空き缶の雨が降り注ぐ。
そこに、怪しげな生き物が入ってきた。よく見ると体が鍋のようだ。
「依頼したいことがあるんや」
受付のコパッチが手際よく案内する。
「あちらのカウンターへどうぞ」
怪しげな生き物は、ステージの二人組みを見て言った。
「なんや、つまらん漫才やなあ」
売れない漫才師の一人がつかみかかる!
「じゃあお前がやってみろよ!」
「それがなあ、相棒の“ぶんぶく闇釜”が行方不明になってからできへん」
「なるほど、人探しの依頼だな」
「そうや! アイツとワテが揃えば全世界を笑いの渦に巻き込めるで!」
686斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/09(木) 14:11:40 0
ハジケるコーラ亭のウェスタンなドアを開く…
人捜しなら、この名探偵ちとせにお任s…ドガッ!
…ッ! 痛いじゃないかッ! 誰だッ!
「真実はいつも一つ!体はコドモ、心はオトナな名探偵コナソ、見参!」
コナソ君…with 少年霊界探偵団チームかッ!
しっかし…カタカナで書くと18禁な臭いがするのは何故なんだッ!?
ってゆーか、倒れてるボクの上でキメるなッ! 立てないじゃないかッ!
「ごめんねお姉ちゃん」
…そんな急にコドモっぽくしたってバレバレだッ!
ホントに二重人格だなコイツっ!!!
「漫才師コンビの【ぶんぶく闇ホモ】のボケ役
 【ぶんぶく闇釜】が何者かによって殺された」
「ちょ、ちょっと待ってぇな!
 んな縁起でも無いこと言わんといてや!!」
そうだコナソっ、普段殺人事件しか見てないからってッ!
人捜しだって立派な探偵の仕事だッ!
ってゆーか、なんで探偵モノの探偵は殺人ばっかり見てんだッ?
やっぱり探偵が殺人を呼んでるのかッ!?
まぁ、そんなことはどうでもいいか、この際…
そういうモノなんだし…
ともかく、人捜しならこの名探偵ちとせにお任せくださいッ!
組の者に頼んでそこら中の人間とっ捕まえて吐かせますからッ!
「そいつは堪忍してくれまへんか…出来れば穏便に
 ワテはそういうシガラミは避けたいんや…」
そうですか…まぁそれなら仕方ないッ
ボク達で頑張って捜すしかないねッ!
まず最初は…○ch で訊こうかッ?
【人捜し板】とかないッ!?
687超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/09(木) 16:44:28 O
「〇chならほとんどの情報が入りますからね」
早速【人捜し版】に行ってみた。

【暗殺】ゴルゴ十三を呼ぶスレ954人目【依頼】
【印籠は】助けて!水戸黄門!450回目【目に入らない】
【真実は】名探偵コナソにお任せ!【いつも一つ!】

今のところ必要ないスレしかなかった。
「あ、ちょっと待って。
僕のスレに新しい書き込みがあるよ」
コナソがスレ主らしいスレを見てみる。
ものすごく荒らされている上に仕事の依頼もなかった。
新着の書き込みを見てみる。

123 ビール ◆1234256789 sage 2007/08/09(木) 15:59:59 0
少年探偵とかマジでキモッwwwwwwwww
そんなに優秀なら【ぶんぶく闇釜】をSATSUGAIした俺をタイーホしてみろやwwwwwwwwwww

「犯行声明とはまた大胆な…」
「ウソやッ!!ワテは信じへんで!
こんな書き込みマッチポンプに決まっとる!」
マッチポンプかどうかは微妙だ。
そこに警視庁本部長・一乗寺薫が現れた!
「いや、お気の毒ですが、ぶんぶく闇釜さんは私の推理ではすでに…
しかしこの私の推理で犯人逮捕は時間の問題です!
そうッ!犯人は…この中にいるッ!!」
!超必殺技連続使用で朝命探偵◆井筒裕太が推理時間を創めたー犯人はお前だー●●●●●●∞9999兆9999億9999万9999で!
!無量大数極限!それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト●ヨーコの練習活用だー!海外ドラマの方向のアンドロメダの宇宙戦艦アンドロメダ●アセンダント!
!スタートレックの宇宙戦艦エンタープライズ号&宇宙戦艦ボーグキューブにです!スターウォーズの宇宙戦艦スーパースター!全く持って手加減無しのポケモンバトルはどうかしらねー!
!デストロイヤー&宇宙戦艦スペシャルスピリッリットインゼクターディストラクションスターデストロイヤーに惑星大戦争の宇宙戦艦ジャイアント轟天丸ー!
!収穫捕獲行動でガミラス星人ダーン!UPLの宇宙戦艦ゴモラと松本零士の宇宙戦艦ヤマトを用意して出してくれよーん!エネミー!伝説巨神イデオンでお前らを一掃してやルー!
!レーダー発動騨ーン!宇宙戦艦エクセリオンと機動戦艦ナデシコと機動戦艦アークエンジェルと宇宙戦艦鵡ミネルヴァデ正解だー俺様と勝負だー!ソニックシリーズは面白くて楽しいです!
689首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/09(木) 21:48:03 0
「何!?」
オレは辺りを見回した。その瞬間。
ガタンッ!
あわててイスから立ち上がろうとしてひっくり返った人がいた。
分かり安すぎである。
早速全員でその人物を取り囲む。一乗寺薫が手錠をかけようとする。
「殺人の容疑でタイーホする!」
「確かにこの前までそのハンドルネームを使っていました。
でも違います!首領パッチさん、私を覚えていませんか!?」
「ああ、そういえば……」

――少し前・第三話冒頭――
「全世界で最も素晴らしい飲み物、それすなわちコーラ!
よってうちの店ではコーラしか出さないぜ!!行け、コパッチ!粛清だ!!」
「な、なんだ!?」
一斉にコパッチ達が男を取り囲み、コーラを注入する。
数分後。立派なコーラ愛好者が出来上がった。
「コーラさいこーう!!」

「あの時のコーラ愛好者か!」
「そうです。あれ以来私のハンドルネームはコーラなんです!信じてください!」
しかし信じていいものかどうか判断がつかない。
そこにコパッチがコーラの10リットルペットボトルを持ってやってくる。
「アニキ!これで本当のコーラファンか試してみましょう!
コーラファンには悪い人はいませんからね!」
「それは名案だ!」
一乗寺薫もノリノリである。
「それでは!コーラ10リットル一気飲み開始!」
レフェリーの織原さんの掛け声と共に、検証が始まった。
!?(((((((超宇宙戦艦★大ホワイトベース零号&超宇宙戦艦★大エクセリオン零号&超宇宙戦艦★大アンドロメダ●アセンダーント零号&超宇宙戦艦★大ヤマト零号&超宇宙戦艦★エンタープライズ零号&超宇宙戦艦★大ミネルヴァ零号!
!超宇宙戦艦★大オウム零号&超宇宙戦艦★大ゴモラ零号&反れ逝け!超宇宙戦艦★ヤマモト●ヨーコ零号&超宇宙戦艦★大井筒裕太零号&宇宙戦争ゲーム&超宇宙戦艦太鼓かペプシコーラ零号)))))))))!?
691斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/10(金) 18:19:26 0
昔ビールと名乗っていた内村光良(ないそんこうら)と
カッコイイ一乗寺警部の対決が始まったッ!
光良は、ペットボトルを潰すようにして次々とコーラを喉に流し込むッ!!
カッコイイ一乗寺警部にはそんな真似は出来ないッ!
開始15秒、あっという間に光良の勝利ッ!!!
「コーラさいこぉぉぉぉうッ!!!」
間違いない、コイツはコーラファンとかそういうんじゃなく
単なるフードファイターだッ!!!
でもコーラ嫌いではなさそうだから…シロかッ
「私の推理が外れるなんて…うごッ!?」
突然奇声を上げた警部は、フラフラとよろけて
すぐ側のイスに、眠るように座ったッ…!?
「…と、余興はここまでにするとしましょう」
眠りの薫の名推理が始まるッ!
「ちょい待ちぃな、イスの裏でもコナソがもごもご…」
ぶんぶく闇鍋さんッ…いくらツッコミ役だからって
そこはツッコんじゃダメだッ!!!
「恐らくこの事件は、ぶんぶく闇釜本人が起こしたものだと思われます」
「なんやて!?なんで相方がそないなことせなあかんのや?」
「【ぶんぶく闇ホモ】は闇釜氏のワンパターンなボケに対して
 貴方、ツッコミ役の闇鍋氏の毎回キレのあるツッコミで売れたコンビです
 最近はその鋭いツッコミから、闇鍋氏一人への仕事の依頼も来ています」
「そうや、でもワテは独りは嫌や
 【ぶんぶく闇ホモ】はあいつと2人で結成したコンビや
 ワテはあいつと一緒にやりたいんや」
「しかし、それは闇釜氏にとっては恐らく重荷になっていたのでしょう
 実際、この前の放送では闇鍋氏独りで見事に笑いを取っていました
 彼自身は、才能のある闇鍋氏が
 もっとその才能を伸ばせる環境を望んでいたのです」
「ウソや!そんなのデタラメや!どこに証拠があんのや!」
「コナソ君、アレを持ってきなさい」
するとイスの裏からひょっこり出てくるコナソ…
「はいは〜い、これだよね刑事さん」
これは…【闇鍋はんへ】と書かれた手紙…ッ?!
内容を読んで、ガクリと腰を落とす闇鍋…ッ
「あ…の…ドアホウがッ!!!!
 逃げれば済むと思うてるんか!?
 一発どついたらな収まらへんわ!!」
泣きながら叫ぶ闇鍋さん…ッ!
「手紙に書いてあったわ【8月17日、東京ビッグサイトで待つ】と」
行こうッ!!! 闇釜はきっとそこに来る…ッ!
692超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/11(土) 17:01:44 O
ガッタンゴットン東京ビッグサイトに電車で向かう一行。
電車の名前はゆりかもめ、漢字で書くと百合鴎である。
今日は東京ビッグサイトで大規模なお祭りがあるので、交通規制があるらしい。
空飛ぶベッドは駐ベッド場がなく、スープーシャンはペット持ち込み禁止のため、あきらめた。
かなりの数の人が集まるお祭りがどんなものなのか、みwikiと名乗る女性に聞いてみた。
「ミミックマーケットと呼ばれるお祭りでして、マンガの登場人物に擬態したりするんですよ。
同人誌即売会としても世界最大規模のもので、500万人を超える参加者がいるようです。
自由に表現する機会が与えられていますから、漫才コンビの方もよく来られるみたいですよ。
これが今回の夏ミミのパンフレットなんです」
百科事典と間違えそうな分厚い本を見せてくれた。
角で強打すれば熊くらいなら余裕で倒せるだろう。
「ちょ、ちょう見せてえな!」
闇鍋が見たがっているので、一緒に見ることにする。
そこには「夢の競演〜アフロ仮面とぶんぶく闇釜」と書いてあった。
やはり闇釜はここにいたのだ!
「待っとれや!闇釜!!今いくで!」
走り出す闇鍋を待っていたのは、巡礼者たちの入場順番待ちの列だった。
↑{{{{{{{{{{{{{{{{{!?井筒裕太イヅツユウタ俺様と一緒にポケモンバトル仕様ゼー今回はダブルバトルだぜーん!楡ケー=ポッチャマ&?!ソニック●ザ●ヘッジホッグでマリンルンダンガン&ピカチュウ!?
↑!?ソニック●ザ●ヘッジホッグでポッチャマはバブル光線でソニック●ザ●ヘッジホッグはソニックブームの大技を出せー!?オールステータスアッパー図を容赦無くも使うぜー}}}}}}}}}}}}}}}}↑
694首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/11(土) 20:09:14 0
「闇釜―――――!!」
なりふり構わず列に割り込もうとする闇鍋。
巡礼者達は鉄壁のガードでそれを許さない。
「何やってるんですか!? ヴォク達並んでるんですよ!」
「うっさい! ワテはそれどころじゃないんや!」
「○×△■!!!!!!!」
そのまま収拾不能の大騒動に発展した。
しばらくその状況が続いた後、大きな箱のような物がこっちに向かってきた。
「お前は……?」
「私はキングミミック。このミミックマーケットの主催者だ。
悪いが、この神聖なるマーケットの公序良俗を乱す不届き者は処分させてもらおう」
彼、というかそれはパチンと指を鳴らす。すると、オレ達以外の全てが静止した。
「時を止めた……のか!?」
次の瞬間、周囲の従業員達が一斉にゾンビと化して襲い掛かってきた!
695超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/13(月) 16:34:56 O
「ここは俺にまかせてくれ…」
ゾンビ達の前に光良が進み出た!
「コーラとかけて特撮戦隊チームと解く!その心は!
どちらも気(黄)が抜けたらまずいでしょう!」
シーン…
死んだような静寂が世界を覆った。
従業員達も、余りに微妙すぎるギャグに凍り付いている。
「これは…エターナルフォースブリザード(未完成)!」
なんと光良は、寒いギャグで敵の動きだけを止めてしまったのだ!
完成版より未完成の方が使いやすいエターナルフォースブリザード。
実に恐ろしい技であると言えよう。
「さあ、ここは俺に任せて早く闇釜の所に行くんだ!」
「おおきに…ワテはこの御恩、一生忘れまへんでえ!」
闇鍋と一緒に会場の入り口に突進し、大爆笑の湧き上がる会場内に飛び込んだ!
696斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/14(火) 02:14:16 0
「大爆笑の音をぉ〜録音した笑い袋わぁ〜いかがですかぁ?☆」
大爆笑だと思ったら、笑い袋かッッッ!!!
「あはは☆そぉですよぉ♪これわぁ、あの案山子家にぼしさんのぉ
 オン☆すて〜じのぉ、笑い声なんですよぉ♪あは☆」
案山子家にぼし…週に20本のレギュラー番組を抱える
超有名な大物芸人だッ…!
何でもいいけど売り子が電波過ぎる…ッ!!!
「まぁ、ミミケやからな…」
流石の闇鍋もツッコむ気力を奪われたらしい…
とは言え、聞き込みは大事だッ!
この広い会場に大勢の人混み…人を捜すなら情報収集は必要不可欠ッ!
名探偵ちとせ、抜かりはないッ!!!
ぶんぶく闇鍋さんの相方のぉ、闇釜さんを知りませんかぁ?
…ん?
……汚染った……orz
いけないいけないッ!ボクは魔王とエルフの長老の血を引く
スーパーエリートなオークなんだッ!
こんなことで電波攻撃に汚染されていてはッ!!!
「闇釜…ってぇ、誰ですかぁ?☆きゃはは」
…アンタに訊いたボクが馬鹿だったッ!!
ガッカリだよッ!!!
とにかく次行こう、次…ッ!
「待ってくださいよぉ、笑い袋ぉ、買わないんですかぁ?
 ねぇ買ってくださいよぉ☆キャハハハ」
ボク達にはそんな時間は無…ッ!!!!??
…ボクの喉元に大きな鎌が当てられているッ!?
「買ってくれないとぉ、この子の首ハネちゃうんだけどぉ♪」
笑い袋には【3億円】と値札が貼られているッ…!
「さ…3億円て、サマージャンボちゃうんやでっ!
 買えるわけあらへんやろ…!」
697首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/14(火) 14:40:42 0
そこに。ガロードのコスプレをした青年……というより中年が現れた。
こんな事を尋ねてくる。
「すみません。ガンダムはどこで売ってるんですか?」
「ガンダム……ならあっちのイスタンブールコーナーだな」
微妙に作品が違うような気がするがまあ似たようなものだろう。
「でも高いよ? そんなお金持ってるのか?」
「それなら心配要りません!じゃーん!」
中年はおもむろに、背負った大きな機械を下ろし、スイッチを入れた。
「超高性能!お札印刷機です!」
一億円札三枚があっという間に印刷された!

