今日の夜に更新するYO!!
今はエリカ編と織姫編書いてて
どちらが先にできるかわからないけど
できた方から先にのせるから
261 :
以上、自作自演でした。:02/06/26 23:57
期待上げ
目的地までのルートは大きく分けて三つある
1 裏路地や商店街、住宅密集地のような
狭く、そして入り組んだ通りづらい道をあえて突っ切るルート
2 見通しの良い大通り、ただし、周囲の建物の中から狙い撃ちされやすい
3 多少遠回りになるが、下水道内部をを通る
地上を通る場合に問題となる障害物を無視できるので
上手くいけば先回りできるかも知れない
誘導しなければならないという観点から行くと3は難しい
周りに身を隠せる場所が少ないため
エリカに見つかる可能性が高い
閉鎖空間と言う事で
音が反響してどうしたらいいのか分からなくなると言うのもある
2でもいいのだが、あそこは非常に見晴らしがいい
身を隠す場所に苦労しそうだ
屋根伝いに飛んで誘導と言うのも面倒そうだし
何より、誰かが待ち伏せをかけていたら厄介だ
結局、身を隠すのが用意で
第三者に見つかる心配のない1のルートを採用する事にした
加山は数百メートル程走ったところで一旦後ろを振り向き
エリカがちゃんとついてこれてるかどうかを確認する
(よし、ちゃんとついてきてるな)
エリカとの距離は離れていない
加山は少しほっとしてからコースを変えて走り
エリカがついさっき自分がいた場所に来たところで
再びフライパンを鳴らし始めた
これでしばらくは直進だ
音はエリカがギリギリ聞こえる程度に押さえている
首輪の盗聴器から音が漏れて
自分の存在を本部に気取られてはまずいからだ
(さすがにそろそろ戦い始めているか…)
加山としては、光武を倒してくれるのであれば
別に誰でも良かった
そこであえてエリカを選んだのは
あの光武がエリカの物だったから
一度も戦闘をこなしておらず、体力を消耗してないから
そして、精神状態が最も正常だったからだ
だが、今はロベリアが光武に乗っている
戦闘能力であればまったく文句はないし
調子に乗って殺戮するような精神状態でもない
ただ、消耗が激しすぎる
戦闘に耐えうる身体状態ではない
今のさくらに勝利できるとはとても思えなかった
(ロベリア…光武だけは壊してくれるなよ…!!)
あの光武はこの状況下における唯一の希望だ
あれが大破するような事があれば
自分のプランが大きく狂う事になる
「む…いかん…」
誘導しながらいろいろと考え込んでいるうちに
いつの間にかフライパンを叩く手に力が入りすぎていた
加山は自分の叩くフライパンの音で現実に引き戻される
それほど大きな音になっていた
加山は非公式でここに来ている
米田以外の人間は、加山がここに来ている事は知らない
ただ単に、予定外の暴走を止めるだけならば
他の係員がいる前で堂々と
「おまえ、ちょっといって来い」
と命令すればいいことだ
それをやらないと言う事は
米田としても何か後ろめたい事があって
自分に極秘で命令を下したのだろう
逆に言えば、自分の活動が露見しても
米田はそれを認める事ができない立場だと言う事だ
もし、自分がへまをすれば
(エリカに見つかって自体が露見すれば)
米田はあっさりと自分を見捨て
エリカも始末するだろう
失敗は許されない
「ふう…」
加山はゆっくりと溜息をついて後ろを振り向いた
そこには、『待ってくださいー』などと言って
追いかけてくるエリカの姿が…
「!!!!」
いない、エリカの姿が見えなくなっていた
「しまった!!」
自分が知らず知らずの内に加速してしまったのか
それともエリカがどこかで転んで
そのまま自分を見失ったのかは分からないが
どこかでエリカとの距離が離れてしまったらしい
「くそ!!」
加山は今まで走ってきた道を戻り
全ての分岐点をくまなく調査したが
エリカの姿を見つける事はできなかった
もともと、抜け穴や近道が無数にある
迷路のような道を、あえて選んで進んでいたのだ
このような状況になっては
エリカを見つけ出す事は至難の業だ
「誘導は失敗か…」
加山はうなだれて目の前にある壁を殴りつけた
(仕方ない…こうなったら光武はロベリアの健闘を祈ろう…)
加山は本来エリカを導くはずだった方向に向き直り
少しだけ何かに祈り、その場を去った
光武の駆動音が二つ、その場に響いていた
とりあえず、エリカ編はこれで終わりだけど
明日、その頃エリカはどうしていたかを書き込むから
も少しだけ待っててくれ
268 :
以上、自作自演でした。:02/06/27 23:59
保全
269 :
以上、自作自演でした。:02/06/28 14:14
age
270 :
以上、自作自演でした。:02/06/29 05:24
着たい上げ
◆kYxlAbaw が一人でがんがってるな
サクラロワイヤルはどこいったんだ?
