よう。俺はギンコ。旅の蟲師をやってる。
一つ所に留まると、そこをじきに蟲の巣窟にしてしまう体質でね。
ここにずっと居るわけにはいかないが、何かあればここに文をくれ。
できるだけ早く、様子を見に行くつもりだ。
さて、次は何処に向かうかな。
2 :
以上、自作自演でした。:04/10/23 00:44:02
2
asdfvbvcderfghjikl;,mnnnnnnnnnnnnnjkoppppppppppppplokjhgfdsqwerrrrrrrrrrrrrrrrrresdfrtyujhbvvvdswwwwwedxxdftyhhhhgfcdxz
ギンコさん、春夏秋冬、どの季節が好きですか?
フッ流浪の俺にも…
ようやく故郷が出来たか…
今日は……
いい一日だった…
今もっとも心惹かれる土地はどこですか?
銀子? 女みたいな名前だな
星の綺麗な夜だ。
たまには野宿ってのも悪くない……ちと寒いけどな。
>2
あんたが最初の差出人だな。
何か蟲について困ったことでもあれば相談に乗るぞ?
俺はそれを生業にして飯を食ってるんでね。
身の回りで解せない不思議な事が起こったら、また文を寄越すといい。
>3
よ、読めねえ……。
この虚繭もそろそろ寿命かね。
何か用件があったんなら、改めて送ってもらえると有り難い。
緊急を要するような事態になってなきゃいいんだが……。
>4
それぞれの季節にはそれぞれの顔がある。
取り立ててどれを押すってもんでもないが……そうだな。
食い物の美味い季節なんかはいいんじゃないか?
秋は実りの季節だしな。
光脈筋近くで生活してる奴は、精気に中てられないように気をつけろよ。
>5
何があったか知らんが、そりゃ何よりだ。
性分に合ってるから苦痛じゃないが、
ずっと浮き草をやってると、ちょっとばかり羨ましい気もする。
折角出来た「故郷」だ。大事にしろよ。
>6
旅の途中で噂に聞いた土地だの、珍しい蟲が棲むと言われる土地だの、
行ってみたいと思ってる場所ならいくつかあるんだが。
俺みたいな生活をしてると、過度の執着ってのは身を滅ぼしかねんからな。
まあ、これからも思いがけない土地との出会いに期待する事にするさ。
>7
銀子じゃなくて「ギンコ」だっての。
勝手に漢字に直さないでくれ。
といっても、俺は十の頃より古い記憶がないからな……。
これが本名なのかどうかもわからん。
だが少なくとも、女につけるような意味で「ギンコ」な訳じゃないと思うがね。
今まで見た蟲で印象深かったのは?
蟲ねー
どんなんだか想像もつかんな
ゴキブリ以外なら大抵平気だが
12 :
飛鳥了:04/10/23 11:35:41
ハッピーバースデー、新スレ。
蟲のいる世界といない世界、選べるとしたらどちらに住みたいですか?
14 :
ギンコ:04/10/23 16:13:39
集落が見えてきたな。
そろそろ今日の宿を探すとするか。
>10
ヌシを喰ってヌシに代わる蟲に「クチナワ」ってのが居るんだが、
山を巻くほどの壮大な存在感は圧巻だった。
だがまあ、そん時俺はかなり苦々しい気分だったんで、
素直に見惚れてはいられなかったがね。
>11
>ゴキブリ以外なら大抵平気だが
それは所謂昆虫類のことだろ?
俺たちが接する「蟲」はそれらとは一線を介すものだ。
「彼ら」はもっと、生命の源生体そのものに近い存在。
そのものに近いだけあって、それらの形や存在が曖昧で、視える性質とそうでない者に分かれてくる。
長く蟲師をやってる俺でさえ、想像もつかないような蟲に出会うこともある。
生態系の常識じゃあ、考えられないような存在も多いからな。
15 :
ギンコ:04/10/23 16:14:25
>12
ん?誕生日か?
ああ、この新しい虚繭のお祝いか。
祝うって程の事でもないが、わざわざ文を送ってくれたのは有り難い。
悪いな。
>13
蟲の居ない世界か……あまり考えられんなあ。
世界は最初から「こう」あって、そこに俺たちが生まれたんだ。
中には妖質を持たず、蟲が見えない人間もいるが、
だからと言ってその世界が別世界だとは思わないしな。
蟲師って言っても、別に蟲を退治して回ってる訳じゃないんだ。
「こう」ある世界で蟲と上手く共存するための千恵や方法を模索するのが蟲師だと、俺は思ってるよ。
いつも同じ服ですが、あれ、何着くらい持っているんですか?
