1 :
マットソン兄貴&ゴロウザエモン弟:
むかしむかし、あるところにものすごくなかのよいふたりのおとこがいました。
なまえそれぞれ、マットソンとゴロウザエモンといいました。
このふたりはあまりにもいきとうごうしてしまったすえに、ぎきょうだいのちぎりをむすんだあつくるしいおとこたちでした。
M「ゴロウザエモン――――――!!!!!」
G「兄者―――――――――――!!!!!」
そんなふたりが、ぎきょうだいのちぎりをむすんだよっかご。
だいじけんがおきました。
ゴロウザエモンがしんだのです。
M「ゴロウザエモン―――――――――――――――うおおおおおおおおお!!!!!!」
しいんは、はちにさされたことによるアナフィラキシーショックだとおいしゃさんはいいましたが
マットソンあにきにはなにがなんだかわかりません。
M「はおっ!!!」
それから5ねんがすぎたあるひ、マットソンあにきはあるひ、ひとりのうらわかきじょせいとであいます。
なまえはハヅキといいました。
ハヅキはごくごくふつうのかていてきなじょせいで、きがよわく、まもりたくなるじょせいでした。
マットソンあにきはハヅキにほれこんでしまい、とうとうけっこんをもうしこむために
まちのきっさてんにハヅキをよびだしました。
そのとき、ふういんしていたかなしききおくがよみがえったのです。
G「兄者!俺達はこれからはずっと一緒だ!だから兄者、俺から離れないでくれ」
M「わかった。俺の心にはいつまでもお前だけを――――お前だけを置いておく!」
かこにかわしたやくそくをおもいだし、マットソンあにきはくのうしました。とてもとてもくのうしました。
しかし、ときはまってくれません。きっさてんにハヅキがやってきました。
M「ハヅキよ、言いたい事があるんだ」
H「何です?」
M「俺は、お前を好きになってしもうたわ。お前の事を考えると、いつもいつも胸がドキンコドキンコと高鳴り
おってやかましいんじゃあ。はっきり言おう、俺は、ハヅキ、お前に夢中なんじゃ!」
H「!」
M「――――だがのう、俺にはかつて、義兄弟がおった。そいつと約束したんじゃあ…いつも心には
お前を置いておくと。だから、ハヅキとは付き合いたいが付き合えん。今日は…その、何じゃ。
今日まで好きでいさせてくれたことに、礼を言わせてくれい」
ぎきょうだいであるゴロウザエモンとのやくそくをまもるためにハヅキをすてたマットソンは、なきました。
とにかくなきまくりました。そのとき、しずかにハヅキは言いました。
H「心配せんでもいいぜ、兄者…」
マットソンあにきは、ハヅキからいつもとまったくちがっていて、それでなつかしさのあることばづかいを
きいてめをまるくしました。
H「俺だ、ゴロウザエモンだよ兄者!神様が奇跡を起こしてくれてなあ、この娘っ子に乗り移る事を許して
くれたんだ!これなら兄者は好きな女とも、俺とも一緒にいられるぜ!」
M「お、おお…おおあああああ――――ゴロウザエモン――――――――!!!!!」
そしてかれらはすえながく、なかよくくらしましたとさ。めでたしめでたし。
終了
知由利:っていういい話があったんだよ。僕達だって少しは仲よくしようと思わないの?
血の繋がっていない弟。
春奈:お前みたいなやつは姉なんかじゃないネ、血の繋がっていない姉。
知由利:あ、こんばんは。中学を卒業してから両親が死んじゃったのをいい事に自転車で旅を始めた
見姉です。
春奈:それにほぼ強制的に付き合わされるはめになった見弟だヨ。ったく、なんでおいらがこんなのと…。
知由利:愛想よくしろや、弟。…どつくぞ?
春奈:へいへい、わかりましたよ!ま、よろしくな。
知由利:お前殺されたい?ここらで地獄の一丁目行っとくか?
春奈:こんな奴と仲よくできるわけねーって!ほんとにやってらんないよ…。
4 :
名無しになりきれ:2006/03/27(月) 22:32:43
ちょwww面白杉wwwww
こういうの大好きだ(・∀・)
5 :
名無しになりきれ:2006/03/27(月) 22:34:38
>4
知由利:僕さ、ああゆう虚構を作るのが昔から好きなんだよね。
春奈:何ー!?マットソン兄貴とゴロウザエモン弟とハヅキは実在するんじゃないのかヨ!
お前話す前にこの物語は実話ですって言ったじゃん!言ったじゃん!
知由利:信じたら本当にどこかにいるかもね。たぶん、マットソン兄貴はゴロウザエモンとハヅキの間が
三角関係みたいだって苦悩してると思う。
春奈:そんなところだけ現実っぽくすんなよナ〜。とたんに夢のない話になってんじゃん。
知由利:最高に夢のある話だよ。死んだ人が好きになった人に乗り移ったなんて結末、すごく夢があるよね?
春奈:全然。マットソン兄貴とゴロウザエモンが実在してりゃよかったのニ。
>5
知由利:あんな創作がよかったの?困ったな〜…。
春奈:もういっそマットソン兄貴のその後の語り部でもやれヨ。そっちの方がいいんじゃねーノ?
知由利:それじゃあ僕達の方が失敗作みたいになっちゃうよ。いいの、認めちゃって?
春奈:どうでもいいヨ。
知由利:投げやりだなあ。
知由利:ていうか、このスレもう終わりっぽくない?>1で完結して>2で終了ってなってるし。
春奈:最初から始まってねーし。知らねーよもう。
知由利:あーあ、諦めちゃってる…んじゃ、このスレは読みきりで終わった漫画だと思って放置してね。
なんかしてみたかっただけだから。
9 :
安倍厨佐 ◆ijM2aDIx0. :2006/03/27(月) 22:52:56
>9
知由利:これぞ超秘技!感動させた後にとたんに白けさせて現実に引き戻すの術。
春奈:あーそーか、すげーな姉者は。
知由利:いやもう、上げなくてもいいから。放置しておいてやってよ。でないと僕消えるまでレスしちゃうよ。
春奈:しかも駄レスかヨ。やってらんないなァ。
11 :
名無しになりきれ:2006/03/27(月) 23:06:09
自分
>>4-5だけど、
>>3の話はつまらなかったのにおまいらのレス面白いな
このまま続けるべきだとオモ
>11
知由利:つまり面白かったのは>1だけになるんだよね。うーん思いつきで書き出した
>1がそんなに多大な評価を受けるなんてどうなってるの神様。
マットソン兄貴は僕達の心の理想郷で生きる兄貴じゃだめなの!?
春奈:おいら達がおもんないだけだってーノ。
知由利:でも僕達は僕達であって、夢の世界にいるマットソン兄貴とゴロウザエモンには
なれないし…面白くないならここで終わっておこうよ。
もう少し放置しておけばどうせ消えるし。
春奈:あーもーだめだめじゃん。いつも魚食べずに肉ばっか食べてるから根性つかないんだヨ。
知由利:肉が悪いんじゃない!こんな風に育てた両親のせいだ!
春奈:最悪ねお前。帰れ。布団の中に帰れ。