1 :
Pナイト:
2 :
名無しになりきれ:2005/06/06(月) 16:57:33
ラブラブ〜!愛してます
3 :
名無しになりきれ:2005/06/06(月) 16:58:50
公爵が謝罪に来ることでしょう
はさみじゃがーテンプレまだー?
フィンガー5
6 :
名無しになりきれ:2005/06/06(月) 17:04:15
自己紹介テンプレ
【名前】
【性別】
【年齢】
【身分】
【生息地】
【趣味】
【他によく逝く板】
【アドレス】
【生息時間】
【一言・自己アピール】
7 :
名無しになりきれ:2005/06/06(月) 17:05:58
(●´-`●)7っちだべさ
8 :
名無しになりきれ:2005/06/06(月) 17:16:23
ももんがー
10 :
Dナイト:2005/06/06(月) 17:54:02
騎士以外スルー
クククククククク…帝国の柱を支える者の一人というのは実に疲れる。
フレイム「うぅ・・・サラマ大丈夫か?」
フレイムはサラマの懐から這い出て、サラマに問い掛けた。
サラマ「フー・・・フー・・・」
目立った外傷はなかったが、少し苦しそうにしていた。
フレイム「くそっ・・・どうしよう・・・」
医療技術、治癒魔法などならっていなかったフレイムは困惑していた。
>【サフィティアを勧誘した後、慌ただしくフレイムとサラマのもとへと向かう】
フレイムは困惑してあたふたしていると、後ろから足音が聞こえてきた。
フレイムは後ろを振り向くと一人の女性が近づいてくるのが確認できた。
フレイム(誰だろう?まぁいいや。もしかしたら治癒魔法とか知ってるかも知れない。)
そう思いフレイムは、プリシラのもとに向かった。
『フレイムもプリシラのもとへ向かう』
あと・・・
>>1さん乙です!!
>前スレ923
「くそっ、仲間をよくも!!」
一人の堕天使が投げられた仲間の救助に向かうと、残りの三人も続けて救助に向かう。
一方、堕天使達が代わりに戦ってて暇になっているHORUSは、突然ロッドを懐から取りだす。
「みんなが攻めてるんだから、僕も大きいのを一発唱えようか」
HORUSが呪文を唱え始めると、辺りの空気が変わっていく。
「地獄の雷よ!!我の元に集まり、敵を討つ球となれ!!」
HORUSはロッドの先を砕きダルマに向け精神を集中させると、ロッドの先から放電する黒いエネルギーの塊が現れる。
「喰らえっ!!ヘルサンダーボール!!!!」
掛け声と共にロッドの先から、黒いエネルギーの塊が砕きダルマに向け放たれる。
しかしこの魔法は威力を重視しているためか、スピードは遅かった。
【1さん乙です】
みんな、テンプレ投下しなおしてもいいんじゃない?
テンプレの再投下です。
【名前】HORUS
【年齢】12
【性別】男
【職業(LV)】魔導師(LV2)
【魔法・特技】闇の魔法が得意
【装備・持ち物】不思議な布の服,高い魔力が込められているロッド
【身長・体重】120cm,35kg
【容姿の特徴、風貌】短めの青い髪に真紅の眼を持つ
【性格】落ち着いた性格
【趣味】魔法の勉強をすること
【人生のモットー】何事も落ち着いて対処する
【自分の恋愛観】自分の母親みたいな人
【一言・その他】100年前にガストラ帝やサタンやフェンリルと戦ったFALCONの息子。
運動神経が鈍く武術は全く使えない、その代わりに魔法の才能は凄まじいものがある。
俺も再投下します
(少し修正しました。)
【名前】フレイム・アルスター
【年齢】16
【性別】男
【職業(LV.)】龍騎士(3)
【魔法・特技】龍騎士流剣刀術、龍術(馬術みたいなもの)
【装備・持ち物】フレイム:ロングソード、ソフトレザー
サラマ:体格封印機(体の大きさを小さくすることができる首輪。旅をする龍使いの必須アイテムらしい)
【身長・体重】165cm・50kg
【容姿の特徴・風貌】ぼさぼさ頭(くせ毛)、朝は大概寝呆け顔(昼に起動するらしい)、細身
【性格】のんびり屋、人見知り屋、やりたいことはとことんするタイプ
【趣味】龍と戯れること
【人生のモットー】努力・・・いいっすよね!!
【自分の恋愛感】恋愛なんてしたことないよ・・・(三角座り)
【一言・その他】
龍騎士の国の人達の様子がおかしくて・・・ここに来たら何かわかるかな?って思って・・・
サラマ(龍の名前)共々よろしくお願いすます・・・はい・・・
来ないなぁ…
18 :
ネタフリ:2005/06/08(水) 09:26:15
「た…助けて…」
突然、走っているフレイムに声がかかる。
魔族の子供がさっきの戦いで怪我をしているようだ。
19 :
ネタフリ2:2005/06/08(水) 16:19:39
唐揚げが空から降ってきた!!
「ククク…こんな所に竜騎士がいるとは、少し可愛がってやろう」
一人のワイバーンに乗った騎士がフレイムに槍を向け突進する。
「お前を殺せば俺の国が出来んだ、悪いけど死んでくれ」
斧を持った戦場の勇者がHORUSに襲いかかる。
おおっと汁男優があらわれた
>19
砕きダルマに上級の魔術を放った反動で、動けないHORUSの目の前に唐揚げが降ってくる。
「何で、唐揚げが…」
HORUSは空を見上げるが、何もない。
「母さん…地上は怖いところだと言ってましたが、僕もそう思います…」
>20
HORUSに斧が振り下ろされる。
(駄目だ…かわせない!!)
HORUSが死を覚悟した瞬間。
「貴様…俺の息子に何をするつもりだ…」
何と、HORUSの父親が振り下ろされた斧を剣で受けとめている。
「ちょっと、そこの裏路地に行こうか…」
HORUSの父親は斧を持った勇者を裏路地に連れていく。
「母さん。ホントに地上は怖いところです…」
HORUSは地上に出てきたことを後悔し始めた。
23 :
名無しになりきれ:2005/06/10(金) 07:39:24
レミやノトアスやイングラム、サフィティアや砕きダルマやGMは来ないけどどうしたんだ?
次スレはここだぞ。
>>13 グ、グォォォォォォ、、、
>「喰らえっ!!ヘルサンダーボール!!!!」
>掛け声と共にロッドの先から、黒いエネルギーの塊が砕きダルマに向け放たれる。
(威力重視でスピードは遅いが)
(ダルマ自体も速い行動は苦手で)
(ダルマにとっては相性の悪い魔法だった。)
わぁぁぁ、、ヤバイッ、、ヤバイヨォォ
(とっさにダルマにorzのような体勢をとらせ)
(少年悪魔をかばった、ダルマは背中に大ダメージ。)
グォォォォォ、、ガアァァァァ!!
(その痛みのせいか、その場で暴れるダルマ)
(
>>21の汁男優を地団駄で踏み潰してしまう)
ちょっ、、ちょっと、、おちつけ、、もっ、、、う
ちぇ、、いうこときかなくなっちゃった、、、
こうなったたら、、あのまま、暴れさせるか、、
(この城下に潜伏して、機会を待つ作戦のようだ)
(魔力で角を隠し、辺りに隠れる)
>>12 ん、、?あれは、、さっきの、、
こりゃいい、、近づいて、止めだね、、
(角を隠したまま、ワザと怪我してるように見せかけ)
>>18のように迫る
私も参加させて下さい。
【名前】チェラセス・ラルニートルス・ロイデッド=ノイティネ
【年齢】16
【性別】女
【職業(LV)】ゴッドランサー・LV13
【魔法・特技】白魔法、自然魔法、神術、気術、槍術
【装備・持ち物】神槍、星雨の爪(特にお気に入り)、聖術書、神威の鎧、ルチルイヤリング、天使文字で刻まれたブレスレット、円盤
【身長・体重】156cm、36kg
【容姿の特徴、風貌】背中に掛かる位のふわふわとした白金髪、パッチリとした橙色の瞳。
痩せ型で、外見は人形のよう。
【性格】殊勝、心配性
【趣味】散歩、空を見上げる事、小物集め
【人生のモットー】慈悲忍辱
【自分の恋愛観】あんまり考えた事が無かったなぁ…。
【一言・その他】あ…、えっと、まだ未熟者ですが宜しくお願い致します。
【簡単なキャラ解説】神界からやって来た、神に仕える見習いゴッドランサー。
神族の血を引く者でもある。
時々、白いローブを身に纏い、フードを目深く被っている。
女性騎士キター!!
(;´д`)ハァハァ
なにこの万能ヴァルキリー
【名前】ヴァリアスタヴル・RG
【年齢】85歳
【性別】男?(基本的に性別は無い)
【職業(LV)】守護鉄機兵(20)
【魔法・特技】人工音声認識による魔術式の入力、格闘戦、砲撃戦
【装備・持ち物】圧縮型武装バックパック、機兵用40mm重突撃銃、機兵用鉄剣
【身長・体重】288cm・323kg
【容姿の特徴、風貌】全体的に黒の鋭角な装甲板でデザインされた機兵。その姿は嘗てのとある騎士をモチーフにしているらしい。
【性格】命令に忠実、無感情
【趣味】機体データの整理、戦闘情報の蓄積、自機の整備
【人生のモットー】特に無し
【自分の恋愛観】無し
【一言・その他】我が名はガストラ帝国製0842式鉄機兵。製造番号GO−68213
【簡単なキャラ解説】嘗てのガストラ帝国が制作した鉄機兵。100年前の戦争終結直後にロールアウトされた鉄機兵
であるが、発達し過ぎた科学技術の大半が封印されると同時に、彼もまた同じく封印されていた。
同型機は数多く生産されたのだが、彼と一部の機体だけが研究実験用として残っているのみである。因みに、彼は研究にも
実験にも使われる事無く、施設の倉庫に放置されたままであった。全身には数多くの武装が内蔵されており、火力は高い。
装甲も分厚く強固であり、格闘戦も得意としている。実は彼だけに謎のブラックボックスが搭載されており、潜在能力は謎めいている。
暫くしたら参加してみます。取り敢えず、今は様子見です。
>>18>>24 >「た・・・助けて・・・」
フレイムはその声にに気付き足を止めた。
そのまわりを見てみると片隅でさっきの悪魔がひどい怪我をして(角は隠しているようだが角が大きすぎてばれている)、座っていた。
フレイム(どうする・・・悪魔だぞ・・・またさっきみたいに・・・いやでも本当に怪我をしているし・・・)
そう悩んでいると・・・
>>20 >一人のワイバーンに乗った騎士がフレイムに槍を向けて突進する。
フレイム「っ!!」
突進してくる飛龍をなんとか回避した。
フレイム「龍騎士!?なんでこんなとこに!?」
フレイムは一瞬混乱した。
しかしその騎士の装備はフレイムのいた国の装備とは違い、飛龍もフレイムの国の飛龍とは違う種類であった。
フレイム「一体何物なんだよ・・・なんて考えてる暇はないな・・・どうする・・・」
このまま悪魔を助けてプリシラの元に向かえばサラマが危ない。
フレイム「そこで待ってて!!」
そう悪魔に言うと。フレイムは少し震えながら
フレイム「来い!!」
と大声でその龍騎士にさけんだ。
『龍騎士との戦闘』
30 :
少年悪魔:2005/06/11(土) 03:50:13
>>29(言葉に出さずの思惑)
あれれー?、、なんかはじめちゃったね、、
でも、好都合、好都合♪、、ここは、
ニンゲンのコトワザいっていうやつの
「呂布の血」だね!
(漁夫の利)
>24
「やばいな…どうしよう…」
砕きダルマに大ダメージを与えたHORUSは、大魔法を使ったせいで今にも気力が尽きようとしていた。
「とにかく、休まないと…」
暴れている砕きダルマから離れて、HORUSは気力を回復させるために休みはじめた。
>23
まだ見てますよ
【名前】ヴァリアスタヴル・RG
【年齢】100歳
【性別】男?(基本的に性別は無い)
【職業(LV)】守護鉄機兵(20)
【魔法・特技】人工音声認識による魔術式の入力、格闘戦、砲撃戦、自己修復機能
【装備・持ち物】武装バックパック(105mmレールカノン×2)、鉄機兵用40mm重突撃銃(グレネード付き)、鉄機兵用鉄剣、炸裂拳撃機構×2
重装甲シールド(ガトリング砲内蔵)、90mm魔導砲×2(両肩)、四連装25mm機関砲×2(両腕)、重力誘導弾発射機×2(太股)、試作型魔術式入力式顕現化装置、
【身長・体重】288cm・323kg
【容姿の特徴、風貌】全体的に黒の鋭角な装甲板でデザインされた鉄機兵。その姿はとある騎士をモチーフにしているらしい。
【性格】命令に忠実、無感情
【趣味】機体データの整理、戦闘情報の蓄積、自機の整備
【人生のモットー】特に無し
【自分の恋愛観】無し
【一言・その他】我が名はガストラ帝国製0842式鉄機兵。製造番号GO−68213。命令の入力を。
【簡単なキャラ解説】100年前の戦争終結直後に製造された鉄機兵。その姿はとある騎士をイメージしているらしく、装甲はぶ厚い。
科学技術の大半が封印されると同時に彼も研究施設の奥深くに放置され、そのまま長い年月が経過していた。
機体には電子情報から兵器を実体化することが出来る特殊な装備を搭載しており、あらゆる場面で兵装の選択が可能である。
搭載しているブラックボックスと機体スペックに謎が多く、胸部には封印された禁断の破壊兵器が格納されているらしい。
【名前】R・ワルキューレ
【年齢】2歳
【性別】女?(基本的に性別は無い)
【職業(LV)】支援型鬼械人形(12)
【魔法・特技】人工音声による魔術式の入力、機動兵器類の整備や支援活動、格闘戦、家事、自己修復機能
【装備・持ち物】整備キット、鬼戒人形用大型拳銃×1、接近戦用ナイフ、魔道障壁展開装置
【身長・体重】178cm、80kg
【容姿の特徴、風貌】頭部には獣の耳を連想させるような獣耳型ECM・索敵センサーが搭載されている。常に無表情であり、メイドコスチュームである。
膝下まで伸びる青味がかった髪、雪のように白い肌、赤い瞳、そして理想の体系は当に人形であるからこそ成し遂げられる美しさである。
【性格】命令に忠実、無感情
【趣味】他の機体の整備、家事
【人生のモットー】特に無し
【自分の恋愛観】???
【一言・その他】本機は支援型鬼械人形(マシーネン・マトン)LZW-9999。命令の入力を。
【簡単なキャラ解説】主に支援活動を行う鬼械人形である。外見はすらりとした長身の美女であるが、中身は半生体機械で構成されている。
戦闘兼家事用の特別製の機体であり、普段はガストラ城のメイドを役目としている。彼女にも正体不明のブラックボックスが搭載されており、
時折不可解な行動を取る事がある。接近戦に於いては無類の強さを誇る。
加筆修正を加えてみました。
一人の動かすキャラを増やすと、カイザースレみたいにグダグダになるんじゃないかな。
>29
>突進してくる飛龍をなんとか回避した。
「ほう…中々やるではないか。少しは楽しめそうだな…」
ヴァルターは強き相手に喜びを感じる。
>フレイム「来い!!」と大声でその龍騎士にさけんだ。
「威勢が良いものだな…良かろう一撃で仕留めてやろう…この翼槍ヴィドフニルでな」
ヴァルターの槍が暗く光ると同時に、フレイムに一撃必殺の突きを放った。
>22
>HORUSの父親が振り下ろされた斧を剣で受けとめている。
「何?中々強いじゃねえか」
ケセルダは自慢の斧を受けとめられたことに感心する。
>HORUSの父親は斧を持った勇者を裏路地に連れていく。
「ここで決着か…いいぜ、この黒斧ガルムで殺してやるよ!!」
ケセルダは上空に跳び、黒く光る斧をHORUSの父親に勢いよく振り下ろした。
>34
ぐだぐだになってるのはそれが理由じゃない。全スレが残ってるから見てみろ、GMが全然来なくて進んでない。
かなりの期間来なかったからカイザーが進めようとしたら、急にGMが戻ってきたからまたグダグダになっちゃってるだけ。
けどあのキャラの増え方は異常だよ。
前は一人の担当キャラがあんなに多くなかったろ?
あんな風になる前になにか考えといた方がいいって。
>34
グダグダなのはカイザースレだからだろ。
あそこは無駄に雑談メインしてるから、わけわからなくなる。
>37
メイン(テンプレあり)で使うのは一人までにするとか。
あとサブキャラ(テンプレなし)二人までとかに制限する?
そもそも、カイザースレは敵役がほとんどいないから進まない
サブ扱いでもテンプレは無いよりあった方がわかりやすいんでない?
キャラ増えたらそのぶん設定と行動幅まで増えるんだし、合わせて二人ぐらいがいいと思うな。
前スレ923
>つかんでた堕天使を矢が飛んできた方向に投げる
「!?…避けて!」
エルヴェに命令を下すが、咄嗟の出来事であったので対処は出来なかった。エルヴェは迫り来る堕天使に竦んでいた。
一瞬の間を置いてレミオールとエルヴェに衝撃が走る。その直後、レミオールはエルヴェ共々後に大きく吹き飛ばされていた。
「うぅ…」
レミオールは吹き飛ばされる途中で跨っていたエルヴェから投げ出されてしまい、彼女とは別の所で地面に叩きつけられていた。
まともな受身も取れず、幾等鎧を身に着けているとはいえ、石畳に叩き付けられた衝撃には女の身であるレミオールには耐え難いものであった。
衝撃の余り呼吸困難になってしまい、苦しそうに呻いて暫くその場で蹲っていた。
(いけない…立たなくては)
必死に四肢に力を込めようとするが、手足はがくがくと振るえて上手く力が入らない。拙い。こうしている間にもあの悪魔は…
『吹き飛ばされ、衝撃の余りその場に蹲る』
>>35 フレイム(・・・どうする)
体格もフレイムよりでかく龍騎士としての腕もヴァルターの方が上手である。
それに圧倒され焦っていくフレイム。(こういうときに授業中にちゃんと寝ずに戦い方を学んでおくべきだったと後悔している)
必死で今ある知識を思い出している。
>ヴァルターの槍が暗く光ると同時に一撃必殺の突きを放った。
フレイム「やばっ!!」
ヴァルターの攻撃が迫ってくる。
その時ふっと授業で教わったことを思い出した
(先生「以下のように龍騎士には特性があるその特性は強みでもあり逆に弱みでもある・・・」記憶はここでなくなっているどうやらここで寝てしまったらしい)
フレイム「そうだ・・・思い出したぞ!!」
そういうと真っ正面に剣を構えた。
フレイム(フレイム・・・びびるなよ・・・チャンスは一回しかないんだ・・・)
ヴァルターが近づき槍の強力な突きを放った。
フレイム「今だ!!」
フレイムは目一杯力を出しで飛んだ。
攻撃を回避しそのままヴァルターの後方に着地。
フレイム「おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
フレイムはそのままヴァルターの背中に向かって剣を突き刺した。
『フレイムの策』
おはつです。よろしくお願いします。。。
【年齢】 ???歳
【性別】 男
【職業(LV)】 魔皇・???騎士Lv.235
【魔法・特技】 不明
【装備・持ち物】 不明
【身長・体重】 187cm、64kg
【容姿の特徴、風貌】 魔族だが人間そのもの。40代のダンディな中年男性。
【性格】 穏やかで紳士的
【趣味】 読書
【一言・その他】 15000年前に神々との戦いに敗れたと言われる、神話の魔皇。
神話では完全に封印されたと伝えられてきたはずだが……?
世界の果てに、島があった。
飛竜で飛ばして横断に半日かかるぐらいの広さで、あちこちが切り立った断崖になっており地形は険しい。
内陸は針葉樹の森に覆われ、島の中央部はいびつに尖った灰色の岩山の山脈が連なる。
そして、一番高く鋭い、ちょうど島の中央の岩山の上。その先端に触れるか触れないかぐらいのところで、黒い球体が浮かんでいた。
球体の表面は半透明で薄く、油膜のようにてらてらと淀んでいる。まるで暗いシャボン玉のようだ。よく見ると、中にはうっすらと何かの姿が見える。何だろうか。
それは城だった。
「『魔皇』ヴフティヒ様」
参謀長チェントーネは、玉座の前に跪いて頭を下げた。
「計画は順調に進んでおります。あと幾許もかからぬうちに手札(カード)は揃うかと」
「ご苦労だね、チェントーネ」
玉座から、魔皇ヴフティヒは労いの言葉をかけた。
赤褐色の肌に、眩い銀色のよく整った髪。口元と顎には髭を嗜み程度に生やしており、眼鏡の下の目つきは穏やかだった。
上品な服の下の肉体はよく鍛えられ引き締まっており、外見のイメージはダンディズムに富んだ40代の中年男性……言われなければ魔族とは分からないほどに、まさに人間そのものだった。
魔皇ヴフティヒは手にしたグラスの残りをくいと飲み干し、上機嫌そうに言う。
「全ては順調、か。困ってしまうね。あっさり終わっては退屈で仕方がない」
「計画の準備と、神々の目を欺くための潜伏に多くの労力と時間を費やしたのです。最後ぐらい楽に事が運んでも、バチはあたりますまい」
魔皇ヴフティヒはおかしそうにくっくくく、と笑った。
「バチ?誰が与えてくれるのだね?そんなものを、この私に?」
「そうですな、おかしな話です」
参謀長チェントーネはにやり、と笑った。
「バチを与えるべき神々など、もはや我らが手中も同然なのですから」
なんだ、このファミコンのキャラクターみたいな奴は?
49 :
名無しになりきれ:2005/06/12(日) 15:37:42
紹介するにはageないと
またパイオニアか
特能スレとか荒らした設定厨だ。スルーした方がいい
>35
「ホントは俺が戦うべきじゃないんだけどな…」
FALCONは自分の軟弱な息子に、色々と戦いを経験させて、強くなってもらいたかったのである。
「まぁ、俺もまだまだ若いし、一回ぐらい俺が戦うか…」
>ケセルダは上空に跳び、黒く光る斧をHORUSの父親に勢いよく振り下ろした
ケセルダの斧がFALCONを両断する。しかし、それはFALCONの残した残像だった。
「軽く実力を見せてやるか…」
FALCONは気を解放すると、辺りに突風が巻きおこる。
両手を合わせ、気を集中させると、両手がぼんやりと光輝く。
「これぞ本物の鶴仙流奥技!!気功砲!!!!」
FALCONの両手から発射された気の砲弾がケセルダを襲う。
>44
「くくく、これで終りだ」
ヴァルターは勝利を確信するが、
>攻撃を回避しそのままヴァルターの後方に着地。
「何だと!!」
突然の事でヴァルターは反応できなかった。
>フレイムはそのままヴァルターの背中に向かって剣を突き刺した。
「ぐふっ、まさか私が…」
ヴァルターの背中から心臓に剣が刺さり、そのまま息絶えてしまった。
>51
>ケセルダの斧がFALCONを両断する。
「ははは、楽な相手だったぜ!!」
ケセルダは勝利を確信し高笑いするが、
>しかし、それはFALCONの残した残像だった。
「何だと?!」
ケセルダは相手が生きていたのを知り驚く。
>FALCONの両手から発射された気の砲弾がケセルダを襲う。
「まさか…この俺が…」
ケセルダはFALCONの気弾が直撃し、爆死してしまった。
>>52 >「ぐふっ、まさか私が・・・」
フレイム「槍持ちの龍騎士はどうしても突っ込む攻撃スタイルになっちまう・・・それは威力が倍増する反面どうしても隙ができてしまう・・・あんたがそれを忘れていてくれて助かったよ・・・」
そういうとフレイムはヴァルターの背中に刺さった剣を抜いた
ヴァルターの背中から心臓に剣が刺さり、そのまま息絶えてしまった、
ヴァルターはそのまま自分の龍の背中に倒れてしまった
フレイム(・・・初めて人殺しちまった・・・)
フレイムは龍騎士の亡骸を見つめながらそう思った。
その手は明らかに震えていた。
「グルル・・・」
その唸り声に気付きフレイムは顔をあげた。
そこには仲間を殺された龍がこちらを見ながら唸っていた。
フレイム「ごめんな・・・お前の友達殺しちまって・・・本当に・・・」
フレイムはその龍の顔を撫でながら言った。
すると龍は唸るのをやめて、逆にどうしたらいいのかわからない顔をしていまった。
フレイム「お前やさしいな・・・ありがとう・・・」
そういうとフレイムはその龍の背中から下りた。
すると龍はヴァルターをのせたまま、飛び立ち何処かへ行ってしまった。
そしてフレイムは龍が飛び去ったのを確認した後、無言のまま悪魔の元に向かった。
フレイム「大丈夫か?少し待ってな」
そう言うとフレイムは自分が着ていたフード付きのマントを子悪魔に着せてやった。
フレイム「よし・・・これならバレねぇだろう」
そう言うとフレイムは悪魔を背負うとまたプリシラの元に向かった。
>52
「あんまり歯応えがなかったな…」
FALCONは地上での久しぶりの戦闘を楽しみにしていたのだが、相手があっさりと死んでしまい、がっかりする。
FALCONが裏路地から立ち去ろうとした時、一人の堕天使が現れる。
「FALCON様。あの方が至急地獄に来るようにと、申しておられます」
FALCONはそれを聞いて溜め息を吐いてしまう。
「まさか…またあれの出場のための修行をすんのか?」
FALCONの問いに堕天使は頷く。
「どうしよう…修行となると父さんと一ヶ月間ずっと戦いっぱなしになるからなぁ…その間HORUSが心配だからな…」
FALCONはまた溜め息を吐いてしまう。
「大丈夫ですよ、HORUS様なら。それよりも御自身の身を心配した方が良いですよ」
FALCONはこれからの地獄の修行を想像し、身震いしながらも地獄への門を造り出す。
「じゃ、HORUSのことを頼む…」
FALCONは地獄への門に死を覚悟して、飛込んだ。
55 :
少年悪魔:2005/06/13(月) 21:30:58
うーくそう、、隙なかったなあ、、
(攻撃しようにも隙もみつからずがっかりしていると)
>フレイム「大丈夫か?少し待ってな」
>そう言うとフレイムは自分が着ていたフード付きのマントを子悪魔に着せてやった
あ、、ありがと、、ぅ
(思わずこう声にだしてしまった、、)
>そう言うとフレイムは悪魔を背負うとまたプリシラの元に向かった。
(声にはださずに、、)
(おまえ、、やさしすぎだよ、、バーカ、、)
(本当の悪魔とはこういうことをいうのだろう、)
(自分の、豊富な知識と容量のよさもそうだが、)
(体の見た目の「弱さ」をかえって利用し)
(こうやって、何人もの犠牲をだし、上級にのしあがったのだ)
にひぃぃ、、これで、おしまい、、、
(そう、小声でつぶやくと隠しもっていた)
(首元めがけてダガーを振りかざした。)
【フレイムに背負られたまま背後からダガーで攻撃しようとする】
前スレ919
此方の思惑とは裏腹に、この貴族の世間知らずといった御令嬢は一人で突っ走っている。
>「陛下からお給料も出るはずだから……」
「お給料…」
この言葉にサフィティアのエルフ耳はぴくっと反応した。成程、小判鮫のように集団にくっ付いて各地を回る方が
安全だし、何より、給料も出る。いざとなったら適当に戦闘を行い、自分は何時でも逃げ出せる準備をしておけば良い。
前衛は他の連中に任し、自分は後衛でのんびりと過ごせばよいのである。
「行きます!不肖サフィティア!地の果てまでも付いてきいますぅ!」
城の壁に激突した飛竜に慌しく向うプリシラの後を、サフィティアは追いかけていった。
【プリシラに続く】
57 :
謎の人物:2005/06/14(火) 18:13:03
ガストラの城下町で暴れ狂う砕きダルマ。
その砕きダルマに謎の人物が近寄っていく。
砕きダルマはその近寄ってくる人物の何かを感じとり、恐怖で身が固まってしまう。
「ふふ・・・どうやら君はこの後自分がどうなるか・・・分かってるようだね・・・」
砕きダルマは急に雄叫びをあげると、謎の人物から逃げていく。
「逃がさないよ・・・死んじゃえ」
謎の人物は砕きダルマに手を向けると、強力な何かの力が放たれる。
その強力な何かの力が砕きダルマに、直撃すると砕きダルマは爆発して消滅する。
「ふふ・・・楽しみだね・・・火山であの人たちと殺し合えるなんて・・・今から私・・・興奮しちゃうよ・・・」
そして謎の人物は、空中に浮かび火山の方へ飛んで行く。
「サタン様に怒られちゃうかな・・・持ち場から離れちゃって・・・」
【名前】プリシラ・ケン・イングラム3世
【年齢】15
【性別】女
【職業(LV)】機械魔法気孔騎士・LV1
【魔法・特技】イングラム流剣術・弓術・機甲術・魔術・気孔術 (つまり器用貧乏)、金の力
【装備・持ち物】サーベル、軽装プロテクター(ゴールド仕様)、クロスボウ、毒薬
【身長・体重】150cm 40kg+α(一部機械化しているため)
【容姿の特徴、風貌】亜麻色の髪でセミロング 顔立ちは可愛らしいが、よく見ると目が据わっている
【性格】自信過剰、時に卑屈
【趣味】ポエム、技のコピー・アレンジ
【人生のモットー】大器晩成 (意味はわからず使っている)
【自分の恋愛観】優秀で才能のある人と恋に落ちたい
【一言・その他】今この世界には英雄が必要なとき そしてそれはこのわたしだ!……よね?
【簡単なキャラ解説】もはや覚えてる人もいないであろうイングラムの子孫
家系に誇りを持っており、武名をあげることに情熱を燃やす しかしお嬢様育ちで世間知らず
騎士の戦闘術にガストラ帝国の機械技術、さらにオーガス国の魔術と先祖が苦戦した気孔術を取り入れ、
それらを合わせることによりイングラム一族は最強の戦闘術を作り上げたつもりだった………が!
それぞれの腕前が中途半端なため、総合的には他とあまり変わらないことに気付いていない
そんな地上最強ならぬ自称最強の騎士 ちなみに名前のイングラムの部分はミドルネーム
テンプレ、再投下しときます
>56
>「行きます!不肖サフィティア!地の果てまでも付いていきますぅ!」
「ほ…本当か!? よし、それではこの国のため、世界のため、共に悪魔どもを討ち滅ぼそうぞっ!」
勇ましげなことを叫ぶプリシラだったが、内心ではもっと感傷的な思いだった
(ああ……共に戦った感謝をお金で表そうとしたわたしが間違っていたのかもしれないな…
彼女はわたしに教えてくれたぞ お金で得られるものが全てではないと
苦しい試練を共にして生まれる仲間、それこそが本当に信頼できる者なのだろうな…)
なんか悟ったようなことを考えている
サフィティアの思惑とたくましい商魂を知らない彼女は、仲間との出会いの感動をジーンと噛み締めていたのだった
>12
ついに巨大な怪しい飛行物体=竜の前にたどりついたプリシラは、
その近くで自分と同じくらいの少年が竜となにやら会話しているのを目撃した
「察するにこいつは悪魔の手先の竜使いか……単騎で陛下の居城に乗り込んで来るとは不届きな…!」
あたふたと挙動不審な少年に近付いて行くと、向こうもこちらを振り向き近寄って来た
相変わらず誤解したままのプリシラは剣を持って睨みつけていたが…
>20>29
ズビシッ!とフレイムを指差してポーズを決めるプリシラ なにせいざとなったらサフィティアもいるので強気だ
「邪悪なる悪魔の手先め!このプリシラ・ケン・イングラム3世が成敗してくれ……こらっ!
人が名乗りをあげている最中によそを向くのではなぁいっ!!」
しかしフレイムはいつの間にか現れた子供の方を構っていた
こんな所に子供がいるのも不自然だが、興奮しきっている彼女はそんなことにも気付かない
「そっ…そうか!わかったぞ! その少年を人質にしようというのだなっ!?
くっ……卑劣な悪鬼め、恥を知れ恥を!」
先入観に囚われ騒ぎ立てるが、まさかフレイムもこれが自分のことを言われているとは思わないだろう
もしかしたら悪魔の方は自分に言われてると思うかもしれないが
続いてそこに、ワイバーンに乗った騎士がやって来た
「さ、さらにさらに伏兵とは、これはまさか罠だったの!?
おのれぇ……どこまでも卑怯なっ!! 貴様のような狡猾な悪魔は見たことないぞ!」
やっぱりフレイムの方にそんな台詞を飛ばすが、彼はそれどころではないだろう 新手の竜騎士がいきなり攻撃して来たからだ
(な………なにこれ 仲間割れ…?
あ、そうか あの飛竜の騎士は我が窮場を助太刀に来てくれたのだな!うんうん、やはり持つべきは仁徳か…)
「よし!わたしも悪魔討伐に手を貸すぞっ!!」
例によって間違った解釈をすると、サーベルを構え自分も戦闘に加わろうとするプリシラ そこにフレイムの声が響く
>「そこで待ってて!!」
その声は悪魔の少年に向けられたものだったが、自分への言葉と受け取ってしまったようだ
「フフッ…そうか 決着はあくまで一騎討ちで、わたしには首を洗って待っていろということか
つまり、勝った方がわたしと戦うわけだな? 我ながら罪な女なのだ……」
脳内設定がまた一転しながらも独りごちる
気付けばさっきからなにもしてない感じだが、勘違いしたまま下手に動かれるよりはよかったんじゃないだろうか
>35>44
二人の竜騎士の戦いはフレイムの勝利に終った
見ていたプリシラは、ただ「ああっ!あの槍の光は!!」とか、
「なにーっ!?一瞬の隙を見切り背後にまわっただとっ!?」とか解説しているだけだったが
最後に、心臓を貫かれ倒れたヴェルターにしばし礼をとる
(あの台詞回し、そしてあの渾身の一撃……自ら死亡フラグを立てたのが敗因か…)
>52>53
小悪魔を背中に負ってこちらへやってくるフレイムを見たプリシラは思った
(またしても人質戦法……少しは騎士らしい部分があると思ったが、やはり本性は悪魔か!)
あくまで誤解して怒りを燃やし、近付くフレイム達に向かって武器を構える
彼女は気付かなかったが、フレイムの背中にいる少年が不審な動きを見せていた
>【フレイムに背負られたまま背後からダガーで攻撃しようとする】
ちょうどその瞬間、激昂したプリシラはフレイムと……そして、少年の方を指差して叫んだ
「正体を現したな悪魔め!武器を捨てておとなしく投降しろ!!」
【偶然、少年悪魔にむかってハッタリをかける】
フレイムはぼーっと歩いていた。
頭の中で殺したことによる罪悪感が頭の中から離れなかった。
フレイム(これでよかったんだろうか・・・やっぱり他に方法があったんじゃないか・・・いや・・・騎士になってしまってはいずれは人を殺すことになる割りきらなけてば・・・でも)
>>55 >【フレイムに背負られたまま背後からダガーで攻撃しようとする】
そんなことを考えていたからか後ろでそんなことをしてるなんて思ってもなかった。
>>61 >「正体を現したな悪魔め!武器を捨てておとなしく投降しろ!!」
フレイム「俺は悪魔ではありません!!神器捜索を命ぜられた者です!!名前はフレイム・・・フレイム・アルスターです!!」
そして続けて
フレイム「もし信用できないのでしたらガストラ王に聞いてみてください!!でもこの子だけは医療室に連れていってやってください!!」
そういうと子悪魔を背中から下ろした。
フレイム「ぜったいにフードはずすなよ・・・」
そう悪魔に警告するとプリシラに悪魔に引き渡した。
『子悪魔をプリシラに引き渡す』
此処はガストラ城の地下深くにある研究所。此処では様々な科学技術等が研究・開発されていたが、それは既に百年も
前の話である。今ではその大半が閉鎖されており、施設の機器には百年もの歳月を物語るかのように埃が分厚く積もっていた。
百年前の隣国オーガスとの戦争は嘗てない程の凄惨さを極め、数多くの戦死者を輩出し、特に、オーガス側に戦死者が目立っていた。
それというのも、当時のガストラ軍を構成していた殆どが機械化された兵士であった為、機械兵士は戦死者に数えられ無かった。
機械兵士は機械化された兵士。彼らに“死”という概念は無く、“壊れ”れば後方に下げられて修理され再び戦列に加わり、修復不可能な
程に破壊されれば“廃棄”されるだけであった。その結果、戦争はガストラ側に有利に動いていた…が、やはり決め手となるのは人間の力
だろうか。詳しい資料が残っていないので敗戦の原因は不明であるが、戦争は遂には人知を超えた戦いにまで発展したそうだ。
その結果としてガストラは敗戦。嘗てない程の戦争の凄惨さを引き起こしたとされる科学技術の大半が封印され、今に至るという訳である。
百年前はこのガストラ城内も機械化されたメイドの類が跋扈していたが、今では数機が稼動しているに過ぎない。
人々は、機械から離れ始め再度復古し始めた魔術へと帰依していった…だが近頃、ごく少数の研究者にだけ新に機械技術の研究が許され、
閉鎖された地下研究所の一部を開放していた。其れというのも、隣国オーガスに此処数年の間に不穏な動きがあるからだ。
現ガストラ大帝もこのような処置は気の進まぬことであったと思われるが、幾等友好関係を結んでいるとはいえ自国の防衛をほうったらかしに
しておく訳にはいかない。少数ながら、機械兵士の類がガストラ軍に秘かに配備され始めていた。
『地下研究所閉鎖区画』
閉ざされて百年。此処は他の区画とは違って、再開放されてはいない。稼動を停止して百年が経過する施設の機器の上には、埃が層を成している。
その埃まみれの施設の奥深く…ハザードマークと『厳重注意』と書かれた分厚い特殊合金製の扉によって閉ざされた部屋があった。
部屋の中は、未だに稼動を停止していない数機の機器のパネルによって薄暗かった。
薄暗い部屋の奥深く。其処にはハンガーに固定されたままの機械兵士が一機だけあった。機械兵士は機体をハンガーに固定され、機体各所にコードや
パイプを傍の機器に繋がれたまま機能を停止していた。機体を覆う鋭角的なデザインの、強固な漆黒の分厚い装甲板の上には埃が溜まっている。
どうやら、一度も機動することなくそのまま放置されてしまったようだ。頭部のカメラアイは完全に沈黙し、鋼鐵の四肢はだらんと力無く垂れ下がっている。
『起動シークエンス開始』
だが突然、傍の機器のパネルに文字が浮かび上がった。それと同時に機械兵士の大出力魔道ジェネレータが甲高い始動音を上げ始めていた。
始動を開始し始めたジェネレータは早鐘を打つ心臓のように徐々にその鼓動を早めていった。程無くして動力が四肢に機体に供給され始めた。
固まったままであった指が動き、力強く拳を握り締める。地に膝を着いたまま固定されていた足に動力が浸透し、僅かに関節が動いた。
『……起動』
薄暗い部屋の中に静かに響く、生気を全く感じられない無機質な音声。その直後に、ぶん、と鈍い音を立てて今の今まで光を失っていた頭部カメラアイに光が灯る。
起動を開始し始めた機械兵士は、機体をハンガーに固定されたまま立ち上がろうとした。頑丈な造りとなっているハンガーは一瞬の間を置いて、いとも容易く
機械兵士が動く度に引き千切られていった。機械兵士はばらばらとハンガーの残骸を撒き散らしながらその場で立ち上がった。
『…………』
全高およそ290cm。全身は覆う強固な装甲板は鋭角的なデザインとなっており、避弾傾斜に優れているのが窺える。重火器を搭載した四肢はごつく、肩幅も広い。
頭部に搭載された一基の大口径カメラアイは透明な防弾ヴァイザーの下で、レールに沿って忙しなく動いている。
『システムの全てに異常無し。本機は是より、課せられた任務を完遂致します』
誰に言うとでもなく機械兵士は独り言を呟く。そして、右肩の分厚い装甲板が跳ね上がり、その下から大口径のレンズ状の砲口が現れる。
『右肩部90mm魔装砲、魔力の充填良し。是より、試射を行う』
照準は、この部屋を閉ざしている分厚い特殊合金製の扉。金属が擦れるような甲高い音を立てながら、90mm魔装砲に魔力が集う。
『砲撃』
その無感情な声が響くと同時に、分厚い鋼鐵の扉は跡形も無く吹っ飛んでいた。砲口から放たれた高密度の魔力砲弾は紙の様に特殊合金製の分厚い扉を
撃ち抜き、そして閉鎖区画の壁を幾つも貫通し、ようやく閉鎖区画の端っこに着弾して盛大な爆炎を上げて止まった。
『…エネルギー調整不適合。修正します』
流石に出力が高すぎたようだ。機械兵士は搭載されている自慢の高性能な電子頭脳で、早速砲の威力の修正を行った。
何層にも埃が積もった閉鎖区画の廊下を歩き、機械兵士は地上へを目指して進む。データバンクで検索した情報通りならば、数分で地上に出るだろう。
程無くして、地下研究所の閉鎖区画と再開放区を区切る扉の前に辿り着いた。機械兵士は扉の横のパネルに手を伸ばし、指の先からパネル操作用の
触手のようなアームを一本だけ伸ばした。アームは扉の操作パネルの上を線虫のように這い、端末を探し当てると虫の頭部のような接続端子を端末に繋げた。
『…接続を確認。ハッチ、開放します』
接続完了を確認すると、扉は音を立てて開き始めた。それから機械兵士は再解放区を突っ切り、一気に地上に出ていた。
『ガストラ城周辺』
>56>61>62
機械兵士は地上に出ると、先程からセンサーに反応があるガストラ城外周へと足を向けていた。
静まり返ったガストラ城内を抜け、センサーに反応する方向へと歩を進めること数分。程無くして頭部カメラアイに四人の人影を捕捉していた。
機械兵士は頭部カメラアイに捕捉した四人にズームアップをかけ、詳細に観察する。
『…本機に記録されている情報は古く、ガストラ兵と判断はすることは出来ません。是より接近し、接触を図ります』
彼らがガストラ兵であるかどうか分からない為、機械兵士は接近して詳細な情報を得るつもりだ。
大きな図体から繰り出される歩幅は大きく、のしのしと歩くと直ぐに四人の前に着いた。
『本機の名はガストラ帝国製0842式鉄機兵。製造番号GO−68213。簡単な質問をします。御手数ですが、是より答えて下さい』
大きな図体に見下ろされれば、幾等丁寧な語調で質問されても、余計な威圧にしかならないだろう。
『貴方達の所属を明らかにして下さい。もし、明らかに出来ないのであれば、本機は警戒モードLv3に移行いたします』
その言葉と同時に、腕に装備されている四門の25mm機関砲、両腕合わせて計八門の撃鉄が動き、ガチャリと無機質な音が周囲に響いた。
【四人に接触し、25mm機関砲の発射準備を整えて質問】
再投下です。微修正
【名前】ノトアス・ユーラン
【年齢】17歳
【性別】男
【職業(LV.)】僧侶(9)
【魔法・特技】各種回復魔法、聖属性魔法
【装備・持ち物】モーニングスター、法衣、ロザリオ
【身長・体重】158cm、52kg
【容姿の特徴・風貌】金髪、蒼眼。非常に眼が細く、どこを見ているか分からない
【性格】温厚(?)、敬虔
【趣味】祈り
【人生のモットー】不幸な方々を救うことが出来れば、私はそれ以上何も望みません。
【自分の恋愛感】私は、神に仕える身ですから…。
【一言・その他】私達に他者を裁く権利はありません。全ては勝手な価値観なのですから。
「…もしや、城内の敵は既に駆逐されているのでは?」
戦う人を援護しようと城内をさまよい続けて早幾時。しかし探せど探せど見当たるのは顔に安堵の表情を浮かべた人のみ。
普通の感覚ならとうに気づいているのだろうが、ノトアスは実戦経験がなかったこともあり、違和感を感じるだけであった。
そして今。やっと事実に気づいたのである。些か遅すぎる気がしないでもないが目を瞑ることにしよう。
「よし!では城外ですね!」
人に奉仕することを何よりの喜びと感じるノトアスがその結論を導き出すことは半ば自然とも言える。
ノトアスは城から出、自分を必要としている人がいるかもしれない城下町へと駆け抜けていった。
「はははははー!」
モーニングスターを小脇に抱え笑顔で走る聖職者は、傍目には凶人としか見えないかもしれないが。
>43
「わぁっ!」
何かに躓いて勢いよく転ぶ。とっさのことに反応出来ず、鼻を強かに打ちつけた。鼻血が一筋垂れる。
「いたたたた…むむ!これは!動物ではないですか!」
自分を躓かせた対象に恨みを込めた視線を投げかけたところ、そこには地に伏せる馬の姿が。
「怪我を負っているようですね…ふむ」
ノトアスが手をかざすと、その手から青色の光が現れ、瞬く間に傷を治療してゆく。
あらかた回復させたところで、ノトアスは周りを見渡す。
「この鐙といい…これに乗ってらした方がどこかに倒れてらっしゃるかも…むむ!」
少し離れた場所に何かを視認したノトアスはその場所に走ってゆく。案の定、そこには鎧姿の人間が倒れている。
「おおっ!ってああっ!私は今怪我人を見て喜んでしまった!一瞬とて笑顔をしてしまった!なんたることだ!」
ノトアスは自責する。人の安否より、自分が人の傷を直せることの喜びの方が上回ってしまったのだ。
「とりあえず怪我を治しましょう。癒しの光──ヒール」
さっきよりも少し大きな光がノトアスの掌から放たれ、倒れていた人の傷を治してゆく。
そしてやっと、ノトアスは倒れていたのが女性だったことに気づいた。
エルヴェは地竜じゃないのか?
>68
間違えました…脳内修正お願いします
充分な休息を取り、疲労を回復させたHORUSは砕きダルマの元へ戻ろうとする。
そして、そこで見てしまった。
>57
「何…あの化け物…」
HORUSは砕きダルマが消滅させられる場面を見てしまった。
「こ…殺される…」
自分が使える魔法の中でも五本の指に入る程の魔法でも、殺すにはいたらなかったのに、謎の人物は軽々と消し去ってしまった。
HORUSは謎の人物を見て、自分との格の違いを感じ、恐怖し息を潜めて隠れてしまう。
そして謎の人物が去って行くのを確認すると、HORUSは心の底から安堵する。
「死ぬかと思った…」
HORUSはその場に何かの糸が切れたように座り込んでしまう。
71 :
少年悪魔:2005/06/15(水) 19:07:47
>>62 、、、、ちぇ、、
(スッとダガーをおさめ
(またしても、殺す機会をのがしてしまった悪魔
(こいつらといると調子狂うや、、けいさーんがい、、
バイバイ、、
(フレイムの背中からおりて、プリシラの元へ
(いく途中に、、少年悪魔の下から影ができ
(その影に飲み込まれるように、地下へ潜り、姿を消した。
(今回は出直すよ、、次はもっと多くの策、、用意しないとね、、
(影が消え去りフードだけが、その場に残った、、、
>>65 しばらくすると重そうな足音が聞こえてきたと思うとフレイムの周りが急に暗くなった。
フレイムは上を見上げた。
フレイム「っ!!」
フレイムは驚いた。
そこには2メートルを超える鉄騎兵が立っていた。
フレイム「うわぁ・・・すげぇ・・・」
フレイムはその鉄騎兵を見てなぜか急にわくわくしていた。
フレイム(さ・・・触りたい・・・)
フレイムがその鉄騎兵を触ろうとした時・・・
>『貴方達の身分を明らかにしてください。もし明らかに出来ないのであれば、本機は警戒Lv3に移行します。』
>その言葉と同時に、四門の25mm機関砲、両腕合わせて計八門の撃鉄が動き、ガチャリと無機質な音が周囲に響いた。
フレイム「っ!!」
フレイムは身構えた。
フレイムは今神器捜索部隊の一人だという証明が出来るようなものは持っていないこともあるが、子悪魔のことも心配だった。
もしバレてしまえば自分と子悪魔は確実に殺されてしまうと感じたからである。
フレイムは子悪魔がいた場所に視点を向けた
>>71 しかしそこにはマントしかなく悪魔の姿はどこにもいなかった
フレイム(まじかよ・・・)
フレイムは自分の命の危機を感じた。
さっきいた子が悪魔とばれれば八門の機関砲で蜂の巣にされると思ったからである。
フレイム(やば・・・)
フレイムは必死で考えた。
そして考えた言い訳が
フレイム「えっと・・・俺は神器捜索部隊の一人です。証明できるものは・・・今はありません・・・でもガストラ王に聞いてもらえばわかります。あとさっきいた子供は怪我をしてここまで逃げてきたそうです。たぶんあなたが恐くて何処かへ逃げたのかもしれません・・・」
と・・・
『フレイム必死の言い訳をする』
73 :
城の人:2005/06/16(木) 07:41:38
「どうやら闘いが終ったようだな」
城にいる近衛騎士団の団長は悪魔の気配がなくなり、戦闘が終ったのを確認すると帰還命令のホラ貝を鳴らす。
団長の鳴らしたホラ貝は国全体に伝わり、気絶しているもの以外は聞こえるだろう。
『全員に帰還命令を出す』
プリシラの少年悪魔への天然のハッタリは効果がなかった いや、思いっきり外していた
むしろフレイムの天然の方が上だったと言えるだろう
>62
>「俺は悪魔ではありません!!神器捜索を命ぜられた者です!!名前はフレイム・・・フレイム・アルスターです!!」
「? ……………………あっ!」
思わず声の漏れた口を手で隠す 言われてみればこれまでの流れに納得が行った
「は、はははっ…なるほどそういうことか 軽く勘違いしていたようで済まなかったな
いやなに、これも不幸な誤解というか……て、敵を欺くにはまず味方からと言うからなっ!」
わかったようなわからないようなことを言ってごまかしながら、フレイムに向かって手を差し出す
「わたしの名はプリシラ・イングラム 覚えておくといいぞ、将来プレミアがつくから」
………つい癖で、差し出した手の甲が上を向いていた
>「もし信用できないのでしたらガストラ王に聞いてみてください!!でもこの子だけは医療室に連れていってやってください!!」
「ふむ……そう言われると何か証拠が欲しい気がしないでもない… 鵜呑みで信用というわけにもいかぬからな」
今度は少しわざと、意地悪をするように食い下がってみせる それから…
「と、思ったが……わたしは面倒事は嫌いだし、子供の世話などしたことがない 好かれるたちでもないしな
構わん……お前が自分で連れて行ってやれ」
そして笑顔 前半の本音を交えつつ、意図的にさわやかにまとめてみた
やったぞプリシラ・イングラム!キメたぞプリシラ・イングラム!照れ隠し半分、彼女がそう心の中で喝采を上げた瞬間…
>71
>バイバイ、、
いつの間にか少年の姿が消えていた 台無しである どうやら『イングラム流さわやかにキメッ!作戦』は失敗に終ったようだ
「ふ、ふふ……子供に好かれるたちではないとは言ったが……まさか目にも止まらぬ速さで逃げられようとは…
わたしはなにか嫌われるようなことでもしてしまったのだろーか……」
ぼーっとしながら、少年の不思議な消え方につい首をかしげてしまう プリシラの母性本能が1下がった!
>65
>『貴方達の所属を明らかにして下さい。もし、明らかに出来ないのであれば、本機は警戒モードLv3に移行いたします』
>【四人に接触し、25mm機関砲の発射準備を整えて質問】
突如現れた大柄な鉄機兵に驚きを隠せないまま、サフィティアやフレイムにも聞こえるように呟く
「これはまさか……100年前の大戦で我が国の主力兵器だったという機械兵士か
王城地下にいくつか残っていると聞いてはいたが、それがよもや彷徨い出て来ようとはな…」
プリシラの先祖であるイングラム将軍は機械兵士の軍団を指揮していたと言うが、
彼女自身はけしてその扱いに慣れているわけではない ただ、少しは知識があった
自分も身につけている機械について学んだ際に、扱い方だけでなく、過去の科学力がどのようなものであったかも知ったのだ
鉄機兵の態度から危険なものを感じたプリシラは、小声で二人に警告する
多分、小声にしてもセンサーで捉えられそうだとは気付いていなかったろう
「二人共、一応説明しておくがあの機械兵士がこちらに向けている筒は非常に強力な武器だ
対応を誤るといつでも攻撃を仕掛られるというつもりだろうな まったく居心地の悪い…」
別にやましい所などないが、相手はこちらを警戒している うかつに刺激すると制止の効かない状態で攻撃されかねない
(無礼討ちにしてくれようか!)と頭の中では強気だったが、こちらは戦闘直後でもあるし、制御できない機械は危険だ
さらにこういった手合いには買収だの泣き落としだのといった人間的な弱点を突く(プリシラの頼る)交渉術は通用しない
「い、いや、わたしはだな、れっきとしたこの国の騎士だぞ? なんなら証拠を見せても…」
目の前にした過去の文明の遺産への羨望と、一触即発の緊張感にしどろもどろになりながら答えようとする
その時ふと、あることに気付いた… サフィティアとフレイムの方をちらっと見る
>72
(待て!この二人は正規のガストラ軍人ではなかったではないか!
さてこの状況でどう証明すればよいやら……
捜索隊の話をしたところで、100年前の機械兵士が知るはずもなし
下手にかばい立てするとわたしまで攻撃されるのでは…… いや困る、それは困るだろう…!)
だがとにかく、ここは多少なりとも知識と身分を持ち合わせた自分がしっかりしなければいけない局面だ
軽く息を吸って気を落ち着かせると、胸を張って鉄機兵を見据え、改めて声をかける
「いきなり銃を突き付けて尋問とは何事だ!慇懃無礼にもほどがあろうが!
わたしの名はプリシラ・ケン・イングラム3世 見よこの我が家の紋章、代々ガストラ皇帝の剣となる一族の証よ!」
機械相手に卑屈になって見せてもしょうがない 精一杯の勇気と威厳を出して名乗ってみせる
「お前のメモリーにも我が祖先の名が記録されているかもしれんな わかってくれると助かるのだが…
それからこの二人は……」
(クールになれ…非情になれプリシラ・イングラム…!
わたしという高貴で優秀な未来の英雄を生き残らせるためならば彼等の犠牲は無駄にはならないし、
伝説の礎となったその魂は死してなお歓びの野に召されるはずだ… 気に病むことなどなにも……
…………いや違う!わたしがさっきからこうやってわざわざ強気に出てるのは誰のためだ?)
「ハァ………… この二人の身元はわたしが保証するっ!志同じくこの国のために戦ってくれている者達だ!
逃げた子供の方はおそらく民間人……所属もなにもないだろう?
わかったらまず、その物騒なものを向けるのはよしてもらおうか そんな警戒ぶりでは城中敵に回してしまうぞ
折角の先達の遺産がそのようなことで失われてしまうのは惜しいだろう?」
最後に、ちょっとした好奇心から質問を付け加えてみる
「それで、お前の任務は一体なんなのだ? 何故起動しているのだ…?」
【自分達の身元を説明、ついでに質問】
>73
耳が痛くなるほどのボラの音に思わず両耳を押さえる プリシラはなにか呟いたが、その声はボラにかき消されていた
「ぱくぱくぱく…」(……これは、帰還命令か? この音量では国中に響いているだろうな)
「ぱくぱくぱくぱく…」(さすがは近衛騎士団団長、ガストラ帝国随一の肺活量とうたわれるだけの事はある)
ボラが止んだのを見計らい、他の二人と一機に声をかける
「城への帰還命令が出たようだな わたしは行くが、お前達は……あ、いや…聞くまでもないか」
よく考えたらフレイムも捜索隊の一員だと言っていた 鉄機兵にはなんとなく命令に従いそうなイメージを持った
「そうだ……サフィティア おそらく陛下もいらっしゃるからお目通りしておくといいぞ
我等が剣を捧げるお方であるし、お前の働きを聞けば恩賞のひとつも賜れるかもしれない うんうん!」
それからプリシラは集合場所を目指して歩いて行った 「どこだった?」とか言いながら
【命令に従い集合場所へ向かう】
>73
座り込んでいるHORUSの耳に、突然大音響のほら貝の音が入る。
「この大きな音…城から聞こえるけどなんだろう?」
HORUSは疑問に思いながらも立ち上がる。
「とりあえず城に帰れば分かるかな…」
HORUSはふらふらと城に向かって歩いていった。
『ガストラ城周辺』
>72
>「えっと・・・俺は神器捜索部隊の一人です。証明できるものは・・・今はありません・・・でもガストラ王に聞いてもらえばわかります。
>あとさっきいた子供は怪我をしてここまで逃げてきたそうです。たぶんあなたが恐くて何処かへ逃げたのかもしれません・・・」
『その言動には不振な要素が多すぎます。因って、警戒モードから威嚇モードに移行致します』
すっと右腕を正面に向け、城壁際にある木に照準を定める。機関砲の砲口付近に備え付けられている紅いレーザーポインターから四つの
照準用光線が木の幹に集中している。
『威嚇します』
雷が轟くような轟音が四門の砲口から轟き、紅蓮の砲火が周囲を真昼のように照らす。計四門の砲口から放たれた大口径の機関砲弾は
城壁際に植えられていた木を一瞬で削り倒した。しかし、それでも尚機関砲の連射は止まらない。轟音が周囲に轟くと同時に、大量の空薬莢が
腕部側面にある排莢口から吐き出され、発射時の爆炎で加熱された、硝煙の匂いを立ち上らせている空薬莢の小山が積み上げられていた。
バラバラと空薬莢がフレイムやプリシラ、サフィティアの足元に転がってきてようやく砲撃を止めた。砲撃を終了した機関砲の砲口は中華鍋のように
熱せられており、水蒸気が立ち上っていた。
『威嚇を終了します。続いて、右腕部機関砲砲身の電磁冷却を開始します』
直ぐに加熱し切っていた、右腕部装甲内に収納されている四門の機関砲の砲身、機関部が冷却されていく。程無くして、再度砲撃が可能となった。
>75
>「二人共、一応説明しておくがあの機械兵士がこちらに向けている筒は非常に強力な武器だ
『其の通りで御座います。本機に搭載されているGA-0013電磁冷却砲身・重力圧縮弾倉搭載型魔力付与式25mm機関砲は、従来の機関砲とは
一線を画するもので御座います。一門辺りの最大毎分発射数は8000発、合計四門で最大3万2000発の大口径機関砲弾を撃ち出すことが可能です。
機関砲は発射数の切り替えが可能であり、先程は毎分250発です。このままこの場から去らないのであれば、毎分1000発の発射速度で攻撃します』
がちゃり、と再度撃鉄が稼動する無機質な音が響いた。
>76
>「いきなり銃を突き付けて尋問とは何事だ!慇懃無礼にもほどがあろうが!
>わたしの名はプリシラ・ケン・イングラム3世 見よこの我が家の紋章、代々ガストラ皇帝の剣となる一族の証よ!」
攻撃をしようと右腕をプリシラ達に向けるが、プリシラの豪奢な装飾が施された剣が目の前に突き出されると、彼は動きを止めた。
そして逡巡。頭部のモノアイカメラが忙しなく動き、その剣の柄に施されている装飾や家紋を細やかに観察していく…記憶素子に刻み込まれているデータを
呼び出し、読み取った剣の装飾や家紋をそれと照合させる。程無くして、結論は出た。
『…ガストラ皇帝家に代々仕える、イングラム家の者と断定。鉄機兵に於ける交戦規定第10条第5項に該当しました。"ガストラ皇帝家家臣への攻撃禁止"
本機は其の規定を速やかに実行します』
プリシラ達に向けていた右腕を下げ、プリシラに対して固い敬礼を送る。
>「ハァ………… この二人の身元はわたしが保証するっ!志同じくこの国のために戦ってくれている者達だ!
>逃げた子供の方はおそらく民間人……所属もなにもないだろう?
>わかったらまず、その物騒なものを向けるのはよしてもらおうか そんな警戒ぶりでは城中敵に回してしまうぞ
>折角の先達の遺産がそのようなことで失われてしまうのは惜しいだろう?」
『イングラム家御息女の御言葉とあれば、本機は其の通りに行動します。先程の無礼を御許し下さい、プリシラ・ケン・イングラム三世様』
敬礼を解くと、腰の関節を折って丁寧且つ機械的な御辞儀をする。
>「それで、お前の任務は一体なんなのだ? 何故起動しているのだ…?」
折っていた腰を元に戻し、プリシラに向き直る。
『第一の質問に対する回答は、本機に与えられた任務は"ガストラ皇帝家に敵対するあらゆる勢力の殲滅"であるからで御座います。
そして第二の質問に対する回答で御座いますが、其れに対しては御答することが出来ません。全くの不明で御座います』
口も鼻も無い、平面的と鋭角的な装甲板で構成された彼の鋼鐵の顔には一切の表情は無い。だが、レールに填め込まれた紅玉のモノアイカメラが
困った、とでも言う様に点滅した。
>77
『当分、現在の命令に対する書き換えが無い限り、本機は"ガストラ皇帝家に敵対するあらゆる勢力の殲滅"を実行し続けます』
巨大な足跡を地面に刻みながら、小柄なプリシラの後に続く。彼が一歩一歩歩く度に地面が少し沈み、装甲板が擦れる音が静まり返った城内に響く。
>「どこだった?」
『今さっき新にダウンロードした最新データによれば、あれは出撃した兵員達に帰還を知らせる合図です。集合場所は、ガストラ城北区画にある
城の防衛任務に就いている騎士団駐屯地です。必要とあらば、本機が誘導を致しますが?』
モノアイカメラが動き、プリシラをじぃっと見据える。
『……?』
不意にレーダーに反応が一つ浮かび上がった。つい先程まで全く反応らしきものは無かったのだが…方角にして四時。丁度集団の右後方である。
体は正面を向いたまま、プリシラを見据えていたカメラアイを頭部共々ぐるっと回転させ、その影を探す。
『…レーダーに感一。四時の方向、視認可能な範囲に接近しています』
四時の方向に体を向ける。丁度影は、城の柱の影に隠れていた。
『警告します。敵対するのであれば、攻撃を加えます』
無機質な合成音声で警告の言葉を発する。レーダーに先程から映っている影は、その言葉にすんなりと従い、姿を現した。
柱の影から現れたのは、ガストラ城内での雑務をこなすメイドであった。其のメイドは女性にしては背が高く、すらりとした肢体の持ち主であった。
一見すると普通のメイドであるが、其の頭には獣の耳を模したECM・索敵センサーが装着されていた。更に、モノアイカメラのモードをXレイモードに
切り替えて透視すると、体内に無数の金属反応を感知することが出来た。そのことから、どうやら彼女は人間では無いようだ。
「私の名は支援型鬼械人形(マシーネン・マトン)LZW-9999。制作時の呼称名は"R・ワルキューレ"…敵対する意思は当方にはありません」
『…了解。思考データの受信を確認。其の方に敵対する意思が無い事を確証しました』
"R・ワルキューレ"と名乗る機械仕掛けの女性は、スカートの端を持ち上げて優雅な御辞儀をプリシラに送った。
顔を僅かに傾けて御辞儀をすると、膝下まで伸びる青味掛かった流麗な髪がさらりと零れ、暗い城内だというのに、その肌はほの白く闇に浮かび上がっていた。
ルビーのように鮮やかな深紅を湛えた瞳は、とても機械には見えない美しさである。すらりとした肢体や肉付きも黄金比や人間の理想に基づいている。
当に人外の美しさ…否、人形であるからこそ実現可能な美。生身では実現不可能な美を、彼女は其の身で顕現化していた。
「製造番号GO−68213…いえ、開発名称“ヴァリアスタヴル”。私は貴方の目覚めを待ち侘びていました」
ほんの僅かではあるが、ワルキューレの雰囲気が変わった。先程まで人形然りとした無機質な彼女には、僅かではあるが生気に似た、生命しか持ち得ない
エネルギーから来る波動が感じられた。幾等彼女が生体と同じような機能を備えた半生体機械で構成されているとはいえ、それは別格のものであった。
良く見れば、先程まで紅玉の瞳であった機械仕掛けの瞳の色が、美しい金色に変り、更には生気を宿していた。発せられる声も、幾分温もりを帯びていた。
「プリシラ様。其処の鉄機兵を、暫しの間お借りします…」
『………!?』
システムに外部からの不正な接続を確認すると同時に、システムの精神域に強力な負荷が掛かった。それはとてもではないが、電子戦に特化していない
ヴァリアスタヴルには耐え難いものであった。程無くして、ヴァリアスタヴルの制御系は、この機械仕掛けのメイドに奪われていた。
「行きましょう…私に搭載されたブラックボックスが、貴方に搭載されたブラックボックスを求めています」
先程よりも幾分人らしい、澄み渡るような声でヴァリアスタヴルを呼ぶ。彼はその声に引き寄せられるように、彼女と共に城の奥へと消えていった。
『現れたR・ワルキューレと共に別の場所に移動』
81 :
ゆうしゃ:2005/06/19(日) 09:25:31
ゆうしゃだけど必要ある?
