http://www.kabe.jp/~teo/anime/mewmew/tmturete.html ***東京・立花レーシングクラブ***
本郷「蝿の魔王の遺伝子!?」
光太郎「ベルゼウスは、確かにそう言ったんですね!?」
本郷と光太郎の言葉に対し、うなずく防人光と獅子堂たかし。
光「俺たちが駆けつけたときには、もう奴らは撤退した後でした。
負傷したロギアから、確かにベルゼウスはそう言っていたと…」
たかし「宇宙連合と銀河連邦の和平プロセスの妨害も併せて、一石二鳥を
狙ったんでしょう。ウルトラの国やバード星がグランショッカー対策に
追われている隙を狙って…やられました」
本郷「蝿の魔王の遺伝子か……」
光太郎「地球以外にも遺伝子があったとは……グランショッカーは何を……」
本郷「……乾君が戦ったというオルフェノクの王は、確か蝿の怪人だったはず」
光太郎「まさか、それを使ってオルフェノクの王を復活させるつもりでは!?
……信彦──シャドームーンを、三神官が天海地の石を使って甦らせたように……」
本郷「α基地とロンド・ベル隊にもこのことを知らせなければ……」
光太郎「もし俺の推測が当っているなら、これ以上の悲劇を繰り返しては
いけない! 乾君の気持ちは、俺にはよく分かる……」
本郷「グランショッカーに制圧されたプラントには、風見と城が潜り込んでいる
──オルフェノクの部隊から、何か手がかりがつかめるといいが」
光「俺たちもこれから、グランセイザーやバンキッドチームの
みんなと連絡を取ります」
http://www.kid-game.co.jp/kid/game/game_galkid/infinity/never_inf/chara.html ***グランショッカー本部***
レオを伴った村上社長を出迎えるサングラスの男──紳士タイタン。
握手する村上とタイタン。
村上「エーデル・クロイツ結成に続き、今回の謁見までお口添えいただいて、
本当に感謝していますよ、Mr.タイタン」
タイタン「いや、お役に立てて私も嬉しい。嫉妬深い他の邪将たちの横槍で、
至高邪神様にはあなたの策をお聞きいただく機会がありませんでしたからな」
村上「(小声で)このお礼はきっとさせていただきます。地球圏を制圧した
暁には、地底世界全域の支配をあなたに……」
タイタン「いや、その前にやることがある……憎んでも余りある仮面ライダー
どもへの復讐……そのためには、世紀王候補の地位も邪将の位も、私には
不要……」
村上「あなたはもう私たちの同志です……Mr.タイタン、いや、ブラックサタン
大首領の遺伝子を継ぐ者、サタンバグオルフェノク……!」
村上、そこでタイタンに付き従う1人の少女に気づく。
村上「ところで、彼女は……? 誰かに面影が……。!もしや……」
タイタン「フフフ、お気づきになられたか? そう、この娘は……」
やがて、謁見の間に続く巨大な扉がギイイイ……と開く。
タイタン「私たちはここでお待ちするとしましょう」
村上「では……」
http://www.kid-game.co.jp/kid/game/game_galkid/infinity/r11/chara.html ***同・謁見の間***
無限に広がる暗闇──天井も壁も感じられない、歩いている床さえも
本当に存在するのか定かでない空間が、そこにあった。
村上「……スマートブレインの長にして薔薇邪将、村上峡児……
偉大なる三柱の至高邪神様に申し上げたき儀があり……
オルフェノクの王・アークオルフェノクの名代として参上いたしました」
闇の中に浮かび上がる、ビルほどもある大きさの鏡──コアミラーが3つ。
それぞれに2つずつ、合計6つの不気味な光る目が出現する。
目の持ち主である、黒い巨人のシルエットは形を定めず、鏡の中でうねりを
見せている……!
大首領の声「本来ならば世紀王候補のみ、我らへの直の謁見を許すところで
あるが──」
バズーの声「貴官の功績と、百目タイタンの進言により──」
サタンゴース「汝が進言を許可する。何なりと申して見よ──!」