653 :
司馬懿仲達 ◆AnKOKUuzKo :04/02/17 00:34
>645
当時、日本に攻め寄せた元軍の船は手抜き工事で建造された粗悪品で
それ故、多少の風雨でもあの様になったのであろう。
神風云々は信憑性が無いとしても仮に九州を占領して瀬戸内海を通り
京の都にでもたどり着き天皇家を抱き込めば、相当の深刻な結果に
なり得たかもしれぬ。
>646
さあな。単純に法王庁が地動説を認めたのであろうが
この現代に到っても頑迷さを貫き通したのには
僅かの敬意と幾分大目の軽蔑で応える。
最早、地球が太陽の周りを動いている事は明白じゃが
それを認めず、只己のみの主観に閉じこもる良い見本じゃ。
>647
西暦二六五年に、わしの孫の炎が魏より禅譲され出来た国だが
典型的な貴族社会じゃ。まあ当時で主権在民などと云う思想など
存在せぬので当然と言えるが。
一応創設者のわしが言うのも何だが、魏の良点悪点をつなぎ合わせた
雑種王朝と言えような。
諸王が決起反乱した八王の乱と、それに続く匈奴の侵入で元々呉の地域に
逃れたのだが、封建制度と異民族問題への抜本的な見直しを迫られた時代で
あったのが災いしたのう。
傑出した名君はおらず、大抵が凡人或は暗君だったのが寂しいのだが
わしの一族故、贔屓目にも見れぬ所が辛い。
司馬懿さんは邪馬台国の使者を見た事あるのでしたか?
魔法でも暗示でも脳手術でもいいですが、もし嘘をつけない体にされたら
人生はお仕舞いですよね?
美柳ちなみさんに対して一言
第三次世界大戦は、どことどこの争いを中心とした物となるでしょうか?
また、それにより人類は滅亡しますか?
658 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 18:56
長らく待たせてしまったな。これから一気に返して参る。
>531(コオロギ相撲こと闘蟋ですが、皆さんもハマりましたか?)
あまり興味はなかった。闘蟋はどちらかと言えば庶民の文化であり、士大夫が
それに熱狂するのは如何なものか───というのが大方の認識だったのだ。
私と好対照の姦臣とされる南宋の賈似道は闘蟋に熱狂するあまり専門書まで
したためて世間の失笑を買ったが、生まれ育ちの違いが趣味の差に表れて
いると言って良いかも知れぬ。若い頃の賈は遊蕩無頼の徒で、科挙を受けず
進士の資格を得た成り上がりだ。それゆえに軟派な趣味の持ち主だったのだ。
そもそも私は少年時代、野山にコオロギを追って遊んだ経験もないので、
虫そのものがあまり好きではなかった。
>532(ファビョーんしてみて下さい)
それは何か…? 私も中華の士大夫として、あまり奇抜な行動はとりたくない…。
言葉の響きからすると、飛んだり跳ねたりを伴うことに思えるのだが、体力的な
問題からも、あまり激しい動きは遠慮させてもらう。まあとりあえず詳しい説明を
聞かせてもらおうか。それそれ、申してみよ。
>540(オンドゥルルラギッタンディスカー!!の解説!)
なるほど…。なかなか興味深い話ゆえ、ガイドライン板などに赴き詳しく調べて
みたのだが、どうにも私には「本当に裏切ったんですか!」と普通に聞こえる…。
俳優自身も、このようなことで物笑いの種になるとは考えなかったであろうな。
659 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:00
>541(中国の匈奴関係について教えて下さい)
匈奴の発生起源、民族系統については未だ不明の点が多いが、少なくとも
戦国の初期には中国北辺にあって、燕・趙・秦の三国に侵攻を繰り返していた。
中国と匈奴の関係について言えば、確かに始皇帝や前漢武・宣帝の時代には
一時的に優位に立ったものの、総合的に勘案すれば極めて強盛な集団であり
古代中国の富はすべて匈奴との交戦において費やされてしまったと看做せる。
匈奴を自力にて壊滅せしむること能わざるは、即ち中国古代王朝の限界を
知り得る極めて重要な事実であるとも言えよう。匈奴も中国も前漢中期を
最盛にして下降しゆくが、結局内訌による滅亡を見たのは匈奴の側であった。
それは匈奴社会の未成熟に起因すると言えようが、このとき分かれた匈奴の
一派が西進して欧州に入り、フンネルと称されたことはほぼ疑念の余地がない。
これは匈奴社会の巨大さを示す謂であろう。さて中華北辺に残りし側の匈奴は
いわゆる「南匈奴」であり、漢族と和親して後漢末まで一応の命脈を保ち得た。
尤も、この間に昔日の栄光は無残に打ち砕かれて、ほぼ漢族と同化したのだ。
五胡十六国の雄である劉淵は南匈奴の末裔とされるが、確かな根拠はない。
一応この時代にも「匈奴」の呼称は存在したけれど、それは全く意味を異とする
ものであると言って良かろう。
>542(蔡京まだー? まちくたびれた)
待たせたな。どうにか本日中に全ての回答を終える準備が整った。
今後はなるべく頻繁に参上するよう心掛ける。気長に待っていてくれたことに
深く感謝する次第だ。今後とも宜しく支援を頼む。
>545(己の悪徳さをアピールして下さい)
私はそれほど極悪人でもないのだがな…。民衆を虐げる為政者であったとの
悪罵は必ずしも全否定せぬけれど、それは何も私だけに特別の事情ではない。
むしろ私は新法により貧困層の自助努力がなし得る環境を多少なりとも整えた
点において、野放図な搾取を繰り広げるばかりだった従来の天子臣僚らとは
一線を画されても良いのではなかろうか。まあ…結果が芳しくなかったゆえに
過剰に誇るつもりはないが、できることなら再評価されたいものだな。
660 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:04
>546(天皇から政治を任されたという形をとる幕府的手法は最良か?)
天皇がたとえ形ばかりとはいえ、日本における元首の地位を世襲し続けられた
のは実に不思議なことだ。武家政権に天皇を排除するだけの実力が備わって
いなかったとも思えぬしな。天皇を上に戴くことのメリットがいまいち私には
解らぬので、それが最良なのか否かも判断し難い。
>547(キリシタン大名が天下を取ってれば、西洋の植民地になってた?)
