自殺戦隊ゴレンタンin檻板

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1名無しになりきれ
■本スレ
自殺戦隊ゴレンタン
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1105447621/
■関連スレ
自殺戦隊ゴレンタン
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1105967022/
自殺戦隊ゴレンタン
http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/swf/1105966953/
自殺戦隊ゴレンタン
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/utu/1105965014/
自殺戦隊ゴレンタン
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/mental/1105965634/

その他>>2-10あたり適当に
2名無しになりきれ:05/01/18 00:39:30
ってテンプレこれ以上何を書けと…
3名無しになりきれ:05/01/18 00:40:23
はっ

>>1
乙!
4ミドレンタン ◆e322005KoE :05/01/18 00:40:47
俺ミドレンタンだけど何か質問あるミド?
5名無しになりきれ:05/01/18 00:41:05
自殺仲間募集の掲示板で知り合った5人、
その内の一人が前々から目をつけていた古びた洋館で練炭自殺をすることを決意する。
しかし練炭に火をつけた直後警察が駆けつける。
事情聴取を終えて自殺が出来なくてがっかりする5人に、一人の男が声をかける。
「君たちの自殺を邪魔をしたのは秘密結社いのちの電話だ!」
驚く五人にさらに男は語りかける。
「秘密結社いのちの電話がいる限り君たちは自殺出来ないだろう」
「じゃあどうすればいいんだ!」
5人の問いに男は答える。
「俺は簡単に自殺出来る方法を知っている。知りたいか?」
5人は頷く。
「よし、ならば今日から君たちは自殺戦隊ゴレンタンだ!」


DIE1話   『自殺戦隊ゴレンタン』
6名無しになりきれ:05/01/18 00:41:26
>>1乙!
7ミドレンタン ◆e322005KoE :05/01/18 00:41:59
自殺願望は無いな。
ミドー
8名無しになりきれ:05/01/18 00:42:04
DIE2話「ゴレンタン出撃せよ」

土台が自殺希望の引き篭もり5人。見えざる敵いのちの電話へのモチベーションは
下がる一方。
そんな折、樹海基地へ一本の緊急通報が・・・

「高層ビルから飛び降りようとする中年男性を
 いのちの電話が阻止しようとしている」

ゴレンタンの初出撃である。

高層ビルに着いた5人。見上げた先には長官の姿が・・・
妙に納得する5人。阻止しようとするいのちの電話の戦闘員。
そして怪人の登場。戦う5人。
必殺技、練炭アタックで敵を退けるのを見届け、舞う長官。
見守る5人。

そして長官は位牌になった。
9名無しになりきれ:05/01/18 00:42:43
DIE3話「イエロー心燃やして」

ヒキオタデブのイエロー。死ぬ事すら面倒臭がる男が、唯一日課としている事があった。
カレーハウス「リタリン」に逝き粉っぽいカレーを食べる事。
そして看板娘のメンヘラー 華音を見る事であった。

「・・・いらっしゃいませ・・・」
「・・・ハン・・バ・・カ・・レー特盛、あと・・・トッ・・ング・・・卵。あ・・・かず・・・カツカレ・・」
二人とも聞き取り辛い。

そんな華音がある夜、リストカットを敢行。いつもの横カットではなく、今日は縦カットだ。
お節介な友人が、いのちの電話に相談してしまった!!
出動命令が下る。
華音は本気だ!!俺達が幇助しなくては誰がする!!

急行するゴレンタン。
気を利かせた4人は戦闘員を引き受け、イエローが怪人と退治する。
「・・・楽に・・死な・・・て・・よ」
相変わらず聞き取り辛い。

自らきも傷つきつつ、渾身の力で怪人を撃退するイエロー。自分は死ねない。
そして華音は星になれた。その死に顔を眺めつつイエローは呟く。
「・・・ねて・・・いなぁ・・・うら・・しい・」
相変わらず聞き取り辛い。
10名無しになりきれ:05/01/18 00:43:30
DIE3話 「中頓別慕情」

女はけだるくバスタオルを巻き付けると、似合わない缶ピースに火を点け語り始めた。

思い出せない位昔、この街に居たわ。
この古惚けた街に産まれ 育ち 普通に恋をした。
当たり前に結婚し 当たり前に子供が出来 当たり前に老いて行く・・・そう思っていた。
格別輝きを望まなければ、普通に灯せる明かりを持てると信じていた。
それを幸せだと思える・・・諦めかな・・・そんなのがあった。

普通が一番難しいなんて、よく言ったもんだよね。

ちょっとした間違いだったのよ。その男は都会の大学生だった。
古惚けた街は目的地じゃなくて、立ち寄っただけ。立ち寄っただけだったのに。

私は立ち寄られてしまった。

8ヶ月経った頃、隠しきれなくなった私は街を逃げ出した。
目立つんだ・・・こんな街じゃ。
16の小娘が身重で生きてける訳も無いのにね。青かったんだ。
思い余ってサクッとね・・・あは・・・おかしいよね。
病院で目が覚めた時、私は一人になってた。医者って奴はお節介でさ。

人様に言えない様な事、山ほどしてきた。
辛くなる度、剃刀を当ててきた。でもダメなんだ。
お節介がいつも助けちゃう。助けなきゃいいのにね。

・・・あは、なんで初対面の男にこんな話してるんだろ。
おかしいね、あんた話しやすくて。
ごめんね、冗談よ。話し疲れちゃった。もう寝るね。

----男が目を覚ました時、風呂桶は真っ赤だった。

いのちの電話道東支部にスクランブルが入る。

薄れた意識で、ピンクは戦闘員を認識した。
刷り込まれた習性が、彼女の少し減った血を滾らせた。
カッターナイフを取り出す「SYOUTENッ!」・・・バトルスーツが身体を覆う。

いのちの電話道東支部戦闘員は驚愕した。
今中央で問題になっているゴレンタイが何故最果ての地に?
怪人も予算の都合上いない。勝てる訳が無い。
圧勝。

ここで散りたかったんだ。
11名無しになりきれ:05/01/18 00:44:12
毎週自殺未遂事件を起こすゴレンタンは、ついに精神病院へと収監されてしまった。
拘束衣に猿轡、そして四方をスポンジ壁で囲われた個室……。
「ここに居ては死ねない」、ゴレンタン達に焦りの色が見え始めたそのとき、
リーダーのアカレンタンは、伝説の自殺奥義イキトメールを発動した。
果たしてゴレンタンは心停止するまで呼吸を我慢できるのだろうか。
次回、『渡れ、三途のリバー』をお楽しみに!
12名無しになりきれ:05/01/18 00:44:46
DIE5話 「渡れ、三途のリバー」

イエローが姿を消して既に三日経った。
基地の空気は重く、心にまで纏わり付く。別段平気なメンバー、鬱は日常。
しかし、そんなメンバーの心に浮かぶ疑念・・・「抜け駆け」
一番失敗しそうなイエローと言うのが、逆にリアルだった。

翌日、ブルーの消息が途絶えた。明らかにいつもと違う・・・非日常が侵食を始めていた

更に次の日には、ピンク。
ついにレッド一人になっていた。

その夜、レッドは襲撃される。いのちの電話の新兵器は
バトルスーツを纏う事を許さなかった。
拘束されるレッド。ギャグボールを噛まされ目隠しされたレッドが収監された先は・・・
とある病院の個室だった。一風変わったその個室の壁は四方が分厚いスポンジで覆われていた。
「いのちの部屋」

死ねないという現実は、レッドにある決意をさせる。
奥義「無限息堪」発動・・・

モニターに映し出される光景を見て、いのちの電話戦闘員が即座に救出を始める。
本末転倒。戦闘員は全滅。
やはり死ねない。

基地に帰ると、グリーンが首吊りに失敗していた。
13ミドレンタン ◆e322005KoE :05/01/18 00:44:55
ミドミド・・・・・ゴレンタンというキャラを元にしたSSを書くのは
なりきりではなくても構わないミド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14名無しになりきれ:05/01/18 00:45:35
DIE6話 「Cremated checkered flag」

