1 :
勇者 ◆xQP97g5DaE :
なんか今日、王様に呼び出された。
んで、魔王を倒すための旅に出ろとか言われてる。
相手は王様だから断ったら殺されるかなと思うとすっげぇ断りづらいし、
どうやら旅に出ると可愛い神官の子とか付いてきてくれるらしい。
ここはとりあえず乗っておくべき?(´・ω・`)
注意事項。ルールとか
・頼むから、誰か俺にアドバイスをくれ。
・誰かを不快にさせたりする書き込みは遠慮してくれ。荒らしはとりあえずスルー対応で。
・ageようがsageようが構わないが、基本的にはsage進行で頼む。
・俺は異世界から天声(オラクル)という特技の能力を活かしてそちらの世界の情報に触れているので、
言葉以外は届かないし(モンスターが出てきた、とか言われても俺の世界には影響しないなど)、
たまに時間差が激しい時もあるようだ。他にも色々あるかもしれないからそのつもりでお願いしたい。
・分からないことや何か質問があったら聞いてくれ。答えられるものは答えるぜ。
あみだくじで決めるのはどうですか…?
ここは良スレってことでどうですか…?
4 :
通りすがり:2006/10/29(日) 00:01:19
乗って見てから考えては?何事もとりあえずやってみるべし。
さっそくレス付けてくれたことに感謝する。
>>2 まさかそう来るとは思わなかったぜ・・・!!
でも問題が重要そうなんで、そういう決め方で後悔しないようにアドバイス求めてるんだ。
ありがたいんだが、もっと具体的なアドバイスがあるともっと感謝できる気がする。
>>3 良スレだと思ってくれるなら俺も本望だ。
だが俺の問題はマジだってことを忘れてもらったら困るぜ。
何かないか?せめてGOサイン出してくれるとか。
とりあえず装備確認といこうじゃないか
武器、防具、回復アイテムくらいはあるか?
旅に出るにせよ、出ないにせよ、一応家に連絡した方がいいよ。
>>4 どうやら見逃してたみたいだな。
なるほど、何事もとりあえずやってみるべし、か。いい言葉だ。
確かにやってみなきゃ分からないことって多いよな。参考になったぜ、サンクス。
>>6 使い込んだ青銅の長剣と、革鎧。一般の傭兵の装備なんてこんなもんだ・・・('A`)
回復アイテムってーと・・・あー、
癒珠(軽い傷ぐらいなら簡単に塞がるクラスの回復魔法が込められたガラス球)が3個なら。
>>7 俺がいるのは実家なんだ。職はあるけど。
王様から手紙手紙っつって起こしにきたの母さんだし、
父さんはガキの頃からいないし・・・連絡については大丈夫だろ。
9 :
通りすがり:2006/10/29(日) 00:40:54
なんだ!?じゃあ親父さんとは旅の途中で再会か?
やばいぞ!魔王の手先かもしれん!
>>9 マジで?!っつーかなんでそういう発想になるんだ。
生き別れの親父が魔王の手先になってるっていうのは、そっちの世界の常識か何かか?
恐ろしくヘヴィな世界だな・・・とりあえず気をつける。
そういや、判断材料あんまり与えないでアドバイスしてくれとか悪かったな。
良いアドバイスを貰う為にも色々書いてみる。これで大体理解してくれればいいんだが。
なんか分からなかったら気軽に質問くれ。アドバイスを貰う側としての誠意を尽すぜ。
俺
年齢:20
性別:分かるだろうけど男
装備:青銅の長剣に革鎧という貧弱さ。この世界で言うところの最弱装備って奴だな
職業:傭兵剣士。街から街への商人などの護衛が主なお仕事です
魔法:回復魔法の一番下と、この天声が今の所使える魔法。
経歴:アカデミーを卒業後に就職。家でだらだらしてること多し
性格:こんなことでアドバイス求めるぐらいだからやる気ない
現状:王様からの「勇者 や ら な い か」発言で困惑中。
一晩時間貰ったので相談している。
旅に出ると美少女神官が付いてくるっていうのと、名声とかにちょっと心惹かれている。
後押ししてくれるか、止めた方が良いっていう意見や理由をくれると、とてもありがたい。
11 :
オザワ:2006/10/29(日) 01:55:31
召還された
12 :
オザワ:2006/10/29(日) 01:56:29
とりあえず言っとくけど お気に入りに登録したからもう逃げられないよ。
では続きをお楽しみください・・・。ウヒヒ
前から疑問に思っていたのですが
戦士や僧侶は分かりますが
勇者は職業ではないのではないでしょうか?
勇気のあるニートと言っても過言ではないと思います。
そういう意味で30歳職歴無しは
人生に恐れを持たない勇者なのでしょうか?
>>11と12
よう。俺もとりあえず言っておくが召喚魔法は俺には無理だぜ。
まぁ逃げるつもりはさらさらねぇし、お気に入りに入れてもらえて光栄だ。
相談するのは不慣れなんで迷惑を掛けると思うが、あんたらの意見を参考にして頑張ってみるぜ。
>>13 ウヒヒってお前何言ってんだ。不気味だぜ?
ナレーター風なのかよ。・・・あー、とりあえずよろしく頼むな。
>>14 勇者っていう言葉を職業として見るか称号として見るか。その辺のイメージの違いじゃねぇかな。
単に勇気ある者を勇者と呼ぶこともあるだろうし、生業として稼げる勇者もいるだろうさ。
俺は、アンタの言うその人が人生に対しての無関心や危機感の無さでそうなってるんだったら、
勇者とは呼べないような気はするんだがどうだろう?
そう言う意味じゃ俺も勇者っぽくないな・・・勇者引き受けたわけでもないし。
なんで、これからは勇者(仮)とか名乗ることにするぜ!
明日は早いし、とりあえず寝る。なにかアドバイスあったら書き込んでくれるとありがたい。
貰った意見を参考にして、俺なりに答えだしてから王様んとこ行くわ。んじゃ、おやすみノシ
アカデミーってとこにいってたの?何するトコだったのさ。魔法とか習ってたの?回復魔法もそこで?
17 :
一般市民:2006/10/29(日) 13:23:38
王様って結局どんな奴なんだ?
取り合えず、他人の家のタンスをあされ。
おはようさん。書き残してくれてサンクスだ。
もうなさそうなんで意見は締め切っていいだろ。
>>16 ありがとよ。こんな俺のためにまた来てくれて。
特定されるとあれなんでアカデミーの名前は伏せるが、剣術や一般的な魔法とその基礎、
文字の読み書き、数学、国の歴史、実践的なサバイバル知識(毒草の見分け方とか)とかを教えてくれる所だった。
モンスター棲息区域である国外にまで出なきゃならない職業に就く奴にとっては、必須とも呼ぶべきものばかりだ。
そっちの世界ではどうか知らないが、モンスターはいるだろ?その辺の事情は大体同じだと思う。
で、ご察しの通り回復魔法もそこでなんだが、俺は魔法使うの下手でな。他の魔法も習ったんだが全然使えない。
アカデミー内でも魔法ランクは下から数えた方が早かったしな('A`) 稀に見る劣等生だったぜ。
>>17 よう。王様はどんな奴かって聞かれてもな。・・・精悍な顔付きの渋いダンディだったぜ。
俺は騎士のようにひざまずいてる状態からちらっと玉座見ただけだから、なんとも言えないけど。
声も表情も雰囲気も厳しいが、俺を気遣って一晩与えるだけの余裕や器量があったし、
堂々とした態度は風格があって、これぞ王って感じだった。国の政策にも真面目みたいだし、良い人なんじゃないかな。
興味があるんだったら、祭りとか式典の時にも顔出してるだろうから、一度見てみるといいだろうさ。
アンタがどこの国の人かは知らないが・・・。
とりあえず、>4の「乗ってみてから考えろ」という意見を採用してみようと思う。
>2の提案してくれたあみだくじでもGOサイン出ましたんで、当たって砕けろって事ですな(´・ω・`)
よし、踏ん切りがついた。協力してくれてありがとよ。じゃぁ行ってくる。
お・・・。やべ。なんか迎えがきたっぽい・・・?
軍資金はちゃんともらっておきなよ。
金はいくらあっても困ることは無いんだから
勇気さえあれば何とかなるんじゃない?
知り合いにそれで人類救った人居るし
とりあえず王様に兵士何人か借りて来たらどうだ?
そうすれば冒険は楽になると思うんだが
という訳で、本物の勇者(仮)になった俺が帰ってきましたよ。
なんで仮かっつーたら、俺が勇者を引き受けた後、王様(憎いあんちきしょう)が、
「ではお前の素質を試させてもらう」とか言い出しましてね、はい。
え?とか思いながらもとりあえず頷いたら、
彼・・・“トロール(巨人の化物。ありえない怪力)”を倒して来いとか・・・ふふ・・・仰いましてね。
・・・そう来るかよ。
自慢じゃないが、俺が倒した強者なんてせいぜい周辺に住んでる野良狼なんだぜ?
こういうのはじわじわと強敵に繋ぐものだろ。空気読んでくれよ。弾幕薄いよ、なにやってんの。殺す気か。
相手は強敵だもんで、この難関をどうやって乗り越えるかじっくり考えたいんだが、
居間の方では、お供に来てくれた神官の女の子がお茶飲んで俺の準備を待ってるんだよなぁ。
ああ、やべぇ・・・('A`)
期待させといて悪いんだが、まだ俺は勇者の肩書きをも名乗れないみたいだぜ。
もしかしたら名乗れないまま人生を終えるかもしれんし。そうなる前になんかアドバイス頼む。
ぐだぐだしてて申し訳ないが、こっちも必死だ。
とりあえず立ち向かうつもりであること前提で考えて欲しい。
前情報も足りないし、時間もない。どう立ち向かったものかな・・・。
>>18 タンス漁れ?そっちの世界では勇者になるとそういう特典があるのか。
あーでも、あれだな。前々任の勇者が別世界からの人で、そんなことやってたっていうの本当だったんだな。
アンタん所の人か?何故かタンスを漁る勇者がいたっていう伝承だけは残ってるぜ。
皆、奇異の目で見てたらしい。俺の世界でも勇者(世界に必要な人材)だから捕まるかどうかは微妙そうだが、
俺みたいな微妙なのが漁ってたら即通報だろ・・・常識的に考えて・・・。
>>20 そうだな。心配してくれてありがとよ。残念ながら今回は癒珠買える位のお金しか渡されなかったが、
この試験に合格すれば、装備を新調したり仲間揃えたりできるぐらいの金が貰えるらしい。
あの野郎・・・ここでも下手な事は言えねぇが、俺が合格したらがっぽり搾り取ってやるからな・・・。
>>21 そいつは凄ぇ。さすが異世界だな!ちょっと話聞いただけでもうんざりする旅なんで、
そういう話聞くと希望が見えてくるぜ。できればその知人のアドバイスも欲しい所だ。
励ましサンクス!
>>22 その発想はなかったぜ。さすがの俺も予想の範囲外だ。
だが今は無理だろうな。試験だし。お仕事的にもそんなことに人員割いてはくれないだろう。
もし本格的に旅に出る時に借りられたら、借りられるだけ借りてみせるぜ。一個大隊とか。
アドバイスありがとよ!
まずトロールの情報が必要、とうたって情報集めつつ金を集めて装備も整えたほうがいい。特に時間の制限も無いようだし、じっくりと構えたほうがいい。
確率なんて只の目安だ後は勇気で補えばいい!!
とその知人の上司がおっしゃってました
>>24 そうだよな。女の子が付いてきてるから急かされた気分になってたが、時間制限は特にないんだ。
まだ焦るような時間じゃない。まずは落ち着かないとな。
毎度毎度、アンタは良い時に通りすがってくれるから助かるぜ。
情報収集に装備の充実。前者はともかく後者は今の金じゃ無理かも分からないが、やれるだけやってみる。
ギルドの知り合いからでも金借りてみるかな・・・。まずは街を回ってみるよ。
>>25 ・・・アンタの世界は勇者で満ちあふれてるな。俺なんかよりも勇者に相応しそうな人材ばかりじゃねぇか。
きっとその上司さんとかの良い影響受けたからその人は人類とか救えたんだろうなぁ。
俺も良い仲間に恵まれるといいんだが。
うん。参考になったぜ。とにもかくにも勇気が必要って訳だな。100倍とまでは行かないが、元気が出たぜ。
テンパっちまって見えなかったが、やれることはまだ沢山残されていたみたいだな。
目を覚まさせて貰った。いっちょう無謀との境界線を見極めてくるぜ!・・・まずは聞き込みだが。
モンスターを151匹仲間にすればいいんじゃね?
まっ気楽にやりなされ
勇気と愛が友達と公言してる勇者からのぉ
トロールって確か魔王並の強さだよな?
