彼女が妊娠しましたby.烈風
利休「来てくれると信じていたぞ、親友」
芭蕉「・・・・」
利休「なんだその仏頂面。今更「ごめんなさい」は無しだぞ」
芭蕉「・・・・言っても無駄ですから」
利休「ははははは。ここで敬語は無しだ。利休、芭蕉で行こうじゃないか」
芭蕉「…なら聞こう。何故ここでスレ立てなのだ」
利休「解らんか?」
芭蕉「解らんから聞いている」
利休「さてはお主。何か深〜い訳があるとでも思っとるのか?」
芭蕉「違うのか?」
利休「うむ。単なる思いつきだ」
芭蕉「・・・・」
利休「あそこではしゃぎ過ぎると、ストーリーが進まん、というのもある」
芭蕉「……で。ここでストレス発散、という訳か」
>2
利休「ここで烈風が華麗に2ゲットとはな」
芭蕉「おい。ほんとに相談事が来たぞ。真面目に答えるつもりか」
利休「うむ。初っ端からおめでたい相談だ。おめでとう烈風」
芭蕉「違うだろ。ホントにめでたいなら相談などするまい」
利休「違うのか」
芭蕉「おそらく…望まぬ子なのだろう。普通に考えればな」
利休「……初っ端からダークな……」
芭蕉「お前が暗くなってどうする。励ましてやらんのか」
利休「……大体その彼女、人間か?」
芭蕉「それはあんまりだ。いくら烈風でも、動物にチョッカイはださんだろ」
利休「そうだが、植物には出していた」
芭蕉「植物ってまさか……アウラウネの…」
利休「そのまさかだ」
芭蕉「奴め…そこまで堕ちたか」
利休「…まあ……私から見ても可愛い姫ではあった」
芭蕉「・・・・」
利休「植物と動物のあいのこ……変なのが生まれて来るだろうな」
芭蕉「そっちの心配か?」
最近話にからみずらいのじゃが by.助さん
利休「さっそくだが、我々のコンビ名を考えようと思う」
芭蕉「――ほう」
利休「大将中将と言うのはどうだ」
芭蕉「・・・・・」
利休「どうした。気に入らんのか」
芭蕉「いや……またパクリかと思ってな」
利休「何を言う。パクリは日本の文化だ」
芭蕉「…お前。日本人じゃないだろ」
利休「当たり前だ。私が異界人なわけ無かろう。打ち首は御免だ」
芭蕉「……コンビ名はどうなったのだ」
利休「そうだった。ならば……ムチムチリリーシーズ」
芭蕉「……お前の思考回路が解らん」
利休「ならばお前が考えろ。文句ばかり言いおって」
芭蕉「…いいだろう」
利休「古臭いのは嫌だぞ。「ガム噛んだろう捨てたろう」とかは却下だ」
芭蕉「誰がそんなの考えるか。む・・・思いついた」
利休「タラッタタラッタタラッタ・」
芭蕉「前奏はやめてくれ。無意味に緊張する」
利休「なら早く言え」
芭蕉「ジェネリック」
利休「……響きはいいが……パンチが効かんな」
芭蕉「鞭々リリーシーズとかよりいいと思うが」
利休「そこだけ漢字変換するな。良し。どっちにするか、勝負だ」
芭蕉「…で、勝負というからには…剣か拳で決めるのだな?」
利休「無論だ。ケンはケンでも、ジャンケンだがな」
芭蕉「・・・あのジャンケンか?」
利休「ジャンケンを甘く見るな!?いいか!!」
芭蕉「む!!何だその構えは!!?」
利休「羽根を広げた鶴の構え!これぞパー!!」
芭蕉「なんと!!」
利休「得物を狙う大蛇の構え!これがチョキ!!」
芭蕉「むむ!!」
利休「最後は静かなる大岩の構え!グー!!」
芭蕉「丸まっとるだけではないか」
利休「太古の昔より…愚かな人類の歴史を見る岩の気持ちなど、貴様に解るまい」
芭蕉「……お前には解るのか?」
利休「問答無用!いくぞ!」
芭蕉「応!!」
利休・芭蕉「最初はグー!!ジャンケン ポ ンっ!!あいこで しょっ!!」
芭蕉「利休」
利休「なんだ芭蕉」
芭蕉「はたから見ると、ただのアホだぞ」
利休「案ずるな。ここでビジュアルに訴えた所で…何も見えん」
芭蕉「なるほど。さすがは筆頭国王補佐官。屁理屈は超一級だな」
利休「お褒めに与かり光栄だ」
>5
利休「おい……何故に5は、烈風に謝っとるのだ?」
芭蕉「おそらく…例の彼女の腹の子は…烈風の子では無いという……」
利休「なんと!!世にも残酷な物語だな!!」
芭蕉「…真相は解らんがな。腹の子は、女にしか解らんと言うしな」
利休「うむ。女子とは…げに恐ろしき生き物よ」
芭蕉「そういうが。お前も若い頃は手を出しまくっとったではないか」
利休「手を出すとは心外だ。振られまくっとっただけだ」
芭蕉「…物は言いようだな。ま、結婚に関しては、お互い幸せもの同士。
その手の相談には乗る権利は無いな」
利休「そうでもない。実は…似たような経験がある」
芭蕉「なんと!!?いいのか!それをここでバラして!?」
利休「構わん。どうせ先の無い人生だ」
芭蕉「……ことある毎に、不幸を押し売りするのやめろよ」
利休「ふん。買った方が負けなのだ」
芭蕉「……良く解らん理屈だが、話を戻そう。どういった経験なのだ」
利休「怒らんか?」
芭蕉「……嫌な予感がするが…言って見ろ」
利休「実を言うと、其方の息子の甲斐。あれは私の子だ」
芭蕉「そっか」
利休「何だその反応」
芭蕉「実を言うと、お前の息子の薫。あれはオレの子だ」
利休「・・・・表へ出ろ」
芭蕉「・・望むところよ」
烈風のやつが幼女に手を・・・・by.烈火
>6
利休「す・助さん!?久しぶりだな!!」
芭蕉「おお……あれが噂に聞く人外か!何も見えんが」
利休「本スレに行け。ちゃんと見えとる」
芭蕉「…なるほど。しかし「本スレ」…とは。ここ、避難所にする気か?」
利休「まあ…そういう使い方も良かろう。ここで本音や苦情を言うも良し」
芭蕉「それを我々ジェネリックが茶化すと」
利休「茶化すな。くそ……助さん!!実はな!!」
芭蕉「なんだなんだ」
利休「この芭蕉。誠実・実直を売りにしとるがな」
芭蕉「なんなんだ」
利休「…人のバナナを盗んで食うような…意地汚い奴なのだ」
芭蕉「…誰が盗んだ誰が。さては…ジャンケンで負けた事、根に持っているな」
利休「という訳で助さん!遠慮なく入ってくれ!このとおりだ!!」
芭蕉「…土下座までしとります。来ないと吉牛で弁当買い占める勢いです」
>10
利休「烈火が直訴に来おった。烈風がまたやらかしたらしい」
芭蕉「またか。植物の姫とは別件か?」
利休「解らん。一番の危惧は……また地下に放りこまれないかと言う事だ」
芭蕉「烈風がか」
利休「私がだ。先日、あ奴の監督不行届でとっ捕まったからな」
芭蕉「……いい気味だ」
利休「いま何と言った」
芭蕉「耳まで遠くなったかこのヘッポコ大将」
利休「それが同期の上官に言う言葉か。頭の硬い甲斐性無しの中将め」
芭蕉「甲斐……そこまで言うか。この白ヤギ」
利休「髭が似合わんとはっきり言ったらどうだ。このスベスべマンジュウガニ」
芭蕉「む!頑張っても髭の生えぬこの体質、馬鹿にする気か!?」
利休「ああそうだ。何か言い返してみろ」
芭蕉「…解った。後で後悔するなよ」
利休「…後悔?何をだ」
芭蕉「皆、聞け。ここに居る利休、実はもんのすごい北方訛りでな」
利休「…な・・!!?」
芭蕉「この国に来た当初は、何を言ってるのかさっぱりだった」
利休「…ぐ……む…」
芭蕉「余裕が無くなった折に、ポロっと出る」
利休「ぐむむ……こ奴……」
芭蕉「安心しろ。その時はちゃーんと訳してやるからな」
利休「ふん。出さんぞ、死んでも出さん」
えーっと、本当に名前も顔も出ないんですか?
声も変えてくれるんですよね?
えー、せっかく就職したんですが、上司の人に次々と飛ばされて困ってます。
私はどうすれば良いでしょう?
>13
利休「そんな初っ端から飛ばされまくっとるのか。大変だな」
芭蕉「そうだな。お気の毒だ」
利休「せっかく入った新入社員。研修期間くらい、出向させんようにするべきだな」
芭蕉「まったくその通りだ」
利休「だが13よ。其方は幸せものかも知れんぞ?」
芭蕉「…?」
利休「若いうちの苦労は、買ってでもしろと言うからな」
芭蕉「言われた言われた。俺も若い頃は言われた」
利休「私もだ。思わずカッとなり、上司を殴った事も1度や2度ではない」
芭蕉「……その上司。俺の父だがな」
利休「ともかくだ。あまりに酷いようなら、一発お見舞いしてやればいいのだ」
芭蕉「……いいのかそのアドバイス」
利休「いいのだ。心有る上司なら、心を入れ替えるやも知れん」
芭蕉「心無い上司なら、即刻13はクビというわけだ」
利休「その時は、メディアに訴えると脅すのだな。人使いの荒い上司を」
芭蕉「……そういう無責任な発言はどうかと思うが」
利休「何を言う。当然の権利だろう」
芭蕉「よもやおぬし……父上を脅したりせんかったろうな」
利休「 いや?」
芭蕉「何だ今の間は。父の自殺の原因、未だに良く解らんかったが……もしや」
利休「何を言う。あれはグリコ・森永事件のせいだ」
芭蕉「どうも怪しい。それくらいで父上が自害なさるものか」
利休「……部下に脅されて死ぬのもどうかと思うが」
芭蕉「じゃあ…やはりやったのだな?」
利休「 やっとらん」
芭蕉「微妙な間がやはり怪しい。今なら怒らん。正直に言え」
利休「しつこい奴だな。直接にはやっとらんと言うに」
芭蕉「……間接的にやったのか?」
利休「ちょこっとタレこんだだけだ」
芭蕉「……表へ出ろ」
利休「殴るのか?」
芭蕉「一発見舞ってやらんと気が済まん」
利休「13に殴られるであろう上司の気分だな」
15 :
某姫:2006/12/03(日) 21:29:22
最近彼が浮気をしてるような気がするでちゅ
16の正体は幼女か・・・・
>15
利休「今度は彼氏の浮気相談か」
芭蕉「…何かこう…恋愛沙汰の相談が多い気がする」
利休「当然だ。浮気調査は探偵稼業の調査依頼bPだと言うぞ」
芭蕉「…何でそんな事知っとるんだ」
利休「それは秘密」
芭蕉「…またもや嫌な予感がする故、突っ込みはやめておく」
利休「さて某姫よ。なぜ彼氏が浮気をしてると思ったのだ?」
芭蕉「ははあ……携帯のメールを読んだな?」
利休「もしくはベットサイドに別の女のピアス」
芭蕉「もしくは髪の毛」
利休「……DNA鑑定までしたのか?」
芭蕉「こいつめ!なかなかに姑息だゾ!」
利休「……2人して突っ込んでどうする」
芭蕉「それはこっちの台詞だ。ボケはお前だろう」
利休「なに!?ずっと逆だと思っとった」
芭蕉「それがボケだと言うのだ。よく部下に突っ込んどるが、お前の本質はボケだ」
利休「……ショックのあまり、0.5秒言葉を失ったぞ」
芭蕉「―――で、某姫は、これからどうしたいのだ?」
利休「別れろ別れろそんな奴。浮気性の男など千切って捨てろ」
芭蕉「みのもんたかお前は。別れるのは至極容易。別れたくば、はなからここには来ん」
利休「じゃあお前が縁りを戻す、とでも?」
芭蕉「まだ別れとらんだろうが。問題は、彼を許すか許さないか」
利休「なるほど。気づかんかった。おぬし、こういうのに向いておるな」
芭蕉「……お前よりはな」
どっからともなく烈風の悲鳴が木霊する
いろいろと千切られたようだ・・・
なおここでの事は本編とは関わりございません
>16
利休「見ろ。また謝っとる奴がおる。何が何だかさっぱり分からん」
芭蕉「恋愛とは複雑怪奇。お前には理解不能だな」
利休「おぬしは解ると申すか」
芭蕉「一応」
利休「何だもったいつけおって。解るなら解説したらどうだ」
芭蕉「残念だがこの図式。健康でノーマルな人間には理解不能だ」
利休「つまり、お主はノーマルでないと」
芭蕉「違う。頭で理解しているに過ぎん」
利休「試しに言ってみろ。理解してやろうではないか」
芭蕉「では結論から言おう。某姫を孕ませた男は、烈風の浮気相手でもあったという事だ」
利休「……図式は理解したが、良く解らん」
芭蕉「つまり、16は両刀であったのだ」
利休「……とどのつまり、16はどっちが好きなのだ。その一点がどうも気になる」
芭蕉「そんな事知るものか。そこだけが気になると言うお主の方が気になるがな」
利休「…私のことが気になるのか?」
芭蕉「…そっちに反応するな。気色悪い」
利休「冗談だ。ちょっとだけ腐女子の好奇心をくすぐってみただけだ」
芭蕉「お主が腐女子をターゲットにしていたとは知らなかったぞ」
利休「うむ。この板の腐女子数、過半数を超えていると想定しているからな」
芭蕉「…我々がどうこうした所で…彼女等が喜ぶとは思えんのだがな」
利休「何故だ。ホモは喜ばれると…どっかに書いとったぞ?」
芭蕉「ホモはホモでも……まあいい。本題に戻るぞ」
>17
利休「なに。16が女?それも幼女だと?」
芭蕉「なるほど。そういう事か」
利休「なにがそういう事なのだ。幼女が某姫を孕ませたのか?」
芭蕉「人の趣味にもいろいろあるのだ。理解してやれ」
利休「趣味がどうとか言う前に、生物学的に無理だろう」
芭蕉「栄養生殖でもしたんだろう。何しろ植物だからな」
利休「そうだった。某姫は植物だった。すっかり忘れとった」
芭蕉「……事件が解決に向かった所で…次に行くか」
利休「しまった。sage進行なのにageてしまった」
芭蕉「…何かまずいのか?」
利休「避難所でもあるのだ。基本はsage」
芭蕉「……だそうだ。よろしく頼む」
>19
利休「……むう……何だこの……」
芭蕉「絹を裂くよな男の悲鳴」
利休「…聞くに耐えん」
芭蕉「お主が千切って捨てろ、などと言うから」
利休「千切られたと申すか」
芭蕉「左様」
利休「何処をだ」
芭蕉「いろいろと、だろう」
利休「いろいろと、か」
芭蕉「我々は手足が再生する種族。たいした事ではあるまい」
利休「――しかし、まともに生えん事もあるらしいぞ?」
芭蕉「再生しないのか?」
利休「その逆だ。2本生える」
芭蕉「……便利だな」
利休「お主もそう思うか」
芭蕉「うむ。二刀流が三刀、四刀になるからな」
利休「そっちか」
芭蕉「そっちか…って…お主はどっちを考えていたのだ」
利休「きまっとる。足だ」
芭蕉「タコか」
利休「違う。そっちの足ではない」
芭蕉「……三本目の足か」
利休「左様。二本あればさぞかし便利であろう」
芭蕉「……何が言いたいのか大体解る故、あえて突っ込まん」
利休「言い忘れていた」
芭蕉「最近物忘れが多いな」
利休「そうなのだ。狂牛病、正式にはBSEかも……話の腰を折らんでもらおう」
芭蕉「悪かった。先を続けろ」
利休「このスレの主旨は、上で話したとおりだが、」
芭蕉「……だが?」
利休「スレタイに【漫才】【コント】とあるだろう」
芭蕉「うむ」
利休「相槌ばかり打っとらんで、先を読んでレスポンスしろ。前へ、前へだ」
芭蕉「……」
利休「どうした。悲しい事でも思い出したか」
芭蕉「……何でもない。一瞬相方を止めたくなっただけだ」
利休「鬱に陥った相方は放って置いて、先に進むぞ」
芭蕉「お好きなように」
利休「スレタイに【漫才】【コント】とある限り、それを披露せねばならん」
芭蕉「では今までのは……?」
利休「人生相談に乗っとっただけだ。いわばフリートーク」
芭蕉「ネタとは違うとおっしゃる?」
利休「左様。故に、正式にネタを披露する際は、sageではなく、ageる事とする」
芭蕉「そうですか」
利休「その際は、貴様が考えたコンビ名…ジェラシックパークだったか」
芭蕉「ジェネリック」
利休「そう、それ。光り輝く黄緑色のコンビ名で、華やかに登場だ」
芭蕉「何かこう……自分を必要以上に追い込んでません?この年末の忙しい時期に」
利休「何をいう。忙しいからこその試練なのだ。正直。仕事のストレスをここで発散」
芭蕉「それに私を巻き込むと仰せられる。」
利休「いいかげんにしろ。先程からなんだ。その慇懃無礼な態度」
芭蕉「相方を解消したいと言う内なる思いの表れです」
利休「許さん。大将命令だ。逃げたら産業スパイ容疑で即刻斬り捨てる」
芭蕉「……汚いぞ、利休」
利休「そうだ、それでいい」
23 :
名無しになりきれ:2006/12/05(火) 07:38:54
芭蕉って元忍者なんだっけ
ストーカーが怖いんですが何とかなりませんか
しにます
>23
利休「おい。23が妙なことを言っておるぞ」
芭蕉「……」
利休「この芭蕉が……もと忍びだと?」
芭蕉「……」
利休「ははははは、何のネタだ?あっちの世界の芭蕉はそうだったのか?」
芭蕉「……」
利休「何を黙りこくっとるのだ。まさか…事実ではあるまいな」
芭蕉「…隠していて済まなかった」
利休「なんと!?其方……九ノ一だったのか!?」
芭蕉「いや……さすがにそれは無い」
利休「…知らなんだ……其方が小姓上がりだったとは」
芭蕉「そういう訳でもない。自分から志願したのだ。父上の‘草’となると」
利休「‘草’という事は……別名を持っておるのだな?」
芭蕉「まあ…そういう事だ」
利休「こっそり教えろ。なに。誰にも言わん」
芭蕉「断る」
利休「そう頑なに断るとは……相当に恥ずかしい名だな?」
芭蕉「お主が‘草’でもない限り、教える謂れはない」
利休「な〜んだ、それならすべて解決だ。私ももと‘草’ゆえ」
芭蕉「嘘つけ」
利休「0.5秒で否定しおって……。本当だ。親友の言葉が信じられんのか」
芭蕉「ならば答えてもらおう。父上の夜食のメニューは」
利休「硫酸マグネシウム0.5mg」
芭蕉「む!?では、右目が義眼だと言うのは」
利休「右ではない左目だ」
芭蕉「……まさか…お主も忍びだったとはな」
利休「――で、何なのだ。其方の源氏名」
芭蕉「コードネームと言え。月代(つきしろ)だ。誰にも言うなよ」
利休「平凡な名だな」
芭蕉「……そういうお主は何なのだ」
利休「聞いて驚くなよ。素晴らしい名だ。月でウサギが餅をつくのだ」
芭蕉「……月餅か?」
利休「良く解るな。さては貴様、エスパーか」
芭蕉「答えはNO。…にしても、何だか解ったような気がするぞ」
利休「何がだ」
芭蕉「父上が…お主を中将に取り立てた理由がだ」
利休「有能だからだろ」
芭蕉「違う。おめでたい奴だからだ」
>24
利休「ストーカーか。ホントに居るのな」
芭蕉「…呑気だな。何かアドバイスしたらどうなのだ」
利休「いいじゃないか。取って食われるわけじゃあるまいし」
芭蕉「いや。食われるのぞ。殺されるかも知れん」
利休「なるほど。それもまた一興」
芭蕉「……言っておくがな。誰しもがお主のようにMとは限らんのだぞ」
利休「では24はSか?」
芭蕉「そうとも言っとらん。お前の頭の中じゃ、人間必ずSかMか」
利休「左様。必ずどっちかだ」
芭蕉「……無駄な議論はやめるとするか。…24も困っておろう」
利休「私には、何をそう悩んでおるのかさっぱり解らん」
芭蕉「では聞く。お主が女性にストーカーされたら…何とする」
利休「取って食う」
芭蕉「…質問が間違っていたようだ。改めて聞く。この私に襲われたらどうする」
利休「受けてたつ」
芭蕉「……もしお主が丸腰で、縛りつけられていたら何とする」
利休「お主、そんな趣味があったのか」
芭蕉「…違う。もしもの話をしているのではないか」
利休「お前の意図がまったく解らん」
芭蕉「…お前が話の腰を折るからだ。とにかく、その状況、想像してみるがいい」
利休「したぞ」
芭蕉「嫌だったろ?」
利休「いや」
芭蕉「どっちなのだ」
利休「さてはお前。Sだな?鞭など持ち出しおって」
芭蕉「…何処まで想像しとったのだ。もういい。そろそろ締めろ」
利休「首をか」
芭蕉「24を殺す気か?最後に何か言ってやれと言っとるのだ」
利休「うむ。24よ。其方もそ奴のストーカーになるがいい。思い知らせてやれ」
芭蕉「真に受けるな24よ。あくまで参考事項にしておけ」
>25
利休「すまんが25よ。三日ほど空けるゆえ、その相談は三日後だ」
芭蕉「いいのか。死ぬとか言ってる人間に」
利休「仕方無かろう。緊急の呼び出しなのだ。海外出張かも知れん」
芭蕉「んな訳なかろう。海の向こうは別世界だ」
利休「うむ。一度行きたいと思っておった」
芭蕉「泳いでか」
利休「イルカを掴まえるのだ。それに乗っていく」
芭蕉「…皮肉の通じん奴だ。まあいい。お前なら何でもやってくれそうだ」
利休「…んなこた無い。やれん事もある」
芭蕉「あるのか」
利休「ある。バナナの一気食いとか」
芭蕉「そういや…この前100本無理矢理食わそうとしたな」
利休「はははは、そういう事もあったな」
芭蕉「死ぬかと思ったぞ」
利休「そうだろう。あれをやると、カリウム中毒で死ぬらしいからな」
芭蕉「…いや…その前に許容量という存在を忘れていないか?」
利休「ともかくだ。25よ。三日だけ待っていてくれ。頼む」
芭蕉「土産も買ってくるそうだ」
利休「余計なこと言うな。本気にしたらどうする」
芭蕉「イルカのキーホルダーくらい買ってやったらどうだ」
利休「今どきキーホルダーで喜ぶ奴がイルカ」
芭蕉「……今のは水に流そう。そういう訳で25よ。三日待て。死ぬのはそれから考えろ」
利休「そうそう。三日もすれば、そんな気無くすぞ。絶対だ」
あなた方のファンになりました
30 :
名無しになりきれ:2006/12/07(木) 18:17:25
絶対無敵大帝王
31 :
名無しになりきれ:2006/12/09(土) 14:24:30
な、なんだって!!
>29
利休「……遅かったか……」
芭蕉「何がだ」
利休「何が…って、この書置きを見たのか」
芭蕉「見たぞ。花束と一緒に置いてあった」
利休「その場に居なかったこと、これほど後悔した事はない」
芭蕉「なるほど。直に会い、礼を言いたかったという事だな?」
利休「居ぬ間に花束とは、なんと奥ゆかしい」
芭蕉「うむ。今時珍しいな」
利休「これからも公演の度に、こっそり楽屋に花束を置いてったりしてな」
芭蕉「……公演?」
利休「オーディションもこっそり見てくれてたり」
芭蕉「オーディション…って」
利休「落ち込んだとき、何気に支えてくれる私のファン」
芭蕉「…おい」
利休「金銭的にも心強い、足長おじさん」
芭蕉「…こら」
利休「ある日、2人は劇的な出会いをする。嗚呼、貴方はよもや…紫のバラの人」
芭蕉「なんだ。それがやりたかったのか」
利休「♪こ~の声が聞こえ〜るか~い♪」
芭蕉「……ドラマの方か」
利休「♪あっという間ァ〜時間は積もりぃぃ〜♪」
芭蕉「……いい加減にせんと、先へ行くぞ」
利休「まて。少しは乗ってくれてもいいだろう」
>30
利休「絶対無敵。そんな奴いるのか」
芭蕉「‘王’の事であろう。確かに無敵だ」
利休「その王にも天敵がおる。400年に一度、訪れる死の呪い」
芭蕉「狂王の事だな。それが絶対無敵という訳か」
利休「その狂王にも天敵はいる。天主」
芭蕉「なるほど。神なら絶対無敵に違いない」
利休「しかし、天主は所詮三次元創造神。四次元神には敵わん」
芭蕉「……今度こそ最強か?」
利休「ところがどっこい。その四次元神は…先の王にぞっこんだ」
芭蕉「三つ巴ならぬ、五つ巴か。やはり、絶対無敵はあり得んというわけだな」
利休「左様。この私にも苦手なものが3つある」
芭蕉「もっけだな」
利休「うむ。3番目に苦手だ」
芭蕉「紅葉(くれは)殿は」
利休「…2番目だな」
芭蕉「やはり1番目は王か」
利休「違う。先の王が一番だ。今の王は4番目くらい」
芭蕉「……王はもっけより下かよ。ところで今気付いたのだが」
利休「なんだ」
芭蕉「このレス。本スレ読まんと全然意味わからんぞ」
利休「今頃気付いたか。左様。たま〜に本スレ無しでは楽しめんレスもする」
芭蕉「その分、入る人間を制限しているわけか」
利休「……く!!心臓がぁ!」
芭蕉「痛むのか」
利休「――――頼む!医者を!!」
芭蕉「お前が持病持ちとは知らなかった」
利休「そーなのだ。おかげで保険にも入れん!それより医者を!救急だ!」
芭蕉「動くな。今楽にしてやる」
利休「なんだその剣は!!嘘だ!もう治った!!」
>31
利休「いや、本当だ。間違いない」
芭蕉「そうそう。私も見た」
利休「嘘だと思うなら、王立図書館へ行って見ろ。関連図書があるはずだ」
芭蕉「探せん時は、インフォメーションで勇気を振り絞り聞くのだ」
利休「聞くは一時の恥」
芭蕉「聞かぬは一生の恥」
利休「いいんだよ」
芭蕉「グリーンダヨ」
利休「さすがは我が相棒。息はぴったりだ」
芭蕉「……お前のが解り易すぎるからな」
利休「女官のお姉さん不在の時は備えつけの端末で検索しろ。すぐに見つかる」
芭蕉「端末が使用中の時は、駅前の出張所へ行け。意外に空いている」
利休「見つかったら即刻借りるのだ。貸し出し期間は2週間」
芭蕉「ちゃんと返せよ。パチるなよ」
利休「黙ってパチってもバレるからな。ちゃんと背のコードを破き、捨ててから出ろ」
芭蕉「……変なこと教えるな。良い子が真似したらどうする」
利休「くくく……敵の手口を知っておくとな。便利なこともあるのだ」
芭蕉「なるほど。それで監視カメラを置いてるわけか」
利休「うむ。あれのおかげで盗難が減った」
芭蕉「うちのはダミーだがな」
利休「お前こそ変なこと言うな。嘘だぞ?ちゃんと撮っとるぞ?王が夜なべで見とる」
芭蕉「……暇な王だな」
利休「ところで芭蕉」
芭蕉「何だ利休よ」
利休「31は、何に驚いていたのだったか」
芭蕉「…そういえば、何だったかな」
35 :
狂王:2006/12/12(火) 10:54:42
恐怖の狂ちゃん参上!!
本スレの状況を三行でお願いします
37 :
名無しになりきれ:2006/12/13(水) 01:24:11
>35
利休「…狂ちゃん…。本スレを外れると、こうもカワイくなったりするのか」
芭蕉「名は可愛くてもその性は闇。油断するな」
利休「馬鹿にするな。私だって、やる時はやるのだ」
芭蕉「ならやって見せろ」
利休「……今か」
芭蕉「当然だ月刀所持者。35が王に憑く前に斬るのだ」
利休「……だって」
芭蕉「……だって……なんだ」
利休「今こやつを斬れば、事件が未然に防がれてしまうぞ」
芭蕉「良いではないか。事件は起こらんのが最善」
利休「本当にそう思うか?」
芭蕉「思う」
利休「話が始まらんのだぞ。我々の出番も無くなる」
芭蕉「それは困る」
利休「だろ?だからここは、見て見ぬふりをするのが正解だ」
芭蕉「そして王に憑くのを待つ……と。大黒屋。お主もなかなか悪よのう」
利休「いえいえ、お代官様には及び・・何を言わす。大体何故に其方が上位なのだ」
芭蕉「いいじゃないか。たまには」
利休「嫌だ。私が代官だ。お前が商人」
芭蕉「商売は苦手だ。私は武家の出なのだぞ」
利休「それを言うなら、私だって神官の家だった。客商売は苦手だ」
芭蕉「苦手が聞いて呆れる。それで良くスレなんか立てたな」
利休「いいじゃないか。芸人になるのが夢だったのだ」
芭蕉「……では近衛は本意では無いと」
利休「何を言う。夢は夢だ」
芭蕉「ほんとか?ある日ポックリ辞職して……ピン芸人デビューしたりするなよ」
利休「それは無い。ちゃんと貴様を誘ってやる」
芭蕉「…何処まで本気なのだ。35の狂ちゃんも呆れて帰ってしまったぞ」
利休「さらば狂ちゃん。本スレでまた会おう」
>36
利休「ちょうどいい。今テレビでやっとるからな。スイッチを入れて見ろ」
芭蕉「こちら、本スレです。今まさに仮設コロシアムが出来・何と!あれは!?」
利休「そこでCM」
>37
利休「どうした37よ。何故黙っているのだ」
芭蕉「そう急かすな。ここに来る人間は、悩みを抱えているのだ」
利休「だから、何を悩んでいるのか聞いてるのではないか」
芭蕉「声を荒げるな。見ろ。せっかく37が口を開きかけたものを…」
利休「ああじれったい! とっととしゃべったらどうだ。男であろう」
芭蕉「いや、そうとは限らん。女性かも…」
利休「姿がぼんやりと見えとる。あの体格は男だ」
芭蕉「北方の出かも知れんぞ?クマみたいな女が多いと聞く」
利休「そんな事はない。背が高い女は確かに多かったが」
芭蕉「お前よりもか」
利休「うむ。電車なんかに乗ると、なかなかにすごい迫力なのだ」
芭蕉「……それはともかく37よ。まだしゃべる気にならんか?」
利休「お主がクマとか言うから、怒ったんじゃないか?」
芭蕉「直接は言っとらんぞ」
利休「「近衛の中将、女性を罵倒」あーあー言ってやろ。王に言ってやろ」
芭蕉「小学生か。お山の大将」
利休「ふん。悔しかったらお前も大将になってみろ。中将止まり」
芭蕉「言わせておけば……。ホントはあの時、処刑されるはずだったくせに」
利休「ははははは。それが人徳というものだ」
芭蕉「何が人徳だ。狂王を殺す為の捨て駒として、仮に生かされただけであろう」
利休「……シビアな事を言う。いいじゃないか。それでも」
芭蕉「お前が死んだら俺が大将。早くストーリーが進めばいい」
利休「自分の事を「俺」とか言ってる時点でダメだな」
芭蕉「どういう意味だ」
利休「大将は格調高く‘私’と言う。王の前では‘拙者’或いは‘某’」
芭蕉「お前がそんなに器用だとは知らなかった」
利休「そう誉めるな」
芭蕉「けなしとるのだ」
利休「……」
芭蕉「何だ押し黙って。口の達者な国王補佐官様じゃ無かったのか」
利休「……ふん。言ってろ。私は誇り高く、かつ華々しく散るのだ」
芭蕉「そうかそうか」
利休「お前など、ろくに趣味も持っとらんのだ。退職後、誰からも電話が来なくなり愕然とする。他に特技もなく、再就職もままならん。古池を見ては一句浮かんで消える日々。最後は看取ってくれるものもなく、一人寂しく死んでいく。ははははは…は……みじめな……もの…だ」
芭蕉「どうした。息が上がっているぞ。さては更年期か」
酒といえば?
