1 :
少年A ◆rD7M8AsoVU :
敵はたくさんいるけど
僕はもう少しだけがんばってみようと思っているんだ。
どこまで耐えれるのかわからないけれど。
それでも戦わなきゃいけないと思うんだ。
2 :
エスターク ◆Mjk4PcAe16 :2006/02/17(金) 01:24:05
うんそうだね
>2
君もそう思うの?
でも僕は明日にもこの世に居ないかもしれない。
けれど生きる可能性があるんなら、僕はなんとか足掻いていたいだけ。
僕が戦えるなら、僕が戦うだけ。
君もどうか諦めないでね。
弱音でも愚痴でも構わぬから、
とにかく何か吐き続けることよな。
そこに音あらば、きっと神は気付かれる。
少年に幸あらんことを。
―――まあ、私は神など信じないがね。
>4
立派なことを言えるんだね。僕も神様は信じていないんだ。
もし神様が等しく僕たちの運命を、より良いものにしてくれるんなら・・・
どうして生きたいのに生きれない人を作るんだろうね。
結局より幸せな人もいれば、より悲惨な人もいる。
神様は何もしてくれない。
でもそれでも・・・・・・超越的な何かにすがりつきたい気持ちはあるんだ。
一所懸命にもがいて・・・そうして何かを成し遂げられれば良い方向に変わるかもしれない。
そして・・・君の言葉には感謝するよ。有難う。
敵だと思わなければ敵にならない者もある
>6
今日はたくさんの銃弾を浴びた。
向こうが攻めてくるから、僕も戦う。
僕等と彼等は個人的に憎みあってるわけじゃないんだ。
でも彼等が攻めてくるから、反抗しなきゃならない。
彼等は僕等にとって敵だし、僕等も彼等にとって敵なんだろうね。
それが僕にとっての現実。
明日、僕はこの世のものでいられるのかな?
戦場にいるのか
そりゃ大変だ
いつも思うが、戦争をやると決めた者がまず最初に突撃してくれれば最小限の被害で済むと思うのだが。。。
>8
戦場に居ると言うよりも町全体が戦場みたいなものなんだ。
町にはたくさんの人が居るんだけど、戦える人間は少ない。
だから戦うことが出来る人間が戦わないと。
戦争をすると決めた人間は、国のために戦っているつもりなんだよ。
少なくともそれが大義名分なんだよね。
でも実際はそうじゃない場合もある。
自分を支持する軍事工業を潤すために戦っていたり・・・
自分の政策の失敗から目を逸らさせる為に戦いをはじめたり・・・
そういう人は国のために戦うんじゃなく、自分のために戦っているわけで。
だから前に立って戦うなんてことは絶対にしないよ。
ただ現実に辛い目にあうのは民衆なんだよね。
残念だけど上に立つ人にはそんな現実が見えてないってことじゃないのかな?
戦争は人殺し
人間として最低限の権利を奪う行為
だからその前では全てのモラルは失われるんだ
欲しい物は奪えばいい
奪った後に殺せばいい
欲しい女は犯せばいい
犯した後に殺せばいい
いつの時代も、いつの時代も戦争とはそういうものだよ
今日は街を歩いてスクラップを拾ってきたんだ。
何のためかっていうと・・・加工してヘルメットや肩当てにするんだよ。
他にも皿や食器にもできるし、機械のためのちょっとしたパーツにも出来る。
上からの支給品だけじゃ足りないからね。
僕も最初はヘタクソだったけど、今じゃ結構作れるようになったよ。
>10
人間の本質の一つに、貪欲さがあるって聞いた事がある。
名声、お金、権力、異性・・・それを奪ってでも手にいれようとするのが人間。
そしてそれを繰り返してきたのも人間。
確かに僕たちの中にも兵器の力にものをいわせて、好き勝手してる連中がいるみたいだ。
一応、軍規の中には「略奪を働く者には刑を与える」って一節があるんだけどね・・・
僕はそういう事はしないよ。
自分が心有る人間とは思えないけど、そうありたいとは思ってるから。
規律を守り、倫理を守り、人としての節度を保つ。僕はそうありたいな・・・
でもね、それならどうして軍の中の略奪者達に対して僕が何も出来ないのかってことになる。
だから・・・やっぱり僕は無力なんだよね。
「仲間」を抑止する力も無い。心有る人間に憧れるけど、やっぱりそうとはいえない・・・
だから僕は無力なんだ・・・
よーく見てるといよ
そのうち彼らは「味方からも」奪い出すから
貴方に護るものはありますか
今日はカードリッジを支給されたんだ。
カードリッジっていうのは大事な商売道具・・・つまり弾薬みたいなものだね。
これをピストン装置に取り付ける事で、弾が撃てるようになる。
支給される数は限られてるから、無駄撃ちは出来ない。
っていうか足りないくらいなんだけどね。
>12
軍と言っても組織の一つ。同僚であっても追い落とそうとする連中はいるよ。
僕達の目的は敵から民衆を守る事なんだけれど。
僕は防衛部隊に配備されてるから、略奪からは縁遠い所にいると思う。
でも前線にいる侵攻部隊はかなり酷い略奪をしてるらしいって聞いたよ。
大きな声じゃ言えないけれど、そうやって心が狂ってくのは怖いことだよね・・・
今のところは兵士同士の争いは少ないけれど、軍上部の権力闘争は激しいみたいだ。
まあ・・・僕は下っ端だから詳しいことは解らないんだけれど。
でも上部がそんな状態で、一般市民を護ることは出来るのだろうか・・・?