ハリポタを参考にするのはどうですか
試験の詳しい話は神官の彼女に聞けということだったので、とりあえず確認してみた。
そういえばトロールってこの辺に棲息してなくね?とか思っていたらどうやらその通りらしく、
一匹だけ、何らかの要因で近隣の森に潜んでいる奴がいるということだった。
俺の今の所の目的は、そいつを倒して試験に合格することだ。
モンスターテイマーから逃げ出したそいつは凶暴化した可能性があり、
また放置しておけば人を襲う可能性も出てくる為、退治しなければならないのだとか。
その一件を勇者(仮)に任せることで素質を見極めることも出来るし、
上手く行けばトロールも退治できてラッキー。そういう筋書きらしかった。
俺はそういうのを聞いて、一匹だけで良かったと胸をなで下ろしたりしてたのだが、
彼女は微塵も心配なんかしてないらしく、無邪気に「頑張りましょうねっ!」とか言って笑っている。
うーん、可愛いのは良い。・・・だが俺を死地へ追い込む笑顔だと思うと胸中複雑だった。
そんなこんなで俺達はアドバイス通り、聞き込みから装備の調達
(貯めてた金使ってブレストプレート買いましたよorz)などを終えて森へ向かっているのだった。
途中こんな会話があったんで、乗せておく。
※名前晒したくないので、便宜上彼女が俺の名前を呼ぶ際は「勇者さん」となっております。
女「あの、勇者さん。どうせでしたら癒珠を買い足しておきませんか?」
俺「キミは回復呪文使えるんだろう?なのに何の為に?」
女「念の為に、です」
俺「・・・・・・」
女「あの、どうしましたか?」
俺「突然だけど、キミは普段なんて呼ばれてるんだ?」
女「へっ?えーと、お祖父さまからはエルと呼ばれてますけど」
やっぱりか。俺は思った。
ここでの彼女の呼び名に困っていたけど、これで決まったな。Lだ。
Lは、俺を勇者だと預言した高名な祭司のお孫さんだとか。
その所為もあってか、勇者の従者になることをやたらと誇り持ってる様子。
魔王を倒すことにも相当やる気出してるようなので、
失望させたくないなぁ、とは思ってる。少しは勇者らしくしないとな。
まぁ上の会話文見れば分かるだろうけど、Lとそこまで会話は弾んでないんだ。
なんか会話になるようなこととかでアドバイス頼めないか?
>>27 なるほど。モンスターテイマーを雇えってことか!
しかし、この職業に就ける人間は限られてるから、雇うとなれば金は高いだろうな。
それに魔王の闇が濃くなってきたってんで、テイマーのモンスターが凶暴さを取り戻して
大惨事っていう事件もあったらしい(今回もそういうケースみたいだ)し、ちょいと不安が残るかもな。
そりゃやっぱりきっかりがっちり、151匹もゲットしたら心強いだろうけどよ。
誰かそういう偉業成し遂げた奴知ってるか?
>>28 あ、あんたは勇者だった人なのか・・・?!愛と勇気を友達だと言えるなんて、
恐ろしいほどその感情と親密になってるんだな。勇気も愛もたりない俺にはその経験が役に立つかもしれねぇ。
良ければなにか伝授してくれるとありがたいぜ。けどまさか、愛ちゃんと勇気くんが友達って意味じゃないだろうな?
緊張して無理かも知れないが、気楽に構えられるよう努力はしてみる。アドバイスサンクス。
>>29 おいおいマジかよ?!・・・なんてな。幾ら何でも冗談きついぜ。
下調べしてきたが、醜い巨体と怪力を持つ化物(妖精の一種でもあるとか何とか)がトロールだってよ。
知能は低くまた大雑把な性格をしているのも特徴なんだそうだ。一般的にはな。
なんだかんだで強いから有名だが、間違ってもそんな強さはないはずだぜ。
・・・もしかしなくても嘘だよな?その魔王並に強いって言う情報。
>>30 オラクルで調べてみたが、魔法使いの少年の物語か。
トイレで戦ったり、頭によじ登って鼻に杖を突っ込んだりと実にコミカルだが、
トロールの頭の悪さや鈍重さを利用するのはいけるかもしれん。
運良く頭を殴って自滅してくれるとは限らないから、効果的かどうか分からないが、
参考にしてみるぜ。アドバイスありがとよ!
トロールといってもモノによって千差万別だからなぁ
巨大な棍棒でそこらへんの人間なら1撃で粉砕する悪鬼羅刹のような奴を想像する人がほとんどだが、
中には河馬にしか見えないうえ人間に対して友好的な奴も居るしな
多少の無茶は承知してください
やっぱり会話は…
L知ってるか?死神はりんごを食べる
だろ?
貴様は正しいのか…?
本当に正義なのか…?
>>33 千差万別か。調べてみたところ、そうみたいだな。
つっても目撃情報が確かなら今回は前者(悪鬼羅刹の方)が相手らしい。
友好的な奴だったらいいんだけどさ・・・。
>>34 ああ。分かってる。傷を負う覚悟はできてるぜ。
無茶でも勝ってやる。この意気込みが大事なんだな・・・叱咤の声をありがとよ。
>>35 どういう意味かよく分からなかったが、森に行く少し前にそれを振ってみた。
俺「L知ってるか?死神はりんごを食べるらしいぜ」
L「あ、それ聞いたことあります。
私は、りんごしか食べない死神の手は赤いってお友達から聞いたことありますよ」
俺「へぇ、そうなんだ」
L「はいw」
俺「それじゃぁオレンジばかり食う奴は手が黄色だったりするのか?w」
L「あははwそれは分からないですよw噂なんですからw」
結構楽しく話せたんじゃないかと思う。さっきからこの人唐突だな、みたいな顔してたけど。
なにはともあれネタ振りサンクス。
>>36 俺には分からない。正義かどうかは。
俺にとっては正義でも誰かにとっての悪であるかもしれない。
勇者になるからには、その辺の哲学も考えなきゃいけないんだろうな。
問いを投げかけてくれてありがとよ。後々、こういう問いは俺に何かもたらしてくれるかもな。
まだ時間は昼であるにも関らず、そこは化物屋敷のような不気味さだった。
天を覆い光を遮る木々の葉。奥を見渡せばより深まる暗闇を照らしてくれる灯りはなく、
土の湿った匂いが踏み入るのを躊躇わせた。
何よりも、この先に己を殺すかもしれない敵がいるというその恐怖感が、俺の足を鈍らせるのだった。
大きく息を吸い込んでみるが、早くなった鼓動が治まる気配はない。
「どうしたんです?早く行きましょうっ」
仮にも勇者であるという俺を信じきったLの急かす声は、死神の誘いなのか。
・・・みてぇな書き出しだとそれっぽく見えるだろうか('A`)
最初はびびっていた俺だったが、決意したら行動は早かった。
俺たちは早々に調査団が突き止めたというトロールの根城を目指す。
緊張が顔に出てたのか、Lがやたら話し掛けてきてくれて、気遣いが嬉しかった。
こんな状況でなければ良いふいんき(←何故か変換できない)だったかも。
森に棲んでいるモンスターはスライムぐらいで、その辺も俺を安堵させる要因となった。
そして用心しながら歩く事数十分。俺たちは目的地に辿り着く。
それは崖に掘られた横穴だった。洞窟という奴だろうか。
いかにもな空気が漂っているのを感じ取った俺は、祈りを捧げるという名目でLを待たせ、
天声を使って遺書のつもりで文章を纏めた。
とりあえず訊ねたい。勇者らしい登場ってどんな感じよ('A`)
奇襲を仕掛けた方が勝率は跳ね上がるってのは分かってるんだが、
最初で最後になるかもしれないし、と思うとアレだ。華々しくしたくもなるんだ。
女の子もいるんだし。
こんなこともあろうかと、演出用に起爆珠(軽めの爆弾みたいなもん)も買ってきてある。
これでも使ってかっこよく決めてみたいと思う。
勇気と言うより自暴自棄になってきたのは気のせいだと思います。
そんな訳で、誰か俺に妙案を授けてはくれないだろうか。良いのが出たら実行します。
そんで止める声が多ければ辞めます。
1.世のため人のため悪の野望を打ち砕く勇者一行!!(起爆)この日輪の輝きを恐れぬならかかって来い!!
2.元気100倍!アソパソマソ!(起爆)
もう許さないぞトロール!
3.出たなトロール!
トロールってだけで十分だ!
死ねぇ!(敵に起爆)
この3案のうち1つ
どんな方法とってもいいが勝率の高い方法を選べよ。
ちなみに口伝によると、ある草食動物がトロールと戦ったとき、その角で目玉を刳り貫いて混乱しているときに、腹に角を突きさして倒したらしいぞ。
とりあえず、「勇者らしい登場」なんてものはレベルが上がってくれば自然と身につくものなんで、
今は生き残り、勝つことを重点に考えるんだ。
負ける事を考えたら勝てる試合も勝てない
だから勝つ事を考えろ
洞窟に空気の流れがなければ洞窟の少し内部に侵入
枯れ草を持ってってファイヤで引火して出れないように出てから洞窟の壁に起爆珠を投げつけ洞窟崩壊させて洞窟を封印して窒息死させる
完璧!
アドバイスをありがとよ。
結構集まったんで、そろそろみんなの意見を総合しようかと思う。
「決め台詞まで考えてくれた」のが1、「止めておいた方が良い」が2、
「後押ししてくれた」のが1、「妙案をくれた」のが1か。
勝率を上げたほうが良いっていう、俺の事を心配してくれる声もあるし、
俺の我儘に答えて決め台詞まで考えてくれた奴もいる。マジで感謝だぜ。
馬鹿やって吹っ切れたかったってのもあるが、やっぱり無謀なようだな・・・。
踏みとどまっておく事にするぜ。生き残ることと勝つことだけを考える。
そんで作戦は、風はないようだし>43のを採用してみようかと思う。
で、爆弾ぶん投げる時の掛け声が>39の1番。こんな感じだろうか?
若干卑怯な感はあるが、弱者VS強者っていう状況なんだし、背に腹は変えられない。
・・・更に相手が“頑強な体を持った巨人”であるということを踏まえて、
岩が崩れたぐらいで何とかならなかった場合を考え、俺はその後も待機。トロールが出てきた場合に備える。
Lには前線に立ってもらえないから、
草陰に隠れながら回復魔法でサポートしてもらう事にする。
洞窟までの距離なら効果範囲として無問題らしいし、これで抜かりはないはずだ。
何度も言うが、アドバイス、助かってるぜ。
では緊張の一瞬。 行 っ て 来 ま す ノシ
ワクワクドキドキ
報告まってるよー。
結果や如何に!?
…あ、間違えた
経過や如何に!?
よう。待たせて悪かったな。俺だ。
残念ながら生きて戻ってきてやったぜ死神共!
やーいざまーみろ!!!!11ヽ('A`)ノキャッキャッ
アドバイスしてくれたお前らには大感謝だぜ!
だがまぁ、喜んでばかりではいられない状況かも知れない。
とりあえず聞いて欲しいこともあるし、手短に話すぜ。
枯れ草を集めた俺は、それを洞窟の入り口に撒いて火を放ち、出入り口を塞いだ。
思いの外燃えてくれない&デカイ火にならないで少々困惑したが、
もう煙がでちまってるから後戻りは出来なかった。
お前達に貰った勇気でなんとか起爆珠を起動させ、俺は洞窟の天井部目掛けて振りかぶった。
ここで、>39の言葉を言うのだ。
「ヒャッホォォォォオゥ!!この日輪の輝きを恐れぬなら掛かって来いやぁ!!」
前半部分を忘れたので勢いだけで誤魔化す俺。どんな愉快犯だ。
ぶん投げた起爆珠が洞窟の天井にぶつかり炸裂すると、洞窟の上部はボロボロと崩れた。
正直、起爆珠の爆破力なんかで上手く崩れてくれるかどうか心配だったが、なんとなかるものだ。
土や岩が入り口を完全に塞ぎ、トロールの生き埋めが完成した。
なのに俺の緊張は解けなかった。悪い予感が、した。
洞窟の奥からトロールの絶叫がくぐもって響く。太く腹に響くような声は不気味で、
俺にさらなる不吉を運ぶかのようだった。
これで終わってくれればいい。と、俺は淡い期待を抱く。
しかし入り口を閉じていた岩がぐらぐらと、何者かが内側から押しているかのように蠢いたことで、
それは期待からもう願いとも呼ぶべき物に変わっていた。
だが虚しくも、岩の壁は俺の願いを道連れに決壊する。
激しく飛び散る砂煙。粉塵を纏って現われる巨人の影。
立つのは無論、レンガの家を棍棒の一振りで粉砕すると言われる怪物・・・トロールだった。
心臓の鼓動が激しくなるのを感じる。
もう逃げられないのだという焦燥感と絶望感。舌打ちをする俺に、
「オばエも、オれヴォゴロジニギたのガ!!」
“お前も俺を殺しに来たのか”と、トロールは言った。
ヽ('A`)ノキャッキャッ
↑
何だか表情が微妙だな(w
50 :
名無しになりきれ:2006/11/03(金) 03:16:49
殺せ!殺せ!殺せ!!