中々集合場所に集まらない神器捜索隊を探しに、とあるバイクに乗った騎士が出動させられる。
騎士の乗っているバイクはとある機械大国から輸入した物で、専用の武装がある。
その専用の武装を身に纏った時の戦闘力は、前の大戦時に活躍した剣崎に匹敵すると言われている。
>67
「あれは・・・神器捜索隊の人間かな?」
騎士はノトアスとレミオールを発見すると、即座にメモ用紙とペンを取りだし、『神器捜索隊は騎士団駐屯地に集合』と書き、
持っていたボウガンの矢にメモ用紙を取り付け、そのままノトアスの近くにいる地竜めがけて発射した。
そして何事も無かったかのように発射した。
>78
次に騎士が発見したのはHORUSだった。
「最近の子供は元気が足りん!!」
騎士は歩いてるHORUSめがけて、武装の一つサブマシンガンを取りだし、「キエーーイ」と奇声を発しながら足下にサブマシンガンを乱射する。
そして、全弾当たってないことを確認すると、バイクで疾走し、先程のノトアス達の時と同様に矢文を作り、
HORUSの足下めがけて発射する。勿論内容も同じだ。
>67
暫くその場に蹲っていたが、不意に痛みが潮のように穏やかに引いていった。
どうしたものかと顔を上げると、僧侶らしき男性が淡い光を纏った手を自分に翳していた。
どうやら、法術の回復系の術で自分の傷を癒してくれたらしい。見れば、エルヴェも彼に癒されたようだ。
首を伸ばし、先が蛇のように分かれている長い舌で自分を頬を気遣うように舐めてきた。
「心配を掛けて御免なさいね…」
エルヴェの白銀の外骨格に覆われた頭を掻き抱き、よしよしとその外骨格の表面を撫でてやる。
「それと何方かは知りませんが、感謝を…私の名前はレミオール・ヴァディファット。白の巫女で御座います」
レミオールはその場で立ち上がり、ノトアスに深々と礼をした。
>82
「?」
エルヴェの方から金属と金属がぶつかりあう音が響き、何事かと彼女の方を振り返る。
見れば、エルヴェの足元には鏃が拉げたボウガンの矢が落ちていた。どうやら、何者かがエルヴェに対してボウガンを撃ち込んだようだ。
しかし、エルヴェのような強固な外骨格に覆われた地竜にはボウガン程度の矢は通用しない。
せいぜい蚊に刺された程度にしか感じていない筈だ。それが証拠に、エルヴェは矢が命中した箇所を痒そうに尻尾で器用に掻いていた。
「…何かしら?」
よく見ると、エルヴェの足元に転がっていた矢には手紙らしき紙が巻きつけられていた。レミオールはエルヴェに歩み寄り、その矢を拾い上げた。
矢から手紙を解いて開くと、『神器捜索隊は騎士団駐屯地に集合』と書かれていた。神器捜索隊?何のことだろうか?
少なくとも自分はその神器捜索隊というものは知らないし、それに所属している訳でもない。ということは、これは自分宛ではない。
ならば、誰宛だろうか?残る選択肢としては、その場にいるノトアスしかいないだろう。
「どうやら、是は貴方宛のようですね。急いだ方が宜しいのでは?」
レミオールは其の手紙をノトアスに渡すと、何処かにいってしまった二又の白銀の長槍を探しに、周辺の散策に出かけた。
『ノトアスに手紙を渡し、長槍を探しに』
>82
HORUSが城に向かって歩いている時、後ろから何やら聞きなれない音が近付いてくる。
後ろを振り向くと、見たこともない機械の馬に乗った騎士がいた。
>奇声を発しながら足下にサブマシンガンを乱射する。
「うひゃぁぁぁ!!」
HORUSは呆然とその騎士を見ていたら、突然足下に銃を乱射され、情けない声を上げながら腰を抜かしてしまった。
「一体…僕が何したっていうんだよ…」
HORUSは騎士の余りにも理不尽な行動に怒り始める。
そしてHORUSの体から黄金の魔力が溢れ出そうとしていた。
>矢文を作り、HORUSの足下めがけて発射する
「うわっ!!」
今度は矢が飛んで来たが、先程とは違い余り驚かなかった。
「んっ?手紙?」
HORUSは矢に付いていた手紙を読む。
そこには集合場所が書いてあった。
「もしかして…これを貰ったってことは…僕一人だけ……急がなきゃ!!」
HORUSが呪文を唱えるとHORUSの背中から黒い翼が現れる。今までHORUSは魔法を使い翼を隠していたのだ。
「間に合えばいいんだけど…」
HORUSは騎士団駐屯地に向かい、飛んで行った。
何やらプリシラの後を金魚の糞のようにくっ付いていくと、色々な面倒ごとが起こっていた。
竜騎士の少年に、それに襲い掛かる別の竜騎士。そして竜騎士は撃退され、後に残ったのは竜騎士の少年と、少年に負ぶわれた子供。
>74
>「は、はははっ…なるほどそういうことか 軽く勘違いしていたようで済まなかったな
>いやなに、これも不幸な誤解というか……て、敵を欺くにはまず味方からと言うからなっ!」
(絶対嘘ね)
サフィティアはプリシラが慌てふためく様を見ながら、心の中で素直にそう思っていた。
>75>79
>「これはまさか……100年前の大戦で我が国の主力兵器だったという機械兵士か
>王城地下にいくつか残っていると聞いてはいたが、それがよもや彷徨い出て来ようとはな…」
「そ、そうですか…」
でかい。サフィティアが生まれて始めて目にした機械兵士に対する感想がそれであった。
人の背丈を優に越える全高。もの凄く重量がありそうな全容。弓矢では貫けなさそうな分厚い装甲板。
人の科学というものは凄いものである。ゴーレムとて、此処まで主体性をもった自律行動は出来ないだろう。
生まれて始めて目にする機械兵士に少しばかりの好奇の瞳で観察していたサフィティアであったが、この鉄塊から
漂う雰囲気が、何やら危なっかしいものに変ってきていた。
>「二人共、一応説明しておくがあの機械兵士がこちらに向けている筒は非常に強力な武器だ
>対応を誤るといつでも攻撃を仕掛られるというつもりだろうな まったく居心地の悪い…」
「どうやらそのようですねぇ…」
早速、この場はプリシラに任せて逃げようか。銃という武器については、本や話で知識として知っている。
何でも、火薬を爆発させてそのエネルギーで鋼鐵の弾丸を、弦で矢を弾くよりも速い速度で撃ち出すとか。
(逃げようかしら…)
>「いきなり銃を突き付けて尋問とは何事だ!慇懃無礼にもほどがあろうが!
>わたしの名はプリシラ・ケン・イングラム3世 見よこの我が家の紋章、代々ガストラ皇帝の剣となる一族の証よ!」
>『…ガストラ皇帝家に代々仕える、イングラム家の者と断定。鉄機兵に於ける交戦規定第10条第5項に該当しました。"ガストラ皇帝家家臣への攻撃禁止"
>本機は其の規定を速やかに実行します』
サフィティアが真剣にバックレようかと悩んでいたその時に、何やらプリシラの御蔭で機械兵士が説得されたようだ。
(うーん…取り敢えず、逃げる必要はなくなったのかしら?)
どうやらそのようだ。機械兵士はプリシラに対して敬礼さえも送っていた。
(ってことは、プリシラ≧私(その他)>>>>>>>>>>>>>>>>機械兵士 ということと考えていいのかな?)
見た限りでは、機械兵士はプリシラの命令に従うようだ。ならば、此方にも危害が及ぶ事は無いのだろう。
>73
突然、耳を劈くようなボラの音に驚く。ダークエルフやエルフは耳に神経が集中しているので、聴力に優れており、体の部位の中でも敏感な部類に属する。
耳の良いダークエルフのサフィティアにとって、ボラの音は心臓に悪かった。先程の機械兵士の“威嚇”も心臓に悪いといえば悪いし…
「うぅ…五月蝿すぎ」
耳をぱたんと閉じ、なるべくボラの音を聞かないようにするがそれは大して効果が無かった。
>77
ボラの音が止むと、どうやら先程からプリシラが此方に話しかけていたみたいだ。
>「そうだ……サフィティア おそらく陛下もいらっしゃるからお目通りしておくといいぞ
>我等が剣を捧げるお方であるし、お前の働きを聞けば恩賞のひとつも賜れるかもしれない うんうん!」
「え?あ、…恩賞ですか?だったら、早くそのガストラさんに会わせてくださいな♪」
突然の事で一瞬戸惑ったが、“恩賞”という言葉には空かさず反応していた。
サフィティアうきうきとはプリシラの後に続いたが、当のプリシラ本人は目的地への行き方が分からないようであった。
>80
>『今さっき新にダウンロードした最新データによれば、あれは出撃した兵員達に帰還を知らせる合図です。集合場所は、ガストラ城北区画にある
>城の防衛任務に就いている騎士団駐屯地です。必要とあらば、本機が誘導を致しますが?』
其処へ、先程の機械兵士が提案する。どうやら、彼はプリシラが目指している目的地へ道筋を知っているようだ。
取り敢えず、これで道に迷う事無くそのガストラとかという人物に会えそうだ。
(何が貰えるのかなぁ…金貨50枚は固いでしょうね)
ガストラから貰えるであろう恩賞に思いを馳せ、機械兵士の後をプリシラ共々歩く。気がつけば、ガストラ城内を歩いていた。
>『…レーダーに感一。四時の方向、視認可能な範囲に接近しています』
突然、機械兵士が何やら警告し始めた。何事かと思ったが、直ぐにその原因は自分達の目の前に現れた。
>柱の影から現れたのは、ガストラ城内での雑務をこなすメイドであった〜どうやら彼女は人間では無いようだ。
現れたのは長身のメイドであった。しかし、頭に変な飾りがついているし、とても生身の人間のような雰囲気が感じられない。
>「私の名は支援型鬼械人形(マシーネン・マトン)LZW-9999。制作時の呼称名は"R・ワルキューレ"…敵対する意思は当方にはありません」
メイドの口ぶりからすると、どうやら彼女も其処の機械兵士と同じように機械のようである。
「へぇ…人間そっくりの機械もいるんですね」
誰に語るわけでもなく、一人呟いた。
>「プリシラ様。其処の鉄機兵を、暫しの間お借りします…」
>『………!?』
暫く人間そっくりのメイドに興味を奪われていたが、機械兵士が突然、彼女に誘われるようにして何処かへ行ってしまった。
後に残されたのは、プリシラと自分とフレイムの三人。
「プリシラさん、これからどうするんですか?道案内がいなくなっちゃいましたよ?」
無論、自分がこの城の構造について知っているわけはないし、プリシラも此処に頻繁に出入している貴族の娘のように思われるが、
先程からの様子を見る限りでは知らないようである。残ったフレイムも知っているようには思えないし…
「私達って…迷子ですか?」
サフィティアの虚しい問いが、静まり返っていたガストラ城に静かに響いた。
【サフィティアに質問】
相手の名前間違ってるじょ
そういやちょっと語呂が似てるな
>83
うずくまっていた女性が顔を上げたのを見、ノトアスは笑顔になる。
そもそもノトアスは人の傷を治すことにかなりの喜びを感じる人物である。
たまに、自分が人を助ける行為は慈愛などではなくただ自分が喜びを感じたいだけなのではと自己嫌悪に陥りもするが、
それは兎も角、自分の行動で人が助かることは、素直に嬉しい。
>「それと何方かは知りませんが、感謝を…私の名前はレミオール・ヴァディファット。白の巫女で御座います」
「いやいやいや!当然のことをしたまでですから!私はノトアス!ノトアス・ユーラン!一介のしがない僧侶です!」
腰が低い、とはよく言われる。本人はむしろそれを褒め言葉として受け取っているようだが。
>「どうやら、是は貴方宛のようですね。急いだ方が宜しいのでは?」
いざ戦っている人を援護しにゆかんとあたりを見回しているところにレミオールから紙(>82)を渡される。
「何々…神器捜索隊は騎士団駐屯地に、ですか。私は行くべきなのでしょうかね」
ノトアスは一応神器捜索隊に同行はするのだが、ただの救護担当であるし、ノトアス自身は捜索隊の一員ではない。
「ですが同行する以上は一員となっているに同義とも言えるかもしれませんね。とりあえず行くことにしましょう」
周りを見渡したが今はもう誰も戦ってはいないようだし。そう結論付けて紙から視線を外し、
「あれ?」
レミオールが居なくなっていた。見回すと、少し離れた所にその後ろ姿が。
「何かを探しているようですね。邪魔するのもなんですし、さっさと騎士団駐屯地に行くとしますか。急がないと」
モーニングスターを担ぎ上げ、城に向かって走り出した。
さっき城内を無駄に走り回っていた時に、城内の構造はあらかた覚えた。駐屯地の場所も、然り。
90 :
名無しになりきれ:2005/06/20(月) 03:07:57
円卓で騎士
>88
嗚呼…自分の名前を入れてしまっているorz
正しくはプリシラさんです。各自脳内修正をば…
92 :
ゆうしゃ:2005/06/20(月) 09:20:30
なにこの馴れ合いスレ・・・・・・・・・
93 :
ゆうしゃ:2005/06/20(月) 10:47:24
まあ、俺のおいなりさんは勃ちあがったがな
神器捜索隊の集合場所の騎士団駐屯地。そこにはもう騎士はいない。
みんな殺されてしまったからだ。
殺したのはこの場所にいる一人の生命体。その名はセル。
かつての対戦で各国を恐怖に陥れた悪魔である。
しかし百年前の悪魔が何故ここにいるのか?
それはガストラ帝国が密かにセルの細胞を入手し、クローン体を作っていたのだ。
しかし、その研究は制御できない危険性を持ち、中止されていたのだ。
しかし、ヴァリアスタブルの目覚めと共に研究は再開し、セルは再び現世に現れた。
そして、肩慣らしに騎士達を殺したのだ。
セルは待っている、自分が本気で戦うに値する相手を・・・
95 :
ゆうしゃ:2005/06/20(月) 11:38:28
だがしかしそこに人類の希望がいた。
ゆうしゃである。
人類の未来は彼に託された。
話が進まんな
グダグダになるからセルはスルーして進めよう
>96
別に良いと思うし、本スレで語る内容じゃないだろ
>>74 なんとなくフレイムはプリシラの行動を見て(変なひとだなぁ…)と思ってしまった。
フレイム(まぁ信じてくれたし、そんなことはどうでもいっかな)
フレイムは何故かその光景にほのぼのしてしまった。
>>79 >『その言動には不振な要素が多すぎます』
フレイム(やっぱり無理あったかな……やっばぁ……どうしようこのままじゃマジ殺されちまうよ)
>『威嚇します』
その言葉の後にヴァリアスタヴルは機関砲で轟音を響かせながら木を削り倒した。
フレイム「…………」
その光景を見てフレイムは何も声が出なかった。
>>76 わたしの名はプリシラ・ケン・イングラム3世 見よこの我が家の紋章、代々ガストラ皇帝の剣となる一族の証よ!」
>プリシラに対して固い敬礼を送る
どうやら話がついたらしく機械兵の警戒が解かれた。
フレイム「た…たすかったぁ〜」
フレイムは情けない声を出しながら腰砕けになった。
>>73 >『全員に帰還命令を出す』
ホラ貝の音にフレイムはびっくりした。
フレイム「うぐっ…なんつぅう大きな音だよ…突然大きな音を出されるのは苦手だ…」
フレイムは「あ〜あ〜」と言い、耳の調子を確かめながら言った。
>「城への帰還命令がてたみたいだな 私は行くがお前達は……あ、いや…聞くまでもないか」
フレイム「俺は後で行きますサラマの怪我を見てもらいたいので…」
そう言うと衛生兵を探しに行った。
セルをスルー
100 :
ココナ:2005/06/20(月) 18:50:54
うふん♪
【名前】 フォルッシャード・アウリオート
【年齢】 19歳
【性別】 男
【職業(LV)】 フリーの剣士 Lv16
【魔法・特技】 火や光などの明るい魔法
【装備・持ち物】 青銀の剣 赤鉄の軽装な鎧
【身長・体重】 182cm 65kg
【容姿の特徴、風貌】 髪はサラサラのプラチナゴールドで背中ぐらいにまで伸びている、黒い瞳
【性格】 軟派でひねくれ者な性格で、その場の状況に流されやすい
【趣味】 料理
【人生のモットー】 退路は俺のベストフレンド
【自分の恋愛観】 可愛い子を見ると、すぐナンパする(肝心な所で口下手になる為、成功した試しが無い)
【一言・その他】 生まれた国は遠くの大陸で、それからは職場先を転々としていて、旅人のように世界を巡っている。
現在は特に目標も無く、適当にガストラの国に雇ってもらおうと思って、この国にやって来た。
親から、この地に起きた戦いを昔話風に聞かされていたので、この大陸に少し興味を持っていたらしい。
参加希望です。入り込めそうなチャンスがあったら書き込みます
果てしなく続く地平線を歩いている青年が一人いた。その眼は前を向いていて、眼差しは未来を見つめているようであった。
「ったく、ガストラさんの城は何処にあんだよ?・・・この俺が来てやったからには、即戦力として大活躍なのに」
道に迷っているらしき青年の名はフォルッシャード。これでも剣士の端くれだ。
しかし彼には信念や意地が無い為、流されるまま今までの人生を過ごしてきたのだ。この大陸に来たのも一種の気まぐれでもあった。
何か熱中出来るものを探したい。・・・そんな、彼の重いが、彼を一箇所へ縛り付ける事が出来なかったのであろう。
フォルッシャードには、この大陸に思い入れがあった。それは、親が話してくれた昔話であった。
今から100年ほど昔には、大きな戦争が起きたそうだ。それは多くの人の命を奪ったが、同時に数々のドラマと友情を生んだ。
そして最後は悪の王ガストラを倒し、皇帝騎士オーガスの軍が勝利を収め、平和を勝ち取る。
―――そんな、夢みたいな現実の話。
フォルッシャードは、その話を創作だと言い張って半ば信じていなかったが、
子供の時に一番多く話された昔話だったので、心の奥底に染み付いてしまっていたのだ。
しかし、基本的にフォルッシャードはひねくれているので、昔話で負けたほうのガストラ国に入ろうと考えているらしい。
>73
>『全員に帰還命令を出す』
「・・・うぎゃっ!?」
騒々しく鳴り響いた謎の音にビビり、一瞬だけ逃げ出そうとしたフォルッシャードであったが、すぐに音の発生源がほら貝だという事に気付く。
「・・・あんだよ、ほら貝か。ビックリさせやがって・・・もしかしたらあっちにガストラ城があるのかもな。・・・しゃーねえ、行ってみるか」
音の先へ向けて勇み足で進みだすフォルッシャード。
―――これから始まってゆく数々の物語を、彼は自分の身で体験することになる。
【年齢】16
【名前】リバー・レイス
【性別】女
【職業(LV)】マジックアイテム精製LV20
【魔法・特技】多種多様な魔法及びマジックアイテムの精製及び運用の知識
【装備・持ち物】マジックアイテム精製用の道具、各種自作マジックアイテム及び護身用を兼ねたマジックアイテムの杖、エレメントロッド
【身長・体重】163cm50.4kg
【容姿の特徴、風貌】緑の髪が腰の辺りに来る位に長く、胸はそこそこ。目の色も緑。肌は綺麗な白。
服装は典型的な魔術師だがエルフのため耳が尖っている。
【性格】自由奔放
【趣味】読書
【人生のモットー】自分に正直に生きる
【自分の恋愛観】今の所は興味なし。研究第一
【一言・その他】母親が、エルフ界では有名なマジックアイテム製作の巨匠で、彼女自身マジックアイテムの
製作を物心ついた頃からずっと学んできて、その素質もあって職人としては非常に高い能力を有している。
新たなマジックアイテムの研究の為に、並行して呪文の勉強も行っており、それの成果も高いのだが
あくまで平時にマジックアイテムに利用する為に使うようにしか鍛えていない為、
とてもではないが実戦で本来の威力を発揮できはしないだろう。
しかし、マジックアイテムを利用した戦い方は十分実戦にも通用する物である。
母親が不慮の事故で死去してからは、あてなき旅をしながらマジックアイテムを売って
今後の身の振り方を考えているようだ。
参加希望です。これから宜しくお願いします。
【名前】 ゆうしゃ
【年齢】 ????
【性別】 男
【職業(LV)】 ゆうしゃ レベルは計りしえない
【魔法・特技】 おいなりさん、口撃、逃走、奇襲、セク質
【装備・持ち物】 おいなりさん
【身長・体重】 ????
【容姿の特徴、風貌】 すごいおいなりさんを持っている
【性格】 セク質大好き、魔王討伐は参加の口実
【趣味】 女コテへのセク質
【人生のモットー】 セク質はなな板の華
【自分の恋愛観】 興味なし
【一言・その他】 私のセク質によって盛り上がったスレもあった。
そして今も続いている。そんな自分を褒めてあげたい。
そしていつかこれは名スレだというスレにしていきたい。
最近は某ヴァンパイアにガチンコ言わせてやろうと考えてる。
漆黒の衣装に身を包みつつも、彼女は気ままに歩いていた。
手元の本を読みつつ、普通に歩を進めている。
しかし、その途中で顔を上げると、前方に戦闘の跡らしきものが見える町が見えた。
近くにはガストラ城。
「世界の情勢は全然しらないけど、大変そうね。」
そのままその町に歩を進めていき、町に入っていく。本は途中で
手持ちのマジックアイテムの内部空間にしまう。
「…急いで通り抜けたほうがいい…のかしら?」
しかし、彼女は杖を普通に持って歩いている。
その杖には母親、クロノ・レイスの血縁を意味する紋章がついており、
魔術、またはマジックアイテムの知識をそこそこ持つ者ならその意味は容易に理解できる。
見つかれば、熱烈な勧誘に会わない方が不自然と言っても過言ではない事態になりかねないのだが、
本人はそのことを完全に失念している。
―――それが原因なのかはともかく、彼女もこの大陸を舞台とした物語に巻き込まれる事となる…
「だぁ〜…畜生が」
真紅の完全装備の重装鎧に身を包んだ大柄な男が、道端に転がっていた悪魔の屍骸を忌々しそうに蹴飛ばした。
装甲ヴァイザーの下から響く、くぐもった声は心底虫の居所が悪いというところであろう。実際、今の彼は気分が悪い。
其れも其の筈。彼は安宿で疲れを癒す為に、安宿の固いベッドの上で寝転がっていたのだが、悪魔の襲撃により起きなければならなかった。
溜まった長旅の疲労を少しでも癒そうと泊まった安宿であったが、悪魔はそんな彼にお構い無しで宿を襲い始めていた。
仕方が無いので、彼は機械化された自慢の突撃槍と宿の表に停めていたバイクのサイドカーに積んであった重火器で応戦していた。
結果。予てから溜まっていた疲労が、遂に完全に機械化された鋼鐵の四肢に顕れていた。
「畜生…神経接続と接合部分が痛むな。こりゃ、専用の工場にいってバラさなきゃ駄目かもしれねぇな」
溜息混じりに自分の鋼鐵の掌を見つめ、感触を確かめるようにぐっと強く握り締める。すると、少しばかり神経に直接障る痛みが走った。
彼の四肢は完全に機械化されている。四肢は鎧の装甲板に覆われている訳ではないが、強固な装甲板と諸々の機関で構成されており、
見た目には鎧の一部にしか見えない。
彼は北方の機械大国出身の、己の肉体の一部を完全に機械化して戦う術を生み出した『徹甲闘術師』と呼ばれる者の一人である。
其の名にある通り、彼らは鋼鐵さえも貫くことが出来る。彼らは鋼鐵で出来たゴーレムや機械兵士を人間自身の力で倒す事を可能としたのだ。
彼の場合は、両手足を完全に機械化している。これにより、並外れた戦闘力を手にすることが出来たのだが…
「やっぱ駄目だ。左手の出力が思うように上がらねぇな…やっぱし、徹甲整備師じゃなきゃ無理かな…ってか、メインシャフトにヒビ入ってるじゃん」
はぁ、と再度溜息をつく。生暖かい息吹が閉じた装甲ヴァイザーに跳ね返り、兜内に充満する。
>105
破壊されたバイクの上に座り、ぼーっと瓦礫が散乱する大通りを眺めている。まだ通りに人はいない。
しかし、黒装束に身を包んだ小柄な人影が彼…徹甲槍術師、ティーゲル・ウィズベルガルドの目の前を通り過ぎた。
ティーゲルは少し妙だなと思ったが、別段気に掛けるわけでもなくこれからどうしようかと考え始めようとした。が
「…ちょっと待ったぁ!」
その黒装束に身を包んだ、小柄なエルフの少女が手にしていた杖に刻まれていた名前がティーゲルの視界に飛び込んでいた。
「アンタ…その杖を何処で?ってかもしかして…あのクロノ・レイスの血縁者か何かか?だったら、一つ頼みごとがあるんだ」
ティーゲルは思わず、その少女を呼び止めていた。物々しい重装備の大男が不意に目の前に現れれば、誰でも怯えるかもしれないが…
「俺の名前はティーゲル・ウィズベルガルド…って別に俺の名前はいいか。取り敢えず、アンタもマジックアイテムの制作師だろ?
見ての通り、俺は徹甲闘術師だ。ちょっと俺の左腕の調子が悪いんだが…どうやら、ミスリル製メインシャフトの強度が著しく低下しているみたいなんだ。
ミスリルを持っていないか?あれば応急処置が出来るんだが…大丈夫。金はちゃんと払うよ」
マジックアイテムの制作師ならば、常に魔法金属であるミスリルぐらいは持っている筈だ。ティーゲルはそれを見越し、彼女に商談を持ちかけていた。
【リバーに接触】
>>106 瓦礫が散乱する大通りを、ゆっくり歩いていると、突然大声がする。
>「…ちょっと待ったぁ!」
驚いて、そちらの方を見ると、どうやら自分に用がある様子。
荒れた町に滞在もしたくなかったが、路銀の余裕が少なめなので、
時間のかからない商談ならば受けようかとも思っていたところ、更に話が続いた。
>「アンタ…その杖を何処で?ってかもしかして…あのクロノ・レイスの血縁者か何かか?
だったら、一つ頼みごとがあるんだ」
明らかに重装備の人間である。内心怖がってはいるが、それを表には出していない。
まず、返事を返す。
「一応、そうだけど…頼み事?」
商売かな?と思っていたところ、相手の言葉が続いた。
>「俺の名前はティーゲル・ウィズベルガルド…って別に俺の名前はいいか。取り敢えず、アンタもマジックアイテムの制作師だろ?
見ての通り、俺は徹甲闘術師だ。ちょっと俺の左腕の調子が悪いんだが…どうやら、ミスリル製メインシャフトの強度が著しく低下しているみたいなんだ。
ミスリルを持っていないか?あれば応急処置が出来るんだが…大丈夫。金はちゃんと払うよ」
ミスリル製シャフトパーツが欲しいらしい。そして、これなら時間もかからない。即答した。
「わかったわ。まずあなたのシャフトの規格を教えて。それと…純度A、B、CとS。それぞれ値段は…だけど、どれにするの?」
そう言うと周囲を軽く見回して、問題が無さそうと見るやすぐ近くの空き地に歩いていき、手につけている
マジックアイテムからテント状の物をその空き地に召喚し、振り向いた。
ちなみに、純度Cとは安く、その強度も通常金属より少し高い程度の物で、
純度Bとはそこそこ高く、強度もCとは比べ物にならない高さの物。
純度Aは魔剣などに使われる、一般的には最も高い部類に位置する物。
純度Sは、少なくとも一般的には知られていないがそれ以上…なのだろう。
因みに彼女の提示した値段、Cは相場通りで現代に例えるなら安物テレビレベル。
Bは相場の1割引で、現代に例えるなら市販では高めの最新ノーパソレベル。
Aは相場の2割引で現代に例えるなら高級車1台分。
Sは…現代に例えるならば、銀座一等地に一軒を買えるような、冗談のような値段である。
>107
>「わかったわ。まずあなたのシャフトの規格を教えて。それと…純度A、B、CとS。それぞれ値段は…だけど、どれにするの?」
相手は二つ返事でOKしてくれた。ティーゲルは意気揚々と召喚されたマジックアイテムのテントの中にいそいそと続いた。
「規格は身長190〜200cmクラスの大出力重装型。製造元はウィズベルガルド義肢製作所。俺の実家だ」
ティーゲルは懐から自分が使用している義肢の詳細なデータが書き込まれたメモ用紙を取り出し、リバーに手渡した。
「純度はそうだなぁ…俺の是は純度Aだったんだが…Bでいいよ。これからの旅のこともあるし」
左肩の根元に手を這わせ、左腕を丸ごと一本取り外す。純度Bとはいえ、其れは其れでかなりの高額に値するわけであるが…
「支払いは何時も現金ニコニコ払い…ってか?」
取り外した左腕と一緒に金貨が詰まった巾着袋をリバーに手渡し、どっかりとテントの隅に腰を下ろし、被っていた兜を脱いでいた。
「なぁ、一つ訊いてもいいか?」
リバーがシャフトの交換をしている傍らで、ティーゲルは懐から一枚の擦り切れた写真を取り出していた。
「この写真の女性を知らないか?俺の姉さんなんだが…長いこと行方不明なんだよ。名前は可憐。字は“鉄竜殺しの可憐”」
ティーゲルはその写真を投げ渡した。写真に写っている女性は、ティーゲルと同じような真紅の髪をしており、長さは腰まであるようだ。
燃えるような真紅の髪に反して白い肌が良く映え、華奢な体に合わせたかのような、機械化されたほっそりとした四肢を彼女は装着していた。
「其の身のこなし胡蝶の如く軽やかで、蜂のように鋭く突き刺す業を持っている…正面からのパワー馬鹿が多い徹甲術師だが、姉さんは
其のどれにも当てはまらない。繰り出す攻撃は全て掠りもせず、気がつけば大の字になってぶっ倒れていることなんて良くあったことさ…」
ティーゲルは失踪する前の姉との思い出に耽り、しみじみと語りだしていた。
>>108 >「規格は身長190〜200cmクラスの大出力重装型。製造元はウィズベルガルド義肢製作所。俺の実家だ」
「…なるほどね。」
(そのメモを見、聞いて呟く。そしてシャフトを見る。)
「これがA…Bじゃなくて…?」
それを見て、驚く。それは通常の店では普通のAなのだが、少なくとも彼女を教えてきた
母親に、まだ未熟だった頃の(と言ってもAを作れる時点でかなり優秀なのだが。)
自分がそれと同じレベルの品をAとして見せたら、当然のごとく作り直しをさせられるからだ。
>「支払いは何時も現金ニコニコ払い…ってか?」
「…あ、もちろん現金ね。」
(それを受け取って、一端脇の別の机に置いておく。)
メモを見て、シャフトの構造を把握、テントの中心に杖を立て、
その杖と自分の間にある大きめの机に、ミスリルの直接的材料となる金属を置く。
周囲にはマジックアイテムの一種なのだろう薬が置いてある。
そして、広めの机に魔方陣を描き、呪文の詠唱を始める。魔方陣は白い光を発する。
その金属が呪文を吸収し、更に、マジックアイテムたる薬を混ぜていく。
そこで30分ほど経過した。呪文によりその金属が形を変え、
…既にメインシャフトの形状にはなりつつあるがそこで呪文を止め、別の魔方陣を描く。
そしてその魔方陣から青い光を発した所で作業を止め、お金の確認と左腕からの
壊れたシャフトの取り出しにかかり始めると、声がする。
>「なぁ、一つ訊いてもいいか?」
「いいけど…。」
正直に言うと、作業ペースに遅れが出るので全く問題が無い訳ではないのだが、
Bならばそれは調整可能な範囲内なのか。問題ないと言わんばかりに振り向く。
>「この写真の女性を知らないか?俺の姉さんなんだが…長いこと行方不明なんだよ。
名前は可憐。字は“鉄竜殺しの可憐”」
その写真を少しだけ見る。…見覚えがあるのかないのか、微妙なところだった。少なくとも思い出せない。
とりあえず作業を続けつつ。
「俊敏なタイプの徹甲術師で有名な人なら、母のシャフトを使っている可能性は十分あるけど、見覚えはないわ。
この体を見る限り、母のAシャフトを使ってる可能性は否定出来ないし…」
そして、壊れたシャフトを取り出すと、今度は袋から価格丁度のお金だけを取り出し、残りを返す。
「…そろそろね。」
青い光を放っていた魔方陣を解き、今までより多少強めの魔法を込め始める。
…金属が強く輝く。…そこで詠唱が止まった。
「後は…」
完成した、一般市場のAにも引けを取らぬ輝きを持つBミスリルを術で清めてから、
左腕にシャフトを嵌め、更に作業を続けて完了させ、腕を手渡す。
「…はい、完成よ。」
フリーザ。それはかつての宇宙の帝王。
その宇宙の帝王は現在ガストラ帝国の騎士団駐屯地で、騎士団長として活躍している。
彼の評判は中々良く、気の訊く良い男らしい。
だが、そんな彼にも悩みがある。彼が版権キャラの為、彼は住民から叩かれているのだ。
彼は戦う。騎士スレに版権キャラが認められるその時まで。
チャット状態だな。
セルはOKでフリーザはNGだな
どっちもNGだろ
どっちもOKだろうな
十分ぐらい空を飛んでいただろうか、前方に騎士達が無数にいるのを確認する。およそ百人はいるだろう。
そこが駐屯地だとHORUSは思い、そこに向かってゆっくりと下降し誰にも気付かれずに着地する。
駐屯地に降り立ったHORUSは、フレイムなどの神器捜索隊を探すが、まだ誰も来てないようだ。
自分一人遅れていると思っていたため、HORUSはここは集合場所では無いかと不安を感じ始める。
そこで近くにいた人にここが本当に集合場所かどうか聞いたが、相手が悪かった。
その人は非常に信仰深く、HORUSが翼を生やしているのを見て天使だと勘違いをしたのであろう。HORUSの話を聞かずに懺悔をし始めたのだ。
時が立つこと一時間。今度は自分の作った妄想話を延々と語っている。(内容は>94と>110)
(何時まで喋ってるつもりかなぁ…それにしても地上でセルやフリーザの事が知られてるなんて…あれは魔界の伝説の筈なのに…この人は何者なんだ?)
心の中でこの人物の事を考えながら話を聞き続けてるHORUS。
話はまだまだ終らない…
「ふう、やっぱ昔話に語られるだけあってガストラさんのお城は結構でっかいじゃん。」
それほど遠い場所にはいなかったようなので、フォルッシャードは特に苦にする事無くガストラ城へ到着した。
フォルッシャードは首を空へ向けるように城を見上げた。小さい頃から聞かされていた城なので、実物を見て感慨深い心境になったようだ。
(うーん、これで第一の目標は達成したな。・・・にしても、なんかあったのか?城の兵士達が慌ただしいぜ?)
険しい表情の兵士があちこちで歩き回っている上、体に傷を負っている兵士の数も少なくない。
何よりも全体的に城の雰囲気がざわついていて落ち着きが無い。
…それは、フォルッシャードの過去の経験などから考えると、行き着く答えは一つ。戦争の最中…そうとしか思えなかった。
(しっかし、ガストラ国が他国と戦争してるなんて噂は聞いたこと無いんだけどな。・・・うーん、内乱でも起きてんのか?)
警戒心が強いのか、城の前で考え込んだまま立ち止まってしまうフォルッシャード。
「まあ、ここで立ち止まってても話は進まない訳だし、・・・お、いい所に話しやすそうな人が来た。
おーい、そこのアンタ!!ちょっと待ってくれよ!」
フォルッシャードは手を振り、近くを通りかかった人物に声を掛ける。
すると、その人物は立ち止まった。どうやらフォルッシャードの話を聞いてくれるようだ。
「止まってくれてありがとさんよ!・・・で、なんだか騒がしいみたいだけど、今はこの城で何か起きてんの?」
>116
『ガストラ城内』
>おーい、そこのアンタ!!ちょっと待ってくれよ!
後にヴァリアスタヴルを従えてはいたが、誰かが話しかけてきた。ワルキューレはゆっくりとその人物を振り返った。
そして、其の人物…フォルッシャードのことを上から下へと眺め回し、危険が無いかどうかを判断する。
腰に帯剣してはいるものの、危険度は低いと判断。ガストラ城は一般にも開放されているし、この城の荘厳な造りを見ようと訪れる
一般人や旅人は少なくは無い。
「…何か御用ですか?」
ガストラ城のメイドの格好をしているR・ワルキューレを、普通にメイドと判断するのは仕方の無いことだろう。
「先程、一個中隊戦力に相当する優勢なる悪魔の軍勢に襲撃されました。
既に全ての悪魔を我が騎士団を以ってして撃退しましたが、今はそれの事後処理中で御座います」
先程ヴァリアスタヴルに見せた人間らしい表情は何処にも無い。何時もの鬼戒人形らしい反応であった。
「私のセンサーに反応はありませんが、今こうしている間にも何処かに悪魔の残党が潜んでいるかもしれません。
現在のガストラ城で一番安全といえるのは、ガストラ城守備の任務に就いている騎士団駐屯地で御座います。
其処には数多くの騎士団員が駐屯しておりますので、宜しければ案内をして差し上げましょうか?」
無表情のままフォルッシャードに向き直る。
【フォルッシャードに案内しようかと提案する】
>117
>「先程、一個中隊戦力に相当する優勢なる悪魔の軍勢に襲撃されました。
>既に全ての悪魔を我が騎士団を以ってして撃退しましたが、今はそれの事後処理中で御座います
「へえ、なるほど・・・道理で城全体がパニくってるわけだ。」
フォルッシャードはチラッと自分の問いかけに返事を返してくれた相手の格好を見た。
こんな場所でメイドの服装をしている点から見ても、ガストラ城の関係者という事には違いなさそうであった。
>「私のセンサーに反応はありませんが、今こうしている間にも何処かに悪魔の残党が潜んでいるかもしれません。
>現在のガストラ城で一番安全といえるのは、ガストラ城守備の任務に就いている騎士団駐屯地で御座います。
>其処には数多くの騎士団員が駐屯しておりますので、宜しければ案内をして差し上げましょうか?」
その言葉を聞いたフォルッシャードは、一瞬だけ繭を顰めた。
それもそのはず、彼はガストラ城に使えるために志願してここまで来たのだ、そんな自分が安全な所へ行って良いのだろうかと・・・
しかし、直ぐに答えは決まった。
(城なんかより自分の命の方が大切だし、まだまだ若いのに無茶して死にたくねーもんな。ここは安全策で行こう。)
「え、案内してくれんの?・・・ありがとさんな。それじゃあお言葉に甘えまして、案内を依頼するぜ」
フォルッシャードは、もう一度相手の格好を見た。・・・すると、少しだけフォルッシャードの表情に気合が入った。
「今気づいたけど・・・貴女、なかなかの美人だな。・・・どう、駐屯地に着いたら一時のティータイムを共に過ごさないかい?」
とりあえず可愛い女性を見かけたら誘う、これが男の基本。どこで習ったのか知らないが、そういう変な信念を持っているらしい。
まあ、誘い方が下手なため成功した試しは無いけれど。
「あ、そうだ。俺の名前を言ってなかったっけな。
俺の名はフォルッシャード、呼びにくかったらフォルスって呼んでくれてもいいよ。・・・ご主人様が理想系だけどね
・・・そういえばさ、気になったんだけど何でメイドの君が、後ろにこんな大きな機兵を連れて歩いているんだい?」
普通のメイドであればこんな物を持ち歩く筈が無い、そんな事は子供が考えても分かることだ。
そんな素朴な疑問を相手にぶつけるのも、至極当然な事だな・・・とフォルッシャードは思った。
ここはガストラ城の地下研究所閉鎖区画。
100年前に製造された機械兵士、ヴァリアスタヴルがハンガーに固定されていた場所だ。
ここにはヴァリアスタヴルよりも遥かに性能が低い、他の機械兵士が数機彼と同じようにしてハンガーに固定されていた。
今まで長い沈黙を守っていた数機の機械兵士。しかし、突如として駆動音が彼らから響き始めた。
『ガガ…ギィィ……』
呻き声にも似たOS始動時に発せられる合成音声が鋼鉄の体から発せられ、彼らも四肢を固定していたハンガーを
引き千切りながら立ち上がった。
『シ、しすてむヲ、起動シマス…』
どうやら100年という年月は彼らの電子回路を劣化させてしまったようだ。動きが多少ぎこちない。
音を立ててメインPCの情報が読み込まれるが、何やら雲行きが怪しい。
『ガガ……ギィィィィィィィイィィィ!!!!!』
光の灯ったモノアイカメラは不気味に明滅を繰り返し、重要なPCが収められている頭部からは煙が上がっている。
そして、がくんと頭が下がる。
『…再起動シマス』
しかし、直ぐに再起動を開始。下がっていた頭が持ち上がる…が、モノアイカメラには血の様に紅い光が灯っていた。
『命令ノ変更ヲ確認…"ガストラ皇帝家に敵対するあらゆる勢力の殲滅"トイウ現在ノ命令ヲ消去。
"ガストラ皇帝家に属するあらゆる勢力の殲滅"ニ命令ヲ変更。直チニ実行ニ移シマス』
頭部に角が付いている一機が命令を変更すると、他の数機も其れに続く。どうやら、角付きは指揮官機のようだ。
『命令ヲ実行セヨ』
角付きが機械兵士の集団の先頭に立つと、集団はその角付きの後に続いて地上へと向った。
『地下の機械兵士×20が暴走を開始』
*この機械兵士は100年前のものと大して変りません。普通に倒せます。
ちょいと遣りすぎちまった。ってことでコテの皆は>119をスルーね。
121 :
名無しになりきれ:2005/06/22(水) 00:29:47
めっさフレンドリーだけど謝罪の一つもないのな
僕はAナイトに興味心身です!
123 :
名無しになりきれ:2005/06/22(水) 00:33:23
麿は第一でナイトに興味津々でおJAL
【年齢】2ちゃんで言う若者
【性別】宗教上の理由から胃炎
【職業(LV)】歴史家痛切を最初から読み直しレベル
【魔法・特技】剣道処断
【装備・持ち物】突厥の歴史書 木刀
【身長・体重】性別わかるだろそれいったら
【容姿の特徴、風貌】夏にコート
【性格】ドラクエ3の性格診断では豪傑
【趣味】高校野球
【人生のモットー】論理と道義のために
【自分の恋愛観】家督主義
【一言・その他】んがんぐ
>118
>「今気づいたけど・・・貴女、なかなかの美人だな。・・・どう、駐屯地に着いたら一時のティータイムを共に過ごさないかい?」
「客人である貴方がそれを望むのならば、私は其れに従うまでです。
私に課せられた任務の一つに、このガストラ城を訪れる客人を持て成す事が定められていますから」
あくまで今の彼女は鬼戒人形(マシーネン・マトン)である。
未だに制御を奪われたままのヴァリアスタヴルは、先程の不可解な行動と今の彼女の行動を照らし合わせていた。
(先程の行動から、何らかの自律思考回路が組み込まれていると判断。しかし、機械的ではなく有機的な思考回路である可能性大。
本機の記憶素子に記録されている情報、及び現在のガストラ城地下研究所のデータバンクにもそのような思考回路の開発記録は無し。
現在の行動を分析する限りでは、機械的な思考回路が作動していると判断…結論。あの機体は複数の思考回路を装備していると推測)
思考回路までの制御は奪われなかったので、秘かに思考することは出来る。
しかし、未だに機体制御の中枢データは奪われたままである。彼女に案内されるフォルッシャードの後ろを黙々と歩く。
>「あ、そうだ。俺の名前を言ってなかったっけな。
>俺の名はフォルッシャード、呼びにくかったらフォルスって呼んでくれてもいいよ。・・・ご主人様が理想系だけどね
「貴方様がそう望むのならば、呼称名を“御主人様”に変更致します。それで宜しいのですか?」
あくまでもプログラムされた通りに行動する。それがどのような内容であれ、鬼戒人形である彼女は逆らう事はできない。
しかし、真顔というかやけに据わった目でフォルッシャードに問いかける。ただ単に人形として無表情というだけなのだが…
>・・・そういえばさ、気になったんだけど何でメイドの君が、後ろにこんな大きな機兵を連れて歩いているんだい?」
「…其の機体の整備を任されたので、是から地下研究所の整備所に向う途中でした。しかし、今は客人である御主人様≠フ安全確保が最優先事項です」
ヴァリアスタヴルはワルキューレの言動に反応し、頭部モノアイカメラが彼女の背を凝視する。
(先程の行動から推測される言動とは明らかに異なると判断。先の言動に虚偽があると推測。虚偽の発言を行うのは高等有機生物…人間のみとされる。
結果。現在も人間に極めて近い有機的な思考回路が作動していると判断。この点からして、あの機体は特別なものであると確証)
機械的に分析していく傍らで別に驚く訳ではない。彼の複雑な思考回路に感情と言えるものは存在しないのだから。
だが、フォルッシャードの要求を淡々と受け入れる彼女に対して、ヴァリアスタヴルは妙な思考を抱いていた。
思考回路の片隅にちりちりと負荷が掛かっているような錯覚(とは言っても、それも回路に掛かる負荷に過ぎない)に陥っていた。
(…回路に原因不明な負荷を確認。思考モード、低出力に移行。以後、此の原因不明の負荷を取り除くまで複雑な思考動作を中断)
モノアイカメラに灯っていた光が消え、色が赤から蒼に変わる。暫くの間、ヴァリアスタヴルは複雑な思考を中断し、ただの機械として動くつもりだ。
余談ではあるが、彼が思考回路に感じた原因不明の負荷。それは人間が抱く“嫉妬”によく似たストレスであった。
【フォルッシャードを騎士団駐屯地に案内】
駐屯地。甲冑に身を包む騎士達が集まる中、余りにも周りとは逸脱した格好をしているのだがノトアスは気づいていない。
疲れた表情、肩で息をしている。ずっと走ったり治療していたりと、休憩はしていなかったのだから無理はない。
駐屯地に向かう途中、聖職者の格好をした男がモーニングスターを担いでいるのを不審に思ったのだろうか、
通り行く兵士に誰何されることも幾度。しかし本人は何故呼び止められたのか分からなかったようだが。
「さて、神器捜索隊の方々はいずこにいらっしゃるのでしょうか」
そこでノトアスはふと気づいた。探そうにもそういえば神器捜索隊の顔など全く知らない。
神器捜索隊が顔合わせをしていた時、ノトアスは城の仮眠室で熟睡していたのだから。
「…なんとかなるでしょう」
過ぎてしまったことを憂っていても仕方がない。手持ち無沙汰に懐から聖書を取り出して読む。
神器捜索隊に救護班として僧侶が一人参加することは伝わっているだろうし、僧侶の格好をしているノトアスを見れば
向こうから声をかけてくれるのではないか、と考えた末の行動である。多少他力本願なのがノトアス的に許せないのだが。
>115
聖書を読んではいたが、どうも真横から聞こえる声が気になって聖書に集中出来ない。
パタンと聖書を閉じ、再び懐にしまう。少し首を回して、隣の、声のする方角を向く。
そこには、年端もいかぬ少年と、その少年にまくし立てるように話しかける老人の姿があった。
その少年の顔には少し老人の話に辟易してるような色が見える。しかしノトアスの辞書に邪推という言葉はない。
老人と子供が話をしている。ノトアスにとっては、それは例外なく楽しくて微笑ましい光景なのである。
(ふむ、まさか城内などでこのような光景が見られますとは)
老人が話している内容については意識はしていないので右から左へと通り抜けてゆく。
ただその二人を微笑みを湛えつつ見ているだけ。決して変態ではない。
老人の話を聞いているHORUSの後ろに一人の男が現れる。
「天使様のケツの穴、もらったりぃぃぃ!!!!」
HORUSの服の上からケツの穴に男のチン○が思いきり突き刺さる。
HORUSのケツの穴にチン○を突き刺した後、微笑んでいるノトアスを発見する男は邪悪な笑みを浮かべる。
「貴様の処女を貰い受ける!!!」
今度はノトアスに抱きつき、チン○をノトアスのケツの穴に突き刺す。
>127
ほい、するうじゃよ
>125
>「客人である貴方がそれを望むのならば、私は其れに従うまでです。
>私に課せられた任務の一つに、このガストラ城を訪れる客人を持て成す事が定められていますから」
「え、本当に?・・・まさか、成功するとは・・・」
心の中で大きくガッツポーズを決めるフォルッシャード。ダメ元で言ってみただけで、まさか成功するなどとは思っていなかったのである。
少しだけ気分が盛り上がってきたフォルッシャードは、見るからに機嫌が良さそうな表情へと変化してゆく
>「貴方様がそう望むのならば、呼称名を“御主人様”に変更致します。それで宜しいのですか?」
「OK!!」
即答、そして心の中では拳を握りしめて5回ガッツポーズ。おそらく彼の今までの人生の中でも屈指の幸福感に満たされていることであろう。
・・・しかし、話し相手の表情を伺ってみると、どうも何を考えているのか分からない。
まるで、喜怒哀楽の感情の篭っていない表情・・・そんなイメージを彼女に感じた。
(・・・もしかして、半分くらい投げやりに返事されてんのか・・・・・・ま、まあ、そんな事・・・・ないか・・・)
>「…其の機体の整備を任されたので、是から地下研究所の整備所に向う途中でした。しかし、今は客人である御主人様≠フ安全確保が最優先事項です」
「へえ、君は機械の事にも詳しいんだな。・・・しかし、でっかい機兵だよな。」
御主人様と呼ばれて綻んだ顔を慌てて左手で隠し、何気なく後ろの巨大な機械の兵士を見やる。
そして、ふと何かを思いついたフォルッシャードは、振り向いてメイドに話しかける。
「そういや、君の名前を聞いてなかったな。なんて名前なんだい?」
それを言った直後にフォルッシャードは少し前方に複数の明かりが灯っている事を確認する。どうやら駐屯地が近づいてきたようである。
薄暗い為にあまり周りを確認していなかったが、よく見ると数メートル先には何人かの人間の姿が確認できる。
それは城の兵士がほとんどであたが、逃げ遅れてようやく此処まで辿り着いた一般人も含まれているようである。
―――百年前に、誰も知らぬ間に止まった時間の歯車が、運命という手で回され、今、再び動き出そうとしている。
フレイム「おかしいなぁ……」
フレイムは城の中を衛生兵を探すためうろうろしていた。
フレイム「なんでいないんだよ……あっ……」
フレイムはようやく思い出した。
さっき集合の笛が鳴ったのだから衛生兵も集合ことを
フレイムはそんなことに気付かなかった自分が馬鹿に思えて少しブルーになった。
フレイム「ブルーになってる暇はねえって!!」
フレイムは急いで駐屯場所に向かった。
【駐屯所】
駐屯所に着いたフレイムは周りを見回した。
フレイム「衛生兵衛生兵…あ…」
周りには兵士ばかりだったがその中に明らかに僧侶と言う姿をしてモーニングスターを担いだ人物を見つけた。
フレイム「あの!!僧侶ですよね?来てください!!仲間が怪我をしてて。もしかしたら骨折ってるかもしれないんです!!早く!!」
フレイムは僧侶の手を引っ張ってサラマの元に向かった。
『ノトアスをサラマのとこへ連れていく』
『騎士団駐屯地』
>129
>「そういや、君の名前を聞いてなかったな。なんて名前なんだい?」
「私は支援型鬼械人形(マシーネン・マトン)LZW-9999。開発時の呼称名はR・ワルキューレ。最新モデルの支援型鬼戒人形です。
模擬人格OSが起動を開始してから1年10ヶ月が経過していますが、実際に機体に搭載され現在のように稼動を開始したのは2ヶ月前です。
機体は生体機械、半生体機械、軽量型強化外骨格、魔道回路と電子回路で構成された複合型であり、稼動に要する動力源の供給方法は
有機生物と同じように口腔を通して外部から有機物の摂取を行うか、他者からの魔力の供給、太陽光発電や外部からの電力供給等が挙げられます。
私に実装されている模擬人格OSは、ヒトが私を扱いやすいように模擬人格のインターフェース機能が与えられており、ヒトが扱いやすいように
設計されております。また、ヒトに準ずる有機的な思考をする事がある程度可能であり、従来の鬼戒人形よりも柔軟な運用が可能です」
淡々と自分についてのデータを列挙していく。一旦ここで説明を区切りはしたが、彼女の機能と開発経緯を全て話せば一日で語りきれる量ではない。
>「へえ、君は機械の事にも詳しいんだな。・・・しかし、でっかい機兵だよな。」
ようやく電子回路に掛かっていた負荷が取り除かれたので、ヴァリアスタヴルの思考モードは通常モードに切り替わっていた。
『本機の頭頂高は288cm、重量は323kg。通常の機械兵士よりも幾分大型機であります』
別に訊かれたわけではないが、ヴァリアスタヴルはフォルッシャードの言葉に反応して自らの頭頂高を重量を明らかにした。
ワルキューレを先頭に一行はガストラ城の城塞守備の任務に就いている騎士団駐屯地に到着した。
未だに悪魔の襲撃による対応は遅れているようで、武装した兵士や士官がその処理に追われて奔走している。
「では、騎士団の兵舎に御案内します。表で御主人様≠御持て成しするわけにもいきませんから」
さっさと兵士や一時的にガストラ城に避難してきた市民の間を通り抜け、ワルキューレは騎士団の兵舎へと進む。
そんなワルキューレの後姿をヴァリアスタヴルは見送っていた。どうやら、ようやく制御が返還されたらしい。だが問題も少しあるようだ。
『…火器管制システムの一部に凍結を確認。全搭載火器の使用を制限。両腕、両肩、両足、背部の兵装のコントロールの剥奪を確認。
以後、装備されている火器を用いての戦闘行動を行う場合は、LZW-99…ガガガガガガガ……』
ワルキューレを型式番号で呼ぼうとしたら、不意に思考回路に強力な負荷が掛かった。どうやら、ウィルスの類を彼女に仕掛けられたようだ。
『呼称名を変更。R・ワル…ガガガガガッガガ……ワルキューレの許可無しに兵装の起動を行えないようプログラムを変更を確認』
どういうつもりなのだろうか?とは声に出さない。が、彼女が自分の搭載火器の凍結を行ったのには不可解である。
何故、態々自分を弱体化させる必要があるのだろうか?自分の任務はガストラ皇帝家に敵対するあらゆる勢力の殲滅であるというのに。
(…?)
ふと、思考回路の一端にメールが書置きされていた。それを開き、内容を確認してみると…
(…………“任務の変更により、現在実装している火器の使用は不必要。緊急時のみその使用を許可する”)
メールの内容はそのようなものであった。気がつけば、任務内容まで変更されている。どうやら、単機による戦闘を行う必要が無い任務を与えられたようだ。
『…現在実装していOSに電子戦に対する耐性が低いと判断。早急に最新型に換装することを要請』
中央制御OSにまで侵入された形跡が残されている。そして見事にガストラ皇帝家家臣にしか命令の書き換えが行えない筈なのに、命令が書き換えられていた。
書き換えられた命令の内容。それは神器捜索隊に加わり、機体のスペックを全て活用し、神器捜索隊の面々を支援することであった。
『フォルッシャードを兵舎内に案内』
>109
>「俊敏なタイプの徹甲術師で有名な人なら、母のシャフトを使っている可能性は十分あるけど、見覚えはないわ。
>この体を見る限り、母のAシャフトを使ってる可能性は否定出来ないし…」
「…そうか。悪いな。手間を取らせて」
写真をしまい、金貨の袋と左腕を手渡されるとティーゲルは立ち上がった。
「…っ!……義肢の神経接続はやっぱ好きじゃねえな」
がちゃりと左腕を填め込み、リバーのテントを後にする。
「しっかし…全然情報がねえな。やっぱ城に行くべきかな」
リバーのテントを後にすると、ティーゲルは城に行くべきかどうか迷っていた。
何やら悪魔の襲撃で殺気たっているようだし、このままのこのこと行けば牢屋に繋がれかねないし…
「ま、行ってから考えるか」
少しの間考えていたようだが、直ぐに答えは出たようだ。ティーゲルは装備と整えると、慌しいガストラ城へと足を向けた。
>131
>「私は支援型鬼械人形(マシーネン・マトン)LZW
>〜従来の鬼戒人形よりも柔軟な運用が可能です」
「・・・はぃ?」
急に理解不能な言葉をポンポンと投げかけられたフォルッシャードは、その場で固まってしまった。
後半部分の言葉など、耳に入っていたかどうかも危ういほどの呆然としてしまった。
(・・・えーっと・・・なんだって、LZWが9999で・・・最新で・・・そうか、分かった。この子は少し妄想癖があるんだな!)
「えーっと、それじゃあとりあえずワルキューレと呼ばしてもらうよ。
ワルキューレ・・・ここらへんに良い医者はいないけど、人生を諦めたらだめだ。現実に立ち向かわなきゃ!」
グッと握りこぶしを作って見せ、とりあえず現実の素晴らしさを思い出させようとするフォルッシャード。
>『本機の頭頂高は288cm、重量は323kg。通常の機械兵士よりも幾分大型機であります』
急に頭の上から語りかけてきた言葉に周りをキョロキョロとするフォルッシャード。だが、すぐに答えに行き着いた
「なんと・・・喋る事が出来たのか、この機兵さんは!・・・おそるべし、ガストラ国の科学力」
まったくもって感心した、という表情でフォルッシャードは3m近い巨大な機兵を見上げていた。
>「では、騎士団の兵舎に御案内します。表で御主人様≠御持て成しするわけにもいきませんから」
「おお、そうしようそうしよう!(少し妄想癖があるみたいだから、カウンセリングが必要か・・・)」
自称心優しい剣士であるフォルッシャードは、この機会に現実の喜びと辛さを妄想彼女に伝えようとしているのだ。
・・・ちなみに、彼はカウンセリングなどした事が無い為、結局は世間話とかをすることになるだろう。
(駐屯地に魔物が現れたりしない限りは、無理に戦う必要も無いし・・・戦士にゃ休息も必要だろ!)
フリー(カッコつけているが無職の)剣士を数ヶ月続けている彼だが、彼には休みの上限などは存在していなかった。
>>133 >「…そうか。悪いな。手間を取らせて」
「仕事に手間が掛かるのは当然よ。じゃあね。…リリース!」
テントを後にするその後姿を見つめつつ、テントをマジックアイテムに戻す。
「さて、と…。意外に時間を食っちゃったし、この町で泊まった方がいいのかしら?」
そしてそのまま、黒い魔道師風味の服に身を包み、歩んでいく。しかし、
途中の伝言板で偶然、神器捜索隊に関する張り紙を見つける。
「神器…伝説級のアイテムの事かしら?母の品と系統が違うのもあるでしょうし、
マジックアイテムの研究には役立ちそうね。実戦じゃ私の魔法は役立たずだけど、
手持ちのマジックアイテムは十分使えるし。…でも、面倒事もありそうなのよね…。
とりあえず、話を聞きに行ってみようかしら?」
そしてガストラ城に足を向ける。
結果的に、杖が身分証代わりになってあっさり入城したはいいが、
話を聞いて流石に厄介だと見て、断ろうとした所でしつこく食い下がられ、
結果何時の間にか参加する事になってしまった。
そして今は駐屯地近くのマジックショップでマジックアイテム精製の
素材となる物その他を多めに買い足した後、三角帽子を外して
腰まで伸びている緑の髪を靡かせつつ、町を歩いている。
手袋は杖を持っていない片方だけ外して白い肌を覗かせる。
基本的にスタイルは悪くなく、むしろ胸が控えめなのを除けば、
抜群と言っていい。
「…ま、こうなっちゃったんだから仕方ないわね。…?」
偶然
>>83が視界に入る。…正確にはその胸が。
ついつい自分の胸と見比べてしまう。
(何か悔しいわね…。)
なんて事を考えつつ、ついつい視線で
>>83を追ってしまっていた。
>135
愛用の長槍を瓦礫の山の中から探し当て、エルヴェの手綱を引いて彼女を連れて歩いている時であった。
>なんて事を考えつつ、ついつい視線で
>>83を追ってしまっていた。
ふと、誰かの視線を感じたので周囲を見渡すと、其処には此方をじぃっと観察していたエルフの少女がいた。
腰まで伸びる新緑の髪を靡かせ、身に纏った黒い魔道師衣装が逆に彼女の肌の白さを際立たせていた。
「何か私に用ですか?」
此方をじぃっと見ているからには何かしら用事があるのだろう。自分は彼女とは面識は全くないが、彼女にはあるに違いない。
レミオールはエルヴェの手綱を引きながらリバーに歩み寄った。
今のレミオールはユニコーンの角飾りが付けられた白銀の兜を脱いでおり、エルヴェの鞍に下げてあった。
兜の戒めから解き放たれた自慢の金髪は腰までの伸びており、戦闘の可能性がない為胸を覆う胸甲も外してあった。
母譲りの余計なボリュームを備えた胸は大いに動きを妨げる。胸甲は其れを押さえつける役目もある為、胸甲を外した今となっては
惜しげもなく其れの質量を顕にしていた。少し身動ぎをするだけで胸は別の生き物のように動いていた。
【リバーに接触】
HORUSが老人に話しかけてから、二時間は経つのだろうか。
老人は一向に話を止める気配はない。
(この人は疲れないのかな、こんなに喋ってて…)
内心嫌気が差していたが、顔には出さなかった。
>126
それは偶然だった。
HORUSが横を何と無く見たとき、モーニングスターを持った僧侶が此方を見つめている。
(まさか…僕が魔族だってことを見破った?いや、それとも変態か!!)
