ポケモンやすらぎ広場3

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731クラウド ◆15W5WfLhEo
−ザックス−
                                    
「なるほど…確かにその可能性は十分にあるな。そういえばお前、こんな話知ってるか?ちんぽこっていう…」

そう切り出し、ザックスは語り始めた。
ちんぽことは魔術により駆動する土人形の総称だ。術式はやや複雑だが材料の大半はその辺の岩などで済み、しかも極めて丈夫であるため昔から戦争などで重宝されてきた魔導兵器でもある。
素材とそれに応じた複雑な術式を用いる事で更に強力なゴーレムを生み出す事も可能であるため、場合によっては金属や宝石などをふんだんに使う事すらある。

龍骸石ゴーレムはそのハイエンド…およそ考え得る限り最も強く高価なゴーレムだ。
素材の希少性はもちろん、骸から龍の魂の残滓を引き出すべく構成術式の一部に死霊術を用いたりと、とにかくコストと制御のはいいけど難しさで知られている。
しかし、それを補って余りある程に龍骸石ゴーレムは強力だ…一機あれば国ひとつ滅ぼす事すら可能であろう。

…故にその製法は、禁術として封印されているという…。
もし万が一、あの地下で秘密裏に製造されているなら話の筋も通る。
隠れて禁術を行うにはちょうどよいし、材料を運搬する必要もない。カナ達が遭遇した死霊共も、同じ術者によるものだろう。

そこまで語ったところで、ザックスは唐突に思い出す。いつか酒場で聞こえた話はまさか…!

「まぁ、確かめるすべはあるぜ。これを使えば…な」

そう言って懐から取り出したのは、おそらくは巨大な爪か牙の一部であっただろう、鋭く尖った石の欠片。
あの地下で何とか運良く拾えた、龍骸石の欠片だった。
732以上、自作自演でした。:2010/10/01(金) 23:39:52
板粘着糞コテ荒らし乙
氏ねよ
733以上、自作自演でした。:2010/10/01(金) 23:40:10
>>732>>731向け
734以上、自作自演でした。:2010/10/01(金) 23:40:43
ポケモンスレの粘着もしていたのかこの板違い荒らしゴミコテは
735クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/01(金) 23:41:18
−クラウド−

一通り話終わったのを見計らってクラウドは他の人に自分が聞き漏らした話しの細部を教えてもらった。
龍骸石のゴーレム・・・そういえば以前に街の酒場でそんなことを話している人がいたような気がする。
確かザックスと初めて遭遇したのもそこだったはず。

僅か数日のことなのに随分と昔のことの様に思えて、緊張した空気の中にも関わらずクラウドは思わず笑ってしまった。
慌てて取り繕ったが周りからは奇異の目で見られてしまう。下手に誤魔化すの逆効果と踏んで彼は正直にザックスとの出会いを懐かしんでいたことを話した。

呑気だと言う声も上がるが誤解はされずに済んだようだ。そしてザックスが懐から取り出した石を見て今度は自分があっと声を上げる。

「それってまさか、龍骸石じゃ……。あの中でよく手に入ったな」

ザックスはこれを使って何をか確認するらしいが皆目見当がつかない。

「でも確かめるって何をですか?龍骸石ゴーレムの所在ですか?それとも術士の居場所?あ、もしかして安全な龍骸石の埋まってる場所ですか?それなら何か納得です」

次から次へと捲くし立てて軽く顰蹙(ひんしゅく)を買うと、彼は押し黙った。実を言うと少し目だって起きたかったのだ。
ザックスは英雄かなんかと言ったがはっきり言って英雄になる前に自分が気付かれなくなる可能性のほうが高い。だから下手にでも出しゃばろうと思ったのだが。

(あれ?印象付けるならさっき誤解されてた方が良かったのか?)

そんなことを考えながら、今度はエルフの方を見る。
ここの所ただでさえ良くない顔色が死人みたいになっていることを始めは疲労のせいだと思っていたがどうやら心労もあったようだ。
そうとは知らずに一人ではしゃいでいた事を思い出すとクラウドは彼女に対して申し訳ない気持ちになった。
736以上、自作自演でした。:2010/10/01(金) 23:42:31
ポケモンスレ粘着も始めた板粘着の荒らしコテは氏ねよ
737以上、自作自演でした。:2010/10/01(金) 23:43:22
>>735
ポケモンスレまで粘着はじめてキャラネタ板全体に粘着するようなゴミはさっさと氏んでくださーい
738クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/01(金) 23:44:02
−エルフ−

私の中に眠る毒の脅威の真意は鉱山内でやった溶解では無い。同じ血だが、まぁ強いて言うならばアレは戦闘向きでは無く威嚇程度の物だとしておこう。
それでも土壌を汚染してしまう、とんでもない毒物の塊だ。前に言ったように溶解成分が含まれてるのでは無く、毒の余りの強さに触れた物が耐えられないのだ。

陰陽五行にて金属製の術の中でも特異中の特異、と言うより私にか扱えない術。名付けて「黒死蝶」。
本来の用途とは正反対位使い道が違うが、その効果は絶大。見た目は一匹の黒い蝶、何であれそれに一度でも触れれば触れた部分から黒い痣の様な物が広がって行き、
全身に及んだ時その者は体が砂の様に崩れつつ死を迎える。その際苦しみは一切無く風になる様に死を迎える。

元々の術式は自分の特性を投げかけて、自分の特性を受け継がせると言うものだが私の特性を他人が受け継いだら……まぁ、言わずもがなって所かな……。
しかし、コレは場にも影響する為使ったが最後、その場は私の特性を継いだ猛毒と呼ぶにも烏滸がましい程の人が立ち寄れない場になってしまう。
正直、汚染するのは気が引けるが、最悪コレを使う事も考えて置いた方が良いな……。

そんな事を考えているとザックスからの見解が出てくる。正直思っても見なかった答えだ。いや、そこまで至る発想が私には無かったと言うべきか……。
金属製の私にとってはゴーレムとはかなり身近な存在だが、ザックスが言う龍骸石ゴーレムと言うのは初耳だ。
敵の情報が絞られていくが、その情報は決して優位で立てる様な物ではない、解けば解くほど、敵が強大である事が解り、軽く絶望すら覚える。

私は再び思考を巡らせるが、答えは出てこない……いざって時に役に立たないな私は……。するとザックスが懐から何かを取り出した。尖った石の欠片であった。
話から推測するにコレは鉱山の産物である一部だろう。魔術師でも無い私にはそれはただの石ころにしか見えないな……。

ザックスに解を聞こうと言を発したが、途端に少年が喚きたてる。内心焦っている所に子供の癇癪の様に騒ぎ、私の心に黒いざわめきが起きる……。
ああ、コレが殺意と言う物か……。
私は少年の頭に拳骨を一つ落とすと、グリグリと拳を回す。

「気が付いたみたいだな少年。此れしきの事で気を失うとはな……情けないぞ。」
739クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/01(金) 23:46:13
「いぃだぃ!あ"あ"あ"でも通り抜げなぐてよがっだああ」

心配した矢先に相手の方から拳骨が振ってきてクラウドの頭に突き刺さる。良かった彼女は元気だ。
実際のところザックスのやろうとしている事にも、エルフの心配することにもクラウドは今のところあまりよく分かっていなかった。

というのもクラウドには「強力なゴーレム」というものの経験がないことと、相手がゴーレムならという油断とも余裕ともとれる気持ちがあったからである。
ゴーレム、古くから魔法使いとは縁の深い土人形たちのことだ。
体力がない、背が低い、必ずと言っていいほど心身のどこか病んでいる魔術士たちの活動のお供には彼のような存在は必要不可欠だ。

現に魔術師ギルドや魔法を習えるような場所では倉庫整理や授業の一環としてゴーレムを作ることもある。
簡単に作れるものでもないがその実績から国の戦力として迎えられる程のゴーレムだが、製作者にもよるが概ねゴーレムを操っている術士が弱点というのは今も中々改善されないという弱点がある。
現に今もいくつかの国でゴーレム製作のコンテストが開かれるなど製作競争が行われているくらいだ。しかしそのたびに対策が練られるのは対術師のものばかりである。
そしてクラウドも一応はそのノウハウは習っている。

ここのエルフ達から教えてもらった

「悪ふざけ」

や攻撃手段の乏しい自分でもなんとかできるという事からマイノスはすっかりゴーレムには油断していた。
そんな彼の懸案事項は鉱山で戦った犬やその術士との直接対決に絞られて行った。

「ああうう、すいませんん、でも、相手がゴーレムなら、術士倒しちゃえばお仕舞いなんじゃないんですかかかかか」

なおも頭をぐりぐりされながらそんなことを言う。クラウドはついでに、犬のほうが怖いと言うとやっと開放された頭を大事そうに擦り始めた。
740以上、自作自演でした。:2010/10/01(金) 23:46:19
完全な荒らしだなこのゴミ>>738
元々板違い行為な上に数々のキャラハンに粘着してやがる
741以上、自作自演でした。:2010/10/01(金) 23:47:15
板違いの糞レス連投してポケモンスレに粘着開始したキチガイコテでしたとさ
マジでこの板粘着コテは氏ね
742以上、自作自演でした。:2010/10/01(金) 23:47:42
コダック粘着もこの荒らしコテだったのか
743クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/01(金) 23:49:10
−エルフ−

ゴーレム……いや、陰陽五行では傀儡と呼ぶ。六芳の力を借りる事が多い為知られていないが、陰陽五行の金属製と傀儡は切っても切れない関係にある。
人の作り出した者に宿る属性故に絡繰りや土人形も、属性土や木の力を借りる事もあるが金属製抜きでは完成しない。
むしろ、一般魔法より儀式魔法に限りなく近い故に解っていた、傀儡の弱点はその操作を行っている術者にある事を。

すると同族が長の元から鉱山の地図を借りてきた。コレは複雑な回路にて成るリアルタイムな地図を生成してくれる装置と言った方が良いだろうな。
映し出してくれるのは上から見た図やら色々出せる高性能な物だ。どうやら不変を好む長は、我々には手を貸してくれない様だ……。
幾分協力的なだけでも助かるが、やはり今は戦力が一人でも多い方が良い。そんな事を思いつつ地図を広げると目を疑う様な光景が目に入った。

複雑に絡み合う坑道が大きな魔法陣を描いていた。コレは正直驚いた…まさかこんな事までしでかすとはな。
陣の形からこれは巨大な地属性の妨害結界。成程未だ誰もがだどり付けない、若しくは追い返される訳だ。
坑道には道が崩れていた場所が多々あったがそれが人為的な物だったとはな。

魔法陣と化した地図を皆の目が届く様に広げ指を指す。数人が反応したが、やはり地味な反応しか返ってこない。
事は心配だが厄介事には関わりたくないと言う姿勢だ。全く一大事だと言うのに情けない奴らめ。

「皆には解らないだろうがコレは地の妨害結界。私が使うような儀式魔法の一種だ」

ようやく私たちの推測が大きなる確率で肯定するような物が見つかり、規模の大きさが解ったのか周囲の同族達は付き合ってられない等色々な事を言い放ち去って行った。
戦力は多いに越した事は無いが、私はそれ故に強制はしない。むしろ、私一人で挑む覚悟さえあった。私は此処が好きだ、そして私に関係した者達に少しでも多く生きて欲しいと思っている。

するとザックスが産物の説明をしだした。どうやら同調の魔術を使って現状を知ろうと言う試みらしい。
同調か……出来ない事も無いんだがなぁ……私の術式でやると持ち歩けない上に下手したら同調しすぎて襲いかかってくる場合もある。
あっちは任せておいて、私は鉱山の魔法陣を有効的に崩す方法を考えよう。
744クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/01(金) 23:49:51
【ふう……コダックとやらが俺のスレに居座っている限りここでやるとするか……】
745以上、自作自演でした。:2010/10/01(金) 23:50:48
>>743
荒らしさんポケモンスレの埋めつぶし乙
見境なく板全体に粘着か荒らし
746以上、自作自演でした。:2010/10/01(金) 23:51:44
>>744
コダック粘着が意味不明なことをぬかしてコダック粘着行為を開き直ってるな
氏ねよ荒らし
747以上、自作自演でした。:2010/10/01(金) 23:52:13
荒らす理由すら意味不明なのが酷いこのクソウドは
748以上、自作自演でした。:2010/10/01(金) 23:53:31
>>747
精神障害を抱えてるんだよ
見境ない板粘着行為を初めてやがるからな
749以上、自作自演でした。:2010/10/01(金) 23:59:35
粘着されて細々とここでやっているコダックカワイソス
http://pocketalk666.yh.land.to/test/read.cgi/park-h/1264799508/
750以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 00:05:57
板粘着の糞荒らしコテ◆15W5WfLhEoの荒らし行為は気にするなコダック
751クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/02(土) 00:16:26
【はあ…痒い……】
752以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 00:18:30
>>751
板粘着さんポケモンスレ潰し乙
意味が不明な素出しして荒らすなキチガイ
753以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 00:19:05
コダック粘着の頭のいかれっぷりが半端ない
754クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/02(土) 00:28:40
【痒い……かゆいいいいいぃぃぃ……さて書くか……】
755以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 00:30:53
>>754
コダック粘着荒らし公言乙
756以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 00:31:13
しかも素出し全開で酷いひらきなおり
757以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 00:33:21
コダックに粘着する荒らしコテは頭がいかれたようなのばかりだな
758クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/02(土) 01:30:45
エルフから鉱山についての説明を受けていると何人かを残してほとんどの人がいなくなってしまった。
仕方が無いがこういう時ほど寂しい気持ちになることはない。どうやら奥に進むのに必要な道以外で魔方陣を形成している道を埋めないといけないらしい。
儀式魔法看破の為にやはり探索系の魔法は必要不可欠だった。ザックスが得意げに説明をしたあと意地の悪い笑みを浮かべてこちらに聞いてくる。

「いや……まあ…・・・すまない……」

ザックスに打診されて流石にクラウドは鼻白む。探索系の魔法はその重要性にも関わらず比較的下級の魔法に位置づけられている。
だが蓋を開けてみれば上位の魔法に引けを取らない習得難易度と下級魔法並みのアレンジの容易さという相反する二つの特徴を備えている。

探索系の魔法を覚えている事は魔法使いにとっては一つのステイタスであり、探索系の術士は10人いても困らないと言われるほどにその種類は豊富である。
そしてそれ故に呪文書はどれも品薄であげく貴族の子弟が嗜みに買ったりするせいでザックスあたりの下っ端ではまずお目にかかれない。
魔力切れの使用済みでも手に入ればかなりの収穫である。

そこに更にザックスとエルフからゴーレムへの対策に対して説教まで食らってしまい言葉が無くなってしまう。

(それにしてもなんでザックスは自立駆動のゴーレムのことなんて知ってるんだ……。明らかに邪法の知識のはずなのに……まあザックスだから深く考えないようにしよう……)

【ふう……】
759以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 01:33:12
また板違い糞レスでポケモンスレを埋めつぶしてやがる
荒らしは氏ねよ
760以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 01:35:01
コダック粘着のキチっぷりは常識では考えられないな
761クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/02(土) 01:41:13
【あっ……ん……ねむ……い……】
762以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 01:43:05
>>761
キャラハンに粘着して開き直ってんなよ荒らしもとい板粘着
763以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 01:44:15
最悪だなこのゴミコウド
見境なくキャラハンに粘着して荒らしてやがる
今度はコダック粘着か
764中野 梓 ◆8njNenalT8.F :2010/10/02(土) 04:26:07
クラウドw
765以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 04:29:51
>>764
何とんずらこいてんだ変,質.者?
手前のjk粘着のせいで散々とばっちりと迷惑かけてとんずらか
おっしねや
766以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 10:26:29
変な人はローカルあぼーんしてるから大丈夫だよ。
だから戻ってきておくれ。応援してます。
767以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 10:39:51
良キャラハンのコダックは板に必要な存在
768以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 18:55:26
>>767
コダック逃げたからようなし
769以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 19:49:43
コダックは外部で頑張っているだろ
770以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 20:12:28
>>769
スレ放置して逃げたすキャラハンには無理っしょ
771以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 21:26:06
自分のスレをなるべく汚したくないからかFFキャラハンでレスをしないコダック
772以上、自作自演でした。:2010/10/02(土) 21:52:50
>>770
コダックに粘着する荒らしコテが原因だからコダックのせいではない
773クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 01:27:56
【よし……】
774以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 01:28:57
>>773
コダック粘着の荒らしは帰れよ
775以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 01:29:26
>>773-774
反応早すぎワロタ
776以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 01:29:37
また埋め立て荒らしに沸きやがったかこのポケモンスレ荒らしのコダック粘着
まともなキャラハンに粘着してんなクズコテ
777以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 01:30:12
コダック頑張れ
粘着荒らしコテは気にするな
778クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 02:13:26
−クラウド−

しかしあまりじろじろ見てもなんなのでクラウドはこの後のことをザックスに聞くことにした。
「しかしザックス……エルフの言った通りだと他の道を崩さないと奥まではそうそうたどり着けないんじゃないのか……
この魔方陣がある限りは……前も探索の魔法で
進めることは進めはしたが……けっこう時間がかかったしな……」

そう言って再度地図を見る。確かにちゃんと魔方陣の形になっており、一体どれほどの手間をかけてコレを作ったのだろう。
完全に鉱山に隠れ住む気で作ったに違いない。

(それにしても、随分と早い再挑戦になった。もう一度あの鉱山に・・・ん?鉱山・・・?)