272 :
以上、自作自演でした。:02/06/29 22:21
逃げちゃったのかな…
新たな犠牲者の誕生だな
273 :
以上、自作自演でした。:02/06/29 23:25
まんこ
「そろそろ時間だな」艦内で手に入れた懐中時計を手に
グリシーヌは呟く。傍らの椿を見ると座り込んだまま、舟を漕いでいた。
瓦礫の上に何も敷かずに腰を下ろし、風が吹かなくても埃が舞っている中にも関わらず、
疲労の極に達していた椿は静かに寝息を立てていた。その椿にグリシーヌはそっと
上着を掛けてやる、(頼むぞ・・・ひとまずはお前だけが頼りとなるのだ・・・・)
だが、待てども一向に放送は始まらない、すでに時計は12時半を指していた。
「これは・・・・奴らの司令部で何かあったな」
自分たちに先んじて司令部の連中も術のための生贄となったのか、とも考えてみたが、
触媒の大神までもそうするという事はありえない、考えられるのは、
なんらかの『プログラム』への反対勢力が動いたということだ。
「椿、すまないが起きてくれ、司令部で何かあったようだぞ」
「グリシーヌさん・・・・すいません私、寝ちゃって・・・・」
「もう12時半だというのに放送が無い、恐らく司令部で何かあったのだ」
そう言われても、近くで爆発が起こったりしたわけではないので、
疲れきった頭では状況が掴めない。
「はあ、もう少し待てば・・・・」
まだ頭がはっきりしない椿に、苛立ちながらグリシーヌは説明した。
ようやく椿も事態が飲み込めてきた。
「・・・・・どうすればいいでしょうか?」
「そうだな、反乱部隊からの通信も有りえるな、尚更
通信機の作業を急がねばならんと思うが」
反乱に荷担したいのは山々だが、帝劇に近づくことはできない、
反乱部隊なり、スパイなりが首輪を解除してくれていれば、その事を
放送してくれそうなものだが、それがないということは、
現在反乱等が進行中なのだろう。
椿は頷き、おぼつかない足取りで地下のミカサへと向かう、
「私はもうしばらくここで待つが、人手が要るようなら呼んでくれ」
275 :
以上、自作自演でした。:02/06/30 09:55
書き手には書き手の事情があるんだから
あんまりせかすな。
>>271
保全してくださる方に感謝、
というか、皆さんが保全してくださるから、
文章書き上げるまで、保全の書き込みをしなかった
だけなのです。>271-272
ソーリー
気になってしまってさ…
黙ってりゃいいのにね、スマソ
サクラロワイヤルさん、期待してますんで頑張ってください
278 :
以上、自作自演でした。:02/07/01 14:59
age
279 :
以上、自作自演でした。:02/07/02 01:40
age
280 :
以上、自作自演でした。:02/07/02 14:41
唐揚
更新が遅れてスマン
今ちょっと立て込んでるんで、もう少しだけ待ってくれ…
ホントにごめん
282 :
以上、自作自演でした。:02/07/03 02:21
プログラム参加者
01イリス・シャトーブリアン (死亡)
02エリカ・フォンティーヌ
03神崎すみれ (死亡)
04北大路花火 (死亡)
05桐島カンナ
06グリシーヌ・ブルーメール
07コクリコ
08榊原由里
09シー・カプリス(死亡)
10真宮寺さくら(死亡)
11ソレッタ・織姫
12高村椿
13藤井かすみ
14マリア・タチバナ (死亡)
15メル・レゾン (死亡?)