煙草は一日何本くらい吸いますか?
蟲師スレ見たかったんだ…おめでとうございます。
で、えっと
淡幽お嬢さんの宿命をどう思いますか?
19 :
ギンコ:04/10/25 09:40:19
最近雨が多いようだが。
あれ以来、雨上がりに虹蛇には遭遇わんな。
>16
まあ、確かに服はそう多く持ち歩いてないし、コートはこれ一着だけどな。
中に着るもんなんかは、これでも数着持ってんだぞ?
あと、防寒具は一通り持ってる。命に関わるからな。
そりゃ、センスについてどうこう言われたら反論できんがなあ……。
>17
人っ子一人通らないような道を、延々歩いてる時なんかは本数も増えてるかもしれん。
それでも多いって程じゃあないと思うが……平均一日4、5本くらいかね。
俺が吸ってるのはただの葉巻じゃない。
火をつけて燃やした時に出る煙に、蟲を散らす効果のある草を巻いたもんで、
豊かな山を歩く時なんかにゃ必需品だ。
俺が通ると、ダマになるほど蟲を引き寄せちまうことがあるもんでね。
20 :
ギンコ:04/10/25 09:42:50
>18
そういえば、しばらく狩房家には顔を出してなかったな。
「それが私のつとめなのだから」と、あいつは静かな表情で言ってたよ。
おたまさんの支えもあるんだろうが、あの蟲封じは決して楽なもんじゃない。
自分の責ではない宿命を、時には呪った事もあっただろうにな。
人の宿命について、俺はどうこう言うつもりはない。
ただ、いつかあいつが「つとめ」を終えて自由になる時が来たら。
その時俺がまだ生き伸びていたら。
約束は……果たすつもりだよ。
またそのうち、土産話でも持って訪れる事にしようかね。
21 :
以上、自作自演でした。:04/10/25 09:58:23
五巻って買い?
22 :
ギンコ:04/10/26 00:14:26
>21
あん?五巻って、何の五巻のことだ?
なんか続き物を買うのを迷ってるのか?
もし折角四巻まで読んだんなら、買ってみるのも悪くないと思うぞ。
そういえば、とある蟲師の貴重な調書を巻の四までは読んだんだけどな。
全部で巻の五まであるらしいんだが、その最後の一冊にはいまだにお目に掛かれずにいる。
もし何か知ってたら、またここに文を送ってくれると有り難い。
蟲って触るとどんな感じがしますか?
今度淡幽さんに会った時、真っ先に語ってあげたい話は、どういったものでしょうか?
25 :
ギンコ:04/10/27 23:12:34
この辺りは冷えるなぁ。
こういう時は、ついつい鍋物が恋しくなっちまうわ。
>23
一言に蟲っつっても、在り方は千差万別だからな。
誰から見ても石にしか見えない姿で眠っている事もあれば、
ナガレモノのように「現象」として存在し、人に憑く蟲も居る。
中には触れることの叶わん蟲も居るが、それらを含めてどう感じるかと言うなら……。
そうだな、「生命」そのものに触れた感触とでも言おうかね。
時に、酷く懐かしいような気がするよ。
>24
んー……。
これは後から知ったんだが、淡幽の蟲封じに使える話は、蟲を屠る話に限られるらしい。
だが、あいつはそうでない話のほうが喜んで聞いてるみたいだな。
悪意の有る無いは別にしても、蟲との関わり合いってのは奇麗事で済まされないことも多い。
こちらに危害が有るとわかった時点で、手を汚さねばならん時もある。
だからあいつにも、世を偽るような「めでたしめでたし」で終わる話ばかりをしてるわけじゃないんだが。
でもやはり、どうせ話すなら喜んで聞ける話をしてやりたいとは思う。
目下の第一候補はまっくろくろすけの話だな。
では鳥ナベドゾー
ギンコさんに質問ですが四季の中ではどの季節が一番好きですか?
27 :
ギンコ:04/10/28 19:13:57
こう朝晩冷えると、どこからともなく陰火が顔を出しそうだ。
不自然な火種には注意しないとな。
>26
ああ、ご馳走さん。わざわざ悪いな。
いつだか化野のところで食った海鮮鍋も美味かったが、こいつもなかなか。
その質問、なんだか少し前にもされた気がするが。
こうしていろんな処を廻ってると、連なる山々も季節によってそれぞれの色を見せる。
どの季節が好きかと問われれば、
俺はあえて季節の変化……移り変わる様子と答えるかもしれん。
個人的に日照りが続くときついだとか、
食べ物の豊富な時期は気が楽だとか、そういうのはあるがね。
化野先生に高値で買い取ってもらえた品を教えて下さい。
外国に行ってみたいと思いますか?