ほとんど関係あるまい。日本が辛うじて西洋の植民地となる事を避け得たのは
地理的な要因と、無抵抗に西洋文明を受容することができたからだ。
東洋社会の中で、一足早く明治革命による近代化を遂げたことをもって、
日本の先進性を示すものと考える向きもあるが、これは間違いであると思う。
江戸時代の日本は技術革新による富の蓄積が著しく遅れており、中国社会に
比して遥かに劣後していた。このことが逆に円滑な西欧化を可能にしたのだと
私は考えている。黒船に乗ってやって来たのがアメリカだったというのも一つの
幸運だったやも知れぬ。なぜならアメリカは基本的に阿片を扱わぬからだ…。
>548(百戦百勝すれば、百一勝も容易いでしょうか?)
百戦百勝ともなれば現場の武将は大いに自信を持つであろう。それが慢心に
繋がれば百一勝を数えることなく無残な屍を晒す結果となるやも知れん。
──まあ一般論だな。私は軍政の細部にまで口を差し挟む立場の人間では
なかったので、戦場における精神論の是非を論じることは難しい。盤上の駒を
動かす者に、駒の内心など理解できぬということだ。
>554(明らかに不吉な夢を見たら、慎重に行動しますか?)
夢が示す吉兆の解釈は、ひとつの学術的分野だったからな。さほど迷信深くは
なかった私でも、ある程度は気にしていたものだ。だからと言って大局的な政策
判断を占卜にて左右せしめるほど無能ではなかったが…。
しかし、幸いと言えようか私はあまり睡眠中に夢を見ない人間だった。熟睡する
ほうだったのでな。不吉な夢ばかり見るのは精神にも肉体にも余裕のない証拠
であると言えよう。
661 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:06
>555(保科正之の言葉、「備えずして罰するは不可」はどう思いますか?)
個人の失火責任と、行政による防火対策の不作為責任は区別して考えるべき
ものと思う。火元となった寺院の責任範囲を明確にする上では有効な判断と
言えるかもしれないが、どうも両者の混同が感じられる言葉だな。
実際には政治的意図も絡んだ措置であったと推測されるゆえ、額面どおりに
受け止めることはできまいが、人道的見地からは是とするべきなのだろう。
>558(人物評価の手法について)
後漢末といえば人物評価の華やかりし時代であったからな。官吏任用に大きな
影響を与えるものゆえ、故意に貶めるような評価を致さば、後世の人間には
想像し難いほどの怨恨を買ったに違いない。禰衡が舌禍による最期を遂げた
ことは、それを如実に表すものであったろう。単なる悪口では済まされぬのだ。
罵詈雑言も使いどころを誤らねば構わぬと思うが、一般論としては褒められた
行為ではないな。よって前者のほうを是と致そう。
>560(説客の醍醐味は何でしょう?)
戦国時代の外交家たちは、縦横家に代表される学問を修め、舌先三寸にて
諸国を遊説したが、結局の所それらはみな栄華を得るための一手法に過ぎぬ。
己の弁舌が天下国家の行く末を左右すると思い込んで、妙な高揚感は感じて
いただろうが、強いて言うならばそのあたりを醍醐味としていたのだろう。
私はこの手の説客たちをあまり評価する気にはなれぬ。たかだか一個人の
弁舌が歴史の大筋を変えることなど不可能に等しい。
662 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:10
>561(100周年記念質問。日露戦争をどう思いますか?)
帝国主義時代における一つの転換期となった出来事だと思う。言うまでもなく
この戦争では、日本とアメリカという非ヨーロッパ国家が重要な役割を
果たしたのであり、翻ってヨーロッパ本土にも多大な影響を与えたという点で、
帝国主義の舞台が拡大したものと言える。また日本の勝利がトルコをはじめ
非白人国家のナショナリズムを鼓舞した点も見落とせまい。
日本自身にとっては、朝鮮半島における権益を確保するという戦争目的が
果たされた訳で、まずまずの成果を伴う勝利であったと言える。
ここにおいて日本は帝国主義的国家体制の整備を完了し、アジアにおける
実質的な覇権を行使していくことになるのだが、結果論から言うならば、
数十年後には全て水泡に帰す運命であり、未来予測の困難さを感じさせるな。
>562(ちんちんにちんかすがたまってこまっています)
それは汚いな…。自分でも困るほど不潔な状態になっているのならば、早急に
洗い清めて問題の解決を図るべきだ。そもそも普段から体は清潔にせよ。
些細な手間を惜しむからそうした事態が生ずるのだ。そのような不潔な状態で
性交に及べば、相手の女性もさぞや不快に感じよう。他人に対しての気遣いを
忘れてはならぬ───と忠告しておく。
>563(宇宙人が攻めてきた場合、地球人は一致団結できるでしょうか?)
およそ人間は、外敵の脅威に対して利害を超えた団結ができるほど理性的な
生き物ではない。来が>565で申しているように、一致団結どころか、宇宙人と
誼を通じて私利を図る者すら多数出現するであろう。強大な外敵による侵攻が
もたらすものは、ただ被征服者の内訌と分裂のみである。まあ、宇宙人などは
存在せぬと信じて目前の繁栄を謳歌するのが上等だな。
663 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:13
>566(やはり目は相手を判断する重要な部分でしょうか?)
視線の定まらぬ者は何か良からぬ事を企んでおるとか、真っ直ぐに相手の眼を
見つめる者は誠実な証拠であるとか、そうした一般論は確かに存在するけれど
実際には単なる癖であるかも知れぬし、視力の良し悪しや眼の造形によっても
印象は左右される。要するに人物評価をする上で、人相などほとんど頼りには
ならぬということだ。「目を見れば人物がわかる」などとほざく者は、その大概が
ロクな者ではあるまい。台詞としては美麗であると言えぬでもないが。
>567(そろそろ魔女裁判官さん、戻られてよろしいのでは?)
>594(魔女裁判官さん帰還だわーい)
無事に戻ってきたようだな。我々としても喜ばしい限りだ。なんとなれば、
“世界”悪徳列伝と銘打つ以上、西欧人が駐在しておらねば困るというものだ。
特に魔女裁判官は、有能にして得がたい人材であることを考えればな。
>571(日本の都道府県が分離独立したら、一番富強なのはどこでしょう?)
東京都だろう。東京都が唯一地方交付税の不交付都市であることを鑑みれば
日本は東京都を搾取する事で全体を生かしている国家であると言えなくもない。
ならば独立の恩恵を享受し得るのは東京都のみだろう(むろん東京も巨額の
負債を抱えてはいるが、比較の問題として考えれば、かかる結論となる)
商工業の発展度も、消費の規模も他道府県と比して抜きん出ており、
港湾も空港も完備されて、およそ国家として必要な条件はすべて整っている。
まあ…これはごく大まかな観点であり、実際独立するとなれば様々に問題は
生じるであろうが…。
664 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:16
>572(競馬はロマンですか?)
