878 :
傘社最高幹部会議室:04/10/08 19:01:10
傘本社ビル、今この世で最も罪深い者達が集まった空間は、一向に結論へと辿り着けぬ醜い喧騒に満たされていた。
「だから、とっとと戦略核で消毒してしまえば良いのだ。事実など後でどうとでも捏造できるわ!」
「アナタは日本という国をご存じない。人口密集地帯の関東に核を撃ちこめば、どれ程の被害が出るか・・・」
「確かに、ラクーンの件とは余りにも違いすぎる。日本支部の情報管理能力は悲しいくらいにモンキーですな」
「しかし、完全な封鎖が不可能となれば汚染は広まる一方、隠蔽工作なんぞすぐに追いつかなくなるぞ!」
「現に一部メディアにB・O・Wの存在が・・・」
「アレは君の責任だろう!?」
「何を言うか。そちらの不手際でしょう1?」
「皆様、どうか・・・どうかご静粛に」
最も若く、最も新参、だが限りなく逆らい難い何かを秘めた重く伸びやかな声が
この暗黒に静寂という一瞬をもたらしたのだ。
「・・・皆様。この美しき地球より栄光と祝福を受けたもうた人類の中にあって限りなく頂点に近くあらせられる皆様方よ。
・・・・・・一体、何を恐れることがございましょうか」
芝居がかった言い回し。まるでシェイクスピア役者のような立ち振る舞いだが、その場にソレを滑稽とも不自然とも
感じる者は一人も居なかった。全員がこの若者の鋭い眼差しを受け止める。
猛禽にも猛獣にも例えられない。まさしく彼という存在のみが持つ銀色に輝く双眸を・・・
「・・・我々は、楽園を手にしたのですよ・・・」
彼の名は、デュラン・スペンサーといった。
>876シノザキの後方で倒れていたゾンビが復活!
皮膚が血のような赤に変わり、鋭い爪が生えたゾンビ(クリムゾン・ヘッド)が
背筋を使って軽やかに体を上げ、休憩する3人に襲い掛かる
ここにS&W M649を置いときますね・・・・・・
佐々木真琴さんお使いくださいませ・・・・・・・・
>876
(もらった弾を拳銃の弾倉に詰め終って)
第三勢力?自分が任務説明で聞いた限りではいないと思いますが
いるとすれば米軍や中国軍、北朝鮮などの工作員か、あるいは・・・・・
(話している途中で>879が接近してきたことに気づく)
危ない!しばらくそこに伏せていてください。
(小銃を構え、>879に攻撃するも避けられる)
クソ、すばしっこいな。この野郎!これでも食らえ!
(近づいたところを小銃の先の銃剣で斬り付け、ひるんだ所で射殺)
これは感染者・・いや感染者の変異体ですね。
細菌による細胞の変異が他の感染者よりも進んでいるようです。
しかし、これでここにも長くは居られなくなりましたね・・・・
名前・河合一等陸尉
現在地・地下鉄 中央公園駅ホーム
武装・自動小銃(30発弾倉3個+13)、拳銃(9発弾倉1個+9)、銃剣
道具・認識証
(一方こちらもゾンビさんが後方から接近中)
またあなた達?
ストーカー規制法違反で射殺する(例によって弾ケチリ射撃であぼーん)
・・ここも危なくなってきたわ。
早く行きましょう。
現在地 点検通路*休憩終了
Item:火炎放射キット・
E:M11(残数5/32、マガジン3)
E:対雀蜂用防護服
公園から飛び立ったヘリには、様々な年齢、服装の住民が乗っていた。
安堵に咽び泣く者、放心状態で宙を見つめる者。
パイロット「了解。交信終わり。」
パイロット「あー、鈴木准尉。少し寄り道する事になったよ。」
鈴木准尉、と呼ばれた男は不機嫌な素振りも見せずに返事をした。
鈴木准尉「どこに寄るんです?市民がどこかのビルの屋上にでもいるんですかね?」
パイロットは、男の熱心な眼差しに少しの恥じらいを感じた。
パイロット(大した男だな、この地獄の中でも任務をまっとうしようってのか。)
中々・・・感じの良い男じゃないか。
「その通りだ。行くぞ。」
熱意溢れる仮面を維持したまま、鈴木准尉は了解、と返事をした。
(・・・全く、超過勤務手当てが・・・必要だ。)
884 :
西村慎吾 ◆1XwVd.U8yA :04/10/08 23:05:35
ボグッ、
「死体野郎が……」
鈍い音が響き、鉄パイプがゾンビの頭にめり込む。
「………痛ぇ」
左腕の傷口が痛む。流石にあんな乱暴な応急処置ではまともに止血もできない。
「………参った」
前方をライトで照らす。
そこには地震か化物のせいか、地下鉄が横倒しになって路線を塞いでいた。
地下鉄の路線図を出してまたバツをつける。
さっきから歩き続け、ここが最後の路。
……閉じこめられた。
