>951
言葉で出来ているのと言うのは悪くないわね。
こうやって…喉の奥で呟くのと歌を歌うように
発声するのは違うものだけど……
韻を踏むように。または謡いをうたうように発すると
そうね。自ずと「人間は言の葉からできている」と思えるわ。
たとえば… そうね。
生さぬ仲の親子がいるとして。
子供が親を「お父さん、お母さん」と呼ぶのならば
きっとその親子達は、本当の親子以上に親子なのではないかしら。
言葉の上だけなんて、それこそが嘘。言葉以上に大事な絆などないもの。
ところですぐ次に「アルコール」って……。
ふふ…どこで、見られていたのかしら? もしかして、あの小料理屋?
まぁ……どちらにしろそちらの情報収集力には一目置く事にするわ。
だからどうかお手柔らかにね。 …ふふっ…
ね、涅槃送りって、怖い人なのですか(((( ;゚Д゚)))カクカクブルブル
厄いわね
>953
あら。
怖がらせてしまったかしら。
ごめんなさい。あの記載はついでのようなものだったの。
ここにいる人、ましてや質問をしてくれる人にそんな真似はしないわ。
涅槃と言っているけど、わたしの涅槃は少し違うのよ……。
所謂ニルヴァーナではない。お解りかしら?
生も死もない所。人によってはいろいろな場所に見えるでしょう。
そういう所なのよ。
私は転校が多くて、そうね──よく気味悪がられたりはするけど。
私自身、ここでその力は振るわないと思うわ。
だから、ただの女子高生なの。分かって。
お茶でもいかが? 丁度執事がポットでダージリンをいれてくれたわ。
お客様用のカップを出して。ええ、二つ。
>954
ふふふ……それは、私の言う言葉。
肩の側でカラスが喚いたのかしら?
こう見えてもこのカラス、躾はしていてよ。
元々頭もいいし。
そ、そんなに怖がらなくても──いいのよ?
ただのカラスよ。少し口が悪いだけ。
話を逸らされた顔をしてるわね。無理もないわ。
「厄い」という言葉は、そうね。
使ってる私も、上手く説明できないかも知れないわ。
でも、あえて説明を試みてみましょうか。
………………
さぁ、入れ立ての紅茶が来たわ。あなたも如何。
……何の話をしていたのかしら? ……ん。美味しい。
957 :
以上、自作自演でした。:2007/07/06(金) 00:23:27
1周年記念age
>957
ここにある汗と涙と…、血の痕は、一年という単位で計れるのね。
そう… たった一年。
だけど、その道は赤い絨毯で飾られたものではなかった筈よ。
一年という年月。ここはそのために供された場所。
楽しむため? それともあえて苦しむため? …それは分からない。
ただ楽しむというよりも……、踊るために。美しく歌うように。
他人と分かち合うため。まさに苦楽を共にするために。
ここはあるのかも知れないわ。
あなたは赤い絨毯の上を楽々と歩く方かしら。
それとも違うのかしら。
私?
私の事は想像にお任せするわ。
あなたの想像の中で、私も今夜踊れるのかも知れないから。
いままでで一番印象深かった出来事は?
>>959 ああ…そうね…それは…。
うちに執事を迎え入れた日の事ね。その日が一番印象に残っているわ……。
それまでは人形に適当に魂を与えてそれで諸雑事をまかなってきたのよ。
古い古い魂が宿りそうな少年の人形に気紛れにふぅっと息を吹き掛けて
個性を与えたりもしたわ。取るに足らないものでも、私は良かった。
でもそれだけでは何か足りなくなったのよ。
可笑しいわね…、道具ではない者を、人間を、近くに置きたかったのよ。
どうしてそんな気紛れを起こしたのか…今も分からない。
その人間の生き様が何かを訴えかけたのかも知れないわ。
魅力的と言うには老いていて。人間的と言うには純粋で。
複雑な思いを胸に秘めながら、あの日あの時、再構成を施した。
いつもそうね。
人には腕の一振り、指先一つで裁く者として見られるでしょう。見た者は。
だけども、あの時、一番胸が轟いて、内部で嵐が起こっていたのは
他の誰でもない『私』だった。
後悔などはしなかったわ。
その者も私の側でその者らしく、そう、一瞬前と同じように。
『生きて』いたから。少なくとも主の私はそう思っているわ。
ここはもうすぐ終焉を迎えるところ。
>961
あら……、 お客様。
思わしげな顔をされてどうしたの?
