1 :
富良田みらの ◆3hLFQ64aY2 :
初めまして♪今日からこちらのお宅でお世話したりされたりします、
家政婦の富良田みらのです。どうぞよろしくお願いします。
早速ですが、簡単に"みらのルール"です。
一、お部屋を荒らさないように!荒らした場合はスルーです。
一、基本的にsage推奨。
一、クリームぱんを踏んだら注意!(きっと何か出ます・・・汗)
今後増えるかもしれませんが、その時々で対応してね!
じゃ、早速"変身"よ!!
好きだ
出典は
家政婦と言えば中村玉緒に泉ピン子でしょう。
ぬるぽ
6 :
富良田みらの ◆3hLFQ64aY2 :04/09/18 22:17:51
早速、書き込んでもらえて嬉しいわ!
それでは早速、"返信≠謔チ!!
>>2 ありがとう!やっぱり素直な言葉が一番効くわね。
直人君もも少し素直にこーゆー言葉が出ればいいのにな。
これからもよろしくッ!!
>>3 しゅ、出典ですか?え、えぇ〜っとごめんなさい…
「出典」・・・しゅってん・・・・・・???(←辞書引いてる)
きぃぃぃ〜わからないわ!頭が悪くて悪かったわね〜。
これでも高校の時はまだマシな方だったのよ!!
あっ、ごめんなさい。ょょょくわかりません・・・。
>>4 初めまして!ふっふっふ、見てるわよ〜家政婦の仕事は日夜研究中よ!
抜かりはないわ!いずれピン子さんも玉緒さんも凌駕してみせるわ!!
>>5 「ぬるぽ」???(辞書に載ってるかしら・・・)
ごめんなさい!自分でsage推奨って言っててageちゃった…。
いやぁ〜ドンマイドンマイ。その代わり今夜はみらのさん、腕によりをかけて
おいしいもの作るわ!!
オリキャラですか?
>>8 ガァァァァァーーン!!
そう、そうよね・・・誰も「週刊YJ」で連載してた
「マイホームみらのさん」なんて知らないわよね。
連載終了してから、大分経ちますしね・・・。オ、オリキャラ……。
ああ〜、なんか直人君が「自分で人気者だと思っててどうせ失敗すんだろ!!」
とか言ってるのが、いとも簡単に想像できてしまうわ。
ふっ、ちょっとそれムカつくわ(#
ヤンジャン?いつ頃やってたの?
ゴーゴルかヤホーで調べれば出てくる?
・・・さて、今日の仕事も終わりましたし、
早く帰って夕飯作らないとまた直人君がうるさいんで、
今日はこのあたりで、失礼します。。。
最後に"返信≠謔チ。
>>10 う゛っ・・・け、結構前です…。少なくとも「ガンツ」はやってませんでした。。。
ハイ…(←自信喪失)
前世紀の遺作か…
単行本とか出てるの?作者は?
俺教えて君だから
14 :
以上、自作自演でした。:04/09/19 17:36:33
みらのたんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
自信なくすことないよッ!!知ってるよ!!みらのたん萌ぇぇぇぇぇぇ!!!
イヤァァァァ!!遅くなっちゃった!!みんなごめん!!お待たせッ!!
書き込みありがとう!!早速"返信≠諠b♪
>>13 ぜ…前世紀…だったかしら連載は。。あは、あははははは…
(ゆ、雪弥ちゃん…いつだったっけ連載?)
で、でもその時はそれこそッ!!全盛期だったのよッ!!(どーん!)
・・・・・・ご、ごめんなさい・・・
>>14 え〜っ!!ほ、本当?う゛っ…ココへ来て4日・・・
やっと…やっと私を知っている方が…ありがとう!!私、がんばるね!!
16 :
以上、自作自演でした。:04/09/22 15:20:13
みらのさんみたいなかわいい家政婦が家にいたら
欲望を抑えきれない自信があるね!
17 :
富良田みらの ◆3hLFQ64aY2 :04/09/22 18:30:12
雪弥ちゃんの新連載が週刊YJで始まったよ!!
その記念にageちゃいます♪頑張れ、雪弥ちゃん!!
そして皆さんも新連載「いぬばか」をよろしくね♪
それじゃ、今日も元気に"返信"よ!!
>>16 きゃああッ!!ここにも私を知っている方が…ううっありがとう!!
私頑張るよ!!・・・って、ちょっと待ったったった!!
ンもう…!必ずいそうだわね、そう言って私を困らせる男の子って。
やっぱり男の子はみんなそうなのかなぁ〜。直人君も結構助平だったし…。
でも、それは女の子としては嬉しい意見だけど、あんまりハメはずしちゃだめよ!
