私はラクス・クラインです

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878魔術学校でキマイラ育成してるけど 放課後
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ニル・ヴァーナに同乗してイゼルローン要塞に到着した、今だ記憶喪失のレイヴンと
メルカッツを迎えた要塞事務監のアレックス・キャゼルヌ中将は、最初、メルカッツに
所有する武器を提出するように求めたのだが、メルカッツの副官シュナイダー中佐が
怒気をあらわにして叫んだ。

シュナイダー「無礼な! 何を言うか。メルカッツ閣下は捕虜ではない。自由意志によって
        亡命していらしたのだ。客人として遇するのが礼儀だろう。それとも、
        地球連邦軍には、礼儀などというものは存在しないのか!?」

 キャゼルヌが慌てて相手の正しさを認めて謝罪し、客人としてメルカッツ一行を遇した。
その光景を、少し離れた場所から葵豹馬たちが見ていた。

豹馬「誰なんだ、あのじいさんは??」
ブザム「あの御仁はウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ提督だ。
    老練で隙がなく、人望もある。元はゴールデンバウム王朝銀河帝国の名将だったが、
    門閥貴族の争いに巻き込まれ、他星への亡命を希望されたところを
    いろいろあって我々がここまでお連れしたのだ」
小介「ゴールデンバウム王朝銀河帝国と言うと、外宇宙に進出した地球人類の一部が、
   惑星オーディンに建国した専制国家ですね。今はローエングラム王朝と名も変わり、
   ゾヴォーグやバルマーとも匹敵する規模を誇っているはずですが」
ブザム「今までは銀河帝国や私達の母星であるタラーク、メジェール両惑星と
    太陽系との間には、大星団ゴズマやベガ星連合軍、白色彗星帝国やガイゾック、
    ペンタゴナ・ワールドとの戦いがあったため、音信不通状態が続いていたのだが…」
十三「ところでアンタ誰や?」
ブザム「申し遅れた。私はブザム・A・カレッサ。
    ニル・ヴァーナの副長を務めている者だ」
ちずる「…ニル・ヴァーナって、貴女達が乗って来たあの宇宙船のことね」
小介「見たところ凄いメカニズムのようですね。
   あとで中を見せてもらってよろしいですか?」
ブザム「いいだろう。お頭には私の方から話を通しておく」