さくばんはおたのしみでしたね(挨拶)
そういえばこういうときのためのひなんじょでしたか
いちおうれきゅれーしょんへんこうで「2本先取」のるーるをついかしてあったんですがきがつかれておりますか?
じっさいにやってみて3たーんめまでごてきゃんせるじゅうなのがたいへんそうだったのでるーるをさりげなくかえております(本スレ783にて了承済み)
>41
利休「酒と言えば決まっとる。そう言えば今年も豊作だったそうだな」
芭蕉「ウオヌマ2006。まさに焼酎を作るために栽培されし、唯一の植物」
利休「以前のアキタコマネチに比べ、清涼感が格段にUPした」
芭蕉「そうだな。舌触りもまろやか。ストレートも良し。ロックも良し」
利休「私は湯で割るのが好きだがな」
芭蕉「巷の高級クラブでは、イッポンヅリの体液で割るのが流行りらしいぞ」
利休「……高価そうだな」
芭蕉「左様。そして旨い」
利休「飲んだ事があるのか」
芭蕉「一度だけ」
利休「……金持ちだな」
芭蕉「いや、以前、接待を受けた時に……な」
利休「それは初耳だ。接待はするのもされるのも禁止している筈だが」
芭蕉「誤解するな。そういう意味の接待ではない」
利休「…では誰に接待されたのだ」
芭蕉「言わねばならんか?」
利休「疑いは晴らしておくのが…明るい明日を生きる秘訣とは思わんか」
芭蕉「……まあ…そうだが……」
利休「…女か?」
芭蕉「違う。男だ。正確に言えば、私の兄だ」
利休「なんと。縁を切ったのではなかったのか?」
芭蕉「それを戻すための接待だったらしい。無論、断ったがな」
利休「いい加減…仲直りしたらどうだ」
芭蕉「母を死なせた張本人。誰が許すものか」
利休「……気の毒なことだ。旨い筈の酒が、さぞかし不味かったであろうな」
芭蕉「お前に同情などされたくない」
利休「友人にすら心を許さんのか」
芭蕉「そうでは無い。家族のごたごたに関しては、お主も負けとらんからだ」
利休「良し。今夜はその手の話題で一杯やるか」
芭蕉「いいだろう。俺はロック」
利休「私はイッポンヅリ割り」
芭蕉「……誰が払うのだ」
利休「無論お前。人に酒を薦める時は、現物も一緒にと法律で決まっとる」
芭蕉「何と言う法律だ」
利休「酒類及び飲用類奨励法第45条第2項2の(3)だ。先月施行された」
芭蕉「……そういう事だけはしっかりしているな」
>42
利休「なんと。うーむ……私とした事が……」
芭蕉「なんだ。檻の中のクマみたいにぐるぐると。鬱陶しいぞ」
利休「手合いのルールを読み違えた。近衛の大将であるこの私が」
芭蕉「それは…恥ずかしいな」
利休「だろう?だからな。どうやって言い訳しようか考えておるのだ」
芭蕉「素直に謝ったらどうだ。言い訳する方がよほど恥ずかしいぞ」
利休「私にも面子という物があるのだ。其方、良い案はないか」
芭蕉「大体、どう違えたというのだ」
利休「‘2本先取’の部分をうっかり見落としていた」
芭蕉「またうっかりか。手合いで良かったな」
利休「左様」
芭蕉「本番であったなら、うっかりでは済まされん」
利休「そうだな。狂王を斬ったつもりが、第一王位だったり」
芭蕉「……それは…笑えんな」
利休「―――で、いかがいたそう」
芭蕉「何を」
利休「相手が偶数秒だったのに、攻撃を受けてしまったのだ」
芭蕉「……その話か。ルールを元に戻してもらったらどうだ」
利休「それは出来ん。せっかくあ奴が気を使い、考えたルール故」
芭蕉「……随分と出来た上司だな」
利休「本音を言えば、そっちの方が面白そうなのだ」
芭蕉「…何だ。さっきのは建前か」
利休「私の書きこみを無効にするのも癪だ。このままで行きたい」
芭蕉「我侭な奴だ。では、奇数を偶数に変えたらどうだ」
利休「書きこみ秒数を変更するのか?いくら私でも、過去には干渉出来んぞ」
芭蕉「馬鹿かお前」
利休「大将に向かって馬鹿とは何だ馬鹿とは」
芭蕉「そうだな。馬の方が賢い」
利休「言ったな。覚悟は出来とるのだろうな」
芭蕉「おうよ。その月刀の糧となるなら本望」
利休「……頼む。さっきのを教えてくれ。良く解らん」
芭蕉「…いや、ただ単に、偶数秒なら勝ち、とすればいいのでは無いかと…」
利休「なんだ。そうならそうと早く言え。刀まで抜かせおって」
芭蕉「勝手に抜いたくせに」
利休「抜いたついでに……」
芭蕉「何だ。こっちに向けるな」
利休「私の‘気’を投入したこの刃。一度受けてみないか?感想が聞きたい」
芭蕉「何故そうなるのだ。止めろ。この緊急時に」
利休「ふん。腕の一本や二本、ケチケチするな」
>42
利休「という訳で縁よ。勝敗決定秒数。奇数を偶数に変更してくれ」
芭蕉「……」
利休「芭蕉。其方からも頼んでくれ。其方の頼みなら聞くかも知れん」
芭蕉「……今……それどころでは……」
利休「右腕を残したこと、有り難く思うがいい」
芭蕉「……鬼か貴様」
利休「で、どうだった」
芭蕉「何が」
利休「斬られた瞬間(とき)の‘気’の味だ」
芭蕉「…ィ…ョ……」
利休「なんだ、はっきり言え」
芭蕉「意外に良かったと言っているのだ!!!」
利休「なんと。やはり快感だったか」
芭蕉「……斬られた瞬間だけな」
利休「そうか。羨ましい」
芭蕉「ほんとにそう思うか」
利休「思う」
芭蕉「……良かろう。その首。玄関の軒下にぶら下げてくれる」
利休「ちょっと待て!!首は駄目だ!!」
芭蕉「問答無用!そこになおれ!!」
46 :
名無しになりきれ:2006/12/17(日) 22:33:33
アステカ!!
読み違えて大ダメージをやりたかったが勝ってしまった俺は負け組みw
>46
利休「なにぃーーーーーー!!!!?アステカ!?」
芭蕉「どうした。何をうろたえている」
利休「お主。アステカを知らんのか」
芭蕉「耳にした事くらいはある。アステカがどうしたと聞いているのだ」
利休「幼い頃、母上がな。子守唄代わりに話して聞かせてくれたのだ」
芭蕉「アステカの話をか」
利休「左様」
芭蕉「どんな話だ」
利休「むかしむかし。アステカのある所に、お父さんとお母さんが住んでいた」
芭蕉「普通、お爺さんとお婆さんだろ」
利休「んなこた知らん。とにかく。その2人には11人の子供が居た」
芭蕉「サッカーチームでも作れそうだな」
利休「お主、鋭いな!!そうなのだ!その為に子を成したらしいのだ!」
芭蕉「……ここは突っ込む所か?」
利休「まだだ。とにかくそのチーム。全国大会で見事優勝した」
芭蕉「めでたいな」
利休「……本当に、そう思うか?」
芭蕉「普通ならめでたいだろ」
利休「めでたい奴だ」
芭蕉「貴様に言われたくなど無いが……何故にめでたくないのだ」
利休「その子供等、どうなったと思う」
芭蕉「…殺されでもしたか?」
利休「なんだ。知っとったか」
芭蕉「流れを読んだだけだ!!」
利休「……お主と組むと、どうも疲れる」
芭蕉「それはこっちの台詞だ」
利休「母上が、特に詳しく話したのが……その死に様でな」
芭蕉「……今度こそ、突っ込む所だな?」
利休「まだだ。しばし待て」
芭蕉「うむ」
利休「彼等は一人ずつ石の台に乗せられ……手足を縛りつけられたそうな」
芭蕉「……お主の好きな話題になってきたな」
利休「何を言う。4,5歳の段階で好きなものか」
芭蕉「……お主ならあり得そうだがな」
利休「彼等はな。生きたまま……石の刃で心の臓を取り出されたのだ」
芭蕉「石の刃か。切れ味悪い分、取る方も大変そうだな」
利休「刃の材質などどうでもいい。何故そんな事をされたか、気にならんのか」
芭蕉「なるとも。非常に」
利休「何故優勝した彼等が殺されねばならんかったのか」
芭蕉「両親は悲しんだであろうな」
利休「いや。小躍りしとったそうだ」
芭蕉「ますますもって良く解らん」
利休「考えてみろ。アステカ族は太陽を崇拝していたのだ」
芭蕉「我々と違ってな」
利休「生きた心臓を捧げんと、太陽が怒って逃げると思っとったらしい」
芭蕉「なるほど!それでその生け贄というわけか!」
利休「左様。しかも、贄となることは非常に名誉であったらしい」
芭蕉「……なんだ。我等の世界事情とさほど変わらんではないか」
利休「そこなのだ。母上は、王族であることがいかに名誉であるかを…」
芭蕉「言って聞かせたというわけだな」
利休「左様。あまりの恐怖のため、寝小便が1週間続いた」
芭蕉「なるほど。それで出奔したわけか」
利休「ち・違うぞ!?そんな事で家出するものか!」
芭蕉「では何故だ。神官の力が無いという理由で王族が臣下に下るか?」
利休「ちょっと待て。今、さりげな〜く……私が元王族だとバラしたな?」
芭蕉「‘リ’国出身で、名前の先頭がリ。おそらく皆気付いとる」
利休「お主。この名が本名だとでも思っとったか」
芭蕉「なに!?違うのか!?」
利休「リ国の者は漢字など使わんのだ」
芭蕉「真の名は何なのだ」
利休「リキュウ」
芭蕉「…どう違うのだ」
利休「キュの部分の発音が少し」
芭蕉「……で…元王族が何故にこうも弱いのかと言うと……」
利休「いや。弱くはないぞ。一般人としては上の上だと自負しとる」
芭蕉「って事は、王族としては数千分の1以下って事だろ」
利休「……掟だ」
芭蕉「掟?なんのだ」
利休「王族の掟を知らんのか?臣下に下るものは、王族の力を捨てると」
芭蕉「……簡単に捨てられるものなのか?」
利休「無論、簡単では無い。臣下に下るもの。石の台に縛りつけられ…」
芭蕉「生きたまま心臓を取り出される」
利休「んな事したら死んでしまうではないか!」
>47
利休「大ダメージを食らいたかった、だと?」
芭蕉「変わった奴だ」
利休「ムシャクシャしてゴミ箱を蹴飛ばしたいと言う奴は良く居るが」
芭蕉「うむ」
利休「ゴミ箱に蹴飛ばされたいと言う奴は初めてだ」
芭蕉「……それはちょっと違う」
利休「さすがの私の、ゴミ箱にやられたいとは思わん」
芭蕉「そりゃそーだ」
利休「芭蕉がカンで捨てた鼻紙とかが入ったゴミ箱に」
芭蕉「鼻紙が入ってなければ良いのか」
利休「まあ……ピカピカの事務机くらいになら、やられても構わん」
芭蕉「……お前が何処で線引きしてるか、大体解った」
利休「47よ。勝ったのだから、素直に喜んだらどうだ」
芭蕉「こんな大将に勝っても嬉しくないとは思うがな」
利休「こんな大将とはなんだ」
芭蕉「そうであろうヘボ大将。氷もあっさり溶かされたし」
利休「ふん。あれは運が悪かったのだ。」
芭蕉「文字通り‘時の運’というやつか」
利休「誰がうまいこと言えと」
芭蕉「とにもかくにも47よ。すっきりしたであろう」
利休「私もすっきりしたしな」
芭蕉「……タライを食らってか」
利休「うむ。目が醒めた気分だ」
芭蕉「……記憶も何もかも無くしたのだ。すっきりもするだろう」
もうすぐ、本スレが容量完走ですね。
感想を一言お願いします。
◆GhBswJF9b2に向かって「サンタさん」と呼びかけたい
でも24日過ぎたら去って行ってしまいそうでドキドキ
>51
利休「うむ。感無量と言った所だ」
芭蕉「良くここまで来れたと思うぞ。お主は飽きっぽいからな。」
利休「飽きっぽいとは心外だ。何故にそう思う」
芭蕉「この前、ミニチュアの野菜セットを集めていただろう」
利休「あのラムネ入りのオモチャのことか」
芭蕉「11個集めた所で、あっさり捨てた」
利休「全部集めたら興味が無くなっただけだ。悪いか」
芭蕉「だから、飽きっぽいと言ったのだ」
利休「貴様。「王様と私」の物語を「ミニチュア野菜セット」と一緒にするな」
芭蕉「王様と私……あれがモチーフだったのか?」
利休「冗談だ。最近再放送で見て、ちょっぴり感動しただけだ」
芭蕉「……どういう所に感動したのだ」
利休「王様と主人公が、手を取り合って踊り出すシーンと、王様が死ぬシーン」
芭蕉「死ぬシーンで感動したのか」
利休「うむ。主人公が後追い自殺していたなら…なお良かった」
芭蕉「お主が悲劇派とは知らなかった」
利休「そういう訳では無いが、つい自分の境遇と重ねてしまってな」
芭蕉「お主も王と供に死にたいと」
利休「左様。私の夢だ」
芭蕉「夢とまで……」
利休「其方は思わんのか。王の為に死ぬは、近衛の本分であろう」
芭蕉「そうか?近衛に殉死されたら…次の王は困ると思うぞ」
利休「その為の後継ぎだ。お主が大将になった暁は…草葉の陰で応援するぞ」
芭蕉「とか何とか言って、なかなか死なんな。いつ死ぬのだ」
利休「無論、王が死ぬ時」
芭蕉「そうか。次スレを期待するとしよう」
>52
利休「そうだ。サンタだ」
芭蕉「ただし、400年に一度しか来ないサンタだがな」
利休「プレゼントを手にやってくる」
芭蕉「トナカイでは無い、滅びの使者を引き連れて」
利休「鈴の音では無い、引きつった悪魔の声をあげながら」
芭蕉「あの、ギオォォォォォォ・・・とか言うやつか」
利休「そう。「ゴースト」に出てくる黒い影が上げる声だ」
芭蕉「…さっきから…映画のネタが多いな」
利休「仕方なかろう。大掃除をしていたら、押し入れから出てきたのだ」
芭蕉「もう大掃除をしているのか」
利休「年末は当直当番だからな。今のうちなのだ」
芭蕉「ヤモメ暮らしも大変だな」
利休「ふん。私なりに満足しているぞ?」
芭蕉「一人好き勝手に散らかし放題…とか?」
利休「まさか。掃除洗濯を何よりの楽しみとするこの私。いつもピカピカだぞ」
芭蕉「……客も来ないのにな」
利休「何を言う。2ヶ月に一度は、薫が孫を連れて遊びに来る」
芭蕉「2ヶ月に一度か」
利休「左様」
芭蕉「うちには二日に一度は来とるぞ」
利休「……ホントか?」
芭蕉「2ヶ月に一度とは……お主も嫌われたものよ」
利休「薫が……そんなにそっちに顔を出しているとは……」
芭蕉「孫も良く懐いているぞ」
利休「なに!!私の顔見ると泣き出すあの孫がか!?」
芭蕉「はっはっは。くやしいか」
利休「……ふん。どうせ、貴様の家目当てであろう」
芭蕉「どういう意味だ」
利休「そのままの意味だ。何しろオール電化だからな」
芭蕉「お前が萱葺きの庵などに住むのが悪いのだ」
利休「…風流なのにな」
芭蕉「否定はせんが、真冬には訪ねたくないぞ、普通」
利休「良し。うちもソーラーシステムを導入だ!」
芭蕉「…その前に建て直した方がいいぞ?縦穴式住居」
利休「失敬な。高床式だ」
とりあえず、オドロオドロしくなってみた(´・ω・`)
>55
利休「うむ。今までに無いオドロオドロ加減。さすがは狂王」
芭蕉「初めてのトリ付き敵勢力か」
利休「左様。これで場が引き締まるであろう」
芭蕉「前々から思っていたのだが」
利休「なんだ」
芭蕉「以前、TRPGの要素を含んでいる云々言っていたであろう」
利休「言ったがどうした」
芭蕉「って事はお前、GMであろう」
利休「本来の意味のGMでは無いが、進行役ではあると思っている」
芭蕉「お前が敵勢力になるつもりは無かったのか」
利休「私が敵方に回ると」
芭蕉「違う。お前が天海やリュウライをも演じるという意味だ」
利休「それをやったら負けだと思っている。故に、やらん」
芭蕉「何故に負けだと」
利休「私がずっと、一人称で通している理由と同じだ」
芭蕉「……良く分からんが、お前が何かの信念を持っている事は分かった」
利休「スタイルを変えたくないだけだ。信念などと大げさな」
芭蕉「下手すると、まったく話が進まないスタイルだな」
利休「うむ。だから、今回のキョウちゃんの出現は、大変に有難いのだ」
芭蕉「しかし、キョウちゃんは困っていよう」
利休「何を」
芭蕉「いくら何でも設定不足だ。せめて、3年前の事件を話すべきでは?」
利休「それは次スレの冒頭に持ってくるつもりだ。今は部下の手合い優先」
芭蕉「手合いと言えばあのルール。敵勢力とのバトルにも適応するのか」
利休「それは無い。ラストでホントに負けでもしたらシャレにならん」
芭蕉「ラストはハッピーエンドなのだな?」
利休「当然だ。狂王となった今の王を第一王位が倒す」
芭蕉「お前がやるんじゃ無かったのか」
利休「まだ死にたく無いからな」
芭蕉「……殴っていいか?」
利休「話は最後まで聞け。私は先王を天にお送り申し上げる使命があるのだ」
芭蕉「先王も狂王になるのか」
利休「左様。王殺しの咎で地下に繋がれた第一王位が、人生最大のピンチを迎える」
芭蕉「それを其方が助ける、と」
利休「そうだ。カッコイイだろ」
芭蕉「その役、縁に譲ってやったらどうだ」
利休「嫌だ。大体にして、狂王は王族でないと倒せんのだ」
芭蕉「縁が実は…王族だったらどうする?」
利休「…そうなのか?」
芭蕉「知らんが、縁は‘ミ’国出身だろ?御神楽という名はもしや……」
利休「そうなのか!?縁!!おま…王族だったのか!?」
芭蕉「しかもお主と違い、‘力’を封印されてない王族だとすれば」
利休「縁。ミ国王の落し種説…あり得ん話ではない」
芭蕉「そうなれば、お主は死なずに済むというわけだ」
利休「その代わり…縁が死ぬだろ」
芭蕉「死ぬのが恐くて近衛に入団などせんだろう」
利休「しかしだ。部下を犠牲にしてまで生き残りたくはない」
芭蕉「今のは建前だな」
利休「うむ」
芭蕉「本音は」
利休「頼む!!縁!!私より目立たんでくれ!!!」
芭蕉「……こんな奴だがキョウちゃんよ。これからもよろしく頼む」
利休「たったいま本スレを復習し、とんでもない間違いに気付いた」
芭蕉「またか」
利休「縁の出身国。勝手にミ国にしてしまった」
芭蕉「・・ナ国だったか」
利休「左様。ナ国だった」
芭蕉「発言したのは……俺だったな」
利休「そうだ。すべてお前が悪い」
芭蕉「……何か腑に落ちんが……素直に謝ろう。悪かった」
利休「許してくれ。芭蕉が切腹するから勘弁してくれ」
芭蕉「……そんなに重大な間違いか?」
利休「当たり前だ。其方も怒るだろ。実は外国人とか言われたら」
芭蕉「べつに」
利休「……何故に話を合わせんのだ。さては切腹の作法を知らんな?」
芭蕉「なんでそうなるのだ」
利休「略式で良ければ教えてやる。そこに座れ」
芭蕉「こうか」
利休「そうではない。正座だ。足を開き気味にするのがベストだ」
芭蕉「なるほどこうか」
利休「上着の合わせ目を外せ。腹のとこまで、ぐいっと」
芭蕉「む……そう言えば、Tシャツを着ていた」
利休「準備の悪い奴だ。その様子では、切腹刀も持参していまい」
芭蕉「うむ。面目無い」
利休「そう思い、ちゃんと準備しておいたぞ。刃も紙で巻いた」
芭蕉「そうか!かたじけない」
利休「末期の水だ。口をつけるのは2度」
芭蕉「……良く冷えて旨い」
利休「覚悟が出来たら、刀を取るがいい。時世の句は?」
芭蕉「冬草や 兵(つはもの)どもが 夢の跡」
利休「・・・・まさに何でもありだな」
芭蕉「ストックが無いのだ仕方なかろう」
利休「まずは左腹に刺し、右へ引く」
芭蕉「―ぐ・・――右に引くのが・・辛いな」
利休「そして一度引き抜き、鳩尾から心臓を刺す」
芭蕉「……待て。マジで俺を殺す気か?」
利休「今頃気付いても遅い。すべてもの情け。拙者が介錯いたそう」
芭蕉「お前に介錯されるくらいなら、自分で首を斬る方がましだ!」
利休「出来るものならやってみろ。絶対途中で意識が飛ぶぞ?」
芭蕉「ふん。そんなヘマするか!一息に刎ねてやる」
利休「それなら私も負けん!勝負だ!」
芭蕉「待て利休」
利休「なんだ、芭蕉」
芭蕉「落ち着いて、ひとつ深呼吸してみないか」
利休「――――」
芭蕉「落ち着いたか」
利休「うむ」
じゃあ『三条縁』の設定でも書いておこうか
元キャラのえにえにの設定はやんごとなき血筋の裏の家系の人間で
20家に分派していてそこの一つが御神楽です。
昔、魔女狩りがあった頃 争いを嫌った元炎の大天使長が東に逃れたどり着いたところが国が和の国でした。
もともと何でも受け入れてきた国の人達は彼らを快く迎え入れ友好を結びます。
教会から逃れてきた悪魔とか堕天使とか言われる人達は、お返しに襲い掛かる災厄から民を守りました。(神風とか)
※火の天使が治める国→火の本の国→日の国→つまりまぁ日本です
※右翼の人とかへ これはフィクションです。 見逃してくださいw
20家に分家した家のいくつかは遺伝子工学やら魔女術やらを駆使して始祖天使の復活をもくろみますw
これが縁です
最近の作品でスーパーコーディネーターとかいましたが私が中学の頃思いついたネタ主人公と何ら変わりませんな
(そしてそんなキャラ今でも使ってる私w 以上ただのネタ)
まぁ、人様の前でここまでやるの気は有りません
ミ国で東西、南北の幹線に名前がつけられており京都のように名前がついていました。
三条や御神楽は道の名前です。
えにえにの育った場所が三条×御神楽の交差地な訳です。
ここのえにえにはな国の対狂王の秘密兵器(王族の能力を再現している)です
でも開発に失敗して国一つが吹き飛びました。
いま、ナ国があった場所は現在グランドキャニオンの如くなっておりますw
59 :
助さん:2006/12/25(月) 07:16:48
/⌒\ /\
/'⌒'ヽ \ /\ |
(●.●) )/ |: |
>冊/ ./ |: /
/⌒ ミミ \ |/
/ / |::|λ|
|√7ミ |::| ト、
|:/ V_.ハ
/| i |
и .i N
λヘ、| i .NV
V\W
もう容量オーバーかのう
本すれガ容量おーばーにナッタヨウダ。
次すれノ建設ヲ進言スル。
我ニ建テロ、ト?
ソンナ事ヲ言ワレテモ、ソノ、ナンダ、・・・・困ル。
【キョウちゃんの日記】
都へ向かって歩いてみた。
・・・・足が痛い。人間の皮膚とは、かくも脆い物なのか。
振り返ってみたら、足跡に植物が群がっていた。
適当に捕食。
61 :
某姫:2006/12/25(月) 21:26:24
食ったんでちゅか!!
利休「本スレだが、しばし待ってくれ」
芭蕉「ぶっちゃけ。年賀状の宛名書きで手一杯だそうだ」
63 :
名無しになりきれ:2006/12/27(水) 22:17:57
和尚ふたり
64 :
名無しになりきれ:2006/12/30(土) 08:57:20
べくちゃん
65 :
山崎宗鑑:2006/12/30(土) 09:02:25
犬筑波集もよろしく
利休「建てたぞ!新スレ!」
芭蕉「見切り発車でな」
利休「五里霧中と言え。人聞きの悪い」
芭蕉「以前から思っていたのだが……よもや、わざとやっているのか?」
利休「何を」
芭蕉「そういう察しの悪さも…すべて計算づくか?」
利休「さっきから何だ。言いたい事があるならはっきり言え」
芭蕉「実はカマトトなのかと聞いているのだ」
利休「何を言う。いくら私でも、蒲鉾と魚の区別はつく」
芭蕉「もういい。よく解った」
>58
利休「……なんと!!ここで驚愕の事実が判明!というわけだ」
芭蕉「まさか縁の正体が……」
利休「最終兵器彼女だったとは」
芭蕉「……「彼女」は余計では」
利休「この際性別は関係なかろう。人間ではない…下手すると有機物ですら無いのだ」
利休「ううむ……困った困った」
芭蕉「何だ。落ち着いて座ったらどうだ」
利休「これが落ち着いていられるか」
芭蕉「さすがのお主も、部下の最終兵器発言には驚いたようだな」
利休「うむ。あまりの事に、水も喉を通らん」
芭蕉「そのまま乾いてしまえばいい」
利休「何か言ったか」
芭蕉「空耳だ」
利休「嘘だ。河行って死ねばいいとか聞こえたぞ」
芭蕉「…また悪い方に空耳アワーだ」
利休「――――で其方、縁をどう思う」
芭蕉「兵器だろうとなんだろうと、可愛い部下には違いあるまい」
利休「ホントにそう思うか?」
芭蕉「思う」
利休「ホントのホントにか」
芭蕉「くどい。何が言いたいのだ」
利休「一見普通の男の子が……突然、羽根が生えたりするのだぞ」
芭蕉「……マンガの読みすぎだろう」
利休「マンガなど一冊も持っとらんぞ」
芭蕉「…では映画の見すぎだ」
利休「映画は見ん」
芭蕉「じゃあ小説の……おい!!いっこうに話が進まんでは無いか!」
利休「話が進まんのを私のせいにするな。全ては突っ込みが至らんせいだろう」
芭蕉「なにおう!?――――よーし解った。俺はもう何もしゃべらん」
利休「はははは。出来もしないハッタリはよせ」
芭蕉「貴様!ハッタリと言うのは……むぐぐ」
利休「どうした。青竹でシナチクでも作ったか」
芭蕉「あお…!……ぐぐ…」
利休「はははは。マイケルジャクソンの物真似か?全然似とらんぞ?」
芭蕉「あーーーーーーーーーー!!!止めだ止めだ!!俺の負けだ!!」
利休「ようやく解ったか」
芭蕉「解った。其方の尋問成功率が、ほぼ100%である訳がな」
利休「という訳で、縁よ」
芭蕉「何が「という訳」なのかは聞くな。聞いても無駄だ」
利休「其方が最終兵器であろうと無かろうと、扱いは変えんからな」
芭蕉「…だそうだ。こき使われても……切れたりするなよ?」
利休「狂王との最終決戦。楽しみにしているぞ」
芭蕉「こ奴の代わりに死ぬ事は無いぞ?俺が困る」
利休「……先程から…何をこそこそしゃべっとるのだ」
芭蕉「もしもの時は師団長を頼むと」
利休「嘘つけ。鼻が笑っとるぞ」
芭蕉「突っ込むとキリが無い。今夜はこれで終いだ」
>59
利休「助さん……。思えば、ずいぶんと貴方も変わったものだ」
芭蕉「…と言うと?」
利休「うむ。彼も当初は、衛兵達をバッタバッタと斬っとったのだ」
芭蕉「そうか。敵方であったか」
利休「そうなのだ。あのまま敵であったら……大変だった」
芭蕉「原因不明の病で部下が次々に倒れたりしてな」
利休「下痢と吐き気が止まらん病か」
芭蕉「そりゃノロウイルスだろ」
利休「じゃあどういった病なのだ」
芭蕉「……朝起きたら……耳や指が無くなっているのだ」
利休「それなら知っとる。鼻が溶けたりするんだろう」
芭蕉「それはハンセン氏病だ」
利休「違うのか」
芭蕉「違う。まるで内側に巻き込んだように無くなるらしい」
利休「それ、神社に石でも投げた祟りだろ。昔「鬼太郎」でやっとったぞ」
芭蕉「んな昔のアニメと一緒にされたら、助さんも迷惑だと思うぞ」
利休「お前こそ、変な祟りを助さんのせいにするのはどうかと思うがな」
芭蕉「いちいち突っかかるな。ボケ役は黙ってボケとりゃいいのだ」
利休「黙ったままどうやってボケるというのだ」
芭蕉「そう。その意気だ」
>60
利休「なに!キョウちゃんまで容量うんぬんを心配していたのか!」
芭蕉「……意外に……面倒見の良い悪霊のようだな」
利休「悪霊……「滅びの意思体」と言え。怒られても知らんぞ」
芭蕉「キョウちゃんと名乗っとるくらいだ。それくらいで怒るものか」
利休「そうだろうそうだろう。お前いちばん」
芭蕉「……なんだその、むかつく妥協案」
利休「いちいち突っかかるなとか言うから」
芭蕉「…心意気は認めるが、どうもお主は極端なのだ」
利休「そう言えば、今朝方放った‘草’が、妙な事を言っていた」
芭蕉「‘月夜’がか」
利休「そう。白銀の髪を持つ、あの少年だ」
芭蕉「其方の小姓の中でも、飛びきり美形の」
利休「そうそう。先天性アルビノである故、希少価値も高い」
芭蕉「希少価値とか言うな。アオダイショウじゃあるまいし」
利休「うむ。その月夜が、妙な足跡を見たと言うのだ」
芭蕉「どうせまた植物達のだろう」
利休「違う。年端の行かぬ、少女のものだと言うのだ」
芭蕉「それの何処が妙なのだ」
利休「素足でしかも……血染めの跡だそうだ」
芭蕉「怪我でもしていたのか」
利休「もしそうなら、引き摺った痕とかあるだろう」
芭蕉「痛みを知らぬ足跡という訳か」
利休「左様。しかも、血に群がった植物達が、食い散らかされておったらしい」
芭蕉「もののけだな」
利休「左様」
芭蕉「……」
利休「どうした。黙りこくって」
芭蕉「いや、いつものお前なら、「左様、もののけ姫だ」とか言う所だと思ってな」
利休「左様。もののけ姫だ」
芭蕉「今更言っても遅い」
利休「すまん。どうも調子が出んのだ」
芭蕉「どうした。また腹でもくだしたか」
利休「くだしたのは一度きり。しかも20年も前の話ではないか」
芭蕉「……普通に返してくるとは……何か変だぞ、おぬし」
利休「そうか?」
芭蕉「そうだ。素直過ぎる。突っかかる云々以前に…ヘコんどると言うか……」
利休「……かも知れん。月夜の名を出したら、残月を思い出してしまったのだ」
芭蕉「何だそうか。まだ気にしとったか」
利休「私が殺したようなものだ。忘れられるか」
芭蕉「「先にあの世で待っていろ、私もすぐに行く」のつもりでいいじゃないか」
利休「…単純でいいな、お前は」
芭蕉「いちいち覚えていたら、それこそ身体が持たんぞ」
自信ない……自信が無いぞー!!!
