2 :
名無しになりきれ:2005/10/08(土) 19:48:38
2
ルールについては只今、以下のルールで運行しております。
★新規参加希望者は以下のテンプレに必要事項記入します。
名前:
活動スレ:※対象者のみ記入
武器:
基本戦法:
必殺技:
得意な地形:
苦手な地形:
得意な相手のタイプ:
苦手な相手のタイプ:
備考:
1.順番にレスをする。連続してレスをしてはいけない。ただし、誤字脱字の修正はこの限りではない。
2.試合前に試合終了のターン数を決め、後攻側の中盤辺りのターンの秒数で勝敗を決定する。
例を挙げるなら「3ターンで終了なら後攻側の2ターンの書き込み秒数が偶数の場合、後攻側が勝利」と言った具合に。
では私は此処を去るとしよう。さらばだ。
コロシアムのダニが一匹減ったか。これでようやく平和になるな
>5
まだ荒らしたり無いのか?
7 :
名無しになりきれ:2005/10/09(日) 06:54:12
コロシアムの糞が消えてくれた
やれやれだ
>7
煽っているんだったらスマンが
そうでないのならそういう物言いはやめておけ
まだ荒らしを呼び込もうと必死に煽るのか、マジ勘弁
10 :
名無しになりきれ:2005/10/09(日) 14:00:10
>5-8
ハーディン乙
11 :
名無しになりきれ:2005/10/09(日) 14:54:34
>1-10
ハーディン乙
ダニがダニと、糞が糞と言う時代になったか
荒らすな>12!
>1
お疲れ様・・・ゆっくり休んでね・・・。
15 :
烈海王:2005/10/09(日) 20:01:56
>14
君とのSEX…
私は一向に構わんッッ!!!
16 :
:2005/10/10(月) 04:16:18
17 :
名無しになりきれ:2005/10/10(月) 16:56:33
ここがフークルリエ ◆oYIoViJtTEの呪いの穴か
18 :
名無しになりきれ:2005/10/10(月) 18:01:42
また荒らしか…
>17-18
自演荒らし乙
20 :
名無しになりきれ:2005/10/10(月) 19:06:22
またエスパーか…
いい加減ウザイよお前ら
荒らすな!なんでわざわざageんの?
age荒らしだから
23 :
烈海王:2005/10/10(月) 22:39:34
荒らしがどうこうと言っていないで、何かを始めなければこの連鎖は止まらない。
解っているだろう?とにかく裸の少女とSEXがしたい
オマイら隔離所でやれよ
スレ趣旨のこと以外やっている時点で荒らしだよ
俺が相手を探した後に何やら有ったらしいな。
誰だかにマナーを指摘された様だが、あの時はどうも焦っていた。
……すまない。
こんな事の後だが……いや、後だからこそ闘いたい。
>25
久しぶりだな。俺が相手をしよう!
ふっ・・・どうやら寝たようだな。
私も寝るとしよう。さらばだ!!
>28
待て、俺はまだ……!
29 :
皇帝ハーディン ◆hr.Z2..yg2 :2005/10/10(月) 23:58:37
三分も待てないなんてよっぽどの早漏野郎だな
>28
しょうがない…戦うか?
>23
鳥をつけぬふぬけがSAGAを語るなっっっっっっ
暇ならつきあうぜ
皇帝ハーディン ◆hr.Z2..yg2は荒らしです。
スルーしてNGワードに登録してください。
>30
構わん。だが先に名を名乗って貰いたい。
>31
>30の正体が解るまで待ってくれ……ここの選手か?
34 :
皇帝ハーディン ◆hr.Z2..yg2 :2005/10/11(火) 00:12:14
荒らしじゃねーよ
>31
オーガッ!〜〜ッ!無礼者ッッッ!!
闇のオーブの力であびゃばばばばば
38 :
名無しになりきれ:2005/10/11(火) 00:20:29
範馬勇次郎も一つのスレを潰した経歴のある荒らしだからスルーしろよ
マトーヤ対30
勇次郎対烈
でFA?
>36
フン…
中国四千年など、範馬の血一滴にもかなわぬわっっっっっっ
>40
「試してみるがいいッ!フンハッッ!」
人ならぬ速力を持った突きが勇次郎の心臓を狙う
>38
そうなのか?覚えておこう。
>39
いや、まだ決まっていない。
……今回も無理な様だ。
おいおい池沼
範馬勇次郎のどこが荒らしなんだよ。
良コテだぞ?
>43
黙れ
黙ります
>41>44
「非常に高いレベルにまとまっているが…
攻撃の最中によそ見をするなど、闘士にあるまじき愚考っ
キサマの甘さ黄河の奥底で後悔するがいいっっっっっっっっっっっっ」
紙一重で神域の突きをかわし、かかと落としを叩き込む
劣化硫黄も地に落ちたものだな
屑な貴様ごときが範馬勇次郎に勝てるはずもなかろう(藁
>46
常人ならば何をやったかも解らぬで有ろう神速
スピード、タイミング、破壊力、その全てにおいて完璧なカカト落としを…
「〜ッ!!」
両手で受け止め、痺れの残る腕で構えを戻しつつ連続で蹴りを放つ
49 :
名無しになりきれ:2005/10/11(火) 00:57:52
屑ハーディンはさっさと自スレ盛り上げろ
50 :
名無しになりきれ:2005/10/11(火) 01:00:33
>48
「連続で蹴を放つだとっっっっっっ
詳細を怠りマンドクセ書き込みをするなど…
かぁぁぁあぁあぁっっっっっっ」
怒り狂った勇次郎は烈の連蹴を突き破りおもいきりブン殴った
>51
勇次郎の拳を受けた左の膝が砕かれる
「オーガッ…!まだ貴様には勝てないと言うのかッ!?」
片足でなおも立つ烈の胸が異様なまでに膨らんでいく
「プンッ!」
右手で作った小さな穴から肺に溜めた大量の息を吹き放った
それは見えない矢の如く勇次郎を襲った
フワリと勇次郎の背後から近付き右足から強烈なカカト落としを放つ
54 :
名無しになりきれ:2005/10/11(火) 01:13:04
なに二人使ってんの厨?
これはコロシアムの試合じゃないから良いんじゃね?
俺から見たら二人とも荒らしだし。
だめだこいつ
バキを読み込んでねえ
知るか、荒らしは荒らしだ。
マンガ読みまくったその中毒っぷりを晒したきゃキャラネタ行けよ
59 :
名無しになりきれ:2005/10/11(火) 01:23:55
滅びなさい人間たちよ
60 :
名無しになりきれ:2005/10/11(火) 01:24:50
>54>56
勇次郎乙
SEXがしたい
62 :
名無しになりきれ:2005/10/11(火) 01:44:25
勇次郎眠くなったから逃げた
烈はSEXしたいと童貞臭撒き散らしながら逃げた
63 :
名無しになりきれ:2005/10/11(火) 12:57:12
バキを読み込んでいないというのは、烈や天内が勇次郎と闘って居るからか?
ふっ甘い!!
そのスルーもらったあああああああああああああ!!!!11
65 :
63:2005/10/11(火) 16:41:11
で、どうなんだ
66 :
月島海王 ◆gr.O5WfRIs :2005/10/11(火) 19:30:57
海王の名を貰った月島だ。誰かやらないか?
67 :
カルマ:2005/10/11(火) 20:22:50
68 :
月島海王 ◆gr.O5WfRIs :2005/10/11(火) 21:18:51
>67
ルールはお前が決めるが良い
69 :
カルマ:2005/10/11(火) 22:32:37
>>68 ならばフィールドはアルファケンタウリ星系第4惑星イシュターの海底遺跡で。
俺が先行で行かせて貰う。
俺のターン!手札から真紅の守護者を守備表示にしてターンエンドだ!!
参加希望、ね。
名前:アリス=ナイン
活動スレ:無し
武器:糸と人形と魔法の本
基本戦法:糸や人形による牽制と、魔法による一撃必殺
必殺技:操作魔法、精霊魔法、召喚魔法
得意な地形:適度に狭い部屋
苦手な地形:広い空間
得意な相手のタイプ:特にない
苦手な相手のタイプ:使い魔等を持つ相手
備考:ゴスロリ服に眼が無く、手に入れては着て喜んでいる
ねぇ、どなたか私と闘いませんか?
>71
突然来て参加者を募集してもなかなかタイミングが合わないもの
隔離所にて日時予告をしておけば希望者が現れ落ち合えるかもしれないよ
>72
そうですわね、それではそちらの方に行きますわ。
>71
君とSEXがしたい
75 :
名無しになりきれ:2005/10/12(水) 23:53:01
チョンが英語使うな
SEXSEXSEXゥッ!!
>>76 _ .- ──── -、..__
_ ─´ `\
/´ ┘└ `ヽ、
/´ U ┐┌ ヽ
/´ _、、 `、
|´ U ,-  ̄○ ̄| |
|´ ヽ、 ..ノ .,─ ̄ \ .| K
.| ──.'´ /. / .__...--ヽ | 視
| -´ ̄` -_ \ / / /ヽ、 | ,- 点
| | --_`ヽ、 / / ○ U |/./ヘ で
.| レ´ ,.- `ヽ、ヽ、) (/ / .| .| /| .| 狩
,- ._| .ヽ○ .、. ヾ `'´ヽ_ .--- ̄ .| |, 、ヽ | り
| .ヽ、 \ __ ., ヽ_-  ̄ ̄ ̄ .| 丶 .| | し
.| ´`ヽ,.`、  ̄_--/  ̄ .| ,L__ノ / て
| .´ |.ヽ --─ ̄ (___) ┐ .| / み
| /∧ ヽ ┌ | | ∪ / | て
.ヽ、 ´ `ヽ.| \_∪___/ | ´ は
`ヽ、 .| U \_/ / .|
`ヽ- .| \__∪/ /
\ ∪ /ソ|
|\ /
` ヽ 、__/
78 :
烈海王 ◆ylhclCNmWQ :2005/10/13(木) 16:36:56
SEXSEXSEXSEXSEXSEXSEXSEXSEXゥッ!!
79 :
名無しになりきれ:2005/10/13(木) 16:52:17
性交といいなさい
久し振りの萌えキャラなのだ、抱かせろッ!
81 :
名無しになりきれ:2005/10/13(木) 23:40:29
コロシアムって修行になんのか?
相手次第では。
とりあえず、この烈とかは問題外かと
貴様は中国拳法を嘗めたッッ!!
勇次郎の悪いところすべてインスパイアしちゃった感じだな
SEXしたいなら勇次郎のエロ小説でも読んでオナってろよ
あの娘はいつになったら現れるんだ?
自慰行為と性交を同じと言う神経ッ!正に童貞その物だッ!
88 :
名無しになりきれ:2005/10/14(金) 00:48:04
おまえ、なりきれてないよ
89 :
名無しになりきれ:2005/10/14(金) 00:49:20
うわっ、性交に言い換えたw
良いからSEXSEXSEXSEXSEXSEXSEXSEXSEXSEXゥッ!
アトーヤといいアリスといい、まともに試合が出来てないな
帯刀と銃火器がまともな対戦できたのは運が良かったな
私が居なければここは閑散としている
存在価値を認めてほしいんだね
94 :
名無しになりきれ:2005/10/14(金) 07:17:04
まともなバトルはないのか
96 :
名無しになりきれ:2005/10/14(金) 12:52:18
じゃあ俺は核を使う
皆気軽に参加すりゃあ良いんだよな
「私はサルーイン様の一の僕、ワイル!」
「憐れな虫けらは地面を這いずり回っているのがお似合いです!」
身体からは暗黒闘気が立ち昇り、真紅のローブを纏った怪人
目元は覆面で覆われ、覗く眼は狂気を孕んでいる
「さあ、貴女の心臓を抉り出し、サルーイン様に捧げる事にしましょう!」
云うや否や、腕のような物を交差させ、灼熱の弾を打ち出す!
「先ずは小手調べです、精々私を楽しませて下さい、ヘルファイア!」
地獄の劫火、不浄なる炎がアリスの向かって突き進む!
>身体からは暗黒闘気が立ち昇り、真紅のローブを纏った怪人
>目元は覆面で覆われ、覗く眼は狂気を孕んでいる
対するアリスは白と黒の美しいドレスに身を包んだ、まだ幼さの残る少女の様な姿だった。
>「さあ、貴女の心臓を抉り出し、サルーイン様に捧げる事にしましょう!」
>云うや否や、腕のような物を交差させ、灼熱の弾を打ち出す!
>「先ずは小手調べです、精々私を楽しませて下さい、ヘルファイア!」
>地獄の劫火、不浄なる炎がアリスの向かって突き進む!
「ガゼット!」
『…俺を呼んだか我が主よ…。』
アリスの声に肩に乗っていた黒いローブを来た人形の眼が輝く
「出番ですわっ!」
アリスはそう叫ぶとその漆黒の人形で不浄な炎をガードした
『…!…主よ…。』
「ごめんなさい。でも助かりましたわぁ〜。…さあ、次は私の番ですわね!」
両手から無数の糸を括り出し、ワイルの方へ放つ。
触れれば切れそうな頼りなさげな幾多の細糸が、様々な方向からワイルを襲う。
「操ってさしあげますわ…。」
>触れれば切れそうな頼りなさげな幾多の細糸が、様々な方向からワイルを襲う
「むむっ?小賢しい真似を!身の程を知りなさい!」
飛来する糸を手で払いのけようとするが、多勢に無勢
相手は頼りない糸、手応えは無く抵抗空しく全身を雁字搦めにされる
「ぐっ、ぐぐっ、おのれ、この程度で操れるとは思うなよ?」
アリスの糸が、ワイルの全身をギリギリと締め上げる
「このままではっ、調子に乗るな小娘、ウインドカッター」
突風が巻き起こる、真空の刃だ、糸を次々と切断する
「お返しだ、激痛にのた打ち回れ、ペイン!」
ワイルの手から、漆黒の靄が放たれる、生きとし生ける者に激痛を与える邪の術
まるで意思を持ってるかのように、アリスに纏わり付く(つこうとする)
>「むむっ?小賢しい真似を!身の程を知りなさい!」
>飛来する糸を手で払いのけようとするが、多勢に無勢
>相手は頼りない糸、手応えは無く抵抗空しく全身を雁字搦めにされる
>「ぐっ、ぐぐっ、おのれ、この程度で操れるとは思うなよ?」
「ふっふっふ…甘いですわ、私の糸は見掛け程柔ではありませんわ。
さあ、お仕置きしてさしあげますわ…。」
>アリスの糸が、ワイルの全身をギリギリと締め上げる
>「このままではっ、調子に乗るな小娘、ウインドカッター」
>突風が巻き起こる、真空の刃だ、糸を次々と切断する
>「お返しだ、激痛にのた打ち回れ、ペイン!」
>ワイルの手から、漆黒の靄が放たれる、生きとし生ける者に激痛を与える邪の術
>まるで意思を持ってるかのように、アリスに纏わり付く(つこうとする)
「そんなっ!私の糸が!?…ガゼット、また出番ですわ。」
アリスは切れた糸を急いで戻し、近付く靄をガゼットで防ごうとする
が、靄は人形であるガゼットを無視してアリスにまとわり付き始めた
「…あうっ!くあぁっ!!」
靄の生み出す痛みに、痛々しい悲鳴をあげるアリス
『…主…!』
「大丈夫…ですわっ…!正義の魔法は…悪にはっ…負けませんわっ!」
アリスの両手が魔法陣を描き、その紋様の中から白い人形が現れる
「この人形は…私とあなたの位置を…入れ替える人形ですわ…!」
白い人形で撫でるように自分の体をこすった後、痛みに震える腕でワイルに白い人形を投げつける
これにワイルが触れれば位置が入れ替わるのである
「自分自身を痛みつけるがいいですわ…!」
「くっくっく、人間の苦痛に歪む顔は、さぞ最高の供物になることでしょう」
「追い討ちをさせて頂きましょうか、ダークスフィア!」
連続で術を唱える、手には暗黒の球体出現する、全てを飲み込む負の塊を放つ!
>痛みに震える腕でワイルに白い人形を投げつける
「何ですか此れは?もしかして私を馬鹿にしているのですか?」
何の変哲も無い白い人形、避けるのも面倒だ、無造作に手で払いのけようとする
「なっ!?何が起こった?ぐおぉぉぉぉぉっつ!!?」
白い人形を払いのけた瞬間、視界が暗転する、
先ほどの糸に拠って開かれた傷口が悪化する、纏わり付く闇
「きっ、貴様ぁ!一体何をしたっ!!」
憎悪に燃える瞳でアリスを睨む、爪で地面を掻き毟り身悶える
迫り来る暗黒の球体、自分が何をされたのか悟る
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!サルーイン様ぁあああっ!!!」
断末魔の悲鳴、ワイルの姿は暗黒に飲み込まれ、消えた(戦闘不能)
>「何ですか此れは?もしかして私を馬鹿にしているのですか?」
>何の変哲も無い白い人形、避けるのも面倒だ、無造作に手で払いのけようとする
>「なっ!?何が起こった?ぐおぉぉぉぉぉっつ!!?」
>白い人形を払いのけた瞬間、視界が暗転する、
「せ、成功ですわ…。」
>先ほどの糸に拠って開かれた傷口が悪化する、纏わり付く闇
>「きっ、貴様ぁ!一体何をしたっ!!」
>憎悪に燃える瞳でアリスを睨む、爪で地面を掻き毟り身悶える
>迫り来る暗黒の球体、自分が何をされたのか悟る
>「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!サルーイン様ぁあああっ!!!」
>断末魔の悲鳴、ワイルの姿は暗黒に飲み込まれ、消えた(戦闘不能)
「私は人形遣いですけど…魔法使いでも有るのです。…ただ使役するだけではありませんわ。」
アリスは先程落としたガゼットを拾うと、更に続けた
「それに私は男の子ですから、私の魂では駄目ですわ。」
アリスは空を見つめ微笑みながら控え室へ戻っていった
今頃目が覚めたが
男だったのかッ!
相手を募集する
106 :
名無しになりきれ:2005/10/15(土) 15:39:32
名前:オ釈迦サマデ〜ス
活動スレ:アリマセーン
武器:単語帳
基本戦法:N○VA
必殺技:イングリッシュ!!
得意な地形:教室
苦手な地形:押し入れ
得意な相手のタイプ:日本人
苦手な相手のタイプ:お化け
備考:いっぱい聞けていっぱい喋れマ〜ス
107 :
名無しになりきれ:2005/10/15(土) 15:41:46
my name is osyakasama
108 :
オ釈迦サマ:2005/10/15(土) 15:43:42
109 :
オ釈迦サマ:2005/10/15(土) 15:45:09
オ釈迦サマは失業した(ホームレスに変身)
110 :
ペリー:2005/10/15(土) 15:48:09
名前:ペリー
活動スレ:NO!!
武器:ピアノ
基本戦法:
必殺技:ミキコ殺シマスヨ!!
得意な地形:ピアノ教室
苦手な地形:無い
得意な相手のタイプ:ミキコ
苦手な相手のタイプ:伊集院健
備考:ないよ〜
111 :
ペリー ◆Vr9JfCDEZY :2005/10/15(土) 15:49:37
>>105 相手になりましょう〜
(ピアノ教室の)
112 :
ペリー ◆Vr9JfCDEZY :2005/10/15(土) 15:53:15
ねぇ〜さっきから黙ってて〜
もぅ 喋ってよ〜 喋ってよ〜 喋って 喋って 喋って
駄々をこね始めた
どうしますか?
A:喋る
B:ほっとく
C:犯す
113 :
名無しになりきれ:2005/10/15(土) 15:54:57
B:犯す
114 :
ペリー ◆Vr9JfCDEZY :2005/10/15(土) 15:57:01
もー硬派なんだから・・・
硬くならないで、硬くしていいのはここだけよ〜
(チソコを指差す)
115 :
ペリー ◆Vr9JfCDEZY :2005/10/15(土) 16:00:24
>オンエアステージね!!
オンエアステージでいいのね!!
だからね、だから今こそ
1 2 123
おもむろに踊りだす
どうする?
A:自分も踊る
B:見ている
C:犯す
116 :
石原莞爾:2005/10/15(土) 16:04:03
太平洋戦争でどっちが悪いかを問うのならペリーを連れて来い!
117 :
ペリー ◆Vr9JfCDEZY :2005/10/15(土) 16:07:49
コロシアム中央に、陽炎のような空気の歪みとともに、一人の少女が現れる…
「始めましょう…どなたでも結構…」
テレポートか・・・面白いな。
ルールさえ決めてくれればオレが相手になろうか?
