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お這入り。…ああことによると、此処へは必ずしも本意で来たのではないのかもしれないな。
そうせかせかと部屋の中を歩いていないで、腰をかけて楽にするといい。
椅子の装飾は君を縛り付けるようなものではないよ。
それに今ごろどこか遠くで上がった悲鳴も、此処までは届く筈もないしね。
さあ、グラスを手にとって。君は今日の宴の最高の賓客だ。
3 :
以上、自作自演でした。:2008/09/13(土) 19:43:12
まぁ、そう言ってやるな
お兄さま、お茶がはいりました…。
ミケロット連れてきてよ
あなたは何の名手でしたっけ?
>2-3
失敬、心証を害してしまうつもりではなかったのだよ。
私が心底の泉をあらたにするところ、涸れることのない泉を見出すところ、
それがこの美しい城なのだが、.......そう軽い心でお披露目するものではなかったな。
だがどうかゆっくりしていって呉れ給え、もうじきお茶が入るはずなのだ。
>4
ありがとう、美しいルクレツィア。私の大切な妹よ。
まったく、そのドレスはお前のためにあるようなものだな。
窓から差し込んでくる月の光によく映えて、この世のものとは思えない。
…ああ、美味い。
このようなお茶が、はるか遠くのアジアから海を渡ってイタリアへと運ばれてくるのだな。
いずれ私がイタリアの主となって、余勢を駆って世界をわが手に入れられようものなら、
世界の海はお前のものにもなるのだ。
アレキサンドリア石に土耳其石、お前の望むものは何でも呉れてやる。
それらを身につけた姿を眺めるのも、私の夢なのだ。
>5
ミケロットがここへ来るまでに、まだ些かの時間がかかるだろうな。
先ほど言ったろう。今ごろどこか遠くで悲鳴があがっているだろうと。
今日のようなことがあった後には仏頂面をして、慇懃に挨拶にやって来るものなのだ。
私は決まってこう言う。神のもとに召された魂に乾杯しようか、とね。
内心思っていることなのだが、彼が静かにワインを飲んでいる姿はとても絵になるのだ。
沈黙の奏でる音にならない音が際立って、見ているこちらは心がザワザワと揺らぐのもいつもの事だよ。
>6
君。私よりも速く馬を駆れる騎手は、広いヨーロッパにただ一人とていないだろう。
スルタンはいい馬だ。初めて共に野を駆けた日のことは、今でもよく覚えている。
湧き上がる黄色い歓声に耳を傾けるのも億劫だった。ただ、生きている喜びを感じていたな。
…レースが催された日だが、私は父の招聘を受けて出場が叶わなかったのだ。
なに、スルタンの速さはミケロットが衆目の前で証明してくれたよ。
ミケロットめ、そのお蔭でだいぶもてたと聞く。
そのタペストリーにはなんと書いてあるのですか?
え!チェーザレ・ボルジアってレオナルド・だ・ビンチとかのアレか?
っ【出典】
このお召し物をどうぞ。つ( )
>9
君は、新約聖書にこう書かれているのを知っているかな。
「われ地に平和を投ぜんために来れりと思うな、平和にあらず、反って剣を投ぜんために来れり」
…理想の実現には、姑息な手段や安易な妥協は許されないということなのだ。
イエスを信じるものは、先ず神との間に、そして隣人との間に平和の関係が成り立つ。
だが、嘆かわしいことかな、平和はこの世の絆に縛られている限り達成しうるものではないのだ。
一度その絆は断たれなければならない。それは肉親や隣人に対してのみでなく、自己自身に対しても同じだ。
私のタペストリに描かれているものは、まさにそういった私の信条を映す鏡のようなものだね。
好きなだけ眺めていってくれ。ボルジアの牛は人前に出ることが気に入っているようだ。
>10
その通り。なに、何も驚くことはないよ。
私は君達の生きている時代からすれば、明らかな「歴史上の人物」なのだから。
私の存在は史料のほか、歌劇や文学においてまでも証明されているしね。
東の果ての、多く金銀を産するという国でさえも、小説や漫画に私の影を見ることができるようだ。
>>11 ……おや、ありがとう。だが、これは謹んでお返ししよう。
悲しいことに、私の目には君が何も持っていないようにしか見えないのだ。
不可視な服は私にとっては何の役にも立たない。
…アジアのある国には「画餅」という言葉があるそうだが、それよりも役に立たない。
手にとって眺め、心を豊かにすることすらできないのだから。
13 :
ヴィテロッツォ・ヴィテッリ:2008/09/13(土) 21:08:02
私は忠誠の限りチェーザレ様にお仕え致します。
14 :
以上、自作自演でした。:2008/09/13(土) 21:18:39
/ニYニヽ
(ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /)
(((i ) /::::⌒`´⌒::::\ ( i))) でっていうwwwwwwwwwwwwwww
/∠_| ,-)___(-,|_ゝ \
( ___、 |-┬-| ,__ )
| `ー'´ /´
| /
>13-14
君、私はヴィテッリの誠意のほどをよくわかっているつもりなのだ。
(だから、この男は心を許せる相手ではないということもよくわかっているのだが)
彼は気位が高いうえに、カッと一時に逆上してしまう性質なのだから、
侮辱されては何とも黙っていられなくなるのに相違ない。
君の体を独楽のようにぐるぐると引き摺り廻し、打ったり叩いたり、
果ては夢中で君の事を殺そうとするかも知れない。
それは君にとっては大いなる災難というものだ。
君の活き活きと輝いている顔が次第に痩せ衰えていく様子を見ることは、
私にとっては痛ましくもあるが、他人の痛みは愉快な余興であることもあるからねえ。
今のうちに、ヴィテッリに謝っておくのがよかろう。
…ああ、ミケロット。戻ったのか?
私はこれから少し、書類とにらめっこをしなければならない。
顔を突きあわせるのは美しいひとか、お前のように心許せる友であるのが望ましいのだが。
悪いが少し待っていて呉れ給え。後で下りていくよ。
見つめ合うその視線 閉じた世界の中〜
かのユリウス・カエサルの再来か……
「カエサルの偉大な力への前兆と共に」
すぐ飽きると思うお^^
>16
気づかない振りをしても、酔いを悟られそう…
大抵はこうした夜なのだよ。上質なワインに舌鼓を打ち、気取ってグラスを傾けた政敵殿が、
翌日からはたと顔を見せなくなるのだ。ひとの不幸は甘美な蜜の味というところか、
そのたびに社交界では噂話が毒々しい花を開かせてね。イタリアの退廃のほどがわかるというものだろう?
つまらない世界が嫌なら、君も劇薬を飲み干してみるかい?
>17
ああ、カエサルは私が常々意識を傾けるところでね。
枢機卿の緋色のマントを纏ったときでさえ、ローマの将軍になったような心地がしたものだ。
今もカエサルが当たり前に取ったであろう行動を当たり前にこなしているが、これが面白い。
世間が私の一挙一投足をとらえて騒ぎ立てるのを、ゆったりとソファに腰を下ろして眺める楽しみは
他のものには代え難いね。……油断のならない、例えばマキアベリのような男もいるのだが。
>18
その通りだ。私は飽きっぽいのだよ。
言葉を弄んで地中海の輝きのような美しいひととロマンティックな時を過ごすのも、
スルタンを駆って早朝の涼やかな風を頬に感じるのも、一時の楽しみでしかない。
いや、趣味ならばまだよいのだが、つまらない男と顔を突き合わせていると
その男のワイングラスの上で手を滑らせたくなってしまうこともあるかもしれない。
君も気をつけて呉れ給え。私の余興であるということは、些か辛いかもしれないから。
私の父を聖アンジェロ城の牢から出してください
お願いします
醜悪の分際でちょっかいかけてくるルイに一言
>21
君のお父上はサンタンジェロにいらっしゃるのか。
どういうわけで、いったい誰に幽閉されたのだい? 私か、他の者か?