51 :
名無しになりきれ:2006/11/03(金) 03:21:35
目だ!目を狙え!
52 :
魔王:2006/11/03(金) 03:23:11
戦え!そして邪悪なるパウワを身に付けろ
53 :
魔王:2006/11/03(金) 03:44:38
魔王と勇者の本か・・・・・ぶはっ!!同性愛の絵物語ではないか!!
いっそのこと「キミの力を試してみた。どうだろう、俺と一緒に魔王を倒しにいかないか?」と誘ってみる。
太陽光に当てると石になるから
まずリセットボタンを押しながら電源切っとけ、な?
>56
SFC以降だと「リセットを押さずにそのまま電源を切ってください」と言われるぞ
死ぬぜぇ…俺の声を聞いた奴は皆死んじまうぞ!
俺は異様にボロボロな姿のトロールと対峙した。
何故かそいつの瞳は悲しそうに見えたが、そんなことに構っていられる状況ではない。
雄叫び代わりの奇声を発する俺とトロール。死闘は開始された。
俺が棍棒の一撃を恐れて逃げ回るからトロールの攻撃は当らない、
また俺の攻撃が届いても相手には僅かな傷を作るだけに終わり、効果を為さない。
一向に勝機の見えない、決め手に欠いた戦い。それは消耗戦のように長引いた。
・・・だが先に消耗したのは俺だった。
相手の棍棒の攻撃範囲内で、迂闊にも立ち止まってしまっていた。トロールはそれを見逃してはくれない。
気付いた時には遅く、俺にとっての左から右へと棍棒が薙がれるところだった。
棍棒の持つリーチの長さゆえに後退も出来ず、薙ぐ攻撃ゆえに横移動は無意味。
上に跳躍したところで避けられないのは目に見えている。俺はそんな絶体絶命の中、咄嗟に相手の懐を目指して走っていた。
間一髪奴の懐に潜り込むことでなんとか攻撃を回避できた。俺の視線はトロールの苦々しい視線と交差する。
“目”。
>40の言葉が咄嗟に浮かんだ俺は、どうにかなりそうな思考で相手の目を狙った。
惜しくもそれは届かなかったが、相手の首に深々と突き刺すことに成功する。
トロールの絶叫。そして繰り出される、奴の左拳。
俺はそれを胸に受け、冗談でない距離を吹っ飛ばされた。ブレストプレートが、あるいは骨が砕けた音がする。
視点が全部ぐちゃぐちゃで意識が飛び飛びになり、俺は死神の嘲笑を聞いたような気がした。
死んだと思った・・・いや、Lが回復魔法を唱えてくれなければ俺は死んでいたのだろう。
駆け寄ってきたらしいLの呼び声で意識を回復した俺は、
死に直結する痛みの記憶と恐怖ですぐさま立ち上がり、剣を探すが、見当らない。
何故かLが俺を止めるが、それを無視して俺は目線を巡らせ続ける。
そして俺は剣を見つけることに成功し、Lが俺を止めていた意味を知った。
剣は、傷口から妙な色の液体が滴らせて仰向けに倒れた、戦闘不能のトロールの首元にあった。
もう戦う必要などなかったのだ。
・・・決め手を放ちあってドロウになった筈のこのゲームは、
回復してくれる人間がいると言う反則により、俺の勝利となって幕引かれたのである。
勝利を叫びそうになる俺を止めたのは、トロールから発せられた命乞いの言葉だった。
そうか…一口に勇者といっても、栄光ばかりが待つわけではないんだな…
別に通りすがりにトリップは必要ない罠
>>61 前にネームだけかたられて、ひどい目に遭ったからついつい…
悪いな。Lから「早く早く」と急かされてしまってるから文章纏められないようだ。
手短に話すとか言いながら全然短くなってないし、ここからは本腰入れて略するぜ。
俺とLは相談して(特にLが希望して)、トロールの傷のみを塞ぐことにした。
結果から言えば、それは悪いことにはならなかったと言えるだろう。
かくして俺たちはトロールから話を聞くことになり、
そして分かったのは、どうやらこのトロールが悪い奴じゃないようだということ。
それだけ伝えてもあれなんで説明させてもらうと・・・。
ある時、こいつは魔王の闇の声の影響でテイマーの“洗脳”を解き、自我を取り戻したんだそうだ。
同じ仲間を理由もなく撲殺する日々にうんざりしていたこいつは、それを好機と見て逃げ出した。
しかし自由は長くは続かず、討伐隊に見つかって殺されかける始末。
命からがら森の中へ逃げ込んで、洞窟の中に隠れていたのだという。
そんな時、王様からの命令を受けた俺が送り込まれてきて洞窟爆破なんてしやがるもんだから・・・orz
こいつが俺に会った時“お前も俺を殺しに来たのか”って聞いてきたのは、そういう意味だったんだよな。
怯えていたんだ。俺なんかに。自分より小さく弱い者に。・・・ほんと悪いことしちまったよ。
俺はこのトロール・・・もうトロでいいか、長ぇし。
が嘘をついてるように思えないから(テイマーから逃げたという情報とも食い違いはないようだし)、
できれば信じてやりたいんだが・・・俺、間違ってないよな?
>>49 おう。微妙な顔ですまん。なんだか苦々しい状況でな。
だがそのツッコミ、待ってたぜ。
>>50 正直言うと、無益な殺生っつーのはあんまり好まないぜ俺は。
メシにするでもなく殺すとなると、そいつが死んだ意味が無くなっちまうからな。
>>51 狙ったけど届かなかったんだ。
今にして思えば、悪いことしちまったな・・・。
>>52-53 よう。アンタ異次元の魔王か?随分陽気そうだから、俺の世界の奴じゃねぇ・・・よな。
パウワ(パワーだよな?)を手に入れることはまぁ賛成だが、
同性愛の絵物語とやらを読んで吹き出すのはけしからん。どんな本でも読むときは真面目に読むんだぜ?
>>54 相手の反応力が問われる、なかなかに上等な誘い文句じゃないか?
今回は生憎言える状況じゃなかったから、次回に活かさせてもらうぜ。アドバイスありがとよ!
>>55 トロールも俺も石にならねぇってことは、お前さんが石になるって話か?
大変な体質を抱えてんだな・・・頑張れよ。応援してるぜ。もしかしたらそっちのトロールの話かもしれんが。
>>56-57 悪いんだが俺の世界ではリセットボタンとやらは見当らないみたいだ。電源は切れるかもわからねぇが。
できればそうならないように、何かアドバイスしてくれるとありがたいぜ。
>>58 てめぇ、マンドラゴラか( ゚Д゚)ゴルァ!
・・・怒鳴ったりつまらないことほざいて済まねぇ。殺さないでくれ。まだ色々遣り残したことがあるんだ。
>>60 ああ。俺みたいなのには長く険しい道のようだぜ。華々しくなくてすまねぇな。
というかLの爺ちゃんが予言する人物を間違えたんだと思うんだが、どうなんだろうな。
>>61-62 まぁいいんじゃねぇか?こだわりがあるんならそれで。
こうやって色々アドバイスくれるのもかなり助かってるし、名前があれば個別に礼を言う時便利だしな。
好きに名乗っても構わないと思うぜ。
トロルを助けた勇者は猫のバスで帰ってきたのかい?
…モンスターテイマーってあれは洗脳なのか…つーか…なんつーか…俺の中で
魔王>王>>>>(越えられない壁)>>>モンスターテイマー
に思えてきた…
勇者は大変だぞ…
俺はいわゆる英雄何だが最近じゃあさお馴染の敵だった大魔王が別の敵だと俺と共闘したり助けだす姫が戦ったりこの前なんか姫が自分であいつを倒してたっけ…
俺も俺で弟にたすけだされたり…
はぁ…配管工時代に戻りたい…orz
まぁ…はやい話が人の気持ちが世界を支えてるって事だ…
まぁお前さんが良いと思うのなら良いが王にどう説明するか?
それが問題だ
マリ王!マリ王ジャマイカ
70 :
魔王:2006/11/04(土) 11:28:28
な・・・何故このワタシがあの勇者とねんごろにならねばならぬのだ!
燃やせ!こんな801本燃やしてしまえ!!
話が通じるんなら悪いやつじゃないだろ。ほっといても大丈夫だと思う。
しょうがない新刊は
勇者×魔王×王の3Pにするか…
げ、なんで勇者に聞こえてるんだ…
まずい…
相談に乗ってくれる奴が増えてるみたいだな。優しい奴が多くて嬉しい。
来てくれてありがとよ。歓迎するぜ。
俺達は事実に驚きつつ、今後どうするかについて考えた。
特に困るのが、王様への報告だった。なかなか意見が纏まらなかったが、
どちらにしろ街には戻らないといけないからということで、とりあえず俺達は森を引き返すことに。
それと、報告でミスった時に討伐隊が派遣されても怖いので、念の為、トロには移動して貰うことになった。
帰り道のLの表情は暗かった。無害なトロールの命を奪い掛けた罪悪感とかあるのかも知れなかった。
掛ける言葉が見当たらなくてうだうだしていた俺は本当に情けない奴だと思いました(´・ω・`)
森を抜けるともう夕方で、今からお城に・・・というのは憚られた。
考える時間も欲しいから明日に回そうと思いついたが、となれば一晩宿が必要になる。
俺は家があるからいいが、Lは王城住み込みの神官だと聞いている。
一人で帰すのはなんだか気が引けた。そちらに帰れば、今Lが話しづらいことを聞かれるだろうし。
励ましも出来なかったことを悔いていたからか、俺の口は
「城まで歩くのは面倒だろ。良かったら俺の家に来ないか?
俺一人じゃなくて、母さんもいるから。安心しろよ」
なんて、冗談めいた口調で勝手に喋った。馬鹿か俺は、と言ってから後悔する。
そんなこんなで俺は現在、我が家のマイルームで明日の対策を錬っているのです。
そんで何故かLまでも我が家。客間にいますよ。
色んな意味でどうしましょうか。Lに掛けるべき言葉とか、明日の王様への報告内容とか。
面倒かも知れないが、アドバイスくれると助かる。
>>65 猫のバス?似たような話を授業で聞いたような気がするな。
化物の中には、大人数の移動に適した体格を持った奴もいるってことだったような。
今回は助けたと言うよりむしろ襲い掛かった、なんだが。とりあえず帰りは徒歩だったぜ。
>>66 確か、モンスターテイマーは大雑把に分けて二種類いて、それぞれ必要な素質・才能が異なるそうだ。
一つ目は、魔物とも仲良くなれる・好かれる素養を持っていること。
二つ目は、魔物を強制的に服従させる才能を持っていること。
どちらもモンスターを使うのだからと一括りになってるが、やってることは共生か支配と全く違う。
一見して、支配力で上回れば知性の高い魔物をも服従させる後者の方が強く思えるかもしれない。
だが世界を救った先代勇者の仲間にいたのは前者。友情で繋がった者達なんだぜ。
魔王を前にしても尚、その結束は砕けなかったそうだ。
何だか長くなっちまったが、あんまり低くみてやるなよってことを言いたかった。
>>67 アンタ英雄なのか。すげぇ・・・とか驚いて色々話を聞かせて貰いたい所だが、
なんだか疲れてるみたいだな。大丈夫か?
波瀾万丈な人生を送ってるようだし、語りたい愚痴もあるだろ。俺で良ければ話を聞くぜ。
人の気持ちが世界を支えてる。良い言葉じゃないか。アンタの働きもきっと大事な支えなんだ。元気を出せよ。
>>68 ああ、問題だ。一番の悩み所はそれなんだよな。丁度相談しようと思ってたんだ。
なんて説明すりゃぁいいんだろ。正直に話せばいいのか、それともうやむやに誤魔化してしまうか・・・。
こいつは難問だぜ。誤魔化しようがないから正直に、とは考えてるんだけどな。
なんか良い案はないだろうか。
>>69 もしかすると>67のことを言ってるんだろうか?英雄なんだから王と呼ばれるのもおかしくないだろうし。
・・・王様にため口とか俺最悪だな。大丈夫か俺の首は。
しかし凄いもんジャマイカ?こんな所まで王を慕ってくれる奴が来てくれるってのも。
でも疲れてるみたいだから、そっとしておくのもありだと思うぜ。
>>70 おう、アンタか。どうやらそっちも苦戦してるようだな。801本とやらに。
しかし反応がツンデレだな。勇者と魔王がねんごろになるってのも、まぁ良い話じゃないかと思うけどな。
性的な意(ry)なら俺はご免だが。ところで、お前さんはどういった魔王なんだ?弱点とかあるか?
あ、参考に聞くだけだぜ。
>>71 だよな?!だよな?!俺、間違ってないよな!・・・っと、鼻息が荒くてすまねぇ。
答えてくれてありがとよ。少し自信がでてきた。
とりあえず明日になったら、>68にも書いた通り正直に話してみようかと考え中。
お前さんもアドバイスくれるとありがたい。
>>72 いやいや、まずくねぇよ。勿論、そっちの世界の勇者の話なんだろ?なら一向に問題ないと俺は思うぜ。
むしろ魔王に聞こえちまってる方が問題じゃねぇかな。ちょっと怒ってるみたいだし。
でもなんだかんだで読んでるようだから、少しは興味あるんじゃないか?