仮性腐さぁん♪
連載終了から一体どれ程の月日が経過したのだろうか…
いま何歳?
20 :
以上、自作自演でした。:04/09/25 13:16:24
行きつけのお好み焼き屋にコミックス置いてあったなあ。
また読みなおしてみようっと。
21 :
以上、自作自演でした。:04/09/26 00:51:35
お弁当作ってー
ごめんごめん!連休中ちょっと旅行に出かけてました。
えっ?実家です実家。あの牧場ね!!
では行くわよ!"返信=
>>18 なんなのーッ!何なのその字はァー!!
いくらなんでも酷いわよ。罰として、『家政婦』の漢字書き取り
原稿用紙50枚よ!!これで明日の漢字テストも万事OK。
>>19 ホントよね〜。えっ?年齢?ちょっとレディにそういう話題はよくないと思うわ!!
ぷんすかぴ〜!!でも、一応当時は20歳でした。。。テヘッ♪
>>20 そうよ!何年経っても「マイホームみらの全15巻」はアナタの味方ッ!!
懐かしいなぁ〜。山本君とかナオミちゃんは元気かしら?
ねぇねぇ…あのさ、そのお好み焼き屋って……おいしい??じゅるり・・・
>>21 もっちろんよ!!まかせてね!!みらのスペシャル「ビタミン豊富弁当」を
作って見せるわ!!で、・・・どこに届けたらいいの?学校?
>17
えー・・・膝枕してもらいたいとか毎朝ごはん作ってもらいたいとかの
考えだったのにどうして一人でいやらしい方向にいっちゃうのさ!
坊やだからさ
お好み焼き?もちろんおいしいよ。今度食べに行く?
ご、ごめんにょ。パパから電話が入って……。
またミラノに戻って来いって言うのよーッ!!
なにそれー!!プンスカピー!!
と、いう訳で、今からパパとバトルしてくるから←国際電話で
ごめん!レスは明日ね!!みんな、ちゃ〜んと歯磨きするのよ!
もういい歳なんだしまともな日本語喋ってくださいよ
みらのさん、俺はあなたがYJに初登場した時からマジボレしてます。
どうかその立派な胸でパイズリしてくれませんか……?
あ、やり方は俺が教えますんで、どうかお願いします!
おかえりなさい♪昨日はごめんね!パパにはしっ・・・・・・・・・・・・っかりと
断りを入れておいたわ。じゃ、昨日の分も含めて気合入れるわよォ〜!!
おっと!これがなきゃ始まらない(制服)"返信≠!!
>>23(
>>16)
えっ?そういう意味だったの!?ヤダッあたしったら・・・ごめんなさい!
膝枕ね♪いいわよ!いい膝枕のポジショニングがあるのよ。昔、樫原さんという
サラリーマンの方の所で仕事したときにね、開発したのよ。
お弁当ももちろん引き受けるわ!おかずの希望はおありかしら?
>>24 坊や???それってどういう意味かしら?もしかして春ちゃんの事言ってるの?
>>25 ホントにィ〜!?うわぁイキたい!イキたいッ!!そして、味の秘密をゲット
させていただくわ!!場所教えてくださいね♪
>>27 そ、…そうね…そうよねェ。いい歳よね私も…ははは〜
♪お〜んな〜は〜25過ぎた〜ら〜散る〜う〜宿命ィィ〜〜
い〜つ〜ま〜でも〜わかぁ〜くは〜ないのよぉ〜
歌;ミラノフラダ
>>28 ありがとう!!連載終わってしばらく経つけどこれからも応援よろしくね♪
ところで、パイズリって何かしら??豊胸ばっかり見てちゃだめよ!!
女の真価は「愛嬌」よ!!ぷっ…ククク…うまい!!うまいわ!!久々のヒットよ!
お〜い、山田く〜ん!!(笑)
30 :
以上、自作自演でした。:04/09/29 15:57:00
膝枕か。ふt…じゃなくて健康そうな足だから気持ち良さそうですね!
31 :
以上、自作自演でした。:04/09/29 20:08:02
お好み焼きの味の秘密をゲット?広島風だから難しいよ!
まあみらのさんほどの腕前なら心配いらない・・・か?
32 :
以上、自作自演でした。:04/10/03 01:40:04
どこ行ったの?
33 :
以上、自作自演でした。:04/10/14 16:08:29
さあ、どこだろう
いないのか?