「……待てよ?」
諦めて下水道か通風口でも探そうと思った時、ふと思い出す。
「……確か、この辺りに点検用の通路が……」
路線図を開いて確認する。
すると、複雑に入り組んだ通路だが、確かにそれはあった。
「ここを抜けていけば……避難所近くの駅に抜けられる……」
鉄パイプを握り締め、西村は通路へのドアを開いた。
行動:地下鉄路線→作業用通路
>>881 (チーかまの包装を歯で噛み破りながら河合の話を聞く)
「工作員ねぇ…。」
どの道俺を生かしておく理由が無さそうな連中だよなぁ。
(突然河合が叫び、銃を構え立ちあがる。後ろを振り向かず、
言われたとおり姿勢を低くし、河合の後ろに下がって銃を構えながら向き直る)
ずいぶん元気なゾンビだな…。フツーの人間以上に跳ね回ってやがる。
(膝立ちの状態で、隙があれば撃ちこもうとするが結局河合が一人で片を付けた)
「さすが陸自。格闘戦はお手の物か」
(射殺した変異体を調べる河合の言葉を聞く)
確かに長居は出来そうもないが・・・どうするかな。
「とりあえず連絡通路の方に合流する?それとも俺達だけで先に出るか。
あるいはまだここで待つか…」
(点検通路を通って中央公園駅ホームへ到達)
ふう・・
そろそろ地上に出れるはずね。
(河合陸尉に気づく)
そっち大丈夫?
(赤野郎にも気づく)
・・傘社の兵器はもう飽きたわよ・・
「さて皆様、完全封鎖は不可能、かといって核の使用は世論を敵に回すばかり・・・。
ならば答えは一つでしょう」
沈黙を続けるお偉方に向けて柔和な笑みを浮かべる。絶妙な間の取り方である。
「汚染を食い止める一切の活動を停止し・・・このカオスを助長する」
この男は狂人か・・・その場の誰もが息を飲み、その思いを共有した。
「皆様、どうかご静聴を・・・そしてお手元の資料をよく御覧になってください。・・・この一件、そしてラクーンで
確認された突然変異体の数々を・・・。
我々が研究室で費やした数十年を嘲うかの如く、野に放たれたtは目覚しい進化を遂げているのです。
この状況を恐れることはありません。むしろワインで乾杯すべきではないでしょうか?」
もったいぶった態度に痺れを切らした幹部の一人が早急な結論を求める。話の腰を折られながらも、デュランは
彼らにゆったりとした頷きを返し・・・口を開いた。
「島国であったことが不幸中の幸いでした。海で区切りをつけましょう。・・・本州と呼ばれる島を全面封鎖、
彼の地をあらゆる災いの実験場としましょう。
ご心配なく、すでに各国首脳からは色よいご返事をいただいております」
その後の議論に割かれた時間は僅かなものだった。次々と上がる賛同の声にデュランはと目を細める。
傘の方針は決定したのだ。
「現実が空想を超えたか・・・ロストワールドの誕生だな・・・」
呟くデュラン、その声は鋼の硬度と氷の冷たさを備えた彼本来のものであった。
地下鉄点検通路
歩くこと数分、中央公園駅に繋がる扉まであと数百mのところで、それは突然起きた
皆を追う様に最後尾を歩いていた真琴は、極度の空腹に襲われた
数日間、水しか飲んでいなかったので、お腹が空くのは当たり前だが
前を歩く人々にあってはいけない感情を抱くようになったのだ。そう、激しい食欲である
自分の行く末は見えた。頭を過ぎるのは先ほど会った感染者、星野。自分も同じ道を辿るようになるのか…
理性はまだ残っている。食欲も何とか抑えられる程度だ。
そのまま進むとホームに繋がる扉が見えた。安全を確認し先導して入る雪香、後を追う皆
真琴は急に立ち止まり、続いてホームに出ようとする川崎に涙目で話しかける
「私は…もぅ皆と一緒にいられないみたい…。お別れです。」
そう言うと、真琴は右手で髪をかきあげた。無数の抜け毛が掴まれている右手を見せ付け、それを捨てる
笠倉から預かったデイバックに自分のケータイと火炎放射キットを突っ込む
電波をキャッチできなかった壊れかけのケータイに、真琴の置かれていた状況、状態、母と双子の弟へ宛てたメールを残して。
震える肩を抑え、大粒の涙を流しながら、絞り出すように声を出す
「最後のお願いです。このバックを笠倉さんに届けてください。私は、死に場所を探しにいきます。」
デイバックを川崎に無理やり押し付けると、来た道を振り返ると、ふらついた足取りで引き返し始めた
(バックの中身は非常食・懐中電灯・携帯食糧・地図・認識証・真琴のケータイ・火炎放射キット[\100ライターとスプレー])
桐島さん 済まないけど笠倉君のデイバックを預かってて貰えるかな?