正直は良いと思うが言葉を選ぶべき
下手すると事態は余計深刻化する
覚悟があるなら自分が信じた物を貫き通す為に
世界中を敵に回すのも方法の一つだよ。
もちろん自分が守りたいものの為に自分にとっての真実を捻じ曲げてしまうのもそうだ。
優先順位をつけて何が一番大切なのか考えてごらん。
正義は一つじゃない
悪い魔王を座から引き摺り下ろし良い魔王を擁立するんだ
トロはいい奴→猫被ってる→俺が責任持つ→何か起こってからじゃ遅い→じゃあ俺が良いモンスターテイマー見つけるor俺の旅に連れてく
が良いと思う
>>79 賛成。トロとは心が通っているようだし、キミはモンスターテイマーとしての才能もあるみたいに感じる。
仲間にしなよ。
81 :
魔王:2006/11/05(日) 09:04:56
恐ろしい夢を見た
先代が勇者を殺す夢
私は何故それを恐ろしいと思ったのだろう
お腹が減ってるの?
ほら僕の顔をあげるよ
私は優しい王さまになるのだ!
闇ある所に光あり
悪ある所に正義あり
>>75 言葉を選ぶ・・・か。交渉では非常に重要な要素になりえるよな。
使い方如何によっては、それこそ意味ありげに聞こえたり、悪い事柄が一変して良い事にしか聞こえなくもなる。
言葉選びは結構効果あるかもしれない。真実だけを見てる奴には効かないだろうけどさ。ともあれアドバイス感謝!
深刻化するのはマジ勘弁なんで、なにか台詞練っておくよ。当日ミスらないか心配だが・・・。
>>76 よう。初めましてだよな?来てくれて嬉しいぜ。青髪の。
うーん・・・俺にとって重要なのは、勇者になることなんかよりも、トロを助けること・・・だよな。
良い奴が誤解で命の危険に晒されてるっていうこの状況をどうにかしてやりたい。そう、これなんだ。
おし。理由が明確になったら、思考がクリアになってきた気がするぜ。助言ありがとよ!なんとかしてみせるぜ。
なんだかアンタは鷹揚に構えてるって言うかなんて言うか、変わってる気がする。悪い意味じゃないぜ。
>>77 そうだよな。正義は一つじゃねぇ。俺には俺の正義がある。
王様にも民を考え、万が一の事があってはいけないからと危険を排除する正義があるように。
俺は俺の正義が間違っていないと思いたい。だからこそ、王様にも真っ向から話さなければならないんだよな。
頑張ってみる。道を標してくれてありがとよ。一言だがなかなか深かったぜ。
>>78 流石だなお前。そうなんだよ。魔王も良い奴になったら、魔物も人間も殺しあう必要なんかないんだよな。
人間の王も良い人間である必要性があるけど、魔物と人間が仲良くなれるのは実証済みなんだしさ。
難しいとは分かってても、そういう理想、俺は大好きだぜ。
となればまずは、どうしたら今の悪い魔王を引き摺り下ろせるかが問題だよな。
魔王に関する文献、ちょっと調べてみるか・・・。
>>79 ・・・お前すげぇなぁ。多少、目的(トロを自由に)とは違ってしまうが、これならトロの安全を確保できそうだ。
こいつはかなり良い案じゃないかと思うぜ。ありがとよ!・・・つまり、
俺「あのトロールは魔王の支配下にありません、信じて下さい」
王「馬鹿者め。どうやら奴の口車に乗せられたようだな。猫を被っていたらなんとする」
俺「俺が責任を持ちます」
王「もしそれが誤りだった時、被害は甚大であろう。あるいは死者が出るかもしれぬ。
その時お主が責任を取っただけで、死者が蘇る訳もあるまい?」
俺「で、ではこれでどうでしょう。俺があのトロールのテイマーを探すか、
もしくは監視代わりに旅に連れて行くというのは」
王「うはwwwwwならおkwwwww」
っていうことだよな?この流れなら行けるぜっ!
>>80 おお、また来てくれてるのか。真面目だなぁ。面倒な時はスルーしてくれても構わないんだぜ?
俺なんかのために意見くれるのは、そりゃもうありがたいの一言なんだけどよ。
・・・でだ。俺も>79の案でいいと思ってる。トロが納得してくれるかは分からないが、殺されるよりは何倍もマシだろうしな。
後押しがあれば決心も固まりやすいってもんだ。意見ありがとよ!
あとは・・・そうだな。あんまり、才能あるだとか言わないでくれ。なんだかすげぇこそばゆいっていうか。
元は劣等生だから、褒められるのは慣れてないんだ。まぁ、なんだ・・・ありがとう。
>>81 怖い夢を見たのか?大丈夫だ、夢は夢さ。気にしないのが一番だぜ。
でもなんだろうな。魔王である筈のアンタが、勇者が倒されたことに恐れを感じるってのは・・・?
魔王なんだから、喜びそうなものなのにな。
当事者じゃないから良く分からないが、アンタはその勇者に対して悪い感情を抱いてないんじゃないのか?
だからざまあみろとも思えない。そんな感じかもしれないぜ。もっと深い何かがある可能性も捨てきれないが。
まぁ、何かあるんだったら俺に相談しても良いし。頑張れよ。
>>82 ってオイwありがたいが、お前の顔がもげたところで俺の空腹は満たされないだろ・・・常識的に考えて・・・。
まさか頭がパンかなにかで出来てる訳じゃあるまいし。あ、でもそんなヒーローいたら良いな。
腹が減ってて困ってる時に非常食持って来てくれる奴。・・・もしかしてお前がそうなのか?
>>83 優しい魔王を目指してくれるのか?いい奴だなぁ、お前。
でもここで俺と話してるって事は、異世界の人間(魔物?)なんだろ?それは無理ってもんだ。
もしかしたらそっちの世界の話かも知れねぇが。言葉を掛けてくれてありがとよ。その覚悟、無駄にしねぇぜ。
・・・ん。なんとなく・・・ホントなんとなくなんだけど、お前、雷とか吐けたりする?
ああ、気にしないでくれ。なんか、そんな子供が本を持った少年と一緒に戦ってる映像が見えた気がしただけだ。
>>84 よう。アンタ、不思議なことを言うんだな。
闇と光、悪と正義か。“どちらも比較対象なくして存在し得ない”ってことだろうか。
それとも、どちらの内側にも正義もしくは悪が存在するという事なのか、
それとも、悪や闇には正義や光を引き寄せる因子が含まれているということか。
悪党が現れたら必ず正義の味方も現れるって事なのか。うーむ、奥深いな・・・。
>>85 お、知り合いか?
よし。考えが大体纏まったみたいだし、ちょっとLの様子見てくるよ。
Lはなんだか、トロの一件で自分を責めてるみたいで心配だ。
「私の思慮が足りない所為で・・・」っていうことを言っていたし。
考え纏めるのに協力してくれてありがとよ。
それと、なんか励ましに使えそうな台詞があったら教えてくれるとありがたかったりする。
・・・悪いな、ヘタレで('A`)
人生とは重き荷を背負って行くがごとし
みんなに良い台詞を教えてもらえれば彼女を励ませると思った?
やめといたほうがいい。 借り物の言葉じゃ彼女には届かない。
『好き』って言うのはそんなに易しくはない。
人は傷つけあう事によって成長するのだ
英雄なんてそんな便利なものじゃないさ…
戦争のプロパガンダにされたと思えばこんな所に押し込められて…
…大事な物を無くして後悔する俺の様な人生を送るんじゃないぞ…
傷つけたのはこちら側だけど、Lのおかげでトロが助かったことだけは、忘れちゃいけないよな。
そのことを自分自身の言葉で話せば、きっと伝わるよ。
まぁわしらの意見は参考程度にするのが良かろう
わしからの意見じゃがこんな歌を歌ったらどうじゃ?
♪涙の数だけ強く
うん?こんな時間に人が来たみたいじゃ
ちょいとみてくるわ
フォースと共にあらんことを!
厳しくも温かいマジレスありがとよ。お陰で、なんとかLも元気が出たみたいだ。
まぁ、明日は必ず勝たなくちゃならなくなっちまったけど。
Lとの会話の詳細はどうしたほうがいいかな。書いた方がいいか?
とりあえずレス返したら寝るぜ。色々あって疲れちまったし・・・。
>>88 人は生きてる限り失敗も成功も全て積み重ねなければいけない。良くも悪くも。
背負ってる荷物は重いだろうが、その重みは、自分が再び過ちを犯そうとした時に気付かせてくれるストッパーになる。
だから、もう過ちを犯すまいと決意が出来るのだ。
それを真摯に受け止めて重みに耐え、やがて荷物の重みに慣れた時、人は他人の荷物を肩代わりできるほど優しくなれる。
・・・つまりこういうことだな?俺なりに言葉の意味を考えたらこんな感じになった。
「耐えろ」とかもっとストレートな意味かも知れないが。アドバイスサンクス。
>>89 よう、青髪の。なるほど・・・そういう考えもあるか。
伝えたい言葉は、誰かから貰うのではなく、自らの心から見つけ出してこそ意味がある。
本心からではない偽りの言葉には価値がない。届いた言葉が偽りなら、一体何を伝えたかったのかすら分からなくなる。
それに相手にとっても失礼でもある。・・・とか、大体そういうことだよな?真摯な言葉、ありがとよ。参考になったぜ。
『好き』に関しては・・・色々保留だな。まだ俺自身わかってないみたいだし。
>>90 色々考えさせられる言葉だな。傷付けるのを推奨してるようにも思えるし、
傷つけてしまうのは仕方がないことだと認めているようにも思える。
そして傷をつけてしまう事が悲しいなら、それを糧にして学ぶべしと慰めてるようにも感じる。面白い言葉だ。
傷付けあって学べる事があればいいが、不毛なだけの傷付けあいもあることだ。穏便に越した事はないな。
殴り合えば友情フラグってのはよく分かるが。ともかくアドバイスありがとな!
>>91 その疲れた声・・・マリ王なのか?違ったらすまない。
どこに押し込まれて、どんな大事な物を無くしたのか・・・すまねぇ、聞いちゃならなかったか。
だけど自分のことをそんなに下に考えるなよ。後悔ばかりしてちゃ始まらないだろ?
逆に考えるんだ。人以上に傷付いた分、自分には幸せになる権利があるのだと考えるんだ。
取り返しは付かないがやり直しは利く。いずれ心の傷は時が流す。俺みたいな若造の言葉じゃ届かないかもしれないが、
そう考えて俺は生きてる。アンタの言葉、しかと胸に刻ませて貰ったぜ。・・・ありがとよ。
>>92 ああ。討伐に行ったのが俺だけじゃなくて幸いだった。Lがいたからこそ悪い結果にはならなかったんだ。
それに、暴走して傷付けたのは俺なんだから、責任の所在は俺にこそあるべきだし。
それをもトロは許してくれたんだから、これ以上責めすぎるのは泥沼ってものだ。
・・・そんな感じの言葉をなんとか俺なりに伝えられたと思う。Lが元気になったみたいだから良かった。
アンタらの協力のお陰だぜ。言葉を考えてくれてありがとよ!
>>93 おう。参考にさせて貰うよ。ありがとな、じいさん。
歌は得意じゃないが、機会があれば歌ってみ・・・ん、おい、じいさん大丈夫か?
こんな時間に客だなんて不自然だぞ。まさか消されて・・・?!
>>94 戦を前にした騎士の掛け声みたいに聞こえたぜ。もしくは神官とかの祈りの台詞だな。
・・・・・・・・・俺を鼓舞してくれてると見たッ。サンクス!
ん。どこからか変な情報が混じってきたな・・・タライとホース?フォースとなんか関係あんのかな。
さて、寝るか。俺のために色々考えてくれてありがとよ!
そんじゃ、おやすみノシ
戦闘なんてくだらないぜ!俺の歌を聞けぇ!!
魔王ちゃんぺロキャン食べる?
魔王「だからなんでお前はいつもそうなのだ!!緊張感を持て!!緊張感を!!」
98 :
名無しになりきれ:2006/11/07(火) 22:22:10
→97
もしやそののほほん勇者は『夜麻みゆき』(たしかこんな名前だったような?)ではっっ?!昔ガンガンのドラクエ4コマ漫画書いてた人。
あれはいいよね・・・みゆき版
遂に話すんだな…
まぁ…最近じゃあ体を無理矢理紙飛行機にしたりする俺だがこれは言おう…
仲間はかけがいのないもの…必ず守れ…
当たり前過ぎる…か…
おはよう御座います野郎共(女子も含む)!って、もう昼前だけどな。
なんだかやけに寝覚めが悪かったけど・・・まぁいいか。緊張してるだけだろ。多分。
Lなんてもう支度できちまってるから、急いで纏めるか。
幸いLとの会話詳細は必要ないっぽいんで、掻い摘んで説明させてもらうぜ。
え?何故説明すんのかって?