「よかろう、買った!」
ばんっ!
三枚の一億円札を売り子の前に突きつける!
698超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/15(水) 16:02:20 O
「お買い上げぇ、ありがとうございま〜すぅ☆きゃはははは!!
ではさっそく♪笑い袋おーぷんおーぷんおーぷん☆」
300000000円分の笑い袋が許可なしで開け放たれた!
なんと!袋から紫の煙が吹き出して、巻き込まれた巡礼者達が笑い始めた!
「「あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆」」
「きゃはははは!参億円分笑いましょ〜あはは☆」
「「あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆あは☆」」
なんという電波ワールド!
世界はこのまま電波に包まれてしまうのか!?

世界の危機に立ち上がったのは、秩序の守り手一乗寺薫警部だった!
「俺のターン!ドロー!
ブルーアイズアフロドラゴンを召還!」
青い目のアフロ仮面が現れた。
ミミックパーティらしくかわいらしいドラゴンのきぐるみを着ている。
いわゆるひとつのコスプレである。
「喰らえ!滅びのヴァースト☆ストリィィィィイムッ!」
警察官が滅びの、なんて名前の付いた技を使っていいのだろうか?
ともかく、アフロ仮面の攻撃は、笑う巡礼者を巻き込みながら謎の売り子に向かった!
699斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/16(木) 06:38:53 0
「う〜、痛いですぅ…
 でも、お客さんたちもうライフ残ってないしぃ?
 あたしのターン、笑い袋の攻撃で終わりです♪」
くッ…ボク達はここで、終わってしまうのかッ!?
「行っけぇ〜、笑い袋のこうげき〜☆」
笑い袋に笑い殺され…ッ
…攻撃が、来ない?
「なに勘違いしてるんだッ! まだ俺のターンは終わっちゃいないぜ!」
一乗寺警部ッ!!!!
「きゃは☆でも、おまわりさんのアフロは全部行動したしぃ?
 強がってもダメダメだよぉ♪」
「伏せカード発動ッ!
 俺はアフロカード以外が出るまでカードを引く!
 アフロカードが出るたびに俺のアフロは攻撃できるッ!」
…ソレ、もう少し制限がキツかった気がするんだけどッ!
でも流石一乗寺警部ッ!
ただカッコイイだけじゃないッ!
実力だって折り紙付きだッ!!!
頼むッ!一乗寺警部ッ!!!
「行くぜ!
 ドロー…Jリーグカード!!!」
…は?
「飲み代払うてる場合かッ!カード破産してまえッ!」
「きゃは☆馬鹿だしぃ?」
「ま、まて、もう3枚だけ引かせてくれッ!」
ボクからも頼むッ!
「…別にいいけどぉ?」
「ドロー、メモリーカード!」
「ドロー、ポケモンカード!」
「ドロー、三井住友VISAカード!」
もうやめてぇ、警部!!!
「HA☆NA☆SE!!!」
700斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/16(木) 06:40:20 0
「何勘違いしてるんだ!」
ごめん警部…最初に言ったのがVISAカードだったね…ッ!
701名無しになりきれ:2007/08/16(木) 08:25:12 0
hanase!
702首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/16(木) 16:01:39 0
「hanasehanasehanasehanasehahahahahahaha!!!!」
一乗寺警部が壊れた! 何てことだ!!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! ずっとオレのターン!!」
スーパー一乗寺に進化した警部は、“ずっとオレのターン”を発動し
矢継ぎ早にカードを引き始めた。
「フハハハハ! お前にはもはや手を出せまい!」
「くっ……!」
ものすごいエネルギーで売り子を圧倒している!
「いっけえ!! 次こそアフロ仮面を引くんだ!」
「はあっ!!」
引いたカードはアフロではなく……坊主だった!
ライフが一気にゼロになった! いつから坊主めくりになったのだろうか。
そんな事を思っている間に、坊主カードが宙に浮き上がり
不気味なオーラが辺りを包み込む! 次の瞬間!
「ぐああああああああああっ!!」
闇釜とコントをしていたアフロ仮面が苦悶の表情を浮かべてのた打ち回る!
一瞬にして坊主になってしまったのだ!
703超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/17(金) 16:22:34 O
「ふっふっ♪とうとう坊主の封印が解けたのですよぉ☆きゃは☆」
坊主カードを手にしたのは謎の売り子だった。
なんのカードか知らないが、どうせ悪いカードに決まっている。
「その坊主をこちらに返してもらいましょうか」
「いやだぴょんぴょん☆
坊主の力で毎日をめがっさミミパにするにょろ☆」
もはや日本語かどうか疑わしくなってきた。
「ダーク大僧正パワーメイクアーップ☆☆!」
なんと謎の売り子は坊主の姿に変身した!
女性だから尼なのだが、分かりやすく坊主と呼んでおく。
「坊主サイコー!坊主万歳!」
アフロ仮面…今は禿げているから坊主仮面が叫んだ。
完全に洗脳されている。
「いっくぞぉ〜!ツルツルリーナ光線♪」
謎の坊主は、頭から謎の光線を射ち出した!
!スタートレックVSアンドロメダVSスターウォーズVSギャラクティカVSインデペンデスデイVSディープインパクトVSアルマゲドンVS銀河鉄道ソドムVSネコ型ロボットのドラえもんVSソニックシリーズ!
!VSアステロイド折戸VSトランステ論スフォーマーVS銀河鉄道999スリーナインVSでUPLの宇宙戦艦ゴモラVS宇宙空母ブルーノアVS超時空要塞連結変形合体パラスチナVSデジモン!
!VS宇宙戦艦ヤマトVS機動戦艦ナデシコVS機動戦士ガンダムVS伝説巨神イデオンVS探知洗脳アナライザーVS幸福の科学で大川隆法VS銀河鉄道物語VS銀河英雄伝説VSポケモン!
!創価学会と池田大作VSオウム真理教の麻原和尚VSセガサミーホリディングスVSナムコバンダイコーポレーションVSゲームフリーク任天堂クリーチャーズVS超時空要塞マクロス!
705斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/18(土) 06:40:50 O
こうかは ばつぐんだ!▼
ぐはッ…魔族の血を引くボクには
光線、しかも神や仏の力はちょっと痛い…ッ!
ツルツルリーナ光線、恐るべし…
一乗寺警部はさっきのショックで
「う…あ…ああ…」と廃人と化してる…ッ
しかもそんな状況で…ッ!
「トドメなの♪お願いレイジングハァト♪」
「OK REQUEST ACCEPTED...READY」
「フルパワー☆発射よーい…」
「CAUTION...COUNT, FIVE...FOUR...THREE...」
ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!!
アレは生身でガ○ダムを落とせると噂の魔導兵器ッッッ!!!
逃げるぞみんなッッッ!!!
「SHOOT」
ズゴオオオオオオオオオオオオッッッ!!!
…!
みんなを…守らなきゃッ!
…めかめはッッッ!!!
ドゥゥゥゥゥッッッ!!
相殺…してやるッ!
バシイイイイイイイィィィッッッ!
ク…ぐ…ッ!…なんだこの威力…ッ!
パ…パワーが違いすぎるッ!
「もー、こしゃくな〜☆もう少しだけホンキっ!」
あぐ…ぅ…負ける…ッ!?このボクが…ッ!?
【諦めるんじゃねぇ、ちとせ】
…!?…父さん…の…声ッ!?
【諦めたらそこで…】
…そうだね、父さん…ッ!
ボク、諦めないッ!
【諦めたらそこで、アキラ君だぜ!】
…!!!?
力が…抜ける…ッ
レイジングハァト・フルパワーの攻撃がボク達を貫く…ッ!
↑?!R=TYPE=FINALのアール■タイプ■ファイナルの持続形式圧縮凝縮射程拡大\ギガ波動砲がレイジング●ハァト●フルパワーの超高度エネルギーとぶつかり合って相殺するよー!?↑
707首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/18(土) 20:52:57 0
絶体絶命かと思われたその時!
フルパワーの攻撃は弾き飛ばされた!
恐る恐る目を開けると、そこには一人の少年が立っていた。
「誰!?」
「アキラ君です。魔王の使い魔としてちとせさんの元へ派遣されました」
彼は続ける。
「落ち着いて聞いてください。今世界は闇の坊主に侵されつつあります。
このままでは全世界の人がツルツルになってしまいます!」
↑!?超時空戦艦★大マボ口バ零号の時空乱流永劫回帰絶対追放次元封鎖時間制御空間操作存在崩壊波動大砲で闇の坊主に目掛けて発射容易だー?!↑
709超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/19(日) 17:10:17 O
「そこでこの毛生え薬エターナルアフロ!
一滴振りかければ、どんなツルツル頭も見事なアフロに!
坊主パワーをアフロパワーで吹き飛ばしてください!」
アキラ君は毛生え薬を差し出した。
これで坊主パワーを粉砕だ!
「無駄無駄無駄ァ♪
もう一回レイジングハァトフルパワーアタック☆」
しかしレイジングハァトの二発目が発射される!
「なんの、人間パトリオットミサイルで対抗ですよ」
超紅は近くにいた元アフロ仮面を投げつけた。
「ぎぃやぁあぁぁああぁあ!!!」
さあ、アフロ仮面が攻撃を止めているうちに毛生え薬を!
710∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞@:2007/08/19(日) 20:38:18 0
↑!?大ゴモラ大銀河シリーズでの超宇宙戦艦★大ゴモラ零号と超時空戦艦★大マボ口バ零号の融合完成合法道理で超高度超拡大超広範囲大乱闘大貫通大錯乱大銀河砲の発射用意を元アフロ仮面とレイジングハアトフルパワーアタックに目掛けて打て?!↑
711斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/20(月) 14:26:36 0
しかと受け取った…ッ!
毛生え薬を受け取って
そのままアフロ仮面を踏み台にして
空中にダイブッ!
――喰らえッ!
エアスピンカット・ターミネータードライブッッッ!!!
「エアスピンて…回ってへんやないか」
細かいことは気にしないッ!!!
毛生え薬だッ!…ぱしゃぱしゃ
その瞬間、尼少女リリマルなのはなのツルツル頭に
ボワッと髪が生えたッ!!!
「毛が生えて力が出ないです〜…≧-≦)」
やい、売り子さんッ!
もう一度問うッ…ぶんぶく闇釜はドコだッ!?
「ぅぅ…分かりましたです、言うですから
 その引っ張ってる髪の毛放してくだちぃ…つ-T)」
ボクは感情が高ぶるあまり、売り子の髪の毛を
ぐぃぃと引っ張っていたッ…
「昼ドラやないんやから、放してやらな」
ボクはいつの間にか悪役だッ…
良いんだよ魔族なんだからッ…とか納得してみる…
「で、お嬢ちゃん、ワテの相方知らへんか」
「闇釜さんゎぁ☆向こうのた…た…たわばッ!!!」
突然、売り子が北都真拳でも喰らったようにはじけ飛んだッ!?
一体、何が起こったんだッ!?
「笑い袋を売ってこいと言っただけなのに…イケナイお人形さんだねえ」
誰だッ!? ドコにいるッ!!!
「見て判らないかい、ここにいるぞヒヒヒヒヒハハハハハ」
声の聞こえる方向は……アッー!



