やあ、吉本さん。
君とも、もう長い付き合いですな。今日も回天組の話を聞きに来たのですか。
回天組の話を纏め、本にするとは酔狂ですなぁ。ハハハ。
でぇ、何処まで話ましたかね?
ああそうそう、大阪では明治政府軍の西郷隆盛殿が本丸突撃を敢行し、
幕府側は、旧幕閣による慶喜様の脱出を試み、大阪戦も大詰めとなっている処まででしたな。
関東はというと、関宿城防衛戦にて、村上俊五郎率いる回天組が、
奥羽越連合の大軍の前に、大苦戦を強いられているのでしたね。
ああ、お茶とお茶菓子をどうぞ。
それでは、回天組の話しの続きをしましょうか・・・・・・
>667>673
【大坂戦】
ワーワーワー。
ターン!ターン!ターン!ドーーン!!
西郷「攻め手を休むな!本丸ば落し、慶喜の首ばあげやんせ!」
薩摩兵「チゥストゥー!!」
奇兵隊「山縣軍監は不在でも、我ら奇兵隊の力を、見せ付けるんだー!!」ターンターン!
喜味親方「琉球の力、発揮するさー!!」ザシュ!ドス!
幕兵「がはっ!ぐえ!お!」
幕兵長「い、勢いを止められん!!」
原田「大石・・・仇は必ず取ってやるぜ・・・!」
沖田・永倉「・・・」※黙祷
近藤「また隊士が散った・・・いささか、疲れたな・・・」
原田「局長、何か言いました?」
近藤「・・・何でもない。各々!歳の隊と合流するぞ」
原田「局長、三木三郎を追はなくていいんすか?」
近藤「三木を追うのは、歳と合流し隊を整えてからでよい」
原田「局長!それじゃあ、奴らに逃げられちまいますよ」
近藤「原田、我らの私事より、上様をお守りする事が優先だ」
原田「・・・チ」
永倉{左之、ここは堪えるんだ}
原田{新八・・・}
近藤「新撰組!歳と合流するぞ!駆け足!!」タタ
原田「・・・」タタタ
今井「与頭、こいつどうします?」
鈴木「皆が・・・皆が・・・」
佐々木「心が壊れておる。我らが斬るに及ばず」
今井「ですね」
佐々木「諸君、新撰組と合流する。急ぐぞ」タタ
見廻組「は!」ダダダ
鈴木「ヘヘヘ・・」
土方「上様!」
小笠原「ん!その羽織・・・新撰組か?」
板倉「小笠原、そいつは新撰組で鬼と言われてる土方歳三だ」
小笠原「こいつが土方」
新撰組隊士「あ、あのあなた方は?」
山岡「私達は精鋭隊の者です。私は山岡鉄太郎」
中条「拙者は、精鋭隊隊長の中条金之助と申す」
高橋「某は、遊撃隊の高橋精一です」
新撰組隊士「俺は・・・あ、僕いや、私は副長の下で働かせてもらってます、新撰組の相馬主計です」
山岡「相馬君か。宜しく」
相馬「はい!それで、あの」
中条「何だね?」
相馬「皆様方は今、何をされているんですか?」
中条「上様警護をしておるのだ」
相馬「それは分かるのですが、外にいては危険ですよ?城の中に居た方が・・・」
山岡「相馬君、私達は上様を護り、大坂脱出を試みているのですよ」
相馬「えっ?!」
中条「山岡、喋り過ぎだ」
山岡「土方歳三を騙せると思いますか」
中条「土方か・・手向かうとなれば厄介だな」
相馬「え?え??」
小笠原「だーかーらー、どう見たって、負け戦だろ?!」
土方「・・・」
板倉「水戸にて再起を計る為、大坂脱出中だ」
斎藤「この戦だけは・・・負けれん!」
小笠原「負けだよ負け!この戦は!」
板倉「土方、新撰組とともに上様の供をせんか?」
土方「・・・」
【総督府陣】
スタスタスタ
総督府兵「誰だ!あっ・・・」
桂小五郎「・・・」スタ
総督府兵「か、桂さん!」
井上聞多「おい、戦ぁどうなってんだ?」
総督府兵「は、只今、西郷、大村両参謀が本丸突撃をしております」
井上「おう!やっとこさ重い腰を上げたか。西郷」
桂「・・・」
総督府兵「大坂湾沖の海戦にて、榎本艦隊の千代田艦、美賀保艦を沈めたものの・・・」
桂「・・・」
総督府兵「総督府艦隊の朝陽、翔鶴、乙丑、発亥の四艦が沈められました」
井上「やりやがるな榎本め!」
総督府兵「申し上げたい事が」
井上「何だ」
総督府兵「斬刑軍黒龍隊の襲撃により、尾張、熊本藩が壊滅し・・・」
井上「チッ!」
総督府兵「斬刑軍白鳳隊により、山縣さんが重傷を負いました」
井上「何!!狂介が?!」
総督府兵「白鳳隊は、山縣さんに傷を負わせた後、消え、行方が掴めません」
井上「煩わしい奴らだな」
カタ
桂「艦隊戦も気掛かりだが、それより大坂城から鼠一匹逃がさない様にせねば。
幕府はここで消えてもらう」
井上「おうさ、ここで慶喜の首取らなきゃな!」
ダダ!
