■聖戦■グランベル軍が集まるスレ■悪役■

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ブルーム様は料理上手ですか?
829キムジョンイル@親愛なる指導者:04/01/06 20:48
グランベル帝国は今日から私が取り扱ってやろう。
まずはバーハラに偉大なる金日成首領様の金像を建てるのだ!
830ガウ:04/01/06 22:49
オヤジ、生きてた、ガウし・あ・わ・せ...。
アルヴィス、オヤジいなくて、しあわせ?
  政務が終わり返答を書き始めた時が遅かったせいか既にこんな時間だ。
シアルフィ城では予想以上に政務が立て込んでしまい来るのが遅れてしまった
さて、本日も返答を返していきたいと思う。

>816
  その通りだな和尚、だがだからどうした?
“力”とは傲慢な事“力”とはエゴを押し通す事
そして私のエゴと傲慢は現在世界を覆う闇を打ち払う事だ
私にしか出来ないなら私には出来る、これ以上の傲慢な発想があるかね?
私にはその“力”がある、ならばそれを持って推し通るのみだ。

>817
  散華か……良い武器だ、それ一振りで国家を破滅に導く武器などそうはない
異世界の伝説の武器をこうして目の当たりにすると…、実に身震いがするものだ。
神威や大蛇顎も良い武器だがやはり対になる方が良い
その武器の裏刀の夜叉を見付けることだ、双つになった双剣の前に敵など無い。

>819
  済まぬな、どうもその名前は初見だったのだ。そうか…、原作がある単語だったか
グーグルの杖はその単語に反応を示した、ようやくどんな作品であるか知ることが出来たよ。
現代においても熱狂的なファンが未だに居るところを見ると本当に良い作品なのだな
今は私には時間が無い、政務に追われる毎日故にそれを楽しむ事は出来ない。
だがマイナーとは言えここまでのファンが居ると言うことはやはり素晴らしいのだろう
一度手にとって見たくなった、たとえここに出さなくても私は必ずそのどれかを手にとるよ。
>818
  これまで私が語った言葉に嘘などない、私は心からディアドラを愛して結ばれたのだ。
「お前はロプトの血筋を引いている」
このマンフロイの一言が世に漏れれば私は殺されただろう。
  「血筋だけで何故死ななければならない!血筋だけで何故全てを決めてしまう!!」
なんど独りになった時に叫んだ事か、なんど壁を殴りつけたことか…。
「聖戦士の生み出した血筋が全てを決める世界を作り変える。」
その理想を持ったのはその時の事だ、そもそもおかしいと思わぬかね?
「過去にロプトを信仰した者、ロプト残党は一族郎党全て火炙りにせよ。」
その狂気にも等しい命令を出したのは他でもない、私達の祖先だ。
旧ロプト信徒を魔人と呼び迫害し続けたのは私達だ。
その「蛮行」のどこに“正義”が“善”があると言うのだ!
「過去にロプトを信仰した者は一族郎党全てを火炙りにせよ。」
この一文は過去に起きた事に対し私達の先祖が復讐心を発露させていたに過ぎなかったのだ…。
  それに気付いた者は今までも居た筈だが皆言えなかった
面と向って表だってそんな発言をすればロプトに組したとして火炙りにされる。
ロプトを悪役に仕立てておけばそれを打ち倒した聖戦士が文句を言われる事は無いからな
仕組みに気付いてしまった私にとって、グランベル王国は野獣の国に見えてしまった。
これまで仕えたグランベル王国を、護るべき対象だったアズムール陛下を……
  そして私は反王政派と渡り合い、表面上は忠誠を王に誓う振りをする二重生活を送ることになった。
レプトールもランゴバルドも最初は驚いていたよ
王国の番犬だった私が自分達と共に王位を奪う算段をするのだからな。
彼等にしてみれば私の内面などどうでも良いことだっただろう、私にしてもそうだ。
  だがそんな事を考え表面は王に仕え、そして裏で反王政派と陰謀に明け暮れれば自然と心はボロボロになる
私とて人だ、矛盾した顔を数年も続けていれば限界はいずれ訪れる…。
そんな私の心を彼女は、ディアドラはただ一心愛してくれた
彼女の言葉だけが私に残された最後の安らぎだったのだ。
そして私は彼女なら裏切らない、彼女なら共に歩んでくれると縋ってしまった、
その影に絶望と狂気がマンフロイによって仕組まれているとも気付かずにな…。
>820-821、>825
  私とは違う者が伺えるだろう、そうでなければ私でも書けなかった。
そんな文章を読みたくない者は読まなくて良いし読む価値も全くない
関係した者だけ読みああそうなのかと思えば良いだけだ。
  それ故数行の空白を空ける、また今回この部分の私の返答に関する書き込みの一切を今後禁じる。
人の言葉を理解するならば、私の書いた文字が読めるだろう。
それを無視した者は人ではない違う生物なのだと判断し放置とする、それでは始めよう。


  >820よ、まずお前は少女漫画を誤解しているな
その漫画はレディースコミックではないのか?もしくは非常に偏った>821の言った世界などだ。
私は以前北の大学に通う大学生とその飼い犬の漫画がドラマになった時に興味を持ち原作を読んだ
更に別な作品へ興味を持ち他の漫画を幾度か読んだ、その中にそんな描写が全く無いとは言わぬが
それを平気で描いている描写もまた見受けられない。
  そして強姦された女性が強姦相手へ恋心を抱く事は現実にあり得る事だ
そうしなければ心を壊してしまう、強姦は自尊心をズタズタに引き裂くことだからな。
男にしてみれば自分の感情(この場合は性欲)を無理に押し付けただけだが相手にしてみればモノとして扱われた事になるのだ。
「この男は自分を強姦したいほど愛してくれたなら自分はこの男を愛さなければならない」
そう自分で自分を“脅迫し”思い込むことで強姦され使い捨てにされた自分は
その男性に愛されるべき存在であったと思い込むことでその自尊心を修復しようとするのだ
その過程で相手に擬似的な恋心を強姦相手へ抱く事があり>820はその恋心に付いて言いたかったのだろう。
  しかし相手は当然対人関係を学べなかった人間だ、女性側の気持ちは最悪再びモノとして扱われ更に心を壊す事すらある
そしてそう思い込まなければ居られないほど壊された心は周囲にも大して理解されない
警察に行こうにも知人やまして親が止めてしまう場合すらある
「犬にかまれたと思って諦めろ。」こんなふざけた言葉があるか!
人が人であるのは自尊心があるからだ、自尊心を認めない事が相手をそこまで追い詰める。
  長くなったな、二つに分割する。そしてここでも私と違う者が伺えるだろう
そんな文章は読まなくて良いし読む価値もない、関係した者だけ読みああそうなのかと思えば良いだけだ。
この空白は私に残された最後の良心だ、せめて他の人は無視してくれる事を祈る。



  そして更に言わせてもらおうか、>820よ。
私と、そして私が愛するこのユグドラルの大地は少女漫画の権化ではない!!
この世界を定義付ける上で自分流に解釈する事は間違いではないし
私達の世界の根底をそうお前がそう思い込み認識する事は一向に構わぬ。
だがその思い込みを他人に押し付け、まして公共の場所で垂れ流すな
思い込みを他人に押し付ける事がお前の正しき事ならそれは間違いであると知れ。
  >821よ、この地はグランベル帝国シアルフィ領、様々な者達が入り乱れているが
それでも私はグランベル帝国初代皇帝、アルヴィス・フォン・レアル・ヴェルトマーなのだ。
そう突っかかりたくなる気持ちは痛いほど判る、だがここは私に免じて引いてくれ。
こんな面倒は私だけが被れば良い、あなた達名無しの民は心穏やかに相手を無視して欲しい、私からの精一杯の願いだ。
  最後に>825よ、私は自尊心を粉々にする強姦と陵辱を、未遂だからと少年誌で描写する人間に非常な疑問を持つ。
それの読者は対象が少年誌である以上少年が主体であり、中には幼き者が含まれるだろう
その幼き魂に、女性をモノとして扱う人間が出てくる漫画が刻まれるのだ
強姦を描写することなど人間の本能部分のこと、誰にでも描ける安易な話だ。
そんなものを少年誌で描く事に価値など無い、強姦描写がしたいのなら青年詩で行えば良い
安易な性描写で生まれる危険性を考えられぬ男の描くモノに私は価値を見出せない。
>822
  大人が個人でそれを楽しむ分には問題あるまい。
仮に子供が手に取る危険性があるならば考え物だが
親がそれに対してきちんとしたコメントが出来れば問題無い。
  そして国家でそれを取り締まる必要性も無いだろう、
そんなものよりも親の一言の方が影響力がある
そんな幸せな家庭を民の一人一人が築いて欲しい、それが私の願いだ。

>823
  本当にすまないな、小言を呈してしまうとは私も老いたと言うことか。
謝ることは無い、お前は良き事と思ってしてくれたことだろう?
ならばそれで良いではないか、私はその心遣いが本当に嬉しいよ。

>824
  4、食料が完全に無くなる前に兵達にたらふく喰わせて最後の一戦を仕掛ける。
篭城戦で食料が無くなると言うことは援軍が期待出来ない状況だが、
だからと言って座して死を待つつもりも兵に無駄な死を与える選択も私は選びはしない。
  3に食べられるものは全て食べ徹底抗戦という選択があると言うことは
篭城さえしていれば敵軍の攻撃を持ちこたえられるだけの戦力はある訳だ。
ならばその戦力の全てを以って敵軍の一番薄い処を一気に突破するのみ
同じ死ぬのならそのまま餓えきるよりは、きちんと食べさせ勝負に出た方がまだ生き残る可能性がある。
>826、>827(ヒルダ
  ふ…そしてその死後百年後に大陸全土を巻き込む戦が起き
ティルフィングを奪った異大陸の集団が最後に篭城して
その空中庭園で最終決戦が行われるのかね?
そして>828はブルーム宛故任せる、私も興味があるところだ。
(私が作った料理は散々だったからな…。

