新羅とキハ40系
因幡新羅駅(JR甘楽本線の駅)にて、私は2両編成のキハ40系に乗車。
ホームから離れた場所にある腕木式信号機、タブレットキャッチャーが懐かしいです。
車体の塗装はたらこ色(朱色5号)、エンジンはオリジナルの原型エンジンであるDMF15HSAエンジン。
ガリガリガリ…、といった感じの特徴的なサイクルの短いアイドリング音を奏でていました。当然、
冷房などはありません。窓全開で、天井には扇風機が回っている非冷房車です。
片開きドアが閉まり、ようやく発車。鈍重な加速でゆっくり動き出します。グゥウーンというエンジンの
爆音が聞こえます。この区間は緩い登り勾配をガタンゴトンと走るため、ギアは直結には入りません。
キイキイとかギシッなどの連結器が軋む音と、ガタンゴトンという線路の継目を通過する音も聞こえます。
列車の速度は連結器面の運転室の速度計の針の位置からして、概ね45キロから50キロ程度です。
途中、帝人トンネルをガァーッと渡ります。トンネル内ではものすごい轟音とジョイント音です。
帝人トンネルを抜けると、エンジンを吹かしており、速度が徐々に上がり、ジョイント音の間隔も
速くなっていきます。トンネルを抜けた後、踏切を通過。チンチンチン…という警報音がこだまします。
その後、徐々に速度が上がり、先頭車のキハ40がプァーンと警笛を吹鳴し、同時に鉄橋を通過。
2つめの踏切を通過後、時速60キロほどでノッチオフし、あとはひたすら惰行走行に入ります。
途中、レールが交互敷設になっている区間があり、忙しないジョイント音が聞こえます。