そりゃぁアドバイスを貰う時には詳細なデータがあった方が効率いいからに決まってる!!11!
えー、ごほん。じゃぁ軽く説明させてもらうとだな。
Lは、予言なんかしちゃうぐらいの祖父さんの孫だからして、やっぱり良い神官の血統らしい。
勇者の従者も務めた事もある代々筋金入りのその神官の血筋には、時折発現する聖なる呪いがあるのだとか。
Lは生まれつき、その呪いの一つである禁眼“識者の眼”を持っているのだという。
使えば目に映った者の思考を読み、正邪を見極める事が可能なのだとか。
(見せてもらったが、目が銀色になって黒い紋様が浮かんでキレイだった)
でまぁ、その眼力と神官としての素質を見込まれ、勇者の従者として選ばれたのだそうな。
承った任務は、“勇者が間違えないように導く事”。
目を使って敵の善悪を見極め、戦いを最小限に抑え、勇者の間違いを正すのが使命らしい。
・・・ここまで言えば、後は分かるな?
なのに彼女は間違えてしまったから、悔いている。
自分が躊躇わずに目を使っていればトロを傷付けることなど無かったのだと。
多分、Lは真面目すぎるって言うか使命感が強すぎるんだと思う。
「今回は誰も死ななかったんだから、今回は良い機会だと思って、もう間違わなきゃいい」
要約すると、俺はそんなことを言った。
それで励ませたかは分からないけど、俺を後押ししてくれた奴の気持ち分も入れて色々言ったし、
Lは笑ってたし、ちょっとは元気は出たんじゃないだろうか。朝会っても普通だったし。
まだ全快って程じゃないだろうから、これからもフォローは入れていこうと思うけど。
これで説明終わり。読んでくれた奴には礼を言わせて貰うぜ。
慌ただしくてなんだが、これから朝メシ(昼飯?)食って、王様のところ行ってこようと思う。
俺を許し、信じてくれたくれたトロの為にも。
俺を助けてくれた、心優しいLの願いを叶える為にも、俺は負けられねぇ・・・。
っしゃぁ!今日も気合入れていくぜッ!
>>96 じゃぁ俺と楽団(バンド?)組もうぜ。戦いなんてくだらねぇと言えるその根性が気に入ったよ。
これでも吟遊詩人になろうかと思って楽器を触ってた時期もあるんだぜ?
・・・まぁ異世界とじゃ音楽性の違いが原因で即解散だろうけどな。とりあえず俺からも一曲頼むわ。
>>97 把握。道理で魔王の奴が憎めない訳だ。まだガキんちょだったんだな。
魔王に伝えてやってくれ。「お前がこいつを立派な勇者に育てりゃ問題ない」ってな。
魔王とは仲良く遊んでやるんだぜ?
>>98-99 どうやら彼らの世界があるようなので、天声の検索範囲を上げて探してみた。
結局、別世界の住人らしいということぐらいしか分からなかったが。・・・お前ら博識だなぁ。
なにはともあれ、来てくれた奴は歓迎するぜ。
>>100 お。100ゲットおめでとさん。
体を紙飛行機にできる時点でアンタの凄さが窺がえるな・・・。マジで何者なんだアンタ。凄すぎだろ。
それにしたって“仲間を守る”、か。当たり前の事の筈なのに、言う程簡単じゃねぇのは仕様なんだろうな。
そういうのを“当たり前過ぎる”だなんて言えるんだ。やっぱりアンタは英雄なんだろう。
その強さ、見習わないとな。励ましてくれてありがとよ。仲間は必ず守り通してみせるぜ。
マリ王は紙飛行機にもなれる
王様との謁見か…
正直に事の真相を話しておかないと、後々の信用にかかわるからな…
心にも無い嘘だけは、つかない方がいいと思う。
ふむ…勇者か…
なれば己のが信念を持ちそれを押し通せ
さらば自ずと道が開かれよう
お主にはこの言葉を授けよう
鳴かぬなら殺してしまえホトトギス
105 :
異界の勇者(10歳):2006/11/09(木) 11:19:55
「魔王ちゃんこの本と同じことして」
魔王「それは焼いたはずの801本・・・・って止めろズボンを脱がすな!」
お子様にHな本を見せるのはやめましょう
うぇえ・・・疲れたぜ。これはもうダメかも分からんね。
とりあえず纏める。
手続きを取ると、俺達は謁見の間の前の通路で待たされることになった。
トロールも軽々くぐれるでかい扉の前には衛兵が二人。
客人用の長椅子がいくつか壁際に置かれていた。
俺達はそれに座って、謁見の間に入れる時刻を待った。
Lがやけにそわそわしてるので、(俺の分も含めて)緊張をほぐす為に、
俺はLに話し掛けて、どうでもよいことを話題に上げたりして適当に時間を潰した。
大丈夫だろうか、大丈夫ですよ。大丈夫でしょうか、大丈夫だって。
時折こんな言葉が飛交ってしまうのはやはり仕方のないことなのだろう。
そうやって、場の緊張にも慣れて腹も据わってきた頃。
ついに扉が左右に開かれた。
内開きの扉が完全に開くと、奥から一人の人物が現われた。
この人物と謁見をしていたから遅くなったのかも知れないな、
と俺が思っていると、その人物は俺を見て何かを気付いたようだった。
その嫌味な顔を見て俺もピンと来た。
「てめぇは、ケロヨン・・・!」
※説明しよう。ケロヨンとは、俺のアカデミー時代の知人(間違っても友達じゃねぇ)である。
貴族階級のボンボンでエリート街道まっしぐら、異常なぐらい俺に突っかかってくる嫌味な奴なのだ。
・・・無論ケロヨンは本名じゃない。
ケロッパ(そっちの世界だとカエルが近い)と似た髪色をしていたからこのあだ名が付いた。
まぁ俺しか使ってないあだ名だし、晒しても大丈夫だろ。
「これはこれは、平民の勇者(俺の名。呼び捨て)じゃないか・・・ふん、変わらんな。貴様も」
「お前も変わってねぇみてぇだな」
「お陰様でね。ところで貴様・・・勇者に選ばれたらしいな」
「だからどうした。てめぇには関係ねぇだろ」
「そうでもないさ」
ケロヨンは一層嫌な笑みを深めた。
「私はお前と違い、王に仕える従騎士の身なんでね。大いに関係ある。
お前みたいな粗野な男が勇者に相応しいはずがないと知っているから、王に忠言しておいたのだよ。
他国にとっても恥晒しでしかないだろうし、
私の証言はお前とアカデミー時代を共にしているから、説得力もあろうよ」
「ああ、そうかよ」
つーかお前、従騎士になってたのかよ。出世してんな。
俺は苛立ちながらそんなことを適当に考えて、こいつのツラを眺めないようにしてたのだが、
「あぁ、そうそう」
奴はわざとらしく何かに気付いたように言って、
周囲に聞かれないようにか声を潜めた。
「確か貴様は、トロールも倒せていないらしいな?」
「・・・っ!」
なんでコイツがそれを知ってる?
不意を突かれた俺は動揺を隠しきれなかった。
「図星か?ふふ、私の知り合いから報告があったのだ。
トロール一匹仕留められない役立たずの勇者では尚更いけないだろうと、“これも”王に報告させて貰ったよ。
卑しい貴様は、それを隠蔽しようと思ってここに現われたんだろう?残念だったな。
今頃、討伐隊でも組まれてるかも知れんから、今更貴様が倒しに戻ったところで手遅れだ」
「こ、こいつっ・・・!!」
もう我慢ならねぇ。トロに、討伐隊を向けたってか!!?
「おぉっと、ここで剣を抜いてくれるなよ?野蛮人め」
俺が腰の剣柄に右手を掛けたと同時に、ケロヨンが読んだかのように俺の手を拘束する。
早い。そうだったよな。お前は昔から優秀で、学術、剣技、何に置いても俺の上を行く奴だったよ。
だけどなケロヨン。お前は、剣を握る動作によって隠されている俺の左手が、
握り拳になっているのを知っているか否か・・・!
「勇者さん!」
振ろうとした俺の左手を止める、Lの細い両手。
それ以上に俺の怒りを引き留めるのは、Lの強い意志が窺える両目だった。
「この方が何を仰ったのか、私は存じません。ですが暴力はいけません。
それで分かって頂けなければ、“ここでそういうことをすれば王様の信頼もなくしてしまう”、
ということを頭に置いて下さい。頭が冷えるはずです」
そうだった。俺は、トロを助けなければならない。
軽率だった。さすがは、識者。
「悪かった」
俺はLに感謝しつつ握り拳を解く。
「―――勇者殿。L殿。お時間です。ご入室下さい」
そして俺達の間に流れる空気を無視する、衛兵の無関心な声。
それが俺の思考をより冷やし、ケロヨンの興を削いだ。
奴はLと俺を一瞥し、
「すみませんね、お二人とも。まだお話ししたいことはあるのですが、私もこれで忙しい身です。
またお会いできた時、ゆっくりお話ししましょう」
そんな捨て台詞を嫌味ったらしく吐いて(表面上はすげぇ爽やかだ)、俺達に背を向ける。
いっそ踏んでやろうかと思っていたマントが遠ざかっていった。
「ご入室をお願いします。我らの王がお待ちです」
急かされなくても俺は、謁見の間へ急ぎ入っただろう。
一刻も早く言わなければならないことがあるのだ。討伐隊を止めてくれと。
纏めるのって結構時間掛かるなぁ。謁見で疲れたからかも知れないが。
休憩代わりにレス返すか・・・。
>>102 空も飛べるはず・・・ってことか。流石だよな。変化魔法でも使ってるんだろうか?
つっても紙飛行機になるほど質量変えられるなんて、どこまで魔法熟練度高いっていうんだ。
英雄と言われる程だけあるよなぁ。見習いたいもんだぜ。
>>103 お前の言葉、謁見前に確認させて貰ったぜ。
元からそのつもりだったが、言って貰えるとやっぱり心構えが違うよ。
悪い方向には転がらなかったと思う。アドバイスくれてありがとよ!
>>104 待てやw途中まで良い言葉だったのになんで台無しにしてんだw
信念を貫き通せば道は開かれる。この言葉だけは受け取っておくぜ。ありがとよ。
最後の言葉が照れ隠しなら、アンタもツンデレ認定なんだが。
>>105 魔王ピンチか・・・?ってお前らやめろよ。801ってことは、男同士って事なんだろ?
見えないけど、俺の聞いてる所でそんなことすんなって!
やるんだったらホラ、あれだ。俺が聞こえない所でだ。
・・・いや、10歳だって?じゃぁ何処でもやるんじゃねぇ!
>>106 同意だ。若い内から変な知識を持たれても困るからな。
エロは大人になってから・・・だぜ。
墨俣に一夜で城を作った時は大変だったな…
まぁ他の人ならいざ知らず儂には簡単だったがの!
まぁ儂が言いたいのは自分の行動に自信を持てゆー事じゃ
最後にこの言葉
「鳴かぬなら鳴かせて見せようホトトギス」
どうじゃ?良い詩じゃろ?
ふう・・・・
魔王「しくしくしく」
濃くて美味しかったv
魔王「ううお前なぞピンクに行ってしまえ」
魔王様が犯られた!!
鳴かぬなら「とりあえず鳴いたことにして」ホトトギス
その気が無い人を如何こうしようって言うのが間違っているんだよ
人間、好きな事をして生きるのが一番さ
>114
成程…好きにしてようと言う考え…かのぉ…
しかしな…何事も大事にはそうもいっておられぬからの。ま、わしからは
鳴かぬなら 「鳴くまで待とう」 ホトトギス
と言っておこうかの。
何が濃かったんだろう・・・・
117 :
名無しになりきれ:2006/11/12(日) 18:37:49
下手惚れだな・・・・まさか異界の勇者のやつ魔王を倒せを
魔王を押し倒せと勘違いしたんじゃ
レッツ暗殺!