……しかし、幾ら読み直しても読み溢しがあって……眠たくて。
単なる愚痴しかいってない……
なんなんだ私は、もっとしかっりしろ私は。
と、名前の由来について少しだけ。
昭和期の内大臣・齋藤實と明治期の外相・陸奥宗光を足して2で割った感じです。
いや、別に声優の齋藤彩夏とか作家の齋藤茂太とか関係ありませんからね。
なにいっているんだ私は。もっとしっかりしろ私は。
>61
利休「いくら突っ込みを入れても無駄だ。アウラウネの姫よ」
芭蕉「左様。相手は‘もののけ’なのだ」
利休「もののけの姫では無いぞ?たたり神の方だ」
芭蕉「そうか!それはまずい!」
利休「左様。下手に突っ込むと、―――――呪いを貰うぞ?」
芭蕉「ジブリネタはそのくらいにしておけ。後がこわい」
利休「後が恐くてジブリネタがやってられるか」
芭蕉「じゃあ一生やってろ」
利休「ああやってやるとも。見ていろ」
芭蕉「んん?」
利休「コリコリコリコリコリ・・・カカカカ」
芭蕉「リスかキツツキか」
利休「コダマだ。わからんか」
芭蕉「解らん」
利休「これはどうだ。 ――――……あ……あ」
芭蕉「何だ」
利休「カオナシ」
芭蕉「解りにくい。しゃべる奴にしたらどうだ」
利休「うん?では……。……守るものが出来たんだ。…君だ」
芭蕉「行かないでハウル!!」
利休「バルス!!」
芭蕉「目が!!目がぁぁぁ・・・」
利休「ほら……痛くない」
芭蕉「――――不思議な力だ」
利休「わぁ!!チコの実を、こんなにたくさん ……食べていい?」
芭蕉「食べちゃダメ」
利休「……なかなかやるな」
芭蕉「は!! 意に反して乗ってしまった!」
>63
利休「む?我々が和尚だと?」
芭蕉「違うだろ。今はお正月だからな」
利休「なるほど。和尚がツー。されど……」
芭蕉「されど?」
利休「12月27日はまだ正月では無…ぐむ!」
芭蕉「もういい。もうしゃべるな」
利休「……ぬむむ!(離せ!)ふぬぬ!!(貴様!)」
芭蕉「今少し。いま少しの辛抱だ。すぐに楽になる」
利休「む…………――――――――」
芭蕉「…落ちたか。意外に呆気なかったな」
>64
利休「べくちゃん?」
芭蕉「な!!もう気がついたか!!」
利休「当たり前だ。ボケ無しで掛け合いが出来ると思ったか」
芭蕉「たいした根性だ」
利休「甘い。クロロホルムなど恐るるに足りんわ」
芭蕉「んなもん使うか。動脈を締めただけだ」
利休「なに?このハンカチーフ。変な匂いがしたのでてっきり」
芭蕉「変な匂いだと?どれ―――――――むわ!」
利休「すごいだろ」
芭蕉「…これは…ネコの小便だ!」
利休「お主。ネコに引っ掛けられたハンカチを、洗わずに持っとったか」
芭蕉「そんな訳あるか。この机に置いてあったのを使ったのだ」
利休「なに?では私のではないか!くそ!正絹なのに!」
芭蕉「シルクとはまた、高価だな」
利休「紅葉にやろうと買ったはいいが、渡すのをうっかり忘れたのだ」
芭蕉「…そういうのは大事に仕舞っておけ」
利休「そうだな。くそ……洗ってくる。低温で丁寧にアイロンをかけねば……」
芭蕉「待て。まだ話の途中だ」
利休「なんの話だ」
芭蕉「……べくちゃん?で終わってたでは無いか」
利休「そうだった。べくちゃんとは何だろうと思っていたのだ」
芭蕉「あれじゃないか?ベトナムの、枯葉剤の…」
利休「ベトちゃん、ドクちゃんか」
芭蕉「左様。二人合わせてべくちゃん」
利休「もしそうだとして、64の言いたい事が良くわからんな」
芭蕉「うむ。…我々が彼等に似ているとか」
利休「は!!まさか。私が芭蕉と似ているとでも言うのか」
芭蕉「何だその言い草。こちらとて、そう言われるのは心外だ」
利休「何だかむかついてきたぞ。あの時止めを刺しておけば良かったか」
芭蕉「手合いで相手を殺すは「恥」。果たして、お主にそれが出来たか?」
利休「ふん。助けてくれと泣いて頼んだは…どこのどいつだったか」
芭蕉「泣いて頼んでなどおらん!!」
利休「少なくとも、ヒーヒー泣いとっただろう」
芭蕉「あれだけ刺されたら痛くて涙も出る。容赦無くブスブスやりおって」
利休「うむ。実に楽しかった」
芭蕉「楽し……お前。Mじゃなかったか?」
利休「ん?そのつもりだが」
芭蕉「少なくともその時のお前、Sだったぞ」
利休「む!?しまった。いざ手合いとなると、その事をうっかり忘れるようだ」
芭蕉「次は忘れるなよ」
利休「うむ。覚えておく」
>65
利休「うむ。わざわざここまで宣伝とはご苦労」
芭蕉「こら!なんと言う口をきくのだ!!異界の大先輩に」
利休「…あの世の亡者にいちいち敬語を使わねばならんと言うのか」
芭蕉「無論だ。しかも山崎殿は、新撰犬筑波集を編集された偉大なる御方ではないか」
利休「なら言いなおそう。このような寄席にまでご足労頂き、真に恐縮に存ずる」
芭蕉「寄席……?――うわわ!何だ!?観客がびっしりではないか!!」
利休「今頃気付いたか。愚か者が」
芭蕉「…てっきり…執務室でこそこそやっとるもんだと……」
利休「甘い。TPOの変化に気付かんとは。見られてるという意識は無かったらしいな」
芭蕉「……それがあったら、こんな茶番に付き合うものか」
利休「茶番だと?何処が茶番だというのだ」
芭蕉「茶番でなくて何だというのだ。ネタもまだやっとらんし」
利休「ネタ……そう言えば、そうだったな」
芭蕉「コンビ名、覚えとらんだろ」
利休「覚えてるぞ。ジェネレーション」
芭蕉「ジェネリック」
利休「そう。それ。あまりに平凡なので、つい忘れる」
芭蕉「言ったな。じゃあ聞くが、お前が考えた名。胸を張って、王の御前で言えるか?」
利休「見くびるな。それくらいの覚悟はある」
芭蕉「やはり。覚悟が無ければ言えぬのではないか」
>71
利休「何だ。由来はあの齋藤だったか。私はまた、うちの近所の齋藤さんかと…」
芭蕉「お主の町内。齋藤ばっかりだからな」
利休「まあな。この国は、同じ苗字が多いゆえ、名で名乗るのが慣習なのだ」
芭蕉「初めて知ったぞ、そんな設定」
利休「うむ。たった今考えた」
芭蕉「……」
利休「そう言えば、お前の苗字は確か、トヨタだったか」
芭蕉「松尾だ。素直にマツダかと聞けば良いものを…捻りすぎて逆につまらん」
利休「…悪かったな。最近お主、可愛くないぞ?字は可愛いのに」
芭蕉「それを言うな。気にしているのだ」
利休「気にする事などない。女子高生みたいでいいじゃないか」
芭蕉「……だから…気にしているのに……」
利休「然るに…芭蕉よ」
芭蕉「―――ん?」
利休「前スレの設定。少々難だったのであろうか」
芭蕉「何故にそう思う」
利休「何度読んでも、見落としがあると嘆く齋藤。どうも…彼の落ち度とは思えん」
芭蕉「少々…設定が細かすぎるきらいがあるな」
利休「それだけか?」
芭蕉「つじつまの合わぬ設定も多々ある」
利休「行き当たりばったりだしな」
芭蕉「なんだ。自覚しておったか」
利休「当然だ。面白ければいいと思って書いたレスの、何と多いことか」
芭蕉「そういうレスだから、読者は肝腎な設定を見逃すのではないか?」
利休「私自身。間違いもたくさんある」
芭蕉「どこだ」
利休「言えん」
芭蕉「またうっかりか」
利休「左様。うっかりだ」
芭蕉「よくもまあ……こんなうっかり八兵衛がうっかり大将になったものだ」
利休「よく言う。大将決定戦で負けたことを忘れたのか」
芭蕉「お前が、お前の父ちゃんデベソとか言うから」
利休「ふん。そんな挑発に乗る方が悪いのだ」
芭蕉「父上が気にしておられた事を…よくも……」
利休「…待て。誤解だ。私は知らなかった。本当だ。だから剣の柄に手をかけるな」
利休「兎にも角にも宗光よ。自分を責める発言はやめておけ」
芭蕉「左様。所詮ここは「なりきり」。なりきって遊ぶのだ」
利休「まあ、人のことは言えんがな」
芭蕉「確かに」
利休「対話形式をいい事に、感想言い放題 言い訳し放題」
芭蕉「この形式が良く叩かれるのはその為だ」
利休「私も最も敬遠していた形式」
芭蕉「じゃあ何で」
利休「理由はひとつ。ネタがやりたかったから」
芭蕉「一度もやっとらんじゃないか」
利休「――――ふん!!見ていろ!!今週中には台本持参で来るからな!!」
芭蕉「本当か?」
利休「無論だ!その時こそ、我等セドリックの晴れ舞台!!」
芭蕉「ジェネリック」
利休「そう。それ」
芭蕉「わざとやってるだろう」
利休「 いや?」
……そうでしたか。
ならば私も正直に言いますね。
声優の齋藤彩夏は少しだけ意識していました。
ふう、すっきりした。
それはそうと、リアルで面白い資料を見つけたので……
本スレでの兵器転用も考えますね。
と、“自称”参謀らしいこと言ってみます。
でも、本当に参謀の存在意義って(ry
ナパーム弾の成分
・ベンゼン21%
・ガソリン33%
・ポリシツレン46%
黒色火薬の成分
硝酸カリウム75%
硫黄10%
石炭15%
利休「そうそう。またお絵描きをしたので張っておく」
芭蕉「む!?我々の……写真だな。どういうシチュエーションなのだ」
利休「ここでひそひそ漫談しとる所を、月夜に撮られたのだ」
芭蕉「そういえば…先月、天井で何やらごそごそ音がしていたが……あれか?」
利休「左様。ネズミか?と睨んだ瞬間をパシャリとやったらしい」
芭蕉「槍でも刺しておけば良かったか」
利休「無駄だ。あの月夜の事。ちゃんと袖で拭ってよこすであろう」
芭蕉「……命をかけて盗撮するとは…さすがはお主の部下」
利休「どういう意味だ」
芭蕉「金のためになら何でもするという」
利休「甘い。別にフラッシュとかに投稿する為では無かった事が判明した」
芭蕉「では何のためだ」
利休「王に見られたくなかったら……残月を助けろと」
芭蕉「……なんだ。同じではないか」
tp://f53.aaa.livedoor.jp/~kanariaa/randb0000.htm
>78
利休「そうであったか。うむ。よくぞ白状した」
芭蕉「……別にそう隠すような事でも衝撃の事実でも無いと思うのだが」
利休「なんと其方。さては、齋藤彩夏を知らんな?」
芭蕉「知らん」
利休「知らんくせに、知ったような事を言うでない」
芭蕉「…いや、言っとらんが」
利休「そうだな。言っとらん」
芭蕉「……なに?」
利休「言っとらんと言ったのだ」
芭蕉「聞こえなかったのでは無い。言っとらんのを承知で何故に言ったと言った」
利休「ああもういいでは無いか」
芭蕉「いや納得出来ん。訳を言え」
利休「――――あまりしつこいと、嫌われるぞ?」
芭蕉「貴様。俺を怒らせたいのか?」
利休「もう怒っとるではないか」
芭蕉「いいから話を戻せ。齋藤彩夏がどうしたのだ」
利休「ムリヤリ話を戻すとは……さてはお主、彼女のファンだな?」
芭蕉「お前がムリヤリ話をそらしたのでは無いか!!」
利休「大声を出すな。私の鼓膜はデリケートなのだ」
芭蕉「破れてしまえ、そんな鼓膜」
利休「一秒で治るけどな」
芭蕉「……で、齋藤彩夏はどうしたのだ!」
利休「彼女は別にどうもしとらんと思うぞ」
芭蕉「彼女の行動など聞いとらん!!」
利休「興奮するな。血圧が上がるぞ?」
芭蕉「すでにMAXだ!!もういい!宗光に聞く!!」
利休「待て待て待て。あ奴は新兵器の開発で多忙だ。仕方ないから私が話す」
芭蕉「話したいなら始めからそうすれば良いではないか」
利休「うむ。彼女はな」
芭蕉「―――彼女は?」
利休「声優だそうだ」
芭蕉「―――で?」
利休「――で?と言われても、それしか知らん」
芭蕉「…………」
利休「どうした。顔が赤いぞ」
芭蕉「……其方の顔も紅に染めてやろうか」
>79
利休「3.4.4.5……」
芭蕉「何をしている」
利休「見て解らんか?ガソリンを量っておるのだ」
芭蕉「そんな事、見れば解る。何故俺の車から抜いているのかと聞いている」
利休「宗光がな。ナパーム弾の組成を調べてくれたのでな」
芭蕉「だから、何故俺の車から抜くのだ」
利休「馬鹿だな。こうすればタダで済むだろうが」
芭蕉「お前は済むかも知れんが、俺は済まん」
利休「そうケチケチするな。たったの3.3リットル」
芭蕉「金の問題ではない!!!こっそり盗るのが問題なのだ!!」
利休「何を言う。真っ昼間に堂々とやっとるではないか」
芭蕉「……もういい。お主を相手にするのはもうやめだ」
利休「いったいどうしたと言うのだ。私に悪いところがあれば直す故、そう怒るな」
芭蕉「……本気で言っているのか?」
利休「この眼を見ろ。何が映っている」
芭蕉「――――俺が映っている」
利休「そう顔を近づけるな。鼻息がくすぐったいぞ」
芭蕉「……荷物をまとめてくる」
利休「引っ越すのか」
芭蕉「実家に帰る」
利休「そうか。達者でな」
芭蕉「……引きとめんのか?」
利休「何故引きとめねばならん。もう退社時間なのに」
芭蕉「期待した俺が馬鹿だった。もう戻ってこんからな。本当だぞ」
利休「もう夜も遅いからな。戻ってくる方がおかしいだろ」
芭蕉「――――海の・ばかやろう!!!!!」
利休「なんだ乱暴に閉めおって。悩み事でもあったのだろうか」
お分かりにくいようですので、少しだけ齋藤彩夏さんについて書かせて頂きます。
主な役柄としては、“おじゃる丸”の貧乏神や“桜蘭高校ホスト部”の埴ノ塚光邦。
個人的には桜蘭が好きなんですが、どう見ても女性向けの漫画なんですね。
かといって、私は女性ではありません。正真正銘の男性です。
後、声優さんでいえば天神有海さんとかも声が好きですね。代表は“デジモン”の泉光子郎。
光子郎も私は大好きですね。桜蘭の埴ノ塚(通称:ハニー先輩)と光子郎は双璧。
総じてどちらもロリショタ系という参った感覚なんですね。
私は変態です。家庭でも、こんなことを言ったら可笑しいって笑われました。
そういえば師団長には、息子や妻のことは余り話していませんでしたね。
私は32歳、妻は30歳、息子は15歳なんですが、政略結婚ですよ。
まあ、結婚して直ぐに謀略で失脚して国も滅びたんですが。
なんとまた懐妊したんですよ。15歳年下の子供ってなんか微妙ですねって。
因みに長男の名前は宗貴です。私と妻の名前を一文字ずつ。
で、何を相談したんでしょうね。
84 :
某女王:2007/01/06(土) 01:44:21
ふっふっふ・・・・娘にはもったいないいいおとこじゃ
利休「芭蕉の奴。来んな。インフルエンザにでもかかったのだろうか」
裕行「また…お前がからかったのだろう?」
利休「だ・第一王位!!?何ゆえにここが・・!?」
裕行「お前達の所為、ずっと前から知っていた」
利休「……恐れ入ります。芭蕉を呼んだのはこの私。罰なら私が・」
裕行「馬鹿を言うな。咎めるほどの事では無い。その代わり・」
利休「その代わり…?」
裕行「たまには私も混ぜてくれ」
利休「……は。それは構いませぬが……」
裕行「どうした。何か問題があるのか?」
利休「その……御名が……表示されておりますれば……」
裕行「そうか。王族の名は口に出来んのだったな。…が、名を晒すなという掟は無いぞ」
利休「左様に御座います。故に、その……」
裕行「なんだ。はっきり言え」
利休「この表記ですと、何と読むか分からぬ者もおるかと…」
裕行「なるほど。失念していた。裕行と書いて、ユウキと読む。よろしく頼む」
>83
裕行「という訳だ。宗光。芭蕉のおらぬ間、私が応対する」
利休「あの……第一王位」
裕行「なんだ利休。堅苦しい呼び方はするな。いつものように、裕行で良い」
利休「な!何を申されます!!一度もそのようにお呼びしたことなど・」
裕行「何をうろたえている。冗談だ。お前も良くやっているだろう」
利休「……は、冗談でしたか」
裕行「冗談抜きで、ここでは名を口にしても良い。いちいち第一王位ではくどかろう」
利休「……は?……いや、しかし…」
裕行「それにだ。そう畏まってばかりいては、漫談にならん。遠慮はするな」
利休「裕行様が、漫談、ですか?」
裕行「そうだ。おかしいか」
利休「恐れ多くも、王族が漫談などと…」
裕行「近衛筆頭なら良いのか」
利休「…は!いえ。そういう訳では…」
裕行「先行は私。つまり私がボケ。其方が突っ込みだ」
利休「なんと……!王族に突っ込むなど……致しかねます!」
裕行「其方。同じような事、芭蕉にやらせていただろう」
利休「しかし!!芭蕉は同期なれば…」
裕行「――――――不服か?」
利休「………解りました。仰せのとおりに」
>83
裕行「なんと宗光よ。其方、ロリショタだったか」
利休「あの……恐れ多くも申し上げます」
裕行「なんだ」
利休「裕行様は、ロリショタの意味をご存知で?」
裕行「知っている。父上がご教示下さったからな」
利休「先王様が!!?そんな……」
裕行「信じられぬのも無理は無い。臣下の前では、孤高の方だったからな」
利休「…どういった機会が、そのような意味をお教えになる結果となったのです」
裕行「…随分と回りくどいな。素直に、何故教えたのかと聞けば良いではないか」
利休「…しかし、王族にそんな口は聞けませぬ故」
裕行「まあいい。実はな。其方があまりに見目の良い者ばかりを近衛とする故、」
利休「…は?私が、ですか?」
裕行「そうだ。で、父上に聞いてみたのだ。近衛や小姓は顔で選ぶものかと」
利休「それで陛下はなんと?」
裕行「ロリショタな師団長故、仕方無い、と」
利休「なんと!!私は決して!!」
裕行「違うと申すか」
利休「手を出した事など、ただの一度も無い、と断言致します」
裕行「…では、ただの一度も、邪な気は持たなかったと?」
利休「…それは……」
裕行「どうした。王族の前で、嘘は通用せん事、知っているであろう」
利休「は!申しわけ御座いませぬ!!」
裕行「ではやはり」
利休「…は。手を出しは致しませぬが、そのような気には三度ばかり……」
裕行「そうか。いや、済まない。そこまで言わせたのは、訳がある」
利休「…と申されますと?」
裕行「宗光に言ってやりたくてな。別に、其方のみが変態では無いと」
利休「実は、陛下もその気が…?」
裕行「父上も叔父上も、おそらくはあるまい。其方を師団長と認めたくらいだ」
利休「……どういう意味です」
裕行「とにかくだ。変態仲間同士、仲良くやるがいい」
利休「解りました。そのように致します」
裕行「……それが答えか?」
利休「…は?」
裕行「其方、突っ込みであろう。そんな受け答えでいいのか?」
利休「は!……やはり、私に突っ込みは無理で御座います」
>84
裕行「利休。あれが噂に聞く、某女王か」
利休「左様に御座います。奴め。部下やこの利休が何度か手にかけたものを…」
裕行「復活すると?」
利休「いかにも。植物とは、まことにしぶといもので御座います」
裕行「何故だろうな」
利休「――は。植物は根っこがあれば復活します故」
裕行「なんだ。解っているなら、何故対策を取らぬ」
利休「……たった今…思いつきました故に」
裕行「なるほど。其方らしいな」
利休「そう納得されても悲しゅう御座います」
裕行「過去を責めてもせん無き事。早速対策を取るがいい」
利休「――は。早速、‘焔’の者にやらせます」
裕行「烈火か」
利休「烈火と…もう一方。‘縁’がおります」
裕行「縁。あの…闇色の髪と眼を持つ、一風変わった属性の者か」
利休「はい。なかなかの者に御座いますれば、私の一存にて月の名を与えております」
裕行「一度、話してみたいものだ」
利休「裕行様がそうおっしゃるなら…取計らいますが」
裕行「良い。いつか機会もあろう」
利休「御意」
裕行「ところで、ロリショタな師団長よ」
利休「あの……その呼び名は…周囲に誤解を与えかねませぬ故…その…」
裕行「まだまだだな。そこはハリセンでも持ち、呼ぶなアホ!!くらいせんとな」
利休「―――はぁ!!そんな恐れ多き事!!死んでも出来ませぬ!!」
裕行「まただ。そこは、今時ハリセンは無いやろボケ!!だろ」
利休「ですから、私に突っ込みは無理だと申し上げております」
裕行「では、代わるか」
利休「――は?何を、で御座いますか」
裕行「察しが悪いな。其方がボケ。私が突っ込みだ」
89 :
名無しになりきれ:2007/01/07(日) 10:14:41
女王滅ぼすと姫が女王になるわけだが
90 :
格さん:2007/01/07(日) 14:55:36
・・・・・・助さんだけ目立つとは
>84
利休「なに?姫が女王に、だと?―――ぬかった。それではキリが無いではないか」
裕行「問題なかろう。姫はもはや敵方では無いと聞く」
利休「しかし、近衛の一人が姫にうつつを抜かしておりますれば、支障は御座います」
裕行「どのような支障があるというのだ。」
利休「この利休も。訓練時、我を忘れ剣を受けた事、しばしばなれば」
裕行「恋とはそれほど……危険なことか」
利休「そういう時も御座います。」
裕行「‘も’とは?」
利休「時には恋が、この身を助ける時も」
裕行「どういう事だ」
利休「恐れながら。裕行様も恋をなされば……御分かりになりましょう」
裕行「私は父上を敬愛申し上げていた。それとは違うのか」
利休「違います。恋とは…身内に抱くものではありませぬ」
裕行「裕那を守ってやりたいと思う事もあるが、それとも違うか」
利休「第二王位と裕行様は従兄弟同士。無いとは申しませぬが、おそらくは…」
裕行「おそらくは…?」
利休「裕行様は殿下を、妹御のように思われているのではありますまいか」
裕行「…良くわからん」
利休「ご無理ありませぬ。恋とは…恋をせねば解らぬので御座います」
裕行「しかしその近衛。植物に恋というのは解せん」
利休「その姫は人の形を取っております故。惑わされるのも無理なからぬかと」
裕行「結局はどうなのだ。恋は害か、利か」
利休「それは……解りませぬ」
裕行「其方は、強くなれたのであろう?」
利休「――が、理に合わぬ行動をも取らせます」
裕行「そのような不確定な物。私には不用だな」
利休「ははははは、殿下。恋は…時と場合を問わず訪れるもの。‘死’と同様なれば」
裕行「其方。恋と死は同じと申すか」
利休「対極を成し、似て非なる物。その本質は同様、と申し上げておきましょう」
裕行「して利休」
利休「何で御座いましょう」
裕行「なにゆえボケぬ」
利休「王族相手にボケるは…大変な無礼かと存じます。」
裕行「そうなのか?」
利休「ではお聞き致します。裕行様は‘王’相手にボケられましょうや」
裕行「―――――なるほど。出来んな」
利休「突っ込みはいかがです」
裕行「――――それも出来ん。そうか。そういう事か」
利休「左様に御座います。掛け合いとは、同様の身分同士で成立するもの」
裕行「良く解った。私は戻ろう」
利休「ご満足いただけず、申しわけ御座いません」
裕行「何を言う。至らぬのは私の方だ。許せ」
芭蕉「裕行様は…戻られたか」
利休「芭蕉!!?戻ったのか!!」
芭蕉「大声を出すな。聞こえとるわ」
利休「嬉しいぞ!!やはり其方は親友だ!!」
芭蕉「こら離せ!!息が出来ん!!」
利休「離すものか!もう二度と、出ていくなどと言わんでくれ!!」
芭蕉「……おおげさだな。俺はお前の妻でも子でも無いぞ」
利休「ある意味、それ以上の存在だ。無二の友よ」
芭蕉「ようやく俺の有り難味が解ったようだな」
利休「ああ良く解った。はっきり言って、生きた心地がせんかった」
芭蕉「そうか。そうであろう。そんな感じだった」
利休「お主。見ていたのか」
芭蕉「そうとも。お主の顔。赤くなったり青くなったりして面白かったぞ」
利休「……私は信号機か」
芭蕉「さっそく聞くが。例のネタとやらは…出来たのか?」
利休「あ」
芭蕉「…忘れとったな?」
利休「これは格之進殿。良く来られた」
芭蕉「格之進?はて、どちら様だったか」
利休「…知らんのか?」
芭蕉「知らん」
利休「助三郎と来たら、格之進と来るのがセオリーじゃないか」
芭蕉「そういう意味で知っとるだけか」
利休「何にせよ、知っとる事に変わりはあるまい。ささ、格さん。座ってくれ」
芭蕉「む!格さん。実に見事な……大腿骨だな」
利休「おお!!良く良く見れば、第二肋骨もなかなかにキュート」
芭蕉「尾骨が出っ張っとるのが、少々難だな」
利休「何故に難なのだ」
芭蕉「座ると痛いだろ」
利休「そうなのか?格さん」
芭蕉「見ろ。首を縦に振っとる」
利休「早速だが、格さん。最近…第二王位のお部屋に居ただろう」
芭蕉「なに!ホントか格さん」
利休「助さんに格さん。第二王位は黄門様というわけだ」
芭蕉「また美しい黄門様だ」
利休「黄門様とくれば、矢七が必要だな」
芭蕉「甘い。今は取巻きも変わっとるらしい」
利休「なに。では「うっかりはちべぇ」もおらぬと申すか」
芭蕉「左様。お前ももう用済みという訳だ」
利休「…私がうっかり八兵衛だと申すか」
芭蕉「そうとは言っとらんが、そう捉えても構わん」
利休「……ところで。格さんはやはり…空手使いなのか?」
芭蕉「俺も聞いてみたかった。どうなのだ?格さん」
利休「見ろ。首を縦に振っとる」
芭蕉「パンチや蹴りの応酬ばかりでは、骨が折れそうだな」
利休「折れはせんだろう。外れはするだろうが」
芭蕉「…そういう意味の折れるでは無い」
利休「格さん!!くれぐれも。第二王位には気をつけてくれ」
芭蕉「気をつけるじゃなく、守ってくれ、であろう」
利休「そうだが……第二王位は大のスケルトン好きなのだぞ」
芭蕉「それは初耳だ」
利休「何度も御部屋を覗いたからな。間違いない」
芭蕉「……利休。其方……」
利休「違う。誤解だ。虎之助が迷い込んだのだ」
芭蕉「…信じる者は救われる。信じよう」
利休「だから格さん。其方達が彼女に気付かれた場合…襲われるかも知れん」
芭蕉「襲った所で…支障は無いのでは?」
利休「甘い。子供が出来たらどうする」
芭蕉「そんな訳なかろう」
利休「とにかく。助さんが王位の誘いに乗り、付き合い始めでもしたらまずい」
芭蕉「……別にいいじゃないか。王位の趣味だ」
利休「いいのか!?むう……其方という男が解らなくなってきたぞ」
芭蕉「つーか。そんな心配する其方の方が解らんぞ」
95 :
名無しになりきれ:2007/01/12(金) 21:27:05
格さ〜ん
宗光「どうもこんばんは。こういった形式に初チャレンジ、宗光です」
智華「ねぇ貴方、何で私も出るの?」
宗光「…………〜♪」
智華「ねぇ貴方、何聴いているの?」
宗光「…………〜♪」
智華「黙秘権の濫用よ。貸しなさい♪」
宗光「あっ……智華さん。それは駄目です……!」
智華「これ……キャラソン? しかもハイペースね♪」
宗光「いや、キャラ名は泉光子郎といってね。ダウンロードしたんだよ」
智華「OPEN MIND!いつの日か、全てを許せる僕になる〜♪ いい曲じゃない」
宗光「全く、ここが何所か分かっているんですか? 師団長も居るんですよ」
智華「いいじゃない。何か問題でも有るの?」
宗光「お転婆は昔から治りませんね。でもそれが智華さんの素敵なところです」
智華「……貴方。こんなところで何言ってるのよ」
宗光「私は本気ですよ、智華さん。貴方の為なら……何だってします」
智華「じゃあ、頬にキスして♪」
宗光「……師団長も見ているかもしれませんよ、智華さん。それでもいいのなら……」
智華「問題ないじゃない♪ 愛しているわ貴方♪」
宗光「……と、こういう妻です。師団長」
宗貴「こんな父ですが、どうか宜しくお願いします。師団長殿」
>95
利休「いかん!!第二王位が!格さんに!!」
芭蕉「なにぃ!!? 其方の危惧どおりになったと言うのか!?」
利休「慌てるな。まだ、甘い声で呼んだに過ぎん」
芭蕉「なんだ。まだ事は起こっとらんのか。…なら心配あるまい」
利休「即行で助けにいかんでもいいだろうか」
芭蕉「誰を」
利休「格さんを」
芭蕉「格さんは助さんと違い、女性には奥手と聞く。故に大丈夫だろう」
利休「奥手だからヤバいのではないか。女性に免疫が無いかも知れん」
芭蕉「…そう言う事も……あるやも知れんな」
利休「ここは助さんに助太刀を頼むか」
芭蕉「助さんに助太刀はまずいのでは?」
利休「何故」
芭蕉「助さんもスケルトンであろう」
利休「いかにも。ちょっぴり血の染みくらいは残っとるかも知れんが」
芭蕉「……気味の悪い事言うな。ともかく。姫はスケルトンが好みなのだろう?」
利休「いかにも。廊下に飾ったウマの骨格標本にも見惚れておられた」
芭蕉「……んなもんあったか?」
利休「あるぞ。夜な夜な主を求めてさ迷う……二万年前の標本だ」
芭蕉「……また気味の悪い。ともかく、姫が助さんにまで惚れたら何とする」
利休「……3Pだな」
芭蕉「左様。3Pだ」
利休「うらやましい」
芭蕉「どっちが」
利休「無論、ユ国の双璧と謳われた、助さん格さんがだ」
芭蕉「…………」
利休「お主、今ささやかに妄想しただろ。鼻の穴が開いとるぞ」
芭蕉「お前こそ。瞳孔が開いとるではないか」
利休「私はいいのだ。妄想しながら仕事も出来る故」
芭蕉「……仕事中に妄想とは……良くそれで大将が務まるものだ」
利休「逆だ。任務中の妄想が出来てこそ、大将が務まるのだ。先日の会議中も・」
芭蕉「なんと。それであの時も思いだし笑いをしとったか」
利休「うむ。後で王に、血を吐くまでぶったたかれた」
芭蕉「……ぜんぜん務まっとらんではないか」
>96
利休「なんと宗光よ。其方もいっちょやると言うのか?」
芭蕉「いいぞ。我々も張り合いが出るというもの」
利休「にしても…宗光の御新造。ずいぶんと……」
芭蕉「うむ。……似ておるな」
利休・芭蕉「其方の奥方に」
利休・芭蕉「…………」
利休「何を言う。紅葉はぜんぜん違ったぞ」
芭蕉「家内もだ。私にあんな態度は取らん」
利休「そうか?私には割りと……」
芭蕉「うむ。紅葉殿も、俺にはあんな……」
利休「この話題はやめておくか」
芭蕉「うむ。いつも喧嘩ばかりでは…身が持たん故」
>98
宗光「頬にキスした宗光です」
智華「貴方愛してるわ♪」
宗光「そういえば、智華さんに謝っておかないといけないことがあるんです」
智華「何かしたの?」
宗光「いや私は何もしていないんですが……そのー」
智華「はっきり言いなさい。だいたいのことは怒らないから♪」
宗光「その……馴れ初め。話してしまいました(照」
智華「その位はいいじゃない(笑」
宗光「……えっ、じゃあ何に不機嫌だったんですか?」
智華「それよりも私と宗貴を人質に出そうとしたこと……教えれば良かったんじゃない」
宗光「……人を過度に信用してはいけません。それが、祖国から学んだこと」
智華「……ごめんなさい。そんな心算じゃ……」
宗光「分かっていますよ智華さん。私にとって貴方はかけがえの無いものです」
----「後でよく考えると……人質に取られていたら、寂しかったような気がします」
----「ほら……結婚して話して居ない日は無いし、夕食も別に食べたことはない」
----「それどころか(ry」
宗貴「…………」
智華「子供の居る前で何言おうとしているの……仕事しなさい!」
宗光「……はい」
100ゲット
アラウネの姫が女王の戴冠式をほっぽり出して逃走したぞ
102 :
名無しになりきれ:2007/01/14(日) 13:15:13
なんてこった
103 :
名無しになりきれ:2007/01/14(日) 18:21:40
兄貴!!俺・・・今日限りロリコンやめます
だって姫成長したんだもん♪
もうロリじゃないぞ
104 :
名無しになりきれ:2007/01/15(月) 13:52:16
ちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
105 :
名無しになりきれ:2007/01/18(木) 09:46:45
何?