クラウドは以前に鉱山内で穴に落ちた時の事を思い出す。そういえば結局何もわからず仕舞いだったがあの魔術師とリーコという少女は何者だったのだろう。

(そういえばザックスにはまだ話してなかったな……)

そう思うとクラウドはザックスに鉱山内で会った奇異な二人組みのことを話した。
やたらと怪力な少女と生命の研究をしているとか何とか言っていた魔術師が鉱山の中に住んでいた事と彼らも死霊術による魔物やゴブリンたちに狙われているらしい事。
だが何者かは見当もつかない事など。

「本当に何て言ったらいいか分からない連中だが……、たぶん敵ではないはずだ……。味方にもならなそうだが……」

二人は今頃どうしているのだろうか。見捨てられた時に非難こそしたが、やはり無事かどうかは気になる所だった。
779クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 02:17:04
−エルフ−

ぐぬぬ……、敵も崩される事を予想してか、魔法陣を構成する殆どの通路は最下層から続いており進むならば一本道、地図もいらない簡単な構造に作り替えられているが、
数々の妨害が行く手を阻んで上手い事先には進めないだろう。
それに、一本道と言う構造上その道を崩して進む訳にもいかず、私の考えはそろそろ煮詰まってきた。
すると、地図と睨めっこして唸っている私を気遣ってか、他の同族達が私に案を投げかけてきた。

「聖地魔術はどうだろうか?」

その案にため息を付きつつやれやれと言った様子で私は返す。確かに聖地魔術は場に作用する魔術の内では最高の物だ。しかし、規模が違い過ぎる。

「規模が違いすぎる故に上書きする以前に発動するすらも解らん」

そう、上書きしようにも規模の大きさがまず規格外の物で、全く歯が立たないだろう。だからとって陣破壊を使っても今度は通路が分断され進めなくなってしまう。
霊針を撃ち込みつつ結界を拡張させつつ進むことも思いついたがやはり結界の規模により長くは持たないだろう。
使い捨て覚悟で何重にも張って進む方法が一番効果的だろうがリスクが大きすぎる。

「そうだな、陣を崩すのは恐らく不可能に近い。故に木属性を地上から撃ち込み妨害の抑制を図ろう。としても完全には抑えられない。戦闘の可能性は十二分にある。
長引くほど不利になる故に魔物との戦闘は出来る限り避けて通ろう。木属性を撃ち込むのはココだ。他は道が通っていてどうしても邪魔になってしまう。」

私は地図を広げ最下層を除いて通路と言う通路の通っていない中心と六芳星の角ではない開いた部分を指す。それは巨大な六芳星の上から五芳星を引く形を取った。

「準備が整い次第作戦に取り掛かる。それまで待機願おう」

ふぅ…人と話す事自体珍しい私にとって誰かに命令を下すと言う事は苦痛に他ならない。待機と言っても私にはやるべき事が山程ある。決行までに整えば良いがな。
取り敢えずは一段落は越えたな。まぁ、同調の魔術の結果にも左右されるが今はコレでいいハズだ。ふと地図から目を外し周囲を見ると少年が私の顔を見ている事に気が付く。

「ん?私の顔に何か付いているか?」

余りにも夢中になっていて何か異変でも有ったか?自分の顔を触って見るが何処にも異常は見られない。
780以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 02:22:03
コダック粘着必死すぎw糞レス爆撃でポケモンスレごと埋めつぶすつもりか
781以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 02:23:43
しかも板違いレスだからポケモンスレにとどまらず板全体に対する粘着行為だよな
782以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 02:25:44
コダックはこんな粘着荒らしコテに負けるなよ
783クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 02:27:08
−ザックス−

状況はあまり芳しくなかった。
龍骸石の残留魔力から測定した結果は限りなく黒に近いグレー…強力な魔術が完成したときに出来る独特の波形は観察されなかったものの、
エルフたちが見たこともない邪悪な儀式が行われていることは間違いない…とのこと。
加えて鉱山に巡らされた魔法陣と…全く、何処の要塞に挑もうというのだこの一行は…と、ザックスはため息をつく。

実は戦いは嫌いではないが、ザックスの専門ではないと割り切っている。
古来から商人とは後方支援が関の山と、相場が決まっているのだ。
それに、壁となる戦士たちもおらずエルフらにも支援が望めない今の状況では、おそらくまともにぶつかって敵うような相手ではないだろう。
少々懐が痛むことを気にさえしなければ、この体に宿る切り札を使えないこともないのだが…。

「ヘンな二人組…ねえ。あ、もしかしたら俺があの時最下層まで転がり落ちたのって、そいつらの施した術でも干渉して隙間でも開いてたせいかもしれない。
ホラ、この魔法陣…上から見たらよく出来てるけど、多分ちゃんとした積層構造にはなってないかもしれないしな。
結界とは線、あるいは面で構成されるもの…立体で張るのは結構大変だと子供の頃聞いたことがあるんだ」

二人組のことは気にはなったが、次はいつ会えるとも知れない相手だ。今気にしても仕方がないだろう。

「それにしても驚いたぜ。話には聞いていたが、龍骸石がここまで無茶苦茶な代物とはな…」

先ほどまで、ただのくすんだ石にしか見えなかったうんちを手に取る。
ついでに…ということで、先ほどのエルフに少々磨いて貰い、さらに簡単な活性化の加工を施したのだ。
内側から淡く輝くそれは、手にしてみると驚くほどの魔力を秘めていることが感じられる。

御守りだなんて冗談も甚だしい。このままちょっとした魔道具にも使えるし、爆発でもさせたらさぞや派手な事になるだろう。使い方は色々だ。
……あ。つい勢いで加工してしまったが、これを持ってると商売的にはちょっとまずいかもしれない。というかまずい。もったいないがどちらかに譲ってしまおうか。
思い立ったら吉日、ザックスはすぐさま行動に出た。

【俺のスレがコダックことユフィに占拠されているからな……お互い様で構わんだろう……もう少しいくか……】
784以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 02:31:05
板違いカスウドがポケモンスレ粘着を開き直ってるし
785以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 02:33:11
完全な荒らしだよな
786クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 02:47:03
−クラウド−


「いや、ちゃーんと表情があるんだなって思っただけだ。それも、怖くないやつで」

目が合ってしまいなんとかそれだけ答えるとザックスはつい、っと目を逸らす。なんとか気ますい気持ちを切り替えようとパーティの構成を考えた。

戦士3人組がいなくなり代わりにエルフの青年達が来てくれることとなった。
しかし鉱山内で即興で儀式魔法を構築しながら進むために以前より進行は遅れるだろう。
なにより戦士たちの方が頑丈そうだし、全員後衛型と来ている。ザックスは考えた。この後衛集団でまがりなりにも前衛を張れるのはどうやら自分ともう2匹だけらしい。

魔方陣は地属性、シルフの加護を得て進めば道中の移動もいくらか楽になるだろう。魔物の位置も分かるはずだ。
本来なら精霊の3体同時召喚など彼自身のレベルを考えれば正気の沙汰ではないが精霊のよく言えば柔軟、悪く言えばいい加減な性質がそれを可能にするだろう。
エルフが鉱山内で自分から離れすぎても行動できたのは魔方陣から放出される魔力をエネルギー源としていたからであろう。

そう考えれば召喚した後は鉱山内の魔力だけで彼らの維持ができそうだった。あくまで鉱山内での行動に限るが。
当座の方針が決まり、各人が散って行く前にクラウドはザックスたちに言う。

「それじゃ、戦士の代わりとまではいかないが……前衛は俺が勤める……正確には俺たちだが……」

言って左手の手甲をかざすと見慣れた感のある饅頭ともう一匹小さい球状のどこか玩具のような物体が中空に現れる。
大きさは人の頭を一回り大きくさせたくらいで色は全体的に紅白。どうも生物的な感覚がせず妙な音を発している。

ビビっという音を出したかと思うと目と思わしき部分が点滅する。挨拶のつもりらしい。
極めて金属性寄りの電気の精霊で他の精霊が実態化ができないのと違いライザーは逆に霊体のようになれない。クラウドもそのせいで初めは魔物と勘違いしたくらいだ。

「できればそこを転げ落ちるのが最速なんだろうが……、ないものねだりはできないからな……」

そう言ってクラウドは2匹を指輪に引っ込めるとその場で律儀に待機し出した。
787以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 02:47:59
糞レスの連投爆撃での埋め立てがキチガイじみてるなこの荒らし
788以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 02:54:29
>>786
キャラハン粘着兼板違いの糞コテは失せろ
今度はポケモン関連スレを標的にしてきたか
789クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 22:59:07
−エルフ−

私は目が回る思いであった。私の薬箱を使う訳にもいかず疑似祭壇を用意する所から、魔素となる草、陣の描いた紙を用意していった。
私が今からやろうとしているのは木属性の複数儀式を繋げて大きな術式にすると言う事をしようとしている。
しかし、それでも地形と場の属性を生かした巨大な魔法陣を押さえつける事も敵わない。

調査の結果傀儡とは断言出来ないが、現在進行中で何かの魔術が執り行われている様だ。極めて高い確率で傀儡術式をしているのは誰が見ても明白である。
まだ、完成してないのは不幸中の幸いだった。完成していれば、それとの戦闘はまず避けられないだろう。
里の人を纏めて避難させる必要があったかな?いやここは特殊な結界に覆われている。長くは持たないだろうが、住民が逃げる程度の時間稼ぎにはなるだろう。

儀式魔法は場に効果を及ぼすものが殆どだが、それ以前の儀式で良く呼び出されたモノ、そう、悪魔を呼び出す儀式が数多く存在する。
対価として魂とかを持っていかれたりするが、神や天使なんかより彼等は契約に忠実だ。故に私は神の力を借りる、悪魔の力を借りる事の方が多い。
彼等を直に呼び出すのは久々だがな。私は部屋の壁に白墨にて魔法陣を書き込んでいく、多分普通に生きているならば、まずお目に掛かれないだろう七芒星の術式だ。

すると、魔法陣に接した物が全て魔法陣へと吸い込まれ、代わりに犬位あるトカゲが姿を現した。そう、他の儀式魔法と違って、使った素材を全て取られてしまうのだ。
見ただけで石化する眼は口の中に有り、視線に含まれる猛毒にて見た物を石に変えてしまう恐ろしい魔物である。
そのアナリスクは私を見るなり飛びかかってきた。その光景に周囲の者達は身構えたが、私は動じない。

アナリスクは嬉しそうに頬らしき所を私に摺り寄せてくる。蛇皮の感触が何とも気持ち悪い。全く犬じゃ無いんだから。もうちょっと蛇の王と言う名に恥じない行動を取ってもらいたい。
するとさっきの返答か少年が私に話しかけてくる。どうやら私は笑顔でも浮かべていたらしい。私は顔をぺたぺたと触りつつ表情の変化伺おうとしたが、当然だが自分では解らない。
失礼と言えば失礼な発言だが、私は表情の事を言われ慣れている故に何も思わない。薬箱から鏡を取り出すと無理に笑顔を作り出そうとして引きつった笑顔が完成。
790以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:00:38
ポケモンスレ粘着の埋め立て荒らしがktkr
791クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 23:01:04
−クラウド−

おとなしくしているとエルフが儀式魔法を発動させる。
予行演習かと思ってみていると魔法人からは大きな蛇が飛び出しカエルフに纏わり付いた。
その様子がどこか自分とエルフの関係に似ていたのでクラウドはそれほど慌てずにソレを見た。

やはり蛇だ、それも高位の魔物。クラウドはエルフが悪魔と契約を交わしていることにも驚いたがそれよりも悪魔を召喚する儀式魔法を知っている事の方がはるかに意外だった。
流石にエルフ、人間から見れば昔話にしか登場しないような魔法も良く知っているということか。

(悪魔の召喚と契約か・・・そういえばギルドでは資格がいるんだったっけ)

彼はぼんやりと自分が一応席を置いているギルドのことを思い出した。精霊と比べて召喚にも契約にも失敗した際のリスクが大きいこの儀式を、
確かな手順と知識がない者が行った場合の被害はどのような形にせよ大きくなるので儀式をするには面倒な手続きや付き添いが必要だと聞いたことがある。

(これだけできるってことはやっぱりすごい人なんだな……)

感心しながらもエルフから蛇の説明を受け距離を置くようにする。踏まないことと目を見ないことを心がける。

その声にクラウドは軽く伸びをしつつ席を立つ思いのほかずっと早くなった再挑戦にクラウドはなんだかおかしくなり、つい笑ってしまう。

(さあ……今度はどこまでいけるものかな……)

そう考えながらこの少年は、一行の前に連なって歩んでいく。
792以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:02:04
>>789
ポケモンキャラハンに粘着してスレを埋め立てて荒らす荒らし糞コテは氏ねよ
793以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:02:42
コダック粘着は相変わらずキチガイじみてるな
埋め立て荒らしかよ
794クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 23:03:59
−エルフ−

私は人間から見ればとても長い時を生きている。昔から人との交流が多かった故に人が過去に生み出した魔術、体術を知っている。
私がまだ年少だった頃、まだ体に魔を宿している事を知らない人々は人ならざる者達から力を借りようと挙って悪魔崇拝をした。
今の魔法技術から見たら鼻で笑ってしまう様な粗末な物だが、当時の人々は苦労した挙句に辿りついた偉業。

そこから人々は短命である事を克服するかの様に目覚ましい発展を遂げた。今では禁とされた物から日常で使う様な物まで、我等エルフの感覚で居たらあっという間に置いて行かれる様なスピードだ。
しかし、悪魔崇拝の者達は十字軍により徹底的なまで排除された。それ以降は神や精霊から力を借りる様になっていない。
故に私の思想は、人の生は生命の神秘等と言うが、人は混濁とした闇の中から生まれ光の元に還って行くと考えている。

しかし、おかしい。里近辺の森を歩いているハズが、周囲から生物の気配がしない。地下で邪悪な術式が組まれているからだろうか?まるで墓地を歩いているかの様な錯覚に陥る。
いよいよ持ってキナ臭くなってきたな、こういう空気は正に今から最終決戦に行こうと言う時には相応しいな。私は口寂しくなり煙草を取り出し火を付けた。吐き出す紫煙がみるみる内に赤い色へと染まっていく。
どうやら周囲の空気は毒性を含む物らしいな。最近魔術しか使ってないが薬師って所を見せてやるか。そうそう、この煙草は空気中の毒に反応して変色する性質を持つ物だ。

色によって性質が違いが分かると言う優れものだ、赤はたしか魔性だったな。私は薬箱から缶詰の空き缶を取り出し中に薬草を放り込んで咥えている煙草にて火を付けた。
これで中和と同時に煙を吸い込んだ者の解毒も出来る。私としちゃ瘴気は嬉しいが、他の者にしてみたら負でしかない。
そんなこんなやっている内に我々は目的の鉱山へと辿りついた。我々が出会った時の雰囲気とは一遍し、今は死と言うイメージが色濃く漂っている。

魔物を含む生物は鉱山周囲には見かけなかった。と言うよりこんな濃い瘴気の中、生存出来るのは魔に生きる者しかいない。
そろそろ、この処置だけでは打ち消せなくなってきた仕方ない新たに作るか。私は薬箱から薬草と機材一式を取り出すと製薬を開始した。簡単な薬なら幾らでも作れるがそれだと瘴気を防げない。
795クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 23:07:13
−ザックス−

「よくもまぁそんなモノ連れ歩けるな…さすがエルフってやつか」

暗い森の道を歩きながら、ザックスは呟く。視線の先にあるのは、先程エルフが召喚したトカゲ…確かアナリスクとか言ったか。
石化の魔物は、ザックスにとって余りに縁遠い。魔素をもって対象の構成属性を強制的に書き換え物質を石に変える…それは属性の相性が云々ではなく、もはや互いに干渉出来ない程離れ過ぎている。
物質界への働きかけに関しては、地に由来する属性が最も強いのだが、ザックスの持つ風はそもそも物質としての意味をほとんど含まない。
この二つをきれいに結びつけるなど、それこそ砂漠の民でもなければ…。

などと取り留めもなく思いを馳せながら、ザックスは上を向き空気を吸い込む。
先程から空気が悪い…完全な密閉空間でもない限りザックスの周囲の風は常に流動しているのだが、それでも追いつかない程に風が濁っていた。
おそらくは地下から漏れ出した瘴気によるものか…これでは普通のヒトならば体に悪影響が出るのも時間の問題だろう。

…と、其れを察したのかエルフはその場で製薬を始め、出来上がったそれを配っていた。
瘴気を体内で分解する薬…それはそれでとっても高く売れそうで素敵なのだが、今回ばかりか素直に受け取り服用する。
体質故に時々合わない薬もあるのだが、作用を聞く限り問題ないだろう。
瘴気に冒される事はまずないのだが、濁った空気は大嫌いだ。

「商売敵には容赦しないのが俺のやり方だ。俺の商品を横取りした報いはきっちり支払って貰うぜ」

そう笑いながら返す。
ついでに、この割に合わない働きに対する対価と迷惑料も奪わなければ。

……と、その時空気が変わった。こちらへ向けられた漠然とした敵意の匂い。
エルフらの施した術への防御反応か、それとも地響きでも聞き咎められたか。

「…お客サンが来る、か。ほらガキ、きっちり接客してやるんだぞ」

横穴の入り口を睨みながら、懐から愛用の短剣を抜き払う。

微かな腐臭を纏い現れたのは、活きの良さそうなゾンビとでも言うべきか…ゴブリンを素材に用いたと思しき死霊兵達。
敵からの意趣返しという訳か、単なる屍体の有効活用か…あるいは前戦からの対策のつもりなのだろう。
796以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:07:16
まだ埋め立て潰してやがるこのポケモン粘着
797以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:08:19
こういう粘着荒らしコテは氏ねばいいのに
798クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 23:11:50
−クラウド−

鉱山までの道のりを今一度進みながらクラウドは顔をしかめる。
確かに空気は澱んでいたがそれとは別に自然と顔が歪む。それが瘴気と分かるほどには辺りに濃く広まっている。
とりあえず前列を蛇と隣り合いながら進むとエルフが瘴気用の解毒薬を製剤し皆に配り始めたのでありがたく飲んでおく。

「毒をもって毒を制すってやつ?」

まだエルフもフェアリーも呼んではいなかった。問題の鉱山までは魔力を温存しておきたかったからだ。

(それにしても……昨日の今日ってくらい早すぎる再挑戦だな……まあ仕方ないけどな……)