>829
  ユリウス…お前の選んだ同盟相手はよりによってこんな男なのか?
バーハラに何を建てようがシアルフィに居る私には関係が無いが
お前がこいつに指導権を譲るとも思えぬのでな。

>830
  ああ…私はあんな父親なら居ない方が幸せだよ
そうか…お前の父親は生きていたのか……。
生き別れていたのならばこれから精一杯大事にする事だ、親孝行をするのだぞ。

  さて今回の返答はここまで、仕事始めや始業式が済んだ者も多いと思う
慌しい年の初めかも知れぬがお互いに気を引き締めて頑張りたいものだな。
最後に上へageて閉めたいと思う。
837フェイスレス:04/01/07 15:50
僕は自分を信じているんだもん。
自分を信じて夢を追いつづければ、
夢はいつか必ず実現する!
携帯PHS11桁〜♪
>806 の続き、ユリア様らしき人物につき密偵より報告あり。

ユリアと呼ばれる彼女は光魔法で解放軍の躍進、トラキア制圧に貢献。
寡黙で無表情、よく分からない人、という軍内の評判であるが、孤立はしていない様子。
セリスに対してのみ心を開き会話する、との評もあり…
 えーと…
 「セリス様ったら、ユリアだけミレトスへ買い物に誘ったんですって。
  ユリアだって微笑んじゃって。何よ、あたしだってセリス様のこと…」
 とのメモが…これは何ですかな、よく分かりませんが。

えー、要は、彼女の軍内の地位は確かであり、危害を加えるものはいない模様です。

一方、ロプト教団に不穏の動きあり。
セリス率いる反乱軍から要人の拉致誘拐を画策しているらしいとのことです。
一つ伺いたいのですが世間で白眼視されているロプト教団が
760年の段階でアルヴィス陛下が暗黒神の血統と叫んでも
他愛の無い戯言と片付けられたのでは?
事情を知らない他者にシギュンやそれ関連の話持ち出しても「???」だし
  今回は連続して返答を応えることが出来た、いつもこうだと良いものだがな。

>837-828
  ほう、色々調べてみたがグロ映画のタイトルのようだな。
その映画の中にそのような台詞があるのだろうか?
夢を持つのは良い、何も持たないよりは前向きになる。
追い続ける事だ、歩いている間は先へ進む事が出来る。
  そして>828は意味が判らんな、私たちの住んでいるこの世界から遥か未来の話
今の私にとっては変更しようがなんだろうがどうでもいい話だ。
ただその当時変更になった者たちは色々手間が掛かったことだろう
システムを変えるのは手間が掛かるものだな。

>840
  ロプトの謀略は巧みだ、マンフロイは最初ヴェルトマーの執務室へ歩いて入ってきたのだよ
転移の術を使わず正面から入ってくることで影響力の強さを私に見せ付ける腹だったのだろう。
  事情を知らない民衆もロプトに対する嫌悪と興味はある。
そして騒ぎ立てる人間がマイラ派の存在と我が母シギュンについて触れ回ればいずれそれは表へ出てくる。
そして民衆は一人騒げば三人が騒ぐ、その一人目になる人間はロプトでも誰でも用意できる。
ましてヴェルトマー家の当主がロプトと知られればあっという間だ。
>839
  ふむ…密偵から更に報告が入ったか、名前までも一緒では疑う余地もあるまい。
しかし寡黙で無表情とはこれはいったい…あの子は良く笑う子だったが……
まあそんな性格でも反乱軍の中で孤立せずコミュニケーションが取れているのなら一先ず安心か。
ロプトの反乱軍要人誘拐計画については以降も密偵に追わせろ。
もしも奴等が反乱軍から誰かを浚おうとするなら、面と向かっては出来ぬが出来るだけ妨害しろと
ここで反乱軍の戦力が削られることはあまり良いことではない。
  しかし遂にトラキアが反乱軍に制圧されるとは…「巨星、落つ」か…
ムーサー将軍も、そしてトラバント王までも倒されるとはな……。
許せよ、ムーサー将軍、そしてトラバント…、ユリアがお前たちの命を奪ったやも知れぬのに
私はユリアが生きて居てくれた事を喜んでしまった…。
そしてセリスめ、本人の資質も然る事ながら、これがシグルドの残した遺志の力とでも言うのか。
  現在反乱軍はミレトス地域へ入りペルルーク城を攻城中…
ふむ、ミレトス地方へ反乱軍が来るならその地の“黒薔薇”へやつらをぶつけ毒を以って毒を制するか
反乱軍はトラキアとグングニルを打ち倒した連中だ、如何に“黒薔薇”が強力でも無傷では済むまい。
  しかし彼らがここまできては私も暢気にシアルフィで隠居をする訳に行かぬな。
全ロートリッターに指令を出すか、“あの時”の兵士達全員に、もう一度………。
若き騎士に背負わせるにこれはあまりに重過ぎる、事の決着は“あの時”の騎士の手で付けると。

  さて、本日の返答はここまで。
正月の疲れか風邪を引くものが多いと聞いている、あまり無茶などをしないよう気をつけるのだぞ。
さて、上へageて今回も締めたいと思う。
少なくとも巴里市全域が巨大な植物に破壊されても死者ゼロの
三流ギャルゲーもどきの某大戦よりは現実的ですね。
聖戦の系譜は。

陛下に質問ですが、バーハラ虐殺を生き延びた
ラケシス・シルヴィア(多分)・フュリー・ブリギッドに
些かでも哀れと思った事はありますか?
844セリス:04/01/08 16:13
♪いとしの あなたは とおいところへ?
  いろあせぬ とわのあい ちかったばかりに♪
♪かなしい ときにも つらいときにも
  そらにふる あのほしを あなたとおもい♪
♪のぞまぬ ちぎりを かわすのですか?
  どうすれば? ねえあなた? ことばをまつ♪
 
♪ ありがとう わたしの あいするひとよ
  いちどでも このおもい ゆれたわたしに♪
 ♪ しずかに やさしく こたえてくれて
  いつまでも いつまでも あなたをまつ♪
題材自由で詩を詠んで下さい。長さは自由です
  この時間帯に時間が取れたことを感謝しつつ返答を返していくとしよう。

>843
  現実的かどうかは受け手側の問題でもある、どれだけ荒唐無稽な物語でも
その受け手側がこれは現実的と思えばそうなのだ、物語は受け手側の数だけ存在する。
  さて、バーハラの戦いを生き延びた彼女たちを哀れと思ったことか…。
まったく“無い”と言えば嘘になる、だが敢えて“無い”と私は応えるよ。
あの戦いは私が皇帝となり、我々が理想とした国家を作る上で払わねばならなかった犠牲
その中でロートリッターには騎士に有るまじき戦いをさせてしまった
シグルド達は罠にはめて殺し、更に我が弟…アゼルまでこの手で…!
  だがそこまでして成し遂げたいことが私たちにはあった。
犠牲を払わず結果を得られるならそれが最良だが私は神ではない、大きな犠牲と引き換えにしか事を為せなかった。
その犠牲にした人間全てを哀れんでいては先には進めない
彼らの屍を超えた先にしか道が開かれないと信じた私にとっては尚更だ。
>844
  誰を想って歌う歌だねセリス公?
いや、私はただの通りすがりの貴族だ、君の歌の歌詞は甘いのにその歌声は哀しそうだな。
……………そうか、ユリア嬢がさらわれたか、ユリア嬢は公子の軍の一員だったな。
つかぬ事を聞いてしまった、私も立ち去るとしよう。
これから…そうか、クロノスへ君達は向かうか
クロノス城のヒルダと付近のベルクローゼンは凶悪と聞いている。死ぬなよ、セリス公。
  …………密偵は間に合わなかった、若しくは敗れたということか。
彼らを打ち破る位だ、相手は大司教クラスだろう。そして奴らがさらったのはユリアと……
再び私達は奴らの掌で踊ると言うのか!だがユリアを、サイアスを、そしてユリウスを
奴らの作ったレールに乗せる訳には、私達の歩んだ道をもう一度私の子供達に歩かせるわけにはいかん。
  マンフロイのことだ、恐らく私とユリアを引き合わせることを画策することだろう。
それこそが私へもっとも絶望を味あわせると考えてな…
だがそのときこそがこちらの“切り札”を使うとき、人類を舐めるなよ、神の狗め。

>845
  済まぬな、必死になって考えたが私には詩の才能はないようだ。
それ故今回は見送らせてもらう、返答にまともに応えられず済まない。

  さて、本日の返答はここまで。
ここ数日はシアルフィでも極めて風が強かった、
風神フォルセティが一暴れしたかと思うほどにな。
それでは上へageて締めたいと思う。
さて、申年ですね。
ご存知もしれませんが、古来より申年の申の日に肌着を贈られると
健康に過ごすことができるという言い伝えがあるのだそうです。
これは地方により諸説あるのですが、申年の申の日に、身内(子供)から
「赤い」肌着を両親に贈ると良い、いうのはほぼ共通している内容です。

贈られた下着や肌着を身に着ける、あるいは箪笥にしまっておけば病が
”去る”、ということからきているそうですよ。

赤はアルヴィス様の色ですね。お子様には(たぶん)貰えないと思いますので
名無し臣下よりシャツをプレゼント。
ヒルダ様にはキャミソールをどうぞ。

1日遅れですが・・・(今月は8日を逃すと30日まで申の日がないので)
申し訳ありません…密偵は、謀殺されました…。が、死体よりメモが見つかりました。

マンフロイの魔道により、ユリア様と思われる方が拉致され、
ある隠し部屋に監禁する手はずとした模様です。

…陛下。ここシアルフィの地下に、そのような部屋がございます。
私の旧主…シグルド様より預かりし隠し部屋の地図、お見せしましょう。

あとは…陛下の、御心のままに。
  では返答を返して行きたいと思う。

>848
ほう、そんな逸話があったのか。私は始めて聞く話だ。
私やヒルダの健康を祈ってシャツをくれるとは本当にありがたいよ。
今年一年の健康か、一年の無病息災をあなたに祈ってもらえてありがとう。
そうだな、ユリウスが私にシャツをくれる訳も無く、ユリアは誘拐されてしまった
だがこうして労わってくれる人が居ることを私は忘れぬ。
  “病が去る”か。怪我は避けられぬかも知れぬが、病だけでも避けられるならありがたいものだ。
一日遅れとはいえ申の日をきちんと覚えていてくれてこうして祝ってくれたことが私は嬉しい
このシャツは…シアルフィ城の箪笥の中にしまっておくのも良いが実際に身に付けるとしよう。
私の色と縁起を担ぐのならきっと良いことがあることだろうな、
ありがとう>848、お陰でいい一年が過ごせそうだよ。

>849
そうか…密偵は倒されたか、彼が命をかけて掴んだこの情報を大事にせねば
なに…隠し部屋だと?シアルフィにきてから2年になるがこの城にそんな場所があるとは
シグルドも…いや、今はなにも言うまい。パルマーク、その場所へ案内してくれ!