競馬にまつわる市場は小さなものではないが、投機性がきわめて強く、とても
普通の手段で利益を得られる性質のものではない。すべての賭博に共通する
ことではあるが、儲けるのはただ胴元一人であるということだ。それゆえに
集客力の低い地方競馬はおしなべて廃止される傾向にある。競争が終わりて
華々しく勝利台に登る者、予想が的中して小金を得る者の足下には、無数の
敗者が横たわっている。そこにあるのは夢でもロマンでもなく、暗く荒涼とした
風景でしかない。サラブレッドの血統を辿れば、概ね20頭前後に遡れるが、
(ダーレーアラビアン、ゴドルフィンアラビアン、バイアリータークの3頭のみで
あるとするのは、あまり正しくない。基礎牝馬の存在を忘れているからだ)
人為的に形成されたいびつな歴史であることは間違いなく、そこにロマンの
介入する余地などなかった筈だ。言ってみれば優性思想の極みだ。
>573(抱いて下さい)
まだ幼い子供であるならともかく、そなたのような成人を抱き上げられるほど、
私は怪力ではないぞ。腰を痛めてはたまらぬので、その要望は却下する。
むろん性的な意味で抱いて欲しいと申すなら、それはそれで却下だ。
かかる衆人環視の場で性行為に及べるほど、私は鉄面皮ではないのでな。
>576(万里の長城は誰が作ったのですか?)
万里の長城は明の永楽年間以降、断続的に築造されたもので、一概に誰が
作ったとは言えぬ。そもそも万里の長城は、南北朝時代の北斉によってその
原型が作られたとされるが、中唐以降まったく意味をなさなくなり、元代には
ほとんど廃墟と化していたらしい。よって明代に新築されたものと申しても、
ほぼ差し支えなかろう。秦の始皇帝が戦国諸国の長城を連結して築きたる
万里の長城は非常に有名だが、これは北魏によって修復されたのを最後に
まったくもって打ち捨てられ、現存の長城とは何の関係もない。明代以前の
長城は、単なる土塁のようなものであったが、私は一度も見たことがない。
宋代の長城線は、その大部分が遼の支配化に置かれていたからだ。
665 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:19
>582-583(何で一番怖そうな来俊臣さんばかりいじくられるんだろう?)
この場における“顔”だからな。有名税と言っても良かろう。怖そうな風貌には
間違いないが、特に利害関係のない者には紳士的ゆえ警戒することはない。
しかし…来俊臣と申さば中華史に冠たる極悪非道の酷吏だ。
私も初対面の際には底知れぬ不気味さを感じた。…懐かしい思い出だな。
>584 祭京
ふむ…。人徳といえば人徳なのだろうな。もともと二人で細々と運営していた
この場が、今日かかる活況を呈しているのは、やはり来の力量に拠るところ
大であると言えよう。
…どうでもいいが、そなたあまり私に似ておらぬな。精進して芸を磨くのだ。
>587(一将功なりて万骨枯る)
一骨や二骨であれば、遺族を手厚く遇するとか、高級な諡号を贈るとか
そうした手段で恩情に報いることも可能だろうが、戦場に散る屍の数はやはり
万に満ちるのが通常の事だ。そこに向かって手を合わせるも、花を供えるも
突き詰めれば偽善であり、死者にとっての実利など何も生みだしはしまい。
武将として栄達するという事は、当然にかかる非道を内包するゆえ、その点を
割り切ることができねば職業を変えるより他なかろう。
>588(むつごろう王国が本州に攻め込んでくる事に対して一言!)
経営上の問題で北海道から撤退すると、要はそういうことなのだろう?
北海道の片田舎にあのような巨大な施設があっても、採算が取れる筈がない。
だからと言って、近年におけるテーマパーク事業の悲惨な末路を概観すれば、
東京に移転することで直ちに経営が改善されるとも考えがたい。
しかし動物園を運営するならば“ムツゴロウ動物王国”というブランドは大きな
追い風になるだろうて、新しい資本主もそのあたりを期待して事業計画を
立てたのであろうな。
666 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:23
>595(人間は生まれながらに平等でしょうか?)
そもそも不平等とは、社会によって決定付けられたものだから、前国家的な
平等概念は必ずしも否定すべきでない。原始社会にも不平等は存在したかも
しれないが、それは文明社会における不平等と質的に大きく異なるものと思う。
そうした考え方自体が、自然権思想を母胎とした近代憲法における特異の
発想であるとしても、身分や門地をすべて取り払ってしまえば、確かに人間など
みな一緒だろうよ。しかし、生まれながらに平等であっても、個人の能力差は
埋めるべくもないから、社会における個々人の最終的な地位は不平等なものと
なる。そしてそれを修正するのが近代国家の使命であると言って良かろう。
不平等を作り出すのも、修正するのも、所詮は国家であり社会なのだ。
>596(皆さんに三種の神器のような物はありますか?)
士大夫に必要な三種の神器と申せば、やはり筆と硯と紙であろうか。
それさえあればどうにか仕事ができるし、書をしたためて詩をつづることも
十分に可能だな。「必要なものはペンと剣。そして己の頭脳である」とでもせば
なかなかに恰好が良いけれど、私はそこまで行動的な人間ではなかった。
>597(「その時歴史が止まった」もしくは「逆流した」場面)
私が生きたのは、中国文明が飛躍的な進歩を遂げた時代であるが、
惜しくもそのまま発展を止めてしまった為に、後に西洋文明に膝を折る羽目と
なった。近世中国文明の極盛をどこに求めるかといえば、やはり朱子学の
出現による中国思想の完成期にあるのではなかろうか。朱子の生きたる南宋
王朝は実に脆弱で、実質的には北宋の栄光が残滓として江南に留まっていた
だけとも言えようが、さりとて文化的な側面からは決して軽んじるべきではない。
そして南宋の終焉をもって中国文明は長き停滞に入った。蒙古の支配は
西欧にルネサンスをもたらしたけれど、中国には混乱と退廃をばら撒いた。
すなわち「歴史が止まった」瞬間であると言えはしまいか?
667 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:27
>598(どうしたら、男女平等の世になりますか?)
