戦闘宙域〜UC153〜第20話「宇宙を走る閃光」

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「大佐!私って結構才能あるかも知れませんよ?この分ならすぐにエースになれますよ、きっと」
それは結構なことだが…そんなに簡単なものかな。
「疑ってるんですね?よぉし、見ててくださいよ?」
  <行動>ビームライフルを撃ち、敵MSのコクピット部を貫き撃墜する
「ほら!こうすれば必ず命中し…」
………今から南極条約の第2項を説明する。

A先行破壊の禁止
 攻撃側に与えられている権利は攻撃のみ。被害決定権は防御側にあることを厳守すること

命中、回避の判定はシステムによらず、各自の状況判断に委ねられる。
敢えて数値化はせずに雰囲気、演出を重視するのだ。
そうでなければ防御側の楽しみがあるまい?
君の戦い方を許容すれば、私とて一般兵に簡単に撃墜されてしまう。それは不幸と思わんか?
「も、申し訳ありません大佐!」