35 :
以上、自作自演でした。:04/10/23 23:01:06
みらのさんは
とってもかわいいと思いました。
すごく明るいところが、大好きでした。
こういう人にお嫁さんになって欲しいな って 思いました。
勉強ばっかりだった時、心のよりどころでした。
みらのさん ドモ ありがとう。
まだあったのね
37 :
吉田茂:04/11/09 18:15:41
そうみたいだね
バンコラン「――言うな!!(汗」
ジョーカー「さあ読子、いや“ザ・ペーパー”、一緒に来てもらいましょうか」
ねねね「ちょっと、今更センセに何の用なのよ!?」
アニタ「相変わらずいけ好かない奴だね!!」
読子「ジョーカーさん、事情は分かりませんが、前にも言ったとおり
もう二度とその名で呼ばれるつもりはありません。帰ってください」
ジョーカー「そう言うだろうと思ってました。まあ仕方ありませんね」
ジョーカーが指を鳴らして合図すると同時に、地球連邦軍の兵士らしき
大勢の男たちが銃を構えて踏み込んで来た。しかもその男たちは全員
ティターンズの制服を身に付けていたのである。
読子「……!! ジョーカーさん! ティターンズと手を組んだんですか!?」
ジョーカー「ええ、甚だ不本意でしたがね。これも全て貴女が悪いんですよ」
ねねね「何勝手なこと抜かしてんの!!」
その時……!!
突然国会図書館の屋根に衝撃と共に大穴が開き、
そこから強烈な突風が吹き荒れた。
ジョーカー「な、何事だ!?」
蒼軌「先生、それにバンコラン少佐もご無事でしたか!?」
バンコラン「君は…!!」
ねねね「蒼軌さんじゃないの! どうしてこんなところへ!?」
蒼軌「訳は後です! 早く今のうちに、あそこから脱出を!」
アニタ「なんかよくわかんないけど、行くよっ、マー姉!」
マギー「うん…!!」
アニタとマギーは特大の紙飛行機を瞬時に作り、
全員でそれに乗り込む。
ティターンズ兵A「待て貴様ら! 逃がさんぞ!」
アニタ「アイツら追ってくるよ!」
譲刃「行けっ、犬鬼!!」
譲刃の掛け声に反応した犬鬼が
ティターンズ兵たちに猛突進をかける。
犬鬼は一定の能力者以外にはその姿が見えないため、
敵を錯乱して脱出時間を稼ぐには充分だった。
ジョーカー「何をしている!!」
ティターンズ兵「わ、わかりません! 何がなんだか…!!
う…うわあああっ!??」
ジョーカー「……逃げられましたか。仕方ありません。
次の手を打つとしますか」
無事に逃げ延びた読子たちは……
***東京上空・紙飛行機の中***
譲刃「犬鬼、ごくろうさま!」
犬鬼「わんっ!」
アニタ「へぇー、立派でかわいい犬じゃん」
譲刃「……!!」
アニタ「…ど、どしたの??」
譲刃「あなた…犬鬼が見えるの!?」
アニタ「み、見えるって……見えるも何も普通にここにいるじゃん。
ねえ、マー姉?」
マギー「うん、確かに目の前にいる……犬が一匹」
最初にびっくりした目つきでアニタとマギーを見つめたかと思ったら、
今度はいきなり涙目になる譲刃。
ねねね「コラッ、あんたたち女の子を何泣かしてるの!!」
アニタ「違うったら。この人がここにいる犬が見えるとか見えないとか
変なこと言うからさあ」
ねねね「犬? 犬なんてどこにいるの?」
アニタ「――ええっ!?」
ねねねには犬鬼は見えないらしい……。
譲刃「ち、違うんです。ごめんなさい。わたし…犬鬼が見える人に
また会えて嬉しかったから、つい――」
ねねね・アニタ・マギー「……???」
読子「危ないところを助けて頂いて、どうもありがとうございました」
バンコラン「しかし三輪長官が失脚した今でも、あれだけの数の
ティターンズ兵がまだ日本に潜伏しているとは……正直油断がならんな」
蒼軌「困りましたねえ……」
バンコラン「ここはひとつ、剣総理を頼ってみるか」
ねねね「そ、総理大臣!?――」
***東京・首相官邸***
桃太郎「全てを見通す眼の書の写本…?」