106 :
名無しになりきれ:2007/01/18(木) 17:51:36
黒いおっさんが・・・
相談所…?
少し前、上司に
挙式は呼べ
みたいな事を言われたんだが…
相手がいない…
それ以前に交際した事も無い
26にもなって…
やはり危機感もった方がいいだろうか?
>99
利休「見せつけてくれるな。私をからかっとるのか?」
芭蕉「そういや宗光の奴。妻子を人質として差し出すとまで言ったらしいな」
利休「左様。あれには驚いた。私には真似出来ん」
芭蕉「そりゃそーだ。一人身だからな」
利休「そういう意味ではなく」
芭蕉「ではどういう意味だ」
利休「紅葉が生きておったとしてもと言う意味だ」
芭蕉「ほう?」
利休「当時の師団長。あの……鬼瓦みたいな師団長では…いくら何でも可哀想だ」
芭蕉「鬼瓦発言はともかく……俺の親父はお前とは違うぞ」
利休「どう違うのだ」
芭蕉「人質に手を出したりせん」
利休「ふん。どうだか?」
芭蕉「私とて、同じ立場であったなら、手を出したりするものか」
利休「本当か?」
芭蕉「本当だ」
利休「もしその妻が一糸纏わぬ姿で迫ってきてもか」
芭蕉「…む……それは……ああ!!そんな事あるものか!!!」
利休「甘いな。あるのだ。そういう事が」
芭蕉「あったのか?」
利休「あった」
芭蕉「そんな話。酒の席でも出んかったな」
利休「そりゃそーだ。其方には特に内緒にしとった」
芭蕉「……特に?」
利休「―――――忘れろ。過ぎた話だ」
芭蕉「さては貴様。俺の妻に何かしたか」
利休「20年以上も前の事だ。もう時効だ」
芭蕉「甲斐がお前の子だと聞いた時、てっきり冗談だと思っていた」
利休「あれは本当に冗談だ。薫がお前の子では無いのと同じく」
芭蕉「本当か」
利休「本当だ」
芭蕉「……何時、何処でやったのだ」
利休「寮の部屋で留守番していた時だ。いきなり部屋に入ってきたのだ」
芭蕉「…あの時か。確か剣を忘れ、彼女に取りに行かせたとき」
利休「部屋に入るなり、服を脱ぎ、抱き付いてきたのだ」
芭蕉「嘘つけ。妻がそんな事するものか」
利休「いちいち剣を向けるな。切先がチクチクするぞ」
芭蕉「お前が嘘を認めれば、チクチクで済ましてやる。どうなのだ」
利休「嘘ではない。私はとめた。脱ぐなら夜にしてくれと」
芭蕉「…それは、とめとる内に入らんと思うが」
利休「ともかく。それでも彼女は離さんのだ。芭蕉との婚姻前の思い出に、とか言って」
芭蕉「……婚姻届を出す前だったか」
利休「……そうだが?」
芭蕉「ならば仕方が無い」
利休「なんだ。やけにあっさりしているな」
芭蕉「あれはな。本当はお前の事が好きだったのだ」
利休「だろうな。でなければあんな事はせんだろう」
芭蕉「お主に告白しようとしていた矢先、お主と紅葉殿が出遭ってしまった」
利休「運命の出遭いだ。紅葉は命の恩人」
芭蕉「その恩人とお主との間に子が出来たと聞いた時、彼女は諦めたらしい」
利休「んでお主のプロポーズに応じたわけか」
芭蕉「俺はそれでも構わんと思った。心底、あれに惚れとった故」
利休「意外に一途な奴だ」
芭蕉「お主と事に及んでいたとは驚きだが……あれで割り切れたなら、それも良しだ」
利休「納得したなら、そろそろ剣を納めたらどうだ」
芭蕉「そうしたいのだがな。右腕の方が、言う事を聞かんのだ」
利休「嘘つけ。さりげに‘気’を込めおって」
芭蕉「この前、羨ましいとか言っとっただろう。斬られてみないか?」
利休「んな大昔の伏線、誰が覚えているものか」
芭蕉「上着を脱げ。自慢の軍服を台無しにされたくなかったらな」
利休「…解った。其方に告白するのも命懸けだ」
利休「しかし…今思えば、実に惜しいことをした」
芭蕉「宗光の妻のことか」
利休「左様。写真を見せてもらった。実に…良い女だった」
芭蕉「紅葉殿が亡くなって8年。その間、浮気は一切しなかった言うのは真か」
利休「真だが?」
芭蕉「そのお前が、部下の妻に惹かれた…だと?」
利休「いいじゃないか。鼻の下を伸ばすくらい」
芭蕉「鼻の下くらいなら良いが……手を伸ばすのはダメだぞ」
利休「……だめか?」
芭蕉「自分で言ったであろう。浮気はせんと」
利休「浮気では無い。遊びだ」
芭蕉「余計悪い」
利休「ではどうしろと言うのだ」
芭蕉「どうしろもこうしろも無い。お前は黙って自慰に耽っとればいいのだ」
利休「何だそれは。まるで自分はマスターベーションなどせんと言わんばかりに」
芭蕉「しないぞ」
利休「ほんとか」
芭蕉「本当だ」
利休「人生このかた、一度もか」
芭蕉「それは……想像にまかせる」
利休「卑怯者め。堂々と言ったらどうだ」
芭蕉「堂々と言うほど恥知らずでは無い。お主とは違うのだ」
利休「ふん。聖人君子のつもりか?」
芭蕉「…自身の性生活を晒すのが普通みたいな物言いをするな」
利休「引っ掛からんかったか」
芭蕉「何年貴様の友人をやっとると思う」
利休「22年」
芭蕉「馬鹿に計算が速いな」
利休「この国に来てから23年。それから1を引き22年」
芭蕉「その1年がミソなのだな」
利休「左様。始めの一年。其方とは仲が悪かった」
芭蕉「…そうだったな」
利休「こんな奴と同室になるくらいなら、殺した方がましだと思った」
芭蕉「それはこっちの台詞だ」
利休「……今はこのようにじゃれ合っとるだけだが、昔は本気だった」
芭蕉「寝首をかかれんよう……夜中睨み合ったりしてな」
利休「翌朝の訓練。二人で居眠りこいて、師団長に殴られたな」
芭蕉「それが1週間続き、ついに呼び出しを食らった」
利休「なに!お前もか」
芭蕉「お前もかって……其方もか」
利休「左様。その時に言われたのだ。昼は訓練に出ずとも良い。私の‘草’とならぬかと」
芭蕉「……そういう訳だったのか……」
利休「お主は何と言われたのだ」
芭蕉「俺は自ら願い出たのだ。父上の‘草’となると。以前にも言ったであろう」
利休「そうだったな。昼の訓練、たまに参加するとお主がおらんのが不思議だったが…」
芭蕉「…互いにそう思っとった訳だ」
>100
利休「そうかそうか、嬉しいか。撒いたエサにあっさり食いつきおって」
芭蕉「…お主が撒いたのか?」
利休「いや。今のは言葉のアヤに過ぎん」
芭蕉「そうか。ならば、何か用意せねばな」
利休「何を」
芭蕉「プレゼント」
利休「何故」
芭蕉「切り番ゲッターには、何か商品をやるのが……スレ主の務め故」
利休「んなル―ルあったか」
芭蕉「別に無いが、暗黙の了解でそういう事になっとるのだ」
利休「誰が決めた」
芭蕉「だから。暗黙の了解と言っとるだろう」
利休「私は嫌いだ。そんな言葉」
芭蕉「では、商品は出さんと」
利休「出すものか。大体にしてその費用。公費で落とせん」
芭蕉「そりゃそーだ。勝手に個人的に趣味で立てたスレだからな」
利休「なにかトゲがあるな、その言葉」
芭蕉「そんなつもりは無い。お主自身の心の声が、そうさせたのであろう?」
利休「面倒な言いまわしではぐらかしてもダメだ」
芭蕉「何処が面倒なのだ。良く補佐官など務まってるな」
利休「補佐官はな。王のお相手が出来ればいいのだ。昼夜を問わず、お悩みを聞いたり」
芭蕉「そういや其方。先日は王の夜伽で疲れたと言っていたな」
利休「夜伽!!?んな事しとらんぞ」
芭蕉「言っていただろう。夜を徹して看病申し上げたと」
利休「ただ御側に控えていただけだ」
芭蕉「そら見ろ。言葉を知らんと、そういう事になるのだ」
利休「……どういう事だ」
芭蕉「夜寝ずに付き添うことを夜伽と言うのだ。其方が思っている意味がすべてでは無い」
利休「……わざと引っ掛けたな。そっちの意味に取るぞ。ふつう」
芭蕉「それも、お主自身の心のせいよ。やましい事ばかり考えとるからだ」
利休「……嫌な奴だな」
芭蕉「性格だ。どうにもならん」
利休「嘆かわしい。こんな陰険で石頭で冗談の通じん奴が次期大将とは」
芭蕉「ふん。気さくに見せて実は腹黒、太っ腹なようで実はセコい貴様が言うな」
利休「馬鹿な。私の何処がセコいと言うのだ」
芭蕉「100への商品、公費で落とすとか落とせんとか言ってなかったか?」
利休「……くっ!………仕方無い。自費で用意するとしよう」
芭蕉「ほう?何を用意するつもりだ?」
利休「馬のマスコット。携帯用ストラップ加工済みだ」
芭蕉「あれは虎千代にやったのではなかったのか」
利休「雪之丞だけでは無い。蒼炎とか、絶影とか。いろいろあるのだ」
芭蕉「そんなんだから、虎千代に暇とか言われるのだ。してやはりセコいし」
利休「セコい…なに故?」
芭蕉「商品を自作で済ますあたり」
利休「何を言う。本来は忙しいこの身を削り、かつ貴重な労働力を割いているのだぞ」
芭蕉「どうだか」
利休「材料費も半端じゃないぞ。ビロードだぞ。目には黒曜石。詠歌の目などルビーだ」
芭蕉「ほんとか」
利休「イミテーションだがな」
芭蕉「……信じた俺が馬鹿だった」
利休「とにもかくにも100よ。好きな馬を選ぶがいい」
>101
利休「姫が逃げただと?せっかく女王になれると言うのにか?」
芭蕉「愛の逃避行……だな」
利休「烈風との、か」
芭蕉「うむ。植物とは言え、愛を貫き身分を捨てるとは……なかなかに見事」
利休「両方という選択肢は無かったのであろうか」
芭蕉「考えても見ろ。女王ともなれば、年中行事で寝る暇も無かろう」
利休「…植物でもか」
芭蕉「知能を持つ以上、我々と変わらんだろうからな」
利休「最近、植物と動物の区分が曖昧になってきたな」
芭蕉「何を今更。我々も光合成とかするだろ」
利休「植物的な部分はそこだけだ」
芭蕉「他にもあるだろう」
利休「あったか」
芭蕉「ある。栄養生殖とか」
利休「ああ、同性の場合、そんな事もするな」
芭蕉「と言う事はだ。烈風と姫との間に子が出来てもおかしくないという事だ」
利休「しかしだ。>17を見ろ。姫は別の人間…しかも、幼女の子を孕んどるらしいぞ」
芭蕉「…あれから何日経ったと思っているのだ。とっくに生まれとるだろう」
利休「な!!何時の間に!?縁の下ででも生んだのだろうか」
芭蕉「んなネコじゃあるまいし」
利休「そうか!!ならば、堂々と烈風と駆け落ち可能だな!!」
芭蕉「駆け落ちを堂々はやらんと思うが」
利休「今、上野発の夜行列車を降りた所に違いない」
芭蕉「今、その列車は無い筈だぞ」
利休「青森駅は雪の中、連絡船で凍えそうなカモメを見つめ、涙を流す」
芭蕉「……今はフェリーらしいが」
利休「さっきからうるさいな。お前には浪漫という物がないのか」
芭蕉「ある。お前よりもあると自負している」
利休「ならば何故に突っ込む」
芭蕉「そもそもその歌。女が男と別れ、北の実家に帰る歌であろう?」
利休「……そうだったか?」
芭蕉「そうだ。駆け落ちの歌ではない」
利休「ではこれはどうだ。今夜は帰らない、帰りたくない…というのは」
芭蕉「それも…別れた歌」
利休「なんと。演歌とは…悲恋の歌ばかりか」
芭蕉「……知らんで歌っとったか」
>102
利休「102よ。呆気に取られている暇があったら、姫を追いかけたらどうだ」
芭蕉「そうだ。早くせんと、銀鉄に乗って行ってしまうぞ」
利休「何だギンテツって」
芭蕉「銀河鉄道」
利休「カンパネルラ!って奴か」
芭蕉「いや、999の方だ」
利休「あれは切符を手に入れるのが、なかなかに難しいと聞いている」
芭蕉「何を言う。今はみどりの窓口で普通に買えるぞ」
利休「ほんとか!?」
芭蕉「本当だ。一区間180円」
利休「180円で月、360円で火星……私も行ってみたいものだ」
芭蕉「行って来い行って来い。止めはせん」
利休「そう薦められると……裏がありそうで嫌だな」
芭蕉「裏…とは?」
利休「行ったが最後、捕まったりせんだろうな。一生を炭鉱とかで過ごすのは嫌だぞ」
芭蕉「ははははは、んなこた無い」
利休「星ひとつ通過するのに、一発芸を披露せねばならん、とか」
芭蕉「それも無い。心配するな」
利休「どうもおかしい……今度、帰ってきた者に聞いてみるか」
芭蕉「それは無理だ」
利休「む!?なぜに!?」
芭蕉「999の切符は片道切符。そんな事も知らんのか」
利休「…知らんかった。……そうか。お前の気持ちは良く解った」
芭蕉「解ってくれたか。俺の狙い」
利休「ああ良く解った。しかし、忘れてやいないか」
芭蕉「…何をだ」
利休「私の方が、階級が一つ上だという事を」
芭蕉「だから何だ」
利休「大将命令で、其方に火星出張を命ずる事も出来るのだぞ」
芭蕉「お前も一つ忘れてるぞ」
利休「何を」
芭蕉「中将以上の出張には、王の決裁が必要だと言うことを」
利休「…そうだったか」
芭蕉「という訳で102よ。其方には奨めんぞ。999の切符など」
利休「うむ。765あたりにしておけ」
>103
利休「そうか!烈風はロリではなかったのだ!!姫が好きだっただけなのだ!」
芭蕉「良かったな。」
利休「ああ。この近衛から変質者を出す訳には行かん故」
芭蕉「……変質者…。」
利休「なんだ。何故私の顔を見る」
芭蕉「お主。本スレで秘書を募集しとったな。しかも、美人限定の」
利休「ああ、したぞ」
芭蕉「…変質者め」
利休「喧嘩を売っとるのか? 美人秘書を募集して何が悪い」
芭蕉「ロリショタでしかも女好き。いくら何でも節操なさすぎだ」
利休「ロリショタ……何処でそれを……」
芭蕉「第一王位との漫談を聞いとったからな」
利休「あれは誤解だ!!男になど手を出すものか」
芭蕉「少年は……ある意味‘男’とは違うからな」
利休「そういう考えに及ぶお前こそ、素質があるんじゃないのか」
芭蕉「本で読んだだけだ。非番は王室図書館で過ごすのが日課ゆえ。」
利休「そういう本が置いてあるのか」
芭蕉「さてはお主。あまり本を読まんな?」
利休「…読む方では無いが……何故だ」
芭蕉「名作と言われる本、片っ端から読んでみろ。車輪の下とか」
利休「…読んだ事が無い故、返す言葉が見つからん」
芭蕉「もっと言ってやりたい所だが、そう素直にヘコまれると言いにくいな」
利休「最近……お主にやり込められてばかりのような気がする」
芭蕉「どうした急に」
利休「なんだか、何をやってもダメな気がする」
芭蕉「お前らしくもない。そんな事は無いだろう」
利休「いやいや。私はもうダメだ。ダメダメだ」
芭蕉「おい」
利休「部下の突っ込みに対抗出来ん大将など、大将ではない!」
芭蕉「お前の大将の基準が良く解らん」
利休「ふん。好きなだけ罵倒するがいい。馬鹿な大将が居たと」
芭蕉「何をそう卑屈になっとるのだ。プラス思考がモットーではなかったのか」
利休「プラス思考などクソ食らえだ。たった今からマイナス思考で行く」
芭蕉「本気か?」
利休「ああ本気だとも。見ていろ。酒池肉林の毎日を送ってやるからな」
芭蕉「嫌な方向のマイナス思考だな。秘書募集のがまだましというものだ」
利休「ほんとか」
芭蕉「本当だ」
利休「良し。大手を振って秘書を募集するとしよう」
芭蕉「ぜんぜん集まる気配が無いがな」
利休「解ってないな。こういうのは、集まるまでが面白いのだ」
芭蕉「お前の部下と一緒でな」
利休「…喧嘩を売っとるのか?」
芭蕉「ネタにマジで反応するな。いつまでたっても落ちがつかん」
115 :
名無しになりきれ:2007/01/23(火) 01:20:20
新たなる敵か・・・
116 :
名無しになりきれ:2007/01/26(金) 12:58:14
グレムリンの恐怖
戦え近衛!!
118 :
名無しになりきれ:2007/01/27(土) 19:34:38
平和のために!!
>104
利休「いたたたた・・耳元で声を出すな!!鼓膜が割れる!!」
芭蕉「割れるほどの音か?」
利休「一定の波長で長時間。ワイングラスですら割れる音だ!」
芭蕉「昨晩TVでやってたネタではないか。王の警護はどうしたのだ」
利休「無論、この短剣に仕込んだ地デジ対応TVでこっそり見た」
芭蕉「ずるいぞ。お前だけ改造して」
利休「うるさい。自費でやっとるのだ。悔しかったら貴様もやれ」
芭蕉「いや…そこまでしてTVを見たい訳では無い故」
利休「何を言う。警護中と言えど、情報収集を怠ってはならん」
芭蕉「情報……って……。お主が見ているのはバラエティばかりでは無いか」
利休「そんな事は無い。CMも見ているぞ」
芭蕉「他には」
利休「映画」
芭蕉「……ニュースは見んのか?」
利休「見るとも。早朝のワイドショーは欠かさず見ている」
芭蕉「そうか。朝から‘みのもんた’など見るから、テンションが変なのだな?」
利休「……変か?」
芭蕉「変だぞ。いきなり笑ったり怒鳴ったり」
利休「…それは昔からだ。みのもんたのせいではない」
芭蕉「自覚しとるとはたいしたもんだ」
利休「とにかく。104を止めてくれ。さっきからうるさくてかなわん」
芭蕉「ヘッドホンでもすればいいじゃないか。俺に名無しの所為を止める権利はない」
利休「薄情だな。鼓膜だけならともかく、心臓まで破壊されたらどうする」
芭蕉「お前の脳、ガラスで出来とったか」
利休「左様。昔は良くガラスのハートと言われたものよ」
芭蕉「胸を張って言うことか」
利休「誉め言葉ではないのか?」
芭蕉「ない」
利休「私はまた、ガラスの如く透き通った美しい心だと」
芭蕉「相変わらずめでたい奴だ。ある意味最強かも知れん」
利休「そう誉めるな」
芭蕉「ほらな」
利休「何だその「ほらな」って」
芭蕉「どんな皮肉も通じん」
利休「皮肉だったのか」
芭蕉「……ただの馬鹿だったか」
>105
利休「そう冷静に…「何?」と返されてもな」
芭蕉「何だ、どうかしたのか」
利休「いや…な。この105にな。「ズボンをはき忘れとるぞ」と教えてやったのだが」
芭蕉「……ミニスカートにか」
利休「素足にミニスカ。この時分におかしいだろ」
芭蕉「別に構わんだろう。彼女の趣味だ」
利休「趣味でパンツを見せるという訳か」
芭蕉「別に見せとる訳ではなかろう」
利休「現に見えとるではないか」
芭蕉「お主の立ち位置がまずいのだ。もっと上に登ればいいのだ」
利休「何を言う。これ以上近づけば、変質者扱いされるじゃないか」
芭蕉「エスカレータにおいて。その位置に立つのはさらにヤバいと思うぞ」
利休「そうなのか?」
芭蕉「そうだ。105を見ろ。スカートの後ろを手で押さえとるだろう」
利休「うむ。尻が痛いのであろうか」
芭蕉「違う。お主の視線を気にしているのだ。早く登れ」
利休「嫌だ。近づきたくない」
芭蕉「では俺が登る。そこをどけ」
利休「このくそ狭い通路。どこにどけろと言うのだ」
芭蕉「ジャンプしろ。その下をくぐる」
利休「嫌だ。恰好悪い」
芭蕉「恰好など気にしている場合か」
利休「気にせんでどうする。買い物に勤しむ奥様方が大勢いるのだぞ」
芭蕉「では貴様を倒してでも通る」
利休「この私を倒すというのか」
芭蕉「止むを得まい」
利休「愚かな…。たかがパンツの為に、近衛筆頭と次官が決闘だと!?」
芭蕉「誤解を招く言い方をするな!パンツなどどうでも良い!」
利休「しかしパンツの為にこうなったのであろう」
芭蕉「問答無用!抜け!」
利休「見ろ。警備員がこっちに来るぞ」
芭蕉「構うものか。来る前にケリをつける」
利休「どうしたというのだ。いつもは冷静なお前が」
芭蕉「何を言う。貴様が痴漢容疑で捕まるのを危惧しているのではないか!」
利休「すでにそれ以上の騒ぎになっとるではないか」
芭蕉「は!?」
利休「どうした」
芭蕉「105がおらん」
利休「上に着いたのであろう」
芭蕉「我等もな」
利休「剣を納めろ。闘う理由は消えた」
芭蕉「…その気にさせといて…止めるというのか」
利休「勝手にその気になったのだろうが」
芭蕉「誘ったのはそっちだろう」
利休「何を言う。私は105にズボンをはいてもらいたかっただけだ」
芭蕉「だからそれは趣味だと」
利休「パンツが見えていてもか」
芭蕉「だからお主の立ち位置が……もういい!!帰るぞ!!」
利休「其方。奥方へのプレゼントはいいのか?」
芭蕉「……そうだった。当初の目的はそれだったのだ」
>106
利休「…黒いおっさん。誰のことだ」
芭蕉「黒い奴が多すぎて解らんな」
利休「Rに凰龍に狂王。3人も居る」
芭蕉「お主も合わせて4人だ」
利休「私は黒くなどないぞ?」
芭蕉「見た目はな」
利休「実は黒いと申すか」
芭蕉「黒いも黒い。白ぶっとるから余計悪い」
利休「白ぶっとりゃせん。悪ぶる事なら多々あるが」
芭蕉「どうだか。服も白いしな」
利休「服の色まで私のせいか」
芭蕉「普段の行いが悪いとな。あらゆる所が作為的に見えるものよ」
利休「そういう貴様はどうなのだ。腹は白いつもりか?」
芭蕉「自分の事を白いと言うほど、俺は悪人では無い」
利休「……白ぶっとるのは貴様ではないか」
芭蕉「……そんなに喧嘩がしたいか」
利休「はははは。最近欲求不満だからな」
芭蕉「禁欲ぶってないで、女でも抱きに行けば良いではないか」
利休「…女で解消出来る欲求ではない」
芭蕉「では男か」
利休「左様。男でなければダメだ」
芭蕉「ついにそっちの趣味に走るか。女は抱き飽きたという訳だな」
利休「待て待て。何だか話が違うぞ」
芭蕉「違うのか」
利休「手合いの類でなければ、解消出来んと言う事だ」
芭蕉「……何だ」
利休「何故そこで其方ががっかりするのだ」
芭蕉「…モーホーな師団長なら…合法的にクビになるかと思い」
利休「尻尾を出したなこのタヌキめ」
>107
利休「相手がおらんのに、式に呼べと言われたのか」
芭蕉「…なんと。無神経な上司だな」
利休「嫌味なのではないか?其方に相手がおらんのを知っていて」
芭蕉「むむむ……ある意味セクハラではないか」
利休「セクハラと言うか…パワハラと言うか」
芭蕉「パワハラ?」
利休「パワーハラスメント。権力をカサに部下を苛める事だ」
芭蕉「なんだ。其方もやっとるではないか」
利休「ん?」
芭蕉「ん?…では無い。部下を良くからかっとるでは無いか」
利休「からかうのは愛情表現だろう」
芭蕉「…部下はそうは思っとらんと思うぞ」
利休「苛めるつもりなど無い。本当だ」
芭蕉「どうだか。>13も上司に苛められて相談に来とったが…」
利休「うむ。パワハラ相談は2度目だな」
芭蕉「其方、心当たりは本当に無いのか?」
利休「…………無い、……と思う」
芭蕉「歯切れが悪いな。言え。悪乗りして何度部下を苛めた」
利休「貴様は自分の食ったパンの数を覚えているのか?」
芭蕉「開き直るつもりか」
利休「ふん。サンマでもアジでも。好きなように呼ぶがいい」
芭蕉「どちらかというと…ヒラメだがな」
利休「ヒラメをさらに開くのか」
芭蕉「魚の話題を広げるな。我々は魚など食わんのだ。無論、パンもな」
利休「女は食うがな」
芭蕉「女の話題はやめておけ」
利休「なんでだ」
芭蕉「…107に気をつかえ。相手がおらんと言っているのに」
利休「気を回しすぎだ。26にもなれば、経験くらいあるだろう」
芭蕉「そういう意味で言っているのではない!」
利休「じゃあ何だ。言いたい事ははっきり言え」
芭蕉「はっきり言えば、107が傷つくでは無いか。んな事も解らんのか!」
利休「解らん。はっきり言ってしまった方が、後々楽かも知れんぞ」
芭蕉「……こんな大将に相談しに来たのは間違いだったな、107よ」
利休「そうそう。大体、焦る必要はぜんぜん無いぞ?」
芭蕉「23で結婚した其方が言っても、説得力がぜんぜん無いな」
利休「うるさい。結婚だけが人生では無い。本当だ107よ」
芭蕉「…語尾だけ…妙に実感がこもっとるな」
123 :
名無しになりきれ:2007/02/01(木) 09:12:03
たてたつんだジョー
>115
利休「新たなる敵。それは内なる敵よ」
芭蕉「例のテロリスト達のことだな?」
利休「あれはリ国の近衛であっただろう。内なる敵ではない」
芭蕉「では中納言のことか」
利休「……あ奴は 一 応 味方だ。気に食わん奴には違いないが」
芭蕉「其方等の仲の悪さは半端じゃないな。昔何かあったか?」
利休「別に」
芭蕉「実は士官学校でお前を苛めた張本人、とか」
利休「何を言う。奴はバリバリの文官だぞ。士官学校になど行くものか」
芭蕉「茘枝の奴は……通ったらしいではないか」
利休「……左様。奴め。性に合わんと鞍替えしおったのだ」
芭蕉「――で、本当に居なかったのか?中納言」
利休「・・……知らん知らん!!!思い出したくも無い!!!」
芭蕉「……まあいい。……で。内なる敵とは何なのだ」
利休「決まっとる。あの病のことだ」
芭蕉「・・あの!!……病か!!」
利休「左様。城内を震撼させとる……あの病よ」
芭蕉「あれだけは勘弁だ」
利休「そうであろう。髭の生えぬ其方であれば、致命的だ」
芭蕉「そうか。髭は抜けんのか」
利休「病棟に行ってきたものの証言だ」
芭蕉「体毛はどうなのだ」
利休「んなこた知らん。一緒に風呂に入らねば解らん事だ」
芭蕉「…気になる」
利休「体毛はどうでも良いであろう。普段は服で隠れとる故、光合成しとらんし」
芭蕉「そうだが。この自慢の胸毛が無くなる事を思うとな」
利休「胸毛など無くても困らんぞ」
芭蕉「いや。妻が困る。夜、これに埋もれて眠る事を好む故」
利休「解るぞ。良き眠りを誘う動物の毛皮は最高だ」
芭蕉「そこまでは生えとらん」
利休「どこまで生えとるのだ」
芭蕉「銭湯で見ただろう」
利休「……あれは地毛だったのか」
芭蕉「当たり前だ。つけ胸毛などせん」
利休「あれはすごかったな」
芭蕉「お前の「たて髪」ほどじゃない」
利休「――――は?」
芭蕉「あるだろう。この目でしかと見たぞ」
利休「……しまった。銭湯の管理人さんに、髪を上げろと言われてその通りにしたのが
間違いだったようだ」
芭蕉「―――秘密、だったのか?」
利休「当たり前だ。実は馬だとバレてしまうからな」
芭蕉「……そうなのか?」
利休「ほらな。そうやって本気にする奴がいる」
芭蕉「そーらそら、ニンジンだぞー」
利休「ブルルル・・・って・やらすな!!」
芭蕉「そーらそら、カブラ菜だぞー」
利休「ブルルル・・――――――――――」
芭蕉「……んん?どうした。いきなりアンニュイになりおって」
利休「もしやお主。私をからかっとるのか?」
芭蕉「それ以外に何に見える」
利休「……貴様。上官をからかうとはいい度胸だ」
芭蕉「とか何とか言って、からかって欲しいのであろう?」
利休「欲しくなどない」
芭蕉「強がるな。口元が緩んどるぞ」
利休「んな所を見るな!!ふん!!貴様に私の気持ちなど解ってたまるか!!」
芭蕉「そっぽ向いてもダメだ。お主のような奴を何と言うか知ってるか」
利休「知らん知らん!!聞きたくも無い!!」
125 :
名無しになりきれ:2007/02/06(火) 14:17:43
う、ま〜い!!
