ttp://tiyu.jp/ パンツを見せたりしながら、相手が自分にとって「使える」人間かどうか試していたとのこと。
やな奴ですね。
確かに劇中でも、自分の考えを聞かれると答えをはぐらかして「あなたは?」と聞き返す場面が多かったです。
しかし、たまに彼女が自分の考えを口にするときも、思わせぶりなだけで具体性は皆無でした。
「戦争は難しい」発言にしても、それ以上の言及は一切なかったので、それが経験からくるものなのか、
本で得た知識なのか、とにかく悟っているのか、映像からは一切分かりません。
そして、物語終盤。ラクスさんは戦艦を盗み、ナチュラル側でもコーディネーター側でもない第三勢力を結成します。
ところが、ラクスさんがその軍勢で何をしたかったのか、視聴者には分かりません。
とりあえず攻撃されたら撃ち返すなど、最後まで行き当たりばったりな行動しかしていなかったように見えます。
ちなみに、最終回の直前にラクスさんが長々と語っていたセリフは、「わたくしたち、人は、おそらくは、戦わなくても良かったはずの存在……。
なのに、戦ってしまった者たち。何のために? 守るために? 何を? 自らを? 未来を? 誰かを撃たねば守れない未来、自分、それは何?
なぜ? そして、撃たれた者にはない未来。では、撃った者たちは? その手につかむ、この果ての未来は? 幸福? 本当に?」
ただ思いついた疑問を羅列しただけの中学生ポエムに見えますが、最後までこんな感じで、問題提起以上のことは口にしませんでした。
どうも福田監督の脳内では彼女はスゴイ人物らしいのですが……。
劇中の描写からは、「実は分かっている人間」と言うより、
「天然に見せかけているけど実は分かっている人間のように見せかけてやっぱり天然」に思えます。