伝令「大変です!」
井上「どうしたぁ!」
伝令「回天組の処に斬刑軍白鳳隊が出現!」
井上「回天組の処に!清河がヤバいぞ!」
桂「・・・!」
緋村「回天組の処か・・・白鳳・・・」
【回天組】
ワーワーワー!!
カキン!ザシュ!ドス!ブシューー!!
タタタ
千葉「これは・・・」
隊士「うぐぐ・・・」
隊士「死にたく・・・な・・・」
黒装束「・・・」ズバズバ!
勝馬「千葉の旦那ぁ!手伝ってくだせぇ!」ブン!ブン!
千葉「ああ!とあー!!」ビュ
ザシュ!
黒装束「・・・?!」ドサッ
千葉「大丈夫ですか勝蔵の親分さん」
勝馬「へぇ、何とか」
千葉「根岸先生、樋渡さん、河上さんは戻って来ましたか?」
勝馬「樋渡さんと河上さんは、あっちで奮戦してやすぜ」
河上「ふん!」ズバッ!ザクッ!
樋渡「チェストー!!」ドス!
千葉「おお!凄い太刀捌きだな!根岸先生は何処に?」
勝馬「翁先生は、援軍先で深手を負いやして、治療中で・・・」
千葉「根岸先生が・・・」
池田「はぁー、一回追っ払ったと思ったら、また来たな斬刑軍共」ヒュ!ブン!
清河「どうやら」ドス!ザン!
黒装束「・・・!!」
清河「俺一人に狙いを定めた様だ」ヒュン!シュ!シュ!
黒装束「・・・」ビュ!ザッ!ヒュ!
清河「前の襲撃と援軍先で粗方片付けたと思ったが、まだこんなに居たか」
池田「ぬっ、刀が脂と血で斬りにくくなってきやがった」
清河「徳太郎、そういうときは斬るな。突け!」
池田「おう突くのか!」シュ!
ドズ!
黒装束「・・・!」ドタ
池田「おー!」
清河「しかし、このままではいつかは・・・」
>668
タタタ
柳生「やっと組長格を見つけた。原田左之助だな?いざ参る!」
永倉「左之、変な奴がお前を追って来たぞ」タタ
原田「あん?私事は駄目だと局長から言われたばっかりだ、相手は出来ねぇ」タタ
永倉「だな」タタタ
原田「副長との合流場所まで追ってきたら、相手してやってもいいけどな」タタタ
永倉「ぱっと見だが、なかなかの使い手に見えるな」タタタタ
原田「なーに、俺の槍にかかればイチコロよぉ!」タタタタ
永倉「どこから来るんだその自信は」タタタタタ
原田「わはは!」タタタタタ
>661>672>674>677-678
【関宿戦】
ワーワーワー!!
ゴオー!!ゴオー!!
久世「あああ・・・余の城が燃える・・・燃え落ちる・・・」
杉山「殿・・・」
久世「やはり回天組は駄目じゃ。関宿藩は奥羽越に降る・・・」
杉山「殿!それでは、回天組への降伏の証として、首を差し出した者らが浮かばれませぬ」
久世「そうであったな・・」
杉山「あの者らの命を無駄にせぬ為にもー・・・」
久世「ぬぐっ!」※短刀で腹を突く
杉山「と、殿!!な、何を!」
久世「あの者達に申し訳がたたぬ・・・余、余もあの者達のと、処へ・・・」
杉山「殿・・・御面!」ドシュ!
久世「・・・」
杉山「この杉山正臣めも、黄泉路のお供をしますぞ・・・ふぐ!」ズド!
ゴオーゴオーー・・・
【白虎隊】
ターン!ターン!ターン!
回天組兵「ぎゃ!うっ!」
永瀬「やたっ!当たった!」
飯沼「以外と弱いな回天組って!」
パン!
白虎隊士「うぐっ!」ドサ
白虎隊士「ああ!八十治!!」タッ
日向「コラ!飛び出すな!持ち場を離れるんじゃない!!」
タン!タン!ターン!
白虎隊士「かはっ!」ズシャァ
篠田「八十治・・・和助・・・」
永瀬「この野郎ー!」ターン!ターン!
飯沼「畜生ー!」ターン!ターン!