30 :
ギンコ:04/10/30 01:25:11
少し雲行きが怪しいな。こりゃ一雨来るかね。
>28
以前……もう随分前だが、
神の筆を持つ少年の描いた緑の盃を手に入れた事がある。
かの人物は有名な割に蟲師嫌いで通ってたんで、希少価値も高かったってわけだ。
化野の奴も、そういったものには金に糸目をつけんし。
そういや、例の産土の羽織も奴に買い取ってもらったんだが……。
絵自体の価値は高くても、流石に買値以上は付けられなかったなぁ。
>29
世界は広いからな。
明日越える海の先は、もしかしたら言葉も通じない、
今まで見たこともないような蟲の棲む世界かもしれん。
だが、それは隣の街や村へ行くにしても同じことなんだろう。
いまだこの目で見たことのない土地、蟲。
俺が旅を続けるのは、体質上やむを得ないからって理由でもあるが、
そういったものにお目にかかれるのは、やはりそれなりに楽しみでもある。
その外国ってのが未知の土地ならば、猫を殺さない程度には興味深いね。
£
/⌒/⌒'⌒丶
│││(,,゚Д゚)::│ <オカシ チョーダイ
││::(ノ ;;;;;;;:つ:|
゙:、..,,,ゝ__;;;;;;ノノ
∪∪
これまでにやった中で印象深い悪戯を教えて下さい。
自分の過去に興味はありますか?
暖かいところは好きですか?
34 :
ギンコ:04/11/11 02:23:25
すまない、しばらく返事が遅れちまったな。
ちょっとばかり、今の環境が良くないのかもしれん……早く何とかしたいが。
>31
あん?
そういえば、風の噂に聞いたことがあるが、
夜に子供がお菓子を求めて街を徘徊する祭りがあるらしいな。
……いや、噂を聞いた程度だから、合ってるかどうか知らんが。
悪戯……あまり記憶にないな。
特に蟲に関しては、悪戯や冗談のように扱うわけにはいかんし。
記憶のない十の頃より前には、したこともあったんだろうかね。
>32
まあ、自分の過去だからな……今更興味がないと言えば嘘になるか。
だが、仮にそれを知ったとして、
体質が変わるわけでもなければ、今の生き方を変えられるわけでもない。
無駄にはならんと思うが、俺は俺のままだろう。
時々、夢を見る事がある。
暗闇の中、白く掠れていく誰かの手を必死に掴もうとする夢だ。
あれは……誰なんだろうなぁ。
>33
ああ、好ましいな。
暑くもなく寒くもなく……多くの生き物たちが解放され、花を咲かせる。
人も蟲もな。自然、精気も満ちる。
凍える心配も、水が枯れる心配もない。
優しい太陽は気持ちを楽にしてくれることもある。
勿論、気温や天気の生存圏はそれぞれ異なるだろうがね。
銀蟲だよね?
36 :
ギンコ:04/11/12 00:46:14
雨か……屋根を叩く音が良く聞こえる。
>35
だから、俺はギンコだ。
勝手に直すなって……いや、これは……。
何故だろうな、知っている気がする……銀蠱……。
なああんた、もしかして俺の名前の由来を知ってんのか?
もしそうなら……。
好きな植物ってありますか?
淡幽さんやすずさん、これまで出会った女性たちに
花を贈るとしたら、それぞれどんな花を選びますか?
これまでに届いた文の中で、一番嬉しかったものは、何ですか?
眠れない夜は、どうやって時間を過ごしますか?
環境が悪いって、繭の調子が良くないのかな?