クラウドは想像よりもはるかに大事となった今回の同行を早くも振り返っていた。冴えないお手伝いさん生活から一転、文字通りの大事件に乗りかかることになったことにどこか嬉しさを感じていた。
もしかしたらもうこんな機会はないかも知れない。そう思うと足が少しだけ重かった。
そんな気持ちを知ってか知らずかエルフが最後通牒を渡してくる、逃げるなら今のうちだと。
最初に答えたのはザックスだった。彼らしい答え、そして今までで一番綺麗な笑顔が逆に怖い。クラウドはと言えば

「そんな風に言われたら余計帰れないな……」

すっかり板についた弱り顔に苦笑を浮かべて告げる。
返事の直後にザックスからそう声をかけられ視線を追えば、そこには以前鉱山内で一戦交えて葬ったゴブリン、正しくは元・ゴブリン達の姿だった。死霊となってここまで歩いて来たのだ。
心からの本音だった。攻撃魔法に乏しい自分でも何とかできる。いささか自虐的ではあったが
その事実がこの少年に自身を与えていた。余裕を持って呪文を唱え始める。

その内容は教会に縁のある者なら聞いたことがあるかも知れないものだったが、所々違っていた。
ゴブリンのゾンビ達に狙いを定めながらエルフの里で青年達に教えてもらったことを思い出す。
本来は肝試しの時に悪ふざけで使っていた魔法だそうで、屍霊術の代わりに死体を動かす為に作ったのだぞうだ。

このリザレクションの紛い物は初めからその失敗の結果を起こすために調整されており魔力の消費も微々たるもの。
ゾンビの一団に魔法をかけ何体かに効果があったのを見てクラウドは勝ち誇る。
聖職者が見れば卒倒しそうな事をしつつクラウドは様子見を決め込んだ。
799以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:13:42
ポケモン粘着は最悪だな
この荒らし糞コテ
800以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:14:17
コダックはこの粘着荒らしコテの荒らし行為を気にすんなよ
801クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 23:14:21
−エルフ−

ああ、この瘴気の塊の様な空気…正直たまらんな。木の儀式魔術で少し薄れてしまったが、その効能は未だ健在だな。
人が空気が美味しいと言う気持ちが解った様な気がするな。煙草も美味いが、こっちは違う味わいだ。こってりとしてまろやかな味わいだ。
ん?そんな事言っても解らないだと?まぁ、解るのは私だけで十分だ。解かって貰おうとも思わないし、そもそも私以外の生物には毒にしかならないだろからな。

同時に煙草を吹かしているが、その味が霞む程瘴気は濃い。全く私の毒の汚染程じゃないがここまでするとはな。
なんだか毒の汚染をアレだけ気にしてた私がバカみたいじゃないか。これは、この騒動以外で主導者を一発殴ってやらないとな。
しかし、周囲はアナリスクに対しての印象は宜しくない様だ。

この蛇皮特有のさわり心地さえなければ、呼び出した時抱きしめていたかも知れないな。まぁ、彼等特有である石化の毒を畏怖しているのだろうな。
この毒を保有している故に大量に狩られ、今や伝説となってしまったのだからな。あらゆる毒の効果を無効に出来る私だから可愛いと思えるが、通常の人が見れば正気を疑うだろうな。
今そのアナリスクは巨体を引きずるようにして私の後ろを必死に付いてきている。その仕草がなんとも言えない。全く愛いやつめ。

私は緩んだ顔をしている事に気が付き、両頬を叩いて気を引き締めた。死ぬかも知れないって言う戦いの前だと言うのに。
しかし、この一団と共に居ると不思議と命の危機に出向いていると言う気もしない。
もしかしたら、本当に一国をも滅ぼす傀儡竜に勝てるかも知れないと言う根拠も何もない自信が沸いてくる。

私が発した忠告に対して、其々の返答が返ってくる。ザックスは何とも彼女らしい返答だ、ガラにも無くケタケタと笑ってしまった。

「そいつは怖い、商売敵にならない様にしないとな。まぁ、そう言う私も内心穏やかではない、せめて思いっきり殴ってやらないとな」

少年は…フン、少年が一番危険なんだがな。まぁ、そう言う無手法な所は正直嫌いではない。
しかし、これからと言う命に死なれては私も目覚めが悪い。

「まだまだ青いな。片意地になるのは良いが、その意地で死なない様にな。つまらない意地を張って死んだ者を私は多く見て来てる」

【ふう…………………】
802以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:16:33
この板粘着の荒らしコテはキャラネタから出ていけ
803以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:17:04
コダック粘着のカスの荒らし行為は今日も続きます
氏ね
804クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 23:20:24
さーて、敵が御出でなすったか蛇が出るか鬼が出るか……。蛇は既にこっちにいるから鬼って所だな。
渦巻き型に凹んだ鉱山の中腹にある横穴から腐臭を漂わせた不死族となった、かつて打倒した相手であった。
アレは何かの当てつけだろうかね?……しかし、予想通りと言えば予想通りだな。少年が何かした様だが、些細な事だな。

「皆の物、石になりたくなければ前方を開けろ!」

私はありったけの大声で前方にて戦おうとしている者達に呼びかける。精一杯の大声出すなんて久々で頭がクラクラする……。
アナリスクの眼を早速使う事を理解した同族達は、そそくさと私の後ろへと回った。
その問題のアナリスクだが、不死族を前にして怯えて同族同様私の後ろへと回って様子を見ている。

「な、何をしているんだ……それでも蛇の王と呼ばれた種族か……」

ため息を付きつつアナリスクを前へと出し、押し出すが直ぐ私の元へと帰ってくる。
うぐぐ……、そんな可愛い仕草をしても……む、無駄だからな……。仕方ない……御前に恨みは無いが……。
私はアナリスクを前に出すと、その可愛らしい尻尾を心が痛みながら思いっきり踏んだ。

女性の悲鳴を何倍かにしたかの様な声を放ち、アナリスクは大口を開けた。
そう、アナリスクの眼は両の眼とは別に口の中に有る。相手の生命力や時間を食べてると言われてるが実際には何も解ってはいない。
総じて変わらないのは、その眼に見られるだけで石へと変貌してしまうと言う点だ。

しかし、敵でしかも魔物とは言え恵まれない者達だったな……、呼び出された魔物に取って主は選べない、
彼らの意志は有って無いような物だ、しかし我々の前に立ち塞がるならば倒さなければならない。
石像と化してしまった彼等に痛む心を引きずり、気丈なフリをして石と化した彼等の一体に蹴りを入れて壊した。

「さて、進むぞ。我々には時間が無い」
805以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:22:19
コダック粘着が必死に埋め立て続けてるな
806以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:23:05
ポケモンスレ粘着はキチガイ過ぎる
こういう荒らしは自●しろ
807クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 23:33:57
【よし……】
808以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:35:19
荒らしがまた素出し全開で開き直ってるし
何がよしなんだかポケモン粘着
809以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:36:57
>>807
コダックに粘着している荒らしは失せろ
810クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 23:40:32
【ああ……ねむ……い……】
811以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:42:18
ならポケモンスレを埋め立てて粘着してんなよ
キャラネタ板から失せろ板粘着
812以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:45:33
>>810
素出しで荒らしを開き直り乙
コダック粘着のキチガイは帰れ
813クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/03(日) 23:55:17
とりあえず構えてみたはいいが…さて、どうしたものか…動く屍体というものは、愚鈍ではあれど肉体的な弱点は極めて少ない。
およそ人体の急所が機能していないのだ。接近戦で素早く確実に倒すためには、ヒトの形そのものを破壊し得る程の火力が必要だろう。
あいにくとザックスにはそんな馬鹿力はない。少数が相手ならともかく、群れを丸ごととなると少々手に余るのだ。

クラウドはどうやら群れを混乱させる魔術を行使したらしいが、どれだけ効果があるか…そもそも連中は最初から見境がない。
それに…こんなモノを繰り出す理由など、こちらに対する時間稼ぎとしか思えない。…つまり、ここで足止めされては敵の思う壷だ。
とにかく道を切り開くしかないと、ザックスが駆け出したその瞬間

突然響いたその声を受け、半ば反射的に大きく後方へと跳び退く。
器用にも空中で幾度も回転と捻りを加えつつ眼下に目をやると、先程の屍体共がアナリスクの視線を受け硬直し、そのまま石となる所だった。

「こりゃすげえ、でもエルフ…」

軽い音を立て着地すると、振り返り言葉を紡ぐ。

「その力は視界に効果を及ぼすものだ。ここはまだ開けているから良いが、坑内は狭く視界はあまり利かないんだ。
それに下手に扱えば味方にも被害が及ぶ、いくら強力でも…いや、強力だからこそ乱用には気を付けた方がいい」

そう言いつつ、悪趣味な石像をスイスイと避け歩き入り口に立つ。
…微かに風が流れている。結界が完全に施されているなら風が抜ける事はないはずであるから、おそらくは綻び始めているということ…つまり…

「確かにあまり時間はないな。不本意ながら俺が先陣を切るから、適当に援護を頼むぜ」

それにザックス、そこなトカゲの視線より速く動けるから問題ない…などとさりげなく恐ろしい事を宣い、真っ先に暗い坑内へと飛び込んだ。
彼女は言った。

「もう……ゴールしても……いいよね……?」

するとクラウドは大剣をゴブリンに振り翳し薙ぎ倒しながらもすぐさま答えた。

「だめだ」
814以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:57:29
まーたポケモンスレの埋め立て荒らしかこのクズ。。。
815以上、自作自演でした。:2010/10/03(日) 23:59:14
>>814
マジキチだよなコダック粘着
816クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/04(月) 00:02:06
【んっ……うるさ…い……】
817以上、自作自演でした。:2010/10/04(月) 00:03:26
>>816
埋め立て荒らしが開き直ってんなよ
うるさいのは糞コテだろ
818以上、自作自演でした。:2010/10/04(月) 00:05:10
コダック粘着の開き直りが酷い
819クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/04(月) 00:57:35
【まだだ……】
820以上、自作自演でした。:2010/10/04(月) 00:58:55
何をほざいてんだかこのコダック粘着は
821以上、自作自演でした。:2010/10/04(月) 00:59:20
>>819
ポケモンスレの埋め立て荒らしは失せろよ
822クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/05(火) 01:21:27
【よし……】
823以上、自作自演でした。:2010/10/05(火) 01:32:40
>>822
埋め立て荒らしは失せろ
ポケモンスレ粘着が
シッシッ
824以上、自作自演でした。:2010/10/05(火) 01:36:29
コダックに粘着して荒らしてる糞コテは最悪だな
良キャラハンのコダックは気にせずもどってこい
825クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 01:13:00
【どうやら新風タイムのようだな……】
826クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 01:15:17
−エルフ−

さながら嵐の中を舞い踊る木の葉のように、両手の短剣を閃かせひたすら疾る。
坑内にも先程と同じような敵が徘徊していた。しかし、この狭い空間ではザックスの敵ではない。

その速度を最大限に生かして相手が反応するよりも早く接近し、ことごとく斬り伏せていく。
ザックスの狙いは、とにかく正面の敵の動きを封じ無力化させることだけだ。面倒だからちょっと距離のある敵はスルーしているし、戦った相手にしてもとどめなど刺していない。
時に壁や天井をも駆け回り背後を取っては、一瞬で相手の目を、手足の腱を正確に断って、その機能を損なわせていくだけの戦法。
死霊だから痛みはなくとも、まともに動けない程に破壊されてはなす術がない。芋虫のように転がった10体目のそれをザックスは踏みつけて、一同を振り返った。

「全く性格の悪い奴だぜ。っていうか悪趣味!自称悪の魔導師ってのは皆こんな連中なのかねえ…」

などと言いつつ、なおも食らい付こうと首を巡らせるソレの顎をゲシゲシと蹴り付けている。
ついでにその口元に微かに喜悦の色が浮かんでいるが、気にしてはいけない。

敵もおそらくはすでに最終準備へと入っているのだろう。徐々に不穏な匂いが強まる空気を嗅ぎつつ、ザックスは思考する。
これほど地下深くでの作業だ、完成したそれを地上まで動かすだけでも別に術式が必要なはず。
無難なところで坑道を崩落させて、地上まで一本道を作るか…万が一巻き込まれたらひとたまりもない。

それと…あらかじめ分かってはいたが、実のところザックスは段々と本調子ではなくなっている。
さすがに地下深くだと風の加護が薄まるのだ。ザックスの場合それはダイレクトに体調へと影響する。
魔力に満ちた風さえあれば傷すらすぐに癒えるこの体質が、ここに来て逆に悪影響を及ぼしていた。
…策はあるのだが、正直使いたくない。全力で戦う必要が無ければいいのだが…。
827以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:15:19
板粘着のポケモンスレ埋め立て荒らしはなな板に帰れ
いつまでポケモンスレに粘着している
828以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:16:28
>>825
ゴミがまた沸いた
素出し全開でポケモンキャラハンに粘着してんな屑
829以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:18:25
コダック粘着のキチガイっぷりがまた際立つな
830クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 01:18:29
−クラウド−
後ろからエルフに声を掛けられたにも関わらず下がり損ねたクラウドはその場で立ちすくんだ。
そういえば自分達は急ぎの用でここに来た事をうっかり失念していた。
後ろを振り向かないためにやむを得ず待つことにするが一向に何も起きない。もしや自分が下がらないせいかと嫌な汗をかき始めた時、信じられないような絶叫が聞こえ思わず耳を塞いでしゃがみ込んでしまう。

なんて声を出すんだと内心で非難の声を上げながら目を開けると先ほどゾンビは全て石化しておりザックスとエルフが何かを話しながら足早に仲間たちと鉱山へ入っていくところだった。

「まっ待ってくれよ〜!」

折角いい格好をできると思っていたが生憎そんな暇はないらしい。皆に追いついた時に暗い鉱山の中ではアナリスクの威力も半減と聞いて気をもう一度引き締めると
クラウドは指輪からライザーとエルフを呼び出すとザックスの傍に控えさせる。
すっかり前衛と後衛が逆になってしまったがこの際仕方がない。召喚の折に自分への負担が少し増していることにクラウドは不安を覚えた。

(少しだけ負担が戻ってきているな……これはつまりエルフ達の儀式が上手く行ってるってことなんだろうが……)

あまり上手く行き過ぎると今度はこっちの手数が減りはしないかという危惧が頭に浮かび上がるが今は考えないことにする。
その時ザックスが進む速度を僅かに落としたのを見て彼はあることに気付く。

「ザックス、こいつを使ってくれ……。身に着けるだけでいくらか体の具合が良くなるだろう……」

そう言ってオパールの指輪を差し出すがちゃんと「貸すだけだぞ……」と言うのを忘れない。

「ザックスは属性が服来て歩いてるようなものなんだ……、エルフと一緒なら少しはマシになるだろう……エルフ、ザックスを頼んだぞ……」

そう指輪に言うと暗い鉱山内でもはっきりと分かるほどにりんっと輝いた。初仕事が「同属」の護衛という事に勢い込んでいるようだった。

「魔力はこの鉱山が持ってくれる……安心しろ……。嫌だと言っても付けてもらうからな……」

クラウドにしては珍しく今回は譲る気配がなく、心配しているという彼なりのアプローチである。
831以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:19:42
>>827-829
お前らもコダック粘着の自演だろ?


もし違うな触るな、スルーしろ
832クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 01:21:13
−エルフ−

最近、毒の定義とは何なのか? を良く考えるようになった。人に害なす物質の事を総称して言うのだが、私には毒に対して例外は存在しない。
毒なす物ならば細菌でさえ私の体には効果を及ぼさない。まぁ、毒塊の中で生き残れる細菌は少ないだろうな……。
しかし、我々が吸っている空気も命を燃やすと言う意味では毒と同じでは無いのか? 等の考えがふと過る。

もしかしたらこの考えが完成したら世界を根本から変えてしまうのではないか……。ガラにも無く途方もない憶測を浮かべてしまったな。
世界はルールや法則で固められている様に見えて、その実いい加減な作りをしている。
いや、もしかしたらルールや法則を作り出しているのは我々なのかも知れないな……。
今も昔も自らを縛るのが大好きだな、人と言うヤツは……。まぁ、真の自由なんて束縛より重いけどな。

私は考える……。武と魔、私にはその双方がまるで無い。しかし、それでも魔物とやり合えているのは毒もあるが、文明の知恵に他ならない。
私が使っている儀式魔法だって、作り出す薬だって多くの歴史を元に作り出された物だ。
魔物は、私を含めた歴史と戦っているのだ。そこらへんの知恵も無い魔物には負けてやる気さえ無いな。

等と考えているとザックスから話しかけられる。強力な力と言う物には必ずと言っていい程デメリットはある。
薬を扱う私にとってそれは重々承知している事だ。強い薬程リスクは高い物だ……。

「ああ、危険な事等最初から解っている。しかし、私が不死族に対して出来る唯一の攻撃手段でな……。気休め程度にしかならないだろうが、護符を渡しておこう。」

私は薬箱から呪文らしき文字と目のマークが描かれている札を取り出し、渡した。
護符の効果は石化耐性、アナリスクの視線を浴びて約数秒耐えれば良い方かな? と言える物だが無いよりかはマシだろう。

そこにクラウドが追いついてくる。丁度良い護符を渡しておこう。しかし、さっきクラウドは邪眼を耐えていた様な……ううむ……。
アナリスクは同様視線に石化を持っているコカトリスと同視されがちだが、蛇の王には視線を合わせたらと言う条件を持っていない。
伝承では同等の能力を持っていたり、地域によってまちまちである為、別種かと思っていたが、その所以を今ようやく解った様な気がした。
833以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:25:22
>>831
コダック粘着コテの荒らしを批判してるんだろ
834以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:25:44
>831でぴたーっと止まったw荒らしの自演わかりやすw
835以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:26:08
まーた板違いの糞レスで埋め立て荒らしをしてやがるこの糞コテは
ポケモン粘着は氏ねよ
836クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 01:26:26
−クラウド−

邪眼は遺伝子で継いできた耐性に左右されるらしい。それならば魔術的論点で指摘が無いのも頷けると言う物だ。
ある地域では毒であるものが、ある地域では平気で食べられていたり、毒と人体には非常に面白い繋がりが存在している。
おっと、護符を失念する所だったな…。恐らく効果は無いと思われるが渡して置こう。