  .

 ↑
…小っさー…
712首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/20(月) 22:02:41 0
「どこだ!?」
辺りを見回すが誰も見あたらない。
「……?」
と、思いきや何やら足元に米粒のような物が……。
とりあえず踏み潰す。
「えい!」
が、その物体はノミのようにぴょーんと跳躍した。
「よりにもよってミミックの中でも最上位に位置する
我を足蹴にしようとは……無礼な……物ども! やってしまえ!!」
小さいほうが偉いのだろうか? それはおいといて
米粒のような箱から巨大な箱まで各種サイズがそろった箱たちが集まってきた!
そのうちの一番大きなサイズは先ほどのキングミミックだ!
なんと、小さいサイズの箱が次々と大きいサイズの箱の中に入っていく!
713∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞@U:2007/08/21(火) 00:15:57 0
!ポケットモンスターの新しいロケット団員はヤマトル&ナデシコで機動戦艦ゲデジゴと超機動戦艦★大ゲデジゴ零号と超宇宙戦艦★大ゴモラ零号に超過額技術超高度超次元戦艦◆大アトラクション零号に超暴力戦艦◆大オーバードライバーズ零号に!
!超哲学戦艦◆大フェスティバラーズ零号に超存在戦艦●大テーマパーク零号が超特急調合課長大迫力銀河鉄道装甲部隊★大ソドム零号と超時空戦艦★大マボ口バ零号との変形合体で大銀河団等大砲無差別系統型ビーム砲でキングミミックを攻撃だー!
714超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/21(火) 18:49:07 O
「これはもしや、ミミック族に伝わる奥義、マトリョーシカ!」
説明しよう!
ロボットでも人間でも、合体しようとすればそれなりのスペースが必要になる。
もともと質量の違う存在が一つになるのだから当然だ。
この合体技の最大の欠点を見事に克服した奥義が、マトリョーシカなのだ!
自分より大きなミミックの中に入ることにより、場所をとらずに快適収納。
さらに全能力値が上昇し、合体技が使えるようになる。
まさに天下無敵の必殺技なのだ。

だがしかし、超紅は以前この技の破り方を教わっていた。
合体に対抗する奥義、分裂である。
「マトリョーシカ破れたり!
外道正真霊破光線、びーー」
超紅は ゆびさきから いてつくはどう をはなった!
「びゃあぁぁんまいぃぃいぃ!!」
ミミック達は光に包まれ…

「なにしとんねん!敵増えとるがな!」
闇鍋の言うとおり、後には三体のキングミミックが残っていた。
久しぶりに使う技なので、中途半端に分裂させてしまったようだ。
「驚かせおって…今度はこちらがいくぞ!
ジェットストリーミングアターック!」
キングミミック達の三位一体攻撃だ!
715∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞@U:2007/08/21(火) 20:31:04 0
↑!?今まで登場しました宇宙戦艦の集合存在が超絶能力合体変形宇宙戦艦ファイナルファン足すティ駆使とーリーズポケモンバトラー&全世界中時間操作超越改良形式装備相転移砲&人口自然災害誘発事象変異了解発生荷電粒子砲で止めだぜ?!↑
↑!?ラストレボリューションズスペシャルフォーメンションコレクターズオーバードライブアタッカーズの時空乱流発生可能永劫回帰無間地獄創造破壊挫自走特異時計間空間揺らぎ砲と宇宙空間完璧崩壊次元振動存在破壊波動砲を受けてみろ?!↑
716斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/22(水) 01:18:50 0
敵が多いときは、1匹ずつ各個撃破すればいいッ!
3匹いるから…

  □  □ [>□

一番右だッ!ふッはッくらえッ!
ごすッ…あれ?手応えがない???
これは…ダンボール箱じゃないかッ!!!
くッ…やられたッ!
【ちとせの精神に30ポイントのダメージ!】
なら…ッ!

  □ [>□  □

真ん中だッ!ふッはッくらえッ!
きゅッ…なんだこの変な手応えはッ???
これは…発砲スチロールじゃないかッ!!!
くッ…やられたッ!!
【ちとせの精神に50ポイントのダメージ!】
「キ、キキ、キキキ、キキキキキキキキキキキキキ───キキ、キ、キ。ひ。ひひひ、あははははははは!」
残った1体が…また分裂していく…ッ!?
「今度は5体だ…さあ、シャッフルしよう!
 回せ回せ回せ回せ回せ回せ回せ!!!」
…「どーれだ?」とかわいく言って欲しいところだッ!
717∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞@TUV:2007/08/22(水) 04:52:57 0
↑!?UPLの宇宙戦艦ゴモラの販促扇極悪大出血型圧縮凝縮拡大拡散膨張超新星級超絶規模相劇驚愕大爆発長連鎖超越世界暗黒漆黒暗闇残虐残酷暴力形式強盗旧局長破壊力搭載極限装備超波動砲でキングミミックを狙い撃ちしますヨーお願いー!?↑
718首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/22(水) 10:13:34 0
□ □ □ □ □ <シャッフル完了!

その箱たちにはカラフルな5色の色がついている!
「偽装戦隊!」
「「「「「ミミックレンジャー!!」」」」」」

「ついに現われたぞ! われらの救世主ミミックレンジャー!」
そこに大勢のハゲのオヤジ達(中高年コスプレイヤー)が乱入してきた!
ってことはオレ達が怪人!?
「うおおおおおお!!」
と、思いきや、一斉にミミックレンジャーに飛び掛るオヤジ達!
争奪戦に勝利した屈強な5人が、同時にミミックの蓋を開けて
当たりだった箱一つだけに入っていた物は……
「ヅラゲットーーーー!!」
「そうか! 頭の偽装か!」
「「「「「ぐわああああああああ!!」」」」」
ミミックレンジャー達は断末魔の絶叫を上げて消えうせた!

闇鍋が驚きの声をあげる。
「あれは……どんなハゲも隠せてしまう伝説のヅラ……!
まさかミミックの中に封じられていたとは……
遥か古代に作られた、ツルツル勢力に対抗するための最終兵器や!」
719超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/22(水) 16:01:43 O
「お?このヅラにはシラミまでついてるぞ?」
ぴょんぴょん跳ねながら、最終兵器から小さい何かが飛び出した。
・ である。
「おのれ〜〜!
恥をかかせおって〜!!」
怒っているみたいだが、小さすぎてどこにいるのかわかりにくい。
「こんな時はこれを使いましょう。てりゃ」
超紅は、持っていた看板に「↓ここにいる」と書いて、 ・ に突き刺した。
元気に跳ね回る「↓ここにいる」。
これで二度と見失うことは無いだろう。

「この程度の攻撃など通じぬわ!
言っておくが、私はツルツルの物ならなんでも操れるのだぞ!」
コスプレダンスを踊っていた坊主ダンサーズが操られて現れた!
とりゃっとばかりにそのうちの一人に乗り移る「↓ここにいる」。
「シャッフルシャッフルシャッフルシャッフルシャッフル!!
これでおまえ達には、私が誰に乗り移ったかわかるまい!
ど〜れだ☆」
そんな所をかわいく言われても看板が丸見えなんですが…
720∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞@TUV:2007/08/22(水) 16:36:36 0
!(ミスター西崎)三又夕一酉崎&NEOUPLの新説●宇宙戦艦ゴモラ★復活特集吸収集!この戦いは俺たちは新世界の神に為る為の戦いなのだー古き旧世界の神は死んだーこれから全く新しい世界を作り出すために頑張る増す!
!完了緑快挙編&超絶能力最終形態超時空大要塞マクロスZZZZZファイブゼットで勿論無論問答無用でコスプレダンスを踊っています坊主ダンサーズに完全形態激突超究極波動砲&#マクロスキャノン¥で攻撃だー!
721斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/24(金) 06:21:36 0
>719
喰らえッ、トリプルブリザード!
必殺! 烈風ゥゥッ! 聖剣突きィィィィィッ!! ―スコっ…
…ん?あっさり貫いた?
見ると確かに箱は貫いてる…ケドっ
看板【ここにいる】は中心から少しズレているッ!!!
箱の中で避けたのかッ…器用なヤツだッ…!!!
こうなったら…ぷ○○よ勝負…
「すなッ!」
パコーン!…流石プロのツッコミ、綺麗な音だ…うっとり…
でも○○ぷよ勝負くらいさせてくれたって良いじゃないかッ!
折角ボクと同じボクっ娘なのにッ!!!
えいッ!いっくよ〜ッ!もっといくよッ!せ〜のッ!
「そいつはボクっ娘ちゃうやろッ!」
あ、そでした…
722 ◆GOIKwBjB.g :2007/08/24(金) 12:43:27 0
その頃どこかで、家財道具から動物の頭と手足が出た姿をした
生物達が秘密会議をしていた。

部下1「お呼びでしょうか?」
偉そうな人「計画は順調か?」
部下1「はい、今回我らはハゲを偽装して隠したいという
人間達の心の闇を糧にする寄生体……ミミックを人間界へ送り込みました」
部下2「今回の計画は人間界の祭典に見せかけたミミックマーケットという行事によって
ミミックを一斉に広域に伝染させ……」
偉そうな人「どうでもいい、結果だけ手短に言え」
部下1「はっ!」
(モニターに映像が映し出される)
偉そうな人「なんだこれは! ふざけた人間ごときと変な1.5頭身に
手こずっておるではないか!私はおふざけが大嫌いだというのに!」
部下1&2「申し訳ありません! 思わぬ邪魔が入ったようです」
(映像を拡大する)
偉そうな人「貴様は……ぶんぶく闇鍋……!!」
部下1&2「?」
偉そうな人「あいつは遥か昔、笑いの道を志してぶんぶく闇釜と共に人間界に降りた……
あいつは我ら一族を裏切ったのだよ!おのれ!人間達もろとも処分してやる……」
723超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/25(土) 18:34:29 O
謎の影「その任務、私が引き受けましょう…」
部下1「なにっ!?誰だおまえは!」
部下2「控えろ!おまえなどの戦える相手ではないわ!」
偉そうな人「…良かろう、やってみるがいい。
ただし、負けることは許さんぞ!」
謎の影「必ずや裏切り者を始末して見せましょうぞ…」

