フハッ!すなわち水木しげるです。

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40水木しげる
>>33
そりゃまたまたありがと。
今はもう、森繁か水木か言う具合だが、
水木さんはここに来ると、10年くらい若くなる感じだね。
しかしちっと喋りすぎたかな。
荒俣が、水木センセはお喋りだお喋りだ言うですよ。
水木先生から見れば、荒俣の方がずーっとお喋りなんですがね、ふはっ。

>>34
人魂を天ぷらにして喰えるのは位の高い妖怪だけです。
魂に味がついとるのはすでにご説明した通りですが、水木さんも
一回は喰うてみたいとおもっとります。うは。

>>35
もちろん違うモンです。
鬼が悪いいうイメージは、仏教や陰陽道の羅刹、あるいは酒呑童子伝説の影響から
来とるもんで、最初から悪モンと違うです。
語源から言えば、鬼いうのは「魂」のことなんです。
一方、ゾロアスター教を例外とすれば、悪魔いうのはその名の通り、悪さをする神です。

しかしね、「悪」というんも、今でいう悪とは意味が違いますよ。一口に言えば
共同体から離れて自由にやるモンを「悪」言うとったわけです。

話はそれるがね。『悪魔くん』にも描いたが、水木さんは妖怪と人間がともに暮らす
──はやりの言葉で言えば共生──やね、そういうことをイメージしておったですよ。
違う者を大切にし、思いやることの出来ない世界は氏んでます。

今日の水木さんはちょっとお説教くさかったね。終戦の日だからお説教してみたです。
水木さん、戦争を生き延びられてとーても愉快に過ごしてるですが、たまにセンチに
なってみることもあるですよ、わはっ。