私が出来る最後のことをあの子にして来るから。皆に1時間程休憩して待って居て下さい・・・・
それと、わがまま言って済みません・・・・・って伝えといてくれるかな?
.oO(……痛みも無く、ただ一瞬で楽にしてやろう……)
【銃を握り、ゆっくりと歩き始める・・・・・・・】
持ち物:USP7発(12発弾倉8個)、 、コンバットナイフ、グルガナイフ、煙草、ライター
状態: 腕負傷、眼鏡装着 、カバンに黒猫・・・・・・・
結局、問題の霊安室には入れないのか・・・。
>874
問題・・・といえばもう一つあったよな。地下に落ちた奴の話だよ。
まだ見つけていないようだが、大体の場所はわからないのか?
持ち物:食料 分厚い雑誌 ライター
武器?:包丁 ナイフ スプレー
現在地:解剖室前
なんだかよくわからないけど、ここにコルト・ガバメントと傘社の死体を置いて置きますね。
【歩いて探すが見当たらない・・・・・・・】
佐々木さん、何処にいるんだ?
.oO(……これ以上探しても無駄か…結局、俺は何も出来なかったようだな、済まない・・・・・・・・・…)
引き返そう・・・・・・・
【もと来た道を走って引き返す・・・・・・・】
持ち物:USP7発(12発弾倉8個)、 、コンバットナイフ、グルガナイフ、煙草、ライター
状態: 腕負傷、眼鏡装着 、カバンに黒猫・・・・・・・
>872 河合さん
>それに何も食べていませんし、これでも食べていてください。
.oO(腹減ってるし……もう半分くらい、余裕かな)
すいません、いただきます。
【膝の上で開けると、貪るように食べる】
.oO(……やっぱ、コレうめぇー……海外派遣のニュースで「メシが一番楽しみ」
っつってたのも分かるわ……)
>876 シノザキさん
>笠倉君、これ食っときな。気休めにはなると思うよ。
血、ですか……(苦笑) そうですね。甘いものも欲しかったですし……
>881,>885
【プルーンを口の中に放り込みながら、話を聞いている】
「北朝鮮……ゾンビとどっちが嫌ですかね…」
>879
ッ!? ―――ゲホッ!
【丁度プルーンを飲み込みかけたところで河合一尉が叫んだため、
吐き出してしまう】
>この野郎!これでも食らえ!
.oO(ビ、ビビった……終わったかな)
【恐る恐る立ち上がり、屍骸を調べている河合一尉に近づく】
>885 シノザキさん
>「とりあえず連絡通路の方に合流する?それとも俺達だけで先に出るか。
> あるいはまだここで待つか…」
……通路の方にも、ゾンビとかいるかも知れないですし。
こっちから行った方がいいんじゃ……
【そう言って構内を見ると、丁度反対側の線路から雪香が上がってくる】
>886 雪香さん
>そっち大丈夫?
――――雪香さん!
良かった、大丈夫だったんだ……!