  (ガチャ、ギギー)ユリア……か、いや、私は敵ではない、そう身構えないでくれ
ユリア……、おおきくなって、顔をみせてくれ、ああ………!!
私は……、私は………、いや…、そうだな。お前にしてみれば私がだれかは関係あるまい。
邪魔をしたな、ここでの暮らしは大変だと思うがかならず助けだす、それだけは信じてくれ。
  やはりユリアは記憶をなくしているな…、私の顔をみてもなにも判らなかった。
そして間違いない、マンフロイはユリアを使って“なにか”をする
その“なにか”をするためには記憶を蘇らせユリアの絶望を引き出すのだ
陰湿な奴のことだ、それは間違いがない、だがその時こそが私の……
記憶がない状態でこのサークレットを手渡しては危険だ
だが、記憶を取り戻したユリアならサークレットの意味を介してくれるだろう。
  パルマーク、ユリアを閉じ込めてある隠し部屋に監視をつけろ。
もし万が一、マンフロイやユリウスがユリアと接触を図るならば私がすぐに出向けるようにな。
なんとしても、ユリア一人にすべてを背負わせる訳にはいかぬ
少しでも良い、何か肩代わりが出来るならせめて父として私がしてやらねばな。
それと……、密偵の墓を作り手厚く弔ってやってくれ
私の娘を守ろうとして命を落としたのだ、せめてそれ位は、な…。
  ユリア…許してくれ、私はお前にどうしても絶望を味合わせてしまう
しかしすべては、闇を打ち倒せるかどうかはお前の精神力の強さにかかっている
絶望を味わっても挫けぬ心をお前が持っているか否かに。
出来るなら私がかわってやりたい、絶望をもう一度味わうことなど私は恐れはしない
だがユリア、これはお前にしか出来ぬのだ、お前の記憶を戻さねばナーガは…許してくれ………。
ユリア、真実と今一度向き合い、お前がそれに耐え切れると私は信じている。
お前を育ててくれた人と、お前がともに歩いてきた仲間達を私も信じる
だから運命に、お前を縛ろうとする闇の鎖に、負けないでくれ。

  さて、本日の返答はここまで。
風邪を引いた者はうがい手洗いを忘れぬようにな。
最後に上へageて締めたいと思う、それではまただ。
853ユリウス皇子の使者:04/01/11 19:13
ユリウス皇太子殿下の御言葉をお伝えします。
陛下に置かせられましては今後全権を皇太子殿下に委譲されると共に
速やかに譲位され太上皇の尊位にて安楽に余生をお過ごしされる様に
との事で御座います。隠居所につきましては陛下の思し召しのままに
ミレトスでもシレジアにても遜色無い御所を築く予定で御座います。
我ら臣一同も陛下の千秋万歳を願うのみです。
言葉は立派でも所詮息子に逆らうことすらできない無能がいるスレはここですか?
やぁ!僕の名前はキャッシュ。
僕と一緒に(アンリミテッドサガという糞ゲーの世界へ)冒険の旅に出よう!
世の評判では、アルヴィス皇帝こそが暗黒神ロプトウスと
考えられているようですが。(10章のセリス・オイフェの会話より)
何かアルヴィスがユリアと出会って、死期が近づいてる感じがするから、
次スレはないかな?
  冬は日が暮れるのが早いというが少しずつまた日が長くなってきているな。
冬の夕暮れを見るとユリウスが幼かった頃を思い出すものだ、あの頃は……
いや、今は過去に思いをはせる場合ではなかったな。
反乱軍が迫っているが、返答を返して行きたいと思う。

> 853
それは端的に言えば「お前はもう歳だから引退し私に地位を譲れ」と言う意味かね?
ユリウスの使者よ、ユリウスにはこう伝えるが良い。「 馬 鹿 め 」と
もう一度言う、「 馬 鹿 め 。 」そう一言な。
私は奴へ皇位を譲るつもりも奴を後継者と認めるつもりも無い
大量の屍の上に築いたこの帝国の玉座を、ロプトに支配させる訳にはいかぬ!
  そして貴様とユリウスのもたらす安楽な余生と言うのは、国が腐るさまをただ眺める地獄と同意語。
それでは私が倒してきた英雄達に申し訳が立たぬ、グランベル帝国初代皇帝アルヴィスを舐めるな
ロプトに飼い慣らされる狗としての余生など私には不要だ。

> 854
ふ…好きに言え。お前がどのように思おうとも私の知ったことではない。
私はグランベル帝国初代皇帝アルヴィス、貴様の価値観は私を計れぬ。
> 855
ふむ…色々と良い噂を聞かない世界へ冒険の旅へ出かけようとお前は言うか。
現在ユグドラル大陸は混乱の真っ只中、そして今私がここから消えれば更に混乱に拍車が掛かることだろう。
今回は残念ながら遠慮しておく。混乱が収まりそして命永らえた時にもう一度考えるとするよ。

> 856
そう宣伝しなければ帝国の将兵は動かないからな
そしてそう宣伝すれば民は絶望し奴らの言うことを聞く人形になる。
人から気力を奪い無気力にするには信じていたものに裏切られたと思わせるのが一番だ
無力になった人間を支配するのは気力にあふれる人間を支配するより余程楽だからな。
  子供狩りを推し進める暗黒神ロプトウスの生まれ変わりはアルヴィス皇帝だった
この一言だけで民は私を熱狂して皇帝へ迎えたことを悔やみ、絶望することだろう。
そして教団の操り人形になるのだ、奴らめ…最悪だが確実な方法を取ってくる。

  そう言えばリデール将軍も同じようなことを言っていたな、将軍の元へ伝令は……
ぬ?なんだと!!リデールが、将軍が戦死したと言うのか!!!
一体誰が…、ふむ…オードの銀剣士スカサハとの一騎打ちに敗れたのか、リデール将軍……
誰よりも帝国を愛し、誰よりも帝国へ忠誠を誓った騎士だった。
将軍…、今しばらくヴァルハラは寂しいだろうが待っていてくれ、すぐに……。

> 857
次があるかないかはともかく、この物語はひとまずここで終わりになるだろう。
長く続くだけがスレッドでもあるまい、区切りが良いところで…と考えても良いだろう。
さあ、残った時間はあと僅かだ。残された時間を私は精一杯生きるとしよう、閃光のように。

  さて、本日の返答はここまで、今日はユグドラルでも成人式だ。
騎士の宣誓を誓い新しい騎士となって行く若者を見ると、未来というものを考えさせられる。
私たちが信じた未来はどうなるのか…、本当にこのまま闇に閉ざされてしまうのか。
締めの時まで暗いことを話してしまったな、最後に上へageて締めたいと思う。
860ユリア:04/01/13 09:22
ここは…どこですか? あなた達は一体、誰……。
お願いです! 私を、セリス様のもとに返して下さい……。
ああっ…セリス様……。

頭が…頭が痛い…。いや…………。
今のユリアは、記憶を取り戻さないほうが幸せだと思いますか?

彼女には……強く生きてほしいです。
862こうてい:04/01/13 13:48
アルヴィスよ いよいよ しゅじんこうたちとの たたかいが ちかづいているようだな
だんまつまの れんしゅうは きっちり したか
さあ ごいっしょに

ウボァー
ほほう。ヴェトマーのハナタレ小僧が立派になったものよ。
フッフッフッ…最早シグルドとてお主を倒せはすまい。
セリスもバルドの血を引くとはいえまだ未熟、聖剣と仲間の助けあってこそ勝機が見えよう。
だがワシの姿が見えると言う事は、死期が迫っている証じゃな。
『あ の 世 一 武 闘 会』にてお主を待つ。
言っておくがワシは強いぞ?

フッ、若人達の力を信じよ。
皇帝としての全てをぶつけ、それを確かめるが良かろう。
お主の愛したこの国の未来は明るい。
864オイフェ(ヒゲ):04/01/13 14:31
>863
御前。
畏れながらヴェトマーではなくヴェルトマーにございます。
陛下・・・反乱軍が迫っております。畏れながらこれを用意しました。
苦痛も無く死ねる毒薬でございます・・・くくく(つД`)
陛下、我らロートリッター、全員討ち死には元より覚悟の上。
最後の戦いに向けて、いつでも出陣できます。
長年の失政がとうとう祟りましたね。
これで今まで死んでいった無辜の民がようやく報われるというものです。
あとは、陛下のご子息も地獄へ堕ちてしまえば万々歳でしょうな。
868アゼル@霊魂:04/01/13 16:52
兄さん・・・もういいんだ。
僕からはただ一言、ご苦労様。

こんな事しか言えなくてごめんよ。
アルヴィスって今まで金正日に似てるだの、ヒトラーに似てるだの、
麻原に似てるだの色々言われてきたが、個人的には赤い彗星のシャァに似てると
思った。シンボルカラーが赤な所とか、夢見がちな所とか、
年を取ったら落ち目になるところとか、でも基本能力は高いところとか。
だとすると、ロプト教団はシャァ曰く「ザビ家より悪質な」ティターンズってとこか。
権力をかさにきて暴れまわってるとこなんかそっくりだな。
870占いジジイ:04/01/13 18:27
むむむ。
アルヴィスよ、お主の意志は炎の紋章と共に生き続ける事じゃろう。

遠い将来、異大陸において暗黒竜が現れ、再び世界が闇に覆われんとするじゃろう。
それに立ち向かう者の手には、確かに炎の紋章が在るぞい。
871密偵その2:04/01/13 18:58
さてとこの城にいるロプトの狗どもを駆逐するのが我ら最期の役目ですかな。
皆の者、この戦いを汚す輩を狩りつくせ!!
漁夫の利を狙うゴミ虫どもに、死を!


