提督はやっぱり正月は寝正月ですか?
傭兵について一言おながいします。
246 :
ヤン・ウェンリー:03/01/03 20:18
新年おめでとう。今週中に追いつきたい。
>234 ナポレオン・ボナパルト
そう考えた人は大勢いるね、ベートーベンも「英雄」の表紙を
破り捨てたとかなんとか…ヨーロッパ中がフランスの敵だった
わけだから、軍事的天才であるナポレオンが皇帝の座につくのも
納得できないわけではないんだが…
ただ、フランス革命の動機は帝政への反発と、民主主義や議会政治
への欲求ではなく、どうも「フランスの栄光」を取り戻すためでは
ないかと考えているんだ。そうでなければトラファルガーで
「皇帝万歳」と叫びつつ戦うなんてことはやらないだろう。
ルイ16世は「フランスの栄光」を地に落としたがゆえに首を切られ、
ナポレオンは「フランスの栄光」を回復したがゆえに熱狂した民衆
に迎えられた、そう考えたほうがしっくりくる。要は、共和制はど
うでもよかったんじゃないかな…A.D.2000前後のフランスを見ても、
どことなくそういう印象を受けるね。消滅したはずである貴族への
憧れはイギリスより強いしねえ。
民主主義への貢献はイギリスの方がフランスより高い、私はそう
考えているんだけどね。
>235 〜矛盾の使徒よ、ここに出でよ!
お前に、俳優の才能まであるとは思わなかったな。
お金なら出してやるから、そっちの方に進んだらどうだ?
…いや、お前は歴史家になったんだっけ…
そうそう、「ザ・フェデラリスト」をやっと読んでみたよ。
ああ、もちろんダイジェストみたいなものだけどね。
「立法府による権力侵害の危険性」、「連邦共和国の利点」
「共同防衛の必要性とその性格」などなど、お前の言うとおり
興味深いね。
レスのほうも、なんとかやってみようか。
>237 昼と夜
このごろ昼夜が逆転してしまってる。死んでいるのに健康云々も
おかしな話だが。
>238 4つの政治的な優先順位
上から順に…
1.物資の供給経路の整備
2.国民の教育制度の充実
3.国家の治安の維持
4.対外政策(軍事介入含む)の徹底 かな。
1が重要だろう。「衣食足りて礼節を知る」という言葉がある。
生活に余裕があってこそ、人の道を説くこともできる。
飢えている者、凍えているものに礼節をあれこれいうのは愚かな
ことだ、そういう意味だね。
2は、「衣食足りた」人々に「礼節を知らせる」ことだね。
3。「礼節を知」れば、治安も自然にあがるだろう。
そもそも、ちゃんと食えていれば治安なんてそうそう乱れない。
4は…物資は無い、治安が乱れ放題という国内を放置して国外に
何らかの介入を行うなんて自殺行為さ。
3までの条件を満たしてから行うべきことだね。
>239 やっぱり年末年始も忙しいんですか?
あー…実は、パトリチェフやブルームハルト、ビュコック提督や
ウランフ提督と酒ばかり飲んでいたんだ…ごめん。
あけましておめでとう。
新年から勤勉に励んでいるのはやはりこっちとは観念が違うからなのかな…?
それとも酒を呑んでばっかりで少し世間に対して申し訳なくなったのかな?