どちらにしてもHORUSにとっては脅威の対象である。
(あの人の様子を見ようかな…)
この時HORUSはノトアスの監視を決意する。しかし、そこには強敵、信仰深い長話爺さんが待ち受けている。
だがHORUSにとってはその信仰深さが、長話爺さんを倒すポイントになった。
「お爺さん。このまま長話をしていると地獄に堕ちますよ」
この一言が爺さんには特効だった。
翼を生やすHORUSを本物の天使だと思い込んでいたため、ホントに地獄に堕ちると信じてしまったのだ。
爺さんはショックで心臓が止まりかけていたが、HORUSには関係ない。
無事に爺さんを切り抜けたHORUSは、何時でも逃げられるように、翼を出したままノトアスの監視をし始めた。
>137
(おや、お話が終わったようですね)
よい光景をば見れたものだ、と言いたいかのような笑みを浮かべつつ、ノトアスは少年と老人から視線を緩やかに外した。
とはいえ相変わらず目は瞑っているに近い細さの為、端から見ても視線が移動したか分かるのか疑問ではあるが。
もちろんノトアスは老人が恐れの表情を浮かべたことは脳内消去しているし、監視されていることも露知らず。
(それにしても…)
少し暇ですなと思いつつも、ノトアスは首を回して神器捜索隊と思われる人々を探していた。
>130
>フレイム「あの!!僧侶ですよね?来てください!!仲間が怪我をしてて。もしかしたら骨折ってるかもしれないんです!!早く!!」
突然近くから声がした。その聞こえた方向を振り返ってみると、同年代か年下か、程度の騎士風の少年が立っていた。
ノトアスは背が低いため見上げる体勢にはなるものの、あくまで微笑みは絶やさずに返事をする。
「はい、私は僧侶ですとも!ほう、お仲間がお怪我をなされた!それは大変ですね!早速向かいまし…おや?」
返事を答える頃には既に、少年に腕を引かれてその場から移動していた。それに気付かないのがどうかしているが。
少し驚いたが苦言などは呈さない。どちらにしても向かうつもりだったし、だったらこの方がタイムロスが少なくて済む。
腕を引かれるままに、というか引きずられるままに、ノトアスは少年の仲間の元に向かっていく。
「ほほう!あなたのお仲間とはこの動物のことでしたか!動物を仲間と思えるほど慈しむとはすばらしきことです!」
ノトアスが連れてこられた先には竜が居た。竜が動物なのかは疑問だが、きっとノトアスにおいてはそうなのだろう。
「確かに怪我をしているようですね!では早速治療を行いましょう!──ヒール」
先ほどレミオールにも使った回復魔法を唱える。ノトアスの手から光が放たれ、竜の体を包み込む。
「これで一安心でしょう。…おっと」
クラリ。回復魔法の使いすぎが祟ったか。多少体勢を崩すが、すぐに立て直す。
「では!私はこれで!」
駐屯地に戻るために走り出し、何を思ったか突然踵を返して舞い戻る。
「名乗り忘れておりました!私はノトアス・ユーランと申します!また機会があればお目にかかることもあるでしょう!では!」
再び駐屯地に向け走り出す。…いや、走ってはいない。競歩に近い。
てってこてってこと、神器捜索隊の駐屯地を探している、様に見える。
が、とても真面目に探しているようには見えない、というか探していないな、絶対。
「ま〜ったく、父さんも母さんもガミガミうるさいよなぁ。
べっつにこのご時勢、働かなくたって食うには困らないのにさ。
ほんっと、うんざりしちゃうよ。さ〜て、今日はどこで飯にありつこっかな〜」
そんな親不孝全開な事をほざきながらうろうろ、周りを見渡していると……
>135-136
なんと、きれいなエルフのお姉さんとダイナマイトボインなお嬢さんが
見詰め合っているではありませんか!これは是非とも仲良くなって
二人の幸せを見届けないと!とか考えたんだろう、ついさっきまで見開いていた目を細めて
究極のにこやか笑顔で近づき、声をかけた。
「そこのお嬢様方、今何してるの?僕さ、神器捜索隊に志願しに来たんだけど
場所が分からなくって困ってたんだよね。でさ、場所知ってたら連れて行ってくれないかなぁ?」
フレンドリーイズ最強!な考えで極めて陽気に話しかける。だが……とりあえず仲良くなるまでは
我慢しようと思ったところで意志薄弱なこいつに初志貫徹など出来る筈もなく……
巨乳お嬢さんのおっぱいタ〜ッチ♥&エルフお姉さんのオ○○コをさわさわ♥しやがりました。
こいつはスキンシップの一言で片付けるつもりでいやがるが、世の中そんなに甘く無いぞ?多分。
【レミオールとリバーに接触(色んな意味で)】【キャラに関しては前スレ>611辺りを参照】
>139
>「そこのお嬢様方、今何してるの?僕さ、神器捜索隊に志願しに来たんだけど
>場所が分からなくって困ってたんだよね。でさ、場所知ってたら連れて行ってくれないかなぁ?」
後から突然そう話かけられ、振り向くと、其処には自分よりも幾分年下の少年が立っていた。
少年は終始にこやかな笑顔をその顔に湛えながらじりじりと此方に歩み寄ってくる。
そして、少年の手が伸ばされると、其の手は胸甲の戒めから解かれた自分の胸を触っていた。
「娘の成長確認」と称して過剰に自分の体に母も触れてはいたが、それは肉親だから許せる行為であって、
何よりもそれは母の愛情表現の一種だということ充分理解していた。しかし、これは明らかに違う。
何かしら下心があってやっているに違いない。その直感は直ぐに嫌悪感となり、レミオールは少年に向き直った。
「い、いきなり何をするのですか!?」
胸を初めて異性に触られた動揺からか、少しだけ声が上ずってしまった。
レミオールは手にしていた白銀の長槍の二又の矛を少年の咽喉に突きつけた。良く見れば、彼女の瞳は少し潤んでいた。
【驚き、思わず長槍をリックの咽喉に突きつけた】
>>136 声をかけられて初めて我に返る。そして状況を一瞬で整理する。
誤解を与えてしまって、しかも声をかけられた事で何らかの理由を用意しなければならない事。
そして、当然だが正直に言って家名を汚すような真似など、許されようはずもない事。
冷静を装って、短時間ながら彼女とエルヴェを眺める。…そして、鞍に下げられた防具を見て、
ある事に気付く。そして少し洩らす。
「…あの特徴的な紋様…白の巫女の紋様術…」
更に、観察を進める。今度は魔力面で。
その装備の数々に宿る魔力も並ではなく、それより何より本人の持っている魔力も
並ではない事が理解でき、一つの仮説に辿り着いた。
(…この感じ、全てが…?)
「もしかして、あなた…あの白の巫女本人…?」
ほんの少し間を置いて、慌てて自分の名を名乗る。
手に持った杖を相手に見せながら。
「……ごめんなさい。自己紹介が遅れて。私はリバー・レイス。…あなたも神器探索に…?」
レイス。その名が意味する所は、新種のマジックアイテムを多数開発、世に広めてきた
彼女の母、クロノ・レイスの血縁者であると言う事。そして、手に持った杖はその
クロノ・レイスの紋章が描かれており、かなり深い関係である事が窺える。
そして、彼女の身を包む衣装なども、よくよく見れば魔力の純度、
マジックアイテムとしての能力では、完全に互角な物である事が判るだろう。
因みに、途中までは時々視線を胸に奪われていたが、
その装備に気付いてからは時々その装備に視線を向けてしまう。
研究者としての悪い癖だろう。
【レミオールを観察+に自己紹介】
>>139 そう話した後、とてもにこやかな顔で近付いて来る、同年代の男が声をかけてきた。
>そこのお嬢様方、今何してるの?僕さ、神器捜索隊に志願しに来たんだけど
>場所が分からなくって困ってたんだよね。でさ、場所知ってたら連れて行ってくれないかなぁ?
振り向きこそしたが、彼女の興味は完全にレミオールに行っていた。
少なくともマジックアイテムについての興味が全てに優先されると言っても
過言ともいえない性格の彼女からすれば、名を馳せたマジックアイテムの製作者の中でも、
技術、名声共に五本の指に入るであろう、自らの家系と比べても互角と言える、
マジックアイテム製作技師としての力をも持つ白の巫女(と、白の巫女が自ら使う程に高い性能の装備)
への興味の方が、声をかけてきたリックへの興味に勝るのもある意味では仕方ない事。
しかし、邪険にするわけでもなく、頭の中で返事を組み立て始めたところで…急に体全体が脱力する。
「あう…っ」
生まれてから16年。マジックアイテム製作の職人として必要なあらゆる術、技術を学んできた彼女。
しかしその膨大な知識はいかに才能があろうと覚えきるのは容易くはない。
異例とも言うべき速さで覚えきった彼女だが、代償も少なくなかった。
術にしても、持っている術、魔力は強くとも戦闘における実用レベルにする為の
詠唱時間の短縮訓練は一切していないため、詠唱時間が余りに長く、
とてもではないが実用的ではないため、仮に使おうとすれば隙が多すぎて見習い魔術師にすら
あっさり負ける可能性もある事。(マジックアイテムの精製の観点ではリスクにならないが。)
そして、もう一つ。世界の、マジックアイテムに関係のない部分の情勢や一般常識に疎い事だ。
もちろん、性知識も全くと言っていいほどない。だから己の局部を触れられ、
足が脱力してしまっても何故触られただけで脱力したかしっかりと理解出来なかった。
しかも、今の彼女にとっては不運な事に、彼女の着ている服は
一種、一族にとっては伝統的な物で、帽子や手袋を外すならともかく
その衣装と共にそれ以外の物をつけることはけして許されない。
黒い服の下にもう1枚着ていることは着ているのだが、
それはあくまで、かなり薄手の、寝巻きにも流用出来る上下を軽く補う物。
ショーツがない分その衝撃は普通よりかなり大きい。
対応も遅れ、結果膝を地面について、それでも何とか完全に倒れないように
杖で自分の体を支える。そして体勢をしっかり立て直してから。
「何をしたの…?」
どうやら、何らかの術を込めて触れたとでも勘違いしたらしい。
困惑なども混じった目でそちらを睨む。そしてまず帽子や片手の手袋を身につけ、
次に魔法金属で出来ているのであろう、とてもではないが生半可とは言えない、
強い魔力を帯びた、美しい輝きを見せるプレートの束を取り出して、
もう片手に杖を持って警戒の姿勢をとる。
レミオールが長槍を突きつけているため、準備をする時間が生まれたようだ。
【かなり驚き、困惑しつつも強く警戒している。】
>141
こいつはやっぱり真性のアホである。
普通はこういう反応されて当然なのだ。親子間ならば
まだスキンシップで許される部分もあるだろうが、初対面にこれはぶっちゃけあり得ない。
「わ〜〜〜!ちょ、ちょっとタンマタンマ!!な、なんで?
槍突きつけられてる理由が分かりまっせん!僕はスキンシップのつもりだったんだけど〜……」
この期に及んでそれが通用すると思っているのだからアホなのだ。
両手を上げて降参ポーズをとっているのはいい、だが表情変わって無いぞ?
「って、な、なんか涙ぐんでない?そんなに悪い事したのかなぁ……」
>142
ふと隣のエルフお姉さんを見ると、なんかふらふらしてる。
足に力が入らないみたいな、そんな感じだ。ここでこいつの掌に
さっきの感触が蘇る。そう…… 下 着 を 着 け て な か っ た の だ !
「(え〜っと、うん、間違い無く素の感触だった。でも、普通お触りしても
脱力なんかするかなぁ?家の近くの町の子達は血相変えてたっけ……)」
それと今の状況が結びつかない脳足りん、それがこいつだ。
「何をしたって……いや、普通にお触りさせてもらっただけだよ〜?
……お姉さん、もしかして僕、今すっごくピンチだったりする?」
さすがに二人に警戒されれば気づかない方がおかしい。
だが、そこで逃げる事ができない辺り中途半端に両親の躾が効いてるらしかった。
その上、隙あらば目の前の槍を突きつけているお嬢さんの局部を触ろうと
手がわきわきしている。死んでも治らないな、こいつのこの悪癖は。
と言うか……それを最終的に放置する親も親である。
【両手を上げて降参ポーズ、依然ピンチ】
>>138 >「確かに怪我をしているようですね!では早速治療を行いましょう!――ヒール」
>ノトアスの手から光が放たれ、竜の体を包み込む。
そして治療が終了すると、さっきまで苦しそうにしていたサラマが何事もなかったかのように立っていた。
フレイム「…すげぇ…」
フレイムはその光景に圧倒されそれしか呟けなかった。
>「では!私はこれで!」
その僧侶の声に気付き後ろを向くと、僧侶は駐屯所の方へ走っていた。
そして突然僧侶は止まった。
>「名乗り忘れておりました!私はノトアス・ユーランと申します!また機会があればまたおお目にかかることもあるでしょう!では!」
そしてノトアスと名乗った僧侶はまた物凄い速さで歩いていった。
フレイム「はや………………あっ礼をするの忘れてた……まぁ…駐屯所の方向に行ったみたいだからその内礼言ったらいいか……」
フレイムはノトアスの早さを見て唖然としながら呟いた。
フレイム「俺等も行くか」
そしてフレイムはサラマをまた体格封印して、駐屯所に向かった。
【駐屯所】
フレイム「まだみんな集まってないみたいだな……(プリシラさん俺より早くにこっちに向かったはずなのに……まさか迷子になったのか?)」
フレイムはそう思いながら壁にもたれた。
フレイム「それにしても偉い目にあったな……はぁ…疲……れ…た」
そう言うとフレイムはそのまま眠りこけてしまった。
『フレイム眠りこける』
ヴァーちゃんはまだ来ないのかな?
>79
>プリシラ達に向けていた右腕を下げ、プリシラに対して固い敬礼を送る。
やっと銃口から解放され、その様子にほっと胸を撫で下ろす
「そ、そうか……意外とものわかりのいいやつで助かったな…
まあな、過ちなどは誰にでもあることだ あまり気にすることはないぞ、うむ、気にしたら負けだ」
鉄機兵の謝罪に頷いてみせるプリシラ それはまさしく自分の実体験に深く基づいた言葉だった
>『第一の質問に対する回答は、本機に与えられた任務は"ガストラ皇帝家に敵対するあらゆる勢力の殲滅"であるからで御座います。
「ほう…それはわたしの主義でもあるぞ ガストラ帝国に仇なすものは許しておくわけにはいかぬ
つまる所、お前も我々と目的は同じということなのかもしれんな」
>そして第二の質問に対する回答で御座いますが、其れに対しては御答えすることが出来ません。全くの不明で御座います』
「答えられない? なるほど、機密事項なのだな……って不明なのか!?」
思わずツッコんだが、どうやら本人にすらわからないようだ これ以上は詮索しないのが情けというものだろう
>80
プリシラがどこへともなく移動しようとすると、鉄機兵が地面をずしずし言わせながらついて来た
足元がおぼつかなくなった拍子に落ちていた空薬莢で転びそうになる
「のぅあっ!? こ、こらっ!危ない…じゃない、騒がしいぞ!」
>『今さっき新にダウンロードした最新データによれば、あれは出撃した兵員達に帰還を知らせる合図です。集合場所は、ガストラ城北区画にある
>城の防衛任務に就いている騎士団駐屯地です。必要とあらば、本機が誘導を致しますが?』
「だ、だうんろーど? 意味はよくわからぬが便利なやつなのだ…」
耳慣れない単語が耳についたのに戸惑いながら耳寄り最新情報に耳を傾ける 耳の字が多くて蛸に耳ができそうだ
「ああ……あそこね!うむうむそうだそうだ、あそこであったなそう言えば!」
歩き出した手前知ったかぶってみせるが、少し白々しかったかもしれない
「大丈夫だとも!わたしにとってこの城は庭のようなもの……場所さえわかれば迷うことなくたどり着けるぞっ!」
実際はうろ覚えだったのだが、この機械兵士が場所を知っていれば大丈夫だろうとたかをくくっているプリシラだった
そうこうしている内に突然ロボットのメイドさんが現れ、それから鉄機兵を連れて行くようだ
>「プリシラ様。其処の鉄機兵を、暫しの間お借りします…」
「あ…?あ…?」
あわよくば鉄機兵に道案内でもさせようと考えていたのだが、今更そうとは言えない
「あ、あぁ…構わぬぞ わたしなら案内は無くとも大丈夫だ!全然平気だ!きっとなんとかなると信じているぞ!
だから気にせず連れて行くがいいっ!! 達者でな!フハハハハハ!!……ハハハ…………ハァ…」
四分の一ほど泣きの入ったさわやかほろ苦い笑顔で二機を見送った
>87
「……閉じれるんだな、その耳…………なんかいいな」
他意はなかった ただそれだけだった でも偽らざる本音だった
>88
>「え?あ、…恩賞ですか?だったら、早くそのガストラさんに会わせてくださいな♪」
「ハハハ、元気がいいなサフィティアは それでこそこの戦に相応しき勇者というものよ」
どうやらノリのよさは士気の高さの表れだろうと解釈しているようだ
しばらくして、機械兵士達が去り呆然としてしまうプリシラ その沈黙を破るようにサフィティアが心配げな声をかけて来た
>「私達って…迷子ですか?」
「ぎくっ…! い、言ってはならぬことを……
つまりこれはだな、道標の一つが失われたに過ぎないわけであって、我々の進む栄光の道が閉ざされたわけではないのだ!
なに大丈夫だ、わたしの記憶力をもってすればきっとたどり着くことが出来る!……きっと
恐れることなど無い、空中戦艦に乗ったつもりでこのわたしについて来るがいいぞっ」
【サフィティアについて来るよう促してみる】
>98
>「た…たすかったぁ〜」
気の抜けたフレイムの様子を見て、思わず自分も安心の笑みがこぼれてしまう
「フッ…ハハハハ!これも我が一族の威光の賜よ わたしが近くに居たのは幸運だったな」
>「俺は後で行きますサラマの怪我を見てもらいたいので…」
「む?そうか、それはお大事にな
次に会った時は共に肩を並べて戦おうではないか!」
少しおおげさな台詞で見送ってから気付く 彼に場所でも聞いておけばよかった…
結局、自分で道を思い出しながら進むことにしたのだが…
「し、しまった!ここは演習場か……じゃない、ここが演習場だ!
覚えておくといいぞ、サフィティア!」
道を間違え必死のフォローを入れる やはり記憶があやふやだったようだ
迷っている内に、街から逃げて来た民間人達のいる避難所を通りかかった
そこでは国民達が騎士達について色々と話し合っているようだ そしてなぜかプリシラは貧乳というのが定説となっていた
通りすがりに聞いてしまった彼女は、乱入するわけにもいかず一人ごちた
「ちょ、待っ、ちがっ、お前達!わたしは自分が貧乳だなんて認めた覚えはないぞっ!?
それは絶対なにかよその別人物の特徴が混ざってるのだ!気のせいなのだ!陰謀なのだ!」
喋り方変わるほどうろたえながら胸元を見下ろす 派手な黄金色だが機能的な戦闘用プロテクターが胸部を覆っている
………着用者の体型も機能的だった
「まだだ……まだ………せ、成長過程なのだあぁーーーーっ!!」
やるせない想いに涙を流しながら乙女走りで走り出すプリシラ
少女漫画コーナーで『巨乳ドラゴン』なんてタイトルのホラー漫画をみつけてしまったような悲しみだった
しかし悲しみのトンネルをくぐり抜けるとそこは集合場所、騎士団駐屯地
めちゃくちゃに走っているうちに到着してしまったようだ
「ハァ、ハァ……不幸中の幸いと言ったところか… 失ったものは大きかったが……」
気付けば迷子になってる間に、別の方向へ行ったフレイムや鉄機兵がすでにそこに来ているようだ 気まずすぎる
そこでプリシラはサフィティアに、わざと周りにも聞こえるような声で声をかけてみた
「ど、どうだった? 少し遠回りになったが城内の案内になっただろう!?」
案内していたふりでごまかすつもりのようだ
【騎士団駐屯地に到着 待機に入る】
>138,144
ノトアスの監視を続けていると、一人の騎士が彼に話しかけ、彼を連れて行くのを確認する。
「フレイムさんだ…」
フレイムに引きずられて行くノトアスを、気付かれないようにこっそりとついて行く。
ノトアス達の歩みが止まった時、そこには傷付いた竜が居た。
(……美味しそう)
竜を見たとき、HORUSは魔界でよく食べたドラゴン料理を思い出してしまった。
「母さんの作ったドラゴン鍋やドラゴンの蒸し焼き、また食べたいなぁ…」
故郷の懐かしい料理の思い出に浸っている時、ノトアスは竜の治療を終えてたが、HORUSは全く気付いていない。
「あれっ、いない!!まさか…僕が監視をしてることに気付いて…」
ノトアスを見失ったHORUSは、とりあえず駐屯地に戻ることにした。
「見つけた!!」
偶然にもノトアスを見つける事ができたので、彼の元に近付いて話しかける。
「僕はHORUS。魔界の魔族だけど、神器捜索隊の一員です」
背中の黒い翼を拡げ、自分の正体を明かし、敵では無いことをアピールする。
HORUSにとっては、ノトアスは敵に回したくない程の脅威の人物だからである。
>141(時間軸が少しずれますが…)
>「もしかして、あなた…あの白の巫女本人…?」
『あの』ということはそれなりに知られているのだろうか?
今となっては御伽噺でさえ語られる事が無くなった白の一族。そしてその一族を代表するのが『白の巫女』である。
百年前の大戦に当時の巫女が異形の軍勢と戦ったと母に聞かされてはいるが、それは一般的には知られていない事柄である。
「ええ、そうですけど…今では忘れ去られた私の一族を知っているなんて、貴女は博識なのですね?」
素直にレミオールは目の前のエルフの少女に感心していた。
>「……ごめんなさい。自己紹介が遅れて。私はリバー・レイス。…あなたも神器探索に…?」
>レイス。その名が意味する所は、新種のマジックアイテムを多数開発、世に広めてきた
>彼女の母、クロノ・レイスの血縁者であると言う事。そして、手に持った杖はその
>クロノ・レイスの紋章が描かれており、かなり深い関係である事が窺える。
『あなたも』ということは、この少女は先程ノトアス宛の矢文に記されていた『神器捜索隊』とやらに所属しているのだろう。
「いえ。私は長らく深い森の中で暮らしていた故、外界の事を書物か話でしか知りませんでしたので、母が良い機会だからということで
こうして人界に赴き、今起こっている変異を其の眼で確かめてくるようにと…」
はて、レイスという名を聞いたことがあるようなないような…レミオールは暫し記憶を手繰り寄せるが、レイスという名は全然思い当たらなかった。
其れというのも、レミオールは長い間人界の情報をが余り及ばぬ森の中で暮らしてきた。
20歳という同じ年代の女性が当たり前のように知っている事でも、レミオールにとっては何もかもが初めてのことである。
>その装備に気付いてからは時々その装備に視線を向けてしまう。
先程から自分の事を、自分が身に着けている装備をリバーはじぃっと観察している。
(何かおかしな所でもあるのかしら?)
思わずレミオールは装備を身に着けている自分の体のあちこちを見た。
手甲を装着した華奢な腕、細い腰周りを覆うスカート装甲、膝甲や脛当てに覆われたすらりと伸びた脚…そして
(…やっぱり、このスカートのスリットが拙いのかしら?)
スカート装甲の下に身に着けていた、側面に大きくスリットが入ったロングスカート。
少し動くだけでスリットからは太股が顕となってしまい、跳躍などしようものならば穿いているショーツまで見えてしまう。
母が言う分には機動性を確保し、更には視覚的な動揺を相手に誘うというが、流石に少し股下がすーすーして涼しい。
「やっぱり、私の格好っておかしいのかしら?例えば…このスカートのスリットとか」
そういってぺろん、とスカートのスリットを捲ってみせる。捲られたスカートのスリットからは大胆とも言えるほど、白く健康的な太股が
覗き、薄暗い早朝の中でも白く浮かび上がっていた。
>143
>槍突きつけられてる理由が分かりまっせん!僕はスキンシップのつもりだったんだけど〜……」
幾等異性と面識が無かったとはいえ、相手の意思を尊重せずに其の体に触れるのは失礼であるということは充分理解している。
仲が良い者同士ならば挨拶代わりに体に触れるのは頷けるが、初対面の異性に胸を触られて怒りを覚えない女性がいるだろうか?
答えは至極簡単である。其れは今のレミオールの態度によってはっきりと表されていた。
「理由が分からない?…今すぐ自分の胸に手を押し当て、自身の心に問いかけてみなさい!」
ぐっと突きつけていた槍をリックの咽喉に突きつける。鋭い穂先はリックの首の薄皮一枚を切り裂いた。
今のレミオールは生まれて初めて真の怒りというものを感じていた。
>「って、な、なんか涙ぐんでない?そんなに悪い事したのかなぁ……」
呆れたとしか言えない。全く反省の色が窺えないのである。恐らく、彼には一般的な道徳が欠如しているのかもしれない。
レミオールはリックを見限り、突きつけていた長槍を引いた。その表情は険しいものであった。
>142
レミオールはリックを一瞥することなく、警戒しているリバーに向き直った。
「この人は相手をするだけ無駄よ。さぁ、早く此の場から立ち去りましょう。途中まで私が送っていきますから」
エルヴェに目配せすると、エルヴェはリバーがその背に乗りやすいように膝を折り曲げ、体勢を低くしていた。
レミオールはリバーがエルヴェの背に乗りやすいように補助をし、リバーがエルヴェの上に跨るのを確認すると、自身もエルヴェに跨った。
丁度リバーを前にレミオールがエルヴェに跨っている形である。リバーを脇から挟むように手綱を握ると、その場を後にした。
【リバーをエルヴェに乗せ、自身のも彼女に乗ってその場を後にする】
>152
「行っちゃったよ……ものすっごい怒ってたなぁ。
う〜ん、あれってそんなに悪い事なのかなー(腕を組んで考える)
少なくても、あのお嬢さんにとっては嫌な事、だったのかも。
会えるかどうか分からないけど、あったら謝んなくちゃいけないかな……」
さすがにあの怒りようを前にしては自分の取った行動が悪い事と認めざるを得なかった。
だが、やはりご都合主義の塊、『あのお嬢さんにとっては』などと限定しているのであるから
救い様が無い、いや救う気などさらさら無いが。暫し考え事をするも当初の目的を思い出し―――
「……さって、ちょっとは真面目に探さないと食いっぱぐれちゃうよ。
……出来れば、運搬役にしてもらいたいね。そうすれば、確実に神器に触れる……」
いまだ細めたままの瞳の奥に、似つかわしく無さ過ぎる鋭い輝きを一瞬見せた後、
元の雰囲気に戻す。そのまま、周りの人間に場所を聞いて、リックは駐屯地のある
城の中へ入ろうとしたのだったが……首の部分が凹んだままだったのを思い出してマフラーで隠す。
「すぐに元に戻ると言っても、やっぱりこればっかりは普通じゃないからね」
【捜索隊の駐屯地に入り込むべく行動再開】
>148
何か良く分からない間にプリシラはずんずんと先を行く。
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ〜!」
プリシラの先程の様子からすると、この城の構造について全然知らないようである。
予感は的中したという訳だが、勝手を知らないプリシラに付いていっても余計に迷うだけに思える。
しかし、広い城内を一人で歩くのは心細い。サフィティアは仕方無しにプリシラの後に続いた。
>「し、しまった!ここは演習場か……じゃない、ここが演習場だ! 覚えておくといいぞ、サフィティア!」
「は、はぁ…」
生返事を返すが、当の本人はフォローで忙しいようだ。それはありありと態度に表れている。
そうやって二人で広大なガストラ城内を彷徨い歩くうちに、先程の悪魔の襲撃で城に避難してきた人々が集る避難所の横を通りかかった。
>「ちょ、待っ、ちがっ、お前達!わたしは自分が貧乳だなんて認めた覚えはないぞっ!?
>それは絶対なにかよその別人物の特徴が混ざってるのだ!気のせいなのだ!陰謀なのだ!」
プリシラは自身について何かしらの会話を偶然聞いてしまったようで、勝手に一人で真っ赤になって自身の体系について否定している。
>「まだだ……まだ………せ、成長過程なのだあぁーーーーっ!!」
そして、遂には暴走し始めていた。涙を流しながらその場から駆け出し、どんどん城の奥へと進んでいく。
「待ったくださいよ〜。プリシラさ〜ん」
慌ててサフィティアも泣きながら走っているプリシラの後を追う。
(そっか…胸が小さいことを気にしているんだ。でも、大きすぎるのもどうかと思うんだけどなぁ…)
走ってプリシラの背を追いかけながら、サフィティアは秘かにそう思っていた。
サフィティアに体系についての悩みがあるとすれば、射手であるエルフにとって邪魔となる、平均以上のボリュームを具えた胸であった。
今は胸当てで抑えているに過ぎないが、胸当てを外せば矢を番えるのもままならない。番えようとすれば、胸が干渉するのである。
(それに、肩もこるし、サイズの合うブラも中々無いし…邪魔なだけなんだけどなぁ)
サフィティアにしてみれば、遥かに動きやすそうな体系をしているプリシラが羨ましかった。しかし、声に出して言える事ではないが…
>めちゃくちゃに走っているうちに到着してしまったようだ
何処をどう走ったかは全く覚えていないが、結果良ければ全て良しといったところであろう。
そうこうしている間に騎士団駐屯地に到着していた。見れば、騎士以外にも色々な人間が集っていた。
>「ど、どうだった? 少し遠回りになったが城内の案内になっただろう!?」
「あ、…え〜と…そうですね。御蔭さまで御城の事について良く分かりました」
勿論嘘である。滅茶苦茶に走って城の構造を覚えられる訳が無い。サフィティアはやれやれと心の中で肩をすくめていた。
(ま、いざとなったら捨石にさせて貰うんだし、是ぐらいのおべっかは言っておかないとね)
捨石、という言葉に少しだけ罪悪を感じた。しかし、行方不明の幼馴染と再会するまではどのような手段であろうとも構わない。
腰に下げた彼手製のハープに誓ったのだ。絶対に会って、急に自分の前から消えたことについて問い質してやるのだと。
(…でも、何だか必死で可愛いなぁ。ちょっとからかっちゃおうかな?)
何かにつけて我が道を只管突き進むプリシラ。それが何だか頑張っているようで、サフィティアには少しだけ愛おしく思えた。
「……プリシラさん。胸が大きすぎるのも問題ですからね?世の中には小さい方が好きだっていう人も大勢いますから」
そっとプリシラに歩み寄り、彼女の耳元でそう囁くと、クスっと微笑みながら離れた。
【プリシラと共に駐屯地に到着。そっと耳打ちする】
>>143>>151>>152 >「何をしたって……いや、普通にお触りさせてもらっただけだよ〜?
……お姉さん、もしかして僕、今すっごくピンチだったりする?」
相手の反応を受けて、自然に腹がたってきた。だから無言で睨み据える。
性知識的には皆無でも、唐突に足を脱力させられた…と言う面でかなり不機嫌になっていたのだ。
今でも完全には足に力が入らない。息が微妙に乱れている。
最も、実際はそういう類の刺激とは無縁の生活を送ってきただけに、
逆にその類の刺激に非常に敏感になってしまっていただけなのだが。
>「ええ、そうですけど…今では忘れ去られた私の一族を知っているなんて、貴女は博識なのですね?」
「いえ、マジックアイテムとその生産者に関して詳しいだけよ。他は無知もいい所だし…。」
研究者タイプに良くある事例として、実際、知識が極端に偏っている。
彼女ほど極端なのは珍しいが。
>「いえ。私は長らく深い森の中で暮らしていた故、外界の事を書物か話でしか知りませんでしたので、母が良い機会だからということで
こうして人界に赴き、今起こっている変異を其の眼で確かめてくるようにと…」
「そうなの…。」
(なるほどね。…そう言えば、私も故郷から出たばかりの頃は大変だったわね…。)
呟きながら色々昔の事を思い出す。彼女も少なからず苦労はあったのだ。
そんな事を考えつつも、視線は時々装備自体に泳ぐ。
>「やっぱり、私の格好っておかしいのかしら?例えば…このスカートのスリットとか」
「いえ、うちの家系に伝わる、基本では内に力を秘めさせるタイプの装備とは違って、外的な魔導紋様による
強力なマジックアイテムの数々に見惚れちゃって…あ、ごめんなさい。ジロジロ見ちゃって。」
反応から、失礼な事をしたと思い、すぐ謝る。その綺麗な脚にはあまり興味は無さそうだ。
少しすると向き直られる。
>「この人は相手をするだけ無駄よ。さぁ、早く此の場から立ち去りましょう。途中まで私が送っていきますから」
はっきり言って、今の彼女はかなり精神的にも不安定である。自分の体に起きた、
今まで体験した事もない刺激により体調が乱れていた事もあってだ。
「お願い…するわ…。初対面なのに迷惑ばかりかけてごめんなさいね、ホント…。」
装備を閉まってから、その補助を受けて、エルヴェの上に跨る。
そのまま、レミオールの腕に挟み込まれるようにして運ばれていった。
(やっぱり羨ましい…かな?)
時々背にその豊満な胸が当たる為、途中でそんな事を考えてしまった。
【エルヴェに乗り、レミオールに運んでもらう。】
「はぁ、ふぅ」
普通に走るより早歩きの方が体への負担は大きい。疲れるのも無理はない。足を撫でさすりながら荒い息。
ふと、「城内を走ってもよいのか」という疑問が沸々と湧いてきてしまったため歩いていたのだが、
何度となく城内で走りつづけて特にお咎めもなかったことを心の片隅に留めることぐらい出来なかったのだろうか。
>150
>「見つけた!!」
「はい見つけられました!」
呼びかけられたので返事をしつつ振り返る。その返事は明らかに常識とは外れているが、突っ込みだしてはキリがない。
声の主は(ノトアスが勝手に)先ほど老人と仲良く談笑していた(と思っている)少年の姿。
(はて…?私が何かしたのでしょうか?)
見つけた、と言われたということはしかるに探されていたということなのだろう。しかし心当たりが全くない。
>「僕はHORUS。魔界の魔族だけど、神器捜索隊の一員です」
「どうもご丁寧に!私はノトアス!ノトアス・ユーランと申します!ほほう!魔界!魔族!それはそれは!…え?」
ノトアスの表情が固まる。ノトアスは生まれ育った修道院での教えは全て不変の定理だと信じ込んでいる。
魔界。魔族。〓悪。そのような等式が頭に完成されている。それが正しいかはともかく、ノトアスは少しずつ後ずさる。
HORUSが言った「神器捜索隊」というのも全く頭に入っていなかった。聞けていたならまだ冷静になれたものを。
とにかく、ノトアスは今恐怖に包まれている。モーニングスターで殴りかかることができるならばどれほど幸せか。
しかしHORUSと名乗る魔族の少年がまだ年端もいっておらぬように見えることにノトアスの別の理性が歯止めを効かす。
悪であろうとまだ子供、それを傷つけるのは道義に反する。結果どんどんと後ずさり続ける。
「わ、私に何のご用でしょう!」
2mほど離れたところでやっと声が出た。しかし足は止めない。むしろ止まらない。
〓ではなく=ですね、お詫びと訂正
158 :
名無しになりきれ:2005/06/24(金) 00:54:04
侘びなどいらぬわ
詫びるくらいならもっとましなもの書けと。
>159
「魔族だと?」
ノトアスの言葉に反応した騎士が、辺りを見回すと黒い翼の生やした少年を発見する。
「聖堂騎士の俺がいたのが運の尽きだな!!」
聖堂騎士の男は一気にHORUSの元まで駆け寄ると、
「爪竜連牙斬!!」
目にも止まらぬ連続斬りをHORUSとノトアスに繰り出す。
この聖堂騎士はノトアスも魔族だと勘違いしたようだ。
>155
駐屯地に向かう途中、ボインお嬢さんと一緒に行った
エルフお姉さんの表情を思い出していた。このバカにしては
珍しく引き摺っているようだ。脳足りんのくせに。
「エルフお姉さんにも睨まれちゃったよ……う〜ん、
多分二人は一緒だろうから、会えたら謝ろう。男ならスパッと
禍根は切り落とさないとね!」
切り落とすものが間違っている。本当はお前の首なんだが、
首切っても死なないんだよなこいつは。『父親』も厄介な特性を継がせたものだ。
そんなこんなで生まれて初めて自主的に謝罪をする気になったところで
駐屯地到着。色んな職に就いた者達が犇めき合っているので間違いない。
「は〜、とりあえず無事に着いたね。まずは順調な滑り出しかな〜?」
おい、さっきまでの悔やみはどうした。こいつ、健忘症のケまであるのか?
>149、>154
そこでこのスッタコは奇妙な組み合わせの二人組を見かける。
直滑降と言う形容詞が浮かぶほど横から見ても起伏に乏しい亜麻色の髪の乙女と
褐色肌のエルフ、いやエロフ。さっきのボインお嬢さんとエルフお姉さんの事と言い、
こいつは最近はどうも珍妙奇天烈なコンビに出くわす事が多いようだ。
「うわ〜声おきいなぁ〜あの子。かわいい顔に似合わず、活発なんだねぇ」……バカが。
「そしてお隣のお姉さんは、ダークエルフ?へ〜、珍しいなぁ。
……ん〜、あの胸当てのサイズから計算すると……さっきの巨乳お嬢さんといい勝負かな?」
変な目の肥え方をしてるものだ。才能の無駄遣いとは正にこの事、責任取れクソ親ども。
そして、ほんのちょっと目を離すとこれだ……さっきとおんなじように話しかけていやがる。
「ねぇねぇお嬢様方、今何してるの〜?神器捜索隊駐屯地ってココでいいんだよね?
お城が広くってさ、間違ってたら泣くに泣けないよね〜」
そう話しかけながら近づく……無意識の内に手が伸びている!
このままではさっきの二の舞になってしまうぞ!?……おっ、踏み止まった。
「(う〜っわ、すっかり忘れてたよ……少しだけ、慎重になろっと……)」
少しだけかよ!……はぁ、何でわしはこんなスカの監視を続けなきゃならんのだ……
【駐屯地に到着、到着していたプリシラとサフィティアに接触、セクハラしようとしている】
>156
(この人は凄い実力の持ち主で僧侶…神器捜索隊だと信じてくれないかも知れないから、油断しない方が良いね…)
ノトアスに対してHORUSは隙を見せないようにする。
隙を見せれば、一瞬で殺られてしまうと思っているからだ。
>ノトアスは少しずつ後ずさる
(距離をとり始めた…!!何時でも攻撃するため…?!)
どんどん変な方向に考えが進んで行ってしまう。
(なら、こっちも攻撃する準備を…)
ノトアスに気付かれないように、魔力を右手に集め始める。
呪文を唱えないことで、威力よりも速射性を求めている魔法である。
>わ、私に何のご用でしょう!
(全く白々しい…さっきからこっちを見ていたくせに…)
HORUSは無理矢理に笑顔を作り、敵意が全く無いそぶりを見せ、
「同じ神器捜索隊の方だと思いまして、挨拶をしようと思ったんですよ」
無邪気そうな声で答える。
>160
ノトアスと会話をしている最中に一人の騎士が現れ、こっちめがけて斬りかかってくる。
(これはこの僧侶さんに媚を売るチャンス!!)
HORUSは騎士の斬撃を上空に飛んでやり過ごし、ノトアスに放とうとした風の砲弾、
「シェルウィンド!!」
を斬りかかって来た騎士めがけて放った。
>162
>「同じ神器捜索隊の方だと思いまして、挨拶をしようと思ったんですよ」
「あ、そうだったんですか!」
突然ノトアスの顔に先ほどの笑みが戻る。安堵がこもる声もその笑みが虚偽ではないことの状況証拠となろう。
このHORUSを疑うべきか信用すべきか、天秤のように心の中で揺れていたところに神器捜索隊という重石がのしかかる。
当然信頼への方に大きく傾いた。ましてやノトアスは単純だ、今し方抱えていた恐れなど虚空へ消え去っている。
残るのは自責の念。そもそも魔族というだけで恐れていたのが間違いであった。自分の思慮の浅さには反省しきり。
しかしそれを顔には出さず、相変わらずの笑顔で恭しく口を開く。
「いやぁ奇遇、私もそうでしてね。厳密に言うと違っていたりもしますが。まぁ似たようなもんでしょう」
言いながら、一歩一歩HORUSに近づいてゆく。そこへ。
>160>162
>「爪竜連牙斬!!」
「うひゃっ!」
突如斬りかかられて、ましてや城内ということで油断しきっている、避けられる筈がない。
避けられる筈がないのだが、幸か不幸か斬られる寸前に石ころに蹴躓いて前につんのめり、難を逃れることが出来た。
(全く、突然斬りかかるとは何事でしょう?まさか誰かに操られているとか?)
そう思い斬りかかってきた騎士を観察する。見る限りでは正常だ。操られては居ないように見える。
(そういえば…)
斬りかかられる前、この騎士と同じ声で「魔族だと?」という声が聞こえた気がする。この騎士も早合点したのだろうか。
(説明しなくては、魔族というだけで敵だと思ってしまってはいけない、と)
そう考え口を開きかけたときに。
>「シェルウィンド!!」
高く飛び上がっていたHORUSの手から何か魔法が放たれていた。
「いけない!」
言うが早いか、ノトアスは騎士とHORUSの間に立った。然るに、風の砲弾をもろに食らってしまう。
「あ…ぐっ」
予想以上の痛みに声にならないうめき声を上げると、目を半開きにしてHORUSを睨む。
「こんな城内で何てことをしますかあなたは!正当防衛であろうと!もっと考えて行動しなさい!」
くるりと方向を変え、騎士に向かい、
「あなたもあなたです!魔族はすべからく悪、などという先入観に囚われてどうしますか!聖堂騎士たるもの、視野を広く!
それに何ですかあの斬り方は!技名を唱えながら斬るなど!呪文でもあるまいし!確かに格好いいかもしれませんけどね!
相手に手の内を見せているようなものですよ!それに舌噛んだらどうしますか!もっとお考えなさい!」
一気にまくし立てた後、バタリとその場に倒れる。すぐに起きあがるが、体力はおそらく全然残っていないだろう。
「──ヒール」
とりあえず魔法を食らった箇所を治療する。だが、その光は、レミオールや竜に与えたものより明らかに弱い。
(しまった…!)
魔力が枯渇している。ノトアスはよくわからないが才能ゆえか、使える回復魔法や聖魔法の量は数多いのだが、
若さや経験の不足などから、絶対的な魔力の量が少ない。すぐに枯渇してしまう。なのに節約ということをしない。
そして最後に気づいて後悔する。いつものことだ。そして今日もそうだった。それだけのことなのかもしれないが。
「…ふぅ…」
ノトアスはHORUSと騎士を一瞥すると表面上は平静を装いながらその場から離れ、壁にもたれ掛かって休息を始めた。
>155
リバーを自分の前に乗せ、エルヴェに瓦礫が散乱している大通を暫く歩かせる。
たった一夜限りの悪魔の襲撃だというのに、大通には人々の喧騒に包まれていた面影は欠片も無い。
代わりに、倒壊寸前の家屋の瓦礫や変わり果てた姿となった人々が路傍の石ころの様に通りには打ち捨てられていた。
「酷い…当に悪魔の所業といったところかしら」
破壊され尽くした町並みをリバーと共にエルヴェに跨りながら眺めるレミオールの胸中は、静かな怒りに満ち満ちていた。
「…そういえば、貴女はその神器捜索隊というのに所属していらっしゃるのよね?」
思い出したように呟き、腕の中のリバーを見る。そういえば、その神器捜索隊というのが何処にあるのか全く知らなかった。
これではリバーを其処に送って行ってやる事もできないではないか。
>今まで体験した事もない刺激により体調が乱れていた
リバーに其の神器捜索隊なるものの場所を訊ねようと思ったが、注意してみると、彼女の顔色は先程から優れないようだ。
頬はうっすらと桜色に上気し、息も微かだが荒い。リバーの薄い背に接している自分の豊満な胸からは、リバーの少し律動の早い
鼓動の音が、自身の胸を伝わって自身の心の臓に響いてくる…明らかに、今のリバーは何かしら体調に異変を来たしていた。
「どうかしたの?何だか顔色が優れないようだけど…」
心配したレミオールは手綱を握っていた片方の手を離し、其の手を覆っていた手甲を外した。
そして其の顕となった白くか細い手をリバーの顎に添え、此方をゆっくりと振り向かせる…やはり、何かしら体調が優れないようであった。
リバーの瞳は潤いを含み、頬は鮮やかな桜色に色付き、微かに開かれた唇からは微妙に荒い吐息を感じられた。だが、レミオールは別のものを感じていた。
どきり。同じ異性ながら、今のリバーには何かしら性的な魅力を感じてしまった…彼女は無意識的に、セクシュアルと言おうか、コケティッシュと言おうか、妙に艶っぽかった。
外見を見る限りではリバーは自分ほど成熟(かといって、自分も母と比べればまだまではあるが…)してはいない。
しかしながら、母の言葉を借りるならば青い果実の魅力という奴なのだろうか?リバーからはそういう特殊なベクトルをもった魅力を感じる。
ただ単に今のリバーは先程の少年のちょっかいが未だに尾を引いているだけであり、体調が優れないという訳では無いと思うが、ふとした拍子に
少女の色気というものを垣間見た。それがまして、同性である自分さえも一瞬だけとはいえ惹き付けるものであった。
「あ、えーと…取り敢えず、熱でも計ろうかしら?」
リバーの妙に艶っぽい表情に一瞬思考が停止していたので、その場を取り繕うように慌てふためく。
そして、熱を測るという名目で、自分の額をリバーの額にこつんと合わせた。
『リバーの体調を心配し、おでこを当てて熱を計測中(嘘)』
>>165 エルヴェに乗せられたまま、大通りを進む。その間も先程のセクハラが尾を引いているようで
体調の乱れはそのままだった。
>「…そういえば、貴女はその神器捜索隊というのに所属していらっしゃるのよね?」
声をかけられ、口を開こうとしたがその生き物に乗った時特有の縦揺れで舌を噛みそうになり、
ただ頷くだけにした。乗馬経験など一切なく、乗り物の類に乗ることがあっても、
飛行の為に乗るマジックアイテムの杖位。こういった縦揺れにも慣れていないのだ。
>「どうかしたの?何だか顔色が優れないようだけど…」
また声をかけられる。それに応じるように口を開こうにも、何時舌を噛むかもわからない。
それでも少し口を開き、言葉を紡ぐ。
「何故か・・・・足に力が入らなくて・・・・変な感じなのよ・・・。」
しかし、声が小さく、聞き取られたかは怪しい。
でもそのまま口を閉じる。
>そして其の顕となった白くか細い手をリバーの顎に添え、此方をゆっくりと振り向かせる
>「あ、えーと…取り敢えず、熱でも計ろうかしら?」
突然、顎に手を添えられる。
(…え…?)
驚いていると、振り向かされていた。…じっと見られている。
理由を考えて、体調のことが思い当たった所で熱を計ろうとし始める。
何か慌てているようではあるが、よく理由はわからない。
自分の体調の変化の直し方がわかるわけでもないので
されるがまま、任せていた。
『好意によるものと受け取り、されるがままに。』
>166
額と額が接し、御互いの温もりが交換されていく…そういえば、風邪を引くとよく母がこうしてくれたっけ。
少し熱があったものの、それは体調不良から来るものではなく、先程のセクハラによる刺激の結果という奴だろう。
暫く額を合わせていたが、レミオールはそう判断すると静かに顔を離した。
そして急に気恥ずかしさが込み上げてきた。一瞬とはいえ、同性にそういった感情を抱いてしまった自分が恥かしい。
そうやってレミオールがもじもじしている間に、エルヴェは彼女とリバーを乗せたまますたすたと歩く。
気が付けば、二人と一頭は何やら武装した兵士や悪魔の襲撃で家を追われた人々でごった返す、巨大な城門の前に来ていた。
「えーと…此処はどこかしら?」
此処まで二人を乗せて歩いてきたエルヴェに訊ねても、彼女は長い首でレミオールを少しだけ振り返り、そして啼くだけであった。
「取り敢えず…誰かに尋ねた方が良さそうね」
丁度傍を兵士が一人通りかかったので、彼に竜上(馬上)から此処がどのような場所かを訊ねた。
「そう、此処がガストラ城なのね。で、今はその神器捜索隊の面々が終結している、と…」
レミオールが訊ねた兵士は快く彼女の問いに答えてくれ、現状を簡単に掻い摘んで話してくれた。
兵士に礼を言い、レミオールはエルヴェを城門の中へと進め、その神器捜索隊が集っている騎士団駐屯地に向った。
『何時の間にかガストラ城門の前に。そのまま中へ進んで騎士団駐屯地に向う』
>134
ガストラ城塞守備の任務に就けるのは其れ相応の精鋭部隊である為、彼らが使用する兵舎は其れなりに豪華な造りであった。
小奇麗に片付けられた兵舎の玄関ホールを抜け、誰も居ない長い廊下をフォルッシャードを案内しながら歩く。
程無くして、兵舎に訪れる客人を持て成す為の客間のドアの前に着いた。
「どうぞ、此方へ…」
ドアをゆるりと開け、何時もと同じように優雅な動作でフォルッシャードを中へと招き入れる。
「其処へ御掛けになっていて下さい。直ぐに御茶を御用意致します」
フォルッシャードを豪華な革張りのソファーに掛けさせると、自身は彼を持て成す為の用意をするため客間の奥へと引っ込んだ。
暫く客間の奥にある湯沸し室からワルキューレが御茶を用意する物音が響いていたが、直ぐに盆に高級陶器製のカップとティーポッド、
御茶菓子を盛った皿を載せて彼女は戻ってきた。
「獣人の王国、ティーアの特産品の一つに数えられる茶葉を用いた紅茶とこの城の菓子職人が焼いた御茶菓子で御座います。
御口に合えば良いのですが…」
ソファーに掛けたフォルッシャードの前に置いてあったテーブルの上に盆を置き、カップにティーポッドの紅茶を注ぎ、菓子が盛られた
皿を彼の前に置く。御茶の用意をし終えると、ワルキューレは盆を小脇に抱えたままフォルッシャードの傍で彫像のように微動だにせずに
佇んでいた。その機械仕掛けの紅い瞳は別にフォルッシャードを見ているわけでもなく、人形然りとただ空を見据えるのみである。
『フォルッシャードを兵舎の中に招きいれ、客間にて持て成す』
>>167 額と額をくっつけた状態で暫く待っていた。
と、頭が離される。どんな状態なのか口にすると思っていたが、それはなかった。
放置すればそのうち直る物なのだろうか?とも思ったが一応黙っていた。
レミオールが地竜や兵士と話し、駐屯地に向かっていく間に段々体調が整ってくる。
(確かあの男も神器捜索に関わるんだっけ…厄介ね…)
そう考えているうちに、駐屯地入り口前に辿り着く…。
「初対面だったのに、色々と手を尽くしてくれてありがと。ホント助かったわ。」
竜上から降りつつ。言葉を重ねる。
「そう言えば、世界の変異の原因を探すって言ってたわね。…私がさっき、お城で聞いた話だと、
よく良くわからないけど魔族の大物みたいなのがいて、それを倒すのに
神器が必要不可欠らしいのよ。…それほどの大物なら、その魔族の大物みたいなの、
変異にも関係あるんじゃない?」
そう言うと、地面に足をついた。
『駐屯地に辿り着く。レミオールと話す。』
>169
「…そう。確かに、その可能性は大きいかもしれませんね」
レミオールはリバーの話に暫し耳を傾け、暫し逡巡する…その間、空いた手で自慢の金髪の毛先を弄る。
考え事するとき、決まってレミオールは自分の髪を弄るという癖がある。繊細な指に金髪を絡めたり、梳いたり…そうやって暫くの間考え込む。
「…私の槍と弓、白の巫女としての力が何処まで役立つか分かりませんが、少しでも貴女方の御力になれるのであれば」
暫くエルヴェの竜上で考えに耽っていたが、答えは出たようだ。リバーに続くようにしてレミオールもエルヴェから颯爽と跳び下りる。
「私の名前はレミオール・ヴァディファット。今年で成人した白の一族の巫女です。そしてこの子が地竜のエルヴェ…そういえば、私はまだ自己紹介もしていませんよね?」
リバーに向き直り、簡単な自己紹介をする。
「それに…どうやら先程の殿方もこの捜索隊にいるようですし…貴女の身も心配ですから。何時、あのようなことをされるか分かったものではありませんし」
そう言って微笑んでみせる。が、何処かで聞いた声(>161)を耳にした瞬間、表情は少し曇った。
『リバーに自己紹介』
サラマはフレイムと一緒に居眠りしていた。
サラマ「Zz...」
>>160 >「爪竜連牙斬!!」
その声にサラマはピクッとし、目を覚ました。
サラマは目を擦りながら欠伸をしながらその状況を見ていた。
どうやらゴタコダも終わったらしく、静かになった。
サラマはフレイムを見た。
どうやらまだ寝ている。
それを確認するとサラマはフレイムの手を甘噛みして起こそうとしてみた。
しかし反応がない。完全に熟睡している。
馬鹿らしくなってきたサラマは起こすのをやめてまた座り込んだ。
しかし暇なのが嫌いなサラマは一人でノトアスの所に向かった
>>164 >壁にもたれ掛かって休息を始めた。
そこえサラマがやってきてノトアスの顔をのぞきこんだりしていた。
そのうちノトアスの頭に乗ったりした。
その内飽きてノトアスの頭から下りてまたどこかへ歩いていった。
そしてHORUSの前に立ち止まり「ギャウ」と鳴いた。
172 :
名無しになりきれ:2005/06/26(日) 01:56:31
ギャウ
「さて、栄えある神器捜索の任務を課せられた諸君。昨夜の悪魔の襲撃の所為でろくに休めてはいないと思うが、我々には時間が無い。
君らも少なからず消耗しているとは思うが、出立の準備が整い次第、第一目標である神器“烈火の剣デュランダル”を得るために北東にある
火山“ヴェズヴィオズ”に向う。途中までは騎馬隊が送って遣れるが、山岳地帯の為、其処からは諸君らの足で登ってくれ」
集った神器捜索隊の前に、近衛騎士団長が現れそう告げる。
「しかし、ちょっと其の前に明らかにしておきたいことがある。集める神器は全部で八つ。そしてガストラ帝国軍諜報部が掴んでいる神器の情報は三つ。
残り五つの所在は依然として不明だ…我が軍の諜報部を以ってしても神器の全ての情報は集らない。我々も引き続き情報収集に当るが、諸君らも道中で
何か神器について有力な情報を掴んだら、其れの調査を頼む。すまんな、我々の力が至らぬばかりに…」
自分達の不甲斐なさの尻拭いを彼らに任せるような形になってしまい、今の団長の胸中は穏やかではなかった。
「今所在が明らかになっている神器はこの国の国宝である“エッケザックス”、ヴェズヴィオズ火山の“烈火の剣デュランダル”、魔界の王が所持している“黙示の闇アポカリプス“
名前だけなら幾つもの伝記に残されている“神槍グングニル”、“轟剣天羽々斬 ”、“癒しのカドゥケウスの杖”、“賢弓アバリス”、“黄金の首飾りブリーシンガメン”…
その所在と入手方法は依然として不明なままだが、手に入れるにはどれも困難を乗り越えねばならないとのことだ…しかし、手に入れる神器は八つなのだが、
その八つの神器を手に入れるためには更に別の神器を必要とする噂がある。だが心配しないで欲しい。これはあくまでも噂に過ぎん。まぁ、真偽のほどは
直接赴いてからではないと分からんと思うが……兎に角、頑張ってくれたまえ。それと、裏手城門に既に騎馬隊が待っているので、早速彼らと共にヴェズヴィオズに向ってくれ」
最後にそう締めくくり、神器捜索隊に騎馬隊が控えている裏手の城門にいくよう命じる。
【神器捜索開始。第一目標がある“ヴェズヴィオズ火山”に向うよう命じる】
174 :
名無しになりきれ:2005/06/26(日) 09:39:38
爪竜連牙斬か。見事にテイルズパクったな。
>174
テイルズ厨ですから。
>168
>「其処へ御掛けになっていて下さい。直ぐに御茶を御用意致します」
「おお、ありがとう。そんな事までやってくれて」
メイドが何でもやってくれるご主人様ってのはいい気分だ・・・とつくづく実感したフォルッシャードであった。
(…つーか、さっきの口ぶりからするとメイドってのも彼女の思い込みかもしんねーな…ま、それはそれでいいか)
>「獣人の王国、ティーアの特産品の一つに数えられる茶葉を用いた紅茶とこの城の菓子職人が焼いた御茶菓子で御座います。
御口に合えば良いのですが…」
菓子を一つ摘み、それを口の中に放り込む。下でその味を確かめると、これがかなりの美味であった。
そして、口の中を潤すためにティーカップを手に取り、紅茶を飲み込む。茶葉元来の味が出ていてこちらも美味い
「これ、かなり美味いよ。…こんな物が食べれるから旅は辞められないってね」
>その機械仕掛けの紅い瞳は別にフォルッシャードを見ているわけでもなく、人形然りとただ空を見据えるのみである。
(・・・やっぱり、何か心、此処にあらずって感じなんだよな・・・)
「窓の外ばっかり眺めてるけど、そこに何かあったのかい?」
フォルッシャードは窓辺で佇んでいるワルキューレの元へ近づき、ふと窓の外を眺めた。
>173
>【神器捜索開始。第一目標がある“ヴェズヴィオズ火山”に向うよう命じる】
「なんだありゃ・・・?」
おそらくガストラ国であろう兵隊の軍団が、一斉に一つの方向へ向かって歩き出していた。
(・・・なんか、面白そうじゃんか!・・・しっかし・・・うーん、折角お茶を誘うのを成功したのに・・・ま、それはそれでいいか)
自分の恋愛よりも、好奇心を選ぶ。それが彼の生き方であった。その為に失敗を重ねていた事もしばしばだ。
フォルッシャードはワルキューレの方へ向き直り、口を開く
「えーっと、ワルキューレ。俺は急用が出来たから、もう先へ進まなければならない。今度会えたらまたお茶でも楽しもう!」
ニカッと白い歯を見せて笑い、フォルッシャードは部屋を走って出てゆく。
【捜索隊の後についてゆく】
>164
>ノトアスは騎士とHORUSの間に立った
「えっ?何で…」
ノトアスの突然の行動にHORUSは驚き、ノトアスに魔法が直撃するのを呆然と見ていた。
ノトアスの容態が心配になり、近寄って、
「大丈夫ですか?」
と声をかけると、睨まれて説教までされてしまった。
ノトアスの迫力の有る説教に、HORUSは目に涙を浮かべて一言、
「ごめんなさい…」
と謝った。
>171
ノトアスが向こうへ行ってからしばらくした時、小さな竜がノトアスの行った方向から現れる。
「この子はフレイムさんの竜だったかな?だとしたら食べるのはやっぱり不味いよね…」
サラマを持ち上げ、自分の肩に乗せるとフレイムを探しに飛び回る。
>173
HORUSがフレイムを探すため駐屯地内を飛び回っていると、近衛騎士団長の説明が始まった。
「早くフレイムさんを見付けないと…」
長々とした団長の説明が終わり、他の人達が裏手の城門に移動し始めている頃になって、やっと熟睡しているフレイムを見付けることができた。
HORUSはフレイムの所まで近寄ると、彼の耳元で、
「フレイムさん!!早く起きないと!!皆出かけてしまいますよ!!!」
と大声で叫んで、彼を起こそうとする。
>173 (ちょっと前後するよ)
などと話しかけた時、近衛騎士団長が現れ状況説明を始めた。
どうやら神器の話に触れている。このアホも珍しく真剣に聞き入っている。
「神器、かぁ〜どうせ使い終わったらいらないだろうし、
売ったらいくらになるかな〜……一生遊んで暮らせる額になるのは間違いないね!」
バカだな、やっぱ。その後は封印に使われるに決まってるだろうが、
どうしてこいつはこうも頭の働きが足りないのか。砂糖嫌いだからか?
「ま〜た移動するのぉ?めんどっちいなぁ……でもここは我慢。
楽あれば苦あり、苦あれば楽ありってね。ここで苦労しとけば後は……(・∀・)ニヤニヤ」
後もクソもないわ!……はぁ、上からの命令が無ければとっとと片をつけていると言うのに……
>165-167、>169-170
移動しようとしてこいつはある方向に視線を固定させよった。
その先には、さっきセクハラした二人組がいた。走って二人の方に向かう。
「お、お姉さん!よかった、やっぱここにいたんだね!……って、
ちょっと待ってよ、そんな嫌そうな顔するのも分かるけどさ、その前に話を聞いてよ。
……ほんっとうにごめんなさい!まさかお姉さん達にとって触られるのがそんなにも
嫌な事なんだって分かんなくって……それで後から頭ぐるぐるしちゃってさ、
謝んなくちゃって思って……どうかこの通り!」
土下座までするとは、随分と引っ張ったもんだ。こいつが自主的に土下座したのを見るのは
初めてだ。これは本音だ、うわべだけないつもとまったく違う。心の中を覗いても
一心不乱で他の事がまったく見つからんし。もっとも、相手はお前なぞ見てもいないようだが……
【移動中二人を見つけて謝りに行く】
179 :
名無しになりきれ:2005/06/26(日) 15:50:56
騎士厨で文句あるのか
文句あるのか
>>170 >>173 >>178 >「…そう。確かに、その可能性は大きいかもしれませんね」
>「…私の槍と弓、白の巫女としての力が何処まで役立つか分かりませんが、少しでも貴女方の御力になれるのであれば」
>「私の名前はレミオール・ヴァディファット。今年で成人した白の一族の巫女です。そしてこの子が地竜のエルヴェ…そういえば、私はまだ自己紹介もしていませんよね?」
協力を得られたようだ。半ば強引に参加させられたとは言え、参加するのなら強力な仲間は多い方がいい。
心強い仲間が加わった事ににこやかな笑みを見せる。
「レミオールさんにエルヴェ…これからよろしくね。」
>「それに…どうやら先程の殿方もこの捜索隊にいるようですし…貴女の身も心配ですから。
何時、あのようなことをされるか分かったものではありませんし」
「確かに、何が目的かはしらないけど何度でもやってきそうなのよね…。ありがと。」
そこで、近衛騎士団長の言葉が聞こえて来る。
そこそこ真面目に聞いていたのだが…途中で聞き覚えのある名前を聞く。
「カドゥケウス…」
確かに場所についても知識はある。しかし、すぐに言い出す気にはなれなかった。
その道のりのあまりの困難さも知っているゆえに。
話が終わり、裏門の騎馬隊の所に行く事になったようだ。
早速杖を握り、魔力で浮力をつけて(スカートが風でめくれたり
下からモロ見えになるのを防ぐ為の乗り方を教えられていたようで)
横座りになろうとした所で一番聞きたくなかった声が掛かる。
>「お、お姉さん!よかった、やっぱここにいたんだね!」
そのまま杖に座って杖の後端をその男の方に向ける。
>「……って、ちょっと待ってよ、そんな嫌そうな顔するのも分かるけどさ、その前に話を聞いてよ。
……ほんっとうにごめんなさい!まさかお姉さん達にとって触られるのがそんなにも嫌な事なんだって分かんなくって」
言い訳がましく聞こえた。何をしたのかはよくわからなかったが故意性があったのはわかった。
だから、聞く耳持たずでレミオールの方を向いて、話す。
「…行きましょう。」
>「……それで後から頭ぐるぐるしちゃってさ、謝んなくちゃって思って……どうかこの通り!」
土下座しているようだが、完全に放置して育ちのいい馬クラスの速度で高度を少し上げつつ移動を開始する。
…杖の後の方…つまり、リックの居る方向にかなり強い指向性の風を吹かせて。
【リックに風圧アタックを仕掛けつつ移動開始。】
>161
>「ねぇねぇお嬢様方、今何してるの〜?神器捜索隊駐屯地ってココでいいんだよね?
>お城が広くってさ、間違ってたら泣くに泣けないよね〜」
>そう話しかけながら近づく……無意識の内に手が伸びている!
不意に同じ年頃ぐらいの少年が話しかけてきたが、その手は何やら妖しげにわきわきと動いている。
サフィティアは旅を通して培ってきた直感により危険と判断し、咄嗟にその場から後方に飛び退くと着地をすると同時に背中の弓を抜いていた。
「ナニしようとしてんのよ!この変態!タダで触ろうって魂胆なら、問答無用で頭を撃ち抜くからね!」
弓を抜くと同時に矢筒からも一本矢を取り出し、流れるような動作で番え、弦を引き絞る。番えた矢の鏃の先にはリックの額。
サフィティアがちょっと手を離すだけで、矢は精確にリックの額を紙の様に貫いて頭蓋骨の後方から出てくるだろう。
「タダで触らせるダークエルフの射手、サフィティア・アレイダムじゃないわ!私に触りたいならお金を払いなさい!お金を!」
銭を出せ銭を、とでも言わんばかりに吠え立てるサフィティア。体を触らせる代わりに金銭を要求する辺りは彼女らしいと言えばらしい。
『咄嗟にその場から飛び退き、リックに矢を構える』
>173
何処からか現れた、明らかに高位の騎士と分かる男が声を張り上げ、神器捜索隊の是からの行き先を告げる。
レミオールは近衛騎士団長の指示に従い、騎馬隊が控えている裏手の城門にエルヴェを向わせた。
>178
まさかとは思ったが、二度も顔を会わせる事になろうとは…レミオールはやれやれと肩を竦めた。
>「お、お姉さん!よかった、やっぱここにいたんだね!……って、
>ちょっと待ってよ、そんな嫌そうな顔するのも分かるけどさ、その前に話を聞いてよ。
>……ほんっとうにごめんなさい!まさかお姉さん達にとって触られるのがそんなにも
>嫌な事なんだって分かんなくって……それで後から頭ぐるぐるしちゃってさ、
>謝んなくちゃって思って……どうかこの通り!」
また先程のようにセクハラをされるかと思ったが、意に反して少年はいきなり土下座までして謝り始めた。
リバーはさっさと自分の杖に乗って(>181)行ってしまったが、流石に其処まで謝られてその行為を無下にするのも気が引ける。
「そんな…土下座なんかしないで下さい。何だか此方が悪い事をしたような気持です」
土下座までされると逆に罪悪を感じる。裏手の城門に向う兵士達がレミオールとリックを奇異の瞳で見ている。
「彼方の気持は充分にわかりました。済んだ事はもういいですから、次はそれを態度で償ってくださいね?」
レミオールがリックに向ってそう言うと、エルヴェも同意とでも言わんばかりにうんうんと頷いている。
「それでは私は先に行きます。是からは道中を共にする道連れ同士ですから、御互いに協力していきましょう?」
最後にそう言うと、先に行ってしまったリバーの後を追いかけるようにしてエルヴェを走らせた。
『取り敢えず許し、騎馬隊と共に火山へ』
>171>173
さっきは気丈な振る舞いを見せたものの、魔法をまともに受けたのだ。簡潔に言うと、無理をしていた。
顔色は悪く、脂汗が浮かんでいる。体調の悪さが容易に想像できるだろう。常人ならば気絶しているところだ。
実際、ノトアスの身体的な能力は常人と変わらない。奇跡的にも気絶はしていないが、心ここにあらずといった具合。
サラマがやってきたときもいなくなったときも全く意に介す素振りも見せず、ただぼんやりと虚を見つめていた。
期せずしてそうなってしまうほど、ノトアスはいろいろと危険な状態にあった。
「……」
近衛騎士団長の演説の後、城門に向かって動き出した神器捜索隊と思われる面々を横目で見るが、動こうとはしない。
「さて…どうしたものですかね」
物懶げな表情のまま、小さく呟く。休息の時間はごく僅かだった。魔力が回復しているとは到底思えない。
「──ヒール」
確認するかのように患部に手を当てて呪文を唱える。案の定、先刻と同じように弱い光。傷は、治療できそうにない。
「こんな私がついていこうと、足手まといにしかなりませんし…」
魔力が尽きたノトアスなど、物の役にも立たない。せいぜい弾避けや囮や捨て駒。それに、餌。
「ですが、このまま帰る訳にはいきませんし」
それは色んな人を裏切る行為になる。それではならない。重い腰を上げる。立ち眩みが起きるが、すぐに振り払う。
「なれば、弾避けにも囮にも捨て駒であろうと、甘んじてそれを受け入れましょう」
とりあえず魔力が回復するまでは。結論を導き出し、歩を進める。しかし歩みは遅い。
神器捜索隊の最後尾から更に離れているが、見失わないように息も絶え絶えながらついていく。
>184
「そこの僧侶様。此方に…」
ノトアスの頼り無い足取りを心配したのか、神器捜索隊をヴェズヴィオズ火山まで護衛する騎兵の一人がノトアスに
自分の馬に乗るよう提案した。
「彼方は、道中に様々な危険が待ち受ける旅を志願した兵(つわもの)です。それがこのような旅の初めで消耗されては…」
騎兵は心底今のノトアスを心配しているようだ。
「少なくとも、彼方は我らの希望の内の一つです。だから、今は私の馬に乗って下さい」
馬上からノトアスに手を差し伸べ、自分の馬に乗るよう促す。
行軍を進める神器捜索隊の前にフェンリルの群れが襲いかかってきた。
先ずは皆の肩慣らしに軽く倒してみてくれ。
>182
「た、ただって!?いや、つい触ろうとしたのは確かだけどさ……」
狙いをつけられてお手上げ、こいつはこんなんばっかりだな。
「変態……?あのさ、変態ってどういう意味なの?