872範馬刃牙:04/01/13 20:42
皇帝陛下は元魔導師系なのに戦士系の能力も高いのは、
ディアドラさんとセックルしたからですかっっっっ!!!!!???
アルヴィス様へ
もし、シグルドとディアドラ王妃の霊が現れたらどのような会話をしますか?
  遂に反乱軍はラドス、クロノスに迫ってきたか。
情報が錯綜しているが今は落ち着いて返答を返して行きたいと思う。

>860
  パルマーク!マンフロイとユリウスがユリアに接触を計っているのは本当なのか?
急がねば…、無理に記憶を戻せば心を壊してしまいかねん。

  (ギギィー、ガチャン)ユリア…くっ、ユリウス、マンフロイ、お前達はユリアになにをした。
応えろ……私が理性を抑えていられるうちにな。
ほう…皇帝である私をそこまで愚弄するか、ユリウス、そしてマンフロイ。
もはや許せぬ……、受けよ、我が極炎!!「 フ ァ ラ フ レ イ ム 」
………我がファラフレイムを弾き、ロプトウスを私へ届かせる程魔力を磨いたかユリウス………がはっ
大丈夫だユリア、この程度で私は倒れぬ。ユリア……今なんと?記憶が………記憶が戻ったのか!?
謀ったなマンフロイ!もう一度肉親がロプトウスを受ける姿を見せ、そのショックで記憶を戻させるとは……!!!

  ふん、やつらめ、仕事は終わったとばかりに去りおったか。
ふふ……元よりファラフレイムだけでは時間稼ぎにしかならぬことなど百も承知
ユリア…大丈夫か?ああ、この程度は傷のうちに入らんよ。
辛かっただろう、私を恨んだことだろう、済まない。
今の私にお前を守りきるだけの力は無い…だからこれを、
このサークレットは私の故郷、ヴェルトマーにあるナーガの封印を解くカギ
そしてロプトウスへ通用する唯一の魔法、それこそがナーガだ。
  ユリア…無理を承知でお前に頼む、出来ればこの魔法でユリウスを、お前の兄を救ってくれ
先ほども私を殺す気なら完全に焼き尽くせたのだ、まだお前の兄は深い闇の中で生きている。
ロプトウスに精神を喰われつつあるが、お前の兄も深い絶望と闇の中ロプトウスと戦っているのだ。
そしてロプトウスを封印出来るのはこの魔道書とそれを操れるお前だけ
済まないなユリア…、お前には一番辛い役目を押し付けてしまう。

  パルマーク…私は少し疲れた、済まないが少しだけ休ませて貰う
………。致命傷ではないとはいえ、ファラフレイムの魔道障壁を以ってしてこの傷とは、ふふ。
ユリウス…お前はもう殆どロプトウスに支配されつつあるのか
だが私は、お前を救う術が死の安息だけでないと信じたいのだ…。
>861
  ユリアにとって本当の父親とはユリアをここまで慈しみ育ててくれた人
ユリアにとって本当の兄とはユリアを今まで大切に護り共に歩んで来た人
真実を知った方が辛いことは世の中にあふれているよ。
――――――だがユリアは強く生きる。
記憶を取り戻したが宿命に負けぬ強い心を持っているよ、ユリアは。
きっとユリアを育ててくれた人は本当に心の強い、そして風のように穏やかな人だったのだろう
私はその人に、ここまで育ててくれてありがとうと感謝しているよ。

>862
  再び出会ったな、異世界の皇帝よ。
ああ、いよいよだ。いよいよ私は彼らと決着を付けねばならぬ。
だが断末魔の台詞は練習せぬよ、その時思った言葉を言えばそれで良い。
しかし最後の言葉がウボァーでは貴様も浮かばれまい。
もう少しマシな言葉は残せなかったものかと、まあ人の死に様にどうこういうつもりも無いが…。

>863
  バイロン卿?!そうか…いよいよと言うことか
「あの世一武闘会」、当時最強と言われた聖騎士バイロン卿と手合わせ願えるとは光栄だな
貴方の強さはよく知っているつもりだが私とて強い、それに懐かしい顔ぶれ
シグルドやキュアン、エルトシャン、レプトールにランゴバルド、それにトラバントも参加しているのだろう?
そこで私がファラフレイム抜きでどこまで通用するか、実に興味深い。
魔道と聖戦士の謎の探索に武闘会参戦、やれやれ、死して尚私に休みは無さそうだ。

  仲間と共に歩むシグルドやセリスと私の強さは異質だ、それがバルドの力なのだろうか?
だが私はセリスに倒されるつもりはない、卿の孫には済まないが全力で挑ませていただく。
本当に彼等にすべてを託せるのか、仲間と共に歩むシグルドの残した遺志はいかほどなのか
そして私の信念の正しさとは、それを私の全てをかけて確かめる。

  バイロン卿は行ってしまったか、死すれば人はああなるのだろうか?
そしてこの国の未来は明るいか…、だがその未来を迎えるためには踏み留まらねばならぬ夜がある
若人の力は誰よりも私が信じているのさ、新しい時代を創るのは老人ではない。
>864
  ふ…オイフェ卿、バイロン卿は久しぶりに出てきたので記憶に混乱が生じているだけだ。
恐らく来世とはそのような世界なのだろうな、いずれ貴君もそこへ行けばわかるのだろう。

  ん?伝令か…、入れ。
なんだと!遂に反乱軍はミレトスの平原へ辿り着いたのか?!
そしてユリウスとイシュタルも出撃したと、ロプトウスめ、大方人間狩りでもするつもりだろう
ユリウスの身体で非道を行えばそれだけユリウスは弱るからな…、惨いことをする。
ふむ…、それにしても反乱軍もやるものだ。傭兵とは言えミレトス守備隊は相当の手熟れ
だがそれをこうも簡単に打ち抜いて進軍してくるとは、これが仲間の力と言うものか。

  おや、ユリウス達は帰還……、胸騒ぎがする。
なんと…オイフェ卿がセリスを庇い倒れたと言うのか!!
バルキリーを継承した人間が反乱軍に居るかどうかは判らぬ、だがこれで反乱軍の指揮系統に乱れは出るな。
ユリウスも考えたものだ、いや、あの子に眠るロプトウスか…。
オイフェ卿…様々な感情が私は貴方に対してある、だが今は眠れ、次に会う時は上天だ。

>865
  自分の命を賭してなさねばならぬ時を無粋な薬で濁すつもりはない。
楽な死、苦痛の無い死、そんなものに何の意味がある?
今まで生きてきたこの命に値する戦場、そこで最後に為さねばならぬ事
そして見極めねばならぬ事、それを為すまで私は死なんよ。

>867
  私一人が死んだところで何も変わらぬよ。
そして私が死んだところで死んでいった民は浮かばれぬ。
死んでいった人間が望む物は生きている人間の幸せ
そしてそれが叶えられぬ現状では誰が死んでも何も変わらぬ。
だが私は次の世代に全てを託そう、命を託して死んで行く事こそが人なのだ。
>866
  我がロートリッターの精鋭達よ、恐らくこれが最後の命令になるだろう。
「ユグド暦767年以降に仕官した騎士達は全員除名、放逐とする。」
この戦は757年のバーハラの戦いを経験した者たちだけで戦う、それ以外は全員除名だ。
それを不服とするのなら……サイアスに全てを委ねるのだ、若き騎士よ
若い命を無駄にする必要は無い、先に死ぬのは老兵の宿命だ。

  そして私と共にこれまで戦ってきた我がロートリッターの騎士達よ、諸君の忠誠に私は深く感謝している。
17年前のバーハラで、シレジアで、北トラキアで、そして今現在も反乱軍が迫るこのシアルフィ城で!!
諸君は常に私へ忠誠を誓い、我が剣として、そして我が盾としてよく戦ってくれた。
ありがとう諸君、諸君の長きに渡る戦いもこの戦で終わる。
ミレトスの陥落は時間の問題だ、これより我々はシアルフィ防衛作戦をおこなう。
重装歩兵隊を前衛に出し騎兵を後衛へ、その後ろをマージ隊で固める。
重装歩兵が反乱軍を抑えている間に騎士で突撃、更に後ろからメティオを浴びせかけよ!
ロートリッターとして我らが歩んできた全てを反乱軍へぶつけるのだ!!