ともかく、今年もよろしく。お互いにがんばろう。
ヤン提督、ユリアン、明けましておめでとうございます。
新年早々、提督にチェスで負けてしまいましたが、今年こそ提督に
勝ちまくる予定なので期待していてください。
それでは、今年もよろしくお願いします。
>240 質問されると辞めたくなるってことですか
そんなことは無い。タイトルの件だけど、
そこまで考えているわけじゃないさ。
>241 うまいっ!!座布団一枚!!! (・∀・)
1000行くまではなんとかやっていくつもりだよ。
>243 あけましておめでとうございます。
あけましておめでとう。今年もよろしく。
>244 去年の回顧と今年の抱負
遅くなったね。あけましておめでとう。
回顧ね。去年はちょっと忙しかったね。
もっと楽ができるようにしないとなあ。
抱負は…そうだな、もう少し本を読んでおかないとね。
>245 伝説の傭兵トレック
久しぶりだね、元気そうで何よりだ。
私の場合は寝て、酒を飲んで…怠け正月だね。
傭兵か…西欧の傭兵というのは、ローマの執政官ガイウス・
マリウスが行った軍制改革が起源とされている。それから
千年以上、戦争には必ず傭兵が登場していた。傭兵なしには
戦争が成り立たなかったんだ。だけどそんな時代も終わりを
告げることになる。傭兵が表舞台から消えることになった
決定的な原因は、フランス革命によって誕生した「国民軍」
に歯が立たなかったことだ。傭兵軍と国民軍はどちらが強い
かというと、国民軍の方が強い。傭兵はお金のために戦って
いる(生活のためという人間もいたようだが…)ので、戦死
してしまうとまったく割に合わない。当然戦局が悪化すれば
逃げることを考えるが、国民軍は自分たちの生活を守るため
だから必死になって戦うわけだ。こうして国民軍が戦争の
主役になり、傭兵は消え去った。少なくとも表舞台からはね。
253 :
ヤン・ウェンリー:03/01/06 00:06
>245 続き
だが、傭兵は生き残った。A.D.2000前後でも、やはり傭兵と
いう職業は存在した。最大の理由は、安上がりだからだろう。
意外かもしれないが、訓練費、装備費などがかからない傭兵
のほうが常備軍よりはるかに安価なんだ。そして、アフリカ
や中東など、国家の力が弱いところでこの当時でも活動して
いたんだ。超大国であったアメリカにも傭兵的な存在はあって、
民間軍事会社と呼ばれていた。正規のアメリカ軍を世界中に
展開させるのは金がかかりすぎるからだ。まあ、そんなこん
なで傭兵は存在し続けた。流石に今は存在しないと思うけど。
まあ、君には失礼な言い方だが、余りまっとうな職業ではない
だろう。傭兵に限らず、軍人というのはまったく…
>249 先輩
あけましておめでとうございます、先輩。
レスが遅くなって申し訳ありません。
新年からレスをつけているのは…お察しのとおり、
お酒が過ぎたわけでして…どうも面目ない。
>250 ブルームハルト
あけましておめでとう。ま、チェスならいつでも
相手になるよ。返り討ちにしてやろう。
まあ、今年もよろしく。
総合スレでの質問ですが、
孫子とクラウゼヴィッツの違いを教えて下さい。
ユリアンタンコウチャマダー(・ε・)
……久々に提督の部屋の整理をしてみたら戸棚の酒瓶があらかた空になってる……
やっぱり目を離すんじゃなかったかな…。
ま、新年パーティですからおおめに見て差し上げますけど…しばらく飲酒は適当に控えてもらわないと。
……あれ?さっき誰かに呼ばれたような……
……あっ!
皆さん、提督、こんにちは。十日近くもあけてしまって本当に申し訳ありません。
…非常に遅くなってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
それから…>256さん、それとトレックさん、お待たせしました。紅茶です、どうぞ。
わざわざ来てくださったのに、接待をおろそかにしてしまったなんて……
今後はこういうことのないよう気をつけますのでご容赦ください。
…年始の忙しさで時間があまり取れないので、今日のところはこれだけにさせていただきますね。
それでは、失礼します。
ここのヤン提督は歴史というか、戦略・戦術のことになると饒舌になるんでつね
軍事板出身なのかな?もっとフツーの質問にもそれだけ熱心に答えてくれればなぁ
…なんて思います(だって歴史(軍事)は苦手なんだよぉ・゚・(ノД`)・゚・ )
バイバルスって強かったんですね
すまない、時間が取れないのでこの質問だけ。
>258 もっとフツーの質問にもそれだけ熱心に答えてくれればなぁ・゚・(ノД`)・゚・ )
ごめん、ついついそういう傾向が出てしまうようだ。
軍事板出身というわけではないんだけど…そうだな、具体的な対象があると
私は長文で答えやすいんだ。たとえば「好きな食べ物について語ってください」とかね。
その点歴史や戦略・戦術はやりやすいからね。
いわゆる普通の質問には熱心でない、という印象を与えてしまったのは
私のミスだ。でも、決してないがしろにしているというわけではないんだよ。
歴史・戦争がらみの質問でないと受け付けない、ということはない。
私もこれからは気をつけてみるので、今日のところは許してもらえるかな?
261 :
以上、自作自演でした。:03/01/09 06:22
「沈黙の艦隊」の海江田四郎みたいな人物が
@上司
A部下
B敵
だったら、どうしますか?
便乗質問いいでつか?
海江田と深町だったらどちらを部下・上司にもちたいですか?
>255 孫子とクラウゼヴィッツの違い
一言で言えば、戦争観の違いだ。
孫子は「百戦百勝は、善の善なるものにあらざるなり。
戦わずして人の兵を屈するが、善の善なるものなり」と
いった。戦えば、たとえ勝ったとしても犠牲が出る。
戦わずして相手を屈服させるのが一番いいやり方だと言ったんだ。
対するクラウゼヴィッツは「絶対戦争」と言う概念を持ち出した。
「絶対戦争」とは
1.「国家総動員」 2.「敵戦力の撃滅」からなる考えで、
要するに「全力を尽くして、相手が倒れるまで叩きのめせ」と言っている。
なぜこうまで考え方が違っているのかというと、両者が生きた時代背景に
求められる。前にも説明したが、孫子の生きた時代は戦国の群雄割拠の時代
だった。当然ひとつの国との戦いに全力を使い果たしては、ほかの国に攻め
込まれる。だからなるべく戦いを避けよう、という考えになった。
ところがクラウゼヴィッツの時代にはナポレオンがいた。
もちろんフランス革命の結果皇帝になったわけだから、周囲の国が彼を認める
わけがないんだ。パリではギロチンで人の首を切りまくっていたから、
革命の思想を認めたら、今度は自分の首が危ない。周囲の国の王様はみんな
そう考えたわけだね。当然フランス革命とは絶対に相容れないんだ、何が何
でも潰してしまえ、そういう考えになる。「戦争論」は、ナポレオンを意識
して書かれていることはまず間違いない。
264 :
ヤン・ウェンリー:03/01/10 00:20
>256 ユリアンタンコウチャマダー(・ε・)
…マダー?
>257 ユリアン
あけましておめでとう。今年もよろしくね。
>259 白人奴隷出身のバイバルス
マムルーク朝のバイバルスのことかな? 実はあまり詳しくないんだが、
イスラム世界にはキリスト教の世界とはまた違った魅力があるね。
白人奴隷から皇帝に成り上がるなんて、キリスト教世界では絶対に考え
られないだろうからね。「原罪」という考えを否定していることがこの違い
を生んでいるのか…聖と俗をはっきり分離しないことも特徴だよねえ…
そうそう、イスラム世界をもっともよく描いているのはシオノ・ナナミだと
思うんだけど、どうだろう?(仄かな801くささが漂っているのは気にしない!)
提督のレスを伺っているとガンダムを見た事がおありの様ですが
ガンダムシリーズの登場人物の中で好きな人物っていますか?
266 :
以上、自作自演でした。:03/01/10 20:15
お二人にお伺いしまつが、一日警察署長になったら何をしまつか?
傭兵について長文ありがとうございますた
(一言でよかったんだけどな・・・)
おふたりに質問、うまいお茶について語ってください
できれば紅茶以外で、
ついでに歴史上で最強の戦術家、戦略家、政治家をあげてみてください。
268 :
ヤン・ウェンリー:03/01/11 23:01
>261 海江田四郎
1.上司だったらねえ…彼は、かなりの切れ者
だったと記憶しているけど。典型的なエリート軍人
だね。まあ、安心して指揮に従えるんじゃないかな。
2.部下だったら…そうだね、艦長としては得がたい
逸材だね。旗艦の艦長になってもらおうか。
3.敵だとしたら…彼は、個人技では右に出るものが
いない。だから、こっちは数で押し切るようにすれば
いいんじゃないか。
>262 海江田と深町だったらどちらを
これは…正直に言ってしまっていいかな、実は海江田
をあまり部下や上官には持ちたくない。もちろん彼は
非常に有能だし、上には媚びない、下にも気を配ると
いう理想的な軍人ではある。また個人としても、清廉
で誠実なんだろう。ただ、彼の思想にはいささかつい
ていけないものがある。どうも絵空事というか…潔癖
過ぎるんじゃないかな。理屈に合わないからと言って
思想のために何千人も殺しているわけだしね…私の方
が多いんだが。平地に乱を起こすタイプのような気も
するね。
深町は典型的な熱血漢だからその点理解しやすいし、
何より親しみがもてるな。友人にしたいタイプだね。
ビッテンフェルト提督に似ているような気もする。
269 :
以上、自作自演でした。:03/01/13 12:07
高潔なる使命感こそ軍人にとって最も必要な物だ
大儀なき者は俗物だ
↑トリさんハケーン?
正月休み明けに食いたいウマーな食べ物はなんでつか
>270
他スレのキャラハンが常駐するのはどうかと思われ。
クロスオーバーやんけ。