男女の格差は主として身体的要因に起源を持つものだ。妊娠出産に数ヶ月を
要する女性の肉体は、そもそも社会活動を営む上で大きな足枷となる。
女性が男性に劣後した取り扱いを受けるのは、ごく自然の流れと言える。
しかるにこれは近代社会の自由主義的立場とは著しい齟齬をきたすものだ。
ゆえにかかる不平等を解決すべく社会全体の努力が必要とされるのは当然の
ことであると言えよう。男女の完全な平等を実現するならば、国家権力が
徹底して女性の地位向上に努め、男性の人権を制約してでも、
両性の実質的平等を確保せねばならない。こうした逆差別的政策の是非は
私には今いち解らぬが、実質的平等の確保とは自由競争により当然に生ずる
不平等を無理矢理に修正するものであるから、手段に不公正さを含有するのは
当然の事なのだ。後は個々人がかかる思想に納得できるか否かだな。
>604(占いで軍の進路を決めるような武将は無能でしょうか?)
文官の立場から言わせて貰えば、それが無能とされずして何を無能とするのか
──といったところだ。そもそも占卜は学問の一分野なのだから、教養のない
武将ごときが手前勝手な解釈で吉兆を占い、もって進軍の是非を決定するなど
傲岸不遜も甚だしい。言い換えれば。占卜もまた士大夫にのみ許された学問で
あって、武将はただ我々の決定に従って局地的な事のみを考えておれば
良いのだ。…とまあ文尊武卑まるだしの発言をしてみたが、私たちの社会とは
概ねこのようなものだった。軍政に携わる者は常に合理的判断をなさねば、
著しく国益を損なうこととなる。その観点からも軍事に占卜を用いるなど
愚の骨頂と言わねばなるまい。武将であると文官であるとに関わらずだ。
668 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:29
>606(金に拉致された徽宗のような元皇帝は殺された方がましでしょうか?)
それは本人次第だろう。徽宗はそう思わなかったからこそ、自刃するでもなく、
恥辱を受けつつも生き長らえたのだからな。まあ…いつの日にか漢地に
戻れるのではないかという希望的観測も多分にあったろうと思うが、南宋の
首脳部も、亡国の天子を呼び戻さんと尽力するほど馬鹿ではなかった。
同じく北辺に拉致された天子として明の正統帝がいる。これも徽宗に比肩する
馬鹿と言って差し支えなかろう。後の歴史を概観すれば、殺されておった方が
天下国家にとって有益であったと言えるかも知れんな。…あまりに酷い失態を
犯した天子には、死んで詫びせしむるのが妥当であると私は思う。
>607(日本人と中国人の漢詩に対する考え方)
貴公の申す通り、別物と判断するのが好ましいと思う。そもそも漢詩は文章の
流麗さの他に、音の美しさもまた要求されるのだ。それゆえに押韻の細かな
規則が設けられている訳で、中国語を母国語とする者と、さにあらざる者との
間に、漢詩の解釈をめぐる齟齬が生じるのは当然のことであると言えよう。
日本には長きに渡って形成された漢文文化があり、日本の漢詩はその上に
構築されたものゆえ、何も中国のそれと比して優劣を決する必要などない。
よって日本の漢詩をこき下ろす中国人など捨て置けばよいが、日本人もまた
日本に源流を持つ他国の文化を蔑んだりせぬよう注意すべきだ。
>608(大人の男の涙は何の為にあるのでしょうね?)
大の男が涙を流したからとて、別に可笑しいことでもあるまい。私たちの時代で
あっても、父母が死ねば涙を流すのが孝行心の表れとされたし、天子が崩御
致さば慟哭するのが一つの忠誠であった。それは>612で来が申しているように
演出の手段として用いられることも多分にあったが、ならばなおさら男の涙も
必要との結論になるだろう。
669 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:33
>609(中世以前の戦法は、現代ではもはや通用しないのでしょうか?)
現代においては科学的見地に則った合理的戦法が確立されていようから、
古来の戦法など直接の役には立たぬだろ。現代の軍人が教養として孫子や
呉子を読むことはあるかもしれないが、それを実戦に用いるべく真面目に研究
し始めれば失笑を買うだけのように思う。まあ精神論的な分野で頷けるものも
あるだろうけれど、それはまた別問題だ。貴公の申すような奇襲作戦は
現代においても使いどころはあろう。ただし実際のノウハウは新たに創出せし
ものでなければなるまい。まさか騎馬戦を展開するのでもなかろうしな。
>610(情報や物を何かとくれくれと言って来る若い人が多い)
自ら調べる手間を惜しむなということだな? まあ確かに一理あるだろうが、
世の中には他人に教えを請わねば理解し難い物事も多いし、また積極的に
教授するのを好む人間も多い。さりとて情報交換に限ることなく、度を越えて
他者に依存するのは嫌われる所以だ。何事も極端にならぬよう程々を
心掛けるべきと言えようか。
>613(『悪魔の辞典』をどう思いますか?)
猟奇殺人者スレは完走したのか…。残念ながらログを取れなかった。
とまれ無事に完走できたのなら喜ばしい限りだな。伯爵夫人も喜んでいよう。
さて…『悪魔の辞典』というのは聞き覚えがないな。来や仲達の言を聞くに
歴史関連の書物らしいけれど、全く存ぜぬゆえ回答の仕様がない。済まぬな。
>614(孔子と老子、どっちが偉いのでしょう?)
以前にも述べたが、孔子がいかなる人物であったかを正確に知るのは、ほぼ
不可能だ。我々が知っている孔子像は、後世の人間が勝手に作り上げた
聖人君子であるに過ぎない。ましてや老子など実在すら疑問視する識者も多く、
どちらがより偉大であるかなど決しようがない。儒家思想と老家思想の何れが
偉いのかと問われれば、まだしも勘案の余地はあるが、それも複雑な問題で
一言で語り尽くすことはできないな。中華史において儒家のほうが思想・学問
として盛んだったのは疑うべくもない事実だが。
670 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:36
>622(<学生生活>節約は食費と本代 調査開始以来最低)
大学生の本ばなれは今に始まったことでもなかろうし、やはり不景気による
影響が大きいのだろう。食費を削りて粗食に耐えうる体を作るのは悪くないし、
本はわざわざ購入せずとも、読む手段が幾らでもあるからな。そう考えれば、
さほど懸念すべき事態でもあるまい。大学生が、この不興時代を逞しく生きて
いるのは、まことに結構な事ではないか。金銭的な苦労を経験することで、
身につく知恵も少なくはなかろう。
>623(女性が結婚できる年齢を、男性と同じく十八歳にまで引き上げる案)
男女の不平等を解消せんと目論むならば、まずはこうしたことから始めるのが
妥当と言えよう。近年における女子の高学歴化と晩婚化を考えれば、そもそも
婚姻年齢を16歳に留め置く必要があるまい。場合によっては男女共に20歳
まで引き上げても良いと思う。人生において結婚とは重要な転機だ。
じっくりと考える期間を与えてやるのが正しいあり方だと、私はそのように思う。
愛する者同士が夫婦たらんと願う心情を法によって規制するのも無粋といえば
無粋なのかも知れないが、婚姻など双方の合意さえあれば、所詮は紙切れ
一枚で成立する契約だ。数年遅れたところで支障はあるまい。
>624(「三国志」なんかはどこまで話を変えても良いのでしょう?)