>116
利休「うむ。最初はかわいいのにな」
芭蕉「グレムリンのことか」
利休「左様。あのつぶらな瞳。もふもふの身体。誰しもがだっこ寝したくなるだろう」
芭蕉「いや、俺は別に……」
利休「そりゃそうだ。もふもふ同士だからな」
芭蕉「というか。妻以外の生き物を抱きたくな無いというか」
利休「ふん。また嫌味か。私が一人身なのを承知していて」
芭蕉「…悪かった。そういうつもりでは無かった」
利休「故意で無いなら更に悪い。人の気持ちも解らんようでは大将にはなれんな」
芭蕉「…お前に言われたくないような気がするのは気のせいだろうか」
利休「気のせいだ」
芭蕉「お前に、人の気持ちが解ると?」
利休「当然だ。解らん振りをしとるだけだ」
芭蕉「いいかげんやめたらどうだ」
利休「何を」
芭蕉「‘振り’とか言うのを」
利休「何故だ」
芭蕉「部下に信用されなくなっても知らんぞ」
利休「構うものか。奴等の信用が欲しくて大将になった訳ではない」
芭蕉「信頼など無用と申すか」
利休「左様。真に信じられるは……己自身よ」
芭蕉「お前が人間不振とは知らなかった」
利休「うむ。苛められっ子だったからな」
芭蕉「気の毒なことだ」
利休「ふん。同情などまっぴらだ」
芭蕉「へそ曲がりだと思っていたが、ここまでとは」
利休「うむ。へそ曲がりの振りをするのも一苦労なのだ」
芭蕉「なんだ……それも‘振り’か?」
利休「そうだ。部下を信用せんと言うのも‘振り’。すべてが‘振り’なのだ」
芭蕉「本当の自分を見せんという訳か」
利休「左様。真の自分を見せる相手は……一人で良い」
芭蕉「紅葉殿だと言うのであろう?」
利休「違う。お前だ」
芭蕉「…………すごい殺し文句だな。何人に同じ事を言った」
利休「100から先は覚えておらん」
>117
利休「戦えとか言われても」
芭蕉「今のところ。相手が‘こ奴’しかおらん」
利休「うむ。芭蕉との喧嘩もいいかげんに飽きた」
芭蕉「俺もだ。こういつもワンパターンでは、読者も飽きるであろう」
利休「うむ。ここはひとつ、斬新な戦闘でもするか」
芭蕉「斬新?」
利休「左様。かつて無い戦い。全米を揺るがす、かつて無いスケール」
芭蕉「…ゴジラ、みたいな」
利休「ゴジラなど比較にならん!もっと壮大で、かつ儚げな闘いだ!!」
芭蕉「……俺とお前で、どうやって壮大かつ儚げな闘いをするのだ」
利休「この世で最も広く、深い物は何だと思う」
芭蕉「決まってる。宇宙だろう」
利休「違う。一人の人間の心だ」
芭蕉「……どっかで聞いたフレーズだな」
利休「つまりだ。最も壮大な闘いとは、心と心の闘いなのだ」
芭蕉「正しいかどうかは別として。お主の意図は良く解った」
利休「解ってくれたか、友よ」
芭蕉「……一応な」
利休「ではお主も座禅を組め」
芭蕉「……何故に座禅?」
利休「精神集中のためだ」
芭蕉「……こうか」
利休「いやいや、手の位置が違う。両手の平を合わせ、頭上に置くのだ」
芭蕉「……何故にこのポーズを取るのだ」
利休「精神集中のためだ。何度も言わせるな」
芭蕉「……第三者には見られたくない図式だな」
利休「羞恥心は捨てろ。迷いは隙を生むぞ?」
芭蕉「解った。言うとおりにしよう」
利休「良し。先に2ポイント先取した方が勝ち」
芭蕉「何を賭ける」
利休「一杯の酒」
芭蕉「良し。いつでも来い」
>118
利休「…平和とは……何なのだろうな、芭蕉よ」
芭蕉「……ちょっと待て」
利休「何だ」
芭蕉「我々は今。闘いの最中ではなかったか?」
利休「寝ぼけた事を。私の攻撃はもう始まっているのだぞ」
芭蕉「何!!何も感じんかったぞ!?」
利休「感じるって何を」
芭蕉「だからこう……脳髄にビシィッ!!とか」
利休「んな攻撃出来るか。神官じゃあるまいし」
芭蕉「……じゃあどんな攻撃をしたのだ」
利休「聞いてなかったのか?平和の如何を問う私の言葉」
芭蕉「それが攻撃か?」
利休「左様。戦闘の最中に平和を問う。さすがに躊躇しただろう。1ポイント先取だ」
芭蕉「……ちょっと待て」
利休「何だ」
芭蕉「これではただの口喧嘩ではないか」
利休「精神攻撃だぞ?口を使わずしてどう攻撃するというのだ」
芭蕉「不思議な踊りを踊るとか」
利休「……な!!!馬鹿な!!!」
芭蕉「どうした」
利休「お前の踊る姿を想像しただけで……相当なショックだ。1ポイントやろう」
芭蕉「なるほど。そういう事か」
利休「コツが掴めたようだな」
芭蕉「うむ。次なる言葉が勝敗を決する」
利休「その通りだ。」
芭蕉「そう言えば其方。出掛けに鏡を見たか?」
利休「はははは、見え透いた攻撃を!顔に何かついてるとか言うのであろう?」
芭蕉「ばれたか」
利休「良く使われる手だからな」
芭蕉「ちょっとした親切心だったのだがな」
利休「……本当についとるのか?王への拝謁を済ませたばかりなのだぞ」
芭蕉「ついてはおらん。開いとるのだ」
利休「口がか」
芭蕉「違う。チャックだ」
利休「嘘つけ」
芭蕉「王は御優しい方だ。見て見ぬ振りをしたのだろう」
利休「廊下で中納言の奴とすれ違ったが、何も言われんかったぞ」
芭蕉「お前に恥をかかせんが為、わざと言わなかったのだ」
利休「お前も知っていて言わなかったのか」
芭蕉「俺は気付かなかっただけだ。座禅をして初めて気がついたのだ」
利休「……しまった。何か……チェックメイトされた気分だ」
芭蕉「どうだ。確認すればお前の負け」
利休「するものか。チャックは開いておらん。それが答えだ」
芭蕉「気にならんのか。王に見せたかも知れん赤フンを」
利休「赤……私のコーディネイトを見破るとは……まさか…」
芭蕉「そういう事だ。良く見てみろ」
利休「…………開いとらんではないか」
芭蕉「俺の勝ちだ。今夜は奢ってもらうぞ」
利休「私にハッタリとは……やるな、次期大将」
>123
利休「応援してくれるのはありがたいが……もうダメだ。立てん」
芭蕉「さっきの闘いのダメージか」
利休「左様。つーか、足が痺れた」
芭蕉「情けない。利休の名は伊達か?」
利休「足が痺れるのと私の名と、どういった関係があるのだ」
芭蕉「利休とは異界のある茶人の名であろう?その程度で足を痺らすとは…」
利休「千利休殿と私を一緒にするな。だいたい失礼だ」
芭蕉「悪かった。詫びのしるしに足をさすってやろう」
利休「余計な世話だ。触るな」
芭蕉「何を遠慮しているのだ」
利休「ぬわ!!触るなと言うに!!!」
芭蕉「友人の好意はありがたく聞くものだ」
利休「貴様、わざとやってるな!?よせ!!つつくな!!」
芭蕉「はははは、今頃気付いても遅い。どうだ。その足では逃げれまい」
利休「…ぐ!!謀ったな!?」
芭蕉「謀ったも何も。勝手に足が痺れた其方が悪い」
利休「くそ!!全米を震撼させる壮大なスケールは何処へ行ったのだ!!」
芭蕉「んなもん、はなから無かったであろう。平和に始まりチャックで終わった戦いだ」
利休「こんな事なら、>117の言うとおりにするのでは無かった」
芭蕉「そうは行くまい。名無しの期待に答えてこそ、我等の存在意義があるのだ」
利休「おのれ117!!この恨み、はらさでおくべきか!!」
芭蕉「思いっきり逆恨みだな」
利休「うるさい。お前も足が痺れれば、同じ気持ちになるぞ!?」
芭蕉「それほどの苦痛か」
利休「左様。切り落されでもした方がましだ」
芭蕉「……今、自分で言って「しまった」と思っただろう」
利休「……いや?」
芭蕉「では切り落されてもいいと?」
利休「そのパターンは飽きた。見ろ。観客が、またかという顔をしとる」
芭蕉「ふん。マンネリが恐くて漫才が出来るか」
利休「つーか其方。単に私に一矢報いたいだけであろう」
芭蕉「解ったか」
利休「まだあの事を根に持っとるようだからな」
芭蕉「あの事だけでは無い。あの事も、あの事も。さらにあの事とかあの事も」
利休「執念深い奴だ。私はとうに忘れたというのに」
芭蕉「そこが気に食わんのだ!!!両足で済むこと、ありがたく思え!!」
利休「済まんが123。立てという其方の言。しばらくは実行出来そうに無い」
>125
利休「125よ。何を美味そうに飲んどるのだ」
芭蕉「見て解らんか?あの黒い液体」
利休「コーヒーか」
芭蕉「違う。グラスの底から、細かい泡が出ては消える…」
利休「コカ・コーラか」
芭蕉「その商品。異界からの持ち込みは禁止だ」
利休「コカイン入りだからか」
芭蕉「違う!!甘い物禁止令に引っ掛かったからだ!」
利休「何を怒っとるのだ」
芭蕉「コカインとか言うからだ。異界のメーカーを敵に回したいのか!」
利休「では何故にコカという名がついとるのだ」
芭蕉「んな事は知らん」
利休「聞いた事あるぞ?昔はコカの葉の抽出物を入れていたと」
芭蕉「その話題はよせ。薬の話など聞きたくも無い!」
利休「……随分と過剰な反応だな。どうしたのだ」
芭蕉「どうもせん」
利休「額が汗ばんどるぞ。言え。言って楽になるがいい」
芭蕉「言えるものか。言ったが最後、お家断絶になりかねん」
利休「…………其方……」
芭蕉「そんな目で見るな!俺は断じて!ヤクはやっとらん!!」
利休「…私は何も言ってはおらんぞ?」
芭蕉「は!!…………」
利休「安心しろ。誰にも言わん」
芭蕉「…………」
利休「クスリをやっていたのか?」
芭蕉「俺じゃない」
利休「解っている。やっていたのは……周防殿」
芭蕉「…!!?知っていたのか!!?父上の秘密を!!?」
利休「知らん。適当に言ってみただけだ」
芭蕉「……貴様…」
利休「そう凄むな。周防殿は、もはやこの世におらぬ方。生前の過ちは問わん」
芭蕉「……」
利休「私が気になるのは…薬の出所よ」
芭蕉「それは……知らん。本当だ」
利休「私の妻、紅葉の双子の片割れの事は知っていよう」
芭蕉「惺佳殿だな」
利休「其方には打ち明けたな。彼女が異界に逃げた経緯を」
芭蕉「警察の手を逃れるため、だったな」
利休「それもあるが…真の狙いは……異界からの薬の出所を突き止める為」
芭蕉「いいのか?ここでネタバレして」
利休「いいのだ。本編に直接関係ないからな」
芭蕉「……マスター。俺にも125と同じ物を頼む」
利休「私にも」
芭蕉「では、久々にイッポンヅリで乾杯するか」
利休「うむ。どうだ。125も一緒に」
131 :
名無しになりきれ:2007/02/10(土) 11:59:33
らああ!!
>131
利休「しいい!!」
芭蕉「どうした。歯にイッポンヅリでも挟まったか」
利休「七音音階を知らんのか」
芭蕉「では次は「ド」か」
利休「何だ。知っとるではないか」
芭蕉「まさか、んなベタな受け答えをするとは思わんかった故」
利休「ベタとは何だ。音階は…我が祖国の存在の源だぞ」
芭蕉「言わんとする事が良く解らん」
利休「‘リ’国の王が、天主と交信出来る唯一の王である事は知っていよう」
芭蕉「それがどうした」
利休「交信の際、使用するものがあるのだが…解るか?」
芭蕉「焚き火とか?」
利休「…それは祈祷師が良く使うがな?」
芭蕉「勿体つけずにしゃべったらどうだ」
利休「うむ。実はピアノを使う」
芭蕉「…ピアノ?」
利休「うむ」
芭蕉「……パイプオルガンならまだ解るが……ピアノか?」
利休「そうだ」
芭蕉「王がピアノを弾きながら…天主と交信するのか?」
利休「うむ。思いのままに曲を奏で、一種のトランス状態となるのだ」
芭蕉「……何かこう……信じ難いものがあるな」
利休「お主。王がグランドピアノの前に座るのを想像しているだろ」
芭蕉「…違うのか?」
利休「‘リ’国のピアノはな。そんじょそこらのピアノとは違うぞ」
芭蕉「ほう?どう違うのだ」
利休「でかい」
芭蕉「ただでかいだけか」
利休「うむ。東京ドームくらい」
芭蕉「嘘つけ」
利休「本当だ。弦を張り巡らしたドーム自体が、楽器なのだ」
芭蕉「それは…ピアノなのか?」
利休「弦の張り方が同じだからな。音も同じだし」
芭蕉「んなでかい楽器、どうやって弾くのだ」
利休「部屋の中心に王が立ち、‘気’にて弦を叩くのだ」
芭蕉「……そうすると、天主が降臨するのか?」
利休「左様」
芭蕉「その部屋に入った事はあるのか?」
利休「一度だけ。父上の補佐としてその‘弦室’に入った事がある」
芭蕉「……で、天主は来たのか?」
利休「それが来なかった。その時の父上の落ち込み様ときたら無かった」
芭蕉「どんな曲を弾いたのだ」
利休「曲名は知らんが……さ〜んぽ歩いてにほさ〜がる〜…とか言う歌詞の曲だ」
芭蕉「……俺が天主だったら、間違いなく来ないな」
133 :
名無しになりきれ:2007/02/17(土) 09:55:19 0
陛下ビーム
134 :
名無しになりきれ:2007/02/20(火) 22:54:17 0
マッスル返し
135 :
名無しになりきれ:2007/02/20(火) 23:05:53 0
お2人はどうやって知りアッー!たんすか?
>133
利休「おっと危ない」
芭蕉「痛!!」
利休「何だ、どうした」
芭蕉「どうしたもこうしたも。貴様が避けるから、ビームの餌食になったではないか」
利休「仕方なかろう。人間には防衛本能という物があるのだ」
芭蕉「いて!!また!!」
利休「いいかげん其方も避けろ。顔に孔が空いても知らんぞ」
芭蕉「俺が避ければ、後ろの薫に当たる。それでも良いのか?」
利休「良い訳ないが、薫ならば咄嗟に甲斐を盾にするであろうから、心配要らん」
芭蕉「無茶苦茶言うな。大体お前が避けるから、陛下が攻撃を止めんのではないか」
利休「では素直にビームを食らえと言うのか」
芭蕉「そうだ」
利休「断る」
芭蕉「その為に友人が犠牲になってもか」
利休「友人では無い。部下だ。上司を守るは部下の務めであろう」
芭蕉「都合の良い時に階級を持ち出しおって」
利休「悔しかったら私に勝つ事だな」
芭蕉「無理だ。月刀に敵うとは思えん」
利休「私に、ではなく、月刀に負けると申すか」
芭蕉「左様。同じ条件なら負けん」
利休「ほう?では8年前のあれは何だ。故意に負けた、と?」
芭蕉「其方の‘言’に負けたまで。無言でやりあえば必ず勝って見せる」
利休「良し。脱げ。ふんどし一丁で勝負だ」
芭蕉「脱……なぜだ」
利休「次に繋げるためだ」
>134
利休「見ろ!!!」
芭蕉「むむ!!!」
利休「これを見ても、勝てると申すか!!」
芭蕉「…なかなかに立派な何とか筋。その筋に関しては悔しいが負けだ」
利休「これはどうだ!」
芭蕉「むおーー!!!やられた!!!」
利休「参ったか」
芭蕉「いや、まだだ。今度はこっちの番だ」
利休「ほう?」
芭蕉「おりゃ!!」
利休「な!何ィーーーー!!!!?」
芭蕉「すごいだろ」
利休「すごい。まっこと凄い頬筋だ。それに関しては完敗だ」
芭蕉「負けを認めるか」
利休「認める。私が…一度も鍛えた試しが無い筋ゆえ」
>135
利休「真際らしい言い方をするな。アッー!の所で振り向いてしまったではないか」
芭蕉「私もだ。この気まずさ、どう対処したら良いのだ」
利休「おお!?」
芭蕉「何だどうした」
利休「お主、今「私」と言ったな?」
芭蕉「言ったがどうした」
利休「このこの!!」
芭蕉「リアクションに困るから止めろ。何がこのこのだ」
利休「次期大将たるもの。一人称を「私」にしろと言った私の言。聞いていたようだな?」
芭蕉「お前の遺言と思えば、聞いてやるもやぶさかではないと思ったまで」
利休「はははは、酷い言葉だ。お主がツンデレと知らねば、自殺しとる所だ」
芭蕉「私はツンデレでは無い」
利休「嘘つけ」
芭蕉「本当だ」
利休「はははは、そう照れるな」
芭蕉「照れとらん」
利休「では聞くが、私が死んでも泣かぬか?」
芭蕉「泣く」
利休「そら見ろ」
芭蕉「待ち望んだ大将の椅子に座れるのだ。嬉しさで涙も出る」
利休「……其方のツンデレ加減も相当だな」
芭蕉「……お前のめでたさ加減もな」
利休「前々から思っとったのだが、少し自分に素直になったらどうなのだ」
芭蕉「何だいきなり」
利休「初めて会った時の。自分の台詞を覚えてるか?」
芭蕉「確か……同室の芭蕉だ、と」
利休「その後だ」
芭蕉「リ国人が何の用だと」
利休「言うが早く、剣で斬りつけた事も覚えてるか」
芭蕉「覚えとる。なかなかに衝撃的な出遭いだった」
利休「衝撃だったのはこっちだ。友好の徴に出した右手を切り落とされたのだ」
芭蕉「実にすっきりしたのを覚えている」
利休「その後斬り合いが始まり、部屋は二人分の血で染まった」
芭蕉「世話役の中将殿が止めに入らなねば、間違いなくどちらか死んでいた」
利休「とにかく気に入らんかった。其方が大将の息子と聞き、特に」
芭蕉「こっちもだ。リ国人は母上を殺した仇ゆえ」
利休「出た。身内を殺されたとか言う安易な逆恨み設定」
芭蕉「あまりの仲の悪さに辟易した師団長が、部屋変えをしようとしたな」
利休「それをお前は断った」
芭蕉「ノートパソコンを壊されたままだった故な」
利休「私が壊したわけではない」
芭蕉「お前の血がキーボードに入りこみ、基盤がいかれてしまったのだ」
利休「そんな事まで私のせいか」
芭蕉「そうだ。すべてお前が悪い」
利休「同じような理由で、他の近衛にも良くやられた」
芭蕉「そうだろうそうだろう」
利休「…何故かような仕打ちを受けねばならんのだ」
芭蕉「貴様がリ国人だからだ」
利休「……」
芭蕉「覚悟はしていたのであろう?外国人、特にリ国人は風当たりが強いと」
利休「それはそうだが……腑に落ちん事がひとつある」
芭蕉「何だ」
利休「「あれ」はどう言った理由なのだ」
芭蕉「「あれ」とは?」
利休「半年後の訓練の時だ。私が3人同時に手合いを申し込まれた時」
芭蕉「ああ、あれか」
利休「承諾もせんうちに、奴等、前後から斬りかかって来た」
芭蕉「懐かしいな」
利休「遠い眼をして微笑む所か」
芭蕉「私が止めに入らねば、お前は死んでいた」
利休「一応確認しておく。何故に助けた」
芭蕉「多勢に無勢。近衛の沽券に関わること故」
利休「それだけか」
芭蕉「それだけだ」
利休「真はお主。奴等に嫉妬したのではないのか?」
芭蕉「どういう意味だ」
利休「奴等に殺されてたまるか。利休に止めを刺すのは自分だ、と」
芭蕉「そこまで考えてなどおらん」
利休「深層意識という奴だ。半年も喧嘩していれば、そういう意識も芽生える」
芭蕉「思い上がるのもいい加減にしろ。まるで俺が――――」
利休「どうした。その先を言うのが恐いか」
芭蕉「―――貴様。その先を言わせるつもりか」
利休「ここまでシリアスに盛り上げたのだ。言わぬと多分……135が怒るぞ」
芭蕉「ふん。この長文。真面目に読んでなど居るものか」
利休「誤魔化すな。言え。言わねば……この私が代わりに言うぞ?」
芭蕉「何なんだ。今日はやたらに攻めるな」
利休「自分の思い込みではない事、確認したい故」
芭蕉「言わぬでも解っていよう」
利休「お前の口から聞きたい。冥土の土産に」
芭蕉「冥土とか言えば折れると思っているのか」
利休「左様。其方はその手の言葉に弱い」
芭蕉「ふん。俺の負けだ」
利休「では聞こう。お主に取って私は何だ」
芭蕉「親友であり、ライバル。この答えでは不満か?」
利休「不満だ。もう一声欲しい」
芭蕉「くそ!!あくまで言わせたいか、あの言葉を!」
利休「左様。聞きたい」
芭蕉「……れていた」
利休「なんだ。聞こえないぞ」
芭蕉「惚れていた!!いつしか、俺に取って無くてはならぬ存在となっていた!!」
利休「どうだ。自分に素直になると、すっきりするだろう」
芭蕉「……ふん。これっきりだからな」
利休「当たり前だ。そう何度も言われたら誤解してしまうぞ」
139 :
名無しになりきれ:2007/02/24(土) 21:53:18 0
つんでれら
>139
利休「嫌だな。そんな名の花嫁候補」
芭蕉「花嫁候補?」
利休「知らんのか?継母と姉さん達に苛められる可哀想な娘の話を」
芭蕉「ああ、あのガラスの靴を落とす奴か」
利休「良し。ここはネタをやる大チャンスだ。お主。姉さんをやれ」
芭蕉「姉さん?女ではないか」
利休「序盤は女しか出てこんのだ。仕方なかろう」
芭蕉「……お前は何をやるのだ」
利休「無論、主役」
141 :
コント@ツンデレラ ◆r4nATUz5SU :2007/02/25(日) 09:11:46 0
芭蕉「ツンデレラ〜ツンデレラ〜」
利休「何か御用か?姉上」
芭蕉「……それ、完全にお前ではないか」
利休「済まん。ついうっかり」
芭蕉「ツンデレラ!返事なさい!」
利休「なあに?おねえ様」
芭蕉「舞踏会に来ていくドレス、夕方までに繕っておいて頂戴」
利休「はははは!この私に裁縫だと!?ドレスがどうなっても知らぬぞ!?」
芭蕉「誰がお主に頼むか!!ツンデレラに頼んどるのだ!!」
利休「そうだった」
芭蕉「頼むぞ」
利休「おねえさま〜、終わりましたぁ〜」
芭蕉「あら、ずいぶんと早いわね」
利休「今のミシン、高性能ですからぁ〜」
芭蕉「この時代にミシンはなかろう!!大体何だ。くねくねして気持ち悪い」
利休「キモイとは何だ。女とはこういう物であろう」
芭蕉「お前は極端なのだ。普通にしろ」
利休「こうか」
芭蕉「そうだ。動きはあくまで優雅に。歩く時は静々と流れるように」
利休「其方。馬鹿に上手いな。さては昔、女だったな?」
芭蕉「ツンデレラ!姉さんに向かって、口答えは許しません!」
利休「……無視しおって。さては本当に女だったに違いない」
芭蕉「聞こえてるの?ツンデレラ」
利休「聞こえてますわ、おねえ様と違って、まだ若いですし」
芭蕉「何ですって!?私が年寄りだとでも言うの!?」
利休「そう取ってもらっても結構ですわ」
芭蕉「いいわ!あなた、暖炉のお掃除でもしていなさい!」
利休「ええ!?お城の舞踏会は・」
芭蕉「あなたはお留守番よ!ドレスも無いくせに、身の程を知りなさい!」
利休「その顔で舞踏会に行こうとするおねえ様こそ、身の程知らずじゃなくって?」
芭蕉「ちょっと待て。シンデレラはそんな性格だったか?」
利休「これでいいのだ。ツンデレなシンデレラ故」
宗光「“時をかける陛下”っていいと思いませんか?」
智華「陛下がセーラー服で、「いっけぇぇぇぇぇ!」ってタイムリーブするの?」
宗光「実は“時をかける少女”の限定版のDVDを予約してしまいました」
智華「発想予定日が4月下旬になってるけど?」
宗光「ええ、料金は着払いです。それに、25%OFFなんですよ」
智華「それで8000円もするの?」
宗光「なけなしのお金ですよ。工面が大変でした」
智華「……工面って?」
宗光「ほら、最近本書いていたでしょう。あれの印税です」
智華「……ああ、あれね。イ国からの脱走紀みたいなやつね……売れたの?」
宗光「ええ、それなりに。次回作は政治物を書きますよ」
智華「田中角栄みたいね♪」
宗光「しかし、私は小学校卒ではありませんよ。大学院まで出ていますし、医師免許も(ry」
智華「はい終了、って医師免許持ってたんだ……」
宗光「うちの父親が五月蝿くて、仕方なく取ったんですよ」
智華「御父様がそんなこと……でも、御父様は内務大臣じゃ?」
宗光「父上の場合、医師だったんですが、祖父の死去に伴って政治家になって」
智華「貴方に後を譲って、貴方が謀略で失脚して、現在に至った訳ね♪」
宗光「車が爆破されたり、食事に毒が入ってたり、それが情報操作で全く存在しないことになっていたり……」
智華「どこで落とすの?」
宗光「ここで強制終了させます……!」
143 :
コント@ツンデレラact2 ◆/VbQIn4P72 :2007/02/27(火) 06:52:33 0
利休「…今頃姉さん達、お城で飲めや歌えやの無礼講ね」
芭蕉「ツンデレラ」
利休「あら、通りすがりの魔法使いのお婆さん」
芭蕉「舞踏会に行かないのかい?」
利休「行かないわ。どうせ王子様は不細工だし。お酒はお肌に悪いし」
芭蕉「そう、じゃあ仕方ないわね」
利休「待て!話が終わってしまうではないか!」
芭蕉「行きたくないのを無理に連れて行く必要があるのか」
利休「ツンデレラはツンデレなのだ。本当は行きたくてたまらないのだ」
芭蕉「……迷惑な性格だな。こんなで王子のハートを射止められるのか?」
利休「問題ない。王子はツンデレ好きと決まっとる」
利休「ああ、あそこにいらっしゃるのが、王子様ね」
芭蕉「おお、なんと美しい娘」
利休「あら?王子様がこちらにいらっしゃるわ。解る方には解るのね」
芭蕉「其方、私と踊ってくれないか」
利休「嫌です、王子様」
芭蕉「なに?王子の申し出を断るのか!?」
利休「良く考えたら、この手のダンスの経験は無い故」
芭蕉「嘘つけ。この前ご婦人と踊っとるのを見たぞ」
利休「あれはアイスダンスだ」
芭蕉「あれが出来るなら簡単だ。組み合い、身体を揺するだけでいいのだ」
利休「こうか」
芭蕉「……上下ではない。左右にだ」
利休「それなら出来そうだ」
芭蕉「行くぞ」
利休「来い!」
芭蕉「……柔道の試合ではないのだ。そう構えるな」
利休「どうすれば良いのだ」
芭蕉「俺がお主の手を取り、腰を引き寄せる故、身を任せれば良いのだ」
利休「……そしてこのままベットになだれ込むのか?」
芭蕉「案ずるな。ベットシーンなど無い」
144 :
コント@ツンデレラ ◆r4nATUz5SU :2007/02/27(火) 07:18:08 0
利休「む!何だこの音は!のど自慢か!?」
芭蕉「12時の鐘だ!誰かが気を利かして鳴らしたのであろう」
利休「まだ踊ってもおらんのに、早過ぎないか?」
芭蕉「楽しい時は早く過ぎるもの。急げ。魔法が解けるぞ」
利休「いけない!12時の鐘だわ!もう行かなくては!」
芭蕉「待ってくれ!せめて君の名を!」
利休「 私の名は―――――――――」
芭蕉「なんだその無駄に長い間」
利休「過去の名作をパクろうとしたが、その名を忘れた」
芭蕉「……余計な色気を出さんでいい」
利休「さようなら王子様!!元気でいてね!!」
芭蕉「今生の別れか!!まるで探して欲しくないみたいに!!」
利休「だって王子様不細工だし」
芭蕉「ツンデレラよ。其方の前に立っているのは芭蕉ではない。王子様なのだ」
利休「お前の顔を目前に、王子様のハンサム顔を想像しろというのか」
芭蕉「それが役者というものだ」
利休「それが役者の世界か!なんど厳しい世界なのだ!!」
芭蕉「いや。役者の世界の厳しさ、他にあるような気が……」
利休「芭蕉!!私はこの役をやり遂げるぞ!!逆境に耐えてこそ軍人!!」
芭蕉「役者として大成したいのか軍人として大成したいのかどっちなのだ」
利休「愚問だな。芸人としてに決まっとろうが」
利休「芭蕉!読んだか本スレ!!」
芭蕉「お主、語尾にエクスクラメーションマークが無いと話せんのか。聞こえとるわ」
利休「ふん。年寄りには気を使うのは当然の理」
芭蕉「ではお前も年寄りか」
利休「……お前と話すと先が進まん。どうなのだ。読んだのか読んどらんのか」
芭蕉「読んどらん訳が無かろう。俺もお前と同・むぐ!」
利休「言うな!!中の人が同じとかそういう事は!!!」
芭蕉「離せ!!違う!!お前と同様、レス返ししていたと言いたかったのだ!!」
利休「何だ。それなら話が早い」
芭蕉「上は大変なのだぞ?時折城が揺れ、天井から埃が落ちて」
利休「んな事大変のうちに入るか。こっちは死ぬとこだったのだ」
芭蕉「…死ななかったのか」
利休「なんだその心底残念そうな顔」
芭蕉「解るか」
利休「解らいでか」
芭蕉「さすがは永き時を共に歩んだ我が親友。以心伝心とは正にこの事」
利休「たまに出るお主のボケ。偽りと虚無に満ち溢れとるな」
芭蕉「ボケでは無い。単なる皮肉だ」
利休「真は私に惚れとるくせに。ツンデレとは困った生き物よ」
芭蕉「……だから言いたくなかったのだ。惚れるとかそう言う言葉は」
利休「本スレにて縁が大活躍だったわけだが」
芭蕉「……切り替えの早い奴」
利休「話が振りだしに戻ってしまった」
芭蕉「誰も死なず…か。先王様の苦しみはまだまだ続くのだな」
利休「そこだ!!先王様の魂を解き放たんとする私の目論見が!!」
芭蕉「せっかく先王と心中するチャンスだったのにな」
利休「そうだ。その為だけに、生き恥を晒してここまできたのだ」
芭蕉「生き恥…?」
利休「左様。この命、一年前に失う筈だったのだ」
芭蕉「そうか。異界の少年を助けた大罪人だったな。お前は」
利休「あの時。介錯を申し出た其方には感謝している」
芭蕉「残念だ。第一王位が止める前に、さっさと介錯しとけば良かった」
利休「お主。私が好きなのか嫌いなのかどっちなのだ」
芭蕉「両方だ。‘愛’と‘憎しみ’は表裏一体ゆえに」
利休「そこまで言われると気持ち悪いな」
利休「第一王位は言われた。お前の命は来年の2月28日までだと」
芭蕉「明日、だな」
利休「左様。明日だ」
芭蕉「どうするのだ。逃げるのか?」
利休「んな訳なかろう。潔く腹を切る」
芭蕉「なんと。異界の利休なる茶人と同じ死に方か」
利休「左様。命日も同じ。2月28日」
芭蕉「あっちは陰暦だがな」
利休「芭蕉」
芭蕉「何だ」
利休「友人として、最後の頼みを聞いてくれぬか」
芭蕉「どうしたあらたまって」
利休「どうなのだ。聞くのか聞かぬのか」
芭蕉「解った。聞こう」
利休「その言葉、二言はないな?」
芭蕉「……嫌な予感がするな。切腹する役、代わってくれと言うのではあるまいな」
利休「……お主。私を何だと思っているのだ」
芭蕉「純白の軍服を纏った腹の黒い武将と」
利休「……この期に及んでツンデレはよせ」
芭蕉「ツンデレでは無いと言うに」
利休「して頼みと言うのはな」
芭蕉「…またしても切り替えの早い奴」
利休「この短剣、異界の…例の少年に届けて欲しいのだ」
芭蕉「郵便でか」
利休「んな便利な郵便屋が居るか。運び屋を使うのだ」
芭蕉「月夜とか使って良いのか」
利休「アルビノは目立つ。残月が良かろう」
芭蕉「金の髪でも十分目立つと思うが」
利休「黒に染めさせる故、心配は無用だ」
芭蕉「……なら月夜でも同じではないか」
>372(本スレ)
利休「ほう?Rを兄貴と呼ぶ貴様、Rの弟か?」
芭蕉「違うだろ。おそらくただの弟分」
利休「弟分。すると私に対する芭蕉の存在のようなものか」
芭蕉「それは違うと否定する前に、話をすぐ自分に持っていくのはやめておけ」
利休「―――む!気付かんかった」
芭蕉「最近多いからな。気をつけろ」
利休「372よ。私は問いたい。何故あのような書き込みをしたのか」
芭蕉「俺も聞きたかった。スレ汚しと本気で思うなら、こっちに書くべきなのだ」
利休「アンカー付けで書きこまれると、レスに困るではないか」
芭蕉「……そっちの心配か」
利休「だいたいお前もお前だ」
芭蕉「なんだ。何故俺に振る」
利休「お前が本スレでちゃんと対処せんから、ここで説教する羽目になったのだ」
芭蕉「俺だって、お前と同じ理由で対処に困ったのだ。仕方あるまい」
利休「困った困ったで問題をたらい回しにするな。役人かお前は」
芭蕉「……役人だが」
利休「ステレオタイプの役人になるなと・ああ!!またもや自分等の話に!!」
芭蕉「ここまで来ると病気だな。自分語り病。予後は不良」
利休「何度も言うが本スレの372。コテに話しかけるとどうなるか、解るな?」
芭蕉「どうなるのだ」
利休「話しかけられたコテは、良心からどうしても返してしまう」
芭蕉「それで?」
利休「返された名無しは再び話しかけてしまう」
芭蕉「今回はそうはならなかったがな」
利休「下手すればの話だ。雑談に発展し、それは荒らしの好餌となる」
芭蕉「とどのつまり、荒らしが恐いわけだ」
利休「恐い。対処する自信がない」
>373(本スレ)
利休「…芭蕉。ほんと、面倒をおしつけてくれたな」
芭蕉「すまん。返す言葉もない」
利休「筒井康隆が時間の定義について語ったかどうかなど、私が解るわけがない」
芭蕉「常識知らずだからな」
利休「お前は知っているのか」
芭蕉「知らん」
利休「なら何故ここに振った。私が知らん事も知っとっただろう」
芭蕉「忘れたか。ここには、我々以外のコンビも居ることを」
利休「……居たか?」
芭蕉「いる」
利休「悪性電波さんか?」
芭蕉「他スレの話題はよせ!!荒らされたいか!!」
利休「すまん。ファンなもので、つい」
芭蕉「しかも近日引退されたとかしないとか」
利休「……其方も詳しいな」
芭蕉「我々以外のコンビとは。参謀殿とその奥方だ」
利休「そうか!!すっかり忘れとった!!」
芭蕉「彼ならその手の話題に詳しかろう」
利休「違いない!!彼に押し付けるとしよう!!……其方もなかなか、悪よのう」
芭蕉「…いえいえ。師団長ほどでは」
>>147 旦那、すみません。兄貴がアレなまでに叩かれていたのでつい。
>149
利休「149!!貴様!!まだ解らんか!!」
芭蕉「落ちつけ。どうしたのだ」
利休「Rの弟分が謝ってきたのだ」
芭蕉「謝るのは人間として出来とる証拠だ。何を怒る」
利休「ブルータス!!お前もか!!」
芭蕉「何故にそこで裏切り者扱い」
利休「気分的に」
芭蕉「……で、149の何が問題なのだ」
利休「あれほどレスを返すなと言ったのに、レスを返してきたから怒っとるのだ」
芭蕉「返さんとレスでは無いではないか」
利休「わざと突っ込み所を違え、怒りの矛先を鈍らせようとしても無駄だ」
芭蕉「解るか」
利休「解らいでか」
芭蕉「さすがは23年来の盟友。一心同体とはこのこと」
利休「貴様。何故149を庇う」
芭蕉「庇うというか…とにかく冷静に考えてみろ。149はお前にレスしてきたのだ」
利休「何が言いたい」
芭蕉「お前はスレ主。スレ主に話しかけるは当然の理。違うか」
利休「……違わん」
芭蕉「そら見ろ。怒る理由など一つも無いではないか」
利休「…?おかしい」
芭蕉「おかしいのはお前だ。149に謝れ」
利休「済まん149。言い掛かりをつけたりして」
芭蕉「頭の下げ方が足りん。もっと誠心誠意謝るのだ」
利休「――――このとおり!!許してくれ!!」
芭蕉「まだまだだ。全裸で土下座すれば、149も許してくれよう」
利休「…何故そこで服を脱ぐのだ」
芭蕉「女性読者サービス」
利休「その気持ちは解る。この肉体美。見たくない者などおるまい」
芭蕉「男以外はな」
利休「つい最近まで、そう思っていた」
芭蕉「なんだ。男に迫られでもしたか」
利休「そっちじゃない。女性に眼をそむけられたのだ」
芭蕉「いつだ」
利休「裸で市中引き回された時」
芭蕉「そりゃあ…あれだけ振りまわされたらな」
宗光「筒井康隆みたいなことですか」
智華「というよりも、筒井康隆の表現を借りたんですね♪」
宗光「まるまる一緒と云うわけではありませんが、影響は大きいです」
智華「それより、内務大臣になったんだってね」
宗光「ええ、なりましたよ。妨害とかもありましたけどね」
智華「家に剃刀の入った手紙送られたり、怖い人が来たり……」
宗光「その怖い人を殴って倒して御用にしたのが、智華さんですから信じられません」
智華「少なくとも貴方よりかは強いかもよ♪」
宗光「え……じゃあ、押し倒したりとかも本当は出来ないんですか?」
智華「手加減って言葉知ってる?」
宗光「じゃあ……試してみましょう。智華さんの弱点は知っている心算です」
智華「お互い様よ♪」
宗光「いきますよ……責任は取ってください(以下自粛
相談したいんですが本当にここで相談していいのかどうか悩んでいます。
どうしたらいいんでしょう?