  そして…セリスが率いる反乱軍はあの時我らが打ち倒したシグルド軍残党の子供だ。
17年前のあの時、諸君達も良く知るリデール将軍は騎士にあるまじき戦いと前線を離れた
私もその通りだと思う、誇り高い諸君がそれでも私についてきたのは偏に私への忠誠心あってのこと
私は諸君の忠誠を誇りに思う、そして感謝もしている。
さあ今度は正々堂々、騎士として我々は戦いを挑むのだ、騙まし討ちではなく一人一人騎士として!
反乱軍はグランベル人も多いが真のグランベル騎士を見たものは数えるほどだろう。
今こそ真のグランベル騎士の戦いを奴らへ見せる時、神に祈るな、心挫ける!過去を思うな!!
これより我々は死地へ向かう、ここが我々の、ロートリッター最後の戦場だ!!!
>868
  アゼル…そうか、見ていてくれたのか。
私は私が犯した罪を償うなどとは言わぬ、お前は為さねばならぬ犠牲だった。
だがそれは人としては過ちであり罪だったのだ、アゼル…。
もし上天へ昇ったとき、その時にお前にもう一度出会えるなら…私はそれだけで満足だ。

>869
  はは、私は赤い彗星だとでも言うのかね?私はその物語について詳しい訳ではない
だが権力をかさに来て暴れ回る集団はどこにおいても悪でしかない。
そして私は人類すべてへ罰を与えるほど傲慢にもなれぬし人を裁くことなどできぬ、まして罪の無い人間へ私闘でな。
  だが…彼もまた腐った体制へ絶望し極端な道へ走ってしまった
もし父親を目指し政治家へなっていたのなら、彼は世界を救えただろう。
新しい時代を創るのは老人ではない、彼は時代を新しい人間へ任せるべきだった。

>870
  私の意志が生き続け誰かへ受け継がれるのならこれほどの望みも無い
継ぐ人間が誰であろうとも、人が人として大地で生きられる理想が継がれるのならな。
そしてこの炎の紋章が生き続けるのなら、私のささやかな抵抗も無駄ではなかったことになる。
そして遠い将来にも異大陸で再び暗黒竜は目覚めるか
このユグドラルでは大きな犠牲を以ってようやく始末をつけた竜が……。
だがそれに立ち向かう者が優しさを失わず炎の紋章に護られる限り、
そして炎と共に私の遺志がある限り、きっとその人間が負けることは無い
人とは無限の可能性を秘めた生き物なのだから。
>871
  お前達は私へ忠誠を誓い常に歴史の影として動いてくれた、本当に感謝している。
ロプトの狗を狩る仕事はお前達に任せた、このままでは私達は安心してこの城を出られぬからな。
そして……、狗を狩り終えたと判断した時点でお前達はシアルフィから離脱しろ
できるならこれからはサイアスへ仕えバーハラでユリウスを探ってくれ。

  サイアスはまだ未熟な点が多い、私が残してやれるものはほんの僅かだ
そしてサイアスが反乱軍へ与するのなら…黙って奴の判断へ従ってくれ。
これまで私と共によく歩んでくれた、お前達もまた我が帝国を支えてくれた者達だ
散っていった密偵には…許せと伝えて欲しい……。

>872
  愛以外になにが人を強くするのだね?少年よ。
行為だけではない、そこの根底にある愛情、それが人を強くする。
君が強くなったこと、それは君にとって最愛の人を手にし
そしてそれを護らねばならなくなったことが理由だろ?
私にとってのディアドラはまさに最愛の人だった。
そして彼女と共に―――たとえ彼女が死んだとしても、彼女と共に歩む限り私もまた強い。
>873
  シグルドの霊とは…セリスのことだろうか。
貴様の遺志を継ぎ、そして仲間を愛する優しさと王の器を持った立派な少年に育ったなと。
その力こそがお前の持つ力で、私はお前を認めていたと。
まあ詮無き話だ、奴は私を許さぬだろうし私も奴に現世で許しを請うつもりは無い
私にとってシグルドは倒さなければ先へ進めない壁だった、だから倒したまでだ。

  ディアドラとは…そうだな、子供達のことか。
ユリウスを守りきれなかったこと、ユリアが生きていてくれたこと
(もっとも彼女は知っていただろうが)そしてセリスがこれからここへ来ること、色々だ。
そして…上天で彼女が幸せにしているのならば、私はそれで構わぬ。
それが信念だったとしても、多くの命を私が奪ったことに変わりは無い
そんな私では…彼女に合わす顔がないな……。


  今回の返答はここまで、遂に反乱軍はミレトスを制圧しシアルフィへ迫ってきた。
明日はいよいよロートリッターの先鋒と反乱軍がぶつかり合うだろう
私も……いよいよ戦場へ出なければならぬようだな。
これからはsage進行でひっそりと進めていきたいと思う、それではまただ。
刃牙の作者がマガジンで短期集中連載を描くみたいですね。
あの人にもついにメジャー誌で漫画を描く日がきたか・・・。
え、チャンピオンはどうだって?あの雑誌はメジャーと言い切っていいかどうか
微妙ですから。
882ユリア:04/01/14 00:58
>874
…………お父様。
私……。
全てを…思い出しました。
兄様が……ユリウス兄様が、お母様を……。ああっ……。
そう……そして、私はお母様の最後の力で、ワープの術によって飛ばされたのでした……。

お父様……たったお一人にさせてしまって、今まで申し訳ありませんでした。
私、お父様と一緒にいたい……。けれど、私には、セリス様が……。
私の愛したユリウス兄様は、もう、いない……。もう………どこにも…………。

ならば……お父様、私、セリス様と一緒に……兄様を、倒します………。
……私にしか、できないのですよね?

そしてきっと、セリス様は、お父様を倒しに……来るはず……。

……親不孝な娘でごめんなさい。
サークレットは、お預かり致しました……。

ああ、お父様、最後に……。
お父様とお母様、そしてユリウス兄様と過ごした日々を忘れません。

心から…愛しています……。


! いや、またあの人が……。お父様……お父様っ!
盛り上がっている所大変相済まないが、このままアルヴィス帝を死なせる訳にはいかぬ。

・・・いや、現世での生死ではない。
貴公は、自らの死語も、見届ける義務があるのだよ。
それゆえ、死して尚、此処に留まる事を命ずる。

この命は、拒否できんのだよ。。。
ディアドラはナーガの末裔。ロプトウスとなったユリウスを倒すことのできる
力を持った存在であるのに、彼に殺されてしまったのは、なぜでしょうね。
…自分の子だったから…殺せなかった…?

…………ユリアは、どうでしょう。本当に…戦うのでしょうか。
戦争が終わっても、待つのは「兄殺し」「悪の皇帝の娘」という汚名なのに…。
それだけの汚名を背負いながら、戦うだけの理由が見つかれば、あるいは…?
886曹操 ◆ZAgKuX9lgw :04/01/14 08:39
…死に場所を見出した者に、最早言葉は無用か。
英雄の安息は肉体が滅んだ後も訪れる事は無い。
888パピヨソ:04/01/14 13:10
トラキアの竜騎士パピヨンが華麗に888ゲットズザー

>889 トラキアに888を取られた気分はどうだ
>890 私はザインでもマゴーネでも無いのだよ
>891 ましてやハロルドでも無い
>892 ライブの腕輪よりリカバーリングだろ
>893 ま、待て!飛び道具とは卑怯だぞ!
>894-1000 くっ…トラキアに栄光あれ!
凄い数! これが精鋭中の精鋭・ヴェルトマー家の騎士団ロートリッター!
ああ・・一糸乱れぬ統率、士気も高そう。
いかに唯一神のお兄ちゃんを擁する解放軍といえど、これは・・勝てるのかしら。
890ヒルダ ◆MeQUeen4/Y :04/01/14 15:42
>828
ブルーム「うむ。料理はワシの趣味なのでな。ちなみに最近は東方の国に伝わる"せんべい"とやらにも挑戦をしておってな、これが意外とうまく出来たものだから・・(ry」
ブリアソ「…ブルーム公も料理に関してはヒルダ様にヒケを取りませぬな・・。」

>844
おやオペラかい。こりゃまた随分と悲壮感漂うもんだねぇ。川T∀T川
スコピオ「テキストが全部ひらがなだと父上の気配がするのですが・・気のせいでしょうか・・?」

>845
悪いねぇ。アタシも考えてみたけどやっぱり柄に合わないみたいで全然思い浮かばなかったよ。
ブラムセル「そもそもヒルダ様に文才を期待する事が間違いじゃて・・」"イビルワーム"!!

>848
おや気が利くねぇ。これはまたいいものじゃないか。早速使わせてもらうよ。…お前達、着替えるから覗くんじゃないよ!!
ダッカー「安心しろ、お前の裸などを見ようと目論むのは地獄の悪魔か死神ぐらいだろうからな・・」"ジャヌーラ"!!!!
マイオス「(´-`).oO(何だか兄者はヒルダ様に魔法をぶつけられるのが日課になっている気がするのは何故だろう…?)」

>855
あぁ、あの神の力すら無視する恐怖のリールの世界の住人だね。悪いけど、アタシは神の祝福が得られない所には行かない主義だからやめさせてもらうよ。
フィッシャー&シュミット「いやはや・・■の大神もとんでもない世界を作ったもので・・。」
レヴィンはフォルセティとの「ゲッシュ」により制約付きで生き返ることが出来た。
そしてアルヴィスを霊魂のみという制約付きで現世に留まらせようとしている
ということは、>>883は魔法戦士ファラか?

陛下!闇魔道士のカナス殿をお連れしました。
なんでも神将器ルナの使い手だそうでロプトウスすらも
破壊するとの事、いかがしますか?
893ドラえもん:04/01/14 23:00
アルヴィスさ〜ん、ぼくが助けてあげるよ。

ちゃらら〜ん、もしもボックス!!