オレからすれば初戦となるが退屈をさせるつもりはないよ
>120
「了解…貴方が相手ね…先攻は貴方でいいわ。ターンは3、勝敗は2ターン目後攻、つまり私の番の秒数が奇数なら私の勝ちで…」
失敗ね;
119宛てだわ
ageんな屑
あら…私、平仮名のさげという表記でも下げられるのをどこかで見た気がしたものですから…申し訳ありません(礼
「オーケー、オーケー。了解した。場所はこの『コロシアム』でいいかな?」
コロシアムの真ん中、そこに立つ鳴と対峙するように真紅のコートを着た金髪碧眼の男が立っている。
茫洋とした瞳はやがて、鳴を捉える。
「生憎、オレは男女平等主義でね。手加減は出来ないんだ・・・。変わりにオレの自己紹介も兼ねて一つ『手』を見せよう。」
ジューダスの右手が肩と水平になるように持ち上げられ、瞬間。
轟音と共にジューダスの右側の壁が削られていく。一見何も持っていないように見えるが、手には拳銃がある。
それはマシンガンのような連射で壁に『JUDAS』の文字を刻んだ。
「オレの名はジューダス・・・ジューダス・ストライフ。コードは『魔弾』(タスラム)。
さて、余興はここまでだ。血が流れるのなら多い方が楽しいし美しい。
Let's dance macable!」
その声を契機に両手に持ったナイフを二本ずつ3度投擲する!
だが、その狙いは『最初の一回以外はいい加減で、4本は側面の壁や鳴の足元へ飛んでいく』。
そして、ジューダスは・・・。
「こいつは様子見だから、受け取ってくれ。」
『左手の「ハンドキャノン」が正確に鳴を狙って咆哮を上げる!』
隔離でsageてたのに三回も間違えてるんだから愉快犯なんだろ。相手にすんな
SAGAって勇次郎かよ
荒らしじゃん
落ち着け。あれはSEGAだ
>生憎、オレは男女平等主義でね。
「遠慮はいらないわ…私は男女の前に…人ですらないのだから…」
言葉と共に、投げ付けられたナイフがダミーであることなど、鳴には予測済みであった。
「無理…
これで終わりなら研究施設の訓練用の木隅のほうがまだ使えたわよ…」
ジューダスのま正面に鳴がテレポートすると同時に、背後と両脇にも鳴が現れ、ジューダスを取り囲む!
「敢えて言うなら」
「実体は一…あとは残像」「勇気があるのなら」
「暴発覚悟で引き金をお引きなさい」
正面の鳴が人差し指をハンドガンの銃口に差し入れ、不適な笑みを浮かべる。
>ジューダスのま正面に鳴がテレポートすると同時に、背後と両脇にも鳴が現れ、ジューダスを取り囲む!
「へぇ・・・。そんな事も出来るのか。だが、まだ足りないね。願わくば・・・彼のようにオレに甘美な恐怖の味を教えてくれ。」
外れたハンドキャノンの弾が爆発する。それによって弾の外殻がコロシアムの壁に突き刺さる。
そして、ジューダスは・・・。
>正面の鳴が人差し指をハンドガンの銃口に差し入れ、不適な笑みを浮かべる。
「なら・・・試してみるかい?」
向かって左側の鳴にはハンドキャノンを零距離で押し付け、拳銃とハンドキャノンの引き金を躊躇無しに引く。
当然、暴発。
「グァッ・・・!だが・・・。『オレの血には気をつけた方がいい。』」
拳銃と共に吹き飛んだ右手、そして腕の切断面から血が噴出する。それは地面に触れると嫌な音を上げて地面を焦がす。
「オレの血は常識を超えた超酸性ってヤツでね。触れると・・・『骨まで融ける』。そして・・・BOMB!」
空中の右手が主の声に応えて破裂。さらに肉片と血を空中から撒く。
ジューダス自身は被っても平気なようだが、あたり一面に撒き散らされた血は周囲の鳴をも襲う!
破裂した勢いで落下してきた拳銃は、『一瞬で再生されたジューダスの右腕に落ちてきた。』
「そろそろ・・・フィナーレだ。」
すまないが、次のカキコミは携帯からになりそうだ。
ただでさえ書くのに時間がかかっていて申し訳ないが。
「うぁ…!」
ジューダスの背後から呻き声が上がり、目の前と左右の幻影がかき消える。
「ぬかったわ…私以外に人外が居るなんて…」
弾け飛んだハンドガンと共に、鳴本人と見せ掛け、銃口に突き刺さったナイフが折れ曲がったまま地面で軽い音を立てる。
>そろそろ…フィナーレだ。
「どうかしら?私の属性は時…放った攻撃にも油断はしないこと…ね…」
左の手で印を空に描き、右手がジューダスの心臓目掛けて突き出される。
「時よ…戻れ!」
最初に放ったナイフ、そして名前を象った銃弾が壁から剥がれ落ち、一斉にジューダスめがけ襲いかかる!!
私と同じ「時使い」の方ですか?
この戦い、いろいろと参考になりそうですね
>ジューダスの背後から呻き声が上がり、目の前と左右の幻影がかき消える。
「こいつは一本取られたなぁ。でも嘘はいけない。」
拳銃を持つ右手が左右に動き鳴を無視して銃弾を放つ。そして、その姿は鳴から見て前方の空中に上下逆さまにあった。
>「時よ…戻れ!」
>最初に放ったナイフ、そして名前を象った銃弾が壁から剥がれ落ち、一斉にジューダスめがけ襲いかかる!!
空中にいるジューダスは回避出来ないかと思いきや、たった今放った銃弾が、戻ってくる銃弾のコースを修正し一つの『弾塊』を作る。
「こいつには名前が無いんだが、今思いついたよ」
ジューダスは楽しげに銃口を『弾塊』に向ける。
「名前は・・・【 】」
その技の名前は銃撃の音に消され、鳴には聞こえない。弾塊に放たれた銃弾はまるでビリヤードのブレイクショットの様に鉛の流星群となって降り注ぐ。
これがジューダスの絶技。弾道予測という天性の才によって編み出した技。
一方、飛来するナイフは止められなかったのか、あろうことに彼の顔に突き刺さった。あるナイフは目に、またあるナイフは眉間に・・・。
一瞬の硬直の後、彼は地面に受け身も取れずに落下した。
[ジューダス:状態 気絶?]
>拳銃を持つ右手が左右に動き鳴を無視して銃弾を放つ。そして、その姿は鳴から見て前方の空中に上下逆さまにあった。
「あぁ…いい勘を持っているのね…私、やっと…自分以上の力を持つ人の手によって逝ける…のかしら…」
中空から姿を現した鳴の肩口と胸の中央から痛々しく流血が滴っている。
が、その表情は恍惚としたいて、実に不気味というか…
>「こいつには名前が無いんだが、今思いついたよ」
ジューダスは楽しげに銃口を『弾塊』に向ける。
「名前は・・・【 】」
その技の名前は銃撃の音に消され、鳴には聞こえない。弾塊に放たれた銃弾はまるでビリヤードのブレイクショットの様に鉛の流星群となって降り注ぐ。
これがジューダスの絶技。弾道予測という天性の才によって編み出した技。
「…コンマ数秒単位で飛来する物体の予測…貴方が人外なのかそうでないのか…実態は分からないけれど」
時流変動は使ってしまった。残存魔力はあと僅かだが…
「甘いわね。私相手に的を一点に絞るなんて…、まだ一回ぐらいは使えるの。…惜しかったわね」
弾丸が一点に向かいその姿を捉える寸前、鳴の姿がかき消える。
「王手、詰み…これまでよ」
ナイフの攻撃を避けきれずに昏倒したジューダスのすぐ傍らに、ナイフを持った右手を大きく振りかぶった鳴の姿が現れる。
「…お逝きなさい!!」
>拳銃を持つ右手が左右に動き鳴を無視して銃弾を放つ。そして、その姿は鳴から見て前方の空中に上下逆さまにあった。
「あぁ…いい勘を持っているのね…私、やっと…自分以上の力を持つ人の手によって逝ける…のかしら…」
中空から姿を現した鳴の肩口と胸の中央から痛々しく流血が滴っている。
が、その表情は恍惚としたいて、実に不気味というか…
>「こいつには名前が無いんだが、今思いついたよ」
ジューダスは楽しげに銃口を『弾塊』に向ける。
「名前は・・・【 】」
その技の名前は銃撃の音に消され、鳴には聞こえない。弾塊に放たれた銃弾はまるでビリヤードのブレイクショットの様に鉛の流星群となって降り注ぐ。
これがジューダスの絶技。弾道予測という天性の才によって編み出した技。
「…コンマ数秒単位で飛来する物体の予測…貴方が人外なのかそうでないのか…実態は分からないけれど」
時流変動は使ってしまった。残存魔力はあと僅かだが…
「甘いわね。私相手に的を一点に絞るなんて…、まだ一回ぐらいは使えるの。…惜しかったわね」
弾丸が一点に向かいその姿を捉える寸前、鳴の姿がかき消える。
「王手、詰み…これまでよ」
ナイフの攻撃を避けきれずに昏倒したジューダスのすぐ傍らに、ナイフを持った右手を大きく振りかぶった鳴の姿が現れる。
「…お逝きなさい!!」
読みを誤ったようね…
許されるのならば…書き直しで
「…お逝きなさい!!」
そう言い放った鳴の動きが止まった。
額の中央から鮮血が滴る。
「…弾塊こそがダミー…なのね。
…悔しい…のかしら…これが…悔しいという気持ちなのかしら…
貴方が憎いわ…倒したい…勝ちたい…私は…まだ、生きたい…!」
宙をつかむような仕草を繰り返し、無様すぎるほど無様に、鳴は果てた。
名を残す必要のない、この世に、血文字で…その存在を顕す文字…02をもじって付けられた異名、「OZ」を地面に書き残したまま。
『鳴.02RM 現時刻を以って戦闘不能 生死のほどは定かではない』
>「・・・お逝きなさい!」
気絶?しているジューダスの体が微かに動いたのはきっと気のせいだろう。振り降ろされたナイフは正確にジューダスの頭部を貫いた。そして毒血が噴き出す。
・・・・・・
「返り血を浴びるのも危険だと思わなかったのかい?」
声と共に、ジューダスは起き上がった。刺さっていたナイフは地に転がり、血に濡れた顔は惨かった。
「頭が一度と破壊されたんだ、オレの負けだね。これ以上やると互いにただじゃすまない」
ただじゃすまない以前に、この男は脳細胞も破壊されたのではなかったのか?それさえも再生してみせるのか?
去って行くジューダス、その方向から微かな声が流れてくる。
「オレを殺すならナイフなんかじゃあ無理だね、ありったけの殺意と悪意と敵意でも・・・まだ足りない。今度はホントのオレを見せるよ。」
数分後。
放置された鳴の遺体(?)がゆっくりとその身を起こす。
「…やれやれだわ。また死に損なった、というわけね…脳の損傷なら死ねると思ったのに…」
いいながら、死に際の己のせりふを思い出すと、自然と自嘲気味の笑いが漏れる。
「死に損なった、ですって?私はあの時、喘いだ…藻掻いた…」
手のひらへ移動させた脳内の銃弾を握り締めると、それは時を早め、砂塵と化す。
「分かったわ…人は何故生きたがるのか…死が…何故在るのか…死にたくない…そう思えることに巡り合うことで人はこの世に生を繋ぐ…」
鳴は悶絶する。悶絶しながら、至上の笑みを地面へと向ける。
「何故貴方に勝てないの…なんて、当たり前だわ…
死に執着していて、生き残るなんて出来ない…
私は貴方を殺す…追いすがって、執着して、醜くもがいて、貴方を殺して、死ぬ。
それが私のこの世での目標よ…!」
かつて出したこともない大声で中空に「吼え」た後、鳴はその場から残る魔力で姿を消した。
139 :
名無しになりきれ:2005/10/17(月) 04:09:37
フェイ帰ってこい
ならば俺も!
機械兵士帰ってこーい!!
141 :
羅刹丸 ◆WE2IWr2OXM :2005/10/25(火) 00:16:59
おうおう、屑が雁首揃えて待ってやがるぁ・・・さっさとおっぱじめようぜぇ!
名前:羅刹丸
武器:吐痢兜
基本戦法:大胆な踏み込みからの剣技
必殺技:天覇断空裂斬
得意な地形:地上
苦手な地形:水中
得意な相手のタイプ:単純な相手
苦手な相手のタイプ:馬鹿みたいに冷静な相手
142 :
羅刹丸 ◆WE2IWr2OXM :2005/10/25(火) 01:24:02
ちっ!臆病者共が!
名前:フラッシュ&スラッシュ
活動スレ:なし
武器: フラッシュ、接近武器 スラッシュ、弓
基本戦法: フラッシュ、接近攻撃 スラッシュ、弓による遠距離攻撃と魔法
必殺技: フラッシュ、アストラルヴァイン スラッシュ、エインシャント
得意な地形: 地上
苦手な地形: 空
得意な相手のタイプ:特にない
苦手な相手のタイプ: 特にない
備考: 兄、フラッシュ 弟、スラッシュ
144 :
名無しになりきれ:2005/10/29(土) 16:03:33
はいはい保守保守
145 :
名無しになりきれ:2005/10/29(土) 17:47:41
進まないな
名前:ブラン(通り名)
活動スレ:なし
武器:五輪弾(硬質ゴム以上の強い弾力を持った素材で作られた一種のスーパーボール。
跳弾を使うため、硬い岩や鉄を打ち抜くほどの強さはないが、生身で受けとめれば骨折程度の怪我は必至.
直径約五センチ。)
基本戦法:五輪弾による中、近距離戦が主。
必殺技:手の内は内緒
得意な地形:障害物の多い場所(岩場、ビル街の路地裏、廃工場等)
苦手な地形:砂浜(五輪弾が跳ねない)
得意な相手のタイプ:力押しの得意な相手
苦手な相手のタイプ:見切りの巧い相手
備考:ダボダボのパンツに大きめのパーカー、キャップを目深に被った、全身黒ずくめ。
中国の暗器使いにヒントを得、約百個にも上る五輪弾を隠しておくための格好でもある。
スプレーアートが趣味で、勝った相手の倒れている周りに落書きをする悪癖がある。
冷やかしが多いから、ちょくちょく顔を出して根気よく待った方がいいよ。
戦う気あんなら時間指定して、暇そーな奴にケンカ売ってみな。
148 :
羅刹丸 ◆WE2IWr2OXM :2005/10/29(土) 20:02:15
俺ならやってやってもいいぜぇ・・・ヘヘッ
羅刹丸先輩!!ご出陣ですか!?
BY富樫&虎丸
>147
うん、ここでレス消費するのもなにかと思って隔離で募集してきたよ。
>148
ボクはかまわないよ。
先行は譲るから、条件決めてくれないかな?
んじゃ、ちょっくら観戦させて貰うとすっかね。
152 :
羅刹丸 ◆WE2IWr2OXM :2005/10/29(土) 20:18:43
>149
うるせぇぞ糞虫!心臓抉られたくなきゃ引っ込んでるんだな
雑魚を殺す気はねぇからよぉ
>150
わりぃなぁ・・・そんじゃあまず三たーんで、二たーん目にテメェの秒数が奇数だったら殺さねぇでやるよ
偶数だったら・・・わかってんだろぅなぁ?
>153
勝つ気まんまんだね。敗れた時はさぞ悔しい顔をするんだろうなァ…ヘッ、満足さしてくれよ、オッサン?
>154
「餓鬼にしちゃあでけぇ口叩くじゃねぇか・・・いくぜぇ、こん位で死ぬんじゃねぇぞぉ!」
羅刹丸が大きく降りかぶると紫色の手に握られた赤い刀が鈍く輝いた
「旋風ぅ波ァッ!!」
大きく踏み込みながら地面を削るように切り上げると、毒々しい赤に輝く無数の欠片が跳ね散った
欠片はブランのみでは無く、ブランの周りにも飛び散り逃げ場を失わせる
>「餓鬼にしちゃあでけぇ口叩くじゃねぇか・・・いくぜぇ、こん位で死ぬんじゃねぇぞぉ!」
羅刹丸が大きく降りかぶると紫色の手に握られた赤い刀が鈍く輝いた
「うわ…毒々しいなぁ…キモ。
でもそれだけだとするとちょっとつまんないな。コケオドシじゃないことを祈るよ。」
無防備なハンドポケット体勢のまま、立ち尽くしているかと思うと、捕らえ難いスピードで両手を抜き、手にした十個の五輪弾を、地面に向かって投げつける。
無造作に見えるその動作の中に、きわめて精緻な軌道計算がなされていた。
ガガガガガガガガッ
自分を狙った正面の破片だけが、地面で跳ねた五輪弾と衝突し、威力を相殺された。
あとは横合いから飛んでくる破片を前へ出ることで回避、踊るような動作で全ての五輪弾を回収する。
素手で受け止められるはずのない五輪弾を、進行方向に逆らわないように手首をスナップさせ、綺麗に懐に収めていく。
「ふふ、結構際どかったね、俺じゃなけりゃ死んでるよこりゃぁ。
と、いうわけでこっちの番だ」
今度は両手に三つずつ、五輪弾を取り出す。
「はいっ!」
地面と、横合いの壁に跳んだ五輪弾が勢い良く跳ね跳び、ある弾は天井と地面を交互に、またある弾は左右の壁をジグザグに、またある弾は数メートル先で地面で跳ね、一直線に羅刹丸を狙う!
ブランは直ぐにハンドポケットの体勢に戻る。が、いつでも飛び出せる様、膝を少し屈めている。どうやらこれは牽制で、まだ何か狙っているようだ。
>156
跳ね回る五輪弾をかわそうと身を反らすが、全てが肉に食い込み、鈍い音が数回に渡り鳴り響く
「ぐっ・・・ヘヘッ・・・まだ手が有るってツラだぜぇ!だがこれで死ねぇっ!!」
赤い刀を構えてそのまま走り出し、軽い跳躍から思い切りブランに斬り掛かる
>「ぐっ・・・ヘヘッ・・・まだ手が有るってツラだぜぇ!だがこれで死ねぇっ!!」
赤い刀を構えてそのまま走り出し、軽い跳躍から思い切りブランに斬り掛かる
「はいアウト。僕に向かって飛び上がるなんて、選択としては最悪だよ。
おかげで僕は飛び込む必要もなくなっちゃったわけか。つまんないな。」
羅刹丸の着地点に立ち尽くすブランが、ポケットから片手を抜き、たった一個の五輪弾を大きく天にむかって振りかぶる。
「イッちゃいな!五輪殺法壱式!金色夜叉!」
ただ、その場で地面に思い切り五輪弾を叩きつける。ただそれだけ。
だが、その一撃は一直線、着地寸前の羅刹丸の股間めがけて金的を叩き潰さんと猛スピードで跳ね上がる!
「落下の勢いもあるから…潰れちゃうかもね、うわ、想像しただけで痛いやw」
烈震斬を対空技で撃ち落す訳か・・・
>158
「なにぃ・・・!?」
五輪弾が勢い良く羅刹丸の股間を襲撃し、同時に鈍い音がコロシアムに響いた
股間を両手で抑えのたうち回り、そのまま動かなくなる
「なぁんてな」
ニヤリと笑いながら刀を持ち直し、ブランの方へ向く
「餓鬼は所詮、餓鬼、かぁ・・・?てめぇの攻撃なんざぁ・・・」
そう良いながら己の胸を刀で斬り、周りに鮮血が飛ぶ
だが、なんてことはなさそうににやけて刀を放る
「そんじゃ、ま・・・死ねや」
ブランの心臓を握りつぶさんと右手を素早く伸ばす
>五輪弾が勢い良く羅刹丸の股間を襲撃し、同時に鈍い音がコロシアムに響いた
股間を両手で抑えのたうち回り、そのまま動かなくなる
自らも男である故か、わずかにその鈍い音に顔をしかめる。
「うわぁ、いったそォ…我ながら嫌なワザだよね…ま、勝ちは勝ち…?!」
>「餓鬼は所詮、餓鬼、かぁ・・・?てめぇの攻撃なんざぁ・・・」
そう良いながら己の胸を刀で斬り、周りに鮮血が飛ぶ
だが、なんてことはなさそうににやけて刀を放る
「な、何で…何で立てるんだ?!僕の技が…効かない?!