153 :
名無しになりきれ:2007/03/09(金) 22:41:29 0
コピーキャット!!
本スレに参加したいです!
155 :
アラウネの元姫にして烈風の彼女:2007/03/10(土) 22:12:56 0
じゃあキャラを作ればいいとおもいます
>151
利休「くそ!!いい所で自主規制しおって!!」
芭蕉「利休……。其方……」
利休「何だその眼は。文句があるなら口で言え」
芭蕉「同僚の家の天井裏に忍び込むのはどうかと思うぞ」
利休「ほいほい付いて来たのは何処のどいつだ」
芭蕉「違うぞ。俺はお前を見張る為について来たのだ」
利休「ほんとか」
芭蕉「本当だ」
利休「なら何故にオペラグラスなど持っとるのだ」
芭蕉「これは……忍びとしての‘たしなみ’に過ぎん」
利休「その集音器も‘たしなみ’か?」
芭蕉「無論だ」
利休「その金属バットもか」
芭蕉「これはな。いざと言う時、お前を殴るアイテムよ」
利休「ほう?」
芭蕉「何だその不敵な眼差し」
利休「そう来ると思ってな。私も用意しとったぞ」
芭蕉「な!!それは!!?」
利休「左様。金属バット(釘付き)」
芭蕉「……やるな」
利休「お前こそ」
芭蕉「まさかバットを持った男二人、天井裏に居るとは気付くまい」
利休「そりゃそーだ。金属・」
芭蕉「し!…彼等がこっちを見とる!」
利休「チューチュー」
芭蕉「ニャーニャー」
利休「チュー!!!」
芭蕉「ニャーーー!!!」
157 :
名無しになりきれ:2007/03/14(水) 15:31:11 0
うおう!!
158 :
名無しになりきれ:2007/03/23(金) 21:35:53 0
かっとばせ
159 :
名無しになりきれ:2007/03/23(金) 21:53:13 O
ゴ・リ・ラ!
さいきんみないけど師団長は風邪かな?
ヒント:アクセス規制
どうせこう言う所なんだから設定的な話をしてくれよ
と中の人からブーイングが起こると思いますw
第一回 ミス・ユ国コンテスト 開催のお知らせ。(草稿)
応募要綱:
健康で明朗な、知性と品性を伴った規定の衣装を一通り着こなせる方。
2名以上の推薦を添えてお申し込みください。
本大会はミス ユ国と銘打っておりますが
ジェンダー相違の問題、既婚者差別の観点から未婚既婚、性別は問いません。
他薦のみの方には選考の上、実行委員会から出演の交渉を行います。
規定衣装
2次選考
水着
最終選考
民族衣装
他、エキシビジョンとして各自個性を引き立てると考えられる衣装を
各自用意していただきます。
くれぐれも倫理規定に抵触しない衣装のご用意をお願いします。
なお、選考で使用した衣装は参加者の方に差し上げます。
こんなもの作ってみた。
利休復帰を待って本スレに投下予定
>152
利休「そう悩むな。入れ入れ」
芭蕉「待て」
利休「何故に止める」
芭蕉「何故152が悩んでいるか、考えるのが先決だ」
利休「…またそれか。まずは行動。行動が結果を生むのだ」
芭蕉「行き当たりばったりの人生は、お前だけで十分よ」
利休「ふん。いくら思慮深くてもな。行動力のある者には敵わんのだ」
芭蕉「貴様の持論は聞いとらん。それで良く国王補佐官が務まってたな」
利休「…その話はよせ。過去の話だ」
芭蕉「俺が当選したら俺が格上だからな」
利休「―――聞いたか?152よ。こういう奴だぞ」
芭蕉「何だいきなり」
利休「どっちの格が上だの下だの。んな「みみっちい」奴に相談など」
芭蕉「お前に言われたくない。都合の良い時に階級を持ち出すお前に」
利休「あれは面白かろうと思いやっとるだけだ。本意ではない」
芭蕉「本当か」
利休「本当だ」
芭蕉「疑ったらきりがない。信じよう」
利休「意外に素直なところがお主の良い所だ」
芭蕉「素直というか。諦めが良いというか」
利休「152も見なおしただろうな」
芭蕉「そうだろうか」
利休「そうに決まっとる。そうだろう?152」
芭蕉「そうなのか?152」
利休「見ろ。すりガラスの向こうで頷いとる」
芭蕉「……居眠りしとるだけではないのか?」
利休「なんと。152は睡眠病を患っとったか」
芭蕉「…そういう事にしておくか」
>153
利休「む!虎之助!!?何ゆえここに!?」
芭蕉「良く見ろ。鼻が赤い」
利休「トナカイか」
芭蕉「コピーロボットを知らんのか」
利休「知らんわけなかろう。こう見えても「怪物くん」の大ファンだからな」
芭蕉「ここはまだ 突っ込まんのが 親心」
利休「詠む間があったら突っ込んでくれんか」
芭蕉「突っ込むと先が進まんからな」
利休「突っ込まん突っ込みなど要らんぞ」
芭蕉「大いに結構。好きで居るわけではない」
利休「またまた。ホントは居たいくせに」
芭蕉「……良し良し、虎之助(のコピー)。こんな飼い主だと苦労するな」
利休「…そ奴の飼い牛になった覚えはない」
芭蕉「牛ではない。主だ。いちいち反応するのも疲れる」
利休「今のはボケではない。ホントにそう聞こえたのだ」
芭蕉「では何か。俺が「お主」と呼ぶ時も。「牡牛」に聞こえたりするのか」
利休「たまに」
芭蕉「……良〜し良し。可愛いネコだ」
利休「……てや!!」
芭蕉「何をする!いきなり鼻を押すとは!!」
利休「コピーロボットは鼻を押すと元に戻るのであろう?」
芭蕉「せっかく人が可愛がっとる所を…。さてはお主、嫉妬したな?」
利休「ばかな。誰が嫉妬など」
芭蕉「お主も膝に座るか?喉をなでてやるぞ」
利休「気色の悪い冗談を飛ばすな。私はただ、試して見たかっただけだ」
芭蕉「ほう?ではもう一度押して見ろ」
利休「言われるまでもない。そりゃ!」
芭蕉「むおお!!利休が二人…。嫌な光景だ」
利休「ははははは、153!!これはもらっていくぞ!!」
芭蕉「 ところで。「コピーキャット」はこういう用法で良かったのであろうか」
>154
利休「別にここで断る必要などないぞ154よ」
芭蕉「うむ。参加するなと言ってもする奴も居るしな」
利休「やらんと言ってもやる奴もおるし」
芭蕉「…何を?」
利休「……いろいろと」
利休「いい機会だ。スレへの参加方法について考察するか」
芭蕉「考察するほどのことか」
利休「無論だ。いいか」
芭蕉「うむ」
利休「名無し・コテを問わず、共通する事だが…」
芭蕉「な・なし・こて…」
利休「…メモを取るなメモを」
芭蕉「議事録が必要かと思い」
利休「テープが回っとる。心配するな」
利休「ひとつ。ストーリーを進める進行役」
芭蕉「むう。「過去スレ」「過去レス」「流れ」の3つを読まねばならん難しい役」
利休「使用例として、「むりゃあ!!」とか「ひぎいぃぃぃ」とかな」
芭蕉「……それのどこが進行役なのだ」
利休「考えても見ろ。人間、叫び声を聞いたら、何らかの反応せざるを得まい」
芭蕉「そりゃあな」
利休「その結果、人が血を流したり、戦争が起こったりするのだ」
芭蕉「…なんだか良く解らん」
利休「察しの悪い奴だ。では手本を見せてやる。其方、叫べ」
芭蕉「うおおおおお!!!」
利休「いきなりなんだ!!びっくりするではないか!!」
芭蕉「叫べと言ったではないか!」
利休「レス途中に茶々を入れるな」
芭蕉「なんだ。今のはレスか」
利休「もう一度だ」
芭蕉「でやあぁぁぁぁぁ!!!」
利休「なんだ!!やる気か!?」
芭蕉「……」
利休「否定せんとはいい度胸だ。この私に喧嘩を売った事、後悔するがいい」
芭蕉「……」
利休「何だその眼は。―――ふん。良かろう。まずはその眼から抉ってやる」
芭蕉「待て!本気か!」
利休「ははははは、レスに決まっとるだろう」
芭蕉「嘘だ。どさくさに紛れてホントに抉ろうとしただろ」
利休「言い掛かりだ」
芭蕉「その抜いた剣はなんなのだ」
利休「この眼を見ろ。千年の時を経た北極の氷の如く透き通る瞳を」
芭蕉「ふん。熱帯魚が泳いどるぞ。温暖化の影響か?」
利休「っとまあ、こんな風に」
芭蕉「なにがこんな風になのだ」
利休「この芭蕉の如く。ネタをネタと見抜けん奴は不向きだと言う事よ」
>155
利休「キャラを作る。そういう手もある」
芭蕉「お前ならどうする。今この状況で、新参だとしたら」
利休「―――そうだな。しゃべる置き石にでもなるか」
芭蕉「しゃべるのか」
利休「しゃべらんとスレに参加出来んからな」
芭蕉「置き石が何をしゃべるのだ」
利休「ちくしょー!!優しく置け!!とか、場所が違う、こっちだ!とか」
芭蕉「そりゃまたウザイ置き石だ。捨てられるは必至だな」
利休「――お前なら何になりきると言うのだ」
芭蕉「……閣僚の一人とか」
利休「自分と似たようなキャラをやって楽しいか?」
芭蕉「演じた経験が無い故、良く解らん」
利休「こういうのはな、まず自分から遠いものから始めるのだ」
芭蕉「置き石とかか」
利休「うむ。電柱とかな。無生物が嫌なら犬とか牛」
芭蕉「動物は嫌だ。このケダモノめ!とか言われるのであろう」
利休「ケダモノなのだから仕方あるまい」
芭蕉「しかも行動が限定される。故につまらん」
利休「お主。犬がくるりと回ってワンと鳴くものと決めつけていないか?」
芭蕉「…何が言いたいのだ」
利休「行動が限定されると決めつける其方がつまらんと言いたい」
芭蕉「では何か?犬がフェラーリ・テスタロッサを華麗に乗り回したり」
利休「うむ。ありだな」
芭蕉「華道や茶道を極め、辞世の句を詠む犬とか」
利休「うむうむ」
芭蕉「衆議院選に出馬し、当選してしまう犬とか」
利休「はははは。犬なのに出馬はおかしいな」
芭蕉「つーか。そういう犬は犬である必要はあるまい」
利休「…我侭な奴だ。お前に動物を演じる資格はないな」
芭蕉「やるとは言っとらん」
利休「お前のような奴は人間をやるがいい。ただし、異性だ」
芭蕉「俺に女を演じろと言うのか」
利休「逆に。同じ男を演じて何が楽しいのか問いたい」
芭蕉「…女になって楽しいのか?」
利休「それなりに」
芭蕉「…そういう趣味があるのか?」
利休「何でそうなるのだ。演技だと言っとるだろう」
芭蕉「俺は嫌だぞ。ネカマとばれて追い出されるのは」
利休「―――ふん。貴様。名無しと言うものを良く知らんな?」
芭蕉「何がだ」
利休「名無しというものは。気持ち悪いものを排除する性質があるのだ」
芭蕉「だから嫌だと言っとる」
利休「いいか。ネカマだから排除するのでは無い。キモイから排除するのだ」
芭蕉「そう言えば、其方のツンデレラはキモかったな」
利休「…お前の姉さんもな」
利休「済まんが飛ばすぞ」
芭蕉「一瞬だけな」
>163
利休「女・男の別なくって事はつまり、師団員も出る可能性があると」
芭蕉「俺は嫌だぞ。さっき散々言ったが」
利休「貴様の女装など死んでも見たくないわ。若いもんに任せておけ」
色々考えましたがメイドは自重しました。
170 :
アラウネの姫:2007/03/31(土) 23:55:34 0
毎回わたしの名前が少し違うのは何かの罠でしょうか
>157
利休「何だ!我等を近衛の士官と知っての所業か!!?」
芭蕉「待て。こ奴、どこぞで聞いた声だ」
利休「お主の知合いなら手は出さん。誰だ」
芭蕉「誰だったか…ぬわ!」
利休「早く思い出してやれ!怒っとるぞ!」
芭蕉「覆面しとるのに良く解るな」
利休「適当に言っただけだ」
芭蕉「なんだそう……おっと!」
利休「なんとこ奴、なかなかの手練!!」
芭蕉「剣を抜くとは…157よ。私に怨みでも…ぐっ!!」
利休「大丈夫か!?」
芭蕉「かすっただけだ!心配無用!!」
利休「お前も抜け!素手で敵う相手じゃないぞ!?」
芭蕉「馬鹿を言え!誰だかも解らんのに抜けるか!」
利休「なら私が抜く!」
芭蕉「よせ!一般人だったらどうする!?」
利休「正当防衛だ!」
芭蕉「愛国評議会の罠かも知れんぞ!?どう言い訳する!?」
利休「知るか!死んだら元も子もないでは無いか!」
芭蕉「ではお主に任せる。俺は未来がある身故」
利休「私に未来は無いと」
芭蕉「exactly(その通りでございます)」
利休「誰の真似だ誰の」
芭蕉「危ない!後ろだ!」
利休「ぐわ!馬鹿な!この技は!!」
芭蕉「氷の飛剣…!?以前食らった覚えのある…誰の技だったか……」
利休「私の技だ私の!!」
芭蕉「何故こやつが利休の技を使えるのだ!?」
利休「氷の属性を持つ者は他にも居る。驚くほどのことか」
芭蕉「つーか、食らったのはお主だ。大丈夫か」
利休「ふん。氷の技は氷で防げる。見ろ」
芭蕉「氷の剣が背に突き立っとるように見えるが」
利休「氷の盾で防いだ。氷と氷は同化し易いのだ。」
芭蕉「なるほど」
利休「やってみて今解った」
芭蕉「……ともかく。早く奴を止めろ。次の飛剣が来る」
利休「ならば先手必勝!この飛針を食らえ!!」
芭蕉「飛剣とどう違うのだ」
利休「空気抵抗が少ない故、貫通度が高い。細い故、焔相手には使えんがな!」
芭蕉「おお!!効いとる!!奴を壁に貼りつけたぞ!!」
利休「覆面を剥げ!氷が溶けぬうちに!」
芭蕉「ほい来た!」
利休「――――――なにぃーーー!!?」
芭蕉「こ!こ奴は!!?」
利休「支点!力点!作用点!!」
芭蕉「いきなりCMか!?」
利休「済まん。少々錯乱した」
芭蕉「そうだろうそうだろう。覆面剥いだら自分だったのだからな」
利休「おのれ!勝手に私のクローンなど作りおって!」
芭蕉「違うだろう!良く顔を見ろ!!」
利休「鼻が赤い。…そうか!!」
芭蕉「やっと気付いたか」
利休「153から貰い受けたコピーロボット!!すっかり忘れとった!」
芭蕉「何故にそれが襲ってきたのだ」
利休「昨夜コールドスリープの実験台にしたからな。根に持っとるんだろう」
芭蕉「……コピーロボットの正しい使い方を知らんのか」
>158 >159
「只今、新筆頭国王補佐官・芭蕉氏による始球式が始まろうとしております」
「対するバッターは、前筆頭国王補佐官・利休氏。バッターボックスに入ります」
「実況はこの私。新首相、第3王位がお送りします」
「聞いて下さい!この声援を!」
「「かっとばせ」という観衆の声に、利休氏がバットを高く掲げました!!」
「ホームラン宣言です!士官学校では野球部だったという利休氏!期待しましょう!」
「対する芭蕉氏!いたって教科書的な構え!大きく振りかぶりました!!」
「おおっと!!王作成ホヤホヤの‘気弾’が放たれた!!」
「初速は180km/hを越えております!さすがはゴリラ松尾の異名を持つ芭蕉氏!」
「弾はピッチャーの性格を反映した直球!!コントロールは完璧・」
「おおっとこれは痛い!!デッドボールです!!」
「弾はバッターの右腕を直撃!利休氏!転げ回っております!」
「不思議です。ストライクゾーンの直球が、何故バッターの腕に当たったか」
「リプレイで確認します」
「なんと利休氏!バットを握る左右の手が逆です!!何を考えていたのでしょうか!」
芭蕉「ホント、何を考えていたのだ」
利休「…面目無い」
芭蕉「野球部というのは嘘だったのか」
利休「嘘ではない。野球部だった。マネージャーだったが」
芭蕉「……マネージャーでも。バットの握り方くらい教わるだろう」
利休「いや、教わらなかったぞ」
芭蕉「学校でもそれくらい教えるぞ?」
利休「……学校?」
芭蕉「そうか。王族様は、学校など行かんのだな?」
利休「そうだ。母上が勉強を見てくれた。バットの扱いを教わったのも彼女だ」
芭蕉「…どう教わったのだ」
利休「バットも剣も、握り方は一緒だと」
芭蕉「…まあ…違ってはいないな」
利休「そうだろう」
芭蕉「では何故あの時逆に握ったのだ」
利休「逆に握ったのではない。立つ位置を間違えたのだ」
芭蕉「…なるほど。右打のくせに左打席に立った訳だ」
利休「そうなのだ。何か変だな〜と思ったのだが…」
芭蕉「変だと思いつつホームラン宣言したのか」
利休「声援受けたのが嬉しくてつい」
>162
利休「ふん。相変わらず手厳しい奴だ」
芭蕉「本当はマジで風邪だったりするわけだが」
利休「ばらすな。近衛の師団長が風邪などと!!」
芭蕉「良かったではないか」
利休「何がだ」
芭蕉「お主でも風邪を引くのだと証明出来て」
利休「…お主。馬鹿は風邪引かないとか言いたいのか」
芭蕉「解ったか?察しがいいな」
利休「そこまで馬鹿なものか」
芭蕉「ある程度は馬鹿なわけだ」
利休「馬鹿・ぐうっ!」
芭蕉「…大丈夫か」
利休「…怪我の治りが悪い。5日間、ろくに光合成出来んかった故」
芭蕉「病み上がりのくせに始球式に参加せんでも」
利休「やかましい。その病み上がりに手加減せんかったは何処のどいつだ」
芭蕉「だから、ちゃんと謝っただろう。本当は私が悪いわけでもないのに」
利休「その態度が気に食わん。実は甲子園に行ったこと、鼻にかけとるな?」
芭蕉「かけとらん」
利休「実はドラフト1位で指名された事もか」
芭蕉「くどい。過去の話だ」
利休「どうだか」
芭蕉「どうした?被害妄想など、らしくないぞ」
利休「――ふん。マネージャーで居るしか無かった私の気持ちなど、貴様には解るまい」
芭蕉「……何か深いわけでもあったのか」
利休「いや。洗濯が好きだっただけだ」
芭蕉「……じゃあいいじゃないか」
利休「良くない!!本当〜は野球もやりたかったのだ!!」
芭蕉「じゃあやれば良かったじゃないか!」
利休「洗濯もしたかったのだ!!少しは解るだろう!?この気持ちが!!」
芭蕉「いや解らん」
利休「解らんのか。あの泥だらけのユニフォームが純白に変わるその感慨たるや!」
芭蕉「……お主。クリーニング屋にでもなれば良かったのではないか?」
利休「うむ。実は後悔していた所だ」
芭蕉「今からでも遅くはない。転職したらどうだ」
利休「…そうか!…って貴様。危うくその気になりかけだぞ」
芭蕉「…信じられん。良くそれで風邪が引けたものだ」
えびどりあ〜ん
>169
利休「メイド服も候補に上がっとったのか。なるほど。究極の選択だな」
芭蕉「実行委員会に感謝いたそう。メイド服ではシャレにならん」
利休「そうだな。もろに女装だからな」
芭蕉「巫女服ならぎりぎりセーフだ」
利休「うむ。おそらく男女を問わん」
芭蕉「それにしても信じられん。俺の参加を望む者が居ようとは」
利休「内閣官房長官も望まれとる。つー事はだ。一種の儀式なのだ」
芭蕉「なんの」
利休「ミスコンくらいこなせねば、あの役職もこなせん。要するに試されとるのだ」
芭蕉「…何だかお主の口車に乗せられてる気がするぞ」
利休「何を言う。国民の意を代弁しているに過ぎん」
芭蕉「…ホントか?」
利休「本当だ」
芭蕉「ただ面白がっとるだけだろ」
利休「まあそうだ」
>170
利休「罠ではない。単にどれが正しいのか解らんだけだ」
芭蕉「うむ。思うに、国によって発音が異なるだけだ」
利休「お前の名も。「ばしょう」が「ばせう」になったりするしな」
芭蕉「発音は一緒だがな」
利休「そうなのか?」
芭蕉「…知らなかったのか?」
利休「ま・まさか!知っとったわ!」
芭蕉「そうだよな。んな事も知らん訳ないよな。近衛筆頭」
利休「…何だか今、ものすご〜い悪意を感じたぞ」
芭蕉「悪意ではない。嫌味だ」
利休「上官に嫌味とは。昔なら手打ちにされても文句は言えんところだ」
芭蕉「今も昔も。お前ならしないだろ」
利休「何故にそう思う」
芭蕉「お主は部下を手にかけん」
利休「解らんぞ。カッとなれば、首くらい」
芭蕉「いややらん。知っとるぞ。主が、実は優しき心の持ち主だと言う事を」
利休「馬鹿な!私が優しいだと!?」
芭蕉「そうだ。かつ心が広く、懐が深く、実は思慮深い。」
利休「よせ!何を言い出すのだ!」
芭蕉「どうした。顔が赤いぞ」
利休「赤……風邪がぶり返したのだ!違いない!」
芭蕉「はははは、可愛いな、お主」
利休「――な!!!!!?」
芭蕉「やはりそうか」
利休「何が「やはりそうか」なのだ!」
芭蕉「お主は、叩きには強いが、誉められると弱い」
利休「……―――卑怯な……」
芭蕉「卑怯?敵の弱点をつくは兵法の心得。違うか」
利休「……」
芭蕉「そう落ちこむな。先程の誉め言葉。半分は本当だ」
利休「…本当か?」
芭蕉「いや、嘘だ」
利休「……貴様。人を怒らせて何が楽しい」
芭蕉「怒ったのか?」
利休「これだけ引っ掛けられて、怒らん奴が居ると思うか!?」
芭蕉「思う。お前は怒らん」
利休「何故にそう思う」
芭蕉「…お前が…出来た人間だからだ」
利休「ぐっ!またそれか!」
芭蕉「どうだ。自分を誉める男を斬れるか」
利休「…斬れん。私の負けだ」
芭蕉「負けを認めるか」
利休「認める」
芭蕉「お前がやったのだな?」
利休「むしゃくしゃしていた。今は反省している」
芭蕉「聞いたかアウラウネの姫よ。罠を仕掛けたのはこ奴だ」
利休「――な!?罠だと!?」
芭蕉「始めからそういう話題だった筈だ。言ったな?自分がやったと」
利休「貴様!またしても!!」
>174
利休「其方。どう解釈する」
芭蕉「どうって何を」
利休「エ・ビ・ド・リ・ア〜ン。174の書置きだ」
芭蕉「何かの暗号だとでも」
利休「そうとしか思えん。一人の人間が…最後の最後に残した言葉なのだ」
芭蕉「なんと!174は、すでにこの世におらんのか!?」
利休「この暗号を解き、犯人を捕える。174も浮かばれよう」
芭蕉「174は殺された。そういう事か!?」
利休「そうは言っとらん」
芭蕉「そう聞こえたぞ」
利休「いいか芭蕉よ」
芭蕉「どうした。いきなり上官の顔つきになったりして」
利休「我々の仕事とは何だ」
芭蕉「何だ…って……王をお守りする事であろう」
利休「違う。客人をもてなす事だ」
芭蕉「なんだ、ここでの話か」
利休「客人をもてなす心得を言ってみろ」
芭蕉「誠心誠意。一期一会の・」
利休「そう、一期一会だ。解っとるではないか」
芭蕉「……?」
利休「この先二度と会えぬやも知れん。だから「最後に残した」と言ったのだ」
芭蕉「…一期一会の用法が微妙に違う気がするぞ」
利休「そう言うな。しばし探偵ごっこに付き合え」
芭蕉「……なんだ。それがやりたかっただけか」
利休「…この暗号が解けるかね?明智君」
芭蕉「お前が犯人だったのか!」
利休「何故にそうなるのだ」
芭蕉「それ。怪人20面相の台詞だろう」
利休「はははは……間違えた。ワトソン君と言うべき所を」
芭蕉「…頼むぞ」
利休「この暗号が解けるかね?ワトソン君」
芭蕉「エビドリアン。エビと…ドリアン……」
利休「はははは!君は、こう考えているのではあるまいね!?」
「エビとドリアンが融合した怪人の仕業だと!」
芭蕉「…んなチンケな発想するか」
利休「そう!実にチンケな発想だよ!ワトソン君」
芭蕉「だからしとらんと言うに」
利休「怪人の仕業にしたい気持ちは解る!だがおそらくは違うのだ!」
芭蕉「そりゃそうだろ。人の話を聞かんアルセーヌ・ルパンめ」
利休「これはおそらく…犯人が誰かを告げているのだ」
芭蕉「…さっきからそう言っとるだろう」
利休「私はもう解ったぞワトソン君。君も解いてみたまえ」
芭蕉「……エビ…。エビの如く腰が曲がり……ドリアンの如く…臭い…」
利休「はははは!暗号とは実に複雑怪奇!!そう思ってやしないかね?」
芭蕉「暗号とはそういうものじゃないのか」
利休「原点だ。原点に立って考えれば、自ずと答えは出るのだ」
芭蕉「降参だ。教えてくれ」
利休「エビドリアン。そういう名の犯人なのだ」
芭蕉「暗号でも何でもないではないか!!」
178 :
エビドリアン:2007/04/03(火) 22:24:22 0
ウバ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
美味しいよ^^
>178
利休「出たな!怪人エビドリアン!!」
芭蕉「本当に居たのかエビドリアン!!」
利休「よせ。本人を前に、「居たのか」などと」
芭蕉「怪人相手に必要なのか?そういうデリカシー」
利休「誰にでも同じように接するは、政治家の基本理念よ」
芭蕉「腹では何考えてるか解らん奴等の理念など。どうでもいいのだがな」
利休「んな心構えで筆頭補佐官が務まると思っているのか」
芭蕉「腹黒くないとなれんのか?」
利休「当然だ」
芭蕉「って事は、お主は認めるのだな?我が身の腹黒さを」
利休「うむ。「ふり」だがな。腹黒いふり」
芭蕉「とか何とか言っとるうちに、怪人が向かってきたぞ!?」
利休「かかって来い!エビドリアンとやら!」
芭蕉「我等二人を相手にしようとは…いい度胸だ」
利休「闘う前に言っておく。ここは舞台。舞台下には降りるなよ」
芭蕉「うむ。観客を傷つけてはならんからな」
利休「ディレクターにも怒られるからな」
芭蕉「うむうむ。恐いからな、あの御方は」
利休「しかし。舞台の上は役者の世界。舞台に上がればこっちのものよ」
芭蕉「……やはり黒いな、お主」
利休「行くぞ芭蕉よ!」
芭蕉「応!!」
利休「我が属性‘凍気’と!」
芭蕉「我が属性‘光’!」
利休「二つの属性をミックスした!誰もがあっと驚くこの技、食らうがいい!!」
利休・芭蕉「フローズド・オブ・アトミックアタック!!!!」
「解説しよう。利休が放った凍気により、空中の水分は氷の霧と化す」
「それは北の大地ではおなじみの現象、通称ダイヤモンド・ダスト」
「それに見惚れた敵は、一瞬間目を奪われる」
「その隙を狙った芭蕉の攻撃。彼の属性は‘光’」
「可視光線だけでなく、紫外線、電磁波、放射線をも操作可能」
「今のは放射線の中でも、強い貫通力を持つγ線による攻撃」
「これを食らった敵は染色体に直接ダメージを受ける」
「つまり。数10年の時を経て何処かの臓器がガン化し、死に至る恐ろしい技なのだ」
利休「ディレクター・いや、第三王位…。ご親切に解説など」
芭蕉「…うむ。敵にばれてしまうではないか」
利休「今この時点では全く無意味な技だと」
181 :
名無しになりきれ:2007/04/06(金) 13:34:15 0
うばー!!
