吟遊詩人だ。一曲聴いていかないか?

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1吟遊詩人 ◆BARDUlPcB.
…なにか詠おうか?
騎士と姫の恋物語、伝説の勇者のサーガ、孤狼の旅路、凶器の殺人鬼の悲恋……。

いま、暫くのご静聴をば……。
2名無しになりきれ:2005/05/27(金) 22:02:07
公爵が削除依頼するでしょう
3名無しになりきれ:2005/05/27(金) 22:02:24
誰が得するんだよこのスレは
4孔明:2005/05/27(金) 22:02:45
孔明ですよ!漢楚のものをお願いしますよ
5名無しになりきれ:2005/05/27(金) 22:02:59
馬鹿詩人とメルヘンと変態はクーヤで十分
家に帰りな
6名無しになりきれ:2005/05/27(金) 22:04:09
サーガという名のSSスレなのか?
7名無しになりきれ:2005/05/27(金) 22:04:29
寿司食べるのでマドマドお願いします。
8吟遊詩人 ◆BARDUlPcB. :2005/05/27(金) 22:23:45
右は極めて平坦な道…少しずつではあるが金も落ちている。それを拾って暮らせば生きていけるだろう。
左は一寸先も見えない暗闇の道。はたまた茨の道か、黄金の道か…?さて。

>2
できるものなら…頼むよ。もっとも、そのような口からデマカセがいつまで通用することだろう…?
そんな君にはこの詩を。傲慢な鼠が迷い込んだ大きな館。さて、その館に住んでいたのは果たして誰かな……?
“橋”が一つにしてしまった罪は重い――。

>3
水…鏡とも言うね。見た者の姿を映し返すというおもしろいものだが…。
君には自分の姿を鏡に映す自信があるかな?もし君にそれがあるなら、鏡の前に立ってみることだ。
一度、じっくりと自分の顔を見てごらん。

>4
…いちばん有名なところから行こうか。
項羽…知っているかな。若くして一軍を率いるまでの実力と地位、運に恵まれた将だが…。
彼も軍団相手では分が悪い。個人は軍団には勝てないからね――。
さて、名将項羽は敵軍に幾重にも囲まれ――絶対絶命。彼は歌う、愛する女と幾多の戦いを共にした愛馬への詩を。
いま、その物語を語ろう―――。
9吟遊詩人 ◆BARDUlPcB. :2005/05/27(金) 22:24:11
>5
はは…これは異なことを。帰る場所などとうに無い。早く安宿を見つけないとね。
そして宿に泊まるには、金を稼がねばならない。

――そうだな、一曲弾こうか。お代はもちろん、聞き終わってからでも構わない。飽きたら帰ってもいいからね。
さて…詩人は語る。それは五人の竜殺の剣士の英雄譚――。

>6
そうだな――どうせなら君も、騙されたと思って一曲作ってみるか?
私は生憎と一次創作の才能は無きに等しいのだが――そういう意欲を持つ人は珍しいよ。
若い頃は私も何かと気恥ずかしい気持ちがどこかにあったのだが、今思い返せば何と愚かだったということか。
何故あのとき、歌う勇気が持てなかったのか、楽器を持つ手が動かなかったのか…分からないな。

>7
調味料くらいなら…っと、すまない、きらしてしまっているようだ。
私自身も一文無しの状態だ――買ってやることはできない、すまないな。
…気を紛らわす意味も込めてひとつ、詠おうか。

「恐怖」を人に伝えることは不可能だ。ただ、そっと伝えることはできるかもしれないが……。
10フィナ=ヴラド・スヴェルテン:2005/05/27(金) 22:41:26
おお、なんと趣のある場だ。私も一つリクエストを。
飽きることなく何度も口ずさみたくなるような、そんな詩をお願いしたい。
11名無しになりきれ:2005/05/27(金) 22:51:21
>10
らんらんらららんらんらん
らんらんららら〜んらんらんららららんらららんらんらん



(ラピュタより
12吟遊詩人 ◆BARDUlPcB. :2005/05/27(金) 22:59:20
>10
――承知。期待に添えられるかは分からないが、歌おう。しばしのご静聴を……。
“自分の命と引きかえに他人の命が救われる、言い換えれば、他人の命と引き換えに自分の命が救われる”。
愛してしまったが故に全てを失った黒い堕天使の恋歌…ソナタだ。

深海の底に、白い羽が沈む――。

>11
私の欠点は、音。メロディを作ることができない点かな。
一応アクセント程度にリュートを弾くが、果たして効果はどれほどのものやら。
一流の吟遊詩人はそれこそ魔法のように楽器を操ると聞くが…さて。

我らが元で一つになろうぞ、我らは等しき存在。そう、即ち――
13似非:2005/05/27(金) 23:01:36
一曲短いのを

私はこの塔を巡り
二つ目のミレニアムを迎えたが
未だに判らないでいる
私が大空を舞う鷹なのか
大いなる歌なのかを
14吟遊詩人 ◆BARDUlPcB. :2005/05/27(金) 23:29:53
>13
いい曲だね。…私もまだまだ青いな、軽く思い知ったよ。
何も無い、虚無から新しい何かを創り上げることができるということはいいことだよ。
多くの者――批評家とか料理人とかいう者は、既にそこにあるものに味付けをしているに過ぎない。
0から創造しているわけじゃないんだ。
城を建てるには、まず最初に兵士が戦って土地を奪わねばならない。これが一番分かりやすい例えかな。