すまないな、親族を囚われた者にかける言葉ではないのは分かっているが、
私もいちいち幽閉した男のことは覚えていないのだ。
とにかく、その口で詳しく聞かせて呉れ給え。
そのうちに給仕が温かい飲み物を持ってくるだろうから、くつろいでいるといい。
毒? まさか、私は見境なく人殺しをして快楽を得ているわけではないよ。
>22
そうだな、ああ、いい喩えが思い浮かんだ。
フランスというアルプスの北の天荒の地が、イタリアに花開く文化の夢に溺れてしまった。
そして夢精して出てきてしまったようなモノが、あのルイ12世なのだ。
身に不相応なニケーの微笑みと月桂樹の冠を望み、私を玩具にしているのもあの男の悲しい性なのだ。
なに、今しばらく思うままにさせておいてやろうか。
有頂天になっていても醜悪は醜悪、いずれ鍍金がはがれてしまうのだろうからね。
俺はスフォルツァ家のスパイだ
まんまと悪魔の城に潜り込んでやったぜ
──椅子に座った時には、まだ日が沈んでいなかったように思う。
税収の報告書だのといった煩雑な執務を片付け、ふと窓の外に目をやればすっかり夜の帳が下り、
そよそよと吹く風が木々の枝葉と戯れて心地よい音を奏でていた。
椅子から立ち上がってみれば体の彼方此方が痛む。
思えばローマ教皇庁に対して独立国家のごとく振舞うシニョーレと兵を交え、
城に帰れば紙の上で戦う日々を送っているのであるから、疲れが溜まっていたのに相違ない。
つと立ち上がって蝋燭の灯を吹き消してみれば、雲居から柔らかな月の光が差し入り、
さあっと窓を通って室を照らした。一人でいると、数知れない美しいものに囲まれていることに
気づくものだと誰かが言っていたのは、確かなことであるのだろう。
一時ただ永遠へと手をのばし、存在しているだけのときを過ごしていると、
それほど離れていないところで、ことり、と小さな音が聞こえた──
>24
ん、見ない顔だね。君は……
(※この書き込み時の秒数が奇数なら潜伏が発覚)
>24
ああ、教皇庁からこちらへ異動になったのだな。
歩哨も辛い役目だろう。ことさらに私は恨まれているものだから、
夜陰にまぎれて良からぬ腹の不届き者が忍び込まないとも限らない。
……まったく、侵入者がいるならば、その勇気には敬服しなければならないな。
捕らえられれば、それなりのもてなしが待っていることは承知の上なのだろうから。
父はかのアラゴンの地においてボルハは異教の神を崇拝する一族だったと妄言を語って幽閉されたのです
父は名もなき芸術家ですが教皇の間に仕事で入ったこともあります
突然何故あのようなことを言い出したのかは分かりません
たとえ気が触れたとしても大切なわたしの父なのです
俺は邪教徒だ。
>27
……気の毒な話だね。
鬱陶しい、悪魔の悪戯のような陽気がきっとお父上の脳髄に異常を起させたのに相違ない。
事もあろうに、南アラゴンはわが家の発祥の地だというのに。
(おや、気に障ったようだ。尤もな事だ。父親が狂気に犯されたなどというのは方便だろう。
わが家が敬虔な一族であったなら、私は生まれてさえいなかった筈なのだ。)
蓋しボルジアを非難する声はふたつに大別することができる。
一に、自らが生きる世の罪深さを嘆き、だからこそ魂は天上の高みに触れることを願う者。
二に、罪深い世を見つめて現実を生き、政敵としてのボルジアの失脚を願う者。
私はお父上の内なる魂に興味がでてきたよ。
一度、その作品を眺めてみることにしよう。或いは、君の望みを叶えたくなるかもしれないからねえ。
>28
あっはっは、私には君こそ本当の気狂いのように見える。
私はこれでも教会軍総司令官を預かる身なのだ。
「われは真のぶどうの木、わが父は農夫なり。……われはぶどうの木、汝らは枝なり」
邪教徒が新約に目を通したことがあるかは分からないが、聖書にはこう言われている。
神の国は、この地上にあっては聖霊の働きをもって臨み給うイエスを主とする教団なのだ。
ぶどうの木に喩えてみればわかりやすいだろう?
木を養い育てて維持するのは父なる神であり、聖書では農夫に喩えられている。
幹に連なって養分を充分に吸収する枝は良い実を結ぶが、然らざる枝は農夫によって伐り捨てられる。
私が君を、神の代理人として伐り捨ててしまおうか。
それとも、より残虐で美しい方法によって生に幕を下ろそうか。今のイタリアでは、その方が喜ばれる。
もしチンギス・ハーンやティムールの様な、東方の蛮族の帝王が
イタリア近辺まで侵攻したら、どう対処しますか?
>30
穏やかでない問題だね。……とはいえ、あり得ない話ではないのだ。
何処からともなく芽吹き、アナトリアに根を下ろしたオスマン帝国が
ギリシアのローマ帝国を滅ぼしたばかりか東ヨーロッパの領土を次々に蚕食している。
拡げた版図に於いてはイスラム教徒の絶対の優位性を確立しながら、
彼らにとっての異教徒である筈のキリスト教徒に融和を図る統治政策は正直なところ、賞賛に値するよ。
死んだスルタン、“ルーム・カイセリ”メフメト2世は政治的な才覚も持ち合わせていたらしい。
癪な話だが、あちらの科学や文化、制度は侮れるものではないのだ。
頭の固い君主連中は蛮族、異教徒と蔑むばかりで現実を見ようとしないが、
そんな有様では先も見えたというものだろう?
少し前にはメフメト2世の子で、後継者争いに敗れてヨーロッパへ亡命していたジェムが
父と懇意にしていたから、彼を切り札に外交戦を展開していればよかったものだが、
情けないことに先ごろ病死してしまったよ。
蓋しイスラムの凶兵を防ぐためには、傭兵を主体とするこちらの兵制を見直し、
強い国家の軍隊を創設する必要がある。
全く、世の人々はなぜこんな簡単なことに気づけないのだろうな。
──今日のパーティーは、事のほか退屈だったように思う。
思い返せば蝋燭の炎は生きもののように蠢き、絢爛豪華な装飾が施されたホールを照らしていた。
大理石のタイルや柱の白は炎を映して柔らかい艶を産み、
深紅のカーテンの赤はよりいっそう深みを増して、殉教した数知れない人の血を吸ったような具合であった。
光と隣り合わせに生じた仄暗い影は美しい雰囲気を演出するのに一役買っていたが、
本来は物を覆い隠す筈の影が、仰々しい肩書きを提げた歴歴の内なる俗悪を
照らしていたようであることを記憶している。
世間から特権階級として称賛を向けられる高貴な人々の赤と黒の衣服を脱がせてみれば
中にあるのは玩具が散乱した空き部屋だけだというのはよくある話で、
今夜もそういった人種が押し付ける媚を受け取るのが専らの役目であった──
…やはり、静寂の中にいる時間は何にも増して素晴らしいな。
静寂のつちかう土壌からは、独創的な、危険でさえある美が生まれるものだ。
レオナルドの驚くべき技術も、ミケロットの芸術的でさえある政敵の排除も、
喧騒の中で芽を出す類のものではないだろうね。
死んだ異教徒だけが良い異教徒ですか?
>33
死んだ異教徒が私にとって有用であったならば、いい異教徒だといえるだろうね。
生きているキリスト教徒の中にも「よくない」キリスト教徒は星の数ほどいるよ。
例えばカトリックの司祭が信徒のために、信徒が犯しやすい性の罪を詳細に並べて戒めた著作がある。
これを読んで、反って劣情を催してしまう者がどれほど多いことか。
いや、その程度ならまだしも、高位高官に昇ったり土地や兵力を所有していると、
聖書や教会の教えを曲解して世の混沌を助長し、屍の山と血の河の上に利益を見出す者さえでてくる。
(例えば私などは、世間から如何にそう謗られても弁明をするつもりはないけれど。)
結局のところ、全てのひとにとってよい人間は書物や芸術の中にしかいないのだ。
もしも君が誰かを支持しなければならないのだとしたら、
出来る限り自分の得になる相手を選ぶといい。
自分の理想と近しい思想を持った相手、といったほうが綺麗かもしれないな。
ごきげんよう、ヴァレンティーノのボルジア枢機卿猊下……
ふふ……いえ。お若いチェーザレ殿、とお呼びしたほうがよろしい?
貴方には、重々しい緋の衣よりも颯爽とした軍衣姿のほうが似合うと、
このところ世上ではもっぱらの評判ですものね?
私、今日はイーモラからはるばるご機嫌伺いに参りましたわ。
お父上……教皇聖下にも、くれぐれもよろしくお伝え願えますかしら?
スフォルツァは主イエス・キリストの忠実なる僕である、と……。
>35
ごきげんよう、イーモラ、フォルリにかがやく星のような御婦人。
こうしてお逢いすることができた光栄は、手の甲への接吻ではとても表しきれません。
……気の利いた挨拶のひとつもできぬ、不甲斐ないこの身をお許しください。
貴女のまなざしは、珠玉のような艶にて私の暗澹とした心を照らしてしまうものですから、
まるで舞曲のさ中にいるような心地さえするのです。
ええ、勿論のこと。父教皇も、貴女とスフォルツァ家の真心をお喜びくださいましょう。
…願わくば、寿ぐべき今日の慶事がとこしえに輝きを保ちますよう。
スフォルツァ家の枝が、伐り取られるべき運命にありませんように。
世の人は私の軍衣姿を褒めてくださいますが、その裏で立つ評判は芳しいものではありません。
軍衣の私には会いたくないものだと、皆々がそう言っております。
私も貴女には軍衣などを着てお逢いしたくはない……美しい貴女にも、貴女と血を分けた親族のかたにも、
剣などではなく愛と祝福をもって報いたいのです。
今の教会は堕落しとる!教皇位すら金で買える時代だ!かんしゃくおきる!!