ありえない!あり…怖い!こわ、怖い…よォ!」
鬼気迫る表情と鮮血の量に、若い彼は恐れをなした。
ここまで、負けたことなどなかった故。
傷一つ負わなかった故。完璧でありすぎた故。
「いやだ、いやだ!助けて!おかぁ…ぶっ」
語尾の最後のほうは、口から溢れ出した血に遮られる。
胸には、深々とめり込む、節くれだった指。
「死ぬのいやだよ、…暗い…よ…」
弱弱しく差し出した両手で、羅刹の腕を掴む。掴んだ、というよりは、触れた。その程度の力しか羅刹丸は感じ取れなかった。
跪いたまま、相手の腕を掴んでの絶命。まるで何かに縋るように、である。
〔戦闘続行不可能〕
>161
「雑魚の割には良い心臓じゃねぇか・・・このまま引きずり出してぇ・・・げ!?」
二人組の男がもの凄いスピード羅刹丸に迫ってくる
雪社員「マズいっすよ羅刹丸さん!絶命奥義は!残酷描写は!」
芋屋社員「つうかお前オリキャラじゃねえだろ!」
「てめぇら!はっ、離せぇ!・・・俺は諦めんぞぉぉおっ!!」
心臓を掴んだ手を離し、胸から手を抜いた所で二人の男に両肩を掴まれ連れていかれる
既に事切れたブランの体をもう一人の雪社員がリペアボックスに運ぶ
一方、羅刹丸が連れて行かれた方からは、「いだだぎまぁず」という声と、三人の男の悲鳴が聞こえたという
羅刹丸、雪社員、芋屋社員 再起不能
>162
「…あれ。」
涙の跡のついた腫れぼったい目を擦り、ぼやけた視界を覚ましていく。
「んー、夢か?夢だったのかな?」
なんだそうか、といった表情で伸びをした瞬間、胸元に冷たい感触が残っているのを感じ、ぞくりとする。
大量の鮮血がまだ、乾ききっていない。
服も破れてしまっている。
「夢じゃないのか…じゃぁ、負け、か…」
思い出すとまだ、ぞっとする。
血の赫さ、濃さ、温度、その、痛み。
そして、最後に目の前に迫った、「鬼」の貌(かお)。
「…!」
今でも、鮮明によみがえる恐怖に、食いしばった歯がガチガチと鳴る。しかし。
「バカ。バカ!バカだよな…生かしておくなんて…甘いよ、甘いにも程がある!
僕が人を殺したことがないとでも?僕が血を怖がるとでも?!バカな!ありえない!!」
…まだ、悟ってはいないのか、嗤う。嗤う。猛々しく嗤う。
他人の血など見慣れてきた彼であろうと、己の血には震え上がる事実。
「解っているさ、身に染みて、そんなこと!」
リペアボックスのドアを叩き割る勢いで、拳をぶつける。
「超えてやるよ…こんなもの!一度経験したんだ!
僕を殺さなかったこと、どんな手を使っても後悔させてやる!」
彼が一回り成長した、かどうかは定かではない。
しかし、以前の彼にはない獰猛な心情が、疲れきっているはずの体を熱く滾らせていた。
〔了〕
鬱蒼と茂る森の中、満月が天空に輝く、青白い月
木の陰から、一人の女が現れる、蒼白な肌、真紅の双眸、銀糸の髪
漆黒のドレスを身に纏い、まるで闇に同化してるかのようだ
一歩、二歩と歩み、立ち止まる、両手を胸の前で交差させ空間を切り裂く
ブシュウッ!虚空の裂け目から大量の鮮血が吹き出し、大鎌が具現化する
くるくると右手の手の平で優雅に回転させ、呟く
「私に勝てると思うのですか……?」
俺と戦いたいのか?
フ、「なあ、スラッシュ。」
ス、「なんだい、?兄さん」
フ、「俺たち相手がいなくてヒマだよな。」
ス、「そうだね。」
真紅の鎌(エグザイル)、生きとし生ける者に絶望と死を与える魔導器
「相手は人間……、ですが油断は禁物DEATH」
「前に少々侮りすぎて、痛い目をみましたからね、拘束制御術式:一式、開放!」
銀糸の髪がふわりと舞い上がり、死神の身体に無数の呪紋が浮かぶ
「では、差し上げましょう、ファントムソウル」
死神の手から、朧げな光を放つ小さな髑髏が放たれる
ゆっくりと、不規則な動きで桜庭に向かって浮遊する
髑髏を盾にするようにして、一気に桜庭に向かって地面を滑る!
「あっけなく決めさせて頂きます、マスター・オブ・パペット!」
ダッシュの慣性から、真紅の鎌を桜庭に向かって突き出す
大鎌は鍵に形を変え、桜庭を打ち倒そうとする!
「いえ、勝ちますとも……聖水三連射が無いので楽では有りませんが。」
銀色の少し痛んだ髪を夜風に靡かせながら、木々の間から現れる青年。
ピアスを外し、黒い皮のジャンバーの胸ポケットにしまいこむと、ゆっくりと右手を胸に添える。
左手には日本刀。どうやら今度の綾人は居合いを使うつもりらしい。
ゆらりと、しかし不規則に飛来する髑髏を確認すると
「カーテンコールは……受け付けませんよ?」
等と、如何にも現代の遊んでいる青年的な見掛けには、似合わぬ口調で死神に呟く。
「その技を受ける訳には参りませんね……。」
どちらを受けても不利になる。だが、まだ距離の離れた今なら使える手段が有る。
「ジャックハウンド……!」
そう呟いた桜庭の像が一瞬の内に欠き消え、神速の速さで死神を横切る様に抜刀、そして死神の後方に現れる。
焦りの余り技が手応えが微妙に解らず、当たったかどうかは定かではないが、両方の技をかわす事は出来た。
「もう、これは使えませんね……。」
刀を鞘に収め後ろを振り向き、構えを戻す。
ボトッ…、合間の間隙、ズルリと死神の腕が落ちる
肘の少し上から、右腕が切断され、数秒の間の後、
思い出したように傷口から鮮血が噴水のように流れ出る
「ふぅ〜、腕を斬り飛ばされたのは此れで何回目でしたか……」
「居合の技、確かに見せて貰いました、小賢しい真似を………」
二段構えの攻撃をあっさりと交される、自身を持ってただけに相当ショックだ
「木を隠すには森の中…、ともいいますしね」
側に佇む木に向かって自分の血をマーキングする、ドレスの裾を翻し、
ゼイネスト(血界)とHITOMI(毒木)を設置する
マスパペを外され、強化版に出来なかったのは残念だが、仕方が無い
「怖い?逃げてもいいのよ、ボ・ウ・ヤ(挑発;ウォレント)」
死神の木に対して行った不可解な行動……桜庭の『予備知識』を越えた行動。
「むっ、あれは一体?」
何かを設置した様だが、恐らくはあの技。しかし、先程の様な予測出来ない行動もある。
綾人は自分の『予備知識』だけに頼って良いものかと、考えつつ歩を進めるが……。
死神の挑発にその考えは吹き飛ぶ。元々は喧嘩ばかりしていた綾人は、怒りの沸点は低い。
「このっ……!ささめゆきっ!!」
懐から林檎を取り出し死神に向かって投げ付けると、抜刀、眼にも止まらぬ連ね斬りを繰り出す。
「頭に血が昇りやすい性格だと損をしますよ?」
「罠と判ってて攻撃するとは、飛んで火に入る夏の虫ですね(くす)」
桜庭の剣が死神を無数の肉片に変えた、少なくとも桜庭の目にはそう映っただろう
切り刻み、血飛沫が視界を染める、どろりと粘り気のある血液が刀にこびりつく
骨、血、脳漿、死神は笑う、愚かな生贄に無慈悲に
剣閃によって幾つか網が破壊されたが、些細な問題だ
「おおおぉぉぉぉあっ!!」
桜庭の背後から間欠泉のように血が噴出す!猛毒の血液
圧倒的な圧力を持って、桜庭を吹き飛ばす!
ばこん、設置されたHITOMIが桜庭を跳ね飛ばし、血界に捕縛する
「心臓を握り潰してあげましょうか?(奇数)」
「其れとも、身体中の骨を粉々にされる方がいい?(偶数)」
「さあ、選びなさい?殺してあげる、楽には死ねないわよ」
「しまった!ウォレント……それにゼイネスト!?」
気付いた時には既に遅し。
綾人の身体は捕縛され、背後から現れた死神の放つ毒々しい血液の奔流にはね飛ばされる。
「うぐっ……受け身不の……おぐっ!」
下から現れた人面樹に更に跳ね飛ばされ、血の網に身体を固められる。
「……はぁ……はぁ……。」
最早抵抗できずにただ血界に縛られる綾人。無慈悲にも止めの方法を問う死神。
これから行われる事は誰の眼にも明らかだ。
「げほげほっ……ははっ……そうですねぇ……優しく抱いて下さい。
最後はお前の胸の中で……って感じですね。」
恐怖の為気が狂ったのか、微笑みながら呟いた。
「貴女の胸の中で死ねるなら……どうとでも。」
そう呟くと目を瞑る。顔は変わらず安らかであるが、実際心中はどうなのやら。
大量の汗が額に浮かび上がっている。
桜庭の唇に手を宛て、つつつと指先でなぞる
白く長い死神の指、赤いマニュキュア、喉元に頚動脈を触る
「ピクピクと蠢いている、貴方の血の味はどうなのかしら?」
鎖骨を擦り、指先で桜庭の胸板を弄ぶ
「以外に逞しいのね……、気に入ったわ………」
デスハンド、ズブズブと死神の指先が桜庭の胸に食い込む
手首まで埋まり、焦らすようにして、桜庭の心臓の感触を愉しむ
……………、グチャッ!グニュ、グニュ
桜庭の血で真っ赤に染まった指を自分の唇に宛てる
死神の顔は、狂気に歪んでいた………
「くっ……。」
胸の中に入っていく死神の指に、とてつもない嫌悪感と恐怖を感じるが、痛みは感じない。
心の蔵を触られるという未知の感覚に、綾人の今までの記憶が走馬灯の様に蘇った。
「あっ……!」
最後に脳裏に映ったものが、何故か生徒会長であった事にショックを受けたその直後、意識は消えた。
戦闘の終了を告げるかの様に、森に獣の鳴き声が響いた。
【追加】
桜庭の顔を自分の胸に押し当て、両手で抱き寄せる
「私の胸で、お逝きなさい………」
リペアボックスに桜庭をポイと
静まり返った深夜の某ビル街。
喧騒鳴り止まぬこの街の中でも、流石に水を打ったように静まり返るこの時間。
突如、ビル群の一角、とあるビル全体が、小刻みに震え、窓ガラスがビリビリと鳴る。
その屋上、何もないはずの中空に亀裂が生じ、その異質な空間から小柄な少女の影が姿を現す。
「…始めましょう。」
宵闇に漆黒のワンピース。風景に溶け込むかのようにそこに居る少女は、一見微動だにしないかのように見えた。
実際は違った。少女の足は僅かだが、宙に浮いている。
「なるべく早く終わらせたいところね…ここ、怖いもの」
フ、と口元に笑みを浮かべると同時に、その場から鳴の姿が消える。
相対していた女性の背後で、白刃が煌く。
「無理、でしょうね。貴女、強いもの。だからこれで終わらないでね…」
>その屋上、何もないはずの中空に亀裂が生じ、その異質な空間から小柄な少女の影が姿を現す。
異様とも言える登場の仕方をした相手に対し、ナタリアは屋上に静かに佇んでいる。
「大層な登場の仕方だけど……実力は伴っているのかしら?」
>相対していた女性の背後で、白刃が煌く。
>「無理、でしょうね。貴女、強いもの。だからこれで終わらないでね…」
「よく、わかってるじゃないの……」
ナタリアは攻撃を避けようともせずに、背後に向かって肘鉄を放った。
同時に左肩の氷の鎧で防御したが、白刃を防ぎ切れずに、喉元を僅かに切られる。
肘が鳴にぶつかれば、その瞬間『凍結』を発動する。
成功すれば、彼女を肘に貼り付け動きを止めることができる。
その後仕留めるのは容易いはずだ。
>ナタリアは屋上に静かに佇んでいる。
「大層な登場の仕方だけど……実力は伴っているのかしら?」
「ここに着いた時、気配を殆ど感じなかった…流石よね…
でも安心して。貴女が思う程、私も見た目どおりではないの。」
>ナタリアは攻撃を避けようともせずに、背後に向かって肘鉄を放った。
同時に左肩の氷の鎧で防御したが、白刃を防ぎ切れずに、喉元を僅かに切られる。
肘が鳴にぶつかれば、その瞬間『凍結』を発動する。
成功すれば、彼女を肘に貼り付け動きを止めることができる。
その後仕留めるのは容易いはずだ。
「…っ」
ナタリアの背後で手ごたえが生じたものの、「凍結」を放つまでの僅かな間に、さらにその場からテレポートする。
「貴女も魔術を使うのね…属性は冷気、かしら…」
頭上からナタリアの足元に血が滴る。
口元を僅かに切ったようだ。
「なら…これはどう?」
『ブンッ』
僅かに何かが空を切るような音がした後、十数体の鳴の残像が次々に現れ、ナタリアの周りを取り囲む。
連続テレポートによる高度な分身の術!
「本体はただ一体のみ。そう考えているのだとしたら…」
「貴女、長くないわね」
群れを成す残像の中からなんと二つの声が同時に聞こえる。
いくら幻惑する術とはいえ、残像は残像、動くはずも喋るはずも無いのだが。
「終わりね。」
「お逝きなさい。」
残像の群れの中から飛び出した数本のナイフが、眉間、人中、心臓、水月の正中線に沿った四箇所の急所をそれぞれ狙う!
>ナタリアの背後で手ごたえが生じたものの、「凍結」を放つまでの僅かな間に、さらにその場からテレポートする。
「転移術……」
彼女は転移の術を炎の魔術の次に嫌っていた。
テンプレにこそ書かれていなかったが「凍結」で動きを封じることができない相手とは戦い難い。
>僅かに何かが空を切るような音がした後、十数体の鳴の残像が次々に現れ、ナタリアの周りを取り囲む。
>連続テレポートによる高度な分身の術!
>「本体はただ一体のみ。そう考えているのだとしたら…」
>「貴女、長くないわね」
>残像の群れの中から飛び出した数本のナイフが、眉間、人中、心臓、水月の正中線に沿った四箇所の急所>をそれぞれ狙う!
はっきり言って、ナタリアにはどれが本物だか検討も付かない。しかし。
「一体でも二体でも、私には関係ない。何故なら……」
ナタリアは大きく振りかぶり、ハンマーを放り投げる。どの分身の方向でも無い。
ハンマーは回転しながら飛んで行き、激突し、ぶち割った。――――貯水タンクを。
「……全部凍らせるから」
割れた貯水タンクの中から、あたかも蛹から飛び立つように、大量の蝶が舞う。
『凍結』の魔法を掛けたハンマーを投げ、水から『氷の蝶』を作るように仕向けたのだ。
ほぼ全精神力を使って作った『氷の蝶』の動きは速い。さながらツバメのようである。
その分、効果は薄いのだが、屋上全域を凍りつかせるには十分だ。
しかし、その動きに全てを注いだため、防御は完全に疎かになっている。
ギリギリで横に動くも、胴体へのナイフは氷の鎧を貫き、頭部への2発は左目に突き刺さり、頬を深く切り裂く。
左目のナイフは脳に損傷を負わせたらしい、もう長くは戦えそうに無い。
>はっきり言って、ナタリアにはどれが本物だか検討も付かない。しかし。
「一体でも二体でも、私には関係ない。何故なら……」
ナタリアは大きく振りかぶり、ハンマーを放り投げる。どの分身の方向でも無い。
ハンマーは回転しながら飛んで行き、激突し、ぶち割った。――――貯水タンクを。
「……全部凍らせるから」
まとわり着く冷気を纏った蝶が屋上の床を天然の銀板に仕立て上げ、完全に足を取られた本体以外の残像は、時間の経過とともに消えていく。
残されたその場には、腰まで凍りついた二人の少女が確かに居る。
次元を反転させて、完全な分身、つまりもう一人の自分を作り上げる。
次元反転分離魔法「THE MIRROR」である。
「見事なものね、01…私たちも凍結されては御仕舞いだわ…
『THE MIRROR』で魔力も半分以上使ってしまったし…」
「慌てないで、02。私たちは完全に同一人物であり、また、完全な別人…
つまりまだ、呼び出された私の魔力は一応残ってるわ…貴女は?」
首の付け根まで凍りつきそうになりながら、オリジナルに語りかける01。
「いけるわね…まだ。」
「ええ。
…最もこの世より遠い夜の世界の最も灰暗き地獄につながれし
時の覇者たるクロノスよ…
ひと時、我に力を貸し与え・時を・巻き戻し給へ…」
屋上の空気が大きく揺れた。
僅かな月明かりを反射し、美しく場を彩っていた蝶の羽ばたきがビデオテープを巻き戻すかのように逆方向へ、タンクに向かっていく。
01と02を封じ込めていた氷は蝶に還り、蝶は水に還り、水はタンクへと舞い戻り、タンクのヒビは綺麗に元通りに収まってしまった。
「皮肉なものね・・・ついこの前まで…死にたがっていたのに。」
「ええ。今はこんなにも生きたい…追い縋り、もがき…例え醜い生でも…生きていたい…」
「01、多分、これを使ったらもう私、動けない…わ。」
01が右手を02に向かって差し出す。
「奇遇ね、私もよ…02」
02が01の右手を左手で堅く握る。
『天の軸、地の軸、荒れよ狂え
風の道、雲のたゆたい、乱れ果てよ
七つの扉開き七つの道を繋ぐ
彼のものに安らぎと永久を…THE・7TH・FALL』
繋いだ手を天に掲げると、その手から光がはるか天上へと伸びていく。
「お逝きなさい…」
二人がつぶやくと同時に、光の束、いや、光の剣は、この次元ごとナタリアの頭上に振り下ろされえる。
×この次元ごとナタリアに振り下ろされる
○この次元ごとナタリアを頭上から切り裂く
>僅かな月明かりを反射し、美しく場を彩っていた蝶の羽ばたきがビデオテープを巻き戻すかのように逆方向へ、タンクに向かっていく。
>01と02を封じ込めていた氷は蝶に還り、蝶は水に還り、水はタンクへと舞い戻り、タンクのヒビは綺麗に元通りに収まってしまった。
何が起こったのかわからない。ナタリアの左目に突き刺さったナイフが勢い良くすっ飛んで行くのを見た。
「負傷したはずの左目」がである。氷の鎧を貫いたナイフも同じく返り、穴とヒビは元に戻る。
ハンマーは回転しながら舞い戻ってきて、彼女の手の中に吸い込まれた。
唖然としている彼女を尻目に、最後の攻撃が放たれた。
>二人がつぶやくと同時に、光の束、いや、光の剣は、この次元ごとナタリアの頭上に振り下ろされえる。
「エ、エリック様……ああ!!」
ナタリアが蚊の鳴くような声で叫んだ。最後の言葉だった。
光を見て、自分が今置かれている状況に気付いたのが先か、真っ二つになったのが先か。
防御することも、回避することも叶わない。ただ棒立ちで攻撃を受けた。
次元の裂ける勢いに耐えかねた二つになった体はさらに千切れ、ビルの下の真夜中のハイウェイに血と肉片と氷の雨を降らせた。
『01・02、共に生命反ナシ。回収シマス』
「…所詮、偽者の【神に最も近しきもの】…長くはもたんと思ってはいたが、それにしても早かったな…枯れるのが。」
長身の男は、その生気を全く感じさせない青白い顔を、鳴の顔に近づける。
「よく働いてくれたな…我が娘、だったもの…よ。暇を出そうじゃないか…永遠に。」
そこだけに生気が凝り固まったかのような、血のように赤い唇の端をわずかに吊り上げると、男は煙草に火を着ける。
『オンナノシタイはイカガシマショウカ』
「放っておけ。そいつはそいつで後で片付けさせる。お前じゃ生体の体液の処理までは無理だろう」
『了解シマシタ・ソレデハ・鳴を【処分】シマスノデ、シツレイシマす』
「…オリジナルには近づけんか。…爺様共を黙らせるのに、また頭の痛い事項が増えたな…」
男の吐いた紫煙が、月光に照らされ美しく映えたのも数秒。
屋上の強い横合いの風が、紫の煙を空へ攫って行った。
で、戦いが終った後のビル、光の剣の影響で大変なことになっているが、そこに彼はいた。
最強の戦士、エリック卿その人である。
ナタリアのものだと思われる千切れた中指を握り、泣きながら、だが楽しそうに一人で喋っている。
「ああ……哀れなナタリア!お前はよく頑張ったよ。何しろ、断末魔が『エリック様』だったからな。
あんなデンジャラスな魔法を食らって、こんな姿になってしまって……。
よし、待ってなさい!私のスペシャルなネクロマンシーで蘇らせてやるからな!
ついでにこの際だから、私好みに少し貧乳にしてみるかな。うはー夢が広がりんぐ
たぶんもう出番は無いけどね!」
187 :
魔戦候アラケス:2005/10/30(日) 23:56:50
血湧き肉踊る戦いこそコロシアムの本懐!