のしのし歩いていく四角い影を見送りながら、部下は不満たらたらであった。
部下2「なにも奴に任せなくとも別の者がいたのでは?」
部下1「我々にお任せくだされば、すぐにミミケを大成功させますが…」
偉そうな人「奴にはそれほど期待はしていない。
あいつをおとりにし、我々は作戦カミカゼを発動させる!」
偉そうな人は偉そうに立ち上がり、偉そうに作戦の説明を始めた。

そのころミミックマーケットでは。
「ついに見つけたぞ、この裏切り者!
ぶんぶく冷蔵庫が、貴様を始末してくれる!」
体は冷蔵庫だが手足はペンギン。
ぶんぶく冷蔵庫が、ぶんぶく闇鍋に喧嘩を売っていた。
「おもろいやないか!ワイに喧嘩を売ったこと、後悔させたるで!」
闇鍋の方は声は勇ましいが、柱に隠れながらでは威圧感0である。
ぶんぶく一族対決で、勝利の女神は、はたしてどちらに微笑むのか!?
724斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/26(日) 12:14:51 0
「微笑みません」
突然背後から聞こえた冷たい声…誰ッ!?
そうボクが叫んで振り向くと…
「私、勝利の女神です」
そこにはスポーツウェアを身に纏い、バスケットボールを持った
ショートカットヘアーの女の子ッ…?
ぶすーっと不機嫌そうな目でボールを手の上でくるくる回しているッ…
ミミケにいるって事は、コレはスラダンか何かのコスなのかッ…?
いいや、ここはコス許可のスペースじゃないハズだッ、普段着かッ!
それにしても、多分ボクより年下だッ…っていうか小学生だッ!
「13歳の中学生なんですけど」
ますます不機嫌な目になってこっちを睨んでいるッ!
「全くみんな私を見れば一言目にはチビ、二言目には小学生って…
 中学生が電車で大人料金払って何でお釣りとか渡されるのよ全くぶつぶつ」
で、その…勝利の女神サンが何をしにココへ…ッ!?
「五月蠅くておひるね出来ないのよ、ケンカ両成敗しに来たわ」
おひるねって…やっぱり小学生っていうか幼(ボカッ)痛ッ!!!
バスケットボールぶつけられた…ッ!
…と、そのバスケットボールがボクに当たった後
凄い勢いでバウンドして闇鍋と冷蔵庫に直撃するッ!!!
バスケットボールでドッヂボールは痛いよッ!やめようよッ!!!
725首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/26(日) 15:01:46 0
「やめろ!! 争っている場合じゃないんだ!」
そこに凛とした声が響いた!
中央ステージでアフロ仮面がマイクを持って立っている。
「なんだ、またアイツか」「放置だ、放置」
彼は一同がスルーするのもかまわず、勝手に演説を始めた
「みんな、聞いてくれ! いまこの世界はかつて無い危機に直面している!」
騒然とし始めるコスプレイヤー達。
「ウボァー!」「どういうこと!?」
アフロ仮面が言ったのは、世にも恐ろしい事だった。
「ぶんぶく星人が全世界の人間をハゲにしようとしている……!」
「アフロ仮面はん、続きはワテが!」
そこで、ぶんぶく闇釜が出てきて、マイクを取った。叫ぶ闇鍋。
「闇釜―――!!無事か!?」
「闇鍋はん、心配かけて悪かったな。これには深い事情があるんや」
そして闇釜の演説が始まった。
「コスプレイヤー達、よく聞くんや!」
彼は語り始めた。闇に葬り去られたぶんぶく族の真実を……。

昔々、ぶんぶく星という美しい星がありました。
その星の住人達、ぶんぶく族は笑いの耐えない素晴らしい日々を送っていました。
しかし、その日々は突然終わりを迎えました。
笑いの道を極めようとした芸人が、決して触れてはいけない破滅の力
エヴィルブリザードを目覚めさせてしまったのです。
ぶんぶく星は、吹雪が吹き荒れる永遠の冬の世界となり
とても生物が住める場所ではなくなってしまいました。
彼らは、宇宙空間を漂う流浪の民となり、移住に適した惑星を探し続けました。
そして見つけた星が、地球でした。

「別にいいじゃん、住ませてあげてよくない?」
もっともな疑問である。
「それがなあ……」
闇釜が話を続ける。
「ぶんぶく星が滅亡したショックでぶんぶく族の王は
ギャグが大嫌いになってしもうたんや。
それでも笑いの道を諦め切れなかったワテと闇鍋はもう大分前にこの星に来た。
けれどとうとうあいつらもこの星をみつけてしもうたみたいや……。
あいつはギャグが大好きなこの星の人間を全て滅ぼした後に殖民しようとしとる!
そのために呪いのネームプレートやら黒歴史教科書を送り込んで……
全部あいつらの仕業やったんや!」
彼は闇鍋の方に歩み寄った。
「その事を察知したワテは怪しまれんようにアフロ仮面はんの相方として
この行事に潜り込むことにしたんや。危ない目にあうのはワテだけで十分やと思ってな」
「闇釜……水臭いぞ、相棒やろ!」
「そやな!すまんかった」
二人はがっちりと固い握手を交わし、周りの人にむかって宣言した。
「コスプレイヤーはん達、力を貸してえや! 間もなく作戦カミカゼが来る……。
あのバカ王をギャフンと言わせてやるにはみんなのギャグ力が必要や!」
726超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/26(日) 17:47:32 O
「ふふ…ふはは……はーっはっはっはっは!!
低俗なギャグの道を歩む愚か者共よ!
すでに貴様等は、我がカミカゼ作戦に捕らわれているのだ!」
「誰だ!変な声を出してるのは!?」「あっ!あそこだ!」
微妙に噛み合わないコスプレイヤー達の指さす先に、巨大な犬の顔が映っていた。
「我こそはぶんぶく族の王、シリアス・シーサー。またの名を、ぶんぶくテレビだ」
犬ではなくてシーサーらしい。
しかし本当にギャグが嫌いかどうか、試してみる価値はある。

「がちょーん」
ハラホロヒレハレハラホロヒレハレ。
超紅が誘う踊りを踊っても、シーサーは眉一つ動かさなかった。
ギャグが古すぎたのかもしれない。
「やはり、くだらんギャグなど存在する必要はないな…
勝利の女神ごと消しとばしてくれるわ」
「ちょっと!私は関係ないでしょ!?」
冷蔵庫を倒したので、仲間だと思われたらしい女神の抗議を無視し、シーサーの映像は消えた。

「大変だ!空から隕石が落ちてくるぞ!」
アフロ仮面に言われて空を見上げると、氷に覆われた星が空いっぱいに広がっていた。
カミカゼ作戦…ぶんぶく星を落としてギャグを滅ぼす作戦ですか…
727∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞KKK:2007/08/27(月) 02:40:47 0
!超絶極限進化形態ドラえもんの最終大量破壊兵器登場許可で圧縮凝縮拡大拡散連射最終週末衝撃驚愕策的空気大砲&宇宙空間滅亡破壊!機動戦艦メ〒”ヅゴの超越世界了解似非完璧偽物相転移砲と超時空要塞マグ□ズのマグ□ズキャノンで必死に一生懸命に対抗してみますよ!
!完璧実行爆弾&グレートビッグジャイアントエキサイティングエキサイトダイナミックタケコプターで突然落下窮策激突してきたブンブク星団惑星集団連合連邦棒会苦国家攻撃を追撃する積もりだし意!序には超時空戦艦マボ口バ改良形式全体状態のマイナス時空乱流砲です!
728斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/27(月) 11:35:34 0
1999年7の月…恐怖の大王って言うのは
ぶんぶく星のことだったのか…ッ?!
「落下地点はどの辺りなの?」
勝利の女神ちゃん…一体どうするつもりなんだッ!?
「【ちゃん】って言わないで…私の力をもってすれば
 あんな惑星1つくらい受け止められるわ」
流石は勝利の女神を名乗るだけあって、パワーが違いすぎるッ!
「名乗る、じゃなくて本当に女神だって言ってるでしょ」
またバスケットボールをぶつけられた…ッ
「でも、受け止めたからって
 時間稼ぎにしかならへんと思うんはワテだけか」
…った、確かにそうだ…ッ!
星と星が接近したら、引力は相当なモノだッ…
受け止めたからって、落下自体は止められないッ…!
「後のことはどうでも良いの、それより…
 あの王様、どうにもムカつくのよっ!
 悪いけどアンタ達、ぶんぶく星に行って
 あの王様を説得するかブン殴ってくれない?」
な…ッ!?
確かに、受け止められる程近ければ
歩いてでも渡れるかも知れないけど…ッ!
キミはどうするんだッ!女神ちゃんッ!痛てッ!
「【ちゃん】って呼ぶなって言ったでしょ!
 …大丈夫、あの程度の大きさなら、1時間くらいなら支えられる
 あなた達が戻ってきたら、投げ飛ばすわ」
ぶんぶく星乗り込み作戦か…ッ
「王の城なら知っとるで、ワテが案内するわ…やりましょ」
…ちとせ組に緊急連絡ッ!
落下予測点を教えてくれッ!!
729首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/27(月) 22:34:11 0
――魔神城――
魔王の部下がちとせの父親に急いで報告する。
「お嬢から緊急連絡が入りました!」
「何!?ぶんぶく星人だと!?けしからん!世界を侵略していいのは魔王だけだ!
てめーら! 出動するぞ!!」
「「「うぃーっす!」」」
魔神城が変形し、魔神カイザーが発進する!

魔王から、世界の4大聖地に指令が降りた。
かつてない脅威の侵略者の前に、普段は敵同士の人々ですら一致団結する。
いくら争っていても、ギャグを愛する心だけは同じなのだ。

――アキヴァルハラ中枢――
「尾兄ちゃん、いくわよ!」
「おう!」
尾兄ちゃん&ポチの義兄弟を中心に、アキヴァ系の人たちが持ち場に着く。
「アキヴァルハラ、発進!」
向かう先は、神の山フッジサーン。ぶんぶく星の落下地点だ。

地面が激しくゆれ、動き出した。
ここ、ミミックマーケットの会場は、ご都合主義ながら
アキヴァルハラの一角だったのである。
730 ◆GOIKwBjB.g :2007/08/28(火) 12:47:53 0
監督:バッキャローウ!(バチコーン!)
首領パッチの声優:親父にも殴られたこと無いのに! 何ですかいきなり!?
監督:台本よく見てみい!