182 :
名無しになりきれ:2007/04/09(月) 17:09:10 0
うる〜〜〜〜〜!!
183 :
名無しになりきれ:2007/04/10(火) 00:26:50 0
本編が男の裸祭りなことについて
銀河帝国VSファンタジー連合
>179
利休「んなニコ顔で言われても。食えんもんは食えん」
芭蕉「その通り。我々は独立栄養生命体なのだからな」
利休「ミドリムシと同じく」
芭蕉「…単細胞生物と一緒にするな。単細胞」
利休「最近お前の嫌味が気にならなくなってきた」
芭蕉「ほんとか? 元・国王筆頭補佐官殿?」
利休「それを出せば切れるとでも思っているのか」
芭蕉「…む?今日は冷静だな。何かあったか」
利休「別に無い。179が出したドリアで頭が一杯なだけだ」
芭蕉「食いたいのか?」
利休「そうでは無い。どういう味がするのか気になるだけだ」
芭蕉「じゃあ食ってみればいいじゃないか」
利休「ん十年も液体以外口にしとらんのだぞ。腹を壊したくない」
芭蕉「恐いのか。腹を下すのが」
利休「当然だ。王の拝謁中に下したら何とする」
芭蕉「…そういう時は拝謁しなきゃいいだろうが」
利休「それが出来れば苦労はせん」
芭蕉「テイスティングなら、モグモグやってペッしたらどうだ」
利休「それだけは出来ん!!179に悪い!!」
芭蕉「……じゃあ諦めろ」
利休「むう!!・・まさにヘビの生殺しよ!!」
芭蕉「んな頭を掻きむしるほどの事態なのか近衛大将」
利休「事態だ。ラ国が攻めて来た事よりよほど重大な事態だ」
芭蕉「その言。そのまま王に伝えていいか?」
利休「いいわけないだろこの中将止まりが」
芭蕉「!!……言ってはならん事を……!!」
利休「ははは、どうした。怒ったか?」
芭蕉「見てろ。さっきの言。矢文にて王の私室に射るからな」
利休「よせ。本当に敵襲と思われる」
芭蕉「…ああじれったい!!腹を決めて食ってしまえ!!熱いうちに!!」
利休「…むう!!仕方ない!!食うぞ!!!」
>181
利休「どわあーー!!?ペッペッ!!これはドリアでは無く!怪人エビドリアン!!」
芭蕉「何ぃ!!ぜんぜん気付かんかった!!」
利休「嘘つけ!」
芭蕉「ばれたか」
利休「ばれいでか。見た目がぜんぜん違うからな」
芭蕉「それに引っ掛かったお前は何なのだ」
利休「…腹がすいていたのでつい」
>182
利休「よせ!来るな!!また我々に合わせ技を食らいたいか!!」
芭蕉「数10年後に効果が出るあの技を!!」
利休「…あれはダメだ。別のにしよう」
芭蕉「それもそうだ」
利休「良し!あれだ!!レインボー・オブ・フリーズドライ」
芭蕉「あれか?強い光で目をくらまし、その隙に敵をフリーズドライにする」
利休「うむ。動物相手に使ったことはないが」
芭蕉「…あれは倒すというより、バナナの保存が目的の技。気が進まん」
利休「ではあれはどうだ。クールビン・ラディン」
芭蕉「あれか!!技の名を聞いただけでは何だか良く解らんあの技!!」
利休「そうだ!」
芭蕉「一撃必殺の!!」
利休「おうよ!!」
芭蕉「どういう技だった」
利休「…そういえば。どんな技だったかな」
芭蕉「中味を忘れる技名も考え物だな」
利休「うむ。そういうのはもう止めようではないか」
芭蕉「フィーリングでつけるのはいつもお前だ。好きにしろ」
利休「あれなんかどうだ。烈光氷斬飛短剣」
芭蕉「あれか!短剣に光と凍気を乗せて投げる技」
利休「うむ。さすがに覚えていたようだな」
芭蕉「初めて聞いても解りそうな技名だからな」
利休「良し!剣を出せ!」
芭蕉「…俺のを使うのか?」
利休「当然だ。私のはお前が異界に送ってしまったではないか」
芭蕉「…投げたら戻ってくる保証がないのだがな」
利休「一撃で倒せばいいのだ。行くぞ!」
芭蕉「待て」
利休「何だ。この期に及んで剣が惜しいか」
芭蕉「違う。怪人がおらん」
利休「…なんと!!…………くっ」
芭蕉「そう落ちこむな。敵は他にも居る」
利休「落ちこんでなどおらん。感動しとるのだ」
芭蕉「……?何故だ」
利休「我々はこの「言」のみで敵を撃退したのだ」
芭蕉「呆れて帰っただけだろ」
利休「同じ事だ。良し。このコンビネーション技に名をつけよう」
芭蕉「技というか……もういい。任せる」
利休「そう言うな。我々の属性を前面に出したクールな技名を考えるのだ」
芭蕉「例えば」
利休「ムーンライト・エクセラ」
芭蕉「…今ぜったいフィーリングで考えただろ」
>183
利休「裸祭りとは失敬な」
芭蕉「左様。俺はちゃんと軍服を着ていたぞ」
利休「それはそれで許せん。水着審査なのに」
芭蕉「俺に取って、軍服も水着も同じなのだ。そう書いただろう」
利休「では何か。お主は家族で海に出かける時、軍服を脱がんのか」
芭蕉「当然だ」
利休「砂浜で、子供等とピーチバレーをする時もか」
芭蕉「まあな」
利休「子供等が溺れた時も、その恰好で助けに行くのか」
芭蕉「悪いか」
利休「悪くはないが、たまのバカンスくらい脱いだらどうだ」
芭蕉「軍人が軍服を脱ぐ時は、ある事をする時だけだ」
利休「…?なんだ。「ある事」とは」
芭蕉「「ある事」と濁すからには決まっとるだろう。わざわざ聞くな」
利休「ほんとに解らん。「ある事」とはなんだ」
芭蕉「ああ!ホントは解っとるくせに!!嫌な奴だ!!」
利休「解った!!「あれ」か?」
芭蕉「左様。「あれ」だ」
利休「風呂に入る時」
芭蕉「……そうか。それもあったな」
利休「…他にあるのか?」
芭蕉「と言うか。普通、風呂に入った後何をする」
利休「一杯やる」
芭蕉「その後は」
利休「パジャマに着替え、軽く腹筋した後、床に就く」
芭蕉「待て待て。寝る前にやる事があるだろう」
利休「……ああ解った。お前の言う「あれ」とは「セックス」のことか」
芭蕉「言うな!!人がわざわざ濁しておるのを!!」
利休「濁すからかえってイヤらしくなるのだ」
芭蕉「…そうなのか?」
利休「そうだ。妻を抱き子供が出来るは自然の理」
芭蕉「…うむ。お前が言うともっともらしいな」
利休「無論、ヤモメの私が抱くのは妻ではなく不特定多数の・むぐ!」
芭蕉「前言撤回。やはり濁した方が良いようだ」
>184
利休「すまん184!!うっかり本編の方に書きこんでしまった!!」
芭蕉「あっちを見てやってくれ」
俺が銀河帝国と言われて連想するのは「アシモフによる銀河帝国 (銀河帝国興亡史)」か
「美少女による銀河帝国(絢爛舞踏祭)」のどっちかだな。(また両極端な・・・)
ファンタジー連合って定義からいけばSFもファンタジーだから結構分が悪いんじゃないか?
対抗して銀河帝国連合(どんなんだ)とかどうだろう?
>189
利休「…縁。まさか其方が実名で書きこんでくるとは」
芭蕉「いつも運命のトリップだけだったのにな」
利休「して何を言い出すかと思えば」
芭蕉「銀河帝国から連想する作品etc」
利休「……むむう……全く、聞いた事も無い作品だな、芭蕉よ」
芭蕉「うむ。アシモフ先生は大好きなのだがな」
利休「アシモフが好きなのに、作品を覚えとらんのか」
芭蕉「…悪かったな。覚えとらんで」
利休「別に悪いとは言っとらん。頼むからその眼で睨まんでくれ」
利休「しかして縁よ。ファンタジーの定義とは一体何なのだ」
芭蕉「それは俺も聞きたい」
利休「SFが何かも良く解らん。ずっとスペース・ファンタジーだと思っていた」
芭蕉「いいんじゃないか、それで」
利休「人によっては、4つも5つも解釈が異なる。どれが正しいのだ」
芭蕉「んな事俺に聞かれても困る。
利休「ところで提案だ。縁。今度ここに実名で来るときは、詠歌も連れてくるといい」
芭蕉「…なんと。彼等の漫才を強要するのか」
利休「漫才では無い。フリートーク。それに、強要では無く、提案だ」
芭蕉「落ちなんか要らんからな、別に」
置手紙が置いてある。
「最近資格試験で忙しくてあんまり書き込めないから
適当に決定リールしちゃってください」
192 :
名無しになりきれ:2007/04/21(土) 00:00:18 0
びーむけい
>191
利休「191。一体何の資格試験を受けようとしているのだ」
芭蕉「…もしや」
利休「覚えがあるのか」
芭蕉「いや、近衛ならあれを受けてもおかしくないと思った故」
利休「あれとは……あれか?」
芭蕉「左様。あれだ」
利休「自分の‘気’を最大限に引き出せるかどうかを証明する」
芭蕉「うむ」
利休「バナナの一気食い試験」
芭蕉「……受けを狙おうとか思ったのか?」
利休「うむ」
芭蕉「狙うにしても、もっとマシなのものは無いのか。」
利休「…面目無い」
芭蕉「まあいい。ホントは解っとるんだろ」
利休「うむ。あれだろ?‘気’の運転免許とも呼ばれる」
芭蕉「左様。‘気’及び‘気’に類する能力の使用免許。略して気免」
利休「合格者は数年に一人。非常に厳しい資格試験だ」
芭蕉「特に実技が」
利休「実技は簡単だろう。私は筆記で落ちたぞ?」
芭蕉「選択問題だろう。どこが難しかったのだ」
利休「選んだ理由を100文字以上で書かねばならん所だ」
芭蕉「お主の場合、勉強が足りなかっただけだ」
利休「ふん。そういうお主はなんだ。あの実技が難しかっただと?」
芭蕉「難しくなかったか?城を守る12人の敵を倒し、最上階の姫を助けるあの実技」
利休「‘気免城’の何処が難しいのか良く解らん」
芭蕉「敵の殆どが士官クラスの教官なのだぞ」
利休「お前の事だ。真正面から闘いを挑んだのであろう?」
芭蕉「お前は違うというのか」
利休「当然だ。何処にも正攻法で倒せという決まりは無い」
芭蕉「ヘリで最上階に飛んでいったのではあるまいな」
利休「まさか。武器・兵器・その他の器具機材の使用は禁止だ」
芭蕉「ではどうしたのだ。教官の弱みでも握ったか」
利休「いや。試験前夜に城の通路を凍らせただけだ」
芭蕉「…何かメリットがあったのか?」
利休「当然だ。教官方は滑って何も出来んかった」
芭蕉「自分は大丈夫だったのか」
利休「スケート靴を履いて行ったからな。走るより早かったぞ」
芭蕉「…器具機材の使用は禁止のはずでは」
利休「スケート靴はあくまで靴だ。靴を履いてはいけないという規定はない」
芭蕉「…まあいい。…で、大丈夫だろうな?」
利休「何が」
芭蕉「191が気免を受けるとなると、俺等も召集されるぞ」
利休「敵としてか」
芭蕉「うむ」
利休「いいじゃないか。近頃実戦しとらんからな」
芭蕉「だから心配なのだ。正攻法で来るとは限らんしな」
利休「191の事だ。間違いなく変な手を使ってくる」
芭蕉「…良し。俺は試験問題作成係で」
利休「じゃあ私は姫役で」
>192
利休「ビーム系?ビーム刑?192よ。言いたい事があるなら漢字で書け」
芭蕉「うむ。前者はともかく。後者は嫌だからな」
利休「ビームで囚人の身体を焦がす刑罰…だったか」
芭蕉「左様。見た目が嫌な刑罰の一つよ」
利休「お前は良く執行役をやらされたな」
芭蕉「ビームが使えるのは王族か、光属性の者だけだからな」
利休「お前のビーム。何かこう…じりじりとじれったかったな」
芭蕉「王のようにドカンとは行かん。あれが精一杯だ」
利休「あれでは私でも出来るぞ」
芭蕉「凍気属性のお前がか」
利休「出来る。氷で虫眼鏡を作れば」
芭蕉「なるほど。では執行役を代われ」
利休「嫌だ。大体あの刑罰は陰険だ」
芭蕉「それは同感だな。いっその事、パアっと燃やされでもした方が楽に違いない」
利休「火炎属性の烈火とかにな」
芭蕉「つーか。最初から王が執行すればいいのだ。一瞬であの世行きだ」
利休「確かに王のビームは凄い。特に両の目から発射されるあれは避けられん」
芭蕉「目を合わせて目に食らったのはお前だったか」
利休「左様。痛かった。回復までひと月を要した」
芭蕉「何故に陛下は、お前ばかりに八つ当たりするのだろうな」
利休「そういう年頃なのだろう。好きな人に意地悪したくなるような」
芭蕉「…小学生か陛下は」
縁 「やれやれ、終わった・・・」
詠歌「やれやれ、学習能力S+評価のお前が何の資格試験に手間取ってたんだ?」
縁 「参謀試験5級だろ? 法官試験5級だろ? 吏族試験3級、護民官試験5級、騎士試験2級、藩王試験4級・・・」
詠歌「まて、お前いくつ試験受けてたんだ?」
縁 「えーっと・・・(指折り数えている)12個かな?」
詠歌「お前は受けすぎだ」
縁 「仕方ないんだよ、この国は資格が多すぎる。
資格が無いと何も出来ないと言っても良い。
いろいろ口を出していくにはのにはどうしても受講して資格を取っていくしかない」
詠歌「それだけやればだいぶ落とさないか?」
縁 「そうだな、1つ2つは落とすかも知れない」
詠歌「あきれた奴だ」
※豆知識
法官:裁判官みたいなもの。他には国王の書記省として王政庁を指揮するとともに、国璽の管理と国璽を必要とする法令等の作成・発給などの行政事務を行う。(モデルはイギリスの貴族院員)
吏族:官僚みたいなもの。郡庁で行政実務を担う。(元々の吏族は半島のほうの特権階級)
護民官:民衆保護のために設立されている役職。権力者の政治裁定に対する拒否権を持つ(古代ローマの云々かんぬん)
詠歌「ところでお前の上司が言っている気免とやらは受けるのか?」
縁 「どこかで見たことがありそうなシュチエーションだな? ギリシャとか関係ありそうだ」
詠歌「余裕じゃないか」
縁 「姫役が師団長なら何とでもなる。 攻城用の大規模絶技で姫毎ぶっ飛ばせば合格だろう」
詠歌「馬鹿か、お前は」
縁 「別に聞いた分には姫を助ければ合格なんだろう?
師団長なら城毎ぶっ飛ばしても生きてるから問題ないって」
詠歌「縁・・・(あらゆる意味で)恐ろしい奴」
利休「やれやれ。縁の奴。んな試験にかまけとったか」
芭蕉「見上げたものだ。常に上を目指す。そうでなくてはいかん」
利休「試験にかまけて通常業務を怠るのもどうかと思うが」
芭蕉「コンテストにかまけて王の警護を怠っとるのは何処のどいつだ」
利休「何を言う。お主を信じているからこそ、安心してかまけとるのではないか」
芭蕉「お前の世辞には騙されん」
利休「解るか」
芭蕉「解らいでか」
利休「さすがは・…………この展開にもそろそろ飽きたな」
芭蕉「同じ展開に飽きるようでは漫才どころか漫談も出来んぞ」
利休「そうかな」
芭蕉「そうとも」
利休「その断固たるスタンス。何処から来るのだ」
芭蕉「遠い……この世の果てよりまだ遠い幻の都からだ」
利休「異界のテレビ局か」
芭蕉「平たく言うな。俺のイメージが壊れたらどうする」
利休「…お主。自分にどういうイメージを持っとるのだ」
芭蕉「武を尊び信念に生きる孤高の男と」
利休「頑固で融通の利かん中年男にしか見えんがな」
芭蕉「ふん。調子が良くて口が上手いだけの助平男が何を言う」
利休「助平とは何だ。お前などむっつりなだけではないか」
芭蕉「誰がむっつりだ。理性が本能に打ち勝っているに過ぎん」
利休「男が抱える種族繁栄本能の絶対量がそうそう違ってたまるか」
芭蕉「…いや、違うぞ」
利休「では何か。毎晩本能の荒波に翻弄される事は無いとでも言うのか」
芭蕉「んな中学生じゃあるまいし」
利休「奥方とて、毎晩応じてくれるわけではあるまい」
芭蕉「当たり前だ。結婚して何年経つと思っとるのだ」
利休「…勿体無い。たまに貸せ」
芭蕉「……何を?」
利休「またそういう眼で睨むな。勢い出た冗談は軽く流せ」
芭蕉「俺にんな芸当が出来ると思うか」
利休「出来んようでは筆頭補佐は務まらん」
芭蕉「またそれか。一体王は…どんな方なのだ」
利休「今に解る。私の苦労が良〜く解るぞ」
芭蕉「解ったが最後。お前みたいな性格になってたりしたら嫌だな」
>195
利休「縁。一応応援はしておくぞ。この国の習慣を知っていよう」
芭蕉「うむ。試験に落ちた者は落武者の恰好で城下を一周」
利休「頭のてっぺんをザビエルにし、うっすら生えて来た頃合を計り…」
芭蕉「昔の鎧を着る。髭はそるな」
利休「背に2,3本の矢をつき立てる事も忘れるな」
芭蕉「…まだ落ちると決まったわけではないがな」
198 :
名無しになりきれ:2007/04/30(月) 21:27:33 0
若きパッション
>198
利休「うむ。若き日の情熱ほど素晴らしい物はない」
芭蕉「……」
利休「どうした。遠い目をして」
芭蕉「いや、何でも無い」
利休「若い時分でも思い出したか」
芭蕉「何でも無いと言うに」
利休「話して見ろ。楽になるぞ」
芭蕉「俺の過去をか」
利休「そうだ。是非聞きたい」
芭蕉「…何度も話して聞かせただろう」
利休「何度聞いても聞きたい話というのがあるのだ」
芭蕉「…そんなに他人の不幸が楽しいか」
利休「楽しい。自分より不幸な人間の話は」
芭蕉「あれは18になってまもなくの頃だった」
利休「私がパチンコ屋に通い始めた頃だな」
芭蕉「…お前の話は聞いとらん」
利休「すまん。先を続けろ」
芭蕉「買い物に出かけた母が、夜になっても帰らん」
利休「男と駆け落ちでもしたか」
芭蕉「違う。リ国人にさらわれたのだ。解ってて言うな」
利休「すまん。つい茶々を入れたくなるのだ」
芭蕉「リ国は奴隷制度が生きている国」
利休「その通りだ。今も続いている」
芭蕉「女性が被害に遭う例は珍しくなかった」
利休「女はいい奴隷になるからな」
芭蕉「……」
利休「どうした。横目で睨んだりして」
芭蕉「本気でそう思っているのか」
利休「 そういう訳ではない」
芭蕉「貴様は元王族。さぞかし奴隷を多く所有していたのだろうな」
利休「んなこたない。男が5人、女が10人くらいだ」
芭蕉「だんだん貴様と話すのが嫌になってきた」
利休「仕方なかろう。そういう制度、習慣だったのだ」
芭蕉「…我慢ならん。人間の、一番汚い部分が表面化する制度よ」
利休「言っとくがな。私は一度も奴隷を迫害した事はないからな」
芭蕉「口で言うのは簡単だ。何もなかったとは言わせん」
利休「随分と信用がないな」
芭蕉「当然だ。普段の行いを知っとるからな」
利休「口だけだ。実を言えば、妻以外の女を知らん」
芭蕉「…言ってろ。俺は信じんからな」
利休「とにかく。奴隷制度を頭ごなしに批判するのはどうかと思うぞ」
芭蕉「人間を道具として扱う制度、いいと思っとるのか」
利休「道具として扱ってなどおらん」
芭蕉「売り買いしといて、違うとは言わせんぞ」
利休「ふん。人民とて、王族を贄としか見とらんだろうが」
芭蕉「…お互い様だと言いたいのか」
利休「左様…って、おい!お主の母親の話はどうした」
芭蕉「気分が悪い。またにしておく」
芭蕉の過去≒エピソードUのアナキン
利休
「ネタバレとなる可能性がある故、スターウォ○ズをこれから観たいという方は読まん事をお進めする」
>200
利休「聞いたか。(>200)などと言っとる名無しがおるぞ」
芭蕉「俺の過去、知っとる名無しがいたか」
利休「いや、母親がさらわれた云々の件を言っとるだけではないか?」
芭蕉「ならいいが、真に知られとったら「事」だ」
利休「何故だ」
芭蕉「聞くな」
利休「さては貴様。暗黒面(ダークサイド)に堕ちたか」
芭蕉「んな馬鹿な」
利休「実は日々、狂王と連絡を取ったりしとらんだろうな」
芭蕉「狂王は漠然たる滅びの意思体。まともな意思の疎通など出来るものか」
利休「解らんぞ。意思体と言えど、進化する」
芭蕉「進化…。そう言えば、お主の言っていたあの‘少女’」
利休「キョウちゃんの事か」
芭蕉「本当に狂王の‘一部’なのか」
利休「…勘だがな」
芭蕉「あれがそうだと言うなら、「進化」と言うのも頷ける。何ゆえ泳がせとるのだ」
利休「悪意は感じぬ故」
芭蕉「解せん。俺がお前なら、さっさと始末する」
利休「馬鹿な。敵意もなく、平穏な暮らしを望む者を殺すというのか」
芭蕉「平穏な暮らし…?―――何故解る」
利休「そういう感じがしたのだ」
芭蕉「お主の勘は当てにならん」
利休「今度の今度は間違いない。故に、手は出さん」
芭蕉「彼女自身、意思と無関係に暴走したら何とする」
利休「その時はその時。全力をもって阻止しよう」
芭蕉「何故そこまで庇う。さては…お主こそ暗黒面に寝返ったのではあるまいな」
利休「何を言い出す」
芭蕉「お互い、心の闇を持つ身故」
利休「否定はせん。しかし、闇に支配などされん」
芭蕉「お主、8年前に妻を失っとるな」
利休「何が言いたい」
芭蕉「どちらかと言えば、お前の方がアナキンの境遇に近い」
利休「いいや、母親を拉致され殺されたお前の方が近い」
芭蕉「いやお前が近い」
利休「いやお前の方だ」
芭蕉「お前だ!」
利休「いやいやお前だ!」
芭蕉「…引かぬか」
利休「引かぬ。私は大将なのだ」
芭蕉「よし。ここは冷静に、200に決めさせよう」
利休「なるほど。なら公正だ」
芭蕉「勝負だ。どちらがよりアナキンっぽくないか」
利休「私の過去は既出済み。話すがいい。過去の詳細」
芭蕉「…気が進まんが…仕方なかろう」
利休「母親がさわられた件(くだり)からだったな」
芭蕉「さわられたではない。さらわれただ」
利休「たいした違いではあるまい。さらわれてさわられたのであろう?」
芭蕉「人の母親の話を茶化さんでもらおう」
利休「悪かった。それで?」
芭蕉「夜、夢を見た。母が苦しんで死ぬ夢だ」
利休「アナキン度プラス1だな」
芭蕉「…少し黙っててくれんか」
利休「掛け合いなのに黙れと言うのか」
芭蕉「…茶化さず、普通に返せ。頼むから」
利休「…努力しよう。…で?」
芭蕉「警察は匙を投げた。国中探しても見つからん、とこうだ」
利休「警察は知っとったのだな。リ国に拉致された可能性がある事を」
芭蕉「…だろうな。だから早々に手を引いたのだ。違いない」
利休「このユ国、他国への介入を嫌うからな」
芭蕉「そこで兄と二人、リ国に潜入することにした」
利休「…其方の兄、確か1つ上の…」
芭蕉「左様。兄弟と言うより、友人、ライバルとして意識し合う仲だった」
利休「二人揃って近衛だったか」
芭蕉「実を言えば、彼は見習いだった。‘徴’を授かったのは俺が先なのだ」
利休「…実力重視の師団長らしい判断だな」
芭蕉「うむ。父上は、仕事では一切私情を挟まなかった」
利休「そうだったな。ついたあだ名はターミネーター」
芭蕉「…つけたのは貴様だろうが」
利休「我ながら的確な表現だと思っている」
芭蕉「…む?……何処まで話した?」
利休「兄弟揃ってリ国に潜入するところだ」
利休「師団長は止めただろう。リ国に忍び込むなど」
芭蕉「…まあな。仮にも我等は近衛。見つかったら国際問題だ」
利休「変装はしたのだろう?」
芭蕉「無論だ。派手な化粧に衣装をつけた大道芸人を装った」
利休「火を吹いたりする奴か」
芭蕉「うむ。向けられた刀に飛び乗ったり、とかな」
利休「確か、リ国中で評判にならなかったか?」
芭蕉「うむ。不覚にも、我等兄弟が一番目立った瞬間だった」
利休「…潜入なのにな」
芭蕉「王宮にまで呼ばれるとは思わなんだ」
利休「覚えてるぞ。やたら腕の良い曲芸師が来たもんだと」
芭蕉「…そういや、其方は近衛の末席に居たのだったな」
利休「…臣下に下り、一年目の春だった。思えば、あれが我等の初顔合わせだった」
芭蕉「俺は全然覚えとらんがな」
利休「私もだ」
芭蕉「芸の披露後、王の私室に呼ばれた」
利休「…らしいな」
芭蕉「まさかそうなると思っとらんかった故、迷った」
利休「…だろうな。兄・いや、王の性癖を知っとる近衛は…気の毒がっていた」
芭蕉「誰を」
利休「お前等兄弟を、に決まっとるだろう」
芭蕉「何故だ」
利休「何故…って……お主、王に何もされなかったのか?」
芭蕉「されるも何も。行かなかったからな」
利休「妙だな。次の日はお前達兄弟の噂でもちきりだったのだぞ?」
芭蕉「…どんな」
利休「王の私室から、半死半生で運び出されたと。王の嗜虐趣味は有名だった」
芭蕉「…馬鹿な」
利休「では聞く。行かなかったというその夜。お前は何処で何をしていた」
芭蕉「決まってる。母の捜査だ。その手の噂を求め、城下の酒場を回っていた」
利休「兄上殿と一緒だったか」
芭蕉「いや、単独だ。そうこうする内、兄から連絡が入った。母が見つかったと」
利休「…何処に居たのだ」
芭蕉「とある貴族の屋敷という事だった」
利休「生きていたのか?」
芭蕉「怪我をしている、とは言っていた」
利休「貴族の名は言わなかったのか」
芭蕉「聞いたのだが、探すなと言われ通信は切れた」
芭蕉「屋敷という屋敷を探したが、二人は見つからなかった」
利休「…だろうな」
芭蕉「なんだ。何か知ってそうな口ぶりだな」
利休「ともかく、お前は故郷にて詳細を知ったのだろう?」
芭蕉「そうだ。兄の手紙でだ。母が死んだと」
利休「その時の怪我がもとでか?」
芭蕉「そう書いてあった。しかし、その後、信じられん言葉が添えてあった」
利休「ほう?」
芭蕉「俺が一生兄を許さん理由はそれだ」
利休「何とあった」
芭蕉「貴族から金を貰った。他言は無用と」
利休「…なるほどな」
芭蕉「さっきから何だ!何を知ってる!?」
利休「…兄上殿の手紙の意図、良く解る故」
芭蕉「奴の意図だと!?金に目がくらみ、瀕死の母を見捨てた奴のか!?」
利休「母親を見捨てただと?何故解る」
芭蕉「その他にどう解釈する!?」
利休「芭蕉よ。お前は、兄上殿が金を受け取った所を見たのか」
芭蕉「見とらんが、そう書いてあった」
利休「皮肉なものだ」
芭蕉「いいかげんにしろ!知ってるなら話せ!」
利休「すべて私の憶測だ。…が、そう考えると全てが繋がるのだ」
芭蕉「構わん。聞こう」
利休「お前が城下をさ迷っていたと言う夜、確かに見たのだ」
芭蕉「何を」
利休「近衛の筆頭が王の私室の扉を開き、曲芸師を招き入れる所を」
芭蕉「招待は断った筈だ」
利休「聞くが、兄上殿とは何処で別れた」
芭蕉「…城門をくぐった所でだ。兄は…重臣の屋敷を調べると言っていた」
利休「おそらくお前が城下へ消えるのを見計らい、城へ引き返したのだ」
芭蕉「何のために」
利休「無論、王の誘いに応じる為よ」
芭蕉「何故その必要がある。リ国の王は信用出来ん故、断ろうと言ったのは彼だぞ」
利休「…おそらく兄上殿は、我が兄の残酷な趣味を知っていたのだ」
芭蕉「…残酷な…趣味だと?」
利休「戯れに人間をいたぶり、殺すのだ」
芭蕉「其方の父だけではなかったのか」
利休「代々そうなのだ。王子の時は慈悲深くとも、王となると人が変わった」
芭蕉「…玉座に狂王の欠片でも憑いていたのではあるまいな」
利休「その話は置いておけ。其方の兄の話だ」
芭蕉「…うむ」
利休「王の私室に赴いた兄上殿は、王に頼んだに違いない」
芭蕉「頼んだ…とは?」
利休「察しが悪いな。母親を返してくれと頼んだのだ」
芭蕉「なんと!母が王宮に居た、だと!?」
利休「其方の母上殿は、王の所有する奴隷の一人となっていた」
芭蕉「嘘だ!事実なら、兄がそう言った筈だ!」
利休「もし真実を知っていたら、其方はどうした」
芭蕉「王宮に乗り込み、母を救うに決まっていよう」
利休「警護の厳重な王宮だ。潜入は不可能だぞ」
芭蕉「ならば直接王に会い、説得する」
利休「ははははは!!身元の知れぬ異国人の説得などに、王が耳を貸すと思うか!?」
芭蕉「ならば!この命に換えても・」
利休「芭蕉。兄上殿も考えたのだ。自分の命と引き換えに、とな」
利休「これ幸いと、王は兄上殿を・」
芭蕉「もういい。その先は聞きたくない」
利休「どうした。聞く度胸がないのか」
芭蕉「予想はつく。とにかく、王は二人とも助ける気は無かった」
利休「その通りだ」
芭蕉「もともと身体の弱かった母は死んだ。兄は…どうにか生き延びた」
利休「其方の兄、今どうしている」
芭蕉「辺境の地にて、鉱山の管理をしている」
利休「大変に成功した…実業家らしいな」
芭蕉「…てっきり、貴族に貰った金を元手にしたのだと思っていた」
利休「ついこの前、料亭で会ったと言っていたな」
芭蕉「あの時も喧嘩別れした故、たいした話は出来んかった」
利休「お前に真実を語りたかったのでは無いのか」
芭蕉「…かも知れん」
利休「今度、自分から会いに行ったらどうだ」
芭蕉「…そうしよう。話す事が多すぎて…一日じゃ足りんな」
利休「有給休暇を取るがいい。兄弟水入らず、ゆっくりして来い」
芭蕉「礼を言う。其方のおかげだ」
利休「礼を言われるほどの事か。休暇はいつにする」
芭蕉「では明日」
利休「明日はダメだ。ミスコンの3次審査が終わってからにしろ」
芭蕉「ではその後」
利休「ああ……そう言えば、近衛師団見習の公募案を貰ってなかったな」
芭蕉「そんなもの、今夜中に仕上げる」
利休「それから近衛師団の今後のあり方について、議会と協議せねばならん」
芭蕉「…なら議会が終わってからだな」
利休「おお!忘れていた。其方は筆頭国王補佐官。王の許可が必要だった」
芭蕉「…貴様。仲直りして欲しくないとか思っていないか?」
利休「はははは、まさか」
芭蕉「翌々考えたら、何故こんな重大な事実、27年間も黙っていたのだ」
利休「聞かれなかったからな」
芭蕉「寮にて再会したあの日、腕を切り落とされた事を根に持っているのか」
利休「考えすぎだ。ベットの足を壊された事も、スケート靴を隠された事も、
………靴下が片方無くなっていた事もすべて、別に根に持っても気にしてもおらん」
芭蕉「靴下まで俺のせいにするな。コインランドリーに忘れてきたんだろう」
利休「ワニのマークのブランド品。忘れたりするものか」
芭蕉「知るか。靴下如きでそう騒ぐな」
利休「やはり。お前が隠したのだな」
芭蕉「わざわざんな事はせん。忘れ物を放っておくくらいはしても」
利休「…むむむ。休暇はやらん。絶対にだ」
芭蕉「人の兄弟仲に嫉妬しおって。見苦しいぞ」
207 :
名無しになりきれ:2007/05/10(木) 22:02:13 0
覇王の剣よ!!
