ミレイユの短刀で雛苺の首を一刀両断に切り捨てる。
ドールゆえ死ぬことの出来ぬ雛苺は首と胴体が見事に切断されたまま「雛かわいいの〜」と叫びつつ
断崖絶壁を滑落してゆく。
転がる自分の首を追いかけて胴体だけで走り回る雛苺の姿は実に陳腐で、作品中におけるそのあり様
にも似て誠に失笑を禁じえない。
下らぬ物を切って剣を汚したといった面持ちで立ち去るミレイユ。
炎天下のぶどう畑を短い脚で走り回る首なし雛苺。転がり続ける首が発する「雛かわいいの〜」
の泣き声だけが頼りだ。
「雛のお首返してなの〜」、「雛の身体返してなの〜」、「雛の、雛の、雛かわいいの〜」
こうなるともうどっちがどっちか解らない。滑稽さを通り越して恐怖さえ感じずにはいられない。
真の狂気を目の当たりにしたが故の恐怖だ。
斬首されてなお死ぬことさえ許されぬというのもまた不憫なものである。
「雛は滅びないの!雛は何度でも蘇るの〜!」
じゃあ手足をもぎ取って金糸雀に何かあった時のスペアにしよう。
サイズもピッタリだからちょうどいいし胴体もスペア用に保持する。
腐り果てた頭部は髪の毛を束ねて振り回したら根元からスポッと抜けるだろうw
もっとも、頭だけになっても「雛、かわいいの〜」と吠え続けるだろうがwww
そうならないために口の中に溶けた鉛を流し込んで冷やし固めておく必要がある。
そうすれば、「首だけクソ雛苺」になっても腐った減らず口を叩くことは出来ないだろう。
あと、一切の感情表現を封じる為に眼球をくりぬいてセメントを流し込んでおくことも必須。
首だけになって目も見えず口も利けなくなってもゴロゴロ転がったり飛び回ったりして迷惑だから。
後始末は麻袋に詰め込んで活火山の噴火口にでも投げ捨てるのがベストだろう。
そ れ で も ク ソ 雛 苺 は 死 な な い だ ろ う け ど な !