バイオハザード:LEVEL7

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390オホートニク ◆UJ2Z0a21JY
>385−386
抑えた耳越しに中年の自衛官の声が聞える。
>「……ところでさっきの閃光弾だが、貴方の友達かい?」
咄嗟の問いに答えに詰まる。
答えに相応しい言葉は見つからず、代わりにシノザキの姿を捕らえようと周囲を見回す。
押しよせる熱風と爆音の中、雑居ビルへとトラックを走らせるシノザキの後姿が見えた。
何をする気だ?
閃光に照らされる中、小さな影がビルから吹き飛ばされるのが見えた。
シノザキの運転するトラックが爆風で押し出され、雑居ビルへと叩きつけられる。
小さな影の落下地点より大幅にずれてしまったのが解かった。
立ち上がり、粘り気のある焼けた空気の中を走り出す。
間に合わない。あの少年が死んでしまう。
誰かと声にならない声で叫ぶ。
助けてやってくれ、誰でも言いからと心の底で祈った。

所持品:シグの弾倉(1)、無線機、煙草 (空) 、100円ライター
      マグライト、 レザーマンツール(10得ナイフ)、ワクチン×2、
     アンプル(抽出高分子入り)×5本 、アンモニア×1
     現在地:狭戸市 傘社研究所前
健康状態:胸に切り傷(出血は少量)。内蔵に損傷?
現在地:研究所と雑居ビルの間の道路