どこをどの様に変えても、それは作者の自由だ。史学と文学は異なるものにて
史実に忠実であるか否かが、文学的価値を左右するものでもあるまい。
まあ…水滸伝を題材にする際、私をあまりおかしな人間に書かないで欲しいと
いう希望はあるけれどな。しかし歴史小説に、史実の立場からいちゃもんを
つけるのもまた楽しみ方の一つだ。結局のところ、読み手にも書き手にも
自由が認められるべきで、賛否両論あってこそ偉大な文学となり得るのだよ。
671 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:39
>628(再び普通にクジラ肉を食べられる日は来るのでしょうか?)
牛肉や鶏肉に危険が生じているのは事実だが、鯨ばかりが永遠に安全である
との保障はどこにもあるまい。それはさておき、日本で商業捕鯨が再開される
可能性はかなり小さいものと言えよう。国際社会の反発はもとより、日本人の
中にも反捕鯨活動家は存在するようだしな。政治的意図はひとまず置くとして、
個人レベルで捕鯨を敵視する者の論拠は、鯨に対する憐憫に他ならない。
感情的な動機で物事に異を唱える者に対して、いくら理を説こうとも、
無駄な労力を費やす結果となるのみだ。ある種の鯨は絶対数が増えすぎて、
かえって海洋環境の破壊に繋がっていると聞くが、そうした現状に警鐘を
鳴らしても、鯨が哀れなりとの感情論にかき消される。愚かといえば愚かだ。
>634(支那人はこんなことをしますよ?)
…そこに映っておる者は、明らかに西洋人ではないか。
まあ我々にとっては今さらという感じでも、初めて見る者には不快であろう。
猟奇的な映像を貼り付ける際には、何か一言警告を書き添えておくが良い。
だいたい中国人に限らず、殺人など古今東西広く行われている。
そなたも今や常連となった感があるけれど、基本的に中国人を快く思っては
おらぬようだ。まあ、それはそれで構わぬのだが、せめてもう少し理知的に
振舞って欲しいものだ。
>635(学校で体罰は復活するでしょうか?)
体罰そのものはあまり望ましくない。なんとなれば教師の主観的判断により
暴力が正当化され、それにより心身に傷を負う児童生徒も多いのだからな。
とは言えど、近年の教育現場が荒れ放題になりつつあるのもまた事実だ。
それを解決する有効な手段は、尽きるところ体罰しかないとも考えられる。
思うに、体罰に対する考え方は循環するのだ。体罰の弊害が大きくなれば
自ずと世論の糾弾を受けることとなり、逆に生徒の自主性を尊重するあまり
教育現場が無秩序となれば、体罰の有効性が再び現実味を帯びて来よう。
672 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:44
>639(NHKの大河ドラマで、来年に向けて起死回生の原作)
歴史物にこだわらず、若者向けの現代劇でも製作すれば良いのではないか?
しかしNHKというのは公営放送ゆえに、視聴率の低迷が経営に直接の打撃を
与えるものでもあるまい。私は大河ドラマをまともに視聴したことはないが、
潤沢な制作費を使い得るNHKにしか作れぬような大作が多いらしいな。
無理をして世論に媚びた駄作を送り出すより、わが道を進めばよかろう。
もっとも視聴率が取れぬ番組こそ駄作なりと言うなら、それはそれで一理ある。
>641(NHKも下手な俳優を起用するより、いっそ人形劇にでもした方が)
演技が下手であっても、大衆に人気のある俳優のほうが商品価値は高かろう。
そもそも演技の良し悪しなど、よほど無様な大根役者でもない限り、統一した
見解を得らるるものでもあるまい。芸能に対する評価はきわめて主観的だ。
しかしながら、人形劇ではやはり広範な支持を受けること叶わず、
無謀な冒険と言えようか。
>643(「文明西回り説」をどう思いますか?)
いかにもバブル時代らしい根拠の薄い論説だな。確かに文明の流れは
時に方向性を観念し得るが、常に東から西への一方通行だった訳ではない。
まして現代社会のごとく、人も物資も無秩序な往来を繰り返す時代にあっては、
文明の流れに、大まかな方向性を見出すことすら困難であると言えよう。
とかくバブル経済に溺れる者は、自らの置かれた状況がバブルであると
気づかぬケースが殆どだ。バブルが古今東西あらゆる場所で発生してきた
ことを鑑みれば、自ずと警戒心を惹起できまいかと考えてしまうが、
人間は歴史に学ばぬものにて幾度となく同じ失敗を繰り返す。おそらく永遠に。
>644(この事件について、あなた達の意見を聞かせて欲しいですよ?)
…酷いものだ。嫉妬という感情は誰でも抱き得るものだろうが、かかる邪悪な
行動に走るような者は少なかろう。もっともこの犯人は結果の重大性を正確に
認識せぬまま犯行に及んだのだろうな。その意味では稚拙な犯罪と言える。
死刑判決が出たのには驚かざるを得ないが、世間一般の心情としては
納得できる結論なのだろうな。まったく恐ろしい事件だ…。
673 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:51
>645(神風が無かったら、日本は元に滅ぼされていたでしょうか?)
元寇に動員された兵船は士気も低く、侵攻計画そのものにも杜撰な点が
見られたため、必然的に敗北したと言ってよかろう。神風うんぬんを重要視
するのは情緒的に過ぎると思う。しかし仮に日本が元寇で敗れたとしても、
日本国そのものが滅亡したとは考えられない。蒙古帝国は一時的な服属を
強いるのみで、日本の完全な併呑を企図していた訳ではないし、
数十年待てば草原に還って行くのだから、日本史が大きく変わった可能性も
低いのではなかろうか。
>646(法王がガリレオの破門を解きましたが、今更何の意味があるの?)