早く続きを…続きを聞かせてくれ…
大丈夫かな…。心配になってきた。
すまねぇ。要らない心配掛けちまったようで悪いな。
なんか色々あって(気絶とか)天声が使えなかったもんで。
こんな俺を待っててくれた奴ら。ありがとよ。
とりあえず中間報告なんだが。
実は今、牢獄にいるんだ\(^o^)/テヘッ
┌────┐ / ̄\
│┌──┐│| |
│| ││ \_/
┌─┘│ ││
└──┘ └┘
ことの経緯を話すとだな。長くなるんだが、聞いて欲しい。
トロを助ける為、俺達はこう、鼻息も荒く謁見の間に入ったわけだ。
そして悪夢は始まる・・・。
そもそも王様自身には、俺を試す理由はほぼなかったのだと言える。
信頼する祭司が選んだ勇者である俺を疑うことは、その祭司を疑うことに繋がるからだ。
まぁ、数ある武将を退けて選択された俺だ。
ちょっと試してみたくはあったのだろうが、それは単なる好奇心に過ぎない。
では何故そういう運びになったかというと、大臣達が強く願い出たからなんだそうな。
そりゃあそうだ。彼ら大臣のお抱え武将を勇者として選出すれば出世にも繋がるわけだし、
魔王を倒してくれれば万々歳。
何処の馬の骨ともしれない俺に任せるよりかは信頼も置けるし、安全にも思えたのだろう。
(アカデミーでの俺の実績を調べて吟味してあるとするなら、大臣らの心配は、
ある意味では真っ当な反応とも言えた)
つまるところ俺をテストする意味は、大臣や周りの人間を信じさせ、納得させることにあったのだそうな。
Lはトロを倒しに行く前にこう説明してくれたんだが、こっちでは説明してないので、一応補足で。
しかしここで問題がある。トロが生きていること、それ自体だ。
トロールが生きているのに勇者が戻ってきて報告しに来たというこの状況そのものが、普通にやばい。
魔物は存在だけで悪と考える風習がある以上、倒すべき魔物が生きているということは、
大臣らにとって俺を勇者の座から引き摺り降ろす為の大きな口実になる。
そしてケロヨンの振りまいた疑念の種。それは瞬く間に発芽し、開花。
“勇者は逃げ帰ってきたのではないか?”“そもそも戦っていないのでは?”
“識者の眼を持つLまでもがそう言っているが、この男を庇っているだけでは?”
などの際限のない猜疑心の種を大量に産み落とした。
それを晴らすだけの証拠が俺達になかったというのも、大きな敗因だろう。
そう。最初から切れるカードなんて俺達にはなかった。
唯一使えるカードがあるとしたら、それは“口”だけだった。
嘘でないことを証明する為に、命を賭ける覚悟と誠意を尽し、筋道立てた論理を唱えた。
戦ったことの証明にしかならないと分かっても、あの時砕けたブレストプレートも証拠として出した
(トロの拳の痕や血が残っている為、一戦交えた証にはなるだろう)。
そして>79の意見も使わせて貰った。
特に後者(トロを旅に連れて行く)は、俺がトロールと心通じてなければ単なる自殺行為である。
これを自ら申し出ることが覚悟の証明。
「・・・ふむ、ここまでで良いであろう。ではこれより大臣達と審議をする為の時間を設けることとする。
お前達には悪いが、暫し客間にて待機して貰おう。先程のは良き案であった。悪いようにはすまい」
俺の言葉で事態が決したとでも言うようなタイミングで言い、王様は席を立つ。
謁見の間を去る直前、俺達に向かって微笑んだように見えた。
この休憩時間で、ちょいと前の報告をしたんだな。
王様の言い方が俺達を庇うような感じだったから、悪い方向には転がらなかったんだと、本気で信じた。
せめて、トロに調査団を送って真実を確かめてくれるぐらいの余地が出来るもんだと。
だが、もう一度謁見の間に向かった時、俺達を迎えたのは突き刺さるような冷たい空気だった。
大臣のにやにや笑いと兵士達の視線が、悪い結末だけを過ぎらせる。
王様の顔を窺えば、諦めのような、苦渋の選択を迫られたような表情をしていて。
「審議の結果を言い渡そう」
俺とLは、審判の続きを待った。
そうさ。大体悪い予感なんて杞憂に終わることが多いんだ。きっと、大丈夫だ。
それはまだ、期待だった。
「・・・・・・お前達には済まぬと思うが」
まさか。まさかだろ?そんなこと言わないだろ?
なんでそんなツラしてんだよ。アンタ、俺達の味方の筈だろ!?
しかし王は俺達に残酷を告げる。
「王として、民に害を及ぼす危険性のある不確定要素を残すわけにはいかん。
よってそのトロールは我が討伐隊による、討伐処分とす―――」
俺は プ ッ ツ ン した。
「何が王だ・・・ざっけんな!ことの善悪もわからねぇだと!?
俺達は必死に主張してるんじゃねぇかよ!民の声にも耳を傾けられねぇのか!!くそったれ!!」
コレが特別に悪かったんだと思いました(´・ω・`)
で、Lはなんとか大丈夫だったが、俺は大臣の↓の一言で
「王に向かってなんたる無礼!この者を引っ捕らえよ!」
「はーなーせーよー!はーなー(以下エンドレス」
こうなって、現在に至る・・・かな。
背後から殴られて気絶とかLの格好いい台詞とか色々あったけどその辺は割愛で。
わざわざここまで読んでくれた奴、サンクス。
それにしてもまったく、やれやれだぜ。どうすりゃこの状況を動かせるんだかなぁ・・・。
少し考えたいから、レスの方はもうちょっと待っててくれ。マジ悪いけど('A`)
ちなみにアドバイスは随時受付中。状況とか、聞きたいことがあれば何なりと聞いてくれ。
脱獄とかを考えるよりは、Lを信じて待った方が良いと思う。
後は…お前の言葉が王に届いたかどうか、だ。
諦めるなよ!
待つのがベストか…
出るがベストか…
待つ場合自分意見を出せない傍観者となる
逆に脱獄すると自分の意見を徹せるが脱獄者のレッテルを貼られる…
難しいな…
トロは討伐隊にみつかりそうにないか?
だがあの大臣達が何かやらかすかもしれない。それに、あのLがあんたを
助ける為に無茶するかもという事を頭に入れれば、脱獄した方が良いんじゃないか?
128 :
魔王:2006/11/14(火) 19:30:19
欲望のまま行動せよ・・・しょせん正義とはそんなものだ・・・・
あはははは
僕がキミの立場ならきっと後先考えず牢をぶち破って皆殺しじゃないかな
ミナゴロって略すとちょっと可愛いよね?
真面目な話をすると自分が信じた事のためにじっとしているのは性に合わないな。
自分に出来ることがあれば、やっぱり行動しちゃうとおもうよ?
結局「若い」ってそう言うことだと思う。
この分だと何かしらの動きはあったのかな。
もしないなら牢の様子を説明してくれないか?
地下に造られた牢獄は、湿っぽくて暗くて、四方を苔生したレンガに囲まれている。
狭くてプライバシーのない部屋がいくつも並んでいて、俺はその中でも最も出口に近い部屋に入れられていた。
出口が近いのに手が届かない。これは新手の嫌がらせだと思われた。
重く嵌め込まれた鉄格子に齧りついて視線を巡らせれば、
斜め先に看守であろう男が一人、松明前に置かれた椅子に腰掛けているのが見える。
着込んだ鎧に“J”のような形の傷があることから、俺は彼を、仮にジョニーと呼称することにした。
・・・地下だから脱出は困難極まるだろう。だがしかし、人間なら付け入る隙はあるのではないか?
俺は焦っていく思考の中、そう考えてみたりする。今は一体、何時何分なんだろうか。
>>110 お・・・。まさかアンタ、秀吉か?どうやって戦国時代から繋いでるんだ。知恵が回るにも程があるだろ。
ふむ。「鳴いてくれないのなら、鳴かせるための工夫を凝らせ」ってことか。
それならまだなんとかなりそうな気がするぜ。自信の方は・・・まだ自分を信じられるほど強くなれてないからよ。
まぁ、場数をこなせばついて来るだろ、自信の一つや二つ。アドバイス、感謝するぜ!
そういや、前にここに来て言葉を授けてくれたのは、アンタが仕えた主人だったのかもな。
殺してしまえホトトギスの人のことだが。
>>111-112 ちょっと待てやお前らwww人がピンチな状況で何やってくれてんだwww
まぁアレだろ。果汁100%のジュースが(オレンジ味かリンゴ味かは別として)濃くて美味しかったってことだろ?
頼むからそういう事にしておいてくれ。もしそういうエッチいことするんなら他板へ行くんだぜ。
ここにゃ未成年がいるかもしれんし、不快に思う奴もいるかもしれないからな?
っつうか、良い子はそういうことしちゃ駄目だろw魔王も10歳に負けちゃもっと駄目だろwww
>>113 せめて奴らが男女の間柄だったら許すのになぁ。って、んな訳あるかッ!・・・なんだ俺のこの意味不明なノリは。
犯られたんじゃなく、果汁100パーのジュースを奪い取られたんで魔王が泣いてるとでも思っておこうぜ。
ピンク行けってーのは、勇者の発言が危なかったからに違いないってことで。
>>114 よう。来てくれてたんだな青髪の。「とりあえず鳴いた事にして」ってのは新しいな。
読解力ねぇから良く分からないが、意味としては“事実の歪曲”が近いんだろうか?
鳴かないホトトギスは仕方がないからと放置しとくとして、必要があれば鳴きましたと偽って・・・ん?
おいwなんか名前にそぐわない腹黒いことになってんぞw俺の脳内限定だが。
まぁ、嫌がってることを無理矢理させるべきではないってのはあながち間違ってねぇんだろう。
間違いを正してやる時とかは例外だけど。いまいち意味を取りかねてるんで、訂正があったら言ってくれ。
>>115 今度は家康か・・・?つーかお前らは戦国時代を謳歌しないのかよ?来てくれるのはありがたいんだが。
しっかし、鳴くまで待とうってのも悠長だよな。俺は短気だから、そういう余裕を持てる奴は尊敬するぜ。
成功の為の必要な我慢を、焦らず冷静に見極められれば・・・・・・。
あのさ。まさかとは思うがこの言葉の意味は“棚からぼた餅”とか“果報は寝て待て”じゃねぇよな?
とりあえず、アドバイスありがとよ!この言葉、もうちょい考えてみるわ。
>>116 酸味や甘味、つぶつぶ果汁などだ。ジュースのな。・・・多分だけど。
>>117 誰が上手いこと言えとwまぁさすがにそんな面白間違いはしないだろ。
まかり間違って押し倒しても、子供なんだぜ。その先までは知らないと思うし。安心しろって。
・・・俺、安心していいんですよね?
>>118 あー、えっと、誰をだ?・・・ケロヨンをか?王様か?どっちにしろ俺にできる訳ないぜ。
なにより金がないんだし。なんてな、冗談だ。だが俺が思う確かな事はケロヨン!
奴のツラを次見た瞬間、俺は多分・・・プッツンするだろうという事だけだぜ。うん。ぶん殴りてぇ・・・。
>>119 悪いなぁ。中途半端なところでやめちまってて。っつーか、こんな俺の話でも楽しみにしてくれてるのか?
そうだったら嬉しい話だ。ちょいと重たい部分もあるけど、
基本的には俺にアドバイスしつつ楽しんで貰うのがこのスレの目的の一つだしな。
ねだって貰えるとなんだか文章纏めたりする活力が沸くぜ。ありがとよ。
俺の生き様を見届けつつ、ついでにアドバイスをくれると心強いぜ。
>>120 お前のその暖かさに全俺が感動した。心配してくれてマジサンクス・・・!
やっぱ寝てる間とか気絶してる間は天声使えねぇみたいで、いらない心配かけちまったようで悪いな。
俺は生まれつき悪運だけは強ぇから、簡単にはくたばらねぇ筈だ。だから気にし過ぎないでくれよ?
まぁ見ててくれ。これからだ。俺はまだ諦めちゃいねぇ。ここから逆転を見せてやるぜ。
>>124 ああ。俺はLを信じてる。一日二日の付き合いだけど、一生懸命やってくれる子だってことは分かってる。
きっと今も、何かしてくれてると思うんだ。でも俺だってただ待ってる訳にもいかねぇから、
ちょっと看守のジョニーとか色気で落としてみる。諦めないぜ。アドバイスくれてありがとよ!
>>125 脱獄犯になったら誰も俺のことを信じてくれなくなるんだろうか、なんて思うと怖いもんがある。
でも自力にせよ他力(Lとか)にせよ、チャンスが来てくれたなら俺は牢屋から出るだろう。
トロが死んだら後悔しちまうだろうから、出来る限りのことをしたい。足掻きたいんだ。傍観者でなんかいられねぇ。
そんな気持ちだ。待ってなければトロが死ぬってんなら話は別だが、俺も何かしたいんだぜ。
>>126 正直なところ、やばいんじゃねぇかと思う。ケロヨンがトロの存命を知ってたって事は、
誰かがトロを監視している可能性があるってことだからな。そうだったらいくらトロが移動してもアウトだろ。
討伐隊にすぐ報告がいっちまう。トロが上手くやってくれてることを祈るしかねぇな・・・。
>>127 此処まで俺を追い込んでおいて、これ以上策を巡らすとかねぇだろう、とは思うんだがな。
勇者生命は恐らくこの辺で絶たれてるだろうし、トロも倒せば後は後腐れなく終わる訳だし。
でも用心に越した事はねぇか。助言感謝するぜ。
>>128 欲望のまま、か。ある意味じゃその通りなんだろうな。正義なんてのは、捉えようによってはとてもくだらない。
自分勝手に思えたりもする。でも誰かにとっては気高い物で、誇りであったりする。くだらないけど、美しいっつーのか。
見る者の捉え方によって色々あるよな。・・・もしかして暗に応援してくれてるのか?ありがとよ。
>>129 はははw青髪の。アンタ時折相当クレイジーなこと言うよな。ミナゴロは言葉の響きが可愛いけどよ。
俺も真面目な話をすると、やっぱり俺もじっとしてられない体質みてぇでな。
流石に皆殺しとまではいかないが、やれることはやるつもりだぜ。ほぼ同意見ってやつだ。
ちょいと棘がある奴かと思ってたが、随分熱いじゃねぇか、アンタも。間違えてくれるなよ。褒めてるんだ。
アドバイス感謝するぜ!