【鈍い痛みに顔を引きつらせながらも、出来るだけ急いで歩み寄り……
…そして、表情が凍りついた】
………佐々木さんと、川崎さんは。
1人になってから、一体どのくらいの時間が過ぎただろうか。いや、全く経っていないのかも知れない
既に記憶が曖昧になってきていた。一体ここがどこで、どうやって来たのか、つい数分前のコトも覚えきれない
いつの間にか握っているリボルバー(>880)。これは神の思し召しかも知れない。そう思えてくる
「何だろ…何も考えられない。でも…ゾンビにはなりたくない」
意識のある内に死んでしまおうと銃をコメカミに突きつけると、涙が流れた。
その涙が唯一まだ人間であると示せるモノであろう。
「お母さん…拓真(=弟)…ゴメンね。お父さん…今行きます……」
しかし、死を間近にした瞬間、途切れ途切れだった意識がはっきりしてきた
体の全細胞が死を拒絶する。引き金を引くことが出来ない。そしてまた…意識が薄れてくる
死ぬなら今しかない…そう思うが、何度試みても引き金が引けない。後でまた試そうと、再び歩き始めた
〜薄れゆく意識〜
次に気付いた時、目の前に大破した電車があった。河合・笠倉が追跡者と戦った所まで戻ってきていたのだ
再び銃をコメカミに突きつける。今度こそ、逝けそうな気がする。もう涙は流れない。死が安らかなモノに思えるのだ
しかしその瞬間、真琴の目にある光景が映った。瓦礫の下から黒い服の様なモノが覗いていたのだ。
「(もしかしたら笠倉さんか河合さんも知れない)」
…そう脳裏を過ぎり、咄嗟に近寄る。朦朧としてきた意識の中で、一生懸命瓦礫下ろしに努める
やっと(グチャグチャではあるが)顔が確認出来た…それは紛れも無く追跡者。しかし真琴には人間に見えた
「大丈夫ですか!?しっかりして!(本人はそう言っているつもり)」
追跡者の体は焼け爛れ、えぐれ、無惨なものだった。しかし、その真琴の言葉に反応してか、追跡者の体に動きがあった
皮膚の中をミミズの様なものが這い回り、口から触手の生えた心臓の様なものが飛び出してきた
そして次の瞬間、真琴の体内に寄生し始めたのだ。
「ア"ア"ァァァァァァァァァァ」
体を、脳を蝕まれるその苦痛から、この世のものとは思えないほどの醜い奇声が辺りに響いた。真琴の意識はそこで途切れる
>874
(何かを隠してるようにも見えるが・・・、まあ、今はいいか・・・。)
さて、霊安室にも入れないし、この解剖室にも何にも無い。
どうするか?
>890
地下に落ちた・・・?そいつは地下に落ちたのか?
・・・・・・落ちたんなら穴があるはずだろう?
その穴が霊安室に繋がってるって事は無いのか?
持ち物:ベレッタM92F(残弾3)+ベレッタのマガジン2つ+暗殺用の小型ナイフ+猫+緑色の植物+謎のアンプル
場所:病院 地下 解剖室前
状況:解剖室前で議論中
変態を始める真琴の体。色素が薄くなり、体中から触手が湧く。
ネメシスが寄生できる人間は限られているが、不幸にも真琴の遺伝子には合致してしまったようだ
数分後、顔こそ真琴なものの、すっかり色素が抜けてしまった真っ白な体、肌を突き破り体中に張り巡らされている触手。
生まれ変わった真琴(ネメシス寄生体)がそこにいた。
他の追跡者とは明らかに違う、軽やかな動きを見せその場を走り去った。目指すは勿論、生存者…
(見た目は『ベロニカのアレクシア第1形態』+『追跡者の触手』みたいなカンジで)
後ろから追ってくるゾンビ達に抗ウィルススプレーを吹きかけながら
屋上へ向かって非常階段を駆け上がっていく。
ちょうど病院上空に日本支社からの救援用ヘリが待機していた。
僕が手を振って合図するとヘリはゆっくりと屋上に降りてきてくれた・・・
この町ともお別れだな・・・
僕は急に不思議な気分におそわれて、自分の生まれ、育ち、小学生時代をすごした町を振り返る。
もうすぐヘリコプターに乗ってこの町を離れ、もう二度と帰って来ることはないだろう。
そして、これまでとは全くちがう生活が始まるのだ・・・
一足早い卒業式を迎えたような、そんな妙な感慨とともに、この町ですごした少年時代のいろんな思い出が頭をよぎり、一瞬目を閉じる。
「なにしてるんですか!早くヘリに乗ってください!我々は傘社の救助隊です!町の住民を救助に来ました!早く!!走って!!」
アブネー!もうちょっとでゾンビに噛み付かれるとこっだった!
我に返った僕はヘリに向かって走り出した・・・
あたぁあたたた!!北斗四方斬
(気配を感じて身を起こし近づいてたゾンビ数匹を片付ける)
むぅ…少しねむってしまったな。
とりあえずここに居ても仕方が無さそうだ……
(扉を蹴りで破壊して外に出る)
誰もいないか……? 何かの気配が…化け物か?
【持ち物】ヌンチャク 保存食(大量) 水 ファマス(18)
ファマスのマガジン(120)
【現在地】病院地下3階
【状況】少し仮眠を取り、生存者を探しつつ、階段を探す。
給水タンクを目指し、救助ヘリから鈴木准尉が飛び降りた。
屋上には、フラフラと蝶でも捕まえるかの様に歩き回るゾンビの群れしかいない。
89式小銃を3点バーストにセット、慎重にゾンビの頭を撃ち抜いていく。
1体、2体、3体・・・全部で5体を射殺すると給水タンクから飛び降りた。
屋上には喰い散らかされた死体もなければ、信号の残骸も無い。
(・・・どうなっている・・・上まで上がって来れなかったのか・・・?)