読子「はい。たぶんジョーカーさんたちは、それを狙ってきたんだと思います……」
MI6のバンコラン少佐に案内され、一時的に首相官邸へと
身を寄せることになった読子たち一行。
桃太郎「そんなものが存在していたとは……。
しかし大英図書館の特殊工作部が画策した、ジェントルメンの復活計画は
貴女方によって阻止されたと聞いている。それにジェントルメンの人格と
英知を移植した書物は全部で7冊あったとも……」
バンコラン「しかし人類創世以来、数十万年以上の年月を生きていたと言われ、
イギリスだけでなく、世界政治をもほぼ自分の手のひらの上で動かして来た
ジェントルメンの膨大な知識は、影からの世界支配を目指す地球教にとっては、
たとえ一冊の……それも原本ではなく写本であっても、喉から手が出るほどの
欲しい代物のはずだ。おそらくジョーカーはそれを手土産に地球教に取り入り、
まんまとティターンズが政権を掌握した後での地球連邦政府内における
英国の発言権を強めるつもりなのでしょう」
桃太郎「なるほど、事情はよく分かりました。それで読子・リードマン、
貴女はその写本の在り処を知っていらっしゃる?」
読子「………」
桃太郎「知っているのであればどうか正直に話してほしい。
今私たちはナチュラルとそうでない種族との間に争いを起こそうとしている
悪しき勢力と戦っています。ここでその写本が地球連邦政府を影で操ろうと
する輩の手に渡れば、また戦争で多くの血が流されるかもしれない。
我々はそれを何としても阻止したい!」
読子「わかりました。そういうことであればお話します。
ただ…わたしも詳しい場所までは解らないんですが……」
***スマートブレイン本社ビル地下・流星塾施設***
アークオルフェノク「………」
眠りについているオルフェノクの王の傍らで
冴子の不気味な笑い声が暗闇に木霊する……
ロブスター 「…必ずアナタを甦らせて見せるわ…そう、
例え仲間を犠牲にしてでも…フフフフ…」
北崎「ふ〜ん、あの時の僕みたいにかい?」
ロブスター「……!!」
オルフェノク最強のエリート集団ラッキー・クローバーの一人、
リーダー格の北崎である。しかし、冴子に動じる様子はない。
ロブスター「北崎君……それに琢磨君も。
…フフ、会いたかったわ。今までどうしていたの?」
北崎「この禿がここの場所を教えてくれたんだよ……」
琢磨「……(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル」
ロブスター「あら、琢磨君。また北崎君にいじめられたのね?
貴方が悪いのよ。王が健在のうちに人の姿と心を捨てなかったから……」
北崎「王様なんていらないよ。だって、この世で一番強いのは僕なんだから。
僕さえ居れば…王様が居なくても人間を充分殲滅できる……」
北崎はドラゴンオルフェノクに変化した。
ロブスター「…やるつもりね。いいわよ、相手をしてあげるわ。
ちょうど私も王復活の糧となる、力強い命がほしかったところなの……」
龍人態となって一気にスピード勝負に出たドラゴンオルフェノクに対し、
ロブスターオルフェノクも1分間に300突きの眼にも止まらぬサーベルさばきで
応戦する。王の力で完全なオルフェノクへと進化を遂げているロブスター
オルフェノクは、もはやドラゴンオルフェノクとも単体で互角以上に
戦えるところまでパワーアップしていたのだ。
村上「――やめなさい!!」
騒ぎを察知して駆けつけてきた村上は浮遊してエネルギー球を放ち
二人を牽制、両者の乱闘を鎮めた。ドラゴンオルフェノクも北崎の姿に戻る。
ロブスター「村上君!?」
北崎「……ねぇ、やっぱり嘘をついていたんだね。冴子さんも王様も
ちゃんとここにいるじゃない」
村上「その件については素直に謝りましょう。しかし北崎さん、
実際に戦ってみて、今の冴子さんの力がお分かりになったでしょう?