回天組兵「ぐあ!げぇ!」
容保「白虎隊、予想以上の働きだ!」
秋月「彼らにもしっかりと会津魂が宿っています」
容保「うむ」
【回天組陣】
伝令「申し上げます!」
村上「どうした」
伝令「はっ、伊賀衆により、長岡軍のガトリング砲は沈黙!」
村上「おう!」
伝令「伊賀衆と斬刑軍が乱戦中です」
村上「そうか、ついに牙宝らが斬刑軍と剣を交えたか・・・」
ダダダ
伝令「伝令ー!」
村上「今度は何だ」
伝令「はっ、江戸からの弾薬物資が運ばれて来たのですが・・・」
村上「弾薬がどうした!」
伝令「仙台衝撃隊の襲撃により、物資を奪われましたっ!!」
村上「何だとー!頼みの物資が奪われちまったか!」
隊士「村上組頭・・・」
村上「こりゃ駄目だ、関宿を放棄するぞ!江戸へ撤退だ!」
隊士「まだ御味方が戦っておられます!」
村上「相楽、各回天組兵、に退却を伝えろ!」
伝令「はっ!」
隊士「牙宝さん達、伊賀衆は・・」
村上「牙宝らには、退却までの間、斬刑軍の足止めをしてもらう」
隊士「退却の知らせは・・」
村上「いい。斬刑軍を相討ちに持ってければ上出来」
隊士「伊賀衆を見捨てるのですか!?」
村上「伊賀衆には悪いが、仕方ねぇ。忍びってのは、損な業だな・・・」
隊士「・・・」
村上「だが、只逃げねぇぞ!この2発の炸裂弾で盛大に逃げ花火を打ち上げてやるぜ!」
ダーン!ダーン!ダーン!
ワーワーワー!!
大谷「隊長!赤報隊、退却準備整いやした!」
相楽「よし!」
タタタ
伝令「伝令です!関宿宿を放棄する事になりました。至急本陣へお急ぎ下さい」
相楽「分かった」
伝令「では!」タタタタタ
大谷「とうとう退却ですねぃ」
相楽「奥羽越の大軍相手に、良く頑張れた方だ」
大谷「ですな。やっぱし数々の修羅場を潜って来た、回天組は強ぇやな」
相楽「清河さん不在の回天組がここまでやるとは、よく調練が出来てる」
大谷「あっしらも負けてませんぜ!隊長!」
相楽「そいだな」
大谷「おうお前ぇら!ケツ捲って逃げるぜ!道中死ぬんじゃねーぞ!」
隊士「おー!」
相楽「退却途中で襲ってくる敵は、なるべく討ち取れ、頑張って戦え」
隊士「おー!!」
相楽「赤報隊!本陣まで退却!!」
ワーワーワー!!
斬刑軍の将だな。討たせてもらう。
火遁、業火・不知火!
近藤さんここは一旦退こう。奥羽諸藩もいる会津もいる。今は退く時だ!
江戸を護るのだ
柳生を回天組陣に呼び戻せ、緊急事態だ
>690>692
【関宿戦・長岡軍】
ゴォー!ゴォー!
長岡兵「御家老様、お怪我はありませぬか」
河井「うむ、大事ない」
ゴォー!ゴォー!
河井「辺り一面、火の海だな」
ゴォー!ドサッ!ズシャ!ズーン
黒焦げ死体「・・・」
河井「こ、この死体らは」
長岡兵「斬形軍月影隊の兵らです」
河井「あれも、これも、それも・・・月影隊の者らか」
長岡兵「はい」
河井「わしが気を失っとる間に何があったのだ?」
長岡兵「あの者らの仕業です」クイ(上を向く)
河井「うぬ?」
牙宝「火遁、業火・不知火」
ゴゴォー!!
月影「・・・」バッ(炎の大波を避ける)
伊賀衆「火遁・焔舞!!」
ボウッ!ボウッ!(火の小玉が四方八方に飛ぶ)
月影隊兵「が!ぐ!ぬ!う!」
ズシャ、ドシャ、ドズン、ドサァ
河井「な、何という術よ・・・奴らは火の妖怪か?!」
コォー!ボスッ
長岡兵「熱っ!」パッパッ
河井「大事ないか!」
長岡兵「大丈夫です!されど御家老、ここは危のう御座意ます」
河井「そうだな。あの者らの争いに巻き込まれぬ場所まで退くぞ」
長岡兵「御意!」
ゴォー!ゴゴォー!!
【関宿・回天組本陣】
ワァーワァーワァー!!
タタタッ
相楽「赤報隊参陣」
大谷「ふぃー、危なかったでやすな隊長!」
村上「どうかしたか相楽」
相楽「いや、退却途中に、やたら腕の良い鉄砲隊に遭遇してしまいまして」
大谷「顔のすぐ近くで弾の風圧を感じやしたよっ!」
村上「それゃ、大変だったな」
タタッ!