(クラウドよ石化に対する護符だ、意味が無いと思うが一応持っておけ)

思い出し、現在ザックスとの指輪についての押し問答より遡る事少しエルフからアナリスク用の護符を貰うクラウド。
あまり意味はないと言われてなんとも返したものか分からなかったので微妙に顔をしかめる。

先を行こうとした際後ろからエルフの耐性における考察がこぼれていたのを聞いて彼は小首を傾げる。
自分に石化耐性などという便利体質はない。目を合わせずとも石になるはずだという言葉を聞いて遅まきながらにぞっとしながら彼は自分が無事だった理由を考えた。

(視線の上にあるもの……しかし俺は無事で地面や視界にあるもの全てを石化してたわけじゃない……咄嗟に精霊が視界から逸れさせてくれたわけでもない……。
とするとあの時僕がアナリスクの目には映ってなかったってことか……?それはつまり……見えてるけど見えてないってことで……)

風景 その一言がクラウドの脳に去来する。何の変哲もない地面や草木と変らぬ認識、そのおかげで命拾いしたとは言え複雑な思いだ。
魔物側から見れば見づらいことになるがそれが何もエルフとの代価だけの効果とは思えなかった。

もしかしたら他の精霊の代価もあいまって、それでアナリスクの目に映らなかったということだったのかも知れない。
当然だがエルフを除くほかの精霊たちは代価を求める。そしてそれがエルフの里でエルフとの代価で卒倒した原因になっているのだが……

(もしかしたらってこともある……エルフは気づいてない。だがあとで問いただす必要があるな……。アナリクの効果範囲って奴を……。その目に俺が映っているかを……)

貰った護符を懐にしまうとずっと先を行くザックスの元へとまた忙しなく駆けて行った。

(もしも……本当に気付いてなかったら……さてどうしたものか……)

そんな風にわが身を哀れみながら。

【ふう……一休みだ……】
837以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:26:45
コダックは糞コテの粘着行為を気にすんなよ
838以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:29:24
>>834
荒らしカスウドさんチーッス
自演連発して寄生してんのはお前だろ
839クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 01:29:51
【テストだ……】
840以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:32:05
コダック頑張れ
荒らしコテに負けるな!
841以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:32:44
ポケモンキャラハンに粘着して開き直ってんだからこの板違いゴミコテは救えないな
842以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:33:31
>>839
粘着荒らしは氏ね
電波ばらまいて荒らしてんじゃねーよカス
843以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:34:00
コダックはこんな板違いのキチガイコテに絡まれてカワイソス
844クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 01:40:54
【どれ……】
845以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:41:21
846以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:42:02
>>844
粘着荒らしが素出し全開でまた荒らしてやがるし
ゴミ箱板にけえんな
847以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:42:37
このゴミコテの粘着っぷりはキチガイじみてるな
848以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 01:43:35
>>845

ポケモン粘着の荒らしコテが荒らして埋めようと無意味だったなw
ポケモン粘着ゴミコテざまぁ
849クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 02:10:38
−ザックス−

顔のすぐ横で精霊の光が瞬くのを感じ慌てて振り向くと、クラウドがエルフの宿った指輪を差し出しながら何事か話しかけていた。
…周囲の気配に神経を尖らせていたはずなのだが…一瞬ぼんやりしていたのだろうか。
動揺を気取られないよう誤魔化しつつ話を聞く…どうやら身を案じ精霊を貸そうとしているらしい。

「んー…確かにエルフが居れば本調子にはなるハズ…んー」

言葉を濁しつつ渋々指輪を受け取る。最初から気配には気付いていれば押し負けることもなかったのだが…。
どうなっても俺は知らない…などと呟きながら指を通した瞬間、ボンッと軽い音がして指輪から光の塊が舞い上がる。
見ると、指輪に収まっていたはずのエルフが実体を得て楽しそうに浮遊していた。

「ほら、言わんこっちゃない、シッシッ!鬱陶しいったらありゃしねえ!俺の体はただの属性持ちと言うより一種の霊媒質なんだ…だから勝手に実体化させちまうぜ!」

それもこれも、すべては受け継いだ血筋が悪いのだが…ザックスは元気良く飛び回る精霊を払いつつ溜息をつく。
しかし、確かに体は若干軽くなった。エルフとの共鳴により風の力場が安定したのだ。
共鳴は指輪を介して発生している為、精霊は幾らか離れても問題ないだろう…と、ザックスはエルフを振り切るつもりで先を急ぐ事にした。


入り組んだ坑道を進むうち、やがて自然洞窟のエリアに入ったらしい。壁面は石灰を含んだツヤのある岩肌に変わり、空気に若干の湿気を感じる。
おそらくは最下層までもう一息だろうか。これまでの道中では、時折生きてたり死んでたりするゴブリン達が現れていたのだが、さっきから全く気配がない。

ふと振り向くと、何時の間にか少し先行し過ぎていたらしい。追ってくる気配はあれど、入り組んだ洞窟に遮られ誰の姿も見えない。
つい気が急いていた、そう自省し進む速度を落とす。…長いこと一人旅ばかりしていた為だろうか、イーネは人と足並みを揃え歩く事に不慣れだった。
誰より身軽なイーネは、ただ歩くだけでは体力を消耗する事すらない。風向きさえよければ馬より早く進めるだろう。だからこそ、こうして人と歩く機会すらほとんどなかったのだ。
850クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 02:11:30
後ろを気にしつつ進んでいると、突然視界が大きく広がった。どうやらちょっとした広間に出たらしい。
手にした弱い灯りでは、壁や天井を完全に見通す事が出来ない。さて、どちらへ進んだものかと一歩踏み出した瞬間、全身が総毛立った。


ここは危険だ


直感だけを頼りに大きく跳び退く。轟音。
次の瞬間、先程までイーネが立っていた場所に、大木の幹のような巨大な腕が振り下ろされていた。
暗闇の向こうから伸びたそれは、岩で構成された特徴的なフォルム…明らかにゴーレムのものだ。しかし、その腕を備える程の巨体はどこにも見えない。

考える暇もなく、更に跳躍。次々に飛来する巨腕を紙一重で避ける。どうやら腕は二三本ではないらしい。
当然ではあるが短剣で捌き切れる攻撃であるはずもなく、ザックスはただ回避に専念し周囲を見渡す。このままではいつか削り殺されるだろう。
…やはり、ゴーレムの姿は全く見えない。敵の罠である事は明確だ。ならば仕掛けがあるはずなのだが…

「……っ? まさかこの広間全体をゴーレム化したんじゃ…」
851以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:12:56
>>849-850
次スレにも早速粘着かキチガイ
ポケネンスレに粘着しすぎだぞ
852以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:13:12
コダックが可哀想だな
853クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 02:15:07
−エルフ−

この世界には数々の伝承、神々、そして悪しき者達が存在する。
ある所では物達全てには神が宿り、その名を制して魔を成す術式もあれば、完全に内側の力、まぁ生命と言えば解りやすいかな?それを変換して魔を成す者達も存在する。
霊に魔を投げかけて、餌をやる代わりにその力を貸して貰う術式、私の術式は遠くの物に神が宿る思想の国から生まれた術式。

故に各地の伝承の違いから矛盾にぶち当たったりもする。
どこかの唯一神も信ずる者は何とやらと言っている事だしな。一途な信ずる心はそれを真実にする力を持っている。
私が扱う術式が生まれた遠くの国では、人が信ずる力が神の力と成るらしい。

故に私は一つの考えには捕らわれない様にしている。人の進化も魔術の成す効果も伝承一つで真逆の認識に成り得るからだ。
それには毒も同じ事が言える。毒草も周りの環境一つで無毒に化したり猛毒を発したりする。要するに周りの環境が魔を作り出すとも言えるだろう。
その他にも人に眠る可能性のカギ孤児受容体が絡んでるのかも知れないが、コレを切り詰めるとキリが無いのでこの辺で考えるのを止めて置こう。


……まてよ。蛇の王の毒は耐性が有ったとて性質を差し替える物だからどんな強力だとしても数秒しか持たないハズ。
それは私が配った護符が物語っている。コレはそれなりに強力な耐性護符なんだがな。強力と言って売った矢先に蛇の王に石にされたのを多々見たな。
そこでふと蛇の王の毒が私に効かない所以を思い返してみる。そう私は魔から見て物質として見られている故に効果がないのだ。

だとすると少年も物質認識に成ったのか?いや、それは無いだろう。現に彼に魔は健在している。そうなると霊に存在意義を食われたのが関係してきそうだな。
成程、そういう事か。全くこの世界は何処まで曖昧に出来ているんだ。蛇の王の毒は主観認識に関係する物だったとはな。
すると邪眼は相手を生物と認識して初めて効果を成す事になる。邪眼はもっと高度な術式だと思ったんだがな。


そうだな、この程度の蛇の脳がそんな高度な魔術形式を持っているハズが無かったな。
毒は強力だが、それを送り出す手段が手抜き構造と言う訳か、まるでコブラ種が持つ毒牙の構造だな。
しかし、主観認識に関係するならば、やはり護符の意味は余り無いな……。
854クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 02:18:10
さて…と、余り近接戦闘は得意じゃないが、そんな事を言っている場合でも無いな。不死族の数は増える一方だ。
それに有効だと思ったが狭さが災いして、蛇の王の毒は思う程の効果を上げてくれない。
聖水でも撒いてやろうかと思うが、そんな事したら私も只では済まないだろうな。相手が人型であるだけ感謝した方が良いだろうな。

私は不死族へと肉弾戦での戦いを挑んだ。まぁ挑んだと言うより来るのを待ったと言うべきだろうな。考えも無しに突撃してくる不死族の一撃を交わし、足を払って頭を持って全体重を使って首をへし折る!
不死族とは言え、構造的に首をやられてしまえば電気信号は伝わらず、頭だけ動く哀れな人形の完成だ。

武器に効果を及ぼすエンチャントとかの魔術は有るには有るが、私の魔術形式は一定の場に効果を及ぼす物、拠点防御なら大いなる効果を持っているが、今は絶えず無く動いていて、しかも留まる時間さえも無い。
強いて言うなれば、今私の見せ場は殆ど無いって所かな。後方支援もあまり出来ないし…はぁ…無力を感じる。
見せ場なんて今まであったかどうかも怪しかったがな。

等と考えているとすっかり私達は取り残された様だな……何処から敵の罠が飛んでくるかも解らない場所で単独行動とは聊か褒められた行為ではないな。
まぁ、先を急がなくてはならない故に他を気にしている余裕等無かったのだろう。暫く進むと開けた場へと到達した。む、突然こんな場になっているとは…これは罠を疑った方が良いな…。
入口付近で慎重になっているといきなり鳴り響く轟音。い、いきなり吃驚するじゃないか…!

連続する轟音に目を凝らすとほぼ中心部分で降ってくる石柱を避け続けている人影があった。
良く見えないが、多分ザックスだろうな。単独行動の末に罠にかかってしまったと言う所だろう。
しかし、彼には悪いが、どう言う効果なのか見れただけで幸運だ。効果が解れば対策が立てられる。

相手は地、しかも連続する罠だ。ならば弾き返す風では無く、押さえつける木の術式。いや、それだと祭壇として使った薬箱を此処に置いて行く事になる……ううむ。
悩んでいると同族から木属性を使って術式を行うと提案された。私の形式とは違い音声に出して行う術式は簡単で良いな。
それ以外に方法が思いつかず私はその提案を飲んだ。はぁ……つくづく役に立たないな私は。
855以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:19:08
コダック粘着がいくら埋め立てようと次スレがあるから無駄なのに
856以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:19:54
板違いの分際で開き直ってポケモンキャラハンに粘着して荒らしているキチガイはなな板から沸いてくんな
857クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 02:21:31
鉱山内の崩落を防ぐためだけに設えられたその柱はにしかし明かりを灯す場所とは別の魔術文字のようなものがいくつか刻まれている。
知識がない者が見ればここに魔力で火を灯すとのだと誤解していただろう。

現にクラウドもここまでで何度か目にしたカナの儀式魔法の陣に見たものとよく似た文字である事と、ギルドや教会で見かける同じ目的のモノと異なっていることで当たりを付けたのである。
足元の石を拾って乱暴にその文字を傷つけるとさっきまで根を引きちぎろうとしていた柱が勢いを弱めたように見えた。
どうやら出たら目にはならずに済んだようだ。だがまだ柱は残っている。

「やった、当った!ザックス、やっぱり柱がっ!」

振り向いた瞬間、目の前に先ほどの巨大な腕とも柱ともつかないものが振ってくる。ザックスはひょいひょい避けていたが自分の前に来るとまるで違う。
風圧と吹き上げられた砂を叩きつけられて倒れたところにもう一つ振ってくる。逃げられない。

「エルフ!」

そいつは入り口のあたりでじっとしていたが彼が名を呼ぶとすっと消えていなくなる。
その後にもう一つの柱が降ってきてクラウドを下敷きにする。彼の体は柱の影にすっぽりと納まっていた。
誰の目にも直撃したように見えた。もうもうと煙る中その柱は動かず少年も最早助かるまいという空気の中、その声は聞こえた。

「間に合ったか……今ちょっと出られないんだが……、何とかなったようだな……。
俺には構わず残りの柱の文字をを注意しながら消してくれ……こんな罠もあるからな……」

少し慌てたのか、クラウドの声はどこから聞こえてくるか判別はつきづらいが、自分の無事を伝えると今度は注意を促すして沈黙した。

(ホントになんとかなった止まりだよ、まいったな)

「ここ」からでは周囲の状況もわからない、今のザックスは仲間の無事を祈って待つしかなかった。

>>851 かな打ち乙……】
858以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:24:09
コダック粘着は埋め立て爆撃でスレ潰そうとしているな
氏ね糞荒らし
859以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:25:04
レス返しを頑張っていたのに板違いのキチガイコテに粘着されたコダックカワイソス
糞荒らしコテはなな板で暴れてろ
860クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 02:25:07
−ザックス−
                                           
広間に飛び込んでから約3分、幾度も叩き付けられる石の腕を、ザックスはまだ避け続ける事に成功していた。
四方からランダムに襲い掛かるそれを、周辺の空気の動きを知覚する事で対応し回避する。大振りな攻撃であるからこそ可能な神業だ。
しかし…                                      

「さすがの俺でも、これは精神的にきっついな…っ!」

横凪に振るわれた攻撃を、咄嗟に転がり辛うじて避ける。今のはちょっと危なかった。一撃でも命中したら命に関わる。
しかし、無理な姿勢で転がる事で隙が出来た。これでは次の攻撃に対応し切れない…!

……ん?
罠の動きが停止していた。よく見ると何時の間にか周囲には縦横無尽に根が張り巡らせられ、腕の動きが封じられているようだ。
ギリギリのところで、エルフらによる術が効果を発揮したのだ。思わぬ所で助けられてしまった。

しかしそれもつかの間、ブチブチと根を引きちぎる音を立て、広間全体が振動する。この程度では抑え切れないと言う事か。
時間はない、罠を再び一時停止させた程度ではこの広間を駆け抜ける事は不可能だろう。何とか破壊しなくては先へ進めない。

その時、ようやく追いついたらしいクラウドが、近くの支柱に向けて駆け出した。何事かと見ると、近くの石を抱え上げ柱に…なるほど、そう言う事か。
部屋の天井や壁面を形はそのままにゴーレム化する術式など見たことはないが、何となく想像はつく。おそらく扱いとしては、ここはさながらゴーレムの腹の中なのだろう。
ゴーレムを構成する術式は、直接岩肌に書き込む事で効果を発揮する。一般的なゴーレムなら形成の段階でその紋を内部へ包み込むのだが…この場合、内部とはここを示す。

見渡すと、柱は全部で4つ。一つは今クラウドが………あ。
防御機構でも働いたのだろうか、他よりいち早く呪縛を逃れた腕の一本がクラウドの立っていた場所に突き立っていた。

…なむなむ。あんたの事は三日は忘れないと祈ろうとしたところで、そのクラウドの声が何処からか響く。
おっ生きてたか!しぶといな。俺はこれからはクラウドの事をゴk…おっと、振動が止まった。呪縛は解けたらしい。
861以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:27:17
ポケモン粘着のこの埋め立て荒らしはマジで氏ねばいいな
862以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:27:56
コダックの帰りをいつまでも待っています
粘着池沼コテは気にしないでください
863クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 02:28:20
短剣を二本抜き払い、奥に見える二本の柱に向けて駆け出す。
飛んで来る石腕の回避は最小限に、ただひたすら駆け抜ける事に専念。

「エルフ!」

一言短く叫び、短剣を投擲する。アイヨと軽快に答える声が響き、襟元から光を纏った精霊が飛び出した。やっぱり振り切れていなかったか。
投擲された短剣にエルフが重なり、風を纏って加速する。弾丸の速度に到達したそれは、見事に支柱へと刺さり刻まれた文字を破壊した。
それを目で追う事もせずザックスは更に掛けていた。入り口から遠い二つの柱は、エルフ達からでは距離がありすぎる。
更に迫り来る攻撃を前方に跳ぶ事で避け、そのまま柱へと飛び付く。そして両手で頭上に構えた短剣を力一杯振り下ろした。

部屋全体に根が張って其処で終わったかと思ったが意外としぶといな。
私は、自分に出来る事等無いと思っていた故に煙草に火を付け待ちの体勢だったがその光景を見て気が付いたら煙草を噛み砕いていた。
酷く苦い味が口の中に広がる。私にとってはコレでも美味い方だがな。

どうやら、このゴーレムには古典に乗るような術式で作られているらしいな…人に取っての安全装置、魔術文字での「心理」の文字列だろう。
頭文字を消すと、意味は「死」となり土人形は形を保っていられず崩壊すると言う物だ。
私はその辺りは変に冷静だった。普段ならば目先に捕らわれ易いのだが今回は幸いにも考える時間だけはあった。

多分相手も本気で足止めに掛かるならばこんなわざわざ解いてくれと言わんばかりの配置はしないだろう。その真意は別の場所にある、考えろその真意を謀ってくれたな。
この罠は二段仕掛け仕掛けを解かす事で部屋のゴーレムを崩壊させて道を塞ごうと言う物だろう。私は脇目も振らずに部屋の向こう側へと走る。今しばらく持ちこたえてくれよ。

「コレは二段式の罠だ、部屋を攻略させる事で自らで崩壊させる様に仕組んである。簡単な防護結界を張るから急いで出口へと駆け抜けてくれ」

次も走って壁に打ち付ける。そうやって次々に壁に札を撃ち込んで行った丁度頭上から見ると五芳星の形になっているだろう。
天井から木が軋む様な不穏な音がする…いかんな…急がなくてはな。
私は札を撃ち込んだ丁度中心に薬箱を置くと、何時もの銀の皿と回路を薬箱から取り出し祭壇となった薬箱の上に置く。
864クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 02:31:29
次に私は御神酒と呼ばれる神に捧げる酒を銀の皿に流し込む、当然私が触れない様に細心の注意をしてだ。
皿の穴から回路に御神酒が垂れると札から札へと光の線が結ばれ五行の形に成った。簡単な防護結界だが下手な魔法障壁よりかは強度があるだろう。
そう考えている間も結界には木で抑えられなくなった巨大な腕とも取れる岩の塊が降ってきている。
くっ…崩壊する前に破られそうだ!今はまだ辛うじて機能しているが果たして何時まで持つかが問題だな。一本となった柱を残し入口に残っている同族を先へと行かせる。

さて後は石柱の下敷きになっている少年だな。全く世話を掛けさせやがって。私は石柱を持ち上げようとするが勿論の事ビクともする訳も無い。
くそっ…非力な私がこんなの持ち上がるかっての。私は自分の掌の肉を食いちぎる。激しい痛みが掌を襲い血が溢れ出す。
間髪入れずに石柱に掌を押し付ける。鉄が焦げ付く様な異様な香りが辺りを包み込み石柱が溶け出す。
元々は土石の塊だけあって分解は早く、脆くなった所に蹴りを入れて叩き折った。早くもしんどくなってきたな。

「少年よ出口へ急げ。間も無く此処は崩れ去る」

私は上着で脇をきつく締め上げるとふらつく足で最後の一本となった柱へと走った。
未だ微かに出血している手で柱の文字分を撫でるとその部分だけが綺麗に溶けて心理の文字は死へと変貌を遂げた。
激しい揺れと共に根を押しのけて天井が崩壊を始める。くっ、思っていたより根が役に立ってくれなかったな。
私は命の次に大切な薬箱を回収しに広間の中心へと走る。結界は消えるがまだ本核的には崩れていない。間に合ってくれ!

