>シュラ
お疲れ様だ。そして忠告をありがとう。
同じ時代に生をうけた熱き血潮の
黄金の兄弟よ。
お互いの進む道は違えど我らがアテナの大いなる加護があらんことを。
ここからは少し客人にとっては不愉快な話になるかもしれない。
が、あえてこ場で言おう。聞きたくない者は己の耳をふさぐのだな。
そして目をそむけろ。
>だが、なんともやりきれん気持ちでいっぱいだ。
特に最後のやりとりではロムも含めた名無しには不快な思いをさせたと思う。
そうだな。そういう不快な思いをもし客人にさせていたとしたら
わたしからも訪れてくれた全ての者に謝ろう。この通りだ・・・・すまない。
だがシュラよ、腕に宿る鋭利なエクスカリバーのように
きみの心は怜悧なのか。かくも非情になりきれるのか?
人間としての喜びや悲しみ、怒り・・・・そういう
生(なま)の感情が希薄なのか。
心がある以上、人は機械のようにただ「目の前の作業を
単調にこなす」だけの存在ではない・・・・。
年下が生意気を言ってしまってすまないな。
だが、もはやこれ以上なにもいうまい。また返事も聞くつもりも無い。
何故なら人が人として生きている限り
そこに「絶対に正しい答え」など無いのだから。
では失礼しよう。