私はラクス・クラインです

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ttp://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/0706/01/news013.html
 貴賓室にてメルカッツを出迎えたヤンはていねいに敬礼した。

ヤン「メルカッツ提督でいらっしゃいますね。ヤン・ウェンリーと申します。
   お目にかかれて嬉しく思います」
メルカッツ「敗残の身を閣下にお預けします。私自身に関しては全てお任せしますが、
       ただ、連れてきた部下たちには寛大な処置をお願い致したい」
ヤン「よい部下をお持ちのようですね」

 ヤンの視線を受けて、シュナイダーは思わず緊張して背筋を伸ばした。

ヤン「なんにせよ、ヤン・ウェンリーがお引き受けします。ご心配なさらずに」

 そのヤンの言葉には、メルカッツを信頼させるものがあった。メルカッツは、
自分に亡命を勧めた副官シュナイダーの進言に誤りがなかったことを確信したのだった。
 ヤンが喜んだのは、メルカッツを中将待遇の客員提督という身分で、
自分の要塞司令官顧問に任命できたことである。メルカッツの経験と思慮は、
イゼルローンに集結したヒーローたちと共に、ヤンにとって貴重な助力となるであろう。
とくに、これからはディバイン・ショッカーや反世界との大きな戦いが控えているのだから…。