「手紙に書いてあったわ【8月17日、東京ビッグサイトで待つ】と」
行こうッ!!! 闇釜はきっとそこに来る…ッ!
692 :超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/11(土) 17:01:44 O
ガッタンゴットン東京ビッグサイトに電車で向かう一行。

首領パッチの声優:アッー!(思わず東京ビックサイトを検索する)

東京・有明にある、展示ホールと会議施設をもつ総合コンベンション施設。東京国際展示場。 
コミックマーケットの現在の会場として有名。秋葉原に次ぐオタクの聖地。

首領パッチの中の人がボケた事により
東京ビッグサイトも変形して出動してしまったようだ。
731超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/28(火) 17:33:27 O
監督「まあ、似たような場所だから台本は書き換えずにすむな。
キャメラ回せ!撮影再会だ!」
ちなみに台本とは、世界の全てが書き記された本のことである。
アカシックレコードとか別の呼び名もあるようだ。
キャメラとは、回っている間世界を動かす重要アイテムで…
監督「くだらん解説してないでさっさと配置につけ!」
はいはい。

【フッジサーンにて】
続々と今までの登場人物が集まる中、知らない顔同士の自己紹介が始まった。
そこに勝利の女神のバスケットボールが炸裂する!
「そんな暇ないって言ってるでしょ。
それより私が支えている間に早く乗り込みなさい。
一時間たったら、帰ってこなくても、ぶんぶく星を放り投げるからね」
女神じゃなくて鬼なのかもしれない。
「よし!ほなワイが案内するわ!」
「ちょっと待てぇーい!」
ぶんぶく星からロープと一緒に、ジョーズが降りてきた。
暗黒武闘大会の第三の挑戦者だった男である。
手には大鉈を持っていたりする。
「よくも俺をずっと忘れたまま放置してくれたな!許さんぞ!」
「これから迎えに行く所だったのですが」
「嘘だッ!!」
まあ、嘘なんですけどね。

【ぶんぶく星が投げ飛ばされるまで、後58分】
732∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞KKK:2007/08/28(火) 20:52:56 0
!超宇宙戦艦★大ゴモラ零号が何と言っても超時空戦艦★大マボ口バ零号との変形合体完璧融合全員集合特殊の力特別発動極限実施で超高度エネルギー集合結集合成物体大銀河砲の電力供給緊急開始で超特大ゴモラ砲も使用しますわよ!
!ダークネスフォースパワーレーザービームマイナス時空乱流永劫回帰虚無主義超人思想暗黒局面特大堕落波動大砲を突然に落下して来た●ぶんぶく星に向けての発射用意を行き成りに遣ってくださいよ■超高度超重力超波動砲でもね!
733斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/08/29(水) 22:46:35 0
「またしても馬鹿にしやがって…許さん!絶対に許さんぞ!!」
ジョーズ…キミと争ってる時間は無いんだッ!!
こうしてる間にも勝利の女神ちゃんは
地球と衝突しないように、ぶんぶく星を支えてるんだッ…!
ここは無視してダッシュするに限るッ!
「だが、ここは通さんぞ…!!折角の出番なのだからな!!」
く…ッ!戦うしかないのか…ッ!
…その時、聞き覚えのある声がしたッ!
「ジョーズ君、誰に無礼を働いていると思っているのかね。
 君は今、タュピラ王の前に居るのだよ!」
か…カスム大佐…ッ!?
カスム大佐は胸元から銃を取り出し
銃口をジョーズに向けたッ!!!
「ジョーズ君、3分間だけ相手をしてやろう。
 そこの3人、何をしているのだ。さっさと行きたまえ。」
大佐…ッ!恩に着ますッ!!!
「勘違いしてもらっては困るのだよ。ちとせ君。
 私はタュピラの王になるのだ。
 その為にはあの様な星にぶつかられては困るのだよ。
 タュピラは滅びぬ。永遠にな。」
…ソレはツンデレというヤツだねッ!!!ありがとうッ!!!
734首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/08/30(木) 12:46:43 0
「恩に切る、大佐! みんな、行くぞーーー!!」
闇釜、闇鍋を先頭に、フッジサーンに飛び込んだ!
有志の人達も何人か後ろから着いてきたようだ。
ズギューン!!

――ぶんぶく星――
凄まじいスピードで打ち上げられ、全員が折り重なるように着地する。
「アイタタタ!」「つぶれる〜〜!」
上の人から順番に地面に降りて、みると、遠くのほうに趣味の悪そうな城が見える。
「着地点をずらされたか……急ぐで!」
そこに、悪役にありがちな高笑いが聞こえてきた。
「フハハハハハ!!」
「誰だ!?」
ワイヤーを使って上から降りてくる者がいた。胴体は謎の四角い物体である。
「私はぶんぶく四天王の一人、ぶんぶくパソコン!残念だがここがお前らの墓場だ!」
闇鍋が解説する。
「ぶんぶく四天王……新型家財のみで構成される
シリアス・シーサーに仕えし精鋭部隊!」
「でもモニターが無いパソコンってただの箱じゃん」
「……私はただの箱と言われるのが大キライなのだ!」
ぶんぶくパソコンは、夏にパソコンをしているとよくなる
ウィーンという例のいやな音を立て始めた!
735∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞KKK:2007/08/31(金) 10:38:57 0
!超宇宙戦艦★大ゴモラ零号の超必殺技扇超発動途中で完璧捕捉全体消滅マイナスエナジーフィールドジェネレーション時空乱流永劫回帰虚無主義脅威除去波動砲&極限貫通直接攻撃正体不明幻想映像一撃必殺必勝祈願神様殺人神殺し波動砲でぶんぶくパソコンを崩壊準備!
736超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/08/31(金) 15:55:40 O
「「ウボァーー!!」」
超音波攻撃でみんなの脳に大ダメージが入った!
このままでは一歩も進めず、タイムオーバーになってしまう!

「ここは僕にまかせて!」
山田太郎君が頭を押さえながら、ぶんぶくパソコンに近づく。

「小僧。怪我したくなかったら引っ込んでいろ。
超合金製の俺のボディは、傷付けることなど不可能なのだ!」
勝ち誇るぶんぶくパソコンに、山田太郎君がしがみつく。
「確かに傷つけることはできない…でも!
ここで諦める訳にはいかないッ!
荒ぶる筋肉に全てをかけた潜在能力!不動筋肉陣、発動!!」
山田太郎君の体が、もの凄い熱気を放った!
「貴様ぁ!何をした!?
うおぉぉお!機能が停止するぅぅ!!」
ぶんぶくパソコンは熱暴走により、動かなくなってしまった。
太郎君の暑苦しさが、パソコンの冷却能力を、はるかに上回ったのである。

「僕はこいつを押さえつけてる!僕に構わず先に行くんだ!」
離れると冷却能力が発動するため、太郎君は離れることが出来ないのだ。
「ではお言葉に甘えて」
残された時間はあんまり無かったりする。
急いで趣味の悪い城の入り口に向かった。
737∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞KKK:2007/08/31(金) 18:32:46 0
!超宇宙戦艦★大ゴモラ零号より超時空戦艦★大SYD零号との融合結成集合合成変形合体完璧完了での特別作業特殊能力発動準備全部了解だー落下して来たブンブク星に向けてのチートルール違反実行機体改造全部全体発見検査大銀河砲をね★ぶんぶく星に向けての発射用意だ!
738斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/09/01(土) 13:54:04 O
「待っていたぞ、そこの3匹…」
ごつい顔に、お姉様に、子供…
…誰だ、お前達はッ!?!?
「我等はぶんぶく四天王の内の3匹、ぶんぶく3人衆…ここがお前達の墓場である」
イキナリ残り3匹が同時かッッッ!!! 卑怯すぎるッ!
ってゆーか最初の1匹、絶対のけ者にされてるだろッ!?
「あの子が独りでハシャイだだけでっしょぅ…?ウフフ」
「仲間が…い…ほうが…あの………さん…独り………逃げられ………その……」
………
…ハッキリ喋れぇやあああぁぁぁぁぁッッッ!!!
ウチの組にはそーいう弱腰なモンは要らんのやッッッ!!!
「ぅ…ぅぇぇぇぇぇぇん!!!!」
え…泣いちゃった…?
「♪泣ーかした、泣ーかした、せーんせーにー言ってやろー♪」
ぅ…ざ、罪悪感…ッッッ
「そら別にコイツら、ちとせ組のモンやないしなぁ…」
闇鍋にも冷静にツッコまれたッ…
あ、ゃ、あの、コレは…ご、ゴメンなゴメンな
ほぅら、よしよしよし…
「……」
うつむいたままだけど、とりあえず泣き止んだ…ほっ、としたのもつかの間
――ガッ!!!!
痛ってぇぇぇぇぇッッッ!!!
アッパーカットあご直撃ッ!?!?
「バーカ」
べー、と舌を出される…
テメー馬鹿にすんなと言いたいケド冷静なこのワタシクは
その程度の挑発には乗らませんことよ〜♪
「ぶーすカーバおとこんなー」



ぷっ…つん……



…アンタら
…アンタら覚悟しいやッッッ!!!
739首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/09/02(日) 13:04:24 0
「望むところだ!」
3匹が突進してきた! ……のはいいのだが……
ごつい顔がついた第三世代携帯電話、お姉さまの顔がついた最新型アイポッド、
子どもの顔がついたニンテンドーDSだった!
「小っちゃ!」
「小さいからって甘く見てもらっては困る!
小型化こそ家電の究極の進化なのだ!二人とも、いくぞ!」
ウィーン……
「これを見よ! 滅びのぶんぶくダンス!」
三人の画面が同時に起動し、その中心に立体映像が浮かびあがる!
立体映像のぶんぶく族達が怪しげなダンスを踊り始めた!
740∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞KKK:2007/09/02(日) 19:51:12 0
↑!?【セガの看板キャラクターのソニック■ザ■ヘッジホッグよデジソウルチャージでソニック■ザ■ヘッジホッグ■ダーツウェイブキャノンはポケモンのカメックスが】!?↑
↑!?【水圧大砲な変わりにソニック最終進化極限形態は波動大砲が12本も搭載されております元ネタがUPLのが】!?↑
↑!?【メガドライブの宇宙戦艦ゴモラを原作に染ました超宇宙戦艦★大ゴモラ零号よりSNKの登場作品バミューダートライアングルの超時空戦艦★大SYD零号と】!?↑
↑!?【の融合を遣りましょうでブンブク三人集&シリアス●シーサーに向けて大銀河砲の発射用意をエネルギー充填開始】?!↑
741超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/09/03(月) 17:47:10 O
「まずいで!滅びのぶんぶくダンスは、完成したら勝ちが確定する業や!
はよ止めやなあかんで!」
「でも立体映像をどうやって止めるんや!」
闇鍋&闇釜コンビが、三人組の業に、解説を入れた。
試しに槍で叩いてみると、やっぱりスカスカである。
「では、お湯攻撃でもしましょうか」
超紅は、トラえもんから強奪しておいた巨大やかんから、お湯をばらまいた!
ご家庭の黒い悪魔も殺してしまう、熱湯が降り注ぐ!
しかし三人組は防水加工をしていたので、ダメージがない!

「甘いぞ!最新型家電の我らに、そんな攻撃が通じると思ったか!」
ぶんぶく第三世代携帯電話が偉そうに自慢した。
最近の防水能力の向上が、こんな形で人類を苦しめるとは!
「ウフフ…残念だけど、ここであなた達の冒険はおしまいね?」
「バーカバーカ!氏んじゃえ!」
このままでは、滅びのダンスが終了してしまう!

「あまり使いたく無い手だが…やむを得ん。
娘をバカにした事をゴミ処理場で悔やめッ!」
ちとせの父親は一発ギャグを放った!
「滅びのダンスを踊る、幌日のタンス!」
742斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/09/04(火) 11:20:27 0
ひゅぉぉぉぉぉぉ…
ただでさえ吹雪が吹き荒れるぶんぶく星に
更なる猛吹雪が吹き荒れるッ!!!
瞬く間にぶんぶく星全体が凍っていく…!!!
「そ、その吹雪はまさか…エヴィルブリザード…ッ!?」
「決して触れてはいけない…破滅の力ッ!」
「もしかして、このクソジジイが…ッ!」
「「「…魔王ッ!!!」」」
な…何でコイツらが、父さんが魔王だって知ってるんだッ!!!
「当たり前だ…忘れるものかッ! 死んでもらうぞ…魔王ッ!」
「今目の前に居るのが…私達の故郷を滅ぼした…敵ッ!!!」
「お前のせいだ、お前のせいだ!お前なんか…死んじゃえ!!!」
「まさか…ちとせはんの父親が…」
> ぶんぶく族は笑いの耐えない素晴らしい日々を送っていました。
> しかし、その日々は突然終わりを迎えました。
> 笑いの道を極めようとした芸人が、決して触れてはいけない破滅の力
> エヴィルブリザードを目覚めさせてしまったのです。
> ぶんぶく星は、吹雪が吹き荒れる永遠の冬の世界となり
> とても生物が住める場所ではなくなってしまいました。
父さんが…ぶんぶく星を…滅ぼ…した…!?
そんな…ウソだ…ッ!
ウソに決まってる…ッ!!!
ウゾダドンドコドーン!!!!!
743首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/09/04(火) 21:08:43 0
「そうだ! その男こそぶんぶく星を冬の世界にした元凶……」
どこからともなくテレビからシーサーの顔と手足を出した生物が現れた。
「ちとせ、お前にもそろそろ教えておくべきかもしれないな……
私は決して許されない過ちを犯した……
そして魔界に落とされ、その絶大な魔力を持って魔王となった。
それが魔族の始まりだ……
つまりだ、魔族とぶんぶく族は元は同じ種族だったんだよ!」
「「「な、なんだってーーーーー!?」」」
「ウソではない、これを見よ!」
ぶんぶくテレビのスイッチが付けられた。
そこには、エヴィルブリザードの封印をとこうとする昔の魔王が映し出されている。
そして、昔の魔王をたぶらかす女の姿も見える。
「ん?」
ある事に気付く。これはエヴィルブリザードの元祖、氷の魔女ではないか!
744∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞KKK:2007/09/05(水) 02:43:40 0
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745超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/09/05(水) 17:28:28 O
「そうか!わかったぞ!
魔王を操ってぶんぶく星を滅ぼしたのは、氷の魔女だったんだ!」
「「「な、なんだってー!?」」」
コナソの披露した、パッチの受け売り名推理に驚く一同。
一方、ぶんぶく一族の面々はポカーンである。
氷の魔女の事をよく知らないからだ。
「いいですか。そもそも氷の魔女とは…」