今日は人が来ないかとずっと本を読んでいたわ…。
──栞で閉じて。と。
そうね。ここはもうすぐ虚無の海に飲み込まれるわ。
この数字と数々の人の足跡で分かる。
最後の主として相応しいか、あなたで試してちょうだいな。
ふ……グランドフィナーレと行けばいいのだけど。
あいにく私の力では不足かしらね。
涅槃送りの技はここでは封印するつもりだし。
たんなる女子高生ではやはり不相応かしらね。
それでも、私はここにこうして立っていられて光栄だわ。
時々は闖入者もいい。
だけどあなたのような方も来られる事だし…ね。
終わりがあるから始まりもある。
毎朝思うわ。これが『始まり』であるとね。
涅槃送り…?
>963
…知りたいの? あなた、厄いわね。
まぁ、その……私も、ここでは大人しくしておきたいし……。
あなたも悪い方ではないから、素直に説明するわ。
涅槃送り。
涅槃裁きという向きもあるけど、そうね……。
簡単に言うと、「厄い」人達を涅槃に送ることよ。
涅槃はこの世のネガのようなもの。
裏表の世界。
その送られた個人個人が、その持っている感受性で受け取るのよ。
興味があればその後を追いかけたりもするけど、稀ね。
私個人で気に入った者を、執事にした事があるわよ。
あれは涅槃送りではなく……『最後のマジック』ね。
あっ。それはいいわ。分類順ではなく、ショーケースに入れるから。
──失礼。その執事が今話しかけててね…ふふ…。
こう見えても、人を使うのも骨が折れるものなのよ? …本当よ。
965 :
以上、自作自演でした。:2007/07/13(金) 20:03:41
いかがでしたか、13日の金曜日は?
>965
ん……思うようには商品は売れなかったわね。
持ち込みも無かったし、平穏な一日だったわよ。
入滅堂へようこそ。
ふふふ。
古書店や骨董店でのジンクスって知っているかしら?
朝一番のお客が女性だと、その日一日商売繁盛。
だから、女性を連れて朝から古書店巡りをすると
普段はむっつりとして取り付くしまのない主も
その時は……ふふっ。
少しだけ目元が柔らかいかもしれないわ。
これは本当のジンクスなのよ。
女性一人の方が商売繁盛するという噂だけど
それだけ古書店には女性のお客が少ない、という事にも繋がるわね。
私も普段店主として居る時は『古本屋然』としたスタイルで
お客に目線を鋭くするわ。所謂『メンチ切り』ね。
使い方を間違ってないか不安だけど。
古書店の主がメンチ切りしてても許してあげて頂戴。
あれはね、自分の蔵書の一部なの。
だから、自分の可愛い子供が売られて行く…そういう想いもあるわけ。
決して個人的にお客を睨んだりはしていないのよ。
というわけで、今日はお店の利益はなかったわ。ゼロ。
でもそれでいいの。皆大事なコレクションの一部なのだもの。
いわくつきの本とかありそう…
似顔絵描いてあげるよ
↓
パール
>967
ええ。あるわよ。
というか、そもそもそういう物を収集していて……。
──あっこら。そこの棚は触らせないといったでしょ?
あなたは床の掃除をしていなさい。
失礼したわ。メルトという子供の執事がいて今働かせていたの。
でもロクに働かないわね…これじゃ。何かエサがないと…。
芸術、美術価値よりも霊的価値のあるものを重視してるの。
それ自体は取るに足らないものでも、ずうっと愛おしまれて
個性が出来たり、一瞬の惨劇でもそれを長の間憶えていたり。
そのような物は、一種凄みがあるわね。…だから、好きなの。
勿論、霊的価値と美術価値が均等にあるものならばいいのだけど。
そういうのは非売品として扱っているわ。店に出ない事もあるの。
それに、使える者にしか使えない物もこの世にはあるのよね。
古い本で状態の良いものだったら、これなど如何?
古今東西のコレクターが雁首並んで勢揃い。
閲覧だけなら結構よ。でも、取り込まれてしまわないようにね。
>968
パール < まあ。
パール < 随分簡略化しているのね。すごいわ。
パール < これだけの文字数でどうにかなってしまう私もすごいわ。
パール < ところで執事やメルトの似顔絵はないのかしら。
パール < たとえあっても、ここまで完璧に表現できないでしょうね……。
パール < ふふふ……イケてるわ。
自慢の一品はある?
>970
自慢というか……ん、そうね。
これなどはどう?
今や世界的に有名な彫刻作家の無名時代の小品よ。
荒削りというのかしら?
プリミティブな所が好きなのよ。
女性像なのかも判然としないけれど、そこもいいわ。
後は、饅頭本ってご存じ?