「もしもロプトウスが存在しない世界だったら・・・」
>>891
ファラは女。
フォルセティは聖戦士と契約を交わした神(実は竜族)だろ。
聖戦士であるファラやセティとはまた別の存在だよ。ファラとも契約を交わした神がいたはず。
ファラはバヌトゥでナーガはチキじゃないか?
男塾の卍丸の師匠は弟子と同じ髪型してたから、>>888の連中の
師匠や上司も七三分けなのかな?
  ようやく来たか、サイアス。
お前をブラギの塔から船で呼んだのはこれを渡すためだ、受け取れ。
そうだ、私だけが操れる煉獄の炎“ファラフレイム”の魔道書、これをお前に託す。
この魔道書こそが我がヴェルトマー家の炎の紋章(ファイアーエムブレム)だ。
アゼルの息子が反乱軍に居るかどうか判らぬ以上ここでこの魔道書を失う訳には行かぬ。

  そんな顔をするなサイアス、なにも私は丸腰やボルガノンなどで反乱軍へ挑む訳ではない
シアルフィには代々ティルフィングを打ち続けた剣職人の家系があり、
その剣職人生涯最高の出来と言われるミスリル銀の剣を私は携えている。
“神剣フラガラッハ”私はその剣をそう名付けた
キルソードの扱いやすさと大剣の破壊力を併せ持ったこの剣ならば
魔道書無しでも剣自体を触媒にしてファラフレイムを操ることが出来る。
伝説の武器とまでは言わぬが、ファラフレイムの障壁と合わせれば十二分に強力な剣だ。

  そしてロートリッターの若き騎士達は全員お前に託す。
彼らを導くべきは古き指導者ではなく新しい、そして若き力だ。
サイアス、彼らとどう歩もうと私は関知せぬが可能なら若き力は若き力と共に歩んでくれ。
更にこれは私が書いた手紙だ、内容は今はまだ読むことを許さぬ。
予め言っておくがお前とアイーダに対する贖罪など一言も書いてはいない
ヴェルトマーを継いだ人間にお前が渡すのだ、おまえ自身が継いだならその時に封を開き読めばいい。
最後になるがお前にもう一度会えて嬉しかったよ、サイアス
次に会う時は上天だ、小言の多いお前の顔などみたくない故ゆっくり年老いてからこい。

―――――――……………サイアスは行ったか。
如何にフラガラッハとは言え神の炎を幾度も放てば砕け散ることなど明白
そしてあの書に魔力の殆どを注ぎ込んだ今、私が唱えられるファラフレイムは3度が限界だな
それを超えれば私の肉体が魔法に耐え切れまい、剣自体も10回程度唱えれば刀身が焼き切れてしまうだろう。
だが私が手にしてきた魔力、新しい騎士達、そして力……。
ふふ…、伝えるべきものは全て伝えた、残すべきものは全て残した。

―――――――あとはただ…………駆け抜けるのみ!!
>881
  ほう…遂に彼も花開く時が…いや、違う意味で花は開いているが、花開く時が来たのだな。
最近の彼の描いたものを見ると本当に不安になる、この人は大丈夫なのだろうかと
そしてまたこうもおもう、なんと言う見事な引きの良さだと
その彼が短期集中で連載をするのだ、実に楽しみだ。
恐らくそれを見るのはこの地ではないだろう…だがそれで良い
楽しみが後にあるということは良いものだよ。
  まあ…王者は確かに微妙な路線だからな、実際に町の本屋で見掛ける率もそれなりでしかない
だが私はそんな王者が好きだ、もっとも私が読んでいるのは……お前達なら言わずとも判るだろう。
個人的に王者より日曜日の方が好きなのだがな、まあそんなことも今はどうでもいいことか。

>883、>887
  つまりそれは…そう言うことか。
そうだな、今の私には見届けねばならぬものは確かにある
その使命しかと胸に刻んだ、本来の我が使命も元はそこへ行き着く話。
そしてそれこそが私の罪を清算出来る唯一の方法だろう
私の魂は常にこの大地と共に歩み続ける、全ての命滅びさるラグナロクの日まで。

>886
  異国の将軍よ、我々はこのシアルフィを墓場と決めたのだ。
ここが我々ロートリッターの死に場所、最早語る言葉は無い。
今はただ、反乱軍との決戦の火蓋が切って落とされるのを待つのみだ。
>882
  全て思い出してしまったか、ユリア…
辛い記憶だろうに、それなのにお前はまだ私を父と呼んでくれるのか。
私はお前まで居なくなったときに、どれだお前を探したかったことか
どれだけこの腕で抱きしめたかったか、ユリア…。

  …セリスのことをお前が兄と慕っていることは私も判っている
そしてバーハラへ進軍するのはセリス達が行くべきなのも判っている。
だが私は見極めなければならないのだ、彼が本当にこの大陸を継ぐに相応しい人間なのかどうか
ティルフィングを手にした彼に全てを託すことが出来るのかどうかを
私は最後に残されたファラフレイムと、フラガラッハの剣で見極める。

  そしてユリア、落ち着いて聞いて欲しい。
ユリウスは……お前の兄は恐らくもう助からぬ。
今までのユリウスは非道はしても人を殺した後玩具にはしなかった
だがユリウスの中のロプトウスは反乱軍のオイフェ卿を殺すことで遂に目覚めた。
お前だけだ、ユリウスを眠らせてやれるのはお前だけなんだ、ユリア
だが決してユリウスを恨まないで欲しい、あの子もまたロプトウスと私の犠牲者なのだ。
ユリア…、セリスが私を倒しても、セリスを恨んではいけない。
セリスは自分のなすことをした、それが私を倒すことだったとしても、彼は精一杯ことを為すのだ。
そしてユリウスを自分の手にかけることを悔やむことは無い
それ以外にもうユリウスへ安らぎを与えられぬのなら、あの子を救うと思って頼む。

  ユリア……我が娘よ、私もまたお前を心から愛している
お前が生きていたと知った時は涙が毀れそうなほどだった。
ユリア?ユr―――――――――――………………!!!!!!!!
この切れ端はマンフロイッッ!!!やつめ、私達父娘の別れすら踏みにじると言うのか!!!!
ユリア……、済まない。私は最後までお前に押し付けてしまった
今更許しは請わぬ、私は私の、最後の戦場へ出向くとしよう。
>884-885
  魔道書抜きで伝説の魔法を撃つことは並の聖戦士には出来ぬ
あっという間に魔力を使い尽くしてしまい残るものは干物だ。
聖戦士とは言え元々は人間、魔道書の魔力を借りてようやく伝説の魔法を放てるのだ。
そしてナーガの書はバーハラで保管されてはいたがすぐに取り出せるところにはおいてあるはずも無かった。
  更に言うのなら杖なしでワープを行うのは大変なのだ
それこそ大魔導師が全力を出さない限り不可能なほどにな。
ワープでユリアを逃した時点でディアドラの魔力は尽きていた
そこへ覚醒したばかりとは言えロプトウスを浴びるのだ、碌な魔道障壁も張れまい……。
そして…たとえナーガを使えたとしても彼女は殺せなかっただろう、ディアドラは本当に優しい人だった
誰も彼も分け隔てなく愛する人だった、その彼女が息子を殺せはしまい…。
  そしてユリアはユリウスと戦う、彼女が着るのはそんな汚名ではないからな。
そう謗るものが居たとしても、真実というものは常に一つ
そして我が娘は中傷に惑わされない信念と強い心を持っている。
兄を救えるのは自分だけという心をな、そしてそれはユリアの持つ優しさであり
それを育んだのはシレジアでユリアを育ててくれた男と皮肉にも反乱軍の仲間達だ、
その仲間と共に歩む限りユリアが負けることも無い、私は娘とその仲間を信じている。
>888
  トラキア竜騎士団の残党か
ここにはお前達の盟主たるアリオーンも天槍グングニルも無いぞ。
そして我々ロートリッターの最後の戦にお前達トラキアの力は不要だ。
だがその鮮やかな手並み、それだけは関心に値する。
良くぞ888を捕らえた、褒めて使わす。

>891
  恐らくそれよりももっと大きな遺志の力……としか私には形容できぬな。
通常の“ゲッシュ”を上回る遥かに巨大な“力”それが魂でこの大地に留まれという意味だ。
詳しいことを形容することは私には出来ぬ、それもまた“ゲッシュ”なのだ。
我が始祖たるファラすらも畏怖するほどの相手だ、想像もつかない相手なのだよ、彼は。

>892
  異大陸では闇魔道も他の魔道と同じく研究されているのか……
しかし残念だ、この戦にカナス卿は間に合いそうに無い。
その気持ちだけは感謝する、闇に属して居ながら人で居られるカナス卿に興味もある
だが………許せよ、エレブ大陸でまだカナス卿は為すべき事がある
その意味を為すまで彼をつれてきてはいけない。
>894-896
  雑談や考察はそれ相応の場所で頼む。
ここはもうすぐ戦場となる、いつまでも居ては危険だ。

>897
  七三分けは17年前に流行った髪型なのでな。
トラキア王国では常に、グランベルでも一部の人間の間では流行っていたようだ。
主に中間管理職が好む髪型でその部下にはあの髪形になると中年になったなと言われるそうな。

>893
  夢………、か。ここまで来て現実から私は逃げたいというのか!?
アルヴィス!貴様はそこまで死を、命を落とすことを恐れるというのか!!!
貴様の為に死んでいった兵士達、貴様の為に命を落とした将軍達
貴様が命を奪った兵士達、貴様が殺した英雄達
アルヴィス!!貴様はそれでも尚!!!!!!!
――――――迷いなど無い、行くのみだ。
>889
  パルマーク、急な呼び出しなのにすぐに来てくれてありがとう
お前にはこれを渡しておく、子供達と共にそれをもってこの城から早く逃げろ。
そうだ、シグルドに仕えていたお前ならこれが何を意味するか判るだろう?
フラガラッハと共にシアルフィ一の鍛冶屋で鍛えておいた、状態はこれ以上無いほど完璧だ。
これを持って早く行くのだ。子供達を頼むぞ、パルマーク。

――――――――――――……………………遂にきたか、反乱軍。
全軍に伝令!反乱軍に対する備えを取らせよ!
ここが我らの正念場、グランベル騎士の力を反乱軍に存分にぶつけるのだ!!
ふむ…反乱軍の歩兵隊とロートリッター先鋒の重装歩兵隊がぶつかり始めたか
だがそう簡単に我らの重装歩兵隊を打ち抜けると思うなよ。
後方のマージ隊はメティオの準備をしろ、詠唱に時間がかかるメティオだが
このタイミングで詠唱を始めるなら奴らの真ん中へ落とすことが出来る。