超紅が、氷の魔女のことを過去レスから説明している間も、コナソの推理は続いている。
「しまった!
氷の魔女はぶんぶく星を拠点に、世界中を氷河期にするつもりだ!」
どうしたらそんな考えになるのか、聞き逃したのが残念である。
「バカな事を言うな!
氷の魔女様は、今回の作戦を考えて下さった恩人なのだぞ!」
シーサーの叫びは、新たな疑惑を招いた。つまり…

「そう…先回は、そこの女のせいでぶんぶく星しか氷漬けにできなかった…
今度こそ、世界中を氷の世界にしてあげるわ…」
無駄に派手な衣装の氷の魔女が、リリスを睨みながら登場した。
「なにぃっ!?では、やはりお前が犯人ッ…!
俺を利用したのかぁーーッ!!!」
「猫が寝込んだ」
氷の魔女がギャグを言うと、怒るシーサーは凍り付いてしまった!
746∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞KKKA:2007/09/05(水) 23:53:41 0
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747斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/09/06(木) 04:19:24 O
「こ…氷の魔女めぇぇぇッッッ!!!」
父さんが叫ぶ……が、心なしか声が震えている…ッ?
「あ な た ?。」
(びくッ!)
母さんの声が、普段の5倍くらい可愛い…ッ
「初恋の私ととの念願が叶って、幸せねぇ?。」
(ぎくぅぅぅッッッ!!!)
「ねえ、あ な た ?」
「り…リリス、その、香織は鈴木の妹でなッ?!」
「あら、あなたの親友の妹さんの『美樹』さんの事は聞いてないわよ?。」
…父さん…ッ
…父さんなんて、不潔だぁぁぁぁぁッッッ!!!
「ち、違うんだちとせ、待っ…ゥェッ!」
「…あ な た ?」
「リリス…落ち着」



―――――しばらく おまちください―――――



「香織さん、お待たせいたしました。
 すぐにそちらに参りますので、お城で首洗って待っていてくださるかしら?。」
「構いませんわ」
「なあ…闇鍋のアニキぃ…」
「…なんや」
「今晩、ウチ独りでトイレ行かれへんわ…泊めてぇな…」
「奇遇やな、ワテも今夜は闇釜と寝よ思うとったわ…」
「ね…ねねね、お姉ちゃん、コイツら通しちゃって…良いんだよね?」
「い、良いんじゃない?氷の魔女が許したみたいだし…」
「へ、下手に魔女の方針に逆らえば王が危ない…やむを得んだろう…痛ッ…」
「ど、どうしたのよ…?」
「持病の腰痛だ…」
「あ、あら大変…湿布持ってくるわね」
「あ、あはは…おっちゃんも歳だね…」
748名無しになりきれ:2007/09/06(木) 07:29:42 O
ジンギスカン!
749首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/09/06(木) 22:09:08 0
気付くと周囲は豪勢な屋敷になっていた!
「みんな、騙されるな! これは氷の魔女の罠だ!」
魔王は湿布を貼ってもらってすっかりくつろいでいる。
「くつろぐんじゃない!」
そこに、マッチョメイドが飲み物をたくさん持ってやってきた。
「コーラでございます。お代わり自由です」
「「コーラ最高――――!!」」
内村光良(ないそんこうら)とコーラ早飲み対決だ!
続いて、マッチョメイドがメニューを持ってくる。
「お食事の用意を致します。お好きなメニューをお選びください」

・ジンギスカン 味噌味 ・ジンギスカン しょうゆ味
・ジンギスカン 塩味 ・ジンギスカン とんこつ味
・ジンギスカン シュールストレミング味 ・ジンギスカン 雑巾味

「全部ジンギスカンだーーーーーー!!」
750BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB:2007/09/06(木) 22:27:13 0
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751超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/09/07(金) 19:02:34 O
「では、ジンギスカン 雑巾味なんぞを」
こんな時は、普段食べない味のものを、食べた方が楽しいのである。
出てきたのは普通のジンギスカンだった。
焼いた肉や野菜を、雑巾で包んで食べるのだ。
通は臭いの強い雑巾を、初心者は新しい雑巾をつかうらしい。
「 ジンギスカンテラウマスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ジンギスカンを食べ、コーラをがぶがぶ飲んでいると、お腹が一杯になった。
腹の皮が突っ張れば、まぶたがゆるむものである。
眠気を感じて周りを見てみる。
うまい具合にベッドが用意してあって、いつでも寝れるようになっている。
早速布団に潜り込み、明かりを消しておやすみなさい…

「寝たら死んでしまうのですぅーーッ!!」
スパコーンと心地よい衝撃と音が響いた。
見ると、WASAビーナス&アフロディーテ姉妹が、ハリセン片手に枕元に立っていた。
「これは氷の魔女の幻ですぅ!
命が惜しけりゃ、さっさと目を覚ましやがれですぅ!!」
微妙にWASAビーナスのキャラが変わったような…
「このアイテムで幻を解きます!
みなさん、準備はいいですか!?」
アフロディーテは アフロWASABI を てんにかざした!
752斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/09/07(金) 19:43:12 O
 か  ら  い
WASABIの強烈な辛さで
ボクは目を覚ましたッ!
超紅は目を覚ましたッ!
首領パッチはハジケ飛んだッ!
魔王は力尽きたッ!
リリスは美味しそうにムシャムシャ食べているッ!
ぶんぶく闇釜は「イッツホットやわ〜」と言ったッ!
ぶんぶく闇鍋は「欧米かっ!?」とツッコんだッ!
この辛さは…身体が…熱い…ッ!
体温計…4000℃ッッッ!??
「多分もぐもぐ今のちとせならムシャムシャ
 前みたいにウン結構いけるわねコレ炎が吐けるわパクパク。」
よぉぉぉし…ならフルパワーで炎を放つッ…!
ウェェェェェェェェェェェェェイッ!!!!
753首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/09/07(金) 20:48:11 0
ハジケ飛んだオレは一万と二千に分裂した!
そして、ちとせのブレス・オブ・ファイヤーが炸裂する!
辺りは凄まじい炎が燃え盛り、氷の魔女の絶叫が響き渡った!
「ぎゃああああああああああああ!!」
さらに、一万二千人のオレは炎を背景に氷の魔女を取り囲み、
バチを持って太鼓を叩きながらの見苦しい踊り、その名も“炎の男祭り”を執り行なう!
人数に任せたド迫力だ!
「アチチチチ熱い!!というか熱苦しい!」
「参ったか!!俺を利用した罰だ!!」
何もやってないような気がする魔王がなぜかキメ台詞。
「もっと仲間同士で憎しみ合わせてやろうと思ったが……もう我慢ならん!!
人間も魔族もぶんぶく族も全員まとめて氷漬けにしてやるわああああああ!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
吹き荒れるブリザードの中、氷の魔女が今、本性を表す!
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
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VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
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755超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/09/08(土) 17:53:43 O
ブリザードが収まったとき、そこには巨大なペンギンが立っていた。
「地球温暖化で我らの住みかを奪った、愚かな下等生物ども…
今こそ世界を氷河期に戻し、住みかを奪われる悲しみを、貴様らにも与えてやる…」
氷の魔女はギャグスレに似合わない、難しい話を語りだした。

その隙に超紅は、こっそり携帯である人物を呼び出す。
「みなさん、こんにちは。ボクがトラえもんです」
便利アイテム収納機械が現れた。
「トラえもん〜なんとかしてよ〜」
「しょうがないな〜超紅君は。はい!チェーンソー!」
大げさな効果音とともに、ポケットから凶悪な物体が出てきた。

「この武器で攻撃したら、かみさまでもバラバラにできちゃうんだ」
「すごいや、トラえもん。よーし」
棒読みでトラえもんを誉めておいて、超紅は巨大ペンギンに切りかかった!
超紅は チェーンソーで 巨大ペンギンを 攻撃!!
ちとせのブレスオブファイアと、パッチの炎の漢祭り。
敵が弱っている今なら、バラバラに出来るはず。
出来るんじゃないかな?ま、ちょっと覚悟はしておけ。
!超宇宙戦艦★大ゴモラ零号&超時空戦艦★大SYD零号とのコラボレーションで大金貨砲の発射用意を御願致します端よ大金貨砲で巨大ペンギンと氷の魔女に向けて!
!発射ダーン巨大ペンギンと氷の魔女は大金貨砲の超高度級エネルギー放出頂戴激流突撃攻撃爆撃レーザービームが衝突した!鼓の読み彼の世も蕊手を消し飛ばすほどの大ダメージだ!
序には超宇宙戦艦★大ゴモラ零号の超威力超怒級超特大級大爆発超破壊力超攻撃力大ゴモラ砲と超時空戦艦★大SYD零号でのマイナスエナジー!
!ホーリーフレアボール超時空乱流級襲撃一撃必殺永劫回帰超絶永遠超越世界無限級マイナーチェンジ貫通事件時間空間完璧封鎖全体極限波動砲!
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757斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/09/09(日) 09:29:03 0
氷の女王はペンギンだったのかッ!?
ギュィィィィィィィィィィィィィン
そのペンギンを、超紅のチェーンソーが一閃するッ!!!

ペンギンは バラバラになった▼

よしッ! これでボク達の完全勝利だッ!!!
今夜はちとせ組の祝賀会で忙しくな……
な…なにッ!?
ペンギンのバラバラになった破片一つ一つが
ちびペンギンの形を取るッ!!!
「ふはははははは、無駄なのだよ明智くん」
明智くんなんてドコにも居ないッ!!!
そもそもだッ…
ペンギンは赤道直下にだって
「南半球高緯度からの寒流の流れる海域に面した地域」
なら住んでるんだッ!(※Wikipediaよりッ!)
!逝けーセガの看板キャラクターのソニック★ザ★ホッジホッグ僕達のスペシャルヒーロー図での超時空戦艦★大SYD零号の発射しましたマイナス時空砲がちびペンギンを一匹も残らず完璧全体全域全体!
!全員極限消滅消去除去抹殺攻撃でちびペンギンの群れを跡形も無く約一秒で何もかも無く消し去った戦争反対戦闘官僚で総てが終ってしまったのだー!本当に俺達の観察勝利を遣りつくしたぜー俺椎ゼー!
759首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/09/09(日) 14:34:02 0
「何だと!?……脳みそが小さくて難しい話はよくわからんわ!」
ペンギンは分裂したために、難しい話が理解できなくなってしまった!
彼らは何かに取り付かれたように一斉に語り始める。
「我らは大宇宙の意思……」
「これを見よ、おろかな人間どもよ……」
シリアスシーサーのスイッチがポチッと押された。
「こら!勝手に押すな!」

それは、宇宙が始まって以来の歴史だった……
―――ジンギスカンテラウマスwwwwwww
創生の神のこの言葉から、全ては始まった。
神はすぐに逃亡し、次に始まったのは最強厨が闊歩する暗黒の時代。
長い長い暗黒の時代を潜り抜け、今の世界が始まる――

「しかしどうだ!? この世界の者達は大いなる大自然に感謝もせずに
経済成長ばかりを考え、世界を破壊し続けているのだ!」
「自然を破壊し続ける人間は不要だと判断した……」
さっきの歴史に大自然なんて一回も出てこなかったのは気のせいだろうか?
ペンギンたちはお構い無しに続ける。
「よって! 最新型核兵器“エターナルフォースブリザード零式”で
全てを破壊する!!」
「核兵器!? ダメじゃん!」
ペンギン達は、最新型核兵器を召喚すべく空間に気を結集させ始めた!
760超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/09/09(日) 17:43:43 O
「核兵器とは奇妙な兵器ですね…」
何の核を使っているのか知らないが、余程強力な兵器なのだろう。
念の為文献を調べてみると、最終戦争アルマゲドンで用いられる物らしい。

とんでもない兵器が出てきたものである。
こうなったら、こちらも 強力な攻撃を準備するしかない。
こんなこともあろうかとトラえもんから没収しておいた、モシモシデンワを使う事にした。
「モシモシ!トラトラトラ!ニイタカヤマノボレ!!」

【その時地上では】
「なんだってーッ!?そんな大変な事になっているのかーッ!!」
「オオオオ…………オーマイガーーッ!!」
「世界破滅的危機!愛平和冗談的力結集!!」
「トゥクトウプピチャーチャ!ディルディルディル!」

なぜか世界中の人たちが、現在の状況を理解していた。
もはやこの危機を乗り越える手段は、一つしかない!
種族を越えた全存在の持つ、愛と平和とギャグパワーを集めるのだ!