さあ、血と、汗と、涙を流せ
コロシアムに現れた半裸の巨漢。その右手には体に相応しい巨大な斧が握られている。彼がクラークである。
場所が場所なだけに、古代の奴隷戦士に見えなくも無い。
「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
相手の姿を確認するや否や、雄叫びを上げるクラーク。大地の咆哮である。
大地が震えているかような錯覚を催すほどの大声だ。観衆も思わず耳を塞いでしまっているだろう。
「さあ、来いっ!!」
相手を睨み据え、斧を構えた。とりあえずは雄叫びに対する反応と、相手の出方を待っているらしい。
ふわりとコロシアムの観客席から一人のメイド服を来た人物が飛び降りてきた。
普段から白と黒のドレスを来ている為、メイド服にも違和感は無い。
「あの方が相手ですわね」
>相手の姿を確認するや否や、雄叫びを上げるクラーク。大地の咆哮である。
>大地が震えているかような錯覚を催すほどの大声だ。観衆も思わず耳を塞いでしまっているだろう。
「…」
大声を聞いたショックか体が上手く動かない。
>「さあ、来いっ!!」
>相手を睨み据え、斧を構えた。とりあえずは雄叫びに対する反応と、相手の出方を待っているらしい。
「何が…さあ来いですの!」
アリスの両指がゆっくりと動き、魔法陣を空に描く。
その二つの魔法陣から無数の、両手に少し余る位の大きさの人形が現れる。
そのどれもが剣や槍を持った鎧騎士の姿であった。
「私(わたくし)を相手に待ったその甘さ、後悔させて差し上げますわ!」
体に自由が戻ったアリスは、勢い良くクラークを指さす。
それが合図となり、鎧騎士の人形達はクラークを串刺しにせんと襲いかかる。
>大声を聞いたショックか体が上手く動かない。
それを見たクラークは意味ありげな笑みを顔に浮かべた。
「怯んだか……俺の期待に答えてくれよ?」
>体に自由が戻ったアリスは、勢い良くクラークを指さす。
>それが合図となり、鎧騎士の人形達はクラークを串刺しにせんと襲いかかる。
「ほう!それがお前の僕というわけか!!」
しかし相手をしようとはせず、クラークは土煙を上げながら猛然とアリスに向かって駆け出した。
襲い掛かってくる鎧騎士は、あるものはすれ違い様に斧で叩き割られ、あるものは鋼鉄化した腕で弾き飛ばされた。
斜め正面から激突されてバラバラになったものもいる。
槍には何回か命中したが、『鋼鉄の肉体』を使っていない部分(例えば脚の間接など常に可動させているところ)でも
クラークの硬い筋肉に阻まれ致命傷を与える事はできない。
「覚悟ォォォォ!!!」
アリスの手前、数メートルの所まで来たクラークは斧を振り上げた。
このまま行けば次の二、三歩で射程内に入り、斧は力強くアリスの頭上に振り下ろされることだろう。
>「ほう!それがお前の僕というわけか!!」
>しかし相手をしようとはせず、クラークは土煙を上げながら猛然とアリスに向かって駆け出した。
>襲い掛かってくる鎧騎士は、あるものはすれ違い様に斧で叩き割られ、あるものは鋼鉄化した腕で弾き飛ばされた。
>斜め正面から激突されてバラバラになったものもいる。
>槍には何回か命中したが、『鋼鉄の肉体』を使っていない部分(例えば脚の間接など常に可動させているところ)でも
>クラークの硬い筋肉に阻まれ致命傷を与える事はできない。
「わ、私のドールナイツが…」
戸惑いながらまた魔法陣を描き始めた。
>「覚悟ォォォォ!!!」
>アリスの手前、数メートルの所まで来たクラークは斧を振り上げた。
>このまま行けば次の二、三歩で射程内に入り、斧は力強くアリスの頭上に振り下ろされることだろう。
「!」
その速力、その迫力にアリスの体が無意識に反応した。
見掛けはメイド服を着た少女だが、これでも数々の魔物と闘ってきた経験があった。
「やぁっ!」
その結果…アリスは上へ逃げた。召喚した人形と共に空へと跳躍したのだ。
これではすぐに下に落ち、そこを攻撃されればひとたまりも無いだろう。
だがアリスは宙にふわふわと浮いている…右手で鷲の人形の足につかまって。
「ふふふ…ここまではこれないでしょう?ナイツの怨みは晴らしますわよ!」
アリスは左手で魔法陣を描くと、今度は沢山の魔法爆弾を持った人形が現れ、クラークに向かって落下していく。
「いくら鋼鉄の肉体でも、魔力の爆発には耐えられないでしょう?」
>その結果…アリスは上へ逃げた。召喚した人形と共に空へと跳躍したのだ。
>これではすぐに下に落ち、そこを攻撃されればひとたまりも無いだろう。
>だがアリスは宙にふわふわと浮いている…右手で鷲の人形の足につかまって。
クラークの斧は空を切り、コロシアムの床に叩き込まれた。石造りのそれに大きく亀裂が走る。
すぐさま上を仰ぎ見て、状況を理解した。
「な……卑怯者め!これでは攻撃できないではないかっ!!」
>アリスは左手で魔法陣を描くと、今度は沢山の魔法爆弾を持った人形が現れ、クラークに向かって落下していく。
>「いくら鋼鉄の肉体でも、魔力の爆発には耐えられないでしょう?」
「ウガアアアアアアアアアア!!!」
嬲り殺し、である。反撃のできない、完全なる死角から連続した攻撃。
何かを投げたり、再び『大地の咆哮』を使ったりする余裕はとても無い。
戦闘機に挑む竹槍の男のように、ハメ技を食らうアクションゲームのザコ敵のように
クラークは成す術なく攻撃を受け続けた。
「く……おおおおおおぉぉぉ!!!」
とは言え、最後の抵抗はあった。魔力の爆発を受けながらも、気合だけでアリスに向かって右手の斧を投げたのだ。
斧は激しく回転して、緩やかな弧を描きながら、アリスの方に飛んで行く。
クラークの方は、斧を投げたポーズのまま静止し、そのまま静かに右に崩れ落ちた。
>「ウガアアアアアアアアアア!!!」
>嬲り殺し、である。反撃のできない、完全なる死角から連続した攻撃。
>何かを投げたり、再び『大地の咆哮』を使ったりする余裕はとても無い。
>戦闘機に挑む竹槍の男のように、ハメ技を食らうアクションゲームのザコ敵のように
>クラークは成す術なく攻撃を受け続けた。
「私の勝ちですわね。死なない程度に加減はしてありますわ」
>「く……おおおおおおぉぉぉ!!!」
>とは言え、最後の抵抗はあった。魔力の爆発を受けながらも、気合だけでアリスに向かって右手の斧を投げたのだ。
>斧は激しく回転して、緩やかな弧を描きながら、アリスの方に飛んで行く。
>クラークの方は、斧を投げたポーズのまま静止し、そのまま静かに右に崩れ落ちた。
「あっ!」
急いで人形から手を離し回避を試みるが、斧は右腕を二の腕から両断した。
「あっ…ああああああああああっ!」
着地に失敗し腰を強打してしまうが、腕の痛みの比ではない。
「痛い痛い痛いぃ!!」
斬られた傷口からは血がどんどん流れていく。霞んでいく視界、遠退いていく意識。
「痛いよ…怖いよ…助けて…ガゼット…」
アリスは死を予感し、その恐怖に脅えたまま気を失った。
で、戦いが終わった後のコロシアム、観客席から彼は飛んで来た。
最強の戦士、エリック卿その人である。
クラークの髪を鷲掴みにし、ズルズルと引き摺りながら一人で喋っている。
「ああ……阿呆のクラーク!ハメ技食らうとか、だからお前は半裸なんだよ。
命を取らなかったあのゴスロリガールに感謝しなさい!明日はハードに訓練することだ。
おっと、そうだゴスロリガールだ」
エリック卿が腕を振ると、無数の光る羽がアリスの体を包み込む。
羽に纏われたアリスはそのまま宙に浮いて移動し、ゆっくりとリペアボックスの中に着地した。
「いやーしかし私のサディスティックな一面が掻き立てられるほどいい泣きっぷりだった
いえ違います。僕はゴスロリとかが好きなわけじゃありません。何となくいいからです」
ブツブツと呟きながら、エリック卿はクラークを引き摺ってコロシアムを去った。
ここはリペアボックスの中。
どんな仕掛けかは解らないが、如何なる傷をも全治させる恐るべき科学力の結晶である。
『やれやれ…アリス、そんな所で寝てると風邪をひくぜ』
黒い鍔広の三角帽に、黒いコートを着せられた白い肌の人形がアリスの胸元で何かを言っている。
「ん…ま、マリス?ここは?」
『リペアボックス、まあ、このコロシアムの救護係といった所だな』
「まあ、腕が…治ってますわ!」
『あのマッチョとその仲間のオッサンに感謝するんだな。お前をここに運んでくれたんだぜ?』
「…そう…ですの?…今度もしお会いできたなら、お礼をしなくては…」
『いんや、その必要は無いさ』
「?」
良く解らないアリスだったが、深くは聞かずに起き上がると、リペアボックスから出て、
コロシアムの出口へと歩きだした。その後ろ姿はどうみてもただのメイドであった。
ん?どっちが勝ったのかこれじゃ判らんぎゃー
197 :
名無しになりきれ:2005/10/31(月) 12:48:10
エリックだろ
198 :
名無しになりきれ:2005/10/31(月) 13:00:42
勝ちが決まっていても敢えて相討ちにするケースは珍しくない
>197
漁夫の利か
199 :
名無しになりきれ:2005/11/01(火) 13:21:57
次回はいつ?
今夜にでもやろっか?
流石に平日のこの時間に食らいつく奴いないか…
OK、また出直すさ。
そうだな…今度は三日の2時ぐらいに現れるよ。
昼のエンカウントは難しいかもだけど、僕もなにかと忙しい身でね…
んじゃまた次の機会まで、シユアゲン♪…ははっ♪
202 :
名無しになりきれ:2005/11/02(水) 01:24:26
金曜にでも
203 :
名無しになりきれ:2005/11/02(水) 01:32:25
明後日らしいぞ
おっしゃ、誰か戦んねぇ?居ればの話だけどさ
居たりするが・・・
悪い、ちょい目離してたわ。
まだ居るかい?
すれ違う二人
セツナス…(´・ω・`)
お相手頂戴仕る。
誰か居るかな?
210 :
名無しになりきれ:2005/11/06(日) 22:37:20
いるよ
211 :
名無しになりきれ:2005/11/08(火) 23:51:30
廃れたな
212 :
名無しになりきれ:2005/11/18(金) 20:03:40
age
本業の方が忙しいンだろ。
保守
215 :
名無しになりきれ:2005/12/19(月) 23:58:55
age
人が去った会場か…フッ静かな物だな。
しかし、太陽と言う場が沈んだ今私がココに来るのもある意味必然であろう
よって、この私がこのインディーマット界に参戦だ!!
名前: 鋼鉄プロレスラー、グッドリー
活動スレ:今現在はフリー参戦
武器: 鍛え上げられた己の肉体+凶器
基本戦法:巨漢と鋼鉄の体を利用してのヒールプロレス殺法
必殺技:2dムーンサルトプレス、SSD改
得意な地形:基本的に平地(コロシアムやリング)
苦手な地形:高低差や足場が悪い場所(岩場や海)
得意な相手のタイプ:体の小さい相手や物理攻撃系で攻撃してくる相手
苦手な相手のタイプ:素早い相手や魔法や非物理攻撃系を得意とする相手
備考:違う団体から移籍してきた体が鋼鉄の巨漢プロレスラー
体長は2mを越え種族としてはゴーレムに近い存在である。
その体の特徴を生かしたムーンサルトプレスやスリーパー攻撃はまさに脅威
また勝つ為には女マネージャーのイグニーを利用した攻撃や凶器攻撃も使う極悪プロレスラーでもある。
私も参加希望ってことで。
名前: スペード
活動スレ:有り
武器: ナイフ(炭素鋼)が主流だが、周囲にある物は何でも使う。
基本戦法: 刃物で相手の急所を狙う、直線的な攻撃、他、心理戦。
必殺技: 真空刃(高速でナイフを振るう事により発生する真空での攻撃)
得意な地形: 障害物の多い場所。建物の中とか林とか。天候が悪ければさらに良し。
苦手な地形: 開けた場所。爬虫類、特にヘビが出てきそうな場所もダメ。
得意な相手のタイプ: 鈍感な相手、挑発に乗りやすい相手。
苦手な相手のタイプ: 冷静な奴。物理攻撃が効かない奴。
備考:年齢は17才。一見普通の高校生だが、実はある組織に属する暗殺者。
「スペード」はコードネーム。動態視力、反射速度が異常に速く、
初速の遅い拳銃の弾道くらいなら見切ることが出来る。
制服の下にライフル弾も通さないコンニャク繊維性防弾スーツを着用するが、
何分薄手な為、衝撃吸収能力は無いに等しい。
フフン、段々盛り上がり、見せてるね。
こうなりゃ僕もお相伴に預からなきゃ。
さてさて、テンプレ、こっちには書いてなかったね、晒しておくよ。
名前:本名・白 雷傑(パイ レイチェ)
通り名・ブラン
武器:五輪星(硬質ゴム以上の強い弾力を持った素材で作られた一種のスーパーボール。
跳弾を使うため、硬い岩や鉄を打ち抜くほどの強さはないが、生身で受けとめれば骨折程度の怪我は必至.
直径約五センチ。)
基本戦法:五輪弾による中、近距離戦が主。
必殺技:五輪殺法壱式〜五式・禁式・零式
得意な地形:障害物の多い場所(岩場、ビル街の路地裏、廃工場等)
苦手な地形:砂浜(五輪弾が跳ねない)
得意な相手のタイプ:力押しの得意な相手
苦手な相手のタイプ:見切りの巧い相手
備考:ダボダボのパンツに大きめのパーカー、キャップを目深に被った、全身黒ずくめ。反するかのように、短く刈り込んだ頭髪だけが老爺のように白い。
中国の暗器使いにヒントを得、約百個にも上る五輪星を隠しておくための格好でもある。
天涯孤独と称しているが、本来ならば大物華僑の御曹司であったところを、自らこれを固辞。以来勘当同然の身になり、とある暗黒街を遊び場にしていた悪餓鬼を纏め上げ、若干16歳でボスとして君臨している。
ちょと紹介文変わりすぎだね;ごめんねorz
「へぇ〜こんなスレにもバトル奴がまだいたんかい
よーしオマエら俺っちも混ぜやがれぃ!天下の火の玉バイカーBB様のお通りだぃ!」
名前:バーニングバイカー (火の玉バイカー、BB)
活動スレ:今は無い
武器:体から発する炎
基本戦法:炎を身に纏い相手を燃やす。または喧嘩仕込みの格闘術
必殺技:バーニングバイク(炎でバイクを作り出し相手に襲い掛かる、その後バイクは大爆発)
火の玉ショット(腕から炎の玉を出す)
火の玉ロックンロール(自分を中心に数秒間炎の竜巻を発生させる)
得意な地形:バイクが走れる場所(道路、平らな平地)
苦手な地形:水辺 (炎が消えてしまうから)
得意な相手のタイプ:動きが鈍い奴
苦手な相手のタイプ:炎が利かない奴
備考:普段はバンダナとサングラスで顔を隠し髑髏をあしらったバイカージャケットに黒いレザーパンツを着ているが
いざ戦闘になると肌の部分が炎に変わりジャケットとレザーパンツを着たファイヤーマンに変身する
ハーレーの様な大型バイクが好きで暇さえあれば弄っているほどのバイク好きである
こう見えても子供好きで正義感が強い良い奴だったりする。
ドッドッドッドッ!と言うバイクの爆音を響かせてバイカーがコロシアムに現れる
その目には熱意や快楽が宿っていた。
バイカーはコロシアムの中央に来るとバイクを降りて相手を待つ。
…その瞬間バイカーの体が炎に包まれ熱が会場を支配する。燃えながらもバイカーは小さく呟く
「へっ!久々だぜぃこの力を使うのはよぉ・・それに相応しい相手だと期待してるぜ筋肉野郎!」
ズンッと身構える。
突如コロシアム全体に大轟音が響き渡る
そして続いて流れてきたのは重低音の音楽
そのリズムに乗ってコロシアム入り口に鋼鉄のプロレスラーが姿を現した。
銀色のメタリックな巨体に黒いガウン、サングラス横には女子マネージャーのイグニーを侍らせている。
そしてコロシアム中央に居るバイカーの目の前に立つとガウンとサングラスを脱ぎ捨てる。
ガウンの下は黒いショートタイツとブーツと言う出で立ち
炎と熱が支配する会場に響く重低音がフッと止まる
そしてイグニーがマイクをグッドリーに差し出す。
「フハハ…私にとってもこのコロシアムにとっても久々の試合のようだな。
だが私も久々故体が鈍っているのだよ…せめて手加減は心がけたまえ
しかしその心配はいらんようだ、君のその炎で私の鋼鉄の体を傷つけるのは到底不可能だからな!
ククッせめて私の錆(ブランク)を取るための油(かませ犬)程度にはなってもらおうかね?
さあ試合開始だ火の玉小僧!!」
それと同時に、廃れたコロシアムに鋼鉄vs炎の試合を告げるゴングがカーッンと響き渡る。
>突如コロシアム全体に大轟音が響き渡る
>そして続いて流れてきたのは重低音の音楽
>そのリズムに乗ってコロシアム入り口に鋼鉄のプロレスラーが姿を現した。
>銀色のメタリックな巨体に黒いガウン、サングラス横には女子マネージャーのイグニーを侍らせている。
>そしてコロシアム中央に居るバイカーの目の前に立つとガウンとサングラスを脱ぎ捨てる。
>ガウンの下は黒いショートタイツとブーツと言う出で立ち
ヒュウっと口笛を吹きながら入場を見守る。
「ヒュウッ…流石プロレスラーだねぃ登場だけはド派手だねぇ・・
俺っちにも、ああ言う美人マネさんみてぇな嫁が欲しいぜぃ。」
そして入場が終わると二人が対峙する。
>君のその炎で私の鋼鉄の体を傷つけるのは到底不可能だからな!
そのような相手のマイクパフォーマンスを聞きながらゆっくりと、しかしハッキリと相手に聞こえるように言い放った
「へ〜さすが豪語するだけの自身はあるようだねぇぃ・・でも自信過剰はちょっとカッコワルイぜ?」
相手の目の前にボゥッと炎を出す。
「俺っちの炎を舐め切ってると【ヤケド】じゃすまねぇぜ!」
そしてゴングが響き渡ると同時に、
炎を宿した拳で鋼鉄プロレスラーの顎を狙うアッパーを放つ。
当然小手調べでも何でもなくフルパワーで一撃で葬るつもりらしい
>へ〜さすが豪語するだけの自身はあるようだねぇぃ
「フンッ当然だな!私にはその実績があるのだ、無名で無力な君とは違ってね?
この刃すら通さん鋼鉄のボディ!そして何者も凌駕する圧倒的なパワーと技術!
だが何よりも大事なのは…」
そこまで言いかけると…
>でも自信過剰はちょっとカッコワルイぜ?」
>相手の目の前にボゥッと炎を出す。
「…どうやら偉大なる先輩の言葉に耳を貸すつもりは皆無のようだね。
フフッだが私はそう言う、真直ぐで正直な心を持った奴は嫌いじゃない…
それにだな…ハッ!?」
瞬間バイカーのアッパーがブゥンと言う風を切る音とともに放たれる。
ゴ キ ィ ン ! !
会場に響く高い金属音
防御も何も準備してなかった為アッパーはプロレスラーの顎にクリーンヒットした
堪え切れず後ろに卒倒する
「ウ…ウゴォア!!私の顎…顎ガァ!!。」
顔を抑え苦しそうに呻くとその場にのた打ち回る。
> ゴ キ ィ ン ! !
>会場に響く高い金属音
「イテェェ!!!糞っ馬っ鹿見てぇな硬さだぜぃ…拳を傷めちまったかぁ?」
相手の固さに感心しつつも相手を見据えて
「だがよぅ、こんな俺っちの拳なんかでダウンしてていいのかぃチャンピオン?
刃すら通さねぇムテキの肉体なんだろぅ?
オレッチのたかが喧嘩仕込みただのアッパー一発で随分と脆いじゃねぇかぃ?」
会場はこの男の炎によりとても熱くなってる筈なのに
その言葉を言った瞬間に会場を支配する熱が一気に下がる。
それ程までに一言一言が冷たく、冷酷であったのだ。
バイカーはツカツカと地面にもがきのた打ち回るレスラーの目の前に来ると、
腕を前に出し力をため始めた。
「どうやら錆【ブランク】落としの油【かませ犬】はアンタだったようだねぇ・・」
その言い放った瞬間前腕が巨大な火の玉に変貌した!