ヘリに向って腕で×印を作る。
鈴木准尉「駄目だ!誰もいない!燃料はどれ位残っている?!」
パイロット「何を考えている!避難住民を何人乗せていると思ってるんだ?!」
鈴木准尉「いいかっ!無線機は極力オープンにしとけ!館内放送を使ってみる!」
パイロット「な?!おいっ!ああ、くそっ!」
返事も待たずに鈴木准尉は受付の館内放送用マイクを目指して非常階段を駆け下りた。
持ち物:フラッシュライト付89式小銃(残弾12発)、27発入り弾倉6本、通信機、DVD
状況:病院、受付を目指し非常階段を下りている。フラッシュライトはヘリ内で調達。
日本の海外への影響力を廃し、主要各国に本州を世界の空白地帯と認めさせる。この一見して馬鹿げた夢は、しかし
一人の悪魔の息吹により現実の色を帯びようとしていた。
「ロストワールド・プロジェクト・・・このロマン溢れる計画に我が傘は全力挙げて取り組むことを誓います」
照明の類はなく、ただ無数のモニターが明滅するのみという広く暗い部屋の中、デュランは優雅な一礼を送った。
モニター越しにリアルタイムで通じている各国首脳、及び闇の権力者達に向けて、である。
「・・・ええ、それはもうお約束の通りに。皆様に至りましてはそのお手を汚すことなく、外交、物資等のご助力のみを
重ねてお願い申し上げる次第であります」
日本政府との衝突、自衛隊との戦闘行為、全ての直接的負担を傘が請け負うという条件でこの交渉は成立した。
奇跡的な快挙・・・いや、暴挙と呼ぶべき悪夢が動き出したのである。
「まさしく社運を賭けて、だな。サンドマンが撒いた眠りの砂は、いつまであの島に夢を見させるのか・・・」
一切の光をなくした安らぎの中央で、デュランは大きく息を吐いた。
>890、>897
地下に落ちて行った人?
薬品庫から床をぶち破って落ちていったのよ、どうやって降りるつもり?
…薬品庫の下は丁度霊安室あたり…
(言いかけた所で>900の轟音が響く)
な…何!?
所持品:>874参照
現在地:解剖室前(霊安室からの轟音に気付く)
状態:左肩を負傷(カーディガンで隠している)
>886
「おや、初めまして。…川崎君は?」
それにもう一人居るはずだが…
>898
(線路の奥の闇から幽かな足音のような物が風にのって耳に届く)
「…………何か来る」
(銃を構えて膝立ちになり、セイフティを解除する)
シノザキさん待ってください・・・・・・・・
もし、彼女を殺す時は私が殺しますから・・・・・・・
(銃を構えてセイフティを解除する)
「今の気持ちを一言で言ってください。」
「将来の夢はなにかあるの?」
ヘリに同乗していたTV局のリポーターがくだらない質問をぶつけてくる。
宣伝活動もかねているつもりなのだろうか?
傘社のヘリが小学生を救出!普通なら確かにイメージアップ間違いなしだろうが・・・
・・・窓から町の惨状を見下ろす。
小さくなっていく町に心の中で別れを告げる。もう何の感情も沸いてこない。
「今一番食べたいものはなに?」
なおもしつこくバカな質問を繰り返すTVリポーターとカメラを無視して、僕は少し眠ることにする。
目が覚めたら大仕事が待っている。
一人で出来るかどうかもわからない、『先生』が残してくれた最後の宿題・・・
僕の戦いはまだ始まったばかりだ。
さて、どうしたものかねぇ…
(手帳を取り出し壁にもたれ掛かる)
ふぅ…。
(手帳の中の写真を見つめる)
……。
(手帳を閉じポケットにしまう)
ここにいても仕方ないんだろ?とりあえず、このフロアを歩き回ってみないか?
持ち物:グロッグ17(残12)スニッカーズ 手帳
>903
ロープとか代わりになる物とかないかね?
でも確かにここは全体的に天井高いな・・・。
>900
おぉ、っと、なんかすごい音がしたな。
>907
じゃあ、音のしたほうに行ってみないか?
地震みたいのも無かったし、人間か何かがいるんじゃないか?
化け物の可能性もあるが・・・。
現在地:解剖室前
皆さんそろったようですね。あれ?佐々木さんはどうしました?
>898
何の音だ?まさかアレがまだ生きているのか?
