みぃ、サトシ、お迎えが遅れてごめんなさいなのです。
改めて「お帰りなさい」なのです!
サトシはいっぱいお勉強しましたのです。
誰かを要らないと思うことは、その人がどんなに酷いことをしていたとしても
絶対にいけないことだというのを、サトシはもう知っていますです。
ですから、サトシ、前に悪い猫さんの話をしましたね。覚えていますですか?
その猫さんは、サトシのことをいじめました。
サトシにとって辛い思い出を引き出して…
ですがサトシ、その猫さんを、要らないと思ってはいけないのです。
貴方は覚えていないかもしれませんですが、猫さんはサトシを辛いこと悲しいことから
守ってくれていたのですよ。
貴方をいじめるのは、きっとその痛みに耐えられなくなったから。
猫さんの痛みをわかってあげれば、きっと猫さんも今まで通りに…
みぃ…難しい話をしすぎてしまいましたね。
ごめんなさいなのです。