末端のクリスチャンの中には、未だ地動説や進化論に懐疑的な者も多い。
高等教育を受けた者であっても、科学的分野の知識を受験用として押さえて
おきながら、真実はただ聖書の中にありと固く信じる者が少なくない。
そうした連中を啓蒙する意味で、教皇庁の姿勢にも一定の意味があろう。
しかれどクリスチャンならざる私にはまったく無関係なことで、やはりあまりの
馬鹿馬鹿しさに鼻白まざるを得ないな。
>648 魔女裁判官
>私はこのスレから立ち去っていた間の質問にレスは返さぬつもりで
>おりましたが、私も返すべきでございましょうか
いや、必要なかろうと思う。───というより私の回答だけでかなりの容量を
消費してしまったゆえ、もはや貴官が全てに回答するのは難しいだろう。
それに…あまり過大な量の回答を付すのは思っていたより大仕事だ。
674 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:54
>647(晋の国について、教えて下さい。いい国だったのでしょうか?)
司馬氏の晋は、中華史上最も弱体な統一王朝だ。そもそも三国時代末期は
中華社会が経済的にも政治的にも、どん底まで落ち込んだ時代であり、
一時とはいえ中国全土を統一した王朝が出現したことそのものが、
ひとつの奇跡であったと言える。晋の天子は大土地所有者(=貴族)の中で、
第一人者の地位を保っていたに過ぎず、経済問題に直結する土地制度の
諸問題につき、手を打つ力が全くなかった。民衆にとっては明日をも知れぬ
暗黒社会であり、いい国であったかと問われれば、はっきり否とする他ない。
この王朝の二代目である恵帝は、中国史上最悪の暗君とも言われるけれど、
そもそもどんな明君が君臨したとて、晋朝の構造的問題を是正し、強国に
生まれ変わらせしむのは不可能であった筈だ。中国史の中で重要な位置を
占める王朝ではないため忘れられがちだが、もっとも類似するのはやはり
唐王朝だ。王朝交代の流れから見れば晋の系統は南朝の終焉とともに
絶えるが、政治制度的には晋の延長線上に唐があると言って差し支えない。
>654(司馬懿さんは邪馬台国の使者を見た事あるのでしたか?)
邪馬台国の使者が入朝した年代は覚えておらぬが、前線に出ていた時期で
なければ仲達も目にしたことがあるやも知れん。だが、外国の使者を引見
する際のしきたりは王朝ごとに異なるゆえ、明らかに職域の異なる仲達が
そこに同席したか否かは何とも言えぬ。まあ…本人の答えを待てば済むこと
なのだが。一応推測だけはしてみた。
>655(嘘をつけない体にされたら人生はお仕舞いですよね?)
哲学的な観点では、そうした運命を幸福と捉える向きもあろう。しかし実生活で
相当な不便を強いられるのは明らかだ。世辞の一つも述べることができぬでは
円滑な社会生活を営むことすら難しい。確かに人生終わりであると言えるやも
知れぬ。
675 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/18 19:57
>656(美柳ちなみさんに対して一言)
ふむ。聞き覚えのない名だ…。日本人の女性であることは間違いなさそうだが、
歌手か女優あたりだろうか。そもそも、なんと読むのだろう。「ミヤナギ」かな?
一般的な姓ではないゆえ芸名か何かなのであろうな。
>657(第三次世界大戦は、どことどこの争いを中心とした物となるでしょう?)
少なくとも現代における国際社会の態様からは、世界大戦規模の戦争が勃発
するとは考えにくい。先進国にとっては自国を戦場とすることのデメリットが、
大きすぎるし、市場経済が世界中に敷衍してしまえばますます戦争によって
物事を解決する必要性は薄れるだろう。あまり未来のことを予測するのは
不可能だが、核兵器を用いた世界大戦は人類を滅亡の危機に晒す蓋然性が
極めて高いゆえ、ある程度の自制心は働き続けるであろうように思う。
これでようやく追いついたな。
容量もそろそろ危ういゆえ、今週中には次幕に移行となろうか。
では、本日はこれまでと致す。
蔡京さん追い付くとは思いませんでしたよ。
最近、審問が重なり毎日来れなくなった。真に申し訳無い限りだ。
>643 (「文明西回り説」をどう思いますか?)
単にその頃の日本の国情が偶々上向きだっただけに過ぎない。
それを真に受けて内情が把握できず、大言壮語を吐いた結果が今現在の
日本の不況や諸問題の表面化なのだ。
これを文明の理論に当てはめる価値も無いと我輩は考える。
>644 (この事件について)
まず最初の写真を見た瞬間にどの様な事件かは察しがついたが、怨恨も
この様に積み重なると常軌を逸した行動が見られる。
これを中国に限定する事は無意味だが、死刑判決は現代中国独特の物だろう。
これが他の欧米諸国なら禁固刑が妥当になるが厳法論者である我輩には
賛同できる判決と前向きに受け止めておる。
>645 (神風が無かったら、日本は元に滅ぼされていたでしょうか?)
当時の元は南宋を滅ぼしたが、その他の安南やジャワ遠征では悉く
失敗している以上、日本遠征もそれにならって考えると成功したとは
思いにくい。やはり日本の地理的条件と元軍の当時の現状では、せいぜい
大宰府を占拠しても、長期的には撤退が限界だろう。
>646 (最近、法王がガリレオの破門を解きましたが)
既に本人が死んで数百年経過した後でも、この様に評価は変化する。
それを如実に表現したのが、その破門解除だろう。
地動説の正否を今更論じるのは無意味に他ならぬが、本人も地下で
満足していような。学者とは己の学説を認められる事は何よりの筈だ。
>647 (晋の国について、教えて下さい。)
三国分裂の結果と見られがちだが、本来晋は魏の後期には既に司馬家の
独裁政権として半ば完成されていた。禅譲はその結果に過ぎぬ。
仲達殿のクーデターの段階で魏の政治軍事権を握った時点で王朝の基礎が
固まったと言えるが、当時の士大夫や貴族豪族にとっては単に頭が代わる
のみの事だったかも知れぬ。
良い国であるかは問題外だろう。収奪を元とする古代王朝である以上
民間の生活は期待は出来ぬし、何より貴族の力が強大すぎた。
王朝の優劣度でも下位に属するのも致し方ない。
>654 (司馬懿さんは邪馬台国の使者を見た事あるのでしたか?)