悪口だってのは分かってるんだけど、意味を知らないんだよね〜」
そう言えば、こいつの親共も変態と言う言葉に敏感だったな。
仕方の無い事とは言え、割り切って教えない奴らは親失格だ。
「お金って、そんなに持ち合わせていないんだけど……
でもさ、体を触らせてお金を取るってなんか、僕としてはいけない事のような……」
自分は平気で他人に触りまくってるアホが何を囀るか。
説明下手が災いしても誰も助けてはくれんぞ?自覚が無いからどの道無理だが。
>181
「(……うっわぁ〜〜〜〜これはやばいよ……!
母さんが怒った時よりも怖いってどういう事さ!?あの母さんよりもだよ!?
……おっかぁ、都会は怖いとこだべさ……(;;))」
いかん、マジでぐずり始めよった。この無神経の塊をして涙腺を緩ませるとは、
目の前のエルフ、予想以上に脅威……できればわしも関わりたくないなぁ。
>風圧アタック
「ぶわっ!……うぅ、目に砂が入った……」
その目から流れるしょっぱい水は砂のせいか、それとも
自業自得の結果か。どっちにせよ、少しは物事の善悪を考えるように
なったようだ。それがいつまで続くか、さっぱりわかりゃせんが。
>183
肩を竦める動作が視界の隅に入る。いたずらをしては
しょっ引かれる度に父さんがしていた動作、と言うやつだ。
父親は随分前から生暖かい目で息子を見ていたな……意外にも
こっちのお嬢さんは随分寛容に許してくれたぞ。
「……あ、ありがとー!ほんとうにありがとー!」
涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら後姿に向かって礼を言い続ける。
お前な、先方さんの迷惑を少しは考えろ。所詮ガキか。
「……ぐじぐじ、ちーん。はぁ、でももう片方はまだきついかなぁ……」
しつこい。気持ちは分かるが、後は時に任せた方がいいと思うぞ?
「……さて、みんな動いてることだし行かないと。走るだけならいいんだけどね……」
移動を開始した捜索隊についていく。仲良くなれそうな人物を探しながら。
>186
と、その時敵襲を知らせる声が捜索隊に走った。
見ると、100年前の戦いで姿を現したフェンリルに酷似した狼のような群れが
捜索隊の行く手を遮るように立ちはだかっていた。フェンリルと言えば、
100年前の勇者達を窮地に陥れた魔の狼。それが群れを成しているとは。
100年前ですら一匹封印するのに大苦戦した存在、徒党を組んでいては勝ち目は無い。
捜索隊に絶望感が広がり始める中、隊列から一歩踏み出した人物がいた。
目を細め、杖を構えて狼の群れに近づく男。と、突如先頭の狼が男に飛び掛った!
男は杖で狼を殴った……筈が、狼は反対側に着地した。空打ったのか?
違う、杖が狼をすり抜けたのだ。男は屈託の無い笑顔を見せてこう言った。
「やっぱりこれは幻術だね〜 ほらよく見てよ、影が無いでしょ?
実体の無い幻覚だからさ。もっと高度な幻術なら、本物とまったく変わりない幻覚を作れるんだけどね〜
これは脅しかな?それとも、邪魔するなら本当にけしかけるぞって言う警告かな?」
実に楽しそうにまくし立てている。自分の得意分野が出たからと言ってはしゃぐと、
後で大抵殴られるのがオチ、と言うのが分かっていないからお前はアホなのだ、と。
>>177 >「フレイムさん!!早く起きないと!!皆出かけてしまいますよ!!!」
と大声で叫んで、彼を起こそうとする。
フレイム「うわっ!!………もう……悪いんですけど……耳元で叫んで起こさないでくれます……こっちもこっちでいろいろ大変だったんですよ………まったく……」
これを見て分かる通りフレイムは低血圧で変な起こされ方をすると不機嫌になるのだった……たとえそれが自分のせいでも…
フレイム「ふぁ………でなんですか…みんなでかける……ってえぇ!!」
さっきまで起動していなかったフレイムの頭がいきなり起動し始めた。
するとフレイムは慌てながらサラマの体格封印機を触り「解除!!」と叫びサラマを元の体格に戻すと、サラマの背中にまたがった。
フレイム「君も早く、乗…らなくても大丈夫かな?」
とHORUSの背中の翼を見てそう言った
海上を漂流すること14日。
ようやくの思いで陸地に辿り着いてみれば、何とまあ殺風景なところよのぅ…
おーい、誰かおらぬのかー!?
【ハゲじじい漂着】
【名前】ホン・ガンジー
【年齢】65
【性別】男
【職業(LV.)】和尚(5)
【魔法・特技】お経、柔術【装備・持ち物】家宝の数珠と袈裟
【身長・体重】178cm・70kg
【容姿の特徴・風貌】ハゲだが目鼻立ちが凛々しく、年のわりにスタイルもいい
【性格】アホで傲慢
【趣味】酒
【人生のモットー】弱肉強食
【自分の恋愛観】骨になるまで責任持って愛するが、火葬が済めばこちらのもの
【一言・その他】万事私に任せろ!
「さーて、ガストラ軍の諸君の戦いぶりを見させてもらおうか。ははは」
進軍を続けているガストラ軍とは見失わない程度に後方へと距離を保って高笑いをあげるフォルッシャード。
痛いのは嫌いなので戦わないように行動しているくせに大した身分である。
>186
「・・・って、おいおい・・・あれってまさか・・・」
遥か前方で見たもの・・・それは、昔の文献で何度も見て、100年前の昔話で何度も聞いた事がある魔物…フェンリルであった。
その強さは100年過ぎた今でも語り継がれており、生半可な相手ではない事は確かである。
むしろ、あのフェンリル大軍団に戦いを挑んだら、間違いなく瞬殺であろう。・・・そして、フォルッシャードが下した決断は一つ。
「さて、ガストラ軍の諸君、健闘を祈る。ふはは・・・・ぎゃああああぁぁぁ!!!」
横へ振り返り、全力ダッシュでその場から離れてゆくフォルッシャード。
まさかフェンリルの大軍勢が幻術だったとは夢にも思っていない。
走り続けていくうちに海辺に近づいたが、そんな事は気にしていれない。・・・立ち止まったら死ぬ、その事しか彼の頭には響いていなかった。
>190
「はぁはぁ・・・ここならもう大丈夫だろ・・・」
息切れしているが、たいして離れていない。せいぜい先ほどの場所から200メートル程度であろう。
>おーい、誰かおらぬのかー!?
「・・・ん?あんな所に人がいるぞ」
フォルッシャードは少し前方に人がいる事を確認した。その身なりは少々ボロボロであった
「うーん、ありゃどう見てもジジイだな・・・ま、声をかけない訳にもいかねーか」
異性でなかったのが気に入らないが、とりあえず助けを求めているようなので老人のいる所へと向かってゆく。
「おーい、じいさん!」
そして、老人のすぐ近くへと駆け寄り、声を掛けた。
「俺は旅の剣士のフォルッシャードってもんだが、何かあったのかい?
その身なりからすると、子供に家から追い出されたりでもしたのか?・・・それは難儀な事だったな、同情するぜ」
相手の話を聞こうともせずに、勝手に話を進めてゆくフォルッシャードであった。
しばらくして目的地の山が見えてきた頃
キングスライムとスライムベホマズンの大群が接近してくるのが見える
どうやら魔法使いも後方支援の為にそこそこの数いるようだ
>189
>悪いんですけど……耳元で叫んで起こさないでくれます
「あっ、すみませんでした…」
フレイムの機嫌が悪いのは、自分の起こし方が悪いせいだと思い、謝っておくことにした。
>サラマの体格封印機を触り「解除!!」と叫びサラマを元の体格に戻す
「あーっ!!さっきの美味しそうな龍だー!!」
先程HORUSが散々食べたいと思っていたドラゴンが目の前に現れ、思わず取り乱してしまうが、他の残っていた騎士達に白い目で見られ、
「あ〜、そう言えば今日は絶好の神器探索日和ですね。ハハハ…」
と笑って誤魔化した。
>君も早く、乗…らなくても大丈夫かな?
「はい、自分で飛べますから大丈夫です」
HORUSは翼を羽ばたかせ、宙に浮いてちゃんと飛べることをアピールする。
「それじゃ、行きましょうか」
裏手の城門までフレイム達と一緒に出ると、HORUSは翼を力強く羽ばたかせ上空に舞い上がる。
「先に行ったみんなは…あっ、いた!!」
先に出て行った神器捜索隊を発見すると、彼らの方に向かい飛んで行った。
195 :
名無しになりきれ:2005/06/27(月) 22:47:51
ミナデインで一掃
>185
>馬上からノトアスに手を差し伸べ、自分の馬に乗るよう促す。
「ふむむ…」
いつものノトアスであれば即座に拒否していたであろう。他者からの施しを潔しとしない。数度で掌を返すのだが。
だが、今回は事情が事情である。前を行く神器捜索隊に大きく遅れをとっているし、置いていかれることも有りうる。
「では…お言葉に甘えまして」
背に腹は代えられぬ。自分の不甲斐なさに吐き気すら覚えつつも、騎兵の差し伸べた手を取り、ゆっくりと馬に跨る。
馬に揺られながら、ノトアスは懐を探っていた。早急に魔力を回復させなくばならない。火山に着くまで、時間はある。
「…数に限りもありますし、あまり服用したくはないんですがね…」
取り出したのはビン詰めの錠剤。中から一錠取り出し飲み込むと、またビンをしまう。薬効はすぐには現れてこない。
「火山までよろしくお願いしますね。他の神器捜索隊の方々についてゆけば、危険な目に遭うこともないでしょう」
城内の戦いで神器捜索隊の実力が高いものだということを確認した。道中に現る敵などに苦戦することもないだろう。
「目覚めるまでに回復していると…よいので…すが…」
先ほどの錠剤の効果なのかはわからないが、ノトアスは眠りに落ち込んでいった。
道行く先にどんな敵が現れたかなど、知る由もなく。
>192
唐突に背後から声をかけられ、ガンジー和尚はみっともないほどの勢いで飛び上がった。
「だ、だだだ、誰だ、お主は!?」
駆け寄ってくる青年を怯えた眼で凝視する和尚。左手には無意識に家宝の数珠を構えていた。
「む…?」
振り向きざま、眉をひそめる。
青年が接近するにつれ、ひどい老眼を介してでもその容姿がはっきりと視認できるようになっていく。
髪、肌、そして瞳の透き通るような色彩。
(ここは、もしや…!)
和尚の瞳が爛々と輝く。
「もし、青年…」
>俺は旅の剣士のフォルッシャードってもんだが、何かあったのかい?
ぼそぼそとつぶやく和尚の声をかき消すように、青年は威勢よく口を開いた。
「う、うむ。それはそうと、ここは…」
>その身なりからすると、子供に家から追い出されたりでもしたのか?
「いや、これ私の正装…ていうかここは…」
>それは難儀なことだったな、同情するぜ。
「……」
あまりにもマイペースな青年に閉口しながらも、和尚の胸中にはフィーバー直前の興奮が渦巻いていた。
紅金の髪の民が住まう、渦潮の果ての理想郷。そう、この景観はまさしく――。
「せ、青年よ!」
裏返った声を張り上げ、和尚はフォルッシャードを名乗る青年に飛び付いた。
「ここは…ここは、『浄土』なのか!?」
格闘ゲーム風に自分の技を記入お願いします。
試合開始時(複数可)
小攻撃
中攻撃
大攻撃
必殺技1
必殺技2
必殺技3
超必殺
ダメージ小
ダメージ大
勝利時 (複数可)
敗北時 (複数可)
(↓は時間とレスに余裕があったらで構いません)
特定キャラへの勝利時台詞
1
2
3
火山……火口に突き立った一振りの剣、その傍らに巨大な影があった。
翼を畳み、静かに立つその姿には何人であろうとも畏怖の念を禁じ得ない。
閉じられた瞳が開き始める。爬虫類に酷似しているが高い知性が秘められた瞳。
やがて来るであろう、神器を求める者達に思いを馳せるかの様に空を見上げる。
飛竜……いや、それらとは何処か一線を画する。
それ故に著すならば飛龍、空の支配者と言っても過言ではない存在が、その場に居たのであった。
200 :
ココナ:2005/06/28(火) 02:20:33
うふん♪
>「あ、…え〜と…そうですね。御蔭さまで御城の事について良く分かりました」
ナイスフォロー! サフィティアの機転にそう叫び出したい瞬間だった
「は、はは…そうだろうな、そうだろうとも うむ、では気を取り直して……!」
>「……プリシラさん。胸が大きすぎるのも問題ですからね?世の中には小さい方が好きだっていう人も大勢いますから」
「ぐはっ!!」
サフィティアの耳打ちがクリティカルヒット!
どうか思い出してみて欲しい これまでプリシラはサフィティアを先導するように前に立って歩いて来た
これには無意識の内に、サフィティアの豊満な胸と自分の貧弱な盆地を見比べまいという心理がはたらいていたのだ
しかし今、さっきからの流れで厳しい現実を直視せざるを得なくなってしまったわけで
「なっ、なななっ、何を言っているのかなーーっ!?
わたしは別に、胸がどうとかそんなことは、一切気にしていないぞ!いや違う、気にする必要などないのだから!
そも胸の大きさと人間的な器の大きさとはまったく別物であるからして、つまりそのぉ…!」
もはや彼女にできるのはマシンガントークでごまかすくらいしか無い
(むう……持てる者に持たざる者の気持ちはわからないのだ
それに小さいのが好みというのも、それはそれで危ない奴の気がするし……)
サフィティアのフォローはちょっと嬉しかったが、コンプレックスのあるプリシラはそれを表にも内心にも出せないのだった
(まったく、何をどうすればあんなになれるやら……やはりこれが種族の違いというものなのだろうか…?)
言う間でもなく単なる個人差である
>161
>「ねぇねぇお嬢様方、今何してるの〜?神器捜索隊駐屯地ってココでいいんだよね?
>そう話しかけながら近づく……無意識の内に手が伸びている!
突然現れた変質者(推定) とっさには反応できず、よけきれなかったプリシラの胸にその魔の手が迫る
「ひ、ひあっ!?」
プロテクター越しではあまり害もないだろうが、直感的に恐怖を覚えた彼女はなんとしても触れられまいと試みた
リックの手が胸に触れたかと思えたその刹那、プロテクターの胸部だけを残してプリシラの姿がかき消える
胸当てだけが地面に落ち、次の瞬間、少し下がった位置にプリシラが現れた
「き、気孔術・脱衣返し(だつえがえし)……この技が無ければ触られていたっ…!」
脱衣返しとは、その名の通り衣服を一枚犠牲にすることにより空蝉の術のような真似をする技である 確か何かの本でやっていた
これにより鎧の下に着ていた薄手の服を見せることになったが、悲しいかな体型の都合上、なんら胸が強調されたわけではない
「貴様っ!いきなり婦女子のそんなところに手を触れようとはどういう了見だ!? 危うくお嫁に行けなくなるところであったぞ!
いや、待てよ………その場合、わ…わたしは見ず知らずのこいつに純潔を捧げねばならなくなるのかっ!!?
やだ……そんなの絶対いやだ!!
かくなる上は死んでもらうしかない!触る前に殺す!触っても殺す!とりあえず寄るんじゃないっ!!」
貴族というより中国女傑族のような発想だった
錯乱したプリシラはサーベルを抜き、滅茶苦茶に振り回し始めてしまった
【リックに向かって剣を振り回し威嚇】
>裏返った声を張り上げ、和尚はフォルッシャードを名乗る青年に飛び付いた。
>「ここは…ここは、『浄土』なのか!?」
「はぁ?・・・ってか、おい!離れろよ!!」
急に飛びついてきた老人を引き離そうとするが、思ったよりもしがみ付く力が強いらしく、一向に離れる気配が無い。
(こりゃ激しい妄想だな。・・・ワルキューレもそうだったけど、この大陸じゃ妄想するのが流行ってるのか!?
・・・いや、むしろこのじいさんの場合は痴呆だな。・・・可哀想に・・・ボケは辛いだろうにボケは)
段々とフォルッシャードの老人を見る目に哀れみが混じってゆく。ちなみに、彼には年上を敬う心など毛頭ない。
そして、老人を自分から引き離し、老人の肩にポンっと手を置いて、なるべく刺激しないように声をかけ始める。
「いや、息子家族に追い出されたアンタの気持ちは分からなくもない。・・・でも、現実から逃げたら駄目だ!戦わなきゃ現実と!!」
肩から手を離して、力強く手をグーに握り締めるフォルッシャード。
(うーん、とりあえず精神科の医者に見せたほうがいいかな・・・ここから一番近い医者は・・・いるとしたら進軍してるガストラ軍だよな・・・
・・・まあ、彼等がフェンリルに全滅させられてたらガストラ城へ帰れば良いことだし・・・よし、そうと決まれば!)
「よし、じいさん。とりあえずアンタも色々と大変だっただろ。今回は特別に優しい俺がアンタを医者に連れて行ってやる。」
そう言うと、ガストラ軍が進軍している方向へ向かってゆくフォルッシャード。
「そーいや、じいさんの名前を聞いてなかったな、なんて言うんだ?・・・あ、ちなみに、俺の名前は呼びにくかったらフォルスでもいいから」
>203
まとわりつく和尚を引き剥がし、フォルッシャードは力強い説教を始めた。
(むむ…さすがは浄土の御使い。私を試しているというのか?)
にやけそうになる口元を必死に強ばらせ、和尚は算段を巡らせる。
忠告のままにここで身を引いてはいけない。かつてこの地を訪れたという高僧キヨミ・デラーズは、しかして深くまで足を踏み入れることができなかったのだ。
>「よし、じいさん。とりあえずアンタも色々と大変だっただろ。今回は特別に優しい俺がアンタを医者に連れて行ってやる。」
「医者…?」
ふと気が付けば、左前腕にちょっとした出血を伴う傷が見られた。浜に打ち上げられた際に岩礁にでも擦ってしまったのだろうか。
「おお、恩に着るぞフォルス殿! 私はホン・ガンジー和尚…そうだな、和尚と呼んでくれ」
手早く自己紹介を済ませると、和尚はフォルスの背中を追ってひょこひょこと歩き始めた。
(よっしゃ、いい調子だ! さすが私!)
前人未到の楽園へと立ち入る高揚感。胸騒ぎを抑え切れずに鼻歌が漏れ始める。。
「♪きずつ〜くのが〜こわい〜の〜か〜 うまく〜ずるく〜いきてたのしいのか〜」
【民謡を口ずさみながらフォルスに同行】
>>188 フレイム「あっ!いたいた」
神器捜索隊を発見し、捜索隊の元に向かった。
フレイム「すみません!!遅れてしまって!!…ん?なんかあったんですか?」
フレイムは騎士団長に謝罪をしたあとに怪我をした騎士団員を見ながら聞いてみた。
どうやらフェンリルの幻影の襲撃に遇ったらしい。
その幻影はリックと言う少年によって消滅したらしい。
フレイム「なんで幻影なんか……まさか誰かが邪魔してるんじゃないよな……嫌な予感するな……」
などと呟きながら合流した捜索隊と共にヴェズヴィオイズ火山に向かった。
【ヴェズヴィオイズ火山】
>>199 さすがに神器がある山だからか、かなり険しいそうな山道だった。
フレイム「ぅわ……険しっ……結構時間かかりそうだな……」
フレイムは山の険しさを空の上から見て言った。
山は道と言う道が無く、そのうえに気温も高い。(隠すには絶好の場所だろうがこんなとこに神器を置いておくなよ)と頭の中で愚痴っていた。
フレイム「あの!!俺先に行ってます。HORS君も来てくれる?一応なに来るかわからないし。」
フレイムはなぜこんなに焦っているのか自分でもわからなかった。早く終わらせたいだけなのか、それともフェンリルの幻影のせいなのか自分でもよくわからなかった。
山の頂上に近づくにつれ汗の出る量も多くなってきた。
フレイム「あっちぃ〜……なんでこんなこと言っちまったんだろう……とにかく行くしかねぇな」
フレイムは汗を服の袖で拭きながら言った。
ようやく頂上が見えてきた。
>火口に突き刺さった一振りの剣、その傍らに巨大な影があった
フレイムは急に鳥肌が立った。
フレイム「あ…あれってまさか……ここの……主!?」
その飛龍はサラマの2倍の大きさもあり、その姿は雄々しくあった。
するとフレイムは大声で龍に叫んで質問した
フレイム「あなたはここの主ですか!?」
[フレイム、飛龍と話してみる]
火山の麓、丁度休むのに丁度いい巨岩がある。
これから山登り。一度休んでおいた方がいいか?
>>205の
【ヴェズヴィオイズ火山】
>>199 さすがに神器がある山だからか、かなり険しいそうな山道だった。
フレイム「ぅわ……険しっ……結構時間かかりそうだな……」
フレイムは山の険しさを空の上から見て言った。
山は道と言う道が無く、そのうえに気温も高い。(隠すには絶好の場所だろうがこんなとこに神器を置いておくなよ)と頭の中で愚痴っていた。
フレイム「あの!!俺先に行ってます。HORS君も来てくれる?一応なに来るかわからないし。」
フレイムはなぜこんなに焦っているのか自分でもわからなかった。早く終わらせたいだけなのか、それともフェンリルの幻影のせいなのか自分でもよくわからなかった。
山の頂上に近づくにつれ汗の出る量も多くなってきた。
フレイム「あっちぃ〜……なんでこんなこと言っちまったんだろう……とにかく行くしかねぇな」
フレイムは汗を服の袖で拭きながら言った。
ようやく頂上が見えてきた。
>火口に突き刺さった一振りの剣、その傍らに巨大な影があった
フレイムは急に鳥肌が立った。
フレイム「あ…あれってまさか……ここの……主!?」
その龍はサラマの2倍の大きさもあり、その姿は雄々しくあった。
するとフレイムは大声で龍に叫んで質問した
フレイム「あなたはここの主ですか!?」
[フレイムは龍と話してみる]
は無しで…すんません
神器捜索隊は騎馬隊に護衛されてガストラ城を後にしてから、結構な時間が経過していた。
まだ夜の闇が完全に引ききらない早朝に出発したが、既に日は高く上っており、時間帯は丁度正午であった。
最初は整備された平野の街道を進む一行であったが、目的地が徐々に近づくにつれて山岳地帯に場所は移行しつつあった。
やがて一行が辿り着いたのは、目的地であるヴェズヴィオ火山の麓にある温泉街、オットシュプリゲンであった。
オットシュプリゲンは古くからの温泉街として広く知られており、ヴェズヴィオ火山のマグマによって豊富な温泉資源が得られる土地として有名である。
温泉街を抜けた所にある、ヴェズヴィオ火山に続く山道の入り口には、この火山を登頂する登山客が休憩所として理利用する『焔竜の卵』(>206)と呼ばれる
巨大な岩石がある。それはとても大きく、一行が現在いるオットシュプリゲンの町並みを一望出来る小高い丘からも確認出来るほどであった。
「我々の任務は此処までです。此処からは道が険しくなる故、騎兵である我らはこれ以上同行することは出来ません。武運長久をお祈りします」
騎馬隊の隊長は神器捜索隊の面々にそう告げ、彼らの身を案じながらこの温泉郷を後にした。
さて、温泉郷であるオットシュプリゲンに到着した神器捜索隊の面々。日も昇らぬ早朝からの行軍は流石に身に堪えているだろう。
温泉郷で少し休んでから険しい火山道を登るか、それとも休まず一気に登るか。しかし、其の前に遣らねばならぬ事があるだろう。
神器捜索隊が集ったのはいい。だが、未だに各々の素性を互いに知らない。これでは、是から信頼関係が必要となる長く険しい道のりを乗り越えられそうに無い。
選択
→
温泉で一休みの後に火山へ
一気に火山を登る
>208
裏手の城門を出てから数時間が経過したころ、HORUSはまだ神器捜索隊に合流出来ていなかった。
「ハァ…ハァ……こんなに長い時間…空を飛んだのって…何年ぶりだろ…」
長時間飛行していたせいか、顔に疲労の色が浮かんでいる。
「あれっ、みんな…街の中に…入って行く…」
HORUSが飛んでいる場所から10km位前方の大きな温泉街に、神器捜索隊が入って行くのを確認する。
「合流するなら…今の内だ…」
HORUSは残っていた力を振り絞り、スピードを上げて街に向かい飛んで行く。
街の上空に着き、空から他の捜索隊の人達が何処にいるか探してみる。
探し始めてから数十秒後、小高い丘の上にいるのを発見すると、HORUSは勢い良く急降下し、丘の上の神器捜索隊の目の前に着地。
「すみません…遅くなりました…」
やっと合流できた安心感と疲労のせいからか、その場でバタンと倒れてしまった。
>202
「な、あ、え?あ、あの〜?」
既に手を止めていたのだが、目の前の少女はどういうわけか過剰反応している。
それどころか、一人危ない妄想に耽り騒いでいるのだ。
「(う〜ん、実は電波ちゃん?)」アホ、それはお前だ。
と、そこへ殺すなどという物騒な宣言と共にサーベルが襲い掛かる。
「うひょぅへぁぅわ〜!」
表現するのが難しい奇声を上げて回避する。申し訳程度とは言え盗賊、
身軽さはそこそこある。だが、いくら相手のお嬢さんが未熟者であっても
こいつはそれ以下のヘタレ。段々と狙いが定まってきたのか衣服が切られ始める。
だが、これは狙っていなかったはずだ。お嬢さんのサーベルがこいつの首を刎ねた。
勢いよく吹っ飛ぶ首、制御を失ってよろめき倒れようとする体……だが、体がぴたりと固まった。
よろめいた状態で。次の瞬間、情けない声が聞こえてきた。
「いった〜い、いたいよ〜すんごいいたいよ〜介錯すれば苦しまないなんて大嘘だ〜(大泣)」
お前の方が大嘘だろうが。見れば落ちた首が泣きながら叫んでいやがる。
一体いつのB級ホラーだ、まったく。体が首を掴もうとうろうろするが、酔っ払いよろしくふらふらしている。
「うへぇ〜首が横向いてるから向きが合わせられないよ〜(泣)」うるさい、とっとと死ね。
何とかかんとか首を掴んで頭を繋げる、手を離す、落ちる、くっつかない、ぐずる。
結局固定する為に泥を使ったのだった……原始人よりもひどいな。
>208
「はへ、はへ、はへ……つ、つっかれた〜……おっ、街だ」
護衛の隊長の説明で温泉街という事を知った小僧。顔色がよくない。
「温泉かぁ……お湯に入れない僕にとってはいい場所じゃないなぁ……」
火に弱い、と言ったが実は高温にも弱い。長時間湯に浸かるとひどい事になるのだ。
それが当たり前の生活をしてきた為特別変とは思っていないが。
「おっつかれさま〜後は僕らに任せてね〜ノシノシノシ」
引き返していく騎馬隊に向かって手を振る。お前に任せるのが一番危ない。
さて、誰ともなく一休みしていこうと言う提案がなされた。こいつは……
この顔はどっちでもいいという顔だな?まぁ、わしもどっちでもいいが。
【内心一休みしたいと思いながら静観、こっそりノトアスに近づいて股間に手を伸ばす】
>186
移動しながら杖に腰掛け、旅の備えで戦術教本を読んでいると、それが視界に入った。
「随分強そうなのが群れてるわね…怪しいったらありゃしない。確かこういう時は…」
幻術は幻術とわからないように使う必要があるが、あれだけの超上級生物が群れる事は少ない。
高度を落として杖の上に立つと、服から光り輝く金属プレートの束を取り出して展開させようとして…
>188
>「やっぱりこれは幻術だね〜 ほらよく見てよ、影が無いでしょ?
> 実体の無い幻覚だからさ。もっと高度な幻術なら、本物とまったく変わりない幻覚を作れるんだけどね〜
> これは脅しかな?それとも、邪魔するなら本当にけしかけるぞって言う警告かな?」
(良くわからない男だけど腕は相当ね…)
少なくとも実力だけはかなり評価したようだ。
>208
その言葉を聞き、ひとまず溜息をつく。
魔力で長時間杖を飛ばしているだけあって、流石に魔力も消耗したのか、
一休みしたそうである。
「…さて。まずはあの町で部隊で今後についての話し合い…かしら?…ん?」
>209
かなり小さい子供が必死に追いついてきた。
しかし体力的にきついらしく倒れてしまったようだ。
「あなた、大丈夫?…これは、あの温泉街で一日休んだ方が良さそうね…」
そう言うと、周囲に視線をめぐらせる。
>210
近くで、見覚えのある男が同性相手に妖しげな手を伸ばしている。
(口の根も乾かぬ内に…どういう奴なのよ?)
その様子を見て、なげやりな溜息が漏れたようだ。
(ザイムめがけて口から灼熱の光弾を放つ)
213 :
烈海王:2005/06/29(水) 12:14:01
通りすがりの烈海王が現れた。
烈海王は地を揺るがすような震脚からの崩拳をリックに放つ。
>204
うはwwwww民謡スクライドwwwwおkwwwww
>204
>「おお、恩に着るぞフォルス殿! 私はホン・ガンジー和尚…そうだな、和尚と呼んでくれ」
「OK、短い付き合いかもしれねーけど、よろしくな和尚さん。」
そして二人はガストラ軍へ向けて足を進める。それほど離れていないので、追いつくのにはそう時間はかからないだろう。
>「♪きずつ〜くのが〜こわい〜の〜か〜 うまく〜ずるく〜いきてたのしいのか〜」
(そんなに医者が好きなのか?・・・それにしても、息子家族に追い出された割にはえらい機嫌がいいな・・・)
フォルッシャードは物凄く楽しそうな和尚を見ながら足を進めている。
何故に楽しそうなのかは分からないが、とりあえず自分の聞いたことの無い歌だったので、少しの間はステレオの代わりになってくれた。
歌いつづける和尚と それを聴くフォルッシャードの背で、壮大な海は青く美しく、小波の安らかな音を流し続けていた。
>208
「ん・・・よっしゃ!やったぞ和尚!!ガストラ軍の奴等、ようやく足を止めたみたいだぞ。」
最近の運動不足が祟ったのだろう。フォルッシャードは自分の体が段々と重く感じ始めてきていた。
このままでは自分の身が危ない所だったが、運良くガストラ軍の人々はここで待機を始めたようだ。
(ってか、さっきのフェンリルは何だったんだ・・・・・・ま、いいか。とりあえず医者だ。)
「おーい、ここに医者はいないのかー!?おーい!医者はいないのかー!?患者がいるぞー!!」
自分の口の前で両手を筒状に丸めて声を響かせる。ここに医者がいるという核心は無いが、多分いるだろう・・・きっと。
「おーい、お医者さんーーー!!患者が待ってるよーーーー!!」
そして、ふとフォルッシャードは上を見上げると、巨大な火山を発見した。
(・・・なんか一瞬だけ、あの火山から何かを感じた気がするけど・・・ま、気のせい気のせい)
「おーい、医者はいるのかーーー!?・・・この際、ぶっちゃけカウンセラーでも構わないぞーー!!」
叫び続けるフォルッシャードの声が近くの山々から山彦となって跳ね返り続け、近くの一帯に響き続けていた。
>208
「…む…?」
騎兵に揺り起こされた。火山に辿り着いたのかと周りを見渡してみたが、そこは街だった。
どうやらこの先に火山はあるようだが、騎兵隊とはここでお別れらしい。今まで運んでくれた騎兵に深々と礼をする。
「どうもここまでありがとうございました。もう逢えぬやもしれませんが、貴殿に神のご加護がございますように…アーメン」
形式的な祈りの言葉と共に胸のロザリオ前で軽く十字を切ると、去ってゆく騎兵隊を見送った。
「さて…と。──ヒール」
騎兵隊が見えなくなったところで、先ほどの薬の効果を確かめるために、腹部に向け回復呪文を唱える。
「ふむ、ひとまずは安心ですね」
柔らかな光とともに怪我が治り、ほっと安堵の息を吐く。そう、さっき飲んだのは魔力回復の薬。
即効性ではないとはいえあの小ささでかなりの魔力回復量、希少価値は高い。ノトアスが所持しているのも、あと十数個。
「計画的に使わないとなりませんね」
ノトアス自身、そんなことは自分には出来ないことは分かっているが、一応自戒の意を込めて呟く。
>210
>【内心一休みしたいと思いながら静観、こっそりノトアスに近づいて股間に手を伸ばす】
果たしてここで一時休養するのかすぐ出発するのか。とりあえず準備しつつ捜索隊の一挙手一投足に目を光らせていた。
「む?」
何か股間に違和感を感じ、横を向いていた首を正面に向ける。そこには、見知らぬ男性がノトアスの股間を握っていた。
全く状況が飲み込めずしばし絶句すると、理解したのか正面の男に向け口を開く。
「他人の体に触れたいのであれば、せめて一声呼びかけてからにすべきだと思いますね。
それはこの際問題ではないとしても、あまりよい趣味ではありませんね。人の局部に触れるなど。
私は同性愛者でありませんし、あなたもそのような気で私の局部に触れているわけではないようですね。
矯正出来るのであればすべきですよ。私が男だったからよかったものの、女性だったら、最悪訴訟沙汰になりますよ?
ま、もし女性に対してもこのような行為を行うというのであれば、私とて職業柄、制裁を与えざるを得ませんのですがね」
淡々と話しながらモーニングスターを掲げるが、すぐに下ろす。ノトアスとて聖職者である。不純な行為は見逃せない。
「とりあえず私の局部を触っている上では特に何もありませんので。気が済むまでお触れなさって結構です」
長きに渡る修道院生活のせいか、ノトアスには性欲というものがない。股間を握られているというのに、何も感じない。
だからこう告げたのも他者が被害を受けないよう、という思いやりの心なのだが、ますます変態に見えなくもない。
>215
>「おーい、ここに医者はいないのかー!?おーい!医者はいないのかー!?患者がいるぞー!!」
「何ですと!患者ですと!」
どこからか聞こえてきた声に反応する。別にノトアスは医者ではないが、救護担当である以上、医者と何ら遜色ない。
怪我人か病人か。それは分からないが、どちらであろうとある程度ならば治す自信がある。いや、治さなければならぬ。
「すみません!あなたに触られている暇はなくなりました!」
股間を握っていた男のから離れ、一目散に声のした方向へ走る。走る。走る。
>「おーい、医者はいるのかーーー!?・・・この際、ぶっちゃけカウンセラーでも構わないぞーー!!」
「はい医者です!厳密には医者ではありませんが!実際どっちでも大勢に影響はありません!」
声がした所へたどり着くと、そこには剣士の格好をした青年と、奇妙な衣服を着た壮年期の男性が一人。
(この服装、どこかで見たような…そうです!異教徒です!)
しかし、頭の硬いお偉い方と違ってノトアスは異教にもかなり寛容である。相容れないとは思っているが。
少なくとも、異教徒だから治療しない、なんてつもりはない。
「さて!どちらが治療が必要ですか!貴方が声を出していたということはこちらの御老体!いや、その裏をかいてとか!
いっそ、二人同時に治しましょうか!ははは!」
実に嬉しそうな表情。ノトアスは人の傷を治すことにかなりの喜びを感じる人物である。
>216
>「はい医者です!厳密には医者ではありませんが!実際どっちでも大勢に影響はありません!」
駆けつけてくれた医師、それはどうやらまだ自分より若そうな青年であった。人の良さそうな表情をしている。どうやら悪人ではなさそうだ
「おお、アンタがお医者さんか!良く来てくれた、例を言うぜ!サンキュー」
いつの間に駆けつけてくれた医者に少々感心したフォルッシャード。思ったよりも迅速な行動が取られているようだ。
(つーか・・・この国の医者は白衣を着ないんだな・・・)
また変な所に関心を持ち始めてしまったフォルッシャード、彼の中で少しずつ勘違いが増大している。
>「さて!どちらが治療が必要ですか!貴方が声を出していたということはこちらの御老体!いや、その裏をかいてとか!
>いっそ、二人同時に治しましょうか!ははは!」
「い、いや、俺は別にどこも怪我してないから・・・・・・治療の必要があるのはこっちの和尚だ。」
物凄いテンションが上がってしまっている医者を名乗るに少々戸惑い気味のフォルッシャード。
普通、現地の医者ならば、けが人や病人の対応に追われて気疲れしても良いと思うのだが、目の前の医者にはそれが無い。
フォルッシャードはある意味凄いな・・・と関心までしてしまった。
「なんか良く分からないんだけど、少し左腕に外傷があるみたいなんだ。・・・あと、もう一つ・・・」
それだけ言うと、医者の陰に隠れて和尚に見えないような場所まで移動し、医者の青年に向かってジェスチャーを始める。
自分の頭を指差した後に、一指し指を空中で数回まわして、手を開く・・・いわゆる、『あたまくるくるパー』である。
そして、医者を名乗る青年にそっと耳打ちする
「あのじいさん、妄想癖が凄い・・・痴呆かもしれないけど、どうにかならないかな?」
さっきのジェスチャーはあまり必要ないようにも見えるが、見た感じの一通りの症状を医者に告げる
名前忘れてた・・・上のは俺な
>208
悪魔の襲撃から数時間後。ティーゲルの姿は神器捜索隊の中にあった。
「何か混ざっちまっているけど…いいのかなぁ」
ティーゲルはリバーと別れた後、引き続き失踪した姉の情報を得るべくガストラ城を訪れていた。
流石に悪魔の襲撃の後とあってか、ろくに聞き込みなど出来る状況ではなかったが…
困ったティーゲルは何やら騎士が大勢集っていた騎士団駐屯地で聞き込みをしようと、騎士の一人に
話しかけたのだが、何をどう間違えられたのか、自分が神器捜索隊の隊員と勘違いされてしまった。
そうこうしている間に騎兵の馬に乗せられ、ガストラを離れこのような遠くの温泉郷にまで来てしまった。
最初は自分の身分を明かそうと思ったが、馬に揺られる内にとある名案が浮かんだ。
(世界中に散らばる神器を集めるってことは…色々なところを回る訳だよな。だったら、姉さんに会えるかもしれねぇな)
我ながら短絡的な思考だと思ったが、案外的を得ているかもしれない考えでもあると。
「まぁ、つべこべ言わずに仲良くやっていくか…」
フェルフェイス兜を脱ぎ、自慢の赤髪をがしがしと掻く。
>211
はたと新緑の髪のエルフの少女と目が合ってしまった。
「…あ〜。確かに、一休みしてから山に登ったほうが良さそうだな」
自分も周囲の名も分からぬ仲間に対して同意を求めるように一人呟く。
「それに…俺達ってよ、これから旅をする仲間だっていうのに、名前も知らねぇだろ?それじゃ拙いよなぁ…此処は温泉で
裸の付き合いをしてから親睦を深めようぜ?なに、産まれたままの姿でこれからについてぶっちゃけちまえば、直ぐに仲良くなれるさ」
そう言って笑ってみせるティーゲル。彼は難しいことを考える性質ではなく、風呂に入って同じ食事をし、同じ部屋で一泊すれば
友情が生まれると思っているのである。
『神器捜索隊に紛れ込み、裸の付き合いを提案』
参加希望です。宜しくお願いします。
【名前】チェイニー・ヤンダーボーイ
【年齢】17
【性別】男
【職業(LV)】傭兵(Lv18)
【魔法・特技】無詠唱魔法 錬金術・機械いじり 人狼化
【装備・持ち物】魔法剣「Kuang Grade MkXI」 魔導式熱光学迷彩コート
その他武器各種 プレートメイル 調合器具・調合薬とその材料
【身長・体重】171cm 58kg
【容姿の特徴、風貌】切れ長の目と大きな丸眼鏡が特徴 栗色の髪を後ろで一本に束ねている 瞳は青 色白・細め
【性格】短気 ナルシスト
【趣味】下らない効果を持つ秘薬の調合 装備の手入れ
【人生のモットー】人生はギャンブル
【自分の恋愛観】どんな女も一皮剥けば皆同じ
【一言・その他】せいぜいデカいヤマ当てさせてくれよ
【簡単なキャラ解説】放浪の魔法剣士。二つ名はとある伝説のテロリスト/傭兵に因む。
故郷の魔法学校をドロップアウトしてから各地の傭兵団を転々としつつ、立身出世のチャンスを窺っていた所、
神器捜索隊のウワサを耳にし、一山当てようと部隊への潜入を目論む。
一年前、ひょんな事からライカンスロープ(獣人病)を患ってしまい、今は薬を使って症状を抑えている。
>208
エルヴェに跨り、騎兵の馬と並んで道を行く事数時間。
「凄い…」
小高い丘の上から一望出来る、巨大な温泉郷。所狭しと立ち並ぶ温泉旅館の数々や、大通を行き来している浴衣姿の
観光客。様々な箇所から立ち上っている白い煙は、採掘された温泉の湯気だろう。そして、その温泉郷の向こうに聳え立つ険しい火山。
恐らく、あれが今回の第一目標であるヴェズヴィオ火山なのだろう。硫黄とマグマが冷えて固まった岩石で形成された険しい山の肌には
草木は一本も生えてはいない。それらの情景には、外界に出たばかりのレミオールを驚かせるには充分であった。
>219
ふと、何時の間にか神器捜索隊として引き返していく騎馬隊を見送っている見知らぬ人影に気付いた。
全身を覆う真紅の重装鎧に、其れに負けないぐらいに紅い髪が特徴的な大柄な若者である。
>「それに…俺達ってよ、これから旅をする仲間だっていうのに、名前も知らねぇだろ?それじゃ拙いよなぁ…此処は温泉で
>裸の付き合いをしてから親睦を深めようぜ?なに、産まれたままの姿でこれからについてぶっちゃけちまえば、直ぐに仲良くなれるさ」
確かに、この若者が言う事は一理あるような気がする。自分が既に知っている人物といえば、リバーとリックぐらいである。
その他の(>204>209>215)神器捜索隊を構成する者の名前さえ自分は知らない。旅をする仲間の名前さえ知らないようではこれから色々と不都合があるだろう。
「私も其処の方に賛成です。ガストラからの行軍で疲れていますし、消耗したままあのような険しい山に臨むのは得策ではないかと…
それに、お互いの名前を知らないようでは、旅に支障を来たすでしょうに」
『自分もリバー、ティーゲルに賛成』
>173
プリシラとリックの遣り取りを傍から眺めていると、誰かが何かに付いて説明し始めたようであったが、
サフィティアは其れに気付いてはいなかった。そして説明が終わり、集団がぞろぞろと裏手の城門に移動していく。
「あれ?皆何処かに行くのかな?」
サフィティアは丁度前を通りかかった騎士を捕まえ、これから何処に行くのかを訊ねた。
「ふむふむ…第一の神器を得る為にヴェズヴィオ火山に。あそこは有名な温泉郷があるからなぁ…ひょっとしたら」
幼馴染がいるかもしれない。人が大勢集る場所であるから、その可能性は高い。
(よーし…今度こそ絶対に見つけてやるんだから。待っていなさいよ!)
心の中で、幼馴染に対してそう言ってみせる。
>202
他の神器捜索隊とそれを護衛する騎馬隊はさっさと裏手の城門に行ってしまったが、プリシラは危うくセクハラされそうになった
リックに対してサーベルを滅茶苦茶に振り回していた。しかし、リックもやがて裏手の城門に行ってしまった。
「あの〜…プリシラさん?」
既に騎士団駐屯地に残っているのは自分とプリシラだけである。他の者達は全員裏手の城門に行ってしまっている。
「何だか私たち…置いてけぼりにされそうなんですけど?」
錯乱してサーベルを振り回しているプリシラにそう言ってみるが、彼女には自分の言葉が聞こえていないようだ。
リックが居なくなった空に向ってサーベルを振り回しているプリシラは滑稽に思えたが、このまま無視して置いていくのも
気が引ける。仕方が無いので、サフィティアはプリシラの背後に回り、サーベルを振り回していた彼女の華奢な腕を後から掴んだ。
「プリシラさん……もう、誰もいませんよ?」
プリシラに無人となった騎士団駐屯地を見渡すようにと耳元で囁いてみせる。それと時を同じくして、既に裏手の城門からは騎馬隊が出発してしまったようだ。
大勢の蹄の音がどんどんと遠ざかっていくのが、サフィティアの鋭敏な聴覚には分かった。
【錯乱しているプリシラを止める】
>173>176
出立し始めた神器捜索隊を追うべく慌しく客間を出て行ったフォルッシャードの背を見送る。
「……」
暫し無言で彼が出て行った扉を見ていたが、やがて自分も神器捜索隊を追うべく客間を後にした。
兵舎のとある一室に既に用意しておいた、鬼戒人形や機械兵士用の整備工具や補修部品を詰め込んだ旅行鞄を片手に持ち、
頭に旅行用のつばの広い帽子を被り、兵舎の外でずっと鉄の彫刻のように佇んでいたヴァリアスタヴルの傍に行く。
『……』
ワルキューレの接近を感知したヴァリアスタヴルは、旅の支度がすっかり済んだ彼女に向き直ると、機械仕掛けの真紅の単眼で見下ろした。
ワルキューレも機械仕掛けの真紅の瞳でヴァリアスタヴルの単眼を見つめ返す。
「…行きましょう」
軽く跳躍し、ヴァリアスタヴルの分厚く鋭角的な装甲板に覆われた右肩の上にふわりと降り立ち、腰掛ける。
ヴァリアスタヴルは防弾ガラスに覆われたレールに填め込まれた単眼を回し、自分の右肩に腰掛けているワルキューレの横顔を盗み見たが、
直ぐに単眼を前方に向き直らすと、胸部装甲区画に搭載されている魔道ジェネレータが甲高い音を上げ始めた。
『不正地走行ユニット、展開します』
ヴァリアスタヴルの足元が淡い光の粒子に包まれると、不正地を走行する為のローダーが顕現化していた。
足の裏に装備された駆動輪も動き始め、直ぐに砂煙を巻き上げてまるでスケートを履いているかのように地面の上を滑り進み始めた。
不正地走行ユニットを展開して走り出すこと数十分。普段よりも早く移動出きるとはいえ、馬の早駆けと同程度の速度。
更に普通の機械兵士よりも重装備である為、速度を出し過ぎると急停車が出来ないので、少し速度を落としているのでようやく騎兵隊の最後尾についたところだ。
停車する場合は脚部に装備されたパイルバンカーを直接地面に打ち込むのだが、そのような急停車をすれば肩の荷物が放りだされかねない。
かといって、その程度で放り出される荷物でもないのだが…
>208
暫く街道を騎馬隊の後に続いて走行していると、それに連れて周囲の風景も変わっていった。既に場所は山岳地帯に移っている。
神器捜索隊の面々は、温泉郷として有名なオットシュプリゲンの町並みを一望出来る小高い丘で小休止を取っていた。
ヴァリアスタヴルは徐々にローダーの出力を落とし、一行の少し手前で停車をすると、ローダーを再び光の粒子に変えていた。
そしてゆっくりと歩きながら一行に追いついた。
『一行に追いつく』
ヴァリアスタヴルよ
二度と来ないか問題が全て解決して名無しの批判がなくなるまでは
今後書き込みが終わったら即避難所に顔出せ
さもなきゃ二度と来るな
>224
気持ちは同意だが、少し黙れ。
ヴァはとりあえず避難所に来てくれ。頼む。
今後について相談しようぜ。
槍を抱え、マントをはためかせながら雲ひとつ無い空を翔ける。
どこの国でも空の蒼さはそう変わるものではない。
焦燥と自らへの怒りに満ちたティリスの心に、ふとそんな思考が入り込んできた。
そう、たとえ駐屯地への集合に遅れ、慌てて飛び出してまったく別の場所を目指し、
ようやく気づいて遥か彼方に見える噴煙に向かい飛んでいる時であれ、
このどこまでも広がる空の蒼さは自分を包み込んでくれるのだ。
耳元で唸る風にも負けないほどの大きなため息をついた。そのとたんにバランスが大きく崩れる。
地面に向かって頭から落ちてゆく。慌てて槍を構え、張りのあるメゾソプラノで一声叫んだ。
「"翔ける者"よ!」
とたんに風が巻き起こり、体勢を立て直した。
(……現実から目を背けるのはやめよう。それにしてもこんな体たらくで家名の再興なんて……)
また一つため息をついたが、今度は姿勢を保ったままで飛び続ける。
やがて山裾の巨岩がはっきりと形を現し、硫黄の臭いが強く鼻に届くようになった辺りで、
向こうからやってくる騎馬隊の姿が見えた。離れた所に降り立ち、先頭の騎兵が近づいた所で声をかけた。
「神器捜索隊護衛の一団とお見受け致すが、如何?」
騎兵はティリスに礼を返し、問いを肯定した。
「捜索隊の方々は何処に?」
この先の街、オットシュプリゲン近くの丘に、との答えに安堵する。決定的な出遅れは避けられたようだ。
「そうでしたか。お引止めして申し訳ない。つつがなく帰途を行かれよ」
無事を祈る言葉を騎兵に返し、風を巻き起こして飛び立つ。
目指す丘にはすぐ辿り着いた。頂の近くまで飛び、そこからはゆっくりと地を踏みしめて登っていく。
丘の上には一言でいって珍妙、二言でいうと実に珍妙な人物が集っていた。
もっとも、見る人が見ればティリス自身も存分に珍妙ではあろうが。
その集団の向こうにはヴェズヴィオの威容がそびえていた。
『捜索隊に追いつく』
【名前】ティリス・ミディアリオ
【年齢】18
【性別】女
【職業(LV)】風乗り(Lv13)
【魔法・特技】料理、彫金、革細工、槍術、投石術
【装備・持ち物】スピア、ショートソード、バングル、鎧、マント
工具、調理器具、手頃な石
【身長・体重】173cm 50kg
【容姿の特徴、風貌】耳元で切りそろえた漆黒の髪 瞳も同色 肌と装備は白 若干垂れ目 ひたすらスレンダー
【性格】粗忽
【趣味】料理、彫金、革細工、昼寝
【人生のモットー】彼を知り、己を知れば百戦して危うからず(あまり実践できていない)
【自分の恋愛観】恋と戦は道を選ばず(とても実践できていない)
【一言・その他】こんなことじゃ父様、兄様の悲願が…
【簡単なキャラ解説】先祖は100年前オーガスの旗の下で剣を振るっていたのだが、
没落した家名の再興のため、仇敵とも言えるガストラ国での神器探索に身を投じる
剣、槍、腕輪は先祖伝来の品で、はめ込まれた魔石に風の精霊を封じ込めてある。
契約により血族のものにしか扱えないが精霊の加護で決して折れることはない。
でも別に極端に切れ味がよかったりとか、ある種の敵には大ダメージとか言うこともない。
武勇に優れた兄が二人いたが、どちらも精霊との意志の疎通に問題があり、
結果として騎士の家系には珍しい、女の身での後継者となった。
>>208 フレイム「ん?町みたいだ」
ヴェズヴィオ火山の麓の町を見ながら言った。
どうやらヴェズヴィオ火山にはこの町を抜けてなければならないようで、捜索隊と騎士団達がそこに入っていくのを確認した。
フレイムは下降して町の前にある『オットシュプリゲンへようこそ!!』と書かれてある看板の前に着陸した。
そしてフレイムはサラマの体を小さくすると町の中に入った。
【温泉街オットシュプリゲン】
さすがに温泉街、観光客であろう人でたくさんである
騎士団の人々はこの先の道が険しいため同行は不可能ということで城に戻るらしい。
騎士団の人々を見送るった。
>>209 >やっと合流できた安心感と疲労のせいか、その場にバタンと倒れてしまった。
フレイム「HORUS君!!どうしたの!?大丈夫!?」
フレイムはその場に倒れたHORUSに問い掛けた。
どうやら長時間飛んでいて疲れて倒れてしまったようだ
フレイム「まったく……なんで疲れたら言わないんだよ?」
そうHRUSに言うとHORUS背負った。
そしてふっと思った。
フレイム(俺こういうの多くない?……気のせいかな…?)
>216
何も考えてなかった、ネタが出てこない。
とりあえず、手を伸ばし掴む直前に目が覚めたようだな。
「あ、起きた?そろそろだよって知らせるつもりだったんだけど〜
必要なかったかな?……って、あの、いや僕は……」
長々とお説教が始まりよった。こういう時こいつは現実逃避をする。
よほどこいつの事を知らない限りは見抜かれない方法で……
>213
気がつくと僕は変な石造りの道の上に立っていた。
辺りは暗く、星がきれいだ。月も見える、夜なのは間違いないね。
「ここどこだろ?」
呟いて歩こうとした瞬間、目の前にもんのすごく濃い顔した
へんてこな男が現れた。僕を見るなり腹に拳を打ち込むなんて!
……あまりの威力に風穴が開いた……ああ、あまりの痛さに気を失いそう……
パチン!白昼夢だった。こいつは目を開けたまま寝てやり過ごすのだ。
その結果更に大目玉食らうだけだと言うのに……だが、よほど夢の中での
出来事が嫌だったのか涙目になっている。自業自得だ、アホめ。
>219
そんな時、裸の付き合いと言う提案をした男がいた。
こいつの事だ、絶対に賛成する、と思っていたのだが
どうも顔が渋い。ああそうか、温泉が苦手だったな。だが、
空気など読む気も無いこいつでも疲れ切った表情の一行を見てまで
反対意見を出す事はしなかった。珍しい事もあるものだ。
「キョロキョロ……ん?あれぇ?」
>227
「あの〜、お姉さん、今空を飛んでこなかった?
僕の見間違いかな?まだ頭がぼ〜っとしてるよ……」
ちょい〜ん、と表現すべきマヌケ面で見上げながら空飛ぶお姉さんに話しかける。
そして……お約束のセクハラ!伸ばした手は下の方へ向かっている!
本人まったく気がついてない、幼い頃からの癖と言う物は意識しないと
気付かないものなのか?わしにはその辺りが分からん。
>230
丘の頂の上では話し合いがもたれていた。この街で休息を取るか否か、が主題のようだ。
ティリス自身には(肉体的な)疲れなどほとんどないが、探索隊の殆どは
長時間の移動に疲労を覚えているだろう。これから先何があるか分からない。
休める余裕があるのなら無理に先を急ぐこともないだろう。
そんなことを考えていると、横合いから声をかけられた。意識が逸れていたので
何を言われたのか咄嗟には分からなかった。
「―――何か…ッ!?」
聞き返した瞬間、何者かの手が鎧の隙間から下腹部に滑り込んでいた。
血の気が引く。息が詰まる。嘔吐感がこみ上げてきた。
次の瞬間、まったく無意識に精霊に命を下していた。突風が巻き起こり、
目の前の人物――少年と言って差し支えない年頃だ――を吹き飛ばす。
ひっくり返った少年に歩み寄り、震える手で槍を突きつける。
怒りよりも嫌悪や恐怖の方が先に立った震えだ。
「名は?」
少年は質問されていると言うことに気が付かなかったらしく、呆気にとられた表情でティリスを見上げた。
「名前を言えと言っている。貴様のような痴れ者とて、墓に名を刻めぬのは哀れだ」
目に涙を溜めながら言い放った。
『リックに詰め寄る』
>211
「僕は…少し駄目かも知れません…」
リバーの問いかけに倒れたまま答えるHORUS。意識はどうやらまだあるようだ。
(それにしても温泉か…温泉と言ったら温泉卵かな…)
また食べ物の事を考えている。すぐに考えが食べ物に結び付くのは彼の血筋のせいだろう。
>228
しばらくしてフレイムがやって来て、先程の問いかけと同じことをHORUSに聞いてきた。
「…温泉卵…じゃなくて少し駄目かも知れません」
先程からずっと温泉卵の事を考えていたので、温泉卵と答えてしまった。
>「まったく……なんで疲れたら言わないんだよ?」
>そうHRUSに言うとHORUS背負った。
「すいません…今度から気を付けます…」
HORUSはフレイムに背負われた瞬間、ぐ〜っと腹の虫がなる。
(そういえば昨日の夜からなんにも食べてない…)
HORUSの脳裏にはまた食べ物の事が浮かんでいた。
>219
>「それに…俺達ってよ、これから旅をする仲間だっていうのに、名前も知らねぇだろ?それじゃ拙いよなぁ…此処は温泉で
>裸の付き合いをしてから親睦を深めようぜ?なに、産まれたままの姿でこれからについてぶっちゃけちまえば、直ぐに仲良くなれるさ」
「温泉で裸の付き合い…ねぇ。」
普通ならこれも一種のセクハラと怒る人もいるのだろうが、彼女は気付いていない。
それ所か混浴風呂の存在を知っているかすら怪しい。だから真剣な表情で返す。
「温泉で?男女別れてだと親睦を深めるにも不便だと思うけど…
泊まるなら食事中が主になりそうね。」
言うと、別方向から彼女にとってはかなり聞きたくない声が聞こえてきた。
その一人をできる限り視界に入れないように周囲の面々を見ていると、
数々のマジックアイテムが。聞き知っている物が大半だが、それでも
応用的使い方を目で学ぶチャンスでもあるのでその点は少し嬉しそうである。
が、その途中で視界に入れてしまった。
>229>230
どうやら、今度は男に対してセクハラを仕掛けたようだ。
(何が目的なのかしら…)
そして見てしまった為に半ば諦めてもう少し様子を窺っていると、
他の女性に対して局部接触を仕掛けた。
(魔力の類、篭ってないわよね…?なら何故私のときはあんな風になったのかしら…。)
真剣に悩んでいるのだから不思議な物である。
>232
体調が悪そうな少年の返答が聞こえる。
駄目かもしれない。との事だ。
「…温泉街までの移動を始めるまではまだちょっとかかると思うわ。
それまでの間だけでもゆっくり休むのね…。」
気をつかっているのかつかっていないのか微妙な所である。
236 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:33:51
237 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:34:11
238 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:34:35
239 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:34:49
240 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:35:05
241 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:35:17
242 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:35:34
243 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:35:48
244 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:36:09
245 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:36:28
246 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:36:57
247 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:37:07
248 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:37:22
249 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:37:33
250 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:37:44
251 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:37:56
252 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:38:11
253 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:38:27
254 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:38:44
255 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:38:57
誰かこの連投してる糞野郎をアク禁にしてくれ。
257 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 19:45:24
悪金要望スレへ通報してください
少し待て、もう少し悪行を重ねるようだったら我輩が通報するから
259 :
名無しになりきれ:2005/06/30(木) 20:03:21
>258
荒らし紛いのアンタが言ってもなぁ…
分かったから下げろ、ここはage進行じゃないんだぞ
すまそ。gaeちまった
→ 温泉で一休みの後に火山へ
HORUSを初めとした神器捜索隊の面々にも長距離行軍は堪えたようだ。
全員の意見は一致。麓の温泉街で一泊してから、険しいヴェズヴィオ火山に臨むつもりである。
ということで、早速一行は現在地の小高い丘から移動を開始した。
小高い丘から温泉街へと続く緩やかな下り坂を歩く事数十分。直ぐに前方には『ヴェズヴィオ温泉郷へようこそ』という看板が掲げられたゲートが見えてきた。
それを潜ると、目の前には様々な温泉旅館がずらっと軒先を連ねている、観光客で賑わうこの温泉郷のメインストリートに出る。
様々な旅館の看板や旗がある中で、とある旅館の前には『神器捜索隊御一行様』という立て札が置いてあった。
どうやら、ガストラ皇帝が一行の為に用意しておいてくれたようだ。既に、暖簾が掛かっている玄関には一行を出迎える為にこの旅館の女中や女将が一行を出迎えるべく待機をしている。
この旅館に上がった一行は、女将に案内されるがまま各々の部屋に通される事となった。通されたのどの部屋も松竹梅でいうなら、最高級の松に属する豪華な部屋であった。
因みに、部屋割りは無論のこと、女性陣と男性陣とでは別々とされている。
さて、豪勢な温泉旅館に宿泊する事なった一行。最初に昼食を取って休憩をしたが、火山に臨むのは明日。
夕食の時間まではたっぷりとある。旅の最初とはいえ、このようにゆっくりと体を休められるのはこれが最初で最後だろう。
しかし、其の前にまずは温泉の醍醐味である露天風呂にいくべきであろう。そこで親睦を深めるべきだ。
【ネタ振り:全員温泉へ】
>262
ガストラ皇帝が用意してくれていた旅館で昼食を取ると、ティーゲルは早速温泉旅館の醍醐味を味わう事にした。
身に着けていた装備の類を部屋に置いていき、シャツにジーパンとラフな格好で脇には洗面道具を抱え、露天風呂へ。
「いやぁ、温泉かぁ…やっぱ風呂はいいよなぁ」
鼻歌交じりで脱衣場で衣服を脱ぎ、洗面道具を脇に抱えて風呂場にいくが…ティーゲルに限って前をタオルなどで隠さない。
彼の性分は至って単純明確。風呂場で全裸になるのは当たり前だと思っているし、何よりもそれは恥ずべき行為だと思っている。
それに、我ながら標準以上のモノだと思っているので、別に見られても恥かしくは無いと自負している。
彼以外に誰もいない風呂場の洗面台の内の一つに座り、蛇口を捻ってシャワーを盛大に出し、頭にシャンプーをたっぷりと振りかけて
がしがしと鋼鉄製の手で赤髪を洗う。
髪と顔、体を洗い終わると、後はいよいよ露天風呂に入浴するだけとなった。
「いやぁ〜…絶景だな。当にパノラマだぜ」
タオルを肩に掛け、露天風呂の入り口で腰に手を当てて暫し目の前に広がる絶景を楽しむ。無論、前など隠してはいない。
外気に晒したいように晒し、ティーゲルは露天風呂に浸かる前に、その眼前に広がるヴェズヴィオの山々の情景を楽しんでいた。
「さて…風景を楽しんだところで……露天風呂にはいるか」
第一歩を湯船に踏み出そうとしたが、思いとどまり、周囲をきょろきょろと見回して再度自分以外に誰もいないことを確認する。
「誰もいない…ならば」
ティーゲルは周囲に誰もいないことを確認すると、二三歩後に後退した。そして…
「俺が一番乗りだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
そう叫びながら露天風呂にヘッドダイビング。直後に盛大な水柱が広い露天風呂の湯船に立った。
【露天風呂に一番乗り】
>262
この街の硫黄臭さには辟易する。
チェイニーは馬を引き、通りに溢れた呑気な観光客の群れを掻き分けていく。
道沿いに立ち並ぶ温泉旅館、その一軒一軒に目を配りつつ「神器捜索隊」の文字を探した。
彼の着込んだ仰々しい礼服には熱が篭り易く、いくら襟を緩めても人込みの暑苦しさは変わらない。
レンズの薄い、大きな丸眼鏡を外すと、額の汗を袖で拭う。
馬の滞りがちな足取りに苛立ち、手綱を強く引いた拍子だった。
突き出された彼の拳が、ちょうど傍を通り掛った男の顔面に当たってしまう。
温泉街の猥雑さを体現するかの様な、ひどく派手な柄のアロハを纏った、強面の男。
「な、何すんじゃワレ……!」
口を利くのも面倒で、喋りかけた男の頬に素早く右フックを叩き付けた。
手綱を放した左手で相手の襟首を掴んで続けざまに殴打し、道沿いの旅館の軒先へ押し倒す。
アロハ男の体は、軒先に置かれていた立て札を巻き込んで倒れる。
地面に叩き付けられて割れた立て札の板。真っ二つとなった「神器捜索隊……」の文字にふと気付く。
「あ……此処だ」
チェイニーは礼服の襟を正し、何事も無かったかの様に平然と暖簾をくぐった。
>217
>「い、いや、俺は別にどこも怪我してないから・・・・・・治療の必要があるのはこっちの和尚だ。」
「ほほう!ですが貴方もそれなりに疲れてらっしゃるようですし!癒してもよいかなぁとも思いましたが!」
とりあえず人を癒せられれば幸せらしい。さっき回復させた魔力も、この具合ではすぐに使いきってしまいそうだ。
>「なんか良く分からないんだけど、少し左腕に外傷があるみたいなんだ。・・・あと、もう一つ・・・」
>「あのじいさん、妄想癖が凄い・・・痴呆かもしれないけど、どうにかならないかな?」
「ふむ…傷ぐらいならすぐ治せますが…」
さっきのジェスチャーの意味はノトアスには全く分からなかったのだが、頭がおかしい、といったジェスチャーのようだ。
仮にこの青年の言ったとおり認知症なのだとすれば、当然ノトアスの魔法では直すことはできない。
「とりあえず、貴方の態度から察するに、まだあの御老人と会って間もないのでしょう。認知症だとするには、しばし
時期尚早ではないでしょうか?妄想癖というのも言葉足らずの発展かもしれませんし。とりあえず様子を見ましょう」
精神治療などできないノトアスなりの結論を告げると、待ちかねたように老人に近づく。
「はいはい傷を拝見!ふむ!ただの擦過傷ですね!ヒールを使うまでもない!」
老人の左腕に弱い光を当てる。呪文の名すらない、超初級の回復呪文だが、この程度なら十分だろう。
「はいはい安心安心!あとは唾付けなくとも治ります!オールオッケィ!ははは!」
しばし満足感に浸り、その後周りを見渡す。
>262
「おや?居ない?」
ふと振り向くと、さっきまで居た筈の神器捜索隊がいない。見間違いかと、目を凝らしても。
もしかしたら。ポジティブなノトアスにあるまじきマイナスの思考が頭に浮かぶ。認めたくなくとも認めざるを得ない。
「…置いていかれましたか?」
とりあえずさっきの雰囲気からして火山に登っていることはないだろう。温泉で一休みしているのではないだろうか。
「お、お大事に!」
剣士と老人に別れを告げる。最初出発した時に捜索隊の顔は見ていが、この二人は見覚えがない。
きっと捜索隊ではないだろう。そう思い二人に簡単な別れを告げ、捜索隊を探すために町に向かい走り出した。
「…ふぅ…ここですか」
あんな一行が街中を歩けば目立つのは仕方がない。会う人会う人に聞き、辿り着いた先の旅館の立て札を読んで安堵する。
何故か割れていたので、危うく見逃してしまうところだったが。後から来る人のため割れ目が見えないよう立てておく。
「失礼!少々遅れましたが私も神器捜索隊の一員です!いや本当です!信じてください!」
女将に声をかけるも一笑に付される。確かに、言うだけで通してくれるならそれは管理が杜撰であろう。
すったもんだあった末、ノトアスが持っていたガストラ城からの救護班招集礼状を見せ、納得してもらった。
「ほほうこの部屋ですか!なかなかなかなか!」
子供のように床で転がり案内してくれた仲居を絶句させた後、昼食のことを聞かれる。
「ほう!もう他の皆さんは食事は終えられましたと!いやいいですいいです!私が遅刻したのが悪いのですから!」
こうしてノトアスは昼食抜き、ガストラ城でずっと寝ていたことを考えるとかなり長い間食事していないことになる。
このことがノトアスの運命を大きく変える──のかは定かではないが。
「さて!せっかく温泉旅館なのですからお風呂ですねお風呂!」
とりあえずロザリオとモーニングスターは部屋に置き、法衣を一枚脱いでノトアスは大浴場へと向かった。
>210 >222
>「あの〜…プリシラさん?」
「止めるなサフィティア! 優しいお前はもし触られたとしても賠償金だけで許すと言ったが、
乙女の敵を相手に泣き寝入りなどすることはないのだ!とりゃとりゃとりゃとりゃっ!!」
せっかくの制止もろくに聞かず、真っ赤になったまま剣を振り回し続ける
>「なんだか私たち…置いてけぼりにされそうなんですけど?」
「……うっ…!そうだ、今すぐ出発せねば!」
これはさすがに効いた プリシラが剣を収めようと思いちょっと軌道を変えたその時、
なんのはずみかリックの首を思いっきりちょんぱしてしまった! 多分、切れ味がよすぎたのだろうか
「こ、こんな…!? まさか……」
本当に殺してしまうとは思わなかったプリシラはよくわからない恐怖に震え、その目には涙が溢れ出す
「バ、バカ!ほんとに死ぬ奴があるか!! 生き返れ!今すぐだっ!」
>「いった〜い、いたいよ〜すんごいいたいよ〜介錯すれば苦しまないなんて大嘘だ〜(大泣き)」
しかしリックの体の方はじたばた首を探しているし、まだ声も聞こえている
このホラーな光景に、殺生してしまったつもりだったプリシラはかえって安心したようだ
「な、なんだ 死んだふりか… 脅かしてくれる奴だ…!