WRX STi。いろはの蒼い閃光なんて呼ばれてた、俺の分身。
今はその肢体を陽に晒すことも無く、ここで眠っている。
こいつが眠ってから、俺は俺である事を辞めた。
右膝が疼く・・・

いつも絡んでくるランエボをルームミラーで確認できなくしてから、俺は路肩に車を止めた。
純夏に缶珈琲を投げて渡す。助手席には気付くといつもこいつが居た。
邪魔にもならず、嬉々として峠を楽しむこいつはいつの間にか
オプションから、居ることが必要な人間に変わっていた。
だが、そんな事口に出す事も出来ず、また必要なかった。

「どうする、天気も悪くなってきたしそろそろあがっか?」
「ん〜、どっちでも良いよ」
「んじゃ、そろそろ帰っか」

思いの他早く崩れ始めた天気。下りルートに入った時には既に土砂降りだった。
慎重に下っていた俺を、後ろからハイビームが照らした。「クソッ、又絡んで来やがって・・・」
その時、視界に飛び込んできた・・・「!?」・・・人影?いろはに?

猿だった。


救急車で搬送された純夏は、急性硬膜外血腫・脳挫傷・肺挫傷・血気胸・頚椎脱臼骨折・肝挫傷
治療の甲斐無く、息を引き取った。両親の怒鳴り声に、俺はただ虚ろに「スイマセン」を繰り返しただけだった。

純夏、お前痛かったか?苦しかったか?俺の隣なんかで死んで悔しかったか?
きっとお前は気を使って、申し訳なさそうに「違うよ」って笑うのか?
俺の折れた膝を見て、「足おっ欠く方が痛いって〜」なんて言うのか?
それを見る事も叶わないのか?
俺はお前に責めて欲しいんだ。「私の人生返してよ!」って。
それも望めないのか?

楽になろう。そう思ったのは、3ヵ月後。
ガレージに収まる先に逝った相棒が、俺にぴったりの棺桶だった。
練炭を灯し、車に乗り込む。

「純夏、今から逝くよ。まずお前に思いっきり怒って欲しいんだ。
 気が済むまで俺を責めて・・・もし良かったら、又こいつの助手席に乗ってくれないか?」

光が差し込む 目を開ける      「・・・純夏?」

「これ備長炭だよ」

俺といのちの電話との戦いが始まった瞬間だ。
15名無しになりきれ:05/01/18 00:46:41
話を順番に貼り付けてくださるのはありがたいんだけど、話数のズレとか訂正してください。
わがままで申し訳ない
16名無しになりきれ:05/01/18 00:46:55
食券と間違えてナンバーズを買ってしまったキレンタン、そのナンバーズが100万円当たってしまった。
そこでキレンタンが珍しく自殺の提案をする。
「限界まで食べれば死ねるはずでごわす」
こうしてゴレンタンは食べ過ぎ自殺のために宴会を始める。
それを聞いた秘密結社いのちの電話は阻止するべく宴会会場へと向かう。
怪人宴会部長男「俺たちも宴会に参加して食料を食べつくしてやる!」
キレンタン「何ーーー!ご馳走は渡さないでごわす」
しかし駄目人間の集まり、酒がはいると次第に意気投合していくのであった。
ミドレンタン「みんなー、備長炭で焼いた焼肉出来たよー。」
キレンタン「うほっ、うまいでごわす。怪人ベジタリアン男も食うでごわす。」
怪人ベジタリアン男「俺肉食えないってwwwwww」
隠し芸大会が始まりますます宴会が盛り上がっていく。
アカレンタン「1番アカレンタン、死にたくなる話します!」
怪人ファブリーズ男「2番ファブリーズ男、におい消します!」
モモレンタン「3番モモレンタン、歌歌います」

メンヘラーな性格に似合わずアイドルの歌を歌うモモレンタン。
怪人宴会部長男「しかし、よくスモークなんてあったな。敵ながらあっぱれだ。」
アオレンタン「まあな、煙の出るものなら普段から持ち歩いてるからな。」
怪人宴会部長男「え?もしかしてあの煙って・・・」
気づいたときにはもう遅かった。周りの戦闘員がバタバタと倒れていく。
アオレンタン「あの煙はそう、俺たちの必須アイテム練炭さ。」
怪人宴会部長男「うはーーー」
秘密結社いのちの電話の怪人達は全滅するが、
並大抵の一酸化炭素では死ねないゴレンタン、今日も死ねないのであった。
アカレンタン「俺さ、たまにあいつらが羨ましくなるんだ。簡単に死ねてさ。」
モモレンタンのYeah! めっちゃホリディが悲しく響くのであった・・・

DIE7話 『祭りの後で』
17名無しになりきれ:05/01/18 00:48:44
>>15
…ずれてる?
18名無しになりきれ:05/01/18 00:49:02
はさみじゃがーメンバーチェンジが激しい戦隊
19名無しになりきれ:05/01/18 00:49:15
20名無しになりきれ:05/01/18 00:50:31
>>17
3話がかぶり4話に移行したり、6話が19話に変更になったりしました
21名無しになりきれ:05/01/18 01:24:51
22名無しになりきれ:05/01/18 10:34:07
>>20
おおう・・・それはしつれいしました。
23名無しになりきれ:05/01/18 10:45:41
レンタラ、タンタンタン…
24名無しになりきれ:05/01/19 00:37:49
25名無しになりきれ:05/01/19 13:22:06
vip見れない
26名無しになりきれ:05/01/20 03:17:21
イ`
27名無しになりきれ:05/01/22 13:01:04
あげ
28名無しになりきれ:05/02/03 23:03:39
保守
29名無しになりきれ:05/02/03 23:55:52
    ,.. -ェ‐=、‐-、 _,rェ┐
rーv'彡rf/f゙!l゙!ミ、ヾ、三'ォ
|三ヲ ( !.{f.l|{.}.!l |゙!、l、!i"≦
l三i ( | |l |!|l !| l !!」」`ヾヲ
7Z. ヽfヽ⌒ ,. ⌒jメ、
 ̄   ~ゝ 、ワ /  <ほす!
  ,.‐、-t}. `"ヒr-、,,_   
  /  \\ー-|  /゙!    
30名無しになりきれ:05/02/14 22:16:36
VIP落ちたか?
31名無しになりきれ:05/02/15 07:32:10
落ちたね
32名無しになりきれ:05/02/15 13:19:27
ここまできたら完成させたいよな
33名無しになりきれ:05/02/18 02:20:12
俺ROMしかできないけど期待してる
34名無しになりきれ:05/02/18 19:07:45
また落ちた件について
35名無しになりきれ:05/02/18 19:20:20
前説
「やぁ!テレビを見てる鬱っ子のみんな、ゴレンタンだよ!僕たちはヒーローだから良いけど、自殺幇助は犯罪だよ!
 だから他人に手伝ってもらったりするのは止めよう! そして身の回りを整理して、細密な計画を立ててから逝こう!
 残された家族が困ったり、万が一失敗して後遺症で苦しんだりしないようにね! ゴレンタンとの約束だよ!」
36名無しになりきれ:05/02/18 21:05:06
今83話2本書いてる訳だがこのスレに貼るってことでいいのかね?
37名無しになりきれ:05/02/19 01:56:57
俺は貼って良いと思う
38名無しになりきれ:05/02/19 13:04:10
じゃあ貼っちゃう

DIE82話 「サッドマシーン」の続き

DIE83話 「ミナソコ」

ゴレンタンはすぐさま車に乗り込み、いのきの電話の基地へと向かう。
初代を物言わぬアンドロイドへと変えてしまったあの悪魔のような組織。
初代はもうこの世にはいない。自分たちが殺したのだ。
それでも感傷に浸っている時間すら彼らには許されなかった。
いのきの電話を叩き潰す。あの場で誓ったのだ。初代の亡骸の前で。
お前をあんな目に遭わせた奴等を……絶対に許さない。