(小銃の弾倉を取り替えていると川崎の声が聞こえ)
>905
彼女って・・・もしかして佐々木さんが!!
今のはまさか佐々木さんにアレが・・・・?
気持ちは分かりますが・・・・・・アレは危険です。手榴弾はもうありませんし。
いや、それよりもまずこのホームから出ましょう。
ここだと線路や点検通路から来られた場合、逃げ場がありません。
「何だありゃ・・・。」
物陰から>898を目撃し、持っていたカメラで気付かれない様に撮る。
「ネメシスの寄生体かよ・・よりにもよって」
男の表情は驚愕の色彩を帯びていたが、その目は喜びに満ちていた。
「ウィルスを食い殺す実験体のデータを持ち出せた上に、あんなモノまで見られるとはな。こりゃ研究で休む暇が無くなるぞ。」
知的好奇心が正常な状況判断を鈍らせたのであろうか。
背後に迫るゾンビに気付かずに高笑いをしていたその声は、
断末魔に変り、肉を引き裂く音のみが響く。
男の破片の側には、恐らく彼が持ち出したのであろう何かのファイルとカメラが虚しく転がっていた。
>888
分かった。(・・私も無能ね・・
・・私に出来ることは一つ。この事件を世界中に伝えること。
TVレポートも日本国内だけ。これを世界に伝えるには・・)
>895,904
そっちも大丈夫なのね・・
真琴さん、感染してるってことで私たちと別れたの。
川崎さんは「自分なりの方法でケジメをつける」って真琴さんを追ってったの。
・・・(やっぱ自分は無能ね)
>909
あのストーカーに襲われてるの?
にしても・・
早く行きましょう。あなたの言うとおり、もうここも危ないわ。(売店からインスタントカメラをパクり、クリムゾンの写真を一枚撮って外へ出る)
地下鉄線路(中央公園駅)
線路の奥から、右手に銃(>880)を持つ数十分前までは人間だったものが姿を現した
ホーム上の人々に気付くと、威嚇なのか壁まで響かせるほどの咆哮を上げる
ざっと周りを見渡し、一番線路沿いにいた川崎に向かって走り出す。左手の平からは皮膚を突き破って触手が鋭く生えている。
(川崎にその左手で掴みかかろうとする)
>912
外に出ようとしたときにネメシス化真琴に気づく
「みんな急いで!」
M11で威嚇兼ファインダーを見ずに撮影しつつ、皆が駅から出たのを確認し、シノザキにシャッターを閉めさせる。(フラッシュによる目くらましもあってなんとか脱出成功)
「シャッターもそう持たないわ。速く出るわよ!」(なんで・・なんでなのよ!)
>907->908
そうね。ここにいてもらちが空かないわ…。
(それにこの人達を早くこの部屋から遠ざけないと…)
じゃあ行ってみましょうか。
きっと霊安室からよ。
あの音の原因がもし化け物だったら…あなたたちに任せるからね?
…あなたはどうするの?
(偵察人に尋ねる)
所持品:>874参照
現在地:解剖室前(霊安室に行くかどうか偵察人の出方を見てる)
状態:左肩を負傷(カーディガンで隠している)
(メモに何かを書き、ポケットにしまってから)
・・・・アレは寄生生物だったようです。あの最初の大男もおそらく傘社の人造人間か何かでしょう。
宿主の大男が死んだあと、近付いた佐々木さんに取り付いたと思われます。
ああなった以上、助けるのは・・・・・・不可能です。次にあったら絶対に情けなどはかけないでください。
しかし厄介な事になりましたね。ここから避難所まで少しありますし、逃げ切れるはずがありません。
かといってこの程度の武装で倒せる相手ではない事は笠倉さんも分かっていますね。
とりあえず避難所まで行けば配置してある機関砲や無反動砲などで撃退できると思いますが・・・
非常階段を下りている最中の事だった。
「ん・・・?」
ブーツの厚い底越しの感触に違和感を憶え、下を見た。
屈みこむと落ちている金属片を持ち上げる。
(車の鍵・・・だな・・・ここまで来て落としたのか?車の中にでも隠れているのか・・・?)