それは本人の言を待ちたいが、あの時の仲達殿は長安に駐屯か燕への遠征と
多忙だったので、未だ未開の東土の使者の引見に立ち会う程余裕があったか
知らぬが、まあ日本と三国志の接点故、興味を抱くのも理解できる。
>655 (もし嘘をつけない体にされたら人生はお仕舞いですよね?)
我輩ならその時点で社会生活を断念せざるを得ぬな。
嘘を排せば、何をもって生きるに必要な便宜を図れば良いのか分らぬ。
一生涯、嘘偽り事とは無縁な人間など、絵空事に等しい物にて存在せぬ。
確かに君の申す通りだな。
>656 (美柳ちなみさんに対して一言)
我輩も存ぜぬ名前なので調べては見たが、余りに乱雑して、どれが656の
申している本人の事か判別できぬ。
大変申し訳無いが我輩も明確な返答が出来ず面目無い。
>657 (第三次世界大戦)
架空の話に過ぎぬが、今現在の国際情勢ではイスラム勢力が絡むのは
ほぼ間違い無いと見る。だが考えられる要素が余りのも多く、また
散発的な事柄なので断定は出来ぬ。
蔡京殿が申される通り、核兵器使用を推測すれば人類の存続云々に
関わる大事となるのは避けられぬ。勃発しないに越した事は無い。
>676 (蔡京さん追い付くとは思いませんでしたよ)
流石は中華史上でも数少ない実務家宰相であった蔡京殿と我輩も頭が下がる。
しかし>665で初対面の折の感想を述べられていたが、やはり我輩の名前を
存じていれば当然の反応だと普通に受け止めておる。
ちなみに我輩は序盤で水滸伝や新法問題・北宋末期に関わられた有名人が
訪れて幸いであったが。
さて、もう容量が埋まるが次については正直な所、少し様子を見たい。
今、些か公事が重なっており前の様に頻繁に来れぬのだ。
せめて来週まで待って欲しいが、他の三名の内誰かが立てるのは構わない。
題名も自由にされても問題は無いしな。
では、今朝はこれまでとする。
容量オーバーが心配なので質問を控えている訳ですが…。
スペースがあればお答え願います。
進化論は皆さんの時代でも、説得力はあったでしょうか?
容量が少ないとのことなので、ごあいさつは省略で。
>644 川島屋様
嫉妬や僻みからくるヒステリーというものでございましょうか。
なんと未熟なことであろうかと、私は思いますな。計画性の
感じられぬ行動でございます。いや、硫酸を用意して使用する、
そこまでは計画を立てたとして、その先の考えが読みがたい。
まず何のための犯行なのか、それを考えなければ見返りのない
リスクを背負うだけです。
犯罪を推奨するわけではございませんが、このような事件に
手を染める前にはもういちど、冷静になって考えるべきでござい
ましょう。しかし、万が一こんな未熟者に硫酸などかけられたら、
やり場のない怒りに焼かれることでございましょうな。
>655
「嘘も方便」と申しますな。「正直は最善の策」ということわざも
ございますが、最善策をとれぬ場合には次善策が必要となり
ましょう。そもそも嘘をつけなくなればお世辞を交えた社交辞令や
お茶を濁すことにも不自由が生じてしまう。いわゆる大人の会話
というものすらまともにできなくなってしまいますな。
人生が終わりかどうかはその方次第かと愚考いたしますが、
私ごとき俗物には到底耐えられますまいな。あるいは自らの手で
本当に人生に幕を引くものすらいるのではございますまいか。
>656
逆転裁判3なる法廷を舞台にしたゲームの登場人物らしい
のですが、それであっていますでしょうか。残念ながら、私は
実際にやったことがないためコメントはいたしかねます。たいへん
申し訳ございません。
しかし、時代も変われば法廷も変わるものでございますな。
現代の裁判は、刑事にせよ民事にせよ、被告と原告とが、必要と
あらば弁護人を伴い、傍聴人の前で裁判を受けることができる。
私がこの時代の裁判官であったら、とは想像がつかぬもので
ございますな。同じ裁判官でございますが。
>657
第三次だけに大惨事……という誰もが思いつくであろう駄洒落は
さておき、ここに米国が絡むのは間違いございますまい。あとは
そのときの世界情勢によりましょうが……その米国から悪の枢軸と
名指しされたイラク、そして朝鮮民主主義人民共和国とがどのように
絡んでくるかは興味のあるところでございますな。おそらくはその
どちらかが米国と争うことでございましょう。とはいえ、イラクは
すでに前政権が崩壊しており、そのときにどのようなスタンスに
立っているかは私には想像いたしかねます。
あるいは、欧州連合が米国と衝突するか、欧州連合の内部で
分裂するパターンもありえますな。
もっとも、これらは「もし第三次世界大戦が……」という前提に
基づく空想であり、実際は大戦そのものが想像しがたいというのが
私の考えでございます。
>663,673 蔡京様
「得がたい」とはまったくもってありがたき評価ではございますが、
私は凡庸でございます。みなさまはそれぞれ国家の重要ポストに
就いておられますが、私なぞは一介の裁判官に過ぎません。
……謙遜ではございません。立場が低いのは確かでございますし、
それよりも……むやみに頭を上げて、出る杭とばかりに打たれては
たまりませんからな。ですから私は凡庸でよいのです。
>676
正直、無礼を承知で申し上げるなら、こんなに早く蔡京様が
追いつくとは予想しておりませんでした。侮れぬ方々ばかりで
ございますな。敵でなくてよかったと思いますよ。
>681
まず、進化論なる説が一般的になったのは種の起源が出版
された19世紀のことでございますな。私が生きた時代はそれよりも
以前だと、まず前置きさせていただきましょう。
さて、種の起源が出版されたとき、かのダーウィンは教会から、
例によってたたかれたそうでございます。19世紀ですら、です。
もしもそれが私の生きた、魔女狩りの時代に発表されたら、著者の
主張は教会により退けられ、あるいは有罪判決が下されて処刑された
可能性すらありえます。
私個人はどうであったか。おそらく、当時ならばその説が正しいか
正しくないかではなく、著者を有罪とする手順を考えていたことで
ございましょう。
ここですか、頭のおかしい連中が集まる板とは
686 :
以上、自作自演でした。:04/02/20 15:05
心の傷が癒えてきたのでここにカキコします。
6年前つきあっていた彼氏と旅行に行きました。
N県の山中で周りに何もないのにコンビニがあったんです。
多分、旅行者が立ち寄るんだろうと思いました。
彼氏がずっと車を運転してくれていたので、私はちょっと休もうかと、彼氏に提案したのです。
彼氏が、ついでにジュースでも買ってくるわ。ってコンビニに入ったんですけれど
30分しても戻って来なく、不思議に思ってコンビニに入ると店員がレジで漫画を
読んでいる以外誰もいませんでした。
店員に、「ここに30分ぐらい前に男の人きましたよね?」って聞いたんです。
そしたら店員は、「あぁ、その人ならコーヒーを二つ買ってすぐに出ていったよ。」
って答えたんです。
私、その瞬間身体じゅうの毛が逆立つような寒気を感じてそのコンビニから走り出て車に飛び乗りました。
後ろも振り向けないまま必死に運転してT市の交番にかけこみました。
彼氏は何かに巻き込まれたのだと直感で思ったのです。
だって、私も彼氏もコーヒーは大の苦手で、彼氏はコーヒーを飲んだら腹を壊してしまう
ぐらいで、絶対に絶対に買ったりするはずが無いんです。
あの店員の顔今でも忘れません。
彼氏はあれからどうなってしまったのでしょうか。
687 :
以上、自作自演でした。:04/02/20 17:04
鼻毛、尻毛、チン毛、乳毛、マン毛、どれが一番重要でしょうか?