しかし、唐突に指令が入る。その内容に誰もが耳を疑った。
アンドロイドが街に大量発生したという。
アンドロイドだと………?そんな馬鹿な。1体だけじゃなかったというのか?
ゴレンタンはすぐさま現場へと進路を変更した。
392:05/02/19 13:04:40
街には無残に転がる死体のみがあった。アンドロイドの大群はすでに去ったようだ。
あまりの酷い光景に目を逸らさざるを得なかった。
人のいない街を歩く。もう生きている人はいないのか……?
一つの疑問が湧く。いのきの電話はいつから人を殺すようになったんだ?
ふと、モモレンタンの体が止まる。一点を凝視したまま。
顔が次第に歪んでいく。信じられないものを見たかのような。
目線の先にはアンドロイド。クロレンタンと全く同じもの。
どこまで自分たちを苦しめるんだ…お前は………。
403:05/02/19 13:05:49
3体のアンドロイドが自分たちの存在に気付くと、一斉に襲い掛かってきた。
しかし爆弾はもうない。倒す術が一切ないのだ。
このままでは自分たちも殺されてしまう。
アンドロイドたちの攻撃を避けながら、ゴレンタンは必死に考える。
一体どうすれば…………。このまま逃げていても埒が明かない。
逃げながら目に入る死体を見て、怒りがこみ上げてくる。
彼らには何の罪もないはずだ。自殺を志願していたわけでもないと思う。
それなのに何故殺されなければならないのか。
自分たちはいい。でも、関係ない人間を巻き込むのは……。
「くそっ……!」アカレンタンが吐き捨てるように言った。
無駄とわかっていても。それでもいい。
「みんな!練炭アタックだ!!」
悪あがきでも。それでもいい。何もしないよりは。
414:05/02/19 13:06:39
繰り出される練炭アタック。しかしそれはいつもの練炭アタックとは違っていた。
赤く燃え盛る炎が渦巻いた。それがアンドロイドに向かって伸びていく…。
それは正に怒りの炎。アンドロイドが炎に包まれる。
これにはゴレンタンも驚いていた。こんな炎は見たことがない。
それはゴレンタンの怒りが具現化した炎。様々な思いが詰まった炎。
アンドロイドが爆発し、砕け散った。
もうアンドロイドを倒すことにためらいはない。
ゴレンタンの怒りの炎が全てを焼き尽くす。
425:05/02/19 13:07:23
ゴレンタンはいのきの電話の基地に向かう。
これ以上被害を広げないために。この戦いが終わった後、ゆっくり皆で死ねばいい。
自殺志願者が希望通りに死ねて、そうでない者が生きていける。
そんな世界になればいい。
諸悪の根源であるボスを倒し、いのきの電話を壊滅させる。
そうすればまた平和な世の中になるはずだ。
アオレンタンは車のスピードを上げた。
もうすぐ終わるはず。いや、絶対に終わる。
ゴレンタン最後の戦いの幕が開けた。         次回、最終回
431:05/02/19 13:08:31
DIE82話 「REBIRTH」の続き

DIE83話 「きこえるかい」

突然、重いドアが吹き飛んだ。そこらに倒れこむゴレンタン。
部屋の中にはクロレンタンとボスの姿が見えた。
ゴレンタンはすぐさま起き上がり部屋へと走っていく。

「アカレンタン!!」アオレンタンが叫んだ。しかし反応がない。
「フフフハハハ!!無駄だ!!もう洗脳は完了したのだよ……」
ボスが勝ち誇ったように言う。そんな馬鹿な……。そんなはず……。
「嘘だろ……?そんなはずないだろ!?」初代に向かって2代目が叫んだ。
しかし彼には何も聴こえていないような……反応がない……。
「行け!クロレンタン!!」ボスの命令が発せられる。
それとともに動き出すクロレンタン。本当に洗脳されてしまったのか…?
あの時元に戻ったと思ったのに。記憶を取り戻したと思っていたのに。
一気に絶望のどん底に叩き込まれたような。そんな感覚が広がっていく。
「ウグゴゴゴゴゴゴ………」まるで獣のような低いうなり声を発する。
もう、人には戻れないのか……?
442:05/02/19 13:09:04
洗脳強化されたクロレンタンは強かった。前回より数段パワーアップしている。
クロレンタンの繰り出す攻撃を受けるたびに吹っ飛ばされるゴレンタン。
それでもすぐ立ち上がり、クロレンタンを止めようとする。
「くそっ!!頼む!!思い出してくれ!!!」アカレンタンの悲痛な叫び声が響く。
しかしゴレンタンの声は全く聴こえていないようだ。
ゴレンタンはその事実をどうしても受け止められない。
アカレンタンは戦いながらも手段を探っていた。こうなったら…もうあれしかない。
必殺一酸化炭素中毒。でもこれが効かなかったならば……。
自分たちはどうすればいい?
5人の気持ちは一つに固まっていた。もう手段がこれしかないことを皆悟っていたのだ。
「行くぞ!!」アカレンタンが叫ぶ。
5人の気持ちが一つになる。繰り出される一酸化炭素。
一酸化炭素がクロレンタンを包んでいく。
「無駄だ無駄だ!!!そんなことをしても効かん!!!」
ボスが叫ぶような声で言う。
ゴレンタンはただ必死に意識を集中させる。元に戻ってくれ、頼む……!
ひたすらに祈るだけ。それしか自分たちにはできないのだから。
453:05/02/19 13:09:43
懐かしいこの感じ……。これは一体何だ?
むりやり閉じ込められた自我が目覚めようと今必死になっている。
自分が本当は誰なのか。それが知りたくてしょうがなかった。
仲間の声がする。自分の居場所がちゃんとあることを教えてくれるんだ。
俺は……、生きている。まだ生きているんだ。
俺の心はまだ生きている。自分自身が気付いていなかっただけ。
声、聴こえてる。

クロレンタンの動きが止まる。その眼からは流れる涙。
初代……。記憶が戻ったのか………?
「そんな馬鹿な!おい、さっさとゴレンタンを倒してしまえ!!」
ボスが何やら叫ぶが反応は無い。初代は記憶を取り戻したのか?
「う、うぐおおおおおああああ!!!!!!!」
突如頭を抱え叫びだす初代。駆け寄る5人。
「大丈夫か!?」口々に叫ぶが初代はただ叫ぶのみ。
「洗脳は完璧だったはず……一体何故だ!!?」
ボスは半狂乱になり走り出す。しかしゴレンタンはそれどころではなかった。
苦しむ初代を前に自分たちは何もできないのか……。
464:05/02/19 13:10:18
苦しい。こんな苦しみは初めてだ……。
頭の中がぐちゃぐちゃになっていく…。棒を突っ込まれてかき回されているような。
負けてはいけない。こんなところで。
俺は……。俺には仲間がいるんだ。
眼を開いて。そこから何が見えるのか。恐れないで。

初代の咆哮が止んだ。眼をしっかりと見開いて。
真っ直ぐに5人を見つめていた。
「初代……お前………」アオレンタンが言った。
「み……みんな…………」か細い声。それでもちゃんと5人に響く、声。
聴こえた。しっかりと。
「思い出した……?」モモレンタンが微笑みかけた。
無言で頷く初代。もう大丈夫だろう。心配は無くなった。
だが再会を喜ぶ暇もなく、6人はボスを探す。
いのきの電話との決着をつけるため。6人はボスの行方を追った。   次回、最終回
47名無しになりきれ:05/02/20 10:18:20
前スレDATキボリ
48名無しになりきれ:05/02/20 10:20:50
期待
491:05/02/21 18:07:08
DIE83話 「ミナソコ」の続き