大方あの首は作りものか何かに違いない…そうだ、そうに決まってる……
これが噂に聞くヘルズマジックとかそういうアレだな?…って本物だああぁぁぁぁっ!!?」
ほっとしたのも束の間、声が首の方から出ていることに気づく さらにはリックのスプラッタな切口まで直視してしまった
>「プリシラさん……もう、誰もいませんよ?」
「は、ははは…………ふぁぁ…っ………」
背中に回って声をかけたサフィティアに、突然プリシラの身体がもたれかかる
どうやら理解を越えた事態の連続で意識を失ってしまったようだ
【思わず気絶】
>186
「は?フェンリル……フェンリルだとおっ!?」
かつてオーガスの騎士達を苦しめたというフェンリル その圧倒的な戦闘力は伝え聞いていた
「いやいやいや、無理、無理だろ?無理だよね?ちょっと勝てないんではないかと!
……よしわかった!ここは戦略的に後ろに転進、諸君らの犠牲は無断にはしないっ……くうっ…」
怖じけづいたプリシラはとりあえず身支度を確認すると逃走路を確認し始める
さりげなく、あくまでもさりげなく逃亡を悟られないように…!
…がしかし、あっちもフェンリルこっちもフェンリルで逃げ場などどこにもなかった
「ど、どうすればよいのだ… どこか安全な場所は…
………フフ、フフフ……わたしを迎えに来た大きな大きな狼さん☆ 色が白くてとってもス・テ・キv」
ついに壊れた 現実逃避を兼ねて、虚ろな瞳で辞世のポエムを呟き始める
「氷のような背中に乗って どこまでも駆けてゆくのねジュテームジュテーム♪……ブツブツ……はっ!!」
そのフレーズに何か思う所があったのか、大きな瞳を見開き快采をあげた
「あった!ひとつだけあったぞ、安全な場所がっ!!」
急に元気になったプリシラはフェンリルの迫る前線へ意気揚揚と出て行くと、さっきまでとはうって変わって偉そうに宣言した
「諸君、よーく見ているがいい!強大な獣を相手に正面から戦うは愚か者のすることよ!!
我が知謀、武勇、そして勇気をもって、あの畜生を見事退治してご覧に入れるっ!!」
フェンリルに向かいボウガンを構え狙いをつける その矢にはワイヤーが結びつけられていた
(くくく… これを奴に撃ち込み、ひるんだスキにワイヤーと軽身功を駆使して背中へ登ってくれる!
これなら反撃は出来まい!やりたい放題!そしてわたしが英雄ッ!!)
色々と大変そうな作戦だったが、ともかく彼女の中ではうまく行くことになっているらしい
勝利を確信した笑みを浮かべながら、プリシラはフェンリルへと矢を放ったが……
スカッ!
「…え? ええっ!?すり抜けた!? 奴には通常兵器は通用しないというのかっ!?
わかった、よし、ちょっと待った話し合おう、武器が効かないとわかった所で少し考える時間がもらえるべきだと思うんだが!
ひあっ!?来るな!来るなぁーーっ!!」
そのままプリシラに向かって突進して来るフェンリル
その巨体がプリシラをもスルッとすり抜けた瞬間、すでに彼女は失神していた…
【温泉までやっぱり気絶】
【名前】チェイニー・ヤンダーボーイ
【年齢】17
【性別】男
【職業(LV)】傭兵(Lv18)
【魔法・特技】機械いじり 人狼化 薬品の調合 低レベルの無詠唱魔法
【装備・持ち物】魔法剣「Kuang Grade MkXI」 水平二連の散弾銃 魔導式熱光学迷彩コート
その他武器各種 プレートメイル 調合器具・調合薬とその材料
【身長・体重】171cm 58kg
【容姿の特徴、風貌】切れ長の目と大きな丸眼鏡が特徴 栗色の髪を後ろで一本に束ねている 瞳は青 色白・細め
【性格】短気 ナルシスト
【趣味】下らない効果を持つ秘薬の調合 装備の手入れ
【人生のモットー】人生はギャンブル
【自分の恋愛観】どんな女も一皮剥けば皆同じ
【一言・その他】せいぜいデカいヤマ当てさせてくれよ
【簡単なキャラ解説】放浪の魔法剣士。二つ名はとある伝説のテロリスト/傭兵に因む。
故郷の魔法学校をドロップアウトしてから各地の傭兵団を転々としつつ、立身出世のチャンスを窺っていた所、
神器捜索隊のウワサを耳にし、一山当てようと部隊への潜入を目論む。
一年前、ひょんな事からライカンスロープ(獣人病)を患ってしまい、今は薬を使って症状を抑えている。
魔導式熱光学迷彩コートについて
・完全不可視では無い
・故障し易い(特に水は弱点。水を浴びると迷彩が解ける)
・迷彩機能は、使用者の魔力によって稼動する。迷彩効果のセッティングは操作を覚えないと使えない。
魔力消費が著しいので、短時間のみの使用(チェイニーの場合、頑張って3分)。
>263
「あら、入っていらっしゃったの?」
ティーゲルが大浴場に入った直後、タオルで身を纏った若い女性が浴場に入ってきた。
>盛大な水柱が広い露天風呂の湯船に立った。
「勢いがおありなのね」
クスリと笑う女性。その笑顔はどこかに陰りがあったが、女性はすぐ普通の表情に戻った。
タオルを取り浴槽にその女性は入った。胸部と臀部がはっきりと出ているメリハリのある体型だ。
扇情的な表情だ。女性はティーゲルの横に入った。
「私の名前はロゼーヌ。あなたは・・・?」
名前を尋ねるロゼーヌ。しかし、彼女はすぐ風呂から上がった。
「神器捜索隊のメンバーさんのようね。くれぐれも気をつけてね」
そうウインクすると、脱衣場に向かうロゼーヌ。彼女はまたタオルを纏った。
>265
>法衣を一枚脱いでノトアスは大浴場へと向かった。
ロゼーヌは廊下でノトアスとすれ違った。軽く会釈するロゼーヌ。彼女は謎めいた微笑を浮かべていた。
>263
「貴様は…餓鬼か…」
何時の間にか露天風呂にいた幽鬼の様な者、コープス・エンミティ。
「まぁ、コープスさん。喧嘩腰にならないで下さいよ」
明るい口調でコープスに話しかける男、ブロード・レインスター。
「お前達、イスカとか他の奴らを見なかったか?」
タオルを巻かず巨大な物をぶら下げている男、グリーム・カタストロフ。
「イスカは女湯に入ってんじゃん?後の奴らは多分飯食ってるんじゃねえの?
それよりもでけえのをみせびらかせてんじゃねえよ!!」
何時の間にか露天風呂で寛いでる圧倒的な威圧感を持つ男、ヤム飯。
後に神器捜索隊と激闘を繰り広げるサタンの幹部達、今はその関係をお互いに知らない。
Z戦士出まくりでスルー
もしかしてイスカの???もZ戦士じゃないよな?
屋敷に一人の男がたっている
「ええい、今日は大事な作戦会議だというのになぜ誰もいない?
あの馬鹿どもはどこほっつき歩いているのだ?」
苛立つ男の前に部下が進み出る
「幹部の皆様はそろって慰安旅行だと温泉に行かれましたが」
「な、なにぃ?」
部下の一言で真っ白になってテ・オ・カロアは立ち尽くした
>272
その立ち尽くした男の傍らをスルリと長外套と仮面の男が抜ける。
その際に少し足を止め、仮面のせいかこもった声でボソッと呟いた。
「見込みの有りそうな者の鍛錬に行ってくる……。俺が居ても作戦会議には役立つまい。
いつも通り俺の部下を出席させる……そう嘆くな」
苦労させている自覚はあるのであろう。ポンと肩を叩いてその男も何人かの部下を引き連れ、外へと出ていった。
グリーズァに肩を叩かれると肩から声かでる
「気やすく触るな。だがまあこの屋敷に居ただけ他の馬鹿どもよりはましか」
この一言が身を震わせながら怒りに耐えていたテ・オ・カロアに止めをさした
「あほかー!今堂々と会議無視宣言されたのだぞ!職務放棄!温泉言っている連中とと変わらんわ!
人の苦労もしらんといつもいつもなめおって!
やるぞ!力を貸せ!」
そう言い放つと呪文の詠唱をはじめる
「おお、怒りで魔力が増しおるわい」
その言葉に応えるように胸元からしわがれた声がして、そのまま追随するように呪文を唱えはじめる
声はさらに数を増し、呪文詠唱の合唱になる
部屋には一人の人影しかないのにだ
10分後
「幹部強制召喚」
呪文を唱えおわり、発動させると一瞬部屋は光に包まれ、もとにもどるとそこには幹部達が一堂に介していた
「きさまら、今すぐ正装してこい!10分後会議だ」
裸で召喚されたもの達に怒鳴り声をあげる
あまり反省の色のない幹部と大量消費した魔力のおかげでふらつきながら別室にさがる
276 :
烈海王:2005/07/01(金) 17:06:54
>275
幹部の一人烈海王が現れる。
「私は一向に構わん!!」
>231
「ぶわっ!」……ごっちーん!と形容すべき状態だな。
吹き飛ばされた拍子に岩に頭を強かに打ちつけおった。
普通なら潰れてもおかしくないが、こいつは普通じゃない。
「……いった〜……僕、また一つバカの階段上っちゃったよ〜……」
自覚あったのか、初耳だ。因みに既に13階段の内10上っている。
「なにするのさ……あ、あの?デジャヴ?何でまた槍突きつけられてるの?」
両手を上げて泣き笑いを浮かべる。さすがに前例のお陰かすぐに思い至ったようだ。
呆気に取られた、元々締まりの無い顔を無理やり締めて喋る。
「……やっぱ、これって悪いことなんだね……ああ、後で懺悔しないと……」
「僕はリック、どこにでもいる普通の盗賊崩れだよ。多分、それじゃ僕を
お墓に埋葬するのは無理なんじゃないかなぁ。それじゃ土掘るのしんどそうだし、
お墓に名前を刻むのも大変そうでしょ?……ごめんなさい、だから泣かないでよ……」
泣き落としか、姑息なマネを。同じ失敗を二度三度繰り返すのは真の愚者だ。
【ティリスに謝罪開始、しかし】
>233
そんな中、件のエルフお姉さんを発見。
槍を突きつけられている事実も忘れて一目散に駆け寄る。
「お、お姉さん!やっぱ一緒だったんだ!
……その顔、まだ怒ってるんだね。仕方ないよ、自覚がなかったと言っても
人の嫌がる事をしてにへらにへらしてる奴なんて許す気にもなれないのはさ……
でもね、僕はお姉さんと仲良くなりたかっただけなんだ。お姉さんだけじゃない、
みんなと。で、いろんな人に話しかけはするんだけど……お説教はされるわ、
首は切られるわ、槍で串刺しにされそうになるわで……日々平穏な僕でも
さすがに落ち込んできてるよ……こんなつもりじゃなかったのに……」
愚痴るな。
【リバー発見、謝罪……するつもりが何故か愚痴に】
>262
「う〜ん、硫黄の臭いがきっついなぁ……お風呂にだって満足に入れない
体なのに温泉なんて……でも水風呂もあるだろうし、何とかなるかな?」
コンプレックスには敏感なんだよな、こいつは。まぁ無理も無いが。
そして、おのぼりさん丸出しはやめろ、恥ずかしい……
「うっぷ、もう食べられないよ……久しぶりにお腹一杯になるまで食べたなぁ。
ん、みんな温泉に行くのかな?……さ〜て、僕はどうしよっかな〜。
温泉の醍醐味は覗き……って本当かなぁ?父さんも時々でたらめ言うからなぁ。
罪滅ぼしに、外周部から監視してよっと」
そう言って実質覗きと変わりない事をしに行く小僧であった。
>264
温泉の外周部に出るためには一旦旅館を出ねばならない。
のたくたのたくたと外に向かって歩く小僧の前に見慣れない男の姿があった。
ここは神器探索隊の貸しきり状態、そこに入ってくると言う事はほぼ関係者と言う事だ。
「お兄さん、どうしたの?そ〜んな怖い顔しちゃってさ、
ここは体と心を休める場所だよ?ほらほら、もっとリラックスリラックス」
そう言ってにこにこ顔を向ける。笑え、と無言の言葉を投げかけているつもりのようだ。
【外から覗くために旅館の外へ出る】
>277
愚痴と見るや完全に黙殺して視線を他所に向けようとして…
「首を切られる?それで生きているって何者よ…。」
衝撃的な言葉につい反応してしまった。が、そのまま完全に視線を他所に向けた。
>262
小高い丘から温泉街に降りていく途中、彼女は片手に小さな本を持って読みながらついて行っていた。
行軍ペースが落ちた事もあって徒歩である。実は、杖で飛んでいる途中も時々本を読んでいたのだが…
途中で、大きい声が聞こえてきた事もあって本を読むのをやめた。
当然ながら温泉街は観光の名所。宿泊客も少なくなく、となれば旅館も客の争奪戦に熱を入れる。
聞こえてきた声は客の呼び込みの声だったようで、かなり騒がしい。
周囲を見回すと、『神器捜索隊御一行様』と書かれた立て札が見えた。
「これは…結構高そうな旅館ね。」
一応旅の途中でその程度はわかるようになったのだろうか。
女将に導かれるままに部屋に入る。しかし、彼女はマジックアイテムを含んだ殆どの荷物を
指輪型マジックアイテムの中に封印し、必要な時に取り出しているので、
荷物を降ろす必要がないのだ。
昼食をゆっくりと取りながらいろいろと考える。
(まずは温泉で体を休めて、後は状況次第ね。出来れば研究の続きとかもやっておきたいけど…
それより、あの男…思ったより凄そうね。幻術の事といい、首を切られて生きていることといい。)
行儀良く食べてはいるが、遅いため食べ終わった頃には他のほとんどの隊員が食べ終わっていた。
話が温泉の方に向いていたのでそのまま温泉に向かっていく。
【旅館で食事を終わらせる(続く)】
男女別々に別れている脱衣所で、その独特の衣装を脱ぎ、恒例の指輪に入れている。
籠には事前に指輪型マジックアイテムに入れていたバスタオルと、
旅館にある浴衣が入れられている。
「行軍前、あの城下町に辿り着くまでもかなりの長旅だったし、
結構疲れが溜まってるのよね…。夜はきつそうだから、ゆっくり休んでおかないと。」
生まれたままのその姿に指輪を二つ。そしてタオルを一つ持ち、
脱衣所と露天風呂を隔てる、木製で高級感溢れる扉を開ける。
その温泉はそこまで広いわけでもないが、これまた高級感溢れる物である。
男女の風呂を隔てるのは、岩。かなり急ではあるものの
登ろうとすれば無理でもないだろうが彼女はそんな事思いつきもしない。
その男女を隔てている岩の奥のほうを良く見ると、座りながらでも人一人位が
通れそうな通路が見えるのだがそれにも気付かない。
その奥に見えるのは見事。としか言いようがない絶景。
これには流石の彼女も感銘を覚えたようだ。
「まさに絶景。って所ね…。」
近くの洗面台に座り、シャワーで一度体を流してから、指輪から出した
シャンプーなどを使用して丁寧に体を洗ってから改めて流し、その上で
景色がよく見えそうな位置を選んで温泉に入っていく…。
【入浴。】
旅館へ足を踏み入れて開口一番、自分は捜索隊への用事を託って来た王室書記官である、と名乗った。
彼の横柄な態度に一瞬訝る素振りを見せた女将だったが、矢継ぎ早に偽造した証書を差し出すと、ようやく納得した様子で彼を通した。
「表の馬は厩に放り込んでおいてくれ! ああ……荷物持ちは要らん! 勝手にやらせて貰うから構うな!」
チェイニーはあてがわれた部屋への案内を断り、重い荷物を抱えたまま大股で歩き出す。
(捜索隊の連中とやらがどこぞの戦争屋だろうと、こんな温泉街でのたくってる様じゃお山が知れたな。
国家の存亡を賭けた一大事業かと思えば……ガストラ国の栄光も、いよいよ地に落ちたわ!)
自身の稼業を棚に上げ、彼は小声でそう呟く。
先の証書は、とある村のうらぶれた酒場で知り合った自称「文書偽造の達人」に作らせた物だ。
がめついアル中の老人で、随分と高い値を吹っ掛けられたが、ひとまず役には立った。
先月国境を越えて以来、ここまでの準備にひどく金を喰っている。
(皇帝の脳味噌がパーなら俺も破産だ、いよいよシャレにならねぇ。
とは言え、クニを出てから5年目でやっとの大戦なんだ。
コイツを千載一遇のチャンスと踏んだ、俺の目に狂いは無い筈だ)
>278
どすどすと大きな足音を立てつつ部屋を探していると、廊下の奥から一人の少年が、こちらへ向かって歩いてくる。
旅館の給仕かとも思ったが、格好からしてそうでない事に気付いた。
>「お兄さん、どうしたの?そ〜んな怖い顔しちゃってさ、
>ここは体と心を休める場所だよ?ほらほら、もっとリラックスリラックス」
擦れ違い様、出し抜けに声を掛けられて思わず、
「邪魔だ餓鬼、退いてろ!」
頭ごなしに怒鳴り付けてから、ふと考える。 この餓鬼はきっと捜索隊の誰かの従者だろう、でなきゃ色子だ。
ずり落ちていた眼鏡を上げ、勿体振った咳払い数回の後、
「あー、私はガストラ国王室からの遣いの者だ。捜索隊員のどなたかに、御目通しさせて貰えるか」
そう言って、胸ポケットからそっと証書を覗かせる。
>>232 >ぐ〜っと腹の虫がなる。
フレイム「腹減ったの?もうすぐ宿だけど……ちょっとまってな…」
そういうとカバンからパンをとりだした。
フレイム「二日前のものだから…たぶん食えるとおもうよ?」
あいまいな言い方をするとHORUSにパンをあげた。
>>262 みたことのない町並み。ほんの数時間前ならフレイムはこの町並みのめずらしさに興奮するだろうが、今は興奮することができなかった。
はっきり言うと眠いのであった。
フレイムはHORUSを背負っているのに足はふらふらしていた。
フレイム「……………っ!!ぅお!一瞬寝てた……」
などと危なっかしいことになりながらも目的地に着いた。
【旅館・部屋】
夕食までまだ時間があると言うことなのでみんな温泉に入ることにしたらしい。
自分も目を覚ますために入ることにした。
【露天風呂】
なんともいい景色であった町並みの光がなんとも綺麗であった。そのうえいい湯加減である。
フレイムはこういう環境がなぜか心地よかった。
フレイム「あぁ……なんか好きだなぁ…ここ…」
フレイムはほのぼのモード全開にしてぼーっとしていた。
それで目が冴えるはずもなく逆にますます睡魔が襲ってきて…沈んだ
『フレイム風呂で沈む』
>282
>二日前のものだから…たぶん食えるとおもうよ?
「あっ、ありがとうございます」
二日前と言う単語に不安を感じるが、余りにも腹が減っている為、受けとる事にした。
>262
フレイムに背負われて旅館まで何事もなく、無事に到着する。
「みんな温泉に入りに行ったんだ…僕はどうしよう…翼が濡れるのは嫌だし…」
部屋でこれからどうするか考えてたが、考えているとどんどん睡魔が襲いかかってくる。
「眠い…でも寝たら晩御飯が食べそこなる可能性が…」
そしてHORUSは立ち上がる。
「晩御飯まで温泉でゆっくりしよっと」
脱衣所に入り、籠に服とバスタオルを入れて、洗面用具と愛用のロッドを持って風呂場に行く。
洗面台で体を一通り洗ってから露天風呂に入ると、雄大な景色が目の前に広がっている。
「凄いいい眺めだな…もっと良く見たい…」
この雄大な景色をもっと良く見るために、空を飛び回る。
一分間位空を飛びながら景色を見ていると、さすがに飽きたのか露天風呂に戻って行く。
しかし、戻った先は…女湯の方だった。
「キャ、キャアアアアアアアアアアアアアア!!」
HORUSの乱入に、風呂に入っていた一人の女性が叫びをあげた
「よし!!俺達も続くんだ!!」
一人の男が先導し、女湯に男達全員で乱入する。
>285はスルーで
>265
>「とりあえず、貴方の態度から察するに、まだあの御老人と会って間もないのでしょう。認知症だとするには、しばし
>時期尚早ではないでしょうか?妄想癖というのも言葉足らずの発展かもしれませんし。とりあえず様子を見ましょう」
「そ、そうか・・・?い、いや、いきなり浄土とか言い出すんだぞ・・・」
どう考えても妄想癖としか思い込んでいないフォルッシャードには、相手が医者であったとしても認めることが出来ないようだ。
腕を組んでそれを考えていると、淡い光が真横から放たれた。どうやら医者が使ったのは回復魔法のようである。
>「はいはい安心安心!あとは唾付けなくとも治ります!オールオッケィ!ははは!」
「おお、流石はお医者さんだ。あの傷を一瞬で治すとは」
フォルッシャードが感心していると、医者は辺りをキョロキョロと見回し始めた。その表情には少しばかりの焦りも伺える。
どうやら医者の青年は、共に行動してきた仲間と逸れてしまったようである。
(・・・うーん、けっこうパニくってるな。)
>「お、お大事に!」
慌て気味にそれだけ言い残すと、医者の青年は駆け足でどこかへ走り去ってしまった。
「・・・なんか、忙しそうな人だったな・・・」
残されたフォルッシャード達は、走り去ってゆく医者をじっとその場で見届けることしか出来なかった。
「・・・・・・あ!!ガストラ軍の奴等がいねえ!!」
さっき走り去った医者の青年にペースを乱されたのか、一瞬の間だけ本来の目的を忘れてしまったフォルッシャード。
しかし、その一瞬の隙が大きかった。もう既に先ほどまで大勢いた筈のガストラ軍の姿は人っ子一人見えない。
これではもうどうしようも無い、絶望のフォルッシャードは頭を抱え込んでその場にしゃがみ込んでしまった。
「・・・はぁ〜、なんてこった・・・これで俺の旅は終わった・・・とりあえずガストラ城に帰ろうかな・・・」
>284
>「キャ、キャアアアアアアアアアアアアアア!!」
「っ!・・・この声、婦女子の助けを求める声が俺には聞こえる!!」
こういう事に関しては人一倍反応が早いフォルッシャード、悲鳴を聞くやいなや既に走り始めていた。
「和尚!!俺は全力で飛ばしてくから、頑張ってついてきてくれよ!!」
もはや年寄りの心配などする事も考えていないだろう、運動不足の自分の身体の事など忘れて走り続けていた。
数十秒後、フォルッシャードは悲鳴の聞こえた場所へと辿り着こうとしていた。どうやらそこは旅館のようである。
「悲鳴が聞こえたのは・・・あの岩の向こうか!!」
そこに聳え立つのは高さ10メートルはあろうかという岩山の壁であった。・・・しかし、それに臆することなくフォルッシャードは加速を続ける。
「とうぁっ!!」
気勢と共に巨大な壁をあざ笑うかのような物凄いジャンプをする。今の彼には迷いなどという言葉は無かった。
ちなみに、普段の彼ならこんな凄いことは出来ない。
そしてフォルッシャードは華麗に着地をした。・・・・・・女湯に。
「女性の悲鳴を聞きつけ、正義の剣士、フォルッシャード参上!!・・・って、あ、あれ?」
フォルッシャードは一瞬、目を疑った。どう見ても全裸の異性の姿しか確認できない状況であったからだ。
それによって次第に顔が綻んでゆく。だが、流石にこの状況でこの表情はマズいと察知したのか、直ぐに爽やかな表情へ変える。
そして、平静を保ったように見せたまま近くにいた異性に話しかける。
「あはは・・・や、やあ、悲鳴が聞こえたみたいなんだけど・・・何かあったのかい?」
しかし悲しいかな、彼の目線は相手の顔とその下を行ったり来たりしていた。
ちなみに、HORUSの姿は、湯気に隠れて発見出来なかったらしい。
>262
遅めの昼食を終えると、レミオールは自分に宛がわれていた部屋で、身に着けていた装備の全てを取り外して休んでいた。
しかし、休んでいるとは言っても、装備の点検をしながらだ。これからの長旅、装備に不備があったら其れが命取りとなってしまう。
鎧の装甲板や其れに刻み込まれた、白の巫女が用いる紋様や愛用の弓や槍、片手剣に異常が無いことを確認すると、レミオールは
ようやく装備を置いた。
「そう言えば…此処は温泉旅館よね。森にも温泉が湧いているところがあったけど…此処はどうなのかしら?」
レミオールと其の母親、様々な動物たちが暮らしていた森にも温泉が懇々と湧き出ている場所があった。
其処にはよく森の動物たちが訪れ、レミオールや其の母親もよく利用していた。
「みんなどうしているのかしら。思えば、生まれて初めてよね、こんなに遠出したのって…」
今は遠くになってしまった故郷に思いを馳せる。人界に出てまだ数日と経っていない。やはり、森のことが気になる。
森に居る頃はよく動物たちと温泉に浸かり、戯れていたものだ。美しいユニコーンも、荒々しいビヒモスも、
レミオールにとってはかけがいの無い友である。
「でも、私が居なくてもみんな仲良くやっているわよね…みんな良い子達ですもの」
きっと自分が居なくとも森は平穏無事に違いないだろう。レミオールはそう結論すると、立ち上がった。
数分後。レミオールの姿は温泉の脱衣場にあった。脇には部屋に置いてあった洗面道具を抱えている。
脱衣場でレミオールは身に纏っていた、厚手のセーターと側面に大きくスリットが入ったロングスカートを脱ぎ、脱衣場の籠に入れる。
今のレミオールの裸体を隠すのは、飾り気の無い白いブラと、同じく飾り気の無い白いショーツのみである。
レミオールは別に躊躇う事無く、それらを慣れた動作で脱ぎ、衣服と同じように先程の籠に入れ、洗面道具の入った風呂桶だけを持って脱衣場を後にする。
脱衣場と露天風呂を隔てる木製の扉を開くと、目を引くのは豪華な露天風呂よりも其の先に広がる絶景であった。
「森の温泉も良かったけど、此処も凄くいいところね…」
暫しの間雄大な光景に魅入るが、早く湯船に浸かりたいという気持が勝ったので、レミオールはさっさと体を洗う事にした。
洗面台で腰まで届く金髪をシャンプーで洗い、ボディソープを塗したタオルで体を擦り、流していく…
程無くして湯船に入る準備が済むと、レミオールは湯船に自慢の金髪が浸からないようにと、髪にタオルを巻きつけてアップにする。
そしていよいよ入浴。火山から直接流れる温泉とあってか、少し刺激が強い物質を含んでいるようだが、逆にそれが丁度良い。
>280
いい湯加減の湯船に心は半ば蕩けさせられるが、ふと、湯煙に霞む向こうに人影を見つけた。
「あら、リバーさん。貴女も温泉に浸かりに?」
湯船に浸かりながら人影に近づいてみると、それはリバーであった。どうやら彼女も温泉を楽しみにきたらしい。
「いい湯加減ね…あの山に登らなければならないということ覗けば、本当に良い観光だと思うのですけど」
そう言って露天風呂の前方に見える火山に向き直る。
目の前に聳え立つのは、第一目標の神器があるとされるヴェズヴィオ火山。見る限りではかなり険しい山だ。
「でも、そんなことをいっているわけにもいきませんよね…曲がりなりにも、私たちには数多くの人々の期待が寄せられているのですから」
『温泉で入浴中。リバーに話しかける(続く)』
>283
ふと、湯煙の向こうにもう一つ人影が見えた。
「誰かしら?」
脱衣場を見た限りでは、リバー以外の女性が利用しているようには思えなかった。
では、あの人影は?…レミオールは少しばかりの好奇心で湯船に浸かったまま其の人影に近づいていった。
「あら…貴方は確か、神器捜索隊の」
名はHORUSと言ったか、十代に差し掛かったばかりの蒼い髪が特徴的な少年であった。
「そういえばまだ、私は自己紹介をしてはいなかったわよね?私の名前はレミオール・ヴァディファット。白の巫女よ」
これから宜しく、と言わんばかりに握手を求めて湯船の中から手を差し出す。因みに、この時のレミオールは体を隠す為の
タオルの類などを身に着けてはいなかった。頭に巻きつけてある、金髪をアップにする為のタオルのみである。
其れというのも、別に同性や異性に風呂で裸体を見られることを恥かしいとは思っていないからだ。風呂は皆裸になるもの。
そう考えているし、そう母親に教えられたからだ。
白いうなじも、なで肩も、標準以上に大きな胸も、湯船の下に見えるなだらかな白い下腹部も、更にその下に広がる…も、今のレミオールはいたいけな少年の眼前に晒している。
『HORUSに自己紹介』
>287
>「女性の悲鳴を聞きつけ、正義の剣士、フォルッシャード参上!!・・・って、あ、あれ?」
>「あはは・・・や、やあ、悲鳴が聞こえたみたいなんだけど・・・何かあったのかい?」
頭上から声が聞こえたかと思うと、空から青年が降ってきた。HORUSに自己紹介をしていたレミオールであったが、流石にその異常に振り返る。
「……ちょっと、其処の貴方」
ざばっと湯船から立ち上がり、ざぶざぶと湯船を横切る。そして温泉の湯船から出、洗面台が並ぶ場所で佇んでいる青年に詰め寄る。
勿論、前など隠しはしない。別に、異性だろうが同性だろうが、レミオールは風呂場で裸を見られることにし対して全く抵抗は無い。
「何?いきなり空から現れて?此処は皆が裸で語らい合う場所よ?貴方のように空気が読めない方はお断りよ」
問答無用でその背を押し、脱衣場の方へと押していく。
「輪の中に入りたければ、ちゃんと服を脱いで、体を洗ってからにしなさい。お行儀が悪いわ」
問題の焦点は其処では無いと思うが、どうやらレミオールはフォルッシャードが風呂に入りにきたのだと勘違いをしているようだ。
彼女にしてみれば、風呂は裸で入るもの。ましてや、服を着たまま入ろうなどとは言語道断。更に空かとは…
そのままフォルッシャードを脱衣場の方へと押していく。
『乱入したフォルッシャードをちゃんと入浴させる為(?)、脱衣場の方へと押していく』
>283
「何かしら…。」
…空を飛ぶ何かが降りてきたのには気付いた。が、
その段階ではさほど気にしてもいなかった…が、
悲鳴が聞こえたのでその悲鳴の原因が何かと思い、視線をめぐらす。
>288>289
そこでレミオールに声をかけられる。
「…ええ。終わったら製作途中のマジックアイテムも作っておきたいし、仲間の武器を
作る事にもなるかもしれないから、今のうちに休んで置こうと思ってね。」
同じく、山に視線を向けて
「そうね。よくよく考えれば、放置すれば研究生活もままならないし…。」
と、レミオールが動き出す。それについて行くと、先ほど倒れていた少年の
HORUSがいた。レミオールが自己紹介をする。そこで自分も続けて自己紹介する。
「私はリバー・レイス。マジックアイテムの職人よ。魔法薬とかは…一応
苦手って訳じゃないけど、魔力を込めた武器防具や道具とかの方が得意ね。」
一応女湯が女性専用だとは知っているが、相手は子供なのもあってか、
レミオールの反応を見て、気にするほどの事でもないのかな?と考えたようだ。
>287
空から現れ、レミオールに怒られている様子を見て溜息をつく。
「そう言えば、ここ、女湯よね?何故…」
怒るわけではない。しかし疑問に思ってはいるようだ。
『ドタバタしつつも自己紹介など。』
>288-289
>「……ちょっと、其処の貴方」
急に声を掛けられ、ビクッと背筋を動かすフォルッシャード。女湯に乱入したのだから、無条件に叩き出されると思ったのだろう。
「は、はい・・・何か用かい・・・?」
平静を装っているが、声が震えている。自分でも勢いに任せすぎてミスったと思っているのだろう。
相手は湯船を掻き分けてくる相手。フォルッシャードは相手の顔を確認した。もし怖そうな相手だったら速攻で逃げるつもりなのだ。
(・・・あ、けっこう可愛いな。)
一先ず様子見をしようという事を一瞬のうちに判断し、とりあえずその場に留まる事に決めたフォルッシャード。
>「何?いきなり空から現れて?此処は皆が裸で語らい合う場所よ?貴方のように空気が読めない方はお断りよ」
「・・・ご、ごめん。まさか女湯だとは・・・」
それだけ言って、頭を下げるフォルッシャード。すると話しかけている相手の女性が前を隠していないことに気づいた。
(・・・こ、これは・・・破壊力が大きいな・・・)
彼も男の端くれである、当然のように目線は首から下に釘付けになっている。
>「輪の中に入りたければ、ちゃんと服を脱いで、体を洗ってからにしなさい。お行儀が悪いわ」
「・・・え?・・・あ、ああ。」
背中を押されている最中に、フォルッシャードはとある考え事をしていた。
(・・・こ、これは・・・女湯に入っていいって事か・・・?・・・うん、そうだな!)
勝手に結論を決めたフォルッシャードは意気揚々と背中を押されながら進んでゆく。まさに今の気分は絶好調であろう。
(しかし、何で怒られなかったんだ?・・・うーむ、この長い髪が女に見えたのかな?・・・ま、いいか!)
脱衣場に入ると神速のように服を脱ぎ、今は異性に見せるとヤバい状態の下半身を隠す為にタオルを腰に巻き付ける。
フォルッシャードの身体は全体的に細いが、筋肉質であるために、か弱さは感じることが出来ない。
深呼吸をした後に、女湯への扉を開けて再びその先へ進む。とりあえず洗面台で素早く綺麗に身体全体を洗う。
そして、湯船へと進み。足の先からゆっくりと肩が湯に浸かるまで入り込む。マナー違反であるが、タオルは腰に付けたままだ。
フォルッシャードは先ほど声を掛けてきた女性を発見し、その横へ向かって湯船の底に手を着けながら進んでゆく。
「・・・やあ、これでどうかな?」
少しビビりながら話しかけるフォルッシャード、ここで叫ばれたら全力ダッシュで逃げるつもりのようである。
「あ、さっき叫んだ時に聞いたかもしれないけど、俺の名前を言ってなかったな。・・・俺の名前は旅の剣士、フォルッシャードだ。
呼びにくかったらフォルスでもいいよ。短い間だろうけど宜しくね。・・・で、君の名前はなんていうのかな?」
この異様な状況にも慣れ、段々と調子を取り戻し始めてきたフォルッシャード。まずは相手の名前を聞くのがルールとでも思ったのだろう。
>290
(・・・ん、直ぐ近くにもう一人女性がいるな。この二人で会話でもしてたのか?・・・ん、あの耳はエルフか?・・・へえ、エルフは初めて見たな)
今までに偶然にもエルフに出会った事が無いフォルッシャード。それが目の前に居るのだから、それに興味を示す事も至極当然である。
女湯に入れた事で調子に乗ってきたフォルッシャードは、再び湯船の底に手を着きながら湯を掻き分けて、エルフの少女の隣へ移動する。
「こんばんは、今日は月が綺麗な夜だね。」
と何気なく声を掛けた。
空には綺麗な星々が浮かび上がり、露天風呂という事も相まって、より一層に月と星々の淡い光を楽しむ事が出来た。
>287>291
一人で風呂を占有(途中からフレイムが入ったことに気付いていない)し、良い気分のティーゲルであったが…
耳を隣の女湯に向けて欹てて見ると、何やら男の声も聞こえるではないか!?
(もしや混浴!?……は、破廉恥だぜ)
良く見ると、湯船の奥の方が隣と繋がっているようだ。となると…間接的に混浴みたいだ。
しまった、と普通の男なら思うだろう。そして早くあの輪の中に入りたいと渇望するだろう。
だが、ティーゲルは違う。むしろ…
「…何だぁ?野朗同士の裸の付き合い方を知らねぇ野朗がいやがるな?」
女と一緒に風呂に入っている男に対して憤慨していた。
彼にとって風呂場は聖域。男は男湯で。女は女湯で。それぞれの性に別れて風呂を楽しむべきだ。
「それが女といちゃつきながらだとぉ?…死にてぇのか?ああ?」
ぐっと握り締めた鋼鉄の拳はぎりぎりと軋んでいる。別段、ティーゲルは女性が嫌いな訳ではない。
普通に好きなのだが、女性には理解できないような男の浪漫と言う奴を大事にしている。
今の彼にとっての男の浪漫と言う奴が、男同士で裸で熱く語らい合うということなのである。
「我慢ならねぇーーーーー!」
このまま跳躍して男湯と女湯を隔てる壁を飛び越えたい衝動に駆られたが、流石に全裸で乱入するのは気が引ける。
仕方が無いので、脱衣場に戻って手早く下着とジーパン、シャツを身に付ける。そして風呂場に戻る。
「とぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
鋼鉄製の脚部に力が籠もり、地面に脚が減り込む程の力で地を蹴る。ティーゲルの大柄な体は宙を舞っていた。
「うぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉぉ!!!!!」
咆哮と共に空からティーゲルが降り、女湯の湯船に水柱を上げて降り立つ。
周囲には、ティーゲルの着地で立った水柱で巻き上げられた湯が雨のように降り注ぎ、湯船は波立っている。
着地後、生まれたままの異性の姿が目に入るが、今のティーゲルにとっては興味の対象外である。
目標は…いた。長髪ロンゲの男だ。ティーゲルはずんずんと湯船を掻き分けて男の元に歩み寄る。
「おいおい兄ちゃんよぉ…こんなところでリビドーを持て余して楽しいか?」
いきなりティーゲルは相手に噛み付かんばかりの勢いで食ってかかり始めた。
「男だったら!硬派にいくべきだろ!?…ってことで、こんなところで婦女子とくっちゃべっている場合じゃねぇんだよ!」
がしっとフォルッシャードの腕を掴む。
「ってことで、男だったら男同士で仲良くやろうぜ!…それじゃ、迷惑を掛けたな」
そのままフォルッシャードの腕を掴んだまま脚部に力を籠め、女湯の婦女子たちに向ってそう言うと、跳躍して男湯に戻ろうとする。
【フォルッシャードと男の裸の付き合いをする為、彼を男湯に連れ帰ろうとする】
>291
訂正
>「こんばんは、今日は月が綺麗な夜だね。」
>と何気なく声を掛けた。
>空には綺麗な星々が浮かび上がり、露天風呂という事も相まって、より一層に月と星々の淡い光を楽しむ事が出来た。
の部分を
「こんにちは、今日は天気がいいね」
と何気なく声をかけた。
空には暖かい太陽が立ち昇り、露天風呂という事も相まって、より一層にその暖かさを感じる事が出来た。
に自動変換しておいてください。お騒がせしてすみませんでした。
あまり登場しすぎるのもあれなんで、ティーゲルさんへの返答は明日返します。
>262>277>279>292
目の前の少年はリックと名乗った。続いて謝罪かどうか今一つ計りかねる言葉を並べる。
>「僕はリック、どこにでもいる普通の盗賊崩れだよ。多分、それじゃ僕を
お墓に埋葬するのは無理なんじゃないかなぁ。それじゃ土掘るのしんどそうだし、
お墓に名前を刻むのも大変そうでしょ?……ごめんなさい、だから泣かないでよ……」
(……馬鹿にしてるのかしら)
「無理かどうかは私が決める!」
という台詞を「む」まで発音したところで、リックがバネ仕掛けの人形のような素早さで動いた。
槍を動かす暇もないほどだ。目だけで動きを追う。リックは魔術師と見える女性に
飛びかからんばかりの勢いで駆け寄っていた。が、あっさり黙殺されている。
「……はぁ」
見ていて馬鹿らしくなった。槍を収め、一同へ着いて街へ向かった。
街は喧騒に満ちていた。ティリスの故郷では祭事でもない限りここまでの人出はない。
(ここではこれが日常なんだなぁ…)
宿や酒場が軒を連ねる一角、立派な門構えの旅館の前で足を止めた。看板には『神器捜索隊御一行様』とある。
わざわざ予約されていたらしい。手回しの良いことだ。まずは通された部屋に荷物を下ろした。
鎧と槍も部屋に置き、昼食へ向かう。さっさと食べ終わって席を立つ者あり、ゆるゆる茶を喫する者あり、
食べる速度そのものがゆっくりな者ありと、当たり前だが捜索隊の行動はそれぞれだ。
ティリスは真ん中よりやや遅いくらいに食べ終わり、すぐに部屋に戻って装備の点検をした。
槍や剣からほこりを払い、マント、ブーツに解れや剥がれはないか仔細に調べる。
全て終わると浴場へ向かった。脱衣所で鎧下を脱ぎ、剣も籠に入れる。体にきっちりとタオルを巻きつけ、
浴用品を抱えて洗い場へ出た所で、目の前の露天風呂から水柱が上がった。
巻き上げられた湯が一気に空から落ちて、ばたばたとうるさい音を立てる。
その中で服を着た男がもう一人の(湯船に浸かっているのと湯煙のせいでよく分からないが多分)男に
何事かまくし立てている。ティリスの腕輪の石がごくごく淡い桃色の光を放つ。
「………とっとと出て行け痴れ者どもぉ――――っ!」
叫ぶと同時に、先ほどリックにしたのと同様、まったく無意識に精霊の力を解放し、
湯船の湯を巻き上げた。もっとも彼らはそんな事をせずともすぐに出て行くつもりだったろうが、
それはティリスには分からないことだ。
『露天風呂で逆上』
【名前】ティリス・ミディアリオ
【年齢】18
【性別】女
【職業(LV)】風乗り(Lv13)
【魔法・特技】槍術、投石術
【装備・持ち物】スピア、ショートソード、バングル、鎧、マント
工具、調理器具、手頃な石
【身長・体重】173cm 50kg
【容姿の特徴、風貌】耳元で切りそろえた漆黒の髪 瞳も同色 肌と装備は白 若干垂れ目 ひたすらスレンダー
【性格】粗忽
【趣味】料理、彫金、革細工、昼寝
【人生のモットー】彼を知り、己を知れば百戦して危うからず(あまり実践できていない)
【自分の恋愛観】恋と戦は道を選ばず(とても実践できていない)
【一言・その他】こんなことじゃ父様、兄様の悲願が…
【簡単なキャラ解説】没落した家名の再興のため、仇敵とも言えるガストラ国での神器探索に身を投じた。
剣、槍、腕輪は先祖伝来の品で、はめ込まれた魔石に風の精霊を封じ込めてある。
契約により血族のものにしか扱えないが精霊の加護で非常に高い強度を有している。
別に極端に切れ味がよかったりとか、ある種の敵には大ダメージとか言うこともない。
一人で高く飛び上がる程度の風なら問題はないが、それ以上を望むとなると詠唱が必要になる。
精霊は使用者の体力、精神力に依存しており、連続での使用は30分前後が限界、
複数の精霊を同時に使う場合は5分もあれば体力が枯渇してしまう。
>281
「うっわ!声大きいなぁ。耳が潰れちゃいそうだよ……ん?」
いきなり怒鳴りつけたかと思うともったいぶった様に咳払いして
目の前の男が懐から取り出したのは証書らしき物だった。
小僧はその証書を一瞥すると、納得したように言い放った。
「ふ〜ん、ま、いいけどね〜。みんなは奥にいるよ。でも
今はみんな温泉に行ったんじゃないかな?お兄さんも行ってみるといいよ。
……そう言えば、ガストラは帝国で、一番偉い人は皇帝なんだよね〜。
神器捜索隊も特別な審査とか無いし〜そんな事やってるとかえって怪しまれるよ?
じゃあ、僕は用事があるからこの辺で〜ノシ」
小僧が何を言ったのか、わしには分からんかった。
いつもの虚言にしては何か含みを持たせるような言い方だったが……
>282
そうして露天風呂の外周部に到着した小僧。
竹張りの壁の隙間から中を見る。こちらは男性風呂のようだ。
「……やっぱ、硫黄の臭いが……湯気で目がやられそう……
あれ、あそこに誰かいるねぇ。誰だろ?」
目を凝らしても誰だか分からないのだがな。自己紹介してないのだし。
少し見ていると……沈んだ。あのままじゃ窒息するな……
「ありゃりゃ、寝ちゃったのかな?よくやるよ。僕があんな事やったら……
とにかく、ちょっと起こしてみようか」
そう言って小僧は手頃なコブシ大の石を投げた。果たして当たるのか?
>284
突如空を切り裂くような女の悲鳴が聞こえる。
「何かあったみたいだね〜こっちで見張ってて正解だった。
さて、移動移動」
石投げの結果を見届ける事無く女湯の方へと移動。
>287-293
隙間から見える光景は、何とも愉しげなものだった。
男も女も関係なく和気藹々としており、一人真面目に(とはとても言い切れないが)
見回りをしている(と本人は思い込んでいる)小僧はちょっぴり切なくなったようだ。
「いいないいな〜、みんな温泉に入れて……僕も、こんな体でなかったら……」
自分の体が普通とは違う事にコンプレックスを抱いている小僧、ここでも
それを掘り起こされて凹み気味になるが、気を取り直し見回りを続けようとしたが……
>294
いきなりかつて味わった風に身を持ち上げられてしまった!
「わ、わ、うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」
ティリス本人は自覚していなかったが、思った以上に解放した力が強く、
外にいた小僧の元にまでその効果が及んだのだった。その結果、小僧の体は
天高く放り出され……ザバーンと言う大きな音と共に女湯のど真ん中におっこってしまったのだ!
「……うっわぁぁぁぁ!!!!うあぁ、あつぅい!か、体が、焼けるぅ!!!!!!」
一瞬の後湯船から体を起こした小僧の顔や腕は火傷をおったような状態になり、
今も全身から湯気とは明らかに違った煙が噴き出している。
「み、水ぅ!水に、水をぉ!!」水風呂を見つけるや否や飛び込む小僧。
じゅう、と言う音がして煙が止む。そのまま30秒、小僧は出てこようとしなかった。
「ぷはぁ……はぁ、はぁ、はぁ……あっ」ごとっ、首が傷口からもげる。
ぐわしっと自分の頭にアイアンクローをかけて引き寄せ、再び繋ぐ。だがともすれば
またもげてしまうので、片手で頭を押さえ続けなくてはならなくなってしまったようで、
とてもではないが女性陣の裸とか絶景とか見ている余裕は無い。
【結局水風呂の住人に……】
>291
>「こんにちは、今日は天気がいいね」
こちらに対して挨拶をして来たようだ。
向こうの自己紹介はレミオールに対してしていたのを聞いている。
一応自己紹介をした上で…
「こんにちわ、フォルッシャード。私はリバー・レイス。魔法薬とかより
武具防具や道具をメインにしてるマジックアイテム職人よ。
それはそうと、確かここは女湯よね…?」
まるでそれが当然であるかの如く子供でもない男性が女湯にいるのが、
かなり気になりだした様子。しかしただ気になっているだけで、
その肢体を隠したりする訳でもない。胸こそ中途半端であるが、
他は見事なまでに白い肌に体型など、相当美しいと言っていい部類だろう。
>292
…そこで豪快に飛び込んできた男が。
その男には見覚えがあった。
「…温泉には何度か入ったことがあるけど、こんな状態は初めてね…。」
流石に微妙に深い溜息が漏れた。が、それだけではすまなかった。
>294
突然お湯が巻き上がる。何かの力が関わっているのは一目瞭然であった。
「…くつろぐには程遠い環境ね…。」
溜息の濃さは少し増したようだ。が、そこまで警戒している風ではない。
『自己紹介などを進めつつも周囲のドタバタ振りに少々呆れている。』
>296
少年の言葉に、思わず顔が赤らんだ。
(クソッ、あのジジイやっぱり書き間違えてやがったんだな!
変だと思ってたんだよこの証書! 畜生、この仕事が終わったら密告してやる!)
証書をポケットへ押し込むと、足早にその場を立ち去る。
(何が「ガストラ皇帝自ら選び抜いた、帝国生え抜きの戦闘集団」だよ!
どいつもこいつも、まるっきり嘘っぱち教えやがって……)
成る程少年の言う通り、捜索隊一行は部屋を出払っている様子だった。
チェイニーは荷物だけ置いて部屋を後にすると、温泉を探しに出掛けた。
(特別な審査が無いってのはまた、ヤケッパチの匂いがするぜ。
部隊の規模もイマイチ読めん、どうなってるんだ此処は。
……硫黄の臭いが強くなってきた、温泉てのはこの辺りか)
足を止めて辺りを見回すと、ようやく入り口が見付かった。
脱衣所に入るなり風呂場から怪しい物音と騒ぎ声が聞こえ出すが、
さして気にも留めずに支度を済ませ、腰に巻いたタオルの具合を確かめながら風呂場へ足を踏み入れる。
【温泉/男湯側へ入っていく】
この糞スレのせいでオーガスは…
>300
やめろ、こっちに迷惑を掛けるな。
>301
釣れたな♪
【我輩はもう騎士スレには関係を持たない・・・後はお主達に託す・・・さようなら、ありがとう】
コテは後で質問が有るから、七時頃に最悪板か避難所に来てくれ
>303はスルーして下さい
荒らしです
ホントにこれからのことで話あいたいんで騎士スレ避難所か最悪板に来てください。
>305 最悪板に呼んでください。避難所への誘導は不適切です。
>305-306はスルーで
>305
ホントに話し合いたいんだったら、最悪板に質問の内容を書け。
内容によってはスルーな。
>308
書いたとしてもダメだろう
コテにコテのままこういう事態についての意見を言わせるのは無謀の極致
これ以上、ここに書くな。本スレに書いても迷惑なだけだ。
とりあえず避難所で話し合え。話はそれからだよ
でもコテの意見を聞かないと騎士スレは良くならない。
反発意見も出てるし、騎士スレをどうゆう風に持って行くか俺達名無しだけでなく、コテの意見を聞くのも大事だと思う。
もう書き込まないように、これ以上は荒らしとして認定します。
*注
キャラハンのレスの書き込みを規制する物ではありません
>289>290
「僕はHORUSです。一応神器捜索隊に選ばれた魔術師です」
HORUSは二人と握手をして、軽く自己紹介をする。
眼前に二人の美女が居てもHORUSは動じない。
子供というのもあるかもしれないが、いつも母親や祖母と一緒に風呂へ入って女性の裸を見慣れているからだ。
因みに二人とも百年前と姿は変わっていない。
292
湯船でゆったりとしていると、突然何者かが激しく湯船に降り立ち激しい水柱を上げる。
このマナーに反する行為とさっきからの空腹にHORUSは激怒する。
赤毛の男と手を繋いでる男の元に近寄っていき、
「そこのおっさん達!!風呂場のマナー位守りなよ!!」
とロッドを二人に向けながら言い放つ。
>294
「ったく…どいつもこいつも…お腹が空いているのに…」
ティリスが精霊の力を解放し、湯船の湯を巻きあげ、その湯がHORUSに掛り、空腹による怒りが爆発。
「もう許さない…僕が制裁を加えてやる」
ロッドを天に掲げて魔力を集中させ、呪文を唱え始める。
「宙に煌めく魔凶の星よ…魔の血に仇なす者共に…暗黒の力による制裁を…」
HORUSの周りに寒気のする様な魔力が漂っていく、あまりの怒りに魔族にしか唱えられない闇の魔法を唱え始めたのだ。
しかし、魔法が発動するのは今のHORUSのレベルだと30分位かかるだろう。
何せこの魔法を射つ適正レベルは40。HORUSのレベルは砕きダルマとの戦いで上がったとはいえ、5なのだから。
新規参加希望となります、よろしくお願いします。
【名前】スティレット・アールシュピース
【年齢】21
【性別】女
【職業(LV)】鋼精格闘士Lv16
【魔法・特技】鋼精術(下部に説明を記載)、格闘技、金属製の武器の手入れ
【装備・持ち物】間接部以外を保護する、特殊な形のレザーメイル
【身長・体重】167cm、46kg
【容姿の特徴、風貌】色が薄目で肩まである茶髪に同色の瞳、肌の色は割と白い。
胸は並な感じだけどサラシを巻いているので小さく見え、体は華奢な感じ。
【性格】人当たりは良いが、少し人間の一般的事情に疎い
【趣味】金属製の武器を手入れしながら、その武器と話すこと(端から見ると危ない人)
【人生のモットー】人に何を言われようと我が道を往く
【自分の恋愛観】普通の人間は、よくわかりません……。
【一言・その他】捨て子だったのを鋼精の声が聞ける種族に拾われ、その中で暮らす内に自分も鋼精と話せるようになった人間。
そのため金属の声が聞こえ、話すこともできる。協力することを約束させたり、服従させた鉄を鋼精術に使用可。
鋼精術
・鉄の具現化が可能
・具現化できる最大限の量は盾にしたらだいたい体半分覆えるくらいの量が限界
・割と自由に形を変化させられる
・鋼精を説得したり従属させるのに約十時間必要
・間接部からしか具現化できない、ただし間接の間を繋ぐように具現化は可能だがタイムラグ有り
・具現化できる量に制限があり、多めに具現化させる際は発動までにタイムラグ有り
・本体と繋がっている形でなければ具現化を維持できず、離れると空中に溶け崩れる
・十ヶ所まで具現化できるが、三ヶ所以上同時に具現化させる際にはタイムラグ有り
・広がりを持たせて盾のような形にしたり、先が何本にもわかれてたり、いくらか複雑な形になるとタイムラグ有り
ただし剣や針、鉤爪や糸くらいなら可能
使う格闘術は鋼精術との併用を前提としたもので、防御術を主軸とした「黒鉄」、近接戦を前提とした「赤鉄」、
遠距離戦を前提とした「白鉄」に型が分かれる。
黒鉄は盾や網による防御、赤鉄は刃や針による攻撃、白鉄は鋼糸などによる攻撃(純粋な鋼精術)がメイン。
ちなみに本人は赤鉄を主に使う傾向がある。
>298
>「こんにちわ、フォルッシャード。私はリバー・レイス。魔法薬とかより
>武具防具や道具をメインにしてるマジックアイテム職人よ。
>それはそうと、確かここは女湯よね…?」
「え?・・・へえー、ここは女湯だったんだあ?全然知らなかったよー」
そう言うと、辺りをキョロキョロし始めるフォルッシャード。痛い所を突かれた為か、若干 口調の語尾が伸びている。
勿論、彼もここが女湯だと知っている。だが、それを認めると彼の世界の中で最大の幸福を投げ捨てなければならない。
それだけは避けねばならないと一瞬の内に頭の中で思考したのか、無意識のうちにさっきの言葉が出ていた。
(・・・この娘は胸がちっちゃいな・・・・・・・でも、それはそれで大きいのとは別の色気があるわな)
当然の如く視線は首から下に釘付けになっている。むしろ、ここでその場所以外見る方が男として失格であろう。…と、彼は考えたらしい。
「へぇー、リバーはマジックアイテム職人なんだ。それじゃあ、俺もリバーのお世話になるときもあるかもね。
湯気でよく見えなかったけど、よく見たら可愛いねリバーは。どう風呂上りにどこかで一杯?・・・・・・」
と、すかさずナンパを始める辺りがちゃっかりしている彼なのであった。
>292
(おいおい・・・それにしても、ここまで上手く行くとは思わなかったぜ!・・・こりゃ、運が向いてきたか!?)
心の中で気分が最高潮を越えて盛り上がっているフォルッシャード。彼はこの天国のような場所を当分の間、離れるつもりはないのであろう。
>「うぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉぉ!!!!!」
「な、なんだぁ・・・って、うおっぷ!!」
誰かが降り立った衝撃で、湯の水面が波を打って襲い掛かり、彼の身体を飲み込んで行く。
何が起こったのかはっきりしていない彼は、衝撃で崩れたバランスを急いで立て直し正面を見る。すると一人の男がこちらへ向かっていた。
>「おいおい兄ちゃんよぉ…こんなところでリビドーを持て余して楽しいか?」
>「男だったら!硬派にいくべきだろ!?…ってことで、こんなところで婦女子とくっちゃべっている場合じゃねぇんだよ!」
「・・・ってか、女湯に飛び込んでくるなんて事して犯罪者かてめえ!?」
自分も同じ事をやっているのに、それは棚に上げて急に飛び込んできた男に怒鳴りつけるフォルッシャード。
しかし、相手の男は聞いているのか聞いていないのか、いきなり腕を掴んできた。
>「ってことで、男だったら男同士で仲良くやろうぜ!…それじゃ、迷惑を掛けたな」
「・・・おいおいおいおいおい!!待て待て待て待てままま待てまま待て!!!」
最後の方は上手く発音すら出来ていないフォルッシャード。奴は自分を男湯へと連れて行こうとしているに違いなかった。
>315>294
>「そこのおっさん達!!風呂場のマナー位守りなよ!!」
人生最大にして最悪のピンチが降りかかってるフォルッシャードに、突然横から声が飛び掛ってきた。姿を見ると子供だ、それも男の。
「なんだこのガキは?・・・ってか、おっさんはコイツだけだ。俺は爽やかな お兄さんなんだよ!!」
自分の腕を掴んでいる男を指差し、近くにいた少年に叫び始める。
>「………とっとと出て行け痴れ者どもぉ――――っ!」
「うおっ!?ご、ごめんなさい!!」
今度は後方から怒鳴り声が聞こえてきた、余りの大声に反射的に誤ってしまったフォルッシャード。
(・・・ん、新しく入ってきた女性か・・・・・・って、何を好戦的な態度を取ってんだこのガキは!?)