そう不安になる時があるんだ。
>13
まずは自分を護ること。
そして軍規を護り、自分の人としての心を護ること。
それが出来ないと国を護り、人々を護ることはかなわないと思うんだ。
奇麗事だってのは解ってるんだけど、そうしないと生きて戦っていけないよ。
敵兵を殺すことで心が痛むことはある。
けれどやらなきゃやられる。
そうやって自分の命を護る。
・・・・・・奇麗事にすがり付きながらね。
・・・でも僕達が戦ってることで、護られた命もある。
戦うことそのものは嫌だけれど、護れるものがあると思うから戦うんだ。
本気で守るつもりなら、きっと戦争にはならなかったんだろうね。。。。
今日の戦闘で頬を負傷した。
ガラスの破片での裂傷。
まだ痛くて話をしたりするのが辛いけど、こんなのは慣れっこなんだ。
それよりも破片が目に飛ばなくて良かったよ。
>15
うん。そんなんだよね。
人間が戦う理由っていうのは、人間を尊重する理由よりいつも軽いんだ。
世界には色々な宗教や主義主張や文化がある。でもそれは時間の中で人が考えて決めた事なんだ。
それはとても重くて大切なものだけれど、そのために人の命を奪う事はあってはならない。
けれど現実には宗教戦争もあれば部族間戦争もある。
人間を尊び、命を尊び、それぞれの違いを尊べば相手を死なせようとは思わないと思う。
でも一方で自分と異なる人間を排除しようとするのが人間ってものらしい。
残念だけどそういう人間の本質論については、僕の小さな頭じゃよくわからない。
だけれど、何かを本気で守ろうとすることは、別の何かに危害を加えないことに繋がると思う。
つまり自分の大切なものを守りたい。
それと同じように他の人も自分の大切なものを守りたいと思ってるんだから。
それが解れば戦争は起きないはずなんだよね・・・
・・・戦うことが生業の僕が言えることじゃないのかもしれないけれど。
17 :
名無しになりきれ:2006/03/03(金) 21:57:56
保守
なんだか最近頭が痛む気がする。
胸が苦しくて押しつぶされる気がする。
頭は逆にどんどん冴えていくんだけどね。
こうなるのは僕が頭でっかちな魅力の無い人間だからなのかも知れない。
>17
君がここを守ってくれたんだね。有難う。
こんなつまんないところだけれど、補修してくれる人がいてくれて嬉しいよ。
僕も頑張らないと。
19 :
名無しになりきれ:2006/03/04(土) 00:16:44
新聞賑わした少年A。
それじゃあ将来は当然ねぇ。
by 童子-T
今日は何も無い一日だったよ。
心と体を休めるのにはちょうどよかったよ。
>19
・・・?
僕は新聞に載ったことはないよ?
僕が今、名乗ってる名前のことかなあ?
まあ、「少年A」っていうのは新聞じゃよく使われてるような名前の伏せ方だね。
僕はちょっと名前を出すわけにいかないんで、「少年A」を名乗ってるんだ。
「ある男」でも「とある兵士」でも「人間A」でも良かったんだけど、
「少年A」っていうのがふと思いついたんだ。
それだけのことかな。
ガラスは大丈夫だった?
