ttp://yomi.mobi/read.cgi/temp/etc3_charaneta_1083258830/ 壬琴「そもそも絶対の正義なんてありはしないのさ。それよりもあんたは、
宗教上の権利を独占し、地球教団の第一人者になるつもりはないのか?」
デグスビイ「……意味がわからん」
壬琴「わからないか? 地球教団をあんたにくれてやると言ってるんだ。
総大主教に取って代わる気があるなら、俺が手を貸してやってもいい」
デグスビイ「この身のほど知らずの痴れ者が!」
そう壬琴を罵ったデグスビイの瞳は、抑制と均衡を失った感情の煮えたぎる溶鉱炉だった。
黒衣につつまれた全身を波打たせて、若い司教は笑い、罵倒した。
デグスビイ「貴様如きの野心と浅知恵で、総大主教猊下に対抗しようというのか、お笑い種だ!
犬は犬なりの夢を見ろ! 象に対抗しようなどと思うな!」
壬琴「フッ…笑うのはその程度にしてもらおうかな。
あんたが酒と麻薬と女におぼれてしめした狂態は、全て録画してある。
あんたが俺に協力しないなら、これをしかるべく利用させてもらうぜ。
そろそろ決心してもらいたいもんだな」
デグスビイ「犬め……!」 _| ̄|○ ||| ガクッ