>>130 悪いな。動いたってもジョニーと少し話し込んだぐらいだ。鉄格子は頑丈で素手じゃ壊せそうにない。
武器や道具は取り上げられているから、鍵も壊せない(指つっこんだりとかはしてみたけど、全然駄目だ)。
見て回ったが牢屋の壁はどこも厚くて、抜け穴も見当たらない。
俺の他に囚人はいないようで、中はいくつかの松明しかなくて暗い。
ジョニーはずっと牢番。交代の兵士とかは全然来ない。どうにかして壁に掛けてある鍵を奪えればな・・・。
こんぐらいかな。他に何か聞きたいことがあったらどしどし聞いてくれ。
やっぱ無駄でも抜け穴掘るべきだろうか?とりあえずなんかあったら報告させてもらうぜ。
よしジョニー(仮)に
う ほ っ や ら な い か ?
って言うんだ!
苦しむフリをすれば、ジョニーが心配して出してくれるんじゃないか?
でも、医者とか呼ばれたらいろいろ大変かもなぁ・・・。
136 :
名無しになりきれ:2006/11/16(木) 23:24:19
お前がやらずに誰がやる
物理的な実力行使での脱出を不可能と悟った俺は、
ひたすらジョニーとの会話に勤しむことにした。
それは、厚さ30cm以上もある壁を壊そうと躍起になったりした俺の最終的な判断だった。
そもそも牢屋は閉じこめる為にあるわけで、脱出できるようには造られていないのだから、
現実的な判断と言えるのではないだろうか。
ジョニーと会話をし、情報を引き出してこれからに備え、脱出のチャンスを待つこと。
それが今の俺に出来る最大限の努力だろう。
もしかしたらジョニーが心を許して俺を逃がしてくれるのでは、という淡い期待もあるが、
彼は俺が此処に連れてこられた経緯を話しても、
悪人の言葉には耳を貸さないように口酸っぱく言われているからと首を振った男だ。大した期待はできない。
「ここって、地下だろ?湿っぽいし寒いから、具合が悪くなりがちでな。特に腹とかさ・・・」
悠長に話し込んでいる時間はないのに、それしか出来ないというのがなんとも苛立つ。
俺は、焦れる精神をなんとか抑えつけて相槌を打った。
「へぇ。そいつは大変だな。誰か交代に来たりはしねぇのか?」
「夜遅くにしか来ないんだよなぁこれが。食事を運んでくれる奴はいるんだけど、人員はそんなにいないからさぁ」
なるほど、交代要員は夜までいない・・・か。
その情報は初めて知ったが、脱出の際に少し役立つかどうかの情報だから、大した驚きにはならない。
俺は歯噛みした。じりじりと情報は得られてはいるが、先程から僅かな前進しかしていないのだ。
思うに、ジョニーは地下のこの部屋に籠りっきりで、知っている情報が少ないのではないだろうか?
俺が色々訊ねてみても、明確な情報が言えないのがその証拠だろう。
あるいは隠蔽されているだけかもしれないが、どちらにしろここらが潮時に思われた。
もう情報を聞き出すのは良いだろう。
ならば次は奇策を用いて、相手に鍵を開けさせる大胆な作戦に出ることにしよう。
情報は得られるだけ得たのだから、失敗しても失うのは俺の尊厳ぐらいで、大した損害じゃない。
そう。俺が色気で落としてみるなんて適当なこと言ったから返ってきてしまった、
>134の“「うほっ やらないか」案”や、>135の“病気のフリして出して貰おうぜ案”を使うときが来たのである。
俺はどんなに小さな可能性でも、試すべきだ。
さぁ、スパートを掛けよう。
前者は捨て身だが、一肌恋しくなる(寂しくなる?)であろう地下だ。
もしかしたらイケるかもしれなかったし、もしイケなくともそのまま後者に移行すれば、
鍵を開けて貰えるチャンスに繋げる可能性がある。僅かでも。
暫し躊躇したが、俺は結局やることにした。
苦悩や恥をどこかへ投げ捨て、顔を上げる。そして意を決して言うのだった。
さぁこれでノックダウン!くたばれジョニー!
俺「ウホッ、いい男。 や ら な い か」
うほっ・・・・なんか違うや
やっぱ魔王ちゃんのほうが良いお・と・こ
139 :
名無しになりきれ:2006/11/17(金) 13:16:43
魔王がわがまま幼女だったらどうする?
140 :
魔王:2006/11/17(金) 13:30:15
私はショタコンではない
141 :
女王:2006/11/17(金) 13:38:08
やっぱ801本は最高よねv
幼児でも邪悪なやつは邪悪
なにゆえウホのほう?
憎しみは憎しみを呼ぶだけだってなんでわからないんだ!!
成功したらどうする気だ!
それは何かま ち が っ て な い か?勇者として
………ま、まぁ意気込みは買うけどさぁ
やるんだったら徹底的にやりなよ。
中途半端が一番いけない。
彼を手篭めにして思い通りに従わせるくらいの勢いで
(コーホーコーホー)私がお前の父だ(コーホー)
149 :
名無しになりきれ:2006/11/20(月) 12:28:42
な、なんだって
父が何故こんな所に!・・・偽者!?
151 :
名無しになりきれ:2006/11/21(火) 22:45:16
気合と根性!!
お前らこのネタに食いつきいいなぁ('A`)
つってもこのまま書き込まなかったら俺が掘られてるみたいで癪だから、
とりあえず展開まとめるか。
この作戦をやる意味なんて、“鍵を開けさせる”以外にない。
あくまで俺が奴の精神を陥落させて鍵を使わせることが目的なのだから、
のこのこ誘われて入ってきたら、ぶん殴って昏倒させておさらばするだけ。
何より俺はノーマルなんだし、そういう関係は要らない。
・・・お前ら俺を何だと思ってんだ。
だが、ジョニーの奴は誘いに乗らなかった。空気を読まないな。
まぁ1o以下の期待だったから、裏切られた所で問題はないけど。
ちなみになんて言われたかというと。
J「・・・こいつを見てくれ(なぜか抜刀に向いてそうな刀を指さす)。
こいつを見てどう思う?」
俺「すごく・・・鋭いです・・・」
J「こいつで突き刺されたくなかったらこれ以上変なこと言うなよ?マジ鳥肌立ったし」
俺はなんでそんなにジョニーがキレてるのか、
なんで最近の若者風な口調になってるのかはわからなかったが、とりあえず怖いので謝っておく。
俺「フヒヒ、サーセンwww」
さぁて、次は作戦Bだ。先程の台詞を異常者のたわごととすることで、
より病人としてのリアルな演技が―――、
・・・いや、待てよ。俺は思いとどまった。ジョニーがたった一言でこれだけキレている。
となれば、奴は相当の女子好きか、トラウマがあるのかも知れない。
そこを突き続ければ、奴は逆上して俺を斬りに来る可能性がある。だが俺を斬り殺す為には格子が邪魔だ。
ならどうする?“開ける”しか、ないよなァ?
俺は嫌な笑みを浮かべた。
そしてここから、反撃ののろしは上げられたのだった。
ジョニーは椅子に戻り、先程の言葉を忘れようとしているのか、ぶすっと黙り込んでしまった。
俺は、小声で呟く。
俺「ぅほっ」
J「!!」
ぎっ、とでも音を付けたくなるような厳しい目線がこちらを向いた。
さも、何も言ってませんよとでも言いたそうな表情で俺は肩を竦め、
俺「いや、なんでもねぇよ」
と言う。
J「・・・そうか」
苛立ったような表情を隠しもせず、ジョニーは不機嫌にそっぽを向く。今だ。
追撃を仕掛ける俺。
俺「や・・・ないか」
J「!!!・・・おい!何か言ったか」
キツイ目線が再度飛ぶ。
声が響く地下だ。いくらとぼけようと言ってない筈がない。聞こえてない筈がない。
でも俺はあえて迷惑そうな渋面を作り、
俺「なんだ?さっきから。変なツラでこっちみるなよ」
と非難がましく言った。マジ空気を読まない。全力で読まない。
それが、奴の苛立ちを誘う。不覚を誘う。
ジョニーは更に苛立った様相を深くして、問うた。
J「・・・本当に何も言ってないだろうな?」
俺「言ってねぇよw言いがかりは止めてくれw幻聴じゃねぇか?」
J「そうならいいんだが。分かってるだろうな?もしさっきみたいな言葉を―――」
俺「やってらんねぇな。そろそろ寝るから、静かにしてくれるか?」
言葉をも遮って、俺は言い放つ。
マジいじめっ子。相手に背を向けても尚、視線が突き刺さってくるのがよく分かった。
俺は牢の奥へ歩を進める。暗闇の中へ。ジョニーからも見えない隅っこへ座り込んだ。
ジョニーはほっとしただろう。目障りな奴が視界から消えたのだし、俺がイタズラをするのを諦めたと思ったろう。
だが残念なことに、俺は何一つ諦めてないのだった。少し時間を置いたらすぐに、“それ”を始めた。
154 :
ミルキィ:2006/11/21(火) 23:36:09
ふふふかぁいいわね☆
>「なんだ?さっきから。変なツラでこっちみるなよ」
>「言ってねぇよw言いがかりは止めてくれw幻聴じゃねぇか?」
勇者(仮)ヒドスw
156 :
名無しになりきれ:2006/11/22(水) 06:50:43
勇者よ戦え
続きはまだか?気になって仕様がない。
158 :
魔王:2006/11/25(土) 10:06:55
やめろよせ!人前でそんなこと!アッー!!
うんがんばれ!
カチカチバッキン!
161 :
名無しになりきれ:2006/11/28(火) 00:12:50
えぇい続きはまだか!
誤解しちまうぞ!
162 :
名無しになりきれ:2006/11/28(火) 09:38:25
物語は続くが・・・・
ここの勇者さん(ただし仮)は忙しくて来れないみたいだね。
代わりにと言っちゃなんだけどさ…
僕の相談に乗ってくれないかな?
実は僕…す、好きな人が居るんだ。
同じ学校の同級生でね。
ちょっと誤解を受けやすいけど純粋で動物が好きで、不器用だけどいつでも一生懸命な可愛い女の子。
一緒に居ると心が躍る。 彼女の目の前に立つと、自分が酷く醜い人間に思えてくる。
誇りの塊のような、そんな燃える目をした彼女。
彼女と仲良くなりたいんだけど、なかなかきっかけが無くって困ってる。
勇者さんが帰ってくるまでの間
どうすれば彼女と仲良くなれるかアドバイスしてくれないかな?
164 :
名無しになりきれ:2006/12/07(木) 22:35:11
あたって砕けろ・・・・物理的にな
165 :
名無しになりきれ:2006/12/07(木) 22:38:39
いい例としてマルマインの大爆発
さて、アドバイスは着てるかな〜
なにこれ?
164 あたって砕けろ・・・・物理的にな
できないよっ!
ぶつかっていったって避けられて白い目で見られるかほっぺたつねられて終わりじゃないか!!
痛いんだからね、あれ!
165 いい例としてマルマインの大爆発
大爆発って死んじゃうじゃないか!!
死んじゃったら彼女とランチできないじゃないか!!
彼女とランチができないとお腹がすくじゃないか!!
お腹がすくと怒りっぽくなるじゃないか!!
…あれ?
もっと役に立ちそうなアドバイスをしてよ。
実際、ぶつかってほっぺたつねられて取っても痛かったんだからね!
彼女が困ってるとこを助けてやれば何とかなるんじゃないか?
167 彼女が困ってるとこを助けてやれば何とかなるんじゃないか?
んー、難しいんじゃないかなぁ
あんまり困っているところを見たこと無いし
むしろ知らない人が困っていると首を突っ込んでいったりする人だから
あんまり助けてもらうのって好きじゃないんじゃないかな?
さっき、猫を触りたそうにしていたのを手伝ってあげたら怒られたし
そう言うのって侭ならないね
この際だからクリスマスに告白するなんてどうだろうか?
ロマンチックだろ?(・ω・)
彼女が喜びそうなことと嫌がりそうなこと、怒りそうなことや彼女との距離など詳しく。
そしたらもっと色々アドバイスできると思う。
>169 この際だからクリスマスに告白するなんてどうだろうか?