>37
……………これは驚いたな。いや、内容については別段驚いてはいない。
私やマキアヴェリのような者は常日頃からこういったことを考えているのだ。
それに、古代ローマに於いても、戦略政略とは怜悧な脳を持った識者が
一切の感情を排して理に適ったやり方で組み立てたものだった。
驚くべきは、如何に今のヨーロッパが停滞し、堕落しているかということだね。
そういえば、マキアヴェリはいまご自慢の頭脳を惜しげなく振り絞り、
一世一代の著作を試みているらしい。
恐らく、内容は私と顔を合わせた時に常々口にしていることの集大成であり、
それは千と数百年前に『孫子』や『韓非子』にいわれたことと重なる部分もある。
『君主論』『政略論』『戦術論』、といった表題をつけるつもりらしい。
さて、マキアヴェリのお手並みを拝見しようか。
これで完成度が古代の書物に劣れば、面と向かって嗤ってやろう。
>38
おや、なかなか心に太い幹を持っているな。
胸に大望があり、眼差しに信念があり、言葉に覇気がある。
…とはいえ、残念なことだ。
君にもう少し計画があれば、それ以前に分別があれば、主は君を見捨てはしなかったろう。
禍いなるかな、偽善なる学者よ。君は自ら天国への門を閉ざしたのだ。
どうだ、今の心境は。
一時の憤りは、瞬く間にこれまで築き上げてきたものを灰にしてしまう。
激しい炎が、数千年をかけて育った豊かな緑を七日で焼き尽くしてしまうのと同じなのだ。
さあ、もういいだろう。ヴァレンティーノ枢機卿の名において、
君を異端≠フ罪に問うことにしよう。………連れていけ。
ダビンチの仕事ぶりってどうなんですか?
>40
それが、非の打ち所もないほど、というより驚くほどよくやってくれている。
彼が軍事顧問として私の勢力基盤をどれほど補強してくれているかは、筆舌に尽くしがたいというものだ。
万能の天才はFiabaの中にしかいない。その例外がダ・ヴィンチという男なのだ。
今、少しずつではあるにせよ、まずはイタリアからヨーロッパの長い暗黒期が終わりを迎えようとしている。
ダ・ヴィンチは全ての分野において牽引者たりえる才能や胆力を持っているのだと感じたよ。
私にしてみれば、あの男に望むものは軍事・土木の知識のみで、後は蛇足と言ってしまってもいいのだが
ヨーロッパが彼を欲しているといっていい。
……例えば元来、人体は神の方舟、大宇宙の縮図と考えられてきた。
それをあの男は単純な図形に収めた上で、人体が如何につまらないものかということの説明に取り掛かっている。
多くの人が失望するのだろうが、ヨーロッパはそこに一縷の光明を見出すべきなのだ。
一見冷厳なものの考え方こそが、暁光を呼び込むものなのだからね。
それゆえに、私は彼を最高の友と呼び、私の影響力が及ぶ地域において彼の自由を保障しているんだ。
ヴァレンティーノ枢機卿の名を使う頃に
ダヴィンチとお知り合いになったので?
>42
いや、史料の語るところによれば、私はダ・ヴィンチをロマーニャ公爵の名において招聘した。
珠玉のような知識をイタリア統一に活用するために、どれほどの厚遇も惜しむつもりはなかった。
……とはいえ、薄々感づいているかもしれないが、私は時系列に囚われずに君達と向き合っているのだ。
ある時には緋の衣を纏い、ある時には俗界の君主たる証である冠を戴いていたように思う。
それというのも、柔軟に任意の状況を設定して幅広い話題を提供できるような場を設けるという意味で
マルジナリアを冠した屋敷を設けたのだからね。
できれば、それについては大目に見て呉れ給え。
ダヴィンチに肖像画描かせたら良かったのに…
どんな呼ばれ方が一番好きですか
チェーザレ・ボルジア、ボルジア家の若き獅子よ…。
なんとしても、父教皇が健在のうちに、己が大事を成し遂げよ。
さもなくば、そなたももろともに、破滅の坂を転げ落ちよう。
よいか、チェーザレ・ボルジアよ。
父の滅ぶ日が汝の滅びの始まり、それを忘れるでないぞ…!
>44
ふっ、それは一興だな。実際、あの男を庇護して創作を依頼した君主は
私だけではないしね。あのイル・モーロも随分と可愛がっていたと聞く。
それもそうだろう。あの男に絵を描かせたならば、
そのもの自体はおろか繊細な光や影の具合までもカンバスに閉じ込めてしまうのだから。
……そうして完成した絵はきっと色あせることなく、
ローマ教皇が何代替わろうと見る者の心を揺さぶるのだろう。
運命の女神の祝福を受けたチェーザレ・ボルジアの姿は、
誰もが知るところとなって永代にこの世に留まることとなる……。
ああ、甚だ馬鹿らしくも壮大な君主のエゴだ。
折を見て依頼してみることにしよう。あの男は遅筆だから、飽きっぽい天使がそっぽを向いてしまうのは確実だ。
それにしても私がイタリアを統一した頃までには完成してもらわなければ困るな。
>45
そうだな。思い返せば、私は10歳にも満たない頃から肩書きを抱いていた。
常に何らかの役職をもって私の呼称とされ、それにすっかり慣れてしまっている。
とはいえ、私が腹の底で小気味の良さを感じるのは、
良からぬ感慨を持って呼ばれる「チェーザレ」という本名だ。
なぜなら、私の敵は私の名を口にするたびに嫌でもカエサルが頭に浮かぶのだろうし、
その通り、私はカエサルの偉大な力への前兆と共にあるのだから。
もっとも、どんな呼ばれ方が好きかという問題よりも、
誰にどんな呼ばれ方をするかという問題のほうが私にとっては重要だ。
……豊穣の風のような金色の髪で、ディアナとニンフが戯れる水よりも深い青の目を持ち、
毒々しい赤林檎のような唇に微笑をたたえた美女にならば
どんな呼ばれ方をされようが一向に構わないよ。
>46
ふふふ…あっははははは……私も疲れているのだろうか。
静寂に妙なる音楽性を見出したに止まらず、声の主の定かならぬ忠告が聞こえるようになってしまうとは。
これは喜劇だ。世間の噂になってしまえば、私は悪魔に魅入られた異端者として拷問にかけられるか、
主の啓示を受けた最近では稀なる使徒に数えられるか、どちらかだろうな。
それにしても、父の滅ぶ日が私の滅びの始まりとは、至極的確な忠告をしてくれるものだね。
私の地盤は未だ磐石ではなく、喩えるなら薄氷の上に乗馬靴で立っているようなものだ。
君主の個人的な統率力を武器に急速に誕生した国家は、支柱を失えば脆く崩れるのが道理だしね。
イタリアの統一は目的ではなく、目的の前の過程、いわば前菜のようなもの。
その後はアルプスの北の諸侯と覇権を争わなければならないのに、
その前に斃れてもらったのでは困るよ。
父には特に健康に気を遣ってもらわなくては。
いや、それだけではなく、献じられるワインにすらよくよく気をつけなければダメなのだ。
>47
そうだな、厄介な話だ。遥か東の異教徒に、カトリック教会の権威も通用しないだろう。
私であれば表向き鄭和殿を歓待しながら、その後ろで少しばかり
周囲の人々の心に細工をしてやろうかと考えているよ。
何せ、彼らは頻繁に往来するにはあまりに遠いところからわざわざ出向いてくるのだから、
その上でイタリアを監視して永代にわたって彼らの思う通りに事を運ぶのは不可能に近い。
軍隊を維持するのにかかる金は半端なものではないしね。
外交の上では言葉を選んで彼らを喜ばせ、しかし実利を与えはせず、
不和が生じるのを待てば彼らに何ができるだろう。
塩野七海氏について一言ください
閣下にとって民衆とはどのような存在ですか?
これでもどうぞ
【キニーネ】
マルジナリアってどういう意味ですか?