16李紅蘭 (死亡)
17レニ・ミルヒシュトラーセ (死亡)
18ロベリア・カルリーニ(死亡)
【残り8名?】
283 :
以上、自作自演でした。:02/07/03 22:45
あげ
284 :
以上、自作自演でした。:02/07/04 22:48
age
「音が聞こえなくなっちゃいました…」
エリカは橋の上をとぼとぼと歩いていた
米田相手に単価を切ってはや10時間近く
同じ巴里の仲間を助けると意気込んだのはいいが
いざ出発してみると誰とも出会わない
自分の周りに起こった異変と言えば
ついさっき光武に襲われていた織姫を助けたのと
今さっきの手紙と謎の音くらい
それ以外はまったく何も起こらない
何時間経ってもだ
それでも、ついさっきまでは
光武の駆動音が近くに聞こえたのだが
今は辺りで殺し合いが行われているとは思えないほど
静まり返っている
「気のせい…だったんでしょうか…?」
まるで何かの意図を持っているかのように
エリカの周りに鳴り響き続けたあの音は
必死に追いすがるエリカをあざ笑うかのように加速を続け
とうとうついていけずに転んだエリカを
置き去りに、遠くへと消えていってしまった
(あれから結構経つけど、ロベリアさんはどうなったかな…?)
時間にして一時間くらいだろうか?あの手紙を見たときは
何も起こらず誰とも出会わない状態に苛ついていた事もあり
随分と意気込んだものだった
だが、考えてみれば自分はロベリアがどこにいるのか知らない
ついさっきまで聞こえていた光武の駆動音が手がかりになるかと思ったが
エリカがそこにたどりつく前にその音は遠ざかって行ってしまった
そして、ついさっきまで聞こえていた変な音も遠ざかっていった
だんだん心細くなってきた
本来ならロベリア救出を優先しなければいけない状態で
延々と謎の音と鬼ごっこを続けたのも
誰かと会えば何かが変わると思ったからだ
だが、結局は十数分ほど時間を無駄に費やしただけで終わった
これならば、あんな音など無視した方がよっぽど良かった
「ロベリアさーん!!グリシーヌさーん!!
コクリコー!!花火さーん!!シーさーん!!」
エリカはとうとう我慢できなくなって声を張り上げた
何時間も前からずっと同じ言葉を叫び続けている
だが、その叫びも湿り気の混じった風に空しくかき消されるだけだった
もうすぐ雨が降ってきそうだ
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!
ようやくキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!
289 :
以上、自作自演でした。:02/07/05 19:30
age
290 :
以上、自作自演でした。:02/07/06 06:05
age
291 :
以上、自作自演でした。:02/07/06 10:44
>285
単価→啖呵、あるいはタンカだね。
292 :
以上、自作自演でした。:02/07/07 01:55
【生存者の現在状況】
グリシーヌ、コクリコ、椿は行動をともにしている。
現在、カンナと会った模様。
由里、かすみは唯一のプログラム非参加者のラチェットと行動中。
織姫は単独行動。
現在状況はわからず。
エリカも単独行動。
加山がエリカを誘導していたが失敗した模様。
293 :
以上、自作自演でした。:02/07/07 21:35
椿は作戦室の状態を確認した、既に乾ききった血の跡がある、
ここで紅蘭が殺されたらしい、誰が殺したのか・・・・
紅蘭でさえ脱出の手立てを示すことができず、
その絶望した誰かが殺したのか・・・・・
そう考えると椿は暗澹とした気分になった、
その考えをとにかく振り払いつつ、機器をチェックする。
「大モニターに非常用の動力が接続されてて、外部入力端子
には何かが繋がれた跡がある・・・何かを見てたようだけど・・・・」
モニターの外部入力端子にケーブルが繋がれているが、
そのケーブルの反対側には何も接続されていない、
何を使おうとしていたのか、しかし椿は
何か有益なものがあったとは思えなかった、現に紅蘭は殺され
カンナは発狂しているのだ、少なくとも、首輪を解除する方法を記したマイクロフィルム
のようなものがあったとは思えない。
「この非常用蒸気機関をモニターから通信機に繋ぎ変て・・・と
これでこの通信機は起動するはず」
椿は通信機のスイッチを入れた、
ザザザ・・・・・耳障りな雑音がスピーカーから発せられた
295 :
以上、自作自演でした。:02/07/09 06:32
age
296 :
以上、自作自演でした。:02/07/09 20:46
age
297 :
以上、自作自演でした。:02/07/10 19:45
age
298 :
◆kYxlAbaw :02/07/11 01:03
とりあえず上げ
今織姫編やってるから、もうすぐうぷできるとおもう
299 :
以上、自作自演でした。:02/07/11 21:48
age
?