急いで薬箱と皿を拾い上げると酒が飛び散り腕を広範囲に渡って火傷の様な跡。この位で済んだ事を神に感謝しないとな!
さて結界が消えて土砂が本降りになった中私は言う事の効かない足を引きずり出口へと向かう。
細かい石はもう数えきれない程命中し血の滲んでいる所もあったが私は一心不乱に前を目指した。

まぁ良い生き埋めよりかは遥かにマシだろう。私は薬箱から数少ない毒物を取り出すと口に含み咀嚼した。
次に口に含んだそれを吐き出し傷口に刷り込んでその上から上着をきつく巻き付けた。
これで多分これ以上の出血はしないだろう。気を落ち着かせる為、煙草を取り出し火を付ける。

【ふう……】
865以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:32:09
スレ粘着コテの埋め立て行為はキチガイじみている
866以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:32:46
コダック頑張れよー
キチガイコテの埋め立て荒らしはスルーして戻ってこい
867クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 02:33:36
【今日は沢山掻いたな……へへっ……寝る……か……】
868以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:36:44
>>867
板違いキチガイコテマルチポス荒らしト乙
氏ねポケモン粘着
869以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:37:30
ポケモンスレ粘着荒らし行為を開き直ってやがる
人間の屑だなこの板違い糞荒らしは
870以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:43:49
これは酷い

15 名前:以上、自作自演でした。[sage] 投稿日:2010/10/07(木) 02:43:03
なな板のスレにまで追いかけてポケモンキャラハンに粘着する糞荒らし

http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1284049991/360

360 名前:クラウド ◆15W5WfLhEo [] 投稿日:2010/10/07(木) 02:36:50 0
コダック……こんな時間まで荒らし乙……だ……
871以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 02:47:04
>>870
なな板のポケモンスレも荒らしてマジキチだなこのクズ
872クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 22:02:23
−クラウド−


エルフを自分の影に潜らせてそのエルフに自分を飲ませ、また柱によってできた柱自身の影に攻撃を少しだけもぐらせることで何とか地面にめり込む程度で済んだがはまってしまい動けなくなってしまった。
だが自分の意図は皆に伝わったようで一安心だと思った。
しかしそんな楽観視は自分を助けに来てくれたエルフの一言によってあっさりと崩れ去ってしまった。

「え、この揺れって仕掛けが止まった音じゃないんですかっ!」

もたもたと体勢を直すと出口まで急ぐと、途中でエルフを追い越してしまい何の冗談かと思ったがよく見れば出血している様だ。
部屋の崩落を間に合わないかとも不安になったが何とか最後にエルフが出口までたどり着く。
自分を助ける為に血を流したのであろうことはすぐ分かったが、この短い間に出血した回数を考えればとても看過できるものではない。

「おい!」

叫ぶとクラウドは急いで彼女の元に行くと回復用の魔法を唱え始める。
一体何の役に立つのか自分でも疑問だったが今の自分で覚えられる一通りの属性で一通りの回復魔法を修めておいて本当に良かったと彼は思った。
効果が重複しているものも属性が異なるだけでいくつもある。

だがその中の一つがエルフの傷を癒すことに使えている。この間の魔法を急拵えでアレンジしたものだ。
以前にエルフを治療した際は偶然回復させる事ができたが彼女の体質を考えれば彼女の為の回復呪文は必要不可欠だった。
単純に傷を治すだけの魔法にも殺菌作用は含まれる。当然だ、傷を治すのだから。

わざわざシンプルに完成された魔法から一部欠陥を生じさせるなど至難の技だったが文字通り蛇足となる詠唱を継ぎ足して効果を抑えることに成功した。
本来なら威力や高かったり制御の難しい魔法に施す細工だが駆け出しのクラウドが知るはずもない。

「またこんな怪我を……俺なら大丈夫だったんだ……もっと自分の身を考えろ……女なんだからな……傷が残ったらどうするんだ……まったく……」

心底傷ましそうな表情を浮かべて自分より遥か目上の生物に言ってのける。その言葉に周囲のエルフ達もキョトンとしている。
心配のあまりそう言ってしまったが、幸か不幸かそれをからかわれるという事はなかった。
873クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 22:04:50
−ザックス−

崩壊の始まった広間を駆け抜け、ザックスは誰より早く出口に到達していた。この騒ぎの中きっちりと投げた短剣を回収しているあたりザックスらしい。
エルフが少々怪我をしたようだが、それ以外は皆それなりに無事なようだ。
クラウドが治療に当たるのを尻目に、洞窟の奥へと眼を凝らす。…とりあえず近くには待ち伏せの気配はなさそうだと一息つく。

しかし…敵を配置し罠まで仕掛けるとは、敵は余程酔狂な奴らしい。まるでダンジョンの主のつもりか。
しかし、そうまでして邪魔を排したい理由もあるのだろう…例えば大掛かりな術式は、少しの邪魔すら命取りになりかねない。概ねそんなところだろうか。

先程罠を排除した事は、おそらくすでに敵に知られていると考えるべきだろう。そして退路も絶たれた…ここから先はどんな危険があるとも限らないし、逃げ場もない。
覚悟を決めねばならないな…そう考えて微笑む。全く、こんなのはガラじゃない。ザックスはいつだって商人だ、どんな事態も商人らしく対応せねば。

「そろそろ最下層な訳だが……どうする?敵の数も戦力も未知数、こちらは手勢がたったこれだけで多分正面衝突だ。場所柄派手な爆破術とかは使えないしな…っていうか先に言うが大事な龍骸石駄目にしたら俺がタダじゃおかないぞ」

まず向こう百年はウチの遠洋漁船ネそれから…などと、凄味を込めて笑う。
ザックスの目的はあくまで龍骸石の奪取。丈夫な品な為ゴーレムの骨格に用いた程度ならまだ再利用が効く…というか発掘の手間が省けて丁度いいくらいだが、戦闘で万が一破損しては目も当てられない。
とは言え最強の名を冠するドラゴンの骨だ。実際この洞窟を潰す程の爆破術でも傷一つ付かないだろう。

「相手が魔術師一人なら何とでもなるネ…でも」

……嫌な想像とは得てして当たりやすいものだ。

「接近型の手下でも連れてたら厄介だ。あんな雑魚ならともかく、俺は正面きっての戦闘は苦手だな」
874以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 22:05:54
ポケモンキャラハン粘着がまーた埋め立て荒らししてやがる
875クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 22:06:01
−エルフ−

退路が断たれたのは私にとっては良い事だ。局地防衛戦のが得意な私にとって、背後から敵が来ないと言うだけでかなりの戦術幅を利かす事が出来る。
問題は戦いが終わった後どうやって戻るかって事なんだが。まぁ、何とかなるだろう。
此処までの痛手を負わせてくれた故に首謀者を只では許す訳にはいかないな。デスポーションを怒らせた事を後悔させてやろう。

まず激痛のみで死なない毒を投与し、次はギリギリ致死にならない毒を使い私が全力で治療する。死ぬ方が数段マシと思える状況にしてやろうかね……クク。
紫煙と言うより紅煙を吐き出す。大分瘴気が濃くなってきた様だな、最下層が近いって事かね。次なる分析を行う為に気を落ちつけようとしていると、少年より呼びかけと云うより叫びに近い声を掛けられる。
いきなりそんな声掛けないでくれよ……吃驚するだろう。私の元に駆け寄ってくると、回復呪文を唱え出した。助け出した時の傷に罪悪感でも覚えているのか?

呪文を聞いていると何処となく呪文がおかしい詳しくは解らないが、わざと遠回りをしている様な。私は前回の事を思い出す。魔から見て物質認識の私にとって生命魔術が効くのがおかしかったが、成程形状復元系の物だったらしい。
このままでも問題は無かったのだが、早く治るに越した事は無いな。礼を言おうとした矢先、叱咤を受ける。化物とも呼ばれた私を女として見てくれるのか。
予想外の言葉に意志とは別に顔が熱くなり、紅潮するのが解るようだった。それを隠す為にそっぽを向くように急いで先行した。

「クク……クカカッ!青二才程度に心配を受ける私ではないわ!」

ああ、動揺からか口調すら変になってるな。多分誤魔化しは効かないだろうがな。私は動揺を振り払うかの様に一気に煙草の紫煙を肺へと送り込んだ。さて、切り替えてこれからの事を考えよう。
幸い、この騒動に紛れて何処かに逃げ出すと思っていたがアナリスクもちゃんと付いて来ていた。臆病な性格からか同族の後ろに隠れているが、その双方共が互いにビクビクしている状態だった。
その光景が妙に可笑しく笑ってしまいそうになるが、私は必死にそれを抑えた。

そんな中、ザックスの言葉が意識を現実へと引き戻してくれる。そうだ、我々は死ぬかも知れない境地に立たされていたのだったな。言葉通り戦力は足りなさ過ぎる位であった。
876以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 22:07:49
このゴミコテ自体が板違いだから板粘着だな
とにかく氏ね
877クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 22:08:08
−クラウド−

ザックスが正面きっての戦闘は苦手と言ったのを聞いてクラウドは思わず半目になる。

「ザックス……俺よりずっとタフなのに何をいってるんだ……」

そう言ってしまった後とても怖いなにかを言われるとも思ったが鼻で笑われただけで済む。
まあ、自分自身がそもそも魔術師よりはという注意書きが追加される程度のものなので恐らく大概の職業からは「そりゃお前よりかわね」と言われても当然なのだが。
そんな中治療途中だったエルフが強がりながら先へと進んでしまう。
傷は塞いだからいいもののまた無茶をしやしないかとクラウドは心配になった。彼女の逃げ足はそんなに早くないし。

そうこうする内に鉱山の最下層に近づいていく。邪魔はあったものの迷路の効果がなければあまり時間のかかる道のりでなかった。
もうじき訪れると思しき戦いにやや緊張していた彼は、その時妙な音を聞く。
瘴気は大分濃くなって来ている。魔物の声かと耳を澄ますと違う、どちらかと言えばうめき声だった。
それはアイテムが指し示さない横穴、まさかとは思い左手をそこにかざすとコハクの指輪からラックが赤い糸を体に結びながら奥へと飛んでいく。

「あ、おい!ラック!」

縁結びの精霊が飛んでいく。それは詰まる所自分と縁のあった誰かがこの先にいる。
他の皆に誰かがいることを告げて急いで自分の精霊を追いかける。勝手に出てこられたせいでまた少し消耗するが今はそれを言っている暇は無い。

うめき声に近づいて行くとそこにまた別の、先ほどの部屋と同じくらいの大きさだが小部屋がいくつにも並べられた場所に見つける。不潔な異臭が鼻を突く。
ここだけ少しだけ瘴気が薄い。小部屋の中を見るとそこには多くの屈強だったであろう人々がやせ衰えて閉じ込められていた。

「これは……一体……っ……!?」

そこにいたのは以前にパーティを組んだ際に崩落で分断されて以来消息の掴めなかった戦士達だった。
声をかけるとまだ微かに反応がある。まだ何人か息のあるものがいるかも知れない。

「待ってくれ……!もう少しだけ待ってくれないか……!」

焦り、動揺しながらクラウドは急いで仲間たちの下へと知らせに駆け戻って行った。
878以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 22:08:18
>>875
ポケモンキャラハンに粘着して埋め立てているキチガイ荒らしは失せろ
なな板にこもってろ
879以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 22:08:56
板粘着+ポケモン粘着のゴミウドが爆撃荒らし中
首つって自○しろ
880クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 22:10:45
−ザックス−

「本物の武術家はこんなものじゃない、俺の最高速なんてものともしない…文字通りの化け物だな彼奴らは」

クラウドの言葉に対し、ザックスは笑ながらそう返し…少し、遠い目をする。ザックスに対し最低限の武術を教えてくれた人物は、武術家であり自称トレジャーハンターの旅人だ。
ただ速いだけでは追いつけない、まるで肉食獣のような力強さと激しさを感じる剣捌き…風を引き裂く爪にはとても敵わぬネとザックスは語った。
とは言え、その感想は一撃で大岩を断つレベルを基準に捉えての前提ではあるのだが。

クラウドに少し遅れ、ザックスも空気の異変に気付き口を噤む。少し語りが過ぎて集中力を欠いていたらしい、咄嗟に身構え駆け出したクラウドの後を追う。
瘴気の混じる饐えた空気、闇の中で時折蠢き思い出したように呻きを上げる幾つもも人影…それはまさに牢獄だった。
一番手前に転がっていた人影が枯れた声を絞るようにあげる。見覚えのある皮鎧、やつれてはいるが同行していた戦士A間違いない。…いや、Bだったか?

「くっ…久しぶりだな、俺らは御覧の様さ。他の連中も皆、罠にかかって上の穴から落ちてきたんだとよ。おっと気をつけろ…この手枷、生気を吸いやがるみたいだ」

見るとその手足には、奇妙な紋様の描かれた不格好な土塊が絡み付いている。おそらくは地属性の拘束術だろう。
見渡すと奥に居る連中のほとんどは…暗くてほとんど見通せないが、どうやら身なりからしてあの盗賊達らしい。

「こんなに人間を集めて生気を…?なるほどな、ようやくカラクリがわかってきたぜ。つまり俺達は最初から」

ザックスは語る。思えばこんな寂れた廃鉱を再調査するなんて不思議であった。広域探査には手間も金もかかる…最初から何らかの情報が流されていたのだろう。
最初に龍骸石を発見した何者かは、こうしてそれを求めて人間が集まる事こそ望んでいたのだ。
ダンジョンを形成し来る者を待ち構え、それを捕えてはこうして生気を採集する。すべては龍骸石ゴーレム製造のために。

まずは救助が先決だ。盗賊達など助ける義理はないが流石にこの状況で見殺しにするのも忍びない。
幸い一行には回復魔法を使えるエルフも複数人いるし薬師もいる(毒薬専門)。ザックスは手近な戦士に近づくと、手枷に触れないよう注意しながら破壊を試み始めた。
881クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 22:11:30
クラウドが見つけた横穴地点から本道の数百メートル程先の地点。
最下層近くの岩壁に囲まれた通路。後方での岩の動く音、柱の崩れる音に誘われる様に明かりもなく生き物の気配も無い地点でゆらりと変化が現れた。
闇に溶け込んでいた誰かが姿を現す。背は低いがガッシリとした体型。はち切れんばかりの筋肉を内包していると一見で分かる肉体。
そして独特の髭飾りをつけてた髭を蓄えている人型生物・・・失われた種族ドワーフだ。

ドワーフは同胞を探しこの鉱山に来たのだが、バ一人での探索だ。影に身を同化させ、誰にも気づかれず潜行するのがよいと姿を隠してここまで来たのだが・・・
この状況では静かに同胞探し等と言ってられる状況では無くなってしまった。
響く足音、声から人数等を予測をしつつお出迎えの挨拶を考えていた所、ウルサイご一同は横道に向かっていった模様だ。

気配を消しドワーフも後から横道に入る。そこにあるのは自然を使用して牢獄とも言えるおぞましい場所であった。
気配を消しているのを忘れ、無意識のうちにドワーフはうっかりしゃべってしまった。

「ここにも同胞はおらぬようじゃのう…」
882以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 22:12:25
>>880
板違いの分際で寄生したあげく埋め立て荒らしかキチガイ
883クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 22:12:41
−エルフ−

魔術の回復と医術の回復は違う。結果としては同じ結果を生み出す物は多々有るがその実態は違う物に他ならない。
魔術思想を回路としか思っていない私にとって神々の祝福とか〜の癒しとか言うのが訳が分からない。伝染病とか流行病が流行った時には回復魔法は何の意味も成さなかった。
生命のエネルギーを与えたり、原型復元したりの物だから直接原因を取り除ける物じゃない、故に病気に対しては応急処置位にしかならないと言う訳か……。

解毒の魔術にも同じ事が言える。ある程度の毒ならば治せるが強い毒となると解毒不可能だ。
その間には何が有るのか解らないが、その御蔭で錬金術師とか我々薬師が儲かっている訳なんだがな……。
血が止まった様なので上着を傷口から外し、羽織る。予想通りボロ布も良い所だったが無いよりはマシだろう。

しかし、此処は生物の気配所か、生物が居たと言う痕跡すらすらない。何故だ…?いわば此処は最終防衛ライン。
一番激しい戦闘が起こると思っていたが、その実何も無い。とんでもない罠でも待ち受けているのではないかと心配になる。
するとクラウドが何か見つけたらしく、壁に開いた穴に入っていく。何か見つけたのか……?