これこそがまさに王の力です。王が再び目覚めれば、貴方も今以上に
もっと強くなることが出来る」
北崎「………」
村上「ここは私に預けて頂きます」
***東京・神田神保町・トトブックス***
ここは読子が常連客でもある、会員制の秘密の古書店である。
バンコラン「このビルの地下にこんな本屋があったとは……」
読子「驚きましたか? 以前、大英図書館に追われているときも
ここのご主人には大変お世話になったんです」
バンコラン「――で、ここの主人に写本を預けてあると」
読子「はい……。ジェントルメンさんの復活を阻止して
大英図書館が崩壊するどさくさに紛れて偶然写本を見つけて、
また何かに悪用されたりすると大変だから、日本に持ち帰って
処分しようとしたんですが……思ったより頑丈に出来てて……」
バンコラン「焼却その他、いろいろ試したが無理だったと……」
読子「はい……。それで仕方がないので、ここのご主人にお願いして
どこか他の場所に隠してもらったんです。二度と人目に触れないように……」
そして二人はカウンターへと着く。
店主は背を向けながら、飼い猫のマイケルを抱いている。
店主「おお、お前さんじゃったかい。元気そうだな」
読子「お久しぶりです」
店主「そちらのお方はイギリス人のようだが……?」
バンコラン「彼女が貴方に預けたという、全てを見通す眼の書の写本の
隠し場所を至急教えてもらいたい。あれを狙っている悪い奴らがいる」
店主「それはここにはない。CLAMP学園に預けた」
バンコラン「CLAMP学園だと……?」
***CLAMP学園***
ここは将来の日本を支える優秀な人材を輩出すべく、
(真の目的は神威の神剣を安置・封印するために…)
日本有数の財閥・妹之山家によって創設された『CLAMP学園』。
神保町に流通する古書の情報に通じ、国会図書館の副館長はじめ
幅広い人脈を持っていたトトブックスの店主は、
独自のコネを通じてCLAMP学園大学文学部の研究所に
極秘に写本の保管を依頼していたのである。
バンコラン「なるほど、CLAMP学園とは考えたな。ここなら一番安全だ。
……で、なんでお前たちまでついてくる?」
アニタ「だってしょーがないじゃん! ねね姉からお手伝いするように
言われてるんだから」
読子「どうもすみません……。ミシェールさんにまで
わざわざ埼玉から来てもらって……」
ミシェール「いえいえ、どうかお気になさらないでください」
バンコラン「ついてくるのは構わんが、足手まといにだけはなるなよ」
アニタ「何だよ、その言い方! ムカつくなー!」
マギー「……でも、なんか…騒がしい」
読子「えっ…?」
それもそのはず。学園の敷地内には
なぜか大勢の警官やパトカーが出入りし、
いかにも物々しい雰囲気だったのである。
アニタ「何かあったのかも…」
バンコラン「理事長室へ急ごう」
***同学園・理事長室***
現在の理事長は、この学園の創設者でもある前理事長の血縁である
現 妹之山財閥総帥・妹之山残である。
残「ようこそいらっしゃいましたバンコラン少佐。
剣総理から電話でお話は伺っています」
バンコラン「ところでこの騒ぎは?」
残「実は神風怪盗ジャンヌから予告状が届いたのです」
バンコラン「神風怪盗ジャンヌ!?」
――――予告状
CLAMP学園大学文学部様
今夜 全てを見通す眼の書の写本の美しさいただきます。
神風怪盗ジャンヌ――――
アニタ「……ねえ、カミカゼカイトウジャンヌって誰?」
読子「私もニュースとかで見た程度で、詳しいことは知らないんですが……
以前、美術品を専門に盗みを働いていたドロボウさんです。知りませんか?」
アニタ「知らないよ。だってそれって、あたしたちが日本に来る前だもん」
バンコラン「しかし絵画を専門に荒らしまわっていた神風怪盗ジャンヌが
なぜ蔵書の類……それも、全てを見通す眼の書の写本を……」
残「それはわかりません。ですがご安心を。
当CLAMP学園のセキュリティには最新鋭のシステムが
搭載されています。蟻の子一匹這い出る隙間もありません」
???「おおー、その声はバンコラァ〜ン!!」
バンコラン「――ま、まさかその声は!? (((((( ;゚Д゚))))))ガクガクブルブル」
バンコランがおそるおそる後ろを振り返ると……
♪ちゃんちゃんちゃちゃちゃ〜ん
ちゃちゃちゃちゃちゃ〜ん
(ファンファーレが鳴り響く)
パタリロ「よお、バンコラン。会いたかったぞ」
_l ̄l○
アニタ「どしたの?」
バンコラン「神経性の胃炎が……」
パタリロ「体には気をつけたほうがいい」
バンコラン「誰のせいだと思っている!!」
パタリロ「怒ると血圧が上がるぞ」
バンコラン「年寄り扱いするな! 私はまだ27歳だ!!」
残「少佐、パタリロ殿下とはお知り合いだったんですか?」
たまらずバンコランは、残に事情を問いただすべく詰め寄る。
バンコラン「何でこんな奴がここにいるんですか!?」
残「まあまあ落ち着いてください」
パタリロ「ここの理事長とは世界科学者会議や世界名探偵友の会を通じて
知り合いなのだ。今日はたまたま遊びに来ていたのだ」
バンコラン「あ、悪夢だ……」