http://www.matsuyafoods.co.jp/index02.html ジョーカーがそう言うと、村上は「そう来るだろうと思っていた」とばかりに
こう切り出した。
村上「いい質問です、Mr.カーペンター。いかにコンピューターと合体している
とはいえ、所詮偉人の肉体でもないあなたにはジェントルメンの英知と力は
到底御しきれるものではない。おそらくあなたの肉体は限界に近づいている」
ジョーカー「………」
村上「あなたに残された時間は少ない。あなたにはもう
ゆっくり選択している時間すらないのです」
ジョーカー「わかりました。私の負けのようですね。
この際スマートブレインに賭けさせて頂きましょう」
村上はジョーカーと握手を交わした後、
部屋から出て行ったが……
ウェンディ「よろしいんですかジョーカーさん。
あの男が信用できるとは思えませんが……」
ジョーカー「信用できないのは仮にティターンズでも同じですよ。
私にはあの男――村上が何を考えているのか大体見当がつきます。
(小声で)たとえ器がオルフェノクの肉体だったとしても、
Mr.ジェントルメンの英知さえ再び目覚めることが出来れば……」
http://www.zensho.com/ ***同本社ビル・地下シェルター・廊下***
スマートレディ「いいんですかー? ジェントルメン復活に力を貸すだなんて
勝手に約束なんかしちゃって」
村上「フフフ……ジェントルメンの器として用意する肉体と言ったのは、
オルフェノクの王のことです。蠅の魔王の遺伝子に関わること以外の
データもこの際ですから王のために注入させてもらいましょう。
王さえ復活してしまえば、大英図書館の連中も用済みです。
どちらにしろ彼らが崇拝してやまないジェントルメンの英知とやらが
一部でも新しい世界秩序に反映されるのですから、きっと彼らも本望でしょう」
スマートレディ「ところで社長さん、報告いたしますわ♪
木星軍によって落とされた奇妙な隕石が、東京とニューヨークに
近づいてるらしいですぅ〜!」
村上「ミケーネのガルマ将軍から聞いた話では、その隕石はおそらく
カモフラージュされた対人感応殺傷兵器、バグ。いかにもあのシロッコなら
やりそうなことですね」
廊下を歩きながら、村上はスマートレディに指示を出す。
村上「我々はこれより、スマートブレインの東京本社を放棄します!」
スマートレディ「――!! うふふふ…では社長さん、いよいよ
勝負に出られるのね?」
村上「ええ。貴女は直ちにグランショッカーを支配される
三柱の至高邪神への拝謁のお許しを取ってきてください」
スマートレディ「ハァ〜イ! わかりましたっ。
これから忙しくなりそうだわ。るんるん…♪」