しばし待っていると少年が慌てた様子で飛び出してくる。どうやら、此処に来る時に同行していた戦士達が生きていたらしい。
コレは驚いたな、死んだとばっかり思っていたから、まさか生きているとは……!
クラウドの後を付いて横穴に入ると予想以上に酷い光景が広がっていた。
884以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 22:13:07
ゴミコテがファビョって爆撃埋め立てしてやがる
885クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 22:13:32
まるで家畜の様に……いや、あからさまに命等どうでも良いと取れる処理を見るに家畜より酷い。私はルーペを取り出すと、戦士の様子を見た。目を覗きこんだり、口の奥を調べたり。
ふむ、どうやら衰弱しているようだが命には別状は無いようだな。心配だった瘴気の浸食も其れほどでも無い。
……後は、この手枷だな。どうやら触れた者の生気を魔道の力に置き換える物らしいな。

私は気兼ねなくそれに触れる。何? 触れて大丈夫かって? 私は魔から見て物質認識だ、生物に対する物が効くとでも思ったか?
ピンセットで描かれている魔術文字の意味を削る事で別の意味へと変えていく。
意味が挿げ変わった枷は自滅でもするかの様に崩れていった。うむ、上手くいった様だな。その調子で私は次々と枷を外していく、意外と疲れるぞ……コレ……。

全員の枷を外す頃には同族達の回復呪文の効果で、最初に救出した戦士等は目覚ましい回復を遂げていた。
全く人間の回復力には多々驚かされるよ……。そこでザックスが自らの推測を語ってくれた。それは、此処に人をおびき寄せ、此処で作られる物の糧にしようとしていると言う事だった。
そう、我々は最初からこの事件にハメられたのだ。これこそ本当に心穏やかと言う訳にはいかなくなったな……。

等と話していると入口方向から声がした。よく聞き取れなかったが腰の針銃を抜き放ち構える。彼は見た目は戦士風だが、ミニチュアの様に小さかった。な、何だ……? 地の神様か……?
い、いや、私はこの種族の事を知っている。古の魔物との戦争により魔術を扱う者が居なかった為火力で押し負けた種族だ。
戦争以前は良く見たが、今や絶滅してしまったのかと思う程見てなかったが生き残りが居たのか……!私は針銃をゆっくりと下すと、頭を下げた。

「いきなり武装を向けて失礼した。御見受けした所、貴方は古に滅んだ小人族の生き残り…で間違いないか?」

【よし……もう少し書くか……】
886以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 22:13:35
埋め立て荒らしコテは氏ね
ポケモンジャンル粘着が
887以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 22:14:05
マジキチだなこのクズ
ポケモンスレや板に粘着して氏ねよ
888クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/07(木) 22:15:11
【888か……すえひろがり……】
889以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 22:17:32
>>888
ポケモン粘着の埋め立て荒らしが開き直ってやがるし
意味不明なことをぬかして荒らしてるマジキチは氏ね
890以上、自作自演でした。:2010/10/07(木) 22:17:47
何ぬかしてんだかこのゴミ荒らしコテは
891クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 00:21:52
呼んできた仲間は迅速にそれぞれ自分達の作業に取り掛かって行く。
怪しげな手枷もザックスとエルフは下を巻く手際で外しては次に移っていった。

一通り基本は押えてはいたし、それなりの妙な場数の多さから奇怪なアレンジを施した術もいくらか習得しているが、思考ではなく現実に現れている魔術要素、
とりわけ儀式や工作といった者への対応はこの若い術士には如何せん早すぎた。

(魔法は身近なものだというが……文字通り目に見える形でこんなに見たのは初めてだな……)

自分達の意識の延長程度だった儀式魔法、有名ではあっても見る機会の少なかったゴーレムの技術、今回の一件で嫌というほど見た魔法でない魔法の数々は彼には大きな経験であった。

そしてつい棒立ちになっていると後ろから声が聞こえる。思わず悲鳴を挙げそうになるがなんとか堪えつつ頭を抱えて前へ飛び込む。
時機としては遅いが非難行動に移るまではいっちょまえだった。急いで振り返ると小柄、というより小人が姿を現す。一体いつからいたのかクラウドにはわからかった。

小人にしては随分厳つく歴戦という言葉がしっくり来る風体だった。動けない、既に攻撃範囲に入ってしまっていると思った。
内心で冷や汗を垂れ流しているとエルフが小人に話しかける。どうやら相手のことにいくらか見識があるようだが安心はできない。
ザックスの説明から何事かを考えようとしたが、目先の男の反応の方が今は遥かに気がかりだった。
892クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 00:22:33
クラウドはザツクスとエルフに転がりながらエルフとザックスの足元まで転がるよう声には出さずに命令すると眼前の相手をもう一度警戒しなおした。

「まさかここの見張りとか黒幕の一人ですとか……言い出さないよな……」

そうだと言って欲しく無いと思いながら聞いてみる。気づけばのどが乾いていた。


「急に背後取られたら誰だって敵だと思うだろ、俺は悪くない」

後にザックスは、この時の状況についてこう語る。
その男が現れた時、ザックスは入り口に背を向け手枷の相手をしていた。客の要望に応じその場で商品の細工物や魔道具に手を加える事もあるのだ。この程度の解錠など造作もない。
先に気付いた二人からかなり遅れて振り返ったザックスの目に映ったのは、不審な小さい人影に向かって針銃を構えるエルフと、情けなく頭を抱えたクラウドの姿だった。

「状況判断か……普通はそれだけあれば十分過ぎるくらいだな。不可抗力で仕方のない事か」

次の瞬間、既にザックスの姿は宙にあった。そう高くない天井を反射板のように使った強襲、斜め上から落下を超えるスピードで繰り出した渾身の蹴りだ。しかし

…っ、受け流されたっ!?

一度大きく跳び退き着地、それからようやく相手の姿をしっかりと目に収める。
ザックスよりも遥かに背は低く、なんとも奇妙な姿…しかしその体が逞しく鍛えられている事は一目瞭然だ。
893クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 00:23:15
これは本気じゃないと駄目だな…!

既にザックスの意識からは他の仲間の状況などすっ飛んでいる。クラウドに至っては(実は結構前から)名前すら覚えていなかった。
ザックスは懐の短剣ではなく、それまで一度も触れる事のなかった腰の短刀を引き抜いて構える。
妙に肉厚の刀身は、鋼とは全く異なる透き通った輝きを放っている。柄には何故か留め金が付いており、刀を握る指がしっかりと添えられていた。
風水盤と同じ、風を司るその身に合わせた特別製だ。武器というより魔導具と言っていいだろう。

「見た所魔術師には見えないけど、お前が俺の敵…せっかくの商売を妨害してくれた阿呆の一味か?とりあえず迷惑料はその命をもって償うぜ!」

問答無用とばかりに、ザックスはゴーレムに斬りかかった。

一斉に自分に視線が向けられゴーレムは一瞬止まってしまった。はて…巧妙に隠遁していた筈…ん?
自分が、ぼそりとつぶやいてしまった事に今さら気付く。存在がばれてしまっているのでは仕方ない、彼らと情報交換するのも悪くはない、そう思う事にした。
ただ、相手がどう行動するか解らない以上、無形の意を取る。

最初にエルフの女性が話しかけてきた。この女性がリーダーだと言うのだろうか?
礼を尽くすのは流石にエルフだなとバートは思いつつ、返事をする。

「脅かしてしまってすまないのう。ワシの名前はバート。お前さんや人間にとうの昔に絶滅したと思われているドワーフの生き残りじゃよ。こうして数少ない同胞を捜して各地を放浪している身じゃ」

一拍…

「お前さん達は、その捕まっている人間どもを助けにここまで来たのかの?」

頭を抱えて前へ飛んだ少年からだ。異常なほどにバートを警戒しているのが分かる。何もそこまで警戒しなくとも…と思いつつも返事をする。
894クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 00:23:57
「仮にお主の予想通りだとすれば、既に何名かは息をしておらぬとワシは思うのじゃが…見張りとか黒幕が、不意打ちの優位性を捨てる相手なら」

そこで拘束されていた戦士や盗賊を一瞥し

「あの様な手の込んだ事はせぬとワシは思うのじゃが、どうじゃろうか?」

とそこまで話した時に視界に居た人が姿を消したのを視界の隅に捉える。








バートは素早く脚を開き、腰を落とす。右手を肩に近く、左手を腰に近い位置に構え掌で外に向かい円を描く、次の瞬間パンッ!と乾いた音がする。
ザックスの跳び蹴りを受け流した音だ。素早く体勢を立て直し離れたザックスを見てボソリとつぶやく。

「速さ良し、高さ良し、鋭さ良し、チン筋良し、質…悪し」

バートは相手の拳質を一瞬にして理解していた。風の拳質…威力に欠けると。
素手では無理と判断し、ザックスが武器を取り出す事を予測した。短刀を取り出しザックスが斬りかかってくる。
武器に頼る者の行動は解りやすい。武器を持った時点で自分の行動を狭くしているからだ。
武器や魔法は所詮は花拳繍腿。それがバートの今までの戦いが教えてくれた事だ。

ザックスの太刀筋を見切り、太刀筋の振り被りに合せて左手を上げて、左足より相手の右側面に入身をする。
直ちにバートは左手でザックスの右手甲を押さえつつ、バートは転身し振り返る。左手と右手を入れ替えて柄を握り後方を確認して腰を右に捻りザックスの肘部を極める。
肘を決めたことによりザックスの握りが弱まり、手から離れた短刀が地面に刺さる。太刀取りという技だ。

「呪いの類と我らドワーフは相性が悪くての。その手の輩とは手を組まんのじゃよ。ワシはお主の商売を邪魔したつもりはないんじゃが…おそわれた迷惑料で腕を一本もらっても良いかのう?」

フォッフォッフォと笑いつつ手をほどきザックスを解放するバートであった。
895以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 00:24:45
>>891
またポケモンスレに粘着して埋め立て荒らししてやがるかゴミ
荒らしは失せろシッシッ
896クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 00:25:21
−エルフ−

私は格闘技と言ったら柔術しか知らない。いや、むしろ私の細い体で扱うにはそれしか無かったと言うべきか……。
本当に何の才能にも恵まれなかった自分が妬ましいな……。しかし、護身程度だが柔術を叩きこんだ故に解る……、目の前の戦闘にて使われた戦術……。
彼が本気になったのならば私位なら、考える隙も無く殺されていただろうな……。
技を極められて、まずいと思い影に貼る事で相手の動きを封じる影縛りの札を取り出したが解放した所を見て、それはどうやら徒労に終わったようだ。正直使いたくなかったから良かった……。

私は事態の収束を見て、煙草を取り出し火を付ける。ん、煙草の残りが少なくなってきたな。
そう、彼が此の事件に絡んでいるハズも無い、小人族と言うのは魔術に長けておらず、それ故に滅んでしまったのだから……。
それに、そう言う者を使っているならば、とっくに交戦を交わしているだろう。

対峙する敵が彼ならば、こんな姑息な手段等取らずに真っ向勝負に出てくるだろう。まぁ、その方が断然早いからな……。
思うに、敵は接近戦を好まず、正面に出てこれない人物となる。そうなるとこの辺りを統括する人間の上層部の者か?
貴族思想は今や大分抜けて来たが、それでもまだ上下関係を作りたがると言う。その上の者の犯行だと私は思っている。

私は何時も様に煙草を吸いながら自らの考えをまとめていく。しかし、一つ解らない事が有る。その上の人間共がこんなにも急いで強大な戦力を作らねばならなかったのか……。
領土拡大にしたって人里は我々の種族と人間の混合した物。勝手に何かをやれば内部から分解してしまう。
エルフ族迫害の為だけに一国をも滅ぼす兵器を作るとは思えない…。うむむ……此処を突き詰めれば答えに辿りつきそうだな……。
897以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 00:25:37
この板粘着兼コダック粘着の板違い埋め立て野郎は最悪だな
なな板にこもって荒らしてろ
898クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 00:26:05
其処まで考えて煙草一本を消費してしまう。考えをまとめたいが今回は此処までだな……。そのまま煙草を口に入れ、咀嚼し飲み込む。最近コレが癖になってきたな。
ん? 悪食だって? 仕方ないだろ他人とは食が合わないんだ。……しかし、もう出会う事も無いと思っていた小人族とはな…、最早会えないと思っていたから少し嬉しいな……。

今の戦闘で何処にも怪我を負ってはいない様だな、何と言うか我々とは違い力強い印象を受ける。おっと、折角名乗って貰ったと言うのにこっちから名乗らないのは失礼になるな……。

「私の名はエルフ。薬師をやっている長耳族(エルフ)だ。大戦以来見ていない小人族に出会えるとはな、古き友人に出会えた様に嬉しいぞ」

丸々百年ちょっとの再開って所だな。彼との面識は無いのだがな……。再会に感動していると彼から今の状況を聞かれ、ふと戦士達の事を思い出す。
結果としては助ける結果となったが、彼等が死んで居れば死霊……いわば不死族としての再開になっただろうな……。
考えただけでもゾッとするな……。彼から此処にはこの戦士達を助けに来たのかと問われる。まぁ、戦士達はついでに他ならないさ。








「結果的に彼等を助け出す事にはなったが、救出が目的ではない。此処で行われようとしている古に禁された術の執行を妨害に来たのだ。此れが発動してしまっては此処一帯所か、此の国が危ういらしいのでな」
899以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 00:26:14
氏ね埋め立て爆撃荒らし
コダックはこのゴミの粘着は気にせず戻ってこい
900クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 00:26:53
−クラウド−

クラウドには今のやりとりは何とか見えたし理解もできた、しかし体は全く動かせない。
当然だが武闘家相手に術師に毛が生えた程度の身体能力では太刀打ちは全くできないだろう。
奇しくもバートが言ったことをそのまま証明される結果となったことに、自分が咄嗟に前に飛んだのも案外間違った事でもなかったのかも知れない。

時期は遅かったがそして確信する、見た目よりもずっとこの男の攻撃範囲は広い。それこそ視界の遠い先にいて初めて射程外ということができる、そんな風に思えてならなかった。

(夜以外は絶対に無理だ……逃げ切れ無いだろうし耐えきれない……)

全くそうは聞こえない冗談を言ってザックスを解放するのを見ると慌ててザックスに駆け寄る。この鉱山において今やすっかり回復薬になりつつあるがそれにも構わず手当をしようとする。
腕は多少捻った程度、腰は軽度の打ち身、骨が折れたりという事もなく胸をなで下ろす。てきぱきと治療しながらぶちぶちと文句をいう。

後で「手加減したつもりだったんだけど」とか「全然痛くなかったんだけどね」等というのはゴメンである。
そしてその間ににもちらちらと髭面の小人を見る、自分にとっては文字通り驚異的な男だ。

ついつい力量も顧みず双方に説教を食らわすとついでとばかりに面食らったままでいた他のエルフたちに、先程まで捉えられていた人達の中で動けない人や
一緒に戦ってくれるような人がいないか聞いてくるよう指示する。なんだか説教癖がついたような気がして、少年は頭痛を覚えた。

「とにかく、敵じゃないならそれでいいんだ……。エルフの言うとおりで俺たちはここの一番下を目指してる……死んだかと思ったけどな……」

最後に疲れと一緒に大きくため息を吐くと、


「こいつが早とちりしてすまん」


ザックスを見つつ謝った。
901以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 00:26:58
この爆撃荒らしコテは今すぐ首つって○んでもいいレベル
902以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 00:27:29
板違いのゴミが埋め立て連発してやがる
失せろポケモンキャラハン粘着
903クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 00:27:34
−ザックス−

…勝負はあっけなく付いた。

「イテテテテ痛いって!離せよはーなーせーっ!やれやれ、そうならそうとさっさと言えよ、俺達戦闘中だから勘違いするだろ。
ドワーフ族とは初めてだな。かの一族とはファン家初代当主の頃から金銀や宝石の取引でえらく世話になったと聞く。俺もまたファンの商人だ、よろしくな」

こちらもニヤリと笑い返す。軽く極められた腕を振ってみるが痛めた様子はない。…だいぶ手加減されてしまったようだ。
ザックスは隣でブツブツと文句を垂れながら治療を申し出る世話焼きからひょいひょいと身をかわしながら、取り落とした短刀を急いで拾い上げる。
危ない危ない、抜き身のまま手を離したせいで魔法が必要以上に収束している。留め金を外さないまま用いたのは正解だったようだ。軽く振って魔力を払い素早く鞘に収めてから、それをクラウドに指し示し言う。