回天組兵「大変です!関宿からの各脱出路に、敵軍部隊が封鎖に向っています!」
村上「そりゃやべぇーな」
相楽「くずぐずしてられませんね」
村上「おう!敵軍から一番遠い脱出路を抜けるぜ!」
相楽「我ら赤報隊が殿を勤めます!」
村上「危ねぇぞ?」
相楽「危険なのは百も承知です」
村上「分かった。こいつを一発渡しとくぜ」ゴト
大谷「おお!こいつか!」
相楽「炸裂弾、確かに頂きました」
村上「うしっ!回天組並びに親征軍!退却ー!!」
ザッザッザッザッザッ
大谷「殿たぁ、大層な役目でやすな」
相楽「重要な役だ。何としても回天組本隊には奥羽越軍を近づかせないぞ」
大谷「おうさ!」
ザッザッザッザッ
>691
【大坂城】
ざわざわざわ
ザザザ
原田「お?何か副長と幕府のお偉いさんとでもめてるぜ」
永倉「本当だ。何かあったのか」
小笠原「いい加減理解したか?土方、それにそこの新撰組!」
土方「・・・」
斎藤「・・・」
高橋「おっ、やっとあの二人押し黙ったぞ」
中条「小笠原様の話を理解してくれた様だな」
山岡「だと良いのですが」
相馬「はぁ・・・」
原田「おーい、相馬!何もめてんのか、こっち来て話し聞かせろー!」
相馬「あ、原田組長!」
原田「ふーん、上さんを連れて大坂城脱出ねぇ」
永倉「他の幕軍には知らせずにか・・・」
相馬「そうなんです。私も聞いて驚きました」
近藤「歳は何っと言っとるのだ?」
相馬「大坂城を離れるのは反対だと・・・」
原田「当り前だ!今、上さんが消えちまったら、幕軍はガタガタになるに決まってらぁ!」
永倉「俺は、もう十分ガタガタだと思うがな」
原田「新八!てめ・・・」
近藤「喚くな原田」
原田「んん・・・」
近藤「とにかく、私も小笠原様に会おう」
ザッ
近藤「歳」
土方「・・・!」
小笠原「ん?また新撰組の奴か?」
近藤「小笠原様ですね?」
小笠原「おう」
近藤「某、見廻組与頭格、新撰組局長の近藤勇と申します」
小笠原「おう、お前が近藤勇か」
近藤「大坂脱出、真になさるおつもりか」
小笠原「おう。もう城は保たねぇ。ならば他ん所で再起を計る方が良いだろ」
近藤「なれば、何故に幕府の為に戦っておる者達に黙って逃げるのです」
小笠原「上様を無事に逃がす為だ」
近藤「諸軍に黙って無事に脱出し、他所で再起を謀ろうとも・・・」
小笠原「・・・」
近藤「上様の行動に失望した諸軍は、再度上様のお味方となるでしょうや?」
小笠原「ぐっ・・・」
近藤「せめて上様退却を知らせた方が、死に物狂いで敵の攻撃の盾となってくれましょう」
小笠原「・・・かもしれん」
近藤「されば・・・」
小笠原「だがな近藤。お前の言うとおり、上様退却を知らせれば、諸軍の戦い方が変わる」
近藤「・・・」
小笠原「敵はそれを直ぐに察知し、何か起きていると勘ぐる」
近藤「察知されようと、諸軍は、上様に敵を寄せ付けぬ様に戦い・・・」
小笠原「真にそう言い切れるか?あの刻もこんな状態だった」
近藤「あの刻とは?」
小笠原「第二次長州征伐のときだ」
近藤「家茂様が亡くなられた、あの戦ですか」
小笠原「うむ。家茂様が陣中にて病で逝かれ、見る見るうちに、諸軍の戦意が無くなっていった」
近藤「それは・・・」
小笠原「こ度とて同じ事、敗北と知るや、戦う気力を無くすは明白」
小笠原「いや、今回はもっと悪い。きっと薩長に寝返り、上様のお命を狙う藩が出てくる」
近藤「し、しかし・・・」
土方「近藤さん・・・」
近藤「歳」
土方「ここは一旦退こう。奥羽諸藩もいる会津もいる。今は退くときだ!」
近藤「歳・・・」
土方「・・・」
近藤「分かった。小笠原様、我ら新撰組も上様の警護に加えて頂きたい」
小笠原「おう!大歓迎だ」
近藤「では諸君!我ら新撰組は上様をお護りし、大坂脱出を・・・」
原田「ちょっと待ったぁー!」
近藤「どうした原田」
原田「俺は納得出来ねぇ。局長も副長も、つい今まで大坂脱出に反対だったのに、もう考えが変わってる」
近藤「・・・」
原田「直ぐに考えが変わって行動する局長に、もーう付いてけねぇ!」
相馬「は、原田組長・・・」
永倉「私も左之助と同じ意見です」
相馬「永倉組長!」
近藤「隊を脱するを許さず・・・今の発言は聞かなかった事にする。さぁ、上様を警護するのだ」
永倉「私らは貴方の家臣ではない!!」
近藤「・・・」
土方「・・・」
永倉「隊を抜けさせていただく」スタスタ
原田「まっ、そういう事で」タッタッタッ
相馬「永倉組長!原田組長!きょ、局長ぉ・・・」
近藤「放っておけ・・・。他の者も抜けたければ抜けて良いぞ」
隊士達「・・・」
近藤「うむ・・・。新撰組は上様警護にあたる!」
>693
【回天組本陣】
ザク!ザシュ!ザン!ザス!ザゴ!
樋渡「こ、こん化けもんが!くたばりやんせ!」ザン!
黒装束「・・・!」ドサ!
河上「斬っても斬っても立ち上がり、涌く!」ガシュ!
黒装束「・・・!」バタ!
千葉「はぁはぁ・・・とりゃ!」ドス!
黒装束「・・・!」ドタ!
勝馬「ぜはぁぜはぁ、限りがないでやすな・・・」ブンブン
黒装束「・・・」サッサッ!
ビシュ!
勝馬「痛っ!!」
千葉「勝蔵の親分!」ビュ!ドシュ!
黒装束「・・・!」ガク!
千葉「大丈夫ですか!」
勝馬「大丈夫でやす。っかし、斬った張ったの修羅場ぁ潜り抜けたぁあっしでも、脚が竦んじまって・・・」
千葉「無理しないでくださいよ親分」ヒュ!