ふと右下を見ると、先ほどの少年が新しく入ってきた女性に向かって、呪文のようなものを唱え始めているようだ。
しかも、腕を掴んでいる男は男湯へ飛び上がるために身体を屈め始めている。
「・・・や、やべえ!コイツ・・・ええい!!こうなったら手前も道連れだ糞ガキ!!」
とっさに少年の腕を掴むフォルッシャード。やけくそになっているのだろう、自分も屈み込み始めた。
「ちっくしょおおおおおおおおおおおおお!!」
フォルッシャードは横の男に合わせて男湯へ向けて跳び上がっていった。
【ティーゲルとHORUSと共に男湯へ飛び上がる】
とある温泉旅館の前にて。
「温泉か、いいわよねぇ……。でも、この子たちが錆びちゃうからなぁ……」
ふぅ、と一つため息を付き、まだまだ明るい空を見上げる。
神器捜索隊御一行様と書かれた看板の前。少し遅れてここに到着し、今は入り口で立っている。
とはいえ、神器捜索隊としてスカウトしてもらった訳ではないのだが。
「飛び入りで入らせてほしいけど紹介状とか無いんです、じゃ駄目よね、きっと……」
額に頭を当てて何か方策は無いかと考える。あれも駄目、これも駄目、とブツブツ言いながら頭を振る姿は
かなり怪しい。
それもこれも、神器が金属だった場合、何を話すのだろうという人間では自分くらいしか考えないことのため。
そもそも金属じゃない他の物質なのでは?なんて考えない。故郷から出てきて三年になるが、自分の周囲は
それまで金属ばかりだったのだから。初めて見た人の町で陶器の皿や木の家を見たとき、腰を抜かしそうに
なったものだ。
彼女は洞窟で、金属や岩に囲まれて育った。家具も金属を鋼精術や鍛冶によって作られた金属製だったり、
岩を削りだして作られた物だったり。彼女が見ていた世界では、木は燃やすものという認識しかなかった。
今でも少し違和感がある。とはいえ、初めて人間の町に出た三年前に比べて慣れては来たのだけれど。
「うん、仕方ない。駄目で元々だもの。お願いしてみよう!」
いざとなれば、苦手な色仕掛けも駆使してみよう。それでも駄目だったら……脅しをかけてでも。
こう見えて、その辺のチンピラや三流戦士くらいなら楽にあしらえるのだ。
割り切って軽い足取りで宿に入り、大きな声で人を呼ぶ。
「すいませーん!神器捜索隊に入りたいんですけど、取り次ぎお願いしまーす!」
ややあって、担当者らしき人物が出てくる。にこにことわざとらしい営業スマイルを向けながら彼女は口を開いた。
【宿の入り口で神器捜索隊人事担当と交渉開始】
>262
小高い丘を下る途中も、ワルキューレはヴァリアスタヴルの肩に腰掛けたままだ。
機械である彼女が疲れるということは無いのだが、長期に渡って本格的な補給と整備が受けられないので、少しでも構成部品の消耗を避けたい…のだろうか?
依然としてワルキューレは無表情ではあるが、少しばかり其れとは違って見える。どうも、ヴァリアスタヴルの肩は彼女の指定席のように思える。
まぁ、そこのところは本人に訊いてみないことには分からないのだが…
そうこうしている間に一行は温泉街のゲートを潜り、観光客の雑踏で込み合う大通りを進み始めていた。
『………』
一行は雑踏に溶け込むが、人混みの中でもヴァリアスタヴルの威容は一向に損なわれない。むしろ、目立つぐらいである。
3m超の鋼鉄製の機体は人混みの中で聳え立つオブジェのようだ。擦れ違っていく人々もヴァリアスタヴルの威容を見上げる。
しかし、注目を集めている本人は気にした様子もない。その装甲板の間から覗くモノアイは、何時も通りの無表情であった。
豪華な温泉旅館の前に到着すると、ワルキューレはヴァリアスタヴルの肩から下り、ふわりと地面に着地する。
そして、続々と旅館の中に入っていく一行に続く。ヴァリアスタヴルもそんな彼女と同じようにして旅館の中に入ろうとするが…
『………』
ごつん、と玄関の梁に思い切り頭部をぶつけてしまう。どうやら、ヴァリアスタヴルの巨体では玄関から入ることは叶わないようだ。
仕方が無いので回れ右をし、別の入り口から旅館に入ることにした。一度は旅館に入ったワルキューレも、踵を返したヴァリアスタヴルを追うことにした。
結局、旅館内に入れなかったヴァリアスタヴルは旅館の庭園に居場所を定めていた。此処が唯一、彼が駐機できる場所であった。
ヴァリアスタヴルが庭園に置いてある一際大きな岩に腰掛けると、ワルキューレは整備キットが入った鞄を持ち、腰掛けているヴァリアスタヴルの傍に行く。
『本日の行軍に於ける脚部故障率は9%です。是は本機の自己修復機能の治癒可能な範囲です。整備の必要は無いかと』
ヴァリアスタヴルはモノアイを動かし、整備の準備を進めるワルキューレにそう言うが、彼女は知らん顔である。
程無くして、何時ものように中枢システムに容易く侵入され、脚部の装甲板が解放されて中身が顕となる。
そうなってはどうする事も出来ないので、ヴァリアスタヴルはそのままじっと岩に腰掛けたまま整備が終るのを待った。
数十分後。ヴァリアスタヴルの簡単な整備を終えたワルキューレは、今度は自身の整備を行う為に旅館にいた。
自身に宛がわれた部屋に通され、荷物を置き、自身の整備を…言うなれば簡単な機体の洗浄を行う為に、露天風呂へいこうとした。
>318
しかし露天風呂に行こうとした所にこの旅館の女将とらしき女性が来た。
彼女の話を聞く限りでは、どうやら神器捜索隊にとある人物が用があるとのことだ。ワルキューレはガストラ皇帝家に仕える者が身に着けている記章を
メイド服につけていたので、彼女がこの神器捜索隊の中で雑事を担当している者だと思ったのだろう。
実際、これからの旅での物資の調達などはワルキューレの担当である。神器捜索隊として各地のガストラ軍関係者から物資などの必要品を得るには、諸々の
書類と身分証明書を所持している彼女が適役だろう。
ワルキューレは露天風呂に行くのを邪魔はされたが、別に気にしている訳では無さそうだ。それは彼女が感情を持たぬ鬼戒人形だからであろう。
手に持っていた洗面道具を置き、ワルキューレは鞄の中から色々な書類が納められているファイルを取り出していた。神器捜索隊に用があるというのだから軍関係者かもしれない。
書類が納められたファイルを脇に抱え、ワルキューレは捜索隊に用があるという人物に会う為に旅館の玄関に向った。
「………」
玄関で待っていた人物は、傍から見るとガストラ軍の関係者には見えない。見た限りでは旅人の格好をした女性にしか見えない。
「何か御用でしょうか?」
軍関係者ではない。そう判断したワルキューレは脇に抱えたファイルの出番がないと思い、普通に接する事にした。
『スティレットに接触』
>315
>「僕はHORUSです。一応神器捜索隊に選ばれた魔術師です」
それを聞いても、驚いたり…子供の魔術師…などと侮る事はしない。
むしろ、目の前の少年を一種の天才タイプと見た。理由は
捜索隊に選ばれている事と、その少年と同じ年の頃には既に彼女も
職人としては並みの職人以上の腕を有していたから。
>317
>「え?・・・へえー、ここは女湯だったんだあ?全然知らなかったよー」
知らなかった。それはどう考えても苦しい言い訳に聞こえた。
それに、まだ残っているという事も気になっていた。
>「へぇー、リバーはマジックアイテム職人なんだ。それじゃあ、俺もリバーのお世話になるときもあるかもね。
湯気でよく見えなかったけど、よく見たら可愛いねリバーは。どう風呂上りにどこかで一杯?・・・・・・」
視線が明らかに目を見ていない。下を見ている。という事に気付いた。しかしまだあまり気にせず返答する。
「確かに、契約ではマジックアイテムの装備を作って捜索隊に提供すれば
その代金は貰える事になってるから、あるかもしれないわね。
あ、お風呂を上がった後はマジックアイテムの製作に時間を使うつもりだから。」
恋愛などと言う事には知識は全くない。ナンパされているとも気付いていないようだ。
>「・・・ってか、女湯に飛び込んでくるなんて事して犯罪者かてめえ!?」
飛び込んできた男に対して言う言葉が聞こえた。…そして、
この男も飛び込んできた事を思い出す。
(これって…この男も犯罪者って事よね?そう言えばさっきから挙動不審だったし
…しかも、どう考えても故意よね?ティーゲルは多分連れ戻しに来ただけだから良いとして…)
考えている内に、男湯目掛け大ジャンプを開始しているフォルッシャード。
「……戻って行ったし、今はそこまで気にしなくても良いわね。」
結局、今回だけは深く気にしないことにした。
〜魔王城にて〜
その頃暗雲が渦巻く下で凄まじき威厳を感じさせる古城、サタンの城。
「サタン様、幹部の方々、神器捜索隊近況の伝言で御座います。」
永遠の暗闇を思わせる城の玉座の間、中心の王の座に座るサタンと、それをバックに立つサタン直属の幹部達がそこにいた。
魔王の使いは膝まづきサタンが促すと、報告を始める。
「神器捜索隊は只今火山へと戦死者無く順調に進んでいる模様、途中の温泉地へ赴き、一時休んでおります。」
サタンは頷くと、今後はどうするかと他の幹部達に聞いてきた。
>319
笑顔を保ちつつ担当者を呼びにいく女将を見送ると、途端にげんなりした表情となり目元を指で押し始める。
慣れない満面の笑顔は辛いのだ。しばらく揉みほぐすと両頬を軽く叩き、また笑顔を浮かべて営業スマイル。
そしてまた少しの時が過ぎ、出てきた者を見て、思わず心の中で毒づいた。
(うわ無表情タイプ!?融通の効かなそうなのが出てきたわねー……ったく、もっとマシなの使いなさいよ!)
営業スマイルの裏でそんなことを考えているのをおくびにも出さずに用件だけを伝える。
このタイプにお世辞は無用だ。言っても、「それが何か?」とかで返される。三年間で学んだ生活の知恵。
「あの実は私、神器捜索隊に入りたいと思ったんです。それで少々担当の方に相談したいと思いまして…」
あ、そろそろ顔の筋肉がつるかも、などとどうでも良い事を考えながらチラチラ様子を見てみる。
こういう時は一気に畳みかけるのが有効だが、このタイプには裏目に出ることが多い。これもまた学んだことの一つ。
……どこで学んだかは気にしないで欲しい。色々あったのだ。
「いかがでしょうか?私もそれなりに役立つ特技は持っているんですが。例えば金属に関してはちょっと
自信あるんですよ?それともやっぱり紹介状とか無いと駄目なんでしょうか?」
とはいえ、自分は華奢な女にしか見えないのは百も承知。少しの売り込みは忘れない。これも神器と話すため。
その目的のために、ここで認められる必要があるのだから。といっても、伝説の存在である神器と世間話という
おかしな目的な訳なのだが。にしても無表情だ。この人、顔の筋肉こわばらないんだろうか?
【にこにこしながら交渉中】
女湯から不思議な事にお猪口のような物が流れてきた。
洗面台に向かうと、結んでいた髪を下ろし、眼鏡を傍に置いて蛇口を捻る。
(いよいよ捜索隊とご対面、か―)
座り込み、俯いたまま、シャワーからの湯を浴びて汗を洗い流していく。
脱衣所には二、三人分の服が置かれていたが、湯気の所為で風呂場の奥まで見渡せず、誰かを見つける事は出来なかった。
(誰か居れば、その内声でも掛けられるだろう。殺るつもりなら、もう近くに来てる筈だろうし……)
下ろすと肩を越すくらいの長さになる茶髪をかき上げ、おもむろに洗い始めた。
そういえば、男湯に人気が無いのに、どうしてか男の声が聞こえる。隣の女湯から―。
>315
千切れた波が水面を叩く音、強大な術式の気配、魔物の気配。傍らの桶を手に取ると、咄嗟に身構える。
「畜生! 誰だ……!」
戦場で幾度と無く感じた事のある、魔法術式によって集中する魔力の潮流だ。
そして、その魔法属性は今のチェイニーにとって何より厄介な代物。四肢は何時しか震え出し、やがて激しい内圧に皮膚は張り詰める。
異常な発汗と過呼吸、これで骨格の変形が始まったらもう止められない。
徐々に濃密さを増していく周囲の魔力に伴い、獣化の症状は進行していく。
(ヤバイ、逃げないと……変身しちまう!)
チェイニーはよろめきつつも立ち上がり、その場から離れようとする。
>317
突然、魔力の集中が止んだ。体の震えは止まり、呼吸もゆっくりと落ち着きを取り戻す。
闇魔法の術式は中断されたらしい。人狼化の症状は治まった。
一安心して、洗面台に戻ろうとしたその時だった。
男湯と女湯を隔てる小さな岩山を飛び越え、突如三人の人影が現れる―。
「クソッタレ……!」
【唐突に現れた三人へ身構える】
>322
話を聞く限りでは、どうやら神器捜索隊に加わりたいようだ。
しかし、皇帝の正式な任命も無しに勝手に新たな仲間を加えても良いのだろうか?
…暫し考える素振り(とはいっても、普段と変わらぬ無表情なのだが)を経て結論を導き出す。
「…ならば、この書類にサインをお願いします。我が国はこの任務の半ばで命を落とされたとしても、貴女様の血縁者に
保障は致しません。それを承知するというのならば、サインをお願いします」
脇に抱えていたファイルから一枚の書類とペンを取り出し、スティレットに差し出す。書類の内容は先程彼女が述べた通りのものであった。
鬼戒の彼女が導き出した結論は、取り敢えずは一時的な捜索隊への採用といったものだ。
第一目標のヴェズヴィオ火山の神器を手に入れる過程で何かしらの働きがあれば、こちらの独断で加えても差し支えはないだろう。
与えられた任務はどのような手段を用いてもサタン封印の神器を手に入れること。其れに何かしらのプラス要素となるのならば構わない筈だ。
合理的な思考と言えば合理的といえる。が、それは何処かしら血の通った人間の狡賢さも窺えるように思える。
『取り敢えず採用。書類を差し出す』
周囲の喧騒をよそにこいつは息も絶え絶えだ。
何とか火傷の進行を止める程度にまで『体温』を下げ、
どうにか首も繋がったところで、風呂から出て部屋に帰っていった。
てっきり騒ぎに加わると思ったのだが……それどころではないのか。
水浸しになった服を干し、体を拭いてそのまま床についたのだった。
【風呂から出て布団の中へ】
>289>297>317>320
風に巻き上げられた湯と共に、新たな何者かが湯船に落下して来た。
リックだ。二度浴びた限りでは温泉の湯は適温のはずだがリックはまるで熱湯や酸にでも
触れたかのような反応を見せ、湯船を飛び出していった。体から煙が出ているようにも見えたが
湯気の見間違いだろう。もみ合っていた男たちはまたも水柱を上げながら跳躍していた。
闖入者が離れた隙に湯船に浸かっていた女性二人に駆け寄り、声をかける。
「ご無事ですか!?」
(うわ…綺麗な人たち…)
二人とも顔立ちは言うに及ばず、髪は生糸を染め抜いたように鮮やかで、肌は白磁よりも白い。
湯に浸かっていたせいだろう、ほんのりと朱が差している。腰周りの細さの割りにはある方と自負する
ティリスの胸だが、この二人の前ではその自信も揺らがずにはいられない。
特に金髪の方の女性と比べるならリンゴとスイカくらいの開きはあるだろう。
(いや、見惚れてる場合じゃなくて…)
「何もされてはおりませんか?」
気を取り直し、改めて問いかけた。
『リバー、レミオールに話しかける』
夜。
むくり、と少年は起き上がった。自身を省みて、火傷が治っていない事を知ると
荷物から特殊な包帯を取り出して全身に巻く。その上から衣服装備を着込み、
荷物を纏めるとテーブルに一枚の紙を残し、何人にも気付かれぬように旅館の外へ。
「まったく、のん気なんだから。初探索なのに相手に先手を取らせかねないマネをするとはね。
まぁいいさ、その方がこちらとしても事を起こしやすい。気の済むまで親睦を深めるといいよ。
その間に、こちらも仕事を済ませてしまうから」
そう呟きながら少年は夜の街を走りぬけ、闇へと消えた。
向かうは火山、神器が眠るヴェズヴィオの胎内である。
【捜索隊を出し抜き、一足先に火山へと向かう】
「カカロットーーーー!!!」
ブロリーはフレイムを全力で殴った。
風呂に入りに来た村人のブロリーさんは沈んでいたフレイムを叩き起こすと帰って行った
ちなみにカカロットとは、この辺りの方言で「なんばしよっと」に相当するものである
331 :
名無しになりきれ:2005/07/05(火) 12:19:20
おっす、オラカカロット
>>329 >酔っ払いはフレイムを全力で殴った。
フレイム「っ!!」
フレイムは水中で急に殴られたため口の中に大量の水を飲み込み、溺れかけてしまった。
フレイム「ゲホっ……だれだよ……あのオッサン……これだから酔っ払いは嫌いなんだ……それにしても……なんで水中睡眠してたんだ?」
そうなことを言ってると、急に軽いめまいがした。
フレイム「やば……のぼせたかも……」
フレイムはこれで倒れたら無様すぎると思い部屋に戻ることにした。
部屋に戻る時も頭がぼーっとしていて何時倒れるかわからないほど足元がふらついていた。
【部屋】
フレイム「やっと……ついた…」
砂漠を長い間旅をしていた旅人のように言うと、安堵の表情で急にバタンと倒れた。
温泉に入ってる騎士達にアルテマウェポンが襲いかかる。
他の神器捜索隊の騎士達が果敢に攻撃するも、アルテマウェポンには効いた様子は見られず、逆にアルテマウェポンの剣で薙払われて致命傷を負ってしまう。
アルテマウェポンの狙いは神器捜索隊の全滅。サタンの幹部がよこした刺客だ。
窮地に陥る神器捜索隊の面々。次々と仲間がやられ、全員が死を覚悟したとき、奇跡は起こった。
「ガハハハハ、貴様の好き勝手にはさせんぞ!!」
伝説の皇帝騎士オーガスの復活。
「世界はこの俺が守ってみせるぜ!!」
異次元からカイザーの戦線復帰。
「鶴仙流の力を見せてあげますよ」
百年前からFALCONが参戦。
「( ´∀`)魔法は邪教の力」
実は生きていたランドール。
「Uryyyyyy!!」
何時までも暴走していたデュラン。
「血が足りない…俺の渇きを潤せ」
魔物の肉を食らい続け生き延びてきたジェノ。
この六人がアルテマウェポンを倒すために立ち上がった。
アルテマウェポンは恐怖に脅えながら剣を振り下ろす。しかし、その剣はデュランが片手で軽く受け止めていた。
「オーラブレード!!」
「( ´∀`)」
動揺しているアルテマウェポンにジェノとランドールは攻撃を仕掛け、アルテマウェポンを瞬殺する。
「次はサタンかのう…」
六人は音速をも超える速さで飛び、サタンの居城に辿り着く。
「十倍どどはめ波!!」
「疾風聖波烈斬!!」
FALCONとカイザーの超パワーの技が、サタンの結界をぶち破る。
見事にサタンの城内に侵入した六人は、敵の幹部を見つけると次々に倒していき正に破竹のごとき快進撃。
とうとうサタンの間に辿り着いた六人。
「よく来たね、歓迎「うるさい!!」
サタンが喋ってる時、オーガスが何と無くぶん殴るとサタンは呆気無く死に世界は平和に戻った。
ありがとうオーガス達。
という夢をフレイムは見ていた。
恐らくフレイムも百年前の昔話を聞いて育ち、イングラムやHORUS等の百年前の英雄の子孫と会ったためだろう。
>325
何やら考えていたようだが、書類を渡されたということはとりあえず採用らしい。
うん、頼んでみてよかった。融通が利かなそうとか使えなさそうなんて思ってごめんなさい。
そんなことを思いつつ鼻歌交じりに書類に名前を書き込んでいく。
「あ、私血縁者なんていないですから心配しなくていいですよ?スティレット・アールシュピース、と……
はい、書き終わりました。これからよろしくお願いしますね!」
採用が決まったためか、やたらとテンションが高くなっている、その勢いのままビシッと書類を突きつける。
初対面だと歳の割に落ち着きが無さそうな印象を受けることは請け合いだろう。
しかし、書類を突きつけている最中に何かを思い出して眉根を寄せると、おずおずと言い出すのであった。
「あ、ところで血縁への保証はどうでもいいんですけど……怪我した時とか、自己の時とかは労災降ります?」
【書類を提出】
ナッパと相部屋フレイム君
サタンの住む魔城に二人の男が空から入ろうとしている。
「いって〜」
その内の一人は結界に気付かずに、結界に弾かれてしまう。
「ったく、悟空さんは…だから言ったでしょう。結界が張ってあるって…」
悟空と呼ばれた男は苦笑いをしてその場を誤魔化す。
「神器集めをしてる奴らがもう結界を壊してるんだと、オラは思っただ」
「神器を集めれば結界が破れる何ていう、何処かの馬鹿天使が言った嘘を間に受け無いで下さいよ…」
そう神器集めは天使の戯言。だから、界王神は悟空にサタン討伐を依頼したのだ。
「じゃ、早速結界を壊すとすっか」
悟空はもう一人の男に奇跡を起こす道具、ポタラを手渡す。
男は右耳に、悟空は左耳にポタラを付けると、お互いが引き寄せ合い神秘的な光を放つ。
「おっしゃあぁぁぁ!!ファルロット様の誕生だぜぇぇぇ!!!」
融合した男、ファルロットは黄金のオーラを放つスーパーサイヤ人に変身すると、両手に気を溜めていく。
その気は凄まじき漆黒の光を放ち、空間を歪めている。
「うおらぁぁぁぁ!!!暗黒かめはめ波ぁぁぁぁ!!!!」
ファルロットのエネルギー波が空間を歪めながらサタンの結界をぶち破り、城を消滅させる。
「やべぇ…勢いがありすぎた…」
城と共にサタンやその幹部ごと軽く消滅させてしまった。
こうして世界に平和が戻り、戦士達は各々の日常に戻るのであった。
「これで終りじゃぁぁぁ!!」
世界中にオーガスの叫びが響きわたった。
HORUSも何と都合のいい夢を見ているのやら。
338 :
名無しになりきれ:2005/07/06(水) 13:52:09
黒い光ってなんだそれ?
黒光り
チンコのことかー
騎士スレは第一部で終っとけば有終の美ですんだのに…
こんなにグダグダにして…
だから懐古は
だから新参は
古参ぶるならコテ出せよ
二部厨がウザイです
かつての騎士スレはここには無しか…
懐古厨はもういいから
二部厨もいらないから
ここ二部のスレでしょ
自演乙
二部は駄目だ…セクハラにエロだけ…
>333のアルタマウエポンの部分をサタンに脳内変換して終わりかな?
>352
終りでいいよ
だがそうはいかん
くだらねえスレだな
廃スレ利用良いですか?
普通に再開するから
しょんな〜
359 :
名無しになりきれ:2005/07/07(木) 17:14:30
騎士を立ちage
クラウドのちんちんみてベジータのまんまんおっき
糞スレが…
まあ、2部厨の力なんてこんなもんでしょ。
荒らされても続けていたオーガス、カイザー、FALCON達の足元にも及びやしない。
2部厨なんて口だけじゃん。2部を始めから見限ってた人もいたし
二部にも良いところはあるんだよ!!!
うーん、考えたけど無いや
>364
でしょ?キャラは弱いし、避難所や口争いばっかりしてたし
366 :
名無しになりきれ:2005/07/07(木) 21:28:18
もうほっとけよ、このスレ、まじで糞だった。
・・いや、名無しが糞だった。まあ、そういうわけだから放置推奨
367 :
名無しになりきれ:2005/07/07(木) 21:30:22
OK,さよならだ
368 :
名無しになりきれ:2005/07/07(木) 21:31:40
かつての良スレよさらば
ありがとうオーガス!そして氏ね、こんな糞スレを作ったヤム飯と2部厨よ!!
懐古厨自演注意
371 :
名無しになりきれ:2005/07/07(木) 21:39:19
あげろよ
呪われ乙!
>365
二部に参加してたコテを愚弄すんなや。
こうなった責任はほとんど名無しにあるだろ。
そして掛け持ちは氏ね。
>373
お前が名無しだろ。
その通り。俺にも責任はある。
そして掛け持ちは市ね。
とりあえずどっちも死ね
騎士スレ参加者の方に連絡致します。
最悪板にて生存確認兼、今後の進行についての討議を行っております。
まだ最悪板へのレスをされていない方は一度、最悪板へお越し下さい。
二部厨が仕切る騎士スレは騎士スレではない。
現に第一部から参戦していた奴はもうこのスレを見放している
>378
荒らしはカエレ!
二部厨より
二部から来た奴は騎士スレを汚しているだけだ。
第一部復活希望。
>381
無理。一部ノリは派手スレに持っていかれてる。
>382
派手スレにお株を持ってかれたか…
このスレいらないな。ファンタジーはカイザースレがあるし。
いるいらんは俺らが決めることではないがな。
しかし一部厨と呼ばれる人種はカイザースレがあるんだから
流れが変わり始めたときにそっちへ移ろうとは考えなかったんだろうか。
そして二部厨と呼ばれる人種はよりにもよってこの騎士スレで、
なぜああいう流れを作りたかったんだろうか。
>384
カイザースレは前までグダグダの雑談スレだったから…
現在でも雑談スレじゃん
>386
いや、切り替えたらしい
要はファンタジーでTRPG風味が貴重だったわけか。
で、一部厨と二部中で引っ張り合った結果、スレがちぎれちゃったと。
大岡様がいりゃ良かったんだけどな。
かめはめ波を撃つときは体内に有る気を全て振り絞って撃つのがポイントだ。
気功砲にだって負けないぜ。
うるせえよチラシの裏に書いてろよ池沼
これだから二部厨は
神器捜索隊が温泉に入りマッタリとしている時、ある老人がやってくる。
「ふぉふぉふぉ…百年前の事を話してやろう…」
今から百年前に話は戻った。
さぁ、みんなで百年前の世界を冒険だ!!
DB大好きなのは懐古厨じゃん
DBもガンダムもメイドも出て行けば万事解決
395 :
名無しになりきれ:2005/07/09(土) 14:12:42
DBの法則
…∞最強厨→最強厨→最強厨→最強厨→最強厨→最強厨vs勇者
ガンダムの法則
腐女子受けで釣る
メイドの法則
「にゃうっ!」「ほえ〜」「はうっ!」←キモヲタ萌え〜
396 :
393:2005/07/09(土) 14:17:11
ガンダムとメイドがどうしたんだ?
>393
二部厨ウザッ
>394
二部の奴らは出ていけ、カイザー復活希望
この板の三大ネタ勢力「DB」「ガンダム」「メイド」
>398
イングラムの鳥はターンX
エネルが最強
騎士スレじゃなく、フレイムスレだな。
名前を変えろ二部厨ども
これからはフレイムスレだ!
んじゃお前が立て直せ。
フレイムよ今こそ、目立て!!!!
405 :
名無しになりきれ:2005/07/09(土) 16:16:14
フレイムよ、立て!!!!
騎士スレ参加者の方に連絡致します。
最悪板にて生存確認兼、今後の進行についての討議を行っております。
まだ最悪板へのレスをされていない方は一度、最悪板へお越し下さい。
>406
いい加減にageるな、業務連絡とは言えこれ以上ageると俺はお前を荒らしとみなす。
それに荒れている原因はお前にも有ることを知れ。
引っ越し
409 :
名無しになりきれ:2005/07/10(日) 10:14:40
たまにはオーガス
これだから二部厨は…
>410
うざいんだよ…懐古厨
>411
氏ねよ、二部厨。
おまえらのせいでオーガスが消えたんだ、わかってんのか?
やっぱりレミたんがいないと駄目だな。
肥満神カムバック!!
>413
肥満はいらね
話題をめっちゃ変えるけどスレタイ変えるとしたら何にするの?
オーガスの魂よ永久に!!
俺はカイザー、共に打倒魔王の旅へ出よう。(別館)
>415
ランドールよ今こそ立ち上がれ。
419 :
名無しになりきれ:2005/07/10(日) 10:23:26
ぬるぽ
420 :
名無しになりきれ:2005/07/10(日) 10:23:41
ガッ
ベジータとオーガスを一緒に閉じ込めてみた。
意外に和解してた
422 :
名無しになりきれ:2005/07/10(日) 10:26:09
会長降臨キボンヌ
ぼいん。
424 :
名無しになりきれ:2005/07/10(日) 12:46:20
滅びの道へ…
何やかやと騒動はありつつ、オットシュプリゲンの夜は更けていく。
そして翌朝。
硫黄の匂いがひときわ強く漂うヴェズヴィオズの登山口。その空気に獣の臭いが混じる。
双頭の狼が群れを成して山肌を駆け降りて来ている。伝説の魔狼フェンリルの粗悪なコピーだが 通常の獣よりよく効く鼻と
強靭な四肢、爪牙を備えており戦闘力は十分だろう。 背に亜人を乗せているものも数頭見える。指揮官だろうか。
朝靄を裂いて街へと入り込んだ群れは道行く人々を手当たり次第に引き裂きながら、神器捜索隊が憩っている宿を目指して突き進む。
そのまま宿をぐるりと取り囲むと、装身具で身を飾った亜人が腕を振り下ろす。号令に合わせて他の亜人たちが火矢を放った。
たちまち炎上する宿に狼達が飛び込んで行った。
【宿が襲撃を受ける】
>425
襲撃される宿に救世主が…
「ふんっ、雑魚共が…俺達に敵うと思っているのか…」
救世主の名はベジータとクラウド。
彼らはこの宿に閉じ込められていたようである。
二人は双頭の狼を見付けるとすぐさま迎撃の準備に入る。
「はあーーー!!ギャリック砲!!!」
遠くにいる狼達をベジータのギャリック砲で吹き飛ばし、
「ブレイバー!!」
近くにいる狼達をアルテマウェポン装備のクラウドが斬り殺していく。
そして残るはボスの狼のみ。
「ファイナルフラッシュ!!」
「超究武神覇斬!!!」
二人の最強必殺技がボス狼に直撃し、ボス狼は消滅した。
そしてベジータとクラウドは朝のラジオ体操をした。
ベジータ達はちゃんこダイニング若に入った。
>426
朝ごはんの席でベジータはクラウドに話しかけた
「おい、魔界にすごいやつがいるのを知っているか?FALCONっていうんだが、俺とお前の二人でそいつに挑んでみないか?」
>428
「俺のことですか?」
何とベジータ達の前にFALCON親子が現れた。
>429
「貴様ら!先手必勝だ、ギャリック砲ーーーーー!!!!!」
FALCONたちに不意打ちのギャリック砲が直撃した
>425
先程の温泉騒動から時は過ぎ、HORUSはグッスリと眠っている。
ガッシャーンとガラスの割れる音でHORUSは飛び起きると、
「この狼は…フェンリル!?いや…そんなはずは…フェンリルは100年前に父さん達が封印したはず!!」
突然のフェンリルの劣化コピーの襲撃に戸惑うHORUS。その隙を見付け、一匹の狼はHORUSに飛びかかってきた。
「うわっ!!」
狼の牙を紙一重で避け、手に魔力を集中させ…
「シェルウィンド!!」
速射型の風の砲弾を放つ無永唱魔法を放ち、狼を部屋の外まで吹き飛ばす。
「くそ…こんな時に父さんやお爺様がいてくれたら…みんな起きてください!!!」
同室の寝ている仲間達を起こし、不利な戦況を少しでも変えようと、戦闘補助の呪文を唱え始める。
432 :
名無しになりきれ:2005/07/11(月) 18:10:58
そしてHORUSは死んだ
>432
明確な描写無しの決定リール。無効になります。
>431
騎士スレを引退したんじゃなかったのか?
>434
誰もそんなこと言ってないぞ、最悪板を見るとちゃんと生存確認してる。
436 :
名無しになりきれ:2005/07/11(月) 18:53:44
そしてHORUSは死んだ
/⌒~~~⌒\
/ ( ゚ д ゚ )y─┛~~
(_ ノγ U ∩_∩) 大変長らく御愛顧頂きました ┌───────┐
α___J _J このスレッドも (|● ● |
/ ̄ ̄ ̄ ̄\ とうとう終了となりました。 /.| ┌▽▽▽▽┐ |
/ ● ● ( ┤ | | |
|Y Y \誠にありがとうございました。\.└△△△△┘ \
| | | ▼ | | \あ\ |\ \
| \/ _人| ∧∧∩゛ ∧_∧ | \り\ | (_)
| _/)/)/( ゚Д゚)/ (´∀` ) __ n \が\. |
\ / 〔/\〕 U / ∩∩ ( )o/ \ ヽ \と\ |
| | | c(*・_・) | |ヽ(´ー`)ノ_| | | (__丿 |. /\ \う | (-_-)
(__)_) UUUU /∪∪ (___)(_(__) ⊆_ ヽ_┘ └──┘(∩∩)
>425
外からのむっとする様な熱気と、何かを燻す臭いで目を覚ました。
慌てて布団から身体を起こし、枕元の眼鏡を取った。
屋外の喧騒と火の手に気が付くと、チェイニーは荷物の山から魔法剣と散弾銃を手に取り、身構える。
床板を叩く獣の爪の音へ見当を付け、ドアを蹴破ると同時に散弾銃を撃った。
裂傷を思わせる猟犬の口腔を十二番径のスラッグ弾が捉え、黒く濁った血がチェイニーの浴衣に散る。
上顎を吹き飛ばされた猛獣の死体を跨ぎ、捜索隊一行の寝泊りする部屋へ近付くと、
出し抜けに黒い影が部屋から飛び出し、壁に叩きつけられる(>431)。
敵の起き上がるのも待たず、散弾銃を撃ち込むと、
「……無事ですか!?」
刹那、息絶えたかと思われた先の一匹がチェイニーへ飛び掛り、共に捜索隊一行の部屋へ転がり込む。
背負っていた長剣の柄が牙を防ぐも、突然の襲撃に面食らって反撃が遅れたため、猛獣の第二撃を避け切れず銃が弾き飛ばされる。
「首が二つもあるだなんてズルイよな……!」
咄嗟に上体を引き起こし、剣を構える。
【捜索隊一行の部屋にて、フェンリル二匹と対峙】
>425>431>438
ティリスはまだ薄明と呼べるころに目を覚ました。同室の隊員たちを起こさぬよう気を配りながら窓へ歩み寄る。
開け放った窓の外はもやに煙っていて、ヴェズヴィオズの山稜は空との境を定めかねている。
昨日はやや暑いと感じたここの気候だが、流石に早朝ともなれば吹く風は涼やかだ。
その風に乗って飛来するものがあった。周囲のもやを鳶色に染めながら、窓を抜けて深々と床に刺さる。
(火矢!?)
「敵襲だ!!起きろ起きろ起きろ!!」
同室の隊員に声をかけながら火を踏み消した。炎の色が通常と違うのは何らかの薬品か魔法の力で
延焼しやすいように細工がされているせいだろう。ティリスはそう考えた。窓の外を見ると
次々と射掛けられる火矢を掻い潜って、四つ足の影が駆け寄ってくるのが確認できた。速い!
寝台に駆け寄り剣を掴む。ほぼ同時に影が部屋に飛び込んできた。狼だ。
「せぇっ!」
顎の下から剣を突き入れた。剣は脳に達し、確実に命を絶つだろう。――相手が普通の獣ならば。
その狼は双頭だった。気づいたときには剣は深々と埋まり、瞬時に抜くことは不可能になっていた。
魔狼が残った首を巡らせて口を大きく開けた。ティリスはすかさず精霊に命じる。
「"疾る者"!!」
剣にはめられた石が淡い緑の光を放った瞬間、巻き起こった風が狼を持ち上げる。剣が半ばまで抜けた。
残りも一気に引き抜き、残った頭をもう片方と同じように貫く。本当なら天井に叩きつけるぐらいはしたかったのだが、
たった一声呼びかけただけでその程度のことが出来るほどには信頼されていないようだ。
(付き合いもそう短くないのになぁ。まだまだ未熟…か)
違う場所からも交戦しているらしい物音が聞こえた。男性陣の部屋の方だ。火矢はまだ射掛けられている。
(宿の人間を逃がさないと…)
剣帯を締めて剣を吊り、槍を右手に持つ。鎧とマントはザックに投げ込んで肩に掛け、狼達が跳ね回る廊下へ駆け出した。
【フェンリルのコピーを退け部屋を出る】
440 :
名無しになりきれ:2005/07/12(火) 04:27:34
チェイニーとティリスは死んだ
441 :
名無しになりきれ:2005/07/14(木) 20:22:43
生き返った
442 :
名無しになりきれ:2005/07/14(木) 20:25:44
そしてまた死んだ
ティリスだけ生き返った
>431>438>439
火は十分に回った。亜人の指揮官はそう判断し、火矢を射るのを中止させる。
次に抜剣を指示し、部下を鼓舞するために大音声で言い放った。やや濁った発音だが、人間にも聞き取ることは出来る。
「神器は既に我らの゙手にある゙!この上捜索隊を討ぢ取ったとなれ゙ば褒賞は思いのままだ!
行げ!仕損じる゙こどは許さぬぞ!ギャッギャッギャッギャ!!」
錆びた刃同士を擦り合わせるような笑い声で締めくくると、自身も剣を抜き、宿へ向けて振り下ろした。
亜人たちが喚声を上げながら宿へと進入して行く。狼も周辺に残っていた数匹が、亜人を追い越しながら
宿へ殺到していった。彼ら魔狼への褒賞は人の血肉だ。思うさま噛み付き、引き裂き、喰らう。そのためにここにいる。
指揮官は燃え盛る宿を満足げに眺めていた。
【本格的に突入】
>444
>神器は既に我らの゙手にある゙!この上捜索隊を討ぢ取ったとなれ゙ば褒賞は思いのままだ!
(あらら…もう神器とられちゃったんだ…)
神器が奪われたことに多少驚くが、呪文の永唱は止めない。
>亜人たちが喚声を上げながら宿へと進入して行く。
>狼も周辺に残っていた数匹が、亜人を追い越しながら 宿へ殺到していった。
狼や亜人達が次々と窓を打ち破り宿の中に入っていく。
そして宿に入った狼や亜人達は次々に動きが鈍くなっていく。
「スロウスペース…入ると動きが通常より悪くなる空間を窓の手前に作らせてもらいました…」
動きの鈍った敵から更に距離を取る。
「みなさん!!今の内に攻撃を!!あの効果は二十秒位で切れます!!」
距離を取ったのは前線で戦う者の邪魔にならない様にするため。
HORUSも追撃の準備を怠りはしない。
446 :
名無しになりきれ:2005/07/15(金) 14:25:31
そして全員死んだ
完
狼達と激戦を繰り広げる神器捜索隊。
「敵さんも中々やるな。だが、こちらには切札がある!!」
狼達の切札。それは究極の戦闘兵器、アルテマウェポン([仕様)。
てすと
まだ書けるじゃん
二部厨期待age
私が寝ていると、いつのまにか敵襲が!!
私は戦仕度を終え、すぐさま敵との戦闘に入った。
>445
>みなさん!!今の内に攻撃を!!
少年が魔法を唱えて捜索隊の為に戦っている。それなのに他の奴らは…
「わかったぞ!!!」
私は動きの鈍っている双頭の狼に、騎士剣で二つの首を跳ねた。
私はこのまま敵を撃退できると思っていた。
だが、無理だった。
私が油断していたのだろう、亜人の槍が私の心臓に突き刺さっていた。
私は…もう戦えない…早く寝ている騎士達よ…今こそ…た…立ち上がれ…
NHKスペシャルが予告もなしにロンドンテロ特集になって嫌がりました制裁を食らわせてくれ
>444
宿が襲われた目的は何か。魔王の復活を阻止する、あるいは復活した魔王を倒す可能性を秘めた数々の神器。
その探索の任を帯びたわれわれガストラ国神器捜索隊だ。ならば、宿で働いている人間は
宿から離れればとりあえずの身の安全は確保出来るだろう。ティリスはそう考えた。
「こっちだ、急げぇっ!」
逃げ遅れた数人の従業員を先導して廊下を駆け抜ける。外から割れ金の様な声が聞こえたのはそのときだった。
>「神器は既に我らの゙手にある゙!この上捜索隊を討ぢ取ったとなれ゙ば褒賞は思いのままだ!」
(既に…我らの手に!?そんな…)
思わず足を止めた。こうもあっさりと神器が敵の手に落ちるとは。この上はガストラまで落ち延び、
次の指示を仰ぐしかないだろう。だが、まずは無関係な人間を逃がさなければ。
目の前に狼が躍り出てきた。槍の精霊に命じ、風を吹き付ける。突風でほんの一瞬狼の動きが止まり、
その隙に乗じて槍を繰り出す。片方の頭を正面から貫き、そのまま押し込む。狼の前足が床を離れ、
体がのけぞる。槍を片手で支え、剣を抜いて不自由な体勢ながら胸元へ刃を埋めた。
肩で狼の体を押し、剣と槍を引き抜き、再び宿の外へ向けて走り出した。
453 :
名無しになりきれ:2005/07/18(月) 16:09:39
ブロード ◆OXQVG80XLUがもうすぐ荒らしにくるでしょう
454 :
名無しになりきれ:2005/07/19(火) 19:58:23
454 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2005/07/19(火) 15:26:32
あと()【】の使用はなりきり人として失格
見ててイタすぎる
455 :
名無しになりきれ:2005/07/20(水) 22:58:39
保守
457 :
名無しになりきれ:2005/07/23(土) 13:13:24
すまん、age忘れた
そして時は百年前に遡る。
オーガスとガストラの戦争から二年経ち、人々は平和に暮らしていた。
しかし、そこに邪悪な影が一つ。
「フフフフフ…あと一人、あと一人でサタン様は地上に降臨なされる…」
ここはフレゼリア領内のとある邪教の神殿。
神殿内には様々な魔王や邪神の像が飾ってある。
例えば二年前に遺跡で戦ったフェンリル、北欧の悪神ロキ、暴食を司る魔王ベルゼバブ、FALCONの母親CROWなど。
そして牢には何人もの人が人種を問わず、閉じ込められている。
閉じ込められている者は全員虚ろな目をしている。
どうやら魔法か何かで意識を奪ったらしい。
そして、ここに一人の邪悪なる司祭儀式の準備を行っている。
この者こそサタンを復活させ、地上を闇に包もうとする者、ヴォルフである。
「やはり…最後の生贄は奇跡の力を持つという…フレゼリアの女王がふさわしい…」
場所は変わってフレゼリア城内。
「魔物だー!!!魔物が攻めてきたぞー!!!」
平和だった世の中、魔物が城を襲うということは全く無く。
この予想だに出来ない事態に兵士は混乱し、魔物の進軍を止めることは出来ない。
そして、魔物が女王の間に侵入した時、魔物は一瞬の内に聖なる力で光の彼方に消え去ってしまった。
「とうとうこの私を狙って来ましたか…」
最近、ある特殊な力を持つ人物達が次々と狙われているという事件がフレゼリアの女王の耳にも入っている。
「こんど魔物が来襲した時には、私ですら撃退出来るかどうか…」
そして女王は決意する。
あのガストラ帝国をも壊滅させた、最強の騎士団を持つオーガス国。
そのオーガス国に救援を頼み、女王の守護と誘拐事件の解決をしてもらうのだ。
「私達にもっと力があれば…」
それもそうだろう、兵士達は平和な世の為に修行を怠け、そのせいで魔物の侵入を許したのだから。
そのことを知られるのは国の恥だろう、だが背に腹は変えられないのだ。
【年齢】20歳
【性別】男
【職業(LV)】鶴仙流武術継承者(50)
【魔法・特技】気功に戦闘補助魔法など
【装備・持ち物】魔刀黒爪、不思議な繊維で織られたコート
【身長・体重】170cm、70kg
【容姿の特徴、風貌】黒い髪に黒い瞳、服装は黒いコートの下には黒い武道着を来ている。尻尾は生えていない
【性格】落ち着いている
【趣味】読書と戦闘と食事
【人生のモットー】細く長く
【自分の恋愛観】一人の人を愛し続ける
【一言・その他】二年前にオーガス率いる騎士団に入隊し、戦い続けて暗殺爆撃部隊の隊長に就任。
サイヤ人と魔族(堕天使)のハーフでスーパーサイヤ人2までなれる。
また、それとは別に銀髪で赤目の堕天使姿になれる。
この姿のことを本人はスーパーサイヤ人堕天使と呼んでいるが、スーパーサイヤ人とは全く別の系統の変身である。
近頃の目標はかつて自分が手にした力、スーパーサイヤ人4を越える力を手に入れようと修行に励んでいる。
因みに結婚を一年前にしたが、妻は魔界にいて、FALCONは単身赴任という形で此方に滞在している。
魔刀黒爪はFALCONが自分の為だけに親に作って貰った短刀で、FALCONと共に何処までも強くなるらしい。
復活+参加希望です。
さっそく何処までも強くなるのか…
>461
サイヤ人ですから
今まで見たいに楽しくできればいいと思う
【年齢】外見年齢16、実年齢不明
【名前】ミスト・エイジス
【性別】女
【職業】魔導具、魔法薬精製職人
【魔法・特技】魔導具を使用した特殊戦闘技能及び戦闘時に使うには非実戦的な魔術
【装備・持ち物】虚無の衣、漆黒の帽子、銀龍の杖、緑石の指輪、聖龍の指輪、天馬の靴、他
【身長・体重】163cm50.4kg
【容姿の特徴、風貌】見た目は明らかにエルフ系。薄い緑の髪が腰の辺りに来る位に長く、
胸は巨乳以上爆乳以下。目の色も緑。肌は綺麗な白。
服装は漆黒の衣装に包まれた典型的な魔術師だが耳が尖っている。
【性格】強がりできまぐれ
【趣味】魔法薬を混ぜた料理
【人生のモットー】自分の生き方は自分で決める。
【自分の恋愛観】今の所は興味なし。
【一言・その他】今まで様々な魔導具を生み出し、白影という通り名を持つ職人として知られている少女。
その持ち物も伝説級に匹敵する魔導具が少なくなく、その能力も非常に高い上、
一部は使用すれば使用するほど強力になるという特性を持つ。
本人自体の戦闘能力はそこまで凄まじくもないのだが、魔導具の使い方は極めており
総合的には相当な物となっている。最終目標は不死不老の薬の開発のようだ。
参加希望です。
姫が魔物に利用されてはなりませんね。
そうなる前に私がさらって行きましょう。
失礼しました、私は隣国のフリージャ王子。
>465は私です。よくフリーザと間違えられるんですよ。
まあそれぐらいの力は軽くありますけどね。
姫を守るために我が国へお連れしますよ。
…ククク。フリージャめ、なかなか粋な事をしてくれる…フハハハハハハハハハ!
>467
フレゼリアの、とある高級料亭の一席。
魔導師姿のエルフらしき少女が食事をとっているようだ。
「美味しいわね。…有名なお店だけあって。」
食事自体のペースは異常に早めなのだが、行儀が悪いわけではない。
机にはお皿は十枚ほど積まれている。はっきり言って食べ過ぎな気がするが食事のペースは衰えていない。
そこに下品で馬鹿みたいに声が大きい高笑いが聞こえてきた。
声が癇に障ったので口のなかのものを飲み込んでから口を挟む。
「そこの!煩いわよ!」
そして食事を続行し始めたようだ。
>459
フレゼリア城、城門前…。
番兵の目の前に突如白い影が降って来た。甲冑とマントに身を固めた女騎士だ。
番兵はあわてて斧槍を構え、誰何する。突きつけられた穂先を気にする様子もなく、騎士は言った。
「オーガス国の騎士、セシリア・ミディアリオ。先触れとして遣わされました。女王陛下にお目通り願いたい」
番兵はあわてて通用門の中へ引っ込み、少したって代わりに甲冑姿の騎士が歩み出てきた。
その騎士に案内され、玉座の間へ入る。きざはしの下まで進み出て、片ひざを床に付いた。
「ご無礼は平にご容赦を。このたび、フレゼリアよりの救援の要請を受け、
われらが主オーガス様はまず伝令として私を遣わされました。二年前の戦いの後騎士団にとどまらなかった者も多く、
一時にまとまった人数を送るのが困難ではありますが、布令はあまねく国中に行き届いております。
私以外の騎士達もすぐにこの城へと集うことでありましょう」
女王の顔が少しだけ明るくなったように見える。
「女王陛下におかれましては、何卒お心を安んじられますよう」
最後に一礼をして、女王の前を辞する。
城の中庭に近い一角がオーガス国騎士団の仮の宿として定められているようだ。
並んだ部屋の一つに通されたセシリアは旅装を解き、まずは聞き込みでもしようと
案内してくれた騎士を捕まえていろいろと尋ねた。
【名前】セシリア・ミディアリオ
【年齢】21
【性別】女
【職業】騎士
【魔法・特技】槍術、剣術、精霊使役
【装備・持ち物】スピア、ショートソード、バングル、鎧、マント
【身長・体重】173cm 50kg
【容姿の特徴、風貌】腰までの漆黒の髪 瞳も同色 肌と装備は白 若干垂れ目 全体的に細い
【性格】(クソ)真面目
【趣味】読書、楽器の演奏
【人生のモットー】幸運の女神には前髪だけしかない
【自分の恋愛観】ともに自分を高めてゆける人を伴侶にしたい
【一言・その他】二年前の戦いでは従卒ながらそれなりの戦功を残し(史実に語られるほどではないが)騎士として取り立てられた。
装備はすべて魔石がはめ込まれた先祖伝来の品で、槍、マントは風、鎧は水、剣には炎の精霊が封じてある。
契約により血族のものにしか扱えないが精霊の加護で決して折れたり破れることはない。
末娘だが、兄弟の誰よりも武勇に優れ、騎士の家系には珍しい女の身での後継者となった。
いまだ精霊の力を御し切れていないが、それでも戦闘能力は高い。
>469
城の中庭から空を見上げるとプテラノドンに似た、しかし小型の生物が10匹ほど歩行している。
そのうちの一体が突然破壊的な光線をセシリアめがけて撃ちこんで来た。
フレゼリア領内の高級料亭にて…
ここに二人の男がいる。
「おっ、お願いだー!!!もう、止めてくれー!!!」
一人の男が泣き叫びながら、もう一人の食事をしている男に懇願している。
「うるせえぇ!!!!邪魔するな!!!!」
食事をしている男は泣き叫んでいる男を殴りつけた。
泣き叫んでいた男は壁に勢いよく激突し、高級料亭の壁に大穴を空けた。
「ちくしょおぉ…金ねえよ…」
泣き叫んでいた男の名はFALCON。二年前にガストラとの戦争で活躍した男である。
因みに一心不乱に食事をしている男はFALCONの父である。
「(こうなったら…食い逃げしかない…)だが…父さんに気付かれないでどうやって逃げるかが問題だ…」
FALCONがどうやって逃走をするか考えていると、
「全部まる聞こえなんだよねぇ〜FALCON君。決して、逃しはせんぞぉ!!!」
FALCONの頭を掴み、>467のセリュに向かって投げ飛ばした。
投げ飛ばされたFALCONは無言で立ち上がると、金色の戦士スーパーサイヤ人に変身する。
「俺は怒ったぜぇ…糞親父ぃぃ!!!!」
荒ぶる黄金の気を噴出させて、自分の父親に飛び掛って行く。
「上等だぁ!!馬鹿息子がぁ!!!!」
父親の方も負けじと、青い髪のスーパーサイヤ人に変身し、飛び掛って来たFALCONの頭を掴み、高級料亭の外に投げ飛ばし、FALCONを追う。
「親なんだから…俺に金を払わせるなぁ!!!!」
怒りが頂点に達しているFALCONは、無数の気弾を父親目掛けて放つ。
「金がねえから仕事してるてめえが払え!!!!」
父親の方も放たれた気弾を次々に弾き返していく。
どちらも全く互角の戦いを行っている。
「はぁたぁらぁけぇぇ!!!」
だが、FALCONの雄叫びと共に放った気功砲が父親に直撃し、今回はFALCONが勝利を手にした。
気絶している父親を召還の応用で魔界に送り返すと、先程の高級料亭に戻る。
よく見れば、先程は綺麗だった高級料亭はボロボロになっている。
恐らく、先程の戦いの巻き添えを喰らったのだろう。
だが、FALCONもサイヤ人の端くれ。
そんなことはお構いなしに、食事をするのであった。
>471
>「おっ、お願いだー!!!もう、止めてくれー!!!」
また騒ぎ声がする。その方向を見て先ほど同様叫ぶ。
「あんたたちも煩いのよ!」
言い終わると黙々と食べ始めるも、途中で騒ぎ声が大きくなって来る…のみならず、
乱闘まで始めた。
「全く…。」
真っ黒な手袋を嵌めて食事を続行する。途中、店に気弾が向かって来る。
そのうち1個が彼女に直行してこようとした。
「…食事の邪魔をしないでよ!」
片手をその気弾に、もう片方を元、店の入り口に向けて魔力を込める。
気弾が片方の手袋に吸い込まれ、もう片方の手袋からまったく同じ勢いで飛び出していった。
その後、彼女のテーブルに木の破片が落ちてきた。
「全く………聖龍、障壁。」
落ちてきた破片が空中の一点で跳ね返り、バウンドしてその高さで落ち着いた。
何かのバリアだろうか?同様の事が何度かあったのだが、同じくその障壁によって防いだ。
暫くして戦闘が終わる。店はボロボロだが彼女の食事は無傷である。
「なんなのよ、全く…」
悪態をつきつつもまた黙々と食事を食べ始めた。
>470
中庭で騎士に話を聞いていると、頭上で羽音がした。見上げると何かが上空を旋回している。
以前セシリアが本で見た翼竜に似ているが、ずいぶんと小型だ。10羽ほどいるうちの1羽が高度を下げ、光線を放つ。
セシリアは騎士を突き飛ばし、後ろに跳ぶ。続いてほかの翼竜も光線を放つが、空に舞い上がりそれをかわした。
そのまま槍を構え風を起こす。半分ほどがつむじ風に巻き込まれ、大きく姿勢を崩した。そこに今度はセシリア自身が突っ込む。
姿勢を立て直すのに必死な翼竜を立て続けに槍で貫き、近くの尖塔の裏へ身を隠す。
「やれやれ、相手が何者か知らないけど、ずいぶん耳聡いことね…」
さて残った半数はどう出るだろうか。使い魔の類だとして、使役しているもののところへ逃げ帰ってくれれば
いろいろと手間が省けそうなのだが。セシリアはそう考えた。
>473
様子を見ていると、5体が白い光に包まれ、城の近くの区画に吸い込まれていく。
残りの5体は放置プレイのようだ。
475 :
名無しになりきれ:2005/07/25(月) 16:08:43
ごめんね
ヤムが参加したら騎士スレとオカ板のあれぶっ潰してやるからね^^
この夏最高にHOTな騎士スレは滅ぶ
参戦希望です。
【名前】ジャック・エヴァンス「大佐」
【年齢】不詳(容姿は十代前半)
【性別】男
【職業】オーガス国所属・職業軍人
【魔法・特技】銃剣術 錬金術 魔法兵器に関する技術等
【装備・持ち物】魔法銃(ベースはスプリングフィールドM1863マスケットライフル)
銃剣 武装各種 軍用コート(魔導式熱光学迷彩) 錬金術に使用する薬品
アタッチメント式義手 工具
【身長・体重】160cm 45s
【容姿の特徴、風貌】ショートの黒髪 瞳は青 人相悪め、色白
紫色の軍用コート 左腕は義手
【性格】凶暴だが割と二重人格 ロリコン ウォーモンガー
【趣味】武器コレクション
【人生のモットー】エンジョイ&エキサイティング
【自分の恋愛観】「恋愛」そのものには興味無し
【一言・その他】出身地その他経歴不明。オーガス国周辺の傭兵部隊に居たという噂有り。
戦時中はオーガス国軍として参戦、地方の戦線にて鹵獲装備のデータ収集を目的とした実験部隊を指揮していた。
騎士団とは一線を画した装備・戦術を用いて数々の戦功を挙げつつも、何故かオーガス国軍・騎士団内部ではその名を忌み名とされている。
また、彼本人も騎士団をひどく嫌っている。知る人ぞ知るオーガス軍人。
ボロボロになった高級料亭にティラノサウルスが出現。
客を食いながら暴れている。
>477
食事を取っていると、ティラノが料亭に出現、大暴れをしている。
あまりに煩いので店員を呼びつけて文句を言おうとした。テーブルの皿の枚数はさらに増えている。
しかし店員も逃げてしまっている上ティラノが接近してきた。
彼女も我慢の限界に達したようで、叫ぶ。
「なんなのよこの店は!たしかに食事は美味しいけど
光弾は飛んで来るわ恐竜は放し飼いにしてるわ!
落ち着いて食事もできないでしょう!…これは正当防衛よ!」
箸をテーブルに置くと、宝玉の中に特徴的な八つの首を持つ
龍の紋章を描いた光を持つ杖を持って立ち上がる。
「食事の邪魔をした報いよ!消えなさい!」
その杖ではなく、先ほど障壁を作っていた指輪から直径1cm程ながら、
その威力だけは恐ろしく高いレーザー砲が発せられ、ティラノの胴めがけて恐るべき速度で向かっていく。
>477-478
さっきから黙々と食事をとっているFALCON。
どうやら覚悟を決めたようだ。
(問題はタイミングだ…どうやったら誰にもばれずに…)
FALCONが考えていると、突然ティラノサウルスが高級料亭に乱入してくる。
ティラノサウルスは他の客を襲い、辺りは混乱に陥る。それを喜ぶ男がここに一人。勿論FALCONである。
「うおっしゃあぁぁ!!!!チャンス到来!!!行くぜ!!!必殺!!!どどはめ波!!!」
ボロボロの高級料亭に止めの一発と言わんばかりの、どどはめ波を放ち、高級料亭の壁を完全に大破させる。
「ごちそうさまでした。ありがとう!!ティラノサウルスよ!!」
レーザーを喰らってるティラノサウルスに感謝し、FALCONは高級料亭から逃走した。
「さてっ…仕事に向かうか!!」
空を自由自在に舞う技、舞空術。その技を使い、フレゼリアの王宮に向かう。
城門で番兵に呼び止められたが、自分がオーガス国から来たことを話すと、簡単に中に入れてくれた。
そして、玉座の間に着くと、
「俺の名はFALCON。任務として、女王陛下の警護に来ました!!」
フレゼリアの女王に挨拶をする。
無礼な挨拶の為、周りの警護の騎士達からは白い目で見られている。
>479
レーザーとその余波でティラノの腹部に大穴を明けてティラノを撃退した所で
どどはめ波で高級料亭の壁が吹き飛ぶ。
犯人の男は逃走したが余り気にせずに食事をしているようだ。
食事を食べ終わって店主にお金を払い、店を出る。そしてその風景を見て溜息をついた。
「話には聞いていたけど、今のこの国、随分治安が悪いわね…。」
彼女は、城に向かっていった。数日前にこの城近くをとおりがかった時に
魔物の襲撃に巻き込まれ、そこそこの数を撃退した事から協力を要請され、
報酬なども悪くなかった為受諾。今日まではオーガスの騎士団の精鋭たちに当てられた、
かなり好待遇な部屋の隣の、同等の部屋を拠点にフレゼリアの名店を回っていたのだ。
>473
そして中庭を通っていた時に上の様子を見る。
「これは…何の騒ぎなの?」
尖塔の裏に身を隠している女性に問い掛ける。
>479
いつももの如く、謎の力でFALCONは異次元空間に吸い込まれていった。
>481
「二年ぶりに…うわあぁぁぁ…」
久しぶりに異次元空間に吸い込まれていったFALCON。
今回到着した場所は…記念すべき、初めて飛ばされた場所、次元の狭間だ。
「懐かしいなぁ…ここでよく戦ったっけ…ネクロフォビアにエクスデス。あいつらは今頃どうしてるのかなぁ…」
戦ったのは覚えているが、殺したことは忘れているらしい。
しかし…
「ふぁっふぁっふぁっ…あの時の猿がまたやって来おったわ…」
突然のエクスデス登場。どうやら、ガストラ帝に生き返らされたらしい。
「この二年…我は貴様に復讐することだけを夢見ていた…今が復讐を果たす時!!!行けぃ!!オメガよ!!!」
エクスデスの後ろから、古代の最終兵器、オメガ登場。
オメガは一直線にFALCON目掛けて、波動砲を放つ。
「ふんっ…そのガラクタは前に戦わせてもらった…弱点は知っている!!!」
波動砲を避け、突進してくるオメガの四本ある内の二本を掴むと、「うおるあぁぁ!!!」と叫びながら、オメガを上空に投げ飛ばし、追撃のためFALCONも飛び上がる。
「これが…オメガの弱点だぁぁ!!!」
空中でオメガの上に行くと、踵落としをオメガに炸裂させる。
オメガは地面に叩きつけられ、スクラップと化した。
「オメガは精密機械…それ故に衝撃に弱い」
FALCONが自慢げに弱点を語っていると、
「何故…何故、その弱点を発見したのだ!!!」
エクスデスが疑問を問掛けてきた。
「前に遺跡で戦った時、カイザーがオメガの膝間接に短剣を入れて、オメガは派手に転んで壊れちまった…今じゃ、オメガの倒し方なんて俺の国の騎士なら皆知っていることだ…」
エクスデスはその事実を知り、ショックを受けて、悔しさの余りに涙まで流してしまう。
何故ならエクスデスは復讐の為、オメガを捕まえるのに苦労したのだ。
「もっと、貴様自身が腕を上げて出直してこい…」
FALCONはエクスデスに捨てゼリフを残し、フレゼリアの王宮に戻って行く。
余談だが、次元の狭間を出たエクスデスは、自分自身を研きあげて、何処ぞの世界で由緒ある科学賞を取り、人々の為に晩年まで自分自身が蓄えた知識を使ったという話だ。
>474>479>480
残りの翼竜たちが光に包まれ、城から程遠くない街の区画へ吸い込まれていく。
後を追おうと飛び出しかけたところで、下から声をかけられた。
>「これは…何の騒ぎなの?」
女性がこちらを見上げていた。漆黒の衣と帽子、手には杖。これで魔道士でなかったとしたら道化士あたりか。
顔が真珠のように艶やかに見えるのは服が黒いせいばかりではないだろう。
「襲撃です…が、逃げられましたな」
尖塔の脇から中庭へ飛び降りる。着地寸前に風を起こしてふわりと地に足を着いた。
「オーガス国の騎士、セシリアと申します。あなたは宮廷魔道士殿か?」
セシリアは女性に自分の素性を教え、素性を尋ねた。
ところで「消えた」だの「いなくなった」だのという声で城内が騒がしい気がするのは気のせいだろうか。
>483
>「襲撃です…が、逃げられましたな」
>尖塔の脇から中庭へ飛び降りる。着地寸前に風を起こしてふわりと地に足を着いた。
それを聞いて、溜息をつく。敵襲が多すぎるからだ。
「こっちも?…料亭でもなかなかの気弾をばら撒く男や恐竜が出たのよ。恐竜の方は私が消しといたけど。」
そう言った後、相手の言葉が聞こえて来る。
>「オーガス国の騎士、セシリアと申します。あなたは宮廷魔道士殿か?」
噂に聞いていたオーガスの騎士との事だ。実力もなかなかなのだろう。自分も返答をする。
「いえ、…白影…ミスト・エイジスよ。ここにいる目的は…多分同じね。」
彼女自身のみならず、所持品や衣服からも並外れた、彼女が秘めているのと同質の
魔力を感じられる。その他のことも含めて考えても偽者という事はないだろう。
(…装備は手袋と残りの指輪以外は何時もつけてるし、
逃げた敵の捜索を手伝わされても問題はないわね)
彼女は緑の指輪を眺め、視線を戻す。
「…あなたはこれから、どうするつもりなの?」
>474
城下町の中心に聳え立つ時計塔。その屋根に、一人の少年が腰を下ろしている。
鮮やかなライラック色に染め抜かれた、裾の膝まである長い軍用コートに身を包み、これまた体格に少々不釣合いな長さのマスケット銃を背負った少年。
艶のある黒髪には左右のこめかみ辺りにそれぞれ一本ずつ灰色のメッシュが入っており、時折その毛先を指で弄りながら、少年は右手に携えた遠眼鏡で城の方角を眺めている。
小綺麗に整った上品な顔立ちだが、目がやたらに大きく、肌が不健康に青白い。
不意に、城から五つの光球が飛び出し、街のとある区画へ消えて行った。
それを見た少年は唇の片端を微かに上げ、片眉をひそめると、独り言を呟く。
「召喚術式を解除した……」
望遠鏡を懐に仕舞うと、座ったままで上体をゆっくりと倒し、唐突に屋根から飛び降りる。
叩きつける風にコートをひるがえし、そのまま垂直に落下すると、地上の広場へ着地した。
ごつい編み上げのブーツを履いた両足が石畳を粉砕し、激しい物音に数人の通行人が振り返るも、少年は何事も無かったかの様にその場を立ち去った。
例の召喚術が行われた区画は、広場からもそう遠くはない。
「騎士団の猪武者どもも、もう着いてるだろうな……」
先と同じ奇妙な笑みを浮かべたまま、彼は街中の喧騒に紛れていく。
>484
>「いえ、…白影…ミスト・エイジスよ。ここにいる目的は…多分同じね。」
ミスト・エイジス。魔導具師として名の通った人物だ。まだ少女と呼んでもそれほど違和感がないような容貌だが、
エルフである彼女の見た目など年齢を探るのに役立ちはしない。ミストは続けてセシリアに問う。
>「…あなたはこれから、どうするつもりなの?」
「逃げた翼竜を追うつもりです。使役している人物がいるのであれば締め上げて何かしら聞き出すことも出来ましょう」
消えていった区画は大体見当がついている。その周辺を調べていれば再度の襲撃もあるかもしれない。
それを退ければより正確な位置も知れるだろう。あの程度の敵に後れを取るような者は騎士団にはいない。
「私はこれにて。…もし、ご予定がなければミスト殿もご一緒にいかが?」
高名な魔導具師の戦いぶりというものを間近で見ておきたい。それに、翼竜たちは恐らく召喚されたもの。
であればミストが魔力をたどっていける可能性もある。セシリアはそう考え、茶でも飲みに行くかのような口振りでミストを誘った。
>486
>「逃げた翼竜を追うつもりです。使役している人物がいるのであれば締め上げて何かしら聞き出すことも出来ましょう」
想像どおりの返事だ。まぁ、当然だろう。それも仕事のうちのはずだ。
>「私はこれにて。…もし、ご予定がなければミスト殿もご一緒にいかが?」
彼女、はっきり言って予定はない。かなり暇な状態だ。
ならば手伝うのもいいだろう。そう思い、言った。
「そうね…。そうさせてもらおうかしら?」
彼女はその靴の力で少し浮遊した。そして省エネの為か杖に腰掛け、聞く。
「城壁を飛び越えるのは…問題ないわよね?」
するとFALCONの目の前に光り輝く大剣が現れる。
「あ?サイヤ人の猿野郎の息子かよ。また俺をこき使おうって魂胆か?」
恐ろしいほどの魔力を感じる・・・
「俺様が魔剣コールドライトと知ってノコノコやって来たってのか?あ?」
威圧的な魔力はFALCONを刺し貫かんとするような殺気となって容赦なく襲い掛かる。
「俺が欲しけりゃ戦って勝つんだな!」
そう言うと魔剣コールドライトは巨大な獣、魔狼フェンリルに姿を変え襲い掛かる!