42 :
ギンコ:04/11/21 02:01:21
またしばらくぶりになっちまったな。
本格的に冷え込んできやがった。
>37
取り立てて好きな植物は思い当たらんな。
陰火の幼生やヒルガオに寄生していたり、植物に蟲が紛れている事は少なくない。
蟲師の俺でも気づきづらいものだけに、先入観を持ちすぎるのは危険だからな。
花は美しく咲きほこるが、美しさに見惚れることはあっても、
その美しさの意味を忘れれば、命取りになりかねん。
>38
花を贈るってのも、俺の性質じゃないと思うが。
…………。
………。
……。
駄目だ、思いつかん。勘弁してくれ……。
>39
便りがないのは良い証拠、と言ってな。
俺のところに届く文は、大体が蟲絡みの召喚状か、緊急事態の報せだ。
それでも時々、快復の報せや、わざわざ礼をしたためた文を送ってくれる場合もある。
そういうのはまあ、気持ちとしては有り難いね。
43 :
ギンコ:04/11/21 02:02:44
>40
秋の夜長か……もう冬になるが。
眠れない時は、二つ目の瞼を閉じる。
すると、本当の闇が訪れ、やがて光の粒の流れが視えるようになる。
その粒は全部蟲なんだが、まるで光の河が流れてるように視える。
極稀に、二つ目の瞼の閉じ方を知っている、他の人間に出会うこともある。
何も知らずに光に触れるのは危険だからな。
時に話しかけたりすることもある。
闇と光の中で、睡魔が訪れるのを待つってところかね。
>41
そんなところだ。
そろそろどうにかしなけりゃならんが、綺のところに着くのはもう少し先になる。
しばらく返事が遅れる事もあるだろうが、騙し騙しできるだけ返せるようにしたいと思っているよ。
何だかんだと、女性に慕われることが多いですね。
ギンコさん自身では、その要因は何だと思いますか?
夜更かしすることは多いですか?
夜のしんとした静謐は好きですか?
身の回りの物音で好きなものはありますか?
雨音とか葉ずれの音とか鳥のさえずりとか虫の音とか、そういうもので。
蟲が、まったくリスクなしに、人の生活に役立っている例はありますか?
48 :
ギンコ:04/11/27 01:03:49
今夜は風が強いな……。
たまたま通りがかった山小屋で一泊してるんだが、倒壊しないだろうな、おい。
>44
あ?
俺は特別女性に慕われるでもないと思うぞ。
故にその要因を訊かれても、答えようがないわけだが……。
あんたこそ、なんでそう思ったんだ?
>45
旅の身の上だ。
なるべく規則正しい生活を心がけてはいるが、
落ち着ける場所で興味深い調書なんかが手に入ったときは、ついつい夜更かしをする事もある。
だが、蝋燭の灯りで読書ってのもあんまり効率の良いもんじゃない……わかっちゃいるんだが。
夜の静謐は時に快く、時に恐怖をもたらす。
極稀に、闇に懐かしさを憶えるのは……何故なんだろうな。
49 :
ギンコ:04/11/27 01:42:53
>46
取り立てて嫌いな音もないが、好きな音ってのも思い当たらんなあ……。
まあ、木の下で聞く雨が葉を叩く音や、秋の虫の声なんかを綺麗だと思うことはあるが。
今夜は風の音が響くな。
葉が風で擦れる音なんかも時には安らぐもんだが、今ほど強く吹くと自然の驚異を感じる。
無事に朝を迎えられるといいんだがね。
ああ、そういえば……鉄を鉄で引っ掻く音は嫌いかもしれん。俺は。
>47
基本的に持ちつ持たれつって関係が多いのは確かだが、そういう例も存在するぞ。
産土とかな。
生きる営みの中で、人に被害をもたらさない蟲の中には、恩恵を与えるものもいるだろう。
ただ、それは人にリスクがないってだけで、人以外の……例えば、動物だの虫だのはその限りじゃないかもしれん。
現象として存在するナガレモノとても、何も犠牲にせずに在る事は難しいからな。
利害の衝突はあっても、人間も蟲もただあるがまま生きてるだけだ。
逃れられるモノからは、知恵のある俺たちが逃れれば良い……って、これ誰の言葉だったっけか。
さて、そろそろ寝るか。
またな。
羽織の裏を見続けて、だまされたかも……
と思った化野先生が、事情を追及してきたら、
どうやって話をかわす心積もりでいますか?
近頃ほのぼのマターリできたことがあったら、教えて下さい。
さまざまな種類の木々の葉が散る季節です。
落ち葉で遊ぶとしたら、どんなことをしますか?
野宿も多いみたいですが、夜、山中に一人でいるのは怖くない?
某国のコック兼海賊に似ているといわれたことはある?