「知ってるかぃ?油ってスッゲーよく【燃える】んだよぅ?
アンタはどれ程アツく燃えてくれるんだぃ!!!
ドゥン!!と大きな音を立てて巨大な火球が至近距離で発射された。
>会場はこの男の炎によりとても熱くなってる筈なのに
>その言葉を言った瞬間に会場を支配する熱が一気に下がる。
>それ程までに一言一言が冷たく、冷酷であったのだ。
しばらくの間のた打ち回っていたが、バイカーの一言一言で我に戻るが
既にバイカーは目の前に立っていた
ダウンしたまま顔に手をあてバイカーを見上げる。
その顔は傷は手で隠れ見えない物の、表情は今にも泣きそうになっていた。
「ハァハァ…、ちょ!ちょっと…待とうではないか?
きっ君がとても強いことは、よく解った!!よく解ったから…ウッ!ググ。」
相当に利いたらしく再び顎に手を当てて痛みを何とか堪えている。
「だ、だからもういいだろう?このまま引き分けにしようではないか!
私も君には多少言い過ぎた!そこは謝罪しようではないか!」
泣きながら命乞いを始めるが、しかし表情には微かに笑みが浮かんでいた。
気が狂ったのか?…それとも…
>腕を前に出し力をため始めた。
「なっ…!何を始めようと言うのかね?」
>「どうやら錆【ブランク】落としの油【かませ犬】はアンタだったようだねぇ・・」
>その言い放った瞬間前腕が巨大な火の玉に変貌した!
>「知ってるかぃ?油ってスッゲーよく【燃える】んだよぅ?
> アンタはどれ程アツく燃えてくれるんだぃ!!!
相手がそう言いかけた瞬間だった。鋼鉄プロレスラーの口元がニヤリと吊り上る。
「フフッ…だから好きなのだ、こう言う馬鹿正直な人はね…」
ドゴゥン!!っとその顔面に火の玉が命中し爆発を起こすが、
その表情は嫌な笑みのままであった。
「何故かって? 答えは簡単!【騙しやすい】 からだ!!」
煙が渦巻く空間の中でレスラーの大声が響き渡る。
鋼鉄プロレスラーの豪腕がアッパー気味に放たれた。
目標はバイカーの…いや男全体の急所めがけて。
恐らくこの一撃は派生技だろう、命中したのならば得意技の全体重をかけた※パワースラムが
バイカーの体に襲い掛かる事は間違いは無いであろう。
※パワースラムとは?
一般的なプロレス技のひとつ。
相手の又と片をとり、抱え込み、
そのまま身体を回転させて、地面に叩きつけ、押さえ込む技。
しかし鋼鉄プロレスラーのそれは2tの体重が体に叩き付けられるのと同意語である。
>その顔は傷は手で隠れ見えない物の、表情は今にも泣きそうになっていた。
>私も君には多少言い過ぎた!そこは謝罪しようではないか
ふぅっと溜息をつくとレスラーを見下すように言い放つ。
その言葉には怒りが篭っていたが、
「アンタ、ホントに馬鹿だ・・戦いの場で命乞いなんてアンタホントに戦士か?
馬鹿げてるぜぃ!!そんな誇りの無い卑怯者は・・恥じたまま燃えろぉ!!」
放たれた火球はレスラーの顔面に直撃し大爆発を起こした
本来ならば相手の顔面も吹き飛んでジ・エンドの筈なのだが、
しかし、レスラーは倒れるどころか笑みを浮かべ言い放った
>「フフッ…だから好きなのだ、こう言う馬鹿正直な人はね…」
>「何故かって? 答えは簡単!【騙しやすい】 からだ!!」
「クソゥ!!コイツ今までの全部演技かぁ!?」
バイカーの顔に焦りが浮かび始め、急いで後ろに飛び退こうとするが、
時既に遅くゴスッ!と金属音とは違う鈍い音が響いた。
「クッ!・・うっううう!!・・ローブローかよ・・・」
もろに下腹部に豪腕が直撃したバイカーの目の前がぼやけ始める。
だが一瞬だった、次の瞬間くるりと世界が回った。
いや回されたのだ。そう思った瞬間に聞こえたのはズゴォンと言う衝撃音
「ぐぅあああああ!!!あっ・・あっああぁ!?」
叩きつけられた衝撃で肩の骨が砕け散った。
しかし、そこで死ねなかったのはバイカーにとって運が悪すぎた。
続いて襲い掛かってきたのはプロレスラーの2トンの重圧
「あっあっ!!・・がはぁ」
言葉にならぬ悲鳴を上げて今度はバイカーが大男の下でもがいた・・
必死でもがいたが、どうする事も出来ない。
(ああ・・クソゥ俺っちが・・?【死ぬ?】馬鹿ありえねぇ!!
クソゥ!死にたくねぇよぅ!!助けてくれ、誰か助けて!)
ビシッ!・・ビシビシッ全身の骨が悲鳴をあげたが。
しかしやがて・・バキッ、グシャンと言う2つの音と共にバイカーの体は潰れた。
【バーニングバイカー:状態 死亡 死因圧殺】
グシャン!
レスラーの体の下で炎よりは温い液体とぶよぶよした物が飛び散る
その音を聞いたレスラーはムクリと立ち上がると汚れた体をパンパンっと叩き
それを合図にイグニーが素早く駆け寄りグッドリーの血で汚れた胸板や腹筋をタオルで拭きながら嬉しそうに問いかけた。
イグニー「今日も素晴らしい完全勝利でしたわ!グッドリーさん。ブランクなどまったく感じません事よ。
終わりを告げるゴングは…いらないみたいですわね。」
バーニングバイカーの亡骸に一瞥くれると再びグッドリーの体を拭き始めガウンを着せる。
「フフッ…ほら見たまえ、人の忠告は最後まで聞かないからこの様な醜態を晒すのだ。」
イ「忠告とは…なんですの?」
「ふふん、そうだねぇ…私はこう言った筈だよ。」
>この刃すら通さん鋼鉄のボディ!そして何者も凌駕する圧倒的なパワーと技術!
とバーニングバイカーとの戦闘中に言った台詞を並べ始めた。
「だが何よりも大事なのは…と言いかけて彼は私に拳を振り上げたのだ。」
イ「そうでしたわね、で?【何より大事なのは】一体何のことですの?」
その問いにグッドリーはフフフッと笑い頭を指差す。
「ここだよ、ここ。何よりも大事のは全てを騙し通す知能だ!
戦いの中だけではない世の中など全て【騙し合い】で成り立っているのだよイグニー
彼はそれを理解するには余りにも若すぎたのだよ。」
イ「……さすがですわ。グッドリーさん。それでこそワタシが惚れ込んだヒト…
さ、今日はもう遅いですし戻りましょう?マッサージをやりますわ。」
「フフッ、それもそうだな。……だがその前にやる事がひとつ。」
バーニングバイカーの亡骸に近寄りグシャグシャに潰れたそれを持つと、彼が乗ってきたバイクに乗せ、ガウンのポケットから札束を何束か取り出すと亡骸の上にそっと置く
札束は見る見るうちに血に染まり終には解らなくなった。
「これはファイトマネーだ、受け取りたまえよ。…ただし使えたらの話だがな!!ハッハッハハ!!」
そう豪快に笑うとイグニーと共にコロシアムを後にする
コロシアムには札束と死体が置かれたバイクだけが取り残された。それを見た観衆はいなかった
Fin
太陽がてかてかと輝く海岸。そこにて対決するであろう二人が睨み合う。
普通ならば釣り、ビーチバレーなどが似合いそうな場所だが、おそらくもっと大規模な戦いになるだろう。
「炎使いになら何度か会ったことがあるが…今回はどうだろうな」
そう言って砂浜に手をつけると、スケルトンの分身が4体ほど出現。
2人が剣、弓を装備した状態でエリックに襲いかかった!
「周りに貝や魚の死骸があると、自分の骨を使わなくてもいいから楽だぜ!」
スケルトンが成分分解能力を使うと周りにある貝殻等が光になり、その光はスケルトンの体内に入った。
すると骨で出来た剣が二本スケルトンの手元に現れ、スケルトンはがっちりそれを掴む。
「先手必勝だ!一気に決める!」
分身の影に隠れ、エリックに斬りかかった!
「暑いのはいいとして、近くに水があるじゃねーか!ボスもやってくれるぜ」
とかなんとか言いながら現れたのは赤い胴衣を着た青年。彼がアーヴィン←ここがポイント! だ。
その派手な髪型から、浜辺にいるとサーファーに見えなくも無い。
>そう言って砂浜に手をつけると、スケルトンの分身が4体ほど出現。
「こんなの、炎を使うまでも無い!」
そう言うと一番手近な分身に斬りつけ、一撃で頭を粉砕した。
飛んでくる矢を物ともせず、さらに順に分身を攻撃して行く。
>「先手必勝だ!一気に決める!」
>分身の影に隠れ、エリックに斬りかかった!
最後の分身を倒すと同時に、本物の斬撃が飛んできた。
「な、何ぃっ!!」
油断していたアーヴィンは、斬撃を避けきれずに胸に深手を負ってしまう。
しかし、狼狽している様子は無い。むしろ、傷をつけられたことが嬉しかったかのように不適に笑っている。
「やってくれるな……だが、こっちの方がおもしれえ!」
手に持った剣を振り上げると、爆発音と共に刀身が燃え始めた。
すぐに炎は縮まり、剣全体を纏う紅蓮の光と化す。
「食らえ、練火の剣!」
そのまま射程内にいるスケルトンの頭目掛けて、剣を振り下ろした。
>「やってくれるな……だが、こっちの方がおもしれえ!」
>手に持った剣を振り上げると、爆発音と共に刀身が燃え始めた。
>すぐに炎は縮まり、剣全体を纏う紅蓮の光と化す。
「うわっ!?」
爆音による震動で足下がふらつく。すぐに体勢を立て直したが、遅かった。
>「食らえ、練火の剣!」
>そのまま射程内にいるスケルトンの頭目掛けて、剣を振り下ろした。
「だあああああああっ!!?」
少々情けない声で叫ぶと、横に転がり剣を紙一重で避けた。
左手が少し斬れたが、一旦バック転で距離を取ると成分分解で左手を治した。
「…一歩間違えれば帝王切開物だったぜ…これはお返しだ!!」
右手に魔力を集中させ、成分分解能力を使うと
今度はアーヴィンの剣に宿っていた炎が消え、スケルトンの手の平に集う!
「くらえええ!!」
デカい火玉がアーヴィンに向かったかとと思いきや、
アーヴィンよりすこし手前の地面に落ち、爆風によりアーヴィンの前に砂嵐が襲いかかった!
「あんたにゃ火は効かないと思ってな…これで終わりだ!!」
弓を構え、アーヴィンのいた位置に氷魔法のかかった矢を放った!
>デカい火玉がアーヴィンに向かったかとと思いきや、
>アーヴィンよりすこし手前の地面に落ち、爆風によりアーヴィンの前に砂嵐が襲いかかった!
「俺の放った炎だぜ? 俺に効くわけが…ってだあああああ!!」
隙を突かれたアーヴィンは砂嵐をモロに食らい、視界を奪われてしまう。
怯んで構えも解かれているため、完全に無防備な状態だ。
ついでに胸の傷に塩を擦り込まれているようで痛い。
「いでででで、ぺっ!ぺっ!畜生、卑怯者め!」
>弓を構え、アーヴィンのいた位置に氷魔法のかかった矢を放った!
それとほぼ同時に砂煙の中から彼が飛び出した。
その体は炎に包まれており、全身が赤い甲冑とそれを取り巻く炎で覆われている。
矢は喉に突き刺さっていたが、込められた氷の魔法は相殺され、矢自体も溶解し始めている。
「よくも……やってくれたなああぁぁぁ!! 焼け死ねぇ!!」
彼の怒りによって勢いを増した炎は、再び剣を纏う。
その勢いは、何かに触れた瞬間にそれを爆発的に燃焼させるほどに高まっている。
スケルトンに一気に突進し、大きく振りかぶって上から斬撃を加えた。
>それとほぼ同時に砂煙の中から彼が飛び出した。
>その体は炎に包まれており、全身が赤い甲冑とそれを取り巻く炎で覆われている。
>矢は喉に突き刺さっていたが、込められた氷の魔法は相殺され、矢自体も溶解し始めている
「…!?な、なんだありゃあ!!?」
予想もしない絶対防御にプレッシャーがかかる。
攻撃した時は矢が命中した音がしたので、勝利を確信していた故だった。
>「よくも……やってくれたなああぁぁぁ!! 焼け死ねぇ!!」
>彼の怒りによって勢いを増した炎は、再び剣を纏う。
「くっ…こうなれば最終手段!硬度変k」
としゃべりかけあたりまでは自分の手に魔力を集中出来ていたのだが、
プスッ…
「…あれ?」
虚しく手のひらから煙が出ただけだった。魔力を切らしてしまったらしい
>その勢いは、何かに触れた瞬間にそれを爆発的に燃焼させるほどに高まっている。
>スケルトンに一気に突進し、大きく振りかぶって上から斬撃を加えた。
「モルスァ」
魔力の集中で時間を食ってしまい避ける間も無く、
最期まで台詞を言うことが出来ぬまま物の見事に真っ二つにされた上、燃え尽きて灰になった…
(戦闘不能)
で、戦いが終わった後の浜辺、海の上を走って彼はやって来た。
最強の戦士、エリック卿その人である。
勝ったはいいが気絶していたアーヴィンの背中を掴んで引き摺っている。
「アーヴィン!勝ったようだなよかったよかった。もうホントギリギリだったな。
攻撃を一発も避けなかったのがお前らしくてよろしい。
だが俺がテンプレに鎧を纏っているって書いたのに胴衣を着ていくとかふざけてるの。
まあいいやどっちでも……骨の人は自分で何とかするだろう。多分。
帰って赤いきつねでも食うかな……」
すまぬ!願書はこちらに申請するものであったか。
では改めて宜しく頼む。
霰「相変わらず緊張感があんのかねぇのかわかんねぃヤツだなぁオメェさんはよ」
名前:十文字茜(=超鉄騎・霰/あられ)
活動スレ:なし
武器:超鉄騎装備時は全身これ武器と化す。全容は未知数。
基本戦法:近接戦闘及び超鉄騎各種装備による攻撃。これもまた未知数。
必殺技:旧○○国軍専修武術・正調十文字流古式奥義各種
得意な地形:前地形対応型
苦手な地形:なし
得意な相手のタイプ:
肉弾戦主体の相手
苦手な相手のタイプ:
装甲内部に直接ダメージを与える攻撃法を持っている相手
(精神攻撃系など)
備考:悪鬼と呼ばれた非道の軍人、十文字甲斐蔵を祖父に持つ十八歳。
旧○○国軍の汎用装着型機動戦甲・超鉄騎・霰の意思に選ばれた「英雄」。
古風だが真っ直ぐな性根の持ち主であり、まさに現代の武人。
決して揺るがない強い意志と、十文字流の修行に鍛えられた強靱な肉体を持つ。
◎「霰」…超鉄騎・霰に宿る旧○○軍兵士の英霊。
徴兵される前はスガモ・シティに三代続いた大工の長男だったらしく、ご当地のなまりや気性がかなりキッツイ。茜の心に感化される前は、軍の実験で命を落としたことで、人間を相当恨んでいた。
>232
茜:霰、何か焦げ臭くないか…?
霰:(学生鞄型の収納行李の中から)
「どっこに目ぇつけてやんでぃ、あすこに燃えがらがあんじゃねぃか………?
灰か、こりゃ…む、くさっ!お骨だぜ、こりゃ」
茜:…戦いに負けた者の残骸か…。
霰:「あー、そうらしいな。ったく、非道ぇことしやがる」
茜:…弔おう。
霰:「あ?見ず知らずの馬の骨(人の骨?ただの骨?)だろうが?…あ、それはちょいとまず
茜:(どこからともなく出した御神酒を口に含み)
プゥッ!!…迷わず成仏されい!(手を合わせ天を仰ぐ)
霰「わ、バカヤロ!どっか飛んでっちまったじゃねぃかスットコドッコイ!
生体反応あったのに!!」
茜:…な…。早く言わぬか!
霰「あーもう何とかしようと思ったってぇのに…逃げろもうこうなったら!」
茜:そのような真似が…
あ、馬鹿、止せ!
霰「可変開始…鉄騎馬形容可変完了!さ、逃げんぞ!」
(わめいている茜を無理矢理騎乗させ連れ去る)
『バォォォォオオオオオオオオン…!』
銀色のビッグスクーターに近い形状のバイクが猛スピードでコロシアム内に躍り出た。
フロントのガラス部分がすっぽりとライダーを覆っている。
恐らく生身状態の主人を敵の攻撃から護るためのものであろう。
茜「時間がない…霰!」
霰「応!このまンまいくぜぇ!ッ」
バイクはさらに爆音を上げ加速し、その場でウィリー、天高くジャンプする!
茜・霰「「纏騎迎撃・急々如律令ッ!!」」
良く通る二人の声が空中で重なり、閃光に包まれる。
舞い降りたのは、全身を銀の鎧で覆い、長い白のマフラーをなびかせた戦士。
まるでテレビから抜け出して来たヒーローそのままの出で立ちへと姿を変えた茜本人であった。
関節部と思われる箇所から放熱のためか、蒸気が噴き出している。
茜・霰
「正 義
!!!
参 上」
打ち抜く右拳を腰に携え、左掌を前に翳し、高らかに名乗りを上げる。
茜「…さ、さて…では今回のルールを説明しようか」
霰「てンめェ!まぁーだ照れがありやがんな?!」
茜「ちょっと黙ってろ!
いいか、場所はこのコロシアムだ。
ターンは三!そちらの先行でいい!
二巡目後攻、つまり我々の書き込み秒数、下一桁の数字が奇数であれば我々の勝利、
偶数であればそちらの勝ちとする…
では……………参るッ」
【バラララララララララ…】奇妙な羽音がコロシアムに響き
そして、その大きな羽音はコロシアム上空まで来ると不意に止まる。
その直後である、コロシアム上空からプロペラを装着した巨大な竜が落下してきた。
龍は【ドシャァァァン】と言う音を立ててコロシアムに着地、竜の足場は砕け一段階低くなり
落下の振動でコロシアムが大きく揺れ体からはボロボロと装甲の破片が落ちた。
「グゥゥゥァ…グルル、標的確認……殲滅開始…」
【ズゥゥゥゴォォォン】
竜が十文字を見据え低く唸ると同時に砲撃音が轟く。
背中の両肩付近に装着したキャノン砲で十文字を砲撃したのだ
巨大な砲弾2発が十文字に向かい真直ぐに伸びてくる。
>奇妙な羽音が
ふと、ヘリコプターのような音に頭上を仰ぎ見ると、その姿が作り出した影は、コロシアム全体を夜のように覆う。
霰「ででででっっけぇなオイ!
…難儀しそうだ、こりゃ」
茜「何を言うか…
相手にとって不足無し。問題ない!」
>龍は【ドシャァァァン】と言う音を立ててコロシアムに着地、竜の足場は砕け一段階低くなり
落下の振動でコロシアムが大きく揺れ体からはボロボロと装甲の破片が落ちた。
茜、霰「「!!」」
地面に大きくクレーターを作る程の龍の落下!
足場を崩されまいと腰と膝を軽く落とした構えで、大地を踏みしめるも、立っているのがやっとの状態である。
>背中の両肩付近に装着したキャノン砲で十文字を砲撃したのだ
巨大な砲弾2発が十文字に向かい真直ぐに伸びてくる。
一挙手一投足が行われる度、地面に大きな揺れが生じる。攻撃だけでも不利だというのに!
しかし、そんな素振りは顔には表さず、二発の砲弾に向けて両手の平を差し向ける。
茜「超鉄騎防衛武具・撃震放!!」
手の平に備え付けられた化学兵器放出口から超強力低周波を放つ!
数メートル手前までその勢いを保っていた二発の巨大な凶器は、分子レヴェルにまで分解され、砂塵と化した。強烈な砂嵐が巻き起こるが、当然茜にはダメージは無い。
砂嵐の中心から、龍に向かって大きく飛ぶ。
ゆうに十メートルは軽く飛翔し、一直線に龍へと向かう!!
茜「覇ァッ!!」
鋭く重い蹴りが、無防備な龍の首へとたたきつけられる!