帝劇を出発後
織姫はひたすら帝劇から遠ざかっていた
理由は一つ、死にたくないからだ
出発直後に確認した支給武器が
もう少し有効な物であれば
ここまで焦る必要は無かったのだが
蓋を開けてみれば、中身は手斧二つに包丁一丁
いくらなんでも、こんな貧弱な装備で
マリアやカンナ、マシンガンを持つエリカに
勝負を挑むほど自分は愚かではない
別に無理に戦うと言うわけでもないが
織姫が見た感じだと
あの中の数人は確実に殺意をもって行動していた
そういった人間が自分を狙ってくる
可能性も十分に有るわけで
とにかく戦うしろ戦わないにしろ
今のままでは絶対にまずい
では、どうすればいいのかと言うと
織姫には良い考えが思い浮かばず
残った選択肢は『逃げる』しかなかった
今はとりあえずそれに忠実に動いている
後のことまでは考えられなかった
とにかく今この一瞬をどう動くかしか
考えていなかった
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
織姫は息切れを感じて立ち止まった
もともと走りにくい服装だし
織姫自身、余り運動神経が良い方とは言えない
今までも何度も何度も立ち止まりながら走っているが
その休憩に入るまでの間隔が
普通よりも短くなっているような気がする
何かおかしい、心臓の鼓動がいつもよりも早く
それが非常に不快に感じる
たとえて言うならば、極度の緊張状態に近い
(そういえば…)
ここで織姫は、グリシーヌの言ったことを思い出した
水はやはりいらない、変なものでも混ぜられたら困る
織姫は、一瞬、本当に何か変なものでも
入れられていたのかと思ったが
この異常事態に興奮しているだけだと自分に言い聞かせた
数分ほど休憩して一息ついた織姫は
すこし辺りを見回した
ここまで逃げれば
ひとまず当分は大丈夫なはずだ
少し休憩を取って
これからどうするかを真剣に考えるべきだろう
織姫は少しの間辺りを見回して
この辺りの風景に見覚えがあることに気づいた
この辺りには何度か来た事がある
自分の記憶が確かなら
すぐそこに公園があったはずだ
そこで一旦休憩を取って、落ち着いて状況を整理しよう
織姫はゆっくり歩いて角を左に曲がり
公園の中に入っていった
上野公園ほどではないが、春には見事な桜が咲く公園だ
「?」
織姫はほんの数メートルほど先のベンチに誰かがいる事に気づいた
向こうがこちらに気づく前にすばやく身を隠し、向こうの様子を伺う
(二人いるみたいデスねー…)
共闘の計画でも練っているのか?
それとも戦う前か?
はたまた二人とも戦意が低いのか?
状況がよく分からない
そこにいるのが、誰と誰なのかもだ
織姫はこっそり身を乗り出し、状況を確認してみた
アイリスとさくらがいる
305 :
以上、自作自演でした。:02/07/12 15:06
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ∧_∧ age
(・∀・∩)(∩・∀・) age
(つ 丿 ( ⊂) age
( ヽノ ヽ/ ) age
し(_) (_)J
306 :
以上、自作自演でした。:02/07/13 05:13
age
307 :
以上、自作自演でした。:02/07/13 05:15
ほぜんあげ
age
309 :
以上、自作自演でした。:
晒しage