>50
私が彼女に言ってあげられることがあるならば、とことん自由におやりなさいということだね。
歴史小説は君達の生きる時代のみにあるものではなく、私の生きる世界のヨーロッパにもある。
だから言えることなのだが、作家には自分の世界を好きなように構築する権利があるのだ。
史学的見地に基づく豊富な知識があっても、それを小説化する文才を持たない者もいるし、
宝石のような文章を生み出す文才があっても、知識が追いつかずに現実味のない作品を書く者もいる。
どんな文章だろうとそれは作家の個性だし、読むか否か、評価するか否かを判断するのは君達の自由な判断だ。
だから私は敢えて彼女の文章に口を出すことはやめておこう。
『あるいは優雅なる冷酷』の中の私がいかに生身の私とかけ離れていようと、それはそれで面白いことなのだから。
>51
そうだな。私にとっての民衆は個人の集合ではなく、
ソレ自体でひとつの生き物のようなものだと思っているよ。
民衆は常に政治の外観いかんによって、また出来事の結果だけで全てを評価してしまう。
それどころか、ある者は思考を働かせさえせずに、身の回りに流布する評判を妄信しさえする。
彼らは本来政治や哲学、文学に関心を持たないから、物事を正しく主体的に判断することができないのだ。
そのくせ生活に不満を抱くと、感情を爆発させてあさっての方向に暴走するものだから……呆れて物も言えないな。
さらに悪いことに、民衆は欲求の赴くままに消費行為を行い、自身の快楽の追及に余念がない。
知識人階級、貴族階級の支持を得ることは人を手なずけるということだが、
民衆を統治するのは動物を飼いならすのに近いものを感じるよ。
上手な彼らとの付き合い方は、彼らでは到底知りえない政治の仕組みによって檻に閉じ込め、
檻の中での自由を与えて幸福な境遇にあるのだと錯覚させ、
煽動によって為政者に都合が良いようにコントロールすることだと考えている。
……君も気をつけることをお勧めしよう。君達を統治している為政者は、
たとえ国民の中から選挙で選ばれていても、民衆の一人一人に価値を見出しているとは限らないのだから。
>52
それは……まさか、こんなものが人の世界に存在したとは……。
夜が終わり暁が顔を覗かせれば、しだいに暗闇が失われて視界が広がる。
それと同じように、ヨーロッパも文明の光に照らされて新しい世界を知ろうとしている。
ところが、新世界がもたらすのは輝かしい未来だけではない。
パンドラの箱を開けたように、悪魔のような災厄がヨーロッパに振りかかるかもしれないのだ。
マラリアや梅毒というらしいな、あの聞いたこともない病は。
これさえあれば、そんな悪夢に悩まされることもなく……
(ガシャン!!)
………!!!
…なんということだ。こんな貴重なものを、取り落として割ってしまおうとは!
ああ、手の震えが恨めしい。手が届きそうだったのに、主の祝福であった筈なのに。
>53
マルジナリアとは、書物の欄外に書き込む付記という意味だよ。
そこは作家の遊び心が発露される場であり、突発的に研ぎ澄まされた感性のやり場であり、
心のままに筆を進めて世界を構築することができる。
権威という象牙の塔の内部に侵入して好き勝手に振舞うことは難しいが、
マルジナリアは自由な世界だ。煩わしい制約に背を向けても、何らの道理にも外れていないのだ。
それに付き合ってくれる人がいるのは、幸せなことだね。
ついでに言えば、この屋敷は人の思念に影響されて如何様にも姿を変えることができる。
今のように、客人を椅子に迎えて言葉を交わす応接間にもなれば、
私と同じ時代に生きた名のある人士がやってくれば此処はルネサンスの世界にもなり得るのだから。
>47のケースの場合、艦隊の目的は主として
何らかの情報活動(特に明が直接対峙する敵国の周辺に関する)
になると思われますが、チェーザレ様は彼等の欲しがる情報
を与える、若しくは諜報活動の便宜を計る見返りに
彼等から何を求めますか?
(やっぱり絹織物と陶磁器?)
歯がゆいことだ。
私の不意を突いて、近衛兵団が反乱を起こした。
今は屋敷へ近づくことを規制されている。
携帯していた手紙を鳩に託して届けているが、
鳩の負担も考えてあまり多くを綴ることは難しい。
少しばかり、待っていて呉れ給え。
もし100万人の兵力と最新兵器、そしてそれらを
余裕で維持できるだけの財力が有ったら、全ヨーロッパの
覇権を確立して、ローマ帝国の再興を考えてみたく
なりますか?
ちょ、日本語に訳すとPC規制されたから携帯使ったけどお金が掛かるから来ないって事?
どうでも良いけど伝書鳩プロトコルってISOで規定されてるらしいね。
規制ですか…
閣下、お待ちしています。
留守中の城館の保守は我らが行います。
閣下は安心して反乱の鎮圧に当たられますように。
閣下に神のご加護があらんことを。
ドン・ミケロットの配下の方がいらっしゃるのですか。
謎に包まれたミケロット殿の事が知りたいですね。
63 :
織田信長:2008/09/29(月) 06:43:08
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''''''''7'ヽ ''' / /`〉`゙T''''''''''
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保守しておくぞ
反乱の鎮圧にはなかなか手を焼いた。
遠くに城館を眺め、悔しい思いに歯噛みする日がどれだけ続いたことか。
ふ、鎮圧してしまった今になれば、呆気ないものに思えるのだけれどね。
叛徒の中核にいる幹部たちにそれぞれ秘密裏に接触し、
講和の道を開いて足並みを乱したところを捕縛したのだ。
……処分はどうしたかと? やめよう、トスカーナの赤ワインよりも深い赤の血が流れたことは、詳しく説明すまい。
それより、
>>56>>58>>59>>60>>61>>62>>63 この城館を保持してくれたことを、言葉には表せないくらい感謝している。
皆に、Cavaliere(カヴァリエーレ・騎士)の称号を呈して報いよう。
個別の対応は、また後ほど。
月の光に見下ろされながら、再びあいまみえることになるだろう。
キザっぽい人だなあ…
自己陶酔入っててなんかアブなそうw
ま、カッコいいから許すけど…
お兄様、ここのところ随分と冷え込んでまいりました。どうぞお身体御自愛下さいませね?
扇動は失敗に終わったか…
また新たな手だてを考えねばならんな。
ようやく人心地ついたよ。今朝一番の早馬が教皇の召喚状を携えてきてね。
今の今まで、枢機に関わる会議に参加させられていたのだ。
ヴァチカンの虚飾も、人の心の闇も、まったく変わっていなかった。
>56
君はよくよく物事を見ているんだな。
東方のシルクや陶磁器は、ヨーロッパの王侯貴族の美を愛でる心を射止めてやまない。
それがために、東方貿易はばく大な金を動かし、私にも貿易を制して利益を得んとする望みが芽生えるのだ。
……とはいえ、東方とヨーロッパ諸侯の仲介では満足な成果とはいえない。
つい数十年前に滅亡したローマの盛期に君臨していたユスティニアヌスが、養蚕の技術を中国から手に入れたように、
いつかは私の領土で東方の技術を再現したいと願っているんだ。
それにしても、かつては西方と東方は陸路で繋がれ、様々な文化が行き来していた。
今、東西の架け橋の役目は海路に移りつつある。今の航海は命がけの冒険でしかないが、
航海術の発展は世界の勢力図を塗り替えるかもしれない。…ボルジアの飛躍も衰退も、紙一重なのだろうな。
>58
そうだな、それだけの兵力や物資、そして財力があったら、
容易くヨーロッパを席巻してローマ帝国の再興をなしとげることができるだろう。
ただし、そのいずれも今の封建制に基づく体制では手に入れることができない。
強大な力を一糸乱さず用いるには、強固な中央集権体制が完成している必要があるんだ。
幾人もの主君を持つ騎士たちや、金のためにしか動かない傭兵では話にならない。
つまりは、ヨーロッパに覇をとなえるためには、既存の概念をまったく覆さなければならないということだね。
とはいえ、私には恵まれた地盤があるし、イタリア統一の秋はすぐそこまで来ている。
この機会を逃せば、再統一の機会はいつ訪れるかわからない。あるいは、二度と訪れないかもしれない。
目の前の現実に活路を見出したあとで、さらなる飛躍に目を向けることにするよ。
>59-60
すまない、ずい分待たせてしまった。
不条理な仕打ちがいつわが身に降りかかってくるかは、人である私にはわからないのだ。
とはいえ、迅速に事態を収拾させることができたのは、これまでに打った布石が効を奏したのだろう。