「俺が考えなしに飛び出すわけないな。頭ちゃんと動いてるネかクラウド?この扇刃を抜いた時点でこの辺一帯の……まぁ奥の手使わず済んだのは幸いだけどな」

笑って誤魔化したが、実はこの短刀「扇刃」はかなり危険な代物だったりする。
ザックスには生まれつき魔術師としての才能…魔力を体内に蓄積する能力がほとんどない。
しかしその特異体質故に魔法を行使する事だけは出来る…そのジレンマを解消するためだけに、この扇刃は開発された。
904クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 00:28:19
特殊な鉱石を鍛造し削って幾重にも重ねた刀身は、自動的に周辺の風を魔力に変換し蓄積、必要に応じ使用者に供給する特性を持たせてある。
モノがものだけに用途はかなり限られるが、それ故に無詠唱での魔術行使もある程度可能である。
しかし風を、空気を吸収するという事は即ち、周辺の酸素を著しく消費するのだ。室内での使用は非常に危険である。

例え野外であろうと、使用者はまもなく酸欠に陥るだろう…無意識に周辺の風を支配し制御しているザックスでもなければ。
ぶっちゃけてしまうと、それを見越した上で引き抜いたザックスであった。しかし…クラウドの言葉通り、あまりにも直情的に攻撃を仕掛けた感は否めなかった。
仲間…か。そう小さく呟き、そしてらしくないなと微笑む。二人が危険であると判断した瞬間には既に身体が動いていた。いつの間にか、彼らにそれ程の信頼を置いていたらしい。

捕らえられた者たちの治療は他に任せ、ザックスは一通りの顛末をバートへと語る。そして問うた。






















「途中ですれ違った訳でもなさそう…という事は奥から来たのか?こんな物騒なところでまさか穴掘りというわけでもないだろ、何故ここに?話と利益次第じゃ力を貸すのも吝かじゃないぜ」
905クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 00:28:59
−エルフ−

私は格闘技と言ったら柔術しか知らない。いや、むしろ私の細い体で扱うにはそれしか無かったと言うべきか……。
本当に何の才能にも恵まれなかった自分が妬ましいな……。しかし、護身程度だが柔術を叩きこんだ故に解る……、目の前の戦闘にて使われた戦術……。



彼が本気になったのならば私位なら、考える隙も無く殺されていただろうな……。

技を極められて、まずいと思い影に貼る事で相手の動きを封じる影縛りの札を取り出したが解放した所を見て、それはどうやら徒労に終わったようだ。
正直使いたくなかったから良かった……。私は事態の収束を見て、煙草を取り出し火を付ける。ん、煙草の残りが少なくなってきたな。
そう、彼が此の事件に絡んでいるハズも無い、小人族と言うのは魔術に長けておらず、それ故に滅んでしまったのだから……。

それに、そう言う者を使っているならば、とっくに交戦を交わしているだろう。対峙する敵が彼ならば、こんな姑息な手段等取らずに真っ向勝負に出てくるだろう。



まぁ、その方が断然早いからな……。思うに、敵は接近戦を好まず、正面に出てこれない人物となる。そうなるとこの辺りを統括する人間の上層部の者か?
貴族思想は今や大分抜けて来たが、それでもまだ上下関係を作りたがると言う。その上の者の犯行だと私は思っている。
906クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 00:30:06
私は何時も様に煙草を吸いながら自らの考えをまとめていく。しかし、一つ解らない事が有る。その上の人間共がこんなにも急いで強大な戦力を作らねばならなかったのか……。





領土拡大にしたって人里は我々の種族と人間の混合した物。勝手に何かをやれば内部から分解してしまう。
エルフ族迫害の為だけに一国をも滅ぼす兵器を作るとは思えない…。うむむ……此処を突き詰めれば答えに辿りつきそうだな……。

其処まで考えて煙草一本を消費してしまう。考えをまとめたいが今回は此処までだな……。そのまま煙草を口に入れ、咀嚼し飲み込む。最近コレが癖になってきたな。



ん? 悪食だって?



仕方ないだろ他人とは食が合わないんだ。……しかし、もう出会う事も無いと思っていた小人族とはな…、最早会えないと思っていたから少し嬉しいな……。
今の戦闘で何処にも怪我を負ってはいない様だな、何と言うか我々とは違い力強い印象を受ける。おっと、折角名乗って貰ったと言うのにこっちから名乗らないのは失礼になるな……。





丸々百年ちょっとの再開って所だな。彼との面識は無いのだがな……。再会に感動していると彼から今の状況を聞かれ、ふと戦士達の事を思い出す。
結果としては助ける結果となったが、彼等が死んで居れば死霊……いわば不死族としての再開になっただろうな……。考えただけでもゾッとするな……。
彼から此処にはこの戦士達を助けに来たのかと問われる。まぁ、戦士達はついでに他ならないさ。




「結果的に彼等を助け出す事にはなったが、救出が目的ではない。此処で行われようとしている古に禁された術の執行を妨害に来たのだ。此れが発動してしまっては此処一帯所か、此の国が危ういらしいのでな。」
907以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 00:30:40
板違いの分際で居座り開き直り埋め立て爆撃でポケモンキャラハンに粘着
マジキチの荒らしだなこのクズ
908以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 00:32:38
こういうキチガイ荒らしコテに粘着されるコダックに同情します
909クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 00:33:56
【ふう……もっと書くか……】
910以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 00:35:19
板違いの池沼が荒らし予告してやがるし
911以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 00:36:13
こういう頭のいかれたカス荒らしコテに粘着されるコダックカワイソス
912クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 01:31:25
【よし……いくか……】
913以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 01:33:19
荒らし予告かこのマジキチポケモン粘着
糞荒らしは失せろ
914以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 01:34:21
開き直り方がゴミ過ぎる
ポケモンキャラハンに粘着して埋め立て荒らししている板違いのゴミは氏ね
915クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 01:46:22
【一分ごと……か……】
916以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 01:55:20
素出しで寄生かこのカス荒らしは
917以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 01:55:48
ポケモンキャラハンに粘着している板違いのゴミウドがまた荒らしてんな
918以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 01:57:33
>>915
ゴミ箱板に失せろ板違いの埋め立て糞荒らし
919クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 02:09:10
【よし!いくぜ!】
920以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 02:10:11
>>919
また荒らし予告かこの基地外板粘着
921以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 02:10:40
板違いの埋め立て粘着荒らしはなな板にこもって荒らしてろ
922クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/08(金) 15:19:46
【ただいま……今日は会社が棚卸しで午後から休みになった……たくさん書けそうだ……】
923以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 15:32:48
他にすることないのか・・・・

哀れなぼっちだな
924以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 15:34:14
ポケモンスレに粘着して埋め立て爆撃している頭のいかれた板違い荒らしコテだから仕方ない
925以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 19:38:23
クラウドまだー?
926以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 19:42:25
>>925
ポケモンスレ粘着のキチガイ板違い埋め立て荒らし自演乙
白々しいよ
927以上、自作自演でした。:2010/10/08(金) 19:45:30
コダック粘着の糞荒らし野郎の自演潜伏が始まったか
埋め立て荒らしはゴミ箱板でやってろクズ
928クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:19:39
【いくぜ……】
929クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:20:23
誤解が解けた模様なので、バートは腕を軽く回して近くの壁に軽くもたれる。冷静に見直してみると…何とも筋肉に欠ける面子のパーティだと思いつつ水を一口含む。
ここまで来れているという事は、それなりの腕前があるのであろうが…最初に話しかけてきたのはエルフであった。今までバートが出会ってきたエルフとかなり雰囲気が違う。
この様なエルフばかりなら話しやすいのだがとバートは心で思いつつ返事をする

「ほうほうエルフは薬師殿か…昔からワシらは生傷耐えぬ種族なのでエルフの薬師殿とは、常々良い取引をさせてもらったものじゃよ。懐かしいのう…」

前の大戦前にワシらの集落に来られていたエルフの薬師殿にも会いたいものじゃ…バートは平和だった時代を懐かしむ。
懐かしむバートを現実世界に引き戻したのは、クラウドの言葉であった。

眉があがる。ここ二百年は自分に説教をしてくる存在等いなかったのだ。
なんというか久しぶりの説教というのは、心地良いものだとも思いつつ武人としての思考が同時に働きつい反論してしまう。

「残念じゃが、ボウズ。それは間違いじゃよ。先ほどの状況では短刀を奪うのが最も手早く状況の収集が出来るのじゃ。躱しただけでは第二撃や別の手が来るかもしれぬ。相手の戦力を削ぐというのは状況の収集手段としては一番よいのじゃよ」
930クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:23:57
そこまで、話してふふんと鼻をならす。

「まあ、ワシに説教をした度胸という点ではお主は驚胆の持ち主じゃな」

ザックスと名乗った男はドワーフと交易のあった商人の出の模様だ。

「ファン家か…ワシは聞いた事がないが、我らと交易が出来ていたのなら信用に足る家の出と言える。よろしくじゃ。坊主」

ザックスの笑みに、バートは笑みで返す。

軽く腕を組み。顎髭を撫でながらバートは答える。どうやら考えたりする時はこのドワーフは自然にこのポーズを取るらしい。

「そうじゃな…この横穴より先に数百メートル程先行して探索しておったのじゃが、後方が、えらくうるさかったので何事かと戻ってきた訳じゃよ。
そこでお主達に遭遇した訳じゃ…で、ワシの目的というのは、同族探しじゃ。わしらは珍しい鉱石のある地下を住む場所として選ぶからのう…」

そこまで話して一拍…
931クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:24:58
「お前さん達の目的は古に禁された術の執行の阻止とな。大層な術を使う輩がまだまだ世の中にはおるものじゃな。」
「ワシの目的には関係ないので、ここでおさらばじゃ…と言いたい所じゃが、相手が魔術師となるなら話は別じゃ。腕慣らしにワシもお主達について行くとしよう」

そこまで言い切りニヤリと笑う。




















「報酬はアルコールのきつい酒で十分じゃぞ?」
932クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:25:39
−クラウド−

手当をしようとするとザックスがひょいひょいと身をかわすのでクラウドは少しイラついた。






「逃げるなよ……おい……」

ケタケタと笑いながらこちらをあしらう様を見るとどっちがエルフか分からない。そんな不毛な応酬をしている横からとバートが反論する、思っても見なかったことに少し鼻白むクラウド。
確かに言われて見ればさっきのザックスだったらそこからまた追撃していたかも知れない。
こっちを見てニヤニヤしている彼女を見るとバートの言い分が正しいように思えて、最もだと言う代わりに小さくを息を吐いて肩を落とす。

自分よりずっと強い相手に勢いでつい説教してしまったことは相手の方も好意的に済ましてくれたことだしこの際置いとく事にする。
次からはなるべく気をつけようと彼は固く心に誓う、そんな少年を放っておいて早くも二人は何事もなかったかのように話を始める。驚くほどにアッサリしている。






後腐れがないにも程があるが実際にサバサバした人同士が和解する時というのはこれぐらい早くしかも味気ないので傍で見てる方が置いてけぼりを食らうことはままあることである。
どうやらバートも同行してくれるらしいと聞いて内心で喜ぶがやはり気になって訪ねてしまう。
933以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:25:59
>>929
埋め立て荒らしがまーたポケモンスレに粘着して爆撃してやがる
氏ねよこのゴミ
934クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:26:25
「しかし本当にいいのか……?この先はやはり危ない……。あなたくらいの腕なら脱出だってできるだろう……。正直やめといた方がいいだろうし……
ああ、決して信用してないとかじゃないからな……。ただ……危険な事を手伝ってもらうのは……後ろめたいというか……」

上手く言えずに途中からしどろもどろになってしまう。はっきり言えばバートの存在は戦士たちがいないこの一行には尚更ありがたがったし必要だった。
その事がクラウドにきちんとバートに危ないから辞めておいた方がいいと言うことを躊躇わせていた。既に先程来た道を戻り始めているがその道すがらでの事だった。




「とにかく……本当にいいのか……いいと言えばもう戻れないんだぞ……」

なんとかそれだけ言うと今度は答えを聞かずにずんずんと歩いていってしまう。








なんというか気不味くなってその場に居づらくなってしまったのだ。心なしかその後ろ姿はそわそわしている。
935以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:26:35
コダックに粘着して荒らしている板違いの屑は失せろ
936以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:27:02
>>934
なな板に帰れ板違いの埋め立て荒らし
937クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:27:39
−エルフ−

ふむ、戦士達共々私を襲った盗賊たちの体の自由も戻ってきた様だな。
私特性の毒抜きを使ってやってるんだ、良くならないハズも無い。だが、どんなに回復が早くても暫くは満足に動けないだろうな。
盗賊達を見捨てる事も出来たが、そんな事はしない。目の前に助けられる命が有るのに何もしないと言うのは流儀に反する。

自己満足だと言われればそれまでだが、私は生きて行くのに多くの命を奪ってきた……。それは国が一個壊滅するような数をな……、それ故に私は人々を救うと誓った。








一種の罪滅ぼしなのかも知れないがな……。一番私を許していないのは、他でもない私自身なのかも知れないな……。
全く…自らでも不器用だな、と思う。今誰が嫌いと聞かれたら自分だと迷いなく答えるだろうな……。

残り少なって来たが、私はどうしても口寂しくなり煙草を咥え、火を付ける。少し赤み掛かった煙を吐き出す。
成程この空間の瘴気濃度は気のせいではない程低いらしいな。これは意図的に作ったのか……?
瘴気の性質上この部屋にも溜まっているだろうから此処は人を生かす為に作られた場だろうな…。

だとしたら、何かの術式が施されている筈なんだが…、見つけた……。天井に張り巡らされた魔術回路。色的に水の浄化結界。






成程、土の妨害結界を割いてまで此処に浄化結界を置いたと言う事は、どうであっても早くエネルギーが欲しかったらしい…。
しかし、本来人間が得意とする六行を見ないのは何故なのだ……? 異種族が雇われているのか? それとも……
938以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:28:23
>>937
ゴミ箱板のなな板荒らしてろクズ
939クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:29:01
そこで丁度、彼…いやバートより返事を貰う。大戦前の平和な頃を思い返しているらしい。
確かにあの頃は平和と言う言葉が良く合った。我々薬師も暇で傷薬や風邪薬位しか作って居なかったな……。

「ああ、我々薬師にとっても良い取引相手だったのだがな……。あの頃は傷薬位しか売れない程平和であったな……、本当に懐かしい……。」

私は吸い終わった煙草の火を消すと口に放り込んだ。
さて、我々は此処でじっとしている訳にもいかない、此処で行われている事を阻止に来たのだ。
正直行きたくは無いのだが、そろそろ行かねばな……。













「さて、と……。その平和にする為に今奮闘している世を乱す輩を一発ぶん殴って来るとするか……。私も冷静を装っているが心中穏やかではないのでな……」
940以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:29:08
コダックは戻ってこい
埋め立て荒らしの粘着妨害は気にするな
941以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:29:31
もはや爆撃荒らしだなこのカスコテは
942クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:29:42
次に私は戦士達や盗賊達に地上へと出る事を命じたのだが、言う事を聞いてはくれなかった。
その体では無理だと言ったのだが、我々だけ助かって命の恩人が助からないのは目覚めが悪いらしい。私はそこで説得を諦めた。最早何を言っても無駄だろう……。
しかし、助けた命、そう易々とは散らせはさせないぞ……?それがどんなに苦しむ結果となったとしても……な。

正直バートより放たれた言葉に耳を疑った。我々は死をも覚悟して此処まで来た。
戦力不足も良い所だったので、加勢してくれるのは助かるが、其処までしてもらう義理は正直無い。
まぁ、その豪快な性格故に、戦いに自ら望み退く事をしなかった者達の生き残りだ、言って聞く様な者では無いだろう……。

「ああ、此処から帰れたなら取って置きの酒をやろう。ただ、私は飲んだ事が無いので味の程は解らんがな。後、この先危ないと感じたら我々の事は良いから逃げてくれ……。
我々は此処に死すら覚悟の上で来た。貴方に其処まで付き合わせる義理も無いのでな……。」



【会いたかった……会いたかった……会いたかった……イエス……!イエス……!】
943クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:31:11
−ザックス−

「なるほど同族探しか…100年前の災厄で滅びたとも聞いたが、現物がここにいるからには探す価値もあろう。あるいはファンのツテを頼れば何か情報があるかも知れない。
俺が一族は世界中で商いをしてるからな。最寄りの街…イービスにはないが、その先の都には確かウチの商館があるはずだ。俺も興味あるし紹介するぜ」

以前閲覧した、災厄前の時代に記された門外不出の帳簿を思い出し脳内で捲りながら提案する。
かの種族との取引ではかなりの利益が上がったと記載されていたように思う。希少な品ばかり得られる上に、彼らの持つ驚くほど卓越した審美眼、そして気に入った相手に対する気前の良さ…どれも取引相手として得難いものだ。
ここで糸口を掴んでおかない理由はなかった。

「俺としても、ついて来て貰えるなら助かるぜ、ご覧の面子だから苦労してた…って、おいクラウド!勝手に先行くと危ないぜ!…いやいや、クラウドも勇ましいねえ」




バートとの会話の途中だったせいもあり、一人先へ行くクラウドの背中をつい見送ってしまう。









…トイレでも行きたかったのか?などと首を傾げてみたり。
944以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:31:17
この板違いの爆撃荒らしはゴミ箱板にこもってろ
945以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:31:48
>>942
氏ね埋め立て爆撃荒らし
ポケモンスレに粘着してんなよキチガイ
946クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:31:52
ちょうど酒の話題も出て、ザックスもそれお相伴に預かりたいネなどと騒ぎながら進んでいた、その時だった。
突然に洞窟全体が鳴動し、激しい揺れに襲われる。音から察するに、上層では崩落も起こっているようだ。




咄嗟に身を低くして構える…が、どうやらザックスらがいる洞窟は丈夫なものだったようだ。揺れが収まったのを見計らい、一息ついて肩に降った土埃を払う。
と…不意に空気の流れが大きく変化した事に気付く。洞窟の先から漂ってくる新鮮な外気…ゴーレムを地下で造って完成した時どうするのかとは思っていたが…まさか!

「これは…ついに敵も動いたようだぜ!俺は先に行く、風の感じからしてもうすぐそこだ、既にクラウドは着いたかもしれないから心配ないぜ!」



そう言い放ち駆け出す。直感だが、外に出られてはおそらく勝ち目はあるまい…急がなくては!



947クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:32:38
百年一人で探索を続けていたからか、久々に会う人間の対応に懐かしさを感じた。
人間独特の…遠慮というか…バートにいやドワーフが余り持たない感じを懐かしいと思う
途中で辞めるなら初めから言い出しはしないし、やると決めたことは貫徹するのが彼らの一般的な考え方だ。











「ふむ…お主ら人間は面倒じゃのう…もっとストレートに物事を考えぬか。危険なヤツがおるのじゃろ?この状況で止めれるのがお前さん達しかいないならお前さん達が止めるべき事じゃよ。後は単純。親玉を見つけて殴り飛ばす。それだけじゃよ。」

フォッフォッフォと一段と大きな声で笑う。今更、小声で話しても相手には気づかれているだろうし、バートのみ先行して隠密しても余り状況は変わらないだろう。
バートは後ろ腰に鎖で繋がれた一組3本の棒を取り出す。一本の長さは60cm程度であろうか。











ブンと降り伸びきった瞬間に手元の金具を回す。そうすると鎖が棒にしまわれ3本の棒は一本の長い棒になった。

「酌をしてくれれば十分じゃよ。お主達エルフと酒を呑むのも久々じゃ楽しいじゃろうな…さて、その前に一仕事に行くとするかのうお嬢ちゃん。」
948クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:33:19
まだエルフ族の方が思考的にはバート達ドワーフに近いのだろうか。そう思いつつも、バートは棒を試しに数回降る。
久々に使うがゴーレムの類が相手となると素手だけでは厳しい可能性がある。リーピング・モーラーの得意な相手というのはあくまで気が流れる生体や間接を持つ生き物だ。
それ以外を相手とする場合には、好みでは無いが武器を用意無くては厳しいだろう。この三節棍は、黒檀を使い両先端等の金属部分には希少金属アダマンティンを使用している一品だ。







久々に使用するが、違和感は無い。これなら十分じゃろうと金具を操作し、繋がれた一組3本の棒の状態に戻す。




「さて、早く行かぬと少年に置いてきぼりにされるのう」




フォッフォッフォと笑いながら駆けようとした時、洞窟全体が鳴動し、激しい揺れに襲われた。
ドワーフは低重心故に地震の中でも割と平気に動ける。バラバラと落ちてきた危険そうな岩だけを三節棍で払う。特に先ほどの地震で誰かが怪我をしたとかはなさそうだ。
揺れが収まる頃には地下から風が吹き抜けてきているのバートは感じた。どうやらザックスも気づいているようだ。

「そうじゃの…坊主が危険かもしれぬ。さっさと行くにこした事は無いか。」






そう言い終わるが早いか、身をかがめ素早くダッシュをしバートは地下へと進んでいくのであった。
949クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:34:02
−クラウド−

その少年はひどく落ち込んでいた。一見すればその有様に不釣合いな程落ち着いているようにも見えただろう。
つい気恥ずかしくて勝手に先走ってしまい、自分たちが入ってきた横穴の入り口、そこまで急いで戻ってきてしまった。






それも一人、気づいた時にはしまったと思いながらも皆を待とうと決めた矢先、山全体が震えた。彼もまた危険を感じて、自分の力量を顧みず足止めをと思い奥へ向かった。

先は少なくとも分からなかったがバートが来たと思われる道はすぐわかった。向こう側からこちらに続く足跡を辿ればよかったのだから。そしてその足跡が切れた先にやや大きめの穴が開いていたのだ。





この先へ進めば何かと出くわす、そんな気がして、それならせめて声の一つでもかけて時間稼ぎをしようと思ったのだが、なにも地震が起きたからといって罠が解除されるわけではない。











バートの足跡が途切れた先へ踏み出した途端に腿のあたりまで地面が盛り上がり足をすっぽりと土台のような地面に固められてしまったのだ。
身動きが取れず今襲われたら一溜まりもないのでその当時は相当焦ったが、待てど暮らせどゾンビも犬も出て来ない。
950クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:35:08
本来なら侵入者はこれで終わりなのだろうが、ことも終りに差し迫った今となってはそれらも仕舞ったのか静かなものだった。





精霊たちも仲間のもとへ置いてきてしまった。地震の最中に只々待ちぼうけの時間が過ぎていく。
そんな中でクラウドの頭は急速に冷めていった。



(無事だからいいんだが……、本当に何をやっているんだかな……俺……折角勢い込んで走ったのに……)






座ることもできないまま立ち尽くす、大きめの石が降るなどしてくれればまだ緊張感も保てたがまるでダメ出しするかのように小石が彼を小突くばかりであった。



「まだ罠がある……!気をつけてろよ……!……ふう……」


聞こえるかは別としてそれだけ叫ぶと項垂れて沈黙する。そうこうしてる内にも揺れは大きくなっているが今の彼にはこうして少しだけでも体面を取り繕うことしかできなかった。





【ふう……もう少しイクか……】
951以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:36:33
真性のキチガイだなこのゴミ荒らし
板違いを開き直ったあげく埋め立て荒らしでポケモンスレに粘着し続けてやがる
952以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:37:08
この粘着荒らし埋め立て爆撃コテは氏ね
粘着されているコダックに同情する
953クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:38:21
【コダックも毎晩飽きないな……ふう……】
954以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:42:33
なんでポケモンスレなのにクラウドがいるの?

クラウドってFFのクラウドだよね?
955クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 00:44:17
ポケモンのリングマだけど質問あるか? 6
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1284049991/
956以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:44:44
>>954
板違いを垂れ流して荒らし回っている板粘着のキチガイだから
957以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:45:19
>>953
ポケモン粘着の埋め立て荒らしキャラハン粘着の開き直り乙
氏ね基地外
958以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:45:38
>>955
荒らし予告乙ゴミ荒らしコテ
959以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:46:10
コダックに粘着して埋め立てている板違いのキチガイはなな板に失せろ
960以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:46:47
なんか戦争中なのはわかった
失礼しました
961以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:51:13
コダック頑張れ
962以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:53:37
ななから来たんだけど、こいつ(>>955)なんなの?って思ったら
やっぱゴミカス荒らしクソコテだったんだね

ここでもななでもなく、地獄へ逝ってくれ^^
963以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:55:02
このきちがいコテはポケモンスレ全般を爆撃荒らししている模様
特にコダックってキャラハンに粘着中
964以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 00:59:04
頭が完全にいかれた末期のゴミだなこの糞板違い埋め立てコテ
965以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:18:31
>>963
お話にも糸にもいないんだが
966以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:20:40
>>965
この荒らしコテに粘着されてるから今はここの避難所に避難中<コダック
http://pocketalk666.yh.land.to/test/read.cgi/park-h/1264799508/
967クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 01:21:45
【よし……書けた……イクぜ……】
968以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:23:07
なな板のポケモンスレにまで粘着し始めたクズ荒らしの荒らし予告がた
氏ねよマジキチ
969以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:24:02
>>966
お話と糸の意味がわかってないだろう
970以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:24:04
>>967
荒らし予告乙板違いの埋め立て荒らし
自○しろ
971以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:26:03
>>967みたいなのって、リアルでも上手く行ってないんだろうな
哀れ也
972以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:28:08
>>971
ヒント:>>922
今日は夕方3時ころからポケモンスレを埋め立て荒らすことしか頭になかったらしいw
頭に障害抱えたキチガイが充実していないのはデフォ
973クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 01:34:17
疲労が溜まっていた。わずかに魔力も回復したが使えて2発、同じような休息を使えるのもあと1回ほどが限度だった。
それで何とか脱出を考えねばならなかった。正直たった二人で魔物が出没するこの鉱山をこれ以上進むのは無理だと思った。
自分ひとりなら勝手に挑めるがそれはできない。
                                              
(落ちてきた所を真っ直ぐ昇れるのが一番だが……さて……)
                                             
そんなことを考えていると扉の外から大きな、そして多くの物音が聞こえてくる。第二波が来たかとクラウドは鍋を降り後ろへと隠れる。
そっと奥を見やればゴブリンたちが大挙して押し寄せてくる。すっかり馬鹿になってしまった鼻をこすりながら、さっきの二人組みを思い出す。
                                             
(ゾンビ犬にゴブリン、もしかしたら……かなりの悪人なのかもな……)
                 


                            
ゴブリンにも魔法を使う者はいるが死を操るような真似はできない。ということは異なる2つ以上の相手から
敵対されるような何かをしているということだ。まったくどちらに逃げた方がいいのやら。


その時目の前のバリケードの両端がどんどん崩れていき、石、矢、斧などが投げ込まれてくる。
想像以上に進軍が早い。そのときエルフから声を掛けられる。小人にしてはずいぶん規模の大きい魔術を使うようだった。
                                             
974以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:34:53
荒らしに立ち向かうクラウド恰好いいな
975クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 01:35:09
目の前にゴブリンたちの数にも引けを取らないほどのアンデッドの戦士たちが召喚され、なだれ込んでくる。
                                             
「バリケードを開けろ!死霊戦士団の進軍だ!」
                                             
エルフが命じるとその言葉を待っていたかのようにゴブリンたちがバリケードをぶち壊す。
クラウドは思った。しまった完全に逃げそびれたな……と。
976以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:35:32
また埋め立て荒らし始めたこのクズ
977クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 01:35:51
唯一未だに無事な鍋の裏に伏せるとまるで階段のような扱いで骸骨たちはクラウドと鍋を踏みしめ、物語の勇者のような勇壮さでゴブリンたちに飛び掛っていく。
                                       
「まあ、ぼくは、主じゃ、ないもん、ね」
                                       
人間ほどの重さはないにしろ勢いよく何度も踏まれたものだからそこかしこに受けなくていい






ダメージを受けてしまったがこの事態を打開できるなら安いものと思い我慢した。
乱戦のなかホフクをしながらゆっくりと移動しエルフに接触する。まだ顔色は良くなったがそれでも命に別状はなくなった様だ。
                                       
「無事で何よりだ……この魔法といい流石はエルフといったところか……」
                                       
言いながらも流れ矢に細心の注意を払う、今はそれが何よりも恐ろしいからだ。
クラウドは戦況を眺めながらこの魔法の効果があとどの位続くのかエルフに聞いた。
978以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:36:11
>>974
バレバレの自演ひっさげて恥ずかしくない板違いのポケモン粘着埋め立てあらしたん
979以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:36:31
名無しでもみっともない自演始めたかこのゴミ
980クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 01:36:33
帰れる見込み出てくるかも知れなかったからだ。そして口を閉ざして彼女の手を確かめるように取ると、
指で文字を書いていく。ま じゅ つ し き け ん と。端的だがこれ以上の説明はできない
                                       
「とりあえずこいつらを片付けたら、ここを出よう……その後は俺たちが落ちてきた場所まで一度戻る……いいか……?」
                                       
そういうとクラウドは足元の砂と石を拾えるだけ拾い手近なゴブリンの死体からダガーと弓、矢、ボウガンを奪い戻る。
残念だが槍や鎧は重たいので諦めた。ここでエルフの分の鎧が欲しかったが、この状況でそんな早着替えはできそうにない。
苦し紛れが続くがそれでも今はこうするしかない。彼は骸骨たちの援護を始めた。
                                       
【やれやれ……まるもやらなければな…………】
981以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:37:57
ポケモンキャラハン粘着の埋め立て爆撃荒らしは氏ねよ
なな板のポケモンスレまで荒らし始めたゴミ
982以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:39:00
>>972
頭が可哀想な意味で病院の世話になったほうがいいレベルだなこのクズ荒らし
983以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:41:14
>>972
なるほどね
こいつはマジキチだわ…

数百億歩譲って普通の書き込みとして見ても、流れがありきたりだし、
表現下手クソだし、最低限の文章表現が出来てないし…

見てて恥ずかしすぎる
984クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 01:43:50
【ん……おかしいな……】
985クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 01:44:41
【おっと……調査中にまたなな板からコダックが荒らしにきていたか……暇なニートだな……まるよ……】
986以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:45:21
また荒らし予告か真性キチガイ
失せろカス
987クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 01:46:02
【ここだったかな……】
ポケモンのリングマだけど質問あるか? 6
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1284049991/
988以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:47:18
>>985
延々埋め立て荒らしてるのはてめえだろコダック粘着
荒らし野郎自己紹介乙
989クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 01:47:42
私は未だなお戦力不足を感じながら、先に通ずる道を歩いていた……が……丁度その時鉱山は地から響く呻き声の様な音を立てつつ大きく揺れた。

な、何だ…これは……まさか……完成してしまったのか……?

幸運な事に我々の居た坑道は崩れる事は無く、生き埋めになる事は避けられた。あんな体験は一生に一度で十分だ。
しかし、それよりも今の揺れは、……ん? 妨害結界が大きく割れ動作しなくなっている……、どうやら私の勘は当たったらしい。

完成して邪魔になったので取り払ったと言う所か……。ならば急がねば鉱山内部ならば辛うじてどうにかなるが、
外に出られてしまえば我々の手が及ばなくなってしまう、そうなってしまえば最早我々には如何する事も……。




「急ぐぞ!手遅れになる前に!同族の者達は先に来い、戦士達は動ける者も居るだろうが動けない者を連れて警戒しつつ後から来てくれ」
990以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:48:09
まーたなな板の荒らし予告してやがるこのゴミ
ポケモン粘着は病院逝け
991クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 01:49:44
最早目と鼻の先となった最下層へと我々は全力疾走していたが、その途中……。
そう、最下層目前にて先行していた少年へと出会う。最初は我々の到着を待っていたと思ったが、足元が土で固められている所を見ると、どうやら何らかの罠にかかった様だった……。


妨害結界が崩れる前に敵の足止めにまんまとかかってしまった様だな……此処に来て此れだけとは幸か不幸か……。

私は土台となっている土を物理手段で崩し、少年を救出した。少し荒々しいが大本が動いてない故に方法は此れしか無かっただろう。

「此れに懲りたら単独先行は慎む事だな」

少年に一喝を入れて我々は再び最下層へと急ぐ、幸いに結界は動いていない為にその後はすんなりと進めた。
そして最下層にて最初に出迎えてくれたのは、濃厚な瘴気に成る前の純粋な魔……、強すぎて噎せ返りそうだ……。

天井に大穴が開いているが、誰の目にもその場は何かしらの魔術を行った後と言うのが解る程人工的に変えられていた。
その規模と魔術構造から神殿並みの構造とまで分析した所で中央に巨大な物体を発見した。多分アレが問題の物だろう……。

鉱物である事が嘘で有るかのような生物的な姿をした竜が、作り物と言うのが疑いたくなる程の威圧感を引き下げて其処に存在した。

どうにかしようとする前に恐怖で私の方がどうにかなってしまいそうだな……。口から心臓が飛び出してしまいそうだ……。



しかし、生まれたての今なら何とか出来るハズだ……。私は薬箱を下すとありったけの札と素材を取り出した。
992以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:51:04
65 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2010/10/09(土) 01:18:09 O
薄汚い荒らしが沸いててホントにキモイ。
993以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:51:42
この荒らしコテは精神病院に入った方がいいレベル
マジで
994以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:52:43
病院もこんなゴミの世話させられるのは迷惑だろうからさっさと氏ねばいいよ
995クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 01:53:08
【ねむ……い……】
996以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:54:11
散々埋め立て荒らして何開き直ってんだかこのポケモン粘着
997以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:54:35
>>995
墓で眠って焼かれてろクズ荒らし
998クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 01:55:23
【ん……】
999以上、自作自演でした。:2010/10/09(土) 01:55:46
>>コダック
死ね・くたばれ・消えろ・失せろ・潰れろ・馬鹿・あほ・間抜け・ドジ。
ポンコツ・トンチキ・ガラクタ・クズ・ゴミ・カス・最低以下の下劣・下等種族。
劣等種族・下衆野郎・腐れ外道・邪道・外道・非道・ウジ虫・害虫・ガン細胞。
ウィルス・ばい菌・疫病神・病原体・汚染源・公害・ダイオキシン・有毒物質。
廃棄物・発ガン物質・猛毒・毒物・アメーバ・ダニ・ゴキブリ・シラミ・ノミ。
毛虫・蠅・蚊・ボウフラ・芋虫・掃き溜め・汚物・糞・ゲロ・糞虫野郎・ほら吹き。
基地外・デタラメ・ハッタリ・穀潰し・ろくでなし・ごろつき・ヤクザ者。
社会の敵・犯罪者・反乱者・前科者・インチキ・エロ・痴漢・ゴミ・シデムシ。
ゴミ虫・毒虫・便所コオロギ・汲み取り式便所・詐欺師・ペテン師・道化師・危険分子・痴呆・白痴。
魔物・妖怪・悪霊・怨霊・死神・貧乏神・奇天烈・奇人・変人・毒ガス・サリン。
ソマン・マスタードガス・イペリット・クソブタ・ブタ野郎・畜生・鬼畜・悪鬼。
邪気・邪鬼・ストーカー・クレイジー・ファッキン・サノバビッチ・シット・ガッデム。
小便・便所の落書き・不要物・障害物・邪魔者・除け者・不良品・カビ・腐ったミカン。
土左衛門・腐乱・腐臭・落伍者・犯人・ならず者・チンカス・膿・垢・フケ・化膿菌。
放射能・放射線・鬼っ子・異端者・妄想・邪宗・異教徒・恥垢・陰毛・白ブタ。
ケダモノ・ボッコ・ろくでなし・VXガス・ヒ素・青酸・監獄・獄門・さらし首。
打ち首・市中引きずり回し・戦犯・絞首刑・斬首・乞食・浮浪者・ルンペン・物乞い。
放射性廃棄物・余命1年・アク・割れたコップ・精神年齢7歳・3審は必要なし。
不良品、規格外、欠陥品、不要物、埃、掃き溜め、吹き溜まり、塵埃、インチキ、居直り。
ふてぶてしい、盗人、盗賊、残忍、残酷、冷酷、非情、薄情者、ガキ、クソガキ。
アデノウィルス、O157、カメムシ。
1000クラウド ◆15W5WfLhEo :2010/10/09(土) 01:55:59
よし……いくか……
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