バイオハザード:LEVEL7

このエントリーをはてなブックマークに追加
395オホートニク ◆UJ2Z0a21JY
>391
「撃つな!」
息切れに苦しみながら、搾り出すように叫ぶ。
子供に当る、という部分を何とか飲み込む事には成功した。
前にも増して不気味な姿となった男に対する配慮でもあり、機嫌を損ねない為の対応でもある。
「・・・撃たないで。さっき言った保護対象の一人です。」
それでも自衛官達は小銃を構えている。
流石に今回は取り押さえに行く兵士はいない。
何人かはヘリに給油を開始していた。多分、あの女の指示だろう。
「人間の意識はまだ、ありますか?」
少年を抱えたままの男に問い掛ける。
仮に意識を保っていてもこの男はどうなるというのだ?
このまま変異を続けたとなると・・・くそ。
ユダだ。
この男は第2のユダになるのか?
あの男は半永久的に俺達を追って来るだろう。
冷徹さに徹し、狂気を糧にして。
溜め息が零れ、悲しみが脳を引掻き回す。
・・・そう言えばあのアロハシャツの男はどこに行った?

所持品:シグの弾倉(1)、無線機、煙草 (空) 、100円ライター
      マグライト、 レザーマンツール(10得ナイフ)、ワクチン×2、
     アンプル(抽出高分子入り)×5本 、アンモニア×1
     現在地:狭戸市 傘社研究所前
健康状態:胸に切り傷(出血は少量)。内蔵に損傷?
現在地:研究所と雑居ビルの間の道路