55 :
ギンコ:04/11/30 02:00:36
よう。
山の向こうに雪がちらついてるのが見えた。
防寒具を見直さねえと。
>50
ま、まあ、あの件はな……。
十年に一度の極稀な現象だ、見逃す事もあるだろう、とか……。
あの羽織は、絵だけでも相当の値打ちものだしな。
……いや、わかってるぞ。そういう問題じゃないって事は。
>51
最近立ち寄ったある村に、温泉が湧いていてね。
やはり名物なのか、でかい温泉宿なんかもあって、久々に広い浴槽でゆっくりさせてもらった。
冷える時期だったってのもあって、かなり気持ち良かったな。
まったりし過ぎてのぼせる寸前だったが。
56 :
ギンコ:04/11/30 02:25:45
>52
そうさなあ。
遊びと言えるかわからんが、落ち葉を燃やして焼いた芋は美味い。
火種として使う場合、空気が乾燥してるこの時期は引火に注意せんとな。
落ち葉で遊ぶのはともかく、火遊びは洒落にならんし。
あと、乾いた落ち葉は敷き詰めると暖かいんで、野宿の時に暖の足しにすることもある。
他の小さな生き物も、厚く積もった落ち葉の下で、冬を越してるんだろうな。
>53
まず、山に入る前は、なるべく近隣の集落で情報を集めるようにしている。
基本的に危険な道は避けるってのが賢いやり方だしな。
だが、やむを得ず危険そうな夜の山で野宿する時は、火を消した後に生き物が嫌う香を炊く。
確実とは言えないが、しないよりマシだろ?
どっちにしろ、安眠はできんがね。
>54
いや、言われた事はないが……そのコック、そんなに俺と似てるのか?
まあ、世の中には同じ顔の人間が3人は居ると言われるしな。
俺と空似の人間が居ても、そんなに可笑しくはないだろ。
それと関係あるかはわからんが、一時期髭を伸ばしてた頃、やたらと人の視線を集めちまってな。
結局それで剃ったんだが、あれはなんだったのか……。
このマフラー、穴開いてんな。
次の町で買い直すか……。
自炊することもあるみたいですね。
料理するのは好きですか?
マフラー、自分で繕ったりはしないの?
寒いので風邪を引かないように甘酒どうぞ。旦
ところで普段はどうやって暖をとっていますか?
60 :
ギンコ:04/12/02 10:41:51
良い天気だ……。
雲はすっかり、冬の雲だな。
>57
男の一人暮らしと同様に、こういう生活してれば最低限は身に付くからな。
と言っても、道中は日持ちの関係で保存食が中心になっちまうから、
自炊といっても乾燥食料を煮出したりだの、火で炙ったりだのって程度か。
料理は嫌いじゃないが……町や村に居る時くらいは、暖かくて美味いものを食いたいからなあ。
俺がやるのは、男料理の域を出ないもんだし。
まあ、この寒い時期になると、集落自体が食糧不足に悩んでる処も少なくないがね……・。
>58
……するぞ。
決して常に資金が潤沢とは言えんしな。
道具さえあれば、それで繕って済ますことも往々にしてある。
だが、前にも言ったように、防寒ってのは直接命に関わるんだ。
時にケチってもいられない事もあるってわけだ。
61 :
ギンコ:04/12/02 10:57:08
>59
お、悪いな。
俺も元来身体が丈夫なのか、風邪をひくって事もあまりないんだが、有り難く頂いておく。
ふう。甘酒なんて何年ぶりだろうな。
暖を取るには着込むか火を起こすか、前にちょっと言ったように、落ち葉を敷き詰めてやるか。
移動しながらの話なら、やはり防寒具を着込むしかない。
……そういえば、前に懐炉という熱を発する袋を町で買ったことがあるんだが、あれは携帯できて便利だな。
しかし、音の途絶えた冬の山ってのは寂しいもんだ。
冬は身体だけじゃなく……心も弱っていかんね。
さて、今日中にこの山を越えちまわないと。
なるべく野宿は避けたいところだ。
山を越えてその先にある、今回の旅の目的地はどこ?
狩房家の淡幽だ。
…どうしているのか気懸かりでな。久し振りに文を寄越してみた。
そろそろ空気も冷え込む季節になってきただろう?
宿代わりにでも構わん。暫く振りに顔を見せに来たらどうだ。
また、蟲の話を聞かせてくれ。
どの山にもそれぞれの主はいるのでしょうか?
旅の生活でよかったことがあったら、教えて下さい。
66 :
ギンコ:04/12/05 01:50:35
雨、か。
雲行きが怪しかったんで、無理に出発しなくて正解だな。
>62
当面は綺の処に向かってる。
繭の調子が今ひとつなんでね。
文の返事も、もう少しマメに返したいところなんだが。
とりあえず、山を越えた先に小さな村が在ってね。
今現在は、そこに居たりする。
>63 淡幽
よお。久しぶりだな。
お前こそ達者にしているか?