エヴァンゲリオンは悪でしょうか?
689 :
蔡京 ◆GtkPmKwSp2 :04/02/20 20:24
少々まずいことになっている。
遺憾ながら、残った質問に回答しうる容量の余裕はなさそうだ。
次場の冒頭にでも貼りつけることと致す。
来が戻るのを待ち、週明けに第三幕へ移行するか・・・。
私か仲達か魔女裁判官が代理して立てるか・・・。
表題も決めねばならぬし、とりあえず意見を募集する。
【閑話清談】悪臣に聞け!【談論風発】
次の話で持ちきりの中、突然だがわしは今回で引退させてもらう。
昨年夏の三国志乱立を何とか生き延びてきたが、流石にそろそろ潮時と思ってな。
何時までも老醜を晒しても恥になるだけだしな。
丁度容量で埋まりそうなので今日、言わさせて貰う。
来俊臣と蔡京。それに魔女裁判官には世話になりっぱなしじゃった。
見返してみると、わしの返答類が一番短くて駄文だの。
もし、別世界のわし。例えば三国無双のなどが現れたら
そちらにも宜しく頼みたい。
では皆も達者で暮らすが良い。再び地下で春華と眠るとしよう。
「聞け!」は「訊け!」の方がいいですかね、司馬懿さん…って
ちょっとちょっと!唐突過ぎますよ!
うぬぬぬ…流石司馬懿仲達…覚えてろ!…つーか忘れないぞ!
どうもお疲れ様でした!
…ひょっとして、こうなると次スレは立たないのでしょうか?
_, ,_
( ‘Д‘) あああああああああああああっ。そんな・・・
有名な荒し『真・巨人党』をご存知ですか?
普段温厚ながら、「一騎当千」をクソミソに貶す司馬懿さんが大好きでした。
いえ、皮肉でも何でも無いですよ。
お疲れ様でした。
容量の関係上、手短に。
>仲達様
なんですと……どうしても続けることはできませんか。いや、
辞めるやめないの問答をした挙句に一時的に行方をくらました
私に強く引き止める権利はないのかもしれませんが……
お気持ちが変わり次第、いつでもお戻りください。
次回のタイトルでございますが、私にはそのセンスはなく……
まあ、そのあたりは皆様にお任せしてしまいたい。よろしくお願い
申し上げます。
さて、懸案の次についてだがこれで行こうと思う。
【野望】世界悪徳列伝第二【再臨】
>681 (進化論は皆さんの時代でも、説得力はあったでしょうか?)
我輩の生きた唐代にはその様な論は存在しなかったが、中には稀に
そう考えていた者も居たのは事実だろう。中華では神話の時代でも
人間は存在しており、神が創造したと言う概念が希薄なので類人猿
に起源を求めても不思議では無い。只学説としては無かったが。
>685 (ここですか、頭のおかしい連中が集まる板とは)
他人を蔑んで己を高く見せるのは常套手段にて、それを一々非難反論を
しようとは思わぬ。だが相手を選んで発言せぬと時には自分に何かしら
手厳しい反応が返ってこぬとも限らぬぞ。
我輩は我輩としての反応しか無いが、別に何も申す事は無い。
>686 (6年前つきあっていた彼氏と旅行)
単に白昼夢か物の怪の類と片付ければそれまでの話だが、常時客の相手に
時間を費やす店の店員が通りすがりの男客の顔を覚えているかと言う
疑問もある。まあこう述べている本人も過去の一片の記憶の残光と認識
出来るまでに落ち着いたのだから、今更深く掘り出しても無意味だ。
また他に男を見つければ良いだけの話なのだからな。
>687 (鼻毛、尻毛、チン毛、乳毛、マン毛、どれが一番重要でしょうか?)
最初に挙げた鼻毛だろう。鼻穴に塵が入らぬ様防護する意味合いのある
鼻毛が一番思い当たる物だ。他の四種類の毛は重要度を考えるのすら
難しい物がある。特に乳毛など見栄えも悪く御世辞にも褒められた物でも
あるまい。尚中華では多毛を幾分見苦しいと見る慣習であった。
三国志の関羽の如き美鬚は稀であったそうだが。
>688 (エヴァンゲリオンは悪でしょうか?)
利用できる物なら利用するに越した事は無いが、大抵の物でもそうだが
利点と欠点がある。その両方を考えて使わぬと痛い目を見る事は必定だ。
まあ、兵器である以上使う者の判断一つでどうとでも変化する。
>694 (有名な荒し『真・巨人党』をご存知ですか?)
初めて耳にする名前だが、野球団体に関する物かな。
だとしたら単にその団体以外を認めぬ排他的概念に基く集団ではないのか。
宗教や結社にありがちな物故、別にどうと言う事は無いがそれが他の集団に
害を与えるのならば敵もしくが有害な物として認定されても仕方が無い。
>(仲達殿)
左様ですか。確かに昨年の三国志関連の場所が余多立ちながら、現在まで
活動できたのは貴殿しかおりませぬな。我輩も貴殿に学ぶ所大であったが
こうして同じ場で共に進められた事は真に喜ばしき事でしたぞ。
再び眠られるそうだが、もし気が向いたり事情が許せば気兼ね無く来られよ。
その時は大歓迎致しますぞ。
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次スレもガンバッテネ★
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