……絢爛豪華な文化が花やぐイタリアで、趣味の赴くままに建てた城館に住まい、
廃頽的に生を貪っていると後ろ指を差されても、手を拱いているわけではないのだ。
今回の反乱の後ろに控える黒幕については、だいたいの目星はついている。
>24>67
こそこそと小細工を弄して私が斃れるのを夢にまで見ているのだ、あのミラノの色黒男は。
陰謀をめぐらすのに夢中で、足元の小火に気づかないような愚か者には、
そろそろ懺悔の言葉を献じてもらわなければね。心からのさ。
>61
ありがとう。ミケロットは優秀な部下を持っている。恵まれているな。
とはいえ、私は自分がミケロット以上に恵まれていると思う。
われら汝らのために笛吹きたれど、汝ら踊らず、嘆きたれど、汝ら胸打たざりき
マタイ十一の十七での嘆きだ。準備を整えて招くのに、来ないことに対する嘆きが書かれている。
その一方で、私はそのような災難に見舞われることもなかった。
反乱があったことを嘆くよりも、むしろ感謝すべきなのだと思っているんだ。
それにしても、あいつはしばらく姿を見せないな。
いろいろと調べなければならないことがあったから、調査団の指揮を執らせたのだが、
これほど時間がかかるということは、何かてこずっているのかもしれない。
>62
あははは、あいつは何のことはない、普通の男だよ。
ただ恐ろしく機転が利いて、裏方の仕事に長じているから色々と噂の的になってしまうのだ。
「暗殺ある所にドン・ミケロットあり」とかね。
汚れ役を務めている者は、そうでない者から人間性さえ否定されてしまうことがある。
逆にいえば、仕事は人の人間性を容易く奪ってしまえるということになる。
ミケロットはその典型だな。私の有用な駒としての役割に始終しているのだから。
今度、都合よく居合わせたら紹介してあげよう。
周囲に思われているより余程話しやすい男のはずだ。
>63
東の果てから、そして未来からの支援に感謝している。
貴公も破天荒な生涯を送ったようだね。マキアヴェリがその時まで生きていて東方に旅立ったら、
きっといい話し相手になっただろう。
ところで、後の世界では貴公と私は似通った君主だといわれることがあるようだ。
私は他人にどんな評判を立てられようと構うつもりはないし、貴公もそうだろうが、
まったく面白いね。イタリアとジャッポーネは遥か遠く離れているのに。
それにしても、もう少し喋ったらどうだ。
相槌だけではつまらない。こちらでは、少しばかりお喋りなほうが
社交界ではウケがいいのだが。
>65
褒め言葉と受け取っておこうかな。…いや、私は優美さや洗練とはかけ離れた、
つまらない男のつもりで生きてきたのだ。
そういった性質は、むしろホアンの方に現れたらしい。
ガンディア公爵にして教会軍司令官、ホアン・ボルジア。
容姿や暮らしぶりの華やかさに比して、中身は薄暗い廃屋にも似ている。
幾度も忠告をしたのだけれど、どうしても聞く耳を持たなかった。
だから、あのような不幸に見舞われたのだろうな。
神に与えられたものを、感謝もしないで傲慢になっていると、
必ず罰を下されるものなのだ。ホアンは身をもって、それを示してくれた……
>66
ありがとう、ルクレツィア。……本当に、つい先ごろまでの暑さが嘘のようだ。
空も前より高く、それにどことなく物悲しい顔を見せている。
夕日が雲を照らす時分、肌寒さと相俟って、わけもなく寂しい気持ちに苛まれるのだ。
おまえも身体はくれぐれも大切にして、どうか長く生きてくれ。
……どうしてそんなことを言うのか、と? ……決まっている。
おまえはボルジアの家運を左右さえできるのだ。美しいルクレツィア。
ボルジア家のため、いや、そうというより私のために、
美しく咲きつづけてもらわなければ。
さあ、久しぶりに顔を合わせたのだ。ワインを飲もうか。
閣下はイタリアをどのような国にするおつもりですか?
今日はお天気がよろしゅうございますわね…
(学問芸術の素養の無い男……)
フン……。
>72
なかなか、核心をついた質問だね。さて、そうだな。
私は最後の審判に至るまで、繁栄を謳歌するイタリアを作りたいのだ。
ただ剣と書状で政敵を排除していれば良い統一事業とは違って、国を育て成熟させ守るのはとても難しい。
今でさえ従順な仮面の下にどす黒い野心をひた隠す者は数多い。
統一が成れば、そういった者は比較にならないほど多く、そして目の届かないところにも現れるだろう。
私が生きているうちはいい。その後は? その後の後は……?
そういったことを心に留めて、さるべき制度を設けるならば、
広域な国家と雖も一朝一夕にほろびることはない筈だ。
そして、イタリアはカトリックの中心地であり、文化の発信地であり、永遠の世界の都であり続けるだろう。
>73
ああ。今日は心も身体も軽やかになるような、素晴らしい天気だったね。
日なたにいれば程よい日差しが嬉しくなってくるし、木陰では風が葉を揺らすさらさらという音が心地よく、
木漏れ日と影の具合は大理石の彫刻よりも美しかった。
そういえば、もう豊穣の風が薫る頃だ。木々や作物はみな優しく秋に色づいて、
農村ではどの家でも自分の家の葡萄が大きく、甘く育つように、朝夕の祈りを欠かさず捧げるのだろう。
一方で細やかな感性に恵まれた芸術家は詩を吟じ、絵を描き、豊かな精神が花開くはずだ。
面白いな。世界はこんなにも退廃的で、心を黒々と染めなければ胸を血に染めることになるからこそ、
美しいものがいっそう美しく輝いて、人の心を平時にもまして慰めるのだろうね。
>74
………ふふ。
如何なさいましたか、花やぐ知恵の冠を戴くデステ夫人。
私のおもてなしはお楽しみ頂けましたでしょうか?
さて、お恥ずかしいこと。
私の城館では、趣を凝らしましても、貴女のサロンには到底及ばぬのではないかと、
ただただ心配しておりますものですから。
(ふっ、やはり私の顔など見ていたくはないという様子。
ルクレツィアの縁談も、貴女が頑強に反対しているという話は、私も知っているのだよ?)
さあ、ここは公的な場ではございませんから、どうぞおくつろぎください。
せっかくお出でになられたのですから、サロンの楽しいお話でも伺いたく思いますのに、
そのようなお顔をされてはお心も安らかならず、お身体にも障りましょう。
>>76 ご機嫌よう、お兄様。今日は東洋の花売りから珍しい物を手に入れましたのよ。
つ【秋の七草】
今侍女に飾らせますわね。
…大変です。
フランス軍がアルプスを越え、サヴォイアへ入りました…。
目的は、ナポリの領有と十字軍の結成、ならびに教会公会議の開催とのこと。
すでに王シャルルの使節も法王庁へ向かっているとの報があります。
…いかがなさいますか、我が主よ。
>77
ルクレツィア、いつも、何かと気を遣わせてしまうな。
……すまない。
東洋の雅は確かに大切にこの室に飾って、夜ごとに眺めてはおまえへの感謝を思い出そう。
…それにしても、深紅の薔薇とは違って、空間の中で自己の主張をするのではなく、
調和を整えて空間の美をひきたててくれるような、そんな草花だ。綺麗じゃないか。
東洋では、この「秋の七草」を月が綺麗な夜に愛でて、めいめい思い思いの心中を募らせて、
宴を楽しむのだと聞いたことがあるよ。人の繊細な心を独り占めにするのではなく、
さりげなく入っては洗ってくれるからこそ、多くの人に愛されてきたのだろうね。
私にも、そうした慰みがほしい時はあるんだ。
ルクレツィア、おまえも厭でなければいつでもここへ来て、
共に語らいながら……
──束の間の平穏は、涼やかで心地よい、静かな声によってかき消された。
>78
…わかった。二重外交の綱渡りの維持にも、とうとう限界が来たということか。
避けられない、いつかは来たるべき事態だったのだろうな。ミケロット。
当然、報せは父のもとにも届いているはずだな?
おそらく、教皇領は先ずはナポリと連携してフランスと対決する手立てに出るだろう。
幾らかの諸侯は、例えばミラノなどはフランスと懇意にしているから、敵に回る可能性は大いにある。
……しかし悲しいかな、アルプスの北の兵は蛮勇を奮ってロタールとブケリンのように
イタリアを席巻するだろうし、イタリア諸侯は一枚岩にはなりえまい。
ミケロット、お前にやってもらいたいことが二つある。
一つは、父の身辺警護を強化して、最悪の事態が万が一にも起こらないようにすること。
もう一つは、シャルルに随行している聖職者団、特に発言力の大きいサンマロ司教などを買収し、
公会議の開催を沙汰止みに持ち込むか、あるいはこちらに不利な条件を提示させないようにすること。
そうすれば、たとえシャルルに一時ナポリ王位をくれてやったとしても、
すぐにフランスはイタリアから去ることになるだろう。
初めて緋の衣を身に纏われた時のお気持ちはいかがでしたか?