勝馬「お心遣い、ありがとごぜぇやす!」ブンブンブン
池田「ふーふー・・・。清河、こりゃあ、いよいよいけねぇぜ」ビュ
清河「ああ、剣を使える者は何とか持ち堪えてはいるが、銃しか扱えん者は、斬られていっている」シュ!
池田「この黒装束の体力と物量・・・きつ過ぎるぞ」サ!
清河「琉球兵も、我らを守るどころでは・・・」ザン!
黒装束「!!」ドスン!
清河「ないしな。ふぅ・・・」
池田「柳生を回天組陣に呼び戻せ、緊急事態だ」ヒュ!
清河「そうだな。一人でも剣客が欲しい所だ」ビュ!
黒装束「・・・」ムクムク、ゾロゾロ
※柳生十兵衛に、本陣帰参の伝令
お疲れのようですね、清川さん。楽にしてさしあげましょう。
戻ってまいりました!斬刑軍、覚悟!
忍衆が月影隊を片づけたみたいで…今大将同士一騎討ちでさぁ
私はもう長くない…最後に西郷の首だけでも…ゴホッゴホッゴホッ
原田、永倉は彰義隊か
>700-701
【回天組陣】
ズバ!ズバ!ズバッ!
ワーワーワー!
勝馬「ぜはぁぜはぁ・・・」
黒装束「・・・」シュシュッ!
キーン!キーン!(長ドスで弾く)
勝馬「ぶはぶはぶはぁ・・」
千葉「せい!えや!たぁ!」ザクッドスッグサッ
黒装束「・・・!!!」ドサドタタッ
勝馬「ぜはぁぶはぁ・・・」ブンブンブン!
シュンッ! ズド!!
勝馬「ぐっ?!」グラッ
千葉「!!」
勝馬「・・・こ、こりゃ、い、いけねぇ・・・」ズシャ
タタッ!
千葉「親分!黒駒の親分さん!!」
ビシュ!
千葉「つっ・・・!」
黒装束達「・・・」ワラワラ
樋渡「くぅ、き、キリがなかっ・・!」ズハッ!ガシュ!
河上「はぁはぁ、えいや!!」ドス!グサ!ブシュ!
又四郎「ぜぇぜぇ、く、来るなぁー!!」ターン!
黒装束「・・・!」ドタ・・・ムクリ
又四郎「ひっ!」
常見「ま、又四郎!しゃ、しゃがめ!」カチャ
又四郎「ひぃ!」フッ
黒装束「・・・」ビュン!(斬撃が髷を斬り落とす)
常見「又四郎!」ターン!ターン!ターン!(ピストルを撃つ)
黒装束「!?」ガクガク・・ドサ!
常見「だ、大丈夫か!又四郎!」
又四郎「ひ、ひぃー、ひぃー!」ジョロジョロロ(失禁)
常見「ま、又四郎・・・」
バシュッ!
池田「ぐがあぁ!!」
清河「徳太郎!!」ヒュン!ヒュ!
白鳳「・・・」サッサッ
池田「右腕をや、やられた・・」ポタボタ(右上腕から血が滴る)
清河「くっ・・・」
白鳳「お疲れのようですね、清川さん。楽にしてさしあげましょう。」ガチャリ
清河「もはや・・・ここまでか・・・・・・」カチャ
ダダダ!
声「うおぉぉーー!!」ビュ
白鳳「・・・」ギーン!(刀を受け流す)
清河「戻ってきましたか、柳生く・・・」
ザッ
樋村「斬刑軍・・・」
清河「あの者は確か・・・樋村抜刀斎かっ!」
樋村「新時代をむかえるのを邪魔立てする者は・・・斬る!」
白鳳「・・・」
池田「き、清河、こいつは以外な助っ人だな」
清河「長州一の人斬りが現れるとは・・・」
池田「うぐ・・・頭がくらくらしてきやがったぜ」
清河「徳太郎、戦線を離れ医者へ行け!抜刀斎が居れば、お前一人離れても大事はない」
池田「・・・すまん」
清河「君達!疲れてる処悪いが、徳太郎の護衛に付いてくれ」
隊士達「は、はい!」
池田「悪いな清河」スタスタ
隊士「大丈夫ですか」スタスタ
池田「おう!痛たた・・・」スタ
清河「・・・」
樋村「・・・」ジリジリ
白鳳「・・・」
タタタッ!
千葉「邪魔だ!どけぇ!」ズバ!ドシュ!
黒装束「・・・!!」ドサ!バタ!
タタタッ
千葉「大丈夫です!医者はもうすぐですよ」
勝馬「うう・・・」
黒装束「・・・」ゾロゾロゾロ
千葉「くっ!早く医者に診てもらわなければ・・・!」ヒュ!ビュ!
タッタッタッ
柳生「!」
千葉「たぁ!りゃー!」ザス!ド!
勝馬「うぐぐ・・・」
柳生「戻ってまいりました!」カチッ
千葉「ああ!柳生さん!!帰ってきたのですな!手助け頼みます」ヒュ!ビュ!ヒュン!