DIE84話 「新世界」

ゴレンタンはいのきの電話基地へと到着した。
襲い掛かる戦闘員たち。それをカッターナイフ片手に薙ぎ払っていく。
初代や、関係ない人たちを殺したこの組織を許すことはできない。
ゴレンタンはボスの元へと走る。

「侵入を許しただと!?何をやっている!!」怒鳴り声がする。
ボスの顔が驚き、そして恐怖によって歪んだ。
ゴレンタンが遂に組織を潰しにきたわけか……。
自分たちがやられるか、相手がやられるか。
決着をつける時がきたようだ。今この瞬間に。
「ええい!!アンドロイドを出せ!!全てだ!!!」
一気にケリをつける。数で圧倒だ。
世界征服という夢をここで終わらせてたまるものか。
基地内の工場からぞろぞろと歩いてくるアンドロイドたち。
起動を確認し、ボスは安堵した。これでもう大丈夫だろう。
負けはありえないはずだ。
しかしボスには心配事があった。先ほど倒された3体のアンドロイド。
彼らは一体どうやってアンドロイドを……?
ボスは頭を振って邪念を取り払う。負ける訳がない。
502:05/02/21 18:07:49
倒せど溢れてくる戦闘員たち。しかしゴレンタンは決して諦めはしない。
皆の心は一つだ。平和であり、生きるも死ぬも自由な世界。
それを目指して彼らはただひたすらに走り続ける。
走り続けた先。そこには大きな工場があった。
アンドロイドを製造している工場に違いない。
ゴレンタンはそこに突入した。

中には見たことのない光景が広がっていた。
蠢くアンドロイドたち。誰が見ても不気味である。
ゴレンタンを見るなり襲い掛かってくるアンドロイド。
5人はよりパワーアップした練炭アタックで対抗していく。
ボスはその様子をモニターで見、驚愕する。そんな馬鹿な。
あんな技のことなど聞いてないぞ……。
次々と破壊されるアンドロイド。ボスは何も考えられなくなった。
513:05/02/21 18:08:19
練炭アタックを幾度も繰り返すがアンドロイドの数は一向に減らない。
このままではいずれはこちらが力尽きてしまう。
こうなったら、この工場を壊してしまおう。アオレンタンは鉄パイプ爆弾を取り出した。
これまでに造ったものとは比べ物にならない火力を備えた特別なものだ。
この広い工場を吹き飛ばすくらいの火力はあるはず。そこにある者の声が響いた。
「待て!ゴレンタン!!!」ボスが姿を現したのだ。
「貴様が……貴様がいのきの電話のボスか!?」叫ぶように言うアカレンタン。
遂に敵の姿をこの眼に捉えた。初代を失った恨み、怒りがこみ上げてくる。
「ゴレンタン……!最後まで私の邪魔をする気か!!」
「もう貴様の好きにさせる訳にはいかない!!」
「ならば死んでもらうしかないな………!」ボスが取り出したのは拳銃だった。
銃声が工場に響く。
524:05/02/21 18:09:28
「うあっ!!」肩を押さえてうずくまるアオレンタン。
「アオレンタン!!」4人はアオレンタンの体を抱え物陰へと走る。
「私の野望を、ことごとく邪魔しおって!!」そう叫びながら銃を撃ちまくるボス。
その姿は狂っているといっていい。アンドロイドや機械、部下にかまわず撃つ。
ゴレンタンは隠れながらもボスを倒す方法を模索していた。
アオレンタンのケガの具合もよくない。近づくことすらままならない状況だ。
するとアオレンタンが言った。「これを使おう」
それは鉄パイプ爆弾だった。これを使えば自分たちも無事ではすまないだろう。
銃声、アンドロイドは徐々に近づいてくる。もう時間は残されていない。
アカレンタンは皆の目を見た。皆はその視線をしっかりと受け止める。
迷いはなかった。ボスやこの基地もろとも爆破する。
そうすればこの世界にまた平和が訪れることだろう。
アカレンタンは鉄パイプ爆弾をボスめがけて投げた。
閃光とともに爆風が全てを包み込んでいく。
熱く、眩しく、痛く、悲しかった。
535:05/02/21 18:10:09

基地は残骸を残して吹き飛んだ。全てを飲み込んで、消えていった。
重要施設、ボスを失ったいのきの電話は壊滅となり、自殺自由の時代が再び訪れる。
自由に生きる者、自由に死ぬ者。時はただ過ぎてゆく。
いのきの電話のボスによる世界征服は失敗に終わった。
ゴレンタンの阻止によって。彼らは自分たちの命と引き換えに世界を守ったのだ。
しかしその事実は決して公になることなく消されていった。
やがてゴレンタンという5人が存在していたことすら、人々は忘れてしまうのだろう。
基地の跡には5輪の花が咲く。
折れそうで、枯れてしまいそうで、それでも力強く揺れる。
5人が生きていた証。人の記憶に残らなくても、確かに彼らは存在していたのだ。
彼らは死ぬという願いを叶えた。
今日もまた、何事も無かったように風が吹いた。
                      自殺戦隊ゴレンタン   完
541:05/02/21 18:11:32
DIE83話 「きこえるかい」の続き

DIE84話 「新世界」

ゴレンタンは初代との再開を喜ぶ間もなくいのきの電話・ボスを追いかけた。
もう戦闘員もほとんど倒したので基地には人の姿は見えなくなっていた。
「くそっ!一体何処に逃げやがった!!」2代目が苛つきながら言う。
ゴレンタンは必死にボスを探す。しかし基地の規模は相当広く、なかなか見つからない。
すると、基地中にボスの声が放送によって流れた。
「基地内に残っている全戦闘員に告ぐ!一刻も早く基地から脱出せよ!!」
一体これはどういうことだ?脱出だと?
「これより基地を封鎖する!!早く脱出せよ!!」封鎖だって!?

ボスは放送を終えた後、椅子に深く座り込んだ。これでいい。
「ボス!私たちはボスと一緒に……!」
「いいから早く行け!!……被害者は私だけで十分だ………」
戦闘員に怒鳴る。お前たちは生きるんだ。そんな思いがボスにはあった。
残りの戦闘員たちが脱出したら、私はこの基地と、そしてゴレンタンと心中だ。
自殺を阻止しようと躍起になっていた私が自殺することになるとはな……。
自嘲気味に笑う。私の意志を継いだものが現れてくれれば、私はそれでいい。
さあ、ゴレンタン。最後の戦いだ。
552:05/02/21 18:12:23
「ここか!?」司令室のドアを開ける。暗い部屋の中には一人の男。
「ゴレンタン、ここが私と貴様らの墓場だ!」ボスが勝ち誇ったように言った。
墓場だと?それはどういうことだ!?
「このまま基地を地中奥深く沈めてやる!私と心中というわけだ!」
「お前たちは自殺を取り締まっていたじゃないか!」2代目が聞き返した。
ボスはその質問には答えず幾つもあるモニターを確認する。
どうやら戦闘員たちは全員脱出したようだ。あとはこのボタンを押して封鎖……。
そのとき、ボスの手に向けてカッターナイフが飛んだ。
「ぐあっ!!」それは見事にボスの手に命中した。
投げたのは初代アカレンタンだった。続けてアカレンタンは言った。
「ここは俺に任せてお前たちは外に出ろ!」
「なんだって!?そんなことできるわけないだろ!!」アオレンタンが叫んだ。
それにはボスも驚いたようだった。しかし初代は必死に言った。
「お前たちには自分の好きな死に方で死んで欲しいんだ。
お前たちは俺を助けてくれた。今度は俺が助ける番だ」
563:05/02/21 18:13:08
その言葉を耳にし、5人は外を目指す。
「必ず生きて合流するんだぞ!!」とアオレンタンが叫びながら走っていった。
「そうはさせるか!!」ボスが叫びボタンを押そうとする。
このボタンを押せば、この基地は地下奥深くへ沈みだす。
そうすればゴレンタンがこれから自殺幇助することもできなくなる。
「待て!!」初代がボスに飛び掛った。何とか5人が脱出するまでは……。