>81
ふ、本当にそこに描かれているような姿であったなら、イタリアは何の差障りもなく愛されるべき楽土なのだが。
ヨーロッパ中の憧憬を独り占めにする、優雅にして華美なるローマは、権謀術数の蠢く負の巣窟だよ。
愚かな民は汚点を包む虚飾に惑わされて、表層からしか物事を判断することができないのだ。
救済者の代理人の詞も、陽気で臆病などこか憎めない兵士も、
醜く肥大したイタリアの本質に操られて遊戯盤の上を進む駒でしかない。
仕方ないのだ。古代ローマの時代から、この地を支配したのは人の欲望以外のなにものでもなかったのだから。
或いは私も両手両足に糸をつけられ、見えざる何かの力によってイタリア統一へと駆り立てられている
操り人形に過ぎないのかもしれないが、そんなことを考えるのは意味のないことだ。
私は自分の道を進むことで精一杯で、考えても仕方のないことを考えるのは思想家に任せたいからね。
>82
そうだな、あれは私が18歳の時だったか。教会の君主≠ナある枢機卿の称号は、
名誉への渇望が著しかった私の虚栄心をいたく満足させてくれた。
好悪さまざまな話題を呼ぶのも心地よかったし、自分が世界史という物語の主人公になったような気さえしたものだ。
同じく、かつてローマには緋の衣を纏って国を導き、その名を皇帝の呼称にさえ残した歴史の主人公がいた。
私は彼と名前を同じくすることを常々誇りに思っていたし、緋の衣は彼と自分を重ね合わせる
恰好の要素にもなった……。
とはいえ、枢機卿の実体はその評判に決して及ばない。
閉じた世界に君臨する君主に、いったいどれだけの価値があるというのだろうか。
私は緋の衣を脱いだことを後悔していないよ。たとえ、これから先の道が険しくなったとしてもさ。
唖の女とは、全く理想的な女をチェーザレ公は持っておられます。
腕立て伏せで勝負だ!
ご飯は
硬い方が好きですか?
それとも、軟らかい方
ですか?
私は硬め派ですが・・・
ダイエットとは無縁そうですね
むしろもうちょい肉付けたほうがイイくらいかも
あ、失礼だったかな。
いつもお返事ありがとうございます。
差し入れに羊羹持ってきたよ。
今親戚の赤ちゃん預かってるんですがおなかすいてるみたいで泣き止みません
俺授乳できないんでおっぱいあげてください
舌の噛みそうな名前だな
携帯番号教えて
うぉぉぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉ
こちょこちょ
好きな食べ物は?
95 :
以上、自作自演でした。:2008/10/04(土) 16:59:17
つ紅茶
教皇聖下に献上致したき品があるのですが、猊下を
通じてこれをお渡し戴けませんでしょうか?
つ胡椒(100t)
お腹いたい
>84
ようこそ、フェラーラの使節殿。ロマーニャでの生活は如何でしたかな?
それにしても、文化芸術の鮮やかなる都は、使節までもどこか違っているらしい。
報告書にそのようなブラック・ジョークを書かれては、私の人格をエステの君に疑われてしまうではありませんか。
しかし、そうですねえ。あの時の私は、何らの言葉すら邪魔に思えるような心境だったものですから。
ただそこに寄り添って佇んで、心のみを遥か遠方への旅に送り出したかったのです。
貴方も日々の雑事から解放された自由な時間を、優雅に使おうとお思いになればおわかりになりますよ。
>85
腕立て伏せ、とは? ああ、二人が向き合い机に肘をついてその手を組み、互いに力を比べる遊びだね。
力をもてあました豪腕自慢の船乗りが、ラム酒をひっかけた勢いで始めるものだと聞いているよ。
……君も人が悪いな。私に民衆の真似をさせるとは、私が平民のことを何も分かっていないと伝えるための皮肉かな?
ああ、構わないよ。どうせ暇なのだから、たまにはいい余興だ。
しかし、私も不躾な船乗りではないのだから、それなりの礼儀作法に則って受けて立つことにしよう。
絹の手袋を、君の足元に投げさせてもらう。さあ、拾って呉れ給え。
>86
黒い髪と瞳、君は東方の人だね? つい先日、ルクレツィアが君の国の花を手に入れてくれたのだ。(
>>77)
君の国では私が食べるような米とは違った種の米を、違った調理法で食べると聞いているよ。
私はヴァレンシアのパエリヤとしてしか米を食べたことがないから、硬い柔らかいという感覚がつかめないのだ。
とはいえ、私の夢が叶った後、もしも東方に旅立つことができたら、
君の言う「ご飯」を食べてみたいとも思っている。
君を東方への使節に任命しようか。数十年のうちに、そちらに行くかもしれないと母国に伝えて呉れ給え。
>87
そうだな、あまり意識したことはないのだけれど……私は昔から、食べても体格が変わらないほうだった。
それに今は戦いに明け暮れる日々で、馬に乗っている時間が長いものだからね。
腿にも肉はつかず、そちらの方面では悩むということはない。
…とはいえ、私からすれば、そういったことで悩める人は羨ましくもあるのだ。
イタリア争奪という食卓は、とても舌鼓を打てるようなものではなく、ついたがためにやせ細ることすらある。
君には私の真似をすることができるだろうか。できるのならば、表舞台に出てくるのもいいだろう。
>88
やあ、ありがとう。それにしても、近頃東方の産物が届くことが頻繁にあるようになった。
世界は愈々狭くなって、西洋と東洋の隔てもなくなりつつあるのかもしれない。
そうした時に、今の西洋では東洋の文明に追いつくことはできないだろう。
だからこそ、雀の涙のような戦略眼しか持たない君主が締め出されるようになって、
優秀な君主が治め、精密な制度に支えられた新しいイタリアを作らなければならないと思っているよ。
君たちも、よく見ておくといい。これらの東方の土産は、カトーが元老院で示したカルタゴのイチジクに他ならないのだ。
>89
やめておいたほうがいいだろう。君は今、蛇の巣に足を踏み入れようとしているのだから。
ボルジア家がその子の養育者となれば、その子にはボルジア家の教育が施される。
才能があればよいのだけれど、そうでなければ不幸な結末が待っているだけだからねえ。
あなたの親戚やその子のことを考えれば、君ができうる限りの誠意をもって、
努力することが最善の結果に繋がるのだといわざるを得ないのだ。
それに、この城館を包む静寂は何ものにも替えがたい。あたり構わず泣かれては、私も困るのだ。
>90
ふ、私はこの名前を、自分の持っているものの中では一番に気に入っているのだ。
ボルジアの家名は背負っているだけで好悪さまざまな風評を生むし、
その渦中にいることがどれほど心地よいか。
君にも、舞台を踏むことがあればわかるかもしれない。
偉大な先人に自分を重ね合わせ、それに足るだけのことを成し遂げる度量があれば
わかるかもしれないな。
>91
……教会の枢機卿団にだけ知らされている機密があってね。
『鍵』となる番号を携帯しているのは枢機卿の緋の衣を纏った者だけだし、
そうした機密があることを知っているのも枢機卿だけなのだ。
君がどうしてそれを知っているのかは知らないけれど……迂闊だったね。
私は自分にとって障害になりうる者を消すことに何のためらいをも感じないし、
執行者は私以上に冷酷だ。そうだな?ミケロット。
>92
……ミケロットの報告どおり(
>>78)、フランス軍の喚声がここまで届くようになったか。
父はサンタンジェロの城砦に退避したそうだし、そろそろ私に召喚状が届くころかもしれない。
シャルルは有頂天になって私を駒にするのだろうなあ。
そうはいっても、あの醜悪の考えの及ぶところではないだろう。
すでに賽は投げられている。十重二十重に織り重ねた計略の糸がフランスを捉え、
決して逃がしはしないのだから。
>93
っくっ…くくくっ…
ええい、やめないか! …そんな戯れをして、命が惜しくなかったのか。
その指が悪いのなら、一本一本をへし折ってしまうのも悪くないかもしれないな。
それでも手癖が悪ければ腕を切り取って、君の母国に送り届けてやるのもいいかもしれない……
ふ、はははっ、いや、冗談だよ。
>94
>>95 ……そうだな。政務や軍務から解放されて、頭を休めたいと思ったときには、
甘いお菓子が何よりの慰みとなるんだ。
たとえばこれだね、「ヴィーナスの乳首」というのだが……知っているかい?
やあ、ありがとう。
ちょうど良く給仕がお茶を運んでくれたようだ。
身体が空いているのなら、君も座ってお茶にしよう。
>96
……これだけの胡椒を東洋から運んでくるのは大変だったろう。
君の誠意は確かに受け取ったよ。しかるべき謝礼……
そうだな、君の船への特許状と、カヴァリエーレの称号をもって報いよう。
それにしても、これほどの胡椒なのだ。よくよく考えて流通させなければ、
自分の身をも焼いてしまうことになるかもしれない。
ただでさえ、私は常に、薄氷の上に片足で立っているようなものなのだからね。
>97
………。
アッディーオ、アレハンドロ。
君に会うことも、君が誰かに会うことも、もう二度とないだろう。
カンタレラは美しい劇薬だ。
ルネサンスの芸術が表舞台を飾るなら、歴史の裏を飾る芸術がカンタレラなのだ。
君が現世に生きた確かな意識を留めていられるのも、あと少し。
神のもとに召されるまで、何か言い残したことはあるかな?
