私はラクス・クラインです

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937特撮の、これは大英断だった!と思うこと
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イゼルローン駐留艦隊に所属する戦艦ユリシーズは、
索敵行動を続けながら艦艇中心の哨戒を行なっていたが、
哨戒に出てから二日目、ついにオペレーターが敵影の発見を告げた!
オペレーター「算定不可能です! とんでもない数だ!」
士官「どうします! 戦いますか!?」
艦長「あほう! さっさと逃げ出さんか! 急いでこの事をイゼルローンに知らせるんだ!!」
賢明に逃げ帰ってきたユリシーズの『反世界軍の大艦隊来襲』の報を受けて、
ヤンは要塞の会議室に幕僚たちを集めた。プリンセスユニオンからの使者として、
元火竜王の巫女であるフィリア・ウル・コプトもオブザーバーとして出席した。
キャゼルヌ「Dショッカーが来襲した時も大兵力だったが、今回はそれを凌駕するらしいな」
フィリア「やはりこれは、反世界の大規模な戦略の一環なのでしょうか」
ムライ「どうも、これからはユリシーズを哨戒行動につけさせない方がよさそうですな。
    あの艦が哨戒に出るたびに敵を連れてくる」
ヤン「まあ、ものは考えようさ。ユリシーズを哨戒に出した時は、通常より1レベル高い
   警戒態勢を敷く事にすれば、かえって効率的だろう」
冗談としては面白みに、本気としては説得力に、
それぞれ欠ける返事をヤンはしておいて、防御指揮官シェーンコップと
要塞事務監キャゼルヌに、所定の規約にしたがって迎撃の準備を命じた。

***反世界の旗艦・テーラバンパイヤー***
邪帝騎士シュベールは麾下の艦隊をイゼルローン要塞の全面に展開させた。
無論、イゼルローン要塞の主砲『雷神の金鎚(トール・ハンマー)』の射程外である。
邪帝騎士シュベール「地球軍最高の智将と呼ばれるヤン・ウェンリーとやらの実力せいぜい楽しませてもらおう。…撃てっ!!」
30万を超す砲門が一斉にイゼルローン要塞に向けて光の槍を投擲した。
ヤン率いる地球軍とシュベール率いる反世界軍との全面衝突によるイゼルローン攻防戦がついに開始されたのである。