非常階段を降り、駐車場に向う。
病院の周りには、少しずつだが、確実にゾンビの群れが迫ってきている。
(・・・集まって来てやがる・・・急がないとな)
走りながら、何度も鍵についたスイッチを押す。
外れに停まる一台の車がライトが点滅して解除を告げていた。
89式を構え、慎重に接近する。
ゾンビの気配も無ければ、人の気配も無い。
車の下を調べると同時に、マフラーに触る。
まだ暖かい。
周りには規則正しく並べられた発煙筒と溶けてアスファルトと融合したプラスチックがあった。
(参ったな・・・やっぱり、病院の中を調べる他無いか・・・)
溜め息を吐くと、再び病院の受付を目指した。
持ち物:フラッシュライト付89式小銃(残弾12発)、27発入り弾倉6本、通信機、DVD
状況:病院、受付を目指し駐車場を移動中。
>912 >915
表に出ちまったのがかえってまずいかもな…。狭い場所ならお互い逃げ場が無いが、
広ければあいつの方が有利だろう。どうしたもんだろうな…。
「とりあえず雪香さんよ、笠倉君とか連れて先に公園行っといて。
んで避難所の人に装甲車でも回してもらってくれ。
河合さんと川崎君はちょっと付き合ってもらうよ。
持ってるだけ叩きこんでやれば足止めにはなるさ」
ならなかったらどうしようかな……。
(シャッターの奥、階段の下にゆっくりと『マコト』が姿を現す)
は、ずいぶんと色白な別嬪さんだねぇ。悪ぃけど俺は小麦色の娘さんの方が好みなんだよ!!
(階段にかけた足を狙って拳銃を撃つ。真っ白な肌に南天の実のように血が飛び散った)
>900
・・・・・・・・・!
(音のした方向に振り向く)
随分とまあ、派手な方が下に落ちたもんだな・・・。
その下に落下した彼は壁を壊せるのか・・・。
>907
(手帳を見ているトミーを見る)
・・・・・・・・・・・・。
(いったい何の手帳だ・・・?)
>914、908
とりあえず、今のままじゃなんの手がかりも無いからな・・・、そこの解剖室にはなにも無い様だし・・・。
(解剖室の方向を見ながら意味ありげに言う)
その音のしたほうに行くしかないだろう。
ただ・・・もし、化け物がいたら戦うなんて考えずにさっさと逃げたほうが良い。
今の音は何かを破壊した音・・・爆薬の音は一切聞こえなかった、だとしたらゾンビや私兵・・・つまり雑魚のできる事じゃない・・・。
大物の化け物の仕業だからな・・・。
(あいつか、いや・・・あの化け物はあの爆発で吹き飛んだはず・・・、・・・・鬼ごっこはもうしたくないんだがな。)
じゃ、いくか?
持ち物:ベレッタM92F(残弾3)+ベレッタのマガジン2つ+暗殺用の小型ナイフ+猫+緑色の植物+謎のアンプル
場所:病院 地下 解剖室前
状況:解剖室前で議論中
彼専用のオフィス内、陽の射す窓辺に腰掛け、デュランは最新の報告書に目を通していた。
住民の避難完了の後に培尾市を中心とする一帯を完全隔離、同時にに爆撃による焦土化作戦を展開、
クリーチャーを撲滅し汚染地域の拡大を防ぐ。という日本政府の方針が詳細に記されている代物だ。
「当然の処置だな。ただ・・・致命的なまでに遅いのだが」
その危機管理の甘さが露呈してしまった今、第二第三の計画的なバイオハザードでこの島国が
悲しい結末を迎えることになるのは明らかであった。
「こちらの準備は整った。問題は役者と舞台の選定だな・・・」
呟きながら、オフィスに仕掛けられた無数の隠しカメラに冷たい一瞥をくれてやる。
この計画の全権を担ったその日から、彼には他幹部達の厳重な監視の目が向けられることになったのである。
「気づかれないとでも思っているのか。足の引っ張り合いなどに興味はないのだがな・・・」
今すぐにでも現地に赴きたい所だが、まだその時期ではない。培尾市の詳細な調査結果・・・それも信用
できる人間による物・・・が是非とも必要なのだ。
「結局は彼からの報告待ちか。我ながら歯がゆいほどの完璧主義だな」
情に流されやすいのが欠点だが、エージェントとしての腕は申し分ない。まあ、彼の体験談がこの
大悪事の参考になるかどうかはまだ分からないが・・・
「いや・・・私の・・・邪な好奇心だな。生きながら地獄に放り込まれた人間の心理を、行動を・・・知ら
ずに踏み出す気にはなれない」
静かに目を閉じ、物思いに耽る。その姿はこれまでの・・・これからの死者に向けての黙祷のようにも見えた。
>917
分かったわ。くれぐれも寄生されたり死んだりしないでよ!