……今日は、本当に疲れた。
フランスの脅威に頭を悩まされているのに、
前触れもなくドイツの皇帝からの使者が訪れて、その接待を任されていたのだ。
あのドイツ人のわかりにくいラテン語に傲慢な態度、
何より会談の内容には頭を痛めた。
そんな時に、よりにもよって賓客が多かったのは
追い討ちといってもいいのだが、君たちには申し訳なく思っている。
あまり頭が回らなかったことは、どうか勘弁してほしい。
マルジナリアに雰囲気を求めるのは、悪いことだろうか。
閣下、ごゆるりとお休みください。
平穏のうちにあられますよう。
本当にお腹痛かったのに…
お疲れ様です。お茶を…( ´・ω・`)_且~~
針鼠モチーフのリングを衝動買い。
違う角度から見ると松ぼっくりにしか見えない…けど、可愛いです。
オシャレさんになったかな。
108 :
曲芸師:2008/10/05(日) 04:17:24
珍しいモノマネ
最近随分と冷えたけどここはどうなの?
紅葉の季節
「モテるでしょ?」とか「美人ってよく言われるでしょ?」とか聞かれるけど、どう答えたらいい?
私は美人って自覚あるから否定するのも嫌味みたいに受け取られるかもしれないし。
はい。すげーモテます。なんて言えるわけない。
どう答えたらいい?
非常に多くの人々があなたを愛しています
それがあなたの在り方に違いありません。
ドジッこを障害者認定してくれ
今日はかぼちゃ入り肉じゃが!
うっとり
ウソウソウソじょーだんでーす。
お金が欲しい
金さえあればなんでも出来るのに
みんなだいっきらい!
さあぼくをなじりなよ!
嫌いな人は叩く主義なんでしょあんたは!
さあなじれ!
いい子ぶってもそういうのが好きなんだろ!
歩く癒し系
1番欲しい車はプリウス!
買って!
今朝山に行ってきたよ!家のすぐ前の山だけどね〜いよいよキノコのシーズン突入だ
素晴らしき虹ケ浜愛して止まず天国で夢が見てる忘れない。火柱が立ち魂がメラメラと燃え上がる!負け無し人生皆と共にエロパワーアップ
猫まっしぐら
すまないな、できれば、連投は差し控えてもらえないだろうか?
私は皆への返答の文章はよく作りこみたいのだ。
それに、その日のうちに全ての賓客をもてなしたいと思っていてね。
とても時間がかかるのだよ。二人の応対をするだけでも、
凝ったものを書きたいときには長い時間がかかってしまう。
沢山の書き込みがある時には、できるだけ時間を短縮しなければ返答しきれないから、
そのぶん応対の質が低下してしまうことを、とても心配しているんだ。
実際、昨日の私の応対は不躾で短いものだったと、今でも申し訳なく思っていてね。
どうか、察して呉れ給え。
東洋の朝鮮という国より拉致され、ある市場で売られていた
奴隷を買い受けたのですが、どう扱うべきか猊下に
ご相談したく参上致しました。
その男、故国では「白磁」なるものを作っていたみたいなのですが
他には何の取り柄もない奴なので、どうしてよいものやら・・・・・・
>104
やあ、気遣いありがとう。今日はゆっくりと息を抜かせてもらった。
サンタンジェロと此処を行き来していたのだけれど、少しの間、考えるのをやめて
座りながら精密に施された装飾を眺めているだけでも気持ちが晴れやかになるものだ。
……そういえば、牢獄に幽閉された二人の囚人の話を聞いたことがあるよ。
囚人のうち、一人は地面のぬかるみに辟易して嘆き、もう一人は空の星を眺めて希望を抱いたと聞く。
豊かな精神を培えるのも、逆境を覆して覇権を握ることができるのも、私は後者だと思うのだ。
>105
あはは、そうか、すまなかった。
私も手にかけた人のことをいちいち覚えてはいないからねえ。
人違いについては、どうか許して呉れ給え。
腹痛の時には、ニガヨモギを煎じた薬湯を飲むのがいいと聞いたことがある。
……ニガヨモギには、いろいろと曰くがついている。
それを原料にした酒を、特別な工程を経て加工すると……
>106
ありがとう。……ふふふ、君はお茶を淹れるのが上手なんだね。
香りがしっかりとしていて、繊細な味もよくわかる。
お茶は繊細な飲み物だ。こだわって淹れれば、必ずそれに応えてくれる。
そうしてお茶が好きになると、今度は茶器にこだわってみたくなるのが心情だ。
イタリアのガラスもいいが、ぬくもりを感じられる茶器も欲しくなるな……。
東方の陶磁器を製作する技術を手に入れて、こちらの文化に基づいた形状に焼き上げれば……。
>107
ふふ、よく似合っているじゃないか。
衝動買いをしたのは、きっとそのリングと君が一緒になる運命だったからだよ。
私もそういうことがあってね………私の場合、柔らかく薄い色の石だったけれど。
人が物を選ぶだけではなくて、物も人を選ぶんだ。
その人にふさわしくない物は、すぐに壊れてしまったり人の手に渡ってしまったりする。
だから、人は自分の宝物にふさわしい人であるように日々の努力をする必要があるんだと思っているよ。
>108
ほう……いや、すごいな、君は。見入ってしまったよ。
人の真似ができるのは、よく人を観察して特徴を把握できるからだろう?
羨ましい素質だ。私はだめだよ、人の気持ちは推測できるが、身につけることは難しく感じるから。
そうだ、今度私がサロンを開いたときに、余興として芸を披露してみないか?
貴族諸賢は上品ぶって澄ました顔をしているが、内心は珍しいものが大好きなんだ。
あいつらが仮面を知らずと捨てて素顔を見せる瞬間は、面白いからねえ。
>109
…こちらもだよ。アルプスの北に比べれば温かいほうなのだろうけど、
イタリアにずっといると、寒い時期にはやはり寒く感じるよ。
こちらの建築物は東洋とは違って石造りだから、冬には石が冷えて耐えられないほど寒くなるしね。
よく身体を温めて、健康には気をつけなければならない。
洒落た上着などを求めてみるのも、この時期の楽しみだね。
私は細身の黒いものが気に入っているよ。
>110
木の葉が秋に色づいて、優しく彩っているのを眺めるのは、心楽しいものだね。
この時期には葡萄が収穫されるし、イタリアもにぎやかになる。
実りの多い、私も好きな季節だ。
人の政治的な営みはどんな時でも変わることはないし、
それに携わっている私も精神が枯れ果てそうになることはあるけれど、
少しばかり離れることができたなら、どれほど素晴らしいだろうか。
>111
あはは、そういう時には悪戯っぽく笑って、はぐらかしてやるのが良いと思うな。
「わからないなあ…」や、「そう見える?」などは便利だと思う。
…そういった言葉は、自分が疲れない程度に、相手にも嫌な思いをさせずに流してしまうのがいいだろう?
私の場合、お世辞めいた問いかけを否定することはあまりないな。
「まあね」とか「ありがとう、そう見えるかな?」などと言ってやっている。
嫌味だと思うようなら、それは相手の器に問題があるのだ。
>112
ありがとう。しかし、それ以上に多くの人が私を憎んでいることだろう。
あまり、人に好かれているかどうかということは気にしなくなったよ。
考えても仕方のないことだしね。
そうはいっても、私を愛してくれるものがあるとしたら、
その気持ちは受け止めなければならないね?
……突然、そんなことを言われて驚いた。でも、ありがとう。
>113
少しばかり間の抜けているぐらいは、そう気を咎めるほどのものではないよ。
……まあ、機敏さを要する仕事を任せることはできないという面はあるけれど。
本当に許せないのは、間が抜けていながらも自信過剰で、自分に能力があると思い込んでいるような手合いだ。
私の兄弟にも、そういう手合いの男がいてね。
父から可愛がられて、ガンディア公爵と教会軍司令官の地位を得たはいいが、
周囲から顰蹙を買うことが尽きないようだ。困ったものだろう?
>114
……失敬、これは……面白い料理だねえ。
全体的に茶色がかった色をしている。これは調味料の色なのかな?
代表的な家庭料理か。こちらでいう、アマトリチャーナのようなものかな。
それにしても、異郷の料理は珍しく感じられるよ。
アレクサンドロスが東方に遠征軍を派遣した時も、おそらく食の問題には鉢合わせしたのだろうが、
文化が混交したように、食文化も混交したのだろうか?
