ttp://anzumints.chips.jp/kadowaki.htm ヒルダ「ハインリッヒ、あなたは……」
ハインリッヒ「ヒルダ姉さん、貴女を巻き込むのは本意ではなかった。
できれば皇帝について来てほしくはなかった。
でも、今更貴女一人だけ逃がそうとしても承知しないだろうね。
叔父上が悲しむだろうけど、しかたない」
シュトライト中将「男爵は何やら演説をしたいようだ。させてやれ。
時間だけでもかせがなくては」
シュトライトは、キスリングとリュッケにそう囁き、男爵の隙を突いて
起爆スイッチを取り上げるチャンスを待った。
ハインリッヒ「陛下、ご感想はいかがです?」
ラインハルト「ここで卿のために殺されるなら、予の命数もこれまでだ。
惜しむべき何物もない」
ヒルダ「ハインリッヒ、お願い! まだ間に合うわ! スイッチを私に寄越して!」
ハインリッヒ「……ああ、ヒルダ姉さん、貴女でも困る事があるんですね。
皇帝陛下、そのペンダントは余程貴重な物のようですね。
私に見せていただけませんか?」