  反乱軍め、重装歩兵隊の一角へ兵力を集中しそこを崩すか、このままでは盾が崩される。
………騎士隊突入!機動力に優れた槍の穂先で一気に解放軍の前衛を撃ち抜け!!
後方のマージ隊は反乱軍後方へメティオ!天の怒りを叩き込め!!
メティオを放ち手が空いたものはリブローで重装兵達の治療にあたれ

………やはり私が見込んだだけある子供達だ、ここまでロートリッターを消耗させたのは
過去のシグルド軍を覗けば反乱軍…否セリス軍が初か……、私も前線へ出るしかあるまい。
我が最後のファラフレイムと、そしてこの神剣フラガラッハと共にな。
フェリペ、私が倒れた時はこの城をセリス軍へ明渡せ
そしてその時残ったロートリッターはセリス軍へ投降せよと、これは最後の勅命である。
もう戻ることもあるまい……さらばだ、私の愛したシアルフィの城よ。

――――――――― ボ ル ガ ノ ン ! ! ――――――――――

どうした?我が精鋭達よ、それほど我がボルガノンはおかしいか?
この程度の反乱軍を鎮圧出来ねば我らは冥府でシグルド達に顔向けが出来ぬぞ
そしてここから先は聖戦士同士の死闘となる、お前達では犬死なのだ
戦闘不能になった者はもう下がれ、無駄に命を捨てるな。

  ぬ………、この風のざわめきと大気の揺らぎは………最初に来るのは貴様か
シレジアの賢者にしてマギ団団長、風神の末裔よ。
だがその手にするフォルセティの意味もまだ解せぬお前が私に打ち勝てると思うな。
フォルセティとは穏やかに世界を導くことが意義、貴様はまだその真の意味を解していない
優しいこと、穏やかな顔をしていることだけが風の聖戦士ではない
風とは嵐であり、風とは春風である。その意味をお前はまだ解していない。

  ふ………、だから言っただろ、 解 し て い な い と ! !
怒りに任せた破壊としてのフォルセティは、真の炎の前ではそよ風に過ぎぬ
受けよ、我が煉獄の炎!

 フ ァ ラ フ レ イ ム ! ! 

流石だなセティ、フォルセティを使いファラフレイムの直撃を避けるとは…
だが避けたとは言え我がファラフレイムを受けてはもう動けまい。

――――――…………生きよ、風の賢者
我が娘を育ててくれたシレジアの大地を頼む、世界に穏やかな風を吹かせてくれ。
  ごほっ、ぐ……、思っていたよりも魔道書抜きで唱えるファラフレイムは重いな………。
ああ、この程度平気だ、それより貴君達は大丈夫か?もうお前達は引いて良いんだ
聖戦士の相手は聖戦士にしか出来ぬ、あとは私が――――

  ほう、貴様がここへ立ちはだかるか。解放軍一の剣士にしてイザ―ク王シャナン!!
マリクル王、シグルド、そしてオイフェ卿の敵を私へぶつけるつもり…だけでも無さそうだな、来い。
剛剣バルムンクと神剣フラガラッハ、どちらの剣が上かこの私が試してやる。

―――――………ッッッ!!!!流石に剣豪オードの直系だけあって鋭い斬戟だな。
だがどうしたシャナン王、何故イザーク最大の秘剣“流星剣”を放たぬ
このアルヴィス、秘剣抜きで倒せるほど甘くは無いぞ。
これが流星剣…確かに並みの兵ではかわせまい………だが!
壱、弐、参、四、伍、それで終わりか?シャナン。受けよ、我が神剣フラガラッハ!!

―――――――――その傷ではもう動けんな、シャナン王
だがそれでも未だなお戦う意思はあり、そしてここで引くことはイザークの士道に反するというか……
――――もう良い……もう………寝ろ。(―――――ガッ………ズシャーーーーー
イザーク王シャナン、良くセリスを今まで護り育ててくれた、若い力をここまで率いてくれた
後は頼む、世界を誤った方向へ進ませぬようこれからも剣を振るってくれ。

(…………バルムンクの破壊力とシャナン王の剣速を持ってしてもこのフラガラッハは折れぬか)
(……シアルフィの鍛冶屋は良い仕事をした、ティルフィングも立派に仕上がったことだろう。)
―――――――――………………重装歩兵隊瓦解、騎士隊半壊、マージ隊全滅
我がロートリッターも手酷くやられたものだ……。

  だが私もまたお前達の前に居る、そうだろう?セリス、リーフ、アレス。
ふ…その身を盾にしてセリスを庇うつもりか、リーフ王子、そして黒騎士アレス!
良いだろう、我が煉獄の炎とくと味わ―――――……上か!ファラフレイム!!

  お前達で正面に私の気を引きつけ、ゲイボルグの槍で貫く作戦とは考えたものだ。
だが相手が悪かった、私は皇帝アルヴィスなのだ。
ほう…姉を墜落させられたことがそれほど悔しいか、リーフ王子
だがその怒りに任せた突進はノヴァの教えではないだろう!
そしてミストルティンが怒りに満ちているな、黒騎士アレス!
まとめて掛かってくるが良い、ファラフレイムで焼き尽くしてくれる。

―――――ノヴァの血を引くだけある、良い槍さばき……だが隙が大きい
そしてこの私の前に出てくるものは全て灰燼と帰すまでだ。
貴様の姉ごと焼き尽くしくれる、受けよ!我が煉獄の―――――ごっ……がはぁッッ!!
黒騎士…………甘いな、聖戦士の命を奪うなら首を狙え。
 
 フ ァ ラ フ レ イ ム ! !

ミストルティンの魔道障壁で辛うじて耐えたか、黒騎士アレス。
だがそこへ更にフラガラッハの斬檄を受けて尚動ける訳も無い
しばし………眠れ、アグストリアの未来を頼む――――――。
  アルテナ王女はまだ息があるようだな、リーフ王子
あの高空からファラフレイムを受けてよく生きていられたものだ、これもゲイボルグの加護か。
だが王子、どうする?何も持たない、聖戦士ではないお前がどう立ち向かう?
ふ、ふふふ、はーはっはっはっは!!!
そうだったな、誰よりも命と生を生きてきた力、そして信念、その力は大きい。
 だがリーフ王子、言葉だけでは私に勝てぬ。そしてとっさに手にした姉のゲイボルグは飾りではあるまい。
ゲイボルグ自体が赤熱化しているところを見ると槍もお前を受け入れているのだな
聖痕の在る無しが聖戦士を決める訳ではない
強き意志は伝説の武器すら支配下に置く、そして聖戦士とは一人一人の心の中に居るのだ。
最早言葉は無い―――――――――行くぞ。

――――――――………………もし王子がもっと早く覚悟を決めていれば、そこで倒れていたのは私だろう。
熟れぬゲイボルグを良く扱った、覚醒した人間とはこうも強くなるのだな。
そしてセリス…、そこで今までじっと見ていたことは賞賛に値する。
その冷静さ、その度胸、そして仲間を信じる強さ、どれを取っても全て帝王の器だ。
  セリス、どこで手に入れたかは知らぬが、その手にするティルフィングなくとも
一目でお前がシグルドの息子と言うことは判った。
オイフェ卿の知略、レヴィン王の厳しさ、そしてシグルドの優しさ
実に強い目をしている、様々なものをその手にしてきたようだな。
だがお前達の進撃もここまで、お前はここで倒れその仲間たちも倒れるのだ
父子共々我が煉獄の火炎に焼かれるとは哀れなものだな。

  ほう…誰もが人として暮らせる差別のない世界を創るまで倒れぬ……か。
良かろう、既に恨みなどという陳腐な感情を超えた視点で私と戦うのなら、私もまた応えよう
セリス、貴様の求める答えは私を屍とし、そしてその先にある長い時を生き抜いたものだけが手に入れられる。
もはや私達の間に言葉など不要、貴様が得てきた“力”の全てを
シグルドの遺志を、レヴィンの意思を、仲間達の、ユリアの……お前の全てを私へぶつけてこい!セリス!!

―――――セリス、貴様が得てきた力と言うのはその程度か?
伝説のティルフィングを持ってしても私とファラフレイムを倒せぬ分際で
ロプトを、暗黒教団を倒し世界を平和へ導くとは片腹痛いわ!
受けよ、我が煉獄の火炎!ファラフレイム!!

……シグルド、貴様ここに来てセリスへ手を貸すというか!
それほど貴様は我が子が信じられぬか、戯けが!!
なにゆえセリスは仲間が倒れる様を見続けたか、なにゆえセリスは今一人ティルフィングを振るうか
貴様のそれは優しさではなく甘さだ、そのぬくぬくとした甘さがある限り
バルドの騎士はファラの炎に屈するのみ、貰ったぞ!セリス!!
セリス:「ここは……、ひどく暖かくて、気持ちよくて、なんだか……雲の上に居るみたいだ
      僕は……あの時アルヴィスの剣を受け損なって………
      まさか……僕は死んだのか?仲間を助けられず、帝国にみんなが苦しめられているのを救えず
      僕は死んでしまったのか……?
      オイフェ……父上………母上…………ここへ来れば…………みんなに会えるのか………
      ひどく………眠いや………。」


オイフェ:「セリス様…、セリス様……聞こえますか?セリス様、あなたは未だ倒れてはいけない
       あなたはまだ戦える、そうでしょう?
       聞こえますか?“声”が…、あなたを呼んでいる“声”が…
       リーフ王子やアレス王子、ラナにラクチェ、スカサハやレスター達、それにユリア様の声が
       あなたを呼ぶ彼らの、みんなの声が……」

セリス:「私を呼ぶ……声………?」

オイフェ:「そうです、私達全ての希望の象徴であるあなたへむけられた声
       その声に応えてください、人の意志こそがどんな強い“運命”にも打ち勝つ希望だと
       未来のありようを決めるのは、私達一人一人の選択だと
       そして………アルヴィス皇帝を、私達に立ち塞がる宿命を解き放ってください」