もちろん、パッチやちとせや超紅のパワーも集まっているので、安心してほしい。
宇宙意志が力を集めるのが速いか、みんなの力が集まるのが速いのか。
先にエネルギーを集め終わった方が勝利するのだ!
!何と超宇宙戦艦★大ゴモラ零号の三連送襲撃大爆発ビーム砲&宇宙空間全体粉砕完璧完了一撃必殺爆裂波動砲で最新型核兵器エターナルフォースブリザード零式に!必死で立向おうとする有志達は感動物!
!対決して追撃し様と染ました!超宇宙戦艦★大ゴモラ零号が放った特別攻撃特殊能力集中発動強制展開での一撃が∀を多い尽す!この世もあの世も総てを何もかも無くなって消え去って消し去ってしまえ!
762梵天:2007/09/09(日) 17:48:41 O
――実に哀れだ…
!超宇宙戦艦★大ゴモラ零号&超時空戦艦★大SYD零号との融合集合結集混合で真実超大進化強化大銀河砲で最新型核兵器エターナルフォース零式に向けての超時空間次元完璧全体限界突破領域発射容易完璧完了で最新型核兵器エターナルフォースブリザードを破壊完了だー!
764勝利の女神 ◆w7amlh8fkU :2007/09/10(月) 00:05:30 O
その前に、こっちが限界が来るわよ…くッ…
早くしなさいよっ…もう約束の一時間は
とっくにオーバーしてるのよ…?
「時間が来たら投げ飛ばすと言っておったじゃろう?」
ふん…揃いも揃って、バカじゃないの…?
支える力が残ってない状態で
投げ飛ばす力なんて、残ってるワケないでしょ…
「女神殿………………ふぬっ!!!」
な…! 何してるのよ、おばあさん!?
「ワシはちとせ組の最高傑作、BX3A8型サイボーグじゃ!
 出来ぬことなぞないわぁぁぁっっっ!!!」
ムチャよ! 神の私でやっとなのに!
「ふぬぅ…ぬぬぬぬッッッ!!!」
ほら、腕が…!!!
「助太刀いたしやす!!!」
「俺も!」
「私もだ」
みんな何…頭オカシイんじゃないの!? 死にたいの!?
「ちとせ殿のためなら…!」
「首領パッチは最高のハジケリストだからな、今は多分」
ソレ蛇足でしょどう考えてもッッッ!!!
「あそこに、紅もいるんだろ…? 力になりたいんだ」
あんた誰か判らない…分からないけど…
…フフッ、久々に燃えてきたわ…やってやろうじゃないの!!!
【勝利の女神が微笑んだッ!】
地球のみんな、私と上の三人に…力を分けてあげて!!!
地球のみんなが、両手を高らかに挙げるッ!
765首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/09/10(月) 10:17:21 0
ゴゴゴゴゴ……!
ペンギン達の後ろに立ち上るカルト宗教も顔負けの怪しいオーラ!
「残念だったな……終わりだ!!」
空間から巨大な冷却スプレーの姿をした
エターナルフォースブリザード零式が現われる! 次の瞬間!
カッ!! 辺りは眩い光に包まれた!
「なんだ……?」
「分からない、でもとっても暖かい気持ちになれる……」
「分かったぞ!これは地球のみんなの心だ!
勝利の女神が微笑み、愛と平和とギャグパワーが集まったんだ!」
コナソが名推理を披露する。
「くそっ! 発射してしまえばこっちの勝ちだ!!
エターナルフォースブリザード零式発射!」
「させるか!!ラブ&ピース砲発射!!」
冷却スプレーと、ラブ&ピースと書いた鉢巻をした変な生き物の大群が
同時に発射され、二つの強大なる力がぶつかりあう!
それは、人間を消し去ろうとする宇宙意思と未来を信じる人間の意志の対決!
「おろかな人間どもよ……まだ負けを認めんのか!!??」
「諦めません!!勝つまでは!!」
シリアス・シーサーはその横で涙を流していた。
「私は……間違っていたのだな……
ギャグの素晴らしさを思い出させてくれてありがとう! ぶんぶく星のみんな!
この者達に力を!!」
766 ◆C9n0d16Iq2 :2007/09/10(月) 16:41:24 O
「シーサー様。その言葉を待っていましたぞ!」
「ウフフ…こうなったら、行く所まで行くしかないわよねぇ?」
「三人衆で…合わせて……きっと………勝つ…!」
「私たちは、ぶんぶく四天王だろうがぁあッ!?」
ぶんぶく族と魔族とエルフと人間と他のいろんな種族と、とにかく全員の心が一つになった!


梵天「ーー実に哀れだ… 」
そんな全員を、宇宙意志である梵天は悲しそうに見ていた。
彼らはよくがんばった。
だが、例え勝利の女神が微笑んでも、すべてを消し去る事は止められない。
せめてもの情けで、一瞬で消し去ってやろう。
梵天はさらに冷却スプレーパワーを上げようとした。
そして、鉢巻をした変な生き物たちの、「変な顔」を見てしまったのだ。

「あははははははははははははははははははははははははははははは!!…しまった!」
しばらく笑い転げた後、梵天は自分のミスに気づいた。
時すでに遅く、スプレーを突っ切った変な生き物たちは、冷却缶にしがみついた。
そしてそのまま棒倒しをするように、缶を押し倒そうとする!
ぐらりと傾いた冷却スプレー缶は、ゆっくり地面に倒れ、動かなくなった。
愛と平和とギャグパワーが、世界の危機を救ったのだ!
767斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/09/11(火) 01:21:27 0
「シーサーはん!!!」
ぶんぶく闇ホモの2人が、王に駆け寄る…ッ
「寄るなホモ二人、キモイわああああああ!!!!」
「ぐふぅ!そんなの差別やああああああッ!!!」
そうだッ!今のは差別発言だッ!!!
「アホかッ!!お笑いの道を志したなら、そのくらいギャグで返さぬかッ!!!」
「シーサー様…なんてありがたい言葉や…」
「シーサーのア・ニ・キ…」
シーサーは みぶるいしている!▼
ともかく…
勝ったんだよね、ボク達、勝ったんだよねッ!?
「よくぞシーサー様の目を覚ましてくれた。三人衆隊長として感謝する。」
「やっぱりシーサー様はああでないとね♪」
「シーサーさま、ばんざぁ〜い!!!」
じゃあボク達、そろそろ…
「待つのだ、折角だから食事でもして行かぬか?
 褒美として、英雄達にとびきりの王宮料理をごちそうしよう」
……(☆Д☆)キラリーン♪
王宮料理…おいしそう…ッ!!!
ぜひ、是非お願いしますぅ!!!!
768首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/09/11(火) 09:57:06 0
「これが……愛と平和とギャグの力……私の負けだ……」
自らの敗北を悟った宇宙意思が消える。
その残滓は、暖かい光となってぶんぶく星に降り注いだ……。

――地上――
「勝ったようね……」
みんなで支えていたぶんぶく星がふわりと浮かび上がる。

王宮料理は、料理道具系のぶんぶく族たちが自らの体で料理した素晴らしいものだった。
「あれを見て!」
窓の外には、花が咲き誇る美しい光景が広がっていた!
ぶんぶく星は甦ったのだ!
769超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/09/11(火) 18:34:16 O
元の美しい姿を取り戻した、ぶんぶく宮殿の庭で、料理を食べながら感動のシーンが続いた。
「魔王よ…我々が間違えていた。
これからは、ぶんぶく族と魔族がともに力を合わせて、ギャグに磨きをかけよう」
「ははは。シーサーよ、やっと分かってくれたか。
私もあんな悲劇を繰り返さないために、寒いギャグはもう封印しよう」

見守るアフロ仮面やリーゼントマン。
ぶんぶく闇ホモの2人や給仕のマッチョ達から、拍手が起こった。
だがしかし。

「ちょっと待てい!」
エルフの村の長老、フランソワが魔王の前に現れた!
そういえば、娘との駆け落ちを許すとは、まだ言ってませんでしたね。
…これは噂に聞く修羅場というものでは!?
770斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/09/12(水) 09:57:13 0
どどどどどうしようッ!!!
こんなトコロで父さんと母さんとボクとおばあ様の
昼ドラのような戦いなんて見たくないよッ!!!
「そんなことを言いに来たんでは無いわ。
 王宮料理を美味しく頂いておる場合では無いのじゃぞ。」
…へ?
「揃いも揃って馬鹿じゃな…状況解っておるのか?。」
…状況って…何が???
何だと思う、父さん?
「わからん…ッ」
「今、お主等がどこにおるか理解しておるのか?。」
え〜と…復活したぶんぶく星、だよねッ?
「うむ、ぶんぶく星は復活し、再び浮力を得たのじゃ。
 もう地球に落ちることは無いじゃろう。
 ぶんぶく星は、地球を離れてどんどん遠くへ行っておる。」
そっか、コレでもう安心だね、父さんッ!
「うむ、良かった良かったッ!」
「そうか、魔族は馬鹿なのじゃな…。」
馬鹿って言わないでよ、エルフほど頭良くないけどさぁ…
「魔族は体力があれば何とでもなるからなッ、ハッハッハッ!!」
「…いい加減、まだ気づかぬのか。」
へ?
「どうやって、地球に戻る気じゃ。」

……
………
………あああああああああああッッッッッッッッッ!!!!!
どどどどどうしようッ!!!
「シーサーはん、ぶんぶく星のコントロールはどないなっとるんや!!!」
「――コントロールが、効かぬのじゃ…!」
「な、なんやてッ!?」
「三人衆…判るか?」
「さ…さぁ、私はあんまり…隊長判る?」
「私は機械は苦手だ…パピ、お前なら判るな?」
「たぶんね、たぶん…さっきまでの寒さで
 メインコントロールルームが、やられちゃったの」
メインコントロールルーム…???
「うん、ぶんぶく星の真ん中にあるんだけど…」
…けどッ?
「超強力なセキュリティシステムで守られてるから、行くのは大変だよ…?」
771首領パッチ ◆GOIKwBjB.g :2007/09/12(水) 22:57:57 0
「大変だ! このままでは太陽に突っ込んでしまうぞ!」
「な、なんだってー!?」
騒然とするぶんぶく族達。
地球に帰るために、ぶんぶく星の未来のために、最後のミッションが始まった!
「ガチョーン!」「ハラヒレホヨ!」
道中の意味不明なセキュリティをギャグで粉砕しながら突き進む。
ぶんぶく星のメインコントロールルームは、巨大な冷蔵庫だった。

 ↑      △
← →   □ ○
 ↓      ×

「どうしよう!? 正しいキーを知っているのは
メインコントロールルーム管理係のぶんぶく冷蔵庫だけよ!」
「任せろ!」
そこにわらわらと登場する者達がいた。
さっきまで宇宙意思に操られていたペンギンたちだ!
「お前ら……」
「勘違いするんじゃない! ここは暖かすぎるから地球に帰りたいだけだ!
無事に帰りついたら時々はエヴィルブリザードしてもらうぞ!」
ペンギン達は手を繋いで輪になって踊り、地球のぶんぶく冷蔵庫に
テレパシーを送り始めた。ペンギン同士で通じるものがあるらしい。
772超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/09/13(木) 22:06:42 O
「通信完了!早速ダンス開始だ!」
地球と交信したペンギンたちのダンスが始まった。
コントローラーは床にあったのだ。
「右右左!右右左!上下上下○○□□△○!」
コマンド入力が終わり、メインコントロールルームが再起動する。
だがしかし!ぶんぶく星は太陽の目の前まできていた!

「あかんわ!このままやったら太陽にぶつかるで!」
「緊急脱出装置を作動するぞ!衝撃に備えろーッ!」
シーサーが赤いボタンを押すと、コントロールルームは宇宙に飛び出した!