柳生「斬刑軍、覚悟!」ビュン!
黒装束達「!!!」
千葉「はぁー・・・なんとか片付いたな。柳生さん、助かりました」
柳生「・・・」カチン
千葉「私はこれから黒駒の親分さんを、医者に連れて行きます」
勝馬「はぁ、はぁ・・・」
千葉「柳生さんは、清河さんか樋渡さん達の元へ早く行ってあげてください」
柳生「・・・」
千葉「では、急ぎますのでこれで!」スタスタスタ
勝馬「はぁはぁはぁ・・・」トボトボトボ
※池田徳太郎、池田勝馬、常見又四郎が戦線離脱。
>703-704
【大坂脱出行】
総督府軍「待てい!おはんら、どこん藩じゃ」
板倉「またか」
総督府軍「どこん藩か、聞いとる」
板倉「我らは・・・」
服部正義「町田、松浦」
町田老之丞「はっ」
松浦秀人「ここに」
服部「神風、致人両隊で、逃走のときを稼げ」
町田「はい」
松浦「はっ」
服部「桑名の力、見せ付けてやるのだ」
小笠原「おい」
板倉「ん」
小笠原「・・・だ」
板倉「・・・分かった」
総督府軍「なん、黙っとっかっ!!」
板倉・小笠原「・・・」ダダ!
総督府軍「ぬっ!逃ぐっとか!待てっ・・・!!」
ダダダーン!
総督府軍「ぐばっ!」
ダンダンダーン!!
タン!タン!タターン!!
わーわーわー!
服部「各々方、我らが引き付けているうちに!」
小笠原「悪いな!」タタタ
板倉「うむ!」タタタ
近藤「上様を守れ!身を盾にしてでも、お護りするのだ!」
隊士「はっ!」
土方「・・・」
相馬「た、大変です局長!お、沖田組長がいません!」
近藤「何だとっ!」
相馬「さ、探さなきゃ・・・」
近藤「離れるな!」
相馬「えっ?!」
近藤「総司は放っておけ」
相馬「出来ませんよ!沖田組長は胸を病んでるんですよ!」
近藤「そんな事は、百も承知だ。だからこそ、放っておくのだ」
相馬「???」
タタタタタ
原田「新八、抜けちまったものの、行くあてあるのか」
永倉「考えてなかったな」
原田「おいおい!」
永倉「上様脱出を知らされず戦っている隊が沢山ある。何とでもなるさ」
今井「おっ!新選組発見!」
渡辺「あれは永倉新八と原田左之助だな」
今井「おーい!永倉!原田ぁー!」
永倉「ん?」
原田「あっ?」
今井「お二人さん、他の新選組はどうした一緒じゃねーのか?」
永倉「見廻組か」
原田「俺ら、抜けたんだ」
渡辺「抜けた?新選組を抜けたのか」
永倉「えぇ」
今井「へぇー」
佐々木「・・・抜けた訳は聞かん。これからどうするつもりだ」
永倉「戦いますよ。新選組とは袂を別ちましたが、幕府を思う気持ちは変わってませんから」
原田「一人でも多く、薩長の奴らを、ぶっ殺してやりますよ!」
佐々木「そうか。足を止めさせて悪かったな」
永倉「いえ」
渡辺「ご武運を」
永倉「そちらも」タタタ
原田「じゃあな!」タタタ
渡辺「永倉、原田、彼らの死に場所は何処だろうな」
今井「遊撃隊か彰義隊か、はたまた別撰組と共にか・・・。ま、死に場所なんて腐るほどある」
渡辺「・・・もう一人、死に場所を求めてる奴がいる様だ」
今井「あん」
沖田「最後に西郷の首だけでも・・・ゴホッゴホッゴホッ」
見廻組全員「・・・」
>702
【江戸・奉行所】
中沢「伊賀衆の遣いの話によれば、関宿はもう奥羽越の手に落ちたようです」
石坂「そうか」
中沢「城は炎上、藩主久世様、家老の杉山様の安否は不明」
石坂「ふむ」
中沢「村上隊、親征軍は退却中、赤報隊が殿を務めているとの事です」
石坂「無事に帰ってくるといいな」
中沢「はい」
石坂「関宿での成果は何かないのか」
中沢「牙宝さん達伊賀衆が、ガトリング砲を破壊したそうですよ」
石坂「そうか!ガトリング砲を破壊出来たかぁ」
中沢「あ、あとですね、奥羽越に斬刑軍が居たらしいのですが・・・」
石坂「ざ、斬刑軍が?!」
中沢「大丈夫です。伊賀衆が斬刑軍を片付けたみたいで・・・」
石坂「そうか・・・斬刑軍を片付けたかぁ・・・ふぅ」
中沢「ただ、牙宝さんが斬刑軍の大将と戦っている様です」
石坂「牙宝が・・・吉報を持って帰還してくれれば良いな」
中沢「はい」
石坂「敵侵入予測場所から皇居周辺の町衆を避難させるんだ」
中沢「はい」
石坂「それと火消しの総動員と水桶の確保を」
中沢「はい!」タタッ
石坂「また、江戸が戦場になるんだな・・・本当に泰平な世を迎える事が出来るのか・・・なぁ、清河・・・」
711 :
名無しになりきれ:2007/06/01(金) 17:34:46 O
よくも俺らの隊を、このボケが!