セリス:「オイフェ……私は…………私はそうだった。
      私達は常に絶望の底で運命と戦ってきた、どんな戦場でも諦めなかった
      どんな絶望の中でも希望だけは捨てない、それこそが私達が生き抜くために学んだこと。
      オイフェ………出てきてくれて嬉しかった、ありがとう。」
リーフ:「セリス様…セリス様!!」
アレス:「セリスめ、この俺に心配掛けやがって。良く起き上がったな!」
リーフ:「一番最初に倒れたのはアレスのくせに、でもセリス様、本当に良かった。」

セリス:「みんな、心配をかけて済まない。」

アレス:「リーフ、お前の姉貴も生きてて良かったな。」
リーフ:「酷い怪我だけど…、でもリカバーをあの時唱えたから
      だけどもう唱えられない、魔力も力も使い果たしてしまった。」
アレス:「俺も身体が動けば手を貸してやるンだがな、少し動けそうに無い
      今度倒れたら承知しないぞ、セリス。」
リーフ:「まったく、アレスは口が悪いんだから。
      セリス様の姿を見て、まるで話の中に聞いていた聖騎士バルドみたいだ。」
アレス:「ああ、俺の記憶の中の親父の姿にもそっくりだ。
      そして俺は誰よりもあいつを信頼しているからこうして悪口を言えるのさ。」
リーフ:「アレスは調子良いな〜。」

セリス:「私は……大丈夫だよ、みんな。
      そしてアルヴィス皇帝……、貴方を倒さねば私達が歩む道は拓かれない
      私はみんなの意志を背負い、彼らの力と共に貴方を開放する!!」
ふ…ふふふ、言いおるわい、若造どもが!!
しかしその燐光はティルフィングの、バルドの聖戦士の輝きか
死の淵に追いやられることで遂に父を超えバルドへ完全に覚醒したな、セリス!!
貴様のティルフィングにあの時のシグルド以上の力が流れるのが判る
そしてフラガラッハもまたティルフィングに惹かれるのだな、剣に力が漲るのが判るぞ。
――――――往くぞ、セリス。
限界を超えた私にとってもはや恐れるものなどなにもない
我が生涯全魔力をかけた一撃、覚醒したばかりの貴様には受けきれまい
フラガラッハとファラフレイムの同時攻撃で砕け散れ!セリス!!


――――――― フ ァ ラ フ r――――――………!!!!!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――……………………………………
―――――――――――――――――――……………………………
―――――――見事………だ、な………、セリ……ス…………。


ファラフ……ムをティ……フィ…グで、弾………き
そし………て、良………ぞ、フラ……ッハを……砕………た………。

(これで…全てが終わった訳ではない。バーハラにはマンフロイとユリウスがまだ残っている。
(だがこの若者達ならばマンフロイの陰謀にも、ユリウスのロプトウスにも負けることは無い
(私の見込んだ若者達は、私の思った以上の“力”を持っていた。)

(惜しむらくは……サイアスがどうするか導けなかったことだが
(進む道が同じなら、いつか道は重なる筈だ。)
(ユリア……、結局お前のことは救えなかった、不甲斐ない父とお前は私を責めるだろうか
(だが若者達に全てを託そう、セリスなら、そしてその仲間なら、きっとお前を救ってくれる。)
(ユリウス……、上天にお前は居るのだろうか………
(深い苦しみの中に………、お前を置いてしまって済まないな………)

(アゼル……、上天で私は君にもう一度会えるだろうか?
(シグルド……、貴様との決着はヴァルハラに持ち越しだ
(そして我が最愛の騎士団、ロートリッターの諸君よ……
(付き合わせてしまったな、ヴァルハラで君達に会えることを楽しみにしている。)






―――――ディアドラ………、ユリア……………!!







.
フェリペ:「そうか……、陛下は…………
       全ロートリッターに戦闘停止命令を、我らが炎神は倒れた、と。」

ロートリッター:「しかし我々は陛下の敵討ちを、まだ陛下に報いてないのですよ!!
          我々へ生き恥を晒せというのですか、フェリペ卿!!」

フェリペ:「ならん。お前達はシアルフィ北で待機しているサイアス様の部隊へ合流するのだ。
       陛下の遺志をお前達は無駄にするつもりか!」

ロートリッター:「判り……、ました………。」

フェリペ:「私もこれからフリージへ向かう、お前達はこれから陛下の最後の命令
       ロプトを滅することを遂行しなければ、奴らを打ち倒さねばならのだぞ。
       しかし陛下……、まだこれからなのですぞ…
       幾ら清算すると言っても、まだ……これからなのですぞ!!」
916 ◆gSdkx6qtKs :04/01/16 00:41
  かくして一つの時代は終わりを迎えた。
皇帝は倒れ、シアルフィ城はセリス軍に制圧された。
その後セリス軍は破竹の進撃を続け、遂にユリウスを倒しバーハラを制圧するのだが
これはまた別な物語として語られるべきであろう。
917サイアス ◆gSdkx6qtKs :04/01/16 00:41
  貴方が新ヴェルトマー公爵ですね、私はサイアス
聖戦ではロートリッター残党を率いてシアルフィから参戦し
現在はバーハラ宮廷司祭です、貴方にこの手紙を託すように皇帝から言われておりました
どうぞお受け取りください。


―― ヴェルトマーを継いだ者へこの手紙を託す。――

  我がヴェルトマー家を継いだ人間よ、そなたには多大な負の遺産を背負わせてしまった。
これからお前が背負うものはとても大きなものになる、だがそれに負けるな。
人の意志とはどんなものよりも強い、人の意志こそが無限の可能性
そしてその“力”こそが竜族のもたらした伝説の武器の“力”なのだ。
伝説の武器とは竜族の力もあるが、大本は人の持つ本当の力を覚醒させるもの
人は誰でも聖戦士となれるし、人は誰でもそんな“力”を持っているのだ。

  血筋に騙されるな、血筋だけを重視した世界は私が壊そうとした世界と同じ
暗黒教団の団員を、かつて教団だったからと迫害するな
彼等もまた私達の鏡像、血だけで、過去に起きたことだけで
蔑まれ殺されてきたのだ、人は誰しも最初から悪魔だった訳ではない。
炎の聖戦士とは闇の中を照らす光
ナーガの光が闇を打ち払う光ならファラの炎は闇の中の一筋の明かりなのだ。
過去に闇に身を置いていたことを真剣に悔やみながら
現在も闇に生きるしかない人間に対しその本質を見定める目を持つことで
彼らに対する救いを与えてやってくれ。
ロプトだから、聖戦士だから、良い訳でもないし悪い訳でもない
その人間性にきちんとした評価を与え、無意味な迫害をやめること
無意味な迫害は再び暗黒の世を生み出すメビウスの輪なのだ。
918サイアス ◆gSdkx6qtKs :04/01/16 00:42
  だがお前達ならば、私達の過ちを繰り返すことなく
世界を再び良き方向へもっていくことが出来ると信じている。
本当に大切なことは、人が人で生きられること
臨時が隣人を愛し、自分の仲間を愛し、人々の明るい笑いが絶えない世界
私が夢見て創れなかった世界はお前達若人なら創れる
人の可能性は意志ある限り、お前達の未来は無限だ。

  このユグドラルに、そしてヴェルトマーに、これからも炎の紋章の加護があることを祈る。

―――――――――――――――――――――――――――アルヴィス・フォン・レアル・ヴェルトマー


  読みましたか?それではこれも………この炎の魔道書は貴方こそが相応しいのです
ロートリッターの指揮権と共にお受け取りください、
私はバーハラでセリス様を支えますので不要な物なのです。
それではこれにて私はバーハラへ戻ります、これからのヴェルトマーの発展をバーハラより祈ってますよ。
919サイアス ◆gSdkx6qtKs :04/01/16 00:43
―――――アルヴィス皇t……いや、父上………
貴方は最後まで、ほんっとうに我侭な人でしたね、私に全ての後始末を押し付けて
そして一人こんなところでのうのうと寝てしまって………

父上、見えますか?
再建の槌音が聞こえるバーハラが、シアルフィが、そしてヴェルトマーが。
父上、聞こえますか?
人々がセリス様を称え、もう一度一丸になって住み良い国造りをしている姿が。
父上、感じますか?
この大陸に吹き渡る暖かくて柔らかい、穏やかな風を

  私は生き残りました、母上に逃がされ、コーエン様に助けられ
そして貴方にまで生かされました、私はもう迷いません
グランベルを、そしてこのユグドラルを、穏やかで平和な世界にする為生涯バーハラ王朝に仕えます
この手の中の炎の紋章、ファイアーエムブレムの欠片に誓って。

  もう………ここへ来ることは無いと思います。
さようなら父上、貴方の聖戦は、今終わったのです。
920 ◆gSdkx6qtKs :04/01/16 00:44



ユグドラル暦734−778、享年44

――野望の男、ここに眠る。――



Fin
.
叔父貴、散華…
ありがとう。あんたは立派だった。
本当にありがとう…!!
陛下…ありがとう!
皇帝陛下・・・炎の紋章ある限り陛下の志は生き続けます!
924後世の歴史書より:04/01/16 01:12
皇帝は確かに矛盾の人であったが
信仰の自由と罪刑法定主義の確立という種を次の王朝に蒔き、
自らの肉体と王朝を肥料にして育てたといえる。

自らその原則を裏切りつつもそれを成し遂げことで、
ヴェルトマー朝皇帝アルヴィスは今後とも記憶されるであろう…
お疲れさまでした。
皇帝陛下に安らかな眠りが訪れることを…。
926こうてい:04/01/16 01:38
あっぱれなり もののふよ
だが だんまつまが 80てんであるな


ウボァーーーー
花屋の店先に並んだいろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけどどれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて争う事もしないで
バケツの中誇らしげにしゃんと胸を張っている

それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる

そうさ僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい

小さい花や大きな花
一つとして同じものはないから
No.1にならなくてもいい
もともと特別なOnly one…