>605(梅雨時期の思い出)
長雨で増水し、荒れた墨田川の流れは
忘れようにも忘れられない。
しかし、それはあまり愉快ではない話。
今日は他の話にしよう。
田楽一座の道ゆきの途中で雨に降られると非常に難儀したものだ。
雨で全身ずぶ濡れになると、体が冷え切って唇が紫陽花色になった。
早く乾いた衣に着替えたくても
他人がいては気軽に着替えることももままならず
よく寒い思いをした。
あれでよく風邪をひかなかったな。
もっとも、その夜には人前で舞わなければならないと思えば
熱など出していられなかったが。
本日はこれにて。
またいつか。
みみずをくれ!
>607(みみずをくれ!)
ならばお安い御用。
解熱用にと思って日干しにしたのが余っている。
というか、使う者が誰もいないので持て余していた。
好きなだけ持って行きなさい。金は要らない。
そう言えば、みみずという生き物は雄か雌か全くわからないな。
ふふふっ、妙な親近感を感じる。
ついでに蝮の干物の粉もあるがいかがか?
実はこの身で試したのだが、わたしにはあいにく効果が無かった。
薬が効かない体質なのだろうか?それとも粗悪品だったのか?
ところで、こう暑いと喉が渇く。
それに庭の露草もしおれ気味。このままでは枯れてしまう。
夏の夜明け前、紫の花を見たければ
天の竜神に代わり、わたしが水を与えてやらなければならない。
という訳で、露草に飲ませる水をくみに泉まで行ってくる。
ちょうど今頃なら、蛍が群れて飛んでいるだろう。
そこの湧き水は冷たく美味だから
待っていてくれるならお裾分けしよう。
書をしたためる為
露草の露を一滴づつ集めたりしてます?
>609(書をしたためる為 露草の露を一滴づつ集めたりしてます?)
それは風雅な。
露草の花の露、この爪を薄紫に染め
かき集めた雫の玉で墨をすれば
うっすらと紫がかった墨ができるかもしれない?明朝試してみよう。
とはいえ、文を書く相手など今は誰もいないから
仮の恋人に宛てて付け文でも書こうか?
それをさりげなく庭に落としておいてみたりして。ふふっ。さて誰が拾うか?
そは次の巡りにてお知らせしよう。
もうすぐ七夕。
七夕に里芋の葉の上の丸い露を集めて墨にして字を書くと字が上手くなるとは良く聞くこと。
あなたがたもきっとなさることかと思う。
いずれにせよ、文字を書くのは清い透明な露の墨が最上。
血糊でなぐり書きなんてするものではない。
こんな話をしていると
例の村雨から滴る雫を使って一筆書いてみたくもなる。
どんなものなのだろう?
好きな体位は?
V _
〃,'^V^ヾ
!ミノ从 リ))〉
ル(リ・∀・ノリ ニラチャドゾー>>All
∫ <つつ旦
V∀V
し'ノ
先日の付け文の一件。
親兵衛が拾い、犬村さんのもとで筆跡鑑定された後
犬川さん経由でわたしの手許に返ってきた。
道節が後ろでニヤニヤしていたが
大人の対応をしてやり過ごす。
ま、ちょっとした退屈しのぎになったと思えばいい。
>611(好きな体位は?)
特別気に入ったものなんてあっただろうか?
そんなのあったかどうか忘れてしまった。
鎌倉蹇児はすぐそういう話題を
わたしに振ってきた。
あれだけしか頭になかったのだろうか?
そう思うと気の毒な奴だったな。
それとも人間なんて、知的好奇心は捨てられても
性的好奇心は最後まで捨てきれないものなのだろうか?
そうするとわたしは非常に人間味が希薄な生き物ということになるな。
>612(ニラチャドゾー)
韮の茶?これは珍しい。
ありがたくいただきます。
皆の分まで入れてくださるとは非常に賢明な方です。
これを一人だけで飲んでは
丸一日ほど誰も近寄れなくなりそうです。
何とも強烈で個性的な香りがしますからね。
単節殿、久しぶりですが
皆さんお変わりありませんか?
内緒で怪しいげな茶店で働いてなんていないでしょうね。
いえ、失礼。その珍しい茶を入れる所作
何かあまりにも堂に入っている感じがしたものですから。
わたしの邪推でしたらどうかお気になさらないでください。
結構なお点前でした。
とうとうドラマ化されるみたいだね
毛野は誰が演じるんだろうね
>615(毛野は誰が演じるんだろうね)
あなた方は時々わたしにはわからない言葉を使う。
わたしもそちらから見れば
あなた方にはわからない言葉を話しているかもしれない。
双方の間にはまだまだ深くて暗い溝があるのだろうか?