「地震為標的、攻撃、守備、回避、困難。我優勢…標的行動推測…」
キャノン砲を打ち込み自らにアドバンテージがあることを誰に言うまでも無く
龍は刻々と報告する。まるで相手の全てを力量を把握したかのような機械的な言葉だった。
しかし、それ以上の言葉は続かなかった。
>二発の砲弾に向けて両手の平を差し向ける。
十文字の行動は竜にはよく解らなかったのだ。
「標的行動、理解不能、我砲弾、完全防御不可…。我推測…標的無謀行動。」
慌てる仕草は見せなかったが、再び機械的に推測を言い直す。
次の瞬間
>茜「超鉄騎防衛武具・撃震放!!」
>手の平に備え付けられた化学兵器放出口から超強力低周波を放つ!
>二発の巨大な凶器は、分子レヴェルにまで分解され、砂塵と化した
砂塵が風に乗り龍にも降りかかり、頭のパーツに大量に付着する
その瞬間竜の視界は真っ暗になった。頭部のレーダーに砂が付着し十文字を確認できなくなったのだ。
「理解不能!!!警戒、標的未知数!…ガガガガ…
探知機、砂付着!目標見失!!回避回避…!!」
狂ったように告げる声、と巨体。
そしてマニュアル通り砂を捕ろうと首を振り上げた瞬間。
>鋭く重い蹴りが、無防備な龍の首へとたたきつけられる!
バキッ!!!という鈍い音を立てて竜の首の装甲の一部が砕け散った。
その装甲の下にあったもの、色取り取りのコードの中に見える錬金獣の赤黒い肌
その部分に十文字の蹴りが突き刺さる。
「・・・・・・・・・・」
一瞬だけ途切れる龍の言葉。しかし一瞬だけだった
「標的損傷率零。・・・・・・・・我理解、標的、砲撃、中和。
標的攻撃…首装甲損傷率20%…
・・・・武装警戒度上昇、使用武器制限解除…」
再び告げられる機械的な声、
その声と連動するかのように竜の体中に備え付けられた機械がガチャンガチャンと動き出した。
背中にあったプロペラは役目を終えたようにガチャとどこかへ飛んで行き
その下から何十門にも上る砲台やミサイルランチャー、パナポラ式のレーダーが姿を見せた
「使用武器制限解除完了…我最大、力持・・・・
標的………殲滅開始。 」
背中に装備された大量のミサイルポッドから、凄まじい音を立て狂ったように誘導ミサイルが発射された。
まるで花火のように舞うミサイル。それらは一定の高さに達すると四方八方から十文字に襲い掛かった!!
それと同時に背中のアンテナから磁気を乱すように低周波が放たれる。
バリアを打ち消すためか…それとも別の布石か…
>バキッ!!!という鈍い音を立てて竜の首の装甲の一部が砕け散った。
その装甲の下にあったもの、色取り取りのコードの中に見える錬金獣の赤黒い肌
その部分に十文字の蹴りが突き刺さる。
霰「やるじゃねぇかよ。関節の多い首を狙うたぁよ…体や足を狙いやがったら叱り飛ばしてやろうと思ってたのによ」
見直したように霰が茜に話しかけるが、追撃を警戒する茜の耳には入らない。
地表に降り立ち、構えを正す。
やや視界は晴れた。防備を犠牲にして上空に上がったのも、砂嵐を回避するためである。
>何十門にも上る砲台やミサイルランチャー、パナポラ式のレーダーが姿を見せた
「使用武器制限解除完了…我最大、力持・・・・
標的………殲滅開始。 」
霰「っ化け物…!本腰上げやがったぞ」
茜「霰!アレをやるぞ」
霰「それしかねェようだな…良し!」
何を思ったか、武装を全開にした龍を目の前にし、ガードを下げて完全な無防備状態に入った!
>凄まじい音を立て狂ったように誘導ミサイルが発射された。
まるで花火のように舞うミサイル。それらは一定の高さに達すると四方八方から十文字に襲い掛かった!!
霰「ヘッ、おあつらえ向きよ!こっちを追尾するタイプらしいぜ?」
茜「瞬脱変形!鉄騎馬召還!急々如律令!」
ミサイルの雨あられが標的に肉薄するタイミングを計り、紙一重の差でバイク形態へと装甲を変形させ、フルスロットルで横合いに逃げ、ミサイル同士の相殺を狙う茜。
だが、これは諸刃の賭であった。
装甲部分を形成している超鉄騎・霰はバイク形態へと変形が可能だが、薄いコックピット装甲の下のライダーはその間、無防備な生身の人間へと戻ってしまう。
『バグオォォン!!!』
爆風までは避けられず、コロシアムの壁までバイク毎吹き飛んだ茜は、コックピット内でしたたかに衝撃を受ける!
茜「……………っく…」
霰「自動運転式変換!茜、大丈夫か?!」
茜「…アバラをやられた…だが…問題ない…あと一撃程度ならな…。」
霰「よし…わかった。あと一撃だけだぜ。
全速だ…力入りづれぇだろうが、しっかり気を持てよ!」
茜「応ッ!!」
再びスロットルを握り直した茜は、それを全開まで一気に廻す!
『バオオオオオオオオオオオオオオッ』
答えるようにヘッドライトが煌々と輝き、コロシアムの壁に向かって走り出す!
霰「狭ェ場所だ、距離を稼ぐにゃコイツでいくしかねぇ…いくぜ!!」
何と、壁を伝って速度を上げていく!実に時速三百キロ程に達した時点で、鉄騎馬は壁から地面へと軌道を変え、一直線に龍へと向かっていく!
霰「戦甲瞬着・急々如律令!!
茜「変調十文字流新零式!!加速散華直蹴!!」
何と、加速走行しながら直前で変身を敢行!
最早音速までにも達した茜の跳び蹴りは、横真一文字に敵の体へと向かっていく!!
しかし、霰は直前で気づいた。
磁場がゆっくりと、しかし大きくうねらされている事に。
霰「茜ッ!まだ攻撃が来るぞ!!」
茜「……!!構うか…!もう止まれぬ!
私と奴、どちらが先かだ!!」
「殲滅、撃墜、滅殺、殲滅…破棄、破壊、壊滅…壊滅」
砂嵐の中で機械の音声は狂ったように叫び続ける。
心臓であるエンジン部からは轟音が悲鳴のように響いていた。
「我、【古の錬金獣】古民、我製造、古民、我、話
【我無敵、我使命、敵殲滅。】!我敗北不可能ッ!!」
ミサイルに逃げ相殺を狙う十文字をレーダーに見据え、
龍はパナポラ式のアンテナからより強く磁気を乱す低周波を正面に発生させた。
ドドドドドドドド!!エンジンがフル稼働され龍の口元を中心に体から蒸気が出始める。
「…低周波発生、確認磁場−極正面展開、・・・・現在放電充電中。」
その途中レーダーを見てある事に気付いた。
「標的、弾頭、回避中、……不可解何故回避可能?」
その直後である。
>『バグオォォン!!!』
>爆風までは避けられず、コロシアムの壁までバイク毎吹き飛んだ茜は、コックピット内でしたたかに衝撃を受ける!
コロシアムの壁まで吹き飛ばされる十文字。
相手にとってはこれは痛手であろう、機械の声は静かに呟いた
「敵損傷、確認、損傷率未知。標的攻撃続行不可…」
>再びスロットルを握り直した茜は、それを全開まで一気に廻す!
>『バオオオオオオオオオオオオオオッ』
突如相手のバイクが唸りを上げた
自分の巨大エンジンのドドドドドドッと言う轟音が小さく聞こえるほどに…
龍は我を疑った。
「何故!?…何故、再立、可能!?…不可解、我理解不可。」
その豪快な音は機械音声すらもかき消した。
>答えるようにヘッドライトが煌々と輝き、コロシアムの壁に向かって走り出す!
>何と、壁を伝って速度を上げていく!
その速度は龍に備え付けられたレーダーを狂わすのには十分だった
「早ッ!我探知機、無反応!?…故障!?…ガガガガッ…………・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
機械音は反応しなくなった・・・かわりにガチャと言う音と共に龍の顔を覆うパーツが外れた。
そのパーツの下からは長年隠され続けてきた龍の顔が姿を見せた
皮膚は赤く爛れ、何千本にも及ぶコードの類で覆われている、とても醜い顔だった。
ギョロリ突如として巨大な2つの眼が開かれる。
それはジッと会場を回り続ける十文字の姿を見据えた。
ドドドドドドド!!!と響き渡る己のエンジン音、
それは十文字を迎え撃つ準備が出来たことを暗示していた。
>霰「戦甲瞬着・急々如律令!!
>最早音速までにも達した茜の跳び蹴りは、横真一文字に敵の体へと向かっていく!!
その動きを2つの眼はしっかりと捉え体全体に指令を送る。
それが合図だったかのように磁気が一気に狂い、龍の体全体から強力な電撃が放電された。
空中を舞う砂嵐の中から砂鉄が十文字の体に集まり始めた
しかし、砂鉄は乱れた磁場のせいで宛ら弾丸の様な速さで十文字に襲い掛かる。
さらに電撃は磁場で浮いた砂鉄を伝い十文字の動きを封じ込めた。
そこに龍は、止めの一撃を放つ
「……終焉……汝 破 滅 !!」
その大きな咆哮と共に今まで貯められていたエネルギーが、
口から巨大な業火となって十文字に向かっていった。
>それが合図だったかのように磁気が一気に狂い、龍の体全体から強力な電撃が放電された。
空中を舞う砂嵐の中から砂鉄が十文字の体に集まり始めた
しかし、砂鉄は乱れた磁場のせいで宛ら弾丸の様な速さで十文字に襲い掛かる。
さらに電撃は磁場で浮いた砂鉄を伝い十文字の動きを封じ込めた。
霰「!!電磁波…やべぇぜ…!生体に直でダメージが」
茜「ぬぁッがぁぁっあっぐううううう…っ!」
通常ならばこの程度の砂粒、いかにスピードがあろうが超硬質展性合金で構成された超鉄騎を貫く事は不可能である、が、こちらの速度も音速の壁を破っている。
『ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガギャンッ』
更に、装甲のつなぎ目へと入り込むことのできる極微細な弾丸は、その装甲の半分以上をはじき飛ばし、茜の肉体に食い込んでいく!
茜「………………………。」
顔の装甲が半分弾け飛び、額から無惨に流血し、右の腕は上がらず、左手で右肩を庇い、満身創痍であったが、それでも気をやらずに茜は立っている。
無言のまま、動かないはずの右腕で拳を作り、左腕をとどめを指さんとする敵へねらいを定めるように、前へと突き出す。
既に意識は途絶えていた。魂の自負だけが体を動かしていた。
巨大なエネルギー体が己を消し飛ばす瞬間、発光するそれに照らされた茜は、確かに最期のその瞬間まで、攻撃を止めなかった…一瞬のことではあったが。
数日後のことである。
「被療体構成99.99999999…%完治。自己生命維持、可能。
治療完了…」
マシンヴォイスが空のコロシアムに響き、そこに設置されたリペアー・ボックスの天蓋がゆっくりと開く。
軽く頭振り、辺りを見回した後、茜は己の両手を見る。
「…死に損ねたか。」
霰「よォっ、おはようさん!いンや〜〜〜〜〜〜、寝まくったな、もうあれから三日だぜ」
そのすぐ側には、鉄騎馬形態へと姿を変えた霰が居た。
霰「しっかし現代の科学はすげェな、こんなモンまであるたァな〜。…あ、そうそう。現代といえば…暇だったからあの龍の装甲片から色々調べたんだがよ…」
「あれは…なんだ?善か…悪か…?」
お喋りな幽霊の言葉を遮るかのように、ポツリと言った。
霰「そうそう、アレのこった。…生成年代を調べてたんだが…ろすとてくのろじー?ってのか?
在るはずのない時代に存在してる金属だったんだよ。古代の戦争の為に作られた兵器ってとこじゃねェかね?だから…善悪なんてモンはネェ筈だな。ひたすら破壊破壊破壊だ。主人の命令のままによ。
…勝てねェわけだぜ。ある意味、意思とかそんなモン以上に強いモノに突き動かされ続けてンだからな…ただ、気になってるのは…あの龍の中枢部分だ…あれは紛れもねェ生体だ…信じらンねぇがよ…龍だよ。架空の霊獣のよ。」
「…つまり…生き物の意思を無視した人間のエゴの産物という訳だ…似てるな、お前に。」
霰「あァ…何時の時代もくだらねェ人間ってのは居るもんだァな。
たかがヒトのブンザエモンでちぃっと力つけると神にでもなった気でいやがる…」
「何処へ行ったのだろうな…?」
霰「さぁてな。主人の敵を倒しに行ったンじゃネェの?…居るはずも無い、な。
それまで死ねねェんだろうよ…ケッ」
「私に…止めることは出来るか?」
霰「あ?!…またかよ、このお人好しはよ…一ペン負けてんだぜ?」
「頼むよ…私には力といえばお前しか居ないんだ。」
霰「あー見るな見るなその目で!解ったから!
ったく、どうなっても知らねェぞ?!
それと、だ。なんか着ねぇと風邪引くぞ」
「…あ…」
普段はそれを悟られまいと装った服が消し飛んだ今、茜は自分が「女」であることを隠すものは一切身につけて居なかった。
「ちょ…きさ…何故黙っている!!」
霰「いやァ?ちょいと眼福を…あ、待って壊さないで」
数日前には死にかけていたのが嘘のように、何時ものノリを取り戻していく一人と一体。
本当に束の間であるからこそ、平和と言う名の空気は彼女らを暖かく見守っていた。
<了>
戦場と選んだ廃墟は町の外れにあり、彼女の他に人の訪れる気配は無い。
一番近い人家の灯も道路のずっと先にあって、淡い雪明りだけが辺りを照らし出していた。
いずれ来るであろう対戦相手を待ちながら、寒空の下、学生服にコートの少女がビニール傘片手で焼け落ちた黒い鉄骨に腰を掛け、鼻歌を歌う。
身長は160センチ前後、腰に届くくらいの長い金髪を一つに束ねて、透き通るように白い肌は辺りへ降り積もる雪より白い。
紺色のブレザーの袖から覗く華奢な手が焦げた鉄骨の先を撫で、投げ出された足はぶらぶらと揺れて、時折積もりかけの雪を蹴って散らす。
「そろそろ時間の筈だけど……」
腕時計を見る。待ち合わせの時間。そっと吹く息で凍えた手の甲が僅かに温まる。
傍らに置かれた鞄の上の、二挺の黒光りする拳銃を掴み、傘は朽ちた壁に立てかけて置いた。
後は対戦相手を待つばかりである。
『ジャーンジャーンジャーンジャージャジャーンジャージャジャーン』
突然、どこかから流れる音。
その場の雰囲気には全くそぐわない音。
耳をつんざくほどの大音量なのに、どこから聞こえているのか──
──そんな、音。
某ダー●ベイダーの音楽とともに一定の早さでクレッシェンドに足音が響く。コツコツ、コツコツ、と。
その足音の主は白衣の男。丸い眼鏡の奥は視えず、その顔は十代の少年のようで──三十代の壮年のようで。
ただ、彼を知る者は皆、偏に彼を年端のいかぬ少年ととらえる。それは彼の致命的な背の低さと、
「待たせたな!だが私は待っていない!ならばよい!」
独特な声のトーン、さらには支離滅裂な言動がそうさせるのだろう。
「ミュージック・ストップ!」
ピタッと音楽が止まり、瞬く間に静寂が戻る。聞こえるのは風の音ぐらいか。
彼は少し高い塀によじ登り、戦うべき「相手」を見据えると、口の端を引き上げる。
「──さぁ、死合おうではないか」
白衣を開く。まるで露出魔がコートを開くように──こう表すと彼は怒る──ガバッ、と。
中には所狭しと敷き詰められた試験管。その中には数々の彼オリジナルの薬品が入っている。
それは一つでは何の意味もなさない。二種類以上を混ぜ合わせることにより、特別な効果を表すのだ。
「Cの1!」
右脇から左手で試験管を、
「Jの3!」
左肩から右手で試験管を、
それぞれ引き抜く。そして片方を瞬時にもう片方に入れ、混ぜる。この間僅か3秒足らず。
さらにその中身をビーカーに入れ…、
「Fの6!」
右足付近から抜いた試験管の中身を入れる。すると、どんどんその量が増えてゆく。
ビーカーから溢れ出る前にバケツに移しかえ、瞬く間にバケツが一杯になった直後。
「ちょえい」
それを、バケツごと投げた。
中に入っているもの…それは強力な酸。
一度、白金が溶けるか試してみたら本当に溶けてしまい、非常に悔しい思いをした記憶が彼にはある。
白金は、「金をも溶かす」と呼ばれる王水でも溶けない。つまり、それ以上だ。
特殊な材質で作られているバケツも既に浸食されている。量の増加は、止まっているようだが。
「――帝国の逆襲?」
大音量のBGM、近付く足音に振り返ると、そこには崩れかけた壁に立つ、白衣を纏った丸眼鏡の年齢不詳。
音楽が止まった一瞬で両手の拳銃を振りかざす。今回の対戦相手は――怪しい。
>「──さぁ、死合おうではないか」
「やってみろ」
整った目鼻が人形じみた、可憐な少女の顔に似つかわしくない下品な笑みを浮かべる。
男は嬉々として白衣をまくり上げ、裏地に留めた無数の試験管から三本を取り出し、バケツに調合したかと思えば放り投げる。
バケツから立ち昇る白い煙で中身が強酸と気付く。横飛びに避けて、.38口径回転式拳銃を左右交互に一発ずつ、撃ち放った。
雪をもろに被り、廃材にスカートを引っ掛けて破いたのも意に留めず、命中を確認しないまま鉄骨の下に置かれた愛刀を取って転がった。
手近な壁に隠れて、頭や肩に積もった粉雪を払う。
「試験管攻撃とは古典的な……」
息つく間も無く飛び出す。撃つ。雷撃を乗せて放たれた弾丸は、稲光と青白い燐光を伴って、白衣の男に襲い掛かる。
「ちぃっ!」
届けば大ダメージでも、届かねば…ただのバケツに入った液体でしかない。
弾丸の衝撃に推進力を失ったバケツは大地に転がり、しかし流れ落ちた酸は辺りの状況を変える。
跳ね返って自分に当たらなかったことに心底安心しつつ。
「どこに隠れた…?」
ついついバケツの軌道を追ってしまい、「相手」から視線を外したのはまずかった。
壁に隠れたのか、少なくとも目に見える光景には人影が見当たらない。本能的に、視線をずらし…。
「ぬ!」
銃声に振り返る。ちょうど視線を移動させながらだったため半ば死角のような場所からの銃撃。
普通ならばこれで終わりだ。だが反応がよく後を向いたのと、手にビーカーを持っていたのが幸いに。
手の中のビーカーにはさっきの酸が入っていた。たとえバケツに移しても、数滴は残る。それが増加していて。
早く振り向いた遠心力でビーカーの中の酸が外に、肉薄していた弾丸を溶かしきるまではいかずとも…とにかく、溶けた。
(ビビった…)
ことは心にとどめておいて。
「銃を持っている相手に私が対策を考えぬ訳がないだろう!」
と、うそぶいてみたりする。
「液体ではならぬ!では気体ならばどうだ!」
省略するが試験管を二つ取り出して、混ぜ、そして今度はフラスコに…。
しかし、見た目は特に変化がない。着実に、量が減っていること、ぐらいか。
「無味無臭こそ、毒ガスの醍醐味……」
フラスコの口からは、着実に毒性を持った気体が溢れ、辺りを埋め尽くさんとしている。
彼はというと、ちゃっかりガスマスク装着。
「では、近づいてみようか」
マスクの下に下衆な笑みを浮かべながら、未だガスを出し続けるフラスコを手に、走る。
銃から身を守るために、片手にはしっかりと酸の入ったビーカー。
至近距離でも銃に反応できる気でいるらしい。
男の悲鳴が無い。銃弾は、彼が手にしたビーカーから零れる強酸によって相殺されてしまったらしい。
予想以上の威力に内心驚きつつも、半不死のガートリュードは酸如きで悪戯に臆したりはしなかった。
銃はそっと地面に置き、『玖雲』を抜く。男はフラスコで別な薬品を調合している。
「無味無臭って、そんな派手なマスク付けといて自慢げに言う意味無いんと違う?」
物陰から突き出した人差し指を一振りすれば、突然の風が彼女と白衣の男の周辺の雪を散らし、
瞬間、大量の雪が氷混じりの水に変って飛沫を上げる。
撒かれたガスが神経毒なら、水の飛沫は皮膚へのガスの浸透をある程度緩和する、らしい――尤も、ガートリュードには関係無い。
酸は兎も角、ガスはガートリュードの義体にとって脅威ではない。
刃の紫電が闇を走り、敵の真横に立つ鉄骨を切り落とした。
同時に煌く電光は、魔法元素に還元されたガートリュードの身体。刀は袈裟懸けに斬り裂かれた鉄骨の、傍の地面へ突き刺さる。
「消えろ三下!」
倒れ込む鉄骨をかわそうとした隙に、濡れた白衣を通して男へ取り憑くか、
白衣の下が絶縁体なら素早く肉体を具現化し、格闘戦で首根っ子をへし折るか。
もののついでに抜け殻の学生服をカモフラージュ代わりで男へ投げ付け、自らは電光と化し、男へ飛び掛った。
>「無味無臭って、そんな派手なマスク付けといて自慢げに言う意味無いんと違う?」
「だって…これ付けないと私が死ぬじゃ…」
聞こえてきた言葉は彼の心にグサリと刺さり、小さく呟くように弁解の言葉を…弁解にすらなっていないが。
風が吹いても、水をかけられても、雪が溶け当然周りが水びたしになろうと、とりあえず走っている。
この白衣は水にも強いし、とりあえずは大丈夫だろう…という打算。希望的観測を大きく含めた。
手に持っていたフラスコとビーカーはいつの間にかない。その両手には、新聞紙に包まれた…「何か」。
意味もなくしぶきをあげるとは思いがたいので…しかしどうしてなのか考えていてもキリはない。
だから、彼は走る。考えるより先に。足場は悪いが。手に持ったものを、有効に活用できる場を探して。
しかし彼は人間であった。オリジナル肉体増強剤を飲んでいれば、常人を遙かに越える筋肉を持っていたかもしれない。
だが、今は違う。だから、倒れてくる鉄骨は、全身全霊をもって、ギリギリ、よけられるぐらいだった。
足場の悪い中精一杯鉄骨をよけたら、その直後に学生服が視界を塞いで…。
襲いかかってくる電光を、避けることができようものか?