参戦を希望するぞ
【年齢】33
【名前】ガルーダ・バクオーン
【性別】男
【職業】重戦士
【魔法・特技】身の丈よりもでかい大型武器を使った一撃必殺の戦法
【装備・持ち物】グランドアクス(3,5m)、フルヘルム、スーツアーマー、予備にグレートソード(3m)、魔法の徳利
【身長・体重】235cm、523kg(装備重量250kg込み)
【容姿の特徴・風貌】筋骨隆々で恐持ての大男。
目も髪も赤、肌は赤銅色と形容した方がいいだろう。
【性格】豪放磊落
【趣味】食べる、飲む、寝る、戦う
【人生のモットー】俺は死ぬまで戦う
【自分の恋愛感】本当にいい女は媚を売ったりはしない
【備考】並の人間なら身動き取れなくなるほどの重装備で日がな一日過ごせる化け物。
普段から酒を常飲しているにも拘らず酔っ払わないと言う抵抗力の高さも見せる。
元ガストラの重騎士で、前の戦いの直前に国を出て傭兵になる事を決め今に至る。
超大な体格から繰り出される一撃は真の巨人すら打ち倒すとすら言われ、
実際震度3ぐらいの地震もどきを起こした事もあるほど。
魔法で強化された防具に身を包み、同じく強化された武器で敵を仕留める。
腰から下げる徳利は魔法の品で、『無限に酒が出てくる』と言うもの。
出てくる酒は『今までにガルが飲んだ事がある酒』、原理は不明。
総重量が凄まじい事になっているのには理由がある。
セシリアは謎の力で、異次元空間に吸い込まれていった。
ついでに霧も一緒に行っとけてことでミスともね
しかしミスト、セシリアは女王の干渉によりそれを認識する間もなく一瞬にして戻ってきた。
だが次の瞬間召還されたランドールが現れる。
しかしそれは、ガストラ帝国が旧大戦時に活躍した有能な騎士の遺伝子を採取し作り上げたクローン軍団であった!
ようこそおいでくださいました
薄い幕の向こうから長身の影がゆれる
室内の騎士達が一斉に礼を尽くすところを見るとその影の主こそ女王なのだろう
頭に直接響く声がさらに続く
それは切迫した状況、相手の目的、そして助けを請う旨を的確に伝えていた。
踏んでください!!
蝋をかけて甚振ってくだしぃ!!
鞭でしばいて!!
498 :
名無しになりきれ:2005/07/26(火) 15:26:12
このブタめ!
>487>491-493>496
>「城壁を飛び越えるのは…問題ないわよね?」
「無論です。それでは、参りましょう」
ミストの問いに答えたセシリアが改めて飛び立とうとした瞬間。
「…?」
周囲の光景が一瞬だけぶれた。辺りを見渡すが、変化はない。
なんとなく感じた違和感に首をひねっていると、頭の中に直接声が響いてきた。
玉座の間へ集うよう呼びかけている。先ほどの謁見では聞くことはかなわなかったが、
これが女王の声だろうか。恐らくミストにも聞こえているはずだ。
「…追撃は中止ですな。行きましょう」
マントをばさりと翻して、城内へ戻った。
>488>494->495
突然目の前に現れる大剣。これだけならまだ普通だが、膨大な魔力を剣から感じる。そして何より、いか臭い。
その余りのいか臭さに玉座の間の兵士達は皆、鼻を摘んでいる。中には失神している者もいるようだ。
「や…ヤバイ…吐気がしてきた…」
いか臭い剣はフェンリルに変身するが、その臭いは全く取れていない。
「誰か…助けてくれえぇ!!!」
FALCONの助けを求める声に反応する者達がいた。
クローンランドール軍団である。
彼らは偽フェンリルを担ぎ上げ、笑いながら王宮を去って行く。
「……クローン戦争の始まりじゃぁ…」
近くにいた緑色の小柄な老人がそう呟いていた。
>496
「これはテレパシーか…」
フレゼリアの女王は不思議な力を使うと聞く。恐らくテレパシーも女王の不思議な力の内の一つなのであろう。
女王のテレパシーによる会話は続いていく。
内容は現在の状況など、オーガス国にいる時に聞いた情報を詳細に説明している。
テレパシーによる会話が終わると、女王のいる玉座に歩み寄る。
「女王様、その薄い幕をどけて顔を見せてくれませんか?警護する側としては顔が見えた方が好都合なんで…」
FALCONの無礼な振る舞いに一部の騎士が激怒するが、警護する側としては警護対象の顔を知る必要があるのだ。
謁見の間に集まった者たちにテレパシーでことの概要を伝える。
>「女王様、その薄い幕をどけて顔を見せてくれませんか?警護する側としては顔が見えた方が好都合なんで…」
無骨なFALCONの言葉に場内がざわつき、中には激怒する騎士もいたほどだ。
【無礼な!助けを請うた身とはいえ女王たる・・・】
それに伴い激昂した声が一同の頭の中に響くが、途中で掻き消えるように台詞が遮られ、玉座を包む膜に映る影が大きくその輪郭を崩す。
【ヴェスタ様、いけません・・・!】
「黙りやれ。わらわは女王としてこれ以上の非礼はできぬ!」
頭に響く悲痛な声を耳から聞こえる声が振り払う。
玉座を包む膜は力を失ったように床に落ち、そこから姿を顕したのは長身の女と10歳くらいの少女であった。
「助けを請うておいて数々の非礼、許してたもれ。これも国威維持のためぢゃったのじゃ。
わらわがフレゼリアの女王、ヴェスタ・レイ・フレゼリア。テレパシーなどではなく、わらわが直接そなたらに話しをしたい。」
そう宣言したのは少女の方であった。
フレゼリアの重臣達や騎士達はヴェスタの突然の行動にうろたえるが、それを一瞥して落ち着かせ言葉を続ける。
「事の発端はわが国の三人の大神官がサタンを復活させ、その力を軍事利用する計画を打ち立てたことに始まる。
勿論そのような計画は認めるはずもないが、大神官たちは諦めなかった。わが国の北の果てに大神殿を立て、儀式を開始したのぢゃ。
そのような悪逆な振る舞い、即座に我が父ロードレック・エル・フレゼリアが精鋭騎士団と共に討伐に向かった。
敵は異界のものどもを召喚しており、その戦いは凄惨を極めたと聞く。ぢゃが、我が父は勝利し、三人の代神官を討ち取り凱旋を果たした。
・・・凱旋の夜・・・・おぞましい事が起こった・・・
我が父の身体には三人の大神官の首が取り付き・・・そう、人面疽というものぢゃ・・・その身体を乗っ取り、わらわを百人目の生贄にしようとした。
討伐の戦い、そして身体を乗っ取られた父からわらわを守るため、わが国の優秀な騎士達の殆どは死んでしまった・・・
それほどまでに三人の大神官の魔力と我が父の力は凄まじかったのぢゃ・・
そのとき母上はわらわを庇い・・・そして最後の力を振るい、この城に結界を敷いたのぢゃ。
次の新月までは結界の効果があり、強力な魔物はこの城に入っては来れん。ぢゃが、それの効果が切れたとき・・・そなたらが先程見た程度の敵の比ではない魔物が襲い来るぢゃろう。
そうなればもはや我らには防ぐ手立てはない。
そなたらの助力があろうと何時までも守りきれるものではない・・・
ぢゃから・・フレゼリアの女王としてお願い申す。北の大地にある邪神の大神殿を探し出し、かの者達を殲滅してはくれぬか?
今は一人となった三人の大神官、ヴオルフ・テ・オ・カロア・・・きゃつを倒し、サタン復活を阻止してもらいたい。
気をつけなされ、奴らは寄生体。ただ肉体を滅しても我が父の二の舞となるだけぢゃ・・・」
毅然と言葉を並べてきたヴェスタだが、ここまで来て言葉を詰まらせ、表情を崩す。
「そして・・・我が父に・・死の救済を・・・いまや父上は人面疽の苗床ぢゃ・・・意にせぬ外道の法を行わされている父上は・・余りに不憫なのじゃ・・・
これは女王としてではない・・・一人の娘としての・・・頼みぢゃ・・・」
目に涙をためながらぎこちなく笑顔を作り、深々と礼をした。
502 :
名無しになりきれ:2005/07/26(火) 19:59:50
すげー!!
このヤムすげーよ!!!(藁
503 :
名無しになりきれ:2005/07/26(火) 20:05:11
女王って萎えるほどの萌えか?(藁
>488>494->495>496>499
>「無論です。それでは、参りましょう」
「そうね…。」
同じく、城から出ようとした瞬間、召集の為のテレパシーが。
かけられた言葉にむけて、深々と溜息をついてから言った。
>「…追撃は中止ですな。行きましょう」
「それはそうだけど、今一瞬城に中々の魔力をもった魔獣の気配を感じたような…気のせいかしら?」
地面に着地するとその後をついていった。
>500-501
辿り着いて話を聞いていると、家臣と一悶着あった後に
10歳くらいの王女らしき少女が直接話を始めた。
相手はヴオルフ・テ・オ・カロアなどの神官と王との話だ。
深々とされた礼に対して、言葉を返す。
「…数個質問があります。」
言葉を切って、少し時間を置いて。
「まず、100人目の生贄は女王様でなくてはならないのですか?王家の血が必要という事であれば
ロードレック先代王の血で代用される恐れがあります。」
また言葉を切る。そして続ける。
「そしてもう一つ。仮に姫君を使わずにサタンの復活が可能だったと仮定します。
復活の場合はそのままサタン討伐に移行しても問題ないのでしょうか?」
>504
「尤もな質問じゃな・・・我が国も文献によるとサタン復活の為には規定の人数で規定の【力】を捧げねばならぬそうぢゃ。
生贄に王家の血は関係せぬ・・・ただそれだけの力があればよいということぢゃ。
我が父も比類なき【力】の持ち主ぢゃが、王家の力は代々第一女子に引き継がれ、そのしょ・・・しょ・・・」
ミストの質問に表情を戻し、応えるが途中で言葉が詰まってしまう。
代わりに口を開いたのがヴェスタの脇に控えていた女魔法使いであった。
「王家の【力】は代々第一女子、すなわち現在はヴェスタ様に宿っておいでです。そしてその【力】は処女性と共に保たれるのです。
内に秘めたる【力】は先代の王、ロードレック様とて及びませぬ。」
「う、うむ、そういうことぢゃ。
わらわでなくとも、わらわと同等な【力】を持つものはおるやも知れぬ。しかし、乗っ取られた我が父の娘を思う気持ちが・・・影響を与えておるのであろう・・・わらわを百人目の生贄とすることに執着しておる・・・
ぢゃがこれはよきことなのぢゃ。狙いがわらわである以上、徒に無辜の【力】あるものへと矛先は行かぬ・・・そして守ることも、復活を予測することもできよう・・・
じゃが・・・じゃが・・・万が一、わらわ以外を生贄に用いてサタンの復活がなされた時は・・・絶望的な戦いになるであろうが・・・・すまぬ・・・」
勿論自分が生贄になる可能性もある。だが、それを阻止する為に集まっている者達の前でその可能性を口にする事はできなかった。
女王の言葉を聞いて、色々と判断できる事もあった…が、
それゆえに個人的に女王の見解が甘すぎると思う事もあった。続けて口を開く。
「血に関係なくそれだけの力があればいいという事なら…逆に厄介です。
話を聞く限りその大神官はフレゼリア王家を怨んでいる可能性は少なくありません。
なら、その怨恨が原因で女王を最後の生贄にしたいと考える事も出来ます。
その場合、もし存在するのであれば、彼らが最悪の事態に備えてその同等の力を持つ者を
予備として捕らえている、または捕らえようとしている可能性は考えなくてはなりません。」
言葉を切って女王の言葉を待ち始めた。
>506
「そちの言うこと一々尤もぢゃ。ぢゃからこそ、一刻も早くかの者どもを倒して欲しい。
既に予備として捕らえておるかも知れぬ。捕らえようとしておるかも知れぬ。
しかし、その予備となる者を全て守るのは不可能。
ぢゃが、今はわらわに執着しておるのは先程の尖兵どもを見ればわかる。
それに・・・わらわには感じるのぢゃ・・・父上の肉体を通してきゃつがわらわを狙っておるのが・・・」
憂いと共に目を伏せそう締めくくった。
>507
「そうですね。いずれにせよ早急な解決が望ましいですし。」
(それにしてもなれない口調はめんどうね。)
その様子を見て、言った。そして周囲を見回す。
周囲の騎士達の対応を見るつもりなのだろう。
>496
丁度城門近くで念話を聞きつけた少年は、その場でくるりと踵を返し、城に入る。
狩りの予定のお預けになった事は気に食わない。が、直接に女王陛下との謁見を許される機会でもある。
状況把握はどの道必要だ。オーガス国騎士が、自分以上に外交向きでなかった場合も考えて。
そして、先程から感じ取っていた、城内からの異界の気配に興味を覚えてもいる。
城下町全体の空間位相が不安定なのは、先の召喚術に加えて「彼」の存在も大きく影響している事だろう。
「ヤツと、その他に、どでかい魔力を持ち込んでるのが二、三人……。
中々どうして、随分な騒ぎになりそうじゃないか。魔力暴走が怖いね、つくづく……」
彼を呼び止めようとする番兵たちには目もくれず、靴音も高らかに玉座の間へと直行する。
>507
紫色のコートの少年と、斧槍の矛先を少年に向けた衛兵十数人が、玉座の間に現れる。
城内を歩き続ける内、衛兵たちは続々と彼の背後に付き従い、その隙を窺っていたらしい。
少年が赤絨毯に足を踏み下ろした瞬間、彼らは一斉に武器を構え、少年を取り囲んだ。
「女王陛下! オーガス国陸軍、第○騎兵師団隊長ジャック・エヴァンスであります!
此度は女王陛下直々の御拝謁を与り、光栄に存じております……」
そう言って少年は、恭しく敬礼する。
>501
(子供が女王か…)
話を聞いていると、どうやら邪悪な神官が女王を生贄としてサタンを復活させようとしているらしい。
女王を守る任務をとるか、サタンと全力で戦うことをとるか迷うFALCON。
>504-508
ミストと女王の話を聞いていると、生贄は別に女王では無くても良いらしい。
「ようはさっさと神殿に行って儀式をする暇を与えずに壊滅させれば良いんですよね…」
話を止めて辺りを見回すと、頼りがいの無さそうな騎士達が見える。
「俺達が神殿を探している間はここの警護はどうするんですか?この国の騎士を見ると何かそこらの魔物でも撃退できそうにありませんし…いっそのこと女王様も俺達と一緒に神殿に向かいますか?」
これはフレゼリアの騎士達に対し、明らかな挑発である。
511 :
名無しになりきれ:2005/07/26(火) 22:20:50
ふはははははは
>509>510
自国の騎士に取り囲まれながらもそれを気にする事無く敬礼するエヴァンスに頼もしさと不信感の入り混じった目で見ているとFALCONが挑発的な言葉を吐く。
一瞬かっとなるが幼くとも、つい数日前に両親を無くす事により即位した身といえども一国の王女である。それを表情に出す事はない。
だが、周りの過信たちはそうではなかった。
「黙りやれ。FALCON殿の仰る事は事実であろう。いわれて怒るよりそのふがいなさを恥じよ!」
家臣たちを一喝した後、FALCONに向きかえる。
「そなたの言うこと事実であっても我が国への侮辱は許さぬ。非礼を詫びよ。
わらわは女王としてこの城を空けるわけにはいかぬ。
しかし安心されよ。我が母上が残された結界にわらわの【力】を我が魔術師の術により上乗せし、絶対防御結界を張る。
次の新月まではわらわの身の事は案ぜずとも良い。
しかし・・・あくまで次の新月までの事ぢゃ・・・故にそれまでに・・・頼み申しますぞ」
そういい終わり、手をかざすと最初に玉座を覆っていた幕が宙に上がりその姿を隠した。
「それでは皆様、私と姫はこれから絶対防御結界の為の術を執り行う準備をしますゆえ・・・」
脇に控えていた魔術師が会見の終了を告げ一礼をして膜の中へ消えていった。
場内がざわめく中、エヴァンスに従者の一人が水晶球を持って現れた。
会見の記録を収めた水晶球である。
「この場に来られていないお仲間にもこちらで話しを知ってもらうように、との仰せです・・・」
上品な振る舞いで水晶球を渡して下がっていった。
>509>510>512
玉座の間に現れた少年。兵に武器を突きつけられているが
その少年の力も相当なものに見えた。
>「女王陛下! オーガス国陸軍、第○騎兵師団隊長ジャック・エヴァンスであります!
>此度は女王陛下直々の御拝謁を与り、光栄に存じております……」
(私には、とてもじゃないけどここまでしっかりやる気はおきないわね…。)
その礼儀正しい態度を見て微妙な気分になる。
彼女は、いくら女王とは言え、明らかに若い少女相手に本心から敬意を表する気にはなれず、
少し考えればわかるがノータイムではこのお子様に察する事は出来ないだろうと考え、
言葉で遊ぶつもりで質問を吹っかけて遊んだだけなのだ。
実際、その間にいる中でも賢そうな老人数名は彼女の事を睨んでいる。
>「ようはさっさと神殿に行って儀式をする暇を与えずに壊滅させれば良いんですよね…」
>「俺達が神殿を探している間はここの警護はどうするんですか?
> この国の騎士を見ると何かそこらの魔物でも撃退できそうにありませんし…
いっそのこと女王様も俺達と一緒に神殿に向かいますか?」
隣からストレートな挑発が聞こえてきた。顔を見ると先ほど食堂で見かけた姿。
そこで家臣らがいきり立ってそれを女王が一喝する。
そして話が終わり女王が奥に消えていった。
その後でFALCONに向けて一言言う。
「あの料亭での食べっぷりといい…あなた、かなりやるわね…。」
一見料亭での戦闘の事と思われがちだがそうではない。
ここでの女王への挑発の事を言っているのである。
戦闘についてはここに派遣された時点で皆凄腕と思っているようだ。
兵士がその場に駆け込んで来る
兵士「大変です!大型恐竜が群れが北方より進軍してきます!」
城の北の大平原よりアルケオダイノスの群れがフレゼリア王都めがけて接近してきている
しかし恐竜は絶滅してしまった
しかし復活して再度侵攻を開始した
復活の際に放射能を浴びてゴジラ化して侵攻を続けた
しかし恐竜は百分の一サイズになっていた
そして復讐に燃えるコールドライトが100本に増殖して強烈なイカ臭を発して侵攻を開始した!
その100分の1サイズの恐竜を踏みつけながらオメガ10体が侵攻して来た
侵攻して来た敵勢力は全て次元の狭間に飲み込まれ、次元の狭間から漏れ出してきた
水晶龍の群れが進軍して来た
かのように見えたが次元の狭間は幻であった
全ての侵攻する者たちは更に勢いが増した
が、それらは全てフレゼリアの騎士達が倒してしまったのでもう安心
そして対応の為に外に出てきた騎士達はそのまま北の神殿に向かうことになったのだ
そう。全部夢だったので>513から再開
>512
>そなたの言うこと事実であっても我が国への侮辱は許さぬ。非礼を詫びよ。
「すいませんねぇ、女王様。ちょっと思ったことを言い過ぎましたよ…」
片膝をついてお辞儀をし、女王が幕の中に消えていくのを見守る。
「まぁ、絶対防御結界を張るというのなら、ここのヘタレた騎士でも女王を守り通すことが出来るのかもな」
この場にいる騎士達全員に聞こえるような声で挑発をする。
>513
>あの料亭での食べっぷりといい…あなた、かなりやるわね…。
声を掛けられ振り向くと、先程の女王と会話をしていたエルフがいる。
「俺は思ったことを言っただけだ…ここの騎士達はあれだけ言われてただ怒るだけで、俺に飛び掛る根性も無いようだからな…」
またもやFALCONの挑発。どうやらFALCONはここの騎士達を舐めきっているようだ。
>527
「もう我慢ならん、貴様に決闘を申し込む!」
FALCONに手袋を叩きつけたのは十代後半の若い騎士であった。
平服になぜか壷を腰に下げている。
「城は今から女王様の絶対防御結界に入る。故に北の平原にて戦うぞ」
言い放つと城外へと出て行った。
城外に出ようと歩きだした男は階段で足を踏み外し転がって首の骨を折って死んでしまった
即座にフレゼリアの誇るイッシー11が男をバッタ人間に改造して復活させた
>528
>もう我慢ならん、貴様に決闘を申し込む!
若い騎士の言葉にFALCONは思わず顔が綻んでしまう。
>城は今から女王様の絶対防御結界に入る。故に北の平原にて戦うぞ
「良いだろう…望むところだ…」
城から出ると直ぐに北の平原に着く。
お互いに到着して戦闘開始だ。
「少しは俺を楽しませてくれよ!!行くぜ!!どどん波!!」
若い騎士目掛けて、鶴仙流の技の一つ。指先に気を集積させ細く鋭い矢のような気を発射した。
>531
┼‐ヽ ー|,-┐ ー┼‐, / / )ノ' ',ヾ \ | ┼ | ┼
ノd、. /| ノ C|フ) / | '´ | ノ. | d、 | d、
__ / | } ..... l ::::::; | \ ___
| | | | ∠. | 、 ヽ// /´`!<_,-- .,`Y´,,.:: -_,{|, -, _,、) _) |
・・・・ o__) レ V / _/⌒l/ `', _。)_〈。_/ ヽ`l|__ \ |
__l___ __ /,/´ ヽ (.く _`  ̄ノ,_,ヽ ̄._ /'i | `ヽ、 ) | ┼ |
. d / \ /ヽ.-| | !口 ̄ ̄[] ̄!| |'レ'ノ、 `/ | d、 |
ノ \ \. ! ー| ! /フ_l`ヽ、!. ト' ! / |
_!___ l l __l__ ヾ( ̄ ! | !ニl, -、,-、ノ:! ! .! ! !  ̄ノ ̄〈. | | | ___
ー┼‐ | `! >、 , | ! !ニl_,....' |''! ! | ! .! / ノ ・・・ _)
(_. ノ. 、ノ ( `ヽ、! ヽ、 !ヽ======' ノ | ! .! ,/_//
. __/__ / `ヽ. ヽ、 ノ !/  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄⌒ヽ
/. -- >
/ ー‐ /
ボロボロだが生きている。
どどん波は男の体を貫いた
壺男死亡
やれやれ・・・てんで屑ばかりだなここはよ。
下の屑ども動くなよ。
ハァァァァァァァァァ!!
スーパー操気弾!!!!
スーパーヤムチャの手のひらで凝縮された気の弾丸を勢い良く眼下の雑魚どもに放つ!!
>531
北の平原にたどり着くと即座に戦闘が開始される。
>「少しは俺を楽しませてくれよ!!行くぜ!!どどん波!!」
矢のように補足鋭い気を発さされた時、いつの間にか男の身体は銀色に輝く鎧に包まれていた。
男は壷にメタルスライムを飼っており、戦闘時にはそれを鎧として身体の60%を覆う事が出来る。
どどん波が当たる部分に鎧が動き、鋭く角度をつけた形状に変化した。
男は一歩も動かず、どどん波は鎧に反射するようにそれて上空に消えていった。
「無駄だ。このメタルスライムの鎧の鏡面装甲に光線技は通用せん!
本気を出せFALCON殿!でなければ貴殿が侮辱したフレゼリア騎士団の末席にも加われぬ男に敗北することになるぞ!」
同じくメタルスライムで形成した剣を突きつけて怒鳴りつける。
>527>528>531>535
>「まぁ、絶対防御結界を張るというのなら、ここのヘタレた騎士でも女王を守り通すことが出来るのかもな」
>「俺は思ったことを言っただけだ…ここの騎士達はあれだけ言われてただ怒るだけで、
>俺に飛び掛る根性も無いようだからな…」
また挑発をしているようだ。半分呆れつつ周囲を見回してみる。
(確かに…これで黙っているような腰抜け…あら?意外に骨のあるのもいたようね。)
>「もう我慢ならん、貴様に決闘を申し込む!」
>「城は今から女王様の絶対防御結界に入る。故に北の平原にて戦うぞ」
10代後半の、腰に壺を下げた若い騎士が手袋を叩き付けて決闘を申し込んだ。
そのまま城外に出て行く。挑戦された側も城外に出て行ったようだ。
「私も見に行こうかしら?」
その2人の後について外を出て、窓から中庭に降りる。
そして杖を構えて杖に魔力を集中させる。
「…チェンジ!」
杖が変化し、それぞれ別の色をした、輝く鱗を纏った8つの首と頭を持ち、
かなり大きい胴体や尻尾、翼などは特殊な輝きも持った銀色をした、
全長7m近くの龍が現れ、高い声で鳴く。そしてその背に登る。
「…目的地は北の平原よ。いきなさい!」
その龍が再度高い声で鳴くと城を飛び立った。
平原に到着し、その龍を地面に着地させてその8つある頭のうち一つの上に座る。
そこでちょうど戦いの火蓋が切られたようだ。
>「少しは俺を楽しませてくれよ!!行くぜ!!どどん波!!」
収束された鋭い気が発せられる。
それを銀色に輝く、形状を変化させられる鎧で反射し、上空に飛ばした。
(…彼…装備の性能だけじゃないみたいね。
反射の反動でも微動だにしないって事は。…面白い見世物になりそうね。)
そのまま観戦を続けるつもりのようだ。
>500-501>504-510>512-513>527-528
玉座の間には既に先客がいた。オーガス国騎士団特殊部隊、暗殺爆撃部隊隊長FALCONだ。
なにやら周囲が騒がしい。何か無礼でも働いたのだろうか…。玉座を包んだ天幕が落ち、内側から長身の侍女らしき女性と、
略式ではあるが王冠を被った少女が現れる。この少女が本物の女王のようだ。
女王は事の顛末をとつとつと語り始め、終わるとオーガス国の騎士達に向かい、涙ながらに丁寧な礼をした。
セシリアも頭を垂れてそれに答える。すぐ横にいたミストが女王に矢継ぎ早に問いを投げかけた。
その途中、新たに玉座の間に踏み入ってきた者がいる。少年だ。周囲を囲む衛兵たちを気にする風でもなく、
女王に対し仰々しい挨拶をする。ジャック・エヴァンス、少年はそう名乗った。
(エヴァンス…あの『鬼子』か…)
騎士団の間では忌み嫌われている人物だ。理由は知らないが、確かに何とはなしに嫌な感じを受ける。
礼儀はわきまえているようだが…。そんな事を考えていると、FALCONが礼をわきまえないにも程がある発言をする。
>「俺達が神殿を探している間はここの警護はどうするんですか?この国の騎士を見ると何かそこらの魔物でも
>撃退できそうにありませんし…いっそのこと女王様も俺達と一緒に神殿に向かいますか?」
なんということを言い出すのだろうか。国を代表して今ここにいる人間が吐いてよい台詞ではない。
女王は憤慨する家臣をたしなめ、FALCONにも毅然とした態度で謝罪を要求する。
それに対しさらに無礼な謝罪を返すFALCON。たまらずセシリアが口を開く。
「口を慎まれよ、FALCON殿。我々はオーガス国を代表する騎士としてフレゼリアに遣わされた身。
我らの言葉はすなわちオーガス様の言葉ととられるのですぞ」
しかしFALCONはまったく意に介していない。そんな態度についに耐えかねたのか、
居並ぶフレゼリアの騎士の中から一人が歩み出た。
>「もう我慢ならん、貴様に決闘を申し込む!」
セシリアは額を押さえため息をついた。恐れていたことが現実になったためだ。
これでFALCONはこの騎士を殺すか、そこまで行かなくても確実に叩きのめすだろう。
正式な手順を踏んでの決闘ではあるが、経緯が経緯だけに後で外交問題に発展しかねない。
最悪、戦になったとしてもオーガス国がフレゼリアに負ける道理はないが、
余計な問題を起こされるのはオーガスにしても愉快ではないはずだ。
(はぁ…しょうがないなこの人は…)
もっとも、若い騎士の方が勝つとは一切考えない辺りセシリアも根はFALCONと同じかもしれないのだが…。
決闘は北の平原にて執り行なわれるらしい。FALCONも手袋を叩きつけた騎士も既に玉座の間を出ている。
やりすぎる前に止めてくれればいいのだが、そうならなかった場合は止める必要がある。
『余計な問題』を回避するためでもあるし、そもそも危難に当たる者同士が無駄に血を流すことなどないではないか。
セシリアも玉座の間を後にし、北の平原へ行った二人を追った。平原に着いたちょうどその時、
FALCONが気を放ち、これで勝負が決したかに思われた。が、若い騎士はいつの間にか纏った銀色の鎧の形状を変化させ、
気弾の軌道を大きく逸らす。結果、無傷で回避した。
(思いのほかやるみたいだけど…)
これでFALCONが刺激されて、より悪い結果にならなければいいのだが。
セシリアはそう考えながら、いつでも飛び出せるように心構えをして、成り行きを見守った。
>536
決闘が始まった。
その場に、いつからいたのか誰にも気付かれぬまま
甲冑姿のでかい男がいた。徳利の中の酒を飲みながら観戦している。
「はっはっはっ、男と男の真剣勝負、これほどの肴はそうはあるまい。」
鷹揚に言い放ち、料亭から土産にしてもらったから揚げをつついている。
その量およそ大人30人分の胃袋を満たせるだろうか。食べるスピードは決して速くないが、
一定のペースで酒と一緒に胃袋に納めている。
「ん、そこな女子よ。お主の食いっぷり、いい肴になったぞ。
どうだ、こちらに来て共に飲まぬか?」
どうやらミストの食べっぷりを肴に飲んでいたようだ。
539 :
名無しになりきれ:2005/07/27(水) 01:54:12
ガルドキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
>535
>男は一歩も動かず、どどん波は鎧に反射するようにそれて上空に消えていった。
「おっ、なかなかやるなぁ」
相手の戦いぶりに感嘆の声を上げる。
>本気を出せFALCON殿!でなければ貴殿が侮辱したフレゼリア騎士団の末席にも加われぬ男に敗北することになるぞ!
「へーっ…お前みたいな強い奴でさえ末席に加われないなんて、死んで行った奴らは強かったんだな」
新米騎士の斬撃を右手で白羽取りをする。
「じゃあ、俺も本気で行かせてもらうぜ!!!」
剣を放し、後方に下がって新米騎士から距離を取る。
「死ぬなよ…気功砲!!!」
両手に気合いを集中させ、一気に放出させる鶴仙流奥技の一つである。その威力は凄まじく、どどん波などとは比べ物にならない威力だ。
>537
どうやら、彼女も見にきたようだ…が、何か緊張がある風にも見える。
しかし決闘に水を刺さなければどうでもいいやとでも思っているのか、決闘に視線を移す。
>538
>「はっはっはっ、男と男の真剣勝負、これほどの肴はそうはあるまい。」
>鷹揚に言い放ち、料亭から土産にしてもらったから揚げをつついている。
>「ん、そこな女子よ。お主の食いっぷり、いい肴になったぞ。
> どうだ、こちらに来て共に飲まぬか?」
巨大でゴツい男が声をかけて来る。その食事の量も肉体に比例しているようだ。
大量のから揚げを食べつつ酒を飲んでいる。
(本当の私の年を知ったら腰を抜かすどころの話じゃないわね。この男…。)
そんな事を考えつつも座っているのとは別の龍の頭を撫でる。
すると龍が男に接近し始めた。
「お言葉に甘えさせてもらうわ。すくなくとも秒殺にはならなさそうだし。…休んで良いわよ。」
最後は龍の方に言ったようだ。龍が男の横で寝そべる。
「ただ施されるのも悪いし、こっちも用意するわね。」
その背にもたれかかるようにして座る。…と、緑の指輪を所持している手から唐突に
見るからに特殊な酒の瓶が一つ現れた。
その瓶を持ち替えたら次は巨大な皿に盛られ、湯気を立てる大量の春巻きと
調味料のセットが。これも大体30人前か。
「この指輪、一種の荷物入れなのよ。この指輪の保有する2個の閉鎖空間の、
片方は時間の概念が存在しないから、入れた瞬間と全く同じ状態で
保存できるの。その代わり無生物しか入れられないけどね。
…だからこれは出来たて同然よ?」
言うと、今度はグラスを取り出してそこに先ほど取り出した瓶の酒を注ぎ、
ツマミをかなりのスピードで食べつつ飲み始める。
>540
「派出にやるのねぇ…。どう対応するのかしら?」
飲み食いを進めつつ呑気に言った。
>538>540>541
どうやらフレゼリアの騎士の鎧は金属生命体のようだ。何も持たなかった手に剣が生え、FALCONに斬りかかってゆく。
すぐ横ではいつの間にここに来たのか、甲冑姿の巨大な体躯の男とミストが宴を張っている。
座り込んでいてこれなら、立てばちょっとした小屋くらいの大きさだろうか。
完全に物見遊山のつもりだ。まじめに考え込んでいる自分が少し馬鹿らしくなる。
小さく息をつきながら騎士とFALCONに視線を戻すと、騎士の斬撃を受けきったFALCONが間合いを取り、特徴的な構えを取った。
(あれは…!)
FALCONが修めた流派の技だ。確か気功砲といったか。先ほど放たれた気弾より威力は高く、範囲も広かったはず。
さすがにこれを捌くのは難しいだろう。セシリアは慌てて飛び出そうとするが、当然間に合うはずもなく気功砲が放たれた。
突然古代の機械兵器オメガその場に現れ、セシリアめがけて波動砲を発射した
そして何時もの如くFALCONは異次元空間に吸い込まれていった。
異次元空間で待ち受けていたものは101匹ワンちゃん
牙をむいて襲い掛かる101匹ワンちゃん。
しかし、その時驚愕の新事実が!!
犬は全部チワワやマルチーズなどの小型犬だった。
それどころか2割ほどは猫だ!
>544-548
「はぁ…戦ってる最中なのにぃぃぃ…」
また異次元空間に吸い込まれていくFALCON。今度着いた場所は小さい犬や猫が大量に住んでいる草原だ。
「ちっこい動物か…可愛いなぁ…食っちまいたい程可愛いよぉ…」
この言葉に反応したのか、犬や猫達は牙を剥いて襲い掛って来る。
「ま…マジですか…止めてくれ!!俺は君達とは戦えない!!」
可愛い犬や猫には手が出せないので、FALCONは逃げるが、犬や猫は面白がって追い掛け回してくる。
「うおぉぉぉ!!もう駄目だぁ!!!」
逃げるのを止め、追い掛け回す犬や猫を一匹づつ抱き締めたりしていく。
仔犬や仔猫を抱き締めている時のFALCONの表情は幸せそのものだ。
「やっぱり仔犬や仔猫はええなぁ…」
沢山の犬や猫と充分に戯れると、FALCONは満足しながら次元に穴を空けて、元の世界に帰って行った。
「俺はもう満足だ…君の勝ちでいいよ…」
元の世界に戻ったFALCONは満足気な顔をして、新米騎士に勝利を譲り渡した。
>541
>「お言葉に甘えさせてもらうわ。すくなくとも秒殺にはならなさそうだし。…休んで良いわよ。」
「そうかそうか、歓迎するぞ。あの二人、ともに中々の手練よな。
お主の言うとおり、たやすくは決着などつかぬだろう。実にいい肴よ。」
>「ただ施されるのも悪いし、こっちも用意するわね。」
「ぬ、そうか。気にやむことなど何も無いのだがな。だが厚意を受けぬのも
メンツを潰すこと。おぬしがそうしたいと言うのであればそれを尊重するぞ。」
>「この指輪、一種の荷物入れなのよ。この指輪の保有する2個の閉鎖空間の、
>片方は時間の概念が存在しないから、入れた瞬間と全く同じ状態で
>保存できるの。その代わり無生物しか入れられないけどね。
>…だからこれは出来たて同然よ?」
「……ぬぅ、よく分からぬ。つまりは魔法の産物ということだな?
俺には魔法のことはからきし分からぬが、やはり便利なものだの。
かく言う俺も魔法の品を一つ持っておる。これだ。」
ぐびぐびと口をつけていた徳利を見せる。
>言うと、今度はグラスを取り出してそこに先ほど取り出した瓶の酒を注ぎ、
>ツマミをかなりのスピードで食べつつ飲み始める。
「はっはっはっ、安心せい。俺は量は食うが時間をかけるたちなのだ。
だからおぬしの分を不必要に取ったりはせんぞ。」
確かに自分の分のから揚げの量の減りはかなり遅い。
>542
「心配なのは分かるがの、男と男の真剣勝負に水を差すマネはせぬようにな。
気にやまぬでも、男というものは殴りあったあとは手を取り合って飯を食い酒を飲むものだ。
オーギャス国もフレゼリャ国もこのていどで対立するほどアホウではあるまい。
今から神経質になっておっても仕方あるまい、ささ、こちらに来て共に飲もうぞ。」
>544-549
ガルは当然FALCONの吸い込まれ癖を知らない。
その上ミストやセシリアと話をしていたため吸い込まれる所を見逃した。
結果帰ってきたFALCONの心境の変化を察する事もできない。
「ぬ、いきなり勝ちを譲るとは。ふむ、中々に懐の広い男よ。
はっはっはっ、ではこの勝負はそこのフレゼリャ騎士の勝ちでよいのだな。」
「おぬし等、真剣勝負の後で腹が減っているだろう。ちょうど飯を食おうとしていたところだ、
一人より二人、二人より三人。こちらへ来て共に飲み食いせぬか?」
「ウガァァァァ!!!」
叫び声と共に五匹のレッドドラゴンが襲い掛って来た。
一人一体ずつ仕留めてくれ。
>544-551
「そうかそうか、歓迎するぞ。あの二人、ともに中々の手練よな。
お主の言うとおり、たやすくは決着などつかぬだろう。実にいい肴よ。」
「そうそう。それに面白い勝負になりそうだもの…あら。」
異次元空間にFALCONが吸い込まれていく。しかし始めて見たというのに
それを見てもさほど驚いた様子はない。
「…そう言えば…どれだけ前だったかしら?…この服や手袋を作る時、
似たような現象が良くあったわね。…懐かしいわ。
…まぁ、この現象に巻き込まれる人なら戻れるわね。」
そんな事をいいつつ酒を飲みながらガルーダとの話を続ける。
>「……ぬぅ、よく分からぬ。つまりは魔法の産物ということだな?
俺には魔法のことはからきし分からぬが、やはり便利なものだの。
かく言う俺も魔法の品を一つ持っておる。これだ。」
見ると、徳利のようだ。…行動を見る限りでは無限に酒を出す代物だろうか?
考えている途中で声が聞こえる。
>「はっはっはっ、安心せい。俺は量は食うが時間をかけるたちなのだ。
だからおぬしの分を不必要に取ったりはせんぞ。」
「そんなんじゃないわよ。ただ元々食べるのが早いだけ。」
こちらはかなりのペースで減っているようだ。
そして、そんな話をしている最中酒の肴にされていたFALCONは
戻ってきたようで満足げな顔で新米騎士に勝利を譲っていた。
「…意外とつまらないわねぇ。」
その様子を見て溜息をついたが、そこに思わぬ珍客が出た。
「…レッドドラゴン…ねぇ。」
彼女が背もたれ代わりにしている龍が8つの首で彼女と春巻きを覗き込む。
「…ああ、食べちゃっていいわよ。いってらっしゃい。」
よっかかるのを止めるとそれぞれの頭が嬉しそうに鳴き、レッドドラゴンの元へ飛んで行った。
当然レッドドラゴンがプレスを吐きかけるが、それはその龍に当たる前に
全方位バリアらしき物によって霧散させられ、一体のレッドドラゴンに接近する。
と、その爪で相手の首辺りを引っ掻いた。そして鮮血が飛び散った頃には
8つの頭がそれぞれ別の場所に噛み付いて更なる鮮血が舞っている。
見るに耐えないグロい光景ではあるが、1分ほどでその一体の骨以外のほぼ全てを食べ尽くしてしまった。
>550-551
>おぬし等、真剣勝負の後で腹が減っているだろう。ちょうど飯を食おうとしていたところだ、
>一人より二人、二人より三人。こちらへ来て共に飲み食いせぬか?
「良いだろう…俺も腹が空いてきたところだ…」
ガルーダの元に行って食事をしようとした瞬間にレッドドラゴンが出現。
レッドドラゴンが後ろから鋭い爪でFALCONを引き裂こうとするが、左手で受け止められた。
「今の俺は機嫌が良いんだ…俺の機嫌を損ねない内に消え失せろ…」
後方のレッドドラゴンに振り返らずに殺気を放つ。
その殺気の凄まじさにレッドドラゴンは怯え、そのまま逃げ去ってしまう。
FALCONはガルーダ達の元へ行くと、酒を貰い飲み始めた。
>512
>「この場に来られていないお仲間にもこちらで話しを知ってもらうように、との仰せです・・・」
>上品な振る舞いで水晶球を渡して下がっていった。
「ああ、確かにお受け取りした。有難う」
手渡された水晶球を仕舞い、笑顔で礼を言う。案外に気の利いた手回しだ、歳の割には。
外見から推し量れる限りの「年齢」などには然程意味が無いと分かっていつつも、とりあえず感心した素振りを見せる。
>527-528
>「もう我慢ならん、貴様に決闘を申し込む!」
声を荒げるフレゼリア騎士。彼は「ヤツ」と共に城外へ出て行くらしい。
身の程知らずも良い所だ、と少年は呟く。
今回の件にしても、周辺国からの外圧にはほぼ無縁なお国柄が仇となった訳で、彼の愚直なまでの騎士道精神が良い例だ。
フレゼリア女王陛下の御気性がこれまた案外に激しかったとして、「ヤツ」が騎士をくびり殺してくれれば一層に面白い。
人外ばかりが獲物では、単なる狩猟に終止してしまう。
>531>535>540>549
「ヤツ」は騎士を挽肉に変える事も無く、あっさりと勝ちを譲ってしまった。
こうしてわざわざ足を運んでみれば、この体たらくだ。彼の期待は見事に裏切られた。
「どこぞの異界で骨抜きにされてきたか知らんが、戦闘民族が聞いて呆れる。
……ま、場所も場所だ。今日は、こんなものだろうな」
大男と酒宴に興じるオーガス国騎士二人を見遣った。
>551
>叫び声と共に五匹のレッドドラゴンが襲い掛って来た。
刹那、少年はマスケット銃を構えて着剣し、ドラゴンの一匹に向き合う。
同時にベルトのポーチから取り出した二つの小さなメダルを、ライフルの銃床へ差し込む。
「兎角ネズミは、何処にでも紛れ込むもんだ」
灼熱の息吹へ真っ向から飛び込むと、巨竜のあぎとにライフルの狙いを定めた。
炎の降り掛かる寸前に少年が引き金を絞ると、耳をつんざく炸裂音、銃の口径を遥かに超す程の巨大な光条と共に、
ライフルから放たれた衝撃波がブレスを霧散させ、ドラゴンの巨躯をなぎ倒す。
一切の無駄を排した手練の操作で次弾を込めると、少年は仰向けになったドラゴンへ飛び掛り、腹部へ銃剣を突き立てた。
「検体が一匹くらい居ても構わんだろう」
今度の銃声はくぐもっていた。ドラゴンはしばらくの間のたうち回るも、やがて動作は緩慢になり、数回の痙攣の後動かなくなる。
フォー!
アルテマ
>551
「ぬ、赤竜か。この様な野っ原にいるとは珍しいの。
ちょうど酒の肴がなくなったところだ、少し付き合ってもらうぞ。」
そう言うと背中のグランドアクスを抜きざまに立ち上がる。
セシリアに小さな小屋ぐらいと推測させたその巨体は正に普通の人間から見れば
巨人と写ってもおかしくない。しかも構える得物はガルの倍近くもある。
>552
>「そんなんじゃないわよ。ただ元々食べるのが早いだけ。」
「そうか、ならばよい。しかしだ、よく咀嚼してから飲み込まぬと
体に悪いぞ。特におぬしのような細子は気をつけねばな。」
ガルはミストの年を外見相応と考えているようだ。耳の事にはまだ気付いていない。
>見るに耐えないグロい光景ではあるが、1分ほどでその一体の骨以外のほぼ全てを食べ尽くしてしまった。
「はっはっはっ、食欲旺盛で実に結構!この八つ首、将来は八つ跨ぎで一山を
踏破する大物となるぞ。この俺が言うのだ、間違いないぞ。」
『見るに耐えないグロい光景』にも返って闘志を掻き立てられた様だ。
>553
>「良いだろう…俺も腹が空いてきたところだ…」
>FALCONはガルーダ達の元へ行くと、酒を貰い飲み始めた。
「ほう、おぬしやはりやるものよな。出来れば本気を見たかったが、
これからいくらでも機会はあるだろうの。ちと体を動かしてくる、先に
飲み食いしていてくれ。それと、俺の分の飯だけは残しておいてもらいたい。」
>554
「ぬ、おぬしいつからいたのだ?気付かなかったぞ。」
自分の事を棚にあげて少年に語りかける。
「まあいい、おぬしが手にかけた分で4匹、俺の分はきちんと残っていた。
それだけ分かれば十分よ。向こうで飯でも食って見物しておるとよい。」
それだけ言うとフルヘルムのフェイスガードを下ろして戦闘モードに入り、
そのままレッドドラゴンにゆっくりと歩み寄っていく。当然ブレスの洗礼を受けるが、
それに怯んだ様子も見せず只中を直進、業を煮やしたドラゴンが鋭い爪で切り裂こうとすると
それをアクスでなぎ払う。宙を舞うドラゴンの腕に視線を取られる事もなくアクスを大上段から振り下ろすと、
ドラゴンは真っ二つに。フェイスガードを上げたガルの顔は不満そうだった。
「ドラゴンと言えどもこの程度か、ちともの足りぬな。いや、体が動かせただけよしとするか。
さて、それでは戻って飯を食うとしよう。」
ドラゴンを真っ二つにしたガルのもとに狼人間がやってくる
「我が名はウルフ!!デイウォーカーの狼男だ!!勝負しろ!!」
レッドドラゴンとの戦闘の隙に城下町にはトロルの群が侵入していた!
たちまちに城下町は混乱の渦となった!
トロルは美しい娘たちを見つけると陵辱の宴をはじめた。
ドス黒く巨大な肉棒がまだ幼い娘達の股から湿った音を立てて出入りを繰り返している。
ウガアッ!絶頂に達したトロルの濃厚な精子が広場を染める!
>544>549>550-554>557
FALCONの放った気功砲が騎士に届くその直前、FALCONの姿が掻き消える。高速移動かと思ったが
どうやら異次元へ吸い込まれたようだ。二年前の戦いに参加した人間ならほとんどが知っているので、今更驚くことはない。
もっとも、フレゼリアの城でまさか自分が巻き込まれかけたと知ればさすがに驚くだろうが。
フレゼリアの騎士は油断なく剣を構え、周囲に気を配っている。異次元に行っているなど露ほども思っていないだろう。
すぐ横にいた巨躯の騎士はこちらを向いて話しかけてきていたのでまったく気づいていないようだ。
>「心配なのは分かるがの、男と男の真剣勝負に水を差すマネはせぬようにな。
気にやまぬでも、男というものは殴りあったあとは手を取り合って飯を食い酒を飲むものだ。
オーギャス国もフレゼリャ国もこのていどで対立するほどアホウではあるまい。
今から神経質になっておっても仕方あるまい、ささ、こちらに来て共に飲もうぞ。」
酔っているのかもともと訛りがあるのか、ところどころの発音が怪しい。
セシリアは軽く手を振って拒絶の意思を表した。気に病むなといわれてはいそうですかと言える訳がない。
それに…セシリアは子供舌だ。酒など呑めない。カクテルや果実酒ならそれなりにいけるだろうが、
今二人が飲んでいるのは明らかにその類の酒ではない。さて、そうこうしている内にFALCONが戻ってくる。
>「俺はもう満足だ…君の勝ちでいいよ…」
向こうで何があったかは知らないが、やたら穏やかな顔をしてそう言い放ったFALCONに、
騎士は怪訝な顔をしながらも剣を収める。納得のいかない様子ながら一応の面目は立ったということか、
城へ向かって歩み去っていった。FALCONは誘われるままミストと巨躯の騎士へ近づいてゆく。
そこへ突然5体の赤竜が現れた。当然襲い掛かってくる。ミストに従う銀竜がまず動く。吐かれたブレスを吹き散らして
赤竜へ接近した銀竜は、腕の一振りで喉首をかききり、8つある頭で一斉に噛み付く。酷く凄惨だ。
(うわー、血生臭い…)
戦場でなら気にもならないが、積極的に嗅ぎたい匂いでもない。いつの間にかきていたエヴァンスも
引き金二つで即座に竜を打ち倒す。FALCONに至っては目を合わせることすらなく追い散らした。
残りは二体。巨躯の騎士が文字通りの意味でも重いであろう腰をあげた。
面頬を引きおろし、吐かれた炎の中を意に介した様子もなく歩く。巨大な体よりなお長大な斧を一振り。
振り下ろされた竜の腕が飛び、返す刃で真っ向から竜に切り下げた。綺麗に真ん中から両断された竜は
臓腑と血を撒き散らしながらそれぞれ違う方向へ倒れた。残り一体。
(やれやれ、後片付けは私かぁ…)
槍の穂先に小指を滑らせる。わずかに皮膚が裂け、ほんの小さな血の珠が肌に浮く。
それを槍にはめ込まれた石に付けた。槍を放りながら短く命じる。
「行け」
槍の石が蒼く光る。次の瞬間には竜の胸に向こうが見えるほどの穴が開き、槍がゆっくりと手元に戻ってきていた。
平原には4体の竜の死体が転がっている。別に血が嫌いだとか言うことはないが、見てて愉快にはならない光景だ。
「後始末をします。皿が吹き飛ばぬようにお気をつけ下され」
前に歩み出ながら後ろにいる連中に声をかけ、槍を構えた。小規模な竜巻が起こり、死体を持ち上げる。
そのまま離れた所へ吹き飛ばした。未だ草にはべったりと血がこびりついているが、血臭はだいぶ吹き散らされたようだ。
>559はFALCONの夢でした。
560のレスが読みづらい。
気迫は伝わってくるんだが、もちょい読み手の側のことも考えてくれると嬉しい。
ガンピ!!こんなところまで顔を出すな!
564 :
名無しになりきれ:2005/07/27(水) 17:19:34
荒らしは全員ガンピですか?
>557
>「ぬ、おぬしいつからいたのだ?気付かなかったぞ。」
>自分の事を棚にあげて少年に語りかける。
ドラゴンの腹から降りた所で、先の二人と一緒だった大男に声を掛けられる。
男の巨大な得物や甲冑を天辺から爪先までねめつけた後、
「あなたもオーガス国騎士団?」
そう言って、返事を待たずに通り過ぎると、草地の上に広げられた料理の近くで腰を下ろした。
ふと、隣に座っていたミストに気付いて、軽く会釈をする。
「ちょっと失礼」
銃を傍らに置き、ポーチから小瓶に入った薬品数種、注射器、空き瓶、ガラスのカップを用意し始める。
どれも大分使い込まれた様子の、傷だらけのガラス器具。
最後に小さな三脚台とランプを取り出して、その間ガルーダの戦闘を見物する。
>560
大男に続いて、オーガス騎士団の女騎士が残り一匹を処理した。
成る程、手際の良さを感じさせる仕事だった。
漸く場が落ち着いたと見て、注射器と瓶を持って立ち上がろうとしたその時、
女騎士は何を思ったか、槍を構えて前に出ると、精霊力に拠るものらしき突風を巻き起こし、死体を粗方吹き飛ばしてしまう。
「気の利きすぎるのも考え物だよ、畜生……」
彼の手掛けた一匹には、テトロドトキシンを中心とした数種の毒素から成る仮死薬が注入してあった。止めは刺していない。
詰まる所、死体ではなくナマという事だ。
少年は深々と溜め息を吐きつつ器具一式を仕舞い、代わりにペンとインク、紙切れを取り出した。
「城の連中に、ナマのが一匹どっか転がってるって教えてやらにゃ」
城の兵士たちへの言伝を紙片に書き付けると、伝書用の特殊弾殻へ詰め込んでライフルに装填する。
そうして、城の方角に銃を向けると引き金を絞って一発。続けて二発目、三発目に信号弾を使い、落下地点を知らせた。
「これで分かるだろう。あのウスノロどもでもな」
>554
>どこぞの異界で骨抜きにされてきたか知らんが、戦闘民族が聞いて呆れる。
>……ま、場所も場所だ。今日は、こんなものだろうな
「この声はエヴァンス大佐ではないですか。いやー、俺は異次元に行った時に強敵と激戦を繰り広げたもので、充分に満足させてもらったんですよ」
勿論強敵とは仔犬や仔猫のことである。
>557
>先に飲み食いしていてくれ。それと、俺の分の飯だけは残しておいてもらいたい。
「分かった、お先に食べさせて貰うよ」
ガルーダの言葉に甘え、酒や料理を一心不乱に食していく。
ガルーダの分の食事はまだ取るつもりはない。
>560
>後始末をします。皿が吹き飛ばぬようにお気をつけ下され
「おい、ちょっと待て!!!」
FALCONはセシリアを止めようとするが、時既に遅し。
セシリアの小型の竜巻によって、ドラゴンは遠くに吹き飛ばされてしまった。
「うおおぉぉ…あの時に肉を取って置けばぁ…」
どうやらドラゴンの肉も食べたかったらしい。
食事などをして和んでいると、任務のことを思い出してしまう。
「あのさ…食事中に悪いんだが、神殿を探索するという任務が有るんだが…ここにいる皆もその任務を受けているんだろ?こんな所で飯を食ってていいのか?」
FALCONはこの場にいる全員に問掛ける。
>566
すると突然目の前に見たことのある大剣が姿を現した。
「おうコラ猿の息子!テメー今度こそ俺と戦えよゴラ!」
魔力の程は変わりないがどうやらイカ臭さが完全に消えたようだ。
「訳のわからねーやつ等にこっぴどく全身洗われただろうがよ!
恥ずかしくてお嫁にいけねーぞコラ!!」
戦闘開始
敵はフェンリルと化した魔剣コールドライト(洗浄済み)
FALCONの先制攻撃のチャンス!
しかしコールドライトにぶっかけ隊がやって来て連れ去って行った。
>553
見ていると、殺気だけでレッドドラゴンを追っ払ってしまう。
その様子を見て溜息をつく。
「……あ〜あ。餌がまた一体減っちゃった…。」
しかし1秒後には食事を始めた。
>554
こちらは巨大な光を伴った衝撃波を使ったようだ。
しかしその様子にはそこまで興味があるわけでもなさそうだ。
「…ちょっと珍しいマジックアイテムって所かしらね?」
そして1秒後には(後略)
>557
>「そうか、ならばよい。しかしだ、よく咀嚼してから飲み込まぬと
> 体に悪いぞ。特におぬしのような細子は気をつけねばな。」
>「はっはっはっ、食欲旺盛で実に結構!この八つ首、将来は八つ跨ぎで一山を
> 踏破する大物となるぞ。この俺が言うのだ、間違いないぞ。」
細子。と言う言葉には微妙にカチンと来たようだ。一言付け加える。
「外見で年齢を判断出来ない相手もいるということ、覚えておいた方が良いわよ?」
(それと、あの魔法生物はあれ以上大きくはならないはずだけど…わざわざ言う必要はないわね。)
少し見ていると、巨大なアクスで薙ぎ払った上に大上段から真っ二つにする。
ブレスの洗礼も気にもとめていないようだ。因みに真っ二つになったドラゴンには
すでに八又の銀龍がくらいついている。
>560
こちらは槍を以って大穴を開け、竜巻で吹き飛ばしたようだ。
龍が2匹目を半分程食べ終えた所で声が聞こえる。
>「後始末をします。皿が吹き飛ばぬようにお気をつけ下され」
一応皿が飛ばないように抑えておきつつも見ていると、小規模な竜巻で死体を吹き飛ばしてしまったようだ。
(あちゃー…丁度いい餌だと思ったんだけどね…。)
皿は問題なさそうなのだが、龍の八つの顔がセシリアめがけ抗議の叫び声を上げている。
「…あ〜…多分そのうち次の食事が出てくるから止めときなさい。」
面倒になる前に一声かけると、その龍は素直に戻ってきた。
>565
>「ちょっと失礼」
「あ、どうぞ。」
戻ってきた龍の背にもたれかかったまま言う。
見ていると薬品に注射器などを取り出したようだ。ここで調合をする気なのだろう。
容姿は10代前半だが、持ち物を見るだけでも何かあるのは明白に見えた。
しかしまだそれを追求する事はしなかった。
少し見ていると彼のぼやき声が聞こえる。
>「気の利きすぎるのも考え物だよ、畜生……」
「確かにそうよね。せっかくあの子の食事になりそうだったのに…。」
>566
>「この声はエヴァンス大佐ではないですか。いやー、俺は異次元に行った時に強敵と激戦を繰り広げたもので、充分に満足させてもらったんですよ」
話し声が聞こえる。魔導具の製作途中で何度か巻き込まれた事を思い出す。
「異次元の強敵?…そう言えば…あそこって脈絡なく恐ろしく強い相手が出てきたり、
逆に脈絡もなくオリハルコンが積んであったりするのよね。500年前を思い出すわ。」
つい、超高齢なのがバレそうな過去の思い出を口に出してしまったようだ。
>「あのさ…食事中に悪いんだが、神殿を探索するという任務が有るんだが…ここにいる皆もその任務を受けているんだろ?こんな所で飯を食ってていいのか?」
「単にあなたたちの決闘を霊酒の肴にしようとしただけよ。私は行くなら今すぐでもいいわよ?
もうちょっとこのコの食事も見つけたいし。」
龍の鱗を撫でつつ言ったようだ。
しかしコールドライトはまたすぐに戻ってきた。
>566
唐突に声を掛けられて一瞬ビクリとするが、
しばらく考えてから構えていた魔法銃を下ろして、FALCONの元へ歩み寄った。
「少しは節操を知れ、私の素性を必要以上に宣伝するな。今回ばかりは目立ちたくない。
しかし……貴様を送り込むとは、オーガスも思い切った事をしよるわ。邪教もフレゼリアもまとめて潰す気じゃあるまいな。
まあ良い、適当に外交問題起こしとけ。今度の相手は邪教だそうだが、先の大戦では気配も無かった連中か?
知っての通り、私は地方の戦線で燻っていた身だ。色々と分からん事もあるのでな」
そっと耳打ちしておいて、いきなりFALCONから飛び退くと、女王の時と負けず劣らず仰々しい敬礼をする。
初対面の様な顔をして何やら一言二言挨拶らしき事を述べると、さっと身をひるがえして酒席へ戻った。
>567-568
と、途端にまたFALCONへ向き直ると、小声で、
「あの妙な臭いのする連中はお友達か? 処理は任せて良いな、私はああいった手合いは苦手でな。
只でさえ位相の不安定なこの一帯に、お前みたく異界に近しい者が居れば已むを得ぬ事かも知らんが」
>569
「今の通り、敵方は我々の存在に気付いています。先の恐竜どもにしても……。
それに対して、我々に与えられた情報はほんのさわり程度のもの。
敵戦力が把握し切れていない今、下手にぶつかるのは得策とは思えません。
神殿では既に我々に対する迎撃準備が整えられているでしょうし、正攻法は大きな危険を孕んでいる。
本国からの増援部隊を待つべき、と言いたい所ですが、何分限られた時間の内での任務ですし……
せめて敵方の召喚術式に対抗し得る策があれば、危険は減るのですがね。
如何でしょうか。ここは是非とも、かの大戦で勇名を馳せた、栄えあるオーガス騎士団の方々の見識をお聞きしたい」
まるで懇願する様な表情で問い掛けた。尤もエヴァンス本人が、それなりの策を懐に温めてはいたが。
>568
「テメー離しやがれ!折角洗われたのにまたぶっかける気かよゴラ!」
フェンリルと化したコールドライトはぶっかけ隊に飛び掛り千切っては投げ千切っては投げの大立ち回りを演じる。
「こうなったらあれだ改名してやるよ!もうお前等にはウンザリなんだよコラ!
今日からコールドブラッドと名乗る!テメーらもうぶっかけなんて止めろよ!」
コールドブラッドは次元の狭間に吸い込まれ、二度と戻ってくることはなかった…
いい加減しつこいな糞名無しさん?
お前はコテか?
>571
>「今の通り、敵方は我々の存在に気付いています。先の恐竜どもにしても……。
それに対して、我々に与えられた情報はほんのさわり程度のもの。
敵戦力が把握し切れていない今、下手にぶつかるのは得策とは思えません。
神殿では既に我々に対する迎撃準備が整えられているでしょうし、正攻法は大きな危険を孕んでいる。
本国からの増援部隊を待つべき、と言いたい所ですが、何分限られた時間の内での任務ですし……
せめて敵方の召喚術式に対抗し得る策があれば、危険は減るのですがね。
如何でしょうか。ここは是非とも、かの大戦で勇名を馳せた、栄えあるオーガス騎士団の方々の見識をお聞きしたい」
言っている事は正論だと思った。しかし酒を飲んでいる今自分が案を出すと思わぬ穴がないとも限らない。
…と言う事を口実にすればいいだろう。と考えた。単に食事時は余程興味のある事がないと
積極的に関わる気を起こさないだけだ。
「ま、私はオーガスの騎士団とは別なんだけど…今のところは思いつかないわね。」
そう言って立ち上がる。
>567>568>572
大剣が唐突に姿をあらわす。中々の力を持っているのがわかる。しかも、
フェンリルと化すことすら出来るようだ。これは研究面での価値があると思ったのか、
食事時だと言うのにそれを中断した。
「あら、中々面白い剣ね。…戻って。」
龍がその身を杖に戻し、彼女の手に戻って来る。
「そこのあなた、私が…」
そこに突然現れたぶっかけ隊がそれを連れ去って行こうとする。
しかしそのぶっかけ隊相手に大立ち回りを演じ始めた。
気を取り直して
「…私が相手になるわ!」
指輪に魔力が集まり、そのフェンリルの足目掛けて恐ろしいまでに収束され、
強い貫通力を持ったレーザーを放った。
>575
>573
1.スレに参加したい場合は、敵味方問わず自己紹介をする事(雑魚敵には例外が適用されるが、無責任な登場はさせない)
2.版権の設定を使いたい場合は、ファンタジーに合わせた自分なりのアレンジが必要。
3.煽りさんに反応するのはNG(反応した人は煽りさんの自演と見受けます)
4.「誰か〜出せよ」系の要望はスルーで。自分でキャラを育ててください。
「5.コテを使っているキャラへの戦闘中の決定リールはNG、非戦闘中は許される範囲ならばOKです。」
6.あまりファンタジーに合ってないキャラはオリジナルでも出さないで下さい。
7.自演をしても構いません(分かりません)が、それによって自分の他のコテが動かせない場合はやめてください。
8.地球規模の破壊はやめて下さい。
9.アンチ第一部の方の参加はご遠慮ください。
10.参加は上記のルールさえ守ってくれれば誰でも出来ます。
「非戦闘中は許される範囲ならばOKです。」
579 :
名無しになりきれ:2005/07/27(水) 20:40:38
こうやってコテを潰すのかw
うん、ちぃ覚えたwwwwwwwwwwwwwwwww
>567-568
先程、王宮に現れた魔剣がまた現れる。
魔剣がまたもやフェンリルに化けた瞬間、謎の集団が連れ去ってしまった。
「いったいなんなんだよ…」
>569
「まぁ、俺も用意は出来てるけど、他のみんなはまだ用意が出来てないかもしれないしな…」
酒をまだ飲みつつ、他の人物達の様子を見回している。
>571
>少しは節操を知れ、私の素性を必要以上に宣伝するな。今回ばかりは目立ちたくない。
「ああ…迂濶だったよ、すまなかったな…」
目立ちたくないということは、何かフレゼリア側には知られてはいけない極秘の任務があるのかも知れないが…
(俺は極秘の任務があるとは聞いてなかったからなぁ…)
恐らくエヴァンスの個人的な行動のことなのかもしれない。
>今度の相手は邪教だそうだが、先の大戦では気配も無かった連中か?