ゴレンタンは出口を目指してひた走る。もうすぐ、あと少し。
薄っすらと光が射す。出口が見えてくる。
(初代……)誰もが彼の身を案じていた。

「くっ、くそっ!離せ!!」ボスが苦しそうに言う。
それでも初代は絶対の離さない。5人が無事に脱出するまで。
彼らにはこんなところで死んで欲しくない。
モニターに眼を移す。もう少し。もう少しで外に………。
一瞬の油断だった。初代の力が少し弱まり、ボスがスイッチに手を伸ばす。
ゴレンタンが出口を駆け抜けたとき。基地が地下へと沈みだす。
574:05/02/21 18:13:51
「な、なに!?」5人が口々に叫ぶ。
音をたてて沈んでゆく基地。そんな……初代がまだ出てきてないのに!
時既に遅し。侵入口は消えていた。もう中に入る術は無い。
ゴレンタンはただ呆然と立っているだけ。何も考えられずに。

沈んでゆく基地の中で初代とボスは座り込んでいた。
「……何も言わないのだな………」ボスが静かに言う。
「これでいいんだ……あいつらが生きているなら……」初代もまた、静かに言う。
後悔は一切していない。初代の眼はしっかりと前を見据える。
「馬鹿な男だ………全く」ボスがポツリと言った。

ゴレンタンはその場にへたり込む。初代はもう戻ってこないのだ。
結局また彼に助けられてしまった…。せっかく再会できたのに………。
残された5人はその場をいつまでも動こうとはしなかった。
初代の最後の言葉が思い浮かぶ。
「お前たちには自分の好きな死に方で死んで欲しいんだ。
お前たちは俺を助けてくれた。今度は俺が助ける番だ」
585:05/02/21 18:14:37
基地は跡形もなく地上から姿を消し、ボスを失ったいのきの電話は壊滅した。
これで自殺志願者が何の不安も無く死んでいける世界となった。
それでもゴレンタンは今も自殺幇助に勤しんでいた。
生きる気はないが、もう少しだけ手伝おうと思う。
初代にもらったこの命、もう少しだけ役立ててみるよ。
しばらくしたら、そちらへと向かおうと思う。自分たちが望んだ死に方で。
だから、もう少し待っていてくれ。
自分たちが望む死に方。練炭自殺で。
                         自殺戦隊ゴレンタン  完
59名無しになりきれ:05/02/21 18:25:03
今までありがとうございました。
最後は書き手は私一人となってしまい寂しいですが、充実した日々を送ることができました。
数えてみたらば一人で40本以上書いており、自分でも驚いております。
ネタ切れで苦しんだ時期もありましたが、ネタを提供して頂いた方々には本当に感謝しています。
また何か書ければいいなと思います。本当にありがとうございました。
60名無しになりきれ:05/02/21 18:32:50
>>59
61名無しになりきれ:05/02/22 07:38:37
マジで乙
62名無しになりきれ:05/02/24 14:30:14
                 ‖
           ___  ‖
       /    `ヽ‖
      ,:'      、ゑ
     ,'    ;  i  八、
     |,! 、 ,! |  ,' ,〃ヽ!;、    いのちの電話まで自殺するこんな世の中じゃ
      |!| l川 l リへ'==二二ト、
     リ川 !| i′  ゙、    ', ',
     lルl ||,レ′   ヽ   ,ノ ,〉
       |川'、  ,,.,.r'"    ,,ン゙
        `T"  ! ,/ '.ノ,/|
         /   ,!´ !゙ヾ{ |
          /   ,'   i ゙ ! ,l゙
      ,r‐'ヽ-、!   ',  l|
      {    `ヽ   !  「゙フ
      ,>┬―/   ;  i,`{
     / /リ川'        ', ゙、
    / ,/            ゙、 ゙、
   ノ  /           ', `、
   \_/   ;          ゙、ヽ、
    l__   !        ___〕 ,、l
       ̄`‐┬―r┬‐r'´ `'‐'′
           |  .! |  |
           |  | .|  |
          | j |  !
           |  Y  ,)
           !   〈   /
           |   ! /
          '、 /ー'
            `''"
63名無しになりきれ:05/02/27 01:13:55
第二部スタート
先代の時代
64名無しになりきれ:05/03/02 01:39:51
日本いのちの電話連盟 全国いのちの電話のご紹介
ttp://www.find-j.jp/link.html

いのちの電話は たくさんの方から電話がかかるので
つながりにくくなる場合があります。
何度かダイヤルして下さるよう お願い致します。
65名無しになりきれ:05/03/07 05:31:38
Hey
66名無しになりきれ:05/03/07 21:48:01
    ,.. -ェ‐=、‐-、 _,rェ┐
rーv'彡rf/f゙!l゙!ミ、ヾ、三'ォ
|三ヲ ( !.{f.l|{.}.!l |゙!、l、!i"≦
l三i ( | |l |!|l !| l !!」」`ヾヲ
7Z. ヽfヽ⌒ ,. ⌒jメ、
 ̄   ~ゝ 、ワ /  <ほす!
  ,.‐、-t}. `"ヒr-、,,_   
  /  \\ー-|  /゙!  
67名無しになりきれ:05/03/12 20:38:56
レンタラホシュ
68名無しになりきれ:05/03/13 22:50:04
69名無しになりきれ:05/03/17 13:21:04
保守
70名無しになりきれ:05/03/17 13:55:35
いのきの電話の壊滅から五年・・・・。
世界は自殺志願者が心おきなく旅立ってゆける、とても平和な日常がゆるやかに流れていた。
だがしかし!!
自殺志願者のパラダイスは長くは続かなかった。
今再び、平和な世界を脅かす不穏な空気が流れ始めるのだった・・・。


「今日も良い幇助ができたな!」
事務所に戻ったアカレンタンがさわやかに言い放つ。
「今日はカツカレーにしよう。」
キレンタンはアカレンタンの事など無視して、そそくさと台所へ消えていく。
「にしても、今日の大学生の自殺動機はなんなんだ!パチスロで作った借金を苦にしてとは・・・。日本男児も落ちたもんだ!」
自分のデスクにドカりと座り、不機嫌そうに誰とも無く言い放つアオレンタン。「まぁまぁ落ち着いてよアオレンタン。」
モモレンタンが皆のお茶を煎れながら適当な相槌をうつ。

ここはゴレンタンの公然の秘密基地の事務所。
いのきの電話壊滅後自殺幇助が合法化され、ゴレンタンの活動は公のモノとなり、自殺戦隊ゴレンタンは市民権を獲て、増え続ける自殺志願者の幇助に追われていた。
そう、最早自殺はエンターテインメントになりつつあったのだ。

激増した需要に対応する為にゴレンタンは休む暇なく幇助し続た結果、[自殺戦隊ゴレンタン]は株式会社として再出発していた。
71名無しになりきれ:05/03/17 13:56:44
モモレンタンが全員にお茶を配り終わる。
「カツカレーにはお茶が合うでごわす!」
3合のごはんに溢れる程のカレーがかかった目の前の大皿から目を離さずに言うキレンタン。
言い終わると同時にカツカレーを貪り始める。
「モモレンタンの煎れるお茶は旨いよ。」
アオレンタンが横目でモモレンタンを見ながら言い、まんざらでもない様子のモモレンタンとジャレている。
アカレンタンは何処か落ち着かない。
「俺のお茶は・・・・・・?」
人数合わせのミドレンタン。
存在感が薄い為に、モモレンタンは忘れてしまった様だ。
仕方なしに自分でお茶を煎れ出すミドレンタン。

ジリリリリリリ

湯呑みにお茶を注いだ瞬間電話が鳴る
自殺志願者からのホットラインだ。
「やれやれ・・・。休む暇も無いな・・・。」
疲れた体に鞭を打ち、アカレンタンが立ち上がり言い放つ。
「皆!!出動だ!!幇助するぞ!!!」
リーダーであるアカレンタンの号令で、ゴレンタンは幇助現場へと走り出して行った。
ゴレンタンの戦いはまだ終わらない。
自殺志願者が居る限り。
果たして彼らは無事に幇助し続けていけるのか!?
新たな敵は現れるのか!?