わたしを他人が演じる?それは少々恥ずかしい。
誰だって目の前で他人が自分を演じるのを見せられたら
恥ずかしいのではないだろうか?
舞の稽古の時など
師になる者は弟子のまずい所作をやや極端に演じてみせることがある。
それは未熟さに気付かせる一つの手でもあるけれども
やられた方は恥ずかしい。
ま、その羞恥心が上達に繋がるのだが。
わたし達を題材にして見世物を創るのは一向にかまわない。
機会があれば見たいものだ。
良いものを創ろうとする気持ちでやってもらえるなら
誰でもいい。
今宵はこれにて。
>>615 V _
,.´/´Y`ヽ
!ミi ノノ))))〉
ル(リ゚ ヮ゚ノ|ゞ え!?ドラマ化ですかぁ!?
∫ <フr)フ ソースキボンヌですぅ
く_、Цゝ
し'ノ
「TBS 南総里見八犬伝」でぐぐってみて
来年の正月SPドラマらしい
ってことで質問
七夕にお願いしたいことがあったら教えてください
>617(ソースキボンヌですぅ)
前回の単節殿への返事の中で粗相をしていた。面目ない。
申し訳ないが曳手殿、単節殿にお伝えしていただきたい。
あいにくわたしはお望みの品は持ち合わせておりません。
代わりといっては何ですが、この黒子取りの薬をどうぞ。
是非ともこれで色白に磨きをかけてください。
ささやかながらお詫びの気持ちです。
>618(七夕にお願いしたいこと)
何か願い事を言えば良いのだな。
では
恋人達の一夜の逢瀬が少しでも長く続くよう
朝日が寝坊しますように。
ふふっ、何たる偽善。
本当は私的な希望が山ほどあるのに。
今宵はこれにて。
620 :
以上、自作自演でした。:2005/07/06(水) 10:30:33
ty-kera!
>620(十ソ-ke厂a! )
見事な達筆。
紙の白地にこの墨の黒の占める割合
まさに絶妙な緊張感。
それでいて六文字目などはまるで蘭の葉のうねるがごとく自然で流麗。
この手で写し取ろうとしたが上のような体たらく。
これは世にも稀なる書。
切り取って軸にして今宵の床の間の飾りにしてみよう。
このような掛け軸も
たまには奇抜で面白いだろう。
道節の書初めよりも勢いがあって奇抜で良い。
しかし、落款がないのは惜しいな。
今日はこれより
夕顔の花が開くのを待ちながら夕涼み。
この静けさなら花咲く時の音が聞こえるかもしれない。
それではこれにて。
>>619 V _
,.´/´Y`ヽ
!ミi ノノ))))〉
ル(リ゚ ヮ゚ノ|ゞ <ありがとうございますぅ。
妹と一緒に使わせていただきますぅ。
>>618 知らなかったですわ。
正月が楽しみですわね。
623 :
以上、自作自演でした。:2005/07/11(月) 21:49:07
雨酷すぎ。いつになったら貼れるんだよ……
624 :
犬坂毛野 ◆3lAdaQgvtc :2005/07/12(火) 00:23:29
>622(妹と一緒に使わせていただきますぅ)
喜んでいただければ是幸い。
音音殿にもよろしければ是非に。
来る正月
歳を重ねる憂鬱を
僅かでも軽くして差し上げることが出来るかもしれませんから。
>623(雨酷すぎ)
こちらも雨漏りが酷い。
迂闊にも最初気付かずにいて
気に入っていた扇を濡らしてしまったのが悔しくてならない。
自分の過ちだけに尚更だ。
今は茶碗に水を受けている。
が、朝まで続くなら盥は絶対必要だ。早速今から確保に行かねば。
もたもたしていては誰かに先を越されてしまう。
止まない雨は無い。
だから、自分の手ではどうにもならない事を嘆くより
今すべき事を明らかにして、それに打ち込んだらどうか?
わたしは先ずこれから納戸で盥を探す。
今宵はこれにて。
暑くてやる気が出ません… どうしたらいいでしょうか?