状況:現在避難所へ向かってます。
八本の手足を持つ新種のリッカー。
連絡用通路に巣を張り、この通路に逃げ込んできた乗客らを餌にしている。
>>884 扉の音に気付いて食事の手を止める、また誰かが私の縄張りに迷い込んできたようだ。
食べかけの人間を静かに地面に置くと、音も立てずに天井に飛び移る。
そして音のした方向へ神経を集中させる。
私の巣はこの連絡用通路の全体に渡って張り巡らされている。
獲物が少しでも巣に接触したら、私だけが聞こえる特殊な音がなるようになっていて、すぐに私はその場所を正確に知ることができる。
耳を澄ませて身動きひとつもせずに…私は獲物が罠に掛かるのをじっと待つ。
>921
「………」
通路の中はやけにひんやりとしていた。
「糸………?」
ただでさえ狭い通路の中に糸が張り詰められている。
「……蜘蛛の化け物、とかだったら洒落にならんな」
どのみち、残る道はここしかない。
行動:鉄パイプで糸を払いながら通路を進む。
923 :
看護婦ゾンビ:04/10/10 20:06:43
「ぁああ…」
血の臭いに誘われて山田に背後から掴みかかる。
>>923 あたたたたぁ!(背中の秘孔を突く)
>>914 無事だったか。とりあえず他にも生存者がいたようだな…。
あのバケモノはどこかへ行った…。また来るかもしれんから
気を付けたほうがいい…。
>917 シャッターをぶち破りゆっくりと顔を上げると、3人の男の姿があった
シノザキの足への攻撃に大した怯むコトもなく、左手を振り上げる
その左手から触手が伸び、そのまま振り下ろすと、3人の乗る足場が崩れ始めた
3人を地下に取り残し、じっくり料理するつもりなのだろう
89式を構え、周囲を警戒しながら受付に向う。
「人気のある病院も嫌だが・・・無い病院も困るな。犬の死体に薬莢、か。」
(9ミリか・・・傘の連中か・・・自衛隊か・・・少なくともUSSの連中じゃない。)
USSの使うMP5では、特殊な引掻き傷が薬莢に残る。
それが判断の理由だ。情報としては乏しいが、フルオートの武器は持っていないかも知れない。
受付の中にあるマイクのスイッチをオンするとマイクに口を近づける。
「院内に残られた皆さん、こちらは救助部隊です。屋上にヘリが・・・」
マイクが反応しない事に途中で気がついた。
(参ったな・・・一部屋ずつ周るんじゃ・・・効率が悪い。)
受付の隅に置かれたコンピュータが点滅している。
(ナースコール?生き残りが・・・いるって訳か。)
コンピュータはIDとパスワードを要求している。
机の引出しを開ける。
(やっぱり・・・な)
付箋紙にIDとパスワードが書いてあった。
それにカードキーが一枚。
手早く打ち込み、部屋を確認する。
「こちら鈴木准尉。聞えるか?」
『ああ、良く聞える。収穫は?』
無線機越しにパイロットが答える。
「有った。ナースコールだ。」
『いつのだ?』
「ちょっと前だ。その部屋だけ確認させてくれ。」
『了解。急げよ、燃料が少なくなってる。』
「了解。墜落する前に戻るさ。」
何かの役に立つかも知れない。
カードキーをポケットに放り込むとトミー・チャベスの部屋を目指し階段を昇り始めた。
と、その前に・・・
メモをロビーの自動ドアに貼り付けて置く。
最悪、行き違いはこれで回避できるはずだ。
持ち物:フラッシュライト付89式小銃(残弾12発)、27発入り弾倉6本、通信機、DVD、カードキー
状況:病院、トミー・チャベスが居た部屋を目指し移動中。
>>925 (瓦礫の山を飛び降りて上を見る。無理をすればまた地上に出られる程度の高さだ)
最も、悠長によじ登ってる場合じゃないが…。
「とりあえず下がろう!!」
(先頭に立ち、走り始める。後ろを振り向くと瓦礫の上に『マコト』が降り立っていた。
ダメージは無いようだが神経を逆撫でするのは成功したらしい。
最後尾のの河合が銃をマコトに向けながら後退する。発砲しないのは無駄だと解っているからだろう)
とりあえず銃だけは奪わないとな…。
(3人がホームに到着してすぐにマコトが姿を現した。右腕だけを狙ってP90の引き金を引く。
腕の肉が大きく裂けて、銃が落ちた。すぐさま走りよって足で掻くように蹴り飛ばす。
そのまま勢いを止めず走り抜け、頭から転がって、首筋を薙いだ触手をかわし、
起上がると同時に振り向く。ちょうどマコトを要とした扇形の位置関係だ。
蹴り飛ばした銃は川崎が拾っていた)
これで十字放火を浴びせてやれるな。…効かなそうだけど。