さて、お気に入りのスタッブスポークを使うか。
>207
利休「な!!こ・これが世に聞く・・覇王の剣か!?」
芭蕉「……?」
利休「触るな!!」
芭蕉「何だ。何か仕掛けでもあるのか?」
利休「覇王の剣を知らんのか」
芭蕉「知らん」
利休「知識の乏しい男よ」
芭蕉「…何だと? お前の知識、8割が雑学ではないか」
利休「うるさい。小倉百人一首を覚えとるからといい気になるなよ」
芭蕉「…カルタで負けた事、根に持っとるな」
利休「とにかく。覇王の剣くらい知らんで筆頭補佐は務まらん」
芭蕉「…そんなに大事なものか」
利休「うむ。これを手にする者、世界を制すると言われとるのだ」
芭蕉「…これを手にしただけでか」
利休「そう聞いとる。さあ、早く手を離すがいい」
芭蕉「しかし。手にせねば読めんではないか」
利休「そこだ。触らずに読む方法を探すのだ」
芭蕉「利休」
利休「何だ芭蕉」
芭蕉「この本の発行部数を知っとるか」
利休「知らんが、おそらく全国の本屋に置いとるだろうな」
芭蕉「世界を制する者がその数だけ出ると言うのか」
利休「…おかしいな」
芭蕉「…だろう?」
利休「読めば…謎は解けるやも知れん」
芭蕉「貴様、読んだ事ないのか」
利休「ない。王を差し置いて世界を制するつもりは無い故」
芭蕉「知らんくせに、人の事を知識が乏しい云々言っとったか」
>208
利休「止めとけ止めとけ。スーさんは止めとけ」
芭蕉「利休。スタッブスポークが何か知っとるのか」
利休「何だ。冥界の君主。通称スーさんを知らんのか」
芭蕉「知らん」
利休「つくづく…知識の乏しい男よ」
芭蕉「とか何とか言って、実は知らんのだろう」
利休「私を疑うと言うのか」
芭蕉「前科あり過ぎだからな」
利休「ふん。後で吠え面かくなよ」
芭蕉「じゃあ語ってみろ。スタッブ何とかについて」
利休「うむ。彼は…冥界の君主なのだ」
芭蕉「それはさっき聞いた」
利休「彼を所有出来るか否かが…勝敗を決するらしい」
芭蕉「…所有?スタッブスポークは召喚獣か何かなのか?」
利休「違う。カードだ」
芭蕉「…何だ。ゲームの話か」
利休「とたんに興味を無くすな。人がせっかく説明しとるのに」
芭蕉「がっかりだ。冥界の君主。てっきり狂王に関することかと思ったものを」
利休「関する関する。すごく関するぞ」
芭蕉「…ほんとか」
利休「本当だ」
芭蕉「どのように」
利休「悪い王様という点で共通している」
芭蕉「それは関するうちに入らんではないか」
利休「…そうか」
芭蕉「やっぱり良く知らんのでは無いか。期待した俺が馬鹿だった」
利休「その通りだ」
芭蕉「…なに?」
利休「何を凄む。良く知らん事を認めただけで」
芭蕉「何だ。てっきり「馬鹿」の方に同意したのかと」
利休「はははは、わざわざ我等の溝を深くするつもりは無い」
芭蕉「あったのか?溝」
利休「多少の溝は誰にもある」
芭蕉「この22年でとっくに埋まったと思っとった」
利休「…甘い。先王様と現王様との一騎打ち事件で溝が出来たのだ」
芭蕉「…?」
利休「お主。私に何か隠しとるだろう」
芭蕉「何のことだ」
利休「言え。言わぬとこのスタッブスポークを使うぞ」
反省点、イベントを全員参加をするとこれない人の都合で進行が遅くなりだれる。
やっぱり最悪毎日1レスくらいかける人を一人主役に据えて適当な事をみんなで言っていく形式の方がうまくいくらしい。
・・・
・・
・
やっぱり俺が気免城か?
>211
利休「なんだ。何を落ちこんどるのだ少年」
芭蕉「そうだ。別にイベントが失敗した訳でも何でもあるまい?」
利休「こ奴も下手クソな司会ではあったが、一応頑張ってたしな」
芭蕉「…そんなに下手だったか?」
利休「下手も下手。あんな堅苦しい司会で、場が盛り上がると思ったか」
芭蕉「…もっとぶっちゃけろと言うのか」
利休「左様。漢字でなく、平仮名でしゃべるつもりでやるのだ」
芭蕉「どういう風に」
利休「さぁて!つぎのひとはだれかなー!?みんな、注目してみようね!!」
芭蕉「チビッ子相手のお兄さんじゃあるまいし。いい年して出来るものか」
利休「自分を捨てられずして、筆頭補佐は務まらんぞ」
芭蕉「またそれか」
利休「またとは何だ」
芭蕉「まただからまたと言ったのだ。悪いか」
利休「最近のネタはそれしか無いのだ。仕方なかろう」
芭蕉「してどうする」
利休「何を」
芭蕉「今後の方針」
利休「…うむ。イベントが終わった所で、本題に入ろうかと思っている」
芭蕉「というと?」
利休「ミスコン中に、他国が攻めてくる気配があっただろう」
芭蕉「なんとお主、気付いとったか」
利休「当然だ」
芭蕉「乗り乗りだった故、そっちは忘れとったかと…」
利休「…私を誰だと思っとるのだ」
芭蕉「ちゃらんぽらんで女好きの大将と」
利休「本気でそう思っとるのか」
芭蕉「うむ」
利休「ツンデレのお主の事だ。心の中は裏腹に違いない」
芭蕉「そういう思い込み、いったい何処から出てくるのだ」
利休「心の奥底の無限の宇宙からだ」
芭蕉「そういう妙な誤魔化しも。何処から来るのだ」
利休「何を言う。世知辛い世の中を渡るために必要なのだ」
芭蕉「…で、ストーリーはどうなった」
利休「案ずるな。今週中には事を起こす」
芭蕉「してどうする」
利休「何を」
芭蕉「今後の方針」
利休「…うむ。イベントが終わった所で、本題に入ろうかと思っている」
芭蕉「というと?」
利休「ミスコン中に、他国が攻めてくる気配があっただろう」
芭蕉「なんとお主、気付いとったか」
利休「当然だ」
芭蕉「乗り乗りだった故、そっちは忘れとったかと…」
利休「…私を誰だと思っとるのだ」
芭蕉「ちゃらんぽらんで女好きの大将と」
利休「本気でそう思っとるのか」
芭蕉「うむ」
利休「ツンデレのお主の事だ。心の中は裏腹に違いない」
芭蕉「そういう思い込み、いったい何処から出てくるのだ」
利休「心の奥底の無限の宇宙からだ」
芭蕉「そういう妙な誤魔化しも。何処から来るのだ」
利休「何を言う。世知辛い世の中を渡るために必要なのだ」
芭蕉「…で、ストーリーはどうなった」
利休「案ずるな。今週中には事を起こす」
214 :
名無しになりきれ:2007/05/23(水) 18:22:24 0
敵はじごくpですとロぬ
>214
利休「さて。のっぴきならない事態となった」
芭蕉「何だどうした」
利休「今度の敵は地獄に居ると、ついさっき情報が入った」
芭蕉「…地獄とは?」
利休「貴様、地獄を知らんのか」
芭蕉「概念は知っとる。しかし具体的な場所とか色とか形とかは知らん」
利休「色と形など私だって知らん」
芭蕉「…で、地獄の敵とは何なのだ」
利休「…良く解らん」
芭蕉「解らんくせに、偉そうな態度を取っとったか。元大将」
利休「黙れ。それが私の持ち味なのだ。現大将」
芭蕉「持ち味などどうでもいい。他に情報は無いのか」
利休「無い」
芭蕉「…情報の発信源は?」
利休「214が残した言葉のみ」
芭蕉「もう一度再生してみろ」
利休「敵はじごくpですと口ぬ」
芭蕉「……ここで途切れとるのか」
利休「うむ。口を封じられたに相違あるまい」
芭蕉「この、「じごく」の後のpは何なのだろうな」
利休「誰かが気を利かせ、放送禁止音を入れたのであろう」
芭蕉「んな気など誰が利かせるか」
利休「ああ解った」
芭蕉「解ったか」
利休「解った。pはp。パーキングだ」
芭蕉「バカな。敵が地獄の駐車場に居るというのか」
利休「左様。敵は車で移動している」
芭蕉「敵が車に乗っているというのは納得せんでも無い。が――」
利休「――が?」
芭蕉「地獄に駐車場があるのは納得いかん」
利休「今時、駐車場が無い施設があるものか」
芭蕉「ある。国会議事堂とか」
利休「なんと。ホワイトハウスにはあると言うのに」
芭蕉「ユ国の王城にも無いぞ」
利休「馬を繋ぐ馬屋ならあるがな」
芭蕉「…待て。地獄の駐車場の有無などどうでもいい。敵の情報だ」
利休「何を言う。駐車場の在る無しにより、我等の交通手段も変わってこよう」
芭蕉「…有れば車で行くと言うのか」
利休「左様。最近買ったレガシーツーリングワゴンRで行く」
芭蕉「…大層な名だが、所詮は2WDの軽であろう」
利休「うるさい。自分がシボレーだからっていい気になるなよ」
芭蕉「なっとらん」
利休「あの真っ赤なコルベット。いい気になっとる証拠だ」
芭蕉「なっとらんと言うに」
利休「オープンカーで颯爽と駈け付けるがいい。地獄の牛鬼が喜んで飛びつくぞ」
芭蕉「…後半の意味が良く解らん」
利休「お主。牛鬼を知らんのか」
芭蕉「牛頭の鬼くらい知っとる。何故に喜んで飛びつくのかが解らん」
利休「牛が赤いものと鉄の匂いが大好きだと言う事くらい知らんのか」
芭蕉「それは鬼ではなく、牛の話であろう」
利休「はははは!小気味良い!牛の鼻輪に擦られ、傷だらけになれコルベット!」
芭蕉「…ふん。貴様は途中エンストして馬鬼にでも食われるがいい」
利休「さて。またもやのっぴきならん事態となった」
芭蕉「またか。今度はなんだ」
利休「名無しの書きこみが途絶えた」
芭蕉「いわゆる過疎という奴か」
利休「過疎…。その言葉だけは聞きたくなかった」
芭蕉「…今に始まった事ではなかろう」
利休「んなこた無い。4日以上というのは初めてだ。現在記録更新中だ」
芭蕉「長文で萌え要素まるで無し。これで居つけという方が無理な話よ」
利休「バカな!萌え要素が無いだと!?」
芭蕉「しかもこのストーリー。前スレから読まんと意味分からんと来た」
利休「ストーリーを絡めたのは間違いだったと申すか」
芭蕉「そうは言っとらんが、ROMが減る事は否定出来まい」
利休「うむむ……。今まで30人は居たのにな」
芭蕉「どこから出た。その数字」
利休「お主。ROM=書きこみ数×30 という公式を知らんのか」
芭蕉「だからその30の出所を聞いている」
利休「良く言うだろう。1匹見つければ30匹居るという」
芭蕉「…名無しはゴキブリか?」
利休「ゴキブリなどと失礼な。シロアリくらいにしておけ」
芭蕉「余計悪い」
利休「…で。問題は現在のROM数だ」
芭蕉「そうか。お前の公式だと、ROM=0だな」
利休「…悲しいこと言うな。書く気が失せる」
芭蕉「お主。書き込みが無くとも、ストーリー進めとるでは無いか」
利休「…分かってないな」
芭蕉「何がだ」
利休「たった一人で進めるストーリーなど、ここでやる必要はあるまい」
芭蕉「一人だと思い通りにやれるではないか」
利休「それがつまらんと言っとるのだ。思い通りにならんからいいのではないか」
芭蕉「…良く分からん」
利休「お主が芝居の役者なら、客が来ずとも上演するか?」
芭蕉「する」
利休「するのか」
芭蕉「途中で誰か来るかも知れん」
利休「…生真面目な奴だ」
芭蕉「真面目さが俺の売りだ」
利休「その割りには参加せんな」
芭蕉「何にだ」
利休「ストーリーに」
芭蕉「異国に居るお前にどうやって絡めと」
利休「絡む必要などない。スレタイをもう一度読んでみろ」
芭蕉「…近衛大将……は!」
利休「分かったな。今のスレ主はお前だ」
217 :
烈火:2007/06/09(土) 11:45:16 0
・・・最近でばんが
>217
利休「何を嘆く。其方、何か勘違いしていないか?」
芭蕉「利休の言うとおりだ」」
利休「良く言うだろう。暗いと文句を言う前に、すすんで明かりをつけましょうと」
芭蕉「出番とは 待つものではなく作るもの」
利休「そうそう。絡みにくいとかいう心配は無用だ」
芭蕉「左様。こ奴が無理矢理ストーリーに絡めるからな」
利休「人事みたいに言うな。烈火が登場するはユ国。絡めるはお前だろう」
芭蕉「…俺が、か?」
利休「左様。私は故郷で好き勝手やっとる。烈火は任した」
芭蕉「…ふん。しからば、烈火をリ国に使いに出そう。そっちに任せる」
利休「なんだその態度は。まるで烈火を押しつけあっとるみたいではないか」
芭蕉「最初に押しつけたのは貴様だろうが」
利休「違う、お前だ」
芭蕉「貴様だ」
利休「お前だ!」
芭蕉「…引かぬか」
利休「引かぬ。私は大将なのだ」
芭蕉「俺もだ」
利休「そうだった」
芭蕉「大将同士。どうやって決着をつける」
利休「どうせなら、本編では出来ぬ方法でつけるとしよう」
芭蕉「いいだろう。何を以って決する?」
利休「お主、麻雀は出来るか」
芭蕉「出来るが、二人でやるのか」
利休「不可能ではなかろう」
芭蕉「不可能ではないが、面白味に欠ける」
利休「我侭な奴だ」
芭蕉「お前に言われたくない」
利休「ならば烈火、お前も入れ」
芭蕉「3人か。もう一人、何とかならんか」
利休「甲斐を呼べ。父親の頼みなら断らん」
芭蕉「良かろう。今ポケベルにて合図を送る」
利休「…お主。今時ポケベルだと?」
芭蕉「ポケベルを馬鹿にするのか」
利休「ああそうだ。携帯使えばいいじゃないか」
芭蕉「音を立てずに合図を送る。これ以上最適な通信器は存在せん」
利休「…まあいい。何と送ったのだ」
芭蕉「51」
利休「ご・いち……来い、か」
芭蕉「うむ」
利休「行き先を教えんでもいいのか」
芭蕉「それは今からメールする」
利休「なら最初からメールすればいいじゃないか」
芭蕉「……なんと。俺としたことが!」
利休「いやいや、今の天然っぷり。なかなか良かったぞ」
芭蕉「―――は?」
利休「王が望む補佐官とは、そういうのだからな」
芭蕉「我が王は、役に立たん天然者を好むと」
利休「左様。日々激務をこなされる王が求めるは癒し。その調子で励むがいい」
芭蕉「誉められとる気がちっともせんのは気のせいか?」
利休「気のせいだ」
芭蕉「ともかく。今のは た ま た ま だ。やはり適任はお前だったのだ」
利休「何を今更。元に戻れん所まで来とるというのに」
芭蕉「やはり戻らんつもりか?」
利休「味方としてはな」
芭蕉「腑に落ちんな」
利休「何がだ」
芭蕉「お前の言動。あまりに事を急いとる気がしてならん」
利休「解るか」
芭蕉「解らいでか」
利休「さすがは我が人生最大の・おお!!甲斐!!来たか!!入れ入れ」
芭蕉「…甲斐。タイミングいいんだか悪いんだか」
220 :
烈火:2007/06/18(月) 22:33:15 0
リーチ
ポケベルは既にサービス終了しております
>220
利休「ななにぃ!!もうリーチだとぉ!!?」
芭蕉「まだ配ってもおらんぞ?」
利休「つーか。まだ場所決めすらしとらん」
芭蕉「…そっからやるのか」
利休「当然だ。ジャンケンで親は決められん」
芭蕉「では取れ。甲斐、お前も」
利休「む!!東だ。幸先がいいぞ」
芭蕉「ふん。まだ解らんぞ。俺は北。甲斐は……南だな」
利休「つーことは、烈火が私の対面だな。座れ座れ」
利休「では賽を振ろうではないか。でや!!」
芭蕉「…む!その賽捌き。貴様、素人じゃないな?」
利休「今頃気づいたか。愚か者が」
芭蕉「目は…5だと!?」
利休「はははは!こりゃまた幸先がいい。そりゃ!!」
芭蕉「今度は……むむ!9!!?」
利休「見たか!私が親だ!!」
芭蕉「……サマじゃなかろうな」
利休「親を取られたくらいで何だ。」
芭蕉「貴様が親とは……解せん」
利休「貴様は南家。さっさとあがればすぐじゃないか」
芭蕉「…まあいい。早く振れ」
利休「うむ」
芭蕉「言っておくが、イカサマしたらただじゃおかんからな」
利休「やらんと言っとるのに……てい!!」
芭蕉「2・3の5。……貴様……」
利休「何故に睨む」
芭蕉「貴様の前に山が残るのが気に入らん」
利休「何なんだ。リンシャンやドラに細工する、とでも?」
芭蕉「貴様ならやりかねん」
利休「いちいち決めつけんでもらおう。サマで勝っても嬉しくも何ともない!」
芭蕉「どうだか」
利休「むむむ…。ではイカサマがバレた奴は坊主になるというのはどうだ」
芭蕉「いいだろう」
利休「上にて座り位置を違えた。訂正しておく」
芭蕉「ネタに反映されるかどうかは解らんがな」
西(甲斐)
北(烈火) 南(芭蕉)
東(利休)
>220
利休「む!?ダブリーだと!?」
芭蕉「いいぞ烈火。その調子でさっさとあがるがいい」
利休「くそ!!こっちはもう一歩で九種九牌だったものを!!」
芭蕉「お主の親も終わりだ。せめて振らんようにする事だな」
利休「人を心配しとる場合か?貴様とてロン牌は読めまい」
芭蕉「むむむ。奴の捨てた西(ドラ)だけが頼りとは…」
利休「良し!覚悟を決めたぞ!西だ!!通るか!?」
芭蕉「そりゃ通るわ!」
利休「ではこれはどうだ!北!!」
芭蕉「もう捨てんでいい!!俺の番だろうが!!」
利休「済まん。ついうっかり」
芭蕉「戻せ、その北」
利休「一度出したものを引っ込めろというのか」
芭蕉「何を威張っとるのだ。特別大サービスで戻していいと言っとるのに」
利休「見逃してくれるのは有り難いが、後には引けん性質でな」
芭蕉「じゃあずっと少牌してろ。あがれんからな」
利休「ふん。少牌ごとき。次のツモで克服して見せるわ」
芭蕉「要するに、次は捨てんと言う事か」
利休「貴様の番だ。ここはひとつ…降りるか?」
芭蕉「降りるも何も、別にテンパっとる訳じゃからな」
利休「じゃあ何を捨てる」
芭蕉「強気で行かせてもらおう!!萬子の5!!」
利休「馬鹿な!!雀界のアイドル五萬を!?しかも赤!!」
芭蕉「通るか!?」
利休「…通ったようだな」
芭蕉「ふう…。一世一大の賭けをした気分だ」
利休「見なおしたぞ芭蕉。なかなかの度胸だ」
芭蕉「なに。さほどの事ではない」
利休「石橋を叩いて渡る一生で終わる奴だと思いこんどったぞ」
芭蕉「…そうなのか?」
利休「もはや悔いは無い。其方を大将にして正解だった」
芭蕉「五萬を捨てたくらいで大げさな」
利休「…何をぼーーーっと見とるのだ甲斐。其方の番だぞ」
利休「甲斐。何をそう悩む。さては其方、テンパっとるな?」
芭蕉「黙って見てろ。揺さぶりかけとる場合か」
利休「場合だ。ものすご〜く暇だ」
芭蕉「ええい!んな奴にはネコジャラシでも与えとけ!」
利休「私はオポッサムか」
芭蕉「何故にネコではくオポッサムなのだ」
利休「咄嗟に浮かんだのだ。仕方なかろう」
芭蕉「むむ!甲斐!!筒子の3だと!?」
利休「…やるな。五萬以上に人気の高い牌を!!」
芭蕉「ホントにそれでいいんだな?甲斐」
利休「くどいぞ。黙って見てろと言ったのは貴様だろう」
芭蕉「いや、重要だ。何故なら、それが俺のロン牌なのだからな」
利休「な・なにぃーーー!!!?」
芭蕉「ピンフ、ドラ2。30符の1翻、1000だ」
利休「確か貴様、テンパっとらんとか言ってなかったか?」
芭蕉「言ったがどうした」
利休「…汚い奴だ」
芭蕉「麻雀に汚いも糞もあるか」
利休「ピンフにリーチもかけず、ダマテンで息子からせしめるとは…」
芭蕉「ふん。どうする。続けるか?」
利休「口惜しいが、私の負けを認めよう」
芭蕉「半荘くらいせんのか」
利休「たわけ。んなことしたら容量オーバーしてしまうわ」
芭蕉「なら、烈火は任せたぞ」
利休「ぬぬ〜……仕方ない」
226 :
名無しになりきれ:2007/06/27(水) 21:36:40 0
ロン
>226
利休「なんと烈火!お前もか!」
芭蕉「本当か烈火。牌を倒して見せろ」
利休「む!間違いない。単騎待ち。…三暗刻、ダブリーの4翻」
芭蕉「いや。一発もつくから満貫だ」
利休「ふん…この手は44の50符。どの道満貫役だ」
芭蕉「お主の負けず嫌いも相当だな」
利休「相当ついでに、私も倒していいか」
芭蕉「何をだ」
利休「決まっとる。牌をだ」
芭蕉「テンパってもおらん奴は倒さんでいい」
利休「ふん。これを見てからほざくがいい」
芭蕉「―――む!?まさかこれは」
利休「見たか。私の実力を」
芭蕉「…お主!西と北を捨てねば、あがとったのではないか!」
利休「ふん。親がいきなり役萬というのも大人気無いと思ったのでな」
芭蕉「…で自ら国士を降りたと言うのか」
利休「ははははは。参ったか」
芭蕉「ふん。何が国士だ。大体降りた後どうする気だったのだ」
利休「ふん。流し満貫の手が残っとるわ」
芭蕉「んなもん。誰かのポンで即行に阻止されたわ!」
利休「何だと?やってみなけりゃ解らんぞ」
芭蕉「ではやるか?もう一度戻して」
利休「戻したら私の役萬で終わりだぞ」
芭蕉「…くそ!!こんな後味悪い麻雀は初めてだ!!」
利休「何を言う。ちゃんとあがっただろう。1翻で」
芭蕉「1翻じゃない。ドラ2だから3翻だ」
利休「…さっき自分で1翻と言っとったではないか」
芭蕉「言っとらん」
利休「言った」
芭蕉「言っとらんと言うに」
利休「いや言った。絶対言った」
芭蕉「もういい!!金輪際!貴様と麻雀はやらん!!」
利休「そう感情的になるな。息子の前で恥ずかしいと思わんのか」
芭蕉「甲斐!……甲斐がおらん」
利休「痴話喧嘩はイヌも食わんと言うが…真であったか」
芭蕉「それを言うなら夫婦の喧嘩だ!間違えるな!」
利休「何を赤くなっとるのだ。多少言葉を違えたくらいで」
芭蕉「うぬぬ〜!もう解った!烈火は俺が引き取る故、貴様も帰れ!」
利休「引き取るとか引き取らんとか、んな離婚した夫婦じゃあるまいし」
芭蕉「離・!――――――!!!」
利休「もうしゃべるな。脳溢血起こすぞ」
芭蕉「貴様とはもうしゃべらん。金輪際。口は聞かんからそう思え」
利休「そんなに私の事が好きなのか」
芭蕉「もうその手には乗らん!とっとと国に帰るがいい!」
>221
利休「…と221が言っとるぞ」
芭蕉「そんな馬鹿な。異界の話ではないのか?」
利休「かも知れん。この板。異界からの書き込みが多いと聞く」
芭蕉「板?何のことだ」
利休「板とは板だ。木材を薄くカットしたものだ。んな事も知らんのか」
芭蕉「それくらいは解る。この板という言い方をした故…」
利休「はははは、芭蕉よ。我々は常に、異界と隣り合わせにある」
芭蕉「…そうだろうな。満月の夜しか扉は開かんが」
利休「つまりだ。我々は異界と接する薄〜い板の上に乗っているのだ」
芭蕉「何だ。新たな表現法であったか」
利休「左様。心して歩まぬと、うっかり踏みぬくぞ。気をつけろ」
芭蕉「踏みぬくとどうなるのだ」
利休「決まっとる。異界にトリップするのだ」
芭蕉「さすれば…どうなる。死ぬのか」
利休「環境はさほど変わらんと聞いとる。すぐには死なんだろう」
芭蕉「ならまあ…案ずる事もあるまい」
利休「何を言う。貴様に取っては死活問題だろう」
芭蕉「?何故に?」
利休「221の言を忘れたか?ポケベルが使えんのだぞ」
芭蕉「そうだった!…いかん。うっかり異界には行けんな」
利休「そうだ。気をつけろ」
229 :
名無しになりきれ:2007/07/06(金) 07:56:51 0
電波力ビーム砲
>229
利休「待て。落ちつけ」
芭蕉「これが落ちついていられるか!食らえ!」
利休「待て!主のビーム砲など食らったら死んでしまう!茶でも飲んで落ちつけ!」
芭蕉「泡だて器とボールで立てた茶など飲めるかぁ!!」
利休「だから誤解だ!!この私がユ国を裏切るなど!!」
芭蕉「軍を率い攻め入らんとしていただろう!」
利休「記憶を塗り変えられとるのだ!仕方なかろう!」
芭蕉「問答無用!!でやあああ!!!」
利休「…ふん。んなヤワな技。氷の剣にて叩き落してくれるわ!!」
芭蕉「やはり本性を現したなタヌキめ」
利休「正当防衛だ!」
芭蕉「ふん!ビームがダメならこの月刀を使うまで!!」
利休「む!!?月刀が黄金色に光っとる!!」
芭蕉「俺が使えばこうなるのだ!もとは光属性専用の剣ゆえ!!」
利休「ふん!私とて負けんぞ!私が操る氷音剣が妙技!!特と味わえ!!」
芭蕉「―――――…ぐっ!……さすが…やるな」
利休「貴様こそっ…………ぬうっ!」
芭蕉「……鍔迫り合いは…互角だな!」
利休「…どうする。このまま両者が引かねば、決着がつかんが…」
芭蕉「まさに、千日戦争の形、という訳か」
利休「おおげさな。100日戦争くらいにしておけ」
芭蕉「…むう。…引くか?」
利休「やむを得まい」
231 :
名無しになりきれ:
デッドエンド