戦え!
自殺戦隊ゴレンタン(株)!!
東証一部上場されるその日まで!
逝け!
自殺戦隊ゴレンタン(株)!!!
練炭自殺が成就するその日まで!!
72名無しになりきれ:05/03/17 16:12:17
安芸ますね
73名無しになりきれ:05/03/17 16:39:14
ライブドアがゴレンタンの株を買い続けている
50%超過
7470:05/03/18 03:02:15
>>73
ネタがバレバレだったかorz

書き直すかorz
75名無しになりきれ:05/03/18 03:06:00
こんな糞スレ見たことない
76名無しになりきれ:05/03/19 22:08:14
保守的
77名無しになりきれ:2005/03/24(木) 14:19:23
あげ
78名無しになりきれ:2005/04/12(火) 01:33:57
79名無しになりきれ:2005/05/01(日) 19:39:00
自殺戦隊ゴレンタン☆プチ 〜MaxHeart〜

die1話 Aパート『ありえなーい!?いのきの電話復活ぅ?』

いのきの電話壊滅から5年後。
押し寄せる自殺ブームは、ついに小学生にまで浸透し始めていた。

「・・・・・・ぅあ、ああああああああぁ!」
5年3組の教室に、少年の声が響いた。
少年が見たもの、それは、血塗られた教室だった。

集団自決。
少年を除いた全てのクラスメイトが、一度に死んだのだ。
子どもは残酷だ。
仲間外れ、それがどれだけ切ないものなのかさえ分かっていない。
「どうしたのっ!?」
少年の声を聞いて、担任の女教師が駆けつけてきた。
「せん・・・・・せぇ・・・・・」
少年の涙目が、全てを語っていた。
「・・・・・そう、ついにウチもそうなったのね」
「・・・・・ウチも?」
「ええ。今週に入ってから急に、いくつかの学校で集団自決が有ったの。
 ただ、政府はその事実を隠しているわ」
少年の肩が、一層震えていた。
「『いのきの電話』がいた頃は、こんなに多くはなかったのにね・・・・・」
少年が、はっと教師を振り返った。
「いのきの・・・・・・電話?」
「・・・・・そうか、君はまだ小さかったから知らないのね。
 もう5年以上前だけど、この国には自殺を阻止する集団がいたの」

それから、教師が少年に、いのきの電話とゴレンタンの『伝説』を伝えた。

「・・・・・で、今は自殺が自由に・・・・・ってあれ?」
そこにもう少年はいなかった。

―いのきの電話・・・・・。
今はなくなってしまったその軍団を再結集すれば、きっと―

そして少年は、動き出した。
全国の少年少女を、自殺から救うために。


Bパート 『誕生!自殺戦隊ゴレンタン小学生小隊ぃ?』へ続く。
80こっそり進行中:2005/05/01(日) 21:19:16
die1話 Bパート『誕生!自殺戦隊ゴレンタン小学生小隊ぃ?』

一週間ほど経った頃、小学校のすぐ近くにあるミスドにて。
ココに、5人の小学生が集まっていた。
「みんな集まったか?」
赤いTシャツを来た少年が言った。
「勝手に仕切らないで欲しいデス・・・・・」
「つーか5人しかいね」
青いセーラー服を着た少女と、緑色のパーカーの少年が突っ込んだ。
「ポンデ白桃ウマー」
「知るかボケェ」
勝手に食べてる幼稚園児をウサ耳ロリータが冷たくあしらった。
「で、どうやって死ぬつもりデスかー」
「やっぱり定番のあれだろ」
「え〜なにかなぁ?わかんなぁい☆」
ロリータは総じて男の前では変わるものなのだ(激しく差別)。
「練た」
「練炭デスね」
「れんたんおいしー?」
そう、練炭自殺はいまやトレンドだ。
オハス○では毎週金曜日の特集は『週間練炭セールスランキング』だし、
ヤ○オクの人気ナンバーワンカテゴリーは練炭だ。
「ああ、練炭はもう買っておいた。さあ、死のう!!!」
あつい。

「で、なんでラブホテルなんデスか」
「いや、金ないし・・・・・」
彼らは小学生(+幼稚園児)、当然普通のホテルなんて泊まれないのだ。
対して他のやつらは自分勝手でマイペースだ。
木馬に乗ったりエロビを見たりブログの更新をしたり、適当に過している。
「じゃあそろそろ死ぬデスか」
セーラーが練炭に火をつけた。
「あぁ!僕がやりたかったのに・・・・・」
火をつけたことに気づいた他のメンバーがそれぞれ支度を始めた。
とはいえ、ティッシュを片付けたり衣装換えしたりするだけだが。

そうこうしているうちに一酸化炭素がたまってきった。
みんな口数も少なくなり、うつむいている。
―やっと逝ける―
そう確信した、その時だった。
81こっそり進行中:2005/05/01(日) 21:19:50
どぉぉぉぉぉぉぉぉぉんっ!!
轟音と共に、ラブホの扉が破壊された。
「なぁっ、何デスかぁ?」
ぱしゃあぁぁ、と、練炭に水がかけられた。
「なにすrうwあやめあwせdrftgyふじこおlp;」
混乱した赤服が叫んだ。
しかし、相手を見る前に、5人全員倒れてしまった。


ぼんやりとした光が、4人を包み込んでいた。
「うっ・・・・・」
「ここ・・・・・どこなんだ?」
「あれあれぇ、死ねなかったの・・・・・?」
「つーか起きるのが遅いデス」
セーラーが、4人を覗き込んだ。
「ごはん・・・・・」
「詳しい説明は後デス。みんなこれを!」
セーラーがうさちゃんカッターを手渡した。
「どうしろっつーのよ」
「きるデス」
「kill・・・・・他殺でしぬのは」
「手首をきるデス、速く!」
何故だか分からないが切羽詰ってるセーラーの為にみんなでリスカをした。
「SHOUTENっ!!!」
セーラーが一人で叫んだ。

ぷしゅ。
普段から慣れているリスカだが、今日は何だか違った。
出てきた血から光が広がる。
どす黒い、光だった。

「さぁ、みんないくデス!」
行くって何処へ・・・・・、と言いかけた時、変化に気づいた。
僕達は、全身タイツの変態さんになっていたのだ!!


die2話 『ゴレンタンってなんだ?』
      『もまえらそんなに萌が良いのか』
82こっそり進行中:2005/05/01(日) 21:44:11
エンディングテーマ(いろんな意味で18禁)
 ゲッチュウ!萌え萌えぇ?!

DAT?やってらんないじゃん!ファイターより 落ち目ジークに
Get youネコミミモードじゃん!
身も心もアンセブに溶けてみたいもん! 

チコタンとかアコタンとかマゾに夢中になれる年頃なの
今日も毒殺したかったよ 
時給のためみんなのため
それもいいけど忘れちゃいけないこと
あるんじゃない!?の!

胸がドキドキするときめき 夢見てるヤクジャンキー 
ごく普通のそれが日常 消してヤクしたくない? 