>626(暑くてやる気が出ません…)
秋まで休んだらいい。
人が馬並みに働くなんてできる筈もなし。
無理を続けた為に過ちを犯せば大損害。
自分にとっても周りにとっても。
無理に食べる事もない。
口に入るものだけ食べて休みなさい。
気力が戻ったら
休んだ分は取り返せばいい。
炎天下の見張りご苦労。
熱い湯が沸かしてある。
他に誰がいる訳ではないから
遠慮する事はない、好きなだけ使って疲れを取りなさい。
>628(四周年祝賀会)
遠路はるばるの遣いご苦労。
このように鄙びた場所にまで知られてくれたこと
嬉しく思う。
久々の祝宴へのいざない
実はしばし躊躇した。
似非乙女だった頃なら、毎夜のごとく宴に駆り出され
ああいう場所こそ生きる世界だったのだけれども。
にしても、我ながら無愛想すぎたか。
そればさておき、帰りに擦れ違った修験者風情の男
心なしか道節に似ていたのが妙に引っ掛かる。
おまけに夕から道節の姿が見えない。
もしや。
いけない。こんな時間に眉間に皺を寄せるのは良くない。
少し心静かになるように
香でも焚いて休むとしよう。
字に誤りを見つけた。
「そればさておき」ではなく「それはさておき」だった。
久しぶりの宴席の賑わいで
自覚以上に心の水面が乱れるとは思わなかった。
酒など一滴も飲んでいないのに。
まこと、人の感情とは煩わしいものだ。
それでは、今宵はこれにて。
自分のことを美しいと思ってますか?
>631(自分のことを美しいと思ってますか?)
今日は格別きれいだ。
なんて
鏡に写った自分の姿に見とれる姿。
傍から見れば甚だ滑稽かつ薄気味悪い。
そういう面は他人には見せないようにしたいもの。
しかし、かつてのわたしのような
人前に出る生業の者なら誰しも
多かれ少なかれそういう思いを持ち合わせているのではないだろうか?
観客の瞳の中に写った自分の姿を見て恍惚となる。
それは次の舞台への活力。
あなたもぜひそのくらいの気概を心の底にお持ちなさい。
毛野さんは八犬士で何番目に強いん?
朝顔につる瓶を取られた。
顔を洗う水を汲むためにはいたいけな蔓を如何せん。
>633(八犬士で何番目に強いん?)
ふふっ、たぶん負けん気の強さなら誰にも負けない。
だから何事でも誰かの下に位置付けられたくはない。
本当に最も強い犬士を決めるなら
それこそ最後の一人になるまで八人で死闘を繰り広げれば明白に決まるだろう。
その場合、おそらくわたしなら
最初の一人とやり合う途中で
適当に相手を煙に撒き、抜け出し、昼寝でもする。
で、残り一人になった頃合いを見計らい、涼しい顔して登場しよう。
無駄な労力は費やすべからず。
ふふふっ、さて、いったい誰が残っているか。
例え残っていても、あの面々を倒した後なら身も精神も限界
どんな猛者でも襤褸布同然になっている筈。
皆共倒れの体たらくということも十分ありうる。
そこでこのわたしが容易く八犬士の壱の座に着くわけだ。
ひとまず、頭の中ではそういう想定。
ただし、これは伏姫が途中で手を出さない条件下での話だ。
[==(西)=]
≡ !ミノ从 リ))〉
↓息子 __ ≡__ 〜ル(リ・∀・ノリ 台風が来ないうちに逃げないと!
( ・∀・) ヽ|・∀・|ノ_. ヽ|・∀・|ノ_ / {っТO
./ロ ̄ ̄ ̄ ̄|...|ロロロロロ| .|ロロロロロ| .| ̄ ̄ ̄ ̄ロ\<ど〜け〜よ〜ど〜け〜よ〜
|] G(゚0゚)(゚0゚)R|-|. (*゚0゚;;) |-|. (*゚0゚;;) |-|G(゚0゚)(゚0゚)R [| こ〜ろ〜す〜ぞ〜
◎◎――◎◎. ◎――-◎. ◎――-◎. ◎◎――◎◎
⊂⊃
≡ ( ̄ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ̄ ̄ YOKOSO!JAPAN | ◎ \
=∈=∋ V _ |日本郵船 〉
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≡ (_ノ \__↓力次Jr !ミi ノノ))))〉__/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\( ゚Д゚) ル(リ゚ ヮ゚ノ|ゞ/ < 単節ちゃんまって〜
≡§⊂ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⊃ \___________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
↓ 信 乃
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,.´ / Vヽヽ
! i iノノ[]))〉
! y(l#゚Д゚ノ<っていうか私も乗せろ〜!!!