>どうしているのか気懸かりでな
ま、この通り生きてはいる。今のところはな。
>また、蟲の話を聞かせてくれ。
ああ、そのうち何か土産でも見繕って邪魔させてもらう。宿代わりと言わずに。
お前の綴る狩房文庫、続きを楽しみにしてるよ。
寒さが深まると痣の痛みも増すかもしれんが、無理せずにな。
そういえば、おたまさんも元気か?
よろしく伝えてくれ。
67 :
ギンコ:04/12/05 02:27:55
>64
必ずしも居るってわけじゃないな。
命の川の流れる処……精気の満ちる山。
所謂光脈筋には、それを統制するヌシが居るがね。
このヌシに何かがあると、それが狂って山にいろいろ異変が起こったりする。
体に草の生えてる大物が居たら、ヌシだと思って間違いないな。
蟲師の間にはムグラ乗りの応用で、
人がヌシとなる術も伝わっているが、やはり人がヌシをやるのはつらいと聞く。
以前出会ったある蟲師も……その土地の安定の為に、自らクチナワに取って代わられちまったしな。
>65
旅の身ってのは苦労もそれなりだが、身軽なのは悪くない。
蟲師も常に最新の情報更新が必要なんだが、情報は実際目で見て確かめるのが一番だ。
行き先で出会った人から、貴重な話や珍しい蟲の情報が手に入ることもあるしな。
そういう意味では、退屈はしない。
もっと単純な話なら、例えばあの村の飯が美味かったとか、花が綺麗だったとか。
まあ、小さな幸せなんざ、案外あちこちに転がってるもんだからな。
さて、今夜はゆっくり休んでおくか。
明日は晴れるかね。
早朝、雨音で目覚めて、ちょっぴりアンニュイになることはありませんか?
光酒っておいしそうですね。
少しだけ舐めてみたいかも。
蟲を寄せる体質を恨んだ事はありますか?
71 :
ギンコ:04/12/06 07:55:47
山にかかる霧が綺麗な金色だ。
さて、今日も出発するかね。
>68
あ、あんにゅい?
それってどういう気分の事を言ってるんだ?
まあ、窓辺で雨が降りしきる外の景色をなんとなく眺めたりだとか、そんな感じの気分でいいのかね。
早朝にって事はあんまりないが、昼下がりなんかには時々あるな。
嫌な気分ではないが、さりとて良い気分でもなく、といったところか。
>69
光酒ってのは命の水だ。この世にそれより美味いものはない。
酒と表現されるが、普段は闇の底で巨大な光脈を作り流れている、個を失った生き物の群とも言える。
余程特殊な例でない限り、光酒は自然環境に溶け出して影響してるもんで、
そのものに触れるってのはなかなか難しいんだが。
それにな……強すぎる精気は人を惑わし、草木を腐らせる。
中てられんようにせんとな。
72 :
ギンコ:04/12/06 08:27:54
>70
あぶれてあぶれての生活をしていたガキの頃はちらほら、な。
その頃はまだ、旅をするにしても一人じゃ生きていけなかったんだよ。
今こうして旅の蟲師をやってる事自体に不満や後悔はない。
前も言ったように、性にはあってるしな。
時に村の子供たちを見て……俺にもこんな故郷があったんだろうかと、考える事は無きにしも非ずだが。
俺は俺だ。恨んじゃいないさ。
73 :
以上、自作自演でした。:04/12/06 22:15:03
今日のお昼ご飯は何だった?
ばーか
蟲師以外の仕事を生業にしようと思ったことはありますか?
化野先生の家で見掛けたガラクタ……雑貨の内で、
気に入っている、あるいは気になっている物はありますか?
そういえば、雲に色がついて見えるのは
どうしてなのでしょう? 蟲の影響?
最近、イザサたちとは会った?
79 :
ギンコ:04/12/10 00:58:36
今夜は冷えるな……酒が美味い。
>73
この日の昼は……なに食ったっけな。
んー、すまん。返事が遅くなったせいで忘れちまった。
代わりと言ってはなんだが、今日の昼飯で勘弁してくれ。
昨日宿を取った村は、ある野草の漬物が特産らしくてな。
宿で美味いと言ったら、女将さんが握り飯を拵えてくれたんで、
昼飯は有り難くそれを頂いた。
今まで食べた事のない味だったんだが、漬け方は教えてくれなかった。
企業秘密なんだそうだ。
>74
簡潔でわかりやすいが……ご挨拶ではあるなあ。
まあ、わざわざ文を送ってくれた事は感謝しておく。
蟲について何か相談事でもできたら、また此処に文を寄越すと良い。
媚薬みたいな効果の蟲っている?