あれ、体の中で割れると手がつけられなくなるけど
変な夢を見るんだ。
最近始まったことじゃないけど。
眼が見えなくなる夢。
視点か動かなくなって、色が無くなって、光が無くなる。
とても怖い夢だけど、何かを暗示してるのかな?
>21
もう大丈夫だよ。まだ何となく痛む気がするけど。
心配してくれて有難う。
少し傷が残るみたいだけど、特に気にはならない。
戦ってたらどうしても傷が残るし。
そして君が言う通り、ガラスの小さな欠片が傷の深くに残ることがあるみたいだね。
深くまで刺さった欠片を取るのは難しいらしいし、
そのまま傷がふさがってしまったら、ずっと痛痒くてたまらないって聞いたよ。
この街にはガラスの破片や、コンクリートの欠片がたくさんあるから、出来る限り気をつけないとね。
そう言えば生き残りたければ足元に気をつけろと言って居た人が居たよ
とくに川のある所では・・・
今日は心と変化について考えてみた。
時間が流れるとその世界にある物もそこにいる人も変化していく。
そしてそうやって変化していくことに対して、人が頭で考えて決めた概念が時間なんだ。
子供の無邪気さは年を経るごとに失われていく。
咲いた花は枯れ落ちてまた蕾をつける。
人の心は穴のあいた器のようなものなんだ。
大切なものを留めていたくても、それは許されない。
時間が心の全てを押しやってしまう。
新しい大切なものが心に残ろうとしても、流れていってしまう。
今日はそんなとりとめのないことを思ったよ。
>23
「生き残れば足元に気をつけろ」か。
何か含みのある言葉だね。
僕は馬鹿だからその人のことも本当の意味も知らないけれど、
何となく引っかかるものはあるかな。
自分が立っている色々な地盤。それは組織や立場や概念とも言えるかもしれない。
でも、その地盤は本当に正しく安全なものなのだろうか?
そして足元の水という優しげで不透明なもの。
僕は自分も含めて、出来る限り様々なものに疑いを持とうと思っているんだ。
そうしないと自分の存在を確かめられないから。
まあ・・・・・・だからこんなにひねくれしまってるんだけど。
それは置いといて、生きるためには自分という真実を見極める。
そういうことの重要性に人は案外気づいてないのかもしれない。
君の話を聞いてそんなことを思ったよ。
フフッ
案外その戦争の理由も
時間が経ってしまえば
どうでも良くなる程度の
物かも知れないね
懐かしい街を見た。
川。森。花。噴水。雑踏。歓声。鳥の歌。シロップの焼ける匂い。
懐かしい音を聞いた。
両親の声。幼馴染の声。ラジオから聞こえる歌。祈りながら歌った聖歌。
まあ・・・夢の中の話なんだけど・・・・・・
目覚めると泣いていた。
もう今は何もないから。
・・・こんばんは。
>25
時間は無情だから。
戦いの理由なんて、もうすでに忘れられてるようなものだし。
僕は身を護り、町を護るために戦っている。
でもそれって時間を超えて語られるほどのものじゃないよね。
前も言ったけど指導者は国や国民を想うフリをしてるようなもの。
そうやって戦った結果たくさんの人が死ぬし、たくさんの思い出が壊れる。
戦ってプラスになったこともあるのかもしれないけれど、
きっとマイナスのほうが多いように思うよ。
でも時間と変化はみんな押し流してしまうと思う。
人間は行動を繰り返す生き物だから、「今」が「過去」になれば忘れてしまうんだ。
未来の人は今の僕達の戦いを思って、君みたいに笑うんだろうね。
過去の人間は馬鹿なことをしていたとね。
パンケーキか
そんなものすら何物にも変えがたいご馳走だったように。。。
今日は雨が降っている。
普通は雨って嫌がられてるんじゃないかな?