! /フつつ
〜 l_∧l
゜o ○ °
上のお二方に倣い
わたしもこれより身を隠します。
後の事は自然に流れに委ねましょう。
どなたか淀んだ流れを一新してくだされば幸いです。
それでは、これにて。
さようなら。
638 :
以上、自作自演でした。:2005/07/30(土) 14:10:12
ちょっと、どこ行ったんすか。おーい
ただいま。
>638(白紙)
白い。
白い晒しなら良かれと思う。
しかし、わたしの目に映る色は
少しくすんだ半夏生。
>639(ちょっと、どこ行ったんすか。おーい)
冷たい風が恋しくなってふらっと北に行ってみた。
昼下がりのひぐらしの声、誰もいない深山の谷川のせせらぎ
そんな音を聞きながら
ざんぶ、ざんぶと命の洗濯とやらをしてきた。おかげで今の腹の中は真っ白だ。
今日よりしばらく、ここに来ることができない旨、一応知らせておく。
留守中のことはどうかよしなに。
それではこれにて。
お帰り…ってまたどっか行くのかよ!
毛野さんが居なくなったら…どうなるんだ?
保守
644 :
犬坂毛野 ◆3lAdaQgvtc :2005/08/09(火) 04:32:04
久方振りの狼煙。
出立する前のは膝下の丈の草は腰の丈。
分け入って入るのに少々難儀した。
>641(お帰り…ってまたどっか行くのかよ!)
ああ、この夏の盛りに身辺が騒がしくてな。
風来坊のようになっていた。
実は、先日まで西に出向いていて、先刻ようやく旅支度を解いたばかりだ。
やきもきさせてしまったら申し訳ない。
といっても、土産は袖についたかすかな白檀の香りくらいしかないのだが。
未だに古寺の香りが漂うだろうか?
>642(毛野さんが居なくなったら…どうなるんだ?)
見かねた仲間が留守番に現れるか
夏草が茂るばかりのあばら家になり
狸が棲み着くか、狐が棲み着くか
鬼が棲むか、蛇が棲むか
なるようにしかならないだろう。
だが、こうしてわたしが戻ったから
当面は上記の内のいずれにもなりそうにもないな。
>643(保守)
やすもり、か。
良い名ではないか。
真面目に働き、家内安全、一生食いっぱぐれ無し
また、その名の家臣を持てば御家も安泰。
そんな感じだ。
ところで、近々誰か元服でも?
それでは、帰って身体を休めることができる場所があることを感謝しつつ
今日はこれにて。
毛野さん、まずは足湯でも。
縁側で風にあたってくつろいでください。
ところで縁は異なものと申しますが、
縁について印象に残った逸話などございますか?
前回の返事にて
暑さと疲れで呂律が回っていない箇所があることを詫びる。
猛暑の影響が頭に現れているとしたら
事態は深刻極まりない。
>646(縁について印象に残った逸話)
これといって特別な話ができる訳でもないが
馬加に囚われていたのが犬田小分吾という人間でなければ
わたしはここにこうしていなかっただろう。
この世の出来事は精緻な綴れ織りの如し。途中で糸がずれてしまえば元の模様にはならない。
ふふっ、しかし、もしも最初に出会うのが別の仲間だったらと
足を湯につけてそんな空想にふけるのも一興か。
いい夕涼みななりそうだ。
心使い感謝する。
グッチ空気嫁
_,,.. -―――- 、、..
,. ‐'"´ `丶 、
/ `丶、.
/ ノ '⌒i `丶 __,,...._
/ ‐く  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙i
j 、__,ノ _,,.. -''′
l ノ _,,.. -''′
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|  ̄ ̄`ヽ i
| ___,ノ ノ
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゙ 、 ,. - '
\ V _ V _ ,.. -‐'"
丶、 〃,'^V^ヾ ,.´/´Y`ヽ _,,,. -‐ '"
\`' '!ミノ从 リ))〉 !ミi ノノ))))〉‐/´
\ル(リ・∀・ノリル(リ゚ ヮ゚ノ|ゞ/ 幕張って馬加からきてるみたいですね。
⊂ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⊃§)))))))
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ル(;・∀・ノリ< 関係ないけどなんで飛行船が荒巻?
>>650 \ V _ V _ ,.. -‐'"
丶、 〃,'^V^ヾ ,.´/´Y`ヽ _,,,. -‐ '"
\`' '!ミノ从 リ))〉 !ミi ノノ))))〉‐/´
\ル(リ・∀・ノリル(リ゚ ヮ゚ノ|つ↓
⊂ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⊃§)))))))
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ル(リ・∀・ノリ< ゴンドラの「§」だそうです。
いぬざかけの・・ですか?
どう読めばok?
もうすぐ秋ですねぇ。
654 :
以上、自作自演でした。:2005/08/30(火) 15:39:43
あさけのの数字って何?
やらせはせん。やらせはせんよ!