バイオハザード:LEVEL7

このエントリーをはてなブックマークに追加
378米軍兵士 ◆2ISenyg2AE
>370
ヘリに乗り込もうとすると、ふと桂木の姿が目に入った。
その蒼白になった顔を見た瞬間、あの記憶がフラッシュバックしてきた。

──兄さん、私の事は忘れて、これからも元気でいてね──
──大尉、ヘリはまだ来ないのですか!このままでは全滅します!──

「・・・・・ああ、俺はまた他人を裏切るのか」
小さく呟くと、ヘリから弾薬箱を引っ張り出し、グレネード弾を頂戴する。
そして、パイロットに向けて言い放つ。
「俺は残る。そっちは基地に帰投しろ。ついでに、司令には適当な言い訳をしておいてくれないか」
俺の言葉を聞いて、パイロットは怪訝な表情を浮かべたが、すぐにOKサインを出した。
機体から離れると、ヘリは上昇して飛び去って行った。無論弾薬箱は回収されたが。
ヘリが見えなくなると、俺はさっさと桂木の所へと歩み寄り、ベレッタを頭に突き付ける。
「・・・さて、大分顔色が悪くなってきたな。何なら、今すぐ此処で始末してやろうか?」
普段から狂気に染まっている目が、今は射抜くような視線で桂木を見据えている。
「後々面倒に巻き込まれるのは御免だ。今ここで死ぬか、それともまだ死にたくないか、どっちだ」
既にベレッタの銃口は桂木の眉間に押し当てられており、後は俺が引き金を引けば桂木は即死するだろう。
いつでも撃てるようにしながら、桂木の返答を待った。

名前:ロバート・ファリントン
年齢:37
性別:男
所持品:M16+M203(22発/1発)+30連マガジン×6、M203グレネード×3
     ベレッタM92F(8発)+8連マガジン×2、コンバットナイフ
     煙幕手榴弾×2、手榴弾×3、携帯無線機、水筒、携帯食糧4パック
     バックパック(暗視鏡、発煙筒2本、30連マガジン×2、烏龍茶500ml×6、
     爽健美茶500ml×4、コカコーラ500ml×4)
現在地:等訓市デパート屋上
状況:迎えのヘリを帰投させ、桂木にデッド・オア・アライブな質問をする