アクエリアスの･･･否、何も言うまいpart3

>>586-587
うむ、この質問は二つに分けて考えねばならないな。
サガ＝教皇ということを知っていたか、という
ことなら、十二宮を守っていた聖闘士のうち知って
いた者は一人もいなかった。老師とムウが感付いて
いただけだ。
教皇＝アテナへの反逆者ということを知っていたか、
という意味なら……。
うん……薄々疑いは持っていたし、それについて悩ん
でもいた。だが、13年彼の下についてその命に従って
きた以上、戦いもしないであっさりと自分の立場を
翻すことはできなかったのだ。その戦いの終わりに
どちらが倒れるかということは、結果に過ぎない。
もし、生きていたら私も他の黄金聖闘士達と同様、
アテナに服していただろうが。
弟子との戦いであるという点に囚われて状況判断の
柔軟性に欠けていたり、立場を貫くと言いつつも
つい生の感情が出てしまった部分はあるかもしれんな。
だが、ああしかできなかったのだ、分かってくれ。