殺るで!(刀を振りおろすと同時に銃撃)
やっと見つけた…西郷!
いくぞ!(抜刀
714 :
抜刀斎:2007/06/10(日) 00:57:19 O
龍翔閃!
黒い奴らも大したことないな。清河さんのところへ行ってきます。
【関宿退却】
ドッガアアァァーーン!!
隊士「?!」
村上「あの爆発音は、例の炸裂弾だな」
隊士「では、ついに敵の追ってが・・・」
村上「ああ。相楽が敵軍相手に孤軍奮闘してくれてんだな」
隊士「・・・」
村上「今、炸裂を一発使ったのをみると、残すところ後一発か」
隊士「あ、あ、あと一発使ってしまったら・・・」
村上「逃げて、逃げて、逃げまくるだけだ。手前ぇの強運を信じてな」
隊士「・・・」ブルブル
ザッザッザッザッザッ
【殿軍】
大谷「へっ、大当たりだぜぇ!」
相楽「浮かれてるときではない。今の内に逃げるぞ」
大谷「へい!」
ダダダッ!
【追って軍】
酒井「うくぐ・・・み、皆の衆大事ないか!」
兵達「あああ・・・げぶ」
兵達「・・・」(辺り一面肉塊の山)
酒井「な、なんと・・・惨い」
兵長「ご、ご家老様、ご無事ですか・・・」
酒井「ああ、わしは無事・・・お、おぬし・・・」
兵長「ああ・・・そのお声は、ご、ご家老様」
酒井「目をやられたか」
兵長「そ、その様です」
酒井「く・・・」
兵長「わ、私はこれでは役にたちません・・・ご家老様、私を介錯頼みます」
酒井「勝ち戦だ。死に急ぐ事はあるまい」
兵長「ご家老様・・・」
酒井「わしが肩を貸そう」
兵長「うう・・・」(泣き)
酒井「・・・」
※庄内二番大隊追撃速度低下
>712
【民家屋根上】
月影「・・!!・・!!」ビュ!ダダダーン!!
牙宝「・・・!・・・!」ゴォ!ブワ!
飯沼「うわぁ、何だあれぇー!」
永瀬「どうした?うお凄っ!!」
篠田「何だ、あの二人は俺達と同じ人の戦いか?!」
日向「止まるな。早く会津本体と合流するのだ」
篠田「隊長、あれを見てくださいよ」
日向「人外な動きをする者達など私には見えぬ。さぁ、早く歩け歩け」
永瀬「ちえぇ・・・」スタスタ
飯沼「はぁー・・・格好良いなぁー・・・」ぼぉ〜
篠田「こら貞吉ぃ、置いてくぞぉー」
飯沼「うわ!ま、待ってよぉー!!」タタタ
白虎隊士達「わははは」
額兵隊長・星殉太郎「・・・」
声「へへ、あいつらぁ別格だねぇ」
星「ん?何だ細谷か」
細谷十太夫・衝撃隊長「あいつらぁ強ぇぜ殉さん」
星「一人は、斬刑の月影という奴で、闘ってるのは」
細谷「忍びの伊賀衆を率いる牙宝って奴ですよ」
星「よく知ってるな」
細谷「まぁ、蛇の道は蛇ってやつですよ。へへ」
星「お前は忍びじゃないだろう」
細谷「へへへ」
星「次の戦で、奥羽越の行く末が決まる。細谷、遠慮なく暴れてやれ」
細谷「いわれなくても・・・へへ・・・」
星(月影と牙宝・・・腕は互角とみた。どちらが勝とうが深手を負うは確実だな)スタスタ
>713
【薩摩軍西郷陣】
西郷「敵ん攻撃ば、衰えちょいもす。一気に追込みやんせ」
薩摩兵「チエェストー!!」
ターンターンターン!!
ドゴオーン!!
薩摩藩士「あ、兄んさぁは、やっぱし凄かぁ」
黒田「を!慎吾どん、来ちょったとな」
西郷従道(慎吾)「ああ黒田さぁ」
黒田「鳥羽伏見の傷ば、大事夫か」
従道「かなりやられもしたが、エゲレス人の医者に治療しちもらい、なんとか」
黒田「無理ばすんな。せごさぁ、悲しませちゃないもはん」
従道「はい・・・」
黒田「っかし、慎吾どんの兄さぁは凄かど」
従道「おいも兄さぁに見惚れちょいもした」
黒田「せごさぁが指揮するだけでん、皆の戦いがガラリと変わった」
従道「・・・」
黒田「一番驚くのは、今戦っちょる相手は誰ち思う慎吾どん?」
従道「桑名兵や会津ん別撰組でごわすか」
黒田「んにゃ、斬刑軍本体じゃ」
従道「斬刑軍本体?!」
黒田「おいの隊ば、斬刑軍の奇襲で壊滅ばしたが、せごさぁは、本体と互角に戦っとる」
従道「・・・」
黒田「こいが、せごさぁの凄かところじゃ。慎吾どん、せごさぁを兄にもった事、誇りに思え」
従道「はい!」
ぐぎゃー!!