脱糞 やってらんないじゃん! ストレスより口マンでしょ
ヤマジュン! 糞味噌モードじゃん!
それが何より精力(パワー)の源でしょ
ばってん やってらんないじゃん!戦うより炊きあいたい 
Get you ネコミミモードじゃん! それが一番平和だ
なのにどうして 今日もこうして(脳内で)アコ食べまくる くる くる☆
83名無しになりきれ:2005/05/01(日) 22:04:51
なんかキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!
とりあえず乙
84こっそり進行中:2005/05/01(日) 22:16:48
キャラクター
・新アカレンタン(♂)
 …やけに熱くるしい小5。
  極度のパソオタで、電波ソングマニア。
  主語が『僕』なのを気にしている。
・新アオレンタン(♀)
 …語尾が『デス(death)』の、クールな小2。
  掴みにくいキャラだが、妙に濃い。なんだかんだ言いつつ進行役。
  実は韓流オタ。
・新キレンタン (♀)
 …唯一の幼稚園児(年長さん)。
  することも食べる物も子供っぽい、雛子キャラ。
  裏で何しているのか分からない。
・新モモレンタン(♀)
 …ネットアイドルな小学4年生。
  裏表が激しいが、意外と男はだまされる。
  レイヤーさん。
・新ミドレンタン(♂)
 …やっぱり数合わせ。
  クールキャラのはずなのに話が途中で遮られるからイマイチ伝わらない。
  実は最年長の小6。
・旧アカレンタン(♂)
 …小学生小隊にうさちゃんカッターを渡した張本人。
  詳しくは旧作を見よう!
・緑のオバサン
 …指令を持ってきたりご飯を用意したりしてくれる世話好きおばちゃん。
  ミドレンタンとは全く関係ない。
・ホノカ(♂)
 …『いのきの電話 小学生支部』支部長。
  根暗な虐められっこ。
  ロリ顔ショタ。
・ナギサ(♀)
 …時々現れては勝手に夕飯を食べていく幼女。
  胃袋がブラックホール。
  ショタ顔ロリ。
85名無しになりきれ:2005/05/01(日) 22:18:35
こんな良スレ見たこと無い…
86こっそり進行中:2005/05/01(日) 23:24:08
die2話 Aパート『ゴレンタンってなんだ?』

「ちょっとなんなのよぉこれ!」
ロリータ、いや、今はピンク色の全身タイツが、パツパツになった胸の部分に
空気を入れていた。
「なんだよ、悪い冗だ」
「私はあなた達よりも速く目覚めたデス」
やっぱり緑は遮られた。
「あそこは、かつて『いのきの電話』と戦った戦士達、『ゴレンタン』の
 秘密基地なのデス」
只でさえ体力のないヒキオタたちが走って、みんなゼィゼィ言っているのに、
青いの(セーラー)はまったく息が切れていない。
「おねぇちゃんはやすぎだよぅ・・・・・」
「急いでるんデス!私たちはこれから、『いのきの電話』を倒すのデス!」
青は激しくノリノリだった。
「いのきの電話を倒す?何で僕らがそんなことをするんだ?」
「つーかいのきの電話ってかいめt」
「いのきの電話は五年前に、『旧』ゴレンタンによって壊滅したデス。
 今私たちが倒そうとしてるのは、何故だか分からないけど復活した、
 『いのきの電話 新世代』なのデス」
「新世d」
「その新世代は小学生以下のみで構成されているため、大人のゴレンタンは
手をだすと幼児虐待とか政府がうるさいから手を出せないデス。
 そこで私たちは、彼らの意思を継ぎ、もう一つのゴレンタンになるのデス!」
突然むちゃくちゃなことを言われて、一般人ならば混乱するところだろう。
しかしそこはヒキオタ集団、さらっと流してしまうのだ。
「へー、面白そうだ。チーム名は?」
「つーかなんであたしだけウサ耳なんだよ!」
「仕様デス。そしてチーム名は、ゴレンタン小学生小隊、『モエレンタン』デス!」
『萌え』。
それは時に『モヘ』や『燃え』と表記され、オタクの心に宿る熱い魂によって
生み出される、最強のパワーだ!

「さぁ、たどり着いたデス!」
モエレンタンの前には、小学校が聳え立っていた。

Bパート 『もまえらそんなに萌が良いのか』へ続く。
87こっそり進行中:2005/05/01(日) 23:56:23
Bパート 『もまえらそんなに萌が良いのか』

「俺を死なせろぉぉぉ!!」
男が叫んでいた。
「小学校教諭、三浦一郎(31)、捕獲しますた!」
「捕獲しますた!」
いのきの電話の下っ端らしき人々は、口々に電波なことを発していた。
「もまえら待つデス!」
颯爽と現れる5つの影。
「誰が死のうが知らないが!」
「自殺を止めるなんて最低だぴょーん☆」
「早く帰ってご飯が食べたいの」
「マンドクs」
「アオレンタン!デス!」
「モモレンタン☆」
「えっと・・・・・キレンタン」
「アカレンタン!!」
「ミドレn」
「5人そろって!!」
「「「「「モエレンタン!!」」」」」
いきなり決まってしまった。
オタクと言うものは変に結束が強いもので、こういった時に簡単にハモれるのだ。
「モエレンタン!!?」
「なんだそれ」
「シラネ」
下っ端たちに広がる明らかな不安。
人数だけでいえば明らかに下っ端たちのほうが多いのだが、オタクが集まると
なんともいえない威圧感があるのだ。
88こっそり進行中:2005/05/01(日) 23:56:48
「行くぞ!アカレンタン、電波ソングアターーック!」
そう言うとアカレンタンは、急いでメットを取った。
そのまま敵の一部に突っ込むと、下の方から上目遣いで見つめる。
ほんのりと汗ばんだ肌、花粉症で潤んだ瞳。
条件はそろった!後はキメ台詞だ!!
「・・・・・ホントはね、ずっと好きだったの、内緒だよ♪」
チュドーン!!
決まったよ、KOTOKO嬢。
周囲にいた敵達が爆(萌)死していく。今のアカレンタンには、ブリジットを
超える破壊力があるのだ。
「よ〜し、お兄ちゃんに負けないのぉ〜」
キレンタンが敵に向かって走り出した・・・・・が!
「へぅ〜!」
転んでしまった。
「いたいよぉ、おにいちゃ〜ん!」
こんな時男は弱いもので、数多くの下っ端がキレンタンに駆け寄った、その時!
「死ぬがいいデス」
アオレンタンが敵の隙だらけの背中を切り刻んでいく!
その姿はまさに狂喜。アオレンタンのスーツは段々と赤く染まっていくのだった。
が、そこで終わらないのがモエレンタン。
モモレンタンはいつの間にか女王様状態になり、ミドレンタンはなんか後ろの
方でごちゃごちゃやっていた。

そして全ての下っ端が無気力化した!
「さあ、思う存分死ぬがいいデス」
「あ・・・・・ありがとう!モエレンタン!!」
一郎はスタンダードに首吊りをして天に召された。

がんばれ、モエレンタン!負けるな、モエレンタン!
つーかもう自殺する気は無いのか、モエレンタン!!

die3話 『今後の方向性について真剣に考えてみたり』
      『やっぱり戦闘シーンは長めに書こうね』(仮)へ続く。
89こっそり進行中:2005/05/01(日) 23:58:17
なんかミドレンタンがどんどんないがしろにされてるよね。
もう少し気を使おうかなぁ、なんて思う12時。
90kuma. ◆XksB4AwhxU :2005/05/02(月) 00:04:10
つーか一応コテにしますね。
まぁ別に誰もなりきろうとしないと思うけど。
9170:2005/05/02(月) 14:36:11
新作乙です
92kuma. ◆XksB4AwhxU :2005/05/02(月) 17:19:50
まぁどうせ誰も見てないし、とぼとぼ書きます。
どうせ道楽ですから。
93kuma. ◆XksB4AwhxU :2005/05/02(月) 19:44:20
die3話 『今後の方向性について真剣に考えてみたり』