反
人間は、一般的に40ボルト以上の電圧がかかると死ぬと言われている。
その一方で、雷が直撃しても死なない人もいる。雷が人に当たるときはおよそ400ボルト。
しかし正直そんなことはどうでもいい。かかっている電圧は40ボルトは越えているだろうし、
このまま五、六分続けられれば…間違いなく、どうあがいても、死ぬのだ。
白衣は、防水加工はしてあったが、絶縁体ではなかった。
意識が遠のく。しかし、つまらない終わり方ではないか。傷一つ与えることすらできずに。
そんな彼の手から、新聞紙に包まれた「何か」が落ちた。溶けた雪の上。水びたしの上。水たまりの上。
それは…ナトリウム。それにしても、どこから取り出したのだろうか。かなり大きい。
中学生の理科だ。「水+ナトリウム=?」
直後、閃光が走る。
鉄骨をかわそうとして、いとも簡単に学生服で視界を塞がれる白衣の男。
空かさず男へ取り憑き、瞬時に高電圧で息の根を止めに掛かった。
火花を散らして白衣を焦がし、電光を纏って輝く幽体の手で男を愛撫する。
「良い夢見なよ」
幽体もほんの僅かながら物体への物理的干渉が可能で、
ガートリュードは指先を男のガスマスクの隙間にねじ込み、剥ぎ取りに掛かる。
白衣の裾から、水溜りに落ちる白い何かの塊り。苦しむ男の耳元で囁く。
「これ、なぁに?」
刹那、ガートリュードは男の身体から引き離され、白煙と共に雪空高く舞い上げられる。爆発。
「死に損ないの癖に、足掻くか!」
世界が激しく回転し、安定した視点を取り戻すのがやっとだった。
組成分を散らされた、何分の一かは熱でお釈迦になってしまった。幽体の造形を保つ事すら困難で、到底反撃など望めない。
しかし男も、足下であの爆発をまともに喰らった筈だ。無事ではあるまい。地上の様子は煙に巻かれて感じ取れない。
幽体とは言え首だけでは見っとも無いので、残された力で両腕と胸部だけは引き戻した。これが限界。
「だ、だ……ち、畜生! 胸から下が無いと、し、姿勢制御が」
肉の身体になれ過ぎて、浮遊時の平衡感覚も足が無ければ落ち着かない。
残りの身体はその内回復するとして、武器の回収は一先ずその回復を待たねばならない。
「試験管野郎め、裸で帰らす気か! 覚えてろよ!」
歯噛みしつつ、リペアボックス目指してガートリュードは逐電した。
白衣は絶縁体ではなかった。いつか取り入れようとしてはいたのだが、何よりまず一つに対する防護を完璧に、と。
その一つとは、熱。彼の実験の成功率は0,1%もない。何の予備知識もなく適当に混ぜ合わせているだけなのだから、
それでもむしろ高いといっても過言ではないだろう。余談だが、彼の化学の成績は「1」だ。
そこで。99,9%は失敗するということ。当然失敗には爆発が付き物だ。アフロヘアーになることはないが、怪我はする。
いちいち怪我をしていたら治すのに手間がかかる…と言うわけで、爆発に、熱に強い白衣を着用していた。
「これはもしかしてもしかしなくても勝利というものなのか!?」
白衣のおかげで爆発にはほぼノーダメージな体を動かしつつ、喜びの声をあげる。
白衣を着ていないはずの顔?心配はいらない。ガスマスクは実験の時にも使っている、ということだ。
「はっはっは!よし!では強者の凱旋だ!ミュージック・スタート!」
『チャンチャーチャーチャーチャチャチャーチャチャチャーチャーチャーチャチャチャー』
またもどこかから聞こえる音、今度はヴィヴァルディの「四季」をバックに悠々と去ろうとする。
しかし、あんなに電流を食らっておいて、無事なはずがなかった。
パタリ、とその場に倒れる。体が、言うことを聞いてくれないらしい。
もがいている内に、「何故か」ガスマスクがはずれた。濃度が薄くなったとはいえ、まだ毒ガスは…。
「この毒ガスは…睡眠誘発作用もあり…寝ながら死ねて…安楽死に…最…て…き…」
そんな言葉を呟きながら深い眠りに落ちた彼、そのまま毒が回って死なない内に、
巨大なスピーカーを担いだ青年が地下からひょっこり現れ連れていくのは数分後のことだ。
それにしても、このスピーカー、重いんだよなぁ。
<了>
年末の賑わいを見せるとある中華街…
今夜の戦場は無謀にも此処らしい。
「さっぶぅう…」
大きめのスタジャンのポケットに手を突っ込んだまま、豪奢な朱塗りの門の下に、身を縮こませるブランが居た。
正面の広場では数人の男が担ぎ上げる龍の人形の周りで、爆竹が派手にうち鳴らされている。
中華街での年中行事の真っ最中であった。
火薬の醸し出す煙に眉をしかめていると、ふと、背筋を氷が這った。
「来たね…コッチはコッチで別の祭りを始めるとしますか」
ポケットから手を抜き、軽く一振りすると、袖口から二個、五輪星が掌に転げ落ちた。
それらを左右の手に一個ずつ持ち変えると、両手を思い切り振り上げ、地面に叩きつける!
跳ね上がった五輪星は門の上部に衝突、人混みの中、こちらへと向かう鋼鉄レスラーの頭部へと一直線にねらいを定める!
漆黒のガウンに身を包み人通りの多い中華街を歩く銀色の大男。
その横にはとても美しいが顔色は偉く毒々しい女が付いていた。
「寒いなぁ…この時期に外での試合は体に応えるな…。」
イ「そうですわ、まったくこんな寒い中で試合なんて、
あのボーイの頭はどうかしてるんじゃなくて?、こっちだって忙しいスケジュールをつめて来ているのに…」
「フハハハ!、まあそう言うなイグニー!今夜は特別な夜だ。
今年最後の戦いそのメイン戦の椅子に座れるのだ、光栄と思おうでわ無いかね。」
と相手を見下すような会話をしながらブランに近づいていった。
相手は既に準備は万端であったようだ。その時周りで爆竹が派手にうち鳴らされている。
「フフフ、良い音だ・・・・どうやら試合開始のゴングはいらんようだな。」
不敵な笑みが自然と毀れジリジリと睨み付けながら間を詰めていく大男、
そして門を潜った時であった、不意に大声が響き渡る。
イグニーが相手が何かを仕込んでいるのに、逸早く気付いたのだ
イ「グッドリーさん気を付けて!!何かが飛んで来ますわ!!」
サッとレスラーのアタッシュケースで後頭部を守る
「ホゥ…一体何処から!?」
そこまで言いかけた瞬間、後頭部でカーンっと小気味の良い音が響き、しばらくして後ろにいた通行人の悲鳴が聞こえた。
五輪星がレスラーのアタッシュケースに直撃して跳ね返ったのだ、その跳ね返った五輪星は後ろの通行人に直撃する。
鋼鉄プロレスラーは後頭部を押えながら笑顔でブランに言い放つ
「フンッ!【不意打ち】はヒールの専売特許…何を使ったかは解らんが…」
ギロリと目をむき出し顔から笑みが消えた。
「玩具で私と戦おうとは、…この落とし前どうしてくれようかッ!」
バッとガウンを脱ぎすて体勢を低くすると相手との距離を一気に詰めながら※スピアタックルを狙う。
恐らくはタックルを受けたらばマウントポジションを狙われるだろう。
※スピアタックルとは?
アメフトのテイクダウンタックル。
体を水平にして相手に突っ込み、思い切り押し倒す荒業。
総合格闘の世界ではこのタックルからマウントポジションを狙うのはセオリー。
>サッとレスラーのアタッシュケースで後頭部を守る
「ホゥ…一体何処から!?」
そこまで言いかけた瞬間、後頭部でカーンっと小気味の良い音が響き、しばらくして後ろにいた通行人の悲鳴が聞こえた。
五輪星がレスラーのアタッシュケースに直撃して跳ね返ったのだ、その跳ね返った五輪星は後ろの通行人に直撃する。
「不意打ちした側の台詞じゃないけど…そんなのってアリ?!」
通行人は哀れにもそのまま動かなくなってしまう。
跳弾攻撃が主なブランの武器、五輪星は壁や鉄、石等の物は砕けない程度の堅さに調節してあるものの、生身で受け止めれば骨折や陥没は免れない…。
「全く、いきなり巻き添え作っちゃって…早めに終わらせなきゃ。…ッ?!」
>バッとガウンを脱ぎすて体勢を低くすると相手との距離を一気に詰めながら※スピアタックルを狙う。
恐らくはタックルを受けたらばマウントポジションを狙われるだろう。
巨体に似つかわしくない素早さで足を取られ、為す術もなくダウンを奪われるブラン。
「え…えっとこの場合は;;」
テレビで見た格闘技の試合を思い出し、見よう見まねでガードポジションに入ろうとするが、いかんせんそこはプロとアマの差、付け焼き刃が通用する相手ではない。
あっという間に馬乗り…格闘技界で言うところのマウントポジションに入られてしまう。
「に…逃げられないんだっけ…これ?」
この後の展開は容易に想像がつく。
為す術もなく徹底的に顔面をブッ潰されるのである。
「…なーんて。これは喧嘩なんだよ、プロレス屋!!」
非情の拳が顔面を捉えようとする瞬間、ブランは空いた右手の親指を立て、鋼鉄プロレスラーの肛門へと突き立てる!
イ「フゥ…マネージャーたる者選手の身の回りのケアは当然ですわ。」
美しいブランド色の髪を掻き分けながら誰に言うまでも無く呟くイグニー
イ「さて…グッドリーさん。ここからはアナタの間合いですことよ、
あのボーイでワタシに除夜の鐘の音色を響かせてくださいな。」
ズゴン!!っと地面に押し倒す音が中華街に木霊する、その音を聞きつけ周囲に野次馬が集まってくる。
気が付けば周囲のギャラリー数は相当な数に膨れ上がっていた。
「フフ…見たまえ、何処にも中継はしていない私たちだけの大晦日格闘番組だな。」
ブランに馬乗りになり笑顔のまま問いかけた。
「私だって、ド素人相手に手を振り上げたくは無いさ…だがこれも試合なのだ。
恨んでくれるなよ。」
>「に…逃げられないんだっけ…これ?」
「逃げることは不可能だろうな、私の2トンの体重を君がひっくり返せる筈が無い。
君みたいな体の小さい相手は投げやすくいし、脆い…私のスパーリングの相手も務まらんさ
だが、残念なことに私は弱いものイジメが大好きなのだよっ!!」
しかし次のブランの言葉で笑顔が再び消える。
>「…なーんて。これは喧嘩なんだよ、プロレス屋!!」
「ビギナーが…戯言は死んでほざけ!!」
ブゥンと腕が振り下ろされたが、重い衝撃音は聞こえなかった。
>鋼鉄プロレスラーの肛門へと突き立てる!
「ぬぅががががあああ!!!」
肛門と大腸に衝撃が走る!!
思わず尻を押さえブランの上から飛びのき、しばらく悶えると
地面に膝を突くとその場にうずくまった。
イ「グッ、グッドリーさん!?…う〜ん子供と言えども、発想が卑猥ですわね…」
少し離れた場所でギャラリーに紛れながら正直な感想を漏らすイグニー。
イ「でも…卑怯さなら私たちヒールレスラーも負けて無くってよ喧嘩屋さん♪…フフフ」
みんな試合を頑張ってくれ!!
また時が止まった。
DIO・・・!見ているな!
ゆっくりと体を起こすと、うずくまる鋼鉄プロレスラーの前に立ちはだかる。
「ヨォ、いい様だな、プロレス屋。…俺ァ確かにど素人でビギナーで弱いものかもしんねぇ。当たってることについちゃ文句ねぇ…と言いたいとこだが。」
一人称が変わっている。口調も多少乱暴なものになっていた。
「…小さい、って言ったか?…あ?」
『ガッ!』
頭を地面に叩きつけるべく、後頭部を思い切り踏みつける。
彼の不良仲間内では有名なのだが、背丈のことだけは一切触れてはいけない部分だったらしい。
笑う形に歪められた唇がその表情により一層の冷気を浮かべさせ、対象的に、心中煮えたぎった怒りをひきたてる。
「さてさてお立会い!取りいだしましたるこのボール、種もしかけもございません」
手品師の口調を真似て、うずくまる鋼鉄プロレスラーの前で五輪星を数個取り出す。
「今からこの無様に寝てるオッサンがこの白い弾を赤い弾に変えてごらんにいれます!
とくとご照覧あれ!」
言うが早いか、五輪星を鋼鉄プロレスラーの口に一つずつ詰め込み、その場から少し離れる。
「よっこいしょ…」
周囲から悲鳴とも驚嘆ともつかない声が上がった。
ブランの手にはじき傍の道端にあったバス停の標識が握り締められていた。
「謝れ…謝れ…謝れ…謝れ…謝れ…謝れ…謝れ…!」
『ガギンッ!ゴッ!ゴキッ!ガコッ!ブゴッ!グシャッ!グチャッ!』
ややあって、わずかな意識すらも断裂された鋼鉄プロレスラーが地べたに付けた口から、血に染まった五輪星が力なく転がった。
「…うん、人に謝るときはそうやってちゃんと頭下げなきゃね」
良心の呵責など微塵も見せないそぶりで、一言ぼそりと呟くとほぼ同時に、遠くからサイレンの音が響いてきた。
「やっば…通報されちまったかぁ。今回はちょっと頭に血が上りすぎたな…気をつけなきゃ。」
『ガラン!ゴボキッ』
その場に投げ捨てて逃げようとした標識が、駄目押しとばかりに鋼鉄プロレスラーの頭に直撃した。
「…へ、変な音したけど…死なないよな…と、とんずらー!」
未だ騒ぎ立てる観衆を掻き分け、ブランは血だらけのその姿をなんとかする暇もないまま、夜の闇へと駆け出していった。
「グゥゥゥアアア…糞餓鬼…がぁ!!!」
大男はプライドをズタズタにされ顔は見る見るうちに赤くなった
俗に言うと怒りを露にしたといった方が正しいのかもしれないが。
しかし腰に上手く力が入らない…、つまり立てないのだ。
だが顔だけはブランに向き直り悪態を付いた
「糞餓鬼ッ!!貴様私にこの様な醜態を晒させて、綺麗な顔で帰れ…グゥア!」
だがそこまでしか言葉が続かなかった、
【ドォゴッ】と大きな音を立てて後頭部に本物の衝撃が走ったのだ。
鋼鉄の体でも不意を疲れた衝撃には耐え切れなかった。
大男に焦りの色が見え始める、作戦の内か本音なのかは定かではないが。
「ま…まて話し合おうではないかね…君の身体的な特徴を指摘して申し訳ない。
笑顔を作りつつ、停戦を提案するが、ブランの次の行動は大男
そして周りの観衆を凍りつかせるのには十分すぎた。
>「さてさてお立会い!取りいだしましたるこのボール、種もしかけもございません」
>、五輪星を鋼鉄プロレスラーの口に一つずつ詰め込み
「ま…待て!!何をするつもりだ貴様ッや…やめ、、むごぉ!!」
予想外の行動にレスラーは慌てた、…イヤ性格にはこの次の行動は予測は出来たのだが…。
うずくまった時レスラーは口に大量のアルコールを仕込んでいたのだ、
ブランの隙を突きアルコールを拭きかけ火達磨に…と言うのが今回の作戦なのだが。
その隠し球の口が閉ざされてしまった以上、待ち受ける運命は既に決まっていた。
口中を走る激痛と脳にまで響く音。口中で暴れまわる五輪星、
それは大男の意識を完全に失わせるには十分すぎた。
「ムゥゴゴゴガガァァガガっガ!!!!!!ガウァグウグウッ!!」
声にならない悲鳴を、あげて大男が完全に沈黙した。
最後に見えた相手の姿…それは先程とは違い自分よりも巨大に見えた。
【戦闘不能】
ブランが去っても人だかりは消えなかった、サイレンが近くに止まりパトカーから出てきた警官達が大男を囲む。
当然野次馬の数は最高潮に達していた。
『すげえ殺し合いだったな…で、あいつ生きてるのか?』
『何々ッ!何があったの!?』
『うわー…ひでぇ有様。こりゃ死んだな。』
野次馬達は好き好きに感想を述べてる中、突然大男が起き上がった。
周りの人間が一斉に声を上げた。
レスラーは起き上がり周りを見回すと…囲んでいた警官の頭を掴んだ。
『なっ!何をする!?…放したまえ!!』
「…餓鬼ハ何処ニ行ッタ?」
『エッ……しっ知らない!』
「ソウカ…ナラ君ミハ役立タタズダ!!!」
【グチャリ!!】嫌な音を立てて、警官の頭にレスラーの指が食い込み…投げ捨てられる。
プロレスで言うとアイアンクロー…しかしパワーは桁外れだった
辺りからでる悲鳴。そして他の警官が取り押さえに掛かる。
数時間後………
大男は群衆にいた男をスリーパーで締め上げながら尋ねた。
「餓鬼ハ何処ダッッ!!」
『しっ知らないんです。本当に、だっだから助け…』
【メシャ!】その瞬間男の首から何かが潰れる音が鳴ると
男の首は支えを無くした様に項垂れた。
「そこまでにしたら、グッドリー?もう尋問する相手なんて居ないわよ」
ずっと傍観していたイグニーがやっと声をかけた、
気が付けば鋼鉄プロレスラーの周りに【動ける人】は誰も居なかった。
地面や壁には気絶した人間がゴロゴロと転がり、とても年末年始所の騒ぎでは無かった。
イ「アナタは負けたのよMrグッドリー。敗因は……
そうね【油断】と【出し惜しみ】かしら…?