うちはそれも扱っているの。
所謂お葬式で出る個人本、私家本というものね。
一周忌などにもこういったものが出るわ。
無名の人…名のある人、いろいろとあるの。
内容は、その個人の日記や随筆、それから…
友人知人縁故のある人が、その人について語ったりしているわ。
案外見てみると、あなたの知人もいるかも知れないわね。
自分と同姓同名の方がいたりして……
それも不思議ね。こうして生きているのに、さも、弔われてるような不思議。
さぁ、いろいろとまだあるわ。
あなた喉は渇いてない?
執事がいれた紅茶とお菓子があるの。
もっともっと… お話しましょう。
社会的タブーに詳しそうですね
>972
ふふふ……検閲されるわよ。
それに、私は別に詳しいわけではないわ。
社会的タブー。
小さな事柄から大きな事柄まで。
いろいろとあるわね。
人が社会的に生きていくため、近代的に生きる為には
そういう禁忌の意識も必要だと思うわ。
近代への移り変わりに沿って、
光り輝くメスを入れられた物達。
それらを受け取って活かすのも活かさないのも自分たち次第ね。
民俗学の本なんかを読んでいると思うのだけど……。
自らの見地によって、様々な様子、病巣、孤独などが
さも、万華鏡のように拓かれる。
そういった文献に当たるのは嫌いではないけど。
私のどこを見てそう思われたか、少し不思議だわ。
確かに、闇に葬り去られたものをこの指ですくって…
取り出したり、眺めたりするのは、好きね。
骨董屋などをやっている性かしら?
……だとすれば。
……もしかすると
……あなたの言うことは遠からず当たっているのかも知れないわね……
974 :
以上、自作自演でした。:2007/07/19(木) 00:33:48
>974
まあ。
ご丁寧に招待して下さってどうも有難う。
受け取ってすぐに支度をして行ってきたわ。
仮宿の身なのに、出しゃばってしまったのじゃないかと不安だったけど。
身なりは上々だったと思うけど、いかんせん時間がね。
寝ぼけた顔でなかったら良かったけれど。
あのお祭りの独特の雰囲気、個人的には嫌いではないの。
ふふふ。イケてたわ。
最終回のメガネ姿に萌えた
>976
……!!
そ、そう。あの姿が……?
…………ぁ、ああ、そう。
ふ、普段『萌え』などと言われたことなどなくて、少し狼狽えてしまったわ。
可笑しいわね……こんなこと……。
でも『萌え』って可愛らしい女の子を指して言うのではなかったかしら?
お世辞にも『萌え』という言葉からは、かけ離れていると思うけど。
あの時は短髪だったわね。
今は長髪だけど……じゃあ。
後ろで一つに結わえてみようかしら?
あなた、ちょっと。
そこの箱にあるアンティークのリボンを取って。
待って。今、このリボンで髪を纏めるから。
あとは眼鏡ね。これも、ここに同じ物があるわ。
どうかしら?
と、訊くのもなんだけど。
……誉めてくれてどうも有難う……お礼を言うわ。
パール .。oO(それにしても、変わった方ね…自分が言うのもなんだけど…)
喪黒服造とキャラ被ってませんか!?
リボンにも、アンティークってあるんだ
980 :
以上、自作自演でした。:2007/07/21(土) 23:49:50
980
実写映画化に期待。
>978
ぅ私の名前は『みっどろあっすっか』です。
どう? 似ていたかしら。
……ちょっとねちっこかったかしら?
そうね、あなたの言うことも、もっともだと思うわ。
傍観する側からはそう取られてもしょうがないかも。
私は永遠の転校生。だから、自分からするとそれは……
『さすらいくん』の方が合っているような気がするわ、マイナーだけどね。
さっすらいく〜ん… さっすらいく〜ん… …
それはそうと、 喪黒氏もごくたまに人を幸せにしていたわね。
私の技もたまに幸せにする事があるわ。
たまによ。たまに。…本意じゃないのよ。
報酬とは無縁の身だけど、その代わり本人達から笑顔がチラリと見えたりして。
ふふふ。まぁ、そういうの、悪くはないわね……。
>979
あ、あら。
まじまじ見られると少し恥ずかしいわね。
そうよ。これは大正時代くらいに入ってきた輸入品。
ビロード地に細かい手編みのレースが特徴なの。
こういうものを大事にとっていた乙女は今頃何をしているのかしらね。
…私はあの時と変わらない身だけど…。
あ。
もしかして、あなたもこういう物が好きなのかしら?
ふふふ… いいでしょ?