>115-116
ふふ、残念だよ。本当にうっとりしてくれても私は一向に構わないのだけれど。
社交界では、皆が皆、人の目を引くために虚飾をしつらえている。
だから流行にも敏感で、その時々で皆が家を同じように飾り立てているということもある。
私のこの城館は、そんなことを度外視して、趣味の赴くがままに飾り立てたものなんだ。
だからデステの夫人には学問芸術の素養がないだなどと吹聴してもらっている。ふふふ。
彼女に一度、言ってやりたいものだね。名声のための芸術は濁っている、とね。
>117
ふふ、最近、そのように言う人が増えてきたように思うよ。
教会に寄進すれば、罪を浄化してパライソへと行くことができるとさえいわれている。
私もイタリア統一の事業のためにあらゆる手段で資金を捻出しているし、資金繰りは頭の痛いことだ。
ただ、金さえあればというのは単純な見方だよ。
もしも経済力が全てを左右する要素であれば、イタリアはとうの昔にメディチなどの手に落ちていただろう。
結局は、周囲のすべての要素が浮沈に影響するし、よくよく考えてみなければならないね。
>118
私はそんなことはしないよ。……そうだな、仮に私なら、もっと綺麗にやるさ。
人の恨みを好き好んで買ってしまうほど、馬鹿らしいことはない。
恨みを買わざるを得ないような局面でなければ、人に辛くあたることはしないものだ。
とはいえ、私にはよくない噂が付きまとっているからねえ。
私が何の他意もなく笑いかけただけで、何か裏があるのではないかと勘ぐる人が多いのだ。困ったものだろう?
>119
誰かといわれたら、少し前に二十代で天に召されてしまった
デュシェス・ド・ブルゴーニュしか思いつかないな。
人柄もよく、容姿の美しさは比類なく、領民にも好かれて、天に愛されていたとしか思えなかった。
それがあんな不慮の死を遂げるのだから、世の中はわからない。
マクシミリアンは大層悲しんだことだろうねえ。
>120
そうだな。この近くにそれを求められる店があるのならば、プレゼントしてもいいかな?
しかし、車か。君も良い趣味を持っているじゃないか。
私も洒落た馬車をプレゼントにもらったことがあるけれど、あれで散歩したときは楽しかった。
私は馬に乗るのも好きだけれど、車はゆったりとした散歩にうってつけだね。
身体を休めながら、折々の情景に心を楽しませることができる。
>121
ああ、私もキノコは大好きだ。父の使いで、一度帝国の南部に行ったことがあるのだけれど、
Schwarzwald(黒い森)のキノコは本当に多彩で、味もいいものばかりだ。
どんな料理に使うこともできるし、もう一度食べてみたいものだよ。
君はどういった調理法がお好みかな?
私はこれからの季節は、じっくり煮込んだシチューが恋しくなるね。
>122
大丈夫かい? 楽しそうだね。ふふ。
私も心が舞い上がって、本当に躍れそうなぐらいわくわくすることもあるんだ。
特に、旅に出た初日の高揚は言葉に表せないものがある。
開放感やこれから始まる旅の期待、そういったものかな。
ただ、最近は自由に出歩くことは難しくなった。公務とは、肩が凝るものでね。
>123
二匹の猫がこちらをじっと見ている。…猫は可愛いが、時々思うことがあるんだ。
われわれは猫を飼いならした気になっているけれど、実は猫のほうが
可愛い仕草で人間を飼いならしているようにも思えてね。
ああ、いや。私は猫が嫌いではないよ。むしろ好きなのだけれど、
あの目を覗いていると、決して浅くはない何かがありそうな気がする。
>125
…そうか。その奴隷が「白磁」を作る技術を持っているということを、
他の誰にも知られてはいないかな?
それならば、石造りの密室に幽閉して、白磁を作らなければ命を奪うと脅してやるといい。
完成を見るまでは外界の人と接触させるわけにはいかないし、
昼間に見張りをつけて最低限の運動をさせる以外は、室から出してもいけない。
そうでなければ、貴重な機会を逃してしまうことになるだろうから。
デュシェス・ブルゴーニュとは、神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアンの妃マリアのことですか?
いっそ帝国の力を借りて、フランス軍を追い払ってはいかがでしょう?
134 :
125:2008/10/06(月) 06:08:38
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/ノ \ u. \ !?
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| (__人__) u. |
\ u.` ⌒´ /
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ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
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| (__人__)|
\ u .` ⌒/
ノ \
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ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
(なんか物騒な話になってきたお)
で仮に猊下、もし私の奴隷が「はくじ」なるものが作れると
皆に知られたら、どういう事になっちゃうんでしょうか?
今は亡きウルビーノ公
フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ卿について
お聞かせください。
>133
ああ、その通りだよ。彼女の治世のもと、ブルゴーニュには穏やかな文化保護の風が吹き、
それがためによく領民からも慕われて、海内にも名を知らしめることになったのだろう。
彼女が薨じた今、ブルゴーニュには破滅の黒い足音が近づいている。
これは歴史が変わった瞬間なのか、あるいはもともと定められていた必然なのか。……まあ、どちらでもいい話だね。
夫のマクシミリアンは評判とは打って変わって、実情は怯なる内心を包み隠した秘密主義者だ。
物事を誰にも相談せずに胸算用で決めてしまい、後になって公表した時には避難轟々というのが日常茶飯事と聞いた。
それに、彼は薄弱なる帝権を強化しようとイタリアの覇権を狙っているそうだ。
はは、馬鹿な夢には違いないが、権威を持った愚か者は恐ろしい。
帝国の力を利用するのは上策にしても、帝国を信頼して帝国の力のみを頼るのはできないな。
帝国に、オスマン朝、それにイタリアの諸侯。
フランスがナポリ王位を獲得し、勝利にあぐらを掻いたところをそれらの国々を動かして包囲しようと考えている。
>134
……恐らくは、皆が皆、私と同じことをしようとするだろうね。
貴族諸賢は争って彼を求め、幽閉してその技術を奪い、最後には彼を殺して技術の漏洩を未然に防ごうとするだろう。
何せ、天からの幸福を独占したい、そう考えているのが海内の野心家たちの内心だからだ。
ああ、すまない。驚かせてしまうつもりはなかったのだが。
だが、驚いたろう? 優雅で品のあることを憧憬の対象とされた貴族の内心など、こんなものだよ。
君は幸せだ。取るに足らない、重箱の隅を突くような心配ごとをしなくても、豊かに暮らせているのだから。
>135
あはは、彼にとっては気の毒な話だが、彼が主のもとへと旅立ったのは運命によって定められていたことだと思う。
彼には豊かな才能と、華々しい名誉と、それにルネサンス君主としての素養が与えられていたけれど、
それでもなお、神は彼にイタリアの統一者としての素養は与えなかったのだ。
こういった手合いは統一の事業にとって、大きな障害になってしまうんだよ。
自分は大志を抱かないくせに、なまじ才能があるがために大志を抱く統一者の軍を阻もうと考えてしまうからね。
主は、イタリアが早期に統一されることをお望みだ。……彼の訃報を聞いた時には、真っ先にそう思いついた。
一風変わった磁器が手に入ったのですが、どう思いますかな?
気に入って頂けたなら、そのまま猊下に進呈しますが・・・・
つ高麗青磁
東洋では男子ならば誰でも受験できる試験によって行政官を採用するそうです。
閣下はこの制度についてどう思われますか?
ハゲの借金王と同じ名前ですよね?
サヴォナローラのハゲ、そのうちシバき倒したんねん。
保守
お兄様、ご機嫌如何?今日は良い月夜ですわ。お兄様とご一緒出来れば良かったのですけれど。
私、間もなくアルフォンソ様のところへ輿入れ致しますの。もう数えて3度目になりますわ。
古の調味料を、資料に基づいて作ってみました。
つガルム
145 :
以上、自作自演でした。:2008/10/16(木) 00:22:48
また規制ですか?
146 :
以上、自作自演でした。:2008/10/19(日) 13:26:10
公爵閣下にはご機嫌麗しく。
公爵閣下の覇道において、遠き辺境の地
スコットランドはどのようにお考えでしょうか。
147 :
以上、自作自演でした。:2008/10/26(日) 06:03:04
保全
保全禁止
149 :
以上、自作自演でした。:2008/11/01(土) 12:14:20
イタリア統一の次は、何を目標にしますか?
150 :
以上、自作自演でした。:2008/11/11(火) 23:52:44
弟である閣下の目から見て、初代ガンディア公ペドロ・ルイス様はどのような方でしたか?
500年後のジパングにはボルジアという競争馬がいますが、それについてどうおもいますか?
152 :
以上、自作自演でした。:2008/11/22(土) 20:42:28
神聖ローマ皇帝にして両シチリア王・フェデリーコ2世について一言お願いします。
チェーザレ 破壊の創造者6巻発売記念あげ!
154 :
153:2008/11/30(日) 21:28:50
あげられてなかったorz
ちょっとヴィテッリに随行してセニーガリアに行ってくる。
155 :
以上、自作自演でした。:2008/12/21(日) 22:24:14
閣下の覇業にお役立て下さい
つ100デュカーティ
156 :
以上、自作自演でした。:2009/01/10(土) 18:55:33
保守
157 :
以上、自作自演でした。:2009/01/30(金) 22:43:22
保全
158 :
以上、自作自演でした。:2009/02/22(日) 06:29:39
ピサ大学での思い出ははありますか?
159 :
以上、自作自演でした。:2009/03/19(木) 21:32:49
あげ
160 :
以上、自作自演でした。:
あげ