「二年前はフェンリルを復活させようとした時に邪教が関わっていたが…
この前の事件の黒幕はガストラ帝だ…恐らく今回の事件には前のことは関係ない」
ただ、前の事件にもサタンも絡んでいる。
前回はフェンリルを復活させる側だったが、今回はサタンが復活させられる側だ。
フェンリルが絡んでいるということはないだろうが、フェンリルに関係する者が絡んでいるのかも知れない。
なんとなくだがFALCONにはそんな予感がした。
>あの妙な臭いのする連中はお友達か? 処理は任せて良いな、私はああいった手合いは苦手でな。
「あれは俺にも無理だ…関わりたくはない…」
サイヤ人は通常の人間より嗅覚が発達している。そのため、ああいう臭い敵は苦手なのだ。
>575
>指輪に魔力が集まり、そのフェンリルの足目掛けて恐ろしいまでに収束され、強い貫通力を持ったレーザーを放った。
「ぎゃあああ!足が足があああ!」
足を射抜かれ崩れ落ちる。
フェンリルの姿が解け元の魔剣に戻った。
「テメー何者だ…オレを倒すとは…よし、オレを使え!いや、使って下さい!
どうかこの哀れな私を使っては頂けませんでしょうか!」
ぬるぽ
>580
そのフェンリルへの攻撃の後で言葉を返す。
「そうそう。急がなきゃいけないのも確かだけどね。」
>581
あっさり足を射抜くことに成功、元の魔剣に戻った。
>「テメー何者だ…オレを倒すとは…よし、オレを使え!いや、使って下さい!
どうかこの哀れな私を使っては頂けませんでしょうか!」
意外なまでにおとなしく従ってくれた事に内心喜んではいるものの
それを表に出さずに言う。
「ええ、わかったわ。ちょうど龍を使っているときにいい
近接戦闘用の武器が無くて困っていたところだし。
…ただ、変に使用者に負担をかける呪いとかがないか
魔導探知をかけて、ついでに薬で洗浄からだけどね。」
言い放つと、その魔剣に近付いていった。
>583
「呪いかけるなんて滅相も無い!何ならここで使用者には絶対に逆らえない呪いをオレにかけるから!」
自分に使用者には絶対に逆らえない呪いをかけた。
「ささっ、遠慮無く使ってくだせえ!」
1725517331352151732713521515173232712713717531
7080802504994051688080087271352151732713521515
7955187383327813521351851851783230271271371757
1517383187327813521568617302030287127171753123
7176933209668071326851986739271935215151732327
1733327135215173271352151517323271271371753127
ペイント開く>テキストボックス開いて上記数列をコピペ>黒色で背景塗りつぶし>君は真理を得る
>585
すげー
悟りを開いたよ
>584
使用者には絶対逆らえない呪いをかけたとの事だ。
それを聞いてその剣の持つ能力について更に色々と思慮をめぐらせる。。
「へぇ…。…とりあえず、まずは詳しい能力調査ね。」
(あの指輪の攻撃だけで倒せたのなら極端に強力でも無さそうだけど…)
手から緑の光を放ち、その剣の硬度及び各部の密度など、
持つ魔力の総量及び流れ、持つ人格の傾向、特殊能力など
その剣の能力の全てを解析する為の技を放ちながら更に近付いていく。
>587
「あぁん!見ないでぇ!」
気持ちの悪い喘ぎ声を発する。
【年齢】???
【性別】オス?
【職業(LV)】魔剣
【魔法・特技】魔狼化
【装備・持ち物】無し
【身長・体重】 160センチ重さは持ち主の苦にならない重さに変動する
【容姿の特徴、風貌】真赤な大剣
【性格】使用者には逆らえない
【趣味】魔狼化してお気に入りの骨を隠す事
【人生のモットー】強きを助け弱きを挫く
【自分の恋愛観】ターゲットを絞り即行動
【一言・その他】皆さん、どうかヨロシク頼まあ
魔剣が故・ぶっかけ隊の返り血を浴び真赤に染まった姿。
魔界の氷狼山に生息する魔狼の一種で吹雪の精霊の力を秘めている。
うぁー、イタイタしいとしかいえん
>588
「…なるほどね。……ちょっとこれに入ってて。」
その剣の大きさと比べると明らかに短い、幅はともかく長さでは短剣並みの鞘を取り出し、
剣を手にとって収めようとする。因みにその鞘は、入り口が魔剣の精錬と
秘める魔力の補強に有効な魔法薬が自動で溢れ出て、効果を発揮しては
別次元に消えていくという特殊な閉鎖空間に繋がるという代物である。
その鞘、魔剣の保存と強化を目的とするなら最適に近い代物だろう。
「呪いにも精通してた見たいだし、思ったよりは便利そうね。」
そう言うと、その鞘を魔導士風のその服の裏に仕舞いこんだ。
もちろんスカートの方ではなく上半身の側である。
ちなみに、彼女の素肌と服の間にはさみこんだような感じになっている。
霧はヤマタノオロチ飼っているのに貧弱な狼飼う必要あるのか?売るためか?
>565-572>575>581>583-584>587-588>590
死体の片づけを終え、振り向く。程度の差こそあれ、みな一様に非難がましい視線をセシリアに向けている。
FALCONはすぐに気を取り直した様子で皿に手を伸ばした。ミストの使役する竜はセシリアに吠え掛かる。
竜の言葉などはわからないが抗議の色が濃いのは理解できた。
「いや、だって臭いのとかやだし…」
セシリアはもごもごと口の中で呟いているが、当然それで竜が治まるわけはない。食べかけので餌を取り上げられたのだ、無理もない。
はたして構えたものかどうか迷っていると、ミストが声をかけ、竜が素直にそれに従って事態が収まった。
エヴァンスはさも大儀そうに銃を撃っている。信号弾を使っているところからすると何か知らせることでもあるのだろうか。
(余計なことしたのかなぁ…)
本人は良かれと思ってのことだったのだが。ため息などついていると、エヴァンスが女王の前で見せたのと同様に
大仰な調子で一同に問いかけた。防備を整えているであろう邪教の信徒達への策を募りたいようだ。
(結局は真っ向から行くのが速いと思うけど…)
「何者であれ、我らの前より退かざる者なし。かく言うエヴァンス殿は何も策を持ち合わせてはいないので?」
軽く探りを入れてみる。もっともどんな策があったところでFALCON辺りはそれに沿って動くとも思えないのだが…。
そこでエヴァンスと密談めいたことをしていたFALCONが口を開く。
>「あのさ…食事中に悪いんだが、神殿を探索するという任務が有るんだが…
>ここにいる皆もその任務を受けているんだろ?こんな所で飯を食ってていいのか?」
「そもそもが誰のせいかお考えください」
ポツリと漏らした一言は黙殺されたのか耳に届かなかったのか。
一同が支度(というほどのものは無いのだが。殆どの者が身一つだ)をしていると、突如下品な声が響く。
セシリアは声の主を見て驚いた。剣だ。切っ先から柄頭まではエヴァンスの背丈と同じ程度だろうか。
インテリジェンスソード。セシリアは実物を見るのは初めてだ。もっとも全く『知性的』な感じはしないが。
剣は見る間に狼に姿を変え、FALCONに飛び掛ろうとする。しかし突如現れた謎の一団が狼を担ぎ上げ、
どこかへ連れ去ろうとした。狼は激しく抵抗し、またも血生臭い光景が繰り広げられている。
ミストが一歩進み出た。竜はいつの間にか姿を消している。
>「…私が相手になるわ!」
言いながら拳を突き出す。その指にはめられた指輪から、ごくごく細い光が放たれ、謎の一団を全滅させた狼の足をなぎ払う。
光に足を貫かれた狼は無様に転げ周り、剣の姿に戻る。威勢良く登場した割にはひどく情けない。
調伏された魔剣はミストに自分の主となることを懇願している。ミストは剣を仔細に調べ、それが終わると
剣の大きさからすると絶対に入りそうも無い小さな鞘に刀身を収め、袂にしまいこむ。承諾ということか。
「本当に使われるおつもりですか、その怪しげな剣を。おやめになった方がよろしいのでは…」
嫌悪感を露にしながらミストに忠告をする。とはいえこういった手合いに関してはミストの方が得手ではあるのだろうが。
>558
肩慣らしが終わって飯を食おうとしたところに狼男が現れた。
いわく勝負しろと言っているが飯を食う気満々のガルは何を勘違いしたか
「ふむ、勝負とな。よかろう、だが勝負の内容は決めさせてもらうぞ。
……どちらがより多くの酒を飲めたか、これを要求するぞ。時間は無制限、
ペースは各自自由。これ以外では受け付けぬからの。」
>560
>セシリアは軽く手を振って拒絶の意思を表した。気に病むなといわれてはいそうですかと言える訳がない。
>それに…セシリアは子供舌だ。酒など呑めない。カクテルや果実酒ならそれなりにいけるだろうが、
>今二人が飲んでいるのは明らかにその類の酒ではない。さて、そうこうしている内にFALCONが戻ってくる。
「そうか、飲まぬのか。では次の機会を待つとしよう。」
>前に歩み出ながら後ろにいる連中に声をかけ、槍を構えた。
>小規模な竜巻が起こり、死体を持ち上げる。そのまま離れた所へ吹き飛ばした。
「ほぉ、きれいになったの。魔法というものはやはり便利なものなのだな。
かえすがえすも俺に素質が無いのが残念だが、仕方あるまい。」腰に下げた徳利に口をつける。
>565
>男の巨大な得物や甲冑を天辺から爪先までねめつけた後、
>「あなたもオーガス国騎士団?」
「いや、俺は傭兵だ。そう言うおぬしは銃士のようだが。」
>銃を傍らに置き、ポーチから小瓶に入った薬品数種、注射器、空き瓶、ガラスのカップを用意し始める。
>どれも大分使い込まれた様子の、傷だらけのガラス器具。
「何をしておるのだ?薬剤師のくすりの調合に似ておるの。」
興味深そうに覗き込む。エヴァンスの回りに大きな影が出来た。
超重量を腰一つでよく支えられるものだ。その間も酒を飲むのをやめない。
>566
>「分かった、お先に食べさせて貰うよ」
>ガルーダの言葉に甘え、酒や料理を一心不乱に食していく。
「フレゼリャの若い衆は帰ってしまったようだな。
本来ならここでともに飲み交わすのだが。それにしても余程腹が減っておったのだな、
いい食いっぷりだ。それでこそ男というものだ、はっはっはっ。」
>「あのさ…食事中に悪いんだが、神殿を探索するという任務が有るんだが…
>ここにいる皆もその任務を受けているんだろ?こんな所で飯を食ってていいのか?」
「そういえばそんな任務を受けた気もするの。素晴らしき酒の肴に気をとられて
すっかり忘れておったわ。だがまずは飯を食い終わってからにしようぞ。」
>569
>細子。と言う言葉には微妙にカチンと来たようだ。一言付け加える。
>「外見で年齢を判断出来ない相手もいるということ、覚えておいた方が良いわよ?」
「ぬ、気を悪くしたならすまぬの。おぬしの体を心配してのことだ、許せ。」
そう言うとガルは手甲を外してミストの頭を撫でようとする。手甲には返り血が付着しており、
そのまま触ったらひどい事になる。それが分からないほどガルはバカじゃない。
>571
>如何でしょうか。ここは是非とも、かの大戦で勇名を馳せた
>栄えあるオーガス騎士団の方々の見識をお聞きしたい」
「搦め手がいるな、それも向こうの予測を超えるようなものをの。」
さも当然のように言い放つガル。言葉を継ぐ。
「向こうはこちらの戦力を把握している、というが。こちらのその場その場での
動き方までは予測できえまいよ。こういう時はの、へたな策を弄するよりも
行き当たりばったりでいった方がかえってうまくいくものだ。」
>592
>「いや、だって臭いのとかやだし…」
>セシリアはもごもごと口の中で呟いているが、当然それで竜が治まるわけはない。
>食べかけので餌を取り上げられたのだ、無理もない。
「戦場の臭いは元来おなごには合わぬもの。
そうでありながら気丈に鎧兜を着込み剣を差すその心意気、気に入ったぞ。
とは言えやはり臭いを気にする辺りは女子よな。可愛いものだ、はっはっはっ。」
ふと気付く。自分はここにいる者達の名前すらほとんど知らない事に。
「そういえば名乗りがまだであったな。俺の名はガルーダ・バクオーン。
俺のことはガルと呼んでくれてかまわぬぞ。すまぬが、名を聞かせてはくれまいか?」
>575>583>587>590
>「ま、私はオーガスの騎士団とは別なんだけど…今のところは思いつかないわね。」
「そうですか……それは残念」
意外そうな顔を見せつつも、然程残念そうではない口調で答えた。
エルフの少女とフェンリルに化けた魔剣のやり取りを横目に、再びライフルを取り上げる。
城の方角に向けて、紙片を詰めた弾丸と、信号弾を二発。
「念のため、本国からの援軍を打診してみます。
それと、フレゼリアの兵にも我々の作戦行動に合わせた輸送等を」
誰に言うともなく呟く。
>592
>「何者であれ、我らの前より退かざる者なし。かく言うエヴァンス殿は何も策を持ち合わせてはいないので?」
「私なりに考えを持ってはおりますが、幾分危険な行程を含んでおります故……
あくまで切り札として、私一人にお任せ下さい。その時が来れば、皆様の助力を求める所存ではありますが」
>「本当に使われるおつもりですか、その怪しげな剣を。おやめになった方がよろしいのでは…」
ふとミストの魔剣を見遣り、唇の片端を微かに持ち上げる奇妙な笑みを浮かべた。
FALCONの気に導かれ異空間より出現した魔剣となれば、間違い無く「作戦」に一役買ってくれる。
「いや……あの剣、中々役に立つ物と見えます。私は是非、それを敵地までお持ちになるべきかと」
>594
「ガルーダ殿は、事の顛末を知っておいでで?」
城で女王の従者から受け取った水晶球を、ガルーダに差し出す。
とは言え相手は素性も知れぬ傭兵の身、持ち逃げを警戒して、自らの手に乗せたままで記録を再生し始めた。
同時刻…。
一面の雪の中、北限の地を行く騎士団の姿があった。
この一帯の雪原は、一夜の吹雪で辺りの様相がまったく変わってしまう。
騎士達はまだ太陽のある内に目的の神殿を見つけようと、
体力の消耗もかまわずに早足で雪原を進んで行く。
「住民の話では、この先に怪しい神殿を見たと言う事だ!」
その時、数km先の白銀の野に、赤い光がぽつりと灯った。
騎士達が疑問に思う間もなく、次の瞬間それは赤い奔流と化し
前衛の騎士を炎の渦に包み込んだ。
「オォォ…ガス…」
ふと頭上から聞こえた掠れた声に、騎士達は凍り付いた。
空中に生首が浮かんでいた。
「お、お前は!?」
その生首のゾンビは血に塗れた歯を剥き出し、騎士の首筋に食らいついた。
首の鎧が音を立てて破られ夥しい鮮血が雪原を赤く染める。
「うぬ…ファ、ファ…許さ…ぬ、オーガスの…騎士!!」
前もってオーガス皇国が派遣していた別動の捜索隊壊滅。
その一報は、速やかにフレゼリア城の騎士達にも届けられた。
>581>583-584>587-588>590
ミストと魔剣の微笑ましい?やりとりを見ていると、自分も魔の刀を持っていることを思い出す。
「俺はこの刀を上手く扱えるのか…」
コートの内側から漆黒の小刀を取り出す。
大体刃渡りは30cm位。しかし、持ち主の気に呼応して刃を延ばすことが出来ると言われている。
刃の材質は不明。FALCONの母が特殊に造り上げたものらしいが、製法は教えてもらっていない。
>594
>そういえば名乗りがまだであったな。俺の名はガルーダ・バクオーン。俺のことはガルと呼んでくれてかまわぬぞ。すまぬが、名を聞かせてはくれまいか?
「そういえば、俺も自己紹介はまだだったな…
セシリアとエヴァンスの二人は知っていると思うが、俺の名はFALCON。武道家だ」
ミストやガルーダに自己紹介をする。
自分が魔族とのハーフだということはまだ言うつもりはない。
よくも我が友なる赤龍達を……
(レッドドラゴンの死体の飛んだ先を見つめて涙を流す)
……僕は許さないぞ……いや、私は許さない
フフ…お前達人間に……真なる竜の力を見せてやろう
(騎士達を睨みつけると闇の力をぶつけようとする)
【エロ展開にするならピンクの方でお願いしますね】
ブックオフの100円コーナーで『罪と罰』の上下巻を
買って読んだ。感動した。
ドストエフスキーの他の作品も読みたくて再びブック
オフへ行った。
『罪と罰 中』を見つけた。(´・ω・`)
>>598 ルルだと名乗る以上トリップは出せるよなぁ?
ところで俺様600GET!
>592
>「本当に使われるおつもりですか、その怪しげな剣を。おやめになった方がよろしいのでは…」
どうやらこの剣の性格に拒否反応を示しているらしい。
その様子に軽く微笑みつつ返す。
「大丈夫よ。問題があったらこのコの食事にするだけだから。」
龍を指し示して言った。
>594
>「ぬ、気を悪くしたならすまぬの。おぬしの体を心配してのことだ、許せ。」
その言葉を聞いた直後それを睨む。言葉自体が問題だからではなく、
返り血のついたてで撫でようとしたから。
「髪の毛を返り血塗れにする気?…いい加減にしておく事ね。」
2人の間の空間に障壁を展開しておく。攻撃と呼べるクラスのやり方をしたのならともかく
ただ手を伸ばした程度なら阻めるだろう。そして立ち上がった。
>595
>「いや……あの剣、中々役に立つ物と見えます。私は是非、それを敵地までお持ちになるべきかと」
元々そのつもりだったのでそのまま言う。
「大丈夫。もともとそのつもりよ。」
そう言うと、軽く微笑んでみせる。
>597
「…へぇ…。」
その小刀を見て、多少驚いた風を見せた。
かなりの力を持つ存在が作った物だと見抜いたのだろうか。
と、自己紹介をされる。…ので、こう返す。
「私は…”白影”ミスト・エイジス。魔導の品を作る職人よ。」
魔物が増えてきやがった。クソッ!
何か恐ろしい事の前触れでなければいいが…。
>594-595>597>601
銀竜に対して呟いていた言葉を、巨躯の騎士は聞きつけていたらしい。まさに大笑といった笑い方をされ、セシリアはいささか頬を赤らめた。
それにしても、体の割りに、といっては失礼かもしれないが耳聡い。巨躯の騎士が名乗る。矢継ぎ早に移り変わる状況につい忘れていたが、
そういえばお互いに名など知らない。セシリアも応えて名乗った。
「オーガス皇国の騎士セシリア・ミディアリオと申します、ガルーダ殿」
エヴァンスは自ら名乗ることはせず、ガルに城で預かった水晶を突き出し事の成り行きを見せる。
途中、ミストとセシリアのやり取りに口を挟んだ。
>「いや……あの剣、中々役に立つ物と見えます。私は是非、それを敵地までお持ちになるべきかと」
ミストがそれに答える。
>「大丈夫。もともとそのつもりよ。」
次いでセシリアのほうを向いて言った。
>「大丈夫よ。問題があったらこのコの食事にするだけだから。」
このコ、というのは先ほどの銀竜だろう。…まさか非常食として持って行くつもりだろうか。
「餌、ですか。まぁ腹など下さねばよいのですが…、しかし彼奴の言う『呪い』にしても
何処まで本当かわかりませぬぞ。それだけは記憶に留めおいた方がよろしかろう」
もちろん言われるまでもなく備えはあるのだろうが、やはりあの剣に信用は置けない。
ふと横を見るとFALCONが懐から抜いた短刀を眺めていた。刃から拵えに至るまで漆黒。業物であることは間違いないようだが…。
周囲の光を全て吸い込んでいくかとすら思える程に黒々とした刃を見つめながら、FALCONが呟く。
>「俺はこの刀を上手く扱えるのか…」
「その刃の様に曇りなき心でいれば可能でありましょう。迷われるとはらしくありませんぞ」
最後は少し冗談めかして言う。
「さて、ガルーダ殿が水晶の記録を見終わり次第、発つといたしましょう。
名乗りを交わすのは歩きながらでも出来ますゆえ」
一同に向かって言う。早めに動かないとまた珍妙な連中に邪魔をされそうだ。
展開遅スw
軽く100レス城にいるが
>595-596
>「ガルーダ殿は、事の顛末を知っておいでで?」
>城で女王の従者から受け取った水晶球を、ガルーダに差し出す。
「ガラス玉なぞ取り出して何をしようというのだ。
言っておくが、俺は占いのたぐいは信用しておらんぞ。」
勘違い甚だしい。水晶球に映し出された映像を見入る。
「ちっ、クソ忌々しいつらを久しぶりに拝んじまった。
クソジジイめ、消滅させられたと聞いたがまだ穢れた怨念を
留めては人様に迷惑をかけていたとはな。」
あからさまに不機嫌な表情になって誰にも聞こえないようにつぶやく。エヴァンスを直視し
「へたに近づけば同じ轍を踏む、と言いたいわけだな。
確かに今回は無理そうだの。だがお陰でやる気が出てきたぞ。」
徳利に栓をして立ち上がった。
>597
>「そういえば、俺も自己紹介はまだだったな…
>セシリアとエヴァンスの二人は知っていると思うが、俺の名はFALCON。武道家だ」
「フャルコン?変わった名前だの。何となく空を自由に飛びまわれそうな
ふんいきがあるが、そんな事はどうでもよい。武道家であったか、なるほど。
よろしく頼むぞフャルコン。」
握手をしようと手甲を外して手を差し出す。
>601
>「髪の毛を返り血塗れにする気?…いい加減にしておく事ね。」
>2人の間の空間に障壁を展開しておく。攻撃と呼べるクラスのやり方をしたのならともかく
>ただ手を伸ばした程度なら阻めるだろう。
「ぬ、すまぬ。またしても気分を害させてしまったようだ。」
猛省する。だがふと自分の手を見る。血がついていると言ったがついていない。
きちんと手を出す前にも確認した。だが目の前の少女がそう言うのだ、気付いていないだけで
やはりどこかに血がついているのだろう。ガルは懐から手ぬぐいを取り出して手を丹念に拭く。
>「私は…”白影”ミスト・エイジス。魔導の品を作る職人よ。」
(白影?ふむ、どこかで聞いたような気がするの。
うむ、思い出せん!その内思い出すであろう。しかしどこで聞いたのだったか?)
「ミストゥか、これからも迷惑をかけてしまうとは思うが、よろしく頼むぞ。」
軽く頭を下げる。
>603
>まさに大笑といった笑い方をされ、セシリアはいささか頬を赤らめた。
>そういえばお互いに名など知らない。セシリアも応えて名乗った。
>「オーガス皇国の騎士セシリア・ミディアリオと申します、ガルーダ殿」
「はっはっはっ、赤面する事はないぞ。それが普通なのだ。
普通であることはよいことだぞ。この俺が保証する。」
「うむ、丁重な名のり痛みいるぞ、セシリャどの。かのオーギャス皇国の
騎士殿とともに戦えるとは、光栄のきわみ。以後、よろしくお願いする。」
つい昔の癖で、ガルは騎士の礼をしてしまった。傭兵と名乗った事も
この一時だけ忘れてしまっていたようだ。
>「さて、ガルーダ殿が水晶の記録を見終わり次第、発つといたしましょう。
>名乗りを交わすのは歩きながらでも出来ますゆえ」
「おお、すまぬすまぬ。待たせてしまっていたか。
俺も先刻見届けた、今すぐにでも発てるぞ。では、行くか?」
腰袋から干し肉を取り出して口に放り込む。
>601>603>605-606
>その小刀を見て、多少驚いた風を見せた。
>魔導の品を作る職人よ
魔導の品を作る職人だからこそ、FALCONの魔刀黒爪に秘められた力を見抜いたのだろうか。
「魔法の道具の職人か…それじゃ、君が持っている道具は君が全部作ったのか」
>その刃の様に曇りなき心でいれば可能でありましょう。迷われるとはらしくありませんぞ
「そうだな…俺らしくなかったな…」
小刀をコートの内側に入れ、頬を叩いて気合いを入れなおす。
>よろしく頼むぞフャルコン
「あぁ、こちらこそよろしく」
ガルーダが手を差し出して来たので、それに応じ握手をする。
>さて、ガルーダ殿が水晶の記録を見終わり次第、発つといたしましょう。
「ガルーダが水晶の記憶を見終ったようだし、神殿でも探しに行くとするか…皆は準備は出来ているんだろうな?」
確認の意味を込めて、全員に準備が出来ているか確認する。
敵の本拠地を探して乗り込むのだ、この先何が起こるか分からない。
608 :
某蒼リボン妖怪少女:2005/07/29(金) 16:32:36
相変わらずの主人公気取りな坊やだねFALCON!!!
609 :
名無しになりきれ:2005/07/29(金) 16:51:15
わざわざ口に出すんじゃありません
みんな判ってこの芳ばしさを生暖かい目で見ているくらいわからないのかい、この子は!
>608-609
空気読めない荒らしのお前らより何千倍よりもマシなんだけどな。
611 :
名無しになりきれ:2005/07/29(金) 18:21:40
>610
その荒らしの中に含まれてる俺とお前がきましたよw
セルまた参加する?
セルはヤムなんだが
ヤムが参加するなら本格的に荒らそうかな
>603>606-607
>「餌、ですか。まぁ腹など下さねばよいのですが…、しかし彼奴の言う『呪い』にしても
何処まで本当かわかりませぬぞ。それだけは記憶に留めおいた方がよろしかろう」
如何わしい剣だっただけに余計に心配しているようだ。
しかし彼女自身はあまり気にはしていない。どうとでもなりそうだったから。
「ありがと。そのつもりよ。」
>606
ちなみに、血に付いては手甲の血を見て判断しただけだ。
当然間接などに隙間がなければ手を動かすのにも不便な事この上ない。
そこから染みると思ったのだろう。
>「ミストゥか、これからも迷惑をかけてしまうとは思うが、よろしく頼むぞ。」
「ええ、わかったわ。」
言うと、龍の背中に登って行った。
>607
>「魔法の道具の職人か…それじゃ、君が持っている道具は君が全部作ったのか」
「全部…じゃないわ。研究のために拾った物とか加工した物とかもあるし。」
言うと、少々何かを考えるような顔をしてから緑の指輪を撫でる。
すると小さく光る白い紋様が混じった黒に限りなく近い青の石がついた指輪と
漆黒の石がついた指輪が取り出される。それを手袋の下の指に嵌めてから
手袋を付け直す。手袋は変形し、下の指輪があることも含めて丁度いい形状に変わった。
>「ガルーダが水晶の記憶を見終ったようだし、神殿でも探しに行くとするか…皆は準備は出来ているんだろうな?」
「ええ、構わないわよ?」
直後、龍の8つの顔が大きな声で鳴く。こちらもOKなのだろうか。
先程までは青く澄んでいた空には捜索隊の行く末を暗示するように暗雲が立ちこめている…。
そして雨が降ってきた。
暗い空の彼方から影が近づいてくる。
ゴ・ゴ・ゴ・・・・・・
雷鳴に照らされた姿は漆黒の馬に跨った死霊の騎士であった。
「聞け、ヴォルフ様に楯突く脆弱な人間共よ!」
その顔は見えないが、眼だけが黒いフードの中で怪しく光っている。
「一月の間に女王を引き渡せ」
威圧するように放出された邪気が、大気をふるわせる。
「汚れた血統に与する者には、残酷な死のみが待ち受けている!」
死霊の騎士は懐から何かを取り出すと、ガルーダ達の足下に投げた。
それは先程死んだばかりと思われる捜索隊長の生首であった。
「新たなる世界の覇者、ヴォルフ様に忠誠を誓うがいい!」
>605-606
>「へたに近づけば同じ轍を踏む、と言いたいわけだな。
>確かに今回は無理そうだの。だがお陰でやる気が出てきたぞ。」
ニヤリと笑い、水晶球を仕舞い込む。
「それは良かった。私も心して、仕事へ取り掛かる事としましょう」
首をコキリ、と鳴らしつつ、ガルーダからFALCONの方へ向き直った。
>607
>「ガルーダが水晶の記憶を見終ったようだし、神殿でも探しに行くとするか…皆は準備は出来ているんだろうな?」
>確認の意味を込めて、全員に準備が出来ているか確認する。
「構いませんよ」
肩から吊り下げたマスケット銃を揺すって、それと示す。
ライフル以外にエヴァンスが持つ荷物らしい荷物はベルトポーチくらいな物で、殆ど身一つだ。
食料その他日用雑貨は、ミストやガルーダに任せる腹らしい。
>616-618
明るかった天気は俄かに崩れ出し、数滴の雨がエヴァンスのコートに染みを作った。
襟の下から、コートとは別な硬い布地で作られた灰色のフードを取り出し、被ろうとすると
突然彼の動きが止まり、ふと顔を上げて遥か遠く、地平線を見据えた。
と、空に立ち込める雲の壁を突き抜けるかの様に、黒い影が蹄の音を響かせて現れる。
「もう充分だろうに……また挨拶回りでしょうか」
乾いた草と土とを散らして、黒い影は一行へ近付くと
>「聞け、ヴォルフ様に楯突く脆弱な人間共よ!」
女王の話の中に現れた、敵方の神官の名だ。袖口に仕込まれた武器の引き金へ指を滑らせる。
黒衣の騎士から放られた何かの塊の様な物が一行の足下へと転がり込み、
エヴァンスはその嗅ぎ慣れた臭いで正体に気付いた。
まだ真新しい血に塗れたそれはエヴァンスの見知った顔ではなかったが、
本国から直接現地に向かった別働隊があるとは聞いていて、そうと勘付いた。
我々への威嚇のためにわざわざ届けた首だ、これがフレゼリアの人間では不足に過ぎる。
>「新たなる世界の覇者、ヴォルフ様に忠誠を誓うがいい!」
「『元』人間がなり立ての分際で、御目出度いじゃあないか」
コートの裏に留めてあった革袋を剥ぎ取り、その中身を撒き散らした。
袋に入っていた赤い粉末を総量の半分ほど撒いた所でライフルを取り、低く身構える。
「いい加減、蜥蜴どもでは退屈なのでな」
>616-617
青い空に暗雲が立ち込め、雨が降ってくる。
「雨か…二年前…北の遺跡に行く時にも雨が降っていたな」
二年前、フェンリルという化け狼を退治する為に、
オーガス率いる騎士団はオーガス皇国から北の方角にある遺跡に向かった。
そして、北の遺跡の手前の森にて、FALCONは大猿の化け物に変身し、大猿の力を手に入れた。
しかし、城に戻った後にすぐに失うことになったのだが…
>618
空の彼方から何かが近付いてくる。
その何かは目の前で止まる。
雷の光で初めてその何かの正体が分かった。
漆黒の馬に乗った騎士だ。
>威圧するように放出された邪気が、大気をふるわせる。
(こいつ…ガストラ帝程ではないが…中々の気を持ってやがる)
死霊の騎士から発せられる気は相当なもので、これくらいの気を発することの出来る者はそうはいない。
>死霊の騎士は懐から何かを取り出すと、ガルーダ達の足下に投げた。
「これは…」
投げつけられたのは捜索隊隊長の首だった。
捜索隊隊長とはあまり話をしたことはなかったが、同じ騎士団員。顔を見間違えるはずはない。
>新たなる世界の覇者、ヴォルフ様に忠誠を誓うがいい!
「ふざけるな…この世に未練を残した死人共が世界の覇者だと…
死人は死人らしく…とっととあの世に行きやがれぇ!!!!」
怒号と共にFALCONの纏う雰囲気や姿が変わる。
黒かった髪は黄金に輝き、黒い瞳はエメラルドグリーンに。
纏う雰囲気は更に鋭さを増し、黄金のオーラを見に纏う。
これが戦闘民族の血を引く者だけがなれる姿、超サイヤ人。
「さぁ…楽しい戦いを始めようか…」
黄金のオーラを吹き上げながら、死霊の騎士目掛けて走る。
その右手には気が込められており、この右手で先ずは馬の方を殴るつもりだ。
「愚かなり」
再び空に稲妻が走る。
「ヴォルフ様に忠誠を捧げれば素晴らしき力を得、
死の運命をも免れ永遠の安息を手にできようものを」
光に続き、一際大きな雷鳴が鳴り響く。
「せめてもの情けだ」
死霊の騎士は、背中に担いでいた身長より二回りも大きいナタを構える。
「ここで屍となり、屍術の傀儡としてヴォルフ様の奴隷となる事を喜べ!」
雨は激しさを増し、更に闇が深くなる。
既に死霊の騎士の姿は半分、闇と同化している。
ただ怪しく、残酷に光る眼を除いて。
「見慣れぬ武器を使うようだな」
身構えるエヴァンスに漆黒の馬が一歩、前に踏み出す。
「機械ごときで死を超越したヴォルフ様の忠実なる騎士を討てると思うな!」
エヴァンスとの間合いに入った瞬間、死霊の騎士が大ナタを振り上げる。
しかし、それが振り下ろされる事は無かった。
FALCONが突進してきたからだ。
「私を相手に正面から立ち向かってくるとは、思い切りの良い敵よ!」
FALCONの右手に気が集中していると見るや、死霊の騎士は手綱を引く。
まずは力試しとばかりに、大ナタでFALCONの拳を受け止める。
激しい力の拮抗。
死霊の騎士も、大ナタを片手で棒切れのように扱う怪力である。
「クックック、良い素材となりそうだ」
力負けはしていない。だが、相手はFALCONだけでは無いのだ。
漆黒の馬は高くいななきを上げ、FALCONを振り払い闇夜に跳躍した。
「死を受け入れよ!」
FALCONを飛び越え騎士達の中心に着地すると、
FALCONの背中めがけ大ナタを高速で振った。
>616-621
漆黒の騎士が接近して来る。…言葉をかけてきた。
雨が降ってはいるものの龍のバリアですべて弾かれている。
>「聞け、ヴォルフ様に楯突く脆弱な人間共よ!」
>「一月の間に女王を引き渡せ」
>「汚れた血統に与する者には、残酷な死のみが待ち受けている!」
>「新たなる世界の覇者、ヴォルフ様に忠誠を誓うがいい!」
「脆弱な人間?それ、私達の事かしら?」
龍の上に立って不敵に笑う。…と、一人はライフルを構え、
もう一人は変身して攻撃をかけようとする。しかしまだ仕掛ける気は無い。
8つの頭のうち一つの頭が顔を彼女に向けて何かを言っているが、首を振った。
…相手はエヴァンスに仕掛けようとして、FALCONの妨害が入ってそれをナタで受け止める。
そして跳躍、中心に着地して攻撃を開始したようだ。
「…これは…本格的に面倒そうな相手ね。…行くわよ?」
龍が言葉の通り飛び始める。高度を10mほどに取ってから
(相手にどんな防御手段があるのか…見ておくのもいいわね。)
「まずは…コールドレーザー。いきなさい。」
龍の8つの頭のうち青い色の頭が、直径50cm程の青白い光線を放つ。
…その光線の周囲では雨が雪と化しており、それが威力を物語っている。
>607
>「あぁ、こちらこそよろしく」
>ガルーダが手を差し出して来たので、それに応じ握手をする。
握手を終えて手甲を付け直す。
同時に斧と剣の刃を確認する。魔法の品だ、たやすく刃毀れなどしないはずだが
武具の手入れなどには気を使わざるを得ない職業。日課であり癖でもあった。
>615-622
>「聞け、ヴォルフ様に楯突く脆弱な人間共よ!」
>「一月の間に女王を引き渡せ」
>「汚れた血統に与する者には、残酷な死のみが待ち受けている!」
>「新たなる世界の覇者、ヴォルフ様に忠誠を誓うがいい!」
「はっはっはっ、いきなり現れてなにを言うかと思えば。
子供のおどしの方が幾分かマシだの。しかし脆弱とは聞き捨てならん。
しんに脆弱なるは弱きをくじき強きにへつらうことと教えてくれるぞ。」
>FALCONを飛び越え騎士達の中心に着地すると、
>FALCONの背中めがけ大ナタを高速で振った。
「ふんっ!」
背負っていた大剣を抜きざまに大ナタに投げつける。
避けはするだろうが、保険だ。そのまま地響きにも等しい揺れを
引き起こしながら突進し、加重をかけた大斧の一撃を見舞う。
624 :
名無しになりきれ:2005/07/30(土) 15:19:50
ヤムハンのレスがあったので埋めます10
625 :
名無しになりきれ:2005/07/30(土) 15:21:50
ヤムハンのレスがあったので埋めます 9
626 :
名無しになりきれ:2005/07/30(土) 15:22:21
ヤムハンのレスがあったので埋めます8
627 :
名無しになりきれ:2005/07/30(土) 15:23:45
ヤムハンのレスがあったので埋めます 7
628 :
名無しになりきれ:2005/07/30(土) 15:33:15
このスレは終了致しました
FALCONちゃんや蓮の事を忘れないであげてね!
新番組
仮面ライダーガルド!!
>607>616-623
セシリアが他の者と話しをしているうちにガルは記録を見終わったようだ。
>「ガルーダが水晶の記憶を見終ったようだし、神殿でも探しに行くとするか…皆は準備は出来ているんだろうな?」
「私はいつでも。もとより準備というほどのものもありません」
他の騎士たちも同様に準備は出来ているようだ。いざ北を向いて歩き出そうとしたその時、行く手の空が急速に曇った。
広がった雲は急速にこちらへ向かってくる。その雲の下を、影が駆け抜ける。
影は見る間に騎士たちの前に到達した。黒馬にまたがった黒衣の騎士だ。目だけがぬめるような光を放っている。
>「聞け、ヴォルフ様に楯突く脆弱な人間共よ!」
>「一月の間に女王を引き渡せ」
>「汚れた血統に与する者には、残酷な死のみが待ち受けている!」
そこまで言った所で、騎士が何かを一行に向けて放る。ごろりと足元に転がったものは、人の首だった。
オーガス国の先遣部隊の隊長を務めていた騎士。セシリアも見知っている人物だ。
>「新たなる世界の覇者、ヴォルフ様に忠誠を誓うがいい!」
「さすが死してなお現世を彷徨っているだけのことはありますな。世迷言がお上手でいらっしゃる」
あえて敬語で話しかけた。エヴァンスとFALCONがまず黒衣の騎士に仕掛ける。セシリアは隊長の首を引っ掴み、
まず戦いの輪の外へ出る。マントをはずし、首をくるんだ。
「血で汚れるのは嫌だろうけれど、我慢してね?」
マントの留め金にはめ込まれた石に語りかけ、振り向いて輪に戻る。
FALCONと組み打ちをしている黒衣の騎士にはまだ余裕があるようだ。よほどの手練れと見える。
FALCONの後ろを取った騎士に対してミストとガルが仕掛けた。
下手に手を出せば邪魔になるだけだろう。セシリアはそう考え、騎士の動きを仔細に観察することにした。
>621-623
>まずは力試しとばかりに、大ナタでFALCONの拳を受け止める。
>激しい力の拮抗。
拳と大ナタがぶつかりあう。
FALCONはナタごと死霊の騎士を吹き飛ばそうとするのだが、幾ら力を込めても動かない。
(くっ…力は奴の方が上か…)
しばらく拮抗状態が続くと、漆黒の馬がいななき、拳を振り払われ体勢を崩してしまう。
そして、後方から着地音がして、前方を見ると死霊の騎士がいない。
(しまった…後ろを取られた!!)
後方から風斬り音がする、恐らくは死霊の騎士がナタを振る音だろう。
(ちっ…避けきれない!!)
避けきれないと分かってはいながら、無駄なあがきとして、前方にジャンプする。
しかし、避けることが出来た。
ガルーダの投げた大剣がFALCONと大ナタの間に入り込み、盾となって防いだのだ。
着地して、死霊の騎士の方を振り向くと、ミストの龍が青白いレーザーを放ち、ガルーダが死霊の騎士に接近戦を挑む。
「気を溜める余裕はありそうだな…」
ミストやガルーダが攻撃を仕掛けたため、こちらにまで攻撃する余裕はないだろう。
気を右手の人指し指と中指に一点に集中させる。
これは二年前、神と呼ばれていた者から教わった技。
ミストやガルーダの攻撃により、死霊の騎士に隙が生まれた瞬間に放つつもりだ。
恐るべき破壊力を込めた突きがFALCONを捉えた瞬間、
死霊の騎士の眼前にガルーダにより投じられた剣が飛び込んできた。
「ズアアッ!」
既に勢いをつけていた大ナタは死霊の騎士の怪力によって
瞬時に太刀筋を変え大剣を打ち払う。
しかし、死霊の騎士に次の攻勢に転じる暇は無かった。
上をミストにとられている。
内心寄せ集めかとタカをくくっていたが、攻撃のタイミング、
連携はまだまだだが、個々は戦いに慣れている。
「小賢しい雌め!」
死霊の騎士の拍車が馬の腹を蹴る。
漆黒の馬は己の主人の意志を受けると後足で大きく立ち上がり、
ミストの龍を睨むように対峙し大きく息を吸い込んだ。
ブフゥッ!
吹き出した鼻息が火炎をなし、雨粒を蒸気へと変えながら冷気と衝突する。
衝突は爆発状態になり、発生した水蒸気が白い闇の空間を作り出す。
さしもの死霊の騎士も、衝撃で馬から投げ出される。
死霊の騎士が倒れた姿勢を立て直す間もなく、
覆い被さる様にガルーダが大斧を振り下ろしてくる。
大斧と大ナタの衝突が闇に火花を散らす。
しかし、体重をかけたガルーダの一撃を受け切る事は容易ではない。
「ヌウウッ!」
少しずつ大ナタが死霊の騎士の側へ押し込まれていく。
相対したガルーダの心を射抜くように、眼がギラリと光った。
「ゾンビとするには惜しいぞ、その力」
漆黒の馬はまだミストの背後にまとわりつくように
地獄の業火を吐き続けている。状況は一対一。
「ヴォルフ様に仕えれば、その力は永遠の時の中で
数多の血を啜り、更なる高みへと到達できようものを!」
死霊の騎士は大ナタを両手持ちに変え、全神経を集中した。
踏みしめられたガルーダの足が地にめり込んだ。
死霊の騎士は背中で地を受けているが、立っているガルーダは
雨の為に、踏みしめた力が地へと逃げるのだ。
「女王を汚しサタンの復活が成れば、ヴォルフ様は私に
あのガストラが稚児に等しく思える程の強大な力と、
かぐわしき絶望に満ちた殺戮の世を下さると言った!」
半ば恍惚とした口調が、絡みつくように響く。
それは死霊の騎士に大きな隙をつくっていたが、
同時に場の者を圧倒する邪気を放っていた。
弱い動物ならば、気にあてられただけで命を失うだろう。
>631
雨はその激しさを増し、乾いていた地面へ瞬く間に泥濘が広がっていく。
生首の置かれていた血溜まりも何処へともなく流れ出し、その色を失った。
だが、足場の悪さも、濡れた装備の重さも、彼らの剣の冴えを何ら衰えさせる事が無い。
竜の放つ光線と、黒い騎馬の噴き上げる炎とが巻き起こした水蒸気爆発の突風の最中、エヴァンスはほくそ笑む。
内なる非・人間の力の奔流が、賢しい人間の心を駆逐していく。それは丁度磁石の様に、騎士たちの超人的技能に引き寄せられる。
エヴァンスはライフルを抱え、FALCONに寄り添う形でそっと黒騎士の背後へ回った。
「あれに尋問は出来んだろう、消して良いな?」
白い薄手の手袋の指先を前歯で噛んで、左手を引き抜く。少年の左手は艶消しのガンブルーも鮮やかな、鋼鉄の義手。
手袋の上からではそうと分からない程の繊細な作りで、五本指は淀みない動きを見せる。
掌に刻まれた、無数の記号と文字が青白く輝く。殆どはルーン文字だ。
右手でマスケット銃を持ち上げると、左手は銃身に添え、黒騎士の背中へ狙いを定めた。
「奴を撃て、FALCON! 塵も残すな!」
膨大な魔力の集中が、辺りに満ちていた邪気を振り払う。
小枝の様にか細い指が銃の引き金を絞ると、強烈な炸裂音、衝撃波。
銃口から放たれた直径一メートル半程の白熱した光弾が闇を切り裂き、背を向けた死霊の騎士へ襲い掛かる。
>630-632
ガルの放った大剣が黒衣の騎士の鉈によって打ち落とされる。背後を取られていたFALCONはそれで難を逃れ、一度間合いを切った。
ミストが竜に氷のブレスを吐かせ、騎士に襲い掛かる。騎士は黒馬に炎を吹かせそれに対処した。青と赤がぶつかり合った刹那、
水蒸気爆発が起きる。騎士は馬から投げ出され、体勢を立て直す間もなく、放った剣を追って接近したガルーダと刃を交えることとなった。
黒馬は竜の後ろを取ろうと動くが、竜も体の割に俊敏な動きでやすやすと背を晒すようなことは無い。
ガルの振り下ろした斧をしっかりと受け止めた黒衣の騎士は、押し込まれながらも瘴気を放ち、斧を押し返す。
>「女王を汚しサタンの復活が成れば、ヴォルフ様は私に
> あのガストラが稚児に等しく思える程の強大な力と、
> かぐわしき絶望に満ちた殺戮の世を下さると言った!」
「悪党の口約束を信じるとは、実に純真なのですな。当節珍しいことだ…」
セシリアは額に汗を一筋浮かべながら、軽口を返す。さて、どう手出しをしたものだろうか。考えていると、
横合いから瘴気を吹き払う魔力の奔流がほとばしった。エヴァンスだ。その脇ではFALCONが指を額に当て、意識を集中している。
(まさか、撃つつもり!?)
黒衣の騎士を撃つとなれば、当然ガルも巻き添えになる。撃たれる前に気づいて避けるかも知れない。避けられないかもしれない。
今まさに眼光を交し合っている状況であることを考えれば後者の可能性が高いだろう。ならば…
「ガルーダ殿、御免!!」
セシリアはガルに向かい拳を突き出した。腕輪にはめられた石が桜色に光り、空気の塊が高速で打ち出される。腕輪に宿る精霊「抱く者」は、
今現在セシリアがもっとも意志を通じ合える精霊だ。ただし力は持っている魔石の内で最弱。だが、それゆえにガルにさしてダメージを与えることなく
黒衣の騎士から引き剥がすことが出来た。直後、炸裂音と共に白い光がエヴァンスの銃から放たれる。
>623 >629-633
龍と共に空にいる彼女に影響は無い物の、地面を揺らしながら突進しているのが窺える。
セシリアは相手の動きの観察、FALCONは技の溜めに入っている。
(……要は引きつければいいのね?それ以上でもいいけど。)
考えているうちに、聞き捨てならない言葉が聞こえた。
>「小賢しい雌め!」
(なめられた物ね…。)
漆黒の馬が強力な火炎放射を仕掛け、空中で激しい爆発を起こす。
彼女も龍の背から吹っ飛ばされはしたが、靴によって飛べる事もあり、すぐ戻れた。
「…派手にやっていいわよ?」
青頭が攻撃を止め、同時に赤い頭が白い炎を吐きつける。皆が騎士側に集中している為に
かなり派手である。…が、それだけではない。黄頭が強い声で鳴くと馬目掛けて落雷が落ちる。
ちなみに薄紫色は強い風を起こし、白い炎が友軍の側へ行かないように、
更に馬の動きを抑制するようにフォローに回っている。
…それだけでも強烈なのに、そこに青頭が再度先ほどの攻撃を放った。
赤、青共に相手に当てるべく狙った為、丁度交わる地点で相互干渉を起こし、派手な爆発を起こす。
風のフォローもあるので流石に味方への直撃は無いと思われるが、
はっきり言って余波だけでも強烈極まりない物があるだろう。
>631-633
>女王を汚しサタンの復活が成れば、ヴォルフ様は私に
>あのガストラが稚児に等しく思える程の強大な力と、
>かぐわしき絶望に満ちた殺戮の世を下さると言った!
「ほぉ…ガストラ帝より強い力か…とてもじゃないが、信じることは出来ないな…」
FALCONはあのガストラ帝と直に戦ったことがあるのだ。
その時のガストラ帝は正にこの世の者とは思えない力を持っていたのだ。
>奴を撃て、FALCON! 塵も残すな!
「あぁ…丁度気が溜ったところだ…」
右手の指先が気によって光輝きながら放電している。
直線上にガルーダがいたが、セシリアが精霊の力を使い、引き剥がしてくれた。
死霊の騎士の直線上にはもう何もない。
「喰らいやがれ…魔貫光殺砲!!!!!」
FALCONの指先からなにものをも貫き通す螺旋状の気の光線が、死霊の騎士の心臓目掛けて放たれる。
その威力は凄まじく、山さえも貫通しながら進むであろう。
「フ・ハ・ハ・ハ・・・貴様らは三大神官の力を知らぬのだ!」
死霊の騎士の力は、ガルーダをわずかに押し始めていた。
「ヴォルフ様こそが、この平和にただれた世界に遣わされし暗黒の救世主よ!」
上空の戦いはミスト優勢に進んでいる。
龍の雷光が、度重なる攻撃に疲労した漆黒の馬の横腹を直撃する。
致命的な手傷を負った漆黒の馬は、最後の力を振り絞ると
身を盾に龍の放った反作用ブレスの衝撃波から死霊の騎士を守った。
漆黒の馬は地に落ち、やがて動かなくなった。
死霊の騎士は含み笑いをするようにミストに愚弄の言葉を投げかける。
「人間にしてはやるようだが、それが限界よ。
だが、おまえは運がよい。その力ならば世界が闇に堕ちた暁に
ヴォルフ様の子を宿す資格があるぞ。光栄に思うのだな!」
再び、雷光が輝く。
死霊の騎士は、その瞬間に渾身の力を込めた。
遂にガルーダの斧を捌き、がら空きとなった胴に死の一撃を食らわせるべく大ナタを振る。
「死ね!」
刹那。一陣の風ともに、ガルーダは大ナタの軌道から弾き出される。
「雌がぁああ!」
瞬間に頂点に達した怒りは邪気の槍となり、セシリアに襲いかかる。
もはや邪気とは言えない破壊の衝撃。
直撃すれば、並の騎士では圧死するほどの威力だ。
・・・だが、それが最後だった。
隙を見逃さず、エヴァンスの光弾が闇を貫く。
意表をつかれた事により避けが遅れた死霊の騎士の
大ナタを持った腕が、あっけなく地面に転がった。
「ぬかったか!」
続く魔貫光殺砲が完全に死霊の騎士をとらえていた。
黒衣が支えを失ったように地面に落ちた。黒衣に中身は無かった。
「フ・ハ・ハ・・・」
残された声だけが空に響く。
「これで勝ったと思うなよ!」
ふと空を見上げると、北の彼方に死霊の騎士の邪悪な霊魂が飛び去るのが見えた。
「呪われた血に与する、人間どもよ・・。
じきにヴォルフ様はガストラ帝すら超越し、我らに闇の時代をお与え下さる!
もし女王を差し出さぬのならば、己の過ちを苦痛とともに思い知る事になるぞ!」
声が去ると、いつの間にか空は元の晴天に戻っていた。
>636
>龍の雷光が、度重なる攻撃に疲労した漆黒の馬の横腹を直撃する。
>致命的な手傷を負った漆黒の馬は、最後の力を振り絞ると
>身を盾に龍の放った反作用ブレスの衝撃波から死霊の騎士を守った。
>漆黒の馬は地に落ち、やがて動かなくなった。
>「人間にしてはやるようだが、それが限界よ。
>だが、おまえは運がよい。その力ならば世界が闇に堕ちた暁に
>ヴォルフ様の子を宿す資格があるぞ。光栄に思うのだな!」
その言葉を聞いてもはや呆れるに近い視線を向けていた。
「確かに、それぞれの大技は使ってたけど…まだ攻撃したの、
半分の頭だけなのに…。…いって良いわよ。」
それぞれの頭が競うようにその漆黒の馬を食い漁る。
その間に死霊の騎士に目をやると、死霊の騎士は逃げ出していた。
おそらく追っても無駄だろう。声が消えた時には既に晴れていたようなので。
…見ていると、龍も馬の死骸を食べ終えたようだ。嬉しそうに吠えている。
とりあえず、状況を見て誰かが行こうと言い出すのを待つことにした。
>636-637
魔貫光殺砲は完全に決り、死霊の騎士は倒れた。
FALCONが死霊の騎士の死体を確認しようと近付いて初めて分かった。
「死体がないだと…」
すると、どこからか声が聞こえる。あの死霊の騎士の声だ。
>呪われた血に与する、人間どもよ・・。
>じきにヴォルフ様はガストラ帝すら超越し、我らに闇の時代をお与え下さる!
>もし女王を差し出さぬのならば、己の過ちを苦痛とともに思い知る事になるぞ!
声のする方を見上げると、霊魂らしき物体が北の空に飛び去っていく。
恐らくは、死霊の騎士の霊魂なのだろう。
「逃げたか…」
気の無駄な浪費を抑えるため、超化を解く。
「敵は北の方に逃げた。多分、敵は神殿に逃げたと思う。俺は敵の逃げた方角に進もうと考えているのだが、皆はどうする?」
>636
>ふと空を見上げると、北の彼方に死霊の騎士の邪悪な霊魂が飛び去るのが見えた。
>「呪われた血に与する、人間どもよ・・。
> じきにヴォルフ様はガストラ帝すら超越し、我らに闇の時代をお与え下さる!
> もし女王を差し出さぬのならば、己の過ちを苦痛とともに思い知る事になるぞ!」
>声が去ると、いつの間にか空は元の晴天に戻っていた。
「ふん、生半可なエーテル体で下らん真似をするからだ。
所詮は若造だ、力の使い方を分かっておらん。この分では、奴らの大将にもそう期待出来そうにないな。」
エヴァンスは頭を振って、濡れた髪から水を飛ばす。
ライラック色のコートはいつの間にやら乾いており、義手にも手袋が被せられている。
革袋の赤い粉末を一つまみ中空へ向けてばら撒くと、
「ま、奴に咄嗟で逃げられてしまうとは、我々も既にロートルという事だ。
平和ボケを抜くには良い準備運動さ」
FALCONに笑いかける。危うくガルーダを撃ち抜く所だったという事にはまだ気付いていない。
>638
>「敵は北の方に逃げた。多分、敵は神殿に逃げたと思う。俺は敵の逃げた方角に進もうと考えているのだが、皆はどうする?」
「ロクに手掛かりが無い以上、それが一番確実でしょうね。
時に、あの騎士が置いていった首は……」
そう言って、セシリアの方を見遣る。首を包むマントを指差し、
「セシリアさん、その首は矢張り……
私に考えがあります、手伝って戴けますか?」
ミストに手招きしつつセシリアの下へ歩み寄ると、半ば引っ手繰る様にマントへ手を伸ばした。
>636>638-639
>「雌がぁああ!」
黒衣の騎士が叫び、凝縮した邪気をセシリアに向けて放つ。よけようとしたセシリアだが、
後ろに騎士の首が置いてあるのを思い出し、踏みとどまる。亡骸は、オーガスか、せめてフレゼリアの城に送り、
葬ってもらわねばならない。それが任務に殉じた騎士への礼だ。
圧倒的な邪気の奔流を受け止める決心をした時、エヴァンスの放った光弾が騎士を捉え、
続けざまに放たれたFALCONの気が黒衣を貫いた。ばさりと漆黒の衣が地に落ちる。中身など最初からなかったように。
それと同時に、セシリアの眼前に迫っていた邪気も、髪をわずかそよがせる程度の風を残して霧散した。
詰めていた息を吐き出し、構えを解く。北の空のかなたに、おぼろげな姿が見えた。
>「敵は北の方に逃げた。多分、敵は神殿に逃げたと思う。俺は敵の逃げた方角に進もうと考えているのだが、皆はどうする?」
FALCONが一行に聞く。セシリアは首を包んだマントを拾い上げながら答えた。
「もとより我らに与えられた使命は神殿の探索です。行きましょう。その前にしばし時間をいただきたい」
セシリアは投げ捨てたザックから紙と羽ペンを取り出し、首に添える手紙を書こうとした。
そこにエヴァンスが歩み寄り、首を包んだマントごと引っ手繰っていった。思わず荒い声が出る。
「エヴァンス殿、何をされるおつもりかは存じませぬが、手荒な扱いは許しませぬぞ!」
何せガルーダごと敵を撃とうとした男だ。何をするかわかったものではない。エヴァンス本人には
どうも敵しか目に入っていなかったのかどうか、とにかくガルーダを巻き込みかねなかったという意識はないようだが。
先を進めることにした騎士達。
四時間ぐらい何事も起きず、とうとう神殿が目の前に見えてきた時、それは起こった。
「待てぇい!!!我等はヴォルフ様に遣える忍(モドキ)、屍人だ!!貴様らの命を頂戴する!!」
忍者の数はざっと数百人はいるだろう。
騎士達はこの強敵を軽く倒せ!!
>639-641
「おし、みんな行くみたいだな。それじゃ出発しようか」
再び神殿目指して進み始めて四時間後。
「もしかして…あれじゃないのか?」
一行が目にしたのは、普通の神殿。だが、その奥からは禍々しい邪気が溢れているのを感じる。
一行が神殿に入ろうとした時、
>待てぇい!!!我等はヴォルフ様に遣える忍(モドキ)、屍人だ!!貴様らの命を頂戴する!!
どこから来たのか知らないが、数百人の忍者が自分達の後方にいる。
「ったく…神殿が目の前にあるってのに…」
スーパーサイヤ人に変身すると、後方を向き、気功砲の構えをとる。
「時間があまり無いから…一気に片付けさせてもらうぞ…新気功砲!!!はぁっ!!!」
後方の忍者達に向かって次々と気功砲を連射する。
撃ち終った時、忍者は影も形もなく消え去り、辺り一面焦土と化していた。
お前またそれかよ?
いい加減力押しだけの最強厨プレイやめろよ・・・・
644 :
名無しになりきれ:2005/08/03(水) 00:17:34
713 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2005/08/03(水) 00:11:23
騎士スレの643。お前は騎士スレに頭脳戦を期待してるのか?
それに容量の無駄。
自演乙
FALCON
プ
645 :
名無しになりきれ:2005/08/03(水) 00:30:00
埋め?
埋め?
646 :
名無しになりきれ:2005/08/03(水) 00:35:07
馴れ合い厨コテのキモすぎる本音w
コテ同士での雑談が人生の全てと言わんばかりだな。
ぜったいこいつらリアルで友達いないねw
268 名前:サルベージャー三世 ◆MILD7/8aHg :2005/08/02(火) 00:30:47
mixiに引き篭もりたいというのも正論かもしれぬな。
271 名前:阿龍 ◆AuronDDrJU :2005/08/02(火) 00:31:47
>>268 特に夏場はね。
名無しってやっぱり雑談には邪魔でしかないよ。たいていの場合ノイズ。
647 :
名無しになりきれ:2005/08/03(水) 00:39:38
別にうまくなりきろうなんか思ってねぇし〜
君達が俺にあやまるなら許してやってもいいかもね
さぁどうする?あやまってくれたらキャラネタ板から消えるよ
笑わせるなww
は?およ?何を言っているんだお前達は?
ここはスレタイの通り仮面ライダーのスレなんだが…まぁいいたくさんの書き込みありがとう
全レスは義務ではないからな、気がむいたのにだけ答えてみるよ
…しかし、およとは…いったい誰なんだろうか…
私はおよではないが、聞きたいな生徒会スレとはどこにあるのだ?
およレンジャー作ろうぜー!
すまんかった、許してくれ
ならみんなでシャアでも名乗るか?
俺はMだから叩かれると素直に嬉しいw
まてまて俺は吉田茂を名乗る時は今のトリップを入れているぞ
今はずっとロムってるよ
これからももっと暴れるぜ!
4ch
クーラスレは荒らすなよ!スパロボスレも一応チェックしてるし
M禿げはMだから余計喜ぶよw
埋め立てはいいよ、余計なことすんな
彼がそう思えばそうなんじゃない?
次スレはいるよ!誰か立ててこい
スレタイこのままでいいからさ
悪いけど他板のことはこっちに持ちこまなくていいよ
それよりV3はどうした?
風見はどうした!?ま、まさか一人でデストロンと戦っているのか!?
うわわあん!吉田およ怒ったぞ〜!!!
82 名前:キラ ◆l/IRP0btKM :04/10/19 20:19:53
…もうやだ…やめる…、ここ好きに使ってもいいよ…俺VIPのおよじゃないんだよ
文体とかでわかると思うんだけどね…今およいずむが使ってるトリップなんか出せないしね…
ということでここにおよの痛いスレとか張ってもあんま意味ないと思うよ
でも君達が張りたいならそれでもいいけどね、それじゃバイバイ
648 :
名無しになりきれ:2005/08/03(水) 01:01:59
スレまだか?
649 :
名無しになりきれ:2005/08/03(水) 01:19:22
埋めてっていいよ
650 :
名無しになりきれ:2005/08/03(水) 02:03:30
ドウモ〜〜〜ッおはハジメマシテ〜〜〜ッ
拙僧は26歳の教祖してるのぉ〜〜〜っ
うーんとー、修行を積まねばならぬ。清められねばならぬ。
道半ばでの死を探してたらなんとっ!
素敵な突破ルートを発見!ヨガポーズをとって瞑想を始めた。
あやしい国教とかすごい数の脳内改竄がありますけど、
これ全部1人の方が管理しているんですか?すごすぎ
てなわけで、アーバンの民よ!我は神の使徒にして神罰代行者サドゥ・カラリパヤッツである!
導き手に、なってくれるよねっ。
え?くれないのぉ〜?(;¬_¬)おお、なんと豪胆な!ガ━━━(゚ロ゚)━━━ン
なってくれなかったら、( `_)乂(_´ ) 勝負! \(^o^)/
☆○(゜ο゜)oヤンヤンへの明らかなオーバーキル、☆(゜o(○=(゜ο゜)o バコ〜ン!!( ゚▽゚)=◯)`ν゚)・;'パーンチ
(>_<) いてっ!神罰覿面ンン!! ゛o(≧◇≦*)oo(*≧◇≦)o″ダメ!!
(☆o☆)きゃ〜〜(@_@;)やられた〜〜(o_ _)o 懐からきのこ ガ━━(゚Д゚;)━━ン!
(+_+) 【霊茸】。。。。・゚゚・o(iДi)o・゚゚・。うぇぇん <(゜ロ゜;)>バスケットボール大の念の球!! ??゚□゚;ハウッ!
なあんて(#⌒▽⌒#)こんな拙僧っ!σ(^_^)だけど、(///▽///)んんん!・・・ふはぁあああはっはぁ・・・!
カリ・ユンガのm(_ _)m名を称えよ♪('-'*)フフ ナマンステ━━━Σ(ll◎д◎ll)━━━━━ン
ということで。(^-^)vじゃあね〜〜〜♪(⌒0⌒)/~~ ほんじゃo(゜▽゜ヽ)(/゜▽゜)o レッツゴー♪
それでは、今から西門近隣区域も色々見てきまーすC= C= C= C=┌(^ .^)┘
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651 :
名無しになりきれ:
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