窓の外ではぶんぶく星が太陽に激突。
半分くらいめり込んで止まっていた。
「あぁ…ぶんぶく族の長年貯めてきた秘伝の宝が…」
「トラえもんにどこでも自動ドアでも使ってもらって、また回収に行きましょうか」
肩を落とすシーサーを励ましてみる。
どうやら太陽は、聞いていたほど暑くはなかったようだ。
ならいくらでもチャンスはある。
太陽とぶんぶく星の秘宝を巡る冒険は、次回のお楽しみに置いておこう。

…そしてついに一行は、旅の始まりの場所“ハジケるコーラ亭”に帰ってきたのだった。
773斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/09/13(木) 23:15:56 O
あの戦いから数日後…
ボクと母さんと父さんはコーラ亭に別れを告げ、魔王城に戻っていた…
久し振りの登校で単位はギリギリ、生徒指導はカンカン!
しばらくコーラ亭には行けそうもない…ッ
母さんがニワトリ化して以来、ありそうで無かったのが…
家族3人で魔王城のちゃぶ台を囲むことッ!
まだあまり慣れなくて、よく足や箸をぶつけてしまうケド
数日のうちに、だんだん上手く出来るようになってきた感じ?
「ちとせ、リリス、そろそろゲンタの神様始まるぞッ?!」
「は〜いッ!」
「はいはい。」
復活したお笑いコンビ「ぶんぶく闇ホモ」は相変わらずだッ
闇釜の冴えないボケに闇鍋の痛快なツッコミが冴えるッ!
他のぶんぶく族はどうしたってッ?
元々、ぶんぶく星が氷ついた時から巨大な宇宙船を建造してたから
その宇宙船「ゴモラ」で星を元通りにするための旅に出たって…
早く住めるようになると良いネッ!
さぁて番組も終わったことだし…テス勉しなきゃッ!!!
774エンディング ◆GOIKwBjB.g :2007/09/14(金) 00:15:47 0
CAST PC
【暗黒時代編】
根拠と証拠の人   根拠・証拠マン
スオウでサナトな人 スオウ=サナト
サノスな人     サノス
超ラッキーな人   超ラッキーマン
天魔神で超紅な人  天魔神超紅

【ギャグ時代編】
エルフと魔族の申し子    斬腹血吐瀬
史上最強のフリーター    天魔神超紅
キング・オブ・ハジケリスト 首領パッチ

何? 暗黒時代編まで書くのはおかしい?
だって一続きの同じスレなんだから仕方が無いではないか。

それはそうと、オレ達の冒険はこうして幕を閉じた。
世界を救った英雄といっても2.3日たてばただの人である。
今度こそ、平和な日常が戻ってきた。いや、一つだけ違う事がある。
「行け!コパッチ!」
「了解!コーラ注入!」
「コーラさいこーう!!」
ハジケるコーラ亭は、テレビにも紹介されて大盛況。
今日もコーラ愛好家は続々と増えている。
最近チェーン店化を始めて全国の市町村に続々と出店中だ。
あなたの町にもいずれ出店されるかもしれない。
いや、気付いていないだけで、もしかしたらもう出来ているかもしれない。
もしハジケるコーラ亭の入り口を見つけたなら迷わず入ってみることをお勧めする。
あなたの前に、愛と勇気とギャグの大冒険への扉が開く事だろう!
775斬腹 血吐瀬 ◆w7amlh8fkU :2007/09/14(金) 14:24:44 0
―――ドクン………ッ……ドクンッ
ついに、この時が…来た………ッ!
数学の担当は、あの鬼河原先生ッ…
ボクはこの2週間、死に物狂いで勉強したッ!
ある日は水を一滴も飲まず……ぅ゛ぅ゛ぅ゛とか
ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛と唸りながら勉強したッ!
ある日は、母さんがくれたあの眼差し…
そう、白〜い眼差しを一心に受けながら勉強したッ!
ある日は、ちとせ組の面々の
力強くも暑苦しい応援に一緒に踊りながら勉強したッ!
ある日は、寝ている間、枕元のラジカセに
まるで般若心経のように繰り返す英単語を聴き勉強したッ!!
そして、今、昨日のテストの結果が………返るッ!!!
「テスト返すぞ〜っ」
来い…来いよ…ッ!
ボクは………ここにいるッ!!!!
「斬腹」
――――はぃッッッッッ!!!!!
数学II…
名前の欄にはちゃんと「斬腹 血吐瀬」の名前が書かれているッ!!
この名前、キチンと書けずに0点にされた中学時代の思い出…ッ
今回はそんなケアレスミスはしていないッ!!!
その名前の欄の10cm右には…夕日のような色の色鉛筆で
右肩上がりの下線が引かれ、その上にある数字は――――――――11点だ…ッ
留年…決定…ッ……………
燃えるように紅く、朱く染まっていくソラの前で
ボクは独りガクリ、と膝を折る…ッ
ああ…この楚良はボクに対して怒っているのだろうかッ?
突然スケェェェェェェェェェェェェェェェェェェィスとか叫んで
ボクはデータドレインされて精神崩壊してしまうのかッ…!?
あのカミュ=美男子のように…ッ
母さん…許して…ッ
ボクはとってもバカなオークです…ぅッぅッぅッ
「冬休み、補習だな
 結果次第で一応進級出来るから、頑張れよ
 もしサボったら……未来は無いと思うことだ」
未来は…ない………ッ………
膝をついていたボクは、手をもつく…ッ_| ̄|○|||
そして寝転がってジタバタするッ…
イヤだイヤだのポーズッ
「話をちゃんと聞けッ!!!!
 補習出れば進級出来ると言っただろう…」
………なッ!?
先生…鬼河原先生………ッ!!!!!
「必ず来いよ」
先生は…ずっと怖いヒトだと思ってた…
でも、ソレは違うんだって…今気づいた
先生は怖くなんかない…
先生は………ツンデレだったんだッ!
どこまでも……憑いて行きますッ!!!
………
鬼河原は身震いした。
何か、怖い気配を察知したのか。
ちとせと鬼河原の恋の行方…
…それがどうなるのかは、まだ誰にも分からない。


ちとせ編

776名無しになりきれ:2007/09/14(金) 14:48:10 O
ぼくドラミぇもん!
777超紅 ◆C9n0d16Iq2 :2007/09/14(金) 16:48:32 O
「はいはーい、記念撮影はこちらですよー。
列を乱す人は容赦なく吹っ飛ばしますからねー」
超紅はNPCたちの記念撮影大会スタッフのバイト中であった。
なにしろ数が多すぎるので、あちこちで問題が発生。
しばらくはこれで食べていけそうである。
もちろんその先のことは、なーんにも考えていないかった。

「ぼくドラミぇもん!」
「列を乱すなと言ったはずですが」
小型ネコ型ロボットを問答無用で蹴りとばす。
ネコのしつけは小さい頃から始めないといけないからだ。

「違うもん!ぼくお父さんとお母さんを探しに来たんだもん!」
指さす先には仲良く記念撮影中の、トラえもん&ドラミちゃんの姿が。
「まさか近親●◆とは…」
「超紅はん超紅はん。ロボットなんやから他人が造ったに決まっとるやろ」
「問答無用。制裁決定」
ぶんぶく闇釜の制止も無視し、超紅はトラえもんをボコボコにした!

驚天動地で天地無用。
プロジェクト“いき当たりばったり”を実行している超紅の明日はどっちだ!
「それは明日にならないと分かりませんね」
はいごもっとも。


超紅編
一応完
778エンディング ◆GOIKwBjB.g :2007/09/14(金) 19:39:14 0
無謀にもCAST NPC
【第一話】
Dr.ブッシュ
コパッチ
カモネギ
鬼河原先生
アフロ仮面
モグラ様
プルコギ達
ジョーズ
チンパンジー達
巡礼者達
冥土ロボ貞子
貞子の製造者
尾兄ちゃん
ポチ
ピョン吉
とっつぁん
ヘルパン
織原さん
悪魔デンガナ
さばクジラ
バニーマッチョ
田網寧太
ダスキンの社員
魔王
ばあや
山田太郎
山田花子
山田一郎
779エンディング ◆GOIKwBjB.g :2007/09/14(金) 19:51:57 0
【第二話】(前に登場した人は省略)
モヒカン
陸奥五郎教授
ライオン
ターミネーター2
消毒液の妖精
斬腹リリス
相撲取り
アフロ組
氷の魔女
ドラミちゃん
ニラえもん
天帝オズマ
リーゼントマン
せがた三四郎
ドリームきゃすこ
神崎さん
べんじょーさん
もじゃこう
ゴキブリの妖精
さっぱり妖精
ヨーゼフ
スケスケ
カクカク
老人
ガロード
トンヌラ
サマンサ
ローレシアの王子
プリン
クッキー
勇者
ローラ姫
ロトの子孫HG
松本零士
ミキマウス
780エンディング ◆GOIKwBjB.g :2007/09/14(金) 20:00:42 0
【第三話】】(前に登場した人は省略)
コエンマ
爆弾発言岩
お相撲さん
WASAビーフ
WASABIの精霊
黒勇者
フランソワ
忍者
第二神聖騎士団
名探偵コナソと少年探偵団
ムキムキダンディマッチョ
邪気眼男
貧弱エルフ
ところ天の助
マッチョ二号
アフロディーテ
カムス大佐
スープーシャン
キャッツ・アイ
極道ガール
一乗寺薫
BH兄弟
黒歴史の使者
781エンディング ◆GOIKwBjB.g :2007/09/14(金) 20:07:01 0
【第四話】(前に登場した人は省略)
ぶんぶく闇鍋
内村光良
売り子
ミミック
アキラ君
ぶんぶくテレビ
ぶんぶく冷蔵庫
ぶんぶく闇釜
勝利の女神
ぶんぶくパソコン
ぶんぶく携帯電話
ぶんぶくアイポッド
ぶんぶくニンテンドーDS
トラえもん
ペンギン達
宇宙意思梵天
782エンディング ◆GOIKwBjB.g :2007/09/14(金) 20:17:35 0
こうして、彼らの戦いの物語は幕を閉じる。

忘れてはならない、意味不明の不条理を、寒いダジャレを……

ギャグという法則に支配された世界で生き抜いた者達がいたことを!

ああ、ギャグよ、永遠なれ!

――なんでもいいからここをTRP系スレにしろ――

ご愛読ありがとうございました!
783名無しになりきれ:2007/09/14(金) 21:37:47 O
こうして見るとNPC凄い数だなw
!このテーブルトークロールプレイングゲームTTRPGに登場しました使用戦艦名称公開は何と言っても豪華に贅沢に極限に発表に解説に宇宙戦艦★大ゴモラ零号に超高度出力量宇宙戦艦ゴモラAAAAA!
!QQQQQQQQQQ超光速度宇宙戦艦ゴモラU&超時空戦艦★大SYD零号&超亜空間航法完了★大ラストボス零号&超高度戦艦★大ギャグコレクション零号&超威力戦艦★大ダイナマイティングズ零号!
785名無しになりきれ:2007/09/15(土) 04:29:17 0
そのアドレスは一体?
786名無しになりきれ:2007/09/15(土) 12:51:54 O
確かポケモン板でも完全シカトされてる奴だっけ
787名無しになりきれ:2007/09/15(土) 15:39:50 O
このスレではちょっとだけ活躍してたな
788名無しになりきれ:2007/09/15(土) 16:51:29 O
ホントに一時期だけな…途中から徹底的にスルーされてたw
!超劇場版で俺様は全世界中のトップを狙え!でソニックシリーズ【ソニック★ザ★ヘッジホッグ】VSポケモンバージョン【ポケット★モンスター】VSデジモンバリエーション【デジタル★モンスター】VSゼルダの伝説
ファイナルファンタジーVSドラゴンクエストVSキングダムハーツVSスターオーシャンVSローグギャラクシーVSマザーフォースパワーネスVSフリッキー&ペンゴVS風のクロノアヒーローズアドベンチャーズの対決が見物だ!
!次回は宇宙海賊キャプテンハーロックに銀河鉄道999スリーナインと宇宙戦艦ヤマトで銀河鉄道物語と宇宙協奏曲メーテルの松本零士が嶽ではなくて幸福の科学の宇宙戦艦エルカンターレに!
!創価学会の池田大作=池田犬作=池田太作にオウム真理教=宗教団体アーレフ=光の輪リアルワールドのギンガ団で麻原和尚!