バイオハザード:LEVEL7

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384名無しになりきれ
>「素直に街の外にでるのは危険だな。」
唐突に聞えてきた声に危うく事故りそうになった。
「ちょ…何よ!?」
咄嗟に車を止め、注射器を小人の喉元に突き付ける。
けれど、その声は彼の背中から聞えていた。

>「あー、聞えるかい?あんた、看護婦の山田あすか、だろ?オホ、いや、鈴木の奴から聞いているよ。」
>「おい、驚くなよ。何、悪いようにはしないさ。どうしてあの化け物に追われているんだ?
>その理由を教えてくれないか?」
鈴木…という名前に反応してしまう。
一体この声の主とあの鈴木さんとはどんな関係があるんだろうか…?
「貴方は傘社の人間?鈴木さんとはどういう関係なのかしら?」
…返ってくるのは無言。
どうやらあたしが質問に答えてからじゃないと、向こうは口を開かないってわけね。
「どうして追われてるか?ですって?」
ふざけんじゃないわよ。こっちが知りたいわよ。
「あたしが、コレを持ってるからじゃないかしら?」
多分この小人にはカメラも仕込まれているに違いない。
そう思って、小人に突き付けた注射器を見易い様にしてみた。
「詳しい事はこれ以上言えないわ。さあ、貴方は誰なの?
これから何処に逃げれば安全なの?」

名前:山田あすか
年齢: 24
性別: 女
所持品: メス 空の注射器(3本) 自己血入りの注射器1本  包帯 ガーゼ 消毒用アルコール
     止血剤 
現在地・状況:等訓市営立体駐車場車内。
自分の状態:全身打撲。反デュラン派と会話中。
259judas ◆fGngH1./vI sage2005/05/29(日) 00:07:34ぼやけた視界、震える身体、熱い傷口・・・。
物事を考える余裕もなく、俺は走り続ける。
ゴボゴボと血を吐き散らしながら転び、立ち上がり、そして走り出して、再び血を吐いて転ぶ。
それを幾度となく繰り返しながら、俺は走り続けた。
俺の身体を動かしているのは『生きて、奴等と再び死合う』という目的だけ。
何処をどう走っているのか、自分の身体がどんな状態に陥っているのか、まったく構わずに走り続ける。
走って走って走って走って・・・・。
俺はいつの間にか、地上にぶっ倒れていた。真っ暗な夜空、残念ながら星は見えない。
ズキリと腹部に痛みが走る、気がつけば腐ったゾンビが呻き声を上げながら俺の腹を齧っていた。
・・・・・・おいおいおいおい、何齧ってんだよ、俺の身体を勝手に喰うなよ。
がぶがぶがぶがぶがぶがぶがぶがぶがぶがぶ・・・。
くちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃ・・・。
ゾンビの口から溢れ出る咀嚼音に、反吐が出そうだ。
不思議と気持ちは落ち着いている、喰われているのに、落ち着いている。
だからさ、喰うなって、俺はさぁ、生きなきゃいけないんだから・・・。
ゆっくりと口を歪め、手を動かし、ゾンビの頭部を鷲掴みにした。
美食家気取ってる状況じゃないのはわかっているが・・・、やはり・・・ゾンビを喰らうのは躊躇するな・・・。
蠢くゾンビに構うことなく、そのゾンビの頭に噛りつく。
全ては生きる為に、生きて再び・・・奴等と死合う為、その為に・・・ゾンビだってなんだって喰らってやるさ。

所持品:ベレッタM92F(残弾5)
現在地:????????????
状況:全身刺し傷だらけ、左腕剥き出し、食事中、極めて危険。