んー、クリスマスとかって気にするのかな?
わかんないや。
全然気にしないような気もするし、その事を指摘したら猛烈に怒りそうな気もするね。
>170 彼女が喜びそうなことと嫌がりそうなこと、怒りそうなことや彼女との距離など詳しく。
そうだね…彼女は世界の危機に猛烈に怒っている。
あっ、コラそこで引くなよ。 彼女の事が知りたいって言ったのは君だろ?
それに対抗する術、特に情報処理に対して高い能力を見せてる。
その反面、酷く日常的なことが出来ない。
ま、そのアンバランスさがたまらないんだけど、それを指摘するとやっぱり怒る。
喜びそうな事か…彼女は可愛いものが好きだね。
特に猫が好きらしくってよく、横目でちらちらと見ている。
この前猫がすきなのか聞いたら「似合わなくって悪かったな」って逆切れされた。
だから、この件には触れない事にした。
あとは…彼女は「我は芝村」とか平気で言ってるからクラスで孤立している。
僕は1の子分って感じかな。
会うたびに「○○、お前を殺す」
又は
どさくさに紛れ
「○○、お前が欲しい!」
と言う
>171把握。
それなら世界救えば株がかなり上昇する可能性があるな。
とりあえず今は手早く近付く為に、ハンカチを落とす類のイベントでも起こしてみたらどうか。
拾って貰ったらあれは大事な物だったからという理由でお礼のプレゼントや食事に誘うとか。
ごめん、最近ちょっと大きな作戦があって来れなかった。
あれっ? 言ってなかったけ?
僕、学兵なんだよ。
学生なのに兵隊なんだ。 こっちの世界はもう国民の数が少なくなっていてね。
僕たちみたいなのが二級戦線を張ってる。
>172 「○○、お前が欲しい!」と言う
思いっきり張り倒された。
単機突入しようとしてるところに付き合うドサクサで言ったのに何が悪かったのかな?
もしかしてもうちょっとTPOを考えるべきだったかもね。
>173 それなら世界救えば株がかなり上昇する可能性があるな。
いいアイディアだ。
問題は世界を救うためにまず、熊本を救う必要があるって言う事だね。
もうちょっと本腰入れてみるよ。
>173 手早く近付く為に、ハンカチを落とす類のイベントでも起こしてみたらどうか。
僕はあんまり私物を持ってないんだよ。
大切なものって言ったら友達位なものかな
それに彼女は、人を助けようって言うのを当然な事だって思っているみたいだから御礼作戦はあんまり使えないと思うよ?
色々参考になったから、お礼にキミの相談に乗るよ
173さんには悩みとか無いかい?
役に立てないかもしれないけど、一緒になって悩むくらいは出来ると思う。
何、戦争だって!
何に乗ってるか?
F-15?90式戦車?金剛型護衛艦?F-22?F-2?
…って歩兵だよなきっと
…って事は欠陥だらけの84式小銃使ってるのか…
176 :
名無しになりきれ:2006/12/16(土) 12:31:42
勇者よ眠れ・・・・
>177
>175だが一言言っておく
此所はなりきり板だ
179 :
173:2006/12/18(月) 16:15:04
>174参考になったなら何よりだ
だが俺の悩みだって? そうだな・・・成仏・・・できないことかな
180 :
名無しになりきれ:2006/12/27(水) 01:43:06
ガンパレード
学兵か・・・一般市民な俺とは随分違うなぁ^^;
とりあえずみんな。勇者が戻ってくるまで
この板を盛り上げてい か な い か?(・ω・)
182 :
名無しになりきれ:2006/12/29(金) 18:29:24
全軍突撃!!
ああ、名無しが保守してるだけのスレが削除された前例があったから
ネタ振り役が持ち回りで相談に乗ってもらえば保守できるかなって思ってたけどガンパレネタが横行してるね
ごめんね、勇者さん。 悪気は無かったんだ。
僕が相談を持ちかけるのは当分控えるよ
青髪のぽややん。彼はそんな風にこのスレを維持(?)させようとしている
あんたの行為をきっと喜んでくれるに違いない。
185 :
名無しになりきれ:2007/01/12(金) 02:53:55
勇者よ戦え
186 :
名無しになりきれ:2007/01/18(木) 11:13:36
勇者よ眠れ
あなたは しにました
おぉ ゆうしゃよ
しんでしまう とは なさけない
189 :
名無しになりきれ:2007/02/01(木) 18:44:31
uwaa!!
190 :
名無しになりきれ:2007/02/12(月) 09:37:58
勇者
勇者はまだ生きている!
ここに書き込みがあると、もしかして戻ってきてくれたんじゃないかって覗いてしまう。
そして落胆の繰り返し。
またあの勇者さんが帰ってこないかな?
帰ってくるといいな
193 :
勇者(仮) ◆xQP97g5DaE :2007/02/23(金) 02:08:14 0
長い間、来られなくて悪かったな。久し振りの、俺だ。
<天声>の調子が悪かったってのもあるんだが、色々あってな・・・すまねぇ。
あんだけ優しくしてもらったのに、裏切るようなことしちまった。
俺がいなくなった後も盛り上げようとしてくれた奴ら。ありがとう。
惜しんでくれた奴ら。マジ感謝してる。
久々に来て、お前らの書き込みを見て、涙出てきそうになったぜ。
俺にできる償いは、これぐらいだ。だからせめて、あと少し付き合って欲しい。
そう・・・あの時の俺は、ジョニーの怒りを利用しての脱獄を試みていた。
ジョニーが過剰反応するネタを見つけるや否やそこを責め立て、
怒りに我を忘れさせて鍵を開けさせるという、荒唐無稽な作戦であった。
煽りながらも牢屋の奥へ引っ込み、一旦引いたかのように見せかけた俺は、
更なる追撃を行うべく、次の行動を起こした。詳しくは>153に書いてある。
俺「―――やらないか。・・・ うほっ。 やらないか。 いい男。
いい男。うほっやらないか。 いい男。 ・・・やらないか。 うほっ。
やらないか。 いい男。 ・・・うほっ。 うほっ。いい男。
やらないかやらないか。やらないか。やらないか。やらないかやらないかやらないか・・・
や ら な い か 」
まるで深淵から死者が手招きするような声で呟き続けたのだ。
ゆっくり、誘うように。テンポを速めてみたりと、相手の耳にへばりつくように。
やがてジョニーは、ゆらりと立ち上がった。木で出来た椅子がからんと倒れた。
不穏なまでの空気が流れるのを肌で感じる。
J「もう、・・・限界だ」
ジョニーは立て掛けてあった刀と鍵を手に取った。
J「・・・俺を本気にさせたのが、ミステイクだったな」
振り返ったジョニーの狂気の目線が俺を射抜く。刹那、猪のような勢いで格子までダッシュ、
不審な動きで鍵を差し込み、まるで狂ったかのようにガチャガチャと揺らして、ようやく鍵を回して、扉を開けた。
開け放った扉から、ジョニーは這入ってくる。不吉を告げる死神の如く両眼に不気味な光を湛えながら。
俺「つまるところ、“戦らないか”ってことだな?」
俺は戦慄を覚えて立ち上がる。やべぇ、マジギレさせちゃった。
ジョニーは、ひくついた口元で返答する。
J「違う。お前が聞いたのは“殺らないか”だ」
俺は諸手だ。しかも、壁をどうにかしようとか考えた手だからボロボロだったりする。
対する相手は、刀を持っていた。抜刀術の達人とかだったらどうしよう。
かくして、俺達の死闘は始まったのだった。
194 :
勇者(仮) ◆xQP97g5DaE :2007/02/23(金) 02:10:56 0
状況は劣勢。俺は満身創痍だった。奴の刀のリーチに手も足も出ない状態だったのだ。
加えて牢獄という閉所。この狭いフィールドでは逃げ場もない。
肌と肌の間を冷たい刃物がすり抜けていく鋭い痛みを何度味わっただろう。
このままでは敗北は分かり切っていた。
J「・・・まだ、立つのか」
手も足も傷だらけの俺を見て、ジョニーは寂しげな瞳を向ける。
最初は怒り狂った様相を見せたジョニーも、ここまで分かり切った勝負だと、感情も冷えるのだろうか。
俺「やらなきゃならないことがあるもんでな。こんな所で止まってられねぇんだよ」
J「だが、次でおそらくトドメだ。瞬きする暇も与えないぜ?」
俺「そんじゃ瞬きせずにどうにかしなきゃならねぇか」
J「・・・・・・勝つつもりでいるのか」
俺「まぁな」
そこで、何事か思案するようにジョニーは押し黙った。
俺「? どうしたよ」
J「俺が前に牢屋から逃がした男も・・・お前のような奴だった。眼が似ている。
自分の危険など省みず、何かの為に命懸けで牢屋を出ようと足掻いていたよ」
俺「ジョn」
J「ほんとに・・・」
J「―――良 い 男 だ っ た・・・」
俺「が・・・っ」
ガチホモかよ・・・!!!!!!!!!!111俺は余りの衝撃に押し黙った。
そしてそんな男相手に「やらないか」とかほざいていた俺の発言の危険性に気付き、
背筋が凍る思いだった。
戦場では性欲の処理に困ったりなんたりしても、男しか居ない訳だ。
だからこそ英雄の中にはホモが多いという話を聞いたことがあるが、まさか。
つまり、これまでのジョニーの怒濤の過剰反応は、相手を好きだからこその裏返し的な反応だったと!?
ジョニーが熱っぽい眼で俺を見た気がする。
超スピードだとか掘られるだとかチャチなもんじゃ断じてねぇぜ。
もっと恐ろしい物の片鱗を味わったぜ・・・!
俺は一歩引いた。
J「どうした?」
俺「いえ、なんでもないです」
┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”
流れる空気が変わった、というべきだろうか。
あらゆる意味では更にやばくなったと言える。自然とこわばった身体に構えを直させる。
J「お前もなかなかだよ。俺の反応を目ざとく窺い、上手いこと逆上させて鍵を開けさせたんだから。
観察眼っていうのか。そういうのも勇者の素質って奴なのかもな」
俺「そ、そうでしょうか」
あれ?なんだか微妙に雑談モードになってる?
でも油断は出来ないよな。なにこれ。なんなの?好きな男のタイプの話から、なんで俺の話になってんの?
J「・・・・・・・・・」
俺「なんだよ。急に黙るなよ」
J「惚れるぜ。そういうの」
俺「くぁwせdrftgyふじこlp;@!?」
な、なななななにを言い出すんだコイツは!?
待て、きっとこれは孔明の罠だ。俺の動揺を誘っているに違いな―――。
J「おっと、怯えなくて良い。俺はお前を逃がしてやる、と言いたいんだ。
お前は“あの男”と同じ何かを感じる。だから、出してやる。
その証拠に、ほれ」
ジョニーは刀を捨て、自分の手の届かない所へ蹴り飛ばした。
俺「お、おい!?正気か!?」
J「ああ。俺はお前を信じるよ。今更だけどな」
ジョニーの言葉が嘘でないのは、動揺しまくりの俺を攻撃してこなかった時点でなんとなく理解できた。
俺が状況を理解できずに刀の転がる様を眺めていたその隙を突かれていれば、俺は脆く崩れ去っていただろう。
俺「恩に着るぜ・・・!ジョn」
J「と言うわけで」
J「俺を殴ってくれ。そして」
J「―――縛 っ て く れ。不自然じゃないように、き つ く 縛 れ よ」
ロープを差し出すジョニー。なんで用意周到なんですか?
・・・ごめんなさいお母さん。何か俺、いつの間にか変な世界に足を踏み入れてしまってたみたいです。
色んな意味で懐柔完了。
―――そして、なんやかんやで泣きながらジョニーを縛り終えたその時。・・・静かに扉が開いた。
その時俺は「あ、こんな状況見られたら誰にも言い訳できねぇなぁ」とか考えていた。
196 :
名無しになりきれ:2007/02/23(金) 19:39:02 0
ジャステス
197 :
名無しになりきれ:2007/02/28(水) 21:53:39 0
魔王は?
198 :
名無しになりきれ:2007/03/06(火) 00:25:00 0
魔界光線
199 :
名無しになりきれ:2007/03/07(水) 19:26:25 0
戦いの始まりだ
200 :
名無しになりきれ:2007/03/07(水) 19:37:39 O
200
負けるな勇者
202 :
名無しになりきれ:2007/03/17(土) 02:16:42 0
にゃあん
203 :
名無しになりきれ:2007/03/27(火) 17:41:06 0
保守
他のスレッドに参加していて気が付かなかったけど
まさか、勇者さんが帰ってきていたなんて…
ごめんね
205 :
名無しになりきれ:2007/04/07(土) 23:58:17 0
ホモ勇者は?
206 :
名無しになりきれ:2007/04/25(水) 11:37:41 0
ゆうしゃ!!
207 :
名無しになりきれ:2007/05/11(金) 01:06:09 0
さて・・・
208 :
名無しになりきれ:
勇者王ガオガイガ