自分、九州は阿蘇に住んでるもので
ギンコさんの旅の様子に親近感を覚えたり覚えなかったり。
こちらに御用の際は崖沿いの道に気を付けて下さい。
どうにも力づくというか不器用な山の拓き方をしたせいで、他所より落石が多いのです。
82 :
ギンコ:04/12/10 04:19:53
>75
ない、かもしれん。
俺は蟲を寄せる体質で、蟲について学ぶ事は必然だったからな。
蟲師になりたくて勉強した、というのとは少し順序が異なる。
例えばだが、俺がある村に定住して畑を耕して生きていく、というのを想像する事は出来るが、
それが実現するってのは正直想像できん。
何度か言ったように、浮き草やってるのも悪くはないしな。
なんか、他に俺に向いてそうな職業とかありそうか?
>76
一般人から見れば、得体の知れないものの巣窟だろうからな、あそこは。
一応化野本人は、すずりの一件以来管理を徹底して、
買う時に情報の曖昧なものは仕入れないようにしているみたいだが。
まあ、俺も蔵のものを全部見たわけじゃないんだがね。
だが、あいつがわざわざ集めただけあって、中には蟲に関係した興味深いものも結構ありそうだ。
気になるといえば、奥の棚にあった藁人形……来る度に数が増えてる気がする。
83 :
ギンコ:04/12/10 05:02:06
>77
中には雲食みみたいな蟲も居るしな。
視覚的にそういう影響を与える蟲が居ないとは言い切れん。
勿論、ただの自然現象って事も有り得るが。
良ければもう少し詳しい事態を教えてくれ。
必要なら検証してみるぞ?
>78
直接会うっていうのは稀だが、文の遣り取りはしてる。
イザサと、というよりはワタリの連中とってことだが。
あいつも今は先代の後を継いで、長をやっているらしい。
確かもう、随分長い付き合いになるな……。
旅の蟲師ってのは皆バラバラに動いているからな。
情報の交易所とも言えるワタリの連中には、何かと世話になってるよ。
84 :
ギンコ:04/12/10 06:23:11
>80
あ、まあ……あまり生々しい話をするのはアレだが、居る事は居るぞ。
例えば、ある蟲が子孫を残すのに、媒体として人間の生殖行為を必要としていたとする。
その場合蟲が取り憑くことで、宿主にとって媚薬に近い効果を発揮する事もあるだろう。
昔から惚れ薬なんて言われてるものの正体が、
こういった蟲だったなんて話はまま聞くな。
って……あんたそれを聞いてどうするつもりなんだ?
>81
ほう。
九州の阿蘇か。憶えておこう。
親近感を覚えると言うからには、俺が今まで見てきた土地と重なる何かがあるんだろうかね。
是非一度、足を運んでみたいもんだ。
何か珍しい蟲は居たりするのか?
その土地に住んでいる者からの助言や情報は有り難い。
いずれ邪魔した時は、あんたの言う通りに気をつけるとしよう。
ギンコさんの銀婚式はいつですか?
良スレですね。
ところで頭のよくなる蟲はいませんか?
当方、勉強が嫌いでたまりませぬ。
お話を聞いていると、一口に「蟲師」といっても
積極的に蟲を絶やす方向で処置する向きや
もっぱら蟲の研究・調査にしかに携わらない方など
その在り方は様々なようですね。
それだけ蟲と人との関わり方も
千差万別だということなのでしょう。
単に蟲を活かす蟲師が正道で
蟲を殺す蟲師が邪道というわけでは無いのが深いッス。
88 :
ギンコ:04/12/11 01:51:13
静かな夜だ。
ここのところ、天気が良くて助かる。
>85
あ?……銀婚式って、俺はまだ未婚だぞ?
いつですかと訊かれてもなあ……。
今のところ結婚の予定すらない。旅暮らしだしな。
…………。
ところで、俺の名前がギンコなのとは関係ないんだよな?
