>>348-355 http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1108730045/l50 ***中央アジア・ゴビ砂漠***
灼熱の大地の上を、一匹のドーベルマンを連れた人物が歩いている。
男の身体には一切の肌の露出が無く、頭部も目深にフードを
被っているため窺うことは出来ない。
と……一台のヘリが飛来、砂地に着陸することは避け、1人の大男が
身軽な動きで地面に飛び降りる。後からもう1人の小男も縄梯子を
伝って着地。
秀麻呂「……探したぜ、剣流星」
フードの男「……その名で呼ばれるのは何年ぶりだろう……?」
男が連れているロボット犬──スプリンガーが、眼をパチクリさせて話し出す。
スプリンガー「あんたたちは一体……?」
赤石「もう1人の『剣』に頼まれ……貴様たちを迎えに来た」
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0501/25/1056731964.html 流星と呼ばれた男、ゆっくりとフードを下ろす。
銀と青と赤でカラーリングされた、無表情な鉄仮面──彼の素顔が
露わになる。かつてネロス帝国と戦い──人間体への変身能力と引き換えに
帝王ゴッドネロスを倒した超人機……メタルダー!!
秀麻呂「あんたの『父親』……古賀博士とウチの塾長は
太平…(赤石の顔を見て)もとい、大東亜戦争以来の友人だったそうでな」
メタルダー「塾長……男塾塾長・江田島平八氏のことか?」
秀麻呂「そうだ……これから俺達と一緒に日本まで来てくれねーか?
我が社の持てる技術の全部をつぎ込んで、あんたを剣流星の姿に戻してやる」
メタルダー「交換条件に……僕を兵器として利用するのか?」
赤石「……フン、機械のクセに言うことは一人前だな」
スプリンガー「何だとっ!」
秀麻呂「おいおい、まだ話は終わっちゃいないぜ。……帝王ゴッドネロスが
生きていると言ったらどうだい?」
メタルダー「……!!」
http://www.guiltygearx.com/ ***日本の某地方都市***
うらぶれた酒場のカウンターで、1人酒を飲んでいる
黒いカウボーイハットの男。
伊達「……邪魔するぞ」
カウボーイハットの男、隣に座った伊達臣人をチラリと見る。
伊達「私立探偵…早川健だな」
早川「……いかにも? そちらこそ、天下の伊達組長さんが
こんな場末に何のご用です?」
伊達「フフ、俺のことを知っているとは…さすがだな」
早川「無論、存じてますよ。覇極流の継承者にして槍の達人……」
伊達「だが、日本じゃ二番目……とでも言う気か?」
早川「……! フフフ、これは一本取られましたね。用件は何です?」
伊達「仕事の依頼に来た……ダッカーを壊滅させた腕を見込んで、な」
早川、ピュイと口笛を吹くと、帽子を目深に被りなおす。
早川「残念ながら、探偵は廃業しちまったもんでね。他を当ってください」
ツケなのか、勘定も払わずカウンターから離れようとする早川の背中に、
伊達の視線が突き刺さる。
伊達「ダッカーの背後に、地球教かグランショッカーがいたとしてもか?」
早川「……!!」
伊達「地球教、それにグランショッカーを滅ぼさぬ限り、お前の
復讐も終わるまい……早川、いや、快傑ズバット!」
http://www.yks.ne.jp/~dizzy/cg/Gallery/millia.htm ***房総半島・とある釣り場***
1人の男が、釣り糸を垂れている。
その背後に音も無く立つ飛燕。
飛燕「……釣れますか?」
声をかけられた男──木野薫、驚くそぶりも振り向く様子も無い。
木野「いや……坊主だ」
飛燕「そうですか……」
木野「……青年医師会理事長がモグリ医師に何の用だ?」
飛燕「別に手術の依頼ではありませんよ。今更あなたに、
医師免許をあげる気もない……ある意味では手術かも知れませんね。
それも大手術。この世に巣食うガン細胞を根こそぎ切除する……」
木野「……グランショッカー、地球教か。確かに面白い症例だな」
http://www.beniya-web.co.jp/dvd/img/piba-7033.jpg ***惑星ヘビーメルダー***
酒場のテーブルに向かい合って座る2人の男──宇宙海賊船
アルカディア号の艦長にして、マゾーン艦隊や機械化帝国との戦いでは
義勇軍的に活躍したキャプテン・ハーロックと
元男塾三號生筆頭にして国防省内・防衛庁長官…大豪院邪鬼!
NR@柴田秀勝「その日その夜、二人の男たちの間でいかなる言葉が
交わされたのか、知る者はいない…ある者は『二人はただ黙って
終始酒を酌み交わすだけだった』」と言い、またある者は
『最後には二人とも満身創痍の状態でヘビーメルダーを後にした』
と語っている。……いずれにせよ、この日の会見以降、アルカディア号が
明確にグランショッカーや地球教に戦いを挑んだのは間違いない…」
http://asia.bsi-global.com/Korea/images/ktx-2.jpg ***中国奥地***
うっすらと靄のかかっている深山の奥深く……
岩上にて座禅を組んでいる白髪の老人。
江田島「フフフ、探したぞ東方不敗」
王大人「マスターアジア……否、シュウジ・クロス!」
老人、ゆっくりと閉じていた眼を開く。
東方不敗「……江田島平八、そして王大人……!!」
江田島「フフフ……ワシが男塾塾長・江田島平八であるぅぅ!!」
東方不敗「……。
流派・東方不敗は! 王者の風よぉぉ!!」
(その瞬間、滝は逆流し、空はにわかに掻き曇って稲妻が走り、
大地は激しく揺れた……!!)