ちょっと色褪せてるけど、そこも風情があって。
この箱の中に、端布などと一緒にしているのだけど、
何か気に入ったリボンがあったら、持っていって。
遠慮はしなくていいのよ。
お店では普段扱ってないしね…、こうやって、ただ溜まっていくだけだし。
ただ綺麗な物が溜まっていく、って、でも何となく好きなの。
たとえ骨董価値がそれ程なくてもいい。
持ち主の想いは、きっと色褪せてはいない筈よ。
>980
そうね。もうその頃合いね。
私の役目もそろそろ終わりかしら。
教えてもらって、どうも有難う。
あなたの手を貸してもらって…、よっ、と。
こうしていると期限の切れたシンデレラみたいよね。
…けして、期限の切れたヒロイン、ではなくってよ。
ほんの少しだけど、ここの空気を満喫できた。
本当に心からお礼を言うわ。
……有難う。あなたたちのお陰で、役目も終えることができた。
私は普段自分の事を語らなかったから、
こんな思いをしたのは初めてだったの。
でも、思い切って踏み出して良かったわ。
こんなに親切なお優しい紳士淑女とまみえることが出来て…
後で執事やメルトにも詳しく話す事にするわ。
問いかけられたこと、そして答えたこと…。
ふふふ。イケてたわ。
>981
ん。……フフ、そうね。
この私の姿をそっくりそのまま、生き写しのように捉えてくれたら。
言うことはないわね。…そんなような人がいればいいのだけど。
まずもって無理としても。
その願いは私もあるわ。
女子高生という役どころではあるけれど、
思い切って二十代半くらいの女性もいいかもね。
肌は十代の若々しさで、なおかつ落ち着きを持った女性…
そんな女性がいたら、いいわね。
もしかしたら、スクリーンのその『私』に想いを寄せる方もいるかしら。
そうしたら、本物の『私』は一生隠れ住んだ方が良いのかもね。
夢は夢であるべき。スクリーン上の想い人は、ただそれだけでいい。
今でも隠遁生活のようなものだもの。今更というものよね。
忘れずに家賃をお払いしていくわ。
ちょっとあなた。いいかしら。
今から私が言う事をそこに書き留めて頂戴。
ひとつ。
──旧い家や物をどう思うかしら?
ふたつ。
──物の怪、物に憑くモノを見たことがあって?
みっつ。
──妄執に駆られた人間を落ち着かせるにはどういう手段がいいかしら?
よっつ。
──あなたのいる場所は、どんな匂いがする?
いつつ。
──あなたが一番好きな、落ち着ける椅子は、どんな椅子かしら?
どうも有難う。
それでここにこうして…置いておけばよいのね。
今回は変則的にいきなり侵入ってきてしまって、ごめんなさいね。
会話を交わしていて、とても充足する時間を得たわ。堪能した。
……今の私にはこれぐらいしかいえないけど、想いが伝わるといいわ。
それでは…… ふふふ……。
お疲れ様みどろさん
マイナーな週刊少年チャンピオン、しかも連載終わってるキャラと話が出来て面白かった
別のとこでも頑張れよ
988 :
次スレ:2007/07/22(日) 23:11:32
ttp://2ch.pop.tc/log/05/09/11/0041/1084104296.html ***迎賓館・リナたちの客室***
タイラーとの会見を終えたリナたちが部屋へ帰ってきた。
リナ「ただいま!」
ガウリィ「あっ、リナ!」
ゼルガディス「…で、どうだった?」
リナ「引き受けてきたわ。今ここで帰ったら、郷里のねえちゃんに
何されるかわかんないもんね(笑)」
アメリア「それにしても、前に地球に来た時もそうでしたけど、
相変わらず声がよく似ている方って多いですよね。
あたしたちを地球まで運んでくださったキャナルさんも
リナさんに声がそっくりでしたし…」
キャナル「あら、そうかしら」
リナ「……!! なに、あんたたち居たの!?」
リナたちの泊まっていた部屋には、なぜかケイン、キャナル、ミリィの姿も…
ttp://2ch.pop.tc/log/06/12/01/0848/1140972269.html ミリィ「なによ、ご挨拶ね」
リナ「…ねえ、ちょっとあんた」
ミリィ「な、なによ…」
リナ「ミリィさんだっけ? ひょっとしてあなた、
魔神ゾアメ○グスターとか崇拝してない?」
ミリィ「なんなのよ、その魔神ゾ○メルグスターって!?」
キャナル「私たちもゼルガディスさんとアメリアさんに声が似ている
元星間警察の警察官を知ってるわよ」
ゼルガディス「俺とアメリアにか?」
ケイン「レイルとニーナの奴、星間警察を退職して今頃どこでなにやってんだろうな。
そういえば、俺によく似た声のガンダムのパイロットもいたよな…」
キャナル「キラ君なら、今富士山麓で特訓中のはずよ。
デストラクションガンダムを倒すためにね」
ケイン「あのサソリ型のガンダムか…!」
リナ「……あたしたちがスィーフィードの世界に帰ってる間に、
また厄介な連中が動き出してたみたいね…」
新たなる敵の暗躍を知り、少し思案するリナ。
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。