俺の名はミドレンタン。
やりたくも無いのに半強制的に自殺幇助をさせられる羽目になった、不幸な
小学6年生。
今日も今日とて、この変態軍団と共に会議なんてもんをしている。
「今日は、我々モエレンタンの今後について真剣に考えてみるデス」
「真剣にっていわれてm」
「つーか何でこんなことしなきゃいけないの?ハッキリ言ってダルいんだけど」
また遮られた。
「まぁまぁいいじゃないか、日本の義務教育なんて結局画一化された強制労働
みたいなもんなんだから、やってもやらなくても同じだろ?」
「引きこもっていたって美味しいもの食べらんないよー?」
こいつら、やけにオトナだ・・・・・。
って、俺は本来最年長。チームをまとめるべきなんじゃないのだろうか。
「まずリーダーについてデスが、当然赤にやってもらうデス」
やっぱり。こいつらに年功序列とか亀の甲より年の功とか訳の分からない
言葉は通じない。
「次にコンセプトについてデス。まぁココまで来たら普通に『萌えと自殺の
融合』あたりで良いデスね。
それから、コスチュームについて何かあるデスか?」
「あ、全身t」
「先代からデザインの変わっていない全身タイツじゃダサいって。
これじゃあんまり萌えねーし」
桃・・・・・怨む。
「おいしーのがイイ」
「ま、ネ申絵師降臨を待つしかないだろ」
「特徴(ショタ・セーラー・幼稚園児・コスプレ・適当)にだけ気をつければ
どんなのでもいいデス」
俺・・・・・適当?
「あのねー、きーちゃんも必殺技ほしー」
きーちゃん?
「お前にはおとりになる役割があるデス。むしろアカレンタンの必殺技の
方が問題、つーかあのネタ一般人には判らないデス」
「萌えりゃいいだろ」
「あたしももうちょっとしっかりした必殺技欲しいなぁ」
もう勝手にしてくれ・・・・・。

「エマージェンシー!いのきの電話が現れた!!」
「「「「ラジャー!!」」」」
「ラ・・・・・ラジャー」
やっぱりこいつら熱すぎる気がする。本当に死ぬ気あるのだろうか。
Bパート『やっぱり戦闘シーンは長めに書こうね』(仮)へ続く。
9459:2005/05/06(金) 23:28:55
実家に帰ってる間になにやら新展開wwwww
95名無しになりきれ:2005/05/07(土) 00:38:59
何このデスノート第二部見たときと同じ興奮は。
てわけでage
96kuma. ◆XksB4AwhxU :2005/05/07(土) 15:17:07
Bパート『やっぱり戦闘シーンは長めに書こうね』(仮)

「氏ねゴルァ!」
他の奴らからは見えない裏路地で、モモレンタンが女性の下っ端を蹴り上げて
いるのが見える。
赤も黄も青も、それぞれ敵を撃破している中、結局俺は普通に、スーツ付属の
武器(音の出る特別仕様 4800円)で適当に斬りつけている。
どうせ、こんなんだから1話から適当なんだろうなぁ・・・・・。
トータルだったら絶対俺の方が戦闘不能にしてるのに。
「これ以上自殺させはしないぞ!・・・・・って、ギャアアァッ!」
また手近にいた敵を斬った。
よく見るとそいつが今回のボスみたいなものらしい。
「そういえば前回もこういう奴倒したような・・・・・」
あ、初めてちゃんと言えた。
そうだ、確か前回のメインの敵を倒したのは俺だったんだっけ。
どうせ時間の都合とか人気の具合とかで書かれなかったんだけどさ。
「いくデス!爆裂強打の型!」
アオレンタンが響鬼ネタで一気に敵を倒していく。
つーかただ単に下手なだけじゃねえか。

そんなこんなで敵も全滅、自殺も成功。
俺もみんなも、再び会議室に戻ってきた。
「いやー、今日も大変だったデス・・・・・」
「ったく、ヒッキーに体力使わせんじゃねーっての、金出せよ」
だったらやめろよ。
「森永の牛乳プリンだいすきー」
知るかボケ。
「大変だ、ムシキング始まるから僕帰るねー」
録画しろ。
あぁ、脳内のツッコミなら誰にも邪魔されない・・・・・。
本当に俺の人生って、
「・・・・・前途多難デスね、緑」
「えっ」
なっ・・・・・こいつエスパーか!?
「私は味方デスよ」
「みかt」
「だからお前は、私の手となり足となり、これからもせっせと雑魚キャラと
倒しても目立たないキャラを倒してるデス。お前にはそれがお似合いデス」


せめて・・・・・もう少しだけ戦闘シーンをながk

続く。
97kuma. ◆XksB4AwhxU :2005/05/07(土) 15:21:40
次回予告

「お前ら本気で死ぬ気があるのかっ!!?」
「僕は・・・・・僕たちは」
「寂しいんだよ、みんなぁっ」
「まだしねないのぉっ!!」


『終わらせたくないっ!』



die4話(90分スペシャル風)
 『生きることより、大切なこと。』

自殺が今、世界を変える・・・・・。
98名無しになりきれ:2005/05/11(水) 00:34:26
期待あげ
99kuma. ◆XksB4AwhxU :2005/05/15(日) 18:55:29
die4話(90分スペシャル風)
 『生きることより、大切なこと』

「だーかーら!お前ら本気で死ぬ気があるのかっ!!?」
とうとう言われてしまった。
きっかけは、些細なこと。アカレンタンが何を血迷ったか、自殺前にDVDの
予約をしていたことが分かったのだ。
「だ、だってねだってね、初回限定のフィギュア可愛かったんだもんっ!
4巻と8巻だけなんだよぉ、付いてるのは!
1巻の初回限定全巻収納ボックス買っちゃったのにフィギュアが無いのは
変だもん!」
妙に詳しいアカレンタン。
勿論そんな言い訳で初代の怒りが収まるわけが無い。
「そんなことをして、実際に死んでいたらそれを受け取るのは親なんだぞ!
あんな『お受験アニメ』とか言っておいて実際は基地外演出の萌えアニメ
親が見たら泣くぞ!」
初代も案外詳しかったりする。
「・・・・・それに、死に逝くものは、自分の死に責任を持つべきなんだ。
そういう一つ一つが、自殺に対する差別を強くするんだ」
初代が、やけにまともなことを言った。
ただし、それを赤が聞いているわけではないが。
「ふわーんっ!おにいたんの馬鹿ーっ!変態ーっ!ロリコンー!」
「なっ・・・・・ロリコン!?」
「そうか、ロリコンだったのk」
「ロリコンってなにー?」
「テメェ自身のことだよ、アホ幼女」
「つーかそもそもお前が死んでないデス」
「そっ、それを言うなーッ!」
青の言葉がぐさりと刺さる。
「お前らなんて解散だー!」
「私にそんなことが言えるデスか?」
「・・・・・ぅ」
・・・・・実は最高権力者は青だと思う。

「・・・・・まぁ赤は確かに不備があったデス」
「それ以前に死ぬきなんt」
「えー、いーじゃん別に」
「そうそう。それに、結局死ねなかったわけだしねぇ」
「きーたんなんか死ぬのもめんどくさくなってきちゃった・・・・・」
「あー、僕もー」
ついにモエレンタンが本音を出した。
どうやらココ最近、自殺幇助が板についてきた為に他の事が極端に面倒に
なってしまっているらしい。
まるでバイトのし過ぎで本来やるべき勉強をまったくやらなくなって赤点だ
らけの高校生のようだ。
「では、まぁ現状維持ということで、今日も自殺幇助に行くデス」
「つーか要請来てたのk」
「じゃーさっさといこー」
「「「「モエレンタン、出動!」」」」
「・・・・・出d」

続く。
100kuma. ◆XksB4AwhxU :2005/05/15(日) 18:56:49
続きは明日以降になるかと思われ。
>>98
期待あげdクス
101名無しになりきれ:2005/05/15(日) 19:06:12
warota
102名無しになりきれ:2005/05/29(日) 20:10:48
期待保守
103名無しになりきれ:2005/06/01(水) 19:18:34
104名無しになりきれ:2005/06/18(土) 13:43:06
105名無しになりきれ