黒田「何事だ?!」
ユラ〜リ
沖田「やっと見つけた・・・西郷!」
黒田「あ!刺客じゃ!せごさぁを守れぇ!」
ザザザ!
薩摩兵「こん阿呆が!一人で、何が出来っとか!」ダッ!
ザシュ!
薩摩兵「がばぁ!?」ズシャ
薩摩兵達「チェストー!!」
ブス!ドス!ズス!
薩摩兵達「が!げ!ごぉ!」バタバタバタ・・・
従道「つ、強かっ!」
黒田「あん、目にも止まらん早突きは・・・まさかっ!」
薩摩兵達「ぬぅ!チェ、チェストゥーー!!」ブン!ブン!ブン!
ドシュ!ズシュ!ブシュ!
薩摩兵達「・・・!!!」ドサ、バタ、ズタ!
黒田「チ、やはりあいつか」
従道「あいつ・・・?」
ヌウゥ
中村「了介さぁ、分かいもしたか」
従道「あっ!中村さぁ」
黒田「ありゃあ、新撰組の・・・」
中村「沖田だ。沖田総司」
従道「あれが、新撰組の沖田総司か・・・」
黒田「中村さぁ、せごさぁを!」
中村「コクリ」タタタッ
薩摩兵達「く、糞ぅ!チェス・・・」バッ
中村「止めやんせ。おはんらの勝てる相手じゃなか」
薩摩兵「中村さぁ」
中村「おはんらは、せごさぁを警護しろ。こいつは、おいが殺る!」
薩摩兵達「わ、分かいもした」タッタッタッタッ
中村「新撰組の沖田総司でごわすな。薩摩藩士中村半次郎がお相手しもす!」カチャ※太刀をとんぼの構えに持つ
>714-715
【回天組陣】
緋村「うおぉー!飛天御剣流・龍翔閃!!」ビュ!
白鳳「・・・!!」
清河「ふぅ、緋村君の助力で何とか一息つけたな」
隊士「あの総裁」
清河「何かな」
隊士「あの緋村さんって人、強いのですか」
清河「強いらしいですよ。一斬りと異名が付く者は多いが、あの緋村君は別格の様ですね」
隊士「どの様に別格なのですか」
清河「下手人が判らぬ要人暗殺事件の殆どに関わっていると聞いてます」
隊士「流派は何ですか?見た事もない技を使ってますけど」
清河「私も知らない流派ですが、桂君から聞いた話では飛天御剣流という物らしい」
隊士「飛天御剣流・・・?」
清河「早さ、跳躍、技全てにおいて驚きの連続です」
隊士「緋村さんが、斬刑将を倒してくれれば良いですね」
清河「ええ」
【他所】
河上「ふぅ、終ったな」
樋渡「はぁ、疲れもした」
タッタッタッ
柳生「黒い奴らもたいしたことない」
河上「お、初めて見る顔だな」
樋渡「確か、柳生某という名だと聞きもした。助っ人だとか」
河上「急いで何処へ行く」
柳生「清河さんのところへ行きます」
樋渡「おっと!ゆっくいしてる場合じゃごわはん!」
河上「そうだな。俺達も一緒に行こう」
樋渡「行きもそう」
柳生「・・・」
タッタッタッタッタッ
【大坂湊】
小笠原「ふぃ、やっと着いたぜ」
板倉「長い道程だったな」
小笠原「何回か危ない所があったが、新撰組に精鋭、遊撃、桑名藩のおかけで助かったぜ」
板倉「上様は、まだ寝息をたててらっしゃる」
小笠原「上様が起きて騒ぎ出す前に、船に乗せちまおう」
中条「無事ここまでは警護出来たな」
山岡「そうですね」
中条「だが、海戦では我らは何も役にはたてぬな」
高橋「船上での白兵戦なら大丈夫何ですがね」
中条「乗船する軍艦はどれだ」
山岡「あの二艦ではないですか」
中条「うむ?」
甲賀「やは皆さん、お待ちしておりました」
山岡「あっ・・甲賀さん」
甲賀「そのせつは」
山岡「ははは・・・」
ドオーン!ドオーン!
小笠原「おい、無事に大坂湾から出られんだろうな」
甲賀「なかなか難しいところですが、榎さんが何とかしてみると」
板倉「何とかか・・・」
甲賀「えぇ」
相馬「局長!私、軍艦乗るの初めてです!」
近藤「浮かれるな。海では我らは素人だ。これほど恐い事はない」
相馬「そうですね・・・敵艦相手に刀は無意味ですね」
近藤「我らは只黙って、乗っておれば良い」
相馬「はい」
甲賀「それではそろそろ乗船してください」
小笠原「おう」
板倉「うむ」
※慶喜一行乗船
船酔いが最大の敵…平気か人は平気ですがね
艦隊戦で決着をつける
bosco
この私が追い詰められる等…あってはならんことだ!気が変わった、皆殺しだ!
『昇華乱舞!』
さあ最終戦だ気を引き締めろ!全軍対全軍だ!
test
TEST
729 :
名無しになりきれ:2007/07/30(月) 16:26:12 0
幕末戦隊
730 :
名無しになりきれ:
保守