でも、僕は雨が好きなんだ。
雨が降ると仕事はし辛いんだけどね。
この街の空にはたくさんの埃や煙が舞ってる。
雨はみんな洗い流して、空を綺麗にしてくれる。
・・・・・・まあ。地面は泥だらけになるんだけれど。
>27
思い出の中では色々なものが残ってる。色あせつつあるけれどね。
僕が小さな頃は、好き嫌いが激しかったんだ。
よく野菜を残したりして怒られたっけ。
多分・・・きっとだけど、大人になれば好き嫌いなんて無くなると思ってた。
だから今は子供なんだから、無理して食べる必要はないと思ってたんだ。
僕はパンケーキ好きだったよ。
公園の傍にある店に売ってたんだ。
母さんによくねだってた。
食べ過ぎて飽きちゃうくらいにね。
でもいつか飽きてるってことを忘れて、また食べれると思ってた。
いつまでもその店があって、いつでも買いにいけると思ってた。
当たり前だと思ってたことは、本当は何よりも大切なことだった。
陳腐な言葉だけれど、そう思うよ。
雨の日は
色々微妙
休める日だとも思えるけれど
だからこそ奇襲がある事もある
愚か者にはそれに相応しい最期が待っている。
無様で孤独な最期。
痛む心を振りかざすけど、誰も信じないし、誰も理解できない。
どうして人は人にひどいことを言えるのだろう?
それは相手の心を読まないから。というより読む気もないから。
自分の痛みは自分しか感じられないこと。
痛みの中で愚か者は行く場所を探す。
けれど行き場はどこにも無い。
誰からも見捨てられるだけ。
そして愚か者にはそれに相応しい最期が待っている。
無様で孤独な最期。
そして僕はそんな愚か者なんだと思う。
>29
多分、雨が好きな人は多くないと思うよ。
濡れるし、寒いし、じめじめするし、汚れるからね。
僕が雨を好きになる理由は、前に言った以外にもあるんだ。
雨の中に自分を置くことで、自分の小ささを認識できるから。
それって自虐的なのかもしれない。
もしくはそう思う自分に酔ってるのかもしれない。
でも、自分は本当に小さい。
雨の中で心と体を冷やすと、自分の存在がよくわかる気がするんだ。
それと、安心しているときほど悪いことが起きる気がするね。
休もうとしているときだから、何か起きたときのショックが大きいんだね。
だから雨の日は警備に力を入れるようにしているんだ。
雨が降ると視界が濁るし、音が聞こえづらくなる。
つまり、何か作戦を立てるには絶好な日ってことなんだね。
この前の雨のときは何も起きなかったんだけど。
ふふ、まだまだ少年だな
愚か者が大手をふってまかり通る事は、世の中じゃ珍しくないんだよ
そしてその分、愚か者が受けるはずだった報いを、
何の関係も無い人たちが受ける事になるんだ
そう、何倍にも増幅されてね。。。
32 :
名無しになりきれ:2006/03/20(月) 03:03:55
うお・・・
今日も特に言うべきことのない一日だったかな・・・
いや。逆に言えば何もないってことこそが、ある意味で幸せなのかもしれない。
だから今日は平穏な一日だったってことだね。
>31
君が言う「愚か者」は、ある意味での強さを持っているんだよね。
厚顔無恥な図太さとも言うんだけど・・・・・・
僕が思った愚か者は弱いんだよ。
その弱さは貧しさでも立場の低さでもない。
精神的な弱さなんだ。
脆くて、非力で、過敏で、自意識過剰で、曖昧な精神。
そういう人っているよね。
そしてその人はそれに相応しい最期を迎えるんだ。
つまり僕はそうなって身を滅ぼすことになる。
なんだろう。予感って奴かもしれない。
・・・・・・僕は正気だよ?
>32
どうされました?
この辺りは安全な場所とは言えませんから、後方へ退避した方が宜しいですよ。
私が避難施設まで案内しますので、私の指示に従って歩いてください。
(この辺りは軍が埋めた地雷があるのに、民間人が入ってきている。
見張りの眼は節穴なのか・・・・・・
地雷を埋めていること自体極秘事項なのに、
その地雷で民間人に死者を出してしまったら、どう責任を取るつもりなんだ・・・・・・)
地雷の事は知ってる?
地雷はね、火薬の量が少ないんだ
死なないように、しかし足が使えなくなるように
一人殺せば一人減る
けれど一人怪我させればその人を助ける為に
怪我をしていない人が2〜3人必要になる
だから敵の人数を減らすのに都合がいいように
足だけ吹き飛ばす程度、少しだけの火薬を詰めてあるんだ
地雷は安い値段で足止めさせる事が出来る
けれど大量にばら撒かれた分、後での始末が
非常に難しくなってて。。。
きっと君のところでも、戦いが終わった後に
足を亡くしてしまう人がいっぱい出てくるんだろうね。。。
35 :
名無しになりきれ:
ナイフ持ってる?