あと彼はどうやらとある暗黒外のボスらしいわ。それに対し舐めて掛かったアナタの失態よ。」
「ハァハァ…いっイグニー、そうか…私は負けたのか。
糞餓鬼!ビギナーの分際で最悪の年末年始だぁっ!」
再び暴れ始めようとするレスラーを尻目にイグニーは問いかける
イ「なら…負けたのならば?」
「…勝つまでリベンジして…やれば良い?。」
イ「それでこそアナタですわ…グッドリーさん、さあ、あのボウヤの事は忘れて。
私の不快な気分を、晴らしてやってくださいな♪」
「………フッ、イグニーよ…君は最高のマネージャーだな。
…ビギナーの糞餓鬼…【ブラン】か、名を覚えておこうではないか。
フフッ次を戦う機会を楽しみするが良いさ、今度は君が醜態を晒す番だ!」
口から流れ落ちる血をグッと払うとイグニーと共に歩き始める。
行く先はどこか、誰にもわからない…ただ凍える風が吹き抜けていった。
新年一発目のバトルとあって、その日のコロシアムは最近では珍しく盛況である。
その東方の選手入場口から中へと繋がる通路の中腹で、轟く歓声に酔う男が一人。
「あぁ…懐かしいな。生憎と見えはしねぇが、ワカるぜ…
噂じゃ閑古鳥が鳴いてたってェ話だったが…大入りか。胸が高鳴りやがる…」
影がさしてよく見えないが、男の両目の上には大きな疵跡があった。
「さて…行くか」
胸元に引っかけたサングラスを、器用に片手で装着し、空いたもう片手でクシを取り出し、トレードマークのリーゼントを軽く纏めた。
『ォオオオオオオオオオオオオオッ』
東の方角から姿を現したボニィを確認するや否や、観客席からドッと歓声が湧いた。
応えるべく高々と挙げた手の内にあるクシが、ボッと音を立て、その場で灰と化した。
【Fghit!!!】
【ドドドドドドドッ!】
大歓声に沸きあがる会場にバイクの轟音が響き渡る
そして西の方角から大型バイクが凄まじいスピードで登場してきた。
バイクはけたたましい音を立てながらコロシアムの外周を回り
既に入場を済ませていたボニィの前に止まった。
バイクから運転手が降りてくる。
サングラス、漆黒のバイカージャケットに身を包み相手を睨み付けていた。
「へぇ〜・・アンタがボニィさんかぃ。」
>ボッと音を立て、その場で灰と化した。
「噂通りオレッチと似たワザだねぇ・・・ならオレッチもッ!」
短く呟くとバイカーの体が炎上した。
髪は炎の様に逆立ち服に包まれてない部分は炎と化す。
「なら勝負は簡単だよぅ、どっちが【熱く!】【激しい!】かだぜぃ!!」
スッと体制を低く構え腕を広げ力を込める。その瞬間手からボーリング大の火球が出現した
「燃え尽きるなよぅ?・・・こんなマッチ程度の火力でねぃ!!」
チリチリと燃える顔の中でニヤッと笑顔を作るバイカー。
そして、腕を前に出すと同時に両腕の火球がボニィめがけ発射された。
>バイクはけたたましい音を立てながらコロシアムの外周を回り
既に入場を済ませていたボニィの前に止まった。
バイクから運転手が降りてくる。
サングラス、漆黒のバイカージャケットに身を包み相手を睨み付けていた。
「へぇ〜・・アンタがボニィさんかぃ。」
「いかにも、俺がボニィ・タイラーだ。
噂は聞いてるぜ、BB…ボヤ・バイカーだったっけか?」
…勿論、わざとである。
>髪は炎の様に逆立ち服に包まれてない部分は炎と化す。
「なら勝負は簡単だよぅ、どっちが【熱く!】【激しい!】かだぜぃ!!」
>腕を前に出すと同時に両腕の火球がボニィめがけ発射された。
「熱い男は嫌いじゃねぇ…が。
しかしまぁ、焚き火にもなんねぇな」
未だガードするでもなく、片手で頭を掻きながらぽつりと漏らす。
「…よっ、ほい」
二つの火の玉をひょい、と避ける。
後方に飛んでいった火の玉は、客席の壁に激突し、派手なクレーターを作った。
「このボニィさんはよ、拳銃の弾だって避けてみせてんだ。
飛び道具は通用しねェよ…さて、と。」
コキコキと首を鳴らし、軽く膝を落とす。
同時に頭を掻いていた手を降ろし、何事か小声で印を唱える。
【げるるっ、ぎゃるるるるるっ】
肩口の辺りに二つの人魂のようなものが現れた。中心に影のようなものが見える。巻き角の山羊の髑髏…のように見える。
呪いの魔獣はこの世のものとは思えない啼き声を上げ、ボニィの両拳に吸い込まれていった。
見るみるうちに、拳は焼けた鉄のように赤く発光しはじめる!!
「漢の喧嘩は拳、だろ?行くぜぇ…っ!!」
盲目とは思えない正確さ、そしてスピード!
ともすれば危険を伴うほど相手の間合いに近接し、その右拳をボディにたたき込む!
>噂は聞いてるぜ、BB…ボヤ・バイカーだったっけか?」
「へへっ・・・舌先攻撃はあの筋肉レスラーでこりごりだぜぃ。
なあボニィ・ボイラーさん。」
苦笑しながら舌先で反撃。
>未だガードするでもなく、片手で頭を掻きながらぽつりと漏らす。
「へぇ〜・・随分と余裕やね、でも死ぬぜぃ?ボニィの旦那。」
と期待はずれのような声を上げるが・・
>二つの火の玉をひょい、と避ける。
>後方に飛んでいった火の玉は、客席の壁に激突し、派手なクレーターを作った。
「ヒュウゥ♪さすがだぜぃ!!、
やっぱそうこなくっちゃよぅ。つまんねぇぜぃ」
賞賛の声を上げ、後ろに飛びのく。
「へへっでもよぅ・・アンタにそんな武勇伝があったなんてオドロキだぜぃ。
そんな体でそんな無茶をやってのける奴が相手なんて・・
武者震いがよぅ…止まらねぇぜぃ!!」
>拳は焼けた鉄のように赤く発光しはじめる!!
「そいつがアンタの力かい?そりゃぁよぉ・・」
不気味に赤く輝く拳を見ても、まったく動じなかった。
スッとバイカーも身を低く構え、迎撃の態勢に入った
「オレッチも男だぜ?だがよぅ・・・アンタぁ最高にへビィな勘違いをしてるぜぃ?」
バッとボニィが詰め寄ってくる。
そしてその拳をバイカーに叩き込んだ!!
【ドスゥ!!】
しかしバイカーは避けずに右腕でガードする!
ボキッと何かが砕け散る音が会場に響く。
当たった腕には噛み付き後が付き、傷口からは炎が舞い上がった。
「ッ!!!!グゥッ・・・。」
腕を押さえ苦しそうに呻くバイカー、その右腕はダラリと垂れ下がっていた。
「へへっ…噂通りスゲェ拳だぜぃ…腕一本ヤっちまったかな?。
だがよぅ、漢の喧嘩にゃ【避け】と言う選択肢はねぇんだよぉ!!」
男の纏う炎がより一層激しく燃え上がった。
その周りにはチリチリと火の粉が散り始める。
「それによぅ・・・アンタにゃあバッドニュースだがよぅ。
オレッチも得意な間合いは【接近戦】なんだぜぃ?
アンタに、このワザぁ受けきらせネェ!!」
その瞬間男を中心に巨大な炎の渦が出現する!
その渦は接近していたボニィをも巻き込む勢いで会場に広がり始めた!
「!」
してやられた、といった顔をしてみせるボニィ。
他でもない、若い時分のボニィ自身がよく口にしていた台詞そのままであったからだ。
「地獄の業火は肉を食らって内へと突き進む…少なくともそんな余裕のツラ構えじゃ居られネェ筈だよなァ…
たいしたやせ我慢だ…ホレそうだぜ、BB!!」
>その瞬間男を中心に巨大な炎の渦が出現する!
その渦は接近していたボニィをも巻き込む勢いで会場に広がり始めた
「…ヘッ、大見得切られちまった手前、避けるわけにも行くめェよ…炎獣!!俺が死んだら宿がねェぞ!テメェが死ぬ気で護りやがれ!!」
【きゃろろろろろろぐるぎゃぁ!!】
拳が咆哮を上げると同時に、先ほどの火の玉に現れた顔と同じ焦げ跡が両手の甲に現れる!
その両手をクロスさせ、胸の前で十字受けの姿勢を取ると、交差部分を中心に直径1m程の赤い光が発生した。
即席のバリアといったところか。
光と炎の渦が激突!暫くはその場で踏ん張っていたボニィだが、徐々に押し切られる形になっていく。
「バッカ野郎!!ヘボ山羊!!
もっと踏ん張りやがれェ!!」
【キャオオオオオオオン!!!】
一層高い咆哮と共に、赤い光は赤から朱へ、朱から青へ、青から白へと、その温度を上げていく!!
「ぎぎぎぎぎ…しゃらくせェンだゴルァアアア!!!」
『バギィイイイン!!』
炎の渦は轟音と共に空へ弾き飛ばされる!!
「ったく、とんでもねェ餓鬼だ!…俺に奥の手使わすンかよ!!」
声とともに地に上体がつかんばかりに低く構え、その右拳を背後に大きく振りかぶるボニィ!!
「どうやらコイツでラストナンバーだ!
18Beatでズドンと行くぜェ!Cremation of pantheon!!」
まるきり防御や初動作隠しを無視し、前推進力とありったけの炎を右の拳に集め、全力でたたき込む…
あまりに単純!そしてあまりにも強烈無比!白熱化した拳の光は観客の視界を瞬時に奪うほどであった。
しかし、内心ボニィには焦りがあった。
方向を無理矢理曲げただけの先ほどの炎の渦、未だボニィの背後に迫っているのだ!
「先に宿主を潰せばなんとでもならァ!」無茶苦茶である。
体中に焼けるような痛みが走る。
地獄の業火が着実に身を蝕んでいくのだ、正直いつ倒れてもおかしくは無いだろう。
では何故それでも立てるのか…それは男の炎より熱い意思が男を動かしているのである。
「ヒャハハ…糞っ垂れ…眼が霞んで来やがったぜぃ…。
だがよぅ……ココまで楽しいンは久々だよぅ!。」
だがそれでも笑っている、心底勝負を楽しんでいるかのように。
「へへっ!どうよ、オレッチの奥の手はよぉぉ!!。」
廻り会場を駆け巡る業火、そしてボニィを巻き込もうとしたその時。
>【きゃろろろろろろぐるぎゃぁ!!】
「クッ、何の音だよぅ!?…こんな甲高い音出しやがって…ッ。」
思わず顔をしかめるが、それ以上に相手の行動に眼を疑った。
>拳が咆哮を上げると同時に、先ほどの火の玉に現れた顔と同じ焦げ跡が両手の甲に現れる!
>その両手をクロスさせ、胸の前で十字受けの姿勢を取ると、交差部分を中心に直径1m程の赤い光が発生した。
>即席のバリアといったところか。
「へっ…ンなモンありかよぅ!!、クソッタレェッ!」
>『バギィイイイン!!』
>炎の渦は轟音と共に空へ弾き飛ばされる!!
そして両雄が対峙した。バイカーは熱が支配する会場に立ちボニィに告げる。
「…アンタ、強ぇな…もしかしたらオレッチ以上かも解らねェ…
だが闘争心、根性、情熱何を取ってもオレッチと同等かそれ以上だぜぃ。
へへっ……嬉しいぜぃアンタと出会え、こうやって拳交えてよぅ…もうオレッチは死んでもかまわねぇ。」
スゥッと左腕を出した。
グッと握り締め再び左腕に火球を作る…しかし今度は飛ばすためではなかった。
徐々に大きくなる火球、その大きさは車一台には匹敵するほどであった。
「だがよぅ、これも勝負ッ!!最後の最後までアンタに挑ませてもらうぜぃ!
アンタの拳が早けりゃオレッチの負けッ、オレッチが早けりゃオレッチの勝だッ!!」
相手の動きに合わせ、グゥゥゥッと腰を限界まで捻じ曲げ炎で疼く左腕を構える。
「オレッチの名前覚えとけよォ!!オレッチもアンタ忘れねぇ!!行くぜボニィ!!」
突如最大まで貯められていた火球が大爆発を起こした。
そして爆発の勢い+バイカーの最大の力を使った炎を纏ったストレートパンチが相手の拳目掛けて放たれる!!
「漢は黙って、拳vs拳ィィィィィ!!!サイコーの燃える展開だぜぃィィィ!!。」
まさに苦肉の策とやらである。
>「オレッチの名前覚えとけよォ!!オレッチもアンタ忘れねぇ!!行くぜボニィ!!」
「あぁ、俺もお前を忘れねェ!…BB!」
【ガッ】
ぶつかり合った拳の音のほとんどは、周囲の轟音に紛れてしまい、肉と肉のぶつかった音だけが辺りに響いた。
突如、その勢いを半減させる、コロシアム一帯を包んでいた業火。
決着の瞬間を視界を奪われて見逃していた一人のコロシアムファンが叫ぶ。
「光が…消えていく!見える!見えるぞ!」
一瞬、歓声が湧きかかったが、そのコロシアムの中央に居並ぶ二人の姿を見て、のべ一万人は越すと思われる観衆の誰もが沈黙してしまった。
お互いの右拳を合わせた形で、立ちつくす二人。
「…難儀な勝負だったぜ」
先に言葉を発したのはボニィだった。
拳を収めBBに向き直り、ふっ、と笑う。
「腹一杯だ…イイ喧嘩だったな…」
【キュエェェエッ…】
【ボンッッッ!!】
魔獣の断末魔と共に、立ちつくすボニィの右腕が爆ぜた。
【ドシャッ………。】
一部始終を呆気に取られた顔で見守る観衆。
同様に気を取られていた会場の実況係が我に返り、マイクに向かって叫ぶ。
「決ッッッ
着〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜くッ!!
Winner!B・Bッ!!!!!」
『ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ』
コロシアム内に堰を切ったような歓声が轟き、中央に立ちつくす勝者を讃えた。
<ボニィ・タイラー 戦闘不能>
267 :
名無しになりきれ:2006/01/04(水) 17:53:48
駄目だこりゃ
叩き開始?W
叩き開始?W
叩くんなら俺達を叩け!!
271 :
名無しになりきれ:2006/01/04(水) 19:14:09
852 名前:なり茶暦2年生[sage] 投稿日:2006/01/04(水) 19:11:02
ここの人達、ロール回しがすごく巧いですね
憧れてしまいます
私が知ってるにわかなりきりチャット(2ちゃん内ではなく、ある同人本を紹介するサイトの中にある)では表現ばかりが変に凝っていて、肝心のキャラの動きが分かりづらくて…
ここの人達のロールの使い方を見せてあげたい…
272 :
名無しになりきれ:2006/01/04(水) 22:19:26
残念ながらここは廃墟です
暗い、日本海を見下ろす岸壁。
冷気を含む突風が、岩肌に残る白い雪を吹き散らしていく。
ひときわ高く切り立った黒い崖の上に、少年は居た。
目を閉じたまま、岩と同化したように動かない。
いつから座っていたのか…紺色の制服には雪がうっすらと積もっている。
突如、切れ長の冷たい瞳が、もう一人の人影を捉えた。
「来たな…」
猫のような動作で彼は飛び降りた。
フワリと雪が舞うが…着地の音は無い。
「久しぶりだよ、仕事以外の…決闘なんてさ」
彼は腕のベルトから抜き身のナイフを取り出し、前にかざした。
「待ちってのは性に合わないんでね、こっちから行かせてもらうよ、お姉さん」
荒波が岩礁にぶつかり、塩辛い雨が降り注ぐ。
それが闘いの合図であるかのように、彼は動いた。
目標に向かって真っ直ぐ、一気に距離が狭まる。
正面から攻撃すると見せかけ、擦れ違いざまに右手に持つナイフを一閃させた。
当たれば確実に右手首の動脈を切断する間合いだ。
岸壁を見上げる、すらりと背の高い銀髪の女性。
薄く中の服が透けて見える鎧を身に纏い、右手にはハンマーが握られている。
>「待ちってのは性に合わないんでね、こっちから行かせてもらうよ、お姉さん」
>荒波が岩礁にぶつかり、塩辛い雨が降り注ぐ。
「どうぞ……お手柔らかに」
スペードと同じく、その音を聞いて彼女も静かに武器を構える。
>目標に向かって真っ直ぐ、一気に距離が狭まる。
>正面から攻撃すると見せかけ、擦れ違いざまに右手に持つナイフを一閃させた。
「……(早い!)……」
正面からの攻撃に合わせて左腕部の小盾を使い回避しようとするも、それはフェイント。
右手首への一閃はほぼ直撃し、動脈から勢い良く血が流れる。
すばやく氷の鎧の魔力で冷やして止血するも、右手へのダメージは相当なものである。
鎧により守られる範囲は胸から腹、足、後は盾が左腕にあるのみ。
おそらくスペードの攻撃ならば、鎧を避けて的確に急所を狙うことができる。
「これは……参ったわね、真正面から戦っても勝てそうに無い。だけど、これはどう?」
後ろを振り返ると同時に雪を蹴る。その雪は小麦粉のように一瞬舞った後に、無数の蝶を作り出した。
氷の蝶。わずかな衝撃で砕け、辺りを凍らせる魔法の蝶である。
無数の蝶はナタリアを中心に辺りに広がりつつある。
さっきのような行動を行えば、普通なら蝶を砕いてしまうことは間違いない。
「来てもらおうかしら?待つのは性に合わないんでしょう?」
「…手首を切られたってのに、挑発かい?よほど自信があるみたいだね」
目を細め、彼女の周りに舞う無数の蝶を見つめる。
透き通った…美しい蝶。
おそらく、この世のものではない。
口に出した言葉とはうらはらに、彼は動揺していた。
あれに触れたらどうなるのか…彼には想像もつかなかった。
…が、待っていても仕方がない。
彼は素早く辺りを見回した。
凹凸のある黒い岩肌の隙間に、巻貝がたくさん張り付いているのが見える。
『用心するにこした事はない』
彼は彼女に近付きつつ、横転して貝を拾った。
その数、およそ10数個。
彼女の周りを埋め尽くす蝶を打ち落とすべく、それを同時に放った。
>その数、およそ10数個。
>彼女の周りを埋め尽くす蝶を打ち落とすべく、それを同時に放った。
「…(向かって来ない!)…」
蝶の半数以上は巻貝に命中し、砕けた。その破片が静かに雪の上に舞い降りて行く。
ぶつけられた巻貝は薄い氷の膜に覆われ、落下して薄い雪の上に突き刺さった。
「あなた……素早い上に、クールね。やるじゃない」
このままでは埒が明かない…いや、持久戦になっては手首を切られたナタリアの方がどう考えても不利である。
ならば、とナタリアはスペードに向かって一気に突進する。
おそらく防御力は人並み。彼の頭を氷結させると同時に叩けば、スイカのように簡単に割ることができるはずである。
…彼女は同時に罠を張った。走りながら体内の水分で氷の蝶を作り、残っていた蝶と共に自分の背中に付着させる。
そして、敵の反撃に合わせて一気に蝶を散布する。大量の力を使うため、チャンスは一度しかない。
しかし、命中すれば確実に相手の動きを止めることができるはずだ。後はハンマーで一発殴ればよい。
『なるほど…触れたものを凍らせる蝶……ね』
安堵するも束の間、不意にナタリアが向かってきた。
「何!?」
先手必勝を常とする彼は、受ける事を全く予測していなかった。
左足を軸にして、正面から向かってきた相手をかろうじて避ける。
その反動を利用して、彼は彼女の後方に回り込んだ。
首筋を狙ってナイフを振るう。
その刹那 ─────────
空気を震わす、氷のような音が響いた。
罠だ、と気付いた時は遅かった。
彼は後ろに飛び退こうとしたが、足が動かなかった。
蝶の破片に触れた右半身の自由を、すでに奪われていたのだ。
後ろは断崖絶壁、後はない。
『油断した…こうなるなら、初めから首を狙うんだったな』
自嘲的に彼は笑い、ハンマーが頭上に振り上げるのを、他人事のように見つめた。
───────── その時。
ひときわ強い横風が、彼等の周りの雪を舞い上げた。
かすかに、ナタリアの動きに隙が生まれる。
彼は残された力を振り絞り、崖から身を躍らせた。
落ちながらナイフを左に持ち替え、ナタリアの喉元目掛けて投げた。
彼が波に飲みこまれる音は、荒れ狂う波の音にかき消された。
最後の一撃が当たったかどうか…
彼には確かめようも無かった。
<スペード 生死不明>
>彼は後ろに飛び退こうとしたが、足が動かなかった。
>蝶の破片に触れた右半身の自由を、すでに奪われていたのだ。
「面白い戦いだったわ…!」
相手が罠にかかった事に安心して微笑み、最後の力を使って
ハンマーを振り上げ、動きの止まった彼の頭目掛けて叩きつけようとした。
>───────── その時。
>ひときわ強い横風が、彼等の周りの雪を舞い上げた。
予期せぬ突風にハンマーを上に翳したまま僅かにバランスを崩すナタリア。
彼はその隙を見逃さなかった。
>落ちながらナイフを左に持ち替え、ナタリアの喉元目掛けて投げた。
不運はもうひとつあった。突風に煽られ砕けた氷の蝶の欠片が、一瞬彼女の視界を奪ったのだ。
次の瞬間、もうナイフは喉元に突き刺さっていた。
「ぐ…エ…リック様……!」
ナタリアは大量の血を吐き、倒れた。もはやこれ以上戦う力は残っていない。
彼女が最後に考えたのは、崖に落ちた少年の生死だった。少なくとも相打ちになっていれば…。
そして彼女の意識は途切れた。