Rozen Maiden 雛苺で遊ぶですぅ 33

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340名無しになりきれ
俺が天てれドラマの名作魔界探偵を見ていると
ふとあのダッチワイフが言っていた、ローザなんとかの事を思い出した。
もしかしたらそれを使えばどの人形にも
命を吹き込めるのではと軽い好奇心が沸いたのだ。
俺は部屋で”干してある”雛苺のところへ行く。
うっとおしい巻き髪を洗濯バサミではさんでぶらぶらと宙吊りにしておいた
部屋に入ると人形は俺に気付き、すぐに泣き出した。
「いやあああああっ!!雛何も悪い事してないのぉ〜!!いじめないでなの〜!!」
「うっせ!!今からお前のローザ何とか?ってもの取り出すから。暴れんなよ。」
つかんで一気におろすと毛が挟まって何本か抜けたようだ。
「きゃあああああああっ!い、いいい痛いの〜雛の髪が抜けちゃったの〜・・・うう・・ひどいのぉ・・・」
どんな物か、どこに入ってるのかも分からないのだから
慎重に全身を砕いて探し出すしかないだろう。
俺は準備しておいたかなづちを取り出した。
とりあえず入っている可能性が少なそうな手足を粉々にする。
「そ、それでどうするつもりなの〜?やめっひぎぃ!!!いやなのギャウッ!!
 ぎっあっあっひあーーーーーー・・・・な、無くなっちゃのぉ・・・・・」
案の定手足には入ってなかったようだ。次は胴体に移る。
胴体部は大きいパーツが三つからできているらしい。
それを全てバラバラにして中を探そう。
幼児用のドレスと下着を一気に剥ぎ取り全裸にした。
「ふあっ!雛のお洋服が〜!!世界に一個しかないお父様がつくっ・・・」
「こんなボロ布でピーピーわめくなよ!!」
足で頭を踏みつけて口を塞ぐ。そして踏んづけたまま腰の部分を引っ張った。
「んぐ?!ぐっ、ぷはぁっ痛い!!痛いのぉぉ!!あああああああああ!!
 と、取れちゃうのぉおおおお!!!・・・・・・っ!!!!???」
勢いよく腰の部分が外れた。しかし中は空洞で、ここにも入ってないようだった。
胴体のほうも空洞なら無造作に壊しても平気だろう。俺はおおづちを持ち出す。
雛苺は傷みとショックで震えていたが、しばらくするとこちらに気付いた。
「ひ、雛を・・・ジャンクに・・するの?なんで、なんでなのぉ!!真紅ぅたすけ」




数日後俺のうちに小包が届いた。1分の1スケール綾波レイを買ってしまったのだ。
俺は雛苺のロー?なんとかを握り締めながら小包を開け始めた(了)