……おい、答えろって。
>86
そうだな、脳を活性化させる蟲だとか、記憶力を上げる蟲なら居るが。
確かに一時的に効果は得られるだろうが、
憑いてる限りは諸刃の刃だって事を忘れるなよ。
あいつらはそうやって、生きる術を獲得しているだけなんだからな。
まあ、勉強が嫌いだってのは解らなくもない。
それでも無駄にはならんだろうから、
いつかはその中から自分の目指す事柄を見つけられるだろう。
蟲師の知識は、古来からの知恵の積み重ねで作られている。
そういう意味じゃ、俺も勉強は怠れんね。
89 :
ギンコ:04/12/11 02:26:33
>87
人間には知恵があるが、命あってのモノだというのはかわらない。
詰まるところ、全ては命のせめぎ合いなんだ。
生きていく為に、それぞれが持てるもので危険を排除したり、命を繋ごうとしている。
それはもう、「正義」とか「邪道」とかいう次元の問題ではなく、な。
俺は前も言ったように、
奇妙な隣人との関わり方を模索するのが、蟲師としての自分の在り方だと思っているが、
勿論そうでない蟲師もいるだろう。
それもまた、自然な事なのかもしれんな。
さて、そろそろ今日は休むか。
それじゃあまたな。
ウホッ…いい男…
蟲と妖怪ってどう違うんですか?
92 :
ギンコ:04/12/13 01:06:50
さっきから寒気がする……誰か居るのか?
>90
……ん?……男からかよ。
一体どういう意味なんだ……。
………………。
……………。
…………。
なんだか、見られているような悪寒がするんだが……気のせいか?
言っておくが、俺にそういう趣味はない……。
>91
どう違うかと訊かれれば、定義が違うということになるか。
俺は妖怪らしきものには出会ったことがないし、
妖怪の定義ってなんだと言われても困っちまうんだが。
中には蟲が引き起こした現象が、妖怪の仕業として伝わってきた地域なんかもあるだろう。
一概にまったくの別物とも言い難いのかもしれないな。
気にしすぎか。
こういう日は早く寝るに限る。じゃあな。
見たところ、貧しそうな土地も多いようではありますが、
いろいろな土地を訪ね歩いていると、各地で
おいしい食べ物、料理を見つけたりしませんか?
豪雪地に行くこともあるようですが、
雪遊びすることある? 雪だるまとか雪うさぎとかつくりません?
女の子を好きになった事ある?
蟲ピンってどういう仕組みなの?不思議ー。
なんとなく一種類じゃないかもしれないとは思ったんですが。
ギンコさんはどんな香りのシャンプーを使っているんですか?
98 :
ギンコ:04/12/19 00:34:20
すまん、本格的に繭が限界のようだ……。
なんとかなったら、返事はなるべく早くするつもりではいるんだが。
悪いが、もう少し待ってくれ。
綺のところまで……あと少しのはずなんだが。
ウロ穴の話は恐かったなあ。
底の知れない迷宮じみた威圧感もさることながら、
そのウロ穴に鎖を通して抜け道として
利用している人間が存在しているとか。
その無謀さ、勇敢さ、綱渡り具合を考えると、なんかお腹が痛くなります。
プルトニウムをバケツでかき混ぜる、みたいな無茶職人っぷりが。
百足の虫は死してたおれず
異国では、大工の息子が生まれた日、つまり今日が祭日。
冬の祭りというのも何かしら厳かな雰囲気がして好きです。
ギンコさんはお祭りは好きですか?
もうすぐ大晦日です。
どこか立ち寄った村で、年越し蕎麦を分けてもらったりする?
むしろ餅かな?
明けましておめでとうございます。
まずは新年の抱負を教えて下さい。
只今このスレは最下層に位置してます。
村人「あんた、2週間も何処にいたんだい!? てっきり死んじまったかと…」
ギンコ「2週間……? 霧の中じゃあ半刻も経っていないと思ったてが…」
村人「思ったて?」
名前のせいでしょうか
女性と間違われることがありますね?
109 :
以上、自作自演でした。:05/01/05 05:57:05
風邪をひいて寒気がします。
湯タンポみたいにぽかぽか発熱する蟲はいませんか?
抱いて寝たいよぅ。あと冷たいのがいたら氷のu(ry
もしも、この世の中から蟲がいなくなったら、
どこか自分の望む土地に定住したいと思いますか?
111 :
以上、自作自演でした。:05/01/13 21:53:16
あげてみる
影魂に宿られても失いたくない記憶をひとつ教えて下さい。
ナウシカかなんかのスレだと思った
ギンコー?