私は暴力に対して一つの力しか持っていなかった。その名は――
15似非:2005/05/27(金) 23:48:46
歌いたい奴が歌って聞きたい奴が聞けばいい
出所の大元がどこであれ俺にとっては初めて聞くあんたの歌
それでいい
それができる場所だから
詩との出会いの場だから
連鎖して語り継がれてこその詩
気に入った詩だけもっていけばいい
気に入らなかったら聞かなかったことにすればいい
それができる場所だから
16吟遊詩人 ◆BARDUlPcB. :2005/05/28(土) 17:08:35
昼は子供の町、夜は大人の街――。

>15
参ったな…プレッシャーだ。古今東西を問わず、聞いた詩は詠う覚悟で望まなければね。
リュートの絃は――完璧。体調は万全、気分も最高だ。

けれど、忘れてはいけない。
あなたの片手が、誰かを刺し貫き血まみれとなったとしても…

もう片方の腕がある――

グレゴリオ暦1134年、作者は不明…題して――「Scourge」。
神を殺すか、世界を殺すか…いま暫くのご静聴をば――。
17名無しになりきれ:2005/05/28(土) 17:35:22
>14
んん?その名って…なぁに?
18旅のストリッパー:2005/05/28(土) 20:08:56
あの、こちらの吟遊詩人様とは別人でいらっしゃいますか?
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1096387060/l50
19似非:2005/05/29(日) 00:04:03
今夜も一曲紹介しようか
恋の詩を

早く 速く 触れてください
私の 髪よりも
頬よりも
唇よりも
乳房よりも
速く 迅く
私の 心に
触れてください
20吟遊詩人 ◆BARDUlPcB. :2005/05/29(日) 20:28:55
心よ、この剣閃に乗って――。

>17
聞いたことがあるかな?
J.P.サルトル…「歯車」より。その名は暴力。
追い込まれた狐はジャッカルより凶暴という先人の言葉もある。普段静かな奴ほどキレると怖い、ということだね。

人間から理性を奪ったら、果たして野性に戻れるか?答えは――

>18
これは…珍しい客に訪ねて来られたものだ。
しかし遺憾ながら、そちらの吟遊詩人殿と私とはいささかの関係もないように思わます。申し訳ないが、人違いのようでありますれば…。
だがこのまま貴女を帰してしまうのも人の道に、詩人の道に反するというもの。
せっかく訪ねて来られたのです、一曲聴いていってはいかがかな…?稀なる客人へ心を込めて、この曲を贈りましょう。

その投じられた小石により、運命の輪は複雑怪奇に廻りだす――。
確かに小石はその身を挺してでさえも小さな波紋にしかならなかったが、その振動はやがて巨大な波となって彼らを襲う――。
メタモルフォーゼ――それは永遠という名の物語。

>19
それでは私からも一つ、詠わせてもらおうか。
昔、腕利きの吟遊詩人から聞いた曲だ。今となってはうろ覚えだが…断片的にでも、覚えているところは覚えていてね。
「Legions」…あまりにも強大な力を秘めた二人。彼らは全ての憎しみと全ての混乱を止めに行く。

彼女の声は、破滅であり不屈であり、確信だったから――
21似非:2005/05/30(月) 01:36:45
今日もただ黙々と歌おう
どこかで聞いた歌を伝えるために
人を讃えるサーガは苦手でね勘弁しとくれよ

野に咲く花のように
強く 優しく 逞しく
水をかけられるより
自ら吸い上げる 美しさを
そして
豪華になりすぎないように
22ガラハド ◆u3CudPDzYA :2005/05/30(月) 03:56:35
苦労して金を稼ぎ
念願叶って買った名剣を
かつての旅仲間にその命ごと奪われた
聖戦士の詩を作ってくれ…
23吟遊詩人 ◆BARDUlPcB. :2005/05/31(火) 21:02:35
剣ほど実用性の低い武器が未だかつてあっただろうか…?

>21
“友よ 決して希望を捨てないことだ
確かにいうだけなら簡単だけど 希望が潰れ去っても
また新しい希望を築けると信じ込むのさ”

「冬の散歩道」……より。

>22
この世には偶然なんてものはひとつもない。
すべては最初から そうあるべきだったこと――。

女神に祝福されし聖戦士、悲しみを怒りに変え、怒りをその剣に乗せて。
やがて彼は英雄となる。民からは称えられ、賞賛され、喜びの喝采をその背に受けた。その手に持つは名匠による必殺剣。
彼らと再び出会ったのはそんな折――かつての仲間の変わらぬ笑み。荒くも優しい火の微風。

…その微風が牙を剥く。その微風の恐ろしさを一番良く理解しているのは、紛れもない――
24名無しになりきれ:2005/06/12(日) 20:50:08
あげてみてはどうか
25高句麗 ◆OIZKOUKURI
あんたの故郷の歴史を語ってくれ