吸血大殲 25章『Memory Of MoonBlood』

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ヨコシマ&ロゼット一行 VS G.G.スレイマン  
『ボーイ・ミーツ・ガール?』
 
「ひあぁぁぁぁぁ?!」
 
め、目が回るぅぅぅぅ?!
ブラックロッドは、私をクラッカーかなにかのように振り回す!銃から手を離そうとしても何故か手が動かない。
十分に勢いを付けた奴は、大きく振りかぶり私を覗き魔めがけ振り下ろす!!
 
≪ロゼット!!≫
「うわぁぁぁぁぁ?!」
 
拙いッ!!クロノも間に合わない――――?!
私は、きつく目を閉じ・・・・・・・・・!!
 
《がしっ》
 
私は、不意に自分の体に何かが抱きついてくるのを感じた。目を開けると・・・・・・。
私の体は、覗き魔に抱きかかえられていた。
助けてくれた――――の?
彼は、ワイヤーを切り裂きながら地面に着地する。
そして、クロノと一直線に並ぶ形でブラックロッドを挟み撃ちにした―――刹那。
いきなりブラックロッドの体を光が包み込み、奴の体を拘束する!
何が―――――?!
 
《むにゅむにゅ》
 
同時に覗き魔の手が、私の胸元で卑猥な動きを見せた。
・・・・・・・・・。
こ―――のォォォォォォ!!
 
「変態ッ!色魔ッ!【放送規制】ッ!【酷く薄汚いスラング】ッ!!」
 
くら―――り。
 
「あ・・・・ぅ」
 
やば・・・・叫びすぎた・・・・・。
クロノを解放したせいで消耗していた私の視界が、少しくらむ。
時間・・・・ないか!
 
「クロノ!!そいつを何とか拘束して!!」
 
私は、ぜはぜは荒い息をしながら、クロノに向かって叫ぶ